JP2003058935A - デビット決済装置、ホスト装置、デビット決済システムおよびプログラム - Google Patents

デビット決済装置、ホスト装置、デビット決済システムおよびプログラム

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JP2003058935A
JP2003058935A JP2001249869A JP2001249869A JP2003058935A JP 2003058935 A JP2003058935 A JP 2003058935A JP 2001249869 A JP2001249869 A JP 2001249869A JP 2001249869 A JP2001249869 A JP 2001249869A JP 2003058935 A JP2003058935 A JP 2003058935A
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Seishi Unno
誓志 海野
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 決済前における残高照会を可能にすること
で、金融機関に預けられた預金の残高を予め知った上で
買物をすることができ、利便性の向上を図ることができ
るデビット決済装置を提供する。 【解決手段】 デビット決済前に預金残高の照会が宣言
された場合(ステップS3のY)、読み取られた識別情
報記憶媒体に記憶された識別情報に基づき、ホスト装置
に当該識別情報に対応付けられて記憶されている預金残
高を取得し(ステップS13のY)、表示する(ステッ
プS14)。これにより、決済前における残高照会が可
能になるので、金融機関に預けられた預金の残高を予め
知った上で買物をすることができ、利便性の向上を図る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デビット決済装
置、ホスト装置、デビット決済システムおよびプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、現金の代わりに各種カードによっ
て決済する手法が広く知られている。特に、即時決済す
ることができるデビット決済は、今後急速に普及してい
く見込みである。
【0003】このデビット決済は、一般に銀行等の金融
機関のホストコンピュータ等のホスト装置と店舗に設置
される商品販売データ処理装置であるPOS(Point of
Sales:販売時点管理)端末やカード処理端末等のデビ
ット決済装置とをネットワークで接続し、代金支払いを
銀行のキャッシュカード(銀行カード)を使用して預金
口座から即時に引き落として行うとともにその代金を加
盟店の指定口座に入金するものである。
【0004】したがって、このデビット決済は、利用者
にとっては、預金残高の範囲内で買い物ができるので使
いすぎる事がないうえに、ATM(Automated Teller M
achine:現金自動預金・支払い機)等から現金を引き出
す手間が省けるとともに手数料も不要になる等のメリッ
トがある。また、加盟店にとっても、現金のハンドリン
グコストが抑えられ、クレジットより効率的に代金の回
収が図れる等のメリットがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デビット決済においては、決済の度に口座の残高と商品
代金との比較である支払い可否照会を行っているが、決
済前において残高照会をすることができなかった。この
ように、デビット決済前に、金融機関に預けられた預金
残高について確認することができないと、複数の買い物
においてデビット決済を利用する場合、一回目の買い物
の際にはデビット決済が可能であったが、二回目の買い
物の際にはデビット決済が預金残高不足によってできな
いという不具合が生じていた。
【0006】本発明の目的は、決済前における残高照会
を可能にすることで、金融機関に預けられた預金の残高
を予め知った上で買物をすることができ、利便性の向上
を図ることができるデビット決済装置、ホスト装置、デ
ビット決済システムおよびプログラムを提供することで
ある。
【0007】本発明の目的は、買物を目的とせずに残高
照会のみを目的とした客の場合には、預金残高から所定
の手数料を引き落とすことを可能にし、デビット決済加
盟店舗の負担を軽減することができるデビット決済装
置、ホスト装置、デビット決済システムおよびプログラ
ムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のデ
ビット決済装置は、金融機関に預けられた預金の残高を
識別情報に対応付けて記憶するホスト装置に対して回線
接続され、デビット決済に用いられるデビット決済装置
において、識別情報記憶媒体に記憶された前記識別情報
を読み取る識別情報読取手段と、この識別情報読取手段
により読み取られた前記識別情報に対応付けられて前記
ホスト装置に記憶されている預金残高の照会をデビット
決済前に宣言する残高照会宣言手段と、この残高照会宣
言手段により預金残高の照会が宣言された場合、前記識
別情報読取手段により読み取られた前記識別情報を前記
ホスト装置に送信し、当該識別情報に対応付けられて前
記ホスト装置に記憶されている預金残高を取得する預金
残高取得手段と、この預金残高取得手段により取得され
た前記預金残高をデビット決済前に表示する預金残高表
示手段と、を備える。
【0009】したがって、デビット決済前に残高照会宣
言手段により預金残高の照会が宣言された場合、識別情
報読取手段により読み取られた識別情報記憶媒体に記憶
された識別情報に基づき、ホスト装置に当該識別情報に
対応付けられて記憶されている預金残高が取得されて表
示される。これにより、決済前における残高照会が可能
になるので、金融機関に預けられた預金の残高を予め知
った上で買物をすることが可能になり、利便性の向上を
