JP2003056322A - 可変動弁機構 - Google Patents

可変動弁機構

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JP2003056322A
JP2003056322A JP2001246928A JP2001246928A JP2003056322A JP 2003056322 A JP2003056322 A JP 2003056322A JP 2001246928 A JP2001246928 A JP 2001246928A JP 2001246928 A JP2001246928 A JP 2001246928A JP 2003056322 A JP2003056322 A JP 2003056322A
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rocker arm
valve
rocker
shaft
cam
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Hiroshi Osawa
宏 大澤
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ロッカシャフトの回動量に応じて
ロッカアームを移動させ、バルブリフト量の制御を容易
とすることを目的としている。 【構成】 このため、カムシャフトに3次元カムを形成
し、3次元カムに追従するフォロア部をロッカアームに
設け、カムシャフトの回転によりロッカシャフトを支点
としてロッカアームを揺動させて吸気バルブ又は排気バ
ルブを開閉し、3次元カムとフォロア部との相対位置に
よってバルブのリフト量あるいはリフト時期を変化させ
る可変動弁機構において、ロッカシャフトに回動機構を
設けるとともにロッカシャフトの回動に応じてロッカア
ームを軸方向に移動させる移動機構を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
【従来の技術】車両の内燃機関にあっては、エンジン性
能を向上させるために、吸気バルブ又は排気バルブのリ
フト量あるいはリフト時期を変化させる可変動弁機構を
設けているものがある。
【0003】前記可変動弁機構としては、特公昭56−
11045号公報に開示されるものがある。この公報に
開示される内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期制御
機構は、カムの回転によりロッカアームを揺動させて吸
気弁または排気弁を開閉するようにした動弁機構におい
て、ロッカアームをロッカアームシャフトに軸方向に摺
動自在に取り付けるとともに、カム及びカムに接するロ
ッカアームのカムフォロワにテーパを付与し、ロッカア
ームを軸方向に移動させることによりバルブクリアラン
スを変化させ、以て、吸気弁または排気弁の開弁期間を
変化させるようにし、機関アイドリング運転時並に低速
運転時の安定性を確保しつつ、機関中、高速運転時の気
筒内残留ガスの増大を行えるようにしている。
【0004】また、特開2001−82117号公報に
開示されるものがある。この公報に開示される可変バル
ブタイミング機構は、回転するカム軸に形成された3次
元カムに摺接して揺動するロッカアームにより吸・排気
バルブが軸動して開閉弁するバルブタイミング機構にお
いて、ロッカアームを機関回転数あるいは負荷に応じて
カム軸の軸方向に移動させるように構成し、高精度にて
バルブタイミングを変更することを可能としている。
【0005】更に、実開昭61−43904号公報に開
示されるものがある。この公報に開示される可変動弁機
構は、内燃機関のポペット弁を駆動する動弁系に介装さ
れ自身のカムプロフィールが連続的に変化している三次
元カムと、三次元カムにより揺動されポペット弁を開閉
するロッカアームと、ロッカアームに接し且つ三次元カ
ムの回転中心軸線方向に揺動可能に枢支された接触チッ
プとにより構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の可変
動弁機構において、カムを3次元状に形成、つまり3次
元カムを設けるとともに、3次元カムを軸方向に移動さ
せることによってバルブリフト量を可変にするシステム
としては、実開昭61−43904号公報に開示される
ロッカアームを用いる方策や、特開平10−19633
3号公報に開示される直打システムによって実現する方
策等がある。
【0007】なお、3次元カムは、回転方向断面におい
て吸・排気バルブのリフト動作を可能にするためのカム
形状を構成するとともに、軸方向形状についてもロッカ
アームの移動に伴って吸・排気バルブのリフト量とバル
ブタイミングとを変更できるカム形状を構成する、と定
義できる。
【0008】しかし、前者の実開昭61−43904号
公報に開示されるものにおいては、具体的な作動方法が
提示されていない。
【0009】また、後者の特開平10−196333号
公報に開示されるものにおいては、カムシャフトを軸方
