JP2003072793A - 容 器 - Google Patents
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Abstract
容易に感知することのできる容器を提供する。 【解決手段】 本発明は、容器本体と、この容器本体に
ネジで装着されるキャップとを備える容器において、前
記容器本体からキャップの取り外し時におけるネジの解
除動作における完了時をキャップ操作者に知らせるた
め、前記容器本体の上部外周面およびキャップの内周面
の一方のネジの始点に対応する位置に、周方向に延びる
2つの斜面により半径方向に突出して設けられた突出
部、および前記容器本体の上部外周面およびキャップの
内周面の他方に設けられ、前記突出部を半径方向に弾性
変形して乗り越える弾性部材を備えるネジ解除完了告知
手段を有することを特徴とする。
Description
である。
容器においては、内容液が塗布具シャフトにべったり付
着したり、ビン口元にあふれたりと、使用後に於ける逆
シゴキによる汚れがひどかったという問題を解決する目
的で、上記シャフトに凸を設け、キャップをするとき、
この凸による逆シゴキで、シゴキパッキン上の液をビン
内へ押し込む容器となってきている。
ないよう、容器口元内壁を凸が圧力を加えてビン内へ掻
き下ろす。すなわち、ポンプの役目をする。このポンプ
の果たす役目は、使用のためキャップを外すときに同様
に抵抗がある。液が上に逃げないための、側壁を掻く圧
力抵抗はキャップを外すときもその抵抗がある。この抵
抗があるままネジを回すのであるが、この抵抗によっ
て、ネジが何時外れたか全然分からない。化粧品容器の
場合のネジ回転はおおむね1回転で、多くとも2回転止
まりである。それが、何時ネジが外れたか分からないの
で、3回、4回と回して、その人自身の勘でキャップを
引っ張ってみる。早ければ、まだネジが掛かっている。
かといって、遅いほど煩わしい。ねじが外れたときにア
クセントがのぞまれているが、いまだにこの要望に応え
ている容器がないのが実状である。
容器本体に取付固定するための普通のネジは、オス・メ
ス共切り終わりが細く薄くなるので、締めればどんどん
締められるため、外すとなるとオス・メスが食い込んで
大変な力が必要となる。一方、特に多種の容器類におけ
るネジ部においては、容器内容物の漏れ防止のためオネ
ジ部またはメネジ部にパッキンが設けられているのが通
常である。このように、パッキンが設けられていると、
キャップを回してネジを締めるとパッキンが圧縮され、
力を入れれば入れるだけネジが進む。その代わり、キャ
ップを外すときは大きな力が必要になる。キャップを開
けるのに、このように大きな力が必要になると、化粧に
よるクリームとかローション等が手に少しあるだけで滑
ってキャップが開けられない。また、締め付けがきつす
ぎると、パッキンが圧着されすぎて復元が少なくなり、
回数が多くなるほど対容器間隔がなくなって、やがて対
容器間隔が「0」になり、シールが効かなくなり、漏れ
が生じるという問題もある。
するため、近年、図18、図19、図20に示したよう
なネジストッパーあるいは位置決めという名称の手段が
採用されるに至っている。図18に示された容器500
においては、容器本体502の口部504の下部に円環
状の段部506を設け、この段部506に連続する凸部
508を形成するとともに、キャップ510側のネジ先
512を切り立った状態にして、このネジ先512が凸
部508に当たることにより、ネジ終点決めをするよう
にしている。しかしながら、このような容器において
は、容器本体502とキャップ510の間に配置される
(通常キャップの天面に設置される)パッキンの弾性力
により、ネジが逆戻りし、場合によっては液漏れが生じ
てしまうおそれがある。
容器本体602の口部604の下部に円環状の段部60
6を設け、この段部606に連続する第1凸部608、
およびこれに間隔をおいて配置された第2凸部610を
形成するとともに、キャップ620の内側のネジ622
の下側に凸部624を設けて、このキャップ620の凸
