JP2003084294A - 液晶装置、その製造装置及び製造方法 - Google Patents

液晶装置、その製造装置及び製造方法

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JP2003084294A
JP2003084294A JP2001277100A JP2001277100A JP2003084294A JP 2003084294 A JP2003084294 A JP 2003084294A JP 2001277100 A JP2001277100 A JP 2001277100A JP 2001277100 A JP2001277100 A JP 2001277100A JP 2003084294 A JP2003084294 A JP 2003084294A
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array substrate
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Kazuya Sakamoto
和也 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】等方処理工程における加熱及び冷却処理をアレ
イ基板で一様にして、液晶分子の再配列性を向上させ、
表示品質を向上させる。 【解決手段】アレイ基板80は、ホット・クールプレー
ト83の表面85上に載置される。アレイ基板80上に
配置されたプレス板84は、押圧面86が対向基板82
の上面に当接している。等方処理時には、押圧面86で
アレイ基板80をホット・クールプレート83の表面8
5に押圧する。プレス板84は押圧面86が平板状であ
り、アレイ基板80は底面の全域がホット・クールプレ
ート83の表面85に一様に当接する。ホット・クール
プレート83の表面85が加熱又は冷却されると、アレ
イ基板80の全域で一様に加熱又は冷却が行われること
になり、全ての液晶パネル内の液晶が一様に等方処理可
能である。これにより、表示品質を向上させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶セル容器内に
封入された液晶を加熱、冷却して再配列する等方処理に
好適な液晶装置、その製造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ライトバルブ等の液晶装置は、ガラ
ス基板、石英基板等の2枚の基板間に液晶を封入して構
成される。液晶ライトバルブでは、一方の基板に、例え
ば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、T
FTと称す)をマトリクス状に配置し、他方の基板に対
向電極を配置して、両基板間に封入した液晶層の光学特
性を画像信号に応じて変化させることで、画像表示を可
能にする。
【0003】TFTを配置したTFT基板と、TFT基
板に対向配置される対向基板とは、別々に製造される。
両基板は、パネル組立工程において高精度に貼り合わさ
れた後、液晶が封入される。
【0004】液晶セルの製造工程においては、先ず、各
基板工程において夫々製造されたTFT基板と対向基板
との対向面、即ち、対向基板及びTFT基板の液晶層と
接する面上に配向膜が形成され、次いでラビング処理が
行われる。次に、一方の基板上の端辺に接着剤となるシ
ール部が形成される。TFT基板と対向基板とをシール
部を用いて貼り合わせ、アライメントを施しながら圧着
硬化させることで両基板間に液晶セル容器が形成され
る。シール部の一部には切り欠きが設けられており、こ
の切り欠きを介して液晶セル容器内に液晶が封入され
る。
【0005】この種の液晶装置は、両基板の対向面に夫
々配向膜を形成してラビング処理を施すことで、電圧無
印加時の液晶分子の配列が決定される。配向膜は、例え
ばポリイミドを約数十ナノメーターの厚さで塗布するこ
とにより形成される。液晶層に対向する両基板の面上に
配向膜を形成することで、液晶分子を基板面に沿って配
向処理することができる。ラビング処理は、形成された
配向膜に異方性を発現させるものであり、配向膜に一定
方向のラビング処理を施すことで、液晶分子の配列を規
定することができる。
【0006】ところで、液晶セル容器内に液晶を注入す
る工程において、液晶セル容器内への液晶の浸透速度は
経時的に変化する。例えば、液晶の浸透開始直後は、液
晶セル容器内の液晶容量が少ないので、液晶セル容器の
内外の圧力差によって、液晶は比較的速い速度で浸透す
る。また、例えば、注入開始後所定時間経過すると、液
晶セル容器内に浸透された液晶先端はセル内で放射状に
広がり、液晶の浸透速度は低下する。
【0007】即ち、液晶セル内への液晶の注入開始から
時間と共に、注入速度が遅くなってしまう。液晶速度が
早い場合には、配向膜をラビング処理することで付与し
た高分子側鎖の配向が液晶注入による流動摩擦力によっ
て攪乱されやすい。この結果、流動軌跡による流動配向
が発生して、表示の均一性が低下する。
【0008】一方、液晶注入速度が遅い場合には、液晶
の流動によって安定した流動配向が形成されてしまい、
表示の均一性が低下する。
【0009】特に、液晶浸透方向(流動配向方向)とラ
ビング方向とのずれが大きい場合には、これらの流動配
向が顕著となり、画面上では流動配向に沿ったスジ状の
