JP2003056636A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

Info

Publication number
JP2003056636A
JP2003056636A JP2001251759A JP2001251759A JP2003056636A JP 2003056636 A JP2003056636 A JP 2003056636A JP 2001251759 A JP2001251759 A JP 2001251759A JP 2001251759 A JP2001251759 A JP 2001251759A JP 2003056636 A JP2003056636 A JP 2003056636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
vibration
fitting
metal fitting
cutout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001251759A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takashima
幸夫 高島
Hikofumi Yamamoto
彦文 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2001251759A priority Critical patent/JP2003056636A/ja
Publication of JP2003056636A publication Critical patent/JP2003056636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防振基体を覆うストッパ金具において水抜き
や換気効果に優れるとともに、そのための切欠窓の大き
さや位置を自由に変えても大変位に対してストッパ金具
の強度を確保することができる防振装置を提供する。 【解決手段】 本体金具1と上側取付金具2とがゴム材
よりなる防振基体3を介して結合され、防振基体3の外
方を上方に延びてその上端部分がストッパ部81として
内側に折曲形成されたストッパ金具8が本体金具1の開
口端部14に固定され、該ストッパ金具8が振動に伴う
上側取付金具2の大変位に対してストッパ作用を果たす
防振装置において、ストッパ金具8の側壁部82に複数
の切欠窓を設け、一方の切欠窓83ではストッパ部81
を含めて切り欠いて側壁部82における開口縁部に補強
用リブ85を設け、もう一方の切欠窓84ではストッパ
部81を残して切り欠いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車エ
ンジン等の振動体を防振的に支承するのに用いられる防
振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
エンジン等の振動発生体を、その振動を車体に伝達させ
ないように支承するマウントして、液封入式の防振装置
が知られている(例えば、特開平9−89037号公
報、特開平10−9330号公報)。
【0003】かかる防振装置は、車体フレーム等の支持
側に取付固定される筒状の本体金具と、エンジン等の振
動発生体側に取り付けられる上側取付金具とが、外形形
状が略截頭円錐形をなすゴム材よりなる厚肉の防振基体
を介して結合され、さらに前記本体金具の下部側に防振
基体と対向してゴム膜よりなるダイヤフラムが配され、
防振基体とダイヤフラムとの間の内室が液封入室とさ
れ、この液封入室が仕切部材により防振基体側とダイヤ
フラム側との2つの液室に仕切られ、両液室がオリフィ
スにより連通せしめられ、オリフィスによる両液室間の
液流動効果や防振基体の制振効果により、振動減衰機能
と振動絶縁機能を果たすように構成されている。
【0004】この種の防振装置は、一般に、振動に伴う
防振基体の変形による上側取付金具の一定以上の大変位
を規制するためのストッパ機能を備えている。ストッパ
機能は、上側取付金具に径方向に突出するストッパ用フ
ランジを設ける一方、防振基体の外方を前記フランジの
上方にまで延びる筒状のストッパ金具を本体金具に固定
し、このストッパ金具の上端部を内側に折曲形成してス
トッパ部とし、このストッパ部を、前記フランジとその
上方に取付固定される振動発生体側のブラケット等の部
材に当接させることで、ストッパ作用を果たすように構
成されている。
【0005】従来、上記ストッパ金具の内部に侵入した
水を排出したり、ストッパ金具内部を換気することを目
的として、ストッパ金具の側壁部に切欠窓を設ける場合
がある(例えば、特開平8−210423号公報)。こ
の場合において、上記切欠窓が1箇所のみでは、換気効
果が十分に得られないし、また侵入した雨水等の水抜き
効果も十分ではない。そのため、切欠窓は周方向に2箇
