JP2003092926A - 生分解性軽量土壌およびその製造方法 - Google Patents

生分解性軽量土壌およびその製造方法

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JP2003092926A JP2001291323A JP2001291323A JP2003092926A JP 2003092926 A JP2003092926 A JP 2003092926A JP 2001291323 A JP2001291323 A JP 2001291323A JP 2001291323 A JP2001291323 A JP 2001291323A JP 2003092926 A JP2003092926 A JP 2003092926A
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Kazue Ueda
一恵 上田
Fumio Matsuoka
文夫 松岡
Kazunobu Yamada
和信 山田
Shigeru Hayase
茂 早瀬
Takuma Yano
拓磨 矢野
Kazuko Yoshimura
和子 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量かつ機械的強度に優れ、植物の生育に悪
影響を及ぼさない生分解性ポリエステル樹脂からなる土
壌を提供する。 【構成】 α−及び/又はβ−ヒドロキシカルボン酸単
位を50モル%以上含有する生分解性ポリエステルから
なり、みかけ比重が0.9g/cm3以下である生分解
性軽量土壌。α−及び/又はβ−ヒドロキシカルボン酸
単位を50モル%以上含有する生分解性ポリエステル樹
脂100質量部を、熱分解型発泡剤又は揮発型発泡剤
0.01〜30質量部により発泡させる生分解性軽量土
壌の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生分解性を有し、軽
量かつ機械的強度に優れ、植物の生育に悪影響を及ぼさ
ない生分解性ポリエステル樹脂からなる土壌に関する。
【0002】
【従来の技術】植物の生育やガーデニング・庭園作り・
農作業などに用いられる砂、土、石および岩等の土壌に
ついては、運搬や植え替え、屋上への設置といったさま
ざまな場面で、軽量化の要求が強い。従来は、比較的比
重の低い珪藻土や鹿沼土など天然のもののほか、黒曜石
や真珠岩パーライトを加工したもの、多孔質ガラスビー
ズや発泡スチロールなど人工的なものなどが使われてき
た。
【0003】これらのうち、珪藻土や鹿沼土など天然の
もの、黒曜石や真珠岩および多孔質ガラスビーズは、比
重が十分に低くないという問題点があった。また、発泡
スチロールなどのように樹脂を発泡させた人工的なもの
は、比重は十分低く、軽量化はできるものの、土壌中に
長期にわたって残存し、不要になった場合にゴミとして
土壌中に取り残されることになり、環境面などで問題が
あった。
【0004】そこで近年、生分解性樹脂を使用した軽量
土壌が作られるようになった。しかしながら、たとえば
特開平7−26262号公報には、グリコールと脂肪族
二塩基酸から合成された粒状物が発泡体であるときに軽
量化が図られることが開示されているが、グリコールと
脂肪族二塩基酸から合成された生分解性樹脂は強度が十
分に高くなく、特に発泡倍率が高くなった場合に問題と
なるものであった。
【0005】これ以外に、セルロースを用いた軽量土壌
が特開2000−86793号公報、2000−344
926号公報、2001−211741号公報に開示さ
れているが、これらは炭化させる必要があったり、基本
骨格がセルロースであるため、虫などに侵されやすいな
どの欠点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決しようとするものであり、生分解性を有し、軽
量であり、かつ機械的強度に優れ、植物の生育に悪影響