模様が表示されてしまう。
【0010】このような液晶配向のばらつきを解消する
ために、パネル組立工程においては、一般に、液晶を一
旦等方相まで加熱し、次いで急冷してネマチック相に戻
すことで液晶の再配列を行う。このような等方処理工程
は、例えば、液晶セルを、ホットプレート及びクーリン
グプレートに順次載置することにより行われる。
【0011】等方処理工程の加熱処理によって、配向膜
表面近傍に所望としない方向で吸着、配列した液晶分子
も解離する。そして、この状態から急冷することで、液
晶分子は、ラビング方向で且つ所定の傾斜(チルト)方
向に再配列される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな液晶セルの等方処理工程においては、成膜、熱工程
等を行った際のTFT基板及び対向基板の反り、加熱時
或いは冷却時におけるTFT基板と対向基板の熱膨張率
の違いによる反り等に起因して、液晶セルが部分的にホ
ットプレート或いはクーリングプレートから離間され、
液晶への熱の伝達が一様に行われない場合がある。
【0013】例えば、マザーガラス基板投入時のサイズ
のままで処理を進めるアレイ製造を採用した場合には、
マザーガラス基板上の複数の液晶セルからなるセルアレ
イに対して等方処理が行われる。この場合には、マザー
ガラス基板(TFT基板)と対向基板の熱膨張率の違い
等に起因して液晶セルアレイの縁部近傍に反りが生じ、
この部分がホットプレート或いはクーリングプレートか
ら離間されて熱伝達が低下することがある。そうする
と、液晶セルアレイの縁部近傍に配設された液晶セルで
は、液晶の昇降温度にばらつきが生じる。
【0014】また、例えば、大型の液晶セルに等方処理
を行う場合にも、同様の理由で液晶セルの縁部近傍に反
りが生じ、この部分がホットプレート或いはクーリング
プレートから離間されて熱伝達が低下し、液晶セル内で
の液晶の昇降温度にばらつきが生じる。
【0015】そして、例えば、液晶の昇温のばらつき
は、液晶分子の解離作用のばらつきを発生させ、本来の
目的とする液晶分子のラビング方向、且つ所定の傾斜
(チルト)方向への再配列を阻害する虞がある。また、
液晶の降温のばらつきは、液晶分子の再配列性を低下さ
せ、配向ドメインを発生させる虞がある。
【0016】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、等方処理工程における加熱冷却処理時にガ
ラス基板の反りを抑制することにより、ガラス基板全域
で一様な加熱及び冷却処理を可能にして、液晶分子の再
配列性を向上させて、表示品質を向上させることができ
る液晶装置、その製造装置及び製造方法を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液晶装置の
製造装置は、第1及び第2の液晶基板間に液晶を封止し
て構成された少なくとも1つ以上の液晶装置を構成する
アレイ基板に対して等方処理のための加熱及び冷却の少
なくとも一方を行う1つ又は2つのプレートと、前記ア
レイ基板の上面及び底面の少なくとも一方を夫々前記1
つ又は2つのプレートに密着させるプレス手段とを具備
したことを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、1つ又は2つの
プレートによってアレイ基板を加熱又は冷却する。加熱
又は冷却に際して、プレス手段は、アレイ基板の上面及
び底面の少なくとも一方を1つ又は2つのプレートに密
着させる。これにより、アレイ基板の全域において、1
つ又は2プレートとの間の熱の伝導が一様となり、アレ
イ基板の全域において一様な加熱又は冷却処理が可能と
なって、ばらつきのない等方処理が行われる。
【0019】前記アレイ基板は複数の液晶装置を有し、
前記第1の液晶基板はマザー基板に複数形成され、前記
第2の液晶基板は前記第1の液晶基板の各々に対応して
形成されることを特徴とする。
【0020】このような構成によれば、第1の液晶基板
はアレイ製造され、チップマウント方式によって第2の
液晶基板を対向配置しており、生産性が高い。
【0021】前記プレス手段は、前記1つ又は2つのプ
レートによって構成されることを特徴とする。
【0022】このような構成によれば、例えば、1つ又
は2つのプレートがアレイ基板の上面及び底面に押し付
けられることによって、プレートとアレイ基板とが密着
する。1つ又は2つのプレートをアレイ基板に押し付け
る力によって密着させており、熱の伝達効率が高い。
【0023】前記等方処理は、前記第1の液晶基板に対
する加熱及び冷却処理を含むことを特徴とするこのよう
な構成によれば、加熱及び冷却処理によって、第1の液
晶基板に対する等方処理が行われる。
【0024】前記等方処理は、複数の前記第2の液晶基
板に対して加熱及び冷却するプレート又は一枚の前記第
2の基板を加熱及び冷却するプレートで処理することを
特徴とする。
【0025】このような構成によれば、プレートは、1
枚又は複数の第2の液晶基板に対する加熱及び冷却によ
って、等方処理を行う。
【0026】前記アレイ基板の少なくとも一方の面に、
前記アレイ基板と前記プレートとの間に配置された弾性
部材を有することを特徴とする。
【0027】このような構成によれば、アレイ基板と1
つ又は2つのプレートとの間には弾性部材が配置される
ので、アレイ基板が1つ又は2つのプレートによって破
損することが防止される。
