JP2003085837A - 光記録媒体の製造方法及び光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体の製造方法及び光記録媒体

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JP2003085837A
JP2003085837A JP2001278816A JP2001278816A JP2003085837A JP 2003085837 A JP2003085837 A JP 2003085837A JP 2001278816 A JP2001278816 A JP 2001278816A JP 2001278816 A JP2001278816 A JP 2001278816A JP 2003085837 A JP2003085837 A JP 2003085837A
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Mamoru Usami
守 宇佐美
Takeshi Komaki
壮 小巻
Kenji Yoneyama
健司 米山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持基体上に2層の記録層を有する光記録媒
体の製造方法及び前記方法により得られる光記録媒体を
提供する。 【解決手段】 第1記録層用の情報ピット及び/又はグ
ルーブ形成用スタンパ11上に、裏打ち板12で裏打ちされ
た放射線硬化性樹脂層を設け、樹脂層に放射線を照射し
て硬化させ、スタンパ11を取外し、裏打ち板12に支持さ
れた光透過層6を形成する工程(A)と、光透過層6上
に第1記録層5を形成する工程(B)と、第2記録層用
の情報ピット及び/又はグルーブが形成された支持基体
2上に第2記録層3を形成する工程(C)と、裏打ち板
12と支持基体2とを、第1記録層5及び第2記録層3が
内側になるようにスペーサー層4を介して貼り合わせる
工程(D)と、裏打ち板12を取外す工程(E)とを含む
光記録媒体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体の製造
方法及び光記録媒体に関し、より詳しくは、支持基体上
に2層の記録層を有する光記録媒体の製造方法及び前記
方法により得られる光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光記録媒体においては、動画像情
報等の膨大な情報処理のためにさらに記録密度を高くす
ることが必要とされ、さらなる記録容量の増大のため研
究開発が盛んに行われてきた。
【0003】その中のひとつとして、例えばDVDに見
られるように、記録・再生レーザー光の波長を短くし、
対物レンズの開口数(NA)を大きくして、記録・再生
時のスポット径を小さくすることが行われている。実際
にDVDでは、記録・再生波長λをCDの780nmか
ら650nmに、開口数(NA)をCDの0.45から
0.6にすることにより、CDの6〜8倍の記録容量
(4.7GB/面)を達成している。
【0004】このように高NA化することによって、光
学ピックアップの光軸に対してディスク面が垂直からず
れる角度、いわゆるチルト角により発生する収差の許容
量が小さくなってしまう。ここで、記録・再生レーザー
光の波長をλ、基板の厚さをtとすると、開口数NAに
よって、光学系に対する光記録媒体の傾きの許容度、い
わゆるチルトマージンMが決まる。すなわち、チルトマ
ージンMは、λ/{t×(NA)3 }に比例する。チル
トマージンMを確保するためには、基板の厚さtを薄く
することが必要となる。
【0005】従って、DVDでは基板の厚さを、従来の
CD基板の厚さ(1.2mm程度)の約半分(0.6m
m程度)とすることにより、チルトマージンを確保して
いる。
【0006】最近、高品位の動画像を長時間記録するた
めに、さらに記録・再生レーザー光の波長λを400n
m程度まで短くし、開口数(NA)を0.85まで大き
くすることにより、DVDの4倍以上の記録容量となる
高記録容量(20GB/面以上)を達成しようとするシ
ステムの開発が行われている。
【0007】このシステムで使用される光ディスクは、
チルトマージンを確保するために、厚さ0.1mm程度
の光透過層を有し、前記光透過層を通して記録又は再生
のためのレーザー光が入射される。
【0008】また、さらなる記録容量の増大の要求に対
して、例えば、支持基体上に第2記録層(レイヤー1)
とスペーサー層と第1記録層(レイヤー0)と光透過層
とを有し、前記光透過層を通して記録又は再生のための
レーザー光が入射するように使用される、いわゆる片面
2層のディスクが提案されている。片面2層ディスク
は、例えば、特開2000−11453号公報に開示さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】片面2層ディスクの作
成については、グルーブを形成した1.1mm程度の厚
さの支持基体上に、第2記録層(レイヤー1)をスパッ
タリング法等により形成し、第2記録層上にスペーサー
層を塗布やシート貼り付けにより形成し、次に、スペー
サー層上に第1記録層(レイヤー0)をスパッタリング
法等により形成し、第1記録層上に光透過層を形成す
る、という各層を順次形成していく方法が考えられる。
しかしながら、スペーサー層を形成した時点で、スペー
サー層厚さが20μmと厚いためにグルーブの凹凸形状
が維持されなくなってしまう。グルーブの凹凸形状が維
持された第1記録層を形成することはできない。
【0010】また、片面2層ディスクの作成について
は、従来DVDの作成で行われた上下両基板の貼り合わ
せが考えられる。しかしながら、光透過層の厚さは0.
