JP2003107112A - モータ電流検出装置 - Google Patents

モータ電流検出装置

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JP2003107112A
JP2003107112A JP2001299216A JP2001299216A JP2003107112A JP 2003107112 A JP2003107112 A JP 2003107112A JP 2001299216 A JP2001299216 A JP 2001299216A JP 2001299216 A JP2001299216 A JP 2001299216A JP 2003107112 A JP2003107112 A JP 2003107112A
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Yasuhiro Ikenobou
泰裕 池防
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、実電流と電流検出信号との位相ずれ
や直線性の問題を解消し、モータ電流を高精度に検出す
ることが可能なトランス方式のモータ電流検出装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】本発明に係るモータ電流検出装置は、電流
変成器81と、負荷抵抗手段82と、バイアス手段83
と、増幅手段84と、オフセット手段85と、アナログ
/ディジタル変換手段91と、を有して成り、モータ1
のコイル巻線Wに流れるモータ電流Imを1次巻線81
aに流すことで、該モータ電流Imを、所定の電圧レベ
ルを基準とした交流信号として検出する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータのコイル巻
線に流れるモータ電流を検出するモータ電流検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータを搭載した電気機器(例えば、民
生用の空気調和機、冷蔵庫、洗濯機)に対して、近年、
省エネ化、高効率化、静音化、低振動化等が要求されて
いる。これらの要求を満たすためには、モータのコイル
巻線に流れるモータ電流を電流検出装置によって検出
し、その電流検出信号に応じてモータを高精度に制御す
る必要がある。ここで、電流検出装置は、大きく3つの
方式(ホールセンサ方式、シャント方式、トランス方
式)に分類される。
【0003】ホールセンサ方式のモータ電流検出装置
は、モータ電流の流れるコイル巻線を積層コアに数ター
ン巻き付け、該積層コアの一部に形成した切り欠き部に
ホール素子を設けて成るものであり、モータ電流に応じ
て鉄心のギャップに生じる磁界をホール電圧として検出
し、該ホール電圧を電流検出信号に換算する。なお、ホ
ールセンサ方式のモータ電流検出装置については、実開
平1−143292号公報等で開示されている。
【0004】シャント方式のモータ電流検出装置は、モ
ータ配線の一部、或いは、インバータ回路の各相下アー
ムを構成するスイッチ素子のエミッタとグランド間、に
電流検出用抵抗を挿入して成るものであり、該抵抗の両
端電圧(電圧降下分)を電流検出信号に換算する。な
お、シャント方式のモータ電流検出装置については、特
開平6−351280号公報等で開示されている。
【0005】トランス方式の電流検出装置は、カレント
トランスなどの磁気結合を利用して電流検出信号を得る
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ホールセンサ方式のモ
ータ電流検出装置は、検出精度、応答性、周波数特性な
どの面で他の2方式より優れており、幅広い製品に適用
することが可能である。しかし、特性ばらつきを考慮し
て選別されたホール素子自体が高価である上、ホール素
子の電源としてプラス・マイナス2電源を必要とするこ
とから、周辺回路を含めたコスト面に課題があった。こ
のような理由から、価格競争の激しい電気機器にホール
センサ方式のモータ電流検出装置を搭載することは困難
であった。
【0007】また、ホール素子は半導体材料で形成され
ているので、モータ電流ゼロ相当時に出力される直流オ
フセット電圧が温度に応じて変動しやすかった。そのた
め、モータ電流検出装置の周囲温度が変化すると、直流
オフセット電圧の変動分に相当する不要直流成分が出力
電圧に重畳して、モータ電流の検出精度が低下してしま
うという課題があった。このような理由から、周囲温度
が変化しやすい電気機器にホールセンサ方式のモータ電
流検出装置を搭載することは困難であった。
