JP2003077727A - 積層型コモンモードチョークコイル - Google Patents

積層型コモンモードチョークコイル

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JP2003077727A JP2001269447A JP2001269447A JP2003077727A JP 2003077727 A JP2003077727 A JP 2003077727A JP 2001269447 A JP2001269447 A JP 2001269447A JP 2001269447 A JP2001269447 A JP 2001269447A JP 2003077727 A JP2003077727 A JP 2003077727A
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coils
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    • HELECTRICITY
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    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
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    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
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    • HELECTRICITY
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    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波帯域における伝送遅延の発生が少な
く、差動信号伝送における伝送信号のバランスが損なわ
れることのない積層型コモンモードチョークコイルを提
供する。 【解決手段】 コモンモードチョークコイル1は、それ
ぞれのコイル部12〜14の径が等しくかつコイル部1
2〜14の軸が同一線上に配置されている螺旋状コイル
La〜Lcを内蔵している。コイルLa,Lbの各引出
し部3a,5a,9a,11aは屈曲形状パターンであ
り、シート2の長手方向の略中央に位置するコイル部3
b,5b,9b,11bとの接続位置から入出力電極ま
でを繋いでいる。そして、引出し部3a,5a,9a,
11aとコイル部3b,5b,9b,11bとの接続部
分が、折り返し構造を有している。これにより、コイル
La,Lbの各々はそのターン数および線路長が互いに
等しくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型コモンモー
ドチョークコイル、例えば、音声信号用コモンモードチ
ョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、同一の位相を有するノイズの
通過を阻止するコモンモードチョークコイルとして、例
えば図8に示すように、それぞれのコイル部の径が略等
しくかつそれぞれのコイル部の軸が略同一線上に配置さ
れている複数のコイルを内蔵した積層型コモンモードチ
ョークコイル60が知られている。この積層型コモンモ
ードチョークコイル60は、コイル導体62〜69をそ
れぞれ表面に設けた絶縁性シート61等で構成されてい
る。
【0003】コイル導体62〜65は、絶縁性シート6
1にそれぞれ設けたビアホール75a〜75cを介して
電気的に直列に接続され、絶縁性シート61の積み重ね
方向に対して平行な軸を有する螺旋状コイルLaとされ
る。コイル導体66〜69は、絶縁性シート61にそれ
ぞれ設けたビアホール75d〜75fを介して電気的に
直列に接続され、絶縁性シート61の積み重ね方向に対
して平行な軸を有する螺旋状コイルLbとされる。
【0004】コイル導体62の引出し部62aは、シー
ト61の奥側の辺の左側に露出してコイルLaの入力側
引出し部とされる。コイル導体65の引出し部65a