1mm程度と非常に薄く、この上に第1記録層を形成す
ることは非常に困難であり、単純な貼り合わせ工法は適
用できない。
【0011】本発明の目的は、支持基体上に2層の記録
層を有する光記録媒体の製造方法及び前記方法により得
られる光記録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下に記載す
る光記録媒体の製造方法である。 (1)支持基体上に第2記録層(レイヤー1)とスペー
サー層と第1記録層(レイヤー0)と光透過層とを有す
る光記録媒体を製造する方法であって、第1記録層用の
情報ピット及び/又はグルーブ形成用スタンパ上に、裏
打ち板で裏打ちされた放射線硬化性樹脂層を設け、樹脂
層に放射線を照射して硬化させ、その後、スタンパを取
外し、裏打ち板に支持された光透過層を形成する工程
(A)と、光透過層上に第1記録層を形成する工程
(B)と、一方、第2記録層用の情報ピット及び/又は
グルーブが形成された支持基体上に第2記録層を形成す
る工程(C)と、光透過層及び第1記録層が形成された
裏打ち板と第2記録層が形成された支持基体とを、第1
記録層及び第2記録層が内側になるようにスペーサー層
を介して貼り合わせる工程(D)と、裏打ち板を取外す
工程(E)とを含む、光記録媒体の製造方法。
【0013】(2)工程(A)において、スタンパ上に
放射線硬化性樹脂層を形成し、この樹脂層上に裏打ち板
を重ね置くことにより、裏打ち板で裏打ちされた放射線
硬化性樹脂層を設け、樹脂層に放射線を照射して硬化さ
せる、前記(1)の光記録媒体の製造方法。
【0014】(3)工程(A)において、スタンパ上に
放射線硬化性樹脂をスピンコートすることにより、放射
線硬化性樹脂層を形成する、前記(2)の光記録媒体の
製造方法。
【0015】(4)工程(A)において、スタンパ上に
放射線硬化性樹脂層を形成し、放射線硬化性樹脂層に放
射線を照射し半硬化状態の樹脂層を得て、この樹脂層上
に裏打ち板を重ね置くことにより、裏打ち板で裏打ちさ
れた放射線硬化性樹脂層を設け、樹脂層にさらに放射線
を照射して完全に硬化させる、前記(2)又は(3)の
光記録媒体の製造方法。
【0016】(5)工程(A)において、スタンパ上に
放射線硬化性樹脂を載せ、その上に裏打ち板を載せ置
き、回転させることにより所定厚みの樹脂層を得ること
により、裏打ち板で裏打ちされた放射線硬化性樹脂層を
設け、樹脂層に放射線を照射して硬化させる、前記
(1)の光記録媒体の製造方法。
【0017】(6) 放射線は紫外線である、前記
(1)〜(5)のうちのいずれかの光記録媒体の製造方
法。
【0018】(7)裏打ち板は、放射線に対して透過性
を有する、前記(1)〜(6)のうちのいずれかの光記
録媒体の製造方法。
【0019】(8)裏打ち板の、樹脂層に重ねられる側
の面が剥離処理されている、前記(1)〜(7)のうち
のいずれかの光記録媒体の製造方法。
【0020】(9)工程(B)において、第1記録層を
PVD法、CVD法及びスピンコート法の中から選ばれ
る少なくとも1つの方法により形成する、前記(1)〜
(8)のうちのいずれかの光記録媒体の製造方法。
【0021】(10)工程(B)において、第1記録層
をPVD法又はCVD法により相変化型記録層として形
成する、前記(1)〜(9)のうちのいずれかの光記録
媒体の製造方法。
【0022】(11)工程(B)の後、第1記録層の初
期化を行う、前記(10)の光記録媒体の製造方法。
【0023】(12)工程(C)において、第2記録層
をPVD法、CVD法及びスピンコート法の中から選ば
れる少なくとも1つの方法により形成する、前記(1)
〜(11)のうちのいずれかの光記録媒体の製造方法。
【0024】(13)工程(C)において、第2記録層
をPVD法又はCVD法により相変化型記録層として形
成する、前記(1)〜(12)のうちのいずれかの光記
録媒体の製造方法。
【0025】(14)工程(C)の後、第2記録層の初
期化を行う、前記(13)の光記録媒体の製造方法。
【0026】(9)(10)(12)(13)に示され
るように、工程(B)における第1記録層の形成、工程
(C)における第2記録層の形成は、相変化型媒体、再
生専用型媒体、追記型媒体の種類に応じて適宜行うこと
ができる。
【0027】(15)工程(D)において、スペーサー
層を、放射線硬化性樹脂、2液性接着剤及び粘着材から
なる群から選ばれる材料から形成する、前記(1)〜
(14)のうちのいずれかの光記録媒体の製造方法。こ
こで放射線硬化性樹脂としては、例えば、ラジカル紫外
線硬化性樹脂やカチオン重合性紫外線硬化性樹脂が挙げ
られる。
【0028】(16)工程(D)において、裏打ち板上
の第1記録層及び/又は支持基体上の第2記録層上に、
放射線硬化性樹脂をスピンコートしスペーサー層を設
け、その後、裏打ち板と支持基体とを、第1記録層及び
第2記録層が内側になるようにスペーサー層を介して貼
り合わせ、スペーサー層に放射線を照射して硬化させ
る、前記(15)の光記録媒体の製造方法。
【0029】(17)工程(D)において、裏打ち板上
の第1記録層及び/又は支持基体上の第2記録層上に、
カチオン重合性紫外線硬化性樹脂をスピンコートしスペ
ーサー層を設け、その後、スペーサー層に紫外線を照射
し、裏打ち板と支持基体とを、第1記録層及び第2記録
層が内側になるようにスペーサー層を介して貼り合わせ
る、前記(15)の光記録媒体の製造方法。
【0030】(18)工程(D)において、支持基体上
の第2記録層上に放射線硬化性樹脂を載せ、その上に、
裏打ち板を第1記録層が内側になるように載せ置き、回
転させることにより所定厚みのスペーサー層とすると共
に、裏打ち板と支持基体とをスペーサー層を介して貼り
合わせ、スペーサー層に放射線を照射して硬化させる、
前記(15)の光記録媒体の製造方法。
【0031】(19)工程(D)において、裏打ち板上