所以上に形成しておくことが好ましい。
【0006】ところで、一般に、上記ストッパ金具は、
その下端部が本体金具の開口端部にかしめ締結により固
定され、また、上記水抜き又は換気用の切欠窓は、スト
ッパ金具の下端から切欠形成される。そのため、このよ
うな切欠窓を周方向に複数設ける場合、本体金具とスト
ッパ金具とのかしめ部は切欠窓によって周方向に複数に
分割され、すなわち、本体金具とストッパ金具とは周方
向において分割された複数のかしめ部で固定されること
になる。
【0007】このように下端部にかしめ部を備えるとと
もに水抜き又は換気用の複数の切欠窓を持つストッパ金
具では、上側取付金具の大変位によるストッパ部への大
荷重負荷に対して十分な強度を確保するには限界があ
り、切欠窓を大きくしたり、その位置を自由に変えるこ
とができないという問題がある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、ストッパ金具の側壁部に複数の切欠窓を設
けて水抜き効果や換気効果に優れるとともに、切欠窓の
大きさや位置を自由に変えても大変位に対してストッパ
金具の強度を確保することができる防振装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の防振装置は、筒
状胴部を有する本体金具と、該本体金具の軸心部上方に
配された上側取付金具と、前記本体金具と上側取付金具
との間に介設されて両金具を結合するゴム材よりなる防
振基体と、前記本体金具の開口端部に固定されて前記防
振基体の外方を上方に延びる筒状をなし、かつ、その上
端部分がストッパ部として内側に折曲形成されたストッ
パ金具とを備え、該ストッパ金具が振動に伴う上側取付
金具の大変位に対してストッパ作用を果たすように設け
られた防振装置において、前記ストッパ金具の側壁部に
は周方向に複数の切欠窓が設けられ、少なくとも1つの
切欠窓における上下方向に延びる開口縁部に補強用のリ
ブが設けられたものである。
【0010】この防振装置によれば、ストッパ金具の側
壁部に設けた切欠窓に上下方向に延びるリブを設けて補
強したことから、複数の切欠窓を備えるものでありなが
ら、上側取付金具の大変位によるストッパ部への大荷重
負荷に対して十分な強度を確保することができる。その
ため、切欠窓の大きさや位置を自由に変えて、水抜き効
果や換気効果を向上させることができ、軽量化も図られ
る。また、上記リブは、ストッパ金具を本体金具に固定
する際の位置決めにも役立てることができる。
【0011】本発明の防振装置においては、前記複数の
切欠窓がストッパ金具の下端から切り欠かれており、そ
のうちの1の切欠窓が前記ストッパ部を含めて切り欠か
れ、他の切欠窓が前記ストッパ部を残して切り欠かれ、
前記1の切欠窓に前記リブが設けられていることが好ま
しい。この場合、リブで補強された上記1の切欠窓にお
いて、ストッパ金具はその周方向の一部が完全に切り欠
かれている。そのため、この1の切欠窓では、水抜きや
換気効果が高く、また軽量化への寄与も大きい。一方、
上記他の切欠窓では、ストッパ部を残して側壁部が切り
欠かれているため、複数の切欠窓を持つものでありなが
らストッパ作用の当接範囲を十分に確保することがで
き、また、残存したストッパ部をねじれ防止の補強部と
しても作用させることができる。
【0012】本発明の防振装置においては、前記複数の
切欠窓がストッパ金具の径方向に相対向する2箇所に設
けられていることが好適である。
【0013】また、本発明の防振装置において、本体金
具とストッパ金具との固定は、本体金具の開口端部に対
しストッパ金具の下端部を曲げてかしめ固定してもよ
く、また、ストッパ金具の下端部に対し本体金具の開口
端部を曲げてかしめ固定してもよい。
【0014】本発明の防振装置において、本体金具とス
トッパ金具とが上記切欠窓によって分割された複数のか
しめ部で固定されている場合、各かしめ部の周方向にお
けるかしめ範囲が100°以上、複数のかしめ部の合計
のかしめ範囲が200°以上であることが、十分な強度
を確保する上で好ましい。
【0015】本発明の防振装置において、上側取付金具
は防振基体の上方で外方に張り出したストッパ用フラン
ジを有し、前記ストッパ金具のストッパ部が、該フラン
ジとその上方に取付固定される振動発生体側の部材との
間に挿入配置されて、前記上側取付金具の上下方向の大
変位に対してストッパ作用を果たすように設けられても
よく、これにより、ストッパ作用が良好になされる。
【0016】本発明は、特に上記した液封入式の防振装
置において好適に利用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0018】図1は本発明の1実施形態に係る液封入式
防振装置の縦断面図、図2は図1のA−A線断面図であ
る。
【0019】図において、(1)は筒状胴部(11)を有
する本体金具であり、その底部に取付用ボルト(1a)が