図ることが可能になる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ビット決済装置において、前記預金残高表示手段による
前記預金残高の表示後、デビット決済が実行されない場
合には、前記識別情報読取手段により読み取られた前記
識別情報及び当該識別情報に対応付けられて前記ホスト
装置に記憶されている預金残高から所定の手数料を引き
落とす旨の情報を、前記ホスト装置に対して送信する手
数料引落手段を備える。
【0011】したがって、預金残高の表示後、デビット
決済が実行されない場合には、当該識別情報に対応付け
られてホスト装置に記憶されている預金残高から所定の
手数料を引き落とす旨の情報がホスト装置に対して送信
される。これにより、買物を目的とせずに残高照会のみ
を目的とした客の場合には、預金残高から所定の手数料
を引き落とすことが可能になるので、デビット決済加盟
店舗の負担を軽減することが可能になる。
【0012】請求項3記載の発明のホスト装置は、識別
情報記憶媒体に記憶された識別情報を読み取り可能なデ
ビット決済装置に対して回線接続され、金融機関に預け
られた預金の残高を前記識別情報に対応付けて記憶する
ホスト装置において、前記デビット決済装置から送信さ
れた預金残高の照会の宣言に伴う前記識別情報をデビッ
ト決済前に受信した場合、当該識別情報に対応付けられ
て記憶されている預金残高を前記デビット決済装置に対
して送信する預金残高送信手段を備える。
【0013】したがって、決済前における残高照会が可
能になるので、金融機関に預けられた預金の残高を予め
知った上で買物をすることが可能になり、利便性の向上
を図ることが可能になる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載のホ
スト装置において、前記デビット決済装置から前記識別
情報及び当該識別情報に対応付けられて記憶されている
預金残高から所定の手数料を引き落とす旨の情報を受信
した場合、当該識別情報に対応付けられて記憶されてい
る預金残高から所定の手数料を引き落とす。
【0015】したがって、買物を目的とせずに残高照会
のみを目的とした客の場合には、預金残高から所定の手
数料を引き落とすことが可能になるので、デビット決済
加盟店舗の負担を軽減することが可能になる。
【0016】請求項5記載の発明のデビット決済システ
ムは、請求項1記載のデビット決済装置と、請求項3記
載のホスト装置と、を備える。
【0017】したがって、デビット決済装置側では、デ
ビット決済前に残高照会宣言手段により預金残高の照会
が宣言された場合、識別情報読取手段により読み取られ
た識別情報記憶媒体に記憶された識別情報が、ホスト装
置に対して送信される。一方、ホスト装置側では、デビ
ット決済装置から送信された識別情報に基づいて当該識
別情報に対応付けられて記憶されている預金残高が、デ
ビット決済装置に対して送信される。そして、預金残高
を受信したデビット決済装置においては、ホスト装置に
当該識別情報に対応付けられて記憶されている預金残高
が表示される。これにより、決済前における残高照会が
可能になるので、金融機関に預けられた預金の残高を予
め知った上で買物をすることが可能になり、利便性の向
上を図ることが可能になる。
【0018】請求項6記載の発明のデビット決済システ
ムは、請求項2記載のデビット決済装置と、請求項4記
載のホスト装置と、を備える。
【0019】したがって、請求項5記載の発明のデビッ
ト決済システムの作用に加えて、デビット決済装置側で
は、預金残高の表示後、デビット決済が実行されない場
合には、当該識別情報に対応付けられてホスト装置に記
憶されている預金残高から所定の手数料を引き落とす旨
の情報がホスト装置に対して送信される。一方、ホスト
装置側では、当該識別情報に対応付けられてホスト装置
に記憶されている預金残高から所定の手数料を引き落と
す旨の情報を受信した場合、当該識別情報に対応付けら
れて記憶されている預金残高から所定の手数料が引き落
とされる。これにより、買物を目的とせずに残高照会の
みを目的とした客の場合には、預金残高から所定の手数
料を引き落とすことが可能になるので、デビット決済加
盟店舗の負担を軽減することが可能になる。
【0020】請求項7記載の発明のプログラムは、金融
機関に預けられた預金の残高を識別情報に対応付けて記
憶するホスト装置に対して回線接続され、デビット決済
に用いられるデビット決済装置が備えるコンピュータを
制御するプログラムであって、識別情報記憶媒体に記憶
された前記識別情報を読み取る識別情報読取機能と、こ
の識別情報読取機能により読み取られた前記識別情報に
対応付けられて前記ホスト装置に記憶されている預金残
高の照会をデビット決済前に宣言する残高照会宣言機能
と、この残高照会宣言機能により預金残高の照会が宣言
された場合、前記識別情報読取手段により読み取られた
前記識別情報を前記ホスト装置に送信し、当該識別情報
に対応付けられて前記ホスト装置に記憶されている預金
残高を取得する預金残高取得機能と、この預金残高取得
機能により取得された前記預金残高をデビット決済前に
表示する預金残高表示機能と、を前記コンピュータに実
行させる。
【0021】したがって、デビット決済前に残高照会宣
言機能により預金残高の照会が宣言された場合、識別情
報読取機能により読み取られた識別情報記憶媒体に記憶
された識別情報に基づき、ホスト装置に当該識別情報に
対応付けられて記憶されている預金残高が取得されて表
示される。これにより、決済前における残高照会が可能
になるので、金融機関に預けられた預金の残高を予め知
った上で買物をすることが可能になり、利便性の向上を
図ることが可能になる。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項7記載のプ
ログラムにおいて、前記預金残高表示機能による前記預
金残高の表示後、デビット決済が実行されない場合に
