JP2003051553A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003051553A
JP2003051553A JP2001236694A JP2001236694A JP2003051553A JP 2003051553 A JP2003051553 A JP 2003051553A JP 2001236694 A JP2001236694 A JP 2001236694A JP 2001236694 A JP2001236694 A JP 2001236694A JP 2003051553 A JP2003051553 A JP 2003051553A
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Japan
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well
type
well region
conductivity type
parasitic capacitance
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Application number
JP2001236694A
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English (en)
Inventor
Masayuki Hata
雅之 畑
Tomohiro Sakurai
友博 桜井
Yukihiko Shimazu
之彦 島津
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路を設計する際に、寄生容量に接続できる
GND電源の種類が制限されないようにし、耐ノイズが
高く誤差動が少ない回路を設計する。 【解決手段】 P形半導体基板1に形成されるN形ウェ
ル領域2と、N形ウェル領域2内に形成されるP形ウェ
ル領域3と、N形ウェル領域2内に形成されるP形ウェ
ル領域12とを備える半導体装置において、N形ウェル
領域2内に形成されるP形ウェル領域3の少なくとも一
部が、配線帯18の下層に形成し、P形ウェル領域12
に各トランジスタ16,17を配置するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源ノイズによ
る影響を抑制するウェル構造を備える半導体装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図31は、従来の半導体装置におけるウ
ェル構造を示す断面図である。図31において、100
1はP形半導体基板、1002はP形半導体基板100
1に形成される回路を形成するためのN形ウェル領域、
1003はN形ウェル領域1002に電圧を印加する電
源、1004はP形半導体基板1001を接地するGN
D電源、1005はN形ウェル領域1002と電源10
03とを接続するウェルコンタクト、1006はP形半
導体基板1001とGND電源1004とを接続する基
板コンタクト、1007はP形半導体基板1001とN
形ウェル領域1002との間に形成される寄生容量であ
る。
【0003】図32は、図31に示された従来の半導体
装置におけるウェル構造の等価回路図である。図32に
おいて、1003は電源、1004はGND電源、10
07は寄生容量であり、図31と同一または相当部分は
同一符号で示している。
【0004】図33は、配線及びトランジスタを備える
半導体回路の配置を示す上面図であり、図31に示され
た従来の半導体装置におけるウェル構造を用いて配線及
びトランジスタを配置した半導体回路の一例である。図
33において、1001はP形半導体基板、1002は
N形ウェル領域、1003は電源、1004はGND電
源、1005はウェルコンタクト、1006は基板コン
タクトであり、図31と同一または相当部分は同一符号
で示している。
【0005】また、図33において、1011はP形半
導体基板1001上に形成されたNチャネルトランジス
タ、1012はN形ウェル領域1002上に形成された
Pチャネルトランジスタ、1013はNチャネルトラン
ジスタ1011とPチャネルトランジスタ1012とに
隣接する電源,GND電源,信号線等の配線帯である。
寄生容量1007は、GND電源1004におけるノイ
ズの影響を吸収することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成されているので、寄生容量の一方の端子
は半導体基板に限定されるから、GND電源として寄生
容量の他方の端子に接続できる電源は、デジタルGND
電源とアナログGND電源とのどちらか一方しか選べな
い。通常はデジタルGND電源を選ぶので、その結果、
アナログGND電源は、デジタルGND電源との間に容
量を付けなければならないという回路設計上の制限が発
生するという課題があった。
【0007】また、従来の半導体装置は、回路を設計す
る際に、寄生容量をキャパシタとして活用することがで
きる信号は限られているという課題があった。
【0008】また、従来の半導体装置は、半導体基板の
基板抵抗が高い場合には、高周波ノイズに対して等価的
に寄生容量の容量が小さくなるので、効率良くノイズを
吸収することができなくなるという課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、回路を設計する際に、寄生容量に
接続できるGND電源の種類が制限されないようにし、
耐ノイズが高く誤差動が少ない回路を設計することがで
きる半導体装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、第1導電形の半導体基板に形成される第2導電形
の第1ウェルと、第2導電形の第1ウェル内に形成され
る第1導電形の第2ウェルとを備える半導体装置におい
て、第1導電形の第2ウェルの少なくとも一部が、配線
帯の下層に形成されるものである。
【0011】この発明に係る半導体装置は、第2導電形
の第1ウェルと第1導電形の第2ウェルとの少なくとも
一方が、寄生容量が増えるように凹部を備えるものであ
る。
【0012】この発明に係る半導体装置は、第1導電形
の半導体基板に形成される第2導電形の第1ウェルと、
第1導電形の半導体基板に形成される第2導電形の第2
ウェルと、第2導電形の第1ウェル内に形成される第1
導電形の第3ウェルと、第2導電形の第2ウェル内に形
成される第1導電形の第4ウェルとを備える半導体装置
において、第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第4
ウェルとの少なくとも一方でありその一部が、配線帯の
下層に形成されるものである。
【0013】この発明に係る半導体装置は、第2導電形
の第1ウェルと第2導電形の第2ウェルとに接続する第
1の電源と、第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第
4ウェルとに接続する第2の電源とを備えたものであ
る。
【0014】この発明に係る半導体装置は、第2導電形
の第1ウェルと第2導電形の第2ウェルとに接続する第
1の配線と、第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第
4ウェルとに接続する第2の配線と、第2導電形の第1
ウェルと第2導電形の第2ウェルとのどちらか一方に接
続する第1の電源と、第1導電形の第3ウェルと第1導
電形の第4ウェルとのどちらか一方に接続する第2の電
源とを備えたものである。
【0015】この発明に係る半導体装置は、第2導電形
の第1ウェルと第2導電形の第2ウェルとに接続する第
1の配線と、第2導電形の第1ウェルと第2導電形の第
2ウェルとのどちらか一方に接続する第1の電源と、第
1導電形の第3ウェルと第1導電形の第4ウェルとに接
続する第2の電源とを備えたものである。
【0016】この発明に係る半導体装置は、第2導電形
の第1ウェルと第2導電形の第2ウェルとに接続する第
1の電源と、第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第
