JP2003111128A - 現在位置特定方法、現在位置情報提供方法、移動経路案内方法、位置情報管理システム及び情報通信端末 - Google Patents

現在位置特定方法、現在位置情報提供方法、移動経路案内方法、位置情報管理システム及び情報通信端末

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JP2003111128A
JP2003111128A JP2001299309A JP2001299309A JP2003111128A JP 2003111128 A JP2003111128 A JP 2003111128A JP 2001299309 A JP2001299309 A JP 2001299309A JP 2001299309 A JP2001299309 A JP 2001299309A JP 2003111128 A JP2003111128 A JP 2003111128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GPS衛星からの位置情報や複数の基地局か
らの三点測量方式による位置情報を用いなくても、高い
位置精度で情報通信端末の現在位置を特定することがで
きる現在位置特定方法を提供する。 【解決手段】 携帯電話機60で周辺の風景を撮像し、
撮像で得られた風景画像データを位置情報管理システム
50に送信する。位置情報管理システム50では、受信
した風景画像データと予め作成されている3D地図デー
タとに基づいて、携帯電話機60が位置する現在位置を
特定し、現在位置のデータを携帯電話機60に送信す
る。ここで、携帯電話機60で上記風景に対する方位デ
ータを取得し、この方位データを参照して、現在位置の
特定を行なってもよい。また、携帯電話機60の概略位
置に関する概略位置データを取得し、この概略位置デー
タを参照して、携帯電話機60の現在位置の特定を行な
ってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の情
報通信端末の現在位置を特定する現在位置特定方法、情
報通信端末の現在位置に関する情報を情報通信端末の利
用者に提供する現在位置情報提供方法、情報通信端末の
利用者に対して出発地から目的地までの最適な移動経路
を案内する移動経路案内方法、並びにこれらの方法を実
現する際に使用する位置情報管理システム及び情報通信
端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機等の情報通信端末の現
在位置を特定する方法としては、電波のやり取りをして
いる基地局を利用する方法が知られている。この基地局
を利用した方法は、情報通信端末が電波のやり取りを行
う最寄りの基地局の場所や、その基地局に届く情報通信
端末からの電波の強さ等の情報から、情報通信端末の現
在位置を特定している。ところが、この基地局を利用し
た方法では、十分な位置精度を得ることが難しいという
問題点があった。例えば、基地局が数km程度の間隔で
設置されている携帯電話機を利用する場合、数百m程度
の位置精度しか得ることができなかった。そこで、現在
位置特定の精度を高めるために、情報通信端末の周辺に
ある三ヶ所の基地局からの三点測量方式による位置情報
と、GPS(Global PositioningSystem:全地球測位シ
ステム)の人工衛星(以下「GPS衛星」という。)か
ら得られる位置情報とを組み合わせた方法が知られてい
る。この方法では、基地局からの三点測量方式による位
置情報とGPS衛星から得られる位置情報とを互いに補
完しながら用いることによって5m〜50m程度の位置
精度を得ることができると考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記基
地局からの位置情報とGPS衛星からの位置情報を利用
した方法では、GPS衛星からの電波を受信することが
難しいビルの中や地下街等の環境下でGPS衛星からの
情報を利用することができないため、高い位置精度を得
ることができないという問題があった。また、三カ所の
基地局からの三点測量方式による位置情報を利用してい
るため、基地局が直線状に配置されている海岸線周辺な
どの地域では三点測量方式で高い位置精度を得ることが
難しいという問題点もあった。
【0004】更に、上記基地局からの位置情報とGPS
衛星からの位置情報を利用して現在位置から目的地まで
の移動経路の情報を利用者に提供する場合には、やはり
GPS衛星からの電波を受信することが難しいビルの中
や地下街等の環境下でGPS衛星からの情報を利用する
ことができないため、情報通信端末の現在位置を高い位
置精度で特定することができず、目的地までの最適な移
動経路に関する信頼性の高い情報を利用者に提供した
り、目的地に移動するときの現在位置を高い位置精度で
追跡したりすることが難しいという問題点があった。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、屋内や地下街等での利用が難しい
GPS衛星からの位置情報や、情報通信端末との位置関
係の影響を受けやすい複数の基地局からの三点測量方式
による位置情報を用いなくても、GPS衛星からの位置
情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で情報通信端
末の現在位置を特定することができる現在位置特定方
法、並びに該方法に用いることができる位置情報管理シ
ステム及び情報通信端末を提供することである。また、
他の目的は、屋内や地下街等での利用が難しいGPS衛
星からの位置情報や、情報通信端末との位置関係の影響
を受けやすい複数の基地局からの三点測量方式による位
置情報を用いなくても、GPS衛星からの位置情報を用
いた場合と同程度の高い位置精度で特定した情報通信端
末の現在位置の情報を利用者に提供することができる現
在位置情報提供方法、並びに該方法に用いることができ
る位置情報管理システム及び情報通信端末を提供するこ
とである。また、更に他の目的は、GPS衛星からの位
置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で情報通信
端末の現在位置を特定し、出発地から目的地までの最適
な移動経路に関する信頼性の高い情報を利用者に提供す
ることができる移動経路案内方法、並びに位置情報管理
システム及び情報通信端末を提供することである。ま
た、更に他の目的は、利用者が目的地に移動するとき
に、GPS衛星からの位置情報を用いた場合と同程度の
高い位置精度で情報通信端末の現在位置を追跡していく
ことができる移動経路案内方法、並びに位置情報管理シ
ステム及び情報通信端末を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、情報通信端末が位置する現在位
置を特定する現在位置特定方法であって、該情報通信端
末で周辺の風景を撮像するステップと、該撮像で得られ
た風景画像データと、位置情報提供対象地域について予
め作成されている地図データとに基づいて、該情報通信
端末が位置する現在位置を特定するステップとを有する
ことを特徴とするものである。
【0007】ここで、上記「情報通信端末」には、PD
C(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Globa
l System for Mobile Communication)方式、TIA(T
elecommunications Industry Association)方式等の携
帯電話機、IMT(International Mobile Telecommuni
cations)−2000で標準化された携帯電話機、PH
S(Personal Handyphone Service)、自動車電話等の
電話機のほか、携帯電話モジュールを付加した情報通信
端末、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯
可能なパーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装
置等も含まれる。また、上記風景の画像は、情報通信端
末に一体構成されたCCDカメラやCMOSカメラ等を
用いて撮像してもいいし、情報通信端末とは別体のデジ
タルカメラ等を用いても撮像してもよい。後者の場合の
カメラで撮像された画像データはカメラから情報通信端
末にケーブルや無線インターフェースを介して送られ
る。以上、他の請求項においても同様である。
【0008】請求項1の現在位置特定方法では、情報通
信端末で周辺の風景を撮像し、この風景画像データと、
位置情報提供対象地域について予め作成されている地図
データとに基づいて、情報通信端末が位置する現在位置
を特定する。このように情報通信端末の利用者から視認
できる程度の範囲における風景の画像データを用いて情
報通信端末の現在位置を特定することができるため、G
PS衛星からの位置情報や周辺の複数の基地局からの三
点測量方式による位置情報を用いなくても、GPS衛星
からの位置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で
情報通信端末の現在位置を特定することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の現在位置特
定方法において、上記情報通信端末で上記風景の撮像と
ともに該風景に対する方位データを取得し、該方位デー
タを参照して、上記現在位置の特定を行なうことを特徴
とするものである。
【0010】請求項2の現在位置特定方法では、撮像し
ている風景に対する方位データを参照することにより、
現在位置の特定に用いる地図データの範囲を絞り込むこ
とができるため、情報通信端末の現在位置を特定する情
報処理を効率的に行なうことができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の現在
位置特定方法において、上記情報通信端末の概略位置に
関する概略位置データを取得し、該概略位置データを参
照して、上記情報通信端末の現在位置の特定を行なうも
のであることを特徴とするものである。
【0012】請求項3の現在位置特定方法では、情報通
信端末の概略位置に関する概略位置データに基づいて、
現在位置の特定に用いる地図データの範囲を絞り込むこ
とができるため、情報通信端末の現在位置を特定する情
報処理を効率的に行なうことができる。
【0013】請求項4の発明は、情報通信端末が位置す
る現在位置の情報を、該情報通信端末の利用者に提供す
る現在位置情報提供方法であって、請求項1、2又は3
の現在位置特定方法で特定した該情報通信端末の現在位
置の情報を該情報通信端末から出力するステップを有す
ることを特徴とするものである。ここで、上記「現在位
置の情報」の出力には、情報通信端末の表示部への出力
のほか、スピーカからの音声による出力も含まれる。
【0014】請求項4の現在位置情報提供方法では、上
記風景画像データを用いて特定した情報通信端末の現在
位置の情報を情報通信端末上に出力することにより、G
PS衛星からの位置情報を用いた場合と同程度の高い位
置精度で得られた情報通信端末の現在位置の情報を、情
報通信端末の利用者に提供することができる。
【0015】請求項5の発明は、情報通信端末の利用者
が目的地へ向かって移動していくときに、該利用者に対
して出発地から目的地までの最適な移動経路を案内する
移動経路案内方法であって、請求項1、2又は3の現在
位置特定方法で出発地における該情報通信端末の現在位
置を特定するステップと、該出発地における該情報通信
端末の現在位置のデータと該目的地のデータとに基づい
て、該出発地から該目的地までの最適な移動経路に関す
る情報を作成し、該情報通信端末から出力するステップ
とを有することを特徴とするものである。ここで、上記
移動経路に関する情報の出力には、情報通信端末の表示
部への出力のほか、スピーカからの音声による出力も含
まれる。
【0016】請求項5の移動経路案内方法では、上記現