【0028】前記マザー基板と前記プレートとの間又は
前記第2の液晶基板とプレートとの間に弾性部材を有す
ることを特徴とする請求項3に記載の液晶装置の製造装
置。
【0029】このような構成によれば、マザー基板とプ
レートとの間には弾性部材が配置されるので、マザー基
板がプレートによって破損することが防止される。ま
た、第2の液晶基板とプレートとの間にも弾性部材が配
置されるので、第2の液晶基板がプレートによって破損
することが防止される。
【0030】本発明に係る液晶装置の製造方法は、第1
及び第2の液晶基板間に液晶を封止して構成された液晶
装置を有するアレイ基板を、そのアレイ基板を構成する
第1及び第2の液晶基板の少なくとも一方が、等方処理
のための加熱及び冷却の少なくとも一方を行う1つ又は
2つのプレートに当接するように配置する手順と、前記
アレイ基板を構成する第1及び第2の液晶基板の少なく
とも一方を夫々前記1つ又は2つのプレートに密着させ
るプレス手順と、前記1つ又は2つのプレートによって
前記アレイ基板の上面及び底面の少なくとも一方に対し
て加熱及び冷却の少なくとも一方を行う手順とを具備し
たことを特徴とする。
【0031】このような構成によれば、アレイ基板を、
その上面及び底面の少なくとも一方が1つ又は2つのプ
レートに当接するように配置する。次いで、プレス手順
において、当接した1つ又は2つのプレートと上面及び
底面の少なくとも一方とを密着させる。これにより、ア
レイ基板と1つ又は2つのプレートとの間の熱伝導が、
アレイ基板全域において一様となる。この状態で、1つ
又は2つのプレートによってアレイ基板の上面及び底面
の少なくとも一方を加熱又は冷却することにより、アレ
イ基板の全域において一様な加熱又は冷却処理を行っ
て、ばらつきのない等方処理を行う。
【0032】前記プレス手順は、前記1つ又は2つのプ
レートを利用して行うことを特徴とする。
【0033】このような構成によれば、例えば、1つ又
は2つのプレートがアレイ基板の上面及び底面に押し付
けられることによって、プレートとアレイ基板とが密着
する。1つ又は2つのプレートをアレイ基板に押し付け
る力によって密着させており、熱の伝達効率が高い。
【0034】また、前記プレス手順は、前記アレイ基板
と前記1つ又は2つのプレートとの間に弾性部材を配置
して行うことを特徴とする。
【0035】このような構成によれば、アレイ基板と1
つ又は2つのプレートとの間には弾性部材が配置される
ので、アレイ基板が1つ又は2つのプレートによって破
損することが防止される。
【0036】本発明に係る液晶装置は、上記液晶装置の
製造装置及び上記液晶装置の製造方法のいずれか1つに
よって製造されたことを特徴とする。
【0037】このような構成によれば、等方処理がアレ
イ基板の全域において一様に行われるので、アレイ基板
の全ての位置で一様で良好な等方処理が可能であり、表
示品質が高い。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
に係る液晶装置の製造装置を示す概略構成図、図2は液
晶装置の画素領域を構成する複数の画素における各種素
子、配線等の等価回路図である。図3はTFT基板等の
素子基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基
板側から見た平面図であり、図4は素子基板と対向基板
とを貼り合わせて液晶を封入する組立工程終了後の液晶
装置を、図3のH−H’線の位置で切断して示す断面図
である。また、図5は液晶装置を詳細に示す断面図であ
る。図6は液晶セルの組立て工程を示すフローチャート
である。
【0039】本実施の形態は、マザーガラス基板のまま
で組立工程中の最初に行われる洗浄工程から最後に行わ
れる検査工程までを流動させ、液晶注入・封止後の検査
工程終了後に、各液晶セルを分断するアレイ製造を採用
した例について説明する。即ち、アレイ製造において
は、等方処理工程もマザーガラス基板のままで行われ
る。本実施の形態においては、マザーガラス基板の反り
を抑制するプレス板を採用することによって、マザーガ
ラス基板の全域において一様な加熱処理及び冷却処理を
可能にするものである。
【0040】先ず、図2乃至図5を参照して、液晶パネ
ルの構造について説明する。
【0041】液晶パネルは、図3及び図4に示すよう
に、TFT基板等の素子基板10と対向基板20との間
に液晶50を封入して構成される。素子基板10上には
画素を構成する画素電極等がマトリクス状に配置され
る。図2は画素を構成する素子基板10上の素子の等価
回路を示している。
【0042】図2に示すように、画素領域においては、
複数本の走査線3aと複数本のデータ線6aとが交差す
るように配線され、走査線3aとデータ線6aとで区画
された領域に画素電極9aがマトリクス状に配置され
る。そして、走査線3aとデータ線6aの各交差部分に
対応してTFT30が設けられ、このTFT30に画素
電極9aが接続される。
【0043】TFT30は走査線3aのON信号によっ
てオンとなり、これにより、データ線6aに供給された
画像信号が画素電極9aに供給される。この画素電極9
aと対向基板20に設けられた対向電極21との間の電
圧が液晶50に印加される。また、画素電極9aと並列
に蓄積容量70が設けられており、蓄積容量70によっ
て、画素電極9aの電圧はソース電圧が印加された時間
よりも例えば3桁も長い時間の保持が可能となる。蓄積