部624が容器本体602の第1凸部608に当たるこ
とにより、ネジ終点決めをするようにするとともに、パ
ッキンの弾性力によってキャップ620が逆戻りしよう
としても、キャップ620の凸部624が上記第2凸部
610に当たることによりこれを防止するようにしてい
る。図20に示された容器700は、図11に示された
容器600の構造とほぼ同様で、容器本体702側に第
1および第2凸部708、710を設けるとともに、キ
ャップ720の周壁の下部の一部に下方に延びる凸部7
24を設け、上記図11の容器600との同様の作用を
果たすようになっている。
容器600、700においては、キャップ620、72
0の凸部624、724が、容器本体602、702の
第1凸部608、708および第2凸部610、710
の間に入り込むには、凸部624、724が固定のた
め、逃げがないので、第2凸部610、710を強制的
に乗り越えて行かなければならず、これにより、キャッ
プの凸部か容器本体の第2凸部のいずれか、あるいは双
方が削られてしまい、凸部としての機能を果たさなくな
り、図18の容器と同様、パッキン体の弾性力により、
ネジの逆戻りが生じ、場合によっては液漏れが生じてし
まう恐れがある。
器本体とキャップの間のネジの解除時点を容易に感知す
ることのできる容器を提供することを目的とする。本発
明の他の目的は、ネジの終点位置決めをするとともに、
凸部の削り等がない状態で、パッキン体によるネジの逆
戻りを防止することができる容器を提供することにあ
る。
記(1)〜(8)の構成のいずれかにより解決される。 (1) 容器本体と、この容器本体にネジで装着される
キャップとを備える容器において、前記容器本体からキ
ャップの取り外し時におけるネジの解除動作における完
了時をキャップ操作者に知らせるため、前記容器本体の
上部外周面およびキャップの内周面の一方のネジの始点
に対応する位置に、周方向に延びる2つの斜面により半
径方向に突出して設けられた突出部、および前記容器本
体の上部外周面およびキャップの内周面の他方に設けら
れ、前記突出部を半径方向に弾性変形して乗り越える弾
性部材を備えるネジ解除完了告知手段を有することを特
徴とする容器。 (2) 前記突出部を形成する2つの斜面において、ネ
ジ締め回転方向前側の斜面の角度が、後ろ側の斜面の角
度より小さくされている上記(1)の容器。 (3) 前記容器本体の上部に、円筒状のネジ形成部と
ネジ解除完了告知手段形成部が設けられており、このネ
ジ解除完了告知手段形成部の外周面の一部に突出して前
記突出部が形成されている一方、キャップの内面に、ネ
ジ形成部とネジ解除完了告知手段設置部が設けられてお
り、このネジ解除完了告知手段設置部に前記弾性部材が
設けられている上記(1)または(2)の容器。 (4) 前記ネジが1条または2条である上記(1)〜
(3)のいずれかの容器。 (5) 化粧料用である上記(1)〜(4)のいずれか
の容器。 (6) 容器本体と、この容器本体にネジで装着される
キャップとを備える容器において、前記キャップの容器
本体への取り付け時におけるネジの締め付け動作におけ
る完了時をキャップ操作者に知らせるため、およびネジ
終点におけるキャップの容器本体に対する位置決め固定
のため、前記容器本体の上部外周面およびキャップの内
周面の一方のネジの終点に対応する位置に、周方向に延
びる2つの斜面により半径方向に突出して設けられた予
告突出部と、これに間隔をあけて配置されたストッパー
突出部とを備えるストッパー手段、および前記容器本体
の上部外周面およびキャップの内周面の他方に設けら
れ、前記予告突出部を半径方向に弾性変形して乗り越
え、前記予告突出部とストッパー突出部の間に位置決め
固定される弾性部材を備えるネジ締め付け完了告知・固
定手段が設けられていることを特徴とする容器。 (7) 上記(1)〜(4)のいずれかのネジ解除完了
告知手段を備え、前記弾性部材として、ネジ解除完了告
知手段の弾性部材を用いる上記(6)の容器。 (8) 化粧料用である上記(6)または(7)の容