突設されている。図の場合、筒状胴部(11)の下端部に
取付金具としての底部材(12)がかしめ手段により締結
されているが、これを一体に形成しておく場合もある。
【0020】(2)は本体金具(1)の軸心部上方に所
要の間隔をおいて配された上側取付金具である。この上
側取付金具(2)の中間部には径方向外方に張り出した
ストッパ用フランジ(21)が設けられ、これより上部の
軸部分(22)には圧入あるいは溶接手段により取付用ボ
ルト(2a)が上方に突設されており、振動発生体側の取
付用ブラケット等の部材(23)に固定できるようになっ
ている。
【0021】(3)は、外形が略截頭円錐形をなすゴム
材によりなる防振基体であり、この防振基体(3)の軸
心上に上側取付金具(2)のフランジ(21)よりも下側
の部分が加硫成形手段により埋設されて固定されてい
る。また、防振基体(3)の下端外周部は、本体金具
(1)の上端部(13)に対し加硫成形手段により固着さ
れている。図の場合、本体金具(1)の上端部(13)は
テーパ状に拡径形成されており、該上端部(13)に防振
基体(3)の下部外周が加硫接着されている。本体金具
(1)と上側取付金具(2)とは、このようにして防振
基体(3)を介して結合されている。
【0022】本体金具(1)の下部側には防振基体
(3)と対向するゴム膜よりなるダイヤフラム(4)が
装着され、このダイヤフラム(4)と防振基体(3)と
の間の内室が液封入室(5)として形成されている。液
封入室(5)における本体金具(1)の内周には、外周
にオリフィス(6)を有する仕切部材(7)が液密に嵌
着されており、液封入室(5)が仕切部材(7)により
防振基体側の液室(5a)とダイヤフラム側の液室(5b)
とに仕切られている。両液室(5a)(5b)はオリフィス
(6)により連通せしめられており、両液室間での液流
動効果や防振基体(3)の制振効果により、振動減衰機
能と振動絶縁機能を果たすようになっている。なお、ダ
イヤフラム(4)及び仕切部材(7)の外周端部は、筒
状胴部(11)と底部材(12)とのかしめ部に一体にかし
め固定されている。
【0023】本体金具(1)の開口端部(14)、即ち上
端部(13)から径方向に折曲延成されたフランジ状の開
口縁部(14)には、防振基体(3)の外方を上記フラン
ジ(21)より上方の位置まで延びる円筒状のストッパ金
具(8)が固定されている。このストッパ金具(8)
は、その上端部がストッパ部(81)として内側に折曲さ
れて内フランジ状に形成され、上側取付金具(2)のフ
ランジ(21)と、その上方で上側取付金具(2)に固定
される振動発生体側の部材(23)との間に挿入配置され
ている。これにより、振動に伴う上側取付金具(2)の
上方向の大変位時にはフランジ(21)がストッパ部(8
1)に対し当接し、また下方向への大変位時には前記部
材(23)がストッパ部(81)に対し当接することで、ス
トッパ作用を果たすようになっている。
【0024】ストッパ金具(8)の側壁部(82)には、
図2に示すように径方向に相対する2箇所に水抜き又は
換気用の切欠窓(83)(84)が設けられている。図3に
示すように、両切欠窓(83)(84)は、ストッパ金具
(8)の下端から切り欠かれており、一方の切欠窓(8
3)はストッパ部(81)を含めて切り欠かれ、もう一方
の切欠窓(84)はストッパ部(81)を残して切り欠かれ
ている。詳細には、ストッパ金具(8)は、一方の切欠
窓(83)により周方向の一部が完全に切り欠かれてお
り、もう一方の切欠窓(84)では、ストッパ金具(8)
の下端から側壁部(82)の途中までが切り欠かれてい
る。なお、図1に示すように、このもう一方の切欠窓
(84)の開口高さhは、上側取付金具(2)の下方向へ
の大変位時にも、上記フランジ(21)が切欠窓(84)の
上端よりも下方に至らない程度に設定されている。
【0025】上記一方の切欠窓(83)には、側壁部(8
2)において上下方向に延びる開口縁部に補強用のリブ
(85)が立設されている。すなわち、リブ(85)は、切
欠窓(83)の開口縁部を外側(外径側)にフランジ状に
折曲形成してなる突条であり、側壁部(82)の高さ方向
(縦方向)の略全体にわたって設けられ、側壁部(82)
における周方向に相対向する両縁部に設けられている。
【0026】本体金具(1)とストッパ金具(8)との
固定は、本実施形態では、本体金具(1)のフランジ状
の開口端部(14)に対しストッパ金具(8)のフランジ
状の下端部(8a)を曲げてかしめ固定することによりな
されている。本体金具(1)の開口端部(14)には、ス
トッパ金具(8)によるかしめ範囲(即ち、切欠窓(8
3)(84)を除く周方向領域)に対応する2つのかしめ
部(14a)と、その間において切欠窓(83)(84)に嵌
入し係合する周方向の位置決め用突起部(14b)とが設
けられている。
【0027】このように本実施形態では、本体金具
(1)とストッパ金具(8)とは切欠窓(83)(84)に
