JP2003081416A - ベルトコンベヤ装置 - Google Patents
ベルトコンベヤ装置Info
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Abstract
置する場所等の対応性が向上し、非常に施工コストを抑
制でき、軽量で施工・撤去を行ないやすくでき、耐久性
が向上するベルトコンベヤ装置を提供することにある。 【解決手段】 略J字状に配置したカーブ部ローラー群
2によって水平カーブ部1bのベルト16を湾曲させ、
ベルト16両端の動きを制限する径方向制限ローラー
4,6を設け、ベルト16両端の倒れ込みを防止する倒
れ込み防止ローラー5,倒れ込み防止鍔6aを設け、リ
ターン部18によってリターン路のベルト16を縦向き
にターンさせて縦ローラー11で縦向きに保持した。
Description
ける土砂・岩石等の搬送物を搬送するために用いられ、
トンネル内又は地上で搬送路を水平にカーブさせること
で複数の直線コンベヤを継ぐように用いずに一本物のベ
ルトで搬送路を形成できるようにしたベルトコンベヤに
関し、特に非常にカーブ半径を小さくできるようにして
設置場所の状況に対応できやすくするものである。
を曲げた方向にするには、直線のベルトコンベヤを連結
するように多段的に折曲した搬送路にしていた。しか
し、直線のベルトコンベヤそれぞれに駆動部が必要とな
り、施工コストが高いものとなっていた。また保守等も
大変であった。これに対し、一本物のベルトを用いて水
平カーブさせるベルトコンベヤは、駆動部が少なくす
み、保守管理等も容易となる。このベルトコンベヤは、
搬送のためにベルトを中央が凹んだ形状にした状態で水
平にカーブさせるもので、ベルトの中央が凹んだ形状に
なるように中央の支持ローラーに対して中央の支持ロー
ラーの側方に傾斜させたサイド支持ローラーを設け、こ
の中央の支持ローラーとサイド支持ローラーを一つのフ
レームに取り付ける。このフレームには、中央の支持ロ
ーラーとサイド支持ローラーの軸線に沿ったレールを設
け、土台となる土台フレームにローラーを設けてレール
と係合させる。よって土台フレームに対して各ローラー
を取り付けたフレームが揺動可能になるようにする。さ
らにカーブの内側の端となるサイドローラーの側方にベ
ルトの内側へのベルトの動きを規制するためのローラー
を取り付ける。この従来のカーブ部と支持ローラー上に
ベルトを載せると、カーブ外周側のベルトは伸ばされる
ことになるのでその反発力として内側に行こうとする張
力が働く。よってベルトは内側のサイドローラーのさら
に内側に設けたローラーに当たるまで内側に寄る。しか
し、さらに内側に向かう力がかかるので、ローラーを取
り付けたフレーム全体が内側に持ち上げられるように揺
動することになる。さらにこのコンベヤベルトに搬送物
を載せると、その搬送物の重さとベルトの内側に向かう
力とのつり合う所まで揺動が戻ってバランスした状態で
ベルトが送られることになる。従来では、このようにし
て水平に搬送ラインをカーブさせて送っていた。しか
し、このように従来の水平カーブ部分のベルト支持ロー
ラーは、揺動機構を有するため複雑な機構になってい
る。このため非常に高価なものになっていた。また、コ
ンベヤベルトと搬送物を支えるためには強度が要求され
るため、全て金属製であったので非常に重くなってい
て、施工及び撤去作業の際に作業が大変であった。ま
た、このように力をつり合わせる構造では、カーブ半径
を小さくするとカーブ内側に向かう力が大きくなりすぎ
るため、搬送できる中央が凹んだベルト形状の維持が困
難であり、カーブ半径を小さくできるものではなかっ
た。よって場所状況への対応性が十分でなく、場所の状
況によっては直線コンベヤを複数用いていた。
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、水平カー
ブ部のカーブ半径を非常に小さくでき、設置する場所等
の対応性が向上し、非常に施工コストを抑制でき、軽量
で施工・撤去を行ないやすくでき、耐久性が向上するベ
ルトコンベヤ装置を提供することにある。
