JP2003098837A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003098837A
JP2003098837A JP2001294234A JP2001294234A JP2003098837A JP 2003098837 A JP2003098837 A JP 2003098837A JP 2001294234 A JP2001294234 A JP 2001294234A JP 2001294234 A JP2001294234 A JP 2001294234A JP 2003098837 A JP2003098837 A JP 2003098837A
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JP2001294234A
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Masanori Fujii
正憲 藤井
Motoyuki Fukuda
基之 福田
Yoshihisa Tanaka
義久 田中
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Kyocera Corp
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Corp
Kyocera Mita Corp
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】定着部での尾引き、裏汚れ、定着性(定着率)
アップ、トナー飛散等の問題点を解消した画像読取装置
を提供する。 【解決手段】感光体ドラム38と、その感光体ドラムの
外周面を一様に帯電させる主帯電器と、一様に帯電され
た感光体ドラムの外周面を画像情報に対応したレーザ光
で走査することにより静電潜像を形成するレーザスキャ
ニングユニットと、その静電潜像を現像する現像装置4
1とを備えている画像形成装置において、搬送された転
写紙の先端部分のみ、分離電流を印加し、且つ、少なく
とも、第1と第2の分離電流と2つ以上の分離電流印加
があり、第2の分離電流は、第1の分離電流よりも、小
さいことを特徴とすることを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、複写機、ファク
シミリ、プリンタ等の画像形成装置、特にカラー画像形
成装置を用い、コンピュータからの出力データに基づい
て出力を行う画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、画像形成部とスキャナーの中間部
にシートスタック空間を設けたいわゆる胴内排紙方式の
画像形成装置が増えてきている。このような画像形成装
置は図1に示すように画像形成部を内蔵した本体ハウジ
ング11と、原稿画像を読取るスキャナー部と、本体ハ
ウジングとスキャナー部を連結する連結ハウジング部と
連結ハウジング部の左方に形成されたシートスタック空
間部とから構成されている。本体ハウジングには用紙給
紙部と用紙搬送路と画像形成部が内蔵されており、画像
形成部には感光体ドラム周囲に感光体のレーザースキャ
ニングユニットと現像装置とローラ転写部とクリーニン
グ装置が配置されている。胴内排紙方式でない一般的な
複写機の転写部は、感光体ドラムの下方に、クリーニン
グ部は感光体ドラムの側方に設けられが、胴内排紙方式
の複写機では転写部が感光体ドラムの略側方に設けられ
るのに伴ってクリーニング部が感光体ドラムの上方に設
けられている。また、連結ハウジングには定着装置と、
用紙の垂直搬送路及び水平搬送路と、排出口とが配置さ
れている。 【0003】給紙部から用紙搬送路を通じて給送されて
きた用紙は、感光体上のトナー画像がローラ転写部に接
近するのに同期して、感光体ドラム38と転写ローラ4
2との間を搬送される。これによって、用紙先端とトナ
ー画像部先端が一致してローラ転写部を通過することに
よってトナー画像中のトナーの大部分が用紙上に転移す
る。用紙上に転移せず感光体ドラム表面に残留した一部
トナーは、ドラム上方の最下流に設けられたクリーナ4
1によって除去される。トナー像が転写された用紙は連
結ハウジング内の定着装置37へ送られる。定着装置を
通過した用紙は連結ハウジング内の垂直方向の垂直搬送
路42に沿って上方に搬送されたあと、右方向の水平搬
送路へと向きを変えて排出口からシートスタック空間部
に排出される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな胴内排紙方式の画像形成装置では、感光体ドラムと
転写ローラとが、ほぼ水平方向であるため、従来の垂直
方向の方式に比べると、感光体ドラムとの分離性能が悪
くなる。また、分離性能だけを良くするために、分離電
流を上げると、定着部での尾引き、静電オフセット等が
発生していた。さらに、トナー等の種類によっては、裏
汚れ等の問題も発生していた。従来は、熱ローラにバイ
アス印加や、導電性定着ローラ+ツェナーダイオードに
よる電位制御等で、対応していた。しかし、従来の対策
では、構成が複雑になって、コストアップ、寿命が短い
等の問題点があった。ここで、『定着部での尾引き』と
は、細線等の未定着の画像が、定着部で定着する際に、
引っ張られて、画像が流れる状態のことである。また、
『静電オフセット』とは、定着部で、定着する際に未定
着トナーが、熱ローラの方に残り、熱ローラが2回転目