【0008】シャント方式のモータ電流検出装置は、回
路を簡素で安価に構成できるため、コスト面で優れた方
式であると言える。しかし、本方式では、電流検出用抵
抗の両端電圧を直接電流検出信号としてモータ制御手段
(CPU等)のアナログ/ディジタル変換部に入力して
おり、両者間を一切絶縁していなかった。そのため、電
流検出信号にはノイズが重畳しやすく、モータ電流の検
出精度が低いという課題があった。一方、ノイズ対策と
して抵抗の両端電圧を絶縁するためには、高価な絶縁ア
ンプを間に設ける必要があり、シャント方式のメリット
である低コスト性が損なわれる結果となっていた。
【0009】トランス方式の電流検出装置は、カレント
トランスなどの安価な電流変成器を用いて回路を構成で
きるため、シャント方式と同様、コスト面で優れた方式
であると言える。しかし、本方式の電流検出装置では、
モータ電流のように、モータの起動初期から高速動作に
至る広周波数範囲の電流を検出する場合に、実電流と電
流検出信号との位相ずれや直線性の問題が大きくなると
いう課題があった。特に、モータ低速時の低周波数域で
は、実電流と電流検出信号の間に大きな位相ずれが生じ
るため、アナログ/ディジタル変換部で電流検出信号を
サンプリングしたタイミングでは、モータを高精度に制
御することができなかった。このような理由から、トラ
ンス方式の電流検出装置がモータ電流検出用途に用いら
れることはほとんどなく、一般的に、商用電源周波数
(50Hz/60Hz)のような一定周波数の電流検出
にのみ利用されていた。
【0010】本発明は、上記の問題点に鑑み、実電流と
電流検出信号との位相ずれや直線性の問題を解消し、モ
ータ電流を高精度に検出することが可能なトランス方式
のモータ電流検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るモータ電流検出装置は、1次巻線と2
次巻線がコアによって磁気的に結合され、1次巻線に流
れる電流に応じた誘起電圧を2次巻線両端に発生する電
流変成器と、2次巻線両端に接続された負荷抵抗手段
と、該負荷抵抗手段の一端電圧を可変するバイアス手段
と、前記負荷抵抗手段の両端電圧を増幅する増幅手段
と、該増幅手段の出力電圧をレベル調整するオフセット
手段と、該オフセット手段でレベル調整された出力電圧
をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換
手段と、を有して成り、モータのコイル巻線に流れるモ
ータ電流を1次巻線に流すことで、該モータ電流を、所
定の電圧レベルを基準とした交流信号として検出する構
成としている。
【0012】なお、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、前記コアの材質をパーマロイとするとよい。
【0013】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置において、前記バイアス手段は、前記増幅手段の入力
範囲に応じて、前記負荷抵抗手段の一端電圧を可変する
構成にするとよい。
【0014】さらに、上記構成から成るモータ電流検出
装置において、前記オフセット手段は、前記アナログ/
ディジタル変換手段の入力範囲に応じて、前記増幅手段
の出力電圧をレベル調整する構成にするとよい。
【0015】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、前記モータ電流が流れていないときに前記アナロ
グ/ディジタル変換手段で得られたディジタル値を、該
アナログ/ディジタル変換手段の新たなゼロ点として判
断するように補正するゼロ点補正手段を有する構成にす
るとよい。
【0016】なお、前記ゼロ点補正手段は、前記モータ
の起動毎に、前記アナログ/ディジタル変換手段のゼロ
点を補正する構成にするとよい。
【0017】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置において、前記アナログ/ディジタル変換手段におけ
るサンプリングタイミングは、前記モータをインバータ
制御するPWM駆動信号のキャリア周波数に同期させる
とよい。
【0018】なお、前記アナログ/ディジタル変換手段
は、前記PWM駆動信号のパルス幅中心でサンプリング
を行う構成にするとよい。
【0019】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、前記モータ電流と、前記アナログ/ディジタル変
換手段で検出された交流信号との位相ずれを、前記モー
タ電流の周波数に応じて補正する構成にするとよい。