4ウェルとに接続する第2の配線と、第1導電形の第3
ウェルと第1導電形の第4ウェルとのどちらか一方に接
続する第2の電源とを備えたものである。
【0017】この発明に係る半導体装置は、第2導電形
の第1ウェルに接続する第1の電源と、第1導電形の第
3ウェルに接続する第2の電源と、第2導電形の第2ウ
ェルに接続する第3の電源と、第1導電形の第4ウェル
に接続する第4の電源とを備えたものである。
【0018】この発明に係る半導体装置は、第1導電形
の半導体基板に形成される第2導電形の第1ウェルと、
第2導電形の第1ウェル内に形成される第1導電形の第
2ウェルと、第1導電形の第2ウェル内に形成される第
2導電形の第3ウェルとを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
半導体装置におけるウェル構造を示す断面図である。図
1において、1はP形半導体基板(第1導電形の半導体
基板)、2はP形半導体基板1に形成される寄生容量を
付加するためのN形ウェル領域(第2導電形の第1ウェ
ル)、3は寄生容量を付加するためのN形ウェル領域2
に形成されるP形ウェル領域(第1導電形の第2ウェ
ル)、4はP形半導体基板1を接地するGND電源、5
はN形ウェル領域2に電圧を印加する電源、6はP形ウ
ェル領域3に電圧を印加する電源、7はP形半導体基板
1とGND電源4とを接続する基板コンタクト、8はN
形ウェル領域2と電源5とを接続するウェルコンタク
ト、9はP形ウェル領域3と電源6とを接続するウェル
コンタクト、10はP形半導体基板1とN形ウェル領域
2との間に形成される寄生容量、11はN形ウェル領域
2とP形ウェル領域3との間に形成される寄生容量であ
る。
【0020】図2は、図1に示されたこの発明の実施の
形態1による半導体装置におけるウェル構造の等価回路
図である。図2において、4はGND電源、5は電源、
6は電源、10は寄生容量、11は寄生容量であり、図
1と同一または相当部分は同一符号で示している。
【0021】次に動作について説明する。寄生容量11
を付加するためのN形ウェル領域2とP形ウェル領域3
とを除いた領域において、回路を形成するための図示さ
れないN形ウェル領域とP形ウェル領域に多数の論理回
路が形成され、当該論理回路が全て同時に動作する場合
に、寄生容量10と寄生容量11によって電荷を供給す
ることができる。このことによって、ノイズの発生を押
さえることができる。
【0022】図3は、この発明の実施の形態1による半
導体装置におけるウェル構造を示す断面図であり、P形
ウェル領域3を配線帯の下層に設けた一例を示してい
る。図3において、図1と同一符号は同一または相当部
分を示すのでその説明を省略する。12は寄生容量を付
加するためのN形ウェル領域2に形成される回路を形成
するためのP形ウェル領域、13はP形ウェル領域12
に電圧を印加する電源、14はP形ウェル領域12と電
源13とを接続するウェルコンタクト、15はN形ウェ
ル領域2とP形ウェル領域12との間に形成される寄生
容量、16はP形ウェル領域12上に形成されたNチャ
ネルトランジスタ、17はN形ウェル領域2上に形成さ
れたPチャネルトランジスタ、18はNチャネルトラン
ジスタ16とPチャネルトランジスタ17とに隣接する
電源,GND電源,信号線等の配線帯である。なお、P
形ウェル領域3の少なくとも一部が、配線帯18の下層
に形成されている。
【0023】図4は、配線及びトランジスタを備える半
導体回路の配置の一例を示す上面図であり、図3に示さ
れた実施の形態1による半導体装置の上面図に相当す
る。図4において、図3と同一符号は同一または相当部
分を示すのでその説明を省略する。
【0024】次に動作について説明する。N形ウェル領
域2は、P形ウェル領域3とP形ウェル領域12とを囲
んでいるので、従来技術と比べて寄生容量10の容量が
大きくなる。また、寄生容量11は、配線帯18の下層
に存在する。図3及び図4に示された半導体回路の配置
の一例では、寄生容量10の容量が大きくなるので、N
形ウェル領域2上とP形ウェル領域12上に形成された
各トランジスタが動作した場合に、電荷を供給する寄生
容量10と寄生容量11によるノイズの発生を押さえる
許容量は増える。また、配線帯18の下層にP形ウェル
領域3を形成するので、チップ面積を大きくすることな
く寄生容量11の容量を増やすことができる。
【0025】図5は、この発明の実施の形態1による半
導体装置におけるウェル構造を示す断面図であり、P形
ウェル領域3を配線帯18の下層に設けた一例を示して
いる。図5において、図3と同一符号は同一または相当
部分を示すのでその説明を省略する。但し、Nチャネル
トランジスタ16はP形ウェル領域3に形成され配線帯
18に隣接する点で、図3に示された一例とは異なる。
なお、P形ウェル領域3の少なくとも一部が、配線帯1
8の下層に形成されている。
【0026】次に動作について説明する。N形ウェル領
域2は、従来技術と比べて寄生容量10の容量が大きく
なる。また、寄生容量11は、配線帯18の下層に存在
する。図5に示された半導体回路の配置の一例では、寄
生容量10の容量が大きくなるので、N形ウェル領域2
上とP形ウェル領域12上に形成された各トランジスタ
が動作した場合に、電荷を供給する寄生容量10と寄生
容量11によるノイズの発生を押さえる許容量は増え
る。また、配線帯18の下層にP形ウェル領域3を形成
するので、チップ面積を大きくすることなく寄生容量1
1の容量を増やすことができる。
【0027】図6は、この発明の実施の形態1による半
導体装置におけるウェル構造の一例を示す模式図であ
る。図6において、縦がa,横がb,深さがcのウェル
領域に、長さd,幅がeの凹部を設けた場合を示してい
る。図6に示された一例では、底面はdとeの積に相当
する面積が減少するが、側面は2×d×cだけ増加す
る。このため、2×cがeより大きくなるような値を選
べば、2×d×cとd×eの差に相当する面積が増加す
る。その結果、寄生容量が増えるので、ノイズの発生を
押さえる許容量は増える。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、寄生容量10の容量が大きくなるので、N形ウェル
領域上とP形ウェル領域上に形成された各トランジスタ
が動作しても、電荷を供給する寄生容量10と寄生容量
11によるノイズの発生を押さえる許容量は増えている
から、耐ノイズが高く誤差動が少ない回路を設計するこ
とができる効果が得られる。
【0029】また、この実施の形態1によれば、配線帯
18の下層にP形ウェル領域3を形成するので、チップ
面積を大きくすることなく寄生容量11の容量を増やす
ことができ、耐ノイズが高く誤差動が少ない回路を設計
することができる効果が得られる。
【0030】また、この実施の形態1によれば、ウェル
構造に凹部を設けた場合に、寄生容量10,11の容量
を容易に大きくすることができ、耐ノイズが高く誤差動
が少ない回路を設計することができる効果が得られる。
【0031】実施の形態2.図7は、この発明の実施の
形態2による半導体装置におけるウェル構造を示す断面
図である。図7において、21はN形半導体基板(第1
導電形の半導体基板)、22はN形半導体基板21に形
成される寄生容量を付加するためのP形ウェル領域(第
2導電形の第1ウェル)、23は寄生容量を付加するた
めのP形ウェル領域22に形成されるN形ウェル領域
(第1導電形の第2ウェル)、24はN形半導体基板2
1に電圧を印加する電源、25はP形ウェル領域22に
電圧を印加する電源、26はN形ウェル領域23に電圧
を印加する電源、27はN形半導体基板21と電源24
とを接続する基板コンタクト、28はP形ウェル領域2
2と電源25とを接続するウェルコンタクト、29はN
形ウェル領域23と電源26とを接続するウェルコンタ
クト、30はN形半導体基板21とP形ウェル領域22
との間に形成される寄生容量、31はP形ウェル領域2
2とN形ウェル領域23との間に形成される寄生容量で
ある。
【0032】図8は、図7に示されたこの発明の実施の
形態2による半導体装置におけるウェル構造の等価回路