器。
たようなネジ解除完了告知手段を設けたので、操作者
は、容易にネジの解除状態を知ることができ、無駄なキ
ャップの回転等がなく、スムースに化粧等の実際の作業
に移ることができる。また、本発明の容器のネジ締め付
け完了告知・固定手段においては、上記したような弾性
部材を用いたので、上記予告突出部の削れを抑制でき、
ネジ締め付け完了告知・固定手段の寿命が長くなり、内
容量を使い切るまで、容器を不都合なく使用することが
できるようになる。また、このネジ締め付け完了告知・
固定手段を設けたことにより、以下に記する効果を奏す
ることができる。オネジ・メネジが行き過ぎてきつくな
らず、また、その終点の予告を感じ取れる(主に、弾性
部材が上記予告突出部を通過するときの抵抗感、および
予告突出部とストッパー突出部の間の谷間へ入り込む際
の「クリック感」によるが、予告突出部が削られてしま
うと、この感覚が無くなってしまうとともに、従来容器
のように、ネジの逆戻りが生じ、液漏れが生じてしまう
恐れがある)。パッキンの弾性が一番強い利きやすい位
置でネジが止められる。オスネジ・メスネジの位置が定
められるということは、外観の絵柄或いは印刷等がキャ
ップ、ビンを共通して任意の位置の選定ができる。容器
の変形(楕円・四角・丸・三角・多角その他等々)に対
して、ネジ終点が定まる事でキャップと容器本体を所定
の関係位置に止めることができる。
発明の実施の態様による容器について説明する。図1
は、本発明の実施の態様による容器の容器本体の口部の
みを示す正面図、図2は、上記容器のキャップのみを示
す正面図、および図3はキャップの主要部である弾性部
材の形状を説明するための図である。
に適するものであって、図1に示された口部12を有す
る容器本体10と、これにネジで装着されるキャップ5
0とを備えている。このキャップ50には、図示はして
いないが、化粧料の塗布具が設けられていてもよい。上
記口部12は、その上部に、比較的径の小さな第1円筒
状部分(ネジ形成部)14、およびその下に設けられ、
該第1円筒状部分14の外径よりは大きな外径を有する
第2円筒状部分(ネジ解除完了告知手段形成部)16を
備えている。上記第1円筒状部分14には、ネジ18が
形成されている。このこのネジは、通常の化粧料容器が
そうであるように、1条あるいは2条であることが望ま
しい。上記第2円筒状部分16の外径は、上記ネジ18
における外径とほぼ同じか、それよりわずかに大きく設
定されている。この第2円筒状部分16の上部外周面に
は、容器本体からのキャップ取り外し時におけるネジの
解除動作の完了時をキャップ操作者に知らせるためのネ
ジ解除告知手段20の一部をなす突出部22が形成され
ている。
線A−Aに沿う断面図である図4に示したように、上記
第2円筒状部分16のネジ18の始点18aに対応する
位置(後に説明する弾性部材の配置位置との関係で相対
的に決まる)に配置され、周方向に延びる2つの斜面2
4および26により半径方向に突出して設けられてい
る。これらの2つの斜面24および26おいては、ネジ
締め回転方向前側の斜面24の角度が、後ろ側の斜面2
6のそれより小さくされている。すなわち、斜面24の
周方向の長さが、斜面26の長さより長くされている。
この斜面24および26の長さの比は、3:1〜10:
1程度であることが好ましい。以上の意味で、第2円筒
状部分16は、ネジ解除完了告知手段設置部といえる。
上記第2円筒状部分16の下部外周面には、上記キャッ
プ50の容器本体10への取り付け時におけるネジの締
め付け動作の完了をキャップ50の操作者に知らせるた
め、およびネジ終点におけるキャップの容器本体に対す
る位置決め固定のためのネジ締め付け完了告知・固定手
段30の一部をなすストッパー手段32が形成されてい
る。
状部分16の下部外周面のネジの終点18bに対応する
位置(上記と同様、後に説明する弾性部材の配置位置と
の関係で相対的に決まる)に、周方向に延びる2つの斜
面34a、34b{およびこれらの斜面の間に設けられ
た平面34c(この平面は無くてもよい)}により半径