の第1記録層上に放射線硬化性樹脂を載せ、その上に、
支持基体を第2記録層が内側になるように載せ置き、回
転させることにより所定厚みのスペーサー層とすると共
に、裏打ち板と支持基体とをスペーサー層を介して貼り
合わせ、スペーサー層に放射線を照射して硬化させる、
前記(15)の光記録媒体の製造方法。
【0032】(20)工程(D)において、裏打ち板上
の第1記録層上に2液性接着剤のA液をスピンコート
し、支持基体上の第2記録層上に2液性接着剤のB液を
スピンコートするか、あるいは、裏打ち板上の第1記録
層上に2液性接着剤のB液をスピンコートし、支持基体
上の第2記録層上に2液性接着剤のA液をスピンコート
し、その後、裏打ち板と支持基体とを、第1記録層及び
第2記録層が内側になるように貼り合わせる、前記(1
5)の光記録媒体の製造方法。
【0033】(21)工程(D)において、裏打ち板上
の第1記録層と支持基体上の第2記録層との間に、スペ
ーサー層としての粘着材を挟み圧着することにより、裏
打ち板と支持基体とをスペーサー層を介して貼り合わせ
る、前記(15)の光記録媒体の製造方法。
【0034】(22)スペーサー層の厚さは、5〜30
μmである、前記(1)〜(21)のうちのいずれかの
光記録媒体の製造方法。 (23)光透過層の厚さは、30〜150μmである、
前記(1)〜(22)のうちのいずれかの光記録媒体の
製造方法。
【0035】また、本発明は、次に記載する光記録媒体
である。 (24)前記(1)〜(23)のうちのいずれかの製造
方法により得られた、支持基体上に第2記録層(レイヤ
ー1)とスペーサー層と第1記録層(レイヤー0)と光
透過層とを有する光記録媒体。
【0036】
【発明の実施の形態】図面を参照して、光記録媒体(以
下、光ディスクと略記する)の製造方法について説明す
る。図1は、本発明の方法により製造される光ディスク
の一例の概略断面図である。図2は、本発明の製造方法
の一例の概略工程図である。
【0037】まず、図1を参照して、本発明の方法によ
り製造される光ディスクの一例の概略について、相変化
型光ディスクを例に説明する。図1において、光ディス
ク(1) は、支持基体(2) の微細凹凸が形成されている側
の面上に、第2記録層(レイヤー1)(3) 、スペーサー
層(4) 、第1記録層(レイヤー0)(5) 、光透過層(6)
をこの順で有し、また中心孔(7) を有する。第2記録層
(3) 及び第1記録層(5) はそれぞれ、相変化記録膜を含
む複数層からなり、第2記録層(3) は光透過層(6) に近
い側から誘電体膜(3a)、相変化記録膜(3b)、誘電体膜(3
c)及び反射膜(図示されていない)から構成され、第1
記録層(5) は光透過層(6) に近い側から誘電体膜(5a)、
相変化記録膜(5b)及び誘電体膜(5c)から構成されてい
る。光ディスク(1) は、光透過層(6) を通して記録又は
再生のためのレーザー光が入射するように使用される。
【0038】第2記録層(3) 及び第1記録層(5) におけ
る層構成は、種々の態様がある。例えば、相変化型光デ
ィスクの場合においても、誘電体膜が多層構成とされる
こともある。
【0039】再生専用型光ディスクの場合、第2及び第
1記録層は反射膜から構成され、支持基体及び光透過層
に形成された情報ピットをカバーしている。反射膜はP
VD法により形成される。
【0040】追記型光ディスクの場合、第2及び/又は
第1記録層は光透過層に近い側からライトワンス型(例
えば色素系)記録膜と、必要に応じて設けられる反射膜
とから構成される。記録膜は例えば色素溶液のスピンコ
ート法により形成され、反射膜はPVD法により形成さ
れる。
【0041】次に、図2を参照して、本発明の製造方法
について説明する。光透過層形成工程(A)において、
第1記録層用の情報ピット及び/又はグルーブ形成用の
所要パターンの微細凹凸が形成されたスタンパ(11)上
に、放射線硬化性樹脂層(6a)を設け、この樹脂層(6a)上
に裏打ち板(12)を重ね置き、樹脂層(6a)に放射線を照射
して硬化させ(6) 、その後、スタンパ(11)を取外し、裏
打ち板(12)に一体化された光透過層(6) を形成する。
【0042】工程(A)において、未硬化の放射線硬化
性樹脂層(6a)は、スタンパ(11)上に放射線硬化性樹脂を
スピンコートすることにより設けるとよい。
【0043】具体的には、紫外線(電子線)硬化性化合
物やその重合用組成物から構成されることが好ましい。
このようなものとしては、アクリル酸やメタクリル酸の
エステル化合物、エポキシアクリレート、ウレタンアク
リレートのようなアクリル系二重結合、ジアリルフタレ
ートのようなアリル系二重結合、マレイン酸誘導体等の
不飽和二重結合等の紫外線照射によって架橋あるいは重
合する基を分子中に含有または導入したモノマー、オリ
ゴマーおよびポリマー等を挙げることができる。これら
は多官能、特に3官能以上であることが好ましく、1種
のみ用いても2種以上併用してもよい。
【0044】紫外線硬化性モノマーとしては、分子量2
000未満の化合物が、オリゴマーとしては分子量20
00〜10000のものが好適である。これらはスチレ
ン、エチルアクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、ジエチレングリコール
メタクリレート、1,6-ヘキサングリコールジアクリレー
ト、1,6-ヘキサングリコールジメタクリレート等も挙げ
られるが、特に好ましいものとしては、ペンタエリスリ
トールテトラ(メタ) アクリレート、ペンタエリスリト
ール(メタ) アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ) アクリレート、トリメチロールプロパンジ
(メタ) アクリレート、フェノールエチレンオキシド付
加物の(メタ) アクリレート等が挙げられる。この他、