発明の構成は、 1) 一本物のベルトの搬送路及びリターン路を多数の
ローラーで支持したベルトコンベヤにおいて、搬送路の
水平カーブ部分のベルトを湾曲させるように水平カーブ
部分のベルトを支持するローラーを略J字状に複数配置
してカーブ部ローラー群となし、湾曲させたベルトの両
端がベルトの中央に向って倒れ込まないようにベルト両
端の動きを制限する倒れ込み防止手段を設け、湾曲させ
たベルトのカーブ半径方向の動きを制限する径方向制限
手段を設け、リターン路の水平カーブ部分のベルトを横
向きから縦向きになるようねじり方向にターンさせる変
向手段を設け、リターン路のベルトのカーブ内側の面を
縦向きの状態に保持する縦ローラーを設けたことを特徴
とするベルトコンベヤ装置 2) カーブ部ローラー群の各ローラーを共通のローラ
ーフレームに取り付け、同ローラーフレームを所定間隔
あけてコンベヤフレームに複数取り付け、前記コンベヤ
フレームをコンベヤ搬送方向に所定間隔で配置した架台
に取り付ける構造にした前記1)記載のベルトコンベヤ
装置 3) コンベヤフレームを架台に対して傾動可能にした
前記2)記載のベルトコンベヤ装置 4) 複数のローラーフレームの少なくとも一つが、ベ
ルトのカーブ曲率を変更する水平なカーブ方向とベルト
の張りを調整するためのカーブ半径方向の位置を変更可
能な取り付けにした前記2)又は3)記載のベルトコン
ベヤ装置 5) リターン路の縦向きにしたベルトの下端を支持す
る下端支持ローラーを設けた前記1)〜4)いずれかに
記載のベルトコンベヤ装置 6) リターン路の縦向きにしたベルトがカーブ内側に
倒れないようにベルトの下端の動きを制限する倒れ防止
手段を設けた前記1)〜5)いずれかに記載のベルトコ
ンベヤ装置 7) 縦向きにしたベルトを支持する縦ローラーが縦列
した複数のローラーであり、それぞれのローラーが独立
して回転自在となるようにした前記1)〜6)いずれか
に記載のベルトコンベヤ装置 8) 倒れ込み防止手段が、ローラーである前記1)〜
7)いずれかに記載のベルトコンベヤ装置 9) 径方向制限手段が、ローラーである前記1)〜
8)いずれかに記載のベルトコンベヤ装置 10) 同じ構造の架台と架台上に取り付ける長方形の
同じ構造のコンベヤフレームと、ベルトを支持するロー
ラーを備え前記コンベヤフレームに取り付ける同じ構造
のローラーフレームと、ローラーに張り渡すベルトと、
ベルトの駆動手段からなる組立式ベルトコンベヤ装置 にある。
搬送路を載せることによって、湾曲形状に沿って配置し
た複数のローラーによってベルトが湾曲する。よって、
水平カーブ部分においてもベルトの搬送路上で搬送する
物をしっかり保持できるようにする。さらに、倒れ込み
防止手段によって湾曲させたベルトの両端の倒れ込みを
抑え、かつベルトのカーブ半径方向の動きを径方向制限
手段によって制限することによって小さな半径曲率とな
る湾曲を可能にしカーブ半径を小さくできるようにす
る。ベルトのリターン路は、変向手段によって縦向きに
することによってカーブ半径を小さくできるようにし、
カーブ部分でベルトを湾曲又は折曲させないようにして
ベルトを傷めたり変形させにくくする。カーブ部ローラ
ー群の各ローラーを共通のローラーフレームに取り付
け、ローラーフレームをコンベヤフレームに取り付け、
コンベヤフレームを架台に取り付けたものは、ユニット
化したコンベヤフレームを取り扱うようにして手間を少
なく済むようにする。コンベヤフレームを架台に対して
傾動可能にしたものは、コンベヤフレームを傾けること
によりカーブ部ローラー群を傾けるようにし、カーブ半
径の内側に向かうベルトの引張力と釣り合いを取りやす
くしてカーブ半径をさらに小さくできるようにする。ロ
ーラーフレームの少なくとも一つがカーブ方向とカーブ
半径方向の位置を変更可能にしたものは、カーブベルト
支持部の向きを変更することでベルトのカーブ曲率を変
更できるようにし、カーブ半径方向の位置を変更可能に
することでベルトの張りが調整できるようにする。リタ
ーン路の縦向きにしたベルトの下端を支持する下端支持
ローラーを設けたものは、縦向きにしたベルトが所定の