を及ぼさない生分解性ポリエステル樹脂からなる土壌を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、α−及
び/又はβ−ヒドロキシカルボン酸単位を50モル%以
上含有する生分解性ポリエステル樹脂を溶融混練して作
製した、みかけ比重が0.9g/cm3以下の軽量化さ
れた生分解性土壌が問題を解決することを見いだし、本
発明に到達した。
【0008】すなわち本発明の要旨は、次のとおりであ
る。 (1)α−及び/又はβ−ヒドロキシカルボン酸単位を
50モル%以上含有する生分解性ポリエステル樹脂から
なり、みかけ比重が0.9g/cm3以下であることを
特徴とする生分解性軽量土壌。 (2)α−ヒドロキシカルボン酸単位が、D−乳酸及び
/又はL−乳酸であることを特徴とする上記(1)記載
の生分解性軽量土壌。 (3)α−及び/又はβ−ヒドロキシカルボン酸単位を
50モル%以上含有する生分解性ポリエステル樹脂10
0質量部を、熱分解型発泡剤又は揮発型発泡剤0.01
〜30質量部により発泡させることを特徴とする上記
(1)又は(2)記載の生分解性軽量土壌の製造方法。 (4)生分解性ポリエステル樹脂100質量部を、架橋
剤0.01〜10質量部により架橋させた後、発泡させ
ることを特徴とする上記(3)記載の生分解性軽量土壌
の製造方法。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いる生分解性ポリエステル樹脂は、α−及び
/又はβ−ヒドロキシカルボン酸単位を50モル%以上
含有する必要がある。α−及び/又はβ−ヒドロキシカ
ルボン酸単位が50モル%未満であると、得られる生分
解性軽量土壌の機械的強度が低いものとなる。α−及び
/又はβ−ヒドロキシカルボン酸単位の例としては、D
−乳酸、L−乳酸、又はこれらの混合物、グリコール
酸、3−ヒドロキシ酪酸、3−ヒロドキシ吉草酸、3−
ヒドロキシカプロン酸等が挙げられる。
【0010】従って本発明に用いる生分解性ポリエステ
ル樹脂として好ましいのは、ポリ乳酸、ポリグリコール
酸、ポリ(3−ヒドロキシ酪酸)、ポリ(3−ヒロドキ
シ吉草酸)、ポリ(3−ヒドロキシカプロン酸)、及び
これらの共重合体、及びこれらの混合物等である。これ
らの中で、ポリ乳酸は成形加工性に優れ、また低コスト
で入手容易であるため、さらに好ましい。
【0011】ここで用いられる生分解性ポリエステル樹
脂は通常公知の溶融重合法で、あるいはさらに固相重合
法を併用して製造される。また、ポリ(3−ヒドロキシ
酪酸)及びポリ(3−ヒロドキシ吉草酸)等については
微生物による生産も可能である。
【0012】本発明に用いる生分解性ポリエステル樹脂
には、ポリ(α−及び/又はβ−ヒドロキシカルボン
酸)の耐熱性を大幅に損ねない範囲で、必要に応じてそ
の他の生分解性樹脂成分を共重合ないしは混合すること
もできる。その他の生分解性樹脂としては、ポリ(エチ
レンサクシネート)やポリ(ブチレンサクシネート)等
に代表されるジオールとジカルボン酸からなる脂肪族ポ
リエステル、ポリ(ε−カプロラクトン)に代表される
ポリ(ω−ヒドロキシアルカノエート)、さらに芳香族
成分を含んでいても生分解を示すポリ(ブチレンサクシ
ネート−co−ブチレンテレフタレート)や(ブチレン
アジペート−co−ブチレンテレフタレート)の他、ポ
リエステルアミド、ポリエステルカーボネート、デンプ
ンなどの多糖類等が挙げられる。
【0013】本発明で用いる生分解性ポリエステル樹脂
の分子量としては特に制限はないが、重量平均分子量が
3万以上、100万以下であることが好ましく、さらに
は5万以上、100万以下であることが好ましい。重量
平均分子量が3万未満である場合には樹脂の溶融粘度が
低すぎるので好ましくない。逆に、これが100万を超
える場合には樹脂の成形性が急速に低下するので好まし
くない。
【0014】本発明において、軽量な土壌を製造する方
法としては、生分解性ポリエステル樹脂を発泡させ、多
孔体化する方法が望ましい。孔は使用条件によって独立
気泡にも連通孔にも調整することが可能である。具体的
に軽量土壌を得る方法として、(1)生分解性ポリエス