容量70によって、電圧保持特性が改善され、コントラ
スト比の高い画像表示が可能となる。
【0044】図5は、一つの画素に着目した液晶パネル
の模式的断面図である。
【0045】ガラスや石英等の素子基板10には、溝1
1が形成されている。この溝11上に遮光膜12及び第
1層間絶縁膜13を介してLDD構造をなすTFT30
が形成されている。溝11によって、TFT基板の液晶
50との境界面が平坦化される。
【0046】TFT30は、チャネル領域1a、ソース
領域1d、ドレイン領域1eが形成された半導体層に絶
縁膜2を介してゲート電極をなす走査線3aが設けられ
てなる。なお、遮光膜12は、TFT30の形成領域に
対応する領域、後述するデータ線6a及び走査線3a等
の形成領域、即ち各画素の非表示領域に対応した領域に
形成されている。この遮光膜12によって、入射光がT
FT30のチャネル領域1a、ソース領域1d及びドレ
イン領域1eに入射することが防止される。
【0047】TFT30上には第2層間絶縁膜14が積
層され、第2層間絶縁膜14上には中間導電層15が形
成されている。中間導電層15上には誘電体膜17を介
して容量線18が対向配置されている。容量線18は、
容量層と遮光層とからなり、中間導電層15との間で蓄
積容量を構成すると共に、光の内部反射を防止する遮光
機能を有する。半導体層に比較的近接した位置に中間導
電層15を形成しており、光の乱反射を効率よく防止す
ることができる。
【0048】容量線18上には第3層間絶縁膜19が配
置され、第3層間絶縁膜19上にはデータ線6aが積層
される。データ線6aは、第3及び第2層間絶縁膜1
9,14を貫通するコンタクトホール24a,24bを
介してソース領域1dに電気的に接続される。データ線
6a上には第4層間絶縁膜25を介して画素電極9aが
積層されている。画素電極9aは、第4〜第2層間絶縁
膜25,19,14を貫通するコンタクトホール26
a,26bにより容量線18を介してドレイン領域1e
に電気的に接続される。画素電極9a上にはポリイミド
系の高分子樹脂からなる配向膜16が積層され、所定方
向にラビング処理されている。
【0049】走査線3a(ゲート電極)にON信号が供
給されることで、チャネル領域1aが導通状態となり、
ソース領域1dとドレイン領域1eとが接続されて、デ
ータ線6aに供給された画像信号が画素電極9aに与え
られる。
【0050】一方、対向基板20には、TFTアレイ基
板のデータ線6a、走査線3a及びTFT30の形成領
域に対向する領域、即ち各画素の非表示領域において第
1遮光膜23が設けられている。この第1遮光膜23に
よって、対向基板20側からの入射光がTFT30のチ
ャネル領域1a、ソース領域1d及びドレイン領域1e
に入射することが防止される。第1遮光膜23上に、対
向電極(共通電極)21が基板20全面に亘って形成さ
れている。対向電極21上にポリイミド系の高分子樹脂
からなる配向膜22が積層され、所定方向にラビング処
理されている。
【0051】そして、素子基板10と対向基板20との
間に液晶50が封入されている。これにより、TFT3
0は所定のタイミングでデータ線6aから供給される画
像信号を画素電極9aに書き込む。書き込まれた画素電
極9aと対向電極21との電位差に応じて液晶50の分
子集合の配向や秩序が変化して、光を変調し、階調表示
を可能にする。
【0052】図3及び図4に示すように、対向基板20
には表示領域を区画する額縁としての遮光膜42が設け
られている。遮光膜42は例えば遮光膜23と同一又は
異なる遮光性材料によって形成されている。
【0053】遮光膜42の外側の領域に液晶を封入する
シール材41が、素子基板10と対向基板20間に形成
されている。シール材41は対向基板20の輪郭形状に
略一致するように配置され、素子基板10と対向基板2
0を相互に固着する。シール材41は、素子基板10の
1辺の一部において欠落しており、貼り合わされた素子
基板10及び対向基板20相互の間隙には、液晶50を
注入するための液晶注入口78が形成される。液晶注入
口78より液晶が注入された後、液晶注入口78を封止
材79で封止するようになっている。
【0054】素子基板10のシール材41の外側の領域
には、データ線駆動回路61及び実装端子62が素子基
板10の一辺に沿って設けられており、この一辺に隣接
する2辺に沿って、走査線駆動回路63が設けられてい
る。素子基板10の残る一辺には、画面表示領域の両側
に設けられた走査線駆動回路63間を接続するための複
数の配線64が設けられている。また、対向基板20の
コーナー部の少なくとも1箇所においては、素子基板1
0と対向基板20との間を電気的に導通させるための導
通材65が設けられている。
【0055】図2乃至図5の液晶装置は、図1の装置に
よって等方処理されている。図1において、マザーガラ
ス基板81には、図5に示す素子基板10がアレイ状に
複数形成されている。各素子基板10上には夫々対向基
板82(図5の対向基板20に相当)が対向配置されて
シール材41(図3参照)によって固着されている。マ
ザーガラス基板81上の各素子基板に対向基板82を夫
々貼り合わせた後液晶を注入して封止することで、図2
乃至図5の液晶パネルを複数有するアレイ基板80が構
成される。
【0056】アレイ基板80は、等方処理に際して、ホ
ット・クールプレート83上に載置される。ホット・ク