位置まで下方に下がると下端支持ローラーに当たるよう
にし、ローラーの回転でベルトの動きに支障がないよう
に支持する。リターン路のベルトの倒れ防止手段を設け
たものは、縦向きにしたベルトが内側に倒れないようベ
ルト下端の動きを倒れ防止手段で制限する。縦向きにし
たベルトを支持するローラーが縦列した複数のローラー
であり、それぞれのローラーが独立して回転自在となる
ようにしたものは、縦向きにしたベルトの位置による張
りの偏りをローラーが独立して回転自在となることで吸
収できるようにする。倒れ込み防止手段がローラーであ
るものは、ベルトの端部が倒れ込みそうになった場合
に、ベルトにローラー面が当接しベルトの搬送方向への
移動を妨げず、ベルトの倒れ込みを防止する。径方向制
限手段がローラーであるものは、所定の範囲を超えそう
なベルトのカーブ半径方向の動きがあった場合にベルト
がローラー面に当接し、ベルトの搬送方向への移動を妨
げず、ベルトのカーブ半径方向の動きを制限する。組立
式ベルトコンベヤ装置としたものは、同じ構造の架台、
コンベヤフレーム、ローラーフレームを組み立てるよう
にしてベルトコンベヤ装置を構成するようにする。
は環状の凸部を複数設けるようにしてベルトとの摩擦を
大きくするようにしてもよい。カーブ部ローラー群の湾
曲形状に沿って配置するローラーは、同一線状に配置す
るようにしても異るように配置してもかまわない。本発
明のベルトコンベヤ装置の直線部分には既存のものを使
用するようにしてもよい。本発明において、水平カーブ
部分のリターン路のベルトの縦向きは、厳密に垂直でな
くともよく、縦向きすることでベルトの巾方向に曲げる
ことなくリターン路をカーブさせればよいため、多少傾
くようにしても従来のように湾曲させないようにしたも
のであればよい。
的に説明する。図1〜7に示すのは、カーブ部ローラー
群の各ローラーを共通のローラーフレームに取り付け、
ローラーフレームをコンベヤフレームに取り付けるよう
にし、コンベヤフレームを傾動可能に架台に取り付ける
ようにし、ローラーフレームがカーブ方向とカーブ半径
方向に位置を変更可能にし、縦向きにしたベルトの下端
を支持する下端支持ローラーを設け、縦向きにしたベル
トの倒れを防止する倒れ防止手段を設け、縦ローラーが
回転軸の独立した複数のローラーからなるベルトコンベ
ヤ装置の例である。図1〜4は実施例のベルトコンベヤ
装置の説明図である。図5は実施例のベルトコンベヤ装
置のリターン部の説明図である。図6は実施例のベルト
コンベヤ装置のカーブ部ローラー群及びローラーフレー
ムの説明図である。図7は実施例のベルトコンベヤ装置
の縦ローラーの説明図である。図8,9は実施例のベル
トコンベヤ装置の説明図である。図10は実施例のベル
トコンベヤ装置のカーブ外側の径方向制限ローラーの説
明図である。図中、1はベルトコンベヤ装置、1aは直
線部、1bは水平カーブ部、2はカーブ部ローラー群、
2aは外側端部ローラー、2bは外側ローラー、2cは
内側ローラー、2dは内側端部ローラー、3はローラー
フレーム、3aは取付長穴、4は径方向制限手段として
用いたカーブ内側の径方向制限ローラー、5は倒れ込み
防止手段として用いたカーブ内側の倒れ込み防止ローラ
ー、6は径方向制限手段として用いたカーブ外側の径方
向制限ローラー、6aは倒れ込み防止手段として用いた
倒れ込み防止鍔、6bはベルト保持鍔、8はコンベヤフ
レーム、8aは取付長穴、8bは連結部、9は架台、9
aはフレーム取付部、11は縦ローラー、11aは回転
軸、11bは回転軸、12は縦ローラーフレーム、13
は下端支持ローラー、14は倒れ防止ローラー、16は
ベルト、18は変向手段として用いたリターン部、18
aはリターンローラー、18b,18c,18dはロー
ラー、Tはトンネルである。
1,6に示すように、ローラフレーム3に対して水平と
なり、外周に環状の凸部を複数設けた外側ローラー2b
を回転自在に取り付ける。外側ローラー2bのカーブ内
側には、外側ローラー2bに対して所定の角度傾斜さ
せ、かつ外周に環状の凸部を設けた内側ローラー2cを