テル樹脂から微粒子を作製後、水や有機溶剤などを含浸
させ、圧力や温度を変化させて発泡させて得る方法、
(2)混練機を用いて生分解性ポリエステル樹脂を溶融
混練し、これに分解型発泡剤や揮発型発泡剤を添加して
発泡させ、次いで土壌として必要な大きさに調整する方
法がある。特に後者の方法は、押出機型装置を用いて必
要な径の発泡ストランドを調製し、次いでこれを必要な
長さに切断すれば、連続的に軽量土壌を生産できること
から望ましい方法である。
【0015】上記分解型発泡剤の例としては、アゾジカ
ルボンアミドやバリウムアゾジカルボキシレートに代表
されるアゾ化合物、N,N’−ジニトロソペンタメチレ
ンテトラミンに代表されるニトロソ化合物、4,4’−
オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)やヒドラ
ジカルボンアミドに代表されるヒドラジン化合物、ある
いは炭酸水素ナトリウムなどの無機化合物などを挙げる
ことが出来る。
【0016】また、揮発型発泡剤を用いる場合は、押出
機途中から注入して発泡させる方法が有効である。この
場合の発泡剤としては、窒素、二酸化炭素、水等の無機
化合物や、メタン、エタン、ブタンなどの炭化水素化合
物、フロン化合物、エタノールやメタノール等のアルコ
ール類に代表される有機溶媒などを挙げることが出来
る。発泡剤の使用量は、生分解性ポリエステル樹脂10
0質量部に対し0.01〜30質量部であることが好ま
しい。発泡剤の添加量が30質量部を超えると、破泡し
やすい場合があり、またコスト高になるので好ましくな
い。
【0017】生分解性ポリエステル樹脂の発泡において
は、生分解性ポリエステル樹脂をそのまま用いてもよい
が、気泡を細かくする場合や、高発泡率にする場合など
は、架橋したり、他の超高分子量ポリマーを添加しても
よい。架橋剤としては、特に限定されないが、多価イソ
シアネート化合物、(メタ)アクリレート化合物、多価
カルボン酸化合物、多価エポキシ化合物などが挙げられ
る。架橋に際して、過酸化物を併用してもかまわない。
また、透水性や保水性を持たせるため、連通孔を作製す
るためには、架橋剤や過酸化物をできるだけ減らすこと
が好ましい。
【0018】架橋剤を配合する場合、その量は生分解性
ポリエステル100質量部に対して0.01〜10質量
部、好ましくは0.05〜5質量部である。10質量部
を超える場合には架橋の度合いが強すぎて、操業性に支
障が出るため好ましくない。
【0019】過酸化物の配合量は生分解性ポリエステル
樹脂100質量部に対して0.01〜10質量部、好ま
しくは0.1〜5質量部である。10質量部を超える場
合には未反応部分が多くなり、コスト面で好ましくな
い。なお、架橋剤/過酸化物により変性したポリ乳酸の
生分解性は本範囲内であれば、若干分解速度が低下する
が、生分解性が損なわれるわけではない。
【0020】本発明の生分解性軽量土壌のみかけ比重
は、その用途によって最適値は異なるが、軽量化の効果
を持たせるためには0.9g/cm3以下でなければな
らない。好ましくは0.01〜0.8g/cm3の範囲
であり、より好ましくは0.02〜0.7g/cm3
範囲である。0.01g/cm3よりもみかけ比重が低
いと、風にとばされるなどするため好ましくない。みか
け比重は、発泡剤の濃度と発泡条件によってコントロー
ルすることができる。
【0021】本発明の生分解性軽量土壌の圧縮強度は、
10%変形時において0.3〜20MPaであることが
望ましい。0.3MPaよりも低い10%変形時圧縮強
度では、土や石として使用しているときに破壊される可
能性があり、植物体の支持が困難になる場合がある。2
0MPaよりも大きな値にすることは困難である。ま
た、圧縮弾性率は50MPa〜2GPaであることが望
ましい。50MPa未満では、使用上の強度面で問題が
あり、2GPaよりも大きくすると、もろくなって好ま
しくない。
【0022】本発明において、生分解性ポリエステル樹
脂にはその特性を大きく損なわない限りにおいて、顔
