JP2003090171A - 車両用パワーウィンドウ装置 - Google Patents

車両用パワーウィンドウ装置

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JP2003090171A
JP2003090171A JP2001280159A JP2001280159A JP2003090171A JP 2003090171 A JP2003090171 A JP 2003090171A JP 2001280159 A JP2001280159 A JP 2001280159A JP 2001280159 A JP2001280159 A JP 2001280159A JP 2003090171 A JP2003090171 A JP 2003090171A
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pulse
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Naoki Hashimoto
直樹 橋本
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レギュレータ方式に関わらず、ウィンドウに
よる異物の挟み込みを高精度、且つ迅速に検出すること
のできる車両用パワーウィンドウ装置を提供することが
課題である。 【解決手段】 パワーウィンドウスイッチ3と、モータ
M1と、エンコーダ4と、エンコーダ4より出力される
パルス信号を用いて、所定のアルゴリズムにより窓ガラ
スの上昇時における異物の挟み込みを検出する挟み込み
防止検出手段7と、モータM1の駆動を制御する駆動手
段2と、を有する車両用パワーウィンドウ装置におい
て、異物の挟み込みを検出する2つのアルゴリズム(X
アーム方式用、及びワイヤードラム方式用)を記憶する
メモリ手段7aと、モータM1起動後の、エンコーダ4
より出力されるパルス信号の信号波形に基づいて、メモ
リ手段7aに記憶された各アルゴリズムのうちの適切な
アルゴリズムを選択するアルゴリズム選択手段8を具備
する。そして、挟み込み防止検出手段7は、アルゴリズ
ム選択手段8にて選択されたアルゴリズムを用いて異物
の挟み込みを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用パワーウィ
ンドウ装置に係り、特に、レギュレータ方式に関わら
ず、確実に異物の挟み込みを検知する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両に搭載される開閉可能なウ
インドウ(窓ガラス)は、手動操作で開閉することが面
倒であることから、該ウインドウを電動で開閉させるよ
うにしたパワーウィンドウ装置が多く用いられている。
【0003】このようなパワーウィンドウ装置では、ウ
インドウを上昇させている際の異物の挟み込みを防止す
るため、挟み込み防止機能を具備したものが採用されて
いる。
【0004】従来より広く用いられている異物挟み込み
防止機能を具備した車両用のパワーウィンドウ装置は、
ウインドウを閉じるべくモータを上昇駆動させていると
きに、モータの回転に連動してエンコーダが発生するパ
ルス信号の相対変化やパルス幅の絶対値を検出し、その
値を予め設定した閾値と比較することで異物の挟み込み
を検出している。そして、異物の挟み込みを検出したと
きには、ウインドウの上昇駆動を停止させた後反転さ
せ、下降駆動させることにより、挟み込みによるトラブ
ルを回避するようにしている。
【0005】一方、車両用パワーウィンドウ装置に用い
られるレギュレータは、大別するとXアーム方式と、ワ
イヤードラム方式の2種類が存在する。このうち、Xア
ーム方式は、図5に示すように、モータ101の回転に
連動してメインアーム102が作動してウインドウ10
3を昇降させる。また、ワイヤードラム方式は、図6に
示すように、モータ104の回転に連動してワイヤー1
05が作動し、該ワイヤー105に取り付けられたキャ
リアプレート106によって支持されたウインドウ10
7がガイドレールに沿って昇降する方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来よ
り用いられている2つのレギュレータは、動作のメカニ
ズムが大きく相違するため、駆動用のモータに発生する
エンコーダパルスの波形もやはり差異が発生する。従っ
て、異物の挟み込みを検出する際に同一のアルゴリズム
を用いることができず、ウィンドウの昇降を制御する制
御装置を共通化することができないという問題があっ
た。
【0007】本発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
ウィンドウを昇降させるレギュレータの種類を問わず