に、回転してきた時、用紙にトナーが移る現象のことで
ある。さらに、定着ローラの直径×πの当りに発生す
る。また『裏汚れ』とは、定着部で、定着する際に未定
着トナーが、熱ローラの方に残り、通紙後、熱ローラの
方に残ったトナーが、加圧ローラに移り、次の用紙が、
定着部に進入してきた時に、用紙の裏面にトナーの付く
現象の事である。そこで、本発明者等は感光体ドラムと
用紙との分離技術について検討した結果、先端部分の確
実な分離を実現できれば全面に分離電流を印加させるこ
となく良好な分離・搬送がすることを見出した。分離性
能を向上とそれらの課題を解消する為の方法を後述す
る。 【課題を解決するための手段】 【0005】請求項1に記載の発明によれば、 感光体
ドラムと、その感光体ドラムの外周面を一様に帯電させ
る主帯電器と、一様に帯電された感光体ドラムの外周面
を光で走査することにより静電潜像を形成するレーザス
キャニングユニットと、その静電潜像を現像する現像装
置と、用紙に転写する転写手段と、ローラ対を加熱する
とこによって定着する定着部と、その感光体ドラムと転
写手段との間に形成される転写部を通って定着部に搬送
する用紙搬送路とを備えている画像形成装置において、
搬送された転写紙の先端部分のみに分離電流を印加する
分離手段をさらに備え、この分離手段は、少なくとも、
第1の分離電流とこの第1の分離電流よりも小さい第2
の分離電流分離電流印加することを特徴とすることを特
徴とする画像形成装置を提供するものである。 【0006】この請求項1の発明によれば、搬送された
転写紙の先端部分のみ、分離電流を印加することによっ
て、先端部分が容易に感光体ドラムから外れた後、搬送
手段の搬送力により感光ドラムから分離していくことが
できる。しかも分離電流は用紙の先端部分にしか付与さ
れていないため、定着性能への悪影響は防止できる。分
離性能、定着性能を向上する事ができるという効果があ
る。 【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明に関し
て、第2の分離電流を印加するタイミングは、第1の分
離電流の印加のタイミングよりも短いことを特徴とする
画像形成装置を提供するものである。 【0008】この請求項2記載の発明により、画像領域
に近い第2の分離電流印加部分について、その印加タイ
ミングを、第1の分離電流印加のタイミングよりも短い
分離電流を印加することによって、分離性能を落とすこ
となく、さらに、定着性能を向上する事ができるという
効果がある。 【0009】請求項3の発明は、請求項1もしくは請求
項目2の画像形成装置に関して、上記第2の分離電流
は、上記第1の分離電流値から、滑らかに分離電流値を
減少させていくことを特徴とする画像形成装置を提供す
るものである。 【0010】この請求項3記載の発明により、転写紙に
対して、無理なく分離電流をかけることが、できるの
で、尾引き、オフセット、定着性能が向上するという効
果がある。 【0011】請求項4の発明は、感光体ドラムと、その
感光体ドラムの外周面を一様に帯電させる主帯電器と、
一様に帯電された感光体ドラムの外周面を光で走査する
ことにより静電潜像を形成するレーザスキャニングユニ
ットと、その静電潜像を現像する現像装置と、用紙に転
写する転写手段と、ローラ対を加熱するとこによって定
着する定着部と、その感光体ドラムと転写手段との間に
形成される転写部を通って定着部に搬送する用紙搬送路
とを備えている画像形成装置において、搬送された転写
紙に分離電流を印加する分離手段をさらに備え、この分
離手段は、分離ジャムの発生頻度に応じて、分離チャー
ジを印加するタイミング、転写紙の先端部のみに印加す
る転写電流を変更することを特徴とする画像形成装置を
提供するものである。 【0012】この請求項4記載の発明により、分離性能
の苦しいものでも、オフセット、裏汚れ等の問題点を考
慮しながら徐々に分離電流を上げていくので、無理なく
変更できるという効果がある。 【0013】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置に関して、感光体ドラムは用紙を分離するための分離
爪をさらに備え、この分離爪の作動頻度に応じて、分離
ジャムの発生頻度を算出することを特徴とする画像形成
装置を提供するものである。 【0014】この請求項5の発明によれば、感光ドラム
の分離爪の作動頻度に応じて、分離ジャムの発生頻度を
算出するので、ジャムには、ならない迄の搬送状態を検
出して、必要な状況にのみ分離電流を印加させることが
できるので、分離性能を低下させることなく、定着性能
を向上する事ができるという効果がある。 【0015】請求項6の発明は、感光体ドラムと、その
感光体ドラムの外周面を一様に帯電させる主帯電器と、
一様に帯電された感光体ドラムの外周面を光で走査する
ことにより静電潜像を形成するレーザスキャニングユニ
ットと、その静電潜像を現像する現像装置と、用紙に転
写する転写手段と、ローラ対を加熱するとこによって定
着する定着部と、その感光体ドラムと転写手段との間に
形成される転写部を通って定着部に搬送する用紙搬送路
とを備えている画像形成装置において、搬送された転写
紙に分離電流を印加する分離手段ならびに転写手段に搬
送されてくる用紙の枚数をカウントし記憶する転写枚数
検出手段をさらに備え、この分離手段は、転写枚数検出
手段が所定転写枚数を検出したとき、分離チャージを印
加するタイミング、印加する転写電流を変更することを