在位置特定方法で出発地における情報通信端末の現在位
置を特定することにより、GPS衛星からの位置情報を
用いた場合と同程度の高い位置精度で出発地の位置を特
定することができる。このように高い位置精度で特定し
た出発地の位置データを用いることにより、出発地から
目的地までの最適な移動経路に関する信頼性の高い移動
経路データを作成し、情報通信端末から出力することが
できる。従って、出発地から目的地までの最適な移動経
路に関する信頼性の高い情報を利用者に提供することが
できる。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の移動経路案
内方法において、上記出発地における情報通信端末の現
在位置のデータと上記目的地のデータとに基づいて、該
出発地から該目的地までの移動経路における現在位置追
跡用の地図データを作成するステップと、該出発地から
該目的地までの移動経路において該情報通信端末で周辺
の風景を撮像するステップと、該撮像で得られた風景画
像データと、該現在位置追跡用の地図データとに基づい
て、該移動経路における該情報通信端末の現在位置を特
定するステップとを有することを特徴とするものであ
る。
【0018】請求項6の移動経路案内方法では、出発地
における情報通信端末の現在位置のデータと目的地のデ
ータとに基づいて、出発地から目的地までの移動経路に
おける現在位置追跡用の地図データを作成する。そし
て、この現在位置追跡用の地図データと、移動経路にお
いて情報通信端末で撮像した風景画像データとに基づい
て、利用者が目的地に移動するときの情報通信端末の現
在位置を特定することにより、GPS衛星からの位置情
報を用いた場合と同程度の高い位置精度で情報通信端末
の現在位置を追跡していくことができる。ここで、上記
現在位置追跡用の地図データを情報通信端末内に一旦記
憶させた状態で用いるようにした場合は、移動経路上で
情報通信端末の現在位置を確認する度に、情報通信端末
と通信ネットワーク上にある位置情報管理システムとの
間で通信を行なって位置情報管理システムから位置情報
を取得する必要がない。
【0019】請求項7の発明は、請求項6の移動経路案
内方法において、上記特定した情報通信端末の現在位置
のデータと、上記移動経路に関する情報とに基づいて、
上記情報通信端末で撮像した風景画像とともに該風景画
像上で移動方向を案内するための案内情報を該情報通信
端末から出力するステップを有することを特徴とするも
のである。
【0020】請求項7の移動経路案内方法では、上記特
定した情報通信端末の現在位置のデータと上記移動経路
に関する情報とに基づいて、上記情報通信端末で撮像し
た風景画像とともに風景画像上で移動方向を案内するた
めの案内情報を出力する。この出力された案内情報によ
り、実際の風景上でどの方向に移動すべきかを利用者が
容易に把握することができる。
【0021】請求項8の発明は、請求項6又は7の移動
経路案内方法において、上記情報通信端末で上記移動経
路における風景の撮像とともに該風景に対する方位デー
タを取得し、該方位データを参照して、上記移動経路に
おける情報通信端末の現在位置の特定を行なうことを特
徴とするものである。
【0022】請求項8の移動経路案内方法では、移動経
路において撮像している風景に対する方位データを参照
することにより、現在位置の特定に用いる地図データの
範囲を絞り込むことができるため、情報通信端末の現在
位置を特定する情報処理を効率的に行なうことができ
る。
【0023】請求項9の発明は、位置情報管理システム
において、地図データを記憶するデータ記憶手段と、利
用者の情報通信端末の周辺の風景について撮像された風
景画像データを該情報通信端末から通信回線を介して受
信するデータ受信手段と、該データ受信手段で受信した
風景画像データと、該データ記憶手段に記憶されている
地図データとに基づいて、該情報通信端末が位置する現
在位置を特定する現在位置特定手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0024】請求項9の位置情報管理システムでは、デ
ータ受信手段で情報通信端末から受信した風景画像デー
タと、データ記憶手段に記憶されている地図データとに
基づいて、情報通信端末が位置する現在位置を特定す
る。このように情報通信端末の利用者から視認できる程
度の範囲における風景の画像データを用いて情報通信端
末の現在位置を特定しているので、GPS衛星からの位
置情報や周辺の複数の基地局からの三点測量方式による
位置情報を用いなくても、GPS衛星からの位置情報を
用いた場合と同程度の高い位置精度で情報通信端末の現
在位置を特定することができる。
【0025】請求項10の発明は、請求項9の位置情報
管理システムにおいて、上記データ受信手段が、上記風
景画像データとともに上記撮像した風景に対して取得さ
れた方位データを受信するものであり、上記現在位置特
定手段が、該方位データを参照して上記情報通信端末の
現在位置の特定を行なうものであることを特徴とするも
のである。
【0026】請求項10の位置情報管理システムでは、
情報通信端末で撮像した風景に対する方位データを受信
して参照することにより、現在位置の特定に用いる地図
データの範囲を絞り込むことができるため、情報通信端
末の現在位置を特定する情報処理を効率的に行なうこと
ができる。
【0027】請求項11の発明は、請求項9又は10の
位置情報管理システムにおいて、上記情報通信端末の概
略位置に関する概略位置データを取得する概略位置デー
タ取得手段を備え、上記現在位置特定手段が、該概略位
置データ取得手段で取得した概略位置データを参照し
て、上記情報通信端末の現在位置の特定を行なうもので
あることを特徴とするものである。ここで、上記「概略
位置データ取得手段」としては、例えば、利用者が情報
通信端末から入力したデータを情報通信端末から取得す
る手段、情報通信端末との通信を行なっている基地局の
エリア情報を基地局から取得する手段、基地局から情報
通信端末に送信されて保持されいるエリア情報及び受信
電波の電界強度のデータを情報通信端末から取得する手
段が挙げられる。
【0028】請求項11の位置情報管理システムでは、
概略位置データ取得手段で取得した情報通信端末の概略
位置データに基づいて、現在位置の特定に用いる地図デ
ータの範囲を絞り込むことができるため、情報通信端末
の現在位置を特定する情報処理を効率的に行なうことが
できる。
【0029】請求項12の発明は、請求項9、10又は
11の位置情報管理システムにおいて、上記情報通信端
末から送信されてきた風景画像データに基づいて、上記
データ記憶手段に記憶されている地図データを更新する
データ更新手段を備えたことを特徴とするものである。
【0030】請求項12の位置情報管理システムでは、
利用者の情報通信端末から送信されてきた風景画像デー
タに基づいて、データ記憶手段に記憶されている地図デ
ータを更新することにより、風景の変化に応じて地図デ
ータに速やかに修正することができる。
【0031】請求項13の発明は、請求項9、10、1
1又は12の位置情報管理システムにおいて、上記現在
位置特定手段で特定された上記現在位置のデータを通信
回線を介して上記情報通信端末に送信する現在位置デー
タ送信手段を備えたことを特徴とするものである。
【0032】請求項13の位置情報管理システムでは、
現在位置特定手段で特定された情報通信端末の現在位置
のデータを通信回線を介して情報通信端末に送信する。
この現在位置のデータを情報通信端末で受信することに
より、現在位置の情報を出力して利用者に提供すること
が可能となる。
【0033】請求項14の発明は、請求項9、10、1
1、12又は13の位置情報管理システムにおいて、上
記情報通信端末から通信回線を介して目的地のデータを
受信する目的地データ受信手段と、該目的地データ受信
手段で受信した目的地のデータと、上記現在位置特定手
段で特定された出発地における該情報通信端末の現在位
置のデータとに基づいて、該出発地から該目的地までの
最適な移動経路に関する移動経路データを作成する移動
経路データ作成手段と、該移動経路データ作成手段で作
成した移動経路データを通信回線を介して該情報通信端
末に送信する移動経路データ送信手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0034】請求項14の位置情報管理システムでは、
目的地データ受信手段で受信した目的地のデータと、上
記現在位置特定手段により高い位置精度で特定された出
発地における情報通信端末の現在位置のデータとに基づ
いて、出発地から目的地までの最適な移動経路に関する
移動経路データを作成する。このように高い位置精度で
特定した出発地の位置データを用いることにより、出発
地から目的地までの最適な移動経路に関する信頼性の高
い情報を作成し、情報通信端末に送信することができ
る。
【0035】請求項15の発明は、請求項14の位置情
報管理システムにおいて、上記出発地における上記情報
通信端末の現在位置のデータと上記目的地のデータとに
基づいて、該出発地から該目的地までの移動経路におけ
る現在位置追跡用の地図データを作成する地図データ作
成手段と、該地図データ作成手段で作成した該現在位置
追跡用の地図データを通信回線を介して上記情報通信端
末に送信する地図データ送信手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0036】請求項15の位置情報管理システムでは、
出発地における情報通信端末の現在位置のデータと目的
地のデータとに基づいて現在位置から目的地間での移動
経路における現在位置追跡用の地図データを作成し、通
信回線を介して情報通信端末に送信する。この現在位置
追跡用の地図データを情報通信端末で受信することによ
り、現在位置追跡用の地図データと、移動経路において
情報通信端末で撮像した風景画像データとを比較し、そ
の比較結果に基づいて、利用者が目的地に移動するとき
の情報通信端末の現在位置を特定し、GPS衛星からの
位置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で追跡し
ていくことができる。ここで、上記現在位置追跡用の地
図データを情報通信端末内に一旦記憶させた状態で用い
るようにした場合は、移動経路上で情報通信端末の現在
位置を確認する度に、情報通信端末と通信ネットワーク
上にある位置情報管理システムとの間で通信を行なって
位置情報管理システムから位置情報を取得する必要がな
い。
【0037】請求項16の発明は、位置情報管理システ
ムにおいて、位置情報提供対象地域について予め作成さ
れている地図データを記憶するデータ記憶手段と、該デ
ータ記憶手段に記憶されている地図データを、情報通信
端末に向けて一方向的に送信する地図データ送信手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0038】請求項16の位置情報管理システムでは、
データ記憶手段に記憶されている地図データを、位置情
報提供対象地域に存在する情報通信端末に向けて一方向
的に送信する。この地図データを情報通信端末で受信
し、情報通信端末で撮像した風景画像データと比較する
ことにより、位置情報提供対象地域における情報通信端
末の現在位置を特定できるようになる。
【0039】請求項17の発明は、情報通信端末におい
て、周辺の風景を撮像するための撮像手段と、該撮像手
段で周辺の風景を撮像した風景画像データを、地図デー
タが記憶されている位置情報管理システムに通信回線を
介して送信するデータ送信手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0040】請求項17の情報通信端末では、撮像手段
で周辺の風景を撮像し、データ送信手段により通信回線
を介して風景画像データを位置情報管理システムに送信
する。この風景画像データを位置情報管理システムで受
信することにより、この風景画像データと位置情報提供
対象地域について予め作成されている地図データとに基
づいて、情報通信端末が位置する現在位置を特定するこ
