JP2003077755A - コンデンサ - Google Patents
コンデンサInfo
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- JP2003077755A JP2003077755A JP2001263253A JP2001263253A JP2003077755A JP 2003077755 A JP2003077755 A JP 2003077755A JP 2001263253 A JP2001263253 A JP 2001263253A JP 2001263253 A JP2001263253 A JP 2001263253A JP 2003077755 A JP2003077755 A JP 2003077755A
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Abstract
生産性良く得ることを目的とする。 【解決手段】 比誘電率が10未満の誘電体層11と内
部電極12とを交互に積層して積層体13を形成し、焼
成後内部電極12と電気的に接続するように外部電極1
4を形成し、静電容量が10pF以下のコンデンサを得
る。
Description
ルのカップリングやマッチング回路などに使用されるコ
ンデンサに関するものである。
比誘電率が30〜70の誘電体層と内部電極とを交互に
積層し、内部電極の露出した端面に外部電極を形成した
ものであった。
クからなるものである。また内部電極はパラジウムやニ
ッケルが一般的であった。
誘電体層の比誘電率が30〜70とそれほど小さくない
ために、積層体の形成時に内部電極に位置ずれが生じる
と容量が大きく変わるため、所望の容量を有するコンデ
ンサを生産性良く得ることができないという問題点を有
していた。
ンデンサを生産性良く得ることを目的とするものであ
る。
に、以下の構成を有するものである。
誘電体層の比誘電率を10未満としたものであり、多少
の内部電極の位置ずれが生じたとしても容量が10pF
以下のコンデンサを生産性良く得ることができる。
誘電体層としてガラスセラミックを用いたものであり、
内部電極に高周波帯域での損失を小さくできる銀や銅を
使用することができる。
内部電極に銀または銅を用いたものであり、高周波帯域
の損失を小さくできる。
誘電体層としてAl2O3−MgO−SiO2−Ge2O3
系組成物及びホウケイ酸ガラスを含有するものを用いた
ものであり、内部電極に高周波帯域での損失が小さい銀
または銅を使用することができる。
発明の請求項1〜請求項4に記載の発明について説明す
る。
クコンデンサの一部切欠斜視図であり、11はAl2O3
−MgO−SiO2−Ge2O3系組成物及びホウケイ酸
ガラスを含有する比誘電率が約7の誘電体層、12はA
gまたはCuを主成分とする内部電極、13は誘電体層
11と内部電極12とを交互に積層した積層体、14は
積層体13の内部電極12の露出した両端面に設けた外
部電極である。
ンデンサ(1005サイズ、0.7pF)の製造方法に
ついて説明する。
O3系組成物及びホウケイ酸ガラスを含むセラミック材
料に、酢酸ブチル、有機バインダ、可塑剤を加えて混合
し、スラリーを得る。
ート化し、適当な大きさに切断し、誘電体層11となる
セラミックグリーンシートを得る。
内部電極12となるAgまたはCuを主成分とする電極
ペーストを所望の形状に印刷し、セラミックグリーンシ
ートと内部電極12が交互になるように積層して積層体
を形成し、所望のサイズの個片に切断し、積層体13を
得る。
処理して脱脂を行って、有機成分を飛散させた後、85
0〜950℃で焼成する。
極12の露出した両端面に外部電極14となるAgペー
ストを塗布し、800〜900℃で焼き付けて図1に示
すコンデンサを得る。
Q値を(表1)、(表2)に示す。No.1は従来のコンデ
ンサであり比較例である。またこれらのコンデンサはす
べて0.7pFを有するように各5ロットずつ作製し
た。
びその偏差およびロット1全体の歩留まりを示してい
る。歩留まりは0.7pF±10%を良品とした時の値
である。
は、各ロットの平均容量のバラツキが非常に大きくなっ
ている。これに対し、比誘電率が10以下のNo.2〜
4は全て平均容量のバラツキが小さい。また、ロット1
の歩留まりもNo.1に比べNo.2〜4では大きく改
善されていることがわかる。
いたNo.2と比較すると、導電率がパラジウムの5倍
以上ある銀や銅を用いたNo.3,4の方が、1GHz
といった高周波帯域でのQ値は非常に大きい。従って損
失の少ないコンデンサとなる。
とセラミックを混合したガラスセラミック、例えばホウ
ケイ酸ガラスとAl2O3−MgO−SiO2−Ge2O3
系組成物を用いて形成することにより、比誘電率が10
未満と小さいので、内部電極12の形成位置に多少のず
れが発生したとしても、容量が10pFと小さいコンデ
ンサを生産性良く得ることができる。
上の導電率を有する銀や銅を用いて内部電極12を形成
することにより、高周波帯域における損失の少ないコン
デンサを得ることができる。
電率が10未満と小さくすることにより、容量が10p
F以下と低容量のコンデンサを生産性良く得ることがで
きる。
コンデンサの一部切欠斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】 誘電体層と内部電極とを交互に積層した
積層体と、この積層体の表面に前記内部電極と電気的に
接続するように設けた外部電極とを備え、前記誘電体層
は比誘電率が10未満であり、容量を10pF以下とし
たコンデンサ。 - 【請求項2】 誘電体層は結晶化ガラスとセラミックを
混合したガラスセラミックである請求項1に記載のコン
デンサ。 - 【請求項3】 内部電極は銀または銅である請求項1に
記載のコンデンサ。 - 【請求項4】 誘電体層はAl2O3−MgO−SiO2
−Ge2O3系組成物及びホウケイ酸ガラスを含有する請
求項1に記載のコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263253A JP2003077755A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001263253A JP2003077755A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003077755A true JP2003077755A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19090037
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001263253A Pending JP2003077755A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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- 2001-08-31 JP JP2001263253A patent/JP2003077755A/ja active Pending
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