特徴とする画像形成装置を提供するものである。 【0016】この請求項6の発明によれば、転写枚数を
検出して、所定転写枚数で、分離チャージを印加するタ
イミング、印加する転写電流を変更することにより、よ
り安定した分離性能を得ることができるという効果があ
る。 【0017】請求項7に記載の発明によれば、表面抵抗
を1×1010〜1×1013(Ω・cm)の定着ローラ
を使用したことを特徴とする第1項から第6載の画像形
成装置を提供するものである。 【0018】この請求項7記載の発明により、本来、定
着ローラの表面抵抗は、1×10 〜1×10(Ω・
cm)の範囲で使用していたが、定着性能を向上させる
為に、特に、離形性を良くする為に、表面抵抗を1×1
9〜1×1013(Ω・cm)である定着ローラとし
た。しかし、その定着ローラを使用することによって、
定着オフセット等の問題点が生じる。そこで、請求項1
から6の装置に、表面抵抗を1×109〜1×1013
(Ω・cm)である定着ローラとを満たすことで、さら
に、分離性能、定着性能を向上する事ができるという効
果がある。 【0019】 【発明の実施の態様】以下、添付図面に示す具体例に基
づいて本発明を説明する。尚、以下の実施形態は本発明
を具体化した一例であって本発明の技術的範囲を限定す
る性格のものではない。図1は、本発明にしたがって、
画像形成部とスキャナーの中間部にシートスタック空間
を設けたいわゆる胴内排紙方式の画像形成装置100を
用いて行われる画像形成装置の概略を示す一例である。
図2は複写機100の右側面を模式的に描いたもので後
述する原稿搬送部14の内、原稿カバー部以外を除いて
いる。複写機100は本体ハウジング11とその上方の
上ハウジング11Uと、上ハウジングの上部に開平自在
に載置された原稿搬送部14で区画されている。本体ハ
ウジング11と上ハウジング11Uの中間部には右側側
面から略水平方向に内側に入り込んだシート材スタック
空間部12が形成されている。シート材スタック空間部
12には本体ハウジングから横方向に排出されるシート
材を受け取り、積載する為の上シートトレイ1、下シー
トトレイ2が設けられている。 【0020】上ハウジング11Uは画像読取り位置にお
いて原稿を露光して画像を読取るための露光部15を内
蔵しておりその上面には走査パネル13や透明なガラス
板からなる原稿載置板21が配設されている。上ハウジ
ング11Uの上方には原稿画像を読み取るために原稿を
画像読取り位置Rに搬送するための原稿搬送部14が載
置されている。原稿搬送部14は、機械奥側のヒンジ部
9によって上ハウジング上に開平自在に支持されてい
る。実線で示す閉位置において通常載置されており、破
線で示す開位置まで開放することが可能である。複写機
100はシートスルー方式と原稿固定方式の2方式の原
稿画像読取りを行なうことが可能である。まずシートス
ルー方式は閉状態の原稿搬送部14によって画像読取り
位置Rを通過している原稿を、画像読取り位置に対向し
て固定配置された露光部15で画像読取りする方式であ
る。さらに原稿固定型方式は、原稿搬送部14を開状態
とし、原稿載置板21上面に原稿を載置し、露光部15
を移動させつつ画像読取りする方式である。本実施形態
は、シートスルー方式に基づいた実施例として説明を行
なう。 【0021】本体ハウジング11は、下ハウジング11
Dとその上方の連結ハウジング11Cに区画できる。下
ハウジング11Dは用紙の給紙部と、用紙上にトナー画
像を形成する画像形成部と、用紙上のトナー画像を定着
するための定着部を内蔵している。連結ハウジング11
Cは定着後の用紙を搬送してシート材スタック空間のシ
ートトレイに向けて排出するための用紙搬送路を内蔵し
ている。 【0022】上ハウジング11Uの構成を図1、図2を
元に説明する。上ハウジング11Uの手前側には操作パ
ネル13が備えられている。原稿搬送部14は原稿給紙
トレイ14aと原稿搬送部本体14bと原稿排紙トレイ
14cと原稿カバー14dを備えている。原稿排紙トレ
イ14cは原稿カバー14d上面の一部に直付けで形成
している。原稿搬送路Dの延長上の上流端に原稿給紙ト
レイ14aが配設され、原稿搬送路Dの延長上の下流端
には原稿排出トレイ14cが配設されている。原稿読取
り部本体14bには原稿搬送路Dに沿って原稿搬送方向
の上流側から下流側にかけてピックアップローラ22、
搬送ローラ対23とレジストローラ対24、排出ローラ
対25が設けられている。搬送ローラ対23は駆動ロー
ラ23aと分離ローラ23bから構成されている。分離
ローラ23bは回転負荷が所定トルクを下回る場合のみ
駆動ローラ23aと逆方向に回転し、回転負荷が所定ト
ルクを上回る場合には駆動ローラ23aと従動回転する
ようになっている。 【0023】レジストローラ対24と排出ローラ対25
の間には画像読取り部Rが設けられている。画像読取り
位置Rには原稿載置板21への対向する向きにシェーデ
ィング補正用の白基準板26と、白基準板26の上方に
あって白基準板26を原稿載置板21に押圧するための
原稿押圧部26aとが設けられている。原稿搬送路Dは
搬送ローラ対23から画像読取り位置Rに至る間におい
て反転するように湾曲している。原稿搬送路Dの上流側
から下流側に向けて各センサが設けられている。つま
り、原稿給紙トレイ14a中央部に原稿検知センサS1
が設けられ、搬送ローラ対23の下流側に給紙センサS
2が設けられ、排出ローラ対25の下流側に排出センサ
S3が設けらている。 【0024】原稿搬送部で原稿を搬送移動させつつ固定