に、共通化することのできる制御装置を有するパワーウ
ィンドウ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、車両の窓ガラスを開
閉操作する操作スイッチと、当該窓ガラスを開閉駆動さ
せるモータと、前記モータの回転角をパルス信号に変換
するエンコーダと、前記エンコーダより出力されるパル
ス信号を用いて、所定のアルゴリズムにより前記窓ガラ
スの上昇時における異物の挟み込みを検出する挟み込み
検出手段と、前記操作スイッチの操作、及び前記挟み込
み検出手段による検出結果に基づいて前記モータの駆動
を制御する駆動手段と、を有する車両用パワーウィンド
ウ装置において、前記異物の挟み込みを検出する第1の
アルゴリズム、及び第2のアルゴリズムを記憶する記憶
手段と、前記モータ起動後の、前記エンコーダより出力
されるパルス信号の信号波形に基づいて、前記記憶手段
に記憶された各アルゴリズムのうちの適切なアルゴリズ
ムを選択するアルゴリズム選択手段を具備し、前記挟み
込み検出手段は、前記アルゴリズム選択手段にて選択さ
れたアルゴリズムを用いて異物の挟み込みを検出するこ
とが特徴である。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記エンコーダ
より出力されるパルス信号のパルス数をカウントするパ
ルスカウント手段と、前記モータ起動後の、前記エンコ
ーダより出力されるパルス数が第1のパルス数となるま
でカウントし、この間のパルス幅の平均値を第1の平均
値として算出すると共に、前記第1のパルス数のカウン
ト後、引き続き第2のパルス数となるまでカウントし、
前記第1のパルス数から前記第2のパルス数となるまで
の間のパルス幅の平均値を第2の平均値として算出する
パルス幅検出手段と、を有し、前記アルゴリズム選択手
段は、前記第2の平均値を前記第1の平均値で除した値
が、第1の閾値以上である場合には前記第1のアルゴリ
ズムを選択し、第1の閾値よりも小さい場合には、第2
のアルゴリズムを選択することを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記エンコーダ
より出力されるパルス信号のパルス数をカウントするパ
ルスカウント手段と、このパルス信号のパルス幅を検出
するパルス幅検出手段を有し、前記モータ起動後の、前
記エンコーダより出力されるパルス信号が第1のパルス
数となるまでカウントし、この間のパルス幅の最小値、
及び第1のパルス数となったときのパルス幅を前記パル
ス幅検出手段にて検出し、前記アルゴリズム選択手段
は、前記第1のパルス数がカウントされたときのパルス
幅を、前記パルス幅の最小値で除した値が第2の閾値以
上のときには、第1のアルゴリズムを選択し、第2の閾
値よりも小さい場合には、第2のアルゴリズムを選択す
ることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記第1のアル
ゴリズムは、ワイヤードラム方式を用いたときのアルゴ
リズムであり、前記第2のアルゴリズムは、Xアーム方
式を用いたときのアルゴリズムであることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明では、エンコーダより出
力されるパルス信号の波形の基づいて、ワイヤードラム
方式とXアーム方式とを識別し、挟み込みを検出するた
めのアルゴリズムとして第1のアルゴリズムと第2のア
ルゴリズムを適宜選択するので、レギュレータの種類毎
に制御装置を設ける必要がなく、部品の共通化を図るこ
とができる。
【0013】請求項2〜請求項4の発明では、ワイヤー
ドラム方式においては、その構造上モータ駆動直後には
ワイヤーのたるみを巻き取る動作が行われ、これによ
り、モータ駆動直後のパルス幅は狭くなる傾向となる。
この傾向をつかむことにより、ワイヤードラム方式とX
アーム方式とを確実に識別することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
車両用パワーウィンドウ装置の構成を示すブロック図で
ある。同図に示すように、この車両用パワーウィンドウ
装置1は、ウィンドウ(窓ガラス)を上昇方向、或いは
下降方向へ駆動させるモータM1と、該モータM1を可
逆的に回転駆動させる駆動手段2と、ウィンドウを上昇
方向、或いは下降方向へ駆動させるべく操作するパワー
ウィンドウスイッチ(操作スイッチ)3と、を有してい
る。
【0015】また、モータM1の回転角を測定しこれに
応じたパルス信号を出力するエンコーダ4と、該エンコ
ーダ4より出力されるパルス信号をカウントするパルス
カウント手段5と、エンコーダ4より出力されるパルス
信号のパルス幅を検出するパルス幅検出手段6と、を具
備している。
【0016】更に、ウインドウを上昇、下降させる際の
レギュレータ方式がワイヤードラム方式である場合の、