図である。図8において、24は電源、25は電源、2
6は電源、30は寄生容量、31は寄生容量であり、図
7と同一または相当部分は同一符号で示している。
【0033】次に動作について説明する。図1に示され
た実施の形態1による半導体装置におけるウェル構造
と、図7に示された実施の形態2による半導体装置にお
けるウェル構造は、P形とN形の極性が反転している点
が異なるものである。寄生容量31を付加するためのP
形ウェル領域22とN形ウェル領域23とを除いた領域
において、回路を形成するための図示されないP形ウェ
ル領域とN形ウェル領域に多数の論理回路が形成され、
当該論理回路が全て同時に動作する場合に、寄生容量3
0と寄生容量31によって電荷を供給することができ
る。このことによって、ノイズの発生を押さえることが
できる。また、N形ウェル領域23を配線帯18の下層
に設けた場合には、寄生容量30の容量が大きくなるの
で、電荷を供給する寄生容量30と寄生容量31による
ノイズの発生を押さえる許容量は増える。また、配線帯
18の下層にN形ウェル領域23を形成するので、チッ
プ面積を大きくすることなく寄生容量31の容量を増や
すことができる。
【0034】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量30の容
量が大きくなるので、P形ウェル領域上とN形ウェル領
域上に形成された各トランジスタが動作しても、電荷を
供給する寄生容量30と寄生容量31によるノイズの発
生を押さえる許容量は増えているから、耐ノイズが高く
誤差動が少ない回路を設計することができる効果が得ら
れる。
【0035】実施の形態3.図9は、この発明の実施の
形態3による半導体装置におけるウェル構造を示す断面
図である。図9において、41は図示されないGND電
源に接続するP形半導体基板(第1導電形の半導体基
板)、42はP形半導体基板41に形成される回路を形
成するためのN形ウェル領域(第2導電形の第1ウェ
ル)、43はN形ウェル領域42に形成される回路を形
成するためのP形ウェル領域(第1導電形の第3ウェ
ル)、44はP形半導体基板41に形成される寄生容量
を付加するためのN形ウェル領域(第2導電形の第2ウ
ェル)、45はN形ウェル領域44に形成される寄生容
量を付加するためのP形ウェル領域(第1導電形の第4
ウェル)、46はN形ウェル領域42とN形ウェル領域
44に電圧を印加する電源(第1の電源)、47はP形
ウェル領域43とP形ウェル領域45に電圧を印加する
電源(第2の電源)、48はN形ウェル領域42と電源
46とを接続するウェルコンタクト、49はP形ウェル
領域43と電源47とを接続するウェルコンタクト、5
0はN形ウェル領域44と電源46とを接続するウェル
コンタクト、51はP形ウェル領域45と電源47とを
接続するウェルコンタクト、52はP形半導体基板41
とN形ウェル領域42との間に形成される寄生容量、5
3はN形ウェル領域42とP形ウェル領域43との間に
形成される寄生容量、54はP形半導体基板41とN形
ウェル領域44との間に形成される寄生容量、55はN
形ウェル領域44とP形ウェル領域45との間に形成さ
れる寄生容量である。
【0036】図10は、図9に示されたこの発明の実施
の形態3による半導体装置におけるウェル構造の等価回
路図である。図10において、46は電源、47は電
源、52は寄生容量、53は寄生容量、54は寄生容
量、55は寄生容量であり、図9と同一または相当部分
は同一符号で示している。56はP形半導体基板41を
接地するGND電源である。
【0037】図11は、この発明の実施の形態3による
半導体装置におけるウェル構造を示す断面図であり、P
形ウェル領域45を配線帯の下層に設けた一例を示して
いる。図11において、図9及び図10と同一符号は同
一または相当部分を示すのでその説明を省略する。57
はP形半導体基板41とGND電源56とを接続する基
板コンタクト、58はP形ウェル領域43上に形成され
たNチャネルトランジスタ、59はN形ウェル領域42
上に形成されたPチャネルトランジスタ、60はNチャ
ネルトランジスタ58とPチャネルトランジスタ59と
に隣接する電源,GND電源,信号線等の配線帯であ
る。なお、P形ウェル領域45の少なくとも一部が、配
線帯60の下層に形成されている。
【0038】図12は、配線及びトランジスタを備える
半導体回路の配置の一例を示す上面図であり、図11に
示された実施の形態3による半導体装置の上面図に相当
する。図12において、図11と同一符号は同一または
相当部分を示すのでその説明を省略する。
【0039】次に動作について説明する。寄生容量5
4,55を付加するためのN形ウェル領域44とP形ウ
ェル領域45とを除いた領域において、回路を形成する
ためのN形ウェル領域42とP形ウェル領域43に各ト
ランジスタ58,59が形成され、各トランジスタ5
8,59が全て同時に動作する場合に、寄生容量54と
寄生容量55によって電荷を供給することができるの
で、ノイズの発生を押さえることができる。また、P形
ウェル領域45を配線帯60の下層に設けた場合には、
寄生容量54,55の容量が大きくなるので、電荷を供
給する寄生容量52,53,54,55によるノイズの
発生を押さえる許容量は増える。また、配線帯60の下
層にP形ウェル領域45を形成するので、チップ面積を
大きくすることなく寄生容量54,55の容量を増やす
ことができる。また、N形ウェル領域42とP形ウェル
領域43は、N形ウェル領域44とP形ウェル領域45
に沿うように形成すると寄生容量52,53の容量を増
やすことができる。
【0040】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量54,5
5の容量が大きくなるので、N形ウェル領域42上とP
形ウェル領域43上に形成された各トランジスタが動作
しても、電荷を供給する寄生容量52,53,54,5
5によるノイズの発生を押さえる許容量は増えているか
ら、耐ノイズが高く誤差動が少ない回路を設計すること
ができる効果が得られる。
【0041】実施の形態4.図13は、この発明の実施
の形態4による半導体装置におけるウェル構造を示す断
面図である。図13において、61は図示されない電源
に接続するN形半導体基板(第1導電形の半導体基
板)、62はN形半導体基板61に形成される回路を形
成するためのP形ウェル領域(第2導電形の第1ウェ
ル)、63はP形ウェル領域62に形成される回路を形
成するためのN形ウェル領域(第1導電形の第3ウェ
ル)、64はN形半導体基板61に形成される寄生容量
を付加するためのP形ウェル領域(第2導電形の第2ウ
ェル)、65はP形ウェル領域64に形成される寄生容
量を付加するためのN形ウェル領域(第1導電形の第4
ウェル)、66はP形ウェル領域62とP形ウェル領域
64に電圧を印加する電源(第1の電源)、67はN形
ウェル領域63とN形ウェル領域65に電圧を印加する
電源(第2の電源)、68はP形ウェル領域62と電源
66とを接続するウェルコンタクト、69はN形ウェル
領域63と電源67とを接続するウェルコンタクト、7
0はP形ウェル領域64と電源66とを接続するウェル
コンタクト、71はN形ウェル領域65と電源67とを
接続するウェルコンタクト、72はN形半導体基板61
とP形ウェル領域62との間に形成される寄生容量、7
3はP形ウェル領域62とN形ウェル領域63との間に
形成される寄生容量、74はN形半導体基板61とP形
ウェル領域64との間に形成される寄生容量、75はP
形ウェル領域64とN形ウェル領域65との間に形成さ
れる寄生容量である。
【0042】図14は、図13に示されたこの発明の実
施の形態4による半導体装置におけるウェル構造の等価
回路図である。図14において、66は電源、67は電
源、72は寄生容量、73は寄生容量、74は寄生容
量、75は寄生容量であり、図13と同一または相当部
分は同一符号で示している。76はN形半導体基板61
に電圧を印加する電源である。
【0043】次に動作について説明する。図9に示され
た実施の形態3による半導体装置におけるウェル構造
と、図13に示された実施の形態4による半導体装置に