方向に突出して設けられた予告突出部34と、これに間
隔をあけて配置されたストッパー突出部36とを備えて
いる。このストッパー手段32は、上記突出部22に対
しては、該突出部の下方に上記のネジのストローク長に
略対応する間隔分だけ離されて配置されている。上記予
告突出部34は、上記したように、上記キャップ50の
容器本体10への取り付け時におけるネジの締め付け動
作の完了をキャップ50の操作者に知らせる機能(以
下、第1機能と称す)、および上記ネジ終点におけるキ
ャップの容器本体に対する位置決め固定の機能、具体的
にはネジ逆転防止機能(以下、第2機能)を備えてい
る。一方、ストッパー突出部36は、ネジの終点におけ
るネジ回転の規制を行うと共に、上記予告突出部34と
ともに、上記ネジ終点におけるキャップの容器本体に対
する位置決め固定を行っている。
ように、プラスチック等の弾性材料で形成された内キャ
ップ部材52と、これを丁度覆うようにして嵌合する外
キャップ部材54とを備えている。この外キャップ部材
54は、特に意匠を考えてアルミ等で形成するのが好ま
しい。上記内キャップ部材52の下部には、図3の
(a)によく示されているように半径方向内側に突出す
る弾性部材56が形成されている。この弾性部材56の
先端の半径方向位置は、上記第2円筒状部分16の外径
位置より僅かに外側の位置であることが必要である(ネ
ジの締め付け時に、ネジ等に邪魔されずに第2円筒状部
分16の外周まで行き着くようにするため)。
の所定の箇所を図2に示したように切り欠き(52
a)、舌状部を形成するとともに、この舌状部の上部に
図3の(b)に示したような突起56bを形成しておけ
ば、内キャップ部材52に外キャップ部材54を装着す
れば梃子の作用で自動的に、図3の(a)に示したよう
に下部56aが内方に突出した状態となる。なお、上記
内キャップ部材52の弾性部材56の形成部より上方の
内周面には、上記容器本体10に設けられたネジ18に
螺合するネジ58が形成されている(図3参照)。以上
から分かるように、内キャップ部材52の内面に、ネジ
形成部およびネジ解除完了告知手段設置部が設けられて
いる。以上説明した構造の容器におけるキャップ50の
容器本体10への装着および離脱を以下説明する。
0のネジ18の係合が始まる。このとき、同時に、弾性
部材56が突出部22に係合して弾性変形して乗り上げ
て行くが、斜面24の傾斜が緩やかなので抵抗無くネジ
の締め付けを開始できる。一方、ネジの終点に近づく
と、弾性部材56は、まず予告突出部34に弾性変形し
て乗り上げ、予告突出部34を通過すると、そこから自
身の弾性力により、突出部34,36の間の谷に落ち込
むことにより、操作者に抵抗感とクリック感を与えて、
ネジの終点の予告を行う。さらに、ネジを回転しようと
すると、弾性部材56の側壁がストッパー突出部36の
切り立った壁36aに当たり、それ以上のネジすなわち
キャップの容器本体に対する回転を阻止して、ネジ締め
付けを完了する。液漏れ防止のため、通常、キャップ5
0の天面に設けられたパッキン(図示せず)の復元弾性
力により、キャップ50を押し戻す力が発生するが、キ
ャップ50の弾性部材56が上記ストッパー手段32の
予告突出部34に当たるので、押し戻しの防止が図れ
る。また、本容器におけるストッパー手段32において
は、弾性部材56がその弾性により変形して、予告突出
部34を乗り越えるので、すなわち、弾性部材56が弾
性により逃げるので、弾性部材56あるいは予告突出部
34が削れてしまうようなことがなく、締め付け、固定
機能の長寿命化が図れる。
いては、キャップ50を逆に回す。そうすると、弾性部
材56は予告突出部34を乗り越えて、ネジの解除が始
まる。従って、予告突出部34の戻り防止用の斜面34
bは、弾性部材56が上記のパッキンの弾性復元力では
乗り越えられないが、人間の手による回転では容易に、
弾性部材56が該斜面を乗り越えられるような傾斜とし
ておくことが好ましい。ネジの解除が完了に近づくと、
上記弾性部材56は、上記突出部22の比較的急な斜面