料、熱安定剤、酸化防止剤、耐候剤、難燃剤、可塑剤、
滑剤、離型剤、帯電防止剤、充填材等を添加することも
可能である。熱安定剤や酸化防止剤としては、たとえば
ヒンダードフェノール類、リン化合物、ヒンダードアミ
ン、イオウ化合物、銅化合物、アルカリ金属のハロゲン
化物あるいはこれらの混合物を使用することができる。
無機充填材としては、タルク、炭酸カルシウム、炭酸亜
鉛、ワラストナイト、シリカ、アルミナ、酸化マグネシ
ウム、ケイ酸カルシウム、アルミン酸ナトリウム、アル
ミン酸カルシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、珪酸マグ
ネシウム、ガラスバルーン、カーボンブラック、酸化亜
鉛、三酸化アンチモン、ゼオライト、ハイドロタルサイ
ト、金属繊維、金属ウイスカー、セラミックウイスカ
ー、チタン酸カリウム、窒化ホウ素、グラファイト、ガ
ラス繊維、炭素繊維等が挙げられる。有機充填材として
は、澱粉、セルロース微粒子、木粉、おから、モミ殻、
フスマ等の天然に存在するポリマーやこれらの変性品が
挙げられる。
【0023】なお、本発明の生分解性ポリエステル樹脂
に、他の熱可塑性樹脂や上記充填材等を混合する方法は
特に限定されるものではなく、通常の加熱溶融後、例え
ば、従来より知られている一軸押出機、二軸押出機、ロ
ール混練機、ブラベンダー等を用いる混練法によって混
練するとよい。また、スタティックミキサーやダイナミ
ックミキサーを併用することも効果的である。
【0024】
【実施例】以下本発明を実施例によりさらに具体的に説
明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではな
い。
【0025】実施例及び比較例の評価に用いた測定法は
次のとおりである。 (1)分子量:示差屈折率検出器を備えたゲル浸透クロ
マトグラフィ(GPC)装置(島津製作所製)を用い、
テトラヒドロフランを溶出液として40℃で標準ポリス
チレン換算で求めた。 (2)圧縮強度および弾性率:JIS K7220に準
じて、圧縮強度測定器(インテスコ社製)にて測定し
た。 (3)みかけ比重:得られた発泡体を水中に浸漬した際
に増加する体積で、発泡体の質量を割って算出した。 (4)発泡倍率:得られた発泡体を水中に浸漬した際に
増加する体積と、発泡体の質量と樹脂の真密度から求ま
る体積との比から算出した。
【0026】実施例1 発泡核剤としてタルク(林化成製、平均粒径2.5μ
m)0.5質量部を添加したポリ乳酸(カーギルダウ製
NatureWorks4030D、重量平均分子量2
0万、L体99%、D体1%:樹脂A)100質量部
を、成形機(池貝製二軸押出成形機PCM−30、ダイ
ス直径4mm×3孔、押出ヘッド温度;200℃、ダイ
出口温度;180℃)に供給した。成形機途中からポン
プを用いて、架橋剤としてポリエチレングリコールジメ
タクリレート(日本油脂製:PEGM)、及び過酸化物
としてジ−t−ブチルパーオキサイド(日本油脂製)を
それぞれ0.5質量部注入し、押出し、ペレット状に加
工した。この架橋樹脂ペレットをいったん乾燥した後、
発泡剤として液化炭酸ガスを用い、成形機(池貝製二軸
押出成形機PCM−30、吐出孔径1mmΦ、押出溶融
温度;200℃、ダイ出口温度;160℃)を用い、連
続発泡ストランドを作製した。吐出した発泡ストランド
は、カッターで3mmの長さにカットした。得られた発
泡ペレットのみかけ比重、発泡倍率を表1に示した。
【0027】実施例2 架橋剤及び過酸化物をそれぞれ樹脂100質量部に対し
て0.1質量部、および0.2質量部となるよう注入し
た以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0028】実施例3 架橋剤としてヘキサメチレンジイソシアネート(和光純
薬製:HMDI)を用いた以外は実施例2と同様の実験
を行った。
【0029】実施例4 架橋剤および過酸化物をまったく用いなかった以外は実
施例1と同様の実験を行った。