とができる。このように情報通信端末の利用者から視認
できる程度の範囲における風景の画像データを用いて情
報通信端末の現在位置を特定しているので、GPS衛星
からの位置情報や周辺の複数の基地局からの三点測量方
式による位置情報を用いなくても、GPS衛星からの位
置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で情報通信
端末の現在位置を特定することができる。
【0041】請求項18の発明は、請求項17の情報通
信端末において、上記撮像手段で撮像している風景に対
する方位データを取得する方位データ取得手段を備え、
上記データ送信手段が、上記風景画像データとともに該
方位データ取得手段で取得した方位データを送信するも
のであることを特徴とするものである。
【0042】請求項18の情報通信端末では、データ送
信手段で風景画像データとともに撮像している風景に対
する方位データを位置情報管理システムに送信している
ので、位置情報管理システムにおいて方位データを参照
することにより、現在位置の特定に用いる地図データの
範囲を絞り込むことができるため、情報通信端末の現在
位置を特定する情報処理を効率的に行なうことができ
る。
【0043】請求項19の発明は、請求項17又は18
の情報通信端末において、上記風景画像データと上記地
図データとに基づいて上記位置情報管理システムで特定
された該情報通信端末の現在位置のデータを、該位置情
報管理システムから通信回線を介して受信する現在位置
データ受信手段と、該現在位置データ受信手段で受信し
た現在位置のデータに基づいて、該現在位置の情報を出
力する現在位置情報出力手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0044】請求項19の情報通信端末では、上記風景
画像データに基づいて特定された現在位置のデータを、
位置情報管理システムから通信回線を介して受信し、そ
の現在位置の情報を出力することにより、GPS衛星か
らの位置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で得
られた情報通信端末の現在位置の情報を、情報通信端末
の利用者に提供することができる。
【0045】請求項20の発明は、情報通信端末におい
て、周辺の風景を撮像するための撮像手段と、地図デー
タを記憶するデータ記憶手段と、該撮像手段で周辺の風
景を撮像した風景画像データと該データ記憶手段に記憶
されている地図データとに基づいて該情報通信端末の現
在位置を特定する現在位置特定手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0046】請求項20の情報通信端末では、撮像手段
で周辺の風景を撮像した風景画像データと地図データと
に基づいて情報通信端末が位置する現在位置を特定する
ことができる。このように情報通信端末の利用者から視
認できる程度の範囲における風景の画像データを用いて
情報通信端末の現在位置を特定しているので、GPS衛
星からの位置情報や周辺の複数の基地局からの三点測量
方式による位置情報を用いなくても、GPS衛星からの
位置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で情報通
信端末の現在位置を特定することができる。
【0047】請求項21の発明は、請求項20の情報通
信端末において、上記撮像手段で撮像している風景に対
する方位データを取得する方位データ取得手段を備え、
上記現在位置特定手段が、該方位データを参照して上記
情報通信端末の現在位置の特定を行なうものであること
を特徴とするものである。
【0048】請求項21の情報通信端末では、方位デー
タ取得手段で取得した方位データを参照することによ
り、現在位置の特定に用いる地図データの範囲を絞り込
むことができるため、情報通信端末の現在位置を特定す
る情報処理を効率的に行なうことができる。
【0049】請求項22の発明は、請求項20又は21
の情報通信端末において、位置情報提供対象地域につい
て予め作成されている地図データを通信回線を介して該
地域に向けて一方向的に送信している位置情報管理シス
テムから、該情報通信端末が該地域に入ったときに該地
域の地図データを受信する地図データ受信手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0050】請求項22の情報通信端末では、位置情報
管理システムから位置情報提供対象地域に向けて一方向
的に送信されている地図データと、情報通信端末で撮像
した風景画像データとに基づいて、位置情報提供対象地
域における情報通信端末の現在位置を特定できるように
なる。
【0051】請求項23の発明は、請求項20、21又
は22の情報通信端末において、上記現在位置特定手段
で特定した現在位置の情報を出力する現在位置情報出力
手段を備えたことを特徴とするものである。
【0052】請求項23の情報通信端末では、上記現在
位置特定手段で特定した現在位置の情報を出力すること
により、現在位置の情報を情報通信端末の利用者に提供
することができる。
【0053】請求項24の発明は、請求項17、18、
19、20、21、22又は23の情報通信端末におい
て、利用者が目的地のデータを入力するための目的地デ
ータ入力手段と、該目的地データ入力手段で入力された
目的地のデータを、通信回線を介して位置情報管理シス
テムに送信する目的地データ送信手段と、該目的地のデ
ータと出発地における該情報通信端末の現在位置のデー
タとに基づいて該位置情報管理システムで作成された、
該出発地から該目的地までの最適な移動経路に関する情
報を含む移動経路データを、該位置情報管理システムか
ら通信回線を介して受信する移動経路データ受信手段
と、該移動経路データ受信手段で受信した移動経路デー
タに基づいて、該最適な移動経路に関する情報を出力す
る移動経路情報出力手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0054】請求項24の情報通信端末では、利用者が
入力した目的地のデータを通信回線を介して位置情報管
理システムに送信することにより、位置情報管理システ
ムでは、目的地のデータと出発地における情報通信端末
の現在位置のデータとに基づいて出発地から目的地まで
の最適な移動経路に関する情報を含む移動経路データが
作成することができる。そして、位置情報管理システム
から送られてきた移動経路データを情報通信端末で受信
し、移動経路データに基づいて最適な移動経路に関する
情報を出力することにより、出発地から目的地までの最
適な移動経路に関する信頼性の高い情報を利用者に提供
することができる。
【0055】請求項25の発明は、請求項24の情報通
信端末において、上記出発地における情報通信端末の現
在位置のデータと上記目的地のデータとに基づいて位置
情報管理システムで作成された該出発地から該目的地ま
での移動経路における現在位置追跡用の地図データを、
該位置情報管理システムから通信回線を介して受信する
地図データ受信手段と、該地図データ受信手段で受信し
た現在位置追跡用の地図データを記憶するデータ記憶手
段と、該出発地から該目的地までの移動経路において上
記撮像手段で撮像した風景画像データと、該データ記憶
手段に記憶した該現在位置追跡用の地図データとに基づ
いて、該移動経路における該情報通信端末の現在位置を
特定する現在位置特定手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0056】請求項25の情報通信端末では、位置情報
管理システムで作成された出発地から目的地までの移動
経路における現在位置追跡用の地図データを受信する。
この現在位置追跡用の地図データと、移動経路において
撮像手段で撮像した風景画像データとに基づいて、移動
経路における情報通信端末の現在位置を特定することに
より、利用者が目的地に移動するときの情報通信端末の
現在位置を、GPS衛星からの位置情報を用いた場合と
同程度の高い位置精度で追跡していくことができる。ま
た、上記位置情報管理システムから受信した現在位置追
跡用の地図データをデータ記憶手段に一旦記憶させてお
くことにより、移動経路上で情報通信端末の現在位置を
確認する度に、情報通信端末と通信ネットワーク上にあ
る位置情報管理システムとの間で通信を行なって位置情
報管理システムから位置情報を取得する必要がない。
【0057】請求項26の発明は、請求項25の情報通
信端末において、上記現在位置特定手段で特定した上記
移動経路における情報通信端末の現在位置のデータと、
上記移動経路データ受信手段で受信した移動経路データ
とに基づいて、上記撮像手段で撮像した風景画像ととも
に該風景画像上で移動方向を案内するための案内情報を
出力する案内情報出力手段を備えたことを特徴とするも
のである。ここで、上記「案内情報」は、例えば風景画
像上の矢印や案内用のキャラクタを重畳させて出力して
もいいし、表示された風景画像上でどの方向に移動すべ
きかを音声や文字情報で出力してもよく、出力の形態は
特に限定されない。
【0058】請求項26の情報通信端末では、移動経路
における情報通信端末の現在位置のデータと移動経路デ
ータとに基づいて、上記撮像手段で撮像した風景画像と
ともに風景画像上で移動方向を案内するための案内情報
を出力する。この出力された案内情報により、実際の風
景上でどの方向に移動すべきかを利用者が容易に把握す
ることができる。
【0059】請求項27の発明は、請求項25又は26
の情報通信端末において、上記風景の撮像とともに該風
景に対する方位データを取得する方位データ取得手段を
備え、上記現在位置特定手段が、該方位データを参照し
て上記情報通信端末の現在位置の特定を行なうものであ
ることを特徴とするものである。
【0060】請求項27の情報通信端末では、移動経路
において撮像した風景に対する方位データを方位データ
取得手段で取得し、この方位データを参照することによ
り、現在位置の特定に用いる地図データの範囲を絞り込
むことができるため、移動経路における情報通信端末の
現在位置を特定する情報処理を効率的に行なうことがで
きる。
【0061】請求項28の発明は、請求項17、18、
19、20、21、22、23、24、25、26又は
27の情報通信端末において、上記撮像手段で撮像して
いる風景の画像が上記現在位置の特定に用いることがで
きる画像か否かを判定する画像判定手段と、該画像判定
手段で該風景の画像が該現在位置の特定に用いることが
できる画像ではないと判定したときに、その旨を利用者
に報知する報知手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0062】請求項28の情報通信端末では、撮像手段
で撮像している風景の画像が上記現在位置の特定に用い
ることができる画像か否かを判定し、該風景の画像が特
徴的な建物等を含まないために現在位置の特定に用いる
ことができる画像ではないと判定したときに、その旨を
利用者に報知する。この報知により、利用者に対して適
切な風景の画像を撮像するように促し、現在位置の特定
を常に安定して行うことができる。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 〔実施形態1〕図1は、本発明の第1の実施形態に係る
現在位置特定方法及び現在位置情報提供方法の概念図で
ある。この方法では、情報通信端末としての携帯電話機
60で撮像した風景の画像データを撮像時の風景に対す
る方位のデータとともに、基地局10a等によって構成
された通信回線としての携帯電話通信網10等を介し
て、位置情報管理システム50に送信する。そして、位
置情報管理システム50で受信した風景画像データ及び
方位データと、情報提供対象地域について予め作成され
位置情報管理システム50に記憶されている3次元的な
立体地図データ(以下「3D地図データ」という。)と
に基づいて、両データのマッチング処理等により携帯電
話機50の現在位置(緯度経度情報)を検索して特定す
る。位置情報管理システム50で特定された現在位置の
データは携帯電話機60に送信され、携帯電話機60で
