JP2003103796A - 液体収納容器及び該容器を用いるインクジェット記録装置 - Google Patents
液体収納容器及び該容器を用いるインクジェット記録装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】情報記憶媒体を搭載した液体収納容器におい
て、情報記憶媒体を物理的に保護するとともに、液体供
給部から液体が漏れ出した場合でも、液体が情報記憶媒
体やコネクタに接触することを防止し、液体付着に起因
する情報記憶媒体やコネクタの損傷を未然に防ぐ。 【構成】液体収納容器１０００の液体供給部１００より
上側の部位にコネクタ挿入用空間３０６を有する情報記
憶媒体収容部３００を固着し、コネクタ挿入用空間の液
体供給部より反対側の内面に情報記憶媒体３０２を固着
し、情報記憶媒体収容部３００と液体収容部２００との
間に液体を捕捉するための液体トラップ部３０７を設け
る。
て、情報記憶媒体を物理的に保護するとともに、液体供
給部から液体が漏れ出した場合でも、液体が情報記憶媒
体やコネクタに接触することを防止し、液体付着に起因
する情報記憶媒体やコネクタの損傷を未然に防ぐ。 【構成】液体収納容器１０００の液体供給部１００より
上側の部位にコネクタ挿入用空間３０６を有する情報記
憶媒体収容部３００を固着し、コネクタ挿入用空間の液
体供給部より反対側の内面に情報記憶媒体３０２を固着
し、情報記憶媒体収容部３００と液体収容部２００との
間に液体を捕捉するための液体トラップ部３０７を設け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク等の液体を
収容するための液体収納容器並びに該液体収納容器を装
着可能なインクジェット記録装置に関する。
収容するための液体収納容器並びに該液体収納容器を装
着可能なインクジェット記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて紙、布、プラスチックシート、ＯＨＰ用シ
ート等の記録媒体（被記録材）に画像（文字や記号等を
含む）を記録していくように構成されている。前記記録
装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤド
ット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けること
ができる。
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて紙、布、プラスチックシート、ＯＨＰ用シ
ート等の記録媒体（被記録材）に画像（文字や記号等を
含む）を記録していくように構成されている。前記記録
装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤド
ット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けること
ができる。
【０００３】そのうち、インクジェット式の記録装置
（インクジェット記録装置）は、記録手段から記録媒体
へインクを吐出して記録を行うものであり、記録手段の
コンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録
することができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記
録することができ、ランニングコストが安く、ノンイン
パクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多種類の
インク（例えばカラーインク）を使用してカラー画像を
記録するのが容易であるなどの利点を有している。ま
た、インクジェット記録装置においては、記録媒体（被
記録材）の材質に対する要求も様々なものがあり、近年
では、これらの要求に対する開発が進み、通常の記録媒
体である紙（薄紙や加工紙を含む）や樹脂薄板（ＯＨＰ
等）などの他に、布、皮革、不織布、さらには金属等を
記録媒体として用いる記録装置も使用されるようになっ
ている。
（インクジェット記録装置）は、記録手段から記録媒体
へインクを吐出して記録を行うものであり、記録手段の
コンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録
することができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記
録することができ、ランニングコストが安く、ノンイン
パクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多種類の
インク（例えばカラーインク）を使用してカラー画像を
記録するのが容易であるなどの利点を有している。ま
た、インクジェット記録装置においては、記録媒体（被
記録材）の材質に対する要求も様々なものがあり、近年
では、これらの要求に対する開発が進み、通常の記録媒
体である紙（薄紙や加工紙を含む）や樹脂薄板（ＯＨＰ
等）などの他に、布、皮革、不織布、さらには金属等を
記録媒体として用いる記録装置も使用されるようになっ
ている。
【０００４】上記インクジェット記録装置は、記録に際
し、記録手段としての記録ヘッド（インクジェットヘッ
ド）に設けられた微細な吐出口よりインク滴を飛翔さ
せ、そのインク滴を記録媒体（記録用紙等）に着弾させ
ることにより所望の記録を行うものであり、上記インク
ジェットヘッドとしては、例えば、吐出口からインクを
吐出するためのエネルギーを発生する吐出エネルギー発
生素子として、ピエゾ素子などの電気機械変換体を用い
たもの、あるいは発熱抵抗体を有する電気熱変換素子に
よって液体を加熱してインク滴を吐出させるものを用い
たもの等が使用されている。
し、記録手段としての記録ヘッド（インクジェットヘッ
ド）に設けられた微細な吐出口よりインク滴を飛翔さ
せ、そのインク滴を記録媒体（記録用紙等）に着弾させ
ることにより所望の記録を行うものであり、上記インク
ジェットヘッドとしては、例えば、吐出口からインクを
吐出するためのエネルギーを発生する吐出エネルギー発
生素子として、ピエゾ素子などの電気機械変換体を用い
たもの、あるいは発熱抵抗体を有する電気熱変換素子に
よって液体を加熱してインク滴を吐出させるものを用い
たもの等が使用されている。
【０００５】また、前記インクジェット記録装置におい
ては、最近のコンピュータ等のソフト及びハードの進歩
によりカラー画像の出力が求められる状況となり、この
状況に応じて記録ヘッド（インクジェットヘッド）にお
いてもカラー対応が行われている。このようなカラー化
の状況に加え、画像出力の高精細化も求められており、
それに応じて、記録密度（記録画像や印字の密度）の高
密度化やインク濃度の変化による一層の高精細化及び高
画質化が実現され、最近では、ビジネスやコンピュータ
の専門家だけでなく、家庭や小規模オフィスなどのパー
ソナルユーザーにも広く使用されるようになっている。
このようなインクジェット記録装置においては、液体と
しての記録用インクを記録手段（記録ヘッド）に供給す
る液体供給システム（インク供給系）が設けられ、この
インク供給系にインクを貯留するインクタンクが着脱自
在に接続される構成になっている。また、この液体収納
容器としてのインクタンクは、インクジェット記録装置
に設けられた装着部に着脱可能（交換可能）に装着され
るようになっている。
ては、最近のコンピュータ等のソフト及びハードの進歩
によりカラー画像の出力が求められる状況となり、この
状況に応じて記録ヘッド（インクジェットヘッド）にお
いてもカラー対応が行われている。このようなカラー化
の状況に加え、画像出力の高精細化も求められており、
それに応じて、記録密度（記録画像や印字の密度）の高
密度化やインク濃度の変化による一層の高精細化及び高
画質化が実現され、最近では、ビジネスやコンピュータ
の専門家だけでなく、家庭や小規模オフィスなどのパー
ソナルユーザーにも広く使用されるようになっている。
このようなインクジェット記録装置においては、液体と
しての記録用インクを記録手段（記録ヘッド）に供給す
る液体供給システム（インク供給系）が設けられ、この
インク供給系にインクを貯留するインクタンクが着脱自
在に接続される構成になっている。また、この液体収納
容器としてのインクタンクは、インクジェット記録装置
に設けられた装着部に着脱可能（交換可能）に装着され
るようになっている。
【０００６】このようなインクジェット記録装置のイン
ク供給システムにおいて使用されるインクタンク（液体
収納容器）として、インクタンク側に情報記憶媒体を設
けることにより、装置本体の制御回路との間でインクタ
ンクに関する種々の情報のやりとりをするものが提案さ
れている。例えば、特開２０００−２１８８１８号公報