【0020】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、前記モータ電流と、前記アナログ/ディジタル変
換手段で検出された交流信号との位相ずれを、前記モー
タ電流の電流値に応じて補正する構成にするとよい。
【0021】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、N相(N;複数)のモータ電流について、(N−
1)相分のモータ電流から残りの1相分のモータ電流を
算出可能な演算手段を有する構成にするとよい。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るモータ電流検
出装置を搭載した電気機器の一実施形態を示す概略構成
図である。本図に示す電気機器は、モータ1と、モータ
1を駆動するインバータ手段2と、商用交流電源3と、
商用交流電源3を整流するダイオードブリッジ等から成
る整流手段4と、整流手段4で得られた直流電圧を平滑
する電解コンデンサ等から成る平滑手段5と、力率を改
善するためのリアクトル6と、インバータ手段2を駆動
するドライブ回路7と、モータ1のコイル巻線(本図で
はコイル巻線W)に流れるモータ電流を検出するモータ
電流検出手段8と、モータ電流検出手段8で得られた電
流検出信号に基づいて、ドライブ回路7の駆動信号を生
成する制御手段9と、を有して成る。
【0023】平滑手段5は、インバータ手段2に電力を
供給する。インバータ手段2は、3相(U相、V相、W
相)に対応した3対のアームによって構成されており、
6個のトランジスタQUa、QUb、QVa、QVb、
QWa、QWbがスイッチ素子として接続された3相ブ
リッジ構造から成る。スイッチ素子QUa、QUb、Q
Va、QVb、QWa、QWbには、それぞれフリーホ
イールダイオードDUa、DUb、DVa、DVb、D
Wa、DWbが並列に接続され、上アームと下アームの
3つの接続点が、モータ1を構成する3相のコイル巻線
U、V、Wに各々接続されている。なお、スイッチング
素子QUa、QUb、QVa、QVb、QWa、QWb
は、それぞれドライブ回路7によって駆動される。
【0024】次に、本発明の主要部分となる電流検出手
段8の構成について説明する。本図に示すように、本実
施形態のモータ電流検出手段8は、カレントトランスな
どの安価な電流変成器81を有して成る。電流変成器8
1は、モータ電流Imを流す1次巻線81aと、モータ
電流Imに応じた誘起電圧を発生する2次巻線81b
と、1次巻線81aと2次巻線81bを磁気的に結合す
るコア81cから成る。また、2次巻線81bの両端間
には、出力電圧Eoを得るための負荷抵抗手段82(抵
抗値R2)が接続されている。
【0025】一般に、負荷抵抗手段82の両端で得られ
る出力電圧Eoは、1次巻線81aの巻数n1(通常は
1)と2次巻線81bの巻数n2の比n1/n2と、負
荷抵抗手段82の抵抗値R2とで決定され、次の(1)
式で表される。
【数1】
【0026】(1)式から分かるように、2次巻数n2
を減らすほど、負荷抵抗値R2を大きくするほど、出力
電圧Eoは大きくなる(図2[a]参照)。ただし、2
次巻数n2を減らしたり、負荷抵抗値R2を大きくすれ
ば、電流変成器81としての直線性が悪くなり、特に、
モータ電流Imと出力電圧Eoとの間の位相ずれが大き
くなる(図2[b]参照)。そのため、モータ電流の検
出精度が低下する。
【0027】一方、電流変成器81の位相ずれ特性を改
善するためには、2次巻数n2を増やしたり、負荷抵抗
値R2を小さくしたりする必要があるが、このような方
法で位相ずれ特性を改善すると、出力電圧Eoが小さく
なる。そのため、何らかの対策を施さなければ、S/N
比が低下してモータ電流の検出精度が低下する。
【0028】そこで、本実施形態の電流検出手段8に
は、電流変成器81と負荷抵抗手段82に加えて、バイ
アス手段83と、増幅手段84と、オフセット手段85
が新たに設けられており、制御手段9のアナログ/ディ
ジタル変換部91(以下、A/D変換部91と呼ぶ)等
と組み合わせて機能させることで、2次巻数n2の増加
や負荷抵抗値R2の低減によって電流変成器81の特性
改善を行っても、S/N比の低下を最小限に抑えること
が可能な構成とされている。なお、電流検出手段8と制
御手段9の各部機能については、後ほど詳細に説明を行
う。
【0029】また、本実施形態の電流検出手段8では、
電流変成器81を構成するコア81cの材質を、一般的
なケイ素鋼板からパーマロイに変更している。パーマロ
イとは、非常に高い透磁率を示すNi・Fe合金(70
〜80Ni・Fe合金)のことであり、Mo、Cu、C
