JP2003065027A - 内燃機関の排気温度センサ制御装置 - Google Patents

内燃機関の排気温度センサ制御装置

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JP2003065027A
JP2003065027A JP2001259022A JP2001259022A JP2003065027A JP 2003065027 A JP2003065027 A JP 2003065027A JP 2001259022 A JP2001259022 A JP 2001259022A JP 2001259022 A JP2001259022 A JP 2001259022A JP 2003065027 A JP2003065027 A JP 2003065027A
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exhaust
temperature sensor
catalyst
exhaust gas
internal combustion
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JP2001259022A
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Hiroaki Okumura
博昭 奥村
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、実際の触媒温度の変化に
対する排気温度センサの検出値の応答遅れを低減し得
て、実際の触媒温度と排気温度センサの検出値との差を
低減し得て、高精度な排気温度の検出を可能とすること
にある。 【構成】 このため、この発明は、内燃機関の排気通路
に排気浄化用の触媒を設け、この触媒の上流側の排気通
路に排気組成を検出する排気センサを設け、前記触媒内
を含みこの触媒から下流側の排気通路に排気温度を検出
する排気温度センサを設け、この排気温度センサ内に電
源のON・OFFにより発熱・停止するヒータを設け、
前記排気温度センサの検出する排気温度の検出値に応じ
て前記ヒータの電源をON・OFFするよう制御する制
御手段を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内燃機関の排気温
度センサ制御装置に係り、特に、実際の触媒温度の変化
に対する排気温度センサの検出値の応答遅れを低減し得
て、実際の触媒温度と排気温度センサの検出値との差を
低減し得て、高精度な排気温度の検出を可能とし得る内
燃機関の排気温度センサ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される内燃機関には、排気通
路に排気浄化用の触媒を設け、排気通路に排気温度を検
出する排気温度センサを設け、この排気温度センサの検
出値により触媒温度が活性温度になるように例えば混合
気の空燃比を制御して、触媒の排気浄化機能を確保する
排気温度センサ制御装置を設けているものがある。
【0003】このような内燃機関の排気温度センサ制御
装置としては、特開平8−35418号公報、特開平7
−19040号公報に開示されるものがある。
【0004】特開平8−35418号公報に開示される
ものは、リアルタイムで算出されたモデル定数と三元触
媒温度検出手段の応答遅れを見込んだ逆モデルとに基づ
いて排気温度を予測し、この予測された排気温度が目標
温度未満のときは三元触媒が活性化していないものと判
断して排出ガス温度を上昇させるように制御し、予測さ
れた排気温度が目標温度以上のときは三元触媒が活性化
しているものと判断して排出ガス温度の制御を中止する
ものである。
【0005】特開平7−19040号公報に開示される
ものは、排気管を覆うフード内に外気を導入するベンチ
レータを設け、このベンチレータ内に導入外気量を調整
する開閉弁を設け、この開閉弁をエンジン回転数、排気
温度及び外気温度に対応する最適開度に動作制御し、排
気温度が最適となるようにするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気温度セ
ンサ制御装置には、触媒内を含みこの触媒から下流側の
排気通路に排気温度センサを設け、この排気温度センサ
の検出値により触媒温度が活性温度になるよう制御する
ものがある。
【0007】ところが、触媒内から下流側の排気通路に
排気温度センサを設けた場合には、触媒の実際の温度に
対する排気温度の検出に遅れや差異を生じ、排気温度の
高精度な検出を行えない問題がある。
【0008】例えば、排気温度センサを触媒の下流側に
設けた場合に、図5に示す如く、内燃機関の負荷が低い
条件下においては、触媒の実際の温度と触媒下流側の排
気温度センサの検出値との間に大きな差異を生じる場合