おけるウェル構造は、P形とN形の極性が反転している
点が異なるものである。寄生容量74,75を付加する
ためのP形ウェル領域64とN形ウェル領域65とを除
いた領域において、回路を形成するためのP形ウェル領
域62とN形ウェル領域63に各トランジスタが形成さ
れ、各トランジスタが全て同時に動作する場合に、寄生
容量74と寄生容量75によって電荷を供給することが
できるので、ノイズの発生を押さえることができる。ま
た、N形ウェル領域65を配線帯の下層に設けた場合に
は、寄生容量74,75の容量が大きくなるので、電荷
を供給する寄生容量72,73,74,75によるノイ
ズの発生を押さえる許容量は増える。また、配線帯の下
層にN形ウェル領域65を形成するので、チップ面積を
大きくすることなく寄生容量74,75の容量を増やす
ことができる。また、P形ウェル領域62とN形ウェル
領域63は、P形ウェル領域64とN形ウェル領域65
に沿うように形成すると寄生容量72,73の容量を増
やすことができる。
【0044】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量74,7
5の容量が大きくなるので、P形ウェル領域上とN形ウ
ェル領域上に形成された各トランジスタが動作しても、
電荷を供給する寄生容量72,73,74,75による
ノイズの発生を押さえる許容量は増えているから、耐ノ
イズが高く誤差動が少ない回路を設計することができる
効果が得られる。
【0045】実施の形態5.図15は、この発明の実施
の形態5による半導体装置におけるウェル構造を示す断
面図である。図15において、図9と同一符号は同一ま
たは相当部分を示すのでその説明を省略する。81はN
形ウェル領域44に電圧を印加する電源(第1の電
源)、82はP形ウェル領域45に電圧を印加する電源
(第2の電源)、83はN形ウェル領域44と電源81
とを接続するウェルコンタクト、84はP形ウェル領域
45と電源82とを接続するウェルコンタクト、85は
P形ウェル領域43とP形ウェル領域45とを接続する
ためにP形ウェル領域45に形成されるウェルコンタク
ト、86はN形ウェル領域42とN形ウェル領域44と
を接続するためにN形ウェル領域44に形成されるウェ
ルコンタクト、87はN形ウェル領域42とN形ウェル
領域44とを接続するためにN形ウェル領域42に形成
されるウェルコンタクト、88はP形ウェル領域43と
P形ウェル領域45とを接続するためにP形ウェル領域
43に形成されるウェルコンタクト、89はウェルコン
タクト85とウェルコンタクト88とを接続する配線
(第2の配線)、90はウェルコンタクト86とウェル
コンタクト87とを接続する配線(第1の配線)であ
る。
【0046】図16は、図15に示されたこの発明の実
施の形態5による半導体装置におけるウェル構造の等価
回路図である。図16において、52は寄生容量、53
は寄生容量、54は寄生容量、55は寄生容量、81は
電源、82は電源、89は配線、90は配線であり、図
15と同一または相当部分は同一符号で示している。但
し、N形ウェル領域44とP形ウェル領域45は、抵抗
に相当する。また、91はP形半導体基板41を接地す
るGND電源である。
【0047】次に動作について説明する。配線帯のよう
なトランジスタが存在しない領域に寄生容量54,55
を付加するために、N形ウェル領域44とP形ウェル領
域45とを形成することによって、チップ面積を大きく
することなく寄生容量54,55の容量を増やすことが
できる。また、各トランジスタを形成するためのN形ウ
ェル領域42とP形ウェル領域43が、配線89,90
を介してN形ウェル領域44とP形ウェル領域45に接
続することによって、N形ウェル領域44とP形ウェル
領域45が抵抗として働き、電源81,82のノイズを
低減する。
【0048】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量54,5
5の容量が大きくすることができ、各トランジスタを形
成するためのN形ウェル領域42とP形ウェル領域43
が、配線89,90を介してN形ウェル領域44とP形
ウェル領域45に接続することによって、N形ウェル領
域44とP形ウェル領域45が抵抗として働き、電源8
1,82のノイズを低減する効果が得られる。
【0049】実施の形態6.図17は、この発明の実施
の形態6による半導体装置におけるウェル構造を示す断
面図である。図17において、図13と同一符号は同一
または相当部分を示すのでその説明を省略する。101
はP形ウェル領域64に電圧を印加する電源(第1の電
源)、102はN形ウェル領域65に電圧を印加する電
源(第2の電源)、103はP形ウェル領域64と電源
101とを接続するウェルコンタクト、104はN形ウ
ェル領域65と電源102とを接続するウェルコンタク
ト、105はN形ウェル領域63とN形ウェル領域65
とを接続するためにN形ウェル領域65に形成されるウ
ェルコンタクト、106はP形ウェル領域62とP形ウ
ェル領域64とを接続するためにP形ウェル領域64に
形成されるウェルコンタクト、107はP形ウェル領域
62とP形ウェル領域64とを接続するためにP形ウェ
ル領域62に形成されるウェルコンタクト、108はN
形ウェル領域63とN形ウェル領域65とを接続するた
めにN形ウェル領域63に形成されるウェルコンタク
ト、109はウェルコンタクト105とウェルコンタク
ト108とを接続する配線(第2の配線)、110はウ
ェルコンタクト106とウェルコンタクト107とを接
続する配線(第1の配線)である。
【0050】図18は、図17に示されたこの発明の実
施の形態6による半導体装置におけるウェル構造の等価
回路図である。図18において、72は寄生容量、73
は寄生容量、74は寄生容量、75は寄生容量、101
は電源、102は電源、109は配線、110は配線で
あり、図17と同一または相当部分は同一符号で示して
いる。但し、P形ウェル領域64とN形ウェル領域65
は、抵抗に相当する。また、111はN形半導体基板6
1に接続するGND電源である。
【0051】次に動作について説明する。図15に示さ
れた実施の形態5による半導体装置におけるウェル構造
と、図17に示された実施の形態6による半導体装置に
おけるウェル構造は、P形とN形の極性が反転している
点が異なるものである。配線帯のようなトランジスタが
存在しない領域に寄生容量74,75を付加するため
に、P形ウェル領域64とN形ウェル領域65とを形成
することによって、チップ面積を大きくすることなく寄
生容量74,75の容量を増やすことができる。また、
各トランジスタを形成するためのP形ウェル領域62と
N形ウェル領域63が、配線109,110を介してP
形ウェル領域64とN形ウェル領域65に接続すること
によって、P形ウェル領域64とN形ウェル領域65が
抵抗として働き、電源101,102のノイズを低減す
る。
【0052】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量74,7
5の容量が大きくすることができ、各トランジスタを形
成するためのP形ウェル領域62とN形ウェル領域63
が、配線109,110を介してP形ウェル領域64と
N形ウェル領域65に接続することによって、P形ウェ
ル領域64とN形ウェル領域65が抵抗として働き、電
源101,102のノイズを低減する効果が得られる。
【0053】実施の形態7.図19は、この発明の実施
の形態7による半導体装置におけるウェル構造を示す断
面図である。図19において、図15と同一符号は同一
または相当部分を示すのでその説明を省略する。121
は配線89に接続する電源(第2の電源)である。
【0054】図20は、図19に示されたこの発明の実
施の形態7による半導体装置におけるウェル構造の等価
回路図である。図20において、52は寄生容量、53
は寄生容量、54は寄生容量、55は寄生容量、81は
電源、90は配線、91はGND電源、121は電源で
あり、図16及び図19と同一または相当部分は同一符
号で示している。
【0055】次に動作について説明する。配線帯のよう
なトランジスタが存在しない領域に寄生容量54,55
