JP2003090978A - 照明装置、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

照明装置、露光装置及びデバイス製造方法

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JP2003090978A
JP2003090978A JP2001281991A JP2001281991A JP2003090978A JP 2003090978 A JP2003090978 A JP 2003090978A JP 2001281991 A JP2001281991 A JP 2001281991A JP 2001281991 A JP2001281991 A JP 2001281991A JP 2003090978 A JP2003090978 A JP 2003090978A
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illumination
optical
exposure
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Takanaga Shiozawa
崇永 塩澤
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、波長180nm以下の光源を使用
する露光装置において、照明面における照度ムラの変化
や露光量制御を悪化させることのない照明装置、露光装
置及びデバイス製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の一側面としての照明装置は、発
振レーザーを光源として波長180nm以下の光束を用
いて所定の照明領域を照明する照明装置であって、弗化
マグネシウム結晶より成形され、光軸と垂直な面内に関
し前記光束の偏光状態を異ならせる光学部材を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には、照明装
置に係り、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶デ
ィスプレイ(LCD)用のガラス基板などのデバイスを
製造するのに用いられる照明装置、露光装置及びデバイ
ス製造方法に関する。本発明は、例えば、微細パターン
製造におけるマイクロリソグラフィ工程において半導体
ウェハ用の単結晶基板を露光する露光装置の照明装置に
好適である。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の小型化及び薄型化の要
請から、電子機器に搭載される半導体素子の微細化への
要求はますます高くなっている。例えば、マスクパター
ンに対するデザインルールはライン・アンド・スペース
(L&S)0.1μm以下の寸法像を広範囲に形成する
ことが要求され、今後は更に80nm以下の回路パター
ン形成に移行することが予想される。L&Sは露光にお
いてラインとスペースの幅が等しい状態でウェハ上に投
影された像であり、露光の解像度を示す尺度である。
【0003】図7を参照するに、半導体製造用の代表的
な露光装置である投影露光装置50は、一般に、レーザ
ー512やビーム整形系514を含む光源部510とレ
チクル又はマスク600(本出願ではこれらの用語を交
換可能に使用する)を照明する照明光学系540(参照
符号542乃至554を含む)とを有する照明装置50
0と、マスク600と被処理体(ウェハ)Wとの間に配
置されマスク600上に描画されたパターンをウェハW
上に投影露光する投影光学系700とを有する。また、
かかる露光装置50は、レーザー512からの光束をビ
ームスプリッタ548などで分割させて受光素子560
を介してこれを受光し、照明領域の光量の変動が所定範
囲内になるように光源の光量をフィードバック制御す
る。ビームスプリッタ548はマスク600のパターン
面と等価な位置、例えば、オプティカルインテグレータ
544の後段に設けられる。
【0004】一般にマスク600面上のパターンを投影
光学系を介してウェハ面上に投影する際、当該パターン
の解像線幅や線幅の均一性は露光光の波長(λ)や投影
光学系の開口数(NA)、照明光学系の開口数内強度分
布と共に、投影面上における照度分布の均一性や適正露
光量とのズレの良否が大きく影響している。
【0005】特に、最小線幅が0.2μm以下の場合、
露光用の光源としてはKrFエキシマレーザー(λ=2
48nm)やArFレーザー(λ=193nm)、F
レーザー(λ=157nm)などが挙げられるが、この
ようなレーザーを用いた場合でも露光装置の投影面上で
の照度均一性や適正露光量とのズレは約1%程度以内が
要望されている。
【0006】しかしながら、オプティカルインテグレー
タ542の各レンズ素子は組立工程においてその径方向
に力を受けて歪むので、各レンズ素子は互いに異なる複
屈折性を持っている。しかも、レンズ素子の内部でも場
所によって複屈折性が異なっている。このため、図7に
示した装置では、オプティカルインテグレータ542に
入射する時のレーザー光は円偏光であっても、オプティ
カルインテグレータ542から出射する時には円偏光で
はない。しかもオプティカルインテグレータ542の各
レンズ素子から出る光束は互いに偏光状態が違うことに
なる。
【0007】また、光量検出のためのビームスプリッタ
548のガラス板や折り曲げミラー554等は、通常そ
の光学特性(反射率、透過率)に偏光特性を持ってい
る。このため、光軸と垂直な面内に関しランダムな偏光
状態以外の偏光状態を有する光がこれらの光学系に入射
した場合、この偏光特性により照射面(マスクM面やウ
ェハW面)における光量分布ムラ(照度ムラ)を引き起
こす。また、そのような光を入射した時、光照射等によ
り光学系の複屈折状態が変化した場合は、照度ムラの変
化や、光量検出器560での光量と実際にウェハWに照
射される光量の比が変化してしまうため、露光量制御の
悪化が発生する。
【0008】そこで、従来では、直線偏光或いは別の偏
光の紫外線レーザー光を発する、例えば、エキシマレー
ザーなどのレーザー510から射出された光束に対し
て、図示しないλ/4板や、水晶及び他の透過部材より
なる偏光解消ユニット520によりほぼランダムな偏光
特性を持つ光束に変換している。これにより、レーザー
512の射出近傍に配置された偏光解消ユニット520
において、照明光学系540内に入射する光束の偏光状