ールプレート83は、例えば図示しない電熱線が所定の
間隔で埋設されており、この電熱線によって、表面85
を所定の温度に昇温することができるようになってい
る。また、ホット・クールプレート83は、例えば図示
しないペルチェ素子が所定の間隔で埋設されており、こ
のペルチェ素子によって、表面85を所定の温度に降温
することができるようになっている。
【0057】本実施の形態においては、ホット・クール
プレート83上には、アレイ基板80を介在させた状態
で、プレス板84を配置するようになっている。プレス
板84は平板状の押圧面86を有し、図示しない支持部
に支持されて、押圧面86によってアレイ基板80をホ
ット・クールプレート83側に押圧することができるよ
うになっている。
【0058】次に、図6を参照して液晶セルの組立て工
程について説明する。
【0059】TFT基板と対向基板とは、別々に製造さ
れる。上述したように、本実施の形態においては、TF
T基板投入工程から等方処理工程が行われるまでの間
は、マザーガラス基板上に形成された各TFT基板が分
断されることなく一体的に処理されるいわゆるアレイ製
造が採用される。マザーガラス基板81上には図3に示
す素子基板(TFT基板)10と同様の素子基板が、組
立て工程の前工程であるTFT基板工程において複数形
成されている。
【0060】ステップS1 においては、このように素子
がアレイ状に形成されているマザーガラス基板81が投
入される。一方、ステップS6 では、図3の対向基板2
0となる各素子基板10に対応した対向基板82が投入
される。
【0061】ステップS1 で用意されたマザーガラス基
板(TFT基板)81に対して、次のステップS2 で
は、配向膜16となるポリイミド(PI)を塗布する。
次に、ステップS3 において、マザーガラス基板81上
の各TFT基板表面の配向膜(配向膜16に相当)に対
して、ラビング処理を施す。そして、ステップS4 にお
いて洗浄を行う。ステップS4 の洗浄工程は、TFT基
板のラビング処理によって生じた塵埃を除去するための
ものである。洗浄工程が終了すると、ステップS5 にお
いて、シール材41、及び導通材65(図3参照)を形
成する。シール材41は、例えば、ディスペンス塗布に
よって形成される。なお、シール材をスクリーン印刷法
によって形成してもよい。
【0062】一方、対向基板については、ステップS6
で用意された対向基板に対して、次のステップS7 で
は、配向膜22となるポリイミド(PI)を塗布する。
次に、ステップS8 において、対向基板82表面の配向
膜(配向膜22に相当)に対して、ラビング処理を施
す。そして、ステップS9 1において、洗浄を行う。ス
テップS9 の洗浄工程は、対向基板82のラビング処理
によって生じた塵埃を除去するためのものである。
【0063】次に、ステップS10で、マザーガラス基板
81の各素子位置において、夫々対向基板82を貼り合
わせ、ステップS11でアライメントを施しながら圧着
し、シール材41を硬化させる。
【0064】次に、シール材41を硬化させて形成され
た各空セルに、ステップS12において、シール材41の
一部に設けた切り欠きから液晶を封入し、切り欠きを塞
いで液晶を封止する。液晶封入工程では、圧力の管理を
行いながら、液晶封入量を制御し、セルギャップを均一
にする。こうして、マザーガラス基板81上に複数の液
晶パネルがアレイ状に形成されたアレイ基板80が得ら
れる。次に、アレイ基板80に形成された各液晶パネル
内の液晶に対して等方処理が行われる(ステップS1
3)。
【0065】等方処理工程は、図1の装置によって、マ
ザーガラス基板の状態で行われる。等方処理工程では、
各液晶パネルの液晶を短時間に昇温させて等方相に移行
させる加熱工程と、等方相の液晶を短時間で降温させて
ネマチック相に戻す冷却工程とを有する。
【0066】アレイ基板80は、例えばマザーガラス基
板(素子基板10)81と対向基板82との熱膨張率の
違い等に起因して、等方処理工程の開始時において縁部
側が対向基板82側に反っているか又は等方処理の加熱
時に縁部側が対向基板82側に反ろうとする特性を有す
る。
【0067】等方処理工程においては、先ず、アレイ基
板80をホット・クールプレート83の表面85上に載
置する。次いで、プレス板84をアレイ基板80上に配
置し、その押圧面86を対向基板82の上面に当接させ
た後、押圧面86をホット・クールプレート83側に向
けて移動させ、押圧面86でアレイ基板80をホット・
クールプレート83の表面85に押圧する。
【0068】プレス板84は押圧面86が平板状であ
る。従って、押圧面86でアレイ基板80の対向基板8
2側を押圧すると、アレイ基板80に反りが生じている
場合でもこの反りが伸びて、アレイ基板80の底面(マ
ザーガラス基板81の底面)の全域はホット・クールプ
レート83の表面85に一様に当接する。
【0069】この状態で、ホット・クールプレート83
は表面85を加熱して昇温させる。表面85の熱は、表
面85に当接しているマザーガラス基板81に伝達さ
れ、マザーガラス基板81に形成されている各液晶パネ
ル内の液晶を昇温させて等方相に移行させる。
【0070】この場合には、プレス板84によって、ア
レイ基板80の底面の全域がホット・クールプレート8
3の表面85に一様に当接していることから、アレイ基
板80のいずれの位置における液晶パネルについても、
同様の昇温が行われて等方相に移行する。これにより、