を付加するために、N形ウェル領域44とP形ウェル領
域45とを形成することによって、チップ面積を大きく
することなく寄生容量54,55の容量を増やすことが
できる。また、各トランジスタを形成するためのN形ウ
ェル領域42が、配線90を介してN形ウェル領域44
に接続することによって、N形ウェル領域44が抵抗と
して働き、電源81のノイズを低減する。また、多数の
トランジスタが同時に動作した場合においても、寄生容
量53と寄生容量55とによって電荷が供給できるか
ら、電源121のノイズの発生を押さえることができ
る。
【0056】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量54,5
5の容量が大きくすることができ、各トランジスタを形
成するためのN形ウェル領域42が、配線90を介して
N形ウェル領域44に接続することによって、N形ウェ
ル領域44が抵抗として働き、電源81のノイズを低減
する効果が得られる。
【0057】また、この実施の形態7によれば、多数の
トランジスタが同時に動作した場合においても、寄生容
量53と寄生容量55とによって電荷が供給できるか
ら、電源121のノイズの発生を押さえることができる
という効果が得られる。
【0058】実施の形態8.図21は、この発明の実施
の形態8による半導体装置におけるウェル構造を示す断
面図である。図21において、図17と同一符号は同一
または相当部分を示すのでその説明を省略する。131
は配線109に接続する電源(第2の電源)である。
【0059】図22は、図21に示されたこの発明の実
施の形態8による半導体装置におけるウェル構造の等価
回路図である。図22において、72は寄生容量、73
は寄生容量、74は寄生容量、75は寄生容量、101
は電源、110は配線、111はGND電源、131は
電源であり、図18及び図21と同一または相当部分は
同一符号で示している。
【0060】次に動作について説明する。図19に示さ
れた実施の形態7による半導体装置におけるウェル構造
と、図21に示された実施の形態8による半導体装置に
おけるウェル構造は、P形とN形の極性が反転している
点が異なるものである。配線帯のようなトランジスタが
存在しない領域に寄生容量74,75を付加するため
に、P形ウェル領域64とN形ウェル領域65とを形成
することによって、チップ面積を大きくすることなく寄
生容量74,75の容量を増やすことができる。また、
各トランジスタを形成するためのP形ウェル領域62
が、配線110を介してP形ウェル領域64に接続する
ことによって、P形ウェル領域64が抵抗として働き、
電源101のノイズを低減する。また、多数のトランジ
スタが同時に動作した場合においても、寄生容量73と
寄生容量75とによって電荷が供給できるから、電源1
31のノイズの発生を押さえることができる。
【0061】以上のように、この実施の形態8によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量74,7
5の容量が大きくすることができ、各トランジスタを形
成するためのP形ウェル領域62が、配線110を介し
てP形ウェル領域64に接続することによって、P形ウ
ェル領域64が抵抗として働き、電源101のノイズを
低減する効果が得られる。
【0062】また、この実施の形態8によれば、多数の
トランジスタが同時に動作した場合においても、寄生容
量73と寄生容量75とによって電荷が供給できるか
ら、電源131のノイズの発生を押さえることができる
という効果が得られる。
【0063】実施の形態9.図23は、この発明の実施
の形態9による半導体装置におけるウェル構造を示す断
面図である。図23において、図15と同一符号は同一
または相当部分を示すのでその説明を省略する。141
はN形ウェル領域42とN形ウェル領域44に電圧を印
加する電源(第1の電源)、142はN形ウェル領域4
4と電源141とを接続するウェルコンタクト、143
はN形ウェル領域42と電源141とを接続するウェル
コンタクト、144はN形ウェル領域42とN形ウェル
領域44とを接続する配線である。
【0064】図24は、図23に示されたこの発明の実
施の形態9による半導体装置におけるウェル構造の等価
回路図である。図24において、52は寄生容量、53
は寄生容量、54は寄生容量、55は寄生容量、82は
電源、89は配線、91はGND電源、141は電源で
あり、図16及び図23と同一または相当部分は同一符
号で示している。
【0065】次に動作について説明する。配線帯のよう
なトランジスタが存在しない領域に寄生容量54,55
を付加するために、N形ウェル領域44とP形ウェル領
域45とを形成することによって、チップ面積を大きく
することなく寄生容量54,55の容量を増やすことが
できる。また、各トランジスタを形成するためのP形ウ
ェル領域43が、配線89を介してP形ウェル領域45
に接続することによって、P形ウェル領域45が抵抗と
して働き、電源82のノイズを低減する。また、多数の
トランジスタが同時に動作した場合においても、寄生容
量53と寄生容量55とによって電荷が供給できるか
ら、電源141のノイズの発生を押さえることができ
る。
【0066】以上のように、この実施の形態9によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量54,5
5の容量が大きくすることができ、各トランジスタを形
成するためのP形ウェル領域43が、配線89を介して
P形ウェル領域45に接続することによって、P形ウェ
ル領域45が抵抗として働き、電源82のノイズを低減
する効果が得られる。
【0067】また、この実施の形態9によれば、多数の
トランジスタが同時に動作した場合においても、寄生容
量53と寄生容量55とによって電荷が供給できるか
ら、電源141のノイズの発生を押さえることができる
という効果が得られる。
【0068】実施の形態10.図25は、この発明の実
施の形態10による半導体装置におけるウェル構造を示
す断面図である。図25において、図17と同一符号は
同一または相当部分を示すのでその説明を省略する。1
51はP形ウェル領域62とP形ウェル領域64に電圧
を印加する電源(第1の電源)、152はP形ウェル領
域64と電源151とを接続するウェルコンタクト、1
53はP形ウェル領域62と電源151とを接続するウ
ェルコンタクト、154はP形ウェル領域62とP形ウ
ェル領域64とを接続する配線である。
【0069】図26は、図25に示されたこの発明の実
施の形態10による半導体装置におけるウェル構造の等
価回路図である。図26において、72は寄生容量、7
3は寄生容量、74は寄生容量、75は寄生容量、10
2は電源、109は配線、111はGND電源、151
は電源であり、図18及び図25と同一または相当部分
は同一符号で示している。
【0070】次に動作について説明する。図23に示さ
れた実施の形態9による半導体装置におけるウェル構造
と、図25に示された実施の形態10による半導体装置
におけるウェル構造は、P形とN形の極性が反転してい
る点が異なるものである。配線帯のようなトランジスタ
が存在しない領域に寄生容量74,75を付加するため
に、P形ウェル領域64とN形ウェル領域65とを形成
することによって、チップ面積を大きくすることなく寄
生容量74,75の容量を増やすことができる。また、
各トランジスタを形成するためのN形ウェル領域63
が、配線109を介してN形ウェル領域65に接続する
ことによって、N形ウェル領域65が抵抗として働き、
電源102のノイズを低減する。また、多数のトランジ
スタが同時に動作した場合においても、寄生容量73と
寄生容量75とによって電荷が供給できるから、電源1
51のノイズの発生を押さえることができる。
【0071】以上のように、この実施の形態10によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく寄生容量74,7
5の容量が大きくすることができ、各トランジスタを形
成するためのN形ウェル領域63が、配線109を介し
てN形ウェル領域65に接続することによって、N形ウ