態をほぼランダムにしているため、上記に示した悪影響
を軽減することが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、波長1
80nm以下(例えばF2レーザー光:波長157n
m)のレーザーを光源とする装置の場合、従来から使用
されている水晶は短波長における透過率/光耐久性に対
する光学特性が悪く、かかる波長以下の光源を使用する
露光装置に適用することができない。これにより、偏光
解消ユニット800では波長180nm以下の露光装置
では使用する事ができず、上述したように照明面におけ
る照度ムラの変化や露光量制御を悪化させる。よって微
細なパターンを有するデバイスを、高品位なスループッ
トなどの露光性能よく行うことができない。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、波長
180nm以下の光源を使用する露光装置において、照
明面における照度ムラの変化や露光量制御を悪化させる
ことのない照明装置、露光装置及びデバイス製造方法を
提供することを例示的な目的とする。
【0011】上記目的を達成するために、本発明の一側
面としての照明装置は、発振レーザーを光源として波長
180nm以下の光束を用いて所定の照明領域を照明す
る照明装置であって、フッ化マグネシウム結晶より成形
され、光軸と垂直な面内に関し前記光束の偏光状態を異
ならせる光学部材を有する。
【0012】また、本発明の一側面としての照明装置
は、光源から射出された所定の偏光状態の波長180n
m以下の光束を用い照明領域を照明する照明装置であっ
て、フッ化マグネシウム結晶より成形され、光軸と垂直
な面内に関し前記光束の偏光状態を異ならせる光学部材
を有する。例えば、前記光源は発振レーザーである。
【0013】かかる照明装置によれば、フッ化マグネシ
ウム結晶はその結晶構造により180nm以下の光束に
対する透過又は反射の光学特性に優れており、露光光が
180nm以下の場合であってもかかるフッ化マグネシ
ウム結晶よりなる光学部材を無偏光化の手段としての機
能させることができる。即ち、光源より射出される直線
偏光又は別の偏光を有する光束に対して、光軸に直交す
る断面内でその偏光状態が連続的又は段階的に変化して
いる光に変換することができる。これにより、後段に位
置する光学系に対して無偏光化された光束を導出するこ
とができるので、その光学特性(反射率、透過率)に偏
光特性を有する光学部材が照明装置に含まれる場合であ
っても、照明領域における照度ムラを解消することがで
きる。
【0014】本発明の照明装置において、前記光学部材
は、前記光束の有する偏光方向と前記フッ化マグネシウ
ム結晶の結晶軸の方向とが異なる。また、前記光学部材
は、光軸を含む断面の厚みが異なる。これにより、直線
偏光又は別の偏光状態を有する光束を実質的に無偏光化
することができる。また、本発明の照明装置において、
前記光学部材を冷却する冷却手段を有してもよい。かか
る照明装置によれば、フッ化マグネシウムのカットオフ
波長を短波長側にシフトすることができる。更に、本発
明の照明装置は、照明領域を均一に照明するためのオプ
ティカルインテグレータを更に有し、前記光学部材は前
記オプティカルインテグレータより光源側に位置する。
【0015】更に、本発明の照明装置は、前記光学部材
と前記照明領域の間に前記光束を分割する光束分割部
と、前記光束分割部により分割された光束のうちいずれ
か一方の光量を検出する検出器とを有する。かかる照明
装置によれば、光源からのレーザー光の偏光状態の変動
が光束分割部(ビームスプリッタ)であるガラス板の反
射率(透過率)の偏光依存性に起因することなく、ビー
ムスプリッタを透過する光(照明領域における光)とビ
ームスプリッタで反射する光(検出器に入射する光)の
光量比を一定に維持でき、精度よく照明領域の光量を検
出することができる。かかる照明装置において、前記検
出器の検出結果に基づき前記光源の光量を制御する制御
部、又は前記検出器の検出結果に基づき前記光束の光量
を調節するする光量調節手段を更に有してもよい。これ
により、精度よく照明装置の光量を調節することができ
る。
【0016】更に、本発明の照明装置は、前記光学部材
と前記照明領域の間に前記光束を偏向するミラーを更に
有してもよい。かかる照明装置によれば、光源からのレ
ーザー光の偏光状態の変動がミラーの反射率の偏光依存
性に起因することなく、照明領域の照度ムラを起こすこ
となくミラーで光を反射することができる。
【0017】また、本発明の別の側面としての露光装置
は、上述したいずれかの照明装置と、レチクル又はマス
クに形成されたパターンを被処理体に投影する光学系と
を有する。かかる露光装置は上述の照明装置を有し、同
様の作用を奏する。更に、本発明の露光装置によれば、
露光波長の短波長化を実現することができるので、微細
なパターンをスループットなどの露光性能よく露光する
ことができる。
【0018】本発明の更に別の側面としてのデバイス製
造方法は、上述の露光装置を用いて前記被処理体を投影
露光するステップと、前記投影露光された前記被処理体
に所定のプロセスを行うステップとを有する。上述の露
光装置の作用と同様の作用を奏するデバイス製造方法の
請求項は、中間及び最終結果物であるデバイス自体にも
その効力が及ぶ。また、かかるデバイスは、例えば、L
SIやVLSIなどの半導体チップ、CCD、LCD、
磁気センサー、薄膜磁気ヘッドなどを含む。
【0019】本発明の他の目的及び更なる特徴は、以下
添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によっ
て明らかにされるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の例示的な露光装置10及び照明装置100について
説明する。なお、各図において同一の参照符号は同一部
材を表している。ここで、図1は、本発明の例示的な露
光装置10及びその一部である照明装置100の概略構
成図である。
【0021】露光装置10は、図1に示すように、照明
装置100と、マスク200と、投影光学系300と、
図示しない制御装置とを有する。露光装置10は、ステ
ップ・アンド・スキャン投影方式でマスク200に形成
されたパターンをプレートW上に露光する走査型投影露
光装置である。ここで、「ステップ・アンド・スキャン
投影方式」は、マスク200に対してウェハを連続的に
スキャンさせてマスクのパターンをプレートWに露光す
ると共に、1ショットの露光終了後プレートWをステッ