26を半径方向外方に変形しながら、登り始め、これが
抵抗感となる。また、弾性部材56が斜面26を登り切
り、斜面24をゆっくりと下り始めると、上記の抵抗感
が解除される。この抵抗感の発生と解除により、操作者
にネジ解除の完了の告知が行われるので、操作者はキャ
ップ50を容器本体10から引き離し、即座に化粧等の
作業に移れるようになる。
50側に設け、突出部を容器本体側に設けた例について
説明したが、僅かな変形により、弾性部材56を容器本
体10に設け、突出部をキャップ50側に設けることが
できる。また、キャップを内と外のキャップ部材で構成
したが、キャップの下方部分のみを二重にして、内側の
部分に弾性部材を設けてもよい。この場合は、例えば、
キャップの下方部分を薄くし、そこにキャップパイプを
設けるようにすればよい。弾性部材はキャップの薄くし
た下方部分に上記と同様にして形成する。また、上記弾
性部材の形状は、図2および図3に示した構造の他、図
6以降に示した構造とすることができる。
レス機等において、上記の内キャップ部材52の弾性部
材56の形成部分とほぼ同じ部分を半径方向内側にオフ
セットさせ、オフセット弾性部70を形成し、この後ろ
側の空間を変形逃げ空間72として、上記弾性部材56
と同様の作用を行わせるものである。図8および図9に
示した構造のものは、図6および図7に示した構造のも
のとほぼ同様のものであるが、プレス機等を用いずに、
金型(中子を含む)を用いた成型のみで形成することが
できる構造のものである。この弾性部材80は、内キャ
ップ部材52の上記弾性部材56の形成位置と略同じ位
置の部分に、外面に矩形の凹部82を設けて、その部分
を薄肉部84とするとともに、この薄肉部84の内面に
凸部86を設けて、形成したものである。この凸部86
は、上記ネジ解除完了告知手段の突出部22の左右を逆
にしたような形状のものであることが好ましい。上記凸
部86を設けた薄肉部84に凹部86による空間88が
設けられており、この空間が逃げとなって、凸部86は
弾性的に変位できる。
が設けられた部分より下の部分52aを成型する金型部
分(図8にAで示した)と、それ以上の部分52bを成
型する部分とを分割できるようにした金型を用いて成型
できる。このような金型をもちいて、成型が終了したの
ち、先ず、上記Aの部分の金型部分を外し、内キャップ
部材成型キャビティ内部に配置した中子を回転させなが
ら、下方に移動させれば、上記凸部86は、中子の外面
が当たると、外方に逃げるので、中子を外すことができ
る。
キャップ部材52の下部の外面に、環状の凹部92を設
けて、環状の薄肉部94を形成するとともに、その一部
に対向する一対の切り欠き96形成し、これらの切り欠
きの間に凸部98を設けて、形成したものである。この
弾性部材90も上記弾性部材80と同様にして、金型に
よる成型のみで成型することができる。切り欠きの形状
または配置は、図示した例の他、図2に示したようなコ
の字状を90度回転させた形状等とすることができる。
ものは、内キャップ部材52に切り欠き100を設け、
この切り欠き100に金属弾性部材102を配置して、
上記弾性部材56と同様の作用を行わせる構造のもので
ある。この弾性部材としては、ゴム片等を用いることも
出来る。いずれにせよ、この弾性部材は、上記の予告突
出部34を半径方向に弾性変形することによりより乗り
越えられる等、本発明の弾性部材に期待される機能・作
用を行うことができるものであるなら、形状・構造等は
どのようなものであってもよい。
ジ解除完了告知手段の突出部22は、図13に示したよ
うに隣接するネジ18の山の間に配置することができ、
また、ストッパー手段32の予告突出部34およびスト
ッパー突出部36は、図13に示したようにネジ下に、
あるいは図14に示したようにネジ間に配置することが
できる。このとき、キャップに設ける弾性部材は、図1
5に示したように、ネジ18の先に設けることが必要で
ある。この場合の横断面形状を図16に示した。これら
の図の弾性部材は、および凸部98をネジの延長上に斜