異物の挟み込みを検出するアルゴリズムと、レギュレー
タ方式がXアーム方式である場合の、異物の挟み込みを
検出するアルゴリズムが記憶されるメモリ手段(記憶手
段)7aを具備し、このうちの選択されたアルゴリズム
を用いて窓ガラス上昇時における異物の挟み込みを検出
する挟み込み防止検出手段(挟み込み検出手段)7と、
パルスカウント手段5より出力されるカウント値、及び
パルス幅検出手段6より出力されるパルス幅のデータと
に基づいて、2つのアルゴリズム(即ち、ワイヤードラ
ム方式のアルゴリズム、またはXアーム方式のアルゴリ
ズム)のうちから、適切な方を選択するアルゴリズム選
択手段8と、を具備している。更に、挟み込み防止検出
手段7には、バッテリ電源Eが接続されており、電源電
圧が供給されるようになっている。
【0017】次に、ワイヤードラム方式、及びXアーム
方式によるウィンドウ上昇、下降開始時におけるパルス
幅の変化について説明する。図2(a)は、Xアーム方
式を用いたときの、ウィンドウの上下方向位置と、エン
コーダ4より出力されるパルス信号のパルス幅との関係
を示す特性図であり、同図(b)は、ワイヤードラム方
式を用いたときの、ウィンドウの上下方向位置と、エン
コーダ4より出力されるパルス信号のパルス幅との関係
を示す特性図である。
【0018】同図から理解されるように、Xアーム方式
(同図(a))では、ウィンドウが最下端から上端に向
け、パルス幅が一旦上昇した後下降し、その後、徐々に
増加するように変化する。他方、ワイヤードラム方式
(同図(b))では、ウィンドウが最下端から上端に向
け、パルス幅が急激に下降した後、急激に上昇し、その
後、徐々にパルス幅が増加するように変化する。そし
て、同図(b)に示すように、パルスカウント値の第1
の所定値をaで示し、第2の所定値をb(但し、b>
a)で示すと、パルスカウント数が第1の所定値aに達
するまでの、パルス幅の平均値(これを第1の平均値と
いう)で、パルスカウント数が第2の所定値bに達する
までの、パルス幅の平均値(これを第2の平均値とい
う)を除した値(第2の平均値と第1の平均値との比
率)が、Xアーム方式とワイヤードラム方式との間で大
きく相違することになる。つまり、この比率は、ワイヤ
ードラム方式の方がXアーム方式よりも極めて大きい値
を採ることになる。
【0019】本実施形態では、この比率の大きさを比較
することにより、ワイヤードラム方式であるか、Xアー
ム方式であるかを判断し、これに応じて、異物の挟み込
み検出ときのアルゴリズムを設定する。
【0020】図2は、本実施形態に係る車両用パワーウ
ィンドウ装置1の処理手順を示すフローチャートであ
り、以下、これを参照して本実施形態の動作について説
明する。
【0021】まず、ステップS1にてパワーウインドウ
スイッチ3がオンとされると、ステップ2の「電源投入
後の最初の作動」として、レギュレータ方式に対応した
アルゴリズムが決定済みであるかどうかが判断される。
そして、レギュレータ方式に対応したアルゴリズムが決
定されていない場合には、ステップS3にて、エンコー
ダ4より出力されるパルス信号を、パルスカウント手段
5にてカウントする処理を行う。
【0022】そして、ステップS4〜S6の処理では、
パルスカウント手段5によるパルスカウント数が、予め
設定された第1の所定値aに達するまでの間、パルス幅
検出手段6にてパルス幅の平均値(第1の平均値)を算
出する。
【0023】次いで、パルス数のカウント値が第1の所
定値aを越えた場合には、ステップS4でYESとな
り、ステップS7〜S9の処理でパルスカウント数が第
2の所定値b(但し、b>a)に達するまでの間、パル
ス幅検出手段6にてパルス幅の平均値(第2の平均値)
を算出する。つまり、パルス数のカウント値が第1の所
定値aから第2の所定値bまでの間の、パルス幅の平均
値を、第2の平均値として算出する。
【0024】なお、処理の途中でパワーウィンドウスイ
ッチ3がオフとされた場合には、ステップS6,S9に
て、処理を中止する。
【0025】その後、パルス数のカウント値が第2の所
定値bを越えた時点で、ステップS10の処理にて、第
2の平均値を第1の平均値で除した値(第2の平均値と
第1の平均値の比率)を求め、この比率が予め設定され
た閾値Aよりも大きいかどうかが比較される。
【0026】比較の結果、第2の平均値と第1の平均値
の比率が閾値A以上である場合には、ウインドウを上下
動させるためのレギュレータ方式がワイヤードラム方式
であると判断し、ステップS12で、異物の挟み込みを
検出するアルゴリズムとして、ワイヤードラム方式のア
ルゴリズムを選択する。即ち、図1に示したアルゴリズ
ム選択手段8は、メモリ手段7aに記憶されている2つ
のアルゴリズムのうち、ワイヤードラム方式に対応する
アルゴリズムを選択する。
【0027】他方、第2の平均値と第1の平均値との比