rなどの第3元素を添加することによって、より優れた
性能を持つパーマロイも開発されている。
【0030】このように、コア81cの材質をパーマロ
イとすることにより、コア81c自体の透磁率を上げる
ことができるので、出力特性の直線性が良くなり、波形
歪みを小さくすることができる。また、実電流と電流検
出信号との位相ずれを大幅に改善することもできる。特
に、低周波数域及び低電流域での位相ずれ特性が大きく
改善される(図3[a]、[b]参照)。
【0031】続いて、電流検出手段8と制御手段9の各
部機能について詳細な説明を行う。バイアス手段83
は、増幅手段84の入力ダイナミックレンジを最大限活
用するために、負荷抵抗手段82の一端をバイアス(バ
イアス電圧V1)して、増幅手段84への入力信号レベ
ルを調節する。増幅手段84は、オペアンプA1と抵抗
Ra、Rbを有して成り、電流変成器81の出力電圧E
oを増幅することで、2次巻数n2の増加や負荷抵抗値
R2の低減によって低下した信号レベルを補う。オフセ
ット手段85は、オペアンプA2と抵抗R11、R1
2、R13、R14を有して成り、A/D変換部91の
入力ダイナミックレンジを最大限活用するために、増幅
手段84の出力電圧を所定の基準電圧レベルに設定し
て、A/D変換部91への入力信号レベルを調節する。
【0032】制御手段9内部に設けられたA/D変換部
91は、電流検出手段8で検出されたアナログ信号Va
dをディジタル値に変換する。駆動波形演算部92は、
外部から入力される指令値と、A/D変換部91でディ
ジタル変換された電流波形信号に基づいて、モータ1の
駆動信号(PWM[Pulse Width Modulation]波形)を
演算する。駆動波形演算部92で得られた駆動信号は、
ドライブ回路7に入力され、インバータ手段2によるモ
ータ1の駆動制御に用いられる。ゼロ点補正部93は、
モータ電流Imが流れていないときのアナログ信号Va
dを、A/D変換時のゼロ点として判断するように、A
/D変換部91を補正する。起動部94は、モータ1の
起動を指示する起動信号を生成し、ドライブ回路7やゼ
ロ点補正部93に送出する。
【0033】通常、オペアンプ等を有して成る増幅手段
では、電源電圧Viに対して、Vi−α以上、GND+
β以下の範囲(α、βはオペアンプにより異なる)にあ
る信号成分を増幅することができない。このため、オペ
アンプに対する入力信号は、必ずこのαとβを考慮した
範囲(オペアンプの入力ダイナミックレンジ)に収まっ
ている必要がある。
【0034】また、一般に、モータ電流Imは交流であ
るため、電流変成器81の出力電圧Eoも交流となる。
従って、増幅手段84の電源がプラス・マイナス2電源
でない場合には、検出された出力電圧Voにバイアスを
かけて、交流を直流化する必要がある。このとき、オペ
アンプA1の入力ダイナミックレンジを最大限利用する
ためには、バイアス手段83によるバイアス電圧V1
を、上記入力範囲のほぼ中心になるように設定すればよ
い(図4[b]参照)。このような設定を行うことによ
り、入力信号波形の欠落(図4[a]、[c]参照)を
なくすとともに、S/N比を向上することができる。例
えば、オペアンプA1の電源電圧が12Vである場合に
は、バイアス電圧V1を5Vに設定すればよい。なお、
バイアス電圧V1が6Vになっていないのは、一般に、
非増幅領域を決定するαとβの関係が、α>βになるた
めである。
【0035】また、一般の電流変成器81では、前出の
図3で示したように、低周波数域及び低電流域で、直線
性や位相ずれなどの特性劣化が生じる。このような特性
劣化を改善するために、本実施形態のモータ電流検出装
置では、負荷抵抗手段82の抵抗値R2をできる限り小
さく、増幅手段84の増幅率Aをできる限り大きく設定
している。ただし、増幅手段84の増幅率Aを大きく設
定し過ぎると、ノイズ成分まで増幅してしまい、S/N
比が低下してしまう。従って、直線性や位相ずれなどの
特性劣化を抑えながらも、ノイズ成分の影響を受けにく
いように、抵抗値R2と増幅率Aを最適に設定する必要
がある。
【0036】一方、制御手段9内部に設けられたA/D
変換部91の入力範囲は、GND〜Vcc(VccはA
/D変換部91の電源電圧)であり、検出電流が交流で
あるため、信号が欠落しないようにA/D変換を行うに
は、交流のゼロ点がA/D変換91の入力範囲の中心
(Vcc−GND)/2となるように設定すればよい。
そこで、本実施形態のオフセット手段85は、増幅手段
84で得られた交流出力のゼロ点を、A/D変換部91
の入力範囲の中心になるようにする。このとき、オフセ
ット値を容易に設定可能とするためには、オフセット手