より分割された2つのかしめ部(14a)で固定されてい
る。そして、各かしめ部(14a)の周方向におけるかし
め範囲(α)(β)はそれぞれ100°以上、好ましく
は100°〜150°、合計のかしめ範囲(α+β)は
200°以上、好ましくは200°〜300°に設定さ
れている。
【0028】ストッパ金具(8)には、上記のフランジ
(21)及び部材(23)との当接によるストッパ作用時の
緩衝を目的として、ストッパ部(81)から側壁部(82)
の外面の所定の高さ位置にわたってストッパゴム(9)
が加硫成形により装着されている。さらに、本発明の場
合、ストッパ金具(8)における上記一方の切欠窓(8
3)をストッパゴム(9)と略同じ曲率を持つ形状で塞
ぐように遮熱用ゴム膜部(91)がストッパゴム(9)と
一体に加硫成形されている。また、この遮熱用ゴム膜部
(91)の下方には、ストッパ金具(8)の外面と略同じ
曲率を持つ薄肉のスカート部(92)が延長形成されてお
り、これによって、上記一方の切欠窓(83)をその下端
部を除いて略完全に塞ぐように設けられている。図2に
示すように、遮熱用ゴム膜部(91)には、その中央部に
縦方向に延びる薄肉部分(93)が設けられており、加硫
収縮による形状や寸法変化を吸収できるように構成され
ている。なお、このような遮熱用ゴム膜部(91)及びス
カート部(92)は設けなくてもよい。
【0029】以上よりなる本実施形態の防振装置は、通
常、上側取付金具(2)がエンジン等の振動発生体側に
締結され、本体金具(1)が車体フレーム等の支持側に
固定されて使用される。
【0030】この防振装置によれば、ストッパ部(81)
も含めて切り欠いた切欠窓(83)に縦方向に延びる補強
用のリブ(85)を設けたことにより、上側取付金具
(2)の下方向への大変位時にストッパ金具(8)に圧
縮方向の大荷重が負荷されても、その変形を防止するこ
とができる。特に、ストッパ部(81)に対しその周方向
において局部的に荷重が負荷され、ストッパ金具(8)
にねじれ方向の力が作用したときでも、上記リブ(85)
を設けたことによってねじれ変形を防止することができ
る。
【0031】また、2つの切欠窓のうちリブ(85)を設
けていない切欠窓(84)においては、天井面のストッパ
部(81)を残して切り欠いていることから、その部分に
おいてはストッパ作用の当接範囲が確保され、また、こ
の残存したストッパ部により上記ねじれ変形に対する補
強にもなる。
【0032】よって、この防振装置であると、水抜き又
は換気用の2つの切欠窓(83)(84)を持つものであり
ながら、上側取付金具(2)の大変位によるストッパ部
(81)への大荷重負荷に対して十分な強度を確保するこ
とができる。そのため、切欠窓(83)(84)の大きさや
位置を自由に変えて、水抜き効果や換気効果を向上させ
ることができる。また、このストッパ金具(8)は2つ
の切欠窓(83)(84)を設けたことから、軽量で安価で
ある。
【0033】また、上記リブ(85)により、ストッパ金
具(8)を本体金具(1)に固定する際の位置決めにも
役立てることができる。例えば、本実施形態であれば、
リブ(85)をストッパゴム(9)から外側に露出させて
いるため、かしめ締結する際に、ストッパ金具(8)を
保持する治具に対して、このリブ(85)を用いて正確に
位置決めした状態にセットすることができる。
【0034】本体金具(1)とストッパ金具(8)との
固定は、図4に示すように、ストッパ金具(8)のフラ
ンジ状の下端部(8a)に対し本体金具(1)のフランジ
状の開口端部(14)を曲げてかしめ固定することにより
行ってもよい。この場合、本体金具(1)の折り返し部
(14c)における周方向の端部がリブ(85)に当接する
ことで、ストッパ金具(8)と本体金具(1)との周方
向における位置決めがなされる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ストッパ金具の側壁部
に複数の切欠窓を設けて水抜きや換気の効果を向上させ
ることができるとともに、切欠窓の大きさや位置を自由
に変えても上側取付金具の大変位時における強度を確保
することができ、軽量で安価なストッパ構造とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る防振装置の縦断面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】ストッパ金具の斜視図である。
【図4】ストッパ金具と本体金具とのかしめ部の変更例
を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
(1)本体金具 (2)上側取付金具 (21)ストッパ用フランジ (3)防振基体 (4)ダイヤフラム (5)液封入室 (6)オリフィス (7)仕切部材 (8)ストッパ金具 (81)ストッパ部 (82)側壁部 (83)(84)切欠窓 (85)リブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状胴部を有する本体金具と、該本体金具
