JP2003049822A - 内燃機関のコンロッド - Google Patents

内燃機関のコンロッド

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海 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大端部3を破断分割する際の破断の方向を誘
導する。 【解決手段】 コンロッド1をコンロッド本体6とキャ
ップ7とに破断分割する際の破断分割の起点となる切欠
溝12が、大端部3の中心を通る平面(破断分割面5)
と交差する大端部3の内周面上に形成された内燃機関の
コンロッド1において、切欠溝12には、この切欠溝1
2が形成された位置における大端部3の内周面と直交す
る補助孔13が形成され、補助孔13の大端部3内周側
の開口部13bは、クランクシャフトの回転に伴って、
クランクピンの外周面に開口したクランクピンオイル孔
の開口部と重なり合うと共に、ボルト挿通孔9は、オイ
ルスプラッシュ孔14によって、大端部3の外周側と連
通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のコンロ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】 内燃機関に用いられるコンロッドは、
小端部、大端部並びに小端部と大端部とを連結するロッ
ド部を有している。コンロッドは、クランクシャフト軸
方向で、かつ大端部の中心を通る平面に沿って分割され
ている。つまり、コンロッドは、一端に小端部を有し他
端に大端部の一部を有するコンロッド本体と、キャップ
と、からなっている。そして、キャップは、ボルトによ
って大端部に固定されている。
【0003】このようなコンロッドにおいては、シリン
ダボア壁面に潤滑用オイルを供給するオイルスプラッシ
ュ孔が形成されたものが従来から知られている。
【0004】このオイルスプラッシュ孔は、キャップあ
るいはコンロッド本体側の大端部にドリルを用いて貫通
形成されたものであって、クランクピン内部を通ってク
ランクピン外周面に供給された潤滑油オイルをシリンダ
ボア壁面に噴射供給している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オイルスプ
ラッシュ孔の直径は通常1.5mm前後に設定されてい
るため、オイルスプラッシュ孔は、直径の細いドリルを
用いて加工されている。そのため、オイルスプラッシュ
孔の加工時に、ドリルの折れる頻度が高く、歩留まりが
悪くなるという問題がある。
【0006】また、大端部を破断分割して使用するコン
ロッドにおいては、大端部破断面の破断方向を誘導する
手法が確立されていないため、破断面終端が合流する部
分が噛み合わず段差となり、この段差が生じた部分が破
片となってしまうという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、ピストンピンを回転可能に保持する小端部
と、クランクシャフトのクランクピンを回転可能に保持
する大端部と、上記小端部と上記大端部とを連結するロ
ッド部と、を有し、上記大端部の中心を通る破断分割面
となる面に沿ってコンロッド本体とキャップとに破断分
割されると共に、上記コンロッド本体と上記キャップと
に跨るように上記大端部の肩部に形成されたボルト挿通
孔に、上記キャップを貫通するよう挿入されたボルトに
よって、上記キャップが上記コンロッド本体に固定され
てなる内燃機関のコンロッドであって、上記コンロッド
をコンロッド本体と上記キャップとに破断分割する際の
破断分割の起点となる切欠溝が、上記大端部の内周面上
に形成された内燃機関のコンロッドにおいて、上記切欠
溝には、上記破断分割面となる面に沿って上記大端部の
内周側と上記ボルト挿通孔とを連通させる補助孔が形成
され、上記補助孔の上記大端部内周側の開口部は、クラ
ンクシャフトの回転に伴って、上記クランクピンの外周
面に開口したクランクピンオイル孔の開口部と重なり合
うと共に、上記ボルト挿通孔は、オイルスプラッシュ孔
によって、上記大端部の外周側と連通していることを特