段85を構成する抵抗値R11とR12を同値とすれば
よい。以下、その理由について説明する。
【0037】検出すべきモータ電流Imが流れていない
とき、増幅手段84の出力電圧は、バイアス手段83の
バイアス電圧V1と同じになる。従って、オフセット手
段85でオフセットされたA/D変換部91への出力電
圧Vadは、次の(2)式で表される。また、R11=
R12、V1=V2と設定すれば、次の(3)式を得る
ことができる。
【数2】
【0038】このように、抵抗値R11とR12を同値
とすれば、R11、R12に影響されることなく、R1
3とR14によって、出力電圧Vadのオフセット値を
決めることができる。
【0039】例えば、A/D変換部91の電源電圧Vc
cが5Vである場合、該A/D変換部91の入力ダイナ
ミックレンジを最大限に活用可能な出力電圧Vadのオ
フセット値は、1/2Vcc=2.5Vである。従っ
て、バイアス電圧V1(ここでは5V)を決定すれば、
上記(3)式から、R14/R13=3.0という関係
を得ることができ、容易に抵抗値R13、R14を決定
することができる。
【0040】続いて、A/D変換部91内部におけるゼ
ロ点の設定方法について説明する。A/D変換部91で
は、モータ電流Imが流れていないときのA/D変化値
をゼロ点相当として判断する。このとき、A/D変換の
分解能が8ビットであれば、A/D変換後の値は、16
進数で0h〜FFh(256段階)となる。前述したよ
うに、A/D変換部91の入力ダイナミックレンジを最
大限活用するために、電源電圧Vccの1/2をゼロ点
とした場合であれば、A/D変換部91内部のA/D変
換値は、7Fhなる値をゼロ点相当として判断する(図
5参照)。
【0041】ここで、検出すべきモータ電流Imが流れ
ていない場合、電流変成器81の出力電圧Eoはゼロと
なるため、増幅手段84からはバイアス電圧V1そのも
のが出力されることになる。その結果、A/D変換部9
1には、オフセット手段85で決まる出力電圧Vadの
オフセット値がそのまま入力される。
【0042】ただし、抵抗値R13、R14のばらつ
き、オペアンプA1、A2自体のオフセット電圧や増幅
率のばらつき、或いは、バイアス側電源電圧V1やオフ
セット側電源電圧V2のばらつき等により、出力電圧V
adのオフセット値が1/2Vccと一致しなくなる。
また、部品の温度条件や経年変化等によっても、出力電
圧Vadのオフセット値が1/2Vccと一致しなくな
る。例えば、出力電圧Vadのオフセット値が1.05
・1/2Vccに変動してしまった場合、モータ電流ゼ
ロ時におけるA/D変換値は86hとなり、当初の7F
hからずれてしまう結果となる。
【0043】このようなゼロ点のずれを解決するため
に、本実施形態のモータ電流検出装置では、制御手段9
にゼロ点補正部93を設けて、モータ電流Imが流れて
いないときの出力電圧Vadに応じて得られたA/D変
換値を、新たなゼロ点として判断するように補正を行
う。先の例では、最初は7Fhなる値をゼロ点と判断
し、その後は86hなる値をゼロ点と判断するように補
正する(図6参照)。このような構成とすることによ
り、部品の温度特性や経年変化等の影響を受けることな
く、高精度にモータ電流を検出することが可能となる。
【0044】また、本実施形態のモータ電流検出装置で
は、上記したゼロ点補正を不定期に行うのではなく、モ
ータ1の起動毎に、その直前(モータ電流ゼロ時)のA
/D変換値をもって新たなゼロ点を内部設定する構成で
ある。このような構成とすることにより、装置の最新状
態に応じたゼロ点補正が為されるため、モータ1の高精
度制御が可能となる。なお、ゼロ点補正部93は、起動
部94から送出される起動信号によってモータ1の起動
タイミングを検出し、ゼロ点補正を行う。
【0045】次に、A/D変換部91におけるサンプリ
ングタイミングの最適化について説明する。通常、イン
バータ手段2では、複数のスイッチ素子QUa、QU
b、QVa、QVb、QWa、QWbのスイッチングパ
ターンによって、PWM駆動信号が決定され、モータ1
を駆動するためのモータ電流Imが形成される。
【0046】そのため、モータ電流Imには、上記した
PWM駆動信号のスイッチング周波数(キャリア周波
数)に起因するリプルが含まれる。該リプルは、モータ
1を構成するコイル巻線U、V、WのR値やL値などに
応じて異なるものであり、リプルの山部分と谷部分で
は、流れるモータ電流Imにも変化が生じる。そのた
め、A/D変換部91におけるサンプリングタイミング
をキャリア周波数に非同期とすると、リプルの山部分や
谷部分をバラバラにサンプリングする結果となり、その
分が検出誤差となる。