ェル領域65が抵抗として働き、電源102のノイズを
低減する効果が得られる。
【0072】また、この実施の形態10によれば、多数
のトランジスタが同時に動作した場合においても、寄生
容量73と寄生容量75とによって電荷が供給できるか
ら、電源151のノイズの発生を押さえることができる
という効果が得られる。
【0073】実施の形態11.図27は、この発明の実
施の形態11による半導体装置におけるウェル構造を示
す断面図である。図27において、161はGND電源
に接続するP形半導体基板(第1導電形の半導体基
板)、162はP形半導体基板161に形成される回路
と寄生容量とを形成するためのN形ウェル領域(第2導
電形の第1ウェル)、163はN形ウェル領域162に
形成される回路と寄生容量とを形成するためのP形ウェ
ル領域(第1導電形の第2ウェル)、164はP形ウェ
ル領域163に形成される寄生容量とを形成するための
N形ウェル領域(第2導電形の第3ウェル)、165は
P形半導体基板161を接地するGND電源、166は
N形ウェル領域162に電圧を印加する電源、167は
P形ウェル領域163に電圧を印加する電源、168は
N形ウェル領域164に電圧を印加する電源、169は
P形半導体基板161とGND電源165とを接続する
基板コンタクト、170はN形ウェル領域162と電源
166とを接続するウェルコンタクト、171はP形ウ
ェル領域163と電源167とを接続するウェルコンタ
クト、172はN形ウェル領域164と電源168とを
接続するウェルコンタクト、173はP形半導体基板1
61とN形ウェル領域162との間に形成される寄生容
量、174はN形ウェル領域162とP形ウェル領域1
63との間に形成される寄生容量、175はP形ウェル
領域163とN形ウェル領域164との間に形成される
寄生容量である。なお、N形ウェル領域164の少なく
とも一部が、配線帯の下層に形成されている。
【0074】図28は、図27に示されたこの発明の実
施の形態11による半導体装置におけるウェル構造の等
価回路図である。図28において、165はGND電
源、166は電源、167は電源、168は電源、17
3は寄生容量、174は寄生容量、175は寄生容量で
あり、図27と同一または相当部分は同一符号で示して
いる。
【0075】次に動作について説明する。寄生容量17
4と寄生容量175とが形成されるように構成したの
で、N形ウェル領域162上とP形ウェル領域163上
に形成される図示されない各トランジスタが同時に動作
した場合において、寄生容量173のみで吸収しきれな
かったノイズを寄生容量174と寄生容量175とが増
えたことによって効率的にノイズの発生を押さえること
が可能になる。
【0076】以上のように、この実施の形態11によれ
ば、チップ面積を大きくすることなく、寄生容量174
と寄生容量175とが形成されるように構成したので、
N形ウェル領域162上とP形ウェル領域163上に形
成される図示されない各トランジスタが同時に動作した
場合において、寄生容量173のみで吸収しきれなかっ
たノイズを寄生容量174と寄生容量175とが増えた
ことによって効率的にノイズの発生を押さえることが可
能になるという効果が得られる。
【0077】実施の形態12.図29は、この発明の実
施の形態12による半導体装置におけるウェル構造を示
す断面図である。図29において、181は図示されな
いGND電源に接続するP形半導体基板(第1導電形の
半導体基板)、182はP形半導体基板181に形成さ
れる寄生容量を形成するためのN形ウェル領域(第2導
電形の第1ウェル)、183はN形ウェル領域182に
形成される寄生容量を形成するためのP形ウェル領域
(第1導電形の第3ウェル)、184はP形半導体基板
181に形成される寄生容量を形成するためのN形ウェ
ル領域(第2導電形の第2ウェル)、185はN形ウェ
ル領域184に形成される寄生容量を形成するためのP
形ウェル領域(第1導電形の第4ウェル)、186はN
形ウェル領域182に電圧を印加する電源(第1の電
源)、187はP形ウェル領域183に電圧を印加する
電源(第2の電源)、188はN形ウェル領域184に
電圧を印加する電源(第3の電源)、189はP形ウェ
ル領域185に電圧を印加する電源(第4の電源)、1
90はN形ウェル領域182と電源186とを接続する
ウェルコンタクト、191はP形ウェル領域183と電
源187とを接続するウェルコンタクト、192はN形
ウェル領域184と電源188とを接続するウェルコン
タクト、193はP形ウェル領域185と電源189と
を接続するウェルコンタクト、194はP形半導体基板
181とN形ウェル領域182との間に形成される寄生
容量、195はN形ウェル領域182とP形ウェル領域
183との間に形成される寄生容量、196はP形半導
体基板181とN形ウェル領域184との間に形成され
る寄生容量、197はN形ウェル領域184とP形ウェ
ル領域185との間に形成される寄生容量である。
【0078】図30は、図29に示されたこの発明の実
施の形態12による半導体装置におけるウェル構造の等
価回路図である。図30において、186は電源、18
7は電源、188は電源、189は電源、194は寄生
容量、195は寄生容量、196は寄生容量、197は
寄生容量であり、図29と同一または相当部分は同一符
号で示している。また、201はP形半導体基板181
を接地するGND電源である。
【0079】次に動作について説明する。上述した実施
の形態2において、電源24と電源26とが異なる電源
の場合、例えば、一方はアナログ電源で5Vであり、他
方はデジタル電源で3Vに接続される配線と、電源に接
続されている配線とが結線できない場合について、この
実施の形態12で示された構成のほうが、N形ウェル領
域184とP形ウェル領域185とを配線帯などのよう
な素子のない領域に設けることによって、チップ面積を
大きくすることなく、寄生容量196,197の容量を
増やすことができるので、より一層電源188のノイズ
の発生を押さえることができる。また、電源189のノ
イズは、寄生容量197によってノイズの発生を押さえ
ることができる。
【0080】以上のように、この実施の形態12によれ
ば、N形ウェル領域184とP形ウェル領域185とを
配線帯などのような素子のない領域に設けることによっ
て、チップ面積を大きくすることなく、寄生容量19
6,197の容量を増やすことができるので、より一層
電源188のノイズの発生を押さえることができるとい
う効果が得られる。
【0081】また、この実施の形態12によれば、寄生
容量に接続できるGND電源の種類が制限されないよう
にすることができるという効果が得られる。
【0082】また、この実施の形態12によれば、電源
189のノイズは、寄生容量197によってノイズの発
生を押さえることができるという効果が得られる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
導電形の半導体基板に形成される第2導電形の第1ウェ
ルと、第2導電形の第1ウェル内に形成される第1導電
形の第2ウェルとを備える半導体装置において、第1導
電形の第2ウェルの少なくとも一部が、配線帯の下層に
形成されるように構成したので、チップ面積を大きくす
ることなく寄生容量の容量を増やすことができ、耐ノイ
ズが高く誤差動が少ない回路を設計することができる効
果が得られる。
【0084】この発明によれば、第2導電形の第1ウェ
ルと第1導電形の第2ウェルとの少なくとも一方が、寄
生容量が増えるように凹部を備えるように構成したの
で、寄生容量の容量を容易に大きくすることができ、耐
ノイズが高く誤差動が少ない回路を設計することができ
る効果が得られる。
【0085】この発明によれば、第1導電形の半導体基
板に形成される第2導電形の第1ウェルと、第1導電形
の半導体基板に形成される第2導電形の第2ウェルと、
第2導電形の第1ウェル内に形成される第1導電形の第
3ウェルと、第2導電形の第2ウェル内に形成される第
1導電形の第4ウェルとを備える半導体装置において、
第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第4ウェルとの