は、前記識別情報読取機能により読み取られた前記識別
情報及び当該識別情報に対応付けられて前記ホスト装置
に記憶されている預金残高から所定の手数料を引き落と
す旨の情報を、前記ホスト装置に対して送信する手数料
引落機能を前記コンピュータに実行させる。
【0023】したがって、預金残高の表示後、デビット
決済が実行されない場合には、当該識別情報に対応付け
られてホスト装置に記憶されている預金残高から所定の
手数料を引き落とす旨の情報がホスト装置に対して送信
される。これにより、買物を目的とせずに残高照会のみ
を目的とした客の場合には、預金残高から所定の手数料
を引き落とすことが可能になるので、デビット決済加盟
店舗の負担を軽減することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。本実施の形態は、暗証番号
入力装置であるピンパッドと、磁気カードであるキャッ
シュカード(銀行カード)に記憶された情報の読み取り
を行う磁気カードリーダを備えたカード処理端末とで構
成されて店舗に設置されるデビット決済装置に適用し、
このデビット決済装置にネットワークで接続される銀行
のホストコンピュータをホスト装置に適用したデビット
決済システムの一例である。
【0025】ここで、図1はデビット決済装置を概略的
に示す外観斜視図である。まず、カード処理端末1につ
いて説明する。図1に示すように、カード処理端末1の
筐体である本体ケース2の操作者側から見て右側には、
識別情報記憶媒体であるキャッシュカードC(図2参
照)の磁気ストライプS(図2参照)を少なくとも挿入
させて操作者側に引き抜くことができるようなスリット
状の読取溝3を備えた磁気カードリーダ部4が設けられ
ている。この磁気カードリーダ部4には、キャッシュカ
ードCの磁気ストライプSに記録されたデータの読み取
りを行うための磁気カードリーダ10(図2参照)が内
蔵されている。なお、キャッシュカードCの磁気ストラ
イプSに記憶されるデータとしては、そのキャッシュカ
ードの固有情報である口座番号(識別情報)や予め定め
られる暗証番号等がある。
【0026】加えて、カード処理端末1には、読取溝3
に沿うようにカード処理端末1の操作者側(カード引抜
方向下流側)から奥側(カード引抜方向上流側)に向っ
て、置数キー等の各種のキーが集合するキーボード5、
LCD(Liquid Crystal Display)を備えた薄型扁平形
状であって取引内容や操作案内等を表示する表示部とし
て機能するディスプレイ6、サーマルプリンタ7(図2
参照)を内蔵してそのサーマルプリンタ7によって印字
されるレシート(図示せず)を発行するレシート発行口
8が形成されたプリンタカバー9が順に設けられてい
る。また、キーボード5とディスプレイ6とプリンタカ
バー9とによって、カード処理端末1には、操作者側
(カード引抜方向下流側)から奥側(カード引抜方向上
流側)に向う昇斜面が形成されている。
【0027】キーボード5は、金額等を入力するための
「0」から「9」までの置数キー5a、ファンクション
キー5b等の各種のキーをブロック毎に配列した外観構
造を有している。
【0028】なお、ディスプレイ6は、回動自在に軸支
されており、本体ケース2に対して開閉自在とされてい
る。そして、このディスプレイ6の下部には、ロール状
に巻回した記録用紙であるレシート用紙(図示せず)を
落とし込み収納保持する用紙収納部(図示せず)が設け
られている。
【0029】一方、ピンパッド11は、キャッシュカー
ドC毎に定められている暗証番号の入力を行うための暗
証番号入力装置であって、このピンパッド11には、取
引内容や操作案内等を表示する表示部であるディスプレ
イ12と、暗証番号を入力するための「0」から「9」
までの置数キー等の各種のキーが集合しているキーボー
ド13と、ICカード(図示せず)に対する各種データ
の読み取り及び書き込みを行うためのカードリーダ・ラ
イタ部14とが設けられている。
【0030】次に、カード処理端末1に備えられる各部
の電気的接続を図2に基づいて説明する。このカード処
理端末1は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと
いう)15を内蔵し、このマイコン15が、前述したキ
ーボード5、ディスプレイ6、プリンタ7、磁気カード
リーダ10等の各部をバスライン16と各種制御回路
(図示せず)とを介して駆動制御する。このようなマイ
コン15は、CPU(Central Processing Unit)17
に、バスライン16を介して、制御プログラム等の固定
的データを格納する記憶媒体であるROM(Read Only
Memory)18と各種データを書き換え自在に格納するR
AM(Random Access Memory)19とを接続することに
より構成されている。なお、RAM19は、バッテリB
によってバックアップされている。
【0031】さらに、マイコン15にはバスライン16
を介して通信I/F20が接続されており、このカード
処理端末1は、WAN(Wide Area Network)を通じて
情報処理センタAのホストコンピュータ(図示せず)に
接続可能であり、この情報処理センタAのホストコンピ
ュータはホスト装置である銀行Bのホストコンピュータ
(図示せず)に接続可能である。
【0032】これら情報処理センタAのホストコンピュ
ータ及び銀行Bのホストコンピュータは、CPU(Cent
ral Processing Unit),ROM(Read Only Memor
y),RAM(Random Access Memory),HDD(Hard
Disk Drive)等を備えており(いずれも図示せず)、H
DDやROMに格納されている制御プログラムに基づい
てCPUが各部を制御する。なお、銀行Bのホストコン
ピュータのHDDには、キャッシュカードCの固有情報
である口座番号に対応付けて銀行Bにおける預金残高が
記憶されている。
【0033】さらに、マイコン15には、例えばピンパ