アレイ基板80上の全ての液晶パネルについて正確に等
方相への移行が可能となり、液晶分子の解離作用がばら
つくことを防止することができる。
【0071】しかも、ホット・クールプレート83の表
面85とアレイ基板80とは十分な力で当接しているこ
とから、ホット・クールプレート83の表面85からア
レイ基板80の底面への熱の伝導は極めて高効率で行わ
れる。
【0072】また、加熱処理によってアレイ基板80に
は反りが生じようとするが、プレス板84の当接面86
によって全ての対向基板82の上面が常にホット・クー
ルプレート83側に押圧されていることから、ホット・
クールプレート83の表面85からアレイ基板80の底
面が離間してしまうことはない。従って、等方相への移
行のための加熱処理において、全ての液晶パネルが一様
に加熱される。
【0073】次に、等方相からネマチック相への移行の
ための冷却処理が行われる。冷却処理においては、プレ
ス板84の押圧面86でアレイ基板80を対向基板82
側からホット・クールプレート83側に押圧した状態
で、ホット・クールプレート83の表面85を降温させ
る。表面85が冷却されることにより、表面85に当接
しているマザーガラス基板81も冷却され、マザーガラ
ス基板81に形成されている各液晶パネル内の液晶が降
温されてネマチック相に移行する。
【0074】この場合にも、プレス板84によって、ア
レイ基板80の底面の全域がホット・クールプレート8
3の表面85に一様に当接していることから、アレイ基
板80のいずれの位置における液晶パネルについても、
同様の降温が行われてネマチック相への移行がばらつき
なく行われる。これにより、アレイ基板80上の全ての
液晶パネルについて正確にネマチック相への移行が可能
となり、液晶分子の再配列性がばらつくことを防止し配
向ドメインの発生を防止することができる。
【0075】最後に、ステップS14において、等方処理
後の検査が行われたアレイ基板80を液晶セル毎に分断
して、図2及び図3に示す液晶パネルを得る。
【0076】このように実施の形態においては、プレス
板84の平板状の押圧面86によって、アレイ基板80
の上面側をホット・クールプレート83側に押圧して、
ホット・クールプレート83の表面85にアレイ基板8
0の底面の全域を一様に当接させていることから、アレ
イ基板80の全ての液晶パネルについて、一様な加熱処
理及び冷却処理が可能である。従って、アレイ基板80
の全ての液晶パネルを正確に且つ一様に等方相に移行さ
せることができ、液晶分子の所定方向への再配列性を向
上させて、液晶装置の表示品質を向上させることができ
る。また、アレイ基板80の全ての液晶パネルを正確に
且つ一様にネマチック相に戻すことができ、液晶分子の
所定方向への再配列性を向上させて、液晶装置の表示品
質を向上させることができる。
【0077】なお、上記実施の形態においては、複数の
液晶パネルが構成されたアレイ基板に対する等方処理に
ついて説明したが、大型の1液晶パネルに対する等方処
理についても同様に適用可能であることは明らかであ
る。この場合には、液晶パネル内の全ての領域におい
て、一様な加熱及び冷却処理が可能であり、液晶パネル
内の全ての領域において正確で且つ一様な等方相への移
行及びネマチック相への移行を可能にして、表示品質を
向上させることができる。
【0078】また、上記実施の形態においては、加熱及
び冷却が可能なホット・クールプレートを採用したが、
加熱処理のみを行うホットプレートを採用して、加熱時
にのみ、アレイ基板80の底面の全域をホットプレート
の表面に当接させて加熱処理を行うようにしてもよい。
また、冷却処理のみを行うクールプレートを採用して、
冷却時にのみ、アレイ基板80の底面の全域をクールプ
レートの表面に当接させて冷却処理を行うようにしても
よい。
【0079】また、上記実施の形態においては、プレス
板84を移動させるものとして説明したが、アレイ基板
80の底面をホット・クールプレート83の表面85に
当接させることができれば、プレス板84とホット・ク
ールプレート83とを相対的に移動させればよいことは
明らかである。
【0080】図7は本発明の第2の実施の形態に係る液
晶装置の製造装置を示す概略構成図である。図7におい
て図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省
略する。
【0081】本実施の形態はホット・クールプレート8
3に代えてホット・クールプレート91を採用し、プレ
ス板84に代えてホット・クールプレート94を採用し
た点が第1の実施の形態と異なる。
【0082】ホット・クールプレート91は、プレート
部92及びこのプレート部92に取り付けられたクッシ
ョン部材93によって構成されている。ホット・クール
プレート91は、ホット・クールプレート83と同様
に、埋設された図示しない発熱部材を有するプレート部
92を所定の温度まで昇温可能であると共に、埋設され
た図示しない冷却部材を有するプレート部92を所定の
温度まで降温させることができるようになっている。
【0083】ホット・クールプレート94は、ホット・
クールプレート91と同様に、プレート部95及びプレ
ート部95に取り付けられたクッション部材96によっ
て構成されている。プレート部95は埋設された図示し
ない発熱部材を有して所定の温度まで昇温可能であると
共に、埋設された図示しない冷却部材を有して所定の温