受信した現在位置の情報をディスプレイやスピーカ等に
出力することにより、現在位置の情報を携帯電話機60
の利用者に提供することができる。
【0064】図2及び図3はそれぞれ、本実施形態の方
法に用いることができる位置情報管理システム50の概
略構成図及び機能ブロック図である。この位置情報管理
システム50は、図2に示すように、システムバス10
0、CPU101、RAM102やROM103等から
なる内部記憶装置、ハードディスクドライブ(HDD)
や光ディスクドライブ等からなる外部記憶装置104、
マウスやキーボード等からなる入力装置105、ディス
プレイやプリンタ等からなる出力装置106、画像デー
タのマッチング処理などの画像処理を行う専用LSI等
からなる画像処理部107、及び携帯電話通信網10を
介して各利用者の携帯電話機60と通信するための携帯
電話通信網用通信装置108を備えている。CPU10
1やRAM102等の構成要素はお互いに、システムバ
ス100を介して、データやプログラムの命令等のやり
取りを行っている。この位置情報管理システム50を所
定の手順に従って動作させるためのプログラムはROM
103や外部記憶装置104に記憶されており、必要に
応じてCPU101やRAM102上の作業エリアに呼
び出されて実行される。
【0065】また、上記位置情報管理システム50は1
台のコンピュータシステムで構成してもいいし、各種デ
ータを関連付けて管理するデータベースサーバ等のよう
な複数のサーバ機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピ
ュータを上記携帯電話通信網等のネットワークで結んで
構成してもよい。
【0066】位置情報管理システム50は、図2に示し
たハードウェア上で所定のプログラムを実行することに
より、図3に示すデータ記憶手段501、データ受信手
段502、現在位置特定手段503、概略位置データ取
得手段504、現在位置データ送信手段505、データ
更新手段506の各機能を実現している。上記データ記
憶手段501は、上記位置情報管理システム50のハー
ドディスク等からなる外部記憶装置104を用いて構成
されており、位置情報提供対象地域について予め作成さ
れた3D地図データ(3次元的な立体地図データ)が記
憶されている。このデータ記憶手段501には、位置情
報提供対象地域の各地点について複数方位の2次元的な
風景画像データと位置情報(緯度経度情報)のデータと
を関連付けることにより作成した地図データを記憶する
ようにしてもよい。本実施形態のように3D地図データ
を用いる場合は、位置情報提供対象地域の各地点につい
て複数方位の2次元的な風景画像データを用いる場合に
比して、地図データのデータサイズを小さくすることが
でき、携帯電話機のように内蔵メモリの容量が小さい情
報通信端末に地図データをダウンロードして利用できる
ようになる。
【0067】上記データ受信手段502は、上記位置情
報管理システム50のCPU101、RAM102、携
帯電話通信網用通信装置108等により構成され、携帯
電話機60で撮像された風景画像データ及び撮像してい
るときの風景に対する方位データを、携帯電話機50か
ら携帯電話通信網10を介して受信する機能を有してい
る。
【0068】上記現在位置特定手段503は、上記位置
情報管理システム50のCPU101、RAM102、
画像処理部107等により構成され、携帯電話機60か
ら送信されてきた風景画像データ及び方位データと、上
記データ記憶手段501に記憶されている3D地図デー
タとに基づいて、両データのマッチング処理等により携
帯電話機60が位置する現在位置を検索して特定する機
能を有している。
【0069】上記風景画像データを用いて現在位置を検
索する方法には、様々な手法を採用することができる。
例えば、位置情報対象地域を複数のブロックに分割し、
各ブロックに存在するの建物などの立体物の輪郭を抽出
したフレーム化データからなる3D地図データをデータ
記憶手段501に記憶しておき、携帯電話機60で撮像
した風景画像についても建物等の輪郭を抽出してフレー
ム化データにした後、3D地図データ上の視点を移動さ
せながら、方位データを参照して3D地図の仮想空間か
ら切り出した2次元的な画像と携帯電話機60で撮像し
た風景画像との間の画像マッチングの度合いを計算する
ことにより、携帯電話機60の現在位置を特定する。ま
た、方位データを参照して3D地図の仮想空間から切り
出した2次元的な画像及び携帯電話機60で撮像した風
景画像のそれぞれについて、画像中央で互いに交差する
仮想垂直基準線及び仮想水平基準線に沿った方向におけ
る2つの画像濃度変化分布曲線を求め、各画像濃度変化
分布曲線のマッチングの度合いを計算したり、各画像濃
度変化分布曲線における空間周波数のスペクトル曲線の
マッチングの度合いを計算したりすることにより、携帯
電話機60の現在位置を特定してもよい。
【0070】上記概略位置データ取得手段504は、上
記位置情報管理システム50のCPU101、RAM1
02、携帯電話通信網用通信装置108等により構成さ
れ、携帯電話機60又は携帯電話機60と通信を行って
いる基地局10aからエリア情報や受信電波の電界強度
等の情報を受信することにより、携帯電話機60の概略
位置を示す概略位置データを取得する機能を有してい
る。なお、前述の現在位置特定手段503は、上記概略
位置データ取得手段504で取得した概略位置データに
基づいて、上記データ記憶手段501に記憶されている
3D地図データから、現在位置特定に用いる3D地図デ
ータの範囲を絞り込む機能も有している。
【0071】上記現在位置データ送信手段505は、上
記位置情報管理システム50のCPU101、RAM1
02、携帯電話通信網用通信装置108等により構成さ
れ、上記現在位置特定手段で特定された上記現在位置の
データを通信回線を介して上記情報通信端末に送信する
機能を有している。
【0072】上記データ更新手段506は、上記位置情
報管理システム50のCPU101、RAM102、画
像処理部107等により構成され、各携帯電話機60か
ら送信されてきた風景画像データに基づいて、新しいビ
ル建設などの理由で対応する地点における風景画像の一
部が変化している場合に上記データ記憶手段501に記
憶されている3D地図データを更新する機能を有してい
る。
【0073】図4及び図5はそれぞれ、本実施形態の方
法に用いることができる携帯電話機60の概略構成図及
び機能ブロック図である。この携帯電話機60は、図4
に示すように、システムバス200、CPU201、R
AM202やROM203等からなる内部記憶装置、マ
イクや各種入力ボタン等からなる入力装置204、液晶
ディスプレイ(LCD)やスピーカ等からなる出力装置
205、携帯電話機内で画像データのマッチング処理な
どの画像処理を行う専用LSI等からなる画像処理部2
06、撮像デバイス207、撮像している風景に対する
方位のデータを取得するための方位センサ208、携帯
電話通信網10を介して他の携帯電話機や上記位置情報
管理システム50と通信するための携帯電話通信網用通
信装置209を備えている。CPU201やRAM20
2等の構成要素はお互いに、システムバス200を介し
て、データやプログラムの命令等のやり取りを行ってい
る。この携帯電話機60を所定の手順に従って動作させ
るためのJava(登録商標)等で開発されたプログラ
ムはROM203に記憶されており、必要に応じてCP
U201やRAM202上の作業エリアに呼び出されて
実行される。
【0074】上記撮像デバイス207としては、CMO
Sカメラ、CCD(Charge CoupledDevice)カメラ等を
用いることができる。また、使用環境に応じて、信号処
理機能を備えた高速撮像が可能な人工網膜カメラや、赤
外線やガンマ線等の可視光線以外の波長領域に感度を有
するカメラを用いてもよい。上記方位センサ208とし
ては、地磁気方位センサや、ジャイロ等を用いることが
できる。ここで、地磁気方位センサの種類によっては地
磁気の方向に対して所定の配置関係にないと方位を正確
に測定できない場合がある。かかる場合には、方位測定
の精度を高めるために2個あるいは3個の地磁気方位セ
ンサを互いに直交するように配置させて用いてもよい。
【0075】なお、上記携帯電話機60で撮像した風景
画像データや、位置情報管理システムから受信したナビ
ゲーション(現在位置追跡)用の3D地図データなど
は、携帯電話機60に着脱可能なメモリカードに保存す
ることもできる。このメモリーカードとしては、SDメ
モリーカード、CF(コンパクトフラッシュ(登録商
標))メモリーカード、スマートメディア、メモリース
ティック、MMC(マルチメディアカード)等を使用す
ることができる。また、上記メモリーカードにあらかじ
めなナビゲーション用の3次元的な地図データを保存し
ておき、このメモリーカードを携帯電話機60に装着し
て用いるようにしてもよい。
【0076】本携帯電話機60は、図4に示したハード
ウェア上で所定のプログラムを実行することにより、図
5に示す撮像手段601、方位データ取得手段602、
データ送信手段603、現在位置データ受信手段60
4、現在位置情報出力手段605、画像判定手段606
及び報知手段607の各機能を実現している。
【0077】上記撮像手段601は、上記撮像デバイス
207により構成され、利用者がボタンなどを操作する
ことによって周辺の風景を撮像する機能を有している。
上記方位データ取得手段602は、上記方位センサ20
8により構成され、風景を撮像しているときの方位デー
タを取得する機能を有している。上記データ送信手段6
03は、上記CPU201、RAM203、携帯電話通
信網用通信装置209等により構成され、撮像デバイス
207で撮像した風景画像データ及び方位センサ208
で取得した方位データを、携帯電話通信網10を介して
位置情報管理システム50に送信する機能を有してい
る。上記現在位置データ受信手段604は、上記データ
送信手段603と同様に上記CPU201、RAM20
3、携帯電話通信網用通信装置209等により構成さ
れ、風景画像データ及び方位データに基づいて位置情報
管理システム50で特定された携帯電話機60の現在位
置のデータを、位置情報管理システム50から携帯電話
通信網10を介して受信する機能を有している。上記現
在位置情報出力手段605は、上記CPU201、RA
M202、出力装置205等により構成され、上記現在
位置データ受信手段604で受信した現在位置のデータ
に基づいて、携帯電話機60の現在位置の情報を出力す
る機能を有している。例えば、現在位置の情報を液晶デ
ィスプレイ(LCD)上に表示したりスピーカから音声
情報として出力したりすることができる。上記画像判定
手段606は、上記CPU201、画像処理部206な
どにより構成され、撮像手段601で撮像している実画
像が現在位置特定に用いることができる風景画像か否か
を判定する機能を有している。上記報知手段607は、
上記出力装置205等により構成され、画像判定手段6
06において撮像手段601で撮像している実画像が現
在位置特定に用いることができない空や人物等の画像で
あると判定してときに、アラームを鳴らすなどして利用
者に報知する機能を有している。このような報知は、撮
像した画像をワイヤーフレームデータに変換するときに
変換不可能な場合について行うようにしてもよい。
【0078】図6は、本実施形態の現在位置特定方法及
び現在位置情報提供方法における処理手順の流れの一例
を示すシーケンス図である。なお、図6のシーケンス図
では、位置情報管理システム50が、3D地図データの
管理や現在位置特定のためのデータ処理を行なう3D地
図サーバ50aと、携帯電話機60とD地図サーバとの
間のデータ送受信の制御などを行なう道案内コントロー
ルシステム50bとによって構成されている例について
示している。
【0079】図6のシーケンス図において、基地局10
aから携帯電話機60に対して所定のタイミング、例え
ば所定の時間間隔のタイミングで又は携帯電話機60と
通信する基地局が変わったタイミングで、エリア情報