ローラーフレーム3に回転自在に取り付ける。さらに、
内側ローラー2cのカーブ内側には、内側ローラー2c
よりもさらに急な角度に傾斜した内側端部ローラー2d
を設ける。外側ローラー2bのカーブ外側には、外側ロ
ーラー2bに対して所定の角度傾斜させた外側端部ロー
ラー2aをローラーフレーム3に回転自在に取り付け
る。ローラーフレーム3に取り付けた外側端部ローラー
2a,外側ローラー2b,内側ローラー2c,内側端部
ローラー2dで略J字状のローラー面となるカーブ部ロ
ーラー群2を形成する。
は、搬送方向のベルトの移動を妨げず、かつベルトが所
定位置よりカーブ内側に移動しないようにローラー面で
止める径方向制限ローラー4と、外側端部ローラー2a
上に位置するベルトのカーブ内側方向の端部が外側に倒
れ込まないようローラー面でベルトの動きを制限する倒
れ込み防止ローラー5とを設ける。このように各ローラ
ーを取り付けたローラーフレーム3を図1〜3に示すよ
うに長方形の枠体であるコンベヤフレーム8に所定の間
隔で4つ並行になるよう取り付ける。ローラーフレーム
3のコンベヤフレーム8への取付部は、カーブ部ローラ
ー群2で支持するベルトのカーブ曲率を変更できるよう
カーブ方向に長い取付長穴3aを複数箇所に設け、一方
コンベヤフレーム8のローラーフレーム3への取付部
は、カーブ半径方向の取付位置を変更できるようカーブ
半径方向に長い取付長穴8aを取付長穴3aに対応する
箇所に設けている。このような取付構造にすることでコ
ンベヤフレーム8に取り付けた固定されたローラーフレ
ームを基準にし、残りをカーブ方向に変更するようにし
て、必要に応じたカーブ半径の水平カーブ部1bを形成
できまた、変更できる。また、必要に応じて変更したカ
ーブ半径に適応するようベルトの張りも調整できる。ロ
ーラーフレーム3を取り付けたコンベヤフレーム8のカ
ーブ外側となる端部には、図10に示すように搬送方向
のベルトの移動を妨げず、かつベルトが所定位置よりカ
ーブ外側に移動しないようにローラー面で止める径方向
制限ローラー6を設け、径方向制限ローラー6の上端に
は、ローラー径より大きい鍔部分を設けて、カーブ外側
となるベルトの端部が内側に倒れ込まないように動きを
制限する倒れ込み防止鍔6aとする。さらに、倒れ込み
防止鍔6aより所定の間隔となる下方の径方向制限ロー
ラー6の外周には、倒れ込み防止鍔6aと並行でかつ倒
れ込み防止鍔6aより外径の大きい鍔形状のベルト保持
鍔6bを設ける。
部8bを別のコンベヤフレーム8の連結部8bに取り付
けるようにして複数連結する。また、コンベヤフレーム
8は、図4に示すように、所定高さの架台9のカーブ内
側のフレーム取付部9aに傾動可能に取り付ける。次
に、図1,7に示すように、コンベヤフレーム8の下方
の架台9のカーブ外側部分に縦ローラーフレーム12を
設け、縦ローラーフレーム12に縦向きに回転自在な縦
ローラー11を上下に設ける。上下の縦ローラー11は
それぞれ回転軸11a,11bを設けて、上下の縦ロー
ラー11が独立して回転自在となるようにする。上方に
位置する縦ローラー11の上端部分には、ローラー外径
より大きい鍔部を設けてベルトの上方への動きを制限す
るようにする。次に、リターン方向のベルトの移動を妨
げず、かつベルトが所定位置より下方に移動しないよう
ローラー面で支持する下端支持ローラー13を設け、か
つ、ベルトの下端がカーブ外周側に移動してベルトが倒
れるのを防ぐようベルト下端の動きを制限する倒れ防止
ローラー14を設ける。
フレーム8を角度を持たせて複数連結して水平カーブ部
1bを構成する。この水平カーブ部1bにベルトコンベ
ヤ装置1の直線部1aを接続する。実施例のコンベヤ装
置1では、水平カーブ部1bの一方の端部近くにベルト
を搬送側からリターン側にターンさせるリターン部18
を設ける。リターン部18は図5に示すようにベルトを
搬送側からリターン側に約180°ターンさせるリター
ンローラー18aと、リターンローラー18aから送ら
れるベルトの向きを変わらないように挾むようにベルト
を押さえるローラー18b,18cとローラー18b,
