JP2003079026A - 電子制御ユニットのコネクタ搭載構造 - Google Patents

電子制御ユニットのコネクタ搭載構造

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JP2003079026A
JP2003079026A JP2001265367A JP2001265367A JP2003079026A JP 2003079026 A JP2003079026 A JP 2003079026A JP 2001265367 A JP2001265367 A JP 2001265367A JP 2001265367 A JP2001265367 A JP 2001265367A JP 2003079026 A JP2003079026 A JP 2003079026A
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connector
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Toshihiko Komatsu
敏彦 小松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント基板の板面の有効利用を阻害すること
なく、コネクタの位置ずれを防止できる電子制御ユニッ
トのコネクタ搭載構造を提供すること。 【解決手段】本構造は、電子制御ユニットのプリント基
板2と、ジャンクションブロックのバスバーとを接続す
るためのタブ端子が、プリント基板2に形成されたスリ
ット6を貫通して、このプリント基板2上でスリット6
を跨ぐコネクタ7に挿入されることにより、電子制御ユ
ニットとジャンクションブロックとの間での導通をとる
ように構成され、コネクタ7の底面71内に、プリント
基板2のスリット6よりも幅広のリブ8を設け、且つ、
プリント基板2のスリット6の一部を、このリブ8が嵌
合可能なように切り欠いたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両におい
て使用される電子制御ユニットのコネクタ搭載構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のジャンクションブロック(電気接
続箱)に取り付けられるタイプの電子制御ユニットは、
ジャンクションブロック内部に組み込まれることが多
い。
【0003】このジャンクションブロックと電子制御ユ
ニットとの接続には、図1に示すように、ジャンクショ
ンブロック3のバスバー4を直接挿入する、いわゆるジ
ャンクション直結タイプのコネクタ(以下、コネクタと
いう。)7が用いられ、電子制御ユニット1に、そのコ
ネクタ7を組み付けて、ジャンクションブロック3と電
子制御ユニット1とを電気的に接続している。
【0004】図1のジャンクションブロック3からのバ
スバー4は、その先端部に形成されたタブ端子41があ
る範囲でまとまって一列に並んで配置されている。一
方、電子制御ユニット1のプリント基板2には、図7に
示すように、上記まとまって配置されたタブ端子41の
すべてを貫通させるために長尺の貫通部であるスリット
6が形成されており、このスリット6とコネクタ7とは
各タブ端子41の貫通を阻害しないように互いに平行と
なるように設定されている。
【0005】そして、コネクタ7の前後にはネジ孔7
a,7bが設けられ、これに対応してプリント基板2に
はネジ孔2a,2bが設けられているので、両ネジ孔を
重ね合わせてネジ止めすることで、コネクタ7をプリン
タ基板2上に装着するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コネクタ7を
プリント基板2に装着するとき、コネクタ7のネジ孔7
a,7bの位置や孔径、プリント基板2のネジ孔2a,
2bの位置や孔径、さらに図示しないネジ自体のネジ径
のそれぞれに設けられている公差が重なり合って、コネ
クタ7とスリット6との間に位置ずれが発生することが
ある。
【0007】すなわち、コネクタ7とスリット6との初
期設定が悪い場合はもちろん、初期設定が良好でコネク
タ7とスリット6との平行性を保っていたとしても、ネ
ジ止め時に作用する回転トルクによって、上記公差の重
なり分だけコネクタ7がスリット6に対して相対移動す
ることがあり、上記位置ずれを発生することとなる。
【0008】かかる位置ずれが、図1の破線で示すよう
に、上記コネクタ7とスリット6との平行性が保てなく
なくなる程大きくなると、もはや各タブ端子41をコネ
クタ7に挿入することが困難となり、電子制御ブロック
1のジャンクションブロック3への組み付けができなく
なるといった問題があった。