    の軸心部上方に配された上側取付金具と、前記本体金具
    と上側取付金具との間に介設されて両金具を結合するゴ
    ム材よりなる防振基体と、前記本体金具の開口端部に固
    定されて前記防振基体の外方を上方に延びる筒状をな
    し、かつ、その上端部分がストッパ部として内側に折曲
    形成されたストッパ金具とを備え、該ストッパ金具が振
    動に伴う上側取付金具の大変位に対してストッパ作用を
    果たすように設けられた防振装置において、 前記ストッパ金具の側壁部には周方向に複数の切欠窓が
    設けられ、少なくとも1つの切欠窓における上下方向に
    延びる開口縁部に補強用のリブが設けられたことを特徴
    とする防振装置。
  2. 【請求項2】前記複数の切欠窓がストッパ金具の下端か
    ら切り欠かれており、そのうちの1の切欠窓は前記スト
    ッパ部を含めて切り欠かれ、他の切欠窓は前記ストッパ
    部を残して切り欠かれ、前記1の切欠窓に前記リブが設
    けられた請求項1記載の防振装置。
  3. 【請求項3】前記複数の切欠窓が前記ストッパ金具の径
    方向に相対向する2箇所に設けられている請求項2記載
    の防振装置。
  4. 【請求項4】前記本体金具の開口端部に対し前記ストッ
    パ金具の下端部を曲げてかしめ固定してなる請求項1〜
    3のいずれかに記載の防振装置。
  5. 【請求項5】前記ストッパ金具の下端部に対し前記本体
    金具の開口端部を曲げてかしめ固定してなる請求項1〜
    3のいずれかに記載の防振装置。
  6. 【請求項6】前記本体金具と前記ストッパ金具とが前記
    切欠窓によって分割された複数のかしめ部で固定され、
    各かしめ部の周方向におけるかしめ範囲が100°以上
    であり、複数のかしめ部の合計のかしめ範囲が200°
    以上である請求項4又は5に記載の防振装置。
  7. 【請求項7】前記上側取付金具は防振基体の上方で外方
    に張り出したストッパ用フランジを有し、前記ストッパ
    金具のストッパ部が、該フランジとその上方に取付固定
    される振動発生体側の部材との間に挿入配置されて、前
    記上側取付金具の上下方向の大変位に対してストッパ作
    用を果たすように設けられてなる請求項1〜6のいずれ
    かに記載の防振装置。
JP2001251759A 2001-08-22 2001-08-22 防振装置 Pending JP2003056636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001251759A JP2003056636A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001251759A JP2003056636A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003056636A true JP2003056636A (ja) 2003-02-26

Family

ID=19080348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001251759A Pending JP2003056636A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003056636A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025745A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振装置
US8083216B2 (en) 2007-07-13 2011-12-27 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration damping device equipped with rubber heat-insulating cover
US8104749B2 (en) 2007-07-13 2012-01-31 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration damping device equipped with rubber heat-insulating cover
EP2642152A4 (en) * 2011-02-18 2017-11-22 Bridgestone Corporation Vibration isolation device, and bracket for vibration isolation device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210423A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Bridgestone Corp 防振装置