【0030】実施例5〜8 樹脂Aのかわりに、ポリ乳酸(カーギルダウ製Natu
reWorks4060D、重量平均分子量18万、L
体90%、D体10%:樹脂B)を用いた以外は実施例
1〜4と同様の実験を行った。
【0031】実施例9〜12 樹脂Aのかわりに、ポリ乳酸(カーギルダウ製Natu
reWorks5039B、重量平均分子量18万、L
体80%、D体20%:樹脂C)を用いた以外は実施例
1〜4と同様の実験を行った。
【0032】実施例13〜16 生分解性ポリエステル樹脂として、樹脂A80質量部と
ポリブチレンサクシネート(昭和高分子製ビオノーレ1
010、重量平均分子量16万:PBS)20質量部を
用いた以外は実施例1〜4と同様の実験を行った。
【0033】実施例17 実施例1で得られた架橋樹脂ペレット100質量部を用
い、発泡剤として化学熱分解型のアゾジカルボンアミド
系発泡剤(永和化成製SW7)を3質量部添加し、成形
機(池貝製二軸押出成形機PCM−30、吐出孔径3m
mΦ、押出溶融温度;210℃、ダイ出口温度;150
℃)を用い、連続発泡ストランドを作製し、実施例1と
同様にして発泡ペレットを得た。
【0034】比較例1〜4 生分解性ポリエステル樹脂として樹脂A20質量部とP
BS80質量部を用いた以外は実施例1〜4と同様の実
験を行った。
【0035】
【表1】
【0036】実施例で得られた発泡ペレットは、圧縮強
度・弾性率に優れ、軽量化が図られていた。一方、比較
例で得られた発泡ペレットは、生分解性ポリエステル樹
脂に含有するヒドロキシカルボン酸単位が少ないため、
圧縮強度・弾性率に劣るものであった。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、生分解性を有し、軽量
であり、機械的強度に優れ、また、植物の生育に悪影響
を及ぼすことがなく、大きさに応じて種々の砂、石、岩
等として用いることができる土壌を提供することが可能
となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早瀬 茂 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 矢野 拓磨 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 吉村 和子 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 Fターム(参考) 2B022 AA05 BA01 BA21 BB01 4F074 AA67 AA68 BA01 BA13 BA31 BA32 BB02 BB03 BB12 BB28 CA22 CB52 CC04Y CC06X CC22X DA24 DA59

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α−及び/又はβ−ヒドロキシカルボン
    酸単位を50モル%以上含有する生分解性ポリエステル
    樹脂からなり、みかけ比重が0.9g/cm 3以下であ
    ることを特徴とする生分解性軽量土壌。
  2. 【請求項2】 α−ヒドロキシカルボン酸単位が、D−
    乳酸及び/又はL−乳酸であることを特徴とする請求項
    1記載の生分解性軽量土壌。
  3. 【請求項3】 α−及び/又はβ−ヒドロキシカルボン
    酸単位を50モル%以上含有する生分解性ポリエステル
    樹脂100質量部を、熱分解型発泡剤又は揮発型発泡剤
    0.01〜30質量部により発泡させることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の生分解性軽量土壌の製造方法。
  4. 【請求項4】 生分解性ポリエステル樹脂100質量部
    を、架橋剤0.01〜10質量部により架橋させた後、
    発泡させることを特徴とする請求項3記載の生分解性軽
    量土壌の製造方法。
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