JP2003109818A - 積層インダクタ - Google Patents

積層インダクタ

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JP2003109818A JP2001300365A JP2001300365A JP2003109818A JP 2003109818 A JP2003109818 A JP 2003109818A JP 2001300365 A JP2001300365 A JP 2001300365A JP 2001300365 A JP2001300365 A JP 2001300365A JP 2003109818 A JP2003109818 A JP 2003109818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの積層インダクタにおいて、大きさの異
なる複数種類のインダクタンスを選択して取得すること
が可能な積層インダクタを提供する。 【解決手段】 積層型コイル4を構成するコイル導体
(コイルパターン)2のうちの所定のコイル導体2に、
積層型コイル4の途中部分を外部に引き出して、積層素
子5に配設された所定の外部電極6a,6b,6c,6
d,6e,6f,6g,6hに接続するための引出し電
極(引出しパターン)7a,7b,7c,7d,7e,
7f,7g,7hを設け、引出し電極7を、積層素子5
の、積層型コイル4の中心軸と平行な4つの側面5a,
5b,5c,5dに配設された所定の外部電極6a,6
b,6c,6d,6e,6f,6g,6hに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、積層インダクタ
に関し、詳しくは、実装の態様により、大きさの異なる
複数種類のインダクタンスを得ることが可能な積層イン
ダクタに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
積層インダクタの一つに、図7(a),(b)に示すような
積層インダクタがある。この積層インダクタは、内部に
積層型コイル54が配設された積層素子55の積層方向
の両端側に、積層型コイル54と導通する外部電極56
a,56bが配設された構造を有しており、積層型コイ
ル54は、絶縁層(誘電体層)51と交互に積層された
コイル導体52を、ビアホール53を介して接続するこ
とにより形成されている。
【0003】そして、このような積層インダクタは、積
層型コイル54のコイル軸が実装面に対して平行で、実
装可能な4つの面(積層素子55のコイル軸に平行な4
つの側面)のうちのいずれを実装面として実装した場合
にも、インダクタンス値の変動が小さいこと、すなわ
ち、方向性がないことを特徴としている。
【0004】また、近年は、図8に示すように、コイル
導体52のパターンに工夫を加え、方向性を完全にキャ
ンセルするようにした積層インダクタも提案されてい
る。なお、図8において図7と同一符号を付した部分
は、同一又は相当する部分を示している。
【0005】ところで、インダクタ、特にチップタイプ
の積層インダクタは、携帯電話のような高周波回路にお
いて、インピーダンスマッチングやフィルタ用として広
く用いられている。そして、携帯電話のような高周波回
路においては、実装したインダクタにより取得されるイ
ンダクタンスの微妙な差異によって製品の特性が変動す
ることから、通常の設計においては、その近傍で数種類
のインダクタンス値を試みて、最適なインダクタンス値
を選定するようにしている。
【0006】したがって、このような用途でインダクタ
を用いる場合、インダクタンスの異なる複数種類の積層
インダクタを用意することが必要になる。
【0007】しかし、上記従来の積層インダクタにおい
ては、1つの積層インダクタから1種類のインダクタし
か取得することができず、複数種類のインダクタンスを
取得しようとすると、製品である積層インダクタを、必
要とするインダクタンスの大きさの種類と同じ種類だけ
用意することが必要になり、在庫負担が大きくなるとい
う問題点がある。
【0008】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、1つの積層インダクタにおいて、大きさの異なる
複数種類のインダクタンスを選択して取得することが可
能な積層インダクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明(請求項1)の積層インダクタは、複数の