度まで降温可能である。
【0084】クッション部材93,96としては、弾性
力及び熱伝導性に優れた素材が用いられる。例えば、ク
ッション部材93,96としては、ステンレス鋼繊維、
アルミナ繊維、ガラス繊維、石綿、PBO繊維(有機繊
維)、アラミド繊維、アミラド繊維(耐熱複合繊維フェ
ルト)、カイノール繊維(有機繊維)、耐熱性フッ素ゴ
ムと耐熱性ナイロンとの組み合わせによる高級熱プレス
クッション等が考えられる。
【0085】本実施の形態においては、等方処理時に
は、アレイ基板80を底面がホット・クールプレート9
1のクッション部材93上に当接するように載置する。
また、ホット・クールプレート94をクッション部材9
6がアレイ基板80の全ての対向基板82上面に当接す
るように配置する。そして、ホット・クールプレート9
1,94は、相互間にアレイ基板80を挟んで相互に押
圧しあうように構成される。
【0086】このように構成された実施の形態において
も、等方処理はアレイ基板80の状態で行われる。即
ち、等方処理工程においては、先ず、アレイ基板80を
ホット・クールプレート91のクッション部材93上に
載置する。次いで、ホット・クールプレート94をクッ
ション部材93が対向基板82の上面に当接するように
配置する。次に、ホット・クールプレート91,93を
相互に近接する方向に移動させて、クッション部材9
3,96間にアレイ基板80を挟み込む。
【0087】即ち、ホット・クールプレート91,94
は、クッション部材93,96を介在させた状態で、ア
レイ基板80を両側から押圧しあう。これにより、マザ
ーガラス基板81の底面は、全域がクッション部材93
を介して十分な力でプレート部92に押圧され、全ての
対向基板82の上面は、クッション部材96を介して十
分な力でプレート部95に押圧される。
【0088】この状態で、ホット・クールプレート9
1,94はプレート部92,95を加熱させて昇温させ
る。プレート部92,95の熱は、夫々クッション部材
93,96を介してマザーガラス基板81及び対向基板
82に伝達され、アレイ基板80に形成されている各液
晶パネル内の液晶を昇温させて等方相に移行させる。
【0089】この場合には、アレイ基板80上面及び底
面の全域がホット・クールプレート91,94によっ
て、クッション部材93,96に十分な力で挟み込まれ
て当接しており、アレイ基板80のいずれの位置におけ
る液晶パネルについても、同様の昇温が行われて等方相
に移行する。これにより、アレイ基板80上の全ての液
晶パネルについて正確に等方相への移行が可能となり、
液晶分子の解離作用がばらつくことを防止することがで
きる。
【0090】また、アレイ基板80の底面及び対向基板
82の上面とプレート部92,95との間にはクッショ
ン部材93,96が介在しており、比較的硬性のプレー
ト部92,95によってアレイ基板80の底面及び対向
基板82が破損してしまうことを防止することができ
る。
【0091】しかも、クッション部材93,96が介在
しているので、アレイ基板80に多少の反りがある場合
でも、熱の伝達特性はアレイ基板80の全域で略一様と
なる。従って、アレイ基板80に対する押圧力を比較的
小さくすることが可能であり、パネルの損傷を十分に防
止することができる。
【0092】また、アレイ基板80の底面(素子基板)
側及び上面(対向基板)側の両方から加熱又は冷却を行
っており、加熱及び冷却効果が高く、しかも、液晶パネ
ル内の液晶の全ての領域において一様な加熱が可能であ
る。
【0093】次に、ネマチック相への移行のための冷却
処理が行われる。この場合においても、アレイ基板80
はホット・クールプレート91,94相互間に十分な力
で挟み込まれた状態で、冷却処理される。従って、アレ
イ基板80のいずれの位置における液晶パネルについて
も、同様の降温が行われてネマチック相への移行がばら
つきなく行われる。これにより、アレイ基板80上の全
ての液晶パネルについて正確にネマチック相への移行が
可能となり、液晶分子の再配列性がばらつくことを防止
し配向ドメインの発生を防止することができる。
【0094】このように、本実施の形態においては、プ
レート部92,95とアレイ基板80との間にクッショ
ン部材93,96を介在させて、ホット・クールプレー
ト91,94相互間にアレイ基板80を十分な力で挟み
込んでおり、第1の実施の形態と同様に、アレイ基板8
0全域に亘って一様な加熱及び冷却処理が可能である。
クッション部材93,96を用いていることから、アレ
イ基板80の破損を防止することができ、また、アレイ
基板80の両面を加熱及び冷却処理していることから、
加熱及び冷却を高効率で行うことができる。
【0095】なお、上記実施の形態においては、クッシ
ョン部材をアレイ基板80の底面とプレート部92との
間及び対向基板82の上面とプレート部95との間に設
けた例を説明したが、いずれか一方に設けてもよいこと
は明らかである。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、等
方処理工程における加熱冷却処理時にガラス基板の反り
を抑制することにより、ガラス基板全域で一様な加熱及
び冷却処理を可能にして、液晶分子の再配列性を向上さ
せて、表示品質を向上させることができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液晶装置の製
造装置を示す概略構成図。