した露光ランプで原稿露光させるいわゆるシートスルー
原稿読取り方式に基づいて以下の説明を進める。原稿給
送トレイ14aに画像面を上向きにセットされたM枚の
原稿は、ばね部材6aによって上向きに付勢されたセッ
ト原稿押さえ部材6bによって所定の圧力でピックアッ
プローラ22に押しつけられる。操作パネル13のコピ
ー開始ボタンがオンされると図示しない1次給紙駆動手
段によりピックアップローラ22と搬送ローラ23が回
転駆動される。原稿給紙トレイ14aにセットされた原
稿はピックアップローラ22によって上面側から通常複
数枚が搬送ローラ対23に送られる。搬送ローラ対23
に送られた複数枚の原稿は分離ローラ23bにより最上
部の1枚のみが分離されてレジストローラ対24に向け
て搬送される。原稿先端が給紙センサS2によって検出
されてから所定の距離だけ搬送された後、給紙駆動手段
の作動停止により搬送ローラ対23の駆動ローラ23a
とピックアップローラ22の回転駆動が停止され一次給
紙が終了する。原稿はその先端がレジストローラ対24
のニップ部に押圧されかつその先端にたわみが形成され
た状態で停止させられる。 【0025】一次給紙が終了してから所定時間経過後、
2次給紙が開始される。つまり図示しない2次給紙駆動
手段の作動によりレジストローラ対24が回転駆動され
る。原稿はレジストローラ対24により画像読取り位置
R及び排出ローラ対25に向けて搬送させられた後、最
終的には排出ローラ対25によって原稿排出トレイ14
c上に排出される。排出ローラ対の下流側に設けられた
排紙センサS3により原稿の後端通過を検知したことに
よって原稿1枚の画像読取りの完了を検出するようにな
っている。排紙センサS3は原稿の給紙搬送完了毎に原
稿枚数を計数するカウント機能を有しており、原稿セッ
ト検知センサS1が後続の原稿を検知していれば、2枚
目以降の原稿搬送が続行される。原稿は画像読取り位置
Rを通過する際に白基準板26と原稿押圧部26aによ
って原稿載置板21の表面を軽く押圧されながら搬送さ
れ、原稿画像面が原稿載置板を挟んで対抗する露光ラン
プ27によって光走査されるようになっている。 【0026】次に、露光部15について説明する。図2
において、露光ランプ27及び反射板28と第1ミラー
29と第2ミラー30と第3ミラー31と集光レンズ3
2とイメージセンサ、例えばライン型のCCD33を備
えている。露光ランプ27と第1ミラー29は第一キャ
リッジ(図示せず)上に搭載され、第2ミラー30、第
3ミラー31は第二キャリッジ(図示せず)上に搭載さ
れている。原稿読み取り時には、第一キャリッジが前記
画像読み取り位置Rの直下に移動し、露光ランプ27か
らの光照射光が原稿を露光する。照射光は第1ミラー2
9、第2ミラー30、第3ミラー31、集光レンズ32
を通じてCCD33に到達する。ここに、原稿載置板2
1上の原稿画像は露光部15による読取走査を受けるこ
とにより、CCD33上に縮小結像され、光電変換処理
を経て電気信号となるように読み取られる。なお、光学
系移動方式では、コンタクトガラス上に載置した原稿を
第1および第2キャリッジが移動しながら読み取ること
となる。 【0027】次に、本体ハウジング11を形成する下ハ
ウジング11Dと連結ハウジング11Cの内、下ハウジ
ングの構造について説明する。下ハウジング11Dの下
方の給紙部にはシートカセット34と、画像形成部36
と、定着装置37とが内蔵されている。シートカセット
34に収容されたシート材Pは繰り出しコロ34aによ
り1枚ずつ送り出される。下ハウジング11Dの左側下
方部には開閉可能な手差し給紙トレイ35が備えられて
いて、この手差し給紙トレイ35にセットされたシート
材Pも繰り出しコロ35aにより1枚ずつ送り出され
る。 【0028】次に画像形成部について説明する。画像形
成部36において、感光体ドラム38は負帯電性の有機
感光体ドラムであって、駆動時には図示した方向に10
0mm/秒の速度で回転する。感光体ドラム38の表面
は−5KVの高電圧が印可されたメインチャージャー3
9から発生したコロナ放電によって−750Vに一様帯
電した後、レーザースキャニングユニット40からのビ
ーム光の照射によって明電位−100Vと暗電位−75
0Vの部分からなる静電潜像が形成される。更に感光体
の回転によって静電潜像は現像位置にまで回転移動す
る。現像装置41内部の現像ローラ41aは駆動時には
現像領域において感光体ドラムと同一方向に210mm
/秒の速度で回転している。現像部41内は、例えば体
積平均粒径9μm(コールターカウンターによるメジア
ン径)の負帯電性トナー5重量部と、平均径80μm
(篩い分け法)の磁性フェライトキャリア95重量部を
混合して得られる現像剤を有しており、現像ローラー4
1aに現像バイアス電圧−550Vを印可することによ
って、感光体表面の露光部分にトナーが反転現像され静
電潜像がトナー画像化される。 【0029】シートカセット34或いは手差し給紙トレ
イ35から1枚ずつ繰り出され搬送路3を通じて上方に
搬送されてきた用紙は、感光体上のトナー画像がローラ
転写部42に接近するのに同期して、レジストローラ4
で搬送タイミングが調整され、感光体ドラム38と転写
ローラ42との間を搬送される。これによって、用紙先
端とトナー画像部先端が一致してローラ転写部を通過す
ることによってトナー画像中のトナーの大部分が用紙上
に転移する。用紙上に転移せず感光体ドラム表面に残留