には、インク残量や製造年月日や有効期限等の情報を記
憶させた記憶素子を備えたインクタンクが開示されてお
り、また、特開平１０−２１７５０９号公報には、種々
の情報を記憶した情報記憶媒体をインクカートリッジ底
部の窪みに収容するものが開示されている。
ク供給システムにおいて使用されるインクタンク（液体
収納容器）として、インクタンク側に情報記憶媒体を設
けることにより、装置本体の制御回路との間でインクタ
ンクに関する種々の情報のやりとりをするものが提案さ
れている。例えば、特開２０００−２１８８１８号公報
には、インク残量や製造年月日や有効期限等の情報を記
憶させた記憶素子を備えたインクタンクが開示されてお
り、また、特開平１０−２１７５０９号公報には、種々
の情報を記憶した情報記憶媒体をインクカートリッジ底
部の窪みに収容するものが開示されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したイン
クタンク等の液体収納容器に使用する情報記憶媒体とし
ては半導体素子を用いることが多く、そのため、記録装
置等に対して液体収納容器を着脱する際にわずかな液滴
が発生しても、この液滴が情報記憶媒体に接触してショ
ートを起こすなど、情報記憶媒体に損傷が生じやすいと
いう技術的課題があった。
クタンク等の液体収納容器に使用する情報記憶媒体とし
ては半導体素子を用いることが多く、そのため、記録装
置等に対して液体収納容器を着脱する際にわずかな液滴
が発生しても、この液滴が情報記憶媒体に接触してショ
ートを起こすなど、情報記憶媒体に損傷が生じやすいと
いう技術的課題があった。
【０００８】例えば、従来のインクタンクでは、情報記
憶媒体の電極部が露出しているため、インク滴の付着に
対して無防備であった。また、情報記憶媒体が露出して
いるため、ユーザーのハンドリング時に生じる静電気や
汗の付着によるダメージや、機械的（物理的）ダメージ
の結果としての情報記憶媒体の破損が生じやすいという
不都合もあった。さらに、従来のインクタンクでも、窪
み内に情報記憶媒体を装着するように構成したものが提
案（例えば特開平１０−２１７５０９号公報）されてい
るが、この従来の構成では、ユーザーハントリング時に
おける情報記憶媒体の機械的破損の危険性こそ少なくな
るが、インクタンクの交換時などにインクがわずかでも
漏れ出すと、そのインク滴が情報記憶媒体の電極部に接
触しやすく、前述のような不都合を防ぐことは困難であ
った。
憶媒体の電極部が露出しているため、インク滴の付着に
対して無防備であった。また、情報記憶媒体が露出して
いるため、ユーザーのハンドリング時に生じる静電気や
汗の付着によるダメージや、機械的（物理的）ダメージ
の結果としての情報記憶媒体の破損が生じやすいという
不都合もあった。さらに、従来のインクタンクでも、窪
み内に情報記憶媒体を装着するように構成したものが提
案（例えば特開平１０−２１７５０９号公報）されてい
るが、この従来の構成では、ユーザーハントリング時に
おける情報記憶媒体の機械的破損の危険性こそ少なくな
るが、インクタンクの交換時などにインクがわずかでも
漏れ出すと、そのインク滴が情報記憶媒体の電極部に接
触しやすく、前述のような不都合を防ぐことは困難であ
った。
【０００９】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、情報記憶媒体を搭
載した液体収納容器において、該情報記憶媒体を物理的
に保護できることに加え、該液体収納容器の着脱等に際
し液体が漏れ出した場合でも、該液体が情報記憶媒体や
コネクタに接触することを防止でき、液体付着に起因す
る情報記憶媒体及びその近接部品の損傷を未然に防ぐこ
とが可能な液体収納容器を提供することである。
されたものであり、本発明の目的は、情報記憶媒体を搭
載した液体収納容器において、該情報記憶媒体を物理的
に保護できることに加え、該液体収納容器の着脱等に際
し液体が漏れ出した場合でも、該液体が情報記憶媒体や
コネクタに接触することを防止でき、液体付着に起因す
る情報記憶媒体及びその近接部品の損傷を未然に防ぐこ
とが可能な液体収納容器を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明（請求項１）は、
上記目的を達成するため、開口部を有する液体収容部
と、前記液体収容部から液体を導出するために該液体収
容部に固定された液体供給部と、液体収納容器に関する
情報を記憶した情報記憶媒体を保持するために前記液体
収容部に設けられた情報記憶媒体収容部と、を備えた液
体収納容器において、前記情報記憶媒体収容部に保持さ
れた情報記憶媒体のコンタクト面が前記液体供給部に向
けて配置され、該情報記憶媒体のコンタクト面と前記液
体収容部の表面との間に空間が設けられていることを特
徴とする。
上記目的を達成するため、開口部を有する液体収容部
と、前記液体収容部から液体を導出するために該液体収
容部に固定された液体供給部と、液体収納容器に関する
情報を記憶した情報記憶媒体を保持するために前記液体
収容部に設けられた情報記憶媒体収容部と、を備えた液
体収納容器において、前記情報記憶媒体収容部に保持さ
れた情報記憶媒体のコンタクト面が前記液体供給部に向
けて配置され、該情報記憶媒体のコンタクト面と前記液
体収容部の表面との間に空間が設けられていることを特
徴とする。
【００１１】上記の本発明による液体収納容器において
は、さらに、前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記液
体収容部の表面との間の空間はコネクタ挿入部を形成す
る構成、前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記液体収
容部の表面との間の空間は、前記情報記憶媒体収容部に
設けられた凹部又は空洞によって形成される構成、前記
情報記憶媒体は、前記情報記憶媒体収容部に設けられた
凹部又は空洞の前記液体供給部より反対側の内面に固定
されている構成、前記情報記憶媒体のコンタクト面と前
記液体収容部の表面との間に設けられた空間は、液体を
捕捉する機能を有する構成、前記情報記憶媒体収容部と
前記液体収容部との間に液体を捕捉するための液体トラ
ップ部が形成されている構成、あるいは、使用状態で、
前記情報記憶媒体収容部が前記液体供給部より上方に位
置している構成とすることが好ましい。
は、さらに、前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記液
体収容部の表面との間の空間はコネクタ挿入部を形成す
る構成、前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記液体収
容部の表面との間の空間は、前記情報記憶媒体収容部に
設けられた凹部又は空洞によって形成される構成、前記
情報記憶媒体は、前記情報記憶媒体収容部に設けられた
凹部又は空洞の前記液体供給部より反対側の内面に固定
されている構成、前記情報記憶媒体のコンタクト面と前
記液体収容部の表面との間に設けられた空間は、液体を
捕捉する機能を有する構成、前記情報記憶媒体収容部と
前記液体収容部との間に液体を捕捉するための液体トラ
ップ部が形成されている構成、あるいは、使用状態で、
前記情報記憶媒体収容部が前記液体供給部より上方に位
置している構成とすることが好ましい。
【００１２】別の本発明（請求項１５）は、記録手段か
ら記録媒体をインクを吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置において、前述のような構成を有する情報記
憶媒体を搭載した液体収納容器を装着可能な装着部を備
えた構成とすることにより、該情報記憶媒体を物理的に
保護できることに加え、該液体収納容器の着脱等に際し
液体が漏れ出した場合でも、該液体が情報記憶媒体やコ
ネクタに接触することを防止でき、液体付着に起因する
情報記憶媒体及びその近接部品の損傷を未然に防ぐこと
が可能な液体収納容器を装着したインクジェット記録装
置を提供するものである。
ら記録媒体をインクを吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置において、前述のような構成を有する情報記
憶媒体を搭載した液体収納容器を装着可能な装着部を備
えた構成とすることにより、該情報記憶媒体を物理的に
保護できることに加え、該液体収納容器の着脱等に際し
液体が漏れ出した場合でも、該液体が情報記憶媒体やコ
ネクタに接触することを防止でき、液体付着に起因する
情報記憶媒体及びその近接部品の損傷を未然に防ぐこと
が可能な液体収納容器を装着したインクジェット記録装
置を提供するものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一
符号は同一又は対応する部分を示す。図１は本発明を適