は、シート61の手前側の辺の左側に露出してコイルL
aの出力側引出し部とされる。さらに、コイル導体62
のコイル部62b、コイル導体63,64およびコイル
導体65のコイル部65bは、螺旋状に1.75ターン
周回して全体でコイルLaのコイル部70とされる。
【0005】一方、コイル導体69の引出し部69a
は、シート61の奥側の辺の右側に露出してコイルLb
の入力側引出し部とされる。コイル導体66の引出し部
66aは、シート61の手前側の辺の右側に露出してコ
イルLbの出力側引出し部とされる。さらに、コイル導
体66のコイル部66b、コイル導体67,68および
コイル導体69のコイル部69bは、螺旋状に2.25
ターン周回して全体でコイルLbのコイル部71とされ
る。
【0006】各シート61は積み重ねられた後、一体的
に焼成され、図9に示すような積層体80とされる。積
層体80の奥側および手前側の側面には、それぞれコイ
ルLa,Lbの入力電極81a,82a並びに出力電極
81b,82bが設けられている。
【0007】図10に示すように、コイルLaの入力側
引出し部62aは入力電極81aに電気的に接続され、
出力側引出し部65aは出力電極81bに電気的に接続
されている。コイルLbの入力側引出し部69aは入力
電極82aに電気的に接続され、出力側引出し部66a
は出力電極82bに電気的に接続されている。各引出し
部62a,65a,66a,69aは、それぞれ入出力
電極81a〜82bとコイル部70,71との間を最短
距離で直線的に繋いでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のコモ
ンモードチョークコイル60の構造では、二つの螺旋状
コイルLaとLbのターン数に必ず0.5ターンの差が
生じる。従って、コイルLaの線路長とコイルLbの線
路長とが異なり、コイルLaとLbの間に伝送遅延差が
生じる。このため、同相信号の抑圧特性(同相抑圧特
性)が悪いという問題があった。そこで、従来のコモン
モードチョークコイル60は、コイルLa,Lbの伝送
遅延の差が無視できる程度の低い周波数帯の信号を取り
扱う信号伝送線路や電源ラインに限定して使用されてき
た。
【0009】しかしながら、近年の伝送信号の高周波化
や差動信号伝送方式の採用などにより、コイル間のター
ン数の差が無視できなくなってきている。例えば、差動
信号伝送方式では、コイルのターン数の差分(コイルの
伝送線路長差分)の伝送遅延が発生し、差動信号伝送の
バランスが損なわれるという問題が生じている。
【0010】そこで、本発明の目的は、高周波帯域にお
ける伝送遅延の発生が少なく、差動信号伝送における伝
送信号のバランスが損なわれることのない積層型コモン
モードチョークコイルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するため、本発明に係る積層型コモンモードチョークコ
イルは、(a)複数の絶縁層と複数のコイル導体を積み
重ねて構成した積層体と、(b)前記コイル導体を電気
的に接続して構成した、引出し部とコイル部を有する少
なくとも二つ以上の螺旋状コイルとを備え、(c)前記
二つ以上の螺旋状コイルは、それぞれのコイル部の径が
略等しく、それぞれのコイル部の軸が略同一線上に配置
されるとともに、前記積層体の積み重ね方向に並置さ
れ、(d)前記螺旋状コイル相互のコイル部の長さを等
しくするために、前記螺旋状コイルの引出し部を前記絶
縁層上に延設し、該引出し部とコイル部の接続位置を前
記絶縁層の所定の方向の略中央に設定したこと、を特徴
とする。
【0012】また、本発明に係る積層型コモンモードチ
ョークコイルは、(e)複数の絶縁層と複数のコイル導
体を積み重ねて構成した積層体と、(f)前記コイル導
体を電気的に接続して構成した、引出し部とコイル部を
有する三つの螺旋状コイルとを備え、(g)前記三つの
螺旋状コイルは、それぞれのコイル部の径が略等しく、
それぞれのコイル部の軸が略同一線上に配置されるとと
もに、前記積層体の積み重ね方向に並置され、(h)前
記三つの螺旋状コイルがトリファイラ構造を構成し、
(i)前記積層体の積み重ね方向において、中央部に位
置する前記螺旋状コイルがグランド電極に接続され、
(j)前記積層体の積み重ね方向において、上部および
下部に位置する二つの前記螺旋状コイルが、相互のコイ