【0009】また、コネクタ7をネジ止めするまでは、
コネクタ7はプリント基板2上に載せているだけである
ので、プリント基板2を横に傾けるなど、その取り扱い
が悪いと、コネクタ7がプリント基板2から外れてしま
うといった問題もあった。
【0010】そこで、コネクタとスリットとの間の位置
ずれの防止方法が立案されている。ここでは、図8に示
すように、コネクタ7の外側にピン7c,7dを設け、
プリント基板2にこのピン7c,7dに対応させてピン
孔2c,2dを設けておき、ピン7c,7dをピン孔2
c,2dに挿入することにより、コネクタ7とスリット
6の位置ずれを防止することとしている。
【0011】しかし、この場合、ピン孔2c,2dが、
電子制御ユニット1のプリント基板2における裏面或い
は表面の図示しない導通用パターンにからないようにす
るなど、その配索に制約が生じて、プリント基板2の板
面を有効に利用できないこととなるといった新たな問題
が生じていた。
【0012】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、プリント基板の板面の有
効利用を阻害することなく、コネクタとスリットとの間
の位置ずれを防止できる電子制御ユニットのコネクタ搭
載構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ジャンクションブロックに電子制御ユニットを搭載した
状態で、ジャンクションブロックに列設された複数の端
子が、電子制御ユニットのプリント基板に形成された長
尺の貫通部を貫通して、このプリント基板上で貫通部と
平行に配置されたコネクタに挿入されることにより、ジ
ャンクションブロックと電子制御ユニットとの間での導
通がとられるように構成された電子制御ユニットのコネ
クタ搭載構造において、コネクタの底面内の端子挿入部
間に、プリント基板の貫通部よりも幅広の突出部を設
け、且つ、プリント基板の貫通部の一部を、この突出部
が嵌合可能なように切り欠いたことを特徴とするもので
ある。
【0014】上記構成によれば、コネクタの底面内の端
子挿入部間に、プリント基板の貫通部よりも幅広の突出
部が設けられ、且つ、プリント基板の貫通部の一部が、
この突出部が嵌合可能なように切り欠かれたので、コネ
クタをプリント基板に装着するとき、コネクタの突出部
と貫通部の切欠部分とが嵌合され、この嵌合により、コ
ネクタのプリント基板上への位置決めが容易となるとと
もに、充分な精度でもって、初期設定時におけるコネク
タと貫通部との間の平行性をだすことが可能となる。
【0015】また、この嵌合によって一旦コネクタと貫
通部との間の平行性をだしておきさえすれば、その後
に、コネクタをプリント基板にネジ止め固定するとき
に、両者間に回転トルクが作用したとしても、この嵌合
部分に規制されて、コネクタと貫通部とは相対移動しな
くなるので、コネクタのネジ孔の位置や孔径、プリント
基板のネジ孔の位置や孔径、さらにネジ自体のネジ径の
それぞれに設けられている公差のいかんにかかわらず、
コネクタと貫通部との間の平行性がその許容値以下に保
たれる。このようにして、初期設定時のみならず、その
後にも、コネクタと貫通部との間の位置ずれが許容値以
下に抑えられるので、各端子のコネクタへの挿入が阻害
されず、電子制御ブロックのジャンクションブロックへ
の組み付けが容易化される。
【0016】また、この嵌合は、コネクタの底面内で行
われるので、電子制御ユニットの導通用パターンにかか
ることはありえず、したがって、その配索に制約が生じ
ることがなくなるので、プリント基板の板面を有効に利
用できることとなる。
【0017】さらには、この嵌合によりコネクタがプリ
ント基板上に仮固定されるので、プリント基板を横に傾
けるなど、取り扱いが多少悪い場合であっても、コネク
タがプリント基板からひとりでに外れてしまうことがな
くなる。
【0018】請求項2記載の発明のように、コネクタの
突出部と、上記貫通部を切り欠いた部分とを、この貫通
部の長尺方向の少なくとも前後に2対設けたこととすれ
ば、コネクタはプリント基板上の少なくとも2箇所で支
持されるので、その位置決めがより簡単になり、位置決
め後のさらに安定した支持が得られる。
【0019】請求項3記載の発明のように、コネクタの
突出部の先端に、プリント基板の貫通部からの抜け止め
用の膨出部分を形成したこととすれば、コネクタはより
確実に仮固定されるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は電子制御ユニットをジャン
クションブロックに搭載した一般的な構成を示す分解斜
視図、図2は本発明の一実施形態に係る電子制御ユニッ
トのコネクタ搭載構造を示す分解斜視図、図3及び図4