プ移動させて、次のショットの露光領域に移動させる投
影露光法をいう。但し、本発明の露光装置10は、ステ
ップ・アンド・リピート投影方式でマスク200に形成
されたパターンをプレートW上に露光する露光装置に適
用されてもよい。ここで、「ステップ・アンド・リピー
ト投影方式」は、プレートWのショットの一括露光ごと
にプレートWをステップ移動させて次のショットを露光
領域に移動させる投影露光方法をいう。
【0022】本発明において、照明装置100は、光源
部110と、偏光解消ユニット120と、照明光学系1
40と、制御部170とを有し、転写用パターンが形成
されたマスク200を照明する。
【0023】光源部110はレーザー112とビーム成
形系114とを有し、照明光学系を照明する光源であ
る。
【0024】レーザー112は照明光を発光する光源
で、180nm以下の波長を発する発振レーザーであ
る。本実施例では、レーザー112は波長約157nm
のFエキシマレーザーである。かかるレーザー112
は直線偏光又は別の偏光状態を有する紫外線レーザー光
を発する。なお、レーザー112は、例えば、制御部1
70と通信可能に接続すれば、後述する光量検出手段1
60の検出結果に基づき制御部170によりフィードバ
ック制御することもできる。また、露光用光源として
は、エキシマレーザーだけでなく、銅蒸気レーザーやア
ルゴンガスレーザーと二次高調波発生素子とを組み合わ
せて遠紫外線を形成するものが使える。なお、図1にお
いて特に図示しないが、通常、Fレーザー光は酸素に
より吸収されてしまうため、光源から露光面の光路中は
窒素雰囲気、真空等、酸素を最小限に抑えた(1ppm
以下)環境にする必要がある。
【0025】ビーム整形系114は、例えば、複数のシ
リンドリカルレンズを備えるビームエクスパンダ等を使
用することができ、レーザー112からの平行光の断面
形状の縦横比率を所望の値に変換する(例えば、断面形
状を長方形から正方形にするなど)ことによりビーム形
状を所望のものに成形する。
【0026】また、図1には示されていないが、光源部
は、コヒーレントなレーザー光束をインコヒーレント化
するインコヒーレント化光学系を使用してもよい。イン
コヒーレント化光学系は、例えば、公開特許平成3年第
215930号公報の図1に開示されているような、入
射光束を光分割面で少なくとも2つの光束(例えば、P
偏光とS偏光)に分岐した後で、光学部材を介して一方
の光束を他方の光束に対してレーザー光のコヒーレンス
長以上の光路長差を与えてから分割面に再誘導して他方
の光束と重ね合わせて射出されるようにした折り返し系
を少なくとも一つ備える光学系を用いることができる。
【0027】偏光解消ユニット120は、レーザー11
2より射出された直線偏光又は別の偏光状態を有するレ
ーザー光をランダムな偏光状態(無偏光化)にする。本
実施形態において、偏光解消ユニット120は、後段に
位置する要素に対する光束を無偏光化するためにも、光
源であるレーザー112とビーム成形系114の間に設
けられている。偏光解消ユニット120は、図2によく
示されるように、光軸を含む断面がくさび型の偏光解消
板122と、偏光解消板122と逆方向にクサビ形状を
有する透明くさび124とを有する。透明くさび124
は偏光解消板122により偏向された射出光を入射方向
と同じ方向に補正するための補助的な素子であり、両素
子の屈折率の違いにより若干くさび角を違えている。入
射方向に対して、射出方向が違っても差し支えない場合
は、この透明くさび124は必ずしも必要ではない。こ
こで、図2(a)は図1に示す偏光解消ユニット120
の概略断面図であり、図2(b)は図2(a)に示す透
明くさび124が無い状態の変更解消ユニット120を
示す概略断面図である。
【0028】偏光解消板122はフッ化マグネシウム
(MgF)結晶からなり、上述したようにくさび形状
を有する。フッ化マグネシウムはその結晶構造により1
80nm以下の光束に対する透過又は反射の光学特性に
優れており、露光光が180nm以下の場合であっても
偏光解消板としての機能を維持することができる。ま
た、図3に示すように、偏光解消板122の結晶軸は入
射する光束の主偏光方向と一致しないように配置されて
いる。本実施形態では、例示的に、かかる結晶軸が光束
の主偏光方向に対して45度の角度をなすように配置さ
れている。ここで、図3は、図1に示す偏光解消板12
2の構成を示すための概略斜視図である。
【0029】図3に示す通り、偏光解消板122は、そ
の結晶軸の方向がレーザー112からの直線偏光レーザ
ー光の偏光方向(y方向)に対して45度を成してお
り、その厚さは光軸が貫くその中心位置を通過する光線
(y方向直線偏光)が円偏光に変換されるようになって
いる。但し、偏光解消板122の中心を通過する光線は
必ず円偏光に変換する必要無く、また、レーザーの偏光
方向(y方向)と偏光解消板122のくさび方向を一致
させる必要はない。要は偏光解消板122に入射した光
線束の偏光状態がある方向に沿って連続的又は段階的に
変化して光線束全体として偏光が解消された実質的に無
偏光の状態になることに足りるものである。より好まし
くは、射出する光束内での相対位相変化量を大きくする
ため、入射する光束の径が対称ではない場合、径の大き
い方向に偏光解消板122のくさび方向を一致させる方
がよい。
【0030】本実施形態においては、偏光解消板122
から出た光束は、図4(b)の光束の正面図に矢印で描
いているようにy方向に沿って偏光状態が変化してい
る。本例では偏光解消板122のくさび方向(傾斜方
向)とレーザー偏光方向を一致させた例を示している。
図4(b)中、LAの範囲内では、上からy方向直線偏
光、反時計回りの楕円偏光、反時計回りの円偏光、反時
計回りの楕円偏光、x方向の直線偏光、時計回りの楕円
偏光、時計回りの円偏光、時計回りの楕円偏光、y方向
の直線偏光と連続的に変化しており、このLAの範囲内
の偏光状態の変化がy方向に沿って繰り返される。この
繰り返しの回数は図2(a)に示す偏光解消板122の
くさび角θ1と厚さとレーザー光のビーム径とに依存し
て決まり、必要な偏光解消の度合いに応じてのくさび角
θ1と厚さとを決めることができる。なお、十分な偏光
解消効果を得るには、5回以上繰り返しのあることが好
ましい。ここで、図4(a)及び(b)は、図1に示す
偏光解消板122の機能を示す概略図である。
【0031】以上説明したように偏光解消板122は入
射した直線偏光レーザー光を光軸に直交する断面内でそ