ッド11のマイコン15(図3参照)とのデータの送受
信のためのI/F27がバスライン16を介して接続さ
れている。
【0034】次に、ピンパッド11に備えられる各部の
電気的接続を図3に基づいて説明する。図3に示すよう
に、ピンパッド11にはマイコン21が内蔵されてお
り、このマイコン21が、前述したディスプレイ12、
キーボード13、カードリーダ・ライタ部14等の各部
をバスライン22と各種制御回路(図示せず)とを介し
て駆動制御する。マイコン21は、CPU23に、バス
ライン22を介して、制御プログラム等の固定的データ
を予め格納する記憶媒体であるROM24と可変的なデ
ータを書き換え自在に格納するRAM25とを接続する
ことにより構成されている。さらに、マイコン21に
は、例えばカード処理端末1のマイコン15とのデータ
の送受信のためのI/F26がバスライン22を介して
接続されている。
【0035】ここで、カード処理端末1に内蔵されたR
OM18に格納された制御プログラムが、マイコン15
に実行させる機能について説明する。なお、本実施の形
態においては、従来のデビット決済装置によって行なわ
れる処理と同様の処理についてはその説明を省略する。
【0036】本実施の形態のデビット決済処理の流れを
以下に説明する。図4は、デビット決済処理の流れを概
略的に示すフローチャートである。デビット決済処理
は、まず、ステップS1において、キャッシュカードC
の磁気ストライプSに記録されたデータの取得に待機す
る。
【0037】客から操作者にキャッシュカードCが手渡
され、操作者がキャッシュカードCをカード処理端末1
の磁気カードリーダ10へ挿入してスキャンすることに
より、キャッシュカードCの磁気ストライプSに記録さ
れたデータを取得したと判断された場合には(ステップ
S1のY:識別情報読取手段)、カード処理端末1のキ
ーボード5からの売上合計金額の入力(ステップS2の
Y)、あるいは、ピンパッド11のキーボード13から
の正しい暗証番号の入力(ステップS3のY)に、待機
する。
【0038】カード処理端末1のキーボード5から売上
合計金額の入力が有ったと判断した場合には(ステップ
S2のY)、ピンパッド11に売上合計金額データを送
信し、ピンパッド11のディスプレイ12に売上合計金
額を表示する(ステップS4)。
【0039】続くステップS5では、客がディスプレイ
12に表示された売上合計金額を確認した後、ピンパッ
ド11のキーボード13の置数キーの操作により正しい
暗証番号が入力されるまで待機する。キーボード13の
置数キーの操作により入力された番号がキャッシュカー
ドCの磁気ストライプSに記録されている暗証番号と一
致する正しい暗証番号であると判断されると(ステップ
S5のY)、売上合計金額やキャッシュカードCの固有
情報である口座番号等の“デビット支払い情報”を情報
処理センタAに問い合わせ(ステップS6)、情報処理
センタAから送信される“デビットオーソリ応答伝文”
の受信に待機する(ステップS7)。
【0040】ここで、情報処理センタAから送信される
“デビットオーソリ応答伝文”について説明する。“デ
ビットオーソリ応答伝文”には、デビット支払いが承認
または未承認であるかの情報のフィールドに加えて、デ
ビット支払いが承認された場合に銀行Bのホストコンピ
ュータに記憶されているキャッシュカードCの固有情報
である口座番号に対応付けられた預金残高から売上合計
金額を引き落とした決済後預金残高の情報である“残高
金額情報”のフィールドが設けられている。なお、デビ
ット支払いが承認または未承認であるかの情報は、ステ
ップS6において問い合わせられた“デビット支払い情
報”が情報処理センタAを経由して銀行Bに送信され、
“デビット支払い情報”の売上合計金額が銀行Bのホス
トコンピュータに記憶されているキャッシュカードCの
固有情報である口座番号に対応付けられた預金残高の範
囲内にあるか否かにより決定される。したがって、売上
合計金額が銀行Bの預金残高の範囲内にある場合には、
預金残高から売上合計金額を引き落とした後、その引き
落とされた後(決済後)の預金残高が銀行Bのホストコ
ンピュータにおいて更新記憶され、その決済後預金残高
と承認情報とが“デビットオーソリ応答伝文”として生
成されて情報処理センタAを経由して送信されることに
なる。一方、売上合計金額が銀行Bの預金残高の範囲内
にない場合には未承認情報のみが“デビットオーソリ応
答伝文”として生成されて情報処理センタAを経由して
送信されることになる。
【0041】情報処理センタAから送信された“デビッ
トオーソリ応答伝文”を受信した場合(ステップS7の
Y)、ステップS8に進み、“デビットオーソリ応答伝
文”のデビット支払いが承認または未承認であるかの情
報に基づいてデビット決済が承認されたか否かを判断す
る。デビット決済が承認されたと判断した場合には(ス
テップS8のY)、カード処理端末1のディスプレイ6
にデビット決済した旨の“承認メッセージ”を表示する
(ステップS9)。一方、デビット決済が承認されなか
ったと判断した場合には(ステップS8のN)、他の決
済処理を実行する。
【0042】続くステップS10においては、残高確認
処理が実行される。ここで、図5は残高確認処理の流れ
を概略的に示すフローチャートである。残高確認処理
は、まず、カード処理端末1からピンパッド11に対し
て“デビットオーソリ応答伝文”に基づく“残高金額情
報”を送信し(ステップS21)、ピンパッド11側で
はディスプレイ12に例えば「残高を確認しますか?」
というような“残高確認メッセージ”を表示する(ステ
ップS22)。
【0043】このようにピンパッド11のディスプレイ
12に“残高確認メッセージ”が表示されている状態で
客は残高確認をするか否かを決める訳であるが、この意
思表示は、ピンパッド11のキーボード13のファンク
ションキー(図示せず)の操作によって行われる。つま
り、YESを表すファンクションキー(図示せず)が操