はその部分拡大図である。
【0021】本実施形態に係る電子制御ユニットのコネ
クタ搭載構造は、図1及び図2に示すように、電子制御
ユニット1のプリント基板2と、ジャンクションブロッ
ク3の積層バスバー4とを接続するためのタブ端子(端
子)41が、電子制御ユニット1のプリント基板2に形
成された長尺の貫通部としてのスリット6を貫通して、
このプリント基板2上でスリット6と平行に配置された
コネクタ7に挿入されることにより、電子制御ユニット
1とジャンクションブロック3との間での導通をとるよ
うに構成されている。
【0022】ジャンクションブロック3は、ケース31
と仕切板32との間に上記バスバー4等の配線材が収納
された構造である。その上に複数の電子部品等を備えた
電子制御ユニット1のプリント基板2が搭載され、さら
にプリント基板2上には蓋部10が搭載される。
【0023】積層バスバー4は、複数のバスバーがその
間に絶縁層を介装して設けられ、所定のバスバーには上
記タブ端子41が一列に並んで起立状態となっている。
タブ端子41の高さはコネクタ7内にとどまる寸法に設
定されている。
【0024】コネクタ7は、本実施形態では、プリント
基板2の図1中の左右両端側に長尺形状をなす同一構造
のものが2つ搭載される。そして、コネクタ7の底面7
1内には、プリント基板2のスリット6よりも幅広のリ
ブ(突出部)8を、タブ端子41の挿入部分9間に設け
ており、且つ、プリント基板2のスリット6の一部を、
このリブ8が嵌合可能なように切り欠いている。リブ8
の突出量は、プリント基板2の厚さよりも若干大きめに
とっている。これにより、リブ8とスリット6との間で
の充分な嵌合状態が得られるようになる。また、リブ8
とスリット6の切欠部分61とは、スリット6の長手方
向の前後に2対設けられている。これにより、コネクタ
7はプリント基板2上の2箇所で支持されるので、その
位置決めが非常に簡単になり、位置決め後の安定した支
持が得られるようになる。
【0025】なお、図2〜図4では、リブ8をコネクタ
7の底面71内の左右いずれか一方に偏心させて配置し
ているが、逆向きに偏心させて配置してもよい。また、
必ずしも偏心させる必要はなく、コネクタ7の底面71
内であれば、コネクタ7の全幅に亘って配置したり、或
いは、コネクタ7の幅方向の一部に配置するだけでもよ
い。その場合、スリット6の切欠部分61はリブ8に対
応した形状となる。
【0026】リブ8は、図2に示すようなストレート形
状としてもよいが、その先端(プリント基板2の厚さを
超える部分)を膨出させて、一旦プリント基板2のスリ
ット6の切欠部分61に挿入されたリブ8が抜け落ちな
いように、適当な抜け止め対策を施してもよい。この対
策として、リブ8の膨出部分81の形状を、例えば図3
に示すような鏃形状の他、図4に示すような半円形状と
してもよい。いずれの場合でも、コネクタ7のリブ8を
プリント基板2のスリット6に嵌合させるだけで、コネ
クタ7はプリント基板2に確実に仮固定されるようにな
る。
【0027】これらの膨出部分81は、プリント基板2
のスリット6の切欠部分61よりも幅広であるので、リ
ブ8をスリット6に挿入するときに、スリット6の切欠
部分61をさらに押し広げるため、その抵抗が大きくな
ってしまうことがある。その場合、抵抗が過大とならな
いように、リブ8の膨出部分81の内側に適当な切り込
み部分を設けてもよい。
【0028】図5はコネクタの詳細構造を示す分解斜視
図、図6はその組立状態を示す断面図である。以下、本
実施形態に係るコネクタのプリント基板への搭載方法等
を説明する。なお、上記図1〜図4では、説明の便宜
上、コネクタ形状を簡単化して図示しているので、その
外観形状が若干異なったものとなっているが、実際には
図5及び図6に示すものと同一形状のものである。
【0029】コネクタ7は、図5,図6に示すように、
ベース部材711とカバー部材712との間の所定箇所
に雌型金具713が収納され、ベース部材711の所定
位置に形成された突起部714等に、カバー部材712
の対応する位置に形成された爪715等が係合すること
でこれらの要素が一体化されて、上記プリント基板2上
に固定されるようになっている。
【0030】また、雌型金具713は、カバー部材71
2に形成された貫通孔716、ベース部材711に形成
された貫通孔717,718(図2〜図4では、タブ端
子41の挿入部分9として一括表示している。)及びプ
リント基板2に形成されたスリット6を介してタブ端子
41等が挿入可能な構造をなしている。
【0031】この固定のためのボルト孔730を有する
フランジ部731が、カバー部材712の前後両端に突
出しており、ベース部材711の裏面(底面)71に