の偏光状態が連続的又は段階的に変化している光に変換
して偏光を解消している。また、偏向解消板122はM
gFよりなっており短波長における光学特性に優れる
ため、従来の水晶などの光学部材では適用すること困難
であった波長180nm以下の波長を使用する露光装置
に適用することができる。これにより後段に位置する光
学系に対して無偏光化された光束を導出することができ
る。よって、レーザー112からの直線偏光光のレーザ
ー光の偏光方向の変動が後述するビームスプリッタ14
8であるガラス板の反射率(透過率)の偏光依存性に起
因することなく、ビームスプリッタ148を透過する光
(プレートWを露光する光)とビームスプリッタ148
で反射する光(光量検出手段に入射する光)の光量比を
一定に維持でき、精度よく露光量の制御を行うことがで
きる。また、レーザー112からの直線偏光光のレーザ
ー光の偏光方向の変動が後述する折り曲げミラー154
の反射率の偏光依存性に起因することなく、露光領域の
照度ムラを起こすことなく折り曲げミラー154で光を
反射することができる。
【0032】なお、上述したように、MgFは180
nm以下の波長に対しても比較的良好な透過特性を持つ
が、Fレーザー光に対しては、若干透過特性が悪くな
る。そこで、Fレーザー光に対する透過特性はMgF
の純度により変動するため、偏光解消板122はでき
るだけ高い純度のMgF結晶が望ましい。また、Mg
のカットオフ波長は冷却することにより、若干短波
長側にシフトさせることができる。
【0033】そこで、本実施形態では、例示的に、偏光
解消板122を冷却するための冷却手段126を有して
いる。冷却手段126は後述する制御部170に接続さ
れており、かかる制御部170に制御され偏向解消板1
22に対して最適な冷却を行うことができる。但し、冷
却手段126は制御部170に制御されず、自ら偏光解
消板122に対して最適な冷却を行ってもよい。なお、
偏光解消板122の冷却手段126は当該周知の技術を
適用することができるので、ここでの詳細な説明は省略
する。例えば、冷却手段126は、ファンやブロアなど
の空冷機構を使用することもできるし、偏光解消板12
2の外周に設けられたヒートパイプなどの冷却機構によ
り実現することができる。
【0034】透明くさび124は、偏光解消板122の
くさび形状の影響で変化する光軸の向きを補正するため
の光軸を含む断面がくさび型の透明部材であり、透明く
さび124は複屈折性が微小もしくは複屈折性を持たな
い材料より成る。なお、図2(b)に示すように、透明
くさび124を用いない形態とすることもできる。但
し、この場合は偏光解消板122により偏向された光軸
(レーザー光)と後段の光学系の光軸とを一致させる必
要がある。
【0035】なお、偏光解消ユニット120は、2つの
光学部材(偏光解消板122及び透明くさび124)を
2つの偏光解消板122で構成してもよい。かかる構成
においては、どちらの偏光解消板122も光軸とy軸を
含む断面に関して但し互いに逆方向にくさび形状を有す
る。2つの偏光解消板122のうち一の偏光解消板12
2の結晶軸はレーザー112からの直線偏光レーザー光
の基準の偏光方向(y軸)に対して所定の角度を成し、
他方の偏光解消板122の結晶軸は当該一の偏光解消板
122の結晶軸に対し45度を成している。
【0036】上述した偏光解消ユニット120のように
一の偏光解消板122だけの場合、レーザー112から
の直線偏光レーザー光の偏光方向が大きく変動してレー
ザー光の偏光方向が偏光解消板122の結晶軸の方向と
一致もしくは直交した場合にはレーザー光の偏光を解消
することができないが、先に述べた偏光解消ユニットを
使用することは結晶軸の方向を一致も直交もさせない結
晶軸の方向が互いに45度を成す一対の偏光解消板122
を用いているので、このような事はなく、レーザー11
2からの偏光したレーザー光の偏光を常に解消すること
ができる。
【0037】なお、図1に示すように、露光装置10は
減光ユニット130を偏光解消ユニット120の後段に
設けてもよい。減光ユニット130はレーザー112よ
り射出された光束を減光する。減光ユニット130は当
該周知のいかなる減光手段の適用を妨げるものではない
が、本実施例では例示的に、減光ユニット130は平行
平面板132及び134と、間隔調整手段136からな
る。間隔調整手段は、制御部170と通信可能に接続さ
れており、後述する光量検出手段160の検出結果に基
づき制御部170によりフィードバック制御することが
できる。
【0038】減光ユニット130は、間隔調整手段23
によりミクロンオーダーで平行平面板132及び134
の間隔を光軸方向に制御することができる。上述したよ
うに、光源から露光面の光路中は窒素雰囲気、真空等、
酸素を最小限に抑えた(1ppm以下)環境にしてい
る。そこで、平行平面板132及び134の間の雰囲気
を通常雰囲気若しくは所定量酸素を入れた雰囲気にする
ことで、減光効果を得ることができる。例えば、光を減
衰させる必要が無い時には、平行平面板132と平行平
面板134の間隔が0になるよう駆動し、減光する必要
がある場合には、平行平板板132と平行平面板134
の間隔を必要量だけ広げ減光することができる。しかし
ながら、本ユニットは必ずしも必要なユニットととして
露光装置10に適用される必要はない。上述したよう
に、レーザー112をフィードバック制御することで、
露光量を調節してもよい。
【0039】照明光学系140は、偏光解消ユニット1
20により無偏光化された光束を利用してマスク200
を照明する光学系であり、本実施例では、オプティカル
インテグレータ142、開口絞り144、集光レンズ1
46、光分岐部材(ビームスプリッタ)148、マスキ
ングブレード150、結像レンズ系、折り曲げミラー1
54を有する。なお、図1には図示されないが、光源部
110とオプティカルインテグレータ142の間に、集
光光学系を設けてもよい。集光光学系は、まず、必要な
折り曲げミラーやレンズ等を含み、それを通過した光束
をオプティカルインテグレータ142に効率よく導入す
ることができる。例えば、集光光学系は、ビーム成形系
114の出射面と後述するハエの目レンズとして構成さ
れたオプティカルインテグレータ142の入射面とが光
学的に物体面と瞳面(又は瞳面と像面)の関係(かかる
関係を本出願ではフーリエ変換の関係と呼ぶ場合があ
る)になるように配置されたコンデンサーレンズを含
み、それを通過した光束の主光線をオプティカルインテ
グレータ142の中心及び周辺のどのレンズ素子に対し