向に移動する必要があるので、駆動力やバルブタイミン
グを可変とする可変バルブタイミング機構(「Vari
able Valve Timing」、「VVT」と
もいう)との相性、及び駆動チェーン(あるいはベル
ト)との関係が複雑となるという不具合がある。
【0010】すなわち、カムシャフト及びロッカアーム
の相対位置を移動させる際に、カムシャフトを軸方向に
移動させる場合には、駆動チェーンあるいはベルトをカ
ムシャフトの軸方向に移動させることができないので、
カムシャフトをカム駆動スプロケット(あるいはプー
リ)と独立に移動させる必要がある。
【0011】また、バルブのリフト量あるいはリフト時
期を変化させる可変動弁機構は、可変バルブタイミング
機構(「VVT」ともいう)と組み合わせると効果が増
大するものであるが、カムシャフトを移動させるシステ
ムにおいては、カムシャフトの回転角度及び軸移動量を
制御しなくてはならないので、カムシャフト構造が複雑
となるという不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、カムシャフトに3次元カム
を形成し、該3次元カムに追従するフォロア部をロッカ
アームに設け、前記カムシャフトの回転によりロッカシ
ャフトを支点として前記ロッカアームを揺動させて吸気
バルブ又は排気バルブを開閉し、前記3次元カムと前記
フォロア部との相対位置によって前記バルブのリフト量
あるいはリフト時期を変化させる可変動弁機構におい
て、前記ロッカシャフトに回動機構を設けるとともに該
ロッカシャフトの回動に応じて前記ロッカアームを軸方
向に移動させる移動機構を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
回動機構によってロッカシャフトを回動させるととも
に、このロッカシャフトの回動量に応じてロッカアーム
を移動させ、バルブリフト量の制御を容易としている。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1〜図11はこの発明の第1実施例を示
すものである。図2及び図3において、2は車両(図示
せず)に搭載される内燃機関、4はシリンダヘッドであ
る。
【0016】前記内燃機関2の図示しないシリンダブロ
ックには、複数個、例えば3個の気筒(図示せず)が直
列に形成されている。シリンダヘッド4には、各気筒に
対応して点火栓(図示せず)が取り付けられるととも
に、各気筒に対応して燃焼室6(図2参照)が形成され
ている。
【0017】内燃機関2は、図示しないシリンダのシリ
ンダ軸線Lを挟んで、シリンダヘッド4の幅方向一側の
燃焼室6に開口する吸気口と排気口とのいずれか一方の
第1開口、例えば吸気口8を設けるとともに、シリンダ
軸線Lを挟んで幅方向他側の燃焼室6に開口する吸気口
と排気口とのいずれか他方の第2開口、例えば図示しな
い排気口を設けている。
【0018】前記シリンダヘッド4には、燃焼室6に連
通する吸気ポートと排気ポートとのいずれか一方の第1
ポートである吸気ポート10を設けるとともに、吸気ポ
ートと排気ポートとのいずれか他方の第2ポートである
図示しない排気ポートを設け、前記吸気口8を開閉する
吸気バルブ12を設けるとともに、前記排気口を開閉す
る図示しない排気バルブを設ける。
【0019】また、前記吸気バルブ12及び排気バルブ
を駆動する動弁装置14を設ける。この動弁装置14
は、図2及び図3に示す如く、シリンダ軸線Lを挟んで
シリンダヘッド4の幅方向各側に夫々吸気用カムシャフ
ト16及び排気用カムシャフト18を軸支して設けてい
る。吸気用カムシャフト16及び排気用カムシャフト1
8には、吸気カム20及び排気カム22を夫々設けてい
る。
【0020】このとき、前記吸気カム20のみを3次元
状に形成する。以下、吸気カム20を3次元カム20と
言い換えて説明する。
【0021】前記動弁装置14には、図2に示す如く、
3次元カム20に追従するフォロア部24を有するスイ
ング式の吸気用ロッカアーム26を設け、この吸気用ロ
ッカアーム26の一端側をシリンダヘッド4に装着され
るロッカシャフト28に連絡して設けるとともに、吸気
用ロッカアーム26の他端側を前記吸気バルブ12に当
接させて設け、吸気用ロッカアーム26の中央部位に前
記フォロア部24を設けている。このフォロア部はロッ
カアームに球状に凹設した凹部内を摺動するようにロッ
カアームのアーム部との接触面が球状に形成され、3次
元カムとの接触を滑らかにさせるように3次元カムとの
接触面を端部から中央部に掛けて徐々に高くなる弓状に
形成されている。
【0022】なお、前記吸気バルブ12は、図3に示す
如く、気筒毎の複数個、例えば2個設けられる場合があ
る。そして、吸気バルブ12は、図2に示す如く、吸気
口8を開閉する弁体12−1と、この弁体12−1に連
絡するバルブステム部12−2とを有し、吸気バルブ1
2のバルブステム部12−2をバルブガイド30によっ
て前記シリンダヘッド4に装着するとともに、このバル