は、上記リブ8が下方に突出している。リブ8は後述す
る組立時にタブ端子41と干渉しないように、上記貫通
孔717,718を避けて設けられる。
【0032】そして、上記カバー部材712とベース部
材711とが一体化された状態で、プリント基板2のス
リット6を跨ぐように設定され、このスリット6の切欠
部分61にリブ8が嵌合された上で、フランジ部731
のボルト孔730とプリント基板2のボルト孔2a,2
bに図示しないボルトが挿通され固定される。
【0033】このようにして、プリント基板2に搭載し
た状態のコネクタ7に、図1のジャンクションブロック
3からのタブ端子41を挿入する。
【0034】コネクタ7は、プリント基板2の表面であ
る上面側に取り付けられており、ここでは、雌型金具7
13は導電性金属の薄板を角筒状に折り曲げて形成され
ており、その頂部を一部内側に折り返してバネ舌片72
1が形成されている。雌型金具713外側で上記バネ舌
片721と反対側には接続片722が延設されており、
この接続片722がプリント基板上2に形成された図略
のプリント配線と半田付けされている(符号723)。
【0035】そして、コネクタ7を搭載したプリント基
板2を、ジャンクションブロック3にさらに搭載する
と、タブ端子41はこのプリント基板2を貫通してコネ
クタ7に挿入されるが、このときタブ端子41にはバネ
舌片721が接触するので、積層バスバー4はそのタブ
端子41と雌型金具713のバネ舌片721及び接続片
722とを介してプリント基板2のプリント配線と導通
される。このようにして組み立てられた状態は図6に示
す通りのものとなる。
【0036】以上のように、本実施形態によれば、コネ
クタ7をプリント基板2に装着するとき、コネクタ7の
リブ8とスリット6の切欠部分61との嵌合により、コ
ネクタ7のプリント基板2上への位置決めが容易とな
り、充分な精度でもって、初期設定時におけるコネクタ
7とスリット6との間の平行性をだすことができる。
【0037】また、この嵌合によって一旦コネクタ7と
スリット6との間の平行性をだしておきさえすれば、そ
の後に、コネクタ7をプリント基板2にネジ止め固定す
るときに、両者間に回転トルクが作用したとしても、こ
の嵌合部分に規制されて、コネクタ7とスリット6とは
相対移動しなくなるので、コネクタ7のネジ孔7a,7
bの位置や孔径、プリント基板2のネジ孔2a,2bの
位置や孔径、さらに図示しないネジ自体のネジ径のそれ
ぞれに設けられている公差のいかんにかかわらず、コネ
クタ7とスリット6との間の平行性をその許容値以下に
保つことができる。このように、本実施形態では、初期
設定時のみならず、その後にも、コネクタ7とスリット
6との間の位置ずれを許容値以下に抑えることができる
ので、各タブ端子41のコネクタ7への挿入が阻害され
ず、電子制御ユニット1のジャンクションブロック2へ
の組み付けが容易化して、その作業効率を向上させるこ
とができる。
【0038】また、この嵌合は、コネクタ7の底面71
内で行われるので、電子制御ユニット1のプリント基板
2に形成された導通用パターンにかかることはありえ
ず、したがって、その配索に制約が生じることがなくな
り、プリント基板2の板面を有効に利用できることとな
る。
【0039】さらには、この嵌合により、コネクタ7が
プリント基板2上に仮固定されるので、プリント基板2
を横に傾けるなど、取り扱いが多少悪い場合であって
も、コネクタ7がプリント基板2からひとりでに外れて
しまうことがなくなる。
【0040】なお、上記実施形態では、コネクタ7のリ
ブ8とプリント基板2のスリット6の切欠部分61とを
スリット6の長手方向の前後に2対設けたが、1対又は
3対以上設けることとしてもよい。ただし、その構成を
あまり複雑化させずに、ネジ締め時のモーメントによる
コネクタ7の位置ずれを防止し、またリブ8のスリット
6に対する嵌合精度を確保するためには、コネクタ7の
長手方向の前後に少なくとも2対設けるのが望ましい。
【0041】また、上記実施形態では、コネクタ7をジ
ャンクション直結タイプのコネクタとして説明したが、
例えばタブ端子41との間に中間部材を備えたような他
の種類のコネクタであってもよい。
【0042】また、上記実施形態では、本発明を車両用
において使用される電子制御ユニットの搭載構造に適用
した場合を説明したが、本発明を他の分野、例えば家電
製品の電子制御ユニットの搭載構造に適用してもよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コネクタ
をプリント基板に装着するとき、コネクタの突出部と貫
通部の切欠部分との嵌合により、コネクタのプリント基
板上への位置決めが容易となり、充分な精度でもって、