用した液体収納容器の一実施例を示す模式的斜視図であ
り、図２は図１の液体収納容器の構成を分解して示す模
式的分解斜視図であり、図３は図１の液体収納容器の模
式的正面図であり、図４は図３中の線４−４から見た模
式的下面図である。図１〜図４において、液体収納容器
１０００は、液体を収納する中空容器から成る液体収容
部２００と、該液体収容部２００の底部に固定された液
体供給部１００と、該液体収容部２００に固定又は一体
成形で一体的に設けられた情報記憶媒体収容部３００
と、で構成されている。
の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一
符号は同一又は対応する部分を示す。図１は本発明を適
用した液体収納容器の一実施例を示す模式的斜視図であ
り、図２は図１の液体収納容器の構成を分解して示す模
式的分解斜視図であり、図３は図１の液体収納容器の模
式的正面図であり、図４は図３中の線４−４から見た模
式的下面図である。図１〜図４において、液体収納容器
１０００は、液体を収納する中空容器から成る液体収容
部２００と、該液体収容部２００の底部に固定された液
体供給部１００と、該液体収容部２００に固定又は一体
成形で一体的に設けられた情報記憶媒体収容部３００
と、で構成されている。
【００１４】前記液体供給部１００は、前記液体収容部
２００の底面に形成された開口部２０１に対し、シール
部材１２０を介して接続ユニット１１０を当接させると
ともにその上からキャップ部材１３０を前記開口部２０
１にねじ込み（ねじ締結）することにより固定されてい
る。すなわち、前記開口部２０１の外周面には雄ねじが
形成されており、前記キャップ部材１３０の内径に形成
された雌ねじを前記雄ねじにねじ込むことにより、該キ
ャップ部材１３０により前記接続ユニット１１０を挟圧
保持することで液体供給部１００が構成される。なお、
前記キャップ部材１３０の頂面は開放されており、該開
放部からは前記接続ユニット１１０の接続口１５０、１
５１が露出している。
２００の底面に形成された開口部２０１に対し、シール
部材１２０を介して接続ユニット１１０を当接させると
ともにその上からキャップ部材１３０を前記開口部２０
１にねじ込み（ねじ締結）することにより固定されてい
る。すなわち、前記開口部２０１の外周面には雄ねじが
形成されており、前記キャップ部材１３０の内径に形成
された雌ねじを前記雄ねじにねじ込むことにより、該キ
ャップ部材１３０により前記接続ユニット１１０を挟圧
保持することで液体供給部１００が構成される。なお、
前記キャップ部材１３０の頂面は開放されており、該開
放部からは前記接続ユニット１１０の接続口１５０、１
５１が露出している。
【００１５】前記液体収納容器１０００は、液体収容部
１００の接続口１５０、１５１を下方に向けた姿勢でイ
ンクジェット記録装置等に装着され、その姿勢で使用さ
れるものである。つまり、液体収納容器１０００がイン
クジェット記録装置のインクタンクである場合には、前
記接続口１５０、１５１を下側にした状態でインクジェ
ット記録装置の装着部に着脱可能に装着され、該インク
ジェット記録装置の記録手段としてのインクジェットヘ
ッド（記録ヘッド）にインクを供給するために使用され
る。
１００の接続口１５０、１５１を下方に向けた姿勢でイ
ンクジェット記録装置等に装着され、その姿勢で使用さ
れるものである。つまり、液体収納容器１０００がイン
クジェット記録装置のインクタンクである場合には、前
記接続口１５０、１５１を下側にした状態でインクジェ
ット記録装置の装着部に着脱可能に装着され、該インク
ジェット記録装置の記録手段としてのインクジェットヘ
ッド（記録ヘッド）にインクを供給するために使用され
る。
【００１６】前記情報記憶媒体収容部３００は、前記液
体収容部２００の側面の前記液体収容部１００より高い
位置に固着されている。この情報記憶媒体収容部３００
は、情報記憶媒体ホルダ３０１に対し、両面テープ３０
３を介して情報記憶媒体３０２を貼り付けて構成されて
いる。本実施例では、前記情報記憶媒体ホルダ３０１に
は、液体収納容器１０００のインクジェット記録装置等
へ装着する場合の誤装着を防止するために用いられる複
数の突起状から成るＩＤ部（機械式識別部）３０４が設
けられている。前記情報記憶媒体３０２の前記情報記憶
媒体ホルダ３０１に対する固着位置（貼り付け位置）
は、該情報記憶媒体ホルダ３０１に形成された空洞部３
０６の内面であって、前記液体供給部１００より反対側
の面に選定されている。前記空洞部３０６は、前記情報
記憶媒体３０２に電気的に接続されるコネクタが挿入さ
れるコネクタ挿入部を形成している。また、前記情報記
憶媒体３０２は、前記情報記憶媒体ホルダ３０１の前記
コネクタ挿入部３０６の壁面に設けられた位置決め穴３
０５によって所定位置に位置決めされた姿勢で固着され
る。
体収容部２００の側面の前記液体収容部１００より高い
位置に固着されている。この情報記憶媒体収容部３００
は、情報記憶媒体ホルダ３０１に対し、両面テープ３０
３を介して情報記憶媒体３０２を貼り付けて構成されて
いる。本実施例では、前記情報記憶媒体ホルダ３０１に
は、液体収納容器１０００のインクジェット記録装置等
へ装着する場合の誤装着を防止するために用いられる複
数の突起状から成るＩＤ部（機械式識別部）３０４が設
けられている。前記情報記憶媒体３０２の前記情報記憶
媒体ホルダ３０１に対する固着位置（貼り付け位置）
は、該情報記憶媒体ホルダ３０１に形成された空洞部３
０６の内面であって、前記液体供給部１００より反対側
の面に選定されている。前記空洞部３０６は、前記情報
記憶媒体３０２に電気的に接続されるコネクタが挿入さ
れるコネクタ挿入部を形成している。また、前記情報記
憶媒体３０２は、前記情報記憶媒体ホルダ３０１の前記
コネクタ挿入部３０６の壁面に設けられた位置決め穴３
０５によって所定位置に位置決めされた姿勢で固着され
る。
【００１７】本実施例では、前記情報記憶媒体収容部３
００は超音波溶着等の手法で液体収容部（容器）２００
の側面に固定されている。その場合、本実施例では、前
記情報記憶媒体３０２の固着位置は、情報記憶媒体ホル
ダ３０１に形成された凹部又は空洞から成るコネクタ挿
入部３０６の内面であって液体供給部１００より反対側
の内面に選定されているので、該情報記憶媒体３０２を
溶着面から十分に離隔させて配置することができ、従っ
て、超音波溶着時の振動による情報記憶媒体３０２の損
傷（破損等）を防ぐことができる。また、情報記憶媒体
３０２は凹部又は空洞から成るコネクタ挿入部３０６の
内部に収容されているので、ユーザーのハンドリング時
に生じる静電気や汗の付着による情報記憶媒体３０２の
ダメージや、物理的な衝当などによる情報記憶媒体３０
２の機械的ダメージを防ぐことができる。
００は超音波溶着等の手法で液体収容部（容器）２００
の側面に固定されている。その場合、本実施例では、前
記情報記憶媒体３０２の固着位置は、情報記憶媒体ホル
ダ３０１に形成された凹部又は空洞から成るコネクタ挿
入部３０６の内面であって液体供給部１００より反対側
の内面に選定されているので、該情報記憶媒体３０２を
溶着面から十分に離隔させて配置することができ、従っ
て、超音波溶着時の振動による情報記憶媒体３０２の損
傷（破損等）を防ぐことができる。また、情報記憶媒体
３０２は凹部又は空洞から成るコネクタ挿入部３０６の
内部に収容されているので、ユーザーのハンドリング時
に生じる静電気や汗の付着による情報記憶媒体３０２の
ダメージや、物理的な衝当などによる情報記憶媒体３０
２の機械的ダメージを防ぐことができる。
【００１８】前記情報記憶媒体３０２は、インクタンク
等の液体収納容器１０００がインクジェット記録装置に
装着された状態で該インクジェット記録装置との間で情
報交換が可能なものである。この情報記憶媒体３０２と
インクジェット記録装置との間で交信される情報は、例
えば、インクの使用期限、インクタンク１０００内のイ
ンク量、インクの色などに関する情報である。インクジ
ェット記録装置の制御部によりこのような情報を取り出
すことにより、使用期限切れ又はインク切れのアラーム
を出してユーザーにインクタンクの交換を促すなどする
ことができる。それによって、インクの変色や増粘によ
って記録画像に影響が生じるのを防止したり、また、イ
ンクが空の状態で記録動作を行ったりして、記録不良が
発生するのを防止するなどの処理を行うことができる。
このようにすることによって、常に良好な記録動作を行
えるようにし、高品位な画像出力が得られるようにでき
る。
等の液体収納容器１０００がインクジェット記録装置に
装着された状態で該インクジェット記録装置との間で情
報交換が可能なものである。この情報記憶媒体３０２と
インクジェット記録装置との間で交信される情報は、例
えば、インクの使用期限、インクタンク１０００内のイ