絶縁層と複数のコイル導体を交互に積層し、コイル導体
を連結して形成した積層型コイルが内部に配設された積
層素子に、前記積層型コイルと導通する外部電極を配設
してなる積層インダクタであって、前記積層型コイルの
異なる位置において、前記積層型コイルと導通する外部
電極を3つ以上備えており、所定の組み合わせの一対の
外部電極間からインダクタンスを取得した場合に、他の
組み合わせの一対の外部電極間から取得できるインダク
タンスとは異なる大きさのインダクタンスを取得するこ
とができるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0010】本願発明(請求項1)の積層インダクタ
は、積層型コイルの異なる位置において、積層型コイル
と導通する外部電極を3つ以上備えているので、所定の
組み合わせの一対の外部電極間からインダクタンスを取
得した場合に、他の組み合わせの一対の外部電極間から
取得できるインダクタンスとは異なるインダクタンスを
取得することが可能になる。したがって、本願発明(請
求項1)の積層インダクタを用い、所定の一対の外部電
極を実装用の電極とすることにより、他の組み合わせの
一対の外部電極間から取得できるインダクタンスとは異
なる、所望のインダクタンスを取得することができるよ
うになる。
【0011】また、本願発明(請求項2)の積層インダ
クタは、複数の絶縁層と複数のコイル導体を交互に積層
し、コイル導体を連結して形成した積層型コイルが内部
に配設された積層素子に、前記積層型コイルと導通する
外部電極を配設してなる積層インダクタであって、(a)
前記積層素子の、積層方向に沿った4つの面が実装可能
な面とされ、(b)前記4つの実装可能な面のそれぞれに
は、少なくとも一対の外部電極が配設されており、か
つ、(c)前記少なくとも1つの実装可能な面に配設され
た一対の外部電極が前記積層型コイルと導通する位置
と、他の実装可能な面に配設された一対の外部電極が前
記積層型コイルと導通する位置の関係が異なっており、
前記4つの面のうちの少なくとも1つの面を実装面とし
て実装した場合に、他の面を実装面として実装した場合
とは異なるインダクタンスが得られるように構成されて
いることを特徴としている。
【0012】本願発明(請求項2)の積層インダクタ
は、積層素子の、積層方向に沿った4つの面を実装可能
な面とし、かつ、少なくとも1つの実装可能な面に配設
された一対の外部電極が積層型コイルと導通する位置
と、他の実装可能な面に配設された一対の外部電極が積
層型コイルと導通する位置の関係を異ならせることによ
り、4つの面のうちのいずれか1つを実装面として実装
した場合に、他の面を実装面として実装した場合とは異
なるインダクタンスを得ることが可能になる。なお、
「少なくとも1つの実装可能な面に配設された一対の外
部電極が積層型コイルと導通する位置と、他の実装可能
な面に配設された一対の外部電極が積層型コイルと導通
する位置の関係を異ならせる」とは、所定の一対の外部
電極間の積層型コイルの巻き数が、他の実装可能な面に
配設された一対の外部電極間の積層型コイルの巻き数と
は異なるようにすることを意味する概念である。
【0013】また、請求項3の積層インダクタは、前記
積層型コイルから引き出されて、前記実装可能な面に配
設された外部電極に接続されるべき引出し電極を、前記
積層型コイルの異なる位置に複数配設し、所定の引出し
電極を所定の外部電極に接続することにより、前記少な
くとも1つの実装可能な面に配設された一対の外部電極
が前記積層型コイルと導通する位置と、他の実装可能な
面に配設された一対の外部電極が前記積層型コイルと導
通する位置の関係が異なり、所定の実装可能な面に配設
された外部電極間からインダクタンスを取得した場合
に、他の実装可能な面に配設された外部電極間から取得
できるインダクタンスとは異なるインダクタンスを取得
することができるように構成されていることを特徴とし
ている。
【0014】積層型コイルと外部電極を接続する引出し
電極を、積層型コイルの異なる位置に複数配設し、所定
の引出し電極と所定の外部電極とを接続して、少なくと
も1つの実装可能な面に配設された一対の外部電極が積
層型コイルと導通する位置と、他の実装可能な面に配設
された一対の外部電極が積層型コイルと導通する位置の
関係を異ならせることにより、所定の実装可能な面に配
設された外部電極間からインダクタンスを取得した場合