(エリアの住所、基地局の緯度及び経度)が送信され、
携帯電話機60内の所定のメモリ領域に保存されている
エリア情報のデータが更新される。
【0080】まず、現在位置情報の提供を希望する利用
者は、携帯電話機60を操作してウェブ閲覧機能を起動
し、ウェブのメインメニューを表示する。そして、この
メインメニューの中から「位置情報提供サービス」を選
択すると、携帯電話機60から道案内コントロールシス
テム50bにサービス選択情報が送信される。サービス
選択情報を受けた道案内コントロールシステム50b
は、携帯電話機60に対してエリア情報(エリアの住
所、基地局の緯度及び経度、受信電波の電界強度)の送
信要求指令を送信し、携帯電話機60は図7に示すよう
な最新のエリア情報を道案内コントロールシステム50
bに対して送信する。
【0081】3D地図サーバー50aでは、道案内コン
トロールシステム50bから受信したエリア情報に基づ
いて、現在位置案内(情報提供)の可否を確認し、その
確認結果を道案内コントロールシステム50bに送信す
る。ここで、現在位置案内(情報提供)ができると判断
した場合は、道案内コントロールシステム50bから携
帯電話機60に対してカメラ画像データ及び方位データ
の送信を要求する送信要求指令が送信される。また、3
D地図サーバー50aでは、受信したエリア情報に基づ
いて、膨大なデータ量の日本全国の3D地図データの中
から、後述の現在位置検索に用いる範囲を絞り込む処理
が実行される。例えば、東京都新宿区内の該当する基地
局の位置を中心とした円形の検索領域に絞り込んで、周
囲の建物等の状況を考慮して第1検索候補の領域(直径
300mの領域)及び第2検索候補の領域(直径150
mの領域)を決定している。ここでは、周辺の高層ビル
の影響で携帯電話機における受信電波の電界強度が低下
している点を考慮し、基地局により近い上記第2検索候
補の領域を優先して検索するように設定している。
【0082】上記送信要求指令を受信した携帯電話機6
0では、音声又はディスプレイ上の表示により周辺の風
景画像を撮像する風景撮影を利用者に促すメッセージが
出力される。利用者が携帯電話機60のカメラのシャッ
タを操作して周辺の2つの方位について風景画像(図1
参照)を撮像すると、携帯電話機60に組み込まれた方
位センサ208により各風景に対する方位データが取得
される。図1の例では、東北東8°の風景と、東南東1
2°の風景を撮像している。この2つの風景画像データ
としてのカメラ画像データは一旦携帯電話機のメモリ内
に格納された後、方位データとともに道案内コントロー
ルシステム50bに送信される。ここで、カメラ画像デ
ータ及び方位データの送信時には、必要に応じて、風景
を撮像したときの日時のデータを送信するようにしても
よい。
【0083】上記道案内コントロールシステム50b
は、3D地図サーバ50aに対して、携帯電話機60か
ら受信したカメラ画像データ及び方位データを転送する
とともに、位置検索要求指令を送信する。位置検索要求
指令を受信した3D地図サーバ50aでは、上記エリア
信号に基づいて第2検索候補の領域に絞り込まれた3D
地図データと、携帯電話機60から受信したカメラ画像
データ及び方位データとに基づいて携帯電話機60の現
在位置を特定する位置検索処理が行なわれる。
【0084】図8(a)及び(b)はそれぞれ、3D地
図サーバ50aにおける携帯電話機60で撮像した2つ
の方位におけるカメラ画像と3D地図画像とのマッチン
グ処理中の様子を示す説明図である。また、図9は、上
記エリア情報で絞り込まれた範囲でピックアップされた
1ブロックの3D地図データからなる仮想空間における
携帯電話機60の現在位置を特定する処理を示す説明図
である。なお、図8及び図9では、3D地図画像のうち
各カメラ画像中に存在する特徴的な建物21a、21b
に対応するフレーム画像Fa、Fbのみを示している。
本実施形態では、まず、上記エリア情報を用いて絞り込
まれた3D地図上で視点の位置を変化させながら、図8
(a)に示すように方位:東北東8°に対するフレーム
化された建物Faを含む2次元的な地図画像を切り出
し、この地図画像とカメラ画像とのマッチング処理を行
なうことにより、図9に示すように3D地図上で方位:
東北東8°の方向に延在する細長い第1の現在位置候補
領域A1が求められる。次に、同じ3D地図上の上記第
1の現在位置候補領域A1の近辺で視点の位置を変化さ
せながら、図8(b)に示すように方位:東南東12°
に対するフレーム化された建物Fbを含む地図画像を切
り出し、この地図画像とカメラ画像とのマッチング処理
を行なうことにより、図9に示すように3D地図上で方
位:東南東12°の方向に延在する細長い第2の現在位
置候補領域A2が求められる。これらの第1の現在位置
候補領域A1と第2の現在位置候補領域A2とが交差す
る部分の中心が、携帯電話機60の現在位置Pとなる。
3D地図データは各地点の位置情報(緯度経度の情報)
を含んでいるため、携帯電話機60の現在位置Pが、例
えば「北緯:35.42.00、東経:139.44.
00」というように特定される。
【0085】次に、3D地図サーバ50aで特定された
現在位置の情報(緯度経度の情報)は、道案内コントロ
ールシステム50b及び携帯電話通信網10を介して携
帯電話機60に送信される。この現在位置の情報(緯度
経度の情報)を受信した携帯電話機60では、これらの
情報がディスプレイの地図画像上に表示される。文字情
報や音声情報として出力してもよい。これにより、利用
者に携帯電話機60が位置している現在位置を提供する
ことができる。
【0086】また、上記携帯電話機60の現在位置が特
定された後、特定した現在位置の情報と、携帯電話機6
0から送信されてきたカメラ画像データ及び方位データ
とに基づいて、上記3D地図サーバ50a内の3次元地
図データベースの更新が行なわれる。この更新処理で
は、例えばカメラ画像と該当する地図画像との間で画像
中の各部について差分データ(エラーデータ)を検出
し、その差分データの量が所定量よりも多い画像部分が
あった場合に、カメラ画像をフレーム化したデータを用
いて3D地図データが更新される。この3D地図データ
の更新処理により、各地点の風景を調査する作業を軽減
することができるとともに、現在地情報提供の要求の高
い地点について3D地図データを最新状態に維持するこ
とができるようになる。
【0087】以上、本実施形態によれば、携帯電話機6
0で得られた風景画像データ及び方位データを用いるこ
とにより、GPS衛星からの位置情報を用いた場合と同
程度の高い位置精度で携帯電話機60の現在位置を特定
し、携帯電話機60の利用者に提供することができる。
しかも、屋内や地下街等での利用が難しいGPS衛星か
らの位置情報や、情報通信端末との位置関係の影響を受
けやすい複数の基地局からの三点測量方式による位置情
報を利用する必要もない。したがって、本実施形態によ
れば、CDMA(Code Division Multiple Access)方
式の通信網とは異なり基地局間で同期をとっていないP
DC(Personal Digital Cellular)方式の携帯電話の
通信網においても、高い精度で携帯電話機の現在位置を
特定することができる。
【0088】〔実施形態2〕図10は、本発明の第2の
実施形態に係る移動経路案内方法で用いる位置情報管理
システム50の機能ブロック図である。この移動経路案
内方法は、携帯電話機60を用いて、利用者が位置する
現在位置(出発地)から利用者が希望する目的地までの
移動経路を案内する方法である。なお、この位置情報管
理システム50のハードウェア構成としては、上記第1
の実施形態で示した図2の構成と同様なものを用いるこ
とができる。また、位置情報管理システム50について
も、単一のコンピュータ装置で構成してもいいし、複数
のコンピュータ装置をネットワークで結んで連携して動
作するように構成してもよい。本位置情報管理システム
50は、図2に示したハードウェア上で所定のプログラ
ムを実行することにより、第1の実施形態におけるデー
タ記憶手段501、データ受信手段502、現在位置特
定手段503、概略位置データ取得手段504、現在位
置データ送信手段505、データ更新手段506の各機
能のほか、目的地データ受信手段507、移動経路デー
タ作成手段508、移動経路データ送信手段509、地
図データ作成手段510、地図データ送信手段511の
各機能を実現している。
【0089】上記目的地データ受信手段507は、上記
位置情報管理システム50のCPU101、RAM10
2、携帯電話通信網用通信装置108等により構成さ
れ、利用者が携帯電話機60から入力した目的地のデー
タを携帯電話通信網10を介して受信する機能を有して
いる。上記移動経路データ作成手段508は、上記位置
情報管理システム50のCPU101、RAM102等
により構成され、目的地データ受信手段507で受信し
た目的地のデータと、前述の現在位置特定手段503で
特定された出発地における携帯電話機60の現在位置の
データとに基づいて、出発地から目的地までの最適な移
動経路に関する移動経路データを作成する機能を有して
いる。上記移動経路データ送信手段509は、上記位置
情報管理システム50のCPU101、RAM102、
携帯電話通信網用通信装置108等により構成され、移
動経路データ作成手段508で作成した移動経路データ
を携帯電話通信網10を介して携帯電話機60に送信す
る機能を有している。上記地図データ作成手段510
は、上記位置情報管理システム50のCPU101、R
AM102、画像処理部107等により構成され、上記
目的地データ受信手段508で受信した目的地のデータ
及び前述の現在位置特定手段503で特定された現在位
置のデータに基づいて、現在位置(出発地)から目的地
に至る移動経路における現在位置追跡用の3D地図デー
タを作成する機能を有している。上記地図データ送信手
段510は、上記位置情報管理システム50のCPU1
01、RAM102、携帯電話通信網用通信装置108
等により構成され、上記地図データ作成手段509で作
成した地図データを携帯電話通信網10を介して携帯電
話機60に送信する機能を有している。
【0090】図11は、本実施形態の移動経路案内方法
に用いられる携帯電話機60の機能ブロック図である。
なお、この携帯電話機60のハードウェア構成として
は、上記第1の実施形態で示した図4の構成と同様なも
のを用いることができる。本携帯電話機60は、図4に
示したハードウェア上で所定のプログラムを実行するこ
とにより、第1の実施形態における撮像手段601、方
位データ取得手段602、データ送信手段603、現在
位置データ受信手段604、現在位置情報出力手段60
5、画像判定手段606、報知手段607の各機能のほ
か、目的地データ入力手段608、目的地データ送信手
段609、移動経路データ受信手段610、移動経路情
報出力手段611、地図データ受信手段612、データ
記憶手段613、現在位置特定手段614及び案内情報
出力手段615の機能を実現している。
【0091】上記目的地データ入力手段608は、上記
入力手段204、CPU201等により構成され、利用
者が操作することにより目的地のデータの入力を受付け
る機能を有している。上記目的地データ送信手段609
は、上記CPU201、RAM203、携帯電話通信網
用通信装置209等により構成され、上記目的地データ
入力手段608で入力された目的地のデータを携帯電話
通信網10を介して上記位置情報管理システム50に送
信する機能を有している。
【0092】上記移動経路データ受信手段610は、上
記CPU201、RAM203、携帯電話通信網用通信
装置209等により構成され、目的地のデータと出発地
における携帯電話機60の現在位置のデータとに基づい
て位置情報管理システム50で作成された、出発地(現
在位置)から目的地までの最適な移動経路に関する情報
を含む移動経路データを、位置情報管理システム50か
ら携帯電話通信網10を介して受信する機能を有してい
る。上記移動経路情報出力手段611は、上記CPU2
01、出力装置205等により構成され、移動経路デー