徴としている。これによって、コンロッドを、小端部、
ロッド部及び大端部の一部からなるコンロッド本体と、
大端部の一部からなるキャップと、に破断分割する際に
は、補助孔によって、切欠溝を起点する破断の進行が誘
導され、クランクピンが取り付けられた状態では、補助
孔によって、ボルト挿通孔を介してオイルスプラッシュ
孔にオイルが供給される。また、補助孔がクランクピン
の外周面に開口したクランクピンオイル孔の開口部と重
なり合うと、クランクピンオイル孔から供給される潤滑
用オイルがオイルスプラッシュ孔から勢い良く噴射され
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記オイルスプラッシュ孔は、上記補
助孔と同軸上に、上記コンロッドの破断分割前に予め形
成されていることを特徴としている。これによって、補
助孔とオイルスプラッシュ孔とを連続して同時に加工成
形することができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記コンロッドは、V型内燃
機関に搭載されているものであって、上記オイルスプラ
ッシュ孔は、対向するバンク側の上記ボルト挿通孔に少
なくとも形成されていることを特徴としている。これに
よって、オイルスプラッシュ孔から勢い良く噴射された
潤滑用オイルは、対向するバンクの近接する所定気筒の
シリンダボア壁面のスラスト面側に供給される。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、上記切欠溝は、レーザー加工
によって形成され、上記オイルスプラッシュ孔及び上記
補助孔は、上記切欠溝をレーザー加工する際に同時にレ
ーザー加工によって形成されていることを特徴としてい
る。これによって、切欠溝、補助孔及びオイルスプラッ
シュ孔を一回のレーザーによる加工工程で形成すること
が可能となる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、補助孔は、コンロッド
を破断分割する際には、切欠溝を起点する破断の進行を
誘導することができる。また、クランクピンが取り付け
られた状態では、補助孔によって、ボルト挿通孔を介し
てオイルスプラッシュ孔にオイルを供給することができ
る。
【0012】請求項2の発明によれば、補助孔とオイル
スプラッシュ孔とを連続して同時に成形することが可能
となり、製造コストの低減を図ることができる。また、
コンロッドを破断分割する際には、補助孔とオイルスプ
ラッシュ孔の双方によって切欠溝を起点とする破断の進
行を誘導することができると共に、補助孔及びオイルス
プラッシュ孔を介して破断面終端が合流するため、破断
面終端が合流する部分が噛み合わず段差となって、この
段差が生じた部分が破片となって欠けてしまうことを確
実に防止することができる。
【0013】請求項3の発明によれば、シリンダボア壁
面のスラスト面側に潤滑用オイルを効率良く供給するこ
とができ、シリンダボア壁面のスラスト面側とピストン
との摺動性を良好に保つことができる。
【0014】請求項4の発明によれば、レーザー加工に
より、切欠溝、補助孔及びオイルスプラッシュ孔の周辺
の材料組織がマルテンサイト化するため、コンロッドの
破断分割を容易に行うことができる。
【0015】また、レーザー加工のため、補助孔及びオ
イルスプラッシュ孔の個数や内径を容易に変更すること
が可能となり、オイルスプラッシュ孔から噴射される潤
滑用オイルの噴射量を適宜変更することができる。換言
すれば、同一ラインで補助孔及びオイルスプラッシュ孔
の個数や内径が異なる他種類のコンロッドを加工するこ
とが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0017】図1及び図2に示すように、コンロッド1
は、ピストンピン26(後述する図5〜図10を参照)
を回転可能に保持する小端部2と、クランクシャフト2
4(後述する図5〜図10を参照)のクランクピン15
(後述する図5〜図10を参照)を回転可能に保持する
大端部3と、小端部2と大端部3を連結するロッド部4
と、を有している。
【0018】このコンロッド1は、いわゆる水平割りと