に、他の実装可能な面に配設された外部電極間から取得
できるインダクタンスとは異なるインダクタンスを取得
することが可能になる。
【0015】また、請求項4の積層インダクタは、イン
ダクタンスの異なる実装可能な面ごとに外部電極が分離
して配設されていることを特徴としている。
【0016】インダクタンスの異なる実装可能な面ごと
に外部電極を分離して配設し、所定の実装可能な面の外
部電極間からインダクタンスを取得することにより、異
なるインダクタンスを確実に取得することができるよう
になる。
【0017】また、請求項5の積層インダクタは、前記
4つの実装可能な面のそれぞれにおいて、他の実装可能
な面とは異なるインダクタンスが取得されるように構成
されていることを特徴としている。
【0018】積層方向に沿った4つの実装可能な面のそ
れぞれにおいて、他の実装可能な面とは異なるインダク
タンスが取得されるように構成することにより、1つの
積層インダクタで多種類(4種類)のインダクタンスを
取得することが可能になり、本願発明をより実効あらし
めることができる。
【0019】また、請求項6の積層インダクタは、前記
積層型コイルが、絶縁層とコイル導体を交互に積層する
ことにより、中心軸が積層面に対して略垂直となるよう
に形成され、かつ、前記外部電極が前記積層素子の積層
方向の両端側に配設された構造を有するチップ型の積層
インダクタであることを特徴としている。
【0020】積層型コイルが、絶縁層とコイル導体を交
互に積層することにより、中心軸が積層面に対して略垂
直となるように形成されたものであり、かつ、外部電極
が積層素子の積層方向の両端側に配設された構造を有す
るチップ型の積層インダクタの場合、所定の面を実装面
として実装することにより、容易に所望のインダクタン
スを取得することが可能になる。
【0021】また、請求項7の積層インダクタは、前記
積層素子の表面に、前記4つの実装可能な面を識別する
ための方向識別マークが配設されていることを特徴とし
ている。
【0022】積層素子の表面に方向識別マークを配設す
ることにより、各実装可能な面を容易かつ確実に識別し
て、効率よく所望のインダクタンスを取得することが可
能になる。
【0023】また、請求項8の積層インダクタは、前記
積層素子の少なくとも1つの実装可能な面に3つ以上の
外部電極が配設されており、1つの実装可能な面におい
て所定の組み合わせの一対の外部電極を選択することに
より、他の組み合わせの一対の外部電極を選択した場合
とは異なるインダクタンスが得られるように構成されて
いることを特徴としている。
【0024】1つの実装可能な面に3つ以上の外部電極
を配設し、1つの実装可能な面において所定の組み合わ
せの一対の外部電極を選択することにより、他の組み合
わせの一対の外部電極を選択した場合とは異なるインダ
クタンスが得られるように構成した場合、実装面を変え
ることなく、異なるインダクタンスを取得することが可
能になるとともに、各実装可能な面について、3つ以上
の外部電極を配設した構成とすることにより、1つの積
層インダクタで、さらに多種類のインダクタンスを取得
することが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を示
してその特徴とするところをさらに詳しく説明する。
【0026】[実施形態1]図1(a)はこの実施形態1
のチップタイプの積層インダクタの要部構成を示す分解
斜視図、図1(b)はこの実施形態1の積層インダクタを
示す斜視図である。この積層インダクタは、積層型コイ
ル4が内部に配設された積層素子5の積層方向の両端側
に、積層型コイル4と導通する複数の外部電極6a,6
b,6c,6d,6e,6f,6g,6h(図2(a)〜
(d)など参照)が配設された構造を有しており、積層型
コイル4は、絶縁層(誘電体層)1と交互に積層された
コイル導体2を、ビアホール3を介して接続することに
より1つのコイルとして形成されている。なお、この実
施形態1では、絶縁層1が誘電体層である場合を示して
いるが、フェライトなどからなる磁性体層を絶縁層1と
することも可能である。
【0027】また、外部電極6a,6b,6c,6d,
6e,6f,6g,6hは、積層素子5の、積層型コイ
ル4の中心軸と平行な4つの側面5a,5b,5c(図
1(b)における後面),5d(図1(b)における下面)
のそれぞれに、互いに導通することがないように分離さ
れて一対ずつ配設されている。