ル部の長さを等しくするために、前記螺旋状コイルの引
出し部を前記絶縁層上に延設し、該引出し部とコイル部
の接続位置を前記絶縁層の所定の方向の略中央に設定し
たこと、を特徴とする。
【0013】以上の構成により、螺旋状コイルの引出し
部とコイル部の接続部分が、例えば折り返し構造を有す
るようになる。そして、螺旋状コイルの各々はそのター
ン数および線路長が互いに等しくなって、コイル間にお
ける信号伝送の遅延差がなくなる。
【0014】また、本発明に係る積層型コモンモードチ
ョークコイルは、積層体を平面透視したとき、複数の螺
旋状コイルのそれぞれの引出し部とコイル部との接続部
分が、相互に重なり合っていないことを特徴とする。以
上の構成により、絶縁層とコイル導体を積み重ねた積層
体を焼成する際、引出し部とコイル部との接続部分に発
生する局所的な内部応力が分散される。
【0015】さらに、複数の螺旋状コイルはそれぞれ、
複数のコイル導体を絶縁層に設けたビアホールを介して
電気的に接続して構成され、積層体を平面透視したと
き、複数の螺旋状コイルのそれぞれの入力側引出し部を
有するコイル導体に接続されたビアホール同士が同一位
置に配設され、かつ、それぞれの出力側引出し部を有す
るコイル導体に接続されたビアホール同士が同一位置に
配設されていることを特徴とする。以上の構成により、
引出し部を有するコイル導体を残して、前記螺旋状コイ
ルのそれぞれのコイル部を構成するコイル導体のパター
ン形状や積み重ね順を同じにすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層型コモン
モードチョークコイルの実施の形態について添付図面を
参照して説明する。
【0017】[第1実施形態、図1〜図3]図1に示す
ように、積層型コモンモードチョークコイル1は、コイ
ル導体3〜11をそれぞれ表面に設けた絶縁性シート2
等で構成されている。絶縁性シート2は、誘電体セラミ
ック粉末や磁性体セラミック粉末を結合剤などと一緒に
混練したものをシート状にしたものである。コイル導体
3〜11は、Ag,Pd,Cu,Ni,Au,Ag−P
d等からなり、印刷、スパッタリング、蒸着、フォトリ
ソグラフィ等の方法により形成される。
【0018】コイル導体3〜5は、絶縁性シート2にそ
れぞれ設けたビアホール15a,15bを介して電気的
に直列に接続され、絶縁性シート2の積み重ね方向に対
して平行な軸を有する螺旋状コイルLaとされる。コイ
ル導体9〜11は、絶縁性シート2にそれぞれ設けたビ
アホール15e,15fを介して電気的に直列に接続さ
れ、絶縁性シート2の積み重ね方向に対して平行な軸を
有する螺旋状コイルLbとされる。コイル導体6〜8
は、絶縁性シート2にそれぞれ設けたビアホール15
c,15dを介して電気的に直列に接続され、絶縁性シ
ート2の積み重ね方向に対して平行な軸を有する螺旋状
コイルLcとされる。これら螺旋状コイルLa〜Lcは
トリファイラ構造となっており、絶縁性シート2の積み
重ね方向において、上からLa,Lc,Lbの順で積み
重ねられている。
【0019】コイル導体3は、引出し部3aとコイル部
3bを有している。引出し部3aは、シート2の奥側の
辺に対して平行に延設され、その一端はシート2の奥側
の辺の左側に露出しており、コイルLaの入力側引出し
部とされる。引出し部3aの他端は、シート2の奥側の
辺の略中央付近でコイル部3bに接続している。また、
コイル導体5は、引出し部5aとコイル部5bを有して
いる。引出し部5aは、シート2の手前側の辺に対して
平行に延設され、その一端はシート2の手前側の辺の左
側に露出しており、コイルLaの出力側引出し部とされ
る。引出し部5aの他端は、シート2の手前側の辺の略
中央付近でコイル部5bに接続している。さらに、コイ
ル導体3のコイル部3b、コイル導体4およびコイル導
体5のコイル部5bは、螺旋状に所定のターン数を周回
して全体でコイルLaのコイル部12とされる。
【0020】コイル導体9は、引出し部9aとコイル部
9bを有している。引出し部9aは、シート2の手前側
の辺に対して平行に延設され、その一端はシート2の手
前側の辺の右側に露出しており、コイルLbの出力側引
出し部とされる。引出し部9aの他端は、シート2の手
前側の辺の略中央付近でコイル部9bに接続している。