呼ばれる分割方式で、大端部3が大端部3の中心を通る
破断分割面5となる平面に沿ってコンロッド本体6とキ
ャップ7とに破断分割されている。つまり、コンロッド
1は、小端部2、ロッド部4及び大端部3の一部からな
るコンロッド本体6と、大端部3の一部からなる略半円
形状のキャップ7と、に破断分割されている。
【0019】大端部3の左右の肩部8,8には、図1及
び図3に示すように、コンロッド本体6とキャップ7と
に跨がるボルト挿通孔9,9がそれぞれ形成されてい
る。ボルト挿通孔9には、所定の間隙を設けてキャップ
7を貫通するようにボルト10が挿入されており、この
ボルト10によってキャップ7がコンロッド本体6に固
定されている。
【0020】図4に示すように、大端部3の中心を通る
破断分割面5と交差するこの大端部3の内周面11上に
は、コンロッド1に破断分割に先立って、レーザー加工
によって切欠溝12が形成されている。この切欠溝12
は、コンロッド1をコンロッド本体6とキャップ7とに
破断分割する際の破断分割の起点となるものであって、
大端部3の中心を挟んで対称位置となる大端部3の内周
面11上にそれぞれ形成されている。
【0021】切欠溝12には、破断分割面5に沿って、
補助孔13が形成されている。補助孔13は、切欠溝1
2が設けられた位置における大端部3の内周面11と直
交し、かつこの補助孔13の中心軸13aの延長線がボ
ルト挿通孔9の中心9aを通るように形成されている。
この補助孔13によって、ボルト挿通孔9は、大端部3
の内周側と連通している。
【0022】ボルト挿通孔9には、破断分割面5に沿っ
て、オイルスプラッシュ孔14が形成されている。この
オイルスプラッシュ孔14は、補助孔13と同軸上に形
成されている。すなわち、オイルスプラッシュ孔14
は、オイルスプラッシュ孔14の中心軸14aが、補助
孔13の中心軸13aと同一直線状に位置するよう形成
され、このオイルスプラッシュ孔14の一端は、大端部
3の外周側に開口している。よって、補助孔13とオイ
ルスプラッシュ孔14とは、ボルト挿通孔9とボルト1
0との間の間隙により連通している。
【0023】尚、補助孔13及びオイルスプラッシュ孔
14は、切欠溝12をレーザー加工する際に同時にレー
ザー加工によって形成されている。
【0024】図5〜図10は、上述したコンロッド1を
V型内燃機関に適用した際に、オイルスプラッシュ孔1
4から噴射される潤滑用オイルの噴射方向を具体的に示
した説明図である。
【0025】尚、図中の15はクランクピン、16はク
ランクジャーナル、17はバランスウェイトを示してお
り、これらクランクピン15、クランクジャーナル16
及びバランスウェイト17によって内燃機関のクランク
シャフト24が構成されている。また、図中の25はピ
ストンピンを示している。
【0026】対向するバンク側の補助孔13には、クラ
ンクピン15内に形成されたクランクピンオイル孔18
が連通可能になっている。すなわち、対向するバンク側
の補助孔13の大端部3内周側の開口部13bは、対向
するバンクの近接する所定気筒のピストン19が所定の
位置にあるときに、クランクピン15外周面に開口した
クランクピンオイル孔18の開口部18aと重なり合う
よう構成されている。換言すれば、クランクピンオイル
孔18の開口部18aは、対向するバンクの近接する所
定気筒のピストン19が所定の位置にあるときに、補助
孔13の大端部3内周側の開口部13bと重なり合うよ
うに、クランクピン15外周面の所定位置に形成されて
いる。
【0027】このクランクピンオイル孔18には、クラ
ンクジャーナル16内に形成されたクランクジャーナル
オイル孔20から潤滑用オイルが供給されている。尚、
クランクピンオイル孔18の内径は、補助孔13の内径
よりも相対的に大きくなるよう形成されている。
【0028】図5〜図7は、右バンク21のシリンダボ
ア壁面22のスラスト面22a側に左バンク23に配設
されたコンロッド1のオイルスプラッシュ孔14から潤
滑用オイルが噴射供給される状況を示している。
【0029】クランクシャフト24の回転に伴い、右バ
ンク21所定気筒のピストン19が所定位置にくると、
