JP2003063456A - 車両のフロア構造 - Google Patents

車両のフロア構造

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JP2003063456A
JP2003063456A JP2001252263A JP2001252263A JP2003063456A JP 2003063456 A JP2003063456 A JP 2003063456A JP 2001252263 A JP2001252263 A JP 2001252263A JP 2001252263 A JP2001252263 A JP 2001252263A JP 2003063456 A JP2003063456 A JP 2003063456A
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JP
Japan
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floor
vehicle
slope
plate
floor structure
Prior art date
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JP2001252263A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kagei
啓之 景井
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子を運転席に近い位置へ容易に乗り込ま
せることができる。 【解決手段】 車室後部に、車室フロアF1よりも段付
きに低くなり、車室後部開口Oから乗り込んだ車椅子W
を収納する後部フロアF2を設ける。車室フロアF1の
後端と後部フロアF2との間にスロープ板5を配設し、
スロープ板5の前端56を、車室フロアF1の後端と後
部フロアF2との間の段付き面F3上端部に着脱可能に
係止するとともに、スロープ板5の後端57を、車室後
部開口Oに近い後部フロアF2上に載置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のフロア構造に
関し、特に、車室後部に車椅子乗車用の後部フロアを設
けた車両のフロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に車両のフロア構造の一例を示す。
図6において、バン型車の車室後部には開口Oが設けら
れて、開口Oの下半はテールゲート1によって閉鎖され
るとともに、開口の上半はバックドア2によって閉鎖さ
れている。テールゲート1はその下縁が車両の後端下部
に回動自在に結合されて、車両後方へ略水平に開放回動
可能である。また、バックドア2はその上縁が車両の後
端上部に回動自在に結合されて、車両後方へ跳ね上げ開
放可能である。
【0003】テールゲート1の内側面に沿って板状スロ
ープ部材31,32が折り畳まれており、テールゲート
1を開放した状態で、図6の鎖線で示すようにスロープ
部材を面一に展開させ、この後、車両後部を下り傾斜
(ニールダウン)させてスロープ部材32の先端を路面
に接触させることにより、車椅子の乗り込みが可能とな
る。
【0004】車室の後部は前後のクロスビーム41,4
2の間が車室フロアF1よりも段付きに低くなって、中
間ビーム43により支持された車椅子乗車用の後部フロ
アF2となっており、展開されたスロープ部材31,3
2を経て図6に示すように、相対的に天井高が高くなっ
た後部フロアF2上に車椅子Wを乗り入れることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のフ
ロア構造では、後部フロアF2は、三列シート車両では
後側リヤシートが設けられる車両の最後部に位置してい
るため、車椅子Wの使用者が子供等である場合には、運
転席あるいは助手席から離れているために手近で世話が
できず、車椅子Wの乗員に不安感を与えるという問題が
あった。
【0006】そこで本発明はこのような課題を解決する
もので、車椅子を運転席等に近い位置へ容易に乗り込ま
せることができる車両のフロア構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明では、車室後部に、車室フロア(F1)
よりも段付きに低くなり、車室後部開口(O)からの下
縁と略同じ高さの後部フロア(F2)を設けた車両のフ
ロア構造において、車室フロア(F1)の後端と後部フ
ロア(F2)との間に着脱可能にスロープ板(5)を配
設する。この場合、スロープ板(5)の前端(56)
を、車室フロア(F1)の後端と後部フロア(F2)と
の間の段付き面(F3)上端部に着脱可能に係止すると
ともに、スロープ板(5)の後端(57)を、車室後部
開口(O)に近い後部フロア(F2)上に載置するよう
にできる。
【0008】本第1発明においては、スロープ板によっ
て後部フロア上に車室フロアへ向かうスロープを形成す
ることができるから、車室後部開口から乗り込んだ車椅
子を、運転席等に近い車室フロア上へ容易に乗り込ませ
ることができる。また、使用しない時にはスロープ板を
取り外せば、後部フロア上へ車椅子を乗り込ませること
ができる。
【0009】本第2発明では、上記スロープ板(5)を
その幅方向中央で折り曲げ可能に連結された二枚の対称
形の板体(51,52)で構成する。本第2発明におい
ては、スロープ板を使用しない場合には二枚の板体を折
り重ねて、コンパクトな形状として収納あるいは運搬す
ることができる。
【0010】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には本発明のフロア構造を備