ても平行に維持する。
【0040】オプティカルインテグレータ142は、マ
スク200に照明される照明光を均一化し、例えば、入
射光の角度分布を位置分布に変換して出射するハエの目
レンズとして構成される。ハエの目レンズは、その入射
面と出射面とは光学的に物体面と瞳面(又は瞳面と像
面)の関係であり、出射面又はその近傍に複数の点光源
(有効光源)を形成する。
【0041】ハエの目レンズは互いの焦点位置がそれと
異なるもう一方の面にある図示しないレンズ(レンズ素
子)を複数個並べたものである。また、ハエの目レンズ
を構成する各レンズ素子の断面形状は、各レンズ素子の
レンズ面が球面である場合、照明装置の照明領域と略相
似である方が照明光の利用効率が高い。これは、ハエの
目レンズと照明領域が瞳と像の関係であるからである。
【0042】本発明で適用可能なオプティカルインテグ
レータ130はハエの目レンズに限定されず、例えば、
各組を構成するシリンドリカルレンズの母線が直交する
ように配置された複数の組のシリンドリカルレンズアレ
イであってもよい。また、ハエの目レンズは光学ロッド
に置換される場合もある。光学ロッドは、入射面で不均
一であった照度分布を出射面で均一にし、ロッド軸と垂
直な断面形状が照明領域とほぼ同一な縦横比を有する矩
形断面を有する。なお、光学ロッドはロッド軸と垂直な
断面形状にパワーがあると出射面での照度が均一になら
ないので、そのロッド軸に垂直な断面形状は直線のみで
形成される多角形である。その他、ハエの目レンズは、
拡散作用をもった回折素子に置換されてもよい。
【0043】開口絞り144は、は不要光を遮光して所
望の有効光源を形成する。開口絞りは、例えば、円形の
開口を有する。選択的に、開口絞りは、例えば、輪帯形
状の開口絞りとして構成されてもよいし、4重極形状の
開口絞りとして構成されてもよい。かかる開口絞りはマ
スク200のパターンを露光する際、限界解像近傍での
焦点深度を増加させる変形照明(又は斜入射照明)とし
て効果的である。なお、開口絞り144は制御部170
に接続され、照明条件に応じ上述した開口径並びに形状
を変更可能に構成されることが好ましい。
【0044】集光レンズ146は、例えば、コンデンサ
ーレンズであって、オプティカルインテグレータ142
の出射面近傍で形成された有効光源をできるだけ多く集
めてマスキングブレード150上で重畳的に重ね合わせ
マスキングブレード150をケーラー照明する。
【0045】ビームスプリッタ150はオプティカルイ
ンテグレータ142からの光束の一部を反射すること
で、当該反射光束を光量検出手段160の図示しないセ
ンサに導入する。ビームスプリッタ150は、光軸に垂
直な面から光源側に所定の角度傾けられ配置されてい
る。ビームスプリッタ150は、入射面の入射光束の最
も外型の光線の反射率差を出来るだけ小さくするため
に、光軸に垂直な面に対する入射面がなす角度を極力小
さくすることが好ましい。本実施形態において、ビーム
スプリッタ150は、誘電体膜が形成された若しくは誘
電体膜が形成されていないガラス板よりなる。
【0046】光量検出手段160はビームスプリッタ1
48で反射された光束の光量を検出し、かかる検出結果
を制御部170に出力する。光量検出手段160は、次
維持的に光センサなどの光量を検出する検出器より実現
することができる。光量検出手段160はビームスプリ
ッタ148によって反射された光束の集光点に位置する
ように配置されている。光量検出手段160は制御部1
70と電気的に接続されており、入射した光束の光量は
デジタル信号に変換され、かかるデジタル信号は制御部
170に出力される。なお、光センサは当該周知のいか
なる構成をも適用可能であり、ここでの詳細な説明は省
略する。なお、光量検出手段160は、上述した光セン
サに加え、光センサと制御部170の間に、増幅器を備
えてもよい。かかる構成において、センサから出力され
た信号は増幅され制御部170に出力されるため、微小
な光量の変化でさえ効果的に信号を出力することができ
る。
【0047】上述したように、ビームスプリッタ148
に入射する光束は偏光解消ユニット120によって無偏
光化されており、ビームスプリッタ148を透過する光
(プレートWを露光する光)とビームスプリッタ148
で反射する光(光量検出手段に入射する光)の光量比を
一定に維持でき、精度よく露光量の制御を行うことがで
きる。
【0048】なお、ビームスプリッタ150の傾斜角は
予め固定されて設けられてもよいし、かかる傾斜角を可
変としてもよい。傾斜角が可変である場合、ビームスプ
リッタ150は手動で上述した角度を調節するものとし
てもよいし、図示しない駆動装置に接続され照明条件及
び照明装置100の構成に応じて角度を調節可能とする
構成であってもよい。かかる構成において、駆動装置
は、例えば、照明装置100の制御部170に制御され
てビームスプリッタ150の角度を調節することができ
る。
【0049】マスキングブレード150は被照射面であ
るマスク200(更には、プレートW)面上の露光範囲
を制限している。マスキングブレード150は、例え
ば、4枚の可動な遮光板から成り略矩形の開口を形成す
ることで、矩形の照明領域を形成する。ステップ・アン
ド・スキャン方式の投影露光装置は、一般的に、照明領
域の短手方向が走査方向と一致するように構成されてい
る。
【0050】結像レンズ系は、例えば、一対のコンデン
サーレンズ152a及び152bより構成され、マスキ
ングブレード150の開口形状を被照射面であるマスク
200上に所定の結像倍率で結像している。
【0051】折り曲げミラー154はコンデンサーレン
ズ152aとコンデンサーレンズ152bの間に設けら
れ、光束の向きを偏向する。上述したように、折り曲げ
ミラー154に入射する光束は偏光解消ユニット120
によって無偏光化されており、露光領域の照度ムラを起
こすことなく折り曲げミラー154で光を反射すること
ができる。
【0052】制御部170は、典型的に、CPUとメモ
リを有し、照明装置100の各部を制御する。制御部1
70は、本発明との関係では、光量検出手段160の検
出結果を基にレーザー112の出力を制御し、適切な照
明量(露光量)となるように変更する。なお、制御部1
70は、冷却手段126、駆動手段136、開口絞り1
44、ビームスプリッタ148を駆動する図示しない駆
動装置、マスキングブレード150の少なくとも一つを
更に制御してもよい。また、制御部170は図示しない
制御装置に接続され、かかる制御装置と交信することが