【0047】このようなリプルによる検出誤差を改善す
るため、本実施形態のモータ電流検出装置では、A/D
変換部91におけるサンプリングタイミングをキャリア
周波数に同期させるようにしている。このような構成と
することにより、モータ電流Imを常に同じ状態でA/
D変換することができるので、キャリア周波数によるリ
プルの影響をなくすことができる。
【0048】図7(a)はPWM駆動信号の立ち上がり
に同期してA/D変換を行う場合を例示している。この
場合は、ちょうどリプルの谷部分を検出することにな
る。一方、図7(b)はPWM駆動信号のパルス幅中心
でA/D変換を行う場合を例示している。このようなタ
イミングでA/D変換を行えば、スイッチングノイズの
影響を受けにくくなるため、A/D変換精度が向上す
る。また、キャリア周期中の平均的な電流値を得ること
ができるので、モータ電流Imの実効値を正確に検出す
ることができ、モータ1を高精度に制御できるようにな
る。
【0049】続いて、制御手段9における位相ずれの補
正動作について説明する。前出の図3(a)、(b)で
も示したように、電流変成器81の位相ずれ特性は、モ
ータ電流Imの周波数や電流値に大きく関係しており、
特に、コア81cの材質がケイ素鋼板などの場合は、低
周波数域や低電流域で大きな位相ずれが生じる。そこ
で、本実施形態のモータ電流検出装置は、モータ電流の
周波数と位相ずれの関係を示すデータ、並びに、モータ
電流の電流値と位相ずれの関係を示すデータを、予め制
御手段9内部に格納しておき、モータ電流の周波数や電
流値に応じて、実電流と電流検出信号との位相ずれを補
正する構成としている。このような構成とすることによ
り、回路コストを上昇させることなく、低周波数域や低
電流域における電流変成器81の特性劣化を改善するこ
とができる。
【0050】なお、本実施形態では、便宜上、制御手段
9内部をブロック91〜94に分けて説明を行ったが、
各ブロック91〜94の動作は全て、制御手段9内部に
おけるソフトウェア処理によって実現することができ
る。
【0051】また、本実施形態では、コイル巻線Wに流
れる電流をモータ電流Imとしてを検出する構成を挙げ
て説明を行ったが、検出すべきモータ電流はこれに限定
されるものではなく、コイル巻線U、Vに流れる各モー
タ電流を検出してもよいし、複数相のモータ電流を組み
合わせて検出してもよい。
【0052】なお、各コイル巻線U、V、Wがスター結
線され、各一端が仮想中点として結線されている場合、
コイル巻線U、V、Wに流れる3相の電流Iu、Iv、
Iwの間には、Iw=Iu+Ivなる関係が成立する。
すなわち、2相分のモータ電流Iu、Ivを検出すれ
ば、残り1相のモータ電流Iwは、モータ電流Iu、I
vから演算によって得ることが可能である。従って、制
御手段9内部に上式の演算を行う演算部を設ければ、3
相のモータ電流を全て得ようとする場合であっても、3
つの電流変成器を設ける必要がなくなり、装置規模の縮
小やコスト低減を図ることが可能となる。もちろん、3
相以上であっても同様であり、N相分のモータ電流を得
るためには、(N−1)相分の電流変成器を設ければよ
い。
【0053】
【発明の効果】上記で説明したように、本発明に係るモ
ータ電流検出装置は、1次巻線と2次巻線がコアによっ
て磁気的に結合され、1次巻線に流れる電流に応じた誘
起電圧を2次巻線両端に発生する電流変成器と、2次巻
線両端に接続された負荷抵抗手段と、該負荷抵抗手段の
一端電圧を可変するバイアス手段と、前記負荷抵抗手段
の両端電圧を増幅する増幅手段と、該増幅手段の出力電
圧をレベル調整するオフセット手段と、該オフセット手
段でレベル調整された出力電圧をディジタル信号に変換
するアナログ/ディジタル変換手段と、を有して成り、
モータのコイル巻線に流れるモータ電流を1次巻線に流
すことで、該モータ電流を、所定の電圧レベルを基準と
した交流信号として検出する構成としている。
【0054】このような構成とすることにより、安価な
カレントトランスなどの電流変成器を用いて、従来の課
題であった実電流と電流検出信号との位相ずれや直線性
の問題を解消し、モータ電流を高精度に検出することが
可能となる。従って、本発明に係るモータ電流検出装置
を適用すれば、低コストで高精度なモータ制御が可能と
なることから、価格競争の激しい民生機器(空気調和
機、冷蔵庫、洗濯機等)の省エネ、高効率化、静音化、
低振動化などに大きく貢献することができる。
【0055】なお、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、前記コアの材質をパーマロイとするとよい。この