18cから送られるベルトをねじり方向にターンさせて
縦向きにし、縦向きとなったベルトのカーブ内側の面を
支持するローラー18dとからなる。また、ベルトを駆
動するための図示しない駆動部を設け、駆動部、直線部
1a、水平カーブ部1b、リターン部18にベルト16
を張り渡すようにして、図9に示すようにトンネルT内
から土砂を運び出すのに用いる。このように、ローラー
フレーム3を取り付けたコンベヤフレーム8を多数連結
して架台9に取り付ける構造にすることで全体を軽量化
した水平カーブ部1bにすることができ、コンベヤフレ
ーム8として取り扱うことによりさらに施工・撤去が行
ないやすくなる。
8に示すように水平カーブ部1bの搬送面を急な曲率で
湾曲させることによって、土砂などの搬送に必要な搬送
面を確保しつつ、小さい曲率のカーブ半径にすることが
できる。カーブ部ローラー群2に沿って急な曲率で湾曲
させたベルトの両端はベルトの中央に向って倒れやすく
なるが、倒れ込み防止ローラー5と倒れ込み防止鍔6a
によって強制的に略J字状の湾曲を保ち、かつベルトの
引張力と搬送物の重みのバランスによりカーブ内側又は
カーブ外側にベルトを移動させようと力が加わるが、径
方向制限ローラー4,6によって強制的にベルトをロー
ラー上に保つようにする。さらに倒れ込み防止ローラー
5は、カーブ内側のベルトの下面を支持する内側端部ロ
ーラー2dと所定の間隔あけて位置することとなり、ベ
ルト端部は、下面が内側端部ローラー2dに接した状態
で内側端部ローラー2dと倒れ込み防止ローラー5の間
に位置するので、ベルトにしわができている場合には、
両ローラーによって伸ばされるため、ベルトのしわがで
きにくく、長い間良好な状態で使用できる。さらに、径
方向制限ローラー6に設けたベルト保持鍔6bによっ
て、カーブ部ローラー群2の間でベルト16の外周側の
端部の下面を保持することにより、図10に示すように
ベルト16の中央が浮き上って2つ折りのような形状に
なるのを防ぐようにして、さらに確実にベルトの湾曲形
状を保持している。
は、リターン部18によって、搬送側からリターン側に
ターンさせたベルトをねじり方向にターンさせて縦向き
にして水平カーブ部に送るようにし、カーブ内側のベル
ト面を縦ローラー11で支持して縦向きでカーブさせる
ようにしている。よって、ベルトに巾方向の変形をさせ
ずに小さい曲率のカーブ半径にすることが可能になる。
本実施例のベルトコンベヤ装置1では、搬送側のベルト
を急な曲率で湾曲させることとリターン側のベルトを縦
向きにすることでカーブ半径を約30mにすることがで
き非常に小さなカーブ半径にすることができる。これに
より、ベルトコンベヤ装置1のコンベヤ路の設置自由度
は大きくなり、非常に使い勝手よく、省スペースな施工
にできる。よって効率のよい施工にもなりまた、施工コ
ストの低減にもなる。また、本実施例のベルトコンベヤ
装置1では、リターン側のベルトを縦向きにすることに
よって、ベルト巾側の曲げを行わない部分がコンベヤ全
体で増加することによりベルトへの変形による負担を少
なくして耐久性を向上させることができ、ベルトコンベ
ヤ装置1の信頼性が向上する。
ラーは回転軸がそれぞれ独立して回転するようにして、
ベルトの上下でローラー当たりの差が出ないようにして
より均一にローラーに当ててベルトの一部に強く力が加
わらないようにする。また、水平カーブ部分において、
搬送物の軽さ、ベルト材質、カーブ半径等によって、ベ
ルトの引張力が強く働く場合には、架台9のフレーム取
付部9aでコンベヤフレーム8をカーブ外側が低くなる
よう傾斜させてベルトの引張力との釣り合いが取りやす
くしているので、さらに確実にカーブ半径を小さくする
ことができる。
半径を非常に小さくでき、設置する場所等の対応性が向
上し、非常に施工コストを抑制でき、軽量にして施工・
撤去を行ないやすくでき、耐久性が向上するベルトコン
ベヤ装置にできる。カーブ部ローラー群の各ローラーを
共通のローラーフレームに取り付け、ローラーフレーム
をコンベヤフレームに取り付け、コンベヤフレームを架
台に取り付けたものは、施工・撤去がさらに行いやすい