【0028】そして、この実施形態1の積層インダクタ
においては、積層型コイル4を構成するコイル導体(コ
イルパターン)2のうちの所定のコイル導体2に、積層
型コイル4の途中部分を外部に引き出して、積層素子5
の4つの側面5a,5b,5c,5d(図2(a)〜(d)
など参照)に配設された所定の外部電極6a,6b,6
c,6d,6e,6f,6g,6h(図2(a)〜(d)な
ど参照)に接続するための引出し電極(引出しパター
ン)7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7h
(図1(a))が設けられており、各引出し電極7は、そ
れぞれ積層素子5の4つの側面5a,5b,5c,5d
に配設された所定の外部電極6a,6b,6c,6d,
6e,6f,6g,6hに接続されている。
【0029】すなわち、(a)引出し電極7aと7hは、
図1(b)における前面側の側面5aに配設された一対の
外部電極6a,6bに、(b)引出し電極7dと7eは、
図1(b)における上面側の側面5bに配設された一対の
外部電極6c,6dに、(c)引出し電極7cと7fは、
図1(b)における後面側の側面5cに配設された一対の
外部電極6e,6f(図2(a))に、(d)引出し電極7
bと7gは、図1(b)における下面側の側面5dに配設
された一対の外部電極6g,6h(図2(c))にそれぞ
れ接続されている。
【0030】さらに、この実施形態1の積層インダクタ
においては、積層素子5の積層方向の両端面の一方に、
積層インダクタの方向性(実装面)を確認するための方
向識別マーク8が配設されており、外部から目視によ
り、積層インダクタの実装面を容易に確認することがで
きるように構成されている。
【0031】次に、この実施形態1の積層インダクタの
製造方法について以下に説明する。 (1)まず、図1(a)に示すように、ガラスセラミックベ
ースのグリーンシート(誘電体層)1上に、スクリーン
印刷法などの方法により、導電性ペーストを印刷して、
一部が、引出し電極(引出しパターン)7a,7b,7
c,7d,7e,7f,7g,7hを備えたコイル導体
(コイルパターン)2を形成する。なお、所望の積層型
コイル4が形成されるように、コイル導体(コイルパタ
ーン)2としては、所定の種々のパターンのものを用意
する。なお、グリーンシート1としては、ガラスセラミ
ックベースのグリーンシート(誘電体層)の代わりに、
フェライトなどの磁性体ベースのグリーンシート(磁性
体層)を用いることも可能である。
【0032】(2)それから、コイル導体(コイルパター
ン)2が形成された複数のグリーンシート1を、らせん
状の積層型コイル4が形成されるように積層し、その外
側にコイル導体の形成されていないグリーンシート1a
を積層し、さらに、一方の端面に方向識別マーク8を設
けたグリーンシート1bを積み重ね、全体をプレスして
各グリーンシート1,1a,1bを圧着することによ
り、内部に積層型コイル4が配設された積層体15(未
焼成の積層素子5)が得られる。なお、この圧着の工程
で、各層間のコイル導体(コイルパターン)2が、導電
性ペーストが充填されたビアホール3を介して接続され
ることにより、積層型コイル4が形成される。
【0033】(3)次に、この未焼成の積層体15を所定
の条件で焼成することにより、積層素子5が形成され
る。
【0034】(4)それから、この積層素子5の各側面の
所定の位置に導電性ペーストを塗布し、焼き付けて外部
電極6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h
を形成することにより、図1(b)に示すような積層イン
ダクタが得られる。
【0035】上述のように構成されたこの実施形態1の
積層インダクタは、積層素子5の、積層方向に沿った4
つの面(側面)5a,5b,5c,5dを実装可能な面
とし、各実装可能な面に外部電極6a,6b,6c,6
d,6e,6f,6g,6hを配設するとともに、所定
のコイル導体2に引出し電極7a,7b,7c,7d,
7e,7f,7g,7hを配設し、これらの各引出し電
極を、所定の外部電極6a,6b,6c,6d,6e,
6f,6g,6hに接続するようにしているので、この
積層インダクタを用い、所定の1つの面が実装面となる
ようにして実装することにより、各実装面ごとに外部電
極間の積層型コイル4の巻き数が異なることになり、他
の面を実装面とした場合とは異なる所望のインダクタン