ような構成とすることにより、回路方式を同一としたま
ま、電流変成器の直線性や位相ずれなどの特性を改善す
ることができるので、容易にモータ電流の検出精度を向
上することができる。
【0056】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置において、前記バイアス手段は、前記増幅手段の入力
範囲に応じて、前記負荷抵抗手段の一端電圧を可変する
構成にするとよい。このような構成とすることにより、
簡易な回路設計で、電流変成器の出力レベルを増幅手段
の入力範囲に合わせることが可能となるので、増幅手段
の入力ダイナミックレンジを最大限に活用して、モータ
電流の検出精度を向上することができる。
【0057】さらに、上記構成から成るモータ電流検出
装置において、前記オフセット手段は、前記アナログ/
ディジタル変換手段の入力範囲に応じて、前記増幅手段
の出力電圧をレベル調整する構成にするとよい。このよ
うな構成とすることにより、アナログ/ディジタル変換
手段の入力ダイナミックレンジを最大限に活用して、S
/N比を向上させることができる。また、アナログ/デ
ィジタル変換手段の入力範囲の変更にも容易に対応が可
能となる。
【0058】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、前記モータ電流が流れていないときに前記アナロ
グ/ディジタル変換手段で得られたディジタル値を、該
アナログ/ディジタル変換手段の新たなゼロ点として判
断するように補正するゼロ点補正手段を有する構成にす
るとよい。このような構成とすることにより、回路部品
の温度特性、経年変化、部品ばらつき等によるゼロ点の
ずれを補正することが可能となるので、モータ電流の検
出精度を向上することができる。
【0059】なお、前記ゼロ点補正手段は、前記モータ
の起動毎に、前記アナログ/ディジタル変換手段のゼロ
点を補正する構成にするとよい。このような構成とする
ことにより、ゼロ点を常に最新状態に補正できるので、
さらにモータ電流の検出精度を向上することができる。
【0060】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置において、前記アナログ/ディジタル変換手段におけ
るサンプリングタイミングは、前記モータをインバータ
制御するPWM駆動信号のキャリア周波数に同期させる
とよい。このような構成とすることにより、スイッチン
グによるリプルの影響をなくすことができるので、アナ
ログ/ディジタル変換時の誤差が少なくなり、モータ電
流の検出精度を向上することができる。
【0061】なお、前記アナログ/ディジタル変換手段
は、PWM駆動信号のパルス幅中心でサンプリングを行
う構成にするとよい。このような構成とすることによ
り、検出電流を平均化された値として検出することがで
きるので、該検出電流を実効電流値として利用できるよ
うになる。従って、モータの挙動をより正確に検出でき
るようになる。
【0062】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、前記モータ電流と、前記アナログ/ディジタル変
換手段で検出された交流信号との位相ずれを、前記モー
タ電流の周波数または電流値、或いはその両方に応じて
補正する構成にするとよい。このような構成とすること
により、特に、低周波数域や低電流域での電流変成器の
特性劣化を大幅に改善することができるので、回路コス
トを上げることなく、モータ電流の検出精度を向上する
ことができる。
【0063】また、上記構成から成るモータ電流検出装
置は、N相(N;複数)のモータ電流について、(N−
1)相分のモータ電流から残りの1相分のモータ電流を
算出可能な演算手段を有する構成にするとよい。このよ
うな構成とすることにより、N相分の電流変成器を設け
ずに済むため、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るモータ電流検出装置を搭載した
電気機器の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 抵抗値R2及び巻線比n1/n2と出力電圧
Eo及び位相ずれとの関係を示す図である。
【図3】 検出電流の周波数及び電流値と位相ずれとの
関係を示す図である。
【図4】 バイアス電圧V1の最適化を説明する図であ
る。
【図5】 A/D変換部91におけるゼロ点の設定方法
を説明する図である。
【図6】 ゼロ点補正部93によるゼロ点補正を説明す
る図である。
【図7】 A/D変換部91におけるサンプリングタイ
ミングの最適化を説明する図である。
【符号の説明】