した一部トナーは、最下流に設けられたクリーナ41に
よって除去される。トナー像が転写された用紙は定着装
置37へ送られる。定着装置37は熱ローラ38a及び
加圧ローラ38bを有し、これらローラ対によってトナ
ー像を用紙上に定着してコピー物が得られる。 【0030】定着ニップを通過した用紙はそのまま垂直
方向の垂直搬送路42に沿って上方に搬送される。垂直
搬送路42は連結ハウジング11Cに入り搬送ローラ対
43を通過すると、右方向の水平搬送路44と斜め上方
の搬送路45に分岐しており、その分岐箇所において用
紙の搬送方向を振り分ける分岐爪46が設けられてい
る。2図においては用紙は水平搬送路44へと進行方向
を振り分けられ、下シートトレイ2上へと排出される。 【0031】図3は、画像形成装置100の制御を示す
ブロック図である。主制御部71aは、装置全体を制御
し、操作表示部72で設定入力した画像作成条件に応じ
て各部を動作させて、画像送受信機能、コピー機能など
を実現する。操作表示部72は、利用者に対するメッセ
ージや、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンス
など、種々の情報を表示することができる。さらに、利
用者が各種の設定や指示などを行う際に用いられる。例
えば、送信機能あるいはコピー機能の選択を行う選択キ
ーや、選択した機能の実行指示などを行うスタートキー
等が設けられている。 【0032】読取部73は送信あるいはコピーすべき原
稿上の画像を読み取る。CCD、A/Dコンバータ、シ
ェーディング補正回路、MTF&γ補正回路、セレク
タ、変倍回路が順に接続されている。これにより、CC
Dにより光電変換されて読み取られた原稿画像の情報
は、A/Dコンバータによりデジタル信号に変換され、
シェーディング補正回路でシェーディング補正、MTF
&γ補正回路でMTF補正及びγ補正を受けてセレクタ
に入力される。このセレクタは画像データの送り先を、
変倍回路と画像メモリコントローラとで切り替えるもの
である。セレクタにより変倍回路側が選択された場合に
は、画像データは変倍回路で変倍率に合わせて拡大・縮
小処理を受けた後、書込み部74に送出され、露光装置
によって感光体に対する実際の書き込みが行なわれる。 【0033】セレクタにより画像メモリコントローラ7
5a側が選択された場合、画像データはこの画像メモリ
コントローラ75a中の画像圧縮回路によって圧縮され
た後、画像メモリ75bに書き込まれる。複数の原稿画
像を画像メモリ75b中の転写紙一面分のエリアを分割
した分割エリアに順次読み込ませた状態で書込部74に
送出され、露光装置によって感光体に対する実際の書き
込みが行なわれ画像集約コピーが行われる。 【0034】NCU76aは、回線を制御して外部機器
との通信を行う。また、モデム76bは、受信した画像
データなどを蓄積する。RAM77は、主制御部71や
他の各部の処理においてデータの保存が必要なときに用
いられる。ROM78は、主制御部11の動作を規定し
たプログラムや、固定的なデータなどが格納されてい
る。バス79は、主制御部71、操作表示部72、読取
部73、記録部74、画像メモリコントローラ75a、
画像メモリ75b、NCU76、モデム77、RAM7
8、ROM79等を相互に接続しており、これらの間の
データ転送を可能にしている。 【0035】以上説明した画像形成装置に基づいて、本
発明の特徴である用紙の分離技術について説明する。 (A)第1の発明 (請求項1) 第1の発明は、搬送された転写紙の先端部分から、2つ
以上の分離電流印加があり、第2の分離電流は、第1の
分離電流よりも、小さいことを特徴としている。この発
明をタイミングチャート3(図5)に基づいて、説明す
る。まず、用紙の先端が、画像域にくると、転写電流と
分離電流とを、略同時に、印加する。転写電流は、DC
100(μA)で、分離電流は、先端部分、例えば、先
端部分から5(mm)迄は、10(μA)を印加して
(第1の分離電流印加)、5〜10(mm)では、5
(μA)を印加する(第2の分離電流印加)。さらに、
10(mm)を過ぎたところで、分離電流の印加をカッ
トする。一方転写電流は、用紙の全面に印加する。転写
電流と分離電流とを、略同時に印加しているから、用紙
の先端が、転写域に達した時に、分離電流が印加されて
いるので、実際には、紙に対しては、分離電流は、少し
早めに印加されている。尚、従来は、図4に示す通りの
タイミングで行っていた。従来の通り、分離電流を転写
紙全域にかけてしまうと、定着オフセット等の問題が生
じる。又、定着での分離不良の原因の大部分は、紙の先
端での分離不良である。その部分に、たくさんの分離電
流をかけてやれば、その後の部分(先端以外)は、あま
り必要でなく、かえって定着オフセット等の問題点が生
じてしまう。そこで、本発明のようにすると、分離性
能、定着性能を向上する事ができるという効果がある。 【0036】次に、上記実施例における第1と第2の分
離電流について説明する。まず、第1分離電流に引き続
いて印加する第2の分離電流印加のタイミングとして
は、第1の分離電流印加のタイミングよりも、短いこと
が望ましい。具体的には、図6に示したタイミングチャ
ート4に基いて説明する。このタイミングチャートは転
写電流と分離電流の動作タイミングを示したもので、先
端部分、例えば、先端部分から7(mm)迄は、10
(μA)を印加して(第1の分離電流印加)、7〜10
(mm)では、5(μA)を印加する(第2の分離電流