スを確実に取得することが可能になり、1つの積層イン
ダクタで4種類のインダクタンスを得ることが可能にな
る。
【0036】なお、この実施形態1の積層インダクタに
おいては、実装面が異なると、一対の外部電極間の積層
型コイル4の巻き数が一巻き以上異なるように構成され
ているため、各実装面で得られるインダクタンス値を大
きく異ならせることができる。
【0037】また、積層素子5の表面に方向識別マーク
8を配設しているので、図2(a),(b),(c),(d)に
示すように、識別マーク8の位置及び方向により、各実
装可能な面を容易かつ確実に識別することが可能にな
り、所定の面を実装面として実装することにより、確実
に所望のインダクタンスを取得することが可能になる。
【0038】なお、この実施形態1では、積層型コイル
を、その途中部分で4つの側面に引き出すことができる
ように引出し電極を配設し、かつ、4つの側面のそれぞ
れに一対の外部電極を配設するようにしているが、4つ
の実装可能な面のうちの2つ又は3つのみに引き出すよ
うに構成することも可能である。なお、例えば、2つの
実装可能な面に引き出す場合には、図3に示すように、
積層素子5の引き出し面から隣接する面にまで回り込む
ような構造の2対の外部電極16a,16b及び16
c,16dを形成することも可能である。
【0039】[実施形態2]図4(a)は、本願発明の他
の実施形態(実施形態2)にかかる積層インダクタの要
部構成を示す分解斜視図、図4(b)はこの実施形態2の
積層インダクタを示す斜視図である。この実施形態2の
積層インダクタにおいては、積層方向の両端側のコイル
導体(コイルパターン)2のそれぞれに、積層型コイル
4を、その途中部分から、4つの側面5a,5b,5
c,5dに引き出すための4つの引出し電極(引出しパ
ターン)7a,7b,7c,7d及び7e,7f,7
g,7hが設けられている。その他の構成は、上記実施
形態1の積層インダクタと同様であることから、ここで
は重複を避けるため、説明を省略する。なお、図4にお
いて、図1と同一符号を付した部分は、同一又は相当す
る部分を示している。
【0040】この実施形態2の積層インダクタにおいて
は、積層方向の両端側のコイル導体(コイルパターン)
2に、引出し電極(引出しパターン)7a,7b,7
c,7d及び7e,7f,7g,7hが設けられてお
り、各引出し電極が積層型コイル4の1/4回巻きのピ
ッチで配設されているため、各実装可能な面において、
インダクタンスがわずかずつ異なっており、積層インダ
クタが用いられる製品の回路設計において、微妙なイン
ダクタンスの調整を行うことが可能になる。
【0041】なお、図5は、この実施形態2の積層イン
ダクタの変形例を示している。すなわち、この図5の積
層インダクタにおいては、積層方向の両端側のコイル導
体(コイルパターン)2の一方に、積層型コイル4を、
その途中部分から、4つの側面5a,5b,5c,5d
に引き出すための4つの引出し電極(引出しパターン)
7a,7b,7c,7dが設けられているとともに、他
方の端面側のコイル導体(コイルパターン)2(2a)
は十字状に形成されて、4つの側面5a,5b,5c,
5dに引き出されている。なお、その他の構成は、上記
実施形態1の積層インダクタの場合と同様である。ま
た、図5において、図1,図4と同一符号を付した部分
は、同一又は相当する部分を示している。
【0042】この図5の積層インダクタにおいては、一
方の端部側のコイル導体(コイルパターン)2に、各引
出し電極7a,7b,7c,7dが積層型コイル4の1
/4回巻きのピッチで配設されているが、他方の端部側
のコイル導体(コイルパターン)2(2a)は十字状に
形成されており、いずれの面が実装面となってもこの端
部側では、積層型コイル4の巻き数は同じになるため、
上記実施形態2の積層インダクタ(図4)の場合よりも
さらに微妙なインダクタンスの調整を行うことが可能に
なる。
【0043】[実施形態3]図6(a)は、本願発明のさ
らに他の実施形態(実施形態3)にかかる積層インダク
タの要部構成を示す分解斜視図、図6(b)はこの実施形
態3の積層インダクタを示す斜視図である。
【0044】この実施形態3の積層インダクタにおいて
は、積層型コイル4を構成するコイル導体(コイルパタ
ーン)2のうちの所定のコイル導体2に、積層型コイル
4の途中部分を積層素子5の1つの側面5aに引き出し
て、積層素子5の1つの側面5aに配設された所定の外
部電極26a,26b,26c,26d,26e,26