また、コイル導体11は、引出し部11aとコイル部1
1bを有している。引出し部11aは、シート2の奥側
の辺に対して平行に延設され、その一端はシート2の奥
側の辺の右側に露出しており、コイルLbの入力側引出
し部とされる。引出し部11aの他端は、シート2の奥
側の辺の略中央付近でコイル部11bに接続している。
さらに、コイル導体9のコイル部9b、コイル導体10
およびコイル導体11のコイル部11bは、螺旋状に所
定のターン数を周回して全体でコイルLbのコイル部1
3とされる。
【0021】コイル導体6は、引出し部6aとコイル部
6bを有している。引出し部6aの一端はシート2の手
前側の辺の中央に露出しており、コイルLcの引出し部
とされる。また、コイル導体8は、引出し部8aとコイ
ル部8bを有している。引出し部8aの一端はシート2
の奥側の辺の中央に露出しており、コイルLcの引出し
部とされる。さらに、コイル導体6のコイル部6b、コ
イル導体7およびコイル導体8のコイル部8bは、螺旋
状に所定のターン数を周回して全体でコイルLcのコイ
ル部14とされる。
【0022】各絶縁性シート2は積み重ねられ、さら
に、上下に保護用絶縁性シートが配置された後、一体的
に焼成される。これにより、図2に示す積層体20とさ
れる。積層体20の奥側および手前側の側面には、それ
ぞれコイルLa,Lbの入力電極21a,22aおよび
出力電極21b,22b、並びに、コイルLcのグラン
ド電極G1,G2が設けられている。
【0023】図3に示すように、コイルLaの入力側引
出し部3aは入力電極21aに電気的に接続され、出力
側引出し部5aは出力電極21bに電気的に接続されて
いる。コイルLbの入力側引出し部11aは入力電極2
2aに電気的に接続され、出力側引出し部9aは出力電
極22bに電気的に接続されている。コイルLcの引出
し部8a,6aはそれぞれグランド電極G1,G2に電
気的に接続されている。
【0024】こうして得られた積層型コモンモードチョ
ークコイル1は、それぞれのコイル部12〜14の径が
等しくかつコイル部12〜14の軸が同一線上に配置さ
れている螺旋状コイルLa〜Lcを内蔵している。螺旋
状コイルLa〜Lcは積層体20の積み重ね方向に並置
されており、しかも、各コイルLa〜Lcの軸を揃える
ことにより、コイルLa〜Lc相互間の磁気結合度を大
きくしている。これら三つのコイルLa〜Lcのうち、
コイルLcはコイルLa,Lbを伝播する信号の帰還線
路として機能している。
【0025】コイルLa,Lbの各引出し部3a,5
a,9a,11aは二つの屈曲部を有する屈曲形状パタ
ーン(クランク状パターン)であり、シート2の長手方
向の略中央に位置するコイル部3b,5b,9b,11
bとの接続位置から入出力電極21a,21b,22
a,22bまでを繋いでいる。そして、引出し部3a,
5aとコイル部3b,5bとの接続部分が、折り返し構
造を有している。これにより、コイルLa,Lbの各々
はそのターン数および線路長が互いに等しくなって、コ
イルLa,Lb間における信号伝送の遅延差が少なくな
る。この結果、高周波帯域における伝送遅延の発生が少
なくなり、例えば、音声信号で用いられる差動信号伝送
における伝送信号のバランスが大幅に改善される。
【0026】一方、コイルLcの引出し部6a,8aは
それぞれ、グランド電極G1,G2とコイル部14との
間を最短距離で直線的に繋いでいる。コイルLcは、帰
還線路として機能するだけなので、コイルLa,Lbと
線路長を合わせる必要がない。従って、引出し部6a,
8aはコイル部14に直線的に繋がっていてもよい。
【0027】さらに、本第1実施形態では、積層体20
を平面透視したとき、コイルLa〜Lcのそれぞれの入
力側引出し部3a,11a,8aを有するコイル導体
3,11,8に接続されたビアホール15a,15f,
15d同士が同一位置に配設され、かつ、それぞれの出
力側引出し部5a,9a,6aを有するコイル導体5,
9,6に接続されたビアホール15b,15e,15c
同士が同一位置に配設されている。これにより、引出し
部を有するコイル導体3,5,6,8,9,11を残し
て、螺旋状コイルLa〜Lcのそれぞれのコイル部12
〜14を構成するコイル導体4,10,7のパターン形