できる。たとえば、制御部170は、後述する露光装置
10の図示しない制御装置に接続され、かかる制御装置
と交信することができる。
【0053】CPUはMPUなど名前の如何を問わずい
かなるプロセッサも含み、各部の動作を制御する。ま
た、メモリはROM及びRAMより構成され、検出され
た光量に対応するレーザーの出力を決定するファームウ
ェア及び照明装置100を動作するファームウェアを格
納する。なお、かかる機能を達成可能であるならば、制
御部170の構成はこの記述に限定されるものではな
い。当然、当業者が想達可能ないかなる技術も適用可能
である。
【0054】なお、本実施形態では、偏光解消効果のみ
を機能とする変更解消ユニット120を用いて説明した
が、例えば、ビーム整形光学系114内の光学部材(例
えば、場所により厚みが違うようなレンズ部材)にMg
の結晶を使用し、偏光解消を行っても構わない。結
晶軸を入射光の主偏光方向と一致させず(出来るだけ4
5度に近い状態)、かつ、その部材の厚みが場所により
異なっていれば、十分に偏光解消を行うことができる。
但し、上述した効果を得るためにも、偏光解消のための
部材は、ビームスプリッタ148よりも光源側に位置し
ていることが望ましい。
【0055】マスク200は、例えば、石英製で、その
上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成さ
れ、図示しないマスクステージに支持及び駆動される。
マスク200から発せられた回折光は投影光学系300
を通りプレートW上に投影される。プレートWは、被処
理体でありレジストが塗布されている。マスク200と
プレートWとは光学的に共役の関係に配置される。本実
施形態の露光装置10はステップ・アンド・スキャン方
式の露光装置(即ち、スキャナー)であるため、マスク
200とプレートWを走査することによりマスク200
のパターンをプレートW上に転写する。
【0056】マスクステージは、マスク200を支持し
て図示しない移動機構に接続されている。マスクステー
ジ及び投影光学系300は、例えば、床等に載置された
ベースフレームにダンパ等を介して支持されるステージ
鏡筒定盤上に設けられる。マスクステージは、当業界周
知のいかなる構成をも適用できる。図示しない移動機構
はリニアモータなどで構成され、光軸と直交する方向に
マスクステージを駆動することでマスク200を移動す
ることができる。露光装置10は、マスク200とプレ
ートWを図示しない制御装置によって同期した状態で走
査する。
【0057】投影光学系300は、マスク200に形成
されたパターンを経た光束をプレートW上に結像する。
投影光学系300は、複数のレンズ素子のみからなる光
学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを
有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数の
レンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折
光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使
用することができる。色収差の補正が必要な場合には、
互いに分散値(アッベ数)の異なるガラス材からなる複
数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素
子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。
【0058】プレートWは、本実施形態ではウェハであ
るが、液晶基板その他の被処理体を広く含む。プレート
Wにはフォトレジストが塗布されている。フォトレジス
ト塗布工程は、前処理と、密着性向上剤塗布処理と、フ
ォトレジスト塗布処理と、プリベーク処理とを含む。前
処理は洗浄、乾燥などを含む。密着性向上剤塗布処理
は、フォトレジストと下地との密着性を高めるための表
面改質(即ち、界面活性剤塗布による疎水性化)処理で
あり、HMDS(Hexamethyl−disila
zane)などの有機膜をコート又は蒸気処理する。プ
リベークはベーキング(焼成)工程であるが現像後のそ
れよりもソフトであり、溶剤を除去する。
【0059】プレートWはウェハステージ400に支持
される。ウェハステージ400は、当業界で周知のいか
なる構成をも適用することができるので、ここでは詳し
い構造及び動作の説明は省略する。例えば、ウェハステ
ージ400はリニアモータを利用して光軸と直交する方
向にプレートWを移動する。マスク200とプレートW
は、例えば、同期して走査され、図示しないマスクステ
ージとウェハステージ400の位置は、例えば、レーザ
ー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で
駆動される。ウェハステージ400は、例えば、ダンパ
を介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けら
れ、図示しないマスクステージ及び投影光学系300
は、例えば、鏡筒定盤は床等に載置されたベースフレー
ム上にダンパ等を介して支持される図示しない鏡筒定盤
上に設けられる。
【0060】更に、ウェハステージ400はプレートW
を焦点深度の範囲内で光軸方向に移動させ、プレートW
の結像位置を調節する。露光装置10は、光軸方向にお
いて異なる位置に配置されたプレートWに対して露光を
複数回行うことにより、焦点深度内における結像性能の
ばらつきをなくすことができる。かかる機能は、光軸方
向に伸びる図示しないラックと、ウェハステージに接続
されてラック上を移動可能な図示しないピニオンと、ピ
ニオンを回転させる手段など、当業界で周知のいかなる
技術をも適用することができるので、ここでは詳しい説
明は省略する。
【0061】図示しない制御装置は、典型的に、CPU
とメモリを有し、露光装置10を制御する。制御装置
は、照明装置100、図示しないマスクステージ、ウェ
ハステージ400と電気的に接続されている。本実施例
において、制御装置は照明装置100、マスクステー
ジ、ウェハステージを露光に対応して、それぞれ適切と
なるように変更及び移動する。CPUはMPUなど名前
の如何を問わず、いかなるプロセッサも含み、各部の動
作を制御する。また、メモリはROM及びRAMより構
成され、露光装置10を動作するファームウェアを格納
する。なお、上述した機能を達成可能であるならば、露