がある。また、排気温度センサを触媒の下流側に設けた
場合に、図6に示す如く、内燃機関の負荷が高い条件下
においても、触媒の実際の温度と触媒下流側の排気温度
センサの検出値との間に差異を生じる場合があり、且つ
触媒の実際の温度に対して排気温度センサの検出値の応
答に遅れを生じる問題がある。
【0009】このため、応答遅れの排気温度の検出値を
内燃機関の制御に利用した場合には、内燃機関の空燃比
や点火時期の制御に遅れを生じことになり、触媒の劣化
を促進させるおそれがある。また、触媒の劣化防止を目
的として排気温度センサの応答遅れを補正させる場合に
は、触媒劣化防止制御が不要な状況でも、触媒劣化防止
制御を行わなければならない問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去すべく、内燃機関の排気通路に排気浄化
用の触媒を設け、この触媒の上流側の排気通路に排気組
成を検出する排気センサを設け、前記触媒内を含みこの
触媒から下流側の排気通路に排気温度を検出する排気温
度センサを設け、この排気温度センサ内に電源のON・
OFFにより発熱・停止するヒータを設け、前記排気温
度センサの検出する排気温度の検出値に応じて前記ヒー
タの電源をON・OFFするよう制御する制御手段を設
けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の内燃機関の排気温度セ
ンサ制御装置は、触媒内を含みこの触媒から下流側の排
気通路に排気温度センサを設け、この排気温度センサ内
に電源のON・OFFにより発熱・停止するヒータを設
け、制御手段によって、排気温度センサの検出する排気
温度の検出値に応じてヒータの電源をON・OFFする
よう制御することにより、排気温度センサを排気温度に
基づきヒータで加熱することによって、触媒の実際の温
度に対して排気温度センサの検出値を近づけることがで
き、触媒の実際の温度に対する排気温度センサの検出値
の応答の遅れや、触媒の実際の温度と排気温度センサの
検出値との差を減少させることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図4は、この発明の実施例を示すもので
ある。図3において、2は内燃機関、4は燃焼室であ
る。この内燃機関2は、図示しないエアクリーナと吸気
管6とスロットルボディ8と吸気マニホルド10とを順
次に接続し、各燃焼室4に連通する吸気通路12を設け
ている。スロットルボディ8には、吸気通路12にスロ
ットル弁14を設けている。吸気マニホルド10には、
各燃焼室4毎の燃料噴射弁16を設けている。
【0013】また、内燃機関2は、排気マニホルド18
と排気管20と触媒コンバータ22とを順次に接続し、
各燃焼室4に連通する排気通路24を設けている。触媒
コンバータ22には、排気通路24に排気浄化用の触媒
26を設けている。この触媒26の上流側の排気管20
には、排気通路24に臨ませて排気組成を検出する排気
センサとして、例えば、排気の酸素濃度を検出する酸素
センサ28(Oセンサ)を設けている。なお、排気セ
ンサは、排気の空燃比を検出する空燃比センサとするこ
ともできる。さらに、内燃機関2は、各燃焼室4に臨ま
せて点火プラグ30を設けている。
【0014】この内燃機関2は、触媒26内を含みこの
触媒26から下流側の排気通路24に排気温度を検出す
る排気温度センサ32を設けている。この実施例におい
ては、触媒26直後の排気通路24に臨ませて排気温度
センサ32を設けている。
【0015】排気温度センサ32、図4に示す如く、セ
ンサ本体34一端側に排気通路24内に位置される温度
検出素子36を設け、この温度検出素子36を覆う有底
筒形状の素子カバー38を設け、素子カバー38に排気
の流通する複数の透孔40を設けている。温度検出素子
36には、検出した信号を出力するセンサ出力線42が
接続されている。センサ出力線42は、センサ本体34
から導出されている。
【0016】この排気温度センサ32内には、電源のO
N・OFFにより発熱・停止するヒータ44を設けてい
る。ヒータ44は、温度検出素子36の外周を覆うよう
に設けられ、電源を供給するヒータ電源線46が接続さ
れている。ヒータ電源線46は、センサ本体34の他端
側から導出されている。
【0017】燃料噴射弁16と酸素センサ28と点火プ
ラグ30と排気温度センサ32とヒータ44とは、排気
温度センサ制御装置48の制御手段50に接続されてい
る。制御手段50には、機関回転数を検出する機関回転
数センサ52とスロットル開度を検出するスロットル開
度センサ54と吸気負圧を検出する吸気圧センサ56と
冷却水温度を検出する水温センサ58と車速を検出する
車速センサ60とが接続されている。
【0018】制御手段50は、各種センサ32・52〜
60から入力する信号により燃料噴射弁16の動作や点