JPH11132279A (ja) * 1997-10-30 1999-05-18 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 液封入式防振装置
JP2000220686A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Bridgestone Corp 防振装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08210423A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Bridgestone Corp 防振装置
JPH11132279A (ja) * 1997-10-30 1999-05-18 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 液封入式防振装置
JP2000220686A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Bridgestone Corp 防振装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025745A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振装置
US8083216B2 (en) 2007-07-13 2011-12-27 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration damping device equipped with rubber heat-insulating cover
US8104749B2 (en) 2007-07-13 2012-01-31 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration damping device equipped with rubber heat-insulating cover
EP2642152A4 (en) * 2011-02-18 2017-11-22 Bridgestone Corporation Vibration isolation device, and bracket for vibration isolation device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6517061B2 (en) Vibration isolating device
JP3554892B2 (ja) 防振装置
US6409158B1 (en) Liquid-filled type vibration absorbing device
JPH10252810A (ja) 液封入式防振装置
JP2003056636A (ja) 防振装置
US6543756B2 (en) Engine mount
JPH10238578A (ja) 防振装置
JP3590904B2 (ja) 防振装置
JP3732271B2 (ja) 防振マウント
US20030047661A1 (en) Anti-vibration assembly and anti-vibration support forming part of this assembly
JP3240328B2 (ja) 液封入式防振装置
JPH10213174A (ja) 防振装置
JP3799456B2 (ja) 液封入式防振装置の製造方法
JP2003083391A (ja) 液封入式防振装置
JPH07248044A (ja) 防振支持装置
JP2007064248A (ja) 液体封入式防振装置
JP2000297837A (ja) 防振装置及びそのストッパ金具
JP4131879B2 (ja) 自動車用液封入式防振装置
JP2009097612A (ja) 液体封入式防振装置
JPH0925983A (ja) 液封入式防振装置
JP4173607B2 (ja) 液封入式防振装置
JP2001295879A (ja) 液封入式防振装置
JP2000266122A (ja) 防振マウント
JP3852468B2 (ja) エンジンマウント用ダストカバー
JP2003065383A (ja) 防振装置及びそのストッパ金具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100603

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101019