紫外線硬化性オリゴマーとしては、オリゴエステルアク
リレートやウレタンエラストマーのアクリル変性体等が
挙げられる。
【0045】また、紫外線硬化性材料としては、エポキ
シ樹脂および光カチオン重合触媒を含有する組成物も好
適に使用される。エポキシ樹脂としては、脂環式エポキ
シ樹脂が好ましく、特に、分子内に2個以上のエポキシ
基を有するものが好ましい。脂環式エポキシ樹脂として
は、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビス−
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペー
ト、ビス−(3,4−エポキシシクロヘキシル)アジペ
ート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−5,5
−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサン−メタ−
ジオキサン、ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)
エーテル、ビニルシクロヘキセンジオキシド等の1種以
上が好ましい。脂環式エポキシ樹脂のエポキシ当量に特
に制限はないが、良好な硬化性が得られることから、6
0〜300、特に100〜200であることが好まし
い。
【0046】光カチオン重合触媒は、公知のいずれのも
のを用いてもよく、特に制限はない。例えば、1種以上
の金属フルオロホウ酸塩および三フッ化ホウ素の錯体、
ビス(ペルフルオロアルキルスルホニル)メタン金属
塩、アリールジアゾニウム化合物、6A族元素の芳香族
オニウム塩、5A族元素の芳香族オニウム塩、3A族〜
5A族元素のジカルボニルキレート、チオピリリウム
塩、MF6 アニオン(ただしMは、P、AsまたはS
b)を有する6A族元素、トリアリールスルホニウム錯
塩、芳香族イオドニウム錯塩、芳香族スルホニウム錯塩
等を用いることができ、特に、ポリアリールスルホニウ
ム錯塩、ハロゲン含有錯イオンの芳香族スルホニウム塩
またはイオドニウム塩、3A族元素、5A族元素および
6A族元素の芳香族オニウム塩の1種以上を用いること
が好ましい。
【0047】光透過層に用いる放射線硬化性樹脂として
は、1,000〜10,000cpの粘度(25℃)を
有するものが好ましい。
【0048】放射線としては、紫外線を用いることが好
ましい。工程(A)において、未硬化の放射線硬化性樹
脂層(6a)に放射線を適切な積算光量で照射し、樹脂層(6
a)を半硬化状態として、この樹脂層(6a)上に裏打ち板(1
2)を重ね置き、樹脂層(6a)にさらに放射線を照射して完
全に硬化させ、光透過層(6) とすることが好ましい。
【0049】スタンパ(11)は、例えばNi製である。裏
打ち板(12)は、放射線に対して透過性を有するガラスや
ポリオレフィン樹脂等のプラスチック等を用いることが
でき、表面にフッ素コート等の剥離処理を行ってもよ
い。光透過層(6) の厚さは、30〜150μmとされ
る。
【0050】次に、スタンパ(11)を取外す。このように
して、裏打ち板(12)に支持され、且つその表面に第1記
録層用の情報ピット及び/又はグルーブが形成された光
透過層(6) が形成される(a) 。
【0051】本発明において、工程(A)の変形例とし
て、図3に示す操作を行ってもよい。図3を参照して、
スタンパ(11)上に所定量の放射線硬化性樹脂(6a)を載
せ、その上に裏打ち板(12)を載せ置き、スタンパ(11)及
び裏打ち板(12)を共に軸回りに回転させる。この操作に
より、スタンパ(11)と裏打ち板(12)との間に所定厚みの
樹脂層(6a)が得られる。図2の場合と同様に、樹脂層(6
a)に、放射線を照射して硬化させ、その後、スタンパ(1
1)を取外す。このようにして、裏打ち板(12)に一体化さ
れ、且つその表面に第1記録層用の情報ピット及び/又
はグルーブが形成された光透過層(6) が形成される(a)
【0052】第1記録層形成工程(B)において、光透
過層(6) 上に第1記録層(5) を形成する。第1記録層
(5) は、例えば、相変化記録層の場合、真空蒸着、電子
ビーム蒸着、レーザーアブレーション、イオンプレーテ
ィング、スパッタリング等のPVD法、又はCVD法に
より形成するとよい。例えば、図1で説明した第1記録
層(5) を形成する場合、光透過層(6) 上に、順次、誘電
体膜(5a)、相変化記録膜(5b)及び誘電体膜(5c)を形成す
る。
【0053】相変化記録膜(5b)は、レーザー光照射によ
って結晶状態とアモルファス状態とに可逆的に変化し、
両状態の間で光学特性が異なる材料により形成される。
例えば、Ge−Sb−Te、In−Sb−Te、Sn−
Se−Te、Ge−Te−Sn、In−Se−Tl、I
n−Sb−Te等が挙げられる。さらに、これらの材料
に、Co、Pt、Pd、Au、Ag、Ir、Nb、T
a、V、W、Ti、Cr、Zr、Bi、In等から選ば
れる金属のうちの少なくとも1種を微量に添加してもよ
く、窒素等の還元性ガスを微量に添加してもよい。相変
化記録膜(5b)の厚さは、特に限定されることなく、例え
ば、3〜30nm程度である。
【0054】誘電体膜(5a)及び誘電体膜(5c)は、記録膜
(5b)の上下両面側にこれを挟んで形成される。誘電体膜
(5a)及び誘電体膜(5c)は、記録膜(5b)の機械的、化学的
保護の機能と共に、光学特性を調整する干渉層としての
機能を有する。誘電体膜(5a)及び誘電体膜(5c)はそれぞ
れ、単層からなっていてもよく、複数層からなっていて
もよい。
【0055】誘電体膜(5a)及び誘電体膜(5c)は、Si、
Zn、Al、Ta、Ti、Co、Zr、Pb、Ag、Z
n、Sn、Ca、Ce、V、Cu、Fe、Mgから選ば
れる金属のうちの少なくとも1種を含む酸化物、窒化