火プラグ30の飛火を制御し、空燃比制御や点火時期制
御を行う。
【0019】この制御手段50は、排気温度センサ32
の検出する排気温度の検出値に応じて、ヒータ44の電
源をON・OFFするよう制御する。
【0020】また、この制御手段50には、内燃機関2
の暖機完了を検出する暖機完了検出手段62を設けてい
る。暖機完了検出手段62は、各種センサ52〜60か
ら入力する信号により内燃機関2の暖機が完了したこと
を検出する。
【0021】さらに、制御手段50には、排気温度セン
サ32の検出する排気温度の検出値に対して、図2に示
す如く、第1〜第5の設定値T0〜T4を設定して設け
ている。第1〜第5の設定値T0〜T4は、T0<T1
<T2<T4<T3の関係に設定されている。
【0022】第1の設定値T0は、ヒータ制御下限しき
い値(例えば、500℃)であり、排気温度センサ32
の検出値がこのヒータ制御下限しきい値以下の場合はヒ
ータ44の電源をOFFする。第2の設定値T1は、ヒ
ータ制御ONしきい値(例えば、700℃)であり、排
気温度センサ32の検出値がこのヒータ制御ONしきい
値未満の場合はヒータ44の電源をONする。第3の設
定値T2は、ヒータ制御OFFしきい値(例えば、73
0℃)であり、排気温度センサ32の検出値がこのヒー
タ制御OFFしきい値を越えた場合はヒータ44の電源
をOFFする。
【0023】第4の設定値T3は、触媒保護制御ONし
きい値(例えば、900℃)であり、排気温度センサ3
2の検出値がこの触媒保護制御ONしきい値を越えた場
合は触媒26の温度を低下させるよう制御する。第5の
設定値T4は、触媒保護制御OFFしきい値(例えば、
850℃)であり、排気温度センサ32の検出値がこの
触媒保護制御OFFしきい値未満の場合は触媒26の温
度を低下させる制御を終了させる。
【0024】制御手段50は、前記暖機完了検出手段6
2により内燃機関2の暖機完了が検出された際に、排気
温度センサ32の検出する排気温度の検出値が第1の設
定値T0を越え、且つこの第1の設定値T0よりも高い
第2の設定値T1未満である場合は、ヒータ44の電源
のONするよう制御し、排気温度センサ32の検出する
排気温度の検出値が第2の設定値T1よりも高い第3の
設定値T2を越えている場合は、ヒータ44の電源をO
FFするよう制御する。
【0025】また、制御手段50は、前記暖機完了検出
手段62により内燃機関2の暖機完了が検出された際
に、排気温度センサ32の検出する排気温度の検出値が
第1の設定値T0を越え、且つこの第1の設定値T0よ
りも高い第4の設定値T3を越えている場合は、触媒2
6の温度を低下させるよう制御する。このとき、制御手
段50は、混合気の空燃比を理論空燃比よりもリッチ側
の空燃比として触媒26の温度を低下させるよう制御す
る。
【0026】なお、制御手段50は、排気温度センサ3
2の検出する排気温度の検出値が第4の設定値T3を越
えた後に第5の設定値T4未満となった場合は、触媒2
6の温度を低下させる制御を終了させる。
【0027】次に作用を説明する。
【0028】内燃機関2の排気温度センサ制御装置48
は、制御手段50によって、図1に示す如く、制御がス
タートすると(100)、各種センサ32・52〜60
から排気温度や機関回転数等の信号を取り込み(10
2)、これらの信号から内燃機関2が暖機が完了したか
否かを判断する(104)。
【0029】この判断(104)がYESの場合は、排
気温度センサ32の検出する排気温度の検出値が第1の
設定値T0を越えているか否かを判断する(106)。
この判断(106)がYESの場合は、排気温度センサ
32の検出値が第4の設定値T3未満であるか否かを判
断する(108)。この判断(108)がYESの場合
は、排気温度センサ32の検出値が第2の設定値T1未
満であるか否かを判断する(110)。
【0030】この判断(110)がYESの場合は、ヒ
ータ制御により排気温度センサ32内に設けたヒータ4
4の電源をONし(112)、各種センサ32・52〜
60から信号を取り込み(114)、排気温度センサ3
2の検出値が第3設定値T2を越えたか否かを判断する
(116)。
【0031】この判断(116)がNOの場合は、処理
(112)に戻り、ヒータ44の電源をONする。この
判断(116)がYESの場合は、ヒータ44の電源を
オフしてヒータ制御をエンドにする(118)。なお、
前記判断(104)、(106)、(110)がNOの
場合は、エンドにする(118)。
【0032】また、前記判断(108)がNOの場合
は、触媒保護制御を開始(120)して触媒26の温度
を低下させるよう制御し、各種センサ32・52〜60
から信号を取り込み(122)、排気温度センサ32の
検出値が第5設定値T4を越えたか否かを判断する(1
24)。
【0033】なお、前記触媒保護制御(120)におい
ては、混合気の空燃比が理論空燃比(ストイキ)よりも