タ受信手段610で受信した移動経路データに基づい
て、最適な移動経路に関する情報を出力する機能を有し
ている。
【0093】上記地図データ受信手段612は、上記C
PU201、RAM203、携帯電話通信網用通信装置
209等により構成され、上記カメラ画像データ、方位
データ及び目的地のデータに基づいて位置情報管理シス
テム50で作成された、出発地(現在位置)から目的地
に至る移動経路における現在位置追跡用の3D地図デー
タを、位置情報管理システム50から携帯電話通信網1
0を介して受信する機能を有している。
【0094】上記データ記憶手段613は、上記画像処
理部206内に設けられた図示しないメモリ等の記憶媒
体、CPU201等により構成され、上記地図データ受
信手段612で受信した現在位置追跡用の3D地図デー
タを記憶する機能を有している。
【0095】上記現在位置特定手段614は、CPU2
01、画像処理部206等により構成され、上記地図デ
ータ受信手段613で受信してデータ記憶手段613に
一旦格している現在位置追跡用の3D地図データと、移
動経路を移動しているときに上記撮像手段601でリア
ルタイムでモニターするように撮像される周辺の風景画
像データとに基づいて、携帯電話機60の現在位置を特
定する機能を有している。
【0096】上記案内情報出力手段615は、CPU2
01、画像処理部206、出力装置205のディスプレ
イ等により構成され、上記現在位置特定手段614で特
定した上記移動経路における携帯電話機60の現在位置
のデータと、上記移動経路データ受信手段610で受信
した移動経路データとに基づいて、撮像手段601で撮
像した風景画像とともに該風景画像上で移動方向を案内
するための案内情報を出力する機能を有している。
【0097】図12は、本実施形態の移動経路案内(道
案内サービス)方法における処理手順の流れの一例を示
すフローチャートである。なお、携帯電話機60で撮像
した風景のカメラ画像データと撮像時の方位データとに
基づいて携帯電話機60の現在位置を特定する処理につ
いては、上記第1の実施形態(図6参照)と同様であ
り、それらの共通する部分については説明を省略する。
また、図12のシーケンス図では、位置情報管理システ
ム50が、3D地図データの管理や現在位置特定のため
のデータ処理を行なう3D地図サーバ50aと、携帯電
話機60とD地図サーバとの間のデータ送受信の制御な
どを行なう道案内コントロールシステム50bと、出発
地及び目的地のデータから出発地から目的地に至る最適
な移動経路データを作成して道案内コントロールシステ
ム50bに送信する道案内システム50cとをよって構
成されている例について示している。
【0098】まず、移動経路案内のサービスを希望する
利用者は、携帯電話機60を操作してウェブ閲覧機能を
起動し、ウェブのメインメニューを表示する。そして、
このメインメニューの中から「道案内サービス」を選択
すると、携帯電話機60から道案内コントロールシステ
ム50bにサービス選択情報が送信される。サービス選
択情報を受けた道案内コントロールシステム50bは、
携帯電話機60に対して目的地のデータ及びエリア情報
(エリアの住所、基地局の緯度及び経度、受信電波の電
界強度)の送信要求指令を送信する。送信要求指令を受
信した携帯電話機60では、利用者に目的地の入力を促
す表示を行い、図13に示すような利用者が入力した目
的地のデータと携帯電話機60の最新のエリア情報と
を、道案内コントロールシステム50bに対して送信す
る。
【0099】3D地図サーバー50aでは、道案内コン
トロールシステム50bから受信した目的地データ及び
エリア情報に基づいて、道案内の可否を確認し、その確
認結果を道案内コントロールシステム50bに送信す
る。ここで、道案内ができると判断した場合は、道案内
コントロールシステム50bから携帯電話機60に対し
てカメラ画像データ及び方位データの送信を要求する送
信要求指令が送信される。
【0100】上記送信要求指令を受信した携帯電話機6
0における周辺の風景画像の撮像から、3D地図サーバ
50aから道案内コントロールシステム50bへの現在
位置情報の送信までの手順は、上記第1の実施形態と同
様であるので説明を省略する。
【0101】3D地図サーバ50aから携帯電話機60
の現在位置情報を受信した道案内コントロールシステム
50bは、道案内システム50cに対して、3D地図サ
ーバ50aで特定された携帯電話機60の現在位置のデ
ータとともに、出発地である携帯電話機60の現在位置
(新宿駅)から目的地(東京都庁)までのルート(移動
経路)検索要求指令を送信する。このルート検索要求指
令を受信した道案内システム50cでは、予め構築され
ているルート検索用の地図データベースを用いて出発地
である携帯電話機60の現在位置から目的地までの最適
なルート(移動経路)が検索され、移動経路データ(ル
ーティングデータ)を道案内コントロールシステム50
bに対して送信する。一方、3D地図サーバ50aで
は、出発地である携帯電話機60の現在位置のデータと
目的地のデータに基づいて、携帯電話機60で用いる出
発地から目的地までの現在位置追跡用の3D地図データ
(1ブロック)が作成される。この現在位置追跡用の3
D地図データは、出発地から目的地までのすべての領域
をカバーするように複数のブロックを含むように作成し
てもいいし、少なくとも出発地を含む1つのブロックを
選択するように作成してもよい。道案内コントロールシ
ステム50bは、道案内システム50cから受信した移
動経路データ(ルーティングデータ)、並びに3D地図
サーバ50aから受信した現在位置データ及び現在位置
追跡用の3D地図データを、携帯電話機60に送信す
る。
【0102】上記移動経路データ(ルーティングデー
タ)などを受信した携帯電話機60では、受信した移動
経路データや現在位置追跡用の3D地図データをメモリ
に保存するとともに、出力装置205のディスプレイ上
に出発地(新宿駅)から目的地(東京都庁)までの地図
が表示されるとともに、目的地までの移動経路が太い線
や色付きの線等で表示される。出発地(新宿駅)から目
的地(東京都庁)までの移動経路を案内する情報を、文
字情報あるいは音声情報として出力するようにしてもよ
い。利用者が周辺の地理についてある程度知識を有して
いる場合は、携帯電話機60に表示された移動経路を見
るだけで、利用者は目的地の東京都庁に容易に到達でき
る。
【0103】ここで、利用者が周辺の地理について不慣
れの場合には、携帯電話機60で撮像した風景画像と携
帯電話機60にダウンロードした現在位置追跡用の3D
地図データとを用いて現在位置を追跡しながら、携帯電
話機60でリアルタイムで撮像している風景画像上に移
動方向を案内する案内情報を重畳させて表示する。より
具体的には、新宿駅を出発した利用者は、携帯電話機6
0のカメラで周辺の風景をリアルタイムにモニターする
ように撮像しながら、上記移動経路情報に従って移動し
ていく。この移動経路において撮像された風景の画像デ
ータと、上記道案内コントロールシステム50bから受
信した現在位置追跡用の3D地図データとに基づいて、
移動中における携帯電話機60の現在位置が逐次に特定
され、現在位置の追跡が行われる。
【0104】図14は、携帯電話機60にダウンロード
された現在位置追跡用の3D地図上で携帯電話機60の
現在位置を特定する処理を示す説明図である。3D地図
上で第1の地点P1から第2の地点P2に移動すると、
フレーム化された建物Faを含む地図画像は、図中左側
に示すように建物Fa1が遠くに見える地図画像22か
ら建物Fa2が近くに見える地図画像23のように変化
する。これらの地図画像と携帯電話機60のカメラで撮
像している風景のカメラ画像とをリアルタイムにマッチ
ングさせる処理を行なうことにより、各地点P1、P2
の位置(緯度及び経度)を特定し、携帯電話機60(利
用者)の現在位置を追跡することができる。
【0105】この現在位置追跡の際に、携帯電話機60
のカメラで撮像している風景が画像マッチングに使用で
きない人物や空の画像等になった場合は、警告音などに
よって、適正な風景の画像を撮像するように利用者に報
知してもよい。また、携帯電話機60のカメラで撮像す
る方向が左右に大きくふれてカメラ画像と3D地図の仮
想空間から切り出した地図画像とのマッチングができな
くなった場合は、方位データを用いて3D地図の仮想空
間を回転させ、3D地図の仮想空間から切り出した地図
画像がカメラ画像とマッチングできるような処理を行な
ってもよい。
【0106】図15は、利用者が目的地に向って移動し
ているときに携帯電話機60のディスプレイに表示され
る画像の一例を示す説明図である。携帯電話機60のデ
ィスプレイには、リアルタイムにモニターするように撮
像されている進行方向の風景の画像24が表示される。
そして、携帯電話機60の現在位置のデータと、上記道
案内コントロールシステム50bから受信した移動経路
データとに基づいて、風景画像24上で移動方向を案内
するための案内情報としての矢印画像24aを、風景画
像30上に重畳させて表示する。利用者は、この風景画
像24上の矢印画像24aを確認しながら、目的地へ向
かって移動していくことができる。
【0107】なお、上記風景画像24には、図15に示
すように、上記矢印画像24aのほか、現在位置の情報
(北緯○○°東経○○°)24bや、目印となる建物の
名称(AAA銀行、BBBデパート)等のランドマーク情報2
4c,24dを重畳させて表示するようにしてもよい。
また、上記移動案内の画像としては、矢印画像24aに
代えて、移動方向を案内する道案内人のキャラクタ画像
を重畳させて表示し、主要なポイントにおいて道案内人
が音声による道案内をするようにしてもよい。また、移
動方向を案内する矢印画像24aを風景画像24に重畳
させて表示する代わりに、利用者が移動すべき方向の3
次元地図の輪郭を抽出してフレーム化したワイヤフレー
ム画像を、携帯電話機60で撮像した風景画像に重畳さ
せて表示させてもよい。また、利用者が移動すべき方向
の3次元地図と、携帯電話機60で撮像した風景画像と
を、画面分割したディスプレイ上に並べて表示するよう
にしてもよい。このような表示の場合、利用者は、上記
ワイヤフレーム画像又は上記地図画像と携帯電話機で撮
像した風景画像とを対比することにより、移動すべき方
向を確認することができる。
【0108】また、利用者が移動すべき方向について3
D地図の仮想空間から切り出した2次元的な風景画像
(地図画像)のみを、案内情報として携帯電話機60の
ディスプレイ上に表示するようにしてもよい。この場
合、利用者は、ディスプレイ上の風景画像と現実に見え
ている風景とを対比することにより、移動すべき方向を
確認することができる。ここで、上記3D地図の仮想空
間から切り出した2次元的な地図画像をディスプレイ上
に表示してナビゲーションを行う場合には、建物のデー
タをワイヤーフレームのみで表示してもよいし、窓やビ
ルの壁面等をテクスチャとして貼り付けた画像を表示し
てもよい。後者の場合には建物をワイヤーフレームで表
示する場合よりも利用者の視認性は向上するが、表示す
るデータが膨大になるため、スクロールや回転をスムー
ズに行えないおそれがある。
【0109】また、現在位置追跡のための画像マッチン
グには、風景画像中の建物に取り付けられている企業や
店舗のロゴ等の看板の画像を用いるようにしてもよい。
この看板画像及びその看板が3D地図上のどこに位置す
るかなどの位置データは、位置情報管理システム50か
ら現在位置追跡用の3D地図データと一緒にダウンロー
ドしてもいいし、画像マッチングに用いる主要な看板画
像はあらかじめ携帯電話機内に記憶させておき、看板を
識別する識別コード及びその位置データのみを位置情報
管理システム50から現在位置追跡用の3D地図データ
と一緒にダウンロードするようにしてもよい。このよう
に建物の表面に看板画像を貼付するようにした場合は建
物の表面にテクスチャを貼付する場合に比べて、データ
量が少なくて済む上、企業や店舗のロゴ等の看板は利用
者にとっては単なるビルの壁のテクスチャに比べて目印
になりやすいことから、利用者に対する視認性をワイヤ