状やそれらが形成されている絶縁性シート2の積層の順
序も同じにすることができる。従って、積層型コモンモ
ードチョークコイルの製造工数が少なくなり、その製造
コストを大幅に削減することができる。
【0028】なお、螺旋状コイルLcは必ずしも積層方
向の中央部に配置されなくてもよく、上部や下部に配置
されてもよい。また、螺旋状コイルLa,Lb,Lcの
それぞれのコイル径は同じでなくてもよい。
【0029】[第2実施形態、図4〜図6]図4に示す
ように、積層型コモンモードチョークコイル31は、コ
イル導体33〜38をそれぞれ表面に設けた絶縁性シー
ト32等で構成されている。コイル導体33〜35は、
絶縁性シート32にそれぞれ設けたビアホール45a,
45bを介して電気的に直列に接続され、絶縁性シート
32の積み重ね方向に対して平行な軸を有する螺旋状コ
イルLaとされる。コイル導体36〜38は、絶縁性シ
ート32にそれぞれ設けたビアホール45c,45dを
介して電気的に直列に接続され、絶縁性シート32の積
み重ね方向に対して平行な軸を有する螺旋状コイルLb
とされる。
【0030】コイル導体33は、引出し部33aとコイ
ル部33bを有している。引出し部33aは、シート3
2の奥側の辺に対して平行に延設され、その一端はシー
ト32の奥側の辺の左側に露出しており、コイルLaの
入力側引出し部とされる。引出し部33aの他端は、シ
ート32の奥側の辺の中央左寄り付近でコイル部33b
に接続している。また、コイル導体35は、引出し部3
5aとコイル部35bを有している。引出し部35a
は、シート32の手前側の辺に対して平行に延設され、
その一端はシート32の手前側の辺の左側に露出してお
り、コイルLaの出力側引出し部とされる。引出し部3
5aの他端は、シート32の手前側の辺の中央左寄り付
近でコイル部35bに接続している。さらに、コイル導
体33のコイル部33b、コイル導体34およびコイル
導体35のコイル部35bは、螺旋状に所定のターン数
を周回して全体でコイルLaのコイル部42とされる。
【0031】コイル導体36は、引出し部36aとコイ
ル部36bを有している。引出し部36aは、シート3
2の手前側の辺に対して平行に延設され、その一端はシ
ート32の手前側の辺の右側に露出しており、コイルL
bの出力側引出し部とされる。引出し部36aの他端
は、シート32の手前側の辺の中央右寄り付近でコイル
部36bに接続している。また、コイル導体38は、引
出し部38aとコイル部38bを有している。引出し部
38aは、シート32の奥側の辺に対して平行に延設さ
れ、その一端はシート32の奥側の辺の右側に露出して
おり、コイルLbの入力側引出し部とされる。引出し部
38aの他端は、シート32の奥側の辺の中央右寄り付
近でコイル部38bに接続している。さらに、コイル導
体36のコイル部36b、コイル導体37およびコイル
導体38のコイル部38bは、螺旋状に所定のターン数
を周回して全体でコイルLbのコイル部43とされる。
【0032】各絶縁性シート32は積み重ねられ、さら
に、上下に保護用絶縁性シートが配置された後、一体的
に焼成される。これにより、図5に示す積層体50とさ
れる。積層体50の奥側および手前側の側面には、それ
ぞれコイルLa,Lbの入力電極51a,52aおよび
出力電極51b,52bが設けられている。
【0033】図6に示すように、コイルLaの入力側引
出し部33aは入力電極51aに電気的に接続され、出
力側引出し部35aは出力電極51bに電気的に接続さ
れている。コイルLbの入力側引出し部38aは入力電
極52aに電気的に接続され、出力側引出し部36aは
出力電極52bに電気的に接続されている。
【0034】こうして得られた積層型コモンモードチョ
ークコイル31は、それぞれのコイル部42,43の径
が等しくかつコイル部42,43の軸が同一線上に配置
されている螺旋状コイルLa,Lbを内蔵している。螺
旋状コイルLa,Lbは積層体50の積み重ね方向に並
置されており、しかも、各コイルLa、Lbの軸を揃え
ることにより、コイルLa,Lb相互間の磁気結合度を
大きくしている。
【0035】コイルLa,Lbの各引出し部33a,3
5a,36a,38aは二つの屈曲部を有する屈曲形状
パターン(クランク状パターン)であり、シート32の
長手方向の中央よりも少しずれて位置するコイル部33