リッチ側(燃料過剰状態)の空燃比となるよう燃料噴射
弁16を制御することにより、触媒26の温度を低下さ
せる。
【0034】前記判断(124)がNOの場合は、処理
(120)に戻り、触媒保護制御により触媒26の温度
を低下させるよう制御する。前記判断(124)がYE
Sの場合は、触媒保護制御を終了(126)して触媒2
6の温度を低下させる制御を終了させ、エンドにする
(118)。
【0035】なお、前記触媒保護制御を終了(126)
においては、混合気の空燃比をリッチ側の空燃比から理
論空燃比へと変更することにより、触媒26の温度を低
下させる制御を終了させる。
【0036】このように、この内燃機関2の排気温度セ
ンサ制御装置48は、制御手段50によって、排気温度
センサ32の検出する排気温度の検出値に応じて、ヒー
タ44の電源をON・OFFするよう制御する。
【0037】この実施例においては、排気温度センサ制
御装置48は、暖機完了検出手段62により内燃機関2
の暖機完了が検出された際に、排気温度センサ32の検
出する排気温度の検出値が第1の設定値T0を越え、且
つこの第1の設定値T0よりも高い第2の設定値T1未
満である場合は、ヒータ44の電源のONするよう制御
し、排気温度センサ32の検出する排気温度の検出値が
第2の設定値T1よりも高い第3の設定値T2を越えて
いる場合は、ヒータ44の電源をOFFするよう制御す
る。
【0038】これにより、排気温度センサ制御装置48
は、排気温度センサ32を排気温度に基づきヒータ44
で加熱することによって、触媒26の実際の温度に対し
て排気温度センサ32の検出値を近づけることができ、
触媒26の実際の温度に対する排気温度センサ32の検
出値の応答の遅れや、触媒26の実際の温度と排気温度
センサ32の検出値との差を減少させることができる。
【0039】このため、この排気温度センサ制御装置4
8は、実際の触媒温度の変化に対する排気温度センサ3
2の検出値の応答遅れを低減し得て、実際の触媒温度と
排気温度センサ32の検出値との差を低減し得て、高精
度な排気温度の検出を可能とし得る。
【0040】この結果、この排気温度センサ制御装置4
8は、内燃機関2の空燃比や点火時期の制御に利用した
場合にも制御に遅れを生じることがなく、触媒26の劣
化を促進させるおそれを回避することができ、また、触
媒26の劣化防止を目的として排気温度センサ32の応
答遅れを補正させる触媒劣化防止制御を不要とすること
ができ、制御の簡素化を果たすことができる。
【0041】しかも、この排気温度センサ制御装置48
は、排気浄化用の触媒26が最も効果的に排気を浄化す
る温度範囲(第1の設定値T0から第3の設定値T2の
範囲)でヒータ44をONしているため、無駄に電力を
消費することがないので、内燃機関2の充電系に負担を
掛けることがない。さらに、この排気温度センサ制御装
置48は、排気温度センサ48の検出値の精度を向上す
ることができ、実際の触媒温度に近い値を用いて混合気
の空燃比制御を行うことが可能となり、排気浄化性能に
優れた燃料消費の少ない制御装置を実現することができ
る。
【0042】また、この排気温度センサ制御装置48
は、制御手段50によって、暖機完了検出手段62によ
り内燃機関2の暖機完了が検出された際に、排気温度セ
ンサ32の検出する排気温度の検出値が第1の設定値T
0を越え、且つこの第1の設定値T0よりも高い第4の
設定値T3を越えている場合は、混合気の空燃比を理論
空燃比よりもリッチ側の空燃比とすることにより触媒2
6の温度を低下させるよう制御する。
【0043】これにより、この排気温度センサ制御装置
48は、ヒータ44をある温度範囲(第1の設定値T0
から第3の設定値T2の範囲)だけでONしているた
め、触媒26の温度が高くなりすぎこともなく、触媒2
6の高温劣化を回避することができ、燃料消費効率の良
い理論空燃比運転領域を最大限に広げることができる。
【0044】さらに、この排気温度センサ制御装置48
は、排気温度センサ32の検出値が第4の設定値T3を
越えている場合に、混合気の空燃比をリッチ側の空燃比
とすることによって触媒26の温度を低下させているた
め、特別の冷却手段を必要とせず、制御システムのプロ
グラムを変更するだけで触媒26の温度低下を実現する
ことができ、簡単に実施することができる。なお、排気
温度センサ32の検出する排気温度の検出値が第5の設
定値T4以下となった場合は、混合気の空燃比をリッチ
側の空燃比から理論空燃比に戻すことにより、排気有害
成分値を低下させることができる。
【0045】さらにまた、この排気温度センサ制御装置
48は、排気温度センサ32の検出値が第4の設定値T
3を越えた後に第5の設定値T4未満となった場合は、
触媒26の温度を低下させる制御を終了させることによ
り、触媒26の高温劣化を回避することができ、使用寿
命を延長することができる。