ンク量、インクの色などに関する情報である。インクジ
ェット記録装置の制御部によりこのような情報を取り出
すことにより、使用期限切れ又はインク切れのアラーム
を出してユーザーにインクタンクの交換を促すなどする
ことができる。それによって、インクの変色や増粘によ
って記録画像に影響が生じるのを防止したり、また、イ
ンクが空の状態で記録動作を行ったりして、記録不良が
発生するのを防止するなどの処理を行うことができる。
このようにすることによって、常に良好な記録動作を行
えるようにし、高品位な画像出力が得られるようにでき
る。
【００１９】前記情報記憶媒体３０２としては、磁気、
光磁気、電気、メカなど各種の情報取得手段により識別
情報が得られる媒体であれば、フラッシュメモリやライ
トアットワンス的な磁気媒体など、そのようなものを用
いてもよい。本実施例の液体収納容器（インクタンク
等）１０００では、インクタンク識別情報の保持、記録
装置本体側からの情報の書き込みに加えて、記録装置本
体側からの記憶情報の追加、あるいは記憶情報の変更、
削除などが可能な媒体として、電気的な書き込み消去処
理可能なＥＥＰＲＯＭが用いられている。このＥＥＰＲ
ＯＭは記録装置本体側に設けられた電気信号コネクタと
電気的に接続される接点部を有するプリント基板上に搭
載され、これらが一体となって情報記憶媒体３０２が構
成されている。
光磁気、電気、メカなど各種の情報取得手段により識別
情報が得られる媒体であれば、フラッシュメモリやライ
トアットワンス的な磁気媒体など、そのようなものを用
いてもよい。本実施例の液体収納容器（インクタンク
等）１０００では、インクタンク識別情報の保持、記録
装置本体側からの情報の書き込みに加えて、記録装置本
体側からの記憶情報の追加、あるいは記憶情報の変更、
削除などが可能な媒体として、電気的な書き込み消去処
理可能なＥＥＰＲＯＭが用いられている。このＥＥＰＲ
ＯＭは記録装置本体側に設けられた電気信号コネクタと
電気的に接続される接点部を有するプリント基板上に搭
載され、これらが一体となって情報記憶媒体３０２が構
成されている。
【００２０】液体収納容器１０００がインクジェット記
録装置のインクタンクである場合は、前述の櫛歯状の突
起から成るＩＤ部３０４は、インクタンクの誤装着防止
のためのＩＤとして用いられる。このＩＤ部３０４にお
いては、インクの色毎、あるいは記録装置の機種毎等、
あらかじめ決められた部分を切除されており、そのイン
クタンクの切除された部分と対応する本体側の対応する
位置には突起が設けられ、正しいインクタンク（機種、
色等）のみが装着されるようになっている。
録装置のインクタンクである場合は、前述の櫛歯状の突
起から成るＩＤ部３０４は、インクタンクの誤装着防止
のためのＩＤとして用いられる。このＩＤ部３０４にお
いては、インクの色毎、あるいは記録装置の機種毎等、
あらかじめ決められた部分を切除されており、そのイン
クタンクの切除された部分と対応する本体側の対応する
位置には突起が設けられ、正しいインクタンク（機種、
色等）のみが装着されるようになっている。
【００２１】図１〜図４において、前記情報記憶媒体収
容部３００は液体収容部（容器）２００の側面の下部近
傍に固定されている。また、本実施例では、該情報記憶
媒体収容部３００と該液体収容部２００との間（両者の
合わせ面）には、下方に開口した空洞又は凹部から成る
液体トラップ部３０７が形成されている。この液体トラ
ップ部３０７は、液体収納容器１０００の着脱等に際し
て液体供給部１００から液体が漏れ出した場合でも、こ
の漏洩液体が情報記憶媒体収容部３００に保持された情
報記憶媒体３０２まで到達しないように、該漏洩液体を
捕捉して閉じ込める機能を有するものである。
容部３００は液体収容部（容器）２００の側面の下部近
傍に固定されている。また、本実施例では、該情報記憶
媒体収容部３００と該液体収容部２００との間（両者の
合わせ面）には、下方に開口した空洞又は凹部から成る
液体トラップ部３０７が形成されている。この液体トラ
ップ部３０７は、液体収納容器１０００の着脱等に際し
て液体供給部１００から液体が漏れ出した場合でも、こ
の漏洩液体が情報記憶媒体収容部３００に保持された情
報記憶媒体３０２まで到達しないように、該漏洩液体を
捕捉して閉じ込める機能を有するものである。
【００２２】図５は上記液体収納容器１０００をインク
ジェット記録装置に装着するときの接続直前の状態を示
す模式的立面図であり、図６は上記液体収納容器１００
０をインクジェット記録装置の装着部に装着した状態を
示す模式的立面図である。図５及び図６において、イン
クジェット記録装置の装置本体には、液体収納容器１０
００を装着可能な装着部としてのベース５００が設けら
れている。このベース５００の内部には液体導出用中空
針４０１と大気導入用中空針４０２が設けられている。
これらの中空針４０１及び４０２は、装着される液体収
納容器１０００の前記液体供給部１００に対応する位置
に配設されている。前記液体導出用中空針４０１は液体
収容部２００内の液体（インク）を記録手段としてのイ
ンクジェットヘッドに供給するためのものであり、前記
大気導入用中空針４０２は液体収容部２００内へ大気
（空気）を導入するためのものである。
ジェット記録装置に装着するときの接続直前の状態を示
す模式的立面図であり、図６は上記液体収納容器１００
０をインクジェット記録装置の装着部に装着した状態を
示す模式的立面図である。図５及び図６において、イン
クジェット記録装置の装置本体には、液体収納容器１０
００を装着可能な装着部としてのベース５００が設けら
れている。このベース５００の内部には液体導出用中空
針４０１と大気導入用中空針４０２が設けられている。
これらの中空針４０１及び４０２は、装着される液体収
納容器１０００の前記液体供給部１００に対応する位置
に配設されている。前記液体導出用中空針４０１は液体
収容部２００内の液体（インク）を記録手段としてのイ
ンクジェットヘッドに供給するためのものであり、前記
大気導入用中空針４０２は液体収容部２００内へ大気
（空気）を導入するためのものである。
【００２３】また、前記ベース５００の内部には、電気
接続部（コンタクト部）５０２を有するコネクタ５０１
が設けられている。このコネクタ５０１は、液体収納容
器１０００が装着された状態（図６）で、前記情報記憶
媒体収容部３００のコネクタ挿入部３０６に挿通される
ことで前記情報記憶媒体３０２と電気的に接続されるも
のである。前記ベース５００には支点５５１を中心に回
動可能なアーム（又はレバー）５１０が取り付けられて
おり、図４に示すようにアーム５１０上方へ回動させて
ベース５００を開放することで液体収納容器１０００の
着脱（交換）作業を可能にするとともに、図５に示すよ
うにアーム５１０を下方へ回動させてベース５００を閉
じることで液体収納容器１０００を所定の装着状態（装
着姿勢）でインクジェット記録装置に固定するように構
成されている。
接続部（コンタクト部）５０２を有するコネクタ５０１
が設けられている。このコネクタ５０１は、液体収納容
器１０００が装着された状態（図６）で、前記情報記憶
媒体収容部３００のコネクタ挿入部３０６に挿通される
ことで前記情報記憶媒体３０２と電気的に接続されるも
のである。前記ベース５００には支点５５１を中心に回
動可能なアーム（又はレバー）５１０が取り付けられて
おり、図４に示すようにアーム５１０上方へ回動させて
ベース５００を開放することで液体収納容器１０００の
着脱（交換）作業を可能にするとともに、図５に示すよ
うにアーム５１０を下方へ回動させてベース５００を閉
じることで液体収納容器１０００を所定の装着状態（装
着姿勢）でインクジェット記録装置に固定するように構
成されている。
【００２４】図５において、ベース５００内に液体収納
容器１０００を挿入し前記アーム５１０を閉じ位置まで
回動させると、該液体収納容器１０００は該アーム５１
０によって押圧され、インクジェット記録装置に対して
所定の姿勢で位置決め装着される。この液体収納容器１
０００の装着状態においては、前記液体導出用中空針４
０１及び大気導入用中空針４０２が前記液体供給部１０
０の接続口１５０、１５１から前記接続ユニット１１０
を貫通して液体収容部２００の内部と連通状態で接続さ
れる。これと同時に、前記コネクタ５０１が前記情報記
憶媒体収容部のコネクタ挿入部３０６へ挿通されること
で該コネクタ５０１の電気接続部５０２が前記情報記憶
媒体３０２と電気的に接続される。
容器１０００を挿入し前記アーム５１０を閉じ位置まで
回動させると、該液体収納容器１０００は該アーム５１
０によって押圧され、インクジェット記録装置に対して
所定の姿勢で位置決め装着される。この液体収納容器１
０００の装着状態においては、前記液体導出用中空針４
０１及び大気導入用中空針４０２が前記液体供給部１０