b,35b,36b,38bとの接続位置から入出力電
極51a,51b,52a,52bまでを繋いでいる。
そして、引出し部33a,35aとコイル部33b,3
5bとの接続部分が、折り返し構造を有している。これ
により、コイルLa,Lbの各々はそのターン数および
線路長が互いに等しくなって、コイルLa,Lb間にお
ける信号伝送の遅延差が少なくなる。この結果、高周波
帯域における伝送遅延の発生が少なくなり、差動信号伝
送における伝送信号のバランスが大幅に改善される。
【0036】さらに、積層体50を平面透視したとき、
螺旋状コイルLa,Lbのそれぞれの引出し部33a,
35a,36a,38aとコイル部33b,35b,3
6b,38bとの接続部分が、相互にずれており、重な
り合っていない。これにより、引出し部33a,35
a,36a,38aが重ならず、積層体50を焼成する
際、引出し部33a,35a,36a,38aとコイル
部33b,35b,36b,38bとの接続部分に発生
する局所的な内部応力が分散される。従って、焼成時に
積層体50の割れやクラックの発生を防止することがで
きる。
【0037】[他の実施形態]なお、本発明は前記実施
形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々
に変更することができる。例えば、コイル導体の引出し
部は屈曲形状パターンにする必要はなく、図7に示すよ
うに、シート2の長手方向の略中央に位置するコイル導
体9のコイル部9bとの接続位置から入出力電極までを
直線的に接続するものであってもよい。このように、外
部電極までの距離を最短にすると、引出し部に発生する
ノーマルモード成分のインピーダンスを小さくすること
ができる。
【0038】さらに、前記実施形態は、それぞれ導体パ
ターンやビアホールが形成された絶縁性シートを積み重
ねた後、一体的に焼成するものであるが、必ずしもこれ
に限定されない。絶縁性シートは予め焼成されたものを
用いてもよい。また、以下に説明する製法によって積層
型コモンモードチョークコイルを製造してもよい。印刷
等の方法によりペースト状の絶縁材料にて絶縁体層を形
成した後、その絶縁体層の表面にペースト状の導電性材
料を塗布して導体パターンやビアホールを形成する。次
にペースト状の絶縁材料を上から塗布して絶縁層とす
る。同様にして、順に重ね塗りすることにより積層構造
を有するコモンモードチョークコイルが得られる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、螺旋状コイルの引出し部とコイル部の接続
位置を絶縁層の所定の方向の略中央に設けることによ
り、螺旋状コイルの引出し部とコイル部の接続部分が、
例えば折り返し構造を有するようになる。そして、螺旋
状コイルの各々のターン数および線路長を互いに等しく
でき、コイル間における信号伝送の遅延差を少なくする
ことができる。
【0040】さらに、積層体を平面透視したとき、複数
の螺旋状コイルのそれぞれの入力側引出し部を有するコ
イル導体に接続されたビアホール同士を同一位置に配設
し、かつ、それぞれの出力側引出し部を有するコイル導
体に接続されたビアホール同士を同一位置に配設するこ
とにより、引出し部を有するコイル導体を残して、螺旋
状コイルのそれぞれのコイル部を構成するコイル導体の
パターン形状や積み重ね順を同じにすることができる。
従って、コイル導体のパターン形状の種類が少なくな
り、積層型コモンモードチョークコイルの製造効率が高
くなってその製造コストを大幅に引き下げることができ
る。
【0041】さらに、積層体を平面透視したとき、螺旋
状コイルのそれぞれの引出し部とコイル部との接続部分
を、相互に重なり合わないように配置することにより、
積層体を焼成する際、引出し部とコイル部との接続部分
に発生する局所的な内部応力を分散させることができ
る。従って、焼成時に積層体の割れやクラックの発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層型コモンモードチョークコイ
ルの第1実施形態の構成を示す分解斜視図。
【図2】図1に示した積層型コモンモードチョークコイ
ルの外観斜視図。
【図3】図2に示した積層型コモンモードチョークコイ
ルの平面透視図。