ーフレームのみで表示する場合に比べて向上させること
ができる。また、企業や店舗のロゴ等は広告としても機
能するため、このようなロゴの画像を表示する場合に企
業や店舗運営者等から広告料金を徴収することができ
る。
【0110】また、目的地への移動中に携帯電話機60
で撮像した風景画像と3D地図の仮想空間から切り出し
た地図画像とのマッチング処理の際に、新しい建物の建
設などによって差分データの量が所定量よりも多い場所
があった場合は、その風景画像、方位データ及び位置デ
ータを一旦記憶させておき、目的地への移動経路案内が
完了した後などのタイミングで、上記差分データ量が多
かったときの風景画像及び位置データを上記3D地図サ
ーバに送って3D地図データを更新するようにしてもよ
い。
【0111】以上、本実施形態によれば、利用者が目的
地へ移動するときに、利用者が目的地へ移動するとき
に、GPS衛星からの位置情報を用いた場合と同程度の
高い位置精度で携帯電話機の現在位置を特定し、出発地
から目的地までの信頼性の高い移動経路(ルーティン
グ)情報を利用者に提供することができる。また、利用
者が周辺の地理に不慣れ等の場合には、GPS衛星から
の位置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で携帯
電話機60の現在位置を追跡しながら、利用者を目的地
まで案内していくことができる。しかも、出発地におい
て現在位置追跡に必要な目的地まであるいはその途中ま
での地図データを一括してダウンロードしているので、
移動経路で携帯電話機60の現在位置を確認する度に、
携帯電話機60と位置情報管理システム50との間で通
信を行なって位置情報管理システム50から位置情報を
取得する必要がなく、携帯電話通信網10及び位置情報
管理システム50の負担を軽減することができる。
【0112】なお、上記各実施形態では、携帯電話機の
現在位置を特定するために、携帯電話機で撮像した風景
画像データとともに携帯電話機で取得した方位データを
位置情報管理システム50に送信しているが、位置情報
管理システムの情報処理能力に応じて、風景画像データ
のみを送信して現在位置を特定するようにしてもよい。
【0113】また、上記各実施形態においては、どこに
位置しているかわかっていない携帯電話機60の現在位
置を最初に特定する際に、携帯電話機60で撮像した風
景画像データを方位データともに位置情報管理システム
50に送り、位置情報管理システム50内で風景画像デ
ータ及び方位データと3D地図データとに基づいて携帯
電話機の現在位置を特定するデータ処理を行っている
が、位置情報管理システム50を用いずに携帯電話機6
0内で現在位置を特定するデータ処理を行うようにして
もよい。この場合、携帯電話機60内で現在位置特定に
用いる3D地図データは、例えば携帯電話機に装着した
メモリーカードに保存しているものを読み出して用い
る。また、携帯電話機が基地局との通信可能にエリアに
入ってきたときに、基地局から一方向的に送信されてき
た3D地図データを自動受信して所定のメモリに保存さ
れているものを用いるようにしてもよい。
【0114】また、上記実施形態においては、出発地と
しての携帯電話機の現在位置から目的地までの移動経路
(ルーティング)情報及び3D地図データを携帯電話機
60にダウンロードしているが、携帯電話機の現在位置
とは無関係に、任意の出発地から目的地までの移動経路
(ルーティング)情報や3D地図データを位置情報管理
システム50から携帯電話機60にダウンロードしても
よい。例えば、移動経路案内(ナビゲーション)を希望
する移動経路の出発地に利用者が到達する前に、利用者
の携帯電話機60から位置情報管理システム50に出発
地及び目的地のデータを送信し、その出発地から目的地
までの移動経路(ルーティング)情報及び3D地図デー
タを位置情報管理システム50から携帯電話機60に前
もってダウンロードしておく。この場合、利用者は移動
経路(ルーティング)を事前に把握することができると
ともに、利用者が出発地に到達した後、事前にダウンロ
ードした3D地図データと携帯電話機で撮像した風景画
像とを用いて上記移動経路案内(ナビゲーション)のサ
ービスを速やかに利用できるようになる。
【0115】また、上記各実施形態において、上記風景
画像データや方位データを用いて現在位置を特定する際
に、GPS衛星からの位置情報や、複数の基地局からの
三点測量方式による位置情報を併用し、現在位置の精度
を更に高めるようにしてもよい。
【0116】また、上記各実施形態では、情報通信端末
が携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、P
HS、自動車電話、携帯型のパソコン、カーナビゲーシ
ョン装置などの他の情報通信端末の場合についても適用
でき、同様な効果が得られるものである。
【0117】
【発明の効果】請求項1乃至28の発明によれば、情報
通信端末で得られた風景画像データを用いることによ
り、屋内や地下街等での利用が難しいGPS衛星からの
位置情報や、情報通信端末との位置関係の影響を受けや
すい複数の基地局からの三点測量方式による位置情報を
利用しなくても、GPS衛星からの位置情報を用いた場
合と同程度の高い位置精度で情報通信端末の現在位置を
特定することができるという効果がある。
【0118】特に、請求項4、13、19及び23の発
明によれば、GPS衛星からの位置情報を用いた場合と
同程度の高い位置精度で特定した情報通信端末の現在位
置を利用者に提供することができるという効果がある。
【0119】請求項5、14及び24の発明によれば、
利用者が目的地へ移動するときに、GPS衛星からの位
置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で情報通信
端末の現在位置を特定し、出発地から目的地までの最適
な移動経路に関する信頼性の高い情報を利用者に提供す
ることができるという効果がある。
【0120】特に、請求項6、15及び25の発明によ
れば、利用者が目的地に移動するときに、GPS衛星か
らの位置情報を用いた場合と同程度の高い位置精度で情
報通信端末の現在位置を追跡していくことができるとい
う効果がある。
【0121】特に、請求項7及び26の発明によれば、
情報通信端末で撮像した風景画像とともに風景画像上で
移動方向を案内するための案内情報を情報通信端末から
出力することにより、実際の風景上でどの方向に移動す
べきかを利用者が容易に把握することができるという効
果がある。
【0122】特に、請求項2、3、8、10、11、1
8、21及び27の発明によれば、現在位置の特定に用
いる地図データの範囲を絞り込むことができるため、情
報通信端末の現在位置を特定する情報処理を効率的に行
なうことができるという効果がある。
【0123】特に、請求項12の発明によれば、現実空
間における風景の変化に応じて、データ記憶手段に記憶
されている風景画像データに速やかに修正することがで
きるという効果がある。
【0124】特に、請求項28の発明によれば、利用者
に対して適切な風景の画像を撮像するように促し、現在
位置の特定を常に安定して行うことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る現在位置特定方
法及び現在位置情報提供方法の概念図。
【図2】同方法で用いる位置情報管理システムのハード
ウェアの概略構成図。
【図3】同位置情報管理システムの機能ブロック図。
【図4】同方法で用いる携帯電話機のハードウェアの概
略構成図。
【図5】同携帯電話機の機能ブロック図。
【図6】同方法における処理手順の流れを示すシーケン
ス図。
【図7】携帯電話機から位置情報管理システムに送られ
るエリア情報の説明図。
【図8】(a)及び(b)は携帯電話機で撮像した風景
画像と3D地図の仮想空間から切り出したフレーム画像
とのマッチングの様子を示す説明図。
【図9】3D地図データからなる仮想空間における携帯
電話機の現在位置を特定する処理を示す説明図。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る移動経路案内
方法に用いる位置情報管理システムの機能ブロック図。
【図11】同方法に用いる携帯電話機の機能ブロック
図。
【図12】同方法における処理手順の流れを示すシーケ
ンス図。
【図13】携帯電話機から位置情報管理システムに送ら
れる目的地情報及びエリア情報の説明図。
【図14】現在位置追跡中の3D地図の仮想空間におけ
る携帯電話機の現在位置を特定する処理を示す説明図。
【図15】現在位置追跡中に携帯電話機上に表示される
画像の説明図。
【符号の説明】
10 携帯電話通信網 10a 基地局 20a、20b 携帯電話機で撮像した風景のカメラ
画像 21a、21b カメラ画像中に存在する特徴的な建
物 22、23 地図画像 24 移動中の携帯電話機に表示される風景画像 24a 案内情報としての矢印画像 24b 現在位置の情報の画像 24c,24d ランドマーク情報の画像 30 案内用風景画像 50 位置情報管理システム 50a 3D地図サーバ 50b 道案内コントロールシステム 50c 道案内システム 60 携帯電話機 100 システムバス 101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 外部記憶装置 105 入力装置 106 出力装置 107 画像処理部 108 携帯電話通信網用通信装置 200 システムバス 201 CPU 202 RAM 203 ROM 204 入力装置 205 出力装置 206 画像処理部 207 撮像デバイス 208 方位センサ 209 携帯電話通信網用通信装置 501 データ記憶手段 502 データ受信手段 503 現在位置特定手段 504 概略位置データ取得手段 505 現在位置データ送信手段 506 データ更新手段 507 目的地データ受信手段 508 移動経路データ作成手段 509 移動経路データ送信手段 510 地図データ作成手段 511 地図データ送信手段 601 撮像手段 602 方位データ取得手段 603 データ送信手段 604 現在位置データ受信手段 605 現在位置情報出力手段 606 画像判定手段 607 報知手段 608 目的地データ入力手段 609 目的地データ送信手段 610 移動経路データ受信手段 611 移動経路情報出力手段 612 地図データ受信手段 613 データ記憶手段 614 現在位置特定手段 615 案内情報出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA01 AA07 AB01 AB13 AC03 AC14 AC18 5H180 AA01 AA21 BB05 BB12 BB13 CC04 CC12 FF04 FF05 FF22 FF25 FF33 5K067 AA22 AA34 BB04 BB21 DD52 EE02 EE10 FF03 HH22 HH23 JJ53

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報通信端末が位置する現在位置を特定す
    る現在位置特定方法であって、 該情報通信端末で周辺の風景を撮像するステップと、 該撮像で得られた風景画像データと、位置情報提供対象
    地域について予め作成されている地図データとに基づい
    て、該情報通信端末が位置する現在位置を特定するステ
    ップとを有することを特徴とする現在位置特定方法。
  2. 【請求項2】請求項1の現在位置特定方法において、 上記情報通信端末で上記風景の撮像とともに該風景に対
    する方位データを取得し、 該方位データを参照して、上記現在位置の特定を行なう
    ことを特徴とする現在位置特定方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の現在位置特定方法におい
    て、 上記情報通信端末の概略位置に関する概略位置データを
    取得し、 該概略位置データを参照して、上記情報通信端末の現在
    位置の特定を行なうものであることを特徴とする現在位