めに配置したこと以外は、図10の弾性部材とほぼ同じ
構造であるので、同一の符号を付してこれ以上の説明を
省略する。切り欠きの形状は、図17に示した形状とす
ることもできる。また、弾性部材の構造を図8および図
9に示した構造のものとすることもできる。
記したようなネジ解除完了告知手段を設けたので、操作
者は、容易にネジの解除状態を知ることができ、無駄な
キャップの回転等がなく、スムースに化粧等の実際の作
業に移ることができるとともに、上記した構造の弾性部
材を採用したので、突出部、凸部を乗り越える際には、
半径方向外側に逃げることができるので、上記突出部や
それ自身の削れを抑制でき、ネジ締め付け完了告知・固
定手段の寿命が長くなり、内容量を使い切るまで、容器
を不都合なく使用することができるようになる。
部の正面図である。
キャップ部材を省略して示した内キャップ部材の正面図
である。
の垂直断面図であり、(a)は作用状態を示す図、
(b)は(a)の状態になる前の状態を示す垂直断面図
である。
ある。
ャップ部材の正面図である。
る。
キャップ部材の正面図である。
の図である。
る。
ある。
面図である。
である。
面図である。
る。
である。
Claims (8)
- 【請求項1】 容器本体と、この容器本体にネジで装着
されるキャップとを備える容器において、前記容器本体
からキャップの取り外し時におけるネジの解除動作にお
ける完了時をキャップ操作者に知らせるため、前記容器
本体の上部外周面およびキャップの内周面の一方のネジ
の始点に対応する位置に、周方向に延びる2つの斜面に
より半径方向に突出して設けられた突出部、および前記
容器本体の上部外周面およびキャップの内周面の他方に
設けられ、前記突出部を半径方向に弾性変形して乗り越
える弾性部材を備えるネジ解除完了告知手段を有するこ
とを特徴とする容器。 - 【請求項2】 前記突出部を形成する2つの斜面におい
て、ネジ締め回転方向前側の斜面の角度が、後ろ側の斜
面の角度より小さくされている請求項1の容器。 - 【請求項3】 前記容器本体の上部に、円筒状のネジ形
成部とネジ解除完了告知手段形成部が設けられており、
このネジ解除完了告知手段形成部の外周面の一部に突出
して前記突出部が形成されている一方、キャップの内面
に、ネジ形成部とネジ解除完了告知手段設置部が設けら
れており、このネジ解除完了告知手段設置部に前記弾性
部材が設けられている請求項1または2の容器。 - 【請求項4】 前記ネジが1条または2条である請求項
1〜3のいずれかの容器。 - 【請求項5】 化粧料用である請求項1〜4のいずれか
の容器。 - 【請求項6】 容器本体と、この容器本体にネジで装着
されるキャップとを備える容器において、前記キャップ
の容器本体への取り付け時におけるネジの締め付け動作
における完了時をキャップ操作者に知らせるため、およ
びネジ終点におけるキャップの容器本体に対する位置決
め固定のため、前記容器本体の上部外周面およびキャッ
プの内周面の一方のネジの終点に対応する位置に、周方
向に延びる2つの斜面により半径方向に突出して設けら
れた予告突出部と、これに間隔をあけて配置されたスト
ッパー突出部とを備えるストッパー手段、および前記容
器本体の上部外周面およびキャップの内周面の他方に設
けられ、前記予告突出部を半径方向に弾性変形して乗り
越え、前記予告突出部とストッパー突出部の間に位置決
め固定される弾性部材を備えるネジ締め付け完了告知・
固定手段が設けられていることを特徴とする容器。 - 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかのネジ解除完了
告知手段を備え、前記弾性部材として、ネジ解除完了告
知手段の弾性部材を用いる請求項6の容器。 - 【請求項8】 化粧料用である請求項6または7の容
器。
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Cited By (12)
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