【図4】本発明に係る積層型コモンモードチョークコイ
ルの第2実施形態の構成を示す分解斜視図。
【図5】図4に示した積層型コモンモードチョークコイ
ルの外観斜視図。
【図6】図5に示した積層型コモンモードチョークコイ
ルの平面透視図。
【図7】他の実施形態を示すコイル導体の平面図。
【図8】従来の積層型コモンモードチョークコイルの構
成を示す分解斜視図。
【図9】図8に示した積層型コモンモードチョークコイ
ルの外観斜視図。
【図10】図9に示した積層型コモンモードチョークコ
イルの平面透視図。
【符号の説明】
1,31…積層型コモンモードチョークコイル 2,32…絶縁性シート 3〜11,33〜38…コイル導体 3a,5a,9a,11a,33a,35a,36a,
38a…引出し部 15a〜15f,45a〜45d…ビアホール La,Lb,Lc…螺旋状コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の絶縁層と複数のコイル導体を積み
    重ねて構成した積層体と、 前記コイル導体を電気的に接続して構成した、引出し部
    とコイル部を有する少なくとも二つ以上の螺旋状コイル
    とを備え、 前記二つ以上の螺旋状コイルは、それぞれのコイル部の
    径が略等しく、それぞれのコイル部の軸が略同一線上に
    配置されるとともに、前記積層体の積み重ね方向に並置
    され、 前記螺旋状コイル相互のコイル部の長さを等しくするた
    めに、前記螺旋状コイルの引出し部を前記絶縁層上に延
    設し、該引出し部とコイル部の接続位置を前記絶縁層の
    所定の方向の略中央に設定したこと、 を特徴とする積層型コモンモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】 複数の絶縁層と複数のコイル導体を積み
    重ねて構成した積層体と、 前記コイル導体を電気的に接続して構成した、引出し部
    とコイル部を有する三つの螺旋状コイルとを備え、 前記三つの螺旋状コイルは、それぞれのコイル部の径が
    略等しく、それぞれのコイル部の軸が略同一線上に配置
    されるとともに、前記積層体の積み重ね方向に並置さ
    れ、 前記三つの螺旋状コイルがトリファイラ構造を構成し、 前記積層体の積み重ね方向において、中央部に位置する
    前記螺旋状コイルがグランド電極に接続され、 前記積層体の積み重ね方向において、上部および下部に
    位置する二つの前記螺旋状コイルが、相互のコイル部の
    長さを等しくするために、前記螺旋状コイルの引出し部
    を前記絶縁層上に延設し、該引出し部とコイル部の接続
    位置を前記絶縁層の所定の方向の略中央に設定したこ
    と、 を特徴とする積層型コモンモードチョークコイル。
  3. 【請求項3】 前記螺旋状コイルの引出し部とコイル部
    の接続部分の少なくとも一つが、折り返し構造を有して
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積
    層型コモンモードチョークコイル。
  4. 【請求項4】 前記積層体を平面透視したとき、前記複
    数の螺旋状コイルのそれぞれの引出し部とコイル部との
    接続部分が、相互に重なり合っていないことを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の積層型コモン
    モードチョークコイル。
  5. 【請求項5】 前記複数の螺旋状コイルはそれぞれ、前
    記複数のコイル導体を前記絶縁層に設けたビアホールを
    介して電気的に接続して構成され、 前記積層体を平面透視したとき、前記複数の螺旋状コイ
    ルのそれぞれの入力側引出し部を有するコイル導体に接
    続されたビアホール同士が同一位置に配設され、かつ、
    それぞれの出力側引出し部を有するコイル導体に接続さ
    れたビアホール同士が同一位置に配設されていること、 を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の積
    層型コモンモードチョークコイル。
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