JP