印加)。そして、用紙先端から10(mm)を過ぎたと
ころで、最終的に分離電流の印加をカットし、用紙の全
面に転写電流を印加する。このように、第2の分離電流
印加のタイミングを短くし、さらには第2の分離電流を
弱くすることによって、より一層の分離性能、定着性能
を向上する事ができるという効果がある。このとき、分
離電流を印加する先端部分の大きさそのものを可変する
こともできる。 【0037】また、第2の分離電流印加のタイミング
は、第1の分離電流印加のタイミングよりも、短く、滑
らかに変化させることもできる。この具体例を、第7図
に示したタイミングチャート5に基いて説明する。この
実施例では、先端部分、例えば、先端部分から5(m
m)迄は、10(μA)を印加して(第1の分離電流印
加)、そして5〜15(mm)では10(μA)をなだ
らかに落としていき、最後に用紙先端から15(mm)
のところでは0(μA)の値にして分離電流の印加をカ
ットする。(第2の分離電流印加)。一方、10(m
m)を過ぎたところで、転写電流は、用紙の全面に印加
する。このような分離電流の制御を採用することで、転
写紙に対して、無理なく分離電流をかけることができる
ので、尾引き、オフセット、定着性能が向上する。 【0038】(B)第2の発明 (請求項4) 次に第2の発明について説明する。上述したように定着
性能を考えると可能な限り分離電流を印加しないことが
望ましいことから、この第2の発明では、分離ジャムの
発生頻度を検出し、この分離ジャムの発生頻度に応じ
て、分離チャージを印加するタイミング、印加する転写
電流を変更しようとするものである。具体的には分離ジ
ャムの発生頻度によって、分離電流を印加する先端部分
の大きさを可変としている。この具体例を図8に示した
フローチャートに基いて説明する。画像形成装置のスイ
ッチが入り制御がスタートする。S101で、プリント
キーONして、S102で、+1を行う。S103で、
B>aN?の判断を行う。ここで、B:ジャム回数、
D:分離電流、a:定数(例えば、10-4)とする。
N:通紙回数であるから、所定の通紙の間に、ジャム回
数が、所定値を超えたら、S104に移って分離電流
を、例えば、+5(μA)を加算する。通常の複写行程
に移って(S105)、さらに、S106で、Nの初期
化を行こなう。さらに、終了か否か?判断して、終了で
あれば、ENDにいって終了する。終了でなければ、S
102にいって繰り返す。S103で、B>aN?の判
断を行い、NOであれば、通常の複写行程に移って(S
108)、さらに、S109で、終了か否か?判断し
て、終了であれば、ENDにいって終了する。終了でな
ければ、S102にいって繰り返す。このときさらに、
分離電流に上限値を設けてもいい。又、分離電流の印加
タイミングの長さを可変することで、第2の発明と同等
の性能を得ることもできる。 【0039】なお、分離ジャムの発生頻度に応じて、分
離チャージを印加するタイミング、印加する転写電流を
変更する変わりに分離爪の頻度によって、分離電流を印
加する先端部分を可変することもできる。この具体例を
図9に示したフローチャートに基づいて説明する。制御
がスタートすると、S201で、プリントキーONし
て、S202で、+1を行う。S203で、E>aN?
の判断を行う。ここで、E:ドラム分離爪の作動回数、
D:分離電流、a:定数(例えば、10-4)とする。
N:通紙回数であるから、所定の通紙の間に、Jam回
数が、所定値を超えたら、S204に移って分離電流
を、例えば、+5(μ)を加算する。通常の複写行程に
移って(S205)、さらに、S206で、Nの初期化
を行こなう。さらに、終了か否か?判断して、終了であ
れば、ENDにいって終了する。終了でなければ、S2
02にいって繰り返す。S203で、E>aN?の判断
を行い、NOであれば、通常の複写行程に移って(S2
08)、さらに、S209で、終了か否か?判断して、
終了であれば、ENDにいって終了する。終了でなけれ
ば、S202にいって繰り返す。さらに、分離電流に上
限値を設けてもいい。尚、転写電流の印加タイミングの
長さを可変することで、ほぼ同等の性能を得ることもで
きる。 【0040】さらに、転写枚数を検出して、所定転写枚
数で、分離チャージを印加するタイミング、印加する転
写電流を変更することもできる。この点について表1に
基づいて説明する。まず、例えば、表1に基づいて、転
写枚数によって、分離電流を可変する。具体的には、0
枚から5000枚は、10μ、5000枚から1000
0枚は、15μ、10000枚から10枚は、20
μ、10枚以上は、30μに変更していく。このよう
に変化させるのは、経時変化とともに、分離性能が劣化
していくための対策である。 【0041】 【表1】【0042】最後に本発明に公的に使用できる定着ロー
ラを表2に基づいて説明する。 定着性能(定着率)キキ は、定着性能が良く、使用しない状態である。キ
は、定着性能が良くが、こすれば剥がれる場所が、たま
にある状態である。△は、定着性能が悪く、こすれば剥
がれる場所が、少し状態である。×は、定着性能が悪
く、こすれば剥がれる場所が、比較的多い状態である。 裏汚れキキ は、裏汚れが全く発生しない状態である。キ は、
裏汚れが発生しないが、すこし定着ローラが汚れる状態
である。△は、裏汚れが少し発生し、定着ローラも少し
汚れる状態である。×は、裏汚れがかなりの頻度で発生
する状態である。 尾引きキキ は、尾引きが全く発生しない状態である。キ は、