物、硫化物、フッ化物、あるいはこれらの複合物から形
成されることが好ましい。また、誘電体膜(5a)及び誘電
体膜(5c)の消衰係数kは、0.1以下であることが好ま
しい。
【0056】誘電体膜(5c)の厚さは、特に限定されるこ
となく、例えば、10〜200nm程度が好ましい。誘
電体膜(5a)の厚さは、特に限定されることなく、例え
ば、10〜200nm程度が好ましい。誘電体膜(5a)(5
c)の厚さをこのような範囲で選択することにより、反射
率を調整できる。
【0057】誘電体膜(5c)上に、必要に応じて反射膜が
設けられることもある。反射膜の材料としては、金属元
素、半金属元素、半導体元素又はそれらの化合物を単独
あるいは複合させて用いる。具体的には、例えばAu、
Ag、Cu、Al、Pd等の周知の反射膜材料から選択
すればよい。反射膜は、厚さ5〜50nmの半透過薄膜
として形成することが好ましい。このようにして、裏打
ち板(12)上の光透過層(6) 上に、第1記録層(5) が形成
される(b) 。
【0058】一方、第2記録層形成工程(C)におい
て、第2記録層用の情報ピット及び/又はグルーブが形
成された支持基体(2) 上に第2記録層(3) を形成する。
【0059】支持基体(2) は、厚さ0.3〜1.6m
m、好ましくは厚さ0.5〜1.3mmであり、第2記
録層(3) が形成される側の面に、第2記録層用の情報ピ
ット、グルーブ等の微細な凹凸が形成されている。支持
基体(2) は、光学的には透明である必要はなく、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)等のアクリル系樹脂、ポリオレフィン樹脂等の各種
プラスチック材料、ガラス、セラミックス、金属等から
形成されても良い。凹凸パターンは、プラスチック材料
を用いる場合には、射出成形することにより作成される
ことが多く、プラスチック材料以外の場合には、フォト
ポリマー法(2P法)によって成形される。
【0060】第2記録層(3) は、例えば、相変化記録層
の場合、真空蒸着、電子ビーム蒸着、レーザーアブレー
ション、イオンプレーティング、スパッタリング等のP
VD法、又はCVD法により形成するとよい。例えば、
図1で説明した第2記録層(3) を形成する場合、支持基
体(2) 上に、順次、反射膜、誘電体膜(3c)、相変化記録
膜(3b)及び誘電体膜(3a)を形成する。相変化記録膜(3
b)、誘電体膜(3a)、誘電体膜(3c)、反射膜の各材料は上
述したものと同様である。誘電体膜(3a)及び誘電体膜(3
c)はそれぞれ、単層からなっていてもよく、複数層から
なっていてもよい。
【0061】相変化記録膜(5b)の厚さは、特に限定され
ることなく、例えば、3〜50nm程度である。誘電体
膜(3c)の厚さは、特に限定されることなく、例えば、1
0〜200nm程度が好ましい。誘電体膜(3a)の厚さ
は、特に限定されることなく、例えば、10〜200n
m程度が好ましい。誘電体膜(3a)(3c)の厚さをこのよう
な範囲で選択することにより、反射率を調整できる。反
射膜は、厚さ20〜200nmの薄膜として形成するこ
とが好ましい。このようにして、支持基体(2) 上に、第
2記録層(3) が形成される(c) 。
【0062】貼り合わせ工程(D)において、工程
(B)で得られた光透過層(6) 及び第1記録層(5) が形
成された裏打ち板(12)と、工程(C)で得られた第2記
録層(3)が形成された支持基体(2) とを、第1記録層(5)
及び第2記録層(3) が内側になるようにスペーサー層
(4) を介して貼り合わせる。
【0063】スペーサー層を、放射線硬化性樹脂、2液
性接着剤及び粘着材からなる群から選ばれる材料から形
成するとよい。粘着材としては、圧着シートを用いると
よい。
【0064】粘着材を用いる場合は、裏打ち板(12)上の
第1記録層(5) と支持基体(2) 上の第2記録層(3) との
間に、スペーサー層としての粘着材を挟み圧着すること
により、裏打ち板(12)と支持基体(2) とをスペーサー層
を介して貼り合わせる。この場合には、硬化処理の必要
はない。また、気泡が入らないように、減圧下で貼り合
わせることが好ましい。
【0065】2液性接着剤を用いる場合は、例えば、裏
打ち板(12)上の第1記録層(5) 上にA液を、支持基体
(2) 上の第2記録層(3) 上にB液を各々スピンコート
し、好ましくは気泡を取り除くために減圧下で、裏打ち
板(12)と支持基体(2) とを貼り合わせ接着させる。
【0066】また、スペーサー層の形成材料として、熱
硬化性樹脂のうち、硬化速度の速いものを使用すること
もできる。
【0067】本発明において、スペーサー層の材料とし
て、放射線硬化性樹脂が好ましく、放射線硬化性樹脂の
中でも、ラジカル紫外線硬化性樹脂やカチオン重合性紫
外線硬化性樹脂が好ましい。
【0068】放射線硬化性樹脂を用いる場合、第1記録
層(5) 又は第2記録層(3) 上に、あるいは第1記録層
(5) 及び第2記録層(3) の双方の上に、放射線硬化性樹
脂をスピンコートし、裏打ち板(12)と支持基体(2) とを
貼り合わせ、樹脂層に放射線を照射して硬化させる。
【0069】典型的には、図2に示すように、支持基体
(2) 上の第2記録層(3) 上に、放射線硬化性樹脂をスピ
ンコートし未硬化のスペーサー層(4) を設け、光透過層
(6)及び第1記録層(5) が形成された裏打ち板(12)とこ
の支持基体(2) とを、第1記録層(5) 及び第2記録層
(3) が内側になるようにスペーサー層(4) を介して貼り
合わせ、スペーサー層(4) に放射線を照射して硬化させ
る(d) 。
【0070】また、図示されていないが、裏打ち板(12)
上の第1記録層(5) 上に、放射線硬化性樹脂をスピンコ
ートし未硬化のスペーサー層(4) を設け、この裏打ち板
と第2記録層が形成された支持基体とを、第1記録層及