【図2】液晶装置の画素領域を構成する複数の画素にお
ける各種素子、配線等の等価回路図。
【図3】TFT基板等の素子基板をその上に形成された
各構成要素と共に対向基板側から見た平面図。
【図4】素子基板と対向基板とを貼り合わせて液晶を封
入する組立工程終了後の液晶装置を、図3のH−H’線
の位置で切断して示す断面図。
【図5】液晶装置を詳細に示す断面図。
【図6】組立て工程を示すフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る液晶装置の製
造装置を示す概略構成図。
【符号の説明】
80…アレイ基板 81…マザーガラス基板 82…対向基板 83…ホット・クールプレート 84…プレス板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の液晶基板間に液晶を封止
    して構成された少なくとも1つ以上の液晶装置を構成す
    るアレイ基板に対して等方処理のための加熱及び冷却の
    少なくとも一方を行う1つ又は2つのプレートと、 前記アレイ基板の上面及び底面の少なくとも一方を夫々
    前記1つ又は2つのプレートに密着させるプレス手段と
    を具備したことを特徴とする液晶装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記アレイ基板は複数の液晶装置を有
    し、前記第1の液晶基板はマザー基板に複数形成され、
    前記第2の液晶基板は前記第1の液晶基板の各々に対応
    して形成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶
    装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記プレス手段は、前記1つ又は2つの
    プレートによって構成されることを特徴とする請求項1
    又は2のいずれか一方に記載の液晶装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記等方処理は、前記第1の液晶基板に
    対する加熱及び冷却処理を含むことを特徴とする請求項
    2に記載の液晶装置の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記等方処理は、複数の前記第2の液晶
    基板に対して加熱及び冷却するプレート又は一枚の前記
    第2の基板を加熱及び冷却するプレートで処理すること
    を特徴とする請求項2に記載の液晶装置の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記アレイ基板の少なくとも一方の面
    に、前記アレイ基板と前記プレートとの間に配置された
    弾性部材を有することを特徴とする請求項1に記載の液
    晶装置の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記マザー基板と前記プレートとの間又
    は前記第2の液晶基板とプレートとの間に弾性部材を有
    することを特徴とする請求項3に記載の液晶装置の製造
    装置。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の液晶基板間に液晶を封止
    して構成された液晶装置を有するアレイ基板を、そのア
    レイ基板を構成する第1及び第2の液晶基板の少なくと
    も一方が、等方処理のための加熱及び冷却の少なくとも
    一方を行う1つ又は2つのプレートに当接するように配
    置する手順と、前記アレイ基板を構成する第1及び第2
    の液晶基板の少なくとも一方を夫々前記1つ又は2つの
    プレートに密着させるプレス手順と、前記1つ又は2つ
    のプレートによって前記アレイ基板の上面及び底面の少
    なくとも一方に対して加熱及び冷却の少なくとも一方を
    行う手順とを具備したことを特徴とする液晶装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記プレス手順は、前記1つ又は2つの
    プレートを利用して行うことを特徴とする請求項8に記
    載の液晶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記プレス手順は、前記アレイ基板と
    前記1つ又は2つのプレートとの間に弾性部材を配置し
    て行うことを特徴とする請求項8に記載の液晶装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項7に記載の液晶装
    置の製造装置及び請求項8乃至請求項10に記載の液晶
    装置の製造方法のいずれか1つによって製造されたこと
    を特徴とする液晶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108054123A (zh) * 2017-12-25 2018-05-18 普聚智能***(苏州)有限公司 干冰自动清洗台
CN113571483A (zh) * 2021-07-26 2021-10-29 京东方科技集团股份有限公司 显示基板及其制备方法、显示装置

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