fに接続するための引出し電極(引出しパターン)17
a,17b,17c,17d,17e,17fが設けら
れており、各引出し電極17a,17b,17c,17
d,17e,17fは、積層素子5の1つの側面5aに
配設された所定の外部電極26a,26b,26c,2
6d,26e,26fに接続されている。なお、図6に
おいて、図1と同一符号を付した部分は、同一又は相当
する部分を示している。
【0045】この実施形態3の積層インダクタを、積層
素子5の1つの側面5aに配設された所定の1対の外部
電極が実装電極となるようにして実装することにより、
他の一対の外部電極を実装電極とした場合とは異なる所
望のインダクタンスを取得することが可能になり、1つ
の積層インダクタで複数種類のインダクタンスを得るこ
とが可能になる。
【0046】すなわち、いずれの一対の外部電極を実装
電極として実装するかにより、他の一対の外部電極を実
装電極として実装する場合とは、一対の外部電極間の積
層型コイル4の巻き数が異なることになり、それに応じ
た異なるインダクタンスを得ることが可能になる。
【0047】なお、この実施形態3の積層インダクタに
おいても、いずれの一対の外部電極を用いるかにより、
一対の外部電極間の積層型コイル4の巻き数が一巻き以
上異なるため、インダクタンス値を大きく異ならせるこ
とが可能になる。
【0048】また、この実施形態3では、積層素子の1
つの面についてのみ、積層型コイルを途中部分から3つ
以上引き出すようにしているが、積層素子の複数の面に
ついて、積層型コイルを途中部分から3つ以上引き出す
ように構成することも可能であり、その場合には、1つ
の積層インダクタにより、大きさの異なるさらに多種類
のインダクタンスを得ることが可能になる。
【0049】なお、本願発明は、インダクタとしての機
能のみを発揮する積層インダクタに限らず、LC複合部
品や複合モジュール部品などのインダクタ部を備えた種
々の部品にも適用されることを意図するものであり、そ
のような態様も本願発明の範囲に含まれるものである。
また、上記実施形態では、積層素子中に1つの積層型コ
イルを備えた積層インダクタを例にとって説明したが、
上記のような積層型コイルを一素子として、複数の素子
を一チップ化したインダクタアレイついても本願発明を
適用することが可能であり、そのようなインダクタアレ
イも本願発明の範囲に含まれるものであることはいうま
でもない。なお、本願発明は、さらにその他の点におい
ても、上記の各実施形態に限定されるものではなく、コ
イル導体や絶縁層の構成材料、積層型コイルの具体的な
構造や巻き数、積層素子の形状及び積層数、外部電極の
具体的な形状及び配設態様、引出し電極の具体的な形
状、配設位置、配設数などに関し、発明の範囲内におい
て、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0050】
【発明の効果】上述のように、本願発明(請求項1)の
積層インダクタは、積層型コイルの異なる位置におい
て、積層型コイルと導通する外部電極を3つ以上備えて
いるので、所定の組み合わせの一対の外部電極間からイ
ンダクタンスを取得した場合に、他の組み合わせの一対
の外部電極間から取得できるインダクタンスとは異なる
インダクタンスを取得することが可能になる。したがっ
て、本願発明(請求項1)の積層インダクタを用い、所
定の一対の外部電極を実装用の電極とすることにより、
他の組み合わせの一対の外部電極間から取得できるイン
ダクタンスとは異なる、所望のインダクタンスを取得す
ることができる。
【0051】また、本願発明(請求項2)の積層インダ
クタは、積層素子の、積層方向に沿った4つの面を実装
可能な面とし、かつ、少なくとも1つの実装可能な面に
配設された一対の外部電極が積層型コイルと導通する位
置と、他の実装可能な面に配設された一対の外部電極が
積層型コイルと導通する位置の関係を異ならせるように
しているので、4つの面のうちのいずれか1つを実装面
として実装した場合に、他の面を実装面として実装した
場合とは異なるインダクタンスを得ることができる。
【0052】また、請求項3の積層インダクタのよう
に、積層型コイルと外部電極を接続する引出し電極を、
積層型コイルの異なる位置に複数配設し、所定の引出し
電極と所定の外部電極とを接続して、少なくとも1つの
実装可能な面に配設された一対の外部電極が積層型コイ
ルと導通する位置と、他の実装可能な面に配設された一