【0046】なお、上述実施例においては、触媒26直
後の排気通路24に臨ませて排気温度センサ32を設け
たが、触媒26内に排気温度センサ32を設けることも
できる。また、上述実施例においては、排気温度センサ
32の検出する排気温度の検出値に応じてヒータ44の
電源をON・OFFするよう制御したが、ヒータ44の
頻繁なON・OFを防止するためにON・OFF制御に
ヒステリシスを設けることもできる。さらに、明らかに
触媒26の温度が高温条件に入らないと判断された場合
(例えば、アイドル運転時や渋滞走行時等)は、排気温
度センサ制御装置48による排気温度センサ32のヒー
タ44の制御ルーチンから、外れるようにすることもで
きる。
【0047】また、この内燃機関2の排気温度センサ制
御装置48は、排気温度センサ32の検出する排気温度
の検出値に応じてヒータ44の電源をON・OFFする
よう制御したが、内燃機関2の運転状態に対する触媒2
6の実際の温度と排気温度センサ32の検出値との差や
応答遅れを学習し、現在の運転状態における触媒26の
実際の温度に対する排気温度センサ32の検出値の差や
応答遅れを学習値から予測してヒータ44をON・OF
Fするよう制御することにより、触媒26の実際の温度
に排気温度センサ32の検出値をさらに近づけることが
でき、触媒26の実際の温度に対する排気温度センサ3
2の検出値の差や応答の遅れを減少させることができ、
高精度な排気温度の検出を可能とし得る。
【0048】さらに、この内燃機関2の排気温度センサ
制御装置48は、排気温度センサ32の検出する排気温
度の検出値に応じてヒータ44の電源をON・OFFす
るよう制御したが、酸素センサ28の検出する排気の酸
素濃度から触媒26の実際の温度を推測してヒータ44
をON・OFFするよう制御することにより、触媒26
の実際の温度に排気温度センサ32の検出値をさらに近
づけることができ、触媒26の実際の温度に対する排気
温度センサ32の検出値の差や応答の遅れを減少させる
ことができ、高精度な排気温度の検出を可能とし得る。
【0049】さらにまた、運転条件、外気温度、燃料噴
射量等からヒータ44のON・OFF用マップを作り、
排気温度センサ32の検出する排気温度の検出値をON
・OFF用マップにより参照してヒータ44の電源をO
N・OFFするよう制御することにより、排気温度セン
サ32の検出値を触媒26の実際の温度に近づけること
ができ、また、排気温度センサ32を特定温度にまで加
熱し得る電源をヒータ44に供給した際に排気温度セン
サ32が検出する温度と前記特定温度との差から排気温
度センサ32の検出特性を求め、この検出特性に応じて
実際に検出した排気の温度を補正するよう制御すること
により、触媒26の実際の温度に近い温度を高精度に求
めることができる。
【0050】
【発明の効果】このように、この発明の内燃機関の排気
温度センサ制御装置は、排気温度センサを排気温度に基
づきヒータで加熱することによって、触媒の実際の温度
に対して排気温度センサの検出値を近づけることがで
き、触媒の実際の温度に対する排気温度センサの検出値
の応答の遅れや、触媒の実際の温度と排気温度センサの
検出値との差を減少させることができる。
【0051】このため、この排気温度センサ制御装置
は、実際の触媒温度の変化に対する排気温度センサの検
出値の応答遅れを低減し得て、実際の触媒温度と排気温
度センサの検出値との差を低減し得て、高精度な排気温
度の検出を可能とし得る。この結果、この排気温度セン
サ制御装置は、内燃機関の空燃比や点火時期の制御に利
用した場合にも制御に遅れを生じることがなく、触媒の
劣化を促進させるおそれを回避することができ、また、
触媒の劣化防止を目的として排気温度センサの応答遅れ
を補正させる触媒劣化防止制御を不要とすることがで
き、制御の簡素化を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す内燃機関の排気温度セ
ンサ制御装置の制御フローチャートである。
【図2】設定値とヒータのON・OFFとの関係を説明
する図である。
【図3】内燃機関の排気温度センサ制御装置のシステム
構成図である。
【図4】排気温度センサの一部破断側面図である。
【図5】低負荷時の触媒内温度と排気温度センサの検出
値との関係を示す図である。
【図6】高負荷時の触媒内温度と排気温度センサの検出