作された場合には残高確認をする意思表示がなされたも
のと判断して(ステップS23のY)、ピンパッド11
のディスプレイ12に“残高金額情報”に基づく“残高
金額”を表示する(ステップS24)。このディスプレ
イ12での“残高金額”の表示は、キーボード13のク
リアキー(図示せず)が操作されたと判断した場合に
(ステップS25のY)、クリアされる(ステップS2
6)。
【0044】一方、NOを表すファンクションキー(図
示せず)が操作された場合には残高確認をする意思表示
がないものと判断して(ステップS23のN)、ディス
プレイ12に表示されている“残高確認メッセージ”を
クリアする(ステップS27)。
【0045】以上のステップS21〜S26によって残
高確認処理(ステップS10)が終了する。
【0046】残高確認処理(ステップS10)が終了し
た後は、カード処理端末1のサーマルプリンタ7によ
り、取引レシートや口座引落確認書等を印字・発行して
(ステップS11)、デビット決済処理を終了する。な
お、前述したステップS23においてYESを表すファ
ンクションキーが操作されて残高確認をする意思表示が
なされたものと判断した場合には(ステップS23の
Y)、取引レシートにも“残高金額”が印字される。
【0047】一方、ステップS3において、キーボード
13の置数キーの操作により入力された番号がキャッシ
ュカードCの磁気ストライプSに記録されている暗証番
号と一致する正しい暗証番号であると判断されると(ス
テップS3のY:残高照会宣言手段)、キャッシュカー
ドCの固有情報である口座番号等の“デビット残高確認
情報”を情報処理センタAに問い合わせ(ステップS1
2)、情報処理センタAから送信される“デビット残高
応答伝文”の受信に待機する(ステップS13)。ステ
ップS12〜S13により、預金残高取得手段の機能が
実行される。
【0048】ここで、情報処理センタAから送信される
“デビット残高応答伝文”について説明する。“デビッ
ト残高応答伝文”には、銀行Bのホストコンピュータに
記憶されているキャッシュカードCの固有情報である口
座番号に対応付けられた預金残高情報である“残高金額
情報”のフィールドが設けられている。
【0049】つまり、“デビット残高応答伝文”の銀行
のホストコンピュータからの送信は、銀行のホストコン
ピュータのCPUが制御プログラムに従ってHDD内を
探索してキャッシュカードCの固有情報である口座番号
に対応付けられて記憶されている預金残高情報をカード
処理端末1に対して送信する預金残高送信手段により実
現されるものである。
【0050】情報処理センタAから送信された“デビッ
ト残高応答伝文”を受信した場合(ステップS13の
Y)、ステップS14に進み、残高確認処理(図5参
照)が実行される。残高確認処理は、まず、カード処理
端末1からピンパッド11に対して“デビット残高応答
伝文”に基づく“残高金額情報”を送信し(ステップS
21)、ピンパッド11側ではディスプレイ12に例え
ば「残高を確認しますか?」というような“残高確認メ
ッセージ”を表示する(ステップS22)。
【0051】このようにピンパッド11のディスプレイ
12に“残高確認メッセージ”が表示されている状態で
客は残高確認をするか否かを決める訳であるが、この意
思表示は、ピンパッド11のキーボード13のファンク
ションキー(図示せず)の操作によって行われる。つま
り、YESを表すファンクションキー(図示せず)が操
作された場合には残高確認をする意思表示がなされたも
のと判断して(ステップS23のY)、ピンパッド11
のディスプレイ12に“残高金額情報”に基づく“残高
金額”を表示する(ステップS24)。ここに、預金残
高表示手段の機能が実行される。このディスプレイ12
での“残高金額”の表示は、キーボード13のクリアキ
ー(図示せず)が操作されたと判断した場合に(ステッ
プS25のY)、クリアされる(ステップS26)。
【0052】一方、NOを表すファンクションキー(図
示せず)が操作された場合には残高確認をする意思表示
がないものと判断して(ステップS23のN)、ディス
プレイ12に表示されている“残高確認メッセージ”を
クリアする(ステップS27)。
【0053】以上のステップS21〜S26によって残
高確認処理(ステップS14)が終了する。
【0054】その後、カード処理端末1のキーボード5
からの売上合計金額の入力(ステップS15のY)、あ
るいは、カード処理端末1のキーボード5の処理終了を
表すファンクションキー5bの操作(ステップS16の
Y)に、待機する。
【0055】カード処理端末1のキーボード5から売上
合計金額の入力が有ったと判断した場合には(ステップ
S15のY)、ステップS4に戻り、前述した処理を実
行する。
【0056】また、カード処理端末1のキーボード5の
処理終了を表すファンクションキー5bが操作された場
合には(ステップS16のY)、客は商品の買上げ等は
せずに残高照会のみの利用であることから、残高照会手
数料(通信費等を含む)を銀行口座から引き落とすた
め、キャッシュカードCの固有情報である口座番号等を
含む所定の手数料を引き落とす旨の情報である“手数料
引落情報”を情報処理センタAに問い合わせ(ステップ
S17:手数料引落手段)、情報処理センタAから送信
される“手数料引落応答伝文”の受信後(ステップS1
8のY)、カード処理端末1のサーマルプリンタ7によ
り、口座引落確認書等を印字・発行して(ステップS1
9)、処理を終了する。
【0057】なお、“手数料引落情報”を受信した銀行
のホストコンピュータにおいては、銀行のホストコンピ
ュータのCPUが制御プログラムに従ってHDD内を探
索してキャッシュカードCの固有情報である口座番号に
対応付けられて記憶されている預金残高情報から残高照
会手数料(通信費等を含む)を引き落とす処理を実行す
る。
【0058】ここに、デビット決済装置側では、デビッ
ト決済前に預金残高の照会が宣言された場合、読み取ら