対の外部電極が積層型コイルと導通する位置の関係を異
ならせるようにした場合、所定の実装可能な面に配設さ
れた外部電極間からインダクタンスを取得した場合に、
他の実装可能な面に配設された外部電極間から取得でき
るインダクタンスとは異なるインダクタンスを取得する
ことができる。
【0053】また、請求項4の積層インダクタのよう
に、インダクタンスの異なる実装可能な面ごとに外部電
極を分離して配設するようにした場合、所定の実装可能
な面の外部電極間からインダクタンスを取得することに
より、異なるインダクタンスを確実に取得することがで
きる。
【0054】また、請求項5の積層インダクタのよう
に、積層方向に沿った4つの実装可能な面のそれぞれに
おいて、他の実装可能な面とは異なるインダクタンスが
取得されるように構成することにより、1つの積層イン
ダクタで多種類(4種類)のインダクタンスを取得する
ことが可能になり、本願発明をより実効あらしめること
ができる。
【0055】また、請求項6の積層インダクタのよう
に、積層型コイルが、絶縁層とコイル導体を交互に積層
することにより、中心軸が積層面に対して略垂直となる
ように形成されたものであり、かつ、外部電極が積層素
子の積層方向の両端側に配設された構造を有するチップ
型の積層インダクタの場合、所定の面を実装面として実
装することにより、容易に所望のインダクタンスを取得
することが可能になり、本願発明をより実効あらしめる
ことができる。
【0056】また、請求項7の積層インダクタのよう
に、積層素子の表面に、各実装可能な面を識別するため
の方向識別マークを配設した場合、各実装可能な面を容
易かつ確実に識別して、効率よく所望のインダクタンス
を取得することができる。
【0057】また、請求項8の積層インダクタのよう
に、1つの実装可能な面に3つ以上の外部電極を配設
し、1つの実装可能な面において所定の組み合わせの一
対の外部電極を選択することにより、他の組み合わせの
一対の外部電極を選択した場合とは異なるインダクタン
スが得られるように構成した場合、実装面を変えること
なく、異なるインダクタンスを取得することが可能にな
るとともに、各実装可能な面について、3つ以上の外部
電極を配設した構成とした場合、1つの積層インダクタ
で、さらに多種類のインダクタンスを取得することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本願発明の一実施形態(実施形態1)に
かかる積層インダクタの要部構成を示す分解斜視図、
(b)は実施形態1の積層インダクタを示す斜視図であ
る。
【図2】(a),(b),(c),(d)は、本願発明の一実施
形態(実施形態1)にかかる積層インダクタにおいて、
方向識別マークにより方向を識別する際の態様を示す図
である。
【図3】本願発明の実施形態1にかかる積層インダクタ
の変形例を示す斜視図である。
【図4】(a)は本願発明の他の実施形態(実施形態2)
にかかる積層インダクタの要部構成を示す分解斜視図、
(b)は実施形態2の積層インダクタを示す斜視図であ
る。
【図5】本願発明の実施形態2にかかる積層インダクタ
の変形例を示す分解斜視図である。
【図6】(a)は本願発明のさらに他の実施形態(実施形
態3)にかかる積層インダクタの要部構成を示す分解斜
視図、(b)は実施形態3の積層インダクタを示す斜視図
である。
【図7】(a)は従来の積層インダクタの要部構成を示す
分解斜視図、(b)は従来の積層インダクタを示す斜視図
である。
【図8】従来の他の積層インダクタの要部構成を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 絶縁層(誘電体層)(グリーンシー
ト) 2,2a コイル導体(コイルパターン) 3 ビアホール 4 積層型コイル 5 積層素子 5a,5b,5c,5d積層素子の側面 6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h 外部電極 7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g,7h 引出し電極(引出しパターン) 8 方向識別マーク 15 積層体(未焼成の積層素子) 16a,16b,16c,16d外部電極 17a,17b,17c,17d,17e,17f 引出し電極 26a,26b,26c,26d,26e,26f 外部電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の絶縁層と複数のコイル導体を交互に