率が、閾値Aよりも小さい場合には、ウインドウを上下
動させるためのレギュレータ方式がXアーム方式である
と判断し、ステップS11で、異物の挟み込みを検出す
るアルゴリズムとして、Xアーム方式のアルゴリズムを
選択する。
【0028】こうして、挟み込みを検知するためのアル
ゴリズムが、ワイヤードラム方式と、Xアーム方式とで
それぞれ切り換えられるのである。
【0029】このようにして、本実施形態に係る車両用
パワーウィンドウ装置1では、ウィンドウが上昇を開始
した直後における、パルスカウント値、及びパルス幅の
データに基づいて、ウィンドウを上下させるためのレギ
ュレータ方式が判断され、このレギュレータ方式に対応
するアルゴリズムが選択されて、異物の挟み込みを検出
するので、ウインドウを上下動させるレギュレータ方式
に関わらず、高精度な挟み込み検出を行うことができ
る。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第2の実施形態に係る車両用パワーウィンドウ
装置は、図1に示す構成と同一であるのでその説明を省
略する。
【0031】図4は、第2の実施形態に係る車両用パワ
ーウィンドウ装置の処理手順を示すフローチャートであ
り、以下、これに基づいて、第2の実施形態の動作を説
明する。
【0032】まず、ステップS21にてパワーウインド
ウスイッチ3がオンとされると、ステップ22の「電源
投入後の最初の作動」として、レギュレータ方式に対応
したアルゴリズムが決定済みであるかどうかが判断され
る。そして、レギュレータ方式に対応したアルゴリズム
が決定されていない場合には、ステップS23にて、エ
ンコーダ4より出力されるパルス信号を、パルスカウン
ト手段5にてカウントする処理を行う。
【0033】そして、ステップS24〜S26の処理
で、パルスカウント値が第1の所定値aに達するまでの
間の、エンコーダ4より出力されるパルス信号のパルス
幅の最小値(これをTminとする)を検出する。なお、
カウント中にパワーウィンドウスイッチ3がオフとされ
た場合には、ステップS26により、処理を終了する。
【0034】次いで、パルスカウント値が第1の所定値
aに達すると、ステップS27の処理にて、パルスカウ
ント値がaの時点でのパルス幅(これをTaとする)
と、上述のパルス幅の最小値Tminとの比率を計算す
る。即ち、Ta/Tminを求める。
【0035】そして、ステップS28では、この比率
と、予め設定されている第2の閾値Bとを比較し、Ta
/Tminが第2の閾値B以上である場合には、ステップ
S30にてワイヤードラム方式のアルゴリズムを選択す
る。他方、Ta/Tminが第2の閾値Bよりも小さい場
合には、ステップS29によりXアーム方式のアルゴリ
ズムを選択する。
【0036】即ち、図2(b)から理解されるように、
ワイヤードラム方式を用いる場合には、パルスカウント
値がaに達するまでの間は、パルス幅が極めて小さい値
をとり、パルスカウント値がaに達した時点で、ほぼ安
定したパルス幅となるように変化する。従って、この比
率Ta/Tminは、極めて大きい値となる。
【0037】これに対して、図2(a)に示すXアーム
方式の場合には、モータ起動開始時にパルス幅の大きな
変動がないので、比率Ta/Tminは、ほぼ1〜2程度
の小さい値となる。よって、この比率Ta/Tminと第
2の閾値Bとを比較することにより、ウィンドウの上
昇、下降を操作するレギュレータ方式が、ワイヤードラ
ム方式であるかXアーム方式であるかを判断することが
できるのである。
【0038】なお、アルゴリズムを決定する処理は、最
初の1回のみであり、この一連の処理にて決定されたア
ルゴリズムは、電源がオフされるまで記憶されるもので
ある。また、パルスカウント中にパワーウィンドウスイ
ッチ3がオフされた場合には、処理を中止する。
【0039】このようにして、本実施形態に係る車両用
パワーウィンドウ装置においては、モータの駆動直後に
おける、エンコーダ4の出力パルスのパルス幅を検出す
ることにより、レギュレータ方式がワイヤードラム方式
であるか、或いはXアーム方式であるかを判断し、これ
に応じたアルゴリズムを選択するようにしている。従っ
て、レギュレータ方式に適合したアルゴリズムで、ウィ
ンドウによる異物の挟み込みを検知することができるの
で、迅速且つ正確な挟み込み検知が可能となる。
【0040】従って、レギュレータ方式に応じた制御装
置を選択する必要がなく、いずれのレギュレータ方式が
用いられた場合でも、1つの装置で対処することができ
る。
【0041】なお、上記した各実施形態で用いるメモリ
手段7aとして、RAMを用いることができる。また、
電源をオフとした後でも記憶内容を保持することのでき
る不揮発性のメモリを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用パワーウィン