    置特定方法。
  4. 【請求項4】情報通信端末が位置する現在位置の情報
    を、該情報通信端末の利用者に提供する現在位置情報提
    供方法であって、 請求項1、2又は3の現在位置特定方法で特定した該情
    報通信端末の現在位置の情報を該情報通信端末から出力
    するステップを有することを特徴とする現在位置情報提
    供方法。
  5. 【請求項5】情報通信端末の利用者が目的地へ向かって
    移動していくときに、該利用者に対して出発地から目的
    地までの最適な移動経路を案内する移動経路案内方法で
    あって、 請求項1、2又は3の現在位置特定方法で出発地におけ
    る該情報通信端末の現在位置を特定するステップと、 該出発地における該情報通信端末の現在位置のデータと
    該目的地のデータとに基づいて、該出発地から該目的地
    までの最適な移動経路に関する情報を作成し、該情報通
    信端末から出力するステップとを有することを特徴とす
    る移動経路案内方法。
  6. 【請求項6】請求項5の移動経路案内方法において、 上記出発地における情報通信端末の現在位置のデータと
    上記目的地のデータとに基づいて、該出発地から該目的
    地までの移動経路における現在位置追跡用の地図データ
    を作成するステップと、 該出発地から該目的地までの移動経路において該情報通
    信端末で周辺の風景を撮像するステップと、 該撮像で得られた風景画像データと、該現在位置追跡用
    の地図データとに基づいて、該移動経路における該情報
    通信端末の現在位置を特定するステップとを有すること
    を特徴とする移動経路案内方法。
  7. 【請求項7】請求項6の移動経路案内方法において、 上記特定した情報通信端末の現在位置のデータと、上記
    移動経路に関する情報とに基づいて、上記情報通信端末
    で撮像した風景画像とともに該風景画像上で移動方向を
    案内するための案内情報を該情報通信端末から出力する
    ステップを有することを特徴とする移動経路案内方法。
  8. 【請求項8】請求項6又は7の移動経路案内方法におい
    て、 上記情報通信端末で上記移動経路における風景の撮像と
    ともに該風景に対する方位データを取得し、 該方位データを参照して、上記移動経路における情報通
    信端末の現在位置の特定を行なうことを特徴とする移動
    経路案内方法。
  9. 【請求項9】地図データを記憶するデータ記憶手段と、 利用者の情報通信端末の周辺の風景について撮像された
    風景画像データを該情報通信端末から通信回線を介して
    受信するデータ受信手段と、 該データ受信手段で受信した風景画像データと、該デー
    タ記憶手段に記憶されている地図データとに基づいて、
    該情報通信端末が位置する現在位置を特定する現在位置
    特定手段とを備えたことを特徴とする位置情報管理シス
    テム。
  10. 【請求項10】請求項9の位置情報管理システムにおい
    て、 上記データ受信手段が、上記風景画像データとともに上
    記撮像した風景に対して取得された方位データを受信す
    るものであり、 上記現在位置特定手段が、該方位データを参照して上記
    情報通信端末の現在位置の特定を行なうものであること
    を特徴とする位置情報管理システム。
  11. 【請求項11】請求項9又は10の位置情報管理システ
    ムにおいて、 上記情報通信端末の概略位置に関する概略位置データを
    取得する概略位置データ取得手段を備え、 上記現在位置特定手段が、該概略位置データ取得手段で
    取得した概略位置データを参照して、上記情報通信端末
    の現在位置の特定を行なうものであることを特徴とする
    位置情報管理システム。
  12. 【請求項12】請求項9、10又は11の位置情報管理
    システムにおいて、 上記情報通信端末から送信されてきた風景画像データに
    基づいて、上記データ記憶手段に記憶されている地図デ
    ータを更新するデータ更新手段を備えたことを特徴とす
    る位置情報管理システム。
  13. 【請求項13】請求項9、10、11又は12の位置情
    報管理システムにおいて、 上記現在位置特定手段で特定された上記現在位置のデー
    タを通信回線を介して上記情報通信端末に送信する現在
    位置データ送信手段を備えたことを特徴とする位置情報
    管理システム。
  14. 【請求項14】請求項9、10、11、12又は13の
    位置情報管理システムにおいて、 上記情報通信端末から通信回線を介して目的地のデータ
    を受信する目的地データ受信手段と、 該目的地データ受信手段で受信した目的地のデータと、
    上記現在位置特定手段で特定された出発地における該情
    報通信端末の現在位置のデータとに基づいて、該出発地
    から該目的地までの最適な移動経路に関する移動経路デ
    ータを作成する移動経路データ作成手段と、 該移動経路データ作成手段で作成した移動経路データを
    通信回線を介して該情報通信端末に送信する移動経路デ
    ータ送信手段とを備えたことを特徴とする位置情報管理
    システム。
  15. 【請求項15】請求項14の位置情報管理システムにお
    いて、 上記出発地における上記情報通信端末の現在位置のデー
    タと上記目的地のデータとに基づいて、該出発地から該
    目的地までの移動経路における現在位置追跡用の地図デ
    ータを作成する地図データ作成手段と、 該地図データ作成手段で作成した該現在位置追跡用の地
    図データを通信回線を介して上記情報通信端末に送信す
    る地図データ送信手段とを備えたことを特徴とする位置
    情報管理システム。
  16. 【請求項16】位置情報提供対象地域について予め作成
    されている地図データを記憶するデータ記憶手段と、 該データ記憶手段に記憶されている地図データを、情報
    通信端末に向けて一方向的に送信する地図データ送信手
    段とを備えたことを特徴とする位置情報管理システム。
  17. 【請求項17】周辺の風景を撮像するための撮像手段
    と、 該撮像手段で周辺の風景を撮像した風景画像データを、
    地図データが記憶されている位置情報管理システムに通
    信回線を介して送信するデータ送信手段とを備えたこと
    を特徴とする情報通信端末。
  18. 【請求項18】請求項17の情報通信端末において、 上記撮像手段で撮像している風景に対する方位データを
    取得する方位データ取得手段を備え、 上記データ送信手段が、上記風景画像データとともに該
    方位データ取得手段で取得した方位データを送信するも
    のであることを特徴とする情報通信端末。
  19. 【請求項19】請求項17又は18の情報通信端末にお
    いて、 上記風景画像データと上記地図データとに基づいて上記
    位置情報管理システムで特定された該情報通信端末の現
    在位置のデータを、該位置情報管理システムから通信回
    線を介して受信する現在位置データ受信手段と、 該現在位置データ受信手段で受信した現在位置のデータ
    に基づいて、該現在位置の情報を出力する現在位置情報
    出力手段とを備えたことを特徴とする情報通信端末。
  20. 【請求項20】周辺の風景を撮像するための撮像手段
    と、 地図データを記憶するデータ記憶手段と、 該撮像手段で周辺の風景を撮像した風景画像データと該
    データ記憶手段に記憶されている地図データとに基づい
    て該情報通信端末の現在位置を特定する現在位置特定手
    段とを備えたことを特徴とする情報通信端末。
  21. 【請求項21】請求項20の情報通信端末において、 上記撮像手段で撮像している風景に対する方位データを
    取得する方位データ取得手段を備え、 上記現在位置特定手段が、該方位データを参照して上記
    情報通信端末の現在位置の特定を行なうものであること
    を特徴とする情報通信端末。
  22. 【請求項22】請求項20又は21の情報通信端末にお
    いて、 位置情報提供対象地域について予め作成されている地図
    データを通信回線を介して該地域に向けて一方向的に送
    信している位置情報管理システムから、該情報通信端末
    が該地域に入ったときに該地域の地図データを受信する
    地図データ受信手段を備えたことを特徴とする情報通信
    端末。
  23. 【請求項23】請求項20、21又は22の情報通信端
    末において、 上記現在位置特定手段で特定した現在位置の情報を出力
    する現在位置情報出力手段を備えたことを特徴とする情
    報通信端末。
  24. 【請求項24】請求項17、18、19、20、21、
    22又は23の情報通信端末において、 利用者が目的地のデータを入力するための目的地データ
    入力手段と、 該目的地データ入力手段で入力された目的地のデータ
    を、通信回線を介して位置情報管理システムに送信する
    目的地データ送信手段と、 該目的地のデータと出発地における該情報通信端末の現
    在位置のデータとに基づいて該位置情報管理システムで
    作成された、該出発地から該目的地までの最適な移動経
    路に関する情報を含む移動経路データを、該位置情報管
    理システムから通信回線を介して受信する移動経路デー
    タ受信手段と、 該移動経路データ受信手段で受信した移動経路データに
    基づいて、該最適な移動経路に関する情報を出力する移
    動経路情報出力手段とを備えたことを特徴とする情報通
    信端末。
  25. 【請求項25】請求項24の情報通信端末において、 上記出発地における情報通信端末の現在位置のデータと
    上記目的地のデータとに基づいて位置情報管理システム
    で作成された該出発地から該目的地までの移動経路にお
    ける現在位置追跡用の地図データを、該位置情報管理シ
    ステムから通信回線を介して受信する地図データ受信手
    段と、 該地図データ受信手段で受信した現在位置追跡用の地図
    データを記憶するデータ記憶手段と、 該出発地から該目的地までの移動経路において上記撮像
    手段で撮像した風景画像データと、該データ記憶手段に
    記憶した該現在位置追跡用の地図データとに基づいて、
    該移動経路における該情報通信端末の現在位置を特定す
    る現在位置特定手段とを備えたことを特徴とする情報通
    信端末。
  26. 【請求項26】請求項25の情報通信端末において、 上記現在位置特定手段で特定した上記移動経路における
    情報通信端末の現在位置のデータと、上記移動経路デー
    タ受信手段で受信した移動経路データとに基づいて、上
    記撮像手段で撮像した風景画像とともに該風景画像上で
    移動方向を案内するための案内情報を出力する案内情報
    出力手段を備えたことを特徴とする情報通信端末。
  27. 【請求項27】請求項25又は26の情報通信端末にお
    いて、 上記風景の撮像とともに該風景に対する方位データを取
    得する方位データ取得手段を備え、 上記現在位置特定手段が、該方位データを参照して上記
    情報通信端末の現在位置の特定を行なうものであること
    を特徴とする情報通信端末。
  28. 【請求項28】請求項17、18、19、20、21、
    22、23、24、25、26又は27の情報通信端末
    において、 上記撮像手段で撮像している画像が上記現在位置の特定
    に用いることができる画像か否かを判定する画像判定手
    段と、 該画像判定手段で該風景の画像が該現在位置の特定に用
    いることができる画像ではないと判定したときに、その
    旨を利用者に報知する報知手段を備えたことを特徴とす
    る情報通信端末。
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