光装置の制御装置の構成はかかる記述に限定されるもの
ではない。当然、当業者が想達可能ないかなる技術も適
用可能である。
【0062】露光において、レーザー112から発せら
れた直線偏光又は別の偏光光を有するレーザー光は偏光
解消ユニット120に入射し、ランダムな偏光状態(無
偏光化)にされる。偏光解消ユニット120により無偏
光化された光束は、場合によって減光ユニット130に
より所望の照度まで減光され、ビーム整形系114に入
射する。その後、ビーム整形系114によりビーム形状
が成形された光束は、オプティカルインテグレータ14
2に入射する。オプティカルインテグレータ142は、
入射光の波面を分割して光出射面又はその近傍に複数の
光源を形成する。
【0063】オプティカルインテグレータ142を出射
した光束は、開口絞り144を透過し、集光レンズ14
8を介して、ビームスプリッタ148で反射及び透過さ
れる。このうち透過光束は、マスキングブレード150
を均一に照明する。マスキングブレード150を通過し
た光束は結像光学系を通った後マスク300の照射面を
照明する。マスク300を通過した光束は投影光学系4
00の結像作用によって、プレートW上に所定倍率で縮
小投影される。ステップ・アンド・スキャン方式の露光
装置1であれば、光源部と投影光学系400は固定し
て、マスク300とプレートWの同期走査してショット
全体を露光することができる。更に、プレートWのウェ
ハステージをステップして、次のショットに移り、プレ
ートW上に多数のショットを露光転写する。なお、露光
装置1がステップ・アンド・リピート方式であれば、マ
スク300とプレートWを静止させた状態で露光を行う
ことができる。
【0064】また、ビームスプリッタ148で反射され
た光束は光量検出手段160に入射し、光量検出手段1
60に入射した光束は当該光束の光量に対応する電気信
号に変換され、制御部170に送信される。制御部17
0はマスク200を照明する照度をもとに、かかる光量
の変動が所定範囲内になるようにレーザー120の光量
(又は減光ユニット136)をフィードバック制御する
ことができる。
【0065】以上説明したように、本発明の露光装置1
0によれば、光源としてFレーザーのような180n
m以下の波長を持つ光源を使用した際、レーザー光の偏
光状態や、構成される光学部材の複屈折状態が変動して
も、従来より正確に露光量制御が行え、また、照度ムラ
の発生を抑えることが出来る。これにより、本発明の露
光装置10によれば、露光波長の短波長化を実現するこ
とができるので、微細なパターンをスループットなどの
露光性能よく露光することができる。よって、レジスト
へのパターン転写を高精度に行って高品位なデバイス
(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、
薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
【0066】次に、図5及び図6を参照して、上述の露
光装置10を利用したデバイスの製造方法の実施例を説
明する。図5は、デバイス(ICやLSIなどの半導体
チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフ
ローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を
例に説明する。ステップ1(回路設計)ではデバイスの
回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計
した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステッ
プ3(ウェハ製造)ではシリコンなどの材料を用いてウ
ェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は前工
程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラ
フィ技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ス
テップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4に
よって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工
程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディン
グ)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含
む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された
半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの
検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これが出荷(ステップ7)される。
【0067】図6は、ステップ4のウェハプロセスの詳
細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では
ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)で
は、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13
(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって
形成する。ステップ14(イオン打ち込み)ではウェハ
にイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)で
はウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)で
は、露光装置10によってマスクの回路パターンをウェ
ハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウ
ェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現
像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19
(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となっ
たレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行
うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成さ
れる。
【0068】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はこれらに限定されずにその趣旨の範囲内で
様々な変形や変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明の照明装置及び露光装置によれ
ば、光源としてFレーザーのような180nm以下の
波長を持つ光源を使用した際、レーザー光の偏光状態
や、構成される光学部材の複屈折状態が変動しても、従
来より正確に露光量制御が行え、また、照度ムラの発生
を抑えることが出来る。これにより、露光波長の短波長
化を実現することができるので、微細なパターンをスル
ープットなどの露光性能よく露光することができる。よ
って、レジストへのパターン転写を高精度に行って高品
位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(C
CDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的な露光装置及びその一部であ
る照明装置の概略構成図である。
【図2】 (a)は図1に示す偏光解消ユニットの概略
断面図及び光路図であり、(b)は(a)に示す透明く
さびが無い状態の変更解消ユニット120を示す概略断
面図及び光路図である。
【図3】 図1に示す偏向解消板の構成を示すための概
略斜視図である。
【図4】 (a)及び(b)は、図2に示す偏光解消板
の機能を示す概略図である。
【図5】 デバイス(ICやLSIなどの半導体チッ
プ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】 図5に示すステップ4のウェハプロセスの詳
細なフローチャートである。
【図7】 従来の露光装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 露光装置 110 光源部 120 偏光解消ユニット 130 減光ユニット 140 照明光学系 160 光量検出手段 170 制御部 200 マスク 300 投影光学系 400 ウェハステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/20 502 H01S 3/00 B H01L 21/027 G02B 27/00 V H01S 3/00 H01L 21/30 515D Fターム(参考) 2H049 BA12 BA42 BB03 BC21 2H052 BA01 BA02 BA09 BA12 2H097 CA13 GB00 LA10 5F046 CA03 CA07 CB15 CB25 5F072 AA06 KK05 KK15 KK30 MM01 TT03 TT04 TT12 YY09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振レーザーを光源として波長180n
    m以下の光束を用いて所定の照明領域を照明する照明装
    置であって、 フッ化マグネシウム結晶より成形され、光軸と垂直な面
    内に関し前記光束の偏光状態を異ならせる光学部材を有
    する照明装置。
  2. 【請求項2】 光源から射出された所定の偏光状態の波
    長180nm以下の光束を用い照明領域を照明する照明
    装置であって、 フッ化マグネシウム結晶より成形され、光軸と垂直な面
    内に関し前記光束の偏光状態を異ならせる光学部材を有
    する照明装置。
  3. 【請求項3】 前記光源は発振レーザーである請求項2
    記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記光学部材は、前記光束の有する偏光
    方向と前記フッ化マグネシウム結晶の結晶軸の方向とが
    異なる請求項1又は2記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記光学部材は、光軸を含む断面の厚み
    が異なる請求項4記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記光学部材を冷却する冷却手段を有す
    る請求項1又は2記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 照明領域を均一に照明するためのオプテ
    ィカルインテグレータを更に有し、 前記光学部材は前記オプティカルインテグレータより光
    源側に位置する請求項1又は2記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記光学部材と前記照明領域の間に前記
    光束を分割する光束分割部と、 前記光束分割部により分割された光束のうちいずれか一
    方の光量を検出する検出器とを有する請求項1又は2記
    載の照明装置。
  9. 【請求項9】 前記検出器の検出結果に基づき前記光源
    の光量を制御する制御部とを更に有する請求項8項記載
    の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記検出器の検出結果に基づき前記光
    束の光量を調節するする光量調節手段を更に有する請求
    項8項記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 前記光学部材と前記照明領域の間に前
    記光束を偏向するミラーを有する請求項1又は2記載の
    照明装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のうちいずれか一項
    記載の照明装置と、レチクル又はマスクに形成されたパ
    ターンを被処理体に投影する光学系とを有する露光装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の露光装置を用いて被
    処理体を投影露光する工程と、 前記投影露光された被処理体に所定のプロセスを行う工
    程とを有するデバイス製造方法。
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