び第2記録層が内側になるようにスペーサー層を介して
貼り合わせ、スペーサー層に放射線を照射して硬化させ
ることによっても、同様のもの(d) が得られる。また、
図示されていないが、第1記録層(5) 及び第2記録層
(3) の両者の上にそれぞれ、放射線硬化性樹脂をスピン
コートし所定厚みの未硬化のスペーサー層を設けてもよ
い。
【0071】放射線硬化性樹脂の中でもカチオン重合性
紫外線硬化性樹脂を用いる場合には、工程(D)におい
て、裏打ち板上の第1記録層及び/又は支持基体上の第
2記録層上に、カチオン重合性紫外線硬化性樹脂をスピ
ンコートし未硬化のスペーサー層を設け、その後、スペ
ーサー層に紫外線を照射し、減圧下好ましくは真空中に
おいて、裏打ち板と支持基体とを、第1記録層及び第2
記録層が内側になるようにスペーサー層を介して貼り合
わせるとよい。貼り合わせの後、徐々に硬化反応が進行
し、両者の接着が完了する。
【0072】本発明において、工程(D)の変形例とし
て、図4に示す操作を行ってもよい。図4を参照して、
支持基体(2) 上の第2記録層(3) 上に所定量の放射線硬
化性樹脂(4) を載せ、その上に、裏打ち板(12)を第1記
録層(5) が内側になるように載せ置き、支持基体(2) 及
び裏打ち板(12)を共に軸回りに回転させる。この操作に
より、第2記録層(3) と第1記録層(5) との間に所定厚
みのスペーサー層(4)が得られ、裏打ち板(12)と支持基
体(2) とがスペーサー層(4) を介して貼り合わせられ
る。図2の場合と同様に、スペーサー層(4) に放射線を
照射して硬化させる(d) 。
【0073】また、図4の変形例として、裏打ち板(12)
上の第1記録層(5) 上に放射線硬化性樹脂を載せ、その
上に、支持基体(2) を第2記録層(3) が内側になるよう
に載せ置き、支持基体(2) 及び裏打ち板(12)を共に軸回
りに回転させてもよい。
【0074】スペーサー層(4) の厚さは、5〜30μm
とされる。本発明の方法によれば、このような厚さのス
ペーサー層を、第1記録層及び第2記録層双方につい
て、情報ピット及び/又はグルーブの微細凹凸形状を維
持しながら簡便に形成することができる。
【0075】裏打ち板取外し工程(E)において、裏打
ち板(12)を光透過層(6) 側から取外し、光ディスク(1)
を得る(e) 。裏打ち板(12)の光透過層(6) 側の面が、フ
ッ素コート等の剥離処理が施されていると、取外しが容
易である。
【0076】また、本発明において、相変化型記録膜の
光ディスクを製造する場合、第1記録層形成工程(B)
の後、貼り合わせ工程(D)の前に、第1記録層の初期
化を行うことが好ましい。同様に、第2記録層形成工程
(C)の後、貼り合わせ工程(D)の前に、第2記録層
の初期化を行うことが好ましい。2層の記録層を形成し
た後に一度に両記録層の初期化を行うと、第2記録層と
第1記録層の初期化状態に差が生じることがあるが、こ
の好ましい態様によれば、この弊害が起こらない。
【0077】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではな
い。
【0078】[実施例1]以下の手順で光ディスクを作
成した。 〔光透過層形成工程(A)〕第1記録層用のランド/グ
ルーブ形成用の所要パターンの微細凹凸が形成されたス
タンパ(Ni製、直径120mm、厚さ0.3mm)上
に、ウレタンアクリレートを主成分とする紫外線硬化性
樹脂(25℃における粘度:5000cp)をスピンコ
ートし、紫外線を照射し(UV積算光量140mJ/c
2 )、半硬化状態の樹脂層を得た。この樹脂層上に裏
打ち板(ガラス製、直径130mm、厚さ1.2mm)
を重ね置き、樹脂層に放射線をさらに照射して(UV積
算光量3000mJ/cm2 )完全に硬化させた。その
後、スタンパを取外し、このようにして、裏打ち板に支
持された光透過層を形成した。光透過層の厚さは、90
μmであった。光透過層表面に形成されたグルーブの深
さは、波長λ=405nmにおける光路長で表してλ/
10とし、記録トラックピッチが0.3μmのランド/
グルーブ基板とした。
【0079】〔第1記録層形成工程(B)〕光透過層表
面に、ZnS(80モル%)−SiO2 (20モル%)
ターゲットを用いて、スパッタリング法により厚さ50
nmの誘電体膜を形成した。次に、誘電体膜表面に、相
変化材料からなる合金ターゲットを用いて、スパッタリ
ング法により厚さ6nmの記録膜を形成した。記録膜の
組成は、AgInSbTe系とした。次に、記録膜表面
に、ZnS(80モル%)−SiO2 (20モル%)タ
ーゲットを用いて、スパッタリング法により厚さ80n
mの誘電体膜を形成した。このようにして、第1記録層
を形成し、続いて、(株)シバソク製LK201Bを用
い、波長810nmのレーザーにて初期化を行った。
【0080】〔第2記録層形成工程(C)〕第2記録層
用のランド/グルーブが形成されたディスク状支持基体
(ポリカーボネート製、直径120mm、厚さ1.1m
m)の表面に、Agを主成分とする合金からなる厚さ5
0nmの反射膜をスパッタリング法により形成した。グ
ルーブの深さは、波長λ=405nmにおける光路長で
表してλ/10とし、記録トラックピッチが0.3μm
のランド/グルーブ基板とした。次に、反射膜表面に、
ZnS(80モル%)−SiO2 (20モル%)ターゲ
ットを用いて、スパッタリング法により厚さ90nmの
誘電体膜を形成した。次に、誘電体膜表面に、相変化材
料からなる合金ターゲットを用いて、スパッタリング法
により厚さ10nmの記録膜を形成した。記録膜の組成
は、AgInSbTe系とした。次に、記録膜表面に、
ZnS(80モル%)−SiO2 (20モル%)ターゲ
ットを用いて、スパッタリング法により厚さ120nm
の誘電体膜を形成した。このようにして、第2記録層を