値との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 燃焼室 12 吸気通路 14 スロットル弁 16 燃料噴射弁 24 排気通路 26 触媒 28 酸素センサ 30 点火プラグ 32 排気温度センサ 44 ヒータ 48 排気温度センサ制御装置 50 制御手段 52 機関回転数センサ 54 スロットル開度センサ 56 吸気圧センサ 58 水温センサ 60 車速センサ 62 暖機完了検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 9/00 F02D 35/00 360C F02D 35/00 360 41/04 305A 41/04 305 330M 330 B01D 53/36 B Fターム(参考) 3G004 AA01 BA06 BA09 DA25 3G091 AA02 AA17 AA23 AA28 AB01 BA02 BA03 BA04 BA05 BA28 CA05 CB02 CB05 DA01 DA02 DB11 EA01 EA06 EA07 EA16 EA17 EA34 EA39 FA02 FA04 FB02 FB03 FB11 FB12 FC04 FC07 FC08 HA36 HA37 HA38 3G301 HA01 HA06 JA08 JA13 JA20 JA21 JA25 JA26 JA33 KA05 KA11 KA21 LA01 LB02 MA01 MA11 NA07 NA08 NB18 ND01 NE13 PA07B PA07Z PA11B PA11Z PD02B PD02Z PD11B PD11Z PE01B PE01Z PE08B PE08Z PF01B PF01Z 4D048 CC53 DA01 DA02 DA03 DA06 DA08 DA13 DA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に排気浄化用の触媒
    を設け、この触媒の上流側の排気通路に排気組成を検出
    する排気センサを設け、前記触媒内を含みこの触媒から
    下流側の排気通路に排気温度を検出する排気温度センサ
    を設け、この排気温度センサ内に電源のON・OFFに
    より発熱・停止するヒータを設け、前記排気温度センサ
    の検出する排気温度の検出値に応じて前記ヒータの電源
    をON・OFFするよう制御する制御手段を設けたこと
    を特徴とする内燃機関の排気温度センサ制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の排気通路に排気浄化用の触媒
    を設け、この触媒の上流側の排気通路に排気組成を検出
    する排気センサを設け、前記触媒内を含みこの触媒から
    下流側の排気通路に排気温度を検出する排気温度センサ
    を設け、この排気温度センサ内に電源のON・OFFに
    より発熱・停止するヒータを設け、前記内燃機関の暖機
    完了を検出する暖機完了検出手段を設け、この暖機完了
    検出手段により内燃機関の暖機完了が検出された際に、
    前記排気温度センサの検出する排気温度の検出値が第1
    の設定値を越え且つこの第1の設定値よりも高い第2の
    設定値未満である場合は、前記ヒータの電源のONする
    よう制御し、前記排気温度センサの検出する排気温度の
    検出値が前記第2の設定値よりも高い第3の設定値を越
    えている場合は、前記ヒータの電源をOFFするよう制
    御する制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の排
    気温度センサ制御装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の排気通路に排気浄化用の触媒
    を設け、この触媒の上流側の排気通路に排気組成を検出
    する排気センサを設け、前記触媒内を含みこの触媒から
    下流側の排気通路に排気温度を検出する排気温度センサ
    を設け、この排気温度センサ内に電源のON・OFFに
    より発熱・停止するヒータを設け、前記内燃機関の暖機
    完了を検出する暖機完了検出手段を設け、この暖機完了
    検出手段により内燃機関の暖機完了が検出された際に、
    前記排気温度センサの検出する排気温度の検出値が第1
    の設定値を越え且つこの第1の設定値よりも高い第4の
    設定値を越えている場合は、前記触媒の温度を低下させ
    るよう制御する制御手段を設けたことを特徴とする内燃
    機関の排気温度センサ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記暖機完了検出手段
    により内燃機関の暖機完了が検出された際に、前記排気
    温度センサの検出する排気温度の検出値が第1の設定値
    を越え且つこの第1の設定値よりも高い第4の設定値を
    越えている場合は、前記内燃機関の空燃比を理論空燃比
    よりもリッチ側の空燃比として前記触媒の温度を低下さ
    せるよう制御する制御手段であることを特徴とする請求
    項3に記載の内燃機関の排気温度センサ制御装置。
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