初期設定時におけるコネクタと貫通部との間の平行性を
だすことができる。
【0044】また、この嵌合によって一旦コネクタと貫
通部との間の平行性をだしておきさえすれば、その後
に、コネクタをプリント基板にネジ止め固定するとき
に、両者間に回転トルクが作用したとしても、この嵌合
部分に規制されて、コネクタと貫通部とは相対移動しな
くなるので、コネクタのネジ孔の位置や孔径、プリント
基板のネジ孔の位置や孔径、さらにネジ自体のネジ径の
それぞれに設けられている公差のいかんにかかわらず、
コネクタと貫通部との間の平行性をその許容値以下に保
つことができる。このようにして、初期設定時のみなら
ず、その後にも、コネクタと貫通部との間の位置ずれが
許容値以下に抑えることができるので、各端子のコネク
タへの挿入が阻害されず、電子制御ブロックのジャンク
ションブロックへの組み付けを容易化して、その作業効
率を向上させることができる。
【0045】また、この嵌合は、コネクタの底面内で行
われるので、電子制御ユニットの導通用パターンにかか
ることはありえず、したがって、その配索に制約が生じ
ることがなくなるので、プリント基板の板面を有効に利
用できることとなる。
【0046】さらには、この嵌合によりコネクタがプリ
ント基板上に仮固定されるので、プリント基板を横に傾
けるなど、取り扱いが多少悪い場合であっても、コネク
タがプリント基板からひとりでに外れてしまうことがな
くなる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、コネクタを
プリント基板上の少なくとも2箇所で支持することがで
きるので、その位置決めがより簡単になり、位置決め後
のさらに安定した支持を得ることができる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、コネクタを
より確実に仮固定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子制御ユニットをジャンクションブロックに
搭載した一般的な構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る電子制御ユニットの
コネクタ搭載構造を示す分解斜視図である。
【図3】図2における部分拡大図である。
【図4】図2における部分拡大図である。
【図5】コネクタの詳細を示す分解斜視図である。
【図6】コネクタの組立状態を示す断面図である。
【図7】従来の電子制御ユニットのコネクタ搭載構造の
一例を示す分解斜視図である。
【図8】従来の電子制御ユニットのコネクタ搭載構造の
他の例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 電子制御ユニット 2 プリント基板 3 ジャンクションブロック 31 ケース 32 仕切板 4 積層バスバー 41 タブ端子(端子) 6 スリット(貫通部) 61 切欠部分 7 コネクタ 71 底面 8 リブ(突出部) 81 膨出部分 9(717,718) タブ端子の挿入部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションブロックに電子制御ユニ
    ットを搭載した状態で、ジャンクションブロックに列設
    された複数の端子が、電子制御ユニットのプリント基板
    に形成された長尺の貫通部を貫通して、このプリント基
    板上で貫通部と平行に配置されたコネクタに挿入される
    ことにより、ジャンクションブロックと電子制御ユニッ
    トとの間での導通がとられるように構成された電子制御
    ユニットのコネクタ搭載構造において、 コネクタの底面内の端子挿入部間に、プリント基板の貫
    通部よりも幅広の突出部を設け、且つ、プリント基板の
    貫通部の一部を、この突出部が嵌合可能なように切り欠
    いたことを特徴とする電子制御ユニットのコネクタ搭載
    構造。
  2. 【請求項2】 コネクタの突出部と、プリント基板の貫
    通部の切欠部分とを、この貫通部の長尺方向の少なくと
    も前後に2対設けたことを特徴とする請求項1記載の電
    子制御ユニットのコネクタ搭載構造。
  3. 【請求項3】 コネクタの突出部の先端に、プリント基
    板の貫通部からの抜け止め用の膨出部分を形成したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の電子制御ユニットの
    コネクタ搭載構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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