０の接続口１５０、１５１から前記接続ユニット１１０
を貫通して液体収容部２００の内部と連通状態で接続さ
れる。これと同時に、前記コネクタ５０１が前記情報記
憶媒体収容部のコネクタ挿入部３０６へ挿通されること
で該コネクタ５０１の電気接続部５０２が前記情報記憶
媒体３０２と電気的に接続される。
【００２５】これによって、液体収容部２００内の液体
が液体導出用中空針４０１から供給チューブ（不図示）
等を通してインクジェットヘッドへ供給可能になるとと
もに、大気（空気）が大気導入用中空針４０２を通して
液体収容部２００内へ導入可能な状態になる。さらに、
前記情報記憶媒体３０２に記憶された液体収納容器１０
００に関する情報が記録装置本体の制御回路へ伝達可能
な状態になる。
が液体導出用中空針４０１から供給チューブ（不図示）
等を通してインクジェットヘッドへ供給可能になるとと
もに、大気（空気）が大気導入用中空針４０２を通して
液体収容部２００内へ導入可能な状態になる。さらに、
前記情報記憶媒体３０２に記憶された液体収納容器１０
００に関する情報が記録装置本体の制御回路へ伝達可能
な状態になる。
【００２６】以上説明した実施例によれば、開口部２０
１を有する液体収容部２００と、該液体収容部から液体
を導出するために該液体収容部に固定された液体供給部
１００と、液体収納容器１０００に関する情報を記憶し
た情報記憶媒体３０２を保持するために前記液体収容部
に設けられた情報記憶媒体収容部３００と、を備えた液
体収納容器において、前記情報記憶媒体収容部３００に
保持された情報記憶媒体３０２のコンタクト面が前記液
体供給部１００に向けて配置され、該情報記憶媒体のコ
ンタクト面と前記液体収容部２００の表面との間に空間
３０６が設けられていることを特徴とする液体収納容器
が構成されている。このような構成によれば、情報記憶
媒体を搭載した液体収納容器において、該情報記憶媒体
３０２を物理的に保護できることに加え、該液体収納容
器の着脱等に際し液体が漏れ出した場合でも、該液体が
情報記憶媒体やコネクタ５０１に接触することを防止で
き、液体付着に起因する情報記憶媒体３０２及びその近
接部品の損傷を未然に防ぐことが可能になる。
１を有する液体収容部２００と、該液体収容部から液体
を導出するために該液体収容部に固定された液体供給部
１００と、液体収納容器１０００に関する情報を記憶し
た情報記憶媒体３０２を保持するために前記液体収容部
に設けられた情報記憶媒体収容部３００と、を備えた液
体収納容器において、前記情報記憶媒体収容部３００に
保持された情報記憶媒体３０２のコンタクト面が前記液
体供給部１００に向けて配置され、該情報記憶媒体のコ
ンタクト面と前記液体収容部２００の表面との間に空間
３０６が設けられていることを特徴とする液体収納容器
が構成されている。このような構成によれば、情報記憶
媒体を搭載した液体収納容器において、該情報記憶媒体
３０２を物理的に保護できることに加え、該液体収納容
器の着脱等に際し液体が漏れ出した場合でも、該液体が
情報記憶媒体やコネクタ５０１に接触することを防止で
き、液体付着に起因する情報記憶媒体３０２及びその近
接部品の損傷を未然に防ぐことが可能になる。
【００２７】また、以上の実施例では、情報記憶媒体３
０２のコンタクト面と液体収容部２００の表面との間の
空間はコネクタ挿入部３０６で形成されており、この空
間３０６は、情報記憶媒体収容部３００に設けられた凹
部又は空洞によって形成されている。また、情報記憶媒
体３０２は、情報記憶媒体収容部３００に設けられた凹
部又は空洞３０６の液体供給部１００より反対側の内面
に固定されている。そして、このコネクタ挿入部３０６
を形成する空間は、前記液体供給部１００等から漏れ出
した液体が通過しよとするとき、該液体を捕捉して閉じ
込めるトラップ機能を有している。また、情報記憶媒体
収容部３００と液体収容部２００との間には液体を捕捉
するための液体トラップ部３０７が形成されており、前
記コネクタ挿入部（空間）３０６と協働して液体捕捉機
能の更なる向上が図られている。
０２のコンタクト面と液体収容部２００の表面との間の
空間はコネクタ挿入部３０６で形成されており、この空
間３０６は、情報記憶媒体収容部３００に設けられた凹
部又は空洞によって形成されている。また、情報記憶媒
体３０２は、情報記憶媒体収容部３００に設けられた凹
部又は空洞３０６の液体供給部１００より反対側の内面
に固定されている。そして、このコネクタ挿入部３０６
を形成する空間は、前記液体供給部１００等から漏れ出
した液体が通過しよとするとき、該液体を捕捉して閉じ
込めるトラップ機能を有している。また、情報記憶媒体
収容部３００と液体収容部２００との間には液体を捕捉
するための液体トラップ部３０７が形成されており、前
記コネクタ挿入部（空間）３０６と協働して液体捕捉機
能の更なる向上が図られている。
【００２８】さらに、前述の実施例では、図６に示すよ
うに、インクジェット記録装置に装着するなどの使用状
態で、情報記憶媒体収容部３００が液体供給部１００よ
り上方に位置しており、また、情報記憶媒体収容部３０
０は液体収容部２００の長手方向の端部に配置されてい
る。また、前述の実施例では、情報記憶媒体収容部３０
０と液体収容部２００とを互いに別の部材とし、作製後
に超音波溶着等で固着するように構成されている。ただ
し、この情報記憶媒体収容部３００は、一体成形等によ
り液体収容部２００と一体に形成しても良い。
うに、インクジェット記録装置に装着するなどの使用状
態で、情報記憶媒体収容部３００が液体供給部１００よ
り上方に位置しており、また、情報記憶媒体収容部３０
０は液体収容部２００の長手方向の端部に配置されてい
る。また、前述の実施例では、情報記憶媒体収容部３０
０と液体収容部２００とを互いに別の部材とし、作製後
に超音波溶着等で固着するように構成されている。ただ
し、この情報記憶媒体収容部３００は、一体成形等によ
り液体収容部２００と一体に形成しても良い。
【００２９】なお、前記液体供給部１００の接続ユニッ
ト１１０の内部には、前記液体導出用中空針４０１を貫
通させるための液体供給用接続部と、前記大気導入用中
空針４０２を貫通させるための大気連通用接続部との２
つの接続部が設けられている。これらの接続部には、前
記中空針を突き刺した状態でも気密を保つために圧縮状
態で収容されたゴム状弾性部材が装着されている。ま
た、これらの接続部には、液体収容部２００からわずか
でも液体が漏れ出したときに該液体を吸収するための吸
収部材も装着されている。また、前記液体収容部２００
は、プラスチック材をブロー成形して作製された中空容
器で構成されている。
ト１１０の内部には、前記液体導出用中空針４０１を貫
通させるための液体供給用接続部と、前記大気導入用中
空針４０２を貫通させるための大気連通用接続部との２
つの接続部が設けられている。これらの接続部には、前
記中空針を突き刺した状態でも気密を保つために圧縮状
態で収容されたゴム状弾性部材が装着されている。ま
た、これらの接続部には、液体収容部２００からわずか
でも液体が漏れ出したときに該液体を吸収するための吸
収部材も装着されている。また、前記液体収容部２００
は、プラスチック材をブロー成形して作製された中空容
器で構成されている。
【００３０】以上説明した実施例によれば、次のような
作用効果が得られる。先ず、図６に示すように、情報記
憶媒体収容部３００が液体供給部１００に対し側端部で
かつ上方へ位置していることにより、液体供給部１００
と接続針４０１及び４０２との接続部から万が一液体が
漏れ出してきても、該漏洩液体が情報記憶媒体３０２や
コネクタ５０１に直接触れることを防ぐことができる。
また、万が一上記接続部から滲み出た（漏れ出た）液体
が液体収容部２００の表面（底面及び側面）を経由して
情報記憶媒体収容部３００に到達したとしても、情報記
憶媒体３０２は液体トラップ部３０７に対して空間（コ
ネクタ挿入部）３０６を挟んで反対側の面に固着されて
いる（貼り付けられている）ため、両者の間に存在する
空間（コネクタ挿入部）３０６によって、液体が情報記
憶媒体３０２やコネクタ５０１に到達する（接触する）
ことを防止できる。
作用効果が得られる。先ず、図６に示すように、情報記
憶媒体収容部３００が液体供給部１００に対し側端部で
かつ上方へ位置していることにより、液体供給部１００
と接続針４０１及び４０２との接続部から万が一液体が
漏れ出してきても、該漏洩液体が情報記憶媒体３０２や
コネクタ５０１に直接触れることを防ぐことができる。
また、万が一上記接続部から滲み出た（漏れ出た）液体
が液体収容部２００の表面（底面及び側面）を経由して
情報記憶媒体収容部３００に到達したとしても、情報記
憶媒体３０２は液体トラップ部３０７に対して空間（コ
ネクタ挿入部）３０６を挟んで反対側の面に固着されて
いる（貼り付けられている）ため、両者の間に存在する