ドウ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ウインドウ位置に対するパルス幅の変化を示す
特性図であり、(a)はXアーム方式、(b)はワイヤ
ードラム方式の場合を示す。
【図3】第1の実施形態に係るパワーウインドウ装置の
処理動作を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態に係るパワーウインドウ装置の
処理動作を示すフローチャートである。
【図5】Xアーム方式の構成を示す説明図である。
【図6】ワイヤードラム方式の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用パワーウィンドウ装置 2 駆動手段 3 パワーウィンドウスイッチ(操作スイッチ) 4 エンコーダ 5 パルスカウント手段 6 パルス幅検出手段 7 挟み込み防止検出手段(挟み込み検出手段) 7a メモリ手段 8 アルゴリズム選択手段 M1 モータ E バッテリ電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の窓ガラスを開閉操作する操作スイ
    ッチと、 当該窓ガラスを開閉駆動させるモータと、 前記モータの回転角をパルス信号に変換するエンコーダ
    と、 前記エンコーダより出力されるパルス信号を用いて、所
    定のアルゴリズムにより前記窓ガラスの上昇時における
    異物の挟み込みを検出する挟み込み検出手段と、 前記操作スイッチの操作、及び前記挟み込み検出手段に
    よる検出結果に基づいて前記モータの駆動を制御する駆
    動手段と、を有する車両用パワーウィンドウ装置におい
    て、 前記異物の挟み込みを検出する第1のアルゴリズム、及
    び第2のアルゴリズムを記憶する記憶手段と、 前記モータ起動後の、前記エンコーダより出力されるパ
    ルス信号の信号波形に基づいて、前記記憶手段に記憶さ
    れた各アルゴリズムのうちの適切なアルゴリズムを選択
    するアルゴリズム選択手段を具備し、 前記挟み込み検出手段は、前記アルゴリズム選択手段に
    て選択されたアルゴリズムを用いて異物の挟み込みを検
    出することを特徴とする車両用パワーウィンドウ装置。
  2. 【請求項2】 前記エンコーダより出力されるパルス信
    号のパルス数をカウントするパルスカウント手段と、 前記モータ起動後の、前記エンコーダより出力されるパ
    ルス数が第1のパルス数となるまでカウントし、この間
    のパルス幅の平均値を第1の平均値として算出すると共
    に、前記第1のパルス数のカウント後、引き続き第2の
    パルス数となるまでカウントし、前記第1のパルス数か
    ら前記第2のパルス数となるまでの間のパルス幅の平均
    値を第2の平均値として算出するパルス幅検出手段と、 を有し、 前記アルゴリズム選択手段は、前記第2の平均値を前記
    第1の平均値で除した値が、第1の閾値以上である場合
    には前記第1のアルゴリズムを選択し、第1の閾値より
    も小さい場合には、第2のアルゴリズムを選択すること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用パワーウィンドウ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記エンコーダより出力されるパルス信
    号のパルス数をカウントするパルスカウント手段と、こ
    のパルス信号のパルス幅を検出するパルス幅検出手段を
    有し、 前記モータ起動後の、前記エンコーダより出力されるパ
    ルス信号が第1のパルス数となるまでカウントし、この
    間のパルス幅の最小値、及び第1のパルス数となったと
    きのパルス幅を前記パルス幅検出手段にて検出し、 前記アルゴリズム選択手段は、前記第1のパルス数がカ
    ウントされたときのパルス幅を、前記パルス幅の最小値
    で除した値が第2の閾値以上のときには、第1のアルゴ
    リズムを選択し、第2の閾値よりも小さい場合には、第
    2のアルゴリズムを選択することを特徴とする請求項1
    に記載の車両用パワーウィンドウ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のアルゴリズムは、ワイヤード
    ラム方式を用いたときのアルゴリズムであり、前記第2
    のアルゴリズムは、Xアーム方式を用いたときのアルゴ
    リズムであることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれか1項に記載の車両用パワーウィンドウ装置。
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