尾引きが発生しないが、すこし定着ローラが汚れる状態
である。△は、尾引きが少し発生する状態である。×
は、尾引きがかなりの頻度で発生する状態である。 定着オフセットキキ は、定着オフセットが全く発生しない状態である。
キ は、定着オフセットが発生しないが、すこし定着ロ
ーラが汚れる状態である。△は、定着オフセットが少し
発生する状態である。×は、定着オフセットがかなりの
頻度で発生する状態である。従来、一般的には、定着ロ
ーラの表面抵抗は、1×10〜1×10Ωの範囲で
ある。その表面抵抗の定着ローラであれば、定着部での
裏汚れ、定着部での尾引き等の問題点があった。そこ
で、その問題点を解消するために、従来の表面抵抗の範
囲1×10〜1×10Ωを、高めのものを採用し
た。しかし、表面抵抗の高いもの、例えば、1×109
〜1×1013Ωでは、オフセット等の問題が出て使用
できなかった。そこで、第7の発明(請求項7)では、
第1項から第6項記載の画像形成装置の特徴を実施する
ことによって、表面抵抗の極めて(1×10〜1×1
13 Ω)低い定着ローラを使用することが可能となっ
た。そのことによって、定着率を向上させることが、可
能となった。 【0043】 【表2】【0044】 【発明の効果】このように、本特許発明の画像形成装置
によれば、定着部での尾引き、裏汚れ、定着性(定着
率)アップ、トナー飛散、分離性能等の問題点を解消す
ることが可能となる。特に、小型で、省スペースな垂直
搬送路を備えた画像形成装置に適用すると一層有効とな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明にしたがって、画像形成装置全体を示
す斜視図。 【図2】 本発明の画像形成装置全体を示す断面図。 【図3】 本発明のシステムのブロック図。 【図4】 従来の発明の転写、分離電流のタイミングチ
ャート図。 【図5】 本発明(請求項1)の分離電流のタイミング
チャート図。 【図6】 本発明(請求項2)の分離電流のタイミング
チャート図。 【図7】 本発明(請求項3)の分離電流のタイミング
チャート図。 【図8】 本発明(請求項4)の分離電流のタイミング
チャート図。 【図9】 本発明(請求項5)の分離電流のタイミング
チャート図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年4月18日(2002.4.1
8) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】感光体ドラムと、その感光体ドラムの外周
面を一様に帯電させる主帯電器と、一様に帯電された感
光体ドラムの外周面を光で走査することにより静電潜像
を形成するレーザスキャニングユニットと、その静電潜
像を現像する現像装置と、用紙に転写する転写手段と、
ローラ対を加熱するとこによって定着する定着部と、そ
の感光体ドラムと転写手段との間に形成される転写部を
通って定着部に搬送する用紙搬送路とを備えている画像
形成装置において、 搬送された転写紙の先端部分のみに分離電流を印加する
分離手段をさらに備え、この分離手段は、少なくとも、
第1の分離電流とこの第1の分離電流よりも小さい第2
分離電流を印加することを特徴とすることを特徴とす
る画像形成装置。 【請求項2】上記第2の分離電流を印加するタイミング
は、上記第1の分離電流の印加のタイミングよりも短い
ことを特徴とする第1項記載の画像形成装置。 【請求項3】上記第2の分離電流は、上記第1の分離電
流値から、滑らかに分離電流値を減少させていくことを
特徴とする第1項から第2項記載の画像形成装置。 【請求項4】感光体ドラムと、その感光体ドラムの外周
面を一様に帯電させる主帯電器と、一様に帯電された感
光体ドラムの外周面を光で走査することにより静電潜像
を形成するレーザスキャニングユニットと、その静電潜
像を現像する現像装置と、用紙に転写する転写手段と、
ローラ対を加熱するとこによって定着する定着部と、そ
の感光体ドラムと転写手段との間に形成される転写部を
通って定着部に搬送する用紙搬送路とを備えている画像
形成装置において、 搬送された転写紙の先端部分のみに分離電流を印加する
分離手段をさらに備え、この分離手段は、分離ジャムの
発生頻度に応じて、分離チャージを印加するタイミン
グ、転写紙の先端部のみに印加する分離電流を変更する
ことを特徴とする画像形成装置。 【請求項5】上記感光体ドラムは用紙を分離するための
分離爪をさらに備え、この分離爪の作動頻度に応じて、
分離ジャムの発生頻度を算出することを特徴とする請求
項4記載の画像形成装置。 【請求項6】感光体ドラムと、その感光体ドラムの外周
面を一様に帯電させる主帯電器と、一様に帯電された感
光体ドラムの外周面を光で走査することにより静電潜像
を形成するレーザスキャニングユニットと、その静電潜
像を現像する現像装置と、用紙に転写する転写手段と、
ローラ対を加熱するとこによって定着する定着部と、そ
の感光体ドラムと転写手段との間に形成される転写部を
通って定着部に搬送する用紙搬送路とを備えている画像
形成装置において、 搬送された転写紙の先端部分のみに分離電流を印加する
分離手段ならびに転写手段に搬送されてくる用紙の枚数
をカウントし記憶する転写枚数検出手段をさらに備え、
この分離手段は、転写枚数検出手段が所定転写枚数を検
出したとき、分離チャージを印加するタイミング、印加
する転写電流を変更することを特徴とする画像形成装
置。 【請求項7】表面抵抗を1×1010〜1×1013 (Ω
