JP2003109413A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2003109413A
JP2003109413A JP2001304304A JP2001304304A JP2003109413A JP 2003109413 A JP2003109413 A JP 2003109413A JP 2001304304 A JP2001304304 A JP 2001304304A JP 2001304304 A JP2001304304 A JP 2001304304A JP 2003109413 A JP2003109413 A JP 2003109413A
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JP
Japan
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light
light source
shade
reflector
flux
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP2001304304A
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English (en)
Inventor
Yasushi Suzuki
恭史 鈴木
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】近距離にある標識等を容易に照明することがで
きる車両用前照灯を提供する。 【解決手段】シェード12に光源11から出射された光
束の一部のうちのさらに一部を透過させると共にリフレ
クタ13によって反射した後に照明光束のカットライン
よりも上方で且つ車体近傍を照明する標識用照明光束を
形成するための開口12aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体前方を照明す
る車両用前照灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両には、その前方を照明す
るためのヘッドランプ等の車両用前照灯が設置されてい
る。
【0003】また、このような車両用前照灯の場合、所
謂カットラインが設定され、そのカットラインから上方
は照明しないように所定の配光パターンが設定される。
【0004】また、この配光パターンを、図6に示すよ
うに、光源1から出射された光束のうちの一部を遮光す
るシェード2と、光源1から出射された光束のうちのそ
の他の一部を反射するリフレクタ3の反射面3aとによ
って形成したものが知られている。
【0005】シェード2は、光源1から出射されて直接
前方に向かう光束を遮断する他(光源1の先端に遮光膜
塗装したものも有る)、図7に示すように、光源1から
出射された光束のうち、リフレクタ3の反射面3aの略
下方寄り半分(図示ハッチングで示す範囲)に向かう光
束、即ち、照明光束として上方を照明する光束を遮断す
るために設けられている。
【0006】これにより、リフレクタ3の反射面3aで
反射された光束は、図8に示すような配光パターン(一
例)の照明光束Pを形成する。尚、照明光束Pの上縁ラ
インはカットラインに沿っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された車両用前照灯にあっては、例えば、図8に示
すように、遠方(例えば、100m前方)にある道路標
識H1や比較的遠方(例えば、75m前方)にある道路
標識H2を照明することは可能である。
【0008】しかしながら、比較的近傍(例えば、50
m前方)にある道路標識H3や近傍(例えば、25m前
方)にある道路標識H4を照明することができず、実際
に視認したい道路標識H3,H4を容易に視認すること
ができなかった。
【0009】本発明は、上記問題を解決するため、近距
離にある標識等を容易に照明することができる車両用前
照灯を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の車両用前照灯は、光源から出射さ
れた光束の一部を遮光するシェードと、前記光源から出
射された光束のその他の一部を反射して照明光束とする
リフレクタとを備えた車両用前照灯において、前記シェ
ードに前記光源から出射された光束の一部のうちのさら
に一部を透過させると共に前記リフレクタによって反射
した後に照明光束のカットラインよりも上方で且つ車体
近傍を照明する標識用照明光束を形成するための開口が
形成されていることを要旨とする。
【0011】請求項2に記載の車両用前照灯は、前記光
源にはHIDバルブが使用され且つ前記開口を通過する
光束には前記HIDバルブの発光部の下からヨウ化物の
黄色味が出ない範囲の光束を使用することを要旨とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用前照灯の実
施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1において、車両用前照灯(全体図省
略)10は、光源11と、光源11から出射された光束
の一部を遮光するシェード12と、光源11から出射さ
れた光束のその他の一部を反射して照明光束とするリフ
レクタ13とを備えている。
【0014】光源11は、図2に示すように、リフレク
タ13(又は図示を省略するハウジング)に固定される
ソケット14と、ソケット14に保持されたバルブ15
とを備えている。
【0015】バルブ15には、HIDバルブが用いられ
ており、図3に示すように、ソケット14から引き出さ
れた放電電極16と、この放電電極16と同軸上に離間
して対向する放電電極17と、放電電極17の一端を突
出させた状態で各電極16,17を覆うと共に各電極1
6,17の対向する周辺に膨出部18aを形成したアー
ク管18と、アーク管18を覆う外管19と、ソケット
14から引き出されて先端が放電電極17の突出端と連