れたキャッシュカードCに記憶された識別情報である口
座番号が、ホスト装置に対して送信される。一方、ホス
ト装置側では、デビット決済装置から送信された口座番
号に基づいて当該口座番号に対応付けられて記憶されて
いる預金残高が、デビット決済装置に対して送信され
る。そして、預金残高を受信したデビット決済装置にお
いては、ホスト装置に当該口座番号に対応付けられて記
憶されている預金残高が表示される。これにより、決済
前における残高照会が可能になるので、金融機関に預け
られた預金の残高を予め知った上で買物をすることが可
能になり、利便性の向上を図ることが可能になる。
【0059】また、デビット決済装置側では、預金残高
の表示後、デビット決済が実行されない場合には、当該
口座番号に対応付けられてホスト装置に記憶されている
預金残高から所定の手数料を引き落とす旨の情報がホス
ト装置に対して送信される。一方、ホスト装置側では、
当該口座番号に対応付けられてホスト装置に記憶されて
いる預金残高から所定の手数料を引き落とす旨の情報を
受信した場合、当該口座番号に対応付けられて記憶され
ている預金残高から所定の手数料が引き落とされる。こ
れにより、買物を目的とせずに残高照会のみを目的とし
た客の場合には、預金残高から所定の手数料を引き落と
すことが可能になるので、デビット決済加盟店舗の負担
を軽減することが可能になる。
【0060】なお、本実施の形態においては、カード処
理端末1に対する売上合計金額の入力前に正しい暗証番
号を入力した場合に、ホスト装置に記憶されている預金
残高の照会をデビット決済前に宣言する残高照会宣言手
段が実行されたものとしたが、これに限るものではな
く、通常の暗証番号と異なる第二の暗証番号を用いて残
高照会宣言手段の機能を実行するようにしても良いし、
カード処理端末1のキーボード5の所定のファンクショ
ンキー5bやピンパッド11のキーボード13の所定の
ファンクションキーを用いて残高照会宣言手段の機能を
実行するようにしても良い。
【0061】なお、本実施の形態においては、デビット
決済装置をカード処理端末1とピンパッド11とで構成
したが、これに限るものではなく、ピンパッドを備えた
POS端末をデビット決済装置に適用しても良い。この
場合には、POS端末における売上処理によって売上合
計金額を取得するようにしても良い。
【0062】また、本実施の形態においては、銀行Bの
ホストコンピュータをホスト装置としたが、これに限る
ものではなく、情報処理センタAのホストコンピュータ
等にホスト装置としての機能を持たせるようにしても良
い。
【0063】さらに、本実施の形態においては、磁気カ
ードであるキャッシュカードCを識別情報記憶媒体とし
て適用したが、これに限るものではなく、ICチップを
有するICカードで構成するようにしても良い。ただ
し、その場合には、カードリーダもICカードに対応さ
せる必要があるのは言うまでもない。
【0064】また、本実施の形態では、制御プログラム
をカード処理端末1に内蔵されたROM18に格納する
ようにしたが、これに限るものではなく、CD−ROM
やDVD−ROMなどの各種の光ディスク、各種光磁気
ディスク、フロッピー(登録商標)ディスクなどの各種
磁気ディスク、半導体メモリ等の各種方式のメディアを
記憶媒体として用いるようにしても良い。なお、CD−
ROMやDVD−ROMなどの各種の光ディスク、各種
光磁気ディスク、フロッピーディスクなどの各種磁気デ
ィスク等は、カード処理端末1に固定的に設けられてお
らず、単体で取り扱える交換自在な記憶媒体としての形
態を備え、各メディアに適応した各種プログラム読取装
置(CD−ROMドライブ等)を用いてプログラムを読
み出すことで各種処理が可能になる。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明のデビット決済装置
によれば、金融機関に預けられた預金の残高を識別情報
に対応付けて記憶するホスト装置に対して回線接続さ
れ、デビット決済に用いられるデビット決済装置におい
て、識別情報記憶媒体に記憶された前記識別情報を読み
取る識別情報読取手段と、この識別情報読取手段により
読み取られた前記識別情報に対応付けられて前記ホスト
装置に記憶されている預金残高の照会をデビット決済前
に宣言する残高照会宣言手段と、この残高照会宣言手段
により預金残高の照会が宣言された場合、前記識別情報
読取手段により読み取られた前記識別情報を前記ホスト
装置に送信し、当該識別情報に対応付けられて前記ホス
ト装置に記憶されている預金残高を取得する預金残高取
得手段と、この預金残高取得手段により取得された前記
預金残高をデビット決済前に表示する預金残高表示手段
と、を備え、デビット決済前に残高照会宣言手段により
預金残高の照会が宣言された場合、識別情報読取手段に
より読み取られた識別情報記憶媒体に記憶された識別情
報に基づき、ホスト装置に当該識別情報に対応付けられ
て記憶されている預金残高を取得して表示することによ
り、決済前における残高照会が可能になるので、金融機
関に預けられた預金の残高を予め知った上で買物をする
ことができ、利便性の向上を図ることができる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のデビット決済装置において、前記預金残高表示手段
による前記預金残高の表示後、デビット決済が実行され
ない場合には、前記識別情報読取手段により読み取られ
た前記識別情報及び当該識別情報に対応付けられて前記
ホスト装置に記憶されている預金残高から所定の手数料
を引き落とす旨の情報を、前記ホスト装置に対して送信
する手数料引落手段を備え、預金残高の表示後、デビッ
ト決済が実行されない場合には、当該識別情報に対応付
けられてホスト装置に記憶されている預金残高から所定
の手数料を引き落とす旨の情報をホスト装置に対して送
信することにより、買物を目的とせずに残高照会のみを
目的とした客の場合には、預金残高から所定の手数料を
引き落とすことができるので、デビット決済加盟店舗の