形成し、続いて、前記と同様に初期化を行った。
【0081】〔貼り合わせ工程(D)〕支持基体上の第
2記録層上に、紫外線硬化性樹脂(MPZ208、日本
化薬製)をスピンコートし、未硬化のスペーサー層を設
けた。工程(B)の光透過層及び第1記録層が形成され
た裏打ち板と、この支持基体とを、第1記録層及び第2
記録層が内側になるようにスペーサー層を介して減圧下
で貼り合わせた。スペーサー層に紫外線を裏打ち板側か
ら照射して(UV積算光量3000mJ/cm2)、硬
化させた。スペーサー層の厚さは、20μmであった。
【0082】〔裏打ち板取外し工程(E)〕裏打ち板を
光透過層側から取外し、光ディスクを得た。
【0083】上記実施例では、片面2層の相変化型光デ
ィスクの製造例を示した。しかしながら、本発明の製造
方法は、記録層が相変化型の光ディスクのみならず、再
生専用型光ディスクや、追記型光ディスクにも適用され
る。そのため、前述の実施例はあらゆる点で単なる例示
にすぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、請求
の範囲の均等範囲に属する変更は、すべて本発明の範囲
内のものである。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、支持基体上に2層の記
録層を有する光記録媒体の製造方法及び前記方法により
得られる光記録媒体が提供される。2層の記録層は共
に、特定の情報ピット及び/又はグルーブの微細凹凸形
状を維持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法により製造される光ディスクの
一例の概略断面図である。
【図2】 本発明の製造方法の一例の概略工程図であ
る。
【図3】 本発明の製造方法の光透過層形成工程(A)
の変形例を示す図である。
【図4】 本発明の製造方法の貼り合わせ工程(D)の
変形例を示す図である。
【符号の説明】
(1) :光ディスク (2) :支持基体 (3) :第2記録層(レイヤー1) (4) :スペーサー層 (5) :第1記録層(レイヤー0) (6) :光透過層 (7) :中心孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 健司 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 5D029 JB05 JB06 JB35 LB07 5D121 AA01 AA04 AA07 DD13 EE01 EE22 EE23 EE27 FF01 FF13 GG02

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基体上に第2記録層(レイヤー1)
    とスペーサー層と第1記録層(レイヤー0)と光透過層
    とを有する光記録媒体を製造する方法であって、 第1記録層用の情報ピット及び/又はグルーブ形成用ス
    タンパ上に、裏打ち板で裏打ちされた放射線硬化性樹脂
    層を設け、樹脂層に放射線を照射して硬化させ、その
    後、スタンパを取外し、裏打ち板に支持された光透過層
    を形成する工程(A)と、 光透過層上に第1記録層を形成する工程(B)と、 一方、第2記録層用の情報ピット及び/又はグルーブが
    形成された支持基体上に第2記録層を形成する工程
    (C)と、 光透過層及び第1記録層が形成された裏打ち板と第2記
    録層が形成された支持基体とを、第1記録層及び第2記
    録層が内側になるようにスペーサー層を介して貼り合わ
    せる工程(D)と、 裏打ち板を取外す工程(E)とを含む、光記録媒体の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 工程(A)において、スタンパ上に放射
    線硬化性樹脂層を形成し、この樹脂層上に裏打ち板を重
    ね置くことにより、裏打ち板で裏打ちされた放射線硬化
    性樹脂層を設け、樹脂層に放射線を照射して硬化させ
    る、請求項1に記載の光記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 工程(A)において、スタンパ上に放射
    線硬化性樹脂をスピンコートすることにより、放射線硬
    化性樹脂層を形成する、請求項2に記載の光記録媒体の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 工程(A)において、スタンパ上に放射
    線硬化性樹脂層を形成し、放射線硬化性樹脂層に放射線
    を照射し半硬化状態の樹脂層を得て、この樹脂層上に裏
    打ち板を重ね置くことにより、裏打ち板で裏打ちされた
    放射線硬化性樹脂層を設け、樹脂層にさらに放射線を照
    射して完全に硬化させる、請求項2又は3に記載の光記
    録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 工程(A)において、スタンパ上に放射
    線硬化性樹脂を載せ、その上に裏打ち板を載せ置き、回
    転させることにより所定厚みの樹脂層を得ることによ
    り、裏打ち板で裏打ちされた放射線硬化性樹脂層を設
    け、樹脂層に放射線を照射して硬化させる、請求項1に
    記載の光記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 放射線は紫外線である、請求項1〜5の
    うちのいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】 裏打ち板は、放射線に対して透過性を有
    する、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の光記