1 モータ U、V、W コイル巻線(U相、V相、W相) 2 インバータ手段 QUa、QVa、QWa スイッチ素子(上アーム) QUb、QVb、QWb スイッチ素子(下アーム) DUa、DVa、DWa フリーホイールダイオード
(上アーム) DUb、DVb、DWb フリーホイールダイオード
(下アーム) 3 商用交流電源 4 整流手段 5 平滑手段 6 リアクトル 7 ドライブ回路 8 モータ電流検出手段 81 電流変成器 81a 1次巻線 81b 2次巻線 81c コア 82 負荷抵抗手段 83 バイアス手段 84 増幅手段 85 オフセット手段 9 制御手段 91 アナログ/ディジタル変換部(A/D変換部) 92 駆動波形演算部 93 ゼロ点補正部 94 起動部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1次巻線と2次巻線がコアによって磁気的
    に結合され、1次巻線に流れる電流に応じた誘起電圧を
    2次巻線両端に発生する電流変成器と、2次巻線両端に
    接続された負荷抵抗手段と、該負荷抵抗手段の一端電圧
    を可変するバイアス手段と、前記負荷抵抗手段の両端電
    圧を増幅する増幅手段と、該増幅手段の出力電圧をレベ
    ル調整するオフセット手段と、該オフセット手段でレベ
    ル調整された出力電圧をディジタル信号に変換するアナ
    ログ/ディジタル変換手段と、を有して成り、モータの
    コイル巻線に流れるモータ電流を1次巻線に流すこと
    で、該モータ電流を、所定の電圧レベルを基準とした交
    流信号として検出することを特徴とするモータ電流検出
    装置。
  2. 【請求項2】前記コアの材質をパーマロイとしたことを
    特徴とする請求項1に記載のモータ電流検出装置。
  3. 【請求項3】前記バイアス手段は、前記増幅手段の入力
    範囲に応じて、前記負荷抵抗手段の一端電圧を可変する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモー
    タ電流検出装置。
  4. 【請求項4】前記オフセット手段は、前記アナログ/デ
    ィジタル変換手段の入力範囲に応じて、前記増幅手段の
    出力電圧をレベル調整することを特徴とする請求項1〜
    請求項3のいずれかに記載のモータ電流検出装置。
  5. 【請求項5】前記モータ電流が流れていないときに前記
    アナログ/ディジタル変換手段で得られたディジタル値
    を、該アナログ/ディジタル変換手段の新たなゼロ点と
    して判断するように補正するゼロ点補正手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    モータ電流検出装置。
  6. 【請求項6】前記ゼロ点補正手段は、前記モータの起動
    毎に、前記アナログ/ディジタル変換手段のゼロ点を補
    正することを特徴とする請求項5に記載のモータ電流検
    出装置。
  7. 【請求項7】前記アナログ/ディジタル変換手段におけ
    るサンプリングタイミングは、前記モータをインバータ
    制御するPWM[Pulse Width Modulation]駆動信号の
    キャリア周波数に同期していることを特徴とする請求項
    1〜請求項6のいずれかに記載のモータ電流検出装置。
  8. 【請求項8】前記アナログ/ディジタル変換手段は、前
    記PWM駆動信号のパルス幅中心でサンプリングを行う
    ことを特徴とする請求項7に記載のモータ電流検出装
    置。
  9. 【請求項9】前記モータ電流と、前記アナログ/ディジ
    タル変換手段で検出された交流信号との位相ずれを、前
    記モータ電流の周波数に応じて補正することを特徴とす
    る請求項1〜請求項8のいずれかに記載のモータ電流検
    出装置。
  10. 【請求項10】前記モータ電流と、前記アナログ/ディ
    ジタル変換手段で検出された交流信号との位相ずれを、
    前記モータ電流の電流値に応じて補正することを特徴と
    する請求項1〜請求項9のいずれかに記載のモータ電流
    検出装置。
  11. 【請求項11】N相(N;複数)のモータ電流につい
    て、(N−1)相分のモータ電流から残りの1相分のモ
    ータ電流を算出可能な演算手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜請求項10のいずれかに記載のモータ電流
    検出装置。
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