負担を軽減することができる。
【0067】請求項3記載の発明のホスト装置によれ
ば、識別情報記憶媒体に記憶された識別情報を読み取り
可能なデビット決済装置に対して回線接続され、金融機
関に預けられた預金の残高を前記識別情報に対応付けて
記憶するホスト装置において、前記デビット決済装置か
ら送信された預金残高の照会の宣言に伴う前記識別情報
をデビット決済前に受信した場合、当該識別情報に対応
付けられて記憶されている預金残高を前記デビット決済
装置に対して送信する預金残高送信手段を備え、決済前
における残高照会が可能になるので、金融機関に預けら
れた預金の残高を予め知った上で買物をすることが可能
になり、利便性の向上を図ることが可能になる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載のホスト装置において、前記デビット決済装置から前
記識別情報及び当該識別情報に対応付けられて記憶され
ている預金残高から所定の手数料を引き落とす旨の情報
を受信した場合、当該識別情報に対応付けられて記憶さ
れている預金残高から所定の手数料を引き落とすことに
より、買物を目的とせずに残高照会のみを目的とした客
の場合には、預金残高から所定の手数料を引き落とすこ
とができるので、デビット決済加盟店舗の負担を軽減す
ることができる。
【0069】請求項5記載の発明のデビット決済システ
ムによれば、請求項1記載のデビット決済装置と、請求
項3記載のホスト装置と、を備え、デビット決済装置側
では、デビット決済前に残高照会宣言手段により預金残
高の照会が宣言された場合、識別情報読取手段により読
み取られた識別情報記憶媒体に記憶された識別情報をホ
スト装置に対して送信し、一方、ホスト装置側では、デ
ビット決済装置から送信された識別情報に基づいて当該
識別情報に対応付けられて記憶されている預金残高をデ
ビット決済装置に対して送信する。そして、預金残高を
受信したデビット決済装置においては、ホスト装置に当
該識別情報に対応付けられて記憶されている預金残高を
する。これにより、決済前における残高照会が可能にな
るので、金融機関に預けられた預金の残高を予め知った
上で買物をすることができ、利便性の向上を図ることが
できる。
【0070】請求項6記載の発明のデビット決済システ
ムによれば、請求項2記載のデビット決済装置と、請求
項4記載のホスト装置と、を備え、請求項5記載の発明
のデビット決済システムの作用・効果に加えて、デビッ
ト決済装置側では、預金残高の表示後、デビット決済が
実行されない場合には、当該識別情報に対応付けられて
ホスト装置に記憶されている預金残高から所定の手数料
を引き落とす旨の情報をホスト装置に対して送信し、一
方、ホスト装置側では、当該識別情報に対応付けられて
ホスト装置に記憶されている預金残高から所定の手数料
を引き落とす旨の情報を受信した場合、当該識別情報に
対応付けられて記憶されている預金残高から所定の手数
料を引き落とすことにより、買物を目的とせずに残高照
会のみを目的とした客の場合には、預金残高から所定の
手数料を引き落とすことができるので、デビット決済加
盟店舗の負担を軽減することができる。
【0071】請求項7記載の発明のプログラムによれ
ば、金融機関に預けられた預金の残高を識別情報に対応
付けて記憶するホスト装置に対して回線接続され、デビ
ット決済に用いられるデビット決済装置が備えるコンピ
ュータを制御するプログラムであって、識別情報記憶媒
体に記憶された前記識別情報を読み取る識別情報読取機
能と、この識別情報読取機能により読み取られた前記識
別情報に対応付けられて前記ホスト装置に記憶されてい
る預金残高の照会をデビット決済前に宣言する残高照会
宣言機能と、この残高照会宣言機能により預金残高の照
会が宣言された場合、前記識別情報読取手段により読み
取られた前記識別情報を前記ホスト装置に送信し、当該
識別情報に対応付けられて前記ホスト装置に記憶されて
いる預金残高を取得する預金残高取得機能と、この預金
残高取得機能により取得された前記預金残高をデビット
決済前に表示する預金残高表示機能と、を前記コンピュ
ータに実行させ、デビット決済前に残高照会宣言手段に
より預金残高の照会が宣言された場合、識別情報読取手
段により読み取られた識別情報記憶媒体に記憶された識
別情報に基づき、ホスト装置に当該識別情報に対応付け
られて記憶されている預金残高を取得して表示すること
により、決済前における残高照会が可能になるので、金
融機関に預けられた預金の残高を予め知った上で買物を
することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0072】請求項8記載の発明は、請求項7記載のプ
ログラムにおいて、前記預金残高表示機能による前記預
金残高の表示後、デビット決済が実行されない場合に
は、前記識別情報読取機能により読み取られた前記識別
情報及び当該識別情報に対応付けられて前記ホスト装置
に記憶されている預金残高から所定の手数料を引き落と
す旨の情報を、前記ホスト装置に対して送信する手数料
引落機能を前記コンピュータに実行させ、預金残高の表
示後、デビット決済が実行されない場合には、当該識別
情報に対応付けられてホスト装置に記憶されている預金
残高から所定の手数料を引き落とす旨の情報をホスト装
置に対して送信することにより、買物を目的とせずに残
高照会のみを目的とした客の場合には、預金残高から所
定の手数料を引き落とすことができるので、デビット決
済加盟店舗の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のデビット決済装置を概
略的に示す外観斜視図である。
【図2】POS端末に備えられる各部の電気的接続を示
すブロック図である。
【図3】ピンパッドに備えられる各部の電気的接続を示
すブロック図である。
【図4】デビット決済処理の流れを概略的に示すフロー
チャートである。