    録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 裏打ち板の、樹脂層に重ねられる側の面
    が剥離処理されている、請求項1〜7のうちのいずれか
    1項に記載の光記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 工程(B)において、第1記録層をPV
    D法、CVD法及びスピンコート法の中から選ばれる少
    なくとも1つの方法により形成する、請求項1〜8のう
    ちのいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 工程(B)において、第1記録層をP
    VD法又はCVD法により相変化型記録層として形成す
    る、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の光記録
    媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】 工程(B)の後、第1記録層の初期化
    を行う、請求項10に記載の光記録媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 工程(C)において、第2記録層をP
    VD法、CVD法及びスピンコート法の中から選ばれる
    少なくとも1つの方法により形成する、請求項1〜11
    のうちのいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
  13. 【請求項13】 工程(C)において、第2記録層をP
    VD法又はCVD法により相変化型記録層として形成す
    る、請求項1〜12のうちのいずれか1項に記載の光記
    録媒体の製造方法。
  14. 【請求項14】 工程(C)の後、第2記録層の初期化
    を行う、請求項13に記載の光記録媒体の製造方法。
  15. 【請求項15】 工程(D)において、スペーサー層
    を、放射線硬化性樹脂、2液性接着剤及び粘着材からな
    る群から選ばれる材料から形成する、請求項1〜14の
    うちのいずれか1項に記載の光記録媒体の製造方法。
  16. 【請求項16】 工程(D)において、裏打ち板上の第
    1記録層及び/又は支持基体上の第2記録層上に、放射
    線硬化性樹脂をスピンコートしスペーサー層を設け、そ
    の後、裏打ち板と支持基体とを、第1記録層及び第2記
    録層が内側になるようにスペーサー層を介して貼り合わ
    せ、スペーサー層に放射線を照射して硬化させる、請求
    項15に記載の光記録媒体の製造方法。
  17. 【請求項17】 工程(D)において、裏打ち板上の第
    1記録層及び/又は支持基体上の第2記録層上に、カチ
    オン重合性紫外線硬化性樹脂をスピンコートしスペーサ
    ー層を設け、その後、スペーサー層に紫外線を照射し、
    裏打ち板と支持基体とを、第1記録層及び第2記録層が
    内側になるようにスペーサー層を介して貼り合わせる、
    請求項15に記載の光記録媒体の製造方法。
  18. 【請求項18】 工程(D)において、支持基体上の第
    2記録層上に放射線硬化性樹脂を載せ、その上に、裏打
    ち板を第1記録層が内側になるように載せ置き、回転さ
    せることにより所定厚みのスペーサー層とすると共に、
    裏打ち板と支持基体とをスペーサー層を介して貼り合わ
    せ、スペーサー層に放射線を照射して硬化させる、請求
    項15に記載の光記録媒体の製造方法。
  19. 【請求項19】 工程(D)において、裏打ち板上の第
    1記録層上に放射線硬化性樹脂を載せ、その上に、支持
    基体を第2記録層が内側になるように載せ置き、回転さ
    せることにより所定厚みのスペーサー層とすると共に、
    裏打ち板と支持基体とをスペーサー層を介して貼り合わ
    せ、スペーサー層に放射線を照射して硬化させる、請求
    項15に記載の光記録媒体の製造方法。
  20. 【請求項20】 工程(D)において、裏打ち板上の第
    1記録層上に2液性接着剤のA液をスピンコートし、支
    持基体上の第2記録層上に2液性接着剤のB液をスピン
    コートするか、あるいは、裏打ち板上の第1記録層上に
    2液性接着剤のB液をスピンコートし、支持基体上の第
    2記録層上に2液性接着剤のA液をスピンコートし、 その後、裏打ち板と支持基体とを、第1記録層及び第2
    記録層が内側になるように貼り合わせる、請求項15に
    記載の光記録媒体の製造方法。
  21. 【請求項21】 工程(D)において、裏打ち板上の第
    1記録層と支持基体上の第2記録層との間に、スペーサ
    ー層としての粘着材を挟み圧着することにより、裏打ち
    板と支持基体とをスペーサー層を介して貼り合わせる、
    請求項15に記載の光記録媒体の製造方法。
  22. 【請求項22】 スペーサー層の厚さは、5〜30μm
    である、請求項1〜21のうちのいずれか1項に記載の
    光記録媒体の製造方法。
  23. 【請求項23】 光透過層の厚さは、30〜150μm
    である、請求項1〜22のうちのいずれか1項に記載の
    光記録媒体の製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項1〜23のうちのいずれか1項
    に記載の製造方法により得られた、支持基体上に第2記
    録層(レイヤー1)とスペーサー層と第1記録層(レイ
    ヤー0)と光透過層とを有する光記録媒体。
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