空間（コネクタ挿入部）３０６によって、液体が情報記
憶媒体３０２やコネクタ５０１に到達する（接触する）
ことを防止できる。
【００３１】また、このことにより、コネクタ５０１の
電気接続部５０２も液体供給部１００から空間３０６を
挟んで反対側に設けることができるので、情報記憶媒体
３０２のみならず、電気接続部５０２への液体接触も防
ぐことができる。さらに、情報記憶媒体収容部３００と
液体収容部２００との間には液体を捕捉するための液体
トラップ部３０７が形成されているので、前記コネクタ
挿入部（空間）３０６と協働して液体捕捉機能の更なる
向上が図られている。このように、前述の実施例におい
ては、液体供給部１００に対する情報記憶媒体収容部３
００の位置、情報記憶媒体収容部３００内における情報
記憶媒体３０２の固定位置（貼り付け位置）、液体トラ
ップ部３０７の存在などによる相乗的な作用効果によっ
て、液体と情報記憶媒体３０２及び電気接続部５０２と
の接触をほぼ完全に防ぐことができる。
電気接続部５０２も液体供給部１００から空間３０６を
挟んで反対側に設けることができるので、情報記憶媒体
３０２のみならず、電気接続部５０２への液体接触も防
ぐことができる。さらに、情報記憶媒体収容部３００と
液体収容部２００との間には液体を捕捉するための液体
トラップ部３０７が形成されているので、前記コネクタ
挿入部（空間）３０６と協働して液体捕捉機能の更なる
向上が図られている。このように、前述の実施例におい
ては、液体供給部１００に対する情報記憶媒体収容部３
００の位置、情報記憶媒体収容部３００内における情報
記憶媒体３０２の固定位置（貼り付け位置）、液体トラ
ップ部３０７の存在などによる相乗的な作用効果によっ
て、液体と情報記憶媒体３０２及び電気接続部５０２と
の接触をほぼ完全に防ぐことができる。
【００３２】以上のような液体接触防止のための構成
は、液体収納容器１０００をベース５００から取り出す
際の取り出し方向が図５中の矢印Ｘ方向になることか
ら、該液体収納容器をインクジェット記録装置等に着脱
する際にも有効である。すなわち、情報記憶媒体収容部
３００とコネクタ５０１は、液体収容部２００の側面の
うち、取り出し方向（矢印Ｘ方向）の向きとは反対方向
の面に固定されているので、取り出し時に液体供給部１
００がコネクタ５０１の上空を横切ることがなく、その
ため、万が一液体供給部１００より液体が垂れたとして
も、該液体がコネクタ５０１上に垂れることはない。
は、液体収納容器１０００をベース５００から取り出す
際の取り出し方向が図５中の矢印Ｘ方向になることか
ら、該液体収納容器をインクジェット記録装置等に着脱
する際にも有効である。すなわち、情報記憶媒体収容部
３００とコネクタ５０１は、液体収容部２００の側面の
うち、取り出し方向（矢印Ｘ方向）の向きとは反対方向
の面に固定されているので、取り出し時に液体供給部１
００がコネクタ５０１の上空を横切ることがなく、その
ため、万が一液体供給部１００より液体が垂れたとして
も、該液体がコネクタ５０１上に垂れることはない。
【００３３】なお、前述の実施例では、液体供給部１０
０（接続ユニット１１０）内に設けられる接続部の数が
２つである場合を例に挙げて説明したが、この液体供給
部内に設ける接続部の数は１個でもよく、また、３個以
上でも良い。また、前述の実施例では、液体供給部１０
０の断面形状が円形の場合を例示したが、この断面形状
は長方形、長円形、三角形やその他の多角形など、必要
に応じて任意の形状を採り得るものである。
０（接続ユニット１１０）内に設けられる接続部の数が
２つである場合を例に挙げて説明したが、この液体供給
部内に設ける接続部の数は１個でもよく、また、３個以
上でも良い。また、前述の実施例では、液体供給部１０
０の断面形状が円形の場合を例示したが、この断面形状
は長方形、長円形、三角形やその他の多角形など、必要
に応じて任意の形状を採り得るものである。
【００３４】また、以上説明した液体収納容器１０００
を装着するための装着部を有するインクジェット記録装
置としては、記録手段としての記録ヘッドを主走査方向
に移動させながら記録するシリアル型のインクジェット
記録装置、あるいは、記録媒体の全幅または一部をカバ
ーする長さのラインタイプの記録ヘッドを用いて副走査
のみで記録するライン方式のインクジェット記録装置な
ど、記録方式にかかわらず種々の形態のインクジェット
記録装置を対象にすることができ、同様の作用効果を達
成し得るものである。
を装着するための装着部を有するインクジェット記録装
置としては、記録手段としての記録ヘッドを主走査方向
に移動させながら記録するシリアル型のインクジェット
記録装置、あるいは、記録媒体の全幅または一部をカバ
ーする長さのラインタイプの記録ヘッドを用いて副走査
のみで記録するライン方式のインクジェット記録装置な
ど、記録方式にかかわらず種々の形態のインクジェット
記録装置を対象にすることができ、同様の作用効果を達
成し得るものである。
【００３５】また、本発明は、上記インクジェット記録
装置に装着される記録ヘッドの数にも関わりなく自由に
実施できるものであり、１個の記録ヘッドを用いる場合
の他、異なる色のインクを使用する複数の記録ヘッドを
用いるカラー記録用のインクジェット記録装置、あるい
は同一色彩で異なる濃度のインクを使用する複数の記録
ヘッドを用いる階調記録用のインクジェット記録装置、
さらには、これらを組み合わせたインクジェット記録装
置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果
を達成し得るものである。さらに、本発明は、記録ヘッ
ドと液体収納容器（インクタンク）との配置構成がどの
ような場合にも同様に適用することができ、同様の効果
が得られるものである。
装置に装着される記録ヘッドの数にも関わりなく自由に
実施できるものであり、１個の記録ヘッドを用いる場合
の他、異なる色のインクを使用する複数の記録ヘッドを
用いるカラー記録用のインクジェット記録装置、あるい
は同一色彩で異なる濃度のインクを使用する複数の記録
ヘッドを用いる階調記録用のインクジェット記録装置、
さらには、これらを組み合わせたインクジェット記録装
置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果
を達成し得るものである。さらに、本発明は、記録ヘッ
ドと液体収納容器（インクタンク）との配置構成がどの
ような場合にも同様に適用することができ、同様の効果
が得られるものである。
【００３６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
１の発明によれば、開口部を有する液体収容部と、前記
液体収容部から液体を導出するために該液体収容部に固
定された液体供給部と、液体収納容器に関する情報を記
憶した情報記憶媒体を保持するために前記液体収容部に
設けられた情報記憶媒体収容部と、を備えた液体収納容
器において、前記情報記憶媒体収容部に保持された情報
記憶媒体のコンタクト面が前記液体供給部に向けて配置
され、該情報記憶媒体のコンタクト面と前記液体収容部
の表面との間に空間が設けられていることを特徴とした
ので、情報記憶媒体を搭載した液体収納容器において、
該情報記憶媒体を物理的に保護できることに加え、該液
体収納容器の着脱等に際し液体が漏れ出した場合でも、
該液体が情報記憶媒体やコネクタに接触することを防止
でき、液体付着に起因する情報記憶媒体及びその近接部
品の損傷を未然に防ぐことが可能な液体収納容器が提供
される。
１の発明によれば、開口部を有する液体収容部と、前記
液体収容部から液体を導出するために該液体収容部に固
定された液体供給部と、液体収納容器に関する情報を記
憶した情報記憶媒体を保持するために前記液体収容部に
設けられた情報記憶媒体収容部と、を備えた液体収納容
器において、前記情報記憶媒体収容部に保持された情報
記憶媒体のコンタクト面が前記液体供給部に向けて配置
され、該情報記憶媒体のコンタクト面と前記液体収容部
の表面との間に空間が設けられていることを特徴とした
ので、情報記憶媒体を搭載した液体収納容器において、
該情報記憶媒体を物理的に保護できることに加え、該液
体収納容器の着脱等に際し液体が漏れ出した場合でも、
該液体が情報記憶媒体やコネクタに接触することを防止
でき、液体付着に起因する情報記憶媒体及びその近接部
品の損傷を未然に防ぐことが可能な液体収納容器が提供
される。
【００３７】請求項２〜５の発明によれば、さらに、前
記情報記憶媒体のコンタクト面と前記液体収容部の表面
との間の空間はコネクタ挿入部を形成する構成、前記情
報記憶媒体のコンタクト面と前記液体収容部の表面との
間の空間は、前記情報記憶媒体収容部に設けられた凹部
又は空洞によって形成される構成、前記情報記憶媒体
は、前記情報記憶媒体収容部に設けられた凹部又は空洞