少なくとも一方でありその一部が、配線帯の下層に形成
されるように構成したので、チップ面積を大きくするこ
となく寄生容量の容量を増やすことができ、耐ノイズが
高く誤差動が少ない回路を設計することができる効果が
得られる。
【0086】この発明によれば、第2導電形の第1ウェ
ルと第2導電形の第2ウェルとに接続する第1の電源
と、第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第4ウェル
とに接続する第2の電源とを備えるように構成したの
で、チップ面積を大きくすることなく寄生容量の容量を
増やすことができ、耐ノイズが高く誤差動が少ない回路
を設計することができる効果が得られる。
【0087】この発明によれば、第2導電形の第1ウェ
ルと第2導電形の第2ウェルとに接続する第1の配線
と、第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第4ウェル
とに接続する第2の配線と、第2導電形の第1ウェルと
第2導電形の第2ウェルとのどちらか一方に接続する第
1の電源と、第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第
4ウェルとのどちらか一方に接続する第2の電源とを備
えるように構成したので、電源が接続されていないウェ
ルが抵抗として働き、第1の電源及び第2の電源のノイ
ズを低減する効果が得られる。
【0088】この発明によれば、第2導電形の第1ウェ
ルと第2導電形の第2ウェルとに接続する第1の配線
と、第2導電形の第1ウェルと第2導電形の第2ウェル
とのどちらか一方に接続する第1の電源と、第1導電形
の第3ウェルと第1導電形の第4ウェルとに接続する第
2の電源とを備えるように構成したので、第1の電源が
接続されていないウェルが抵抗として働き、第1の電源
のノイズを低減する効果が得られる。
【0089】この発明によれば、第2導電形の第1ウェ
ルと第2導電形の第2ウェルとに接続する第1の電源
と、第1導電形の第3ウェルと第1導電形の第4ウェル
とに接続する第2の配線と、第1導電形の第3ウェルと
第1導電形の第4ウェルとのどちらか一方に接続する第
2の電源とを備えるように構成したので、第2の電源が
接続されていないウェルが抵抗として働き、第2の電源
のノイズを低減する効果が得られる。
【0090】この発明によれば、第2導電形の第1ウェ
ルに接続する第1の電源と、第1導電形の第3ウェルに
接続する第2の電源と、第2導電形の第2ウェルに接続
する第3の電源と、第1導電形の第4ウェルに接続する
第4の電源とを備えるように構成したので、寄生容量に
接続できるGND電源の種類が制限されないようにし、
チップ面積を大きくすることなく寄生容量の容量を増や
すことができ、より一層耐ノイズが高く誤差動が少ない
回路を設計することができる効果が得られる。
【0091】この発明によれば、第1導電形の半導体基
板に形成される第2導電形の第1ウェルと、第2導電形
の第1ウェル内に形成される第1導電形の第2ウェル
と、第1導電形の第2ウェル内に形成される第2導電形
の第3ウェルとを備えるように構成したので、チップ面
積を大きくすることなく寄生容量の容量を増やすことが
でき、耐ノイズが高く誤差動が少ない回路を設計するこ
とができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置に
おけるウェル構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体装置に
おけるウェル構造の等価回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体装置に
おけるウェル構造を示す断面図である。
【図4】 配線及びトランジスタを備える半導体回路の
配置の一例を示す上面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による半導体装置に
おけるウェル構造を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による半導体装置に
おけるウェル構造の一例を示す模式図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による半導体装置に
おけるウェル構造を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による半導体装置に
おけるウェル構造の等価回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による半導体装置に
おけるウェル構造を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による半導体装置
におけるウェル構造の等価回路図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による半導体装置
におけるウェル構造を示す断面図である。
【図12】 配線及びトランジスタを備える半導体回路
の配置の一例を示す上面図である。
【図13】 この発明の実施の形態4による半導体装置
におけるウェル構造を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態4による半導体装置
におけるウェル構造の等価回路図である。
【図15】 この発明の実施の形態5による半導体装置
におけるウェル構造を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態5による半導体装置
におけるウェル構造の等価回路図である。
【図17】 この発明の実施の形態6による半導体装置
におけるウェル構造を示す断面図である。
【図18】 この発明の実施の形態6による半導体装置
におけるウェル構造の等価回路図である。
【図19】 この発明の実施の形態7による半導体装置
におけるウェル構造を示す断面図である。
【図20】 この発明の実施の形態7による半導体装置
におけるウェル構造の等価回路図である。
【図21】 この発明の実施の形態8による半導体装置
におけるウェル構造を示す断面図である。
【図22】 この発明の実施の形態8による半導体装置
におけるウェル構造の等価回路図である。
【図23】 この発明の実施の形態9による半導体装置
におけるウェル構造を示す断面図である。
【図24】 この発明の実施の形態9による半導体装置
におけるウェル構造の等価回路図である。
【図25】 この発明の実施の形態10による半導体装
置におけるウェル構造を示す断面図である。
【図26】 この発明の実施の形態10による半導体装
置におけるウェル構造の等価回路図である。
【図27】 この発明の実施の形態11による半導体装
置におけるウェル構造を示す断面図である。
【図28】 この発明の実施の形態11による半導体装
置におけるウェル構造の等価回路図である。
【図29】 この発明の実施の形態12による半導体装
置におけるウェル構造を示す断面図である。
【図30】 この発明の実施の形態12による半導体装
置におけるウェル構造の等価回路図である。
【図31】 従来の半導体装置におけるウェル構造を示
す断面図である。
【図32】 従来の半導体装置におけるウェル構造の等
価回路図である。
【図33】 配線及びトランジスタを備える半導体回路
の配置を示す上面図である。
【符号の説明】
1 P形半導体基板(第1導電形の半導体基板)、2
N形ウェル領域(第2導電形の第1ウェル)、3 P形
ウェル領域(第1導電形の第2ウェル)、4GND電
源、5 電源、6 電源、7 基板コンタクト、8 ウ
ェルコンタクト、9 ウェルコンタクト、10 寄生容
量、11 寄生容量、12 P形ウェル領域、13 電
源、14 ウェルコンタクト、15 寄生容量、16
Nチャネルトランジスタ、17 Pチャネルトランジス
タ、18 配線帯、21 N形半導体基板(第1導電形
の半導体基板)、22 P形ウェル領域(第2導電形の
第1ウェル)、23 N形ウェル領域(第1導電形の第
2ウェル)、24 電源、25 電源、26 電源、2
7 基板コンタクト、28 ウェルコンタクト、29