図5に示すように、この右バンク21所定気筒に対向す
る左バンク23所定気筒のコンロッド1の右バンク21
側の補助孔13とクランクピンオイル孔18とが重なり
始め、オイルスプラッシュ孔14から矢示方向に潤滑用
オイルが噴射され、右バンク21所定気筒のシリンダボ
ア壁面22のスラスト面22a側に潤滑用オイルが供給
され始める。
【0030】図5に示す状態からさらにクランクシャフ
ト24が回転すると、図6に示すように、クランクピン
オイル孔18の開口部18aに対して補助孔13の開口
部13bがシリンダヘッド側(図において上方)に相対
移動し、クランクピンオイル孔18の開口部18aの中
心と補助孔13の開口部13bの中心とが一致する。
【0031】さらにクランクシャフト24が回転する
と、図7に示すように、クランクピンオイル孔18の開
口部18aに対して補助孔13の開口部13aがシリン
ダヘッド側(図において上方)にさらに相対移動する。
そして、クランクピンオイル孔18の開口部18aと補
助孔13の開口部13bとが重ならなくなると、右バン
ク21所定気筒のシリンダボア壁面22のスラスト面2
2a側へのオイルスプラッシュ孔14からの潤滑用オイ
ルが噴射供給が終了する。
【0032】つまり、クランクピンオイル孔18の開口
部18aと補助孔13の開口部13bとが重なり合って
いる間は、右バンク21所定気筒のシリンダボア壁面2
2のスラスト面22a側へ潤滑用オイルが噴射供給され
る。
【0033】図8〜図10は、左バンク23のシリンダ
ボア壁面25のスラスト面25a側に右バンク21に配
設されたコンロッド1のオイルスプラッシュ孔14から
潤滑用オイルが噴射供給される状況を示している。
【0034】クランクシャフト24の回転に伴い、左バ
ンク23所定気筒のピストン19が所定位置にくると、
図8に示すように、この左バンク23所定気筒に対向す
る右バンク21所定気筒のコンロッド1の左バンク23
側の補助孔13とクランクピンオイル孔18とが重なり
始め、オイルスプラッシュ孔14から矢示方向に潤滑用
オイルが噴射され、左バンク23所定気筒のシリンダボ
ア壁面25のスラスト面25a側に潤滑用オイルが供給
され始める。
【0035】図8に示す状態からクランクシャフト24
がさらに回転すると、図9に示すように、クランクピン
オイル孔18の開口部18aに対して補助孔13の開口
部13bがシリンダブロック側(図において下方)に相
対移動し、クランクピンオイル孔18の開口部18aの
中心と補助孔13の開口部13bの中心とが一致する。
【0036】さらにクランクシャフト24が回転する
と、図10に示すように、クランクピンオイル孔18の
開口部18aのに対して補助孔13の開口部13bがシ
リンダブロック側(図において下方)にさらに相対移動
する。そして、クランクピンオイル孔18の開口部18
aと補助孔13の開口部13bとが重ならなくなると、
左バンク23の所定気筒のシリンダボア壁面25のスラ
スト面25a側へのオイルスプラッシュ孔14からの潤
滑用オイルが噴射供給が終了する。
【0037】以上、説明してきたように、補助孔13及
びオイルスプラッシュ孔14を、破断分割面5となる平
面に沿って、かつ補助孔13とオイルスプラッシュ孔1
4とを同軸上に形成することにより、切欠溝12を起点
とする破断の進行を、補助孔13及びオイルスプラッシ
ュ孔14によって誘導することができる。
【0038】そして、切欠溝12、補助孔13及びオイ
ルスプラッシュ孔14を一回のレーザーによる加工工程
で形成することができ、コンロッド1の製造工程を簡略
化することができると共に、レーザー加工により、切欠
溝12、補助孔13及びオイルスプラッシュ孔14の周
辺の材料組織がマルテンサイト化するため、コンロッド
1の破断分割を一層容易に行うことができる。
【0039】さらに、補助孔13及びオイルスプラッシ
ュ孔14を介して破断面終端が合流するため、破断面終
端が合流する部分が段差となって噛み合わず、この段差
が生じた部分が破片となってかけてしまうことを防止す
ることができる。
【0040】また、レーザー加工故に補助孔13及びオ
イルスプラッシュ孔14の内径や個数の変更を容易に行
うことができるため、同一ラインで異なる種類のコンロ