の前記液体供給部より反対側の内面に固定されている構
成、あるいは、前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記
液体収容部の表面との間に設けられた空間は、液体を捕
捉する機能を有する構成としたので、情報記憶媒体を搭
載した液体収納容器において、該情報記憶媒体を物理的
に保護できることに加え、該液体収納容器の着脱等に際
し液体が漏れ出した場合でも、一層効果的に、該液体が
情報記憶媒体やコネクタに接触することを防止でき、液
体付着に起因する情報記憶媒体及びその近接部品の損傷
を未然に防ぐことが可能な液体収納容器が提供される。
記情報記憶媒体のコンタクト面と前記液体収容部の表面
との間の空間はコネクタ挿入部を形成する構成、前記情
報記憶媒体のコンタクト面と前記液体収容部の表面との
間の空間は、前記情報記憶媒体収容部に設けられた凹部
又は空洞によって形成される構成、前記情報記憶媒体
は、前記情報記憶媒体収容部に設けられた凹部又は空洞
の前記液体供給部より反対側の内面に固定されている構
成、あるいは、前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記
液体収容部の表面との間に設けられた空間は、液体を捕
捉する機能を有する構成としたので、情報記憶媒体を搭
載した液体収納容器において、該情報記憶媒体を物理的
に保護できることに加え、該液体収納容器の着脱等に際
し液体が漏れ出した場合でも、一層効果的に、該液体が
情報記憶媒体やコネクタに接触することを防止でき、液
体付着に起因する情報記憶媒体及びその近接部品の損傷
を未然に防ぐことが可能な液体収納容器が提供される。
【００３８】請求項６〜８の発明によれば、さらに、前
記情報記憶媒体収容部と前記液体収容部との間に液体を
捕捉するための液体トラップ部が形成されている構成、
使用状態で、前記情報記憶媒体収容部が前記液体供給部
より上方に位置している構成、あるいは、前記情報記憶
媒体収容部は前記液体収容部の長手方向の端部に配置さ
れている構成としたので、情報記憶媒体を搭載した液体
収納容器において、該情報記憶媒体を物理的に保護でき
ることに加え、該液体収納容器の着脱等に際し液体が漏
れ出した場合でも、一層効果的に、該液体が情報記憶媒
体やコネクタに接触することを防止でき、液体付着に起
因する情報記憶媒体及びその近接部品の損傷を未然に防
ぐことが可能な液体収納容器が提供される。
記情報記憶媒体収容部と前記液体収容部との間に液体を
捕捉するための液体トラップ部が形成されている構成、
使用状態で、前記情報記憶媒体収容部が前記液体供給部
より上方に位置している構成、あるいは、前記情報記憶
媒体収容部は前記液体収容部の長手方向の端部に配置さ
れている構成としたので、情報記憶媒体を搭載した液体
収納容器において、該情報記憶媒体を物理的に保護でき
ることに加え、該液体収納容器の着脱等に際し液体が漏
れ出した場合でも、一層効果的に、該液体が情報記憶媒
体やコネクタに接触することを防止でき、液体付着に起
因する情報記憶媒体及びその近接部品の損傷を未然に防
ぐことが可能な液体収納容器が提供される。
【００３９】請求項９〜１４の発明によれば、さらに、
前記情報記憶媒体収容部と前記液体収容部とは互いに別
の部材である構成、前記液体がインクである構成、前記
液体供給部は前記液体収容部内に空気を導入するための
接続部を有する構成、前記液体供給部に液体を導出する
ための中空針が挿通される構成、前記液体収容部はブロ
ー成形により作製された中空容器である構成、あるい
は、記録手段から被記録材へインクを吐出して記録を行
うインクジェット記録装置に着脱可能に装着される構成
としたので、情報記憶媒体を搭載した液体収納容器にお
いて、該情報記憶媒体を物理的に保護できることに加
え、該液体収納容器の着脱等に際し液体が漏れ出した場
合でも、該液体が情報記憶媒体やコネクタに接触するこ
とを防止でき、液体付着に起因する情報記憶媒体及びそ
の近接部品の損傷を未然に防ぐことが可能な液体収納容
器が提供される。
前記情報記憶媒体収容部と前記液体収容部とは互いに別
の部材である構成、前記液体がインクである構成、前記
液体供給部は前記液体収容部内に空気を導入するための
接続部を有する構成、前記液体供給部に液体を導出する
ための中空針が挿通される構成、前記液体収容部はブロ
ー成形により作製された中空容器である構成、あるい
は、記録手段から被記録材へインクを吐出して記録を行
うインクジェット記録装置に着脱可能に装着される構成
としたので、情報記憶媒体を搭載した液体収納容器にお
いて、該情報記憶媒体を物理的に保護できることに加
え、該液体収納容器の着脱等に際し液体が漏れ出した場
合でも、該液体が情報記憶媒体やコネクタに接触するこ
とを防止でき、液体付着に起因する情報記憶媒体及びそ
の近接部品の損傷を未然に防ぐことが可能な液体収納容
器が提供される。
【００４０】請求項１５の発明によれば、記録手段から
記録媒体をインクを吐出して記録を行うインクジェット
記録装置において、上記のような構成を有する情報記憶
媒体を搭載した液体収納容器を装着可能な装着部を備え
た構成としたので、情報記憶媒体を搭載した液体収納容
器が装着されるインクジェット記録装置において、該情
報記憶媒体を物理的に保護できることに加え、該液体収
納容器の着脱等に際し液体が漏れ出した場合でも、該液
体が情報記憶媒体やコネクタに接触することを防止で
き、液体付着に起因する情報記憶媒体及びその近接部品
の損傷を未然に防ぐことが可能な液体収納容器を備えた
インクジェット記録装置が提供される。
記録媒体をインクを吐出して記録を行うインクジェット
記録装置において、上記のような構成を有する情報記憶
媒体を搭載した液体収納容器を装着可能な装着部を備え
た構成としたので、情報記憶媒体を搭載した液体収納容
器が装着されるインクジェット記録装置において、該情
報記憶媒体を物理的に保護できることに加え、該液体収
納容器の着脱等に際し液体が漏れ出した場合でも、該液
体が情報記憶媒体やコネクタに接触することを防止で
き、液体付着に起因する情報記憶媒体及びその近接部品
の損傷を未然に防ぐことが可能な液体収納容器を備えた
インクジェット記録装置が提供される。
【図１】本発明を適用した液体収納容器の一実施例を示
す模式的斜視図である。
す模式的斜視図である。
【図２】図１の液体収納容器の構成を分解して示す模式
的分解斜視図である。
的分解斜視図である。
【図３】図１の液体収納容器の模式的正面図である。
【図４】図３中の線４−４から見た模式的下面図であ
る。
る。
【図５】図１の液体収納容器をインクジェット記録装置
に装着するときの接続直前の状態を示す模式的立面図で
ある。
に装着するときの接続直前の状態を示す模式的立面図で
ある。
【図６】図１の液体収納容器をインクジェット記録装置
の装着部に装着した状態を示す模式的立面図である。
の装着部に装着した状態を示す模式的立面図である。
１００ 液体供給部
１１０ 接続ユニット
１２０ シール部材
１３０ キャップ部材
１５０、１５１ 接続口
２００ 液体収容部（インク収容部）
２０１ 開口（開口部）
３００ 情報記憶媒体収容部
３０１ 情報記憶媒体ホルダ
３０２ 情報記憶媒体
３０３ 両面テープ
３０４ ＩＤ部（突起）
３０５ 位置決め穴
３０６ コネクタ挿入部
３０７ 液体トラップ部
４００ キャップ部材
４０１ 液体導出用中空針
４０２ 大気導入用中空針
５００ ベース（インクジェット記録装置の）
５０１ コネクタ
５０２ 電気接続部（コンタクト部）
５１０ アーム（レバー）
５５１ 支点
１０００ 液体収納容器（インクタンク）
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 畑佐 延幸
東京都大田区下丸子３丁目30番２号 キヤ
ノン株式会社内
Ｆターム(参考） 2C056 EA21 KC05 KC10 KC22 KC30
Claims (15)
- 【請求項１】 開口部を有する液体収容部と、前記液体
収容部から液体を導出するために該液体収容部に固定さ
れた液体供給部と、液体収納容器に関する情報を記憶し
た情報記憶媒体を保持するために前記液体収容部に設け
られた情報記憶媒体収容部と、を備えた液体収納容器に
おいて、 前記情報記憶媒体収容部に保持された情報記憶媒体のコ
ンタクト面が前記液体供給部に向けて配置され、該情報
記憶媒体のコンタクト面と前記液体収容部の表面との間
に空間が設けられていることを特徴とする液体収納容
器。 - 【請求項２】 前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記
液体収容部の表面との間の空間はコネクタ挿入部を形成
することを特徴とする請求項１に記載の液体収納容器。 - 【請求項３】 前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記