・cm)の定着ローラを使用したことを特徴とする第1
項から第6載の画像形成装置。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0005 【補正方法】変更 【補正内容】 【0005】請求項1に記載の発明によれば、 感光体
ドラムと、その感光体ドラムの外周面を一様に帯電させ
る主帯電器と、一様に帯電された感光体ドラムの外周面
を光で走査することにより静電潜像を形成するレーザス
キャニングユニットと、その静電潜像を現像する現像装
置と、用紙に転写する転写手段と、ローラ対を加熱する
とこによって定着する定着部と、その感光体ドラムと転
写手段との間に形成される転写部を通って定着部に搬送
する用紙搬送路とを備えている画像形成装置において、
搬送された転写紙の先端部分のみに分離電流を印加する
分離手段をさらに備え、この分離手段は、少なくとも、
第1の分離電流とこの第1の分離電流よりも小さい第2
分離電流を印加することを特徴とすることを特徴とす
る画像形成装置を提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G03G 21/00 372 (72)発明者 田中 義久 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA01 DA45 DC04 DC16 DE07 DE10 EA03 EC06 ED24 EE02 EE07 EE08 EF09 2H033 AA02 AA09 BA08 BB01 BB14 2H072 AA00 2H200 FA08 FA18 GA23 GA34 GA45 GB25 KA02 KA14 KA26 KA28 KA29 MB05 NA02 PA06 PA10 PB05 3F053 AA19 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】【請求項1】 感光体ドラムと、その感光体ドラムの外周
    面を一様に帯電させる主帯電器と、一様に帯電された感
    光体ドラムの外周面を光で走査することにより静電潜像
    を形成するレーザスキャニングユニットと、その静電潜
    像を現像する現像装置と、用紙に転写する転写手段と、
    ローラ対を加熱するとこによって定着する定着部と、そ
    の感光体ドラムと転写手段との間に形成される転写部を
    通って定着部に搬送する用紙搬送路とを備えている画像
    形成装置において、 搬送された転写紙の先端部分のみに分離電流を印加する
    分離手段をさらに備え、この分離手段は、少なくとも、
    第1の分離電流とこの第1の分離電流よりも小さい第2
    の分離電流分離電流印加することを特徴とすることを特
    徴とする画像形成装置。 【請求項2】上記第2の分離電流を印加するタイミング
    は、上記第1の分離電流の印加のタイミングよりも短い
    ことを特徴とする第1項記載の画像形成装置。 【請求項3】上記第2の分離電流は、上記第1の分離電
    流値から、滑らかに分離電流値を減少させていくことを
    特徴とする第1項から第2項記載の画像形成装置。 【請求項4】感光体ドラムと、その感光体ドラムの外周
    面を一様に帯電させる主帯電器と、一様に帯電された感
    光体ドラムの外周面を光で走査することにより静電潜像
    を形成するレーザスキャニングユニットと、その静電潜
    像を現像する現像装置と、用紙に転写する転写手段と、
    ローラ対を加熱するとこによって定着する定着部と、そ
    の感光体ドラムと転写手段との間に形成される転写部を
    通って定着部に搬送する用紙搬送路とを備えている画像
    形成装置において、 搬送された転写紙に分離電流を印加する分離手段をさら
    に備え、この分離手段は、分離ジャムの発生頻度に応じ
    て、分離チャージを印加するタイミング、転写紙の先端
    部のみに印加する分離電流を変更することを特徴とする
    画像形成装置。 【請求項5】上記感光体ドラムは用紙を分離するための
    分離爪をさらに備え、この分離爪の作動頻度に応じて、
    分離ジャムの発生頻度を算出することを特徴とする請求
    項4記載の画像形成装置。 【請求項6】感光体ドラムと、その感光体ドラムの外周
    面を一様に帯電させる主帯電器と、一様に帯電された感
    光体ドラムの外周面を光で走査することにより静電潜像
    を形成するレーザスキャニングユニットと、その静電潜
    像を現像する現像装置と、用紙に転写する転写手段と、
    ローラ対を加熱するとこによって定着する定着部と、そ
    の感光体ドラムと転写手段との間に形成される転写部を
    通って定着部に搬送する用紙搬送路とを備えている画像
    形成装置において、 搬送された転写紙に分離電流を印加する分離手段ならび
    に転写手段に搬送されてくる用紙の枚数をカウントし記
    憶する転写枚数検出手段をさらに備え、この分離手段
    は、転写枚数検出手段が所定転写枚数を検出したとき、
    分離チャージを印加するタイミング、印加する転写電流
    を変更することを特徴とする画像形成装置。 【請求項7】表面抵抗を1×1010〜1×10
    13 (Ω・cm)の定着ローラを使用したことを特徴
    とする第1項から第6載の画像形成装置。
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