ようにできる。コンベヤフレームを架台に対して傾動可
能にしたものは、さらに確実にカーブ半径を小さくでき
る。ローラーフレームの少なくとも一つがカーブ方向と
カーブ半径方向の位置を変更可能にしたものは、カーブ
半径の変更、ベルトの張りの調整が容易にでき、さらに
使い勝手のよいベルトコンベヤ装置にできる。リターン
路の縦向きにしたベルトの下端を支持する下端支持ロー
ラーを設けたものとリターン路のベルトの倒れ防止手段
を設けたものは、ベルトを縦向きに確実に保持し、かつ
ベルトのリターン方向の移動をスムーズに行うようにで
きる。縦向きにしたベルトを支持するローラーが縦列し
た複数のローラーであり、それぞれのローラーが独立し
て回転自在となるようにしたものは、より確実に縦向き
にベルトを送ることができる。倒れ込み防止手段及び径
方向制限手段がローラーであるものは、カーブ半径を小
さくすることとベルトによるスムーズな搬送をコストを
抑制した簡単な構造で成立させる。組立式ベルトコンベ
ヤ装置としたものは、施工・撤去が容易にできる。
明図である。
ー群及びローラーフレームの説明図である。
明図である。
径方向制限ローラーの説明図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 一本物のベルトの搬送路及びリターン路
を多数のローラーで支持したベルトコンベヤにおいて、
搬送路の水平カーブ部分のベルトを湾曲させるように水
平カーブ部分のベルトを支持するローラーを略J字状に
複数配置してカーブ部ローラー群となし、湾曲させたベ
ルトの両端がベルトの中央に向って倒れ込まないように
ベルト両端の動きを制限する倒れ込み防止手段を設け、
湾曲させたベルトのカーブ半径方向の動きを制限する径
方向制限手段を設け、リターン路の水平カーブ部分のベ
ルトを横向きから縦向きになるようねじり方向にターン
させる変向手段を設け、リターン路のベルトのカーブ内
側の面を縦向きの状態に保持する縦ローラーを設けたこ
とを特徴とするベルトコンベヤ装置。 - 【請求項2】 カーブ部ローラー群の各ローラーを共通
のローラーフレームに取り付け、同ローラーフレームを
所定間隔あけてコンベヤフレームに複数取り付け、前記
コンベヤフレームをコンベヤ搬送方向に所定間隔で配置
した架台に取り付ける構造にした請求項1記載のベルト
コンベヤ装置。 - 【請求項3】 コンベヤフレームを架台に対して傾動可
能にした請求項2記載のベルトコンベヤ装置。 - 【請求項4】 複数のローラーフレームの少なくとも一
つが、ベルトのカーブ曲率を変更する水平なカーブ方向
とベルトの張りを調整するためのカーブ半径方向の位置
を変更可能な取り付けにした請求項2又は3記載のベル
トコンベヤ装置。 - 【請求項5】 リターン路の縦向きにしたベルトの下端
を支持する下端支持ローラーを設けた請求項1〜4いず
れかに記載のベルトコンベヤ装置。 - 【請求項6】 リターン路の縦向きにしたベルトがカー
ブ内側に倒れないようにベルトの下端の動きを制限する
倒れ防止手段を設けた請求項1〜5いずれかに記載のベ
ルトコンベヤ装置。 - 【請求項7】 縦向きにしたベルトを支持する縦ローラ
ーが縦列した複数のローラーであり、それぞれのローラ
ーが独立して回転自在となるようにした請求項1〜6い
ずれかに記載のベルトコンベヤ装置。 - 【請求項8】 倒れ込み防止手段が、ローラーである請
求項1〜7いずれかに記載のベルトコンベヤ装置。 - 【請求項9】 径方向制限手段が、ローラーである請求
項1〜8いずれかに記載のベルトコンベヤ装置。 - 【請求項10】 同じ構造の架台と架台上に取り付ける
長方形の同じ構造のコンベヤフレームと、ベルトを支持
するローラーを備え前記コンベヤフレームに取り付ける
同じ構造のローラーフレームと、ローラーに張り渡すベ
ルトと、ベルトの駆動手段からなる組立式ベルトコンベ
ヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2001
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