ブガイド30よりも上部のバルブステム部12−2にバ
ルブスプリング32とリテーナ34とを配設し、バルブ
ステム部12−2の端部を前記吸気用ロッカアーム26
の他端側に当接させるものである。
【0023】また、前記動弁装置14の吸気側には、可
変動弁機構36を設ける。この可変動弁機構36は、前
記吸気用カムシャフト16の回転によりロッカシャフト
28を支点として吸気用ロッカアーム26を揺動させて
吸気バルブ12を開閉し、前記3次元カム20と吸気用
ロッカアーム26のフォロア部24との相対位置によっ
て吸気バルブ12のリフト量あるいはリフト時期を変化
させるものである。
【0024】そしてこのとき、前記ロッカシャフト28
に回動機構38を設けるとともに、ロッカシャフト28
の回動に応じて前記吸気用ロッカアーム26を軸方向に
移動させる移動機構40を設ける構成とする。
【0025】詳述すれば、前記回動機構38を、図3に
示す如く、前記ロッカシャフト28に連結された電動式
のモータ42により構成する。
【0026】また、前記吸気用カムシャフト16には、
図3に示す如く、駆動力やバルブタイミングを可変とす
る可変バルブタイミング機構(「Variable V
alve Timing」、「VVT」ともいう)44
を設ける。
【0027】更に、前記移動機構40は、前記ロッカシ
ャフト28と吸気用ロッカアーム26との摺動部のいず
れか一方、例えばロッカシャフト28の摺動部に形成さ
れた雄ねじ部46と、他方、つまり吸気用ロッカアーム
26との摺動部に形成された雌ねじ部48とにより構成
される。
【0028】そして、図4〜図6に示す如く、前記吸気
用カムシャフト16の3次元カム20のカムノーズは、
カムシャフト軸方向に3次元カム20のカムプロフィー
ルが変化するため、フォロア部24との位置関係によっ
てバルブリフト量が変化するものである。
【0029】また、前記ロッカシャフト28の摺動部に
形成された雄ねじ部46と、吸気用ロッカアーム26と
の摺動部に形成された雌ねじ部48との構成によって、
ロッカシャフト28が回転すると、吸気用ロッカアーム
26はカムシャフト軸方向にスライドし、このスライド
移動とによってフォロア部24及び吸気用カムシャフト
16のカムノーズ部位との接触位置が変化し、リフト量
が可変となるものである。
【0030】次に作用を説明する。
【0031】前記可変動弁機構36の最小リフト時に
は、図8の(b)及び図9の(b)に示す如く、吸気用
ロッカアーム26がロッカシャフト28の左側部位に位
置し、吸気用ロッカアーム26のフォロア部24が3次
元カム20の低い位置で接触し、図8の(a)の3次元
カムがベース円付近から図9の(a)のリフト状態とな
っても、リフト量が少ない。
【0032】また、前記回動機構38のモータ42によ
って、前記ロッカシャフト28を回動させると、前記移
動機構40の雄ねじ部46と雌ねじ部48とによって、
図10の(b)及び図11の(b)に示す如く、吸気用
ロッカアーム26がロッカシャフト28上を左側から右
側へ移動する。
【0033】そして、吸気用ロッカアーム26がロッカ
シャフト28上を右側端部へ移動すると、図11の
(b)に示す如く、吸気用ロッカアーム26のフォロア
部24が3次元カム20の高い位置で接触することとな
り、図10の(a)の3次元カムがベース円付近から図
11の(a)のリフト状態となった際に、前記可変動弁
機構36が最大リフト時となる。
【0034】なお、前記回動機構38のモータ42によ
って、前記ロッカシャフト28を逆方向に回動させれ
ば、前記移動機構40によって、最大リフト時から最小
リフト時に戻すことができる。
【0035】これにより、前記ロッカシャフト28の回
動量でバルブリフト量が決定されるため、ロッカシャフ
ト28の回動量に応じて吸気用ロッカアーム26を移動
させることによって、バルブリフト量の制御が容易とな
り、実用上有利である。
【0036】また、前記ロッカシャフト28に回動機構
38を設けて吸気用ロッカアーム26を移動させること
により、吸気用カムシャフト16を固定することがで
き、簡易な構造で吸気用ロッカアーム26を移動させる
ことが可能となるものである。
【0037】更に、前記移動機構40を、前記ロッカシ
ャフト28と吸気用ロッカアーム26との摺動部のいず
れか一方、例えばロッカシャフト28の摺動部に形成さ
れた雄ねじ部46と、他方、つまり吸気用ロッカアーム
26との摺動部に形成された雌ねじ部48とにより構成
したことにより、移動機構40がねじ機構であるため、
ねじの溝寸法を変更することによって、吸気用ロッカア
ーム26の移動を調整することができる。
【0038】更にまた、前記回動機構38を、ロッカシ
ャフト28に連結されたモータ42により構成したこと
により、モータ42によってロッカシャフト28を回動
させるため、油圧制御機構を必要とせず、油圧通路やセ
ンサ等が不要となり、大幅な変更を要することなく、回
動機構38を設けることができ、実用上及び経済的に有
利である。
【0039】図12はこの発明の第2実施例を示すもの
である。この第2実施例において上述第1実施例のもの
と同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明す
る。
【0040】上述第1実施例においては、前記移動機構
40を、前記ロッカシャフト28と吸気用ロッカアーム
26との摺動部のいずれか一方、例えばロッカシャフト
28の摺動部に形成された雄ねじ部46と、他方、つま
り吸気用ロッカアーム26との摺動部に形成された雌ね
じ部48とにより構成したが、この第2実施例の特徴と
するところは、移動機構52を、前記ロッカシャフト5
4とロッカアーム56との摺動部のいずれか一方に形成
されたピン構造58と他方に形成された溝構造60とか
らなる構成とした点にある。
【0041】すなわち、前記移動機構52を、図12に
示す如く、例えば前記ロッカアーム56の摺動部に形成
されたピン構造58と前記ロッカシャフト54との摺動
部に形成された溝構造60とにより構成する。
【0042】さすれば、ピン構造58と溝構造60とを
採用することによって、ねじ機構に比べ、小さな回動量
で大きなスライド量を得ることができ、使い勝手を向上
し得るものである。
【0043】図13はこの発明の第3実施例を示すもの
である。
【0044】この第3実施例の特徴とするところは、移
動機構62を、ボール64を介してロッカシャフト66
とロッカアーム68とを摺動させる構成とした点にあ
る。
【0045】すなわち、図13に示す如く、ロッカシャ
フト66に第1ねじ部70を形成するとともに、ロッカ
アーム68に第2ねじ部72を形成し、第1、第2ねじ
部70、72間に複数個のボール64を介設するもので
ある。
【0046】さすれば、前記移動機構62は、ボール6
4を介してロッカシャフト66とロッカアーム68とを
摺動させることにより、ロッカアーム68の軸方向への
移動をスムーズに行うことができるものである。
【0047】なお、この発明は上述第1〜第3実施例に
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
【0048】例えば、この発明の第1実施例において
は、回動機構を電動式のモータにより構成したが、この
電動式のモータの代わりに、可変バルブタイミング機構
を駆動させるような油圧駆動ユニットを使用することも
可能である。
【0049】また、この発明の第1実施例においては、
回動機構によってロッカシャフトを回動させるととも
に、このロッカシャフトの回動に応じて、移動機構によ
ってロッカアームを軸方向に移動させる構成としたが、
ロッカアームを軸方向に移動させる際に、複数の停止位
置を予め設定し、制御を簡略とする特別構成とすること
も可能である。
【0050】すなわち、複数の停止位置を予め設定して
バルブリフト量を複数の値とし、停止位置においてロッ
カアームを図示しないストッパ機構によって確実に停止
させ、予め決定した複数のバルブリフト量から任意のバ
ルブリフト量を利用するものである。
【0051】さすれば、複数の停止位置にロッカアーム
を確実に停止させることができ、予め決定したバルブリ
フト量を利用することができるとともに、ストッパ機構
によって機械的にガタつきのない状態にロッカアームを
支持することが可能となり、力の伝達を確実に行うこと
ができ、信頼性を向上し得る。
【0052】また、複数の停止位置間をロッカアームを
移動させる際に、ロッカアームの移動速度を大とすべく
構成すれば、ロッカアームの移動によるバルブリフト量
の切換動作を迅速・スムーズに行うことが可能となり、
実用上有利である。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、カムシャフトに3次元カムを形成し、3次元カム
に追従するフォロア部をロッカアームに設け、カムシャ
フトの回転によりロッカシャフトを支点としてロッカア
ームを揺動させて吸気バルブ又は排気バルブを開閉し、
3次元カムとフォロア部との相対位置によってバルブの
リフト量あるいはリフト時期を変化させる可変動弁機構
において、ロッカシャフトに回動機構を設けるとともに
ロッカシャフトの回動に応じてロッカアームを軸方向に
移動させる移動機構を設けたので、前記ロッカシャフト
の回動量でバルブリフト量が決定されるため、ロッカシ
ャフトの回動量に応じてロッカアームを移動させること
によって、バルブリフト量の制御が容易となり、実用上
有利である。また、前記ロッカシャフトに回動機構を設
けてロッカアームを移動させることにより、カムシャフ
トを固定することができ、簡易な構造でロッカアームを
移動させることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す可変動弁機構の概
略斜視図である。
【図2】可変動弁機構の概略断面図である。
【図3】シリンダヘッドの平面図である。
【図4】ロッカシャフトとロッカアームとバルブとの断
面図である。
【図5】ロッカシャフトとロッカアームとバルブとの平
面図である。
【図6】3次元カムと移動機構とを示す概略説明図であ
る。
【図7】移動機構を示す概略断面説明図である。
【図8】最小リフト時のベース円付近の3次元カムを示
し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図9】最小リフト時の3次元カムを示し、(a)は側
面図、(b)は正面図である。
【図10】最大リフト時のベース円付近の3次元カムを
示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図11】最大リフト時の3次元カムを示し、(a)は
側面図、(b)は正面図である。
【図12】この発明の第2実施例を示す移動機構を示す
概略断面説明図である。
【図13】この発明の第3実施例を示す移動機構を示す
概略断面説明図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 シリンダヘッド 12 吸気バルブ 12−1 弁体 12−2 バルブステム部 14 動弁装置 16 吸気用カムシャフト 18 排気用カムシャフト 20 吸気カム(「3次元カム」とも換言できる) 22 排気カム 24 フォロア部 26 吸気用ロッカアーム 28 ロッカシャフト 36 可変動弁機構 38 回動機構 40 移動機構 42 モータ 44 可変バルブタイミング機構 46 雄ねじ部 48 雌ねじ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G016 AA06 AA19 BB26 CA01 CA04 CA08 CA16 CA21 CA25 CA45 DA08 DA22 DA23 GA01 GA06 3G018 AB05 BA03 BA16 CA13 CA18 DA03 DA10 DA11 DA70 DA84 DA85 FA01 FA06 FA07 GA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフトに3次元カムを形成し、該
    3次元カムに追従するフォロア部をロッカアームに設
    け、前記カムシャフトの回転によりロッカシャフトを支
    点として前記ロッカアームを揺動させて吸気バルブ又は
    排気バルブを開閉し、前記3次元カムと前記フォロア部
    との相対位置によって前記バルブのリフト量あるいはリ
    フト時期を変化させる可変動弁機構において、前記ロッ
    カシャフトに回動機構を設けるとともに該ロッカシャフ
    トの回動に応じて前記ロッカアームを軸方向に移動させ
    る移動機構を設けたことを特徴とする可変動弁機構。
  2. 【請求項2】 前記移動機構は、前記ロッカシャフトと
    ロッカアームとの摺動部のいずれか一方に形成された雄
    ねじ部と他方に形成された雌ねじ部とにより構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の可変動弁機構。
  3. 【請求項3】 前記移動機構は、前記ロッカシャフトと
    ロッカアームとの摺動部のいずれか一方に形成されたピ
    ン構造と他方に形成された溝構造とからなることを特徴
    とする請求項1に記載の可変動弁機構。
  4. 【請求項4】 前記移動機構は、ボールを介してロッカ
    シャフトとロッカアームとを摺動させることを特徴とす
    る請求項1に記載の可変動弁機構。
  5. 【請求項5】 前記回動機構は、前記ロッカシャフトに
    連結されたモータにより構成することを特徴とする請求
    項1に記載の可変動弁機構。
  6. 【請求項6】 前記カムシャフトに可変バルブタイミン
    グ機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の可変
    動弁機構。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012523517A (ja) * 2009-04-09 2012-10-04 イー・アー・フアウ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・インゲニオールゲゼルシヤフト・アウト・ウント・フエルケール 吸排気バルブを動作させるための内燃機関用バルブ駆動部
KR101220040B1 (ko) * 2006-12-14 2013-01-08 현대자동차주식회사 자동차의 3d 캠을 이용한 연속 가변밸브 리프트장치
CN103306776A (zh) * 2013-06-28 2013-09-18 长城汽车股份有限公司 用于发动机的可变气门升程装置、发动机和车辆
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CN112219016A (zh) * 2018-05-22 2021-01-12 Avl李斯特有限公司 内燃机的气门传动装置

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