液体収容部の表面との間の空間は、前記情報記憶媒体収
容部に設けられた凹部又は空洞によって形成されること
を特徴とする請求項１又は２に記載の液体収納容器。 - 【請求項４】 前記情報記憶媒体は、前記情報記憶媒体
収容部に設けられた凹部又は空洞の前記液体供給部より
反対側の内面に固定されていることを特徴とする請求項
３に記載の液体収納容器。 - 【請求項５】 前記情報記憶媒体のコンタクト面と前記
液体収容部の表面との間に設けられた空間は、液体を捕
捉する機能を有することを特徴とする請求項１〜４のい
ずれかに記載の液体収納容器。 - 【請求項６】 前記情報記憶媒体収容部と前記液体収容
部との間に液体を捕捉するための液体トラップ部が形成
されていることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに
記載の液体収納容器。 - 【請求項７】 使用状態で、前記情報記憶媒体収容部が
前記液体供給部より上方に位置していることを特徴とす
る請求項１〜６のいすれかに記載の液体収納容器。 - 【請求項８】 前記情報記憶媒体収容部は前記液体収容
部の長手方向の端部に配置されていることを特徴とする
請求項１〜７のいずれかに記載の液体収納容器。 - 【請求項９】 前記情報記憶媒体収容部と前記液体収容
部とは互いに別の部材であることを特徴とする請求項１
〜８のいずれかに記載の液体収納容器。 - 【請求項１０】 前記液体がインクであることを特徴と
する請求項１〜９のいずれかに記載の液体収納容器。 - 【請求項１１】 前記液体供給部は前記液体収容部内に
空気を導入するための接続部を有することを特徴とする
請求項１〜１０のいずれかに記載の液体収納容器。 - 【請求項１２】 前記液体供給部に液体を導出するため
の中空針が挿通されることを特徴とする請求項１〜１１
のいずれかに記載の液体収納容器。 - 【請求項１３】 前記液体収容部はブロー成形により作
製された中空容器であることを特徴とする請求項１〜１
２のいずれかに記載の液体収納容器。 - 【請求項１４】 記録手段から被記録材へインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録装置に着脱可能に装
着されることを特徴とする請求項１〜１３のいずれかに
記載の液体収納容器。 - 【請求項１５】 記録手段から記録媒体をインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録装置において、請求
項１〜１４のいずれかに記載の液体収納容器を装着可能
な装着部を備えたことを特徴とするインクジェット記録
装置。
Priority Applications (12)
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|---|---|---|---|
| JP2001302090A JP3596871B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 液体収納容器 |
| AT02021672T ATE423011T1 (de) | 2001-09-28 | 2002-09-27 | Flüssigkeitsbehälter und tintenstrahldrucker mit einem solchen behälter |
| AU2002301241A AU2002301241B9 (en) | 2001-09-28 | 2002-09-27 | Liquid Container and Ink Jet Recording Apparatus Employing Liquid Container |
| ES02021672T ES2317972T3 (es) | 2001-09-28 | 2002-09-27 | Contenedor para liquidos y aparato para la impresion por chorros de tinta que utiliza dicho contenedor. |
| EP02021672A EP1297962B1 (en) | 2001-09-28 | 2002-09-27 | Liquid container and ink jet recording apparatus employing liquid container |
| TW091122388A TW590901B (en) | 2001-09-28 | 2002-09-27 | Liquid container and ink jet recording apparatus employing liquid container |
| DE60231175T DE60231175D1 (de) | 2001-09-28 | 2002-09-27 | Flüssigkeitsbehälter und Tintenstrahldrucker mit einem solchen Behälter |
| US10/256,436 US6742857B2 (en) | 2001-09-28 | 2002-09-27 | Liquid container and ink jet recording apparatus employing liquid container |
| KR10-2002-0059038A KR100503186B1 (ko) | 2001-09-28 | 2002-09-28 | 액체 용기 및 액체 용기를 사용하는 잉크젯 기록 장치 |
| CNB021437084A CN1192894C (zh) | 2001-09-28 | 2002-09-28 | 液体容器和采用液体容器的喷墨记录设备 |
| CA002405677A CA2405677C (en) | 2001-09-28 | 2002-09-30 | Liquid container and ink jet recording apparatus employing liquid container |
| HK03106559.7A HK1054351A1 (en) | 2001-09-28 | 2003-09-11 | Liquid container and ink jet recording apparatus employing liquid container |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001302090A JP3596871B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 液体収納容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003103796A true JP2003103796A (ja) | 2003-04-09 |
| JP3596871B2 JP3596871B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=19122400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001302090A Expired - Fee Related JP3596871B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 液体収納容器 |
Country Status (12)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6742857B2 (ja) |
| EP (1) | EP1297962B1 (ja) |
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| KR (1) | KR100503186B1 (ja) |
| CN (1) | CN1192894C (ja) |
| AT (1) | ATE423011T1 (ja) |
| AU (1) | AU2002301241B9 (ja) |
| CA (1) | CA2405677C (ja) |
| DE (1) | DE60231175D1 (ja) |
| ES (1) | ES2317972T3 (ja) |
| HK (1) | HK1054351A1 (ja) |
| TW (1) | TW590901B (ja) |
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| CN105722684B (zh) | 2013-09-18 | 2017-12-05 | 佳能株式会社 | 墨盒和喷墨打印机 |
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