結されたリード線20と、リード線20を覆う絶縁スリ
ーブ21と、外管19の一部に設けられた遮光膜22と
を備え、各電極16,17の対向間で放電が行われて発
光する(以下、この発光を発光部23とする。)発光部
23は、図3(A)ではアーク構成を模式的に示してお
り、そのアーク構成は、放電電極16,17を結ぶ直線
に沿って形成されるゾーンAと、ゾーンAの周囲を包む
形のゾーンBと、さらにその外周を囲む最外側のゾーン
Cに大別され、それぞれ異なった色調を有する。尚、放
電電極16,17の対向端部にゾーンA〜Cとは異なっ
た色調のゾーンが形成されるが、ここでは省略する。
尚、各ゾーンA〜Cの色調は、図3(B)の波長分布
(正常人の色覚で色区分)に示す。
【0016】シェード12は、光源11から出射されて
直接前方に向かう光束を遮断する他(光源11の先端に
遮光膜塗装したものも有る)、図4に示すように、光源
11から出射された光束のうち、リフレクタ13の反射
面13aの略下方寄りの半分(図示ハッチングで示す範
囲)に向かう光束、即ち、照明光束として上方を照明す
る光束を遮断する。また、シェード12には、上述した
リフレクタ13の反射面13aのうち利用しないとされ
る範囲の一部エリアpに向かう光束Sを通過させる略台
形の開口12aが形成されている。
【0017】開口12aは、図4に示すように、光源中
心Qから角度27°と、そこからさらに角度24°の角
度で仮想線を引き、図示イ,ロ,ハ,ニを反射面13a
に設定する。
【0018】次に、図1に示すように、反射面13aと
立壁13bとの交点ホに向かう仮想線と、光源中心Qを
通る面を作成し、その面とシェード12の面とを交差さ
せて仮想イ’−ロ’線を設定する。
【0019】さらに、光源中心Qから反射面13a上の
イ−ハ線を通る面とシェード12の面とを交差させて
イ’−ハ’線を、同様に、ロ−ニ線を通る面とシェード
12の面とを交差させてロ’−ニ’線を設定することで
形成されている。
【0020】これにより、リフレクタ13の反射面13
aで反射された光束は、図5に示すような配光パターン
(一例)の照明光束Pの他、この照明光束Pの上縁ライ
ンで形成されるカットラインよりも上方に向かう標識照
明光束P’を形成する。
【0021】照明光束Pは、遠方(例えば、100m前
方)にある道路標識H1や比較的遠方(例えば、75m
前方)にある道路標識H2を照明する。
【0022】一方、標識照明光束P’は、比較的近傍
(例えば、50m前方)にある道路標識H3や近傍(例
えば、25m前方)にある道路標識H4を照明し、実際
に視認したい道路標識H3,H4を容易に視認すること
ができる。
【0023】尚、開口12aを通過する光束Sには、発
光部23のアーク構成のうち、主としてゾーンBのう
ち、ソケット14寄りの下方付近(図2のハッチングで
示すエリアs)から出射されるヨウ化物の黄色味が出な
い光束を利用する。
【0024】これにより、標識照明光束P’は、カット
ラインよりも上方を照明する光束でありながら、道路標
識H3,H4を照明していない状態であっても、有害反
射光とはなり難い波長の光束とすることができる
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
車両用前照灯にあっては、シェードに光源から出射され
た光束の一部のうちのさらに一部を透過させると共にリ
フレクタによって反射した後に照明光束のカットライン
よりも上方で且つ車体近傍を照明する標識用照明光束を
形成するための開口が形成されていることにより、近距
離にある標識等を容易に照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる車両用前照灯を示
し、車両用灯具の要部の断面図である。
【図2】同じく、光源の一部を省略した側面図である。
【図3】同じく、(A)はアーク放電の説明図、(B)
はアーク放電の色調の説明図である。
【図4】同じく、リフレクタの反射面の利用範囲の説明
図である。
【図5】同じく、配光パターンの説明図である。
【図6】従来の車両用前照灯を示し、車両用灯具の要部
の断面図である。
【図7】同じく、リフレクタの反射面の利用範囲の説明
図である。
【図8】同じく、配光パターンの説明図である。
【符号の説明】
10…車両用前照灯 11…光源 12…シェード 12a…開口 13…リフレクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から出射された光束の一部を遮光する
    シェードと、前記光源から出射された光束のその他の一
    部を反射して照明光束とするリフレクタとを備えた車両
    用前照灯において、 前記シェードに前記光源から出射された光束の一部のう
    ちのさらに一部を透過させると共に前記リフレクタによ
    って反射した後に照明光束のカットラインよりも上方で
    且つ車体近傍を照明する標識用照明光束を形成するため
    の開口が形成されていることを特徴とする車両用前照
    灯。
  2. 【請求項2】前記光源にはHIDバルブが使用され且つ
    前記開口を通過する光束には前記HIDバルブの発光部
    の下からヨウ化物の黄色味が出ない範囲の光束を使用す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
JP2001304304A 2001-09-28 2001-09-28 車両用前照灯 Abandoned JP2003109413A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134728A (ja) * 2011-04-01 2011-07-07 Stanley Electric Co Ltd フォグランプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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