ッドを加工することができると共に、オイルスプラッシ
ュ孔14から噴射される潤滑用オイルの噴射量の調整が
可能となる。
【0041】そして、上述したコンロッド1をV型内燃
機関に適用し、対向するバンクの近接する所定気筒のピ
ストン19が所定位置にあるときに、クランクピンオイ
ル孔18が、対向するバンク側の補助孔13と重なり合
うよう構成することによって、対向するバンクの近接す
る所定気筒のシリンダボア内壁のスラスト面側に、オイ
ルスプラッシュ孔から潤滑用オイルを供給することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関のコンロッドの正面図。
【図2】本発明に係る内燃機関のコンロッドの側面図。
【図3】図1のA部の拡大図。
【図4】大端部の破断分割面に沿った斜視図。
【図5】右バンクの所定気筒のシリンダボア壁面に潤滑
用オイルが供給される状況を示す説明図。
【図6】右バンクの所定気筒のシリンダボア壁面に潤滑
用オイルが供給される状況を示す説明図。
【図7】右バンクの所定気筒のシリンダボア壁面に潤滑
用オイルが供給される状況を示す説明図。
【図8】左バンクの所定気筒のシリンダボア壁面に潤滑
用オイルが供給される状況を示す説明図。
【図9】左バンクの所定気筒のシリンダボア壁面に潤滑
用オイルが供給される状況を示す説明図。
【図10】左バンクの所定気筒のシリンダボア壁面に潤
滑用オイルが供給される状況を示す説明図。
【符号の説明】
9…ボルト挿通孔 12…切欠溝 13…補助孔 14…オイルスプラッシュ孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンピンを回転可能に保持する小端
    部と、クランクシャフトのクランクピンを回転可能に保
    持する大端部と、上記小端部と上記大端部とを連結する
    ロッド部と、を有し、上記大端部の中心を通る破断分割
    面となる面に沿ってコンロッド本体とキャップとに破断
    分割されると共に、上記コンロッド本体と上記キャップ
    とに跨るように上記大端部の肩部に形成されたボルト挿
    通孔に、上記キャップを貫通するよう挿入されたボルト
    によって、上記キャップが上記コンロッド本体に固定さ
    れてなる内燃機関のコンロッドであって、 上記コンロッドをコンロッド本体と上記キャップとに破
    断分割する際の破断分割の起点となる切欠溝が、上記大
    端部の内周面上に形成された内燃機関のコンロッドにお
    いて、 上記切欠溝には、上記破断分割面となる面に沿って上記
    大端部の内周側と上記ボルト挿通孔とを連通させる補助
    孔が形成され、 上記補助孔の上記大端部内周側の開口部は、クランクシ
    ャフトの回転に伴って、上記クランクピンの外周面に開
    口したクランクピンオイル孔の開口部と重なり合うと共
    に、 上記ボルト挿通孔は、オイルスプラッシュ孔によって、
    上記大端部の外周側と連通していることを特徴とする内
    燃機関のコンロッド。
  2. 【請求項2】 上記オイルスプラッシュ孔は、上記補助
    孔と同軸上に、上記コンロッドの破断分割前に予め形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関
    のコンロッド。
  3. 【請求項3】 上記コンロッドは、V型内燃機関に搭載
    されているものであって、上記オイルスプラッシュ孔
    は、対向するバンク側の上記ボルト挿通孔に少なくとも
    形成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の内燃機関のコンロッド。
  4. 【請求項4】 上記切欠溝は、レーザー加工によって形
    成され、上記オイルスプラッシュ孔及び上記補助孔は、
    上記切欠溝をレーザー加工する際に同時にレーザー加工
    によって形成されていることを特徴とする請求項2また
    は3に記載の内燃機関のコンロッド。
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