【図5】残高確認処理の流れを概略的に示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1,11 デビット決済装置 C 識別情報記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 9/00 451 G07G 1/12 321P G07G 1/12 321 ZEC ZEC 1/14 1/14 G06K 19/00 Q Fターム(参考) 3E040 AA03 BA18 CA14 CB01 DA02 EA02 3E042 CC02 CD04 CE07 EA01 3E044 AA20 BA04 CA05 DA06 DB02 DE01 EA05 EA06 EB04 5B035 AA13 BB02 BC00 5B058 CA31 KA01 KA06 KA12 KA33 YA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金融機関に預けられた預金の残高を識別
    情報に対応付けて記憶するホスト装置に対して回線接続
    され、デビット決済に用いられるデビット決済装置にお
    いて、 識別情報記憶媒体に記憶された前記識別情報を読み取る
    識別情報読取手段と、 この識別情報読取手段により読み取られた前記識別情報
    に対応付けられて前記ホスト装置に記憶されている預金
    残高の照会をデビット決済前に宣言する残高照会宣言手
    段と、 この残高照会宣言手段により預金残高の照会が宣言され
    た場合、前記識別情報読取手段により読み取られた前記
    識別情報を前記ホスト装置に送信し、当該識別情報に対
    応付けられて前記ホスト装置に記憶されている預金残高
    を取得する預金残高取得手段と、 この預金残高取得手段により取得された前記預金残高を
    デビット決済前に表示する預金残高表示手段と、を備え
    ることを特徴とするデビット決済装置。
  2. 【請求項2】 前記預金残高表示手段による前記預金残
    高の表示後、デビット決済が実行されない場合には、前
    記識別情報読取手段により読み取られた前記識別情報及
    び当該識別情報に対応付けられて前記ホスト装置に記憶
    されている預金残高から所定の手数料を引き落とす旨の
    情報を、前記ホスト装置に対して送信する手数料引落手
    段を備えることを特徴とする請求項1記載のデビット決
    済装置。
  3. 【請求項3】 識別情報記憶媒体に記憶された識別情報
    を読み取り可能なデビット決済装置に対して回線接続さ
    れ、金融機関に預けられた預金の残高を前記識別情報に
    対応付けて記憶するホスト装置において、 前記デビット決済装置から送信された預金残高の照会の
    宣言に伴う前記識別情報をデビット決済前に受信した場
    合、当該識別情報に対応付けられて記憶されている預金
    残高を前記デビット決済装置に対して送信する預金残高
    送信手段を備えることを特徴とするホスト装置。
  4. 【請求項4】 前記デビット決済装置から前記識別情報
    及び当該識別情報に対応付けられて記憶されている預金
    残高から所定の手数料を引き落とす旨の情報を受信した
    場合、当該識別情報に対応付けられて記憶されている預
    金残高から所定の手数料を引き落とすことを特徴とする
    請求項3記載のホスト装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデビット決済装置と、 請求項3記載のホスト装置と、 を備えることを特徴とするデビット決済システム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のデビット決済装置と、 請求項4記載のホスト装置と、を備えることを特徴とす
    るデビット決済システム。
  7. 【請求項7】 金融機関に預けられた預金の残高を識別
    情報に対応付けて記憶するホスト装置に対して回線接続
    され、デビット決済に用いられるデビット決済装置が備
    えるコンピュータを制御するプログラムであって、 識別情報記憶媒体に記憶された前記識別情報を読み取る
    識別情報読取機能と、 この識別情報読取機能により読み取られた前記識別情報
    に対応付けられて前記ホスト装置に記憶されている預金
    残高の照会をデビット決済前に宣言する残高照会宣言機
    能と、 この残高照会宣言機能により預金残高の照会が宣言され
    た場合、前記識別情報読取手段により読み取られた前記
    識別情報を前記ホスト装置に送信し、当該識別情報に対
    応付けられて前記ホスト装置に記憶されている預金残高
    を取得する預金残高取得機能と、 この預金残高取得機能により取得された前記預金残高を
    デビット決済前に表示する預金残高表示機能と、を前記
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記預金残高表示機能による前記預金残
    高の表示後、デビット決済が実行されない場合には、前
    記識別情報読取機能により読み取られた前記識別情報及
    び当該識別情報に対応付けられて前記ホスト装置に記憶
    されている預金残高から所定の手数料を引き落とす旨の
    情報を、前記ホスト装置に対して送信する手数料引落機
    能を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請
    求項7記載のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6059319B1 (ja) * 2015-09-30 2017-01-11 三井住友カード株式会社 代金支払管理システム、及び代金支払管理方法

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