えるバン型車両の垂直断面を示す。全体構造は既に説明
した従来のものと同様であり、以下、相違点を中心に説
明する。図1において、車室フロアF1よりも段付きに
低くなった後部フロアF2上にはスロープ板5が配設さ
れている。スロープ板5は前端56が後述する構造によ
って車両フロアF1の後端に着脱可能に係止されてお
り、全体が後方へ下り傾斜しつつその後端57はテール
ゲート1に近い後部フロアF2上に載置されている。
【0012】図2にはテールゲート1を開放しスロープ
部材31,32を展開した状態でのフロア構造の斜視図
を示す。図2において、スロープ板5は幅方向の両側縁
が左右の車室壁E1,E2に沿って湾曲して後部フロア
F2の上方を覆うように位置しており、このようなスロ
ープ板5は、左右に配設した対称形の二枚の板体51,
52をこれらの内側縁でヒンジ53により折り曲げ可能
に結合して構成されている。各板体51,52の前端部
(図2の左端)には左右位置にそれぞれ係止穴54が形
成され、一方、車室フロアF1後端と後部フロアF2と
の間に形成された段付き面F3の上端部には上記各係止
穴54に対応してフック棒44が設けられて、図3に示
すように、係止穴54をフック棒44に嵌装して板体5
1,52、すなわちスロープ板5の前端を係止してあ
る。左右の板体51,52には外側縁に近い前後の中間
位置に取手穴55が設けられている。また、左右の車室
壁E1,E2にはそれぞれ前後位置に図5に示すような
L字断面の支持片45がボルト固定されて、これら支持
片45の一辺が、傾斜する上記各板体51,52の外側
縁下面に当接してこれらを支持している。
【0013】このようなスロープ板5を設けたことによ
り、図3に示すような車両後部を下り傾斜させたニール
ダウン状態で、展開したスロープ部材31,32からス
ロープ板を経て車室フロアF1へ至る、殆ど段差のない
スロープが形成され、スロープ部材31,32とスロー
プ板5を経て路面Gから運転席等の直後の車室フロアF
1上へ、図1に示すように車椅子Wを乗り入れることが
できる。車室フロアF1上の天井高は後部フロアF2上
に比べて相対的に低いが、背の低い子供等が乗車した車
椅子Wは十分に乗り入れ可能である。
【0014】スロープ板5を使用しない場合にはその係
止穴54をフック棒44から抜き出して、スロープ板5
を取り外し、図4の矢印で示すように左右の板体51,
52を折り重ねて、取手穴55を掴んで容易に持ち運ぶ
ことができる。このようなスロープ板5は、路面の段差
等に掛け渡して、車椅子による走行を助ける用途にも使
用できる。スロープ板を取り去った後部フロア上には、
従来のように(図6参照)車椅子を乗り込ませることが
できる。なお、上記実施形態では、板状スロープ部材を
車両後方へ展開させて、これにより形成されたスロープ
によって車椅子が車両後部開口から車室内へ乗り込むも
のについて説明したが、車両後部開口から車室内への乗
り込みは例えば昇降デッキによるようなものでも良い。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明のフロア構造によ
れば、子供等が乗った車椅子を運転席等に近い位置へ容
易に乗り込ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、車椅子を乗り入れ
た状態でのバン型車両の車室後半部の垂直断面図であ
る。
【図2】フロア構造を車両後方から見た斜視図である。
【図3】フロア構造の垂直断面図である。
【図4】板体を折り重ねた状態でのスロープ板の斜視図
である。
【図5】図2のV−V線に沿った断面図である。
【図6】従来例を示す、車椅子を乗り入れた状態でのバ
ン型車両の車室後半部の垂直断面図である。
【符号の説明】
F1…車室フロア、F2…後部フロア、O…車室後部開
口、W…車椅子、5…スロープ板、51,52…板体、
56…前端、57…後端。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室後部に、車室フロアよりも段付きに
    低くなり、車室後部開口の下縁と略同じ高さの後部フロ
    アを設けた車両のフロア構造において、前記車室フロア
    の後端と前記後部フロアとの間に着脱可能にスロープ板
    を配設したことを特徴とする車両のフロア構造。
  2. 【請求項2】 前記スロープ板の前端を、前記車室フロ
    アの後端と前記後部フロアとの間の段付き面上端部に着
    脱可能に係止するとともに、前記スロープ板の後端を、
    前記車室後部開口に近い前記後部フロア上に載置した請
    求項1に記載の車両のフロア構造。
  3. 【請求項3】 前記スロープ板をその幅方向中央で折り
    曲げ可能に連結された二枚の対称形の板体で構成した請
    求項1又は2に記載の車両のフロア構造。
JP2001252263A 2001-08-23 2001-08-23 車両のフロア構造 Pending JP2003063456A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006193260A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Hitachi Building Systems Co Ltd 階段段差解消装置
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CN111361467A (zh) * 2020-03-19 2020-07-03 江西凯马百路佳客车有限公司 一种在凹凸地板式客车内同时安装座椅和轮椅的设计方法

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