    積層し、コイル導体を連結して形成した積層型コイルが
    内部に配設された積層素子に、前記積層型コイルと導通
    する外部電極を配設してなる積層インダクタであって、 前記積層型コイルの異なる位置において、前記積層型コ
    イルと導通する外部電極を3つ以上備えており、所定の
    組み合わせの一対の外部電極間からインダクタンスを取
    得した場合に、他の組み合わせの一対の外部電極間から
    取得できるインダクタンスとは異なる大きさのインダク
    タンスを取得することができるように構成されているこ
    とを特徴とする積層インダクタ。
  2. 【請求項2】複数の絶縁層と複数のコイル導体を交互に
    積層し、コイル導体を連結して形成した積層型コイルが
    内部に配設された積層素子に、前記積層型コイルと導通
    する外部電極を配設してなる積層インダクタであって、 (a)前記積層素子の、積層方向に沿った4つの面が実装
    可能な面とされ、 (b)前記4つの実装可能な面のそれぞれには、少なくと
    も一対の外部電極が配設されており、かつ、 (c)前記少なくとも1つの実装可能な面に配設された一
    対の外部電極が前記積層型コイルと導通する位置と、他
    の実装可能な面に配設された一対の外部電極が前記積層
    型コイルと導通する位置の関係が異なっており、前記4
    つの面のうちの少なくとも1つの面を実装面として実装
    した場合に、他の面を実装面として実装した場合とは異
    なるインダクタンスが得られるように構成されているこ
    とを特徴とする積層インダクタ。
  3. 【請求項3】前記積層型コイルから引き出されて、前記
    実装可能な面に配設された外部電極に接続されるべき引
    出し電極を、前記積層型コイルの異なる位置に複数配設
    し、所定の引出し電極を所定の外部電極に接続すること
    により、前記少なくとも1つの実装可能な面に配設され
    た一対の外部電極が前記積層型コイルと導通する位置
    と、他の実装可能な面に配設された一対の外部電極が前
    記積層型コイルと導通する位置の関係が異なり、所定の
    実装可能な面に配設された外部電極間からインダクタン
    スを取得した場合に、他の実装可能な面に配設された外
    部電極間から取得できるインダクタンスとは異なるイン
    ダクタンスを取得することができるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の積層インダクタ。
  4. 【請求項4】インダクタンスの異なる実装可能な面ごと
    に外部電極が分離して配設されていることを特徴とする
    請求項2又は3記載の積層インダクタ。
  5. 【請求項5】前記4つの実装可能な面のそれぞれにおい
    て、他の実装可能な面とは異なるインダクタンスが取得
    されるように構成されていることを特徴とする請求項2
    〜4のいずれかに記載の積層インダクタ。
  6. 【請求項6】前記積層型コイルが、絶縁層とコイル導体
    を交互に積層することにより、中心軸が積層面に対して
    略垂直となるように形成され、かつ、前記外部電極が前
    記積層素子の積層方向の両端側に配設された構造を有す
    るチップ型の積層インダクタであることを特徴とする請
    求項2〜5のいずれかに記載の積層インダクタ。
  7. 【請求項7】前記積層素子の表面に、前記4つの実装可
    能な面を識別するための方向識別マークが配設されてい
    ることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の積
    層インダクタ。
  8. 【請求項8】前記積層素子の少なくとも1つの実装可能
    な面に3つ以上の外部電極が配設されており、1つの実
    装可能な面において所定の組み合わせの一対の外部電極
    を選択することにより、他の組み合わせの一対の外部電
    極を選択した場合とは異なるインダクタンスが得られる
    ように構成されていることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかに記載の積層インダクタ。
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