ウェルコンタクト、30 寄生容量、31 寄生容量、
41 P形半導体基板(第1導電形の半導体基板)、4
2 N形ウェル領域(第2導電形の第1ウェル)、43
P形ウェル領域(第1導電形の第3ウェル)、44
N形ウェル領域(第2導電形の第2ウェル)、45 P
形ウェル領域(第1導電形の第4ウェル)、46 電源
(第1の電源)、47 電源(第2の電源)、48 ウ
ェルコンタクト、49 ウェルコンタクト、50 ウェ
ルコンタクト、51 ウェルコンタクト、52 寄生容
量、53 寄生容量、54 寄生容量、55 寄生容
量、56 GND電源、57 基板コンタクト、58
Nチャネルトランジスタ、59 Pチャネルトランジス
タ、60 配線帯、61 N形半導体基板(第1導電形
の半導体基板)、62 P形ウェル領域(第2導電形の
第1ウェル)、63N形ウェル領域(第1導電形の第3
ウェル)、64 P形ウェル領域(第2導電形の第2ウ
ェル)、65 N形ウェル領域(第1導電形の第4ウェ
ル)、66電源(第1の電源)、67 電源(第2の電
源)、68 ウェルコンタクト、69 ウェルコンタク
ト、70 ウェルコンタクト、71 ウェルコンタク
ト、72 寄生容量、73 寄生容量、74 寄生容
量、75 寄生容量、76 電源、81 電源(第1の
電源)、82 電源(第2の電源)、83 ウェルコン
タクト、84 ウェルコンタクト、85 ウェルコンタ
クト、86 ウェルコンタクト、87 ウェルコンタク
ト、88 ウェルコンタクト、89 配線(第2の配
線)、90 配線(第1の配線)、91 GND電源、
101 電源(第1の電源)、102 電源(第2の電
源)、103 ウェルコンタクト、104ウェルコンタ
クト、105 ウェルコンタクト、106 ウェルコン
タクト、107 ウェルコンタクト、108 ウェルコ
ンタクト、109 配線(第2の配線)、110 配線
(第1の配線)、111 GND電源、121 電源
(第2の電源)、131 電源(第2の電源)、141
電源(第1の電源)、142ウェルコンタクト、14
3 ウェルコンタクト、144 配線、151 電源
(第1の電源)、152 ウェルコンタクト、153
ウェルコンタクト、154 配線、161 P形半導体
基板(第1導電形の半導体基板)、162 N形ウェル
領域(第2導電形の第1ウェル)、163 P形ウェル
領域(第1導電形の第2ウェル)、164 N形ウェル
領域(第2導電形の第3ウェル)、165GND電源、
166 電源、167 電源、168 電源、169
基板コンタクト、170 ウェルコンタクト、171
ウェルコンタクト、172 ウェルコンタクト、173
寄生容量、174 寄生容量、175 寄生容量、1
81 P形半導体基板(第1導電形の半導体基板)、1
82 N形ウェル領域(第2導電形の第1ウェル)、1
83 P形ウェル領域(第1導電形の第3ウェル)、1
84 N形ウェル領域(第2導電形の第2ウェル)、1
85 P形ウェル領域(第1導電形の第4ウェル)、1
86 電源(第1の電源)、187 電源(第2の電
源)、188 電源(第3の電源)、189 電源(第
4の電源)、190 ウェルコンタクト、191 ウェ
ルコンタクト、192 ウェルコンタクト、193 ウ
ェルコンタクト、194 寄生容量、195 寄生容
量、196寄生容量、197 寄生容量、201 GN
D電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島津 之彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F038 AC12 AC20 BH19 CA05 CD02 CD04 EZ20 5F048 AA01 AA07 AC03 BA01 BE02 BE03 BE04 BE09 BE10 BF11 BF17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電形の半導体基板に形成される第
    2導電形の第1ウェルと、該第2導電形の第1ウェル内
    に形成される第1導電形の第2ウェルとを備えた半導体
    装置において、 前記第1導電形の第2ウェルの少なくとも一部が、配線
    帯の下層に形成されることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第2導電形の第1ウェルと第1導電形の
    第2ウェルとの少なくとも一方が、寄生容量が増えるよ
    うに凹部を備えることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 第1導電形の半導体基板に形成される第
    2導電形の第1ウェルと、前記第1導電形の半導体基板
    に形成される第2導電形の第2ウェルと、前記第2導電
    形の第1ウェル内に形成される第1導電形の第3ウェル
    と、前記第2導電形の第2ウェル内に形成される第1導
    電形の第4ウェルとを備えた半導体装置において、 前記第1導電形の第3ウェルと前記第1導電形の第4ウ
    ェルとの少なくとも一方でありその一部が、配線帯の下
    層に形成されることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 第2導電形の第1ウェルと第2導電形の
    第2ウェルとに接続する第1の電源と、第1導電形の第
    3ウェルと第1導電形の第4ウェルとに接続する第2の
    電源とを備えたことを特徴とする請求項3記載の半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 第2導電形の第1ウェルと第2導電形の
    第2ウェルとに接続する第1の配線と、第1導電形の第
    3ウェルと第1導電形の第4ウェルとに接続する第2の
    配線と、前記第2導電形の第1ウェルと前記第2導電形
    の第2ウェルとのどちらか一方に接続する第1の電源
    と、前記第1導電形の第3ウェルと前記第1導電形の第
    4ウェルとのどちらか一方に接続する第2の電源とを備
    えたことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 第2導電形の第1ウェルと第2導電形の
    第2ウェルとに接続する第1の配線と、前記第2導電形
    の第1ウェルと前記第2導電形の第2ウェルとのどちら
    か一方に接続する第1の電源と、第1導電形の第3ウェ
    ルと第1導電形の第4ウェルとに接続する第2の電源と
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 第2導電形の第1ウェルと第2導電形の
    第2ウェルとに接続する第1の電源と、第1導電形の第
    3ウェルと第1導電形の第4ウェルとに接続する第2の
    配線と、前記第1導電形の第3ウェルと前記第1導電形
    の第4ウェルとのどちらか一方に接続する第2の電源と
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 第2導電形の第1ウェルに接続する第1
    の電源と、第1導電形の第3ウェルに接続する第2の電
    源と、第2導電形の第2ウェルに接続する第3の電源
    と、第1導電形の第4ウェルに接続する第4の電源とを
    備えたことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 第1導電形の半導体基板に形成される第
    2導電形の第1ウェルと、該第2導電形の第1ウェル内
    に形成される第1導電形の第2ウェルと、該第1導電形
    の第2ウェル内に形成される第2導電形の第3ウェルと
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034562A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Toray Ind Inc 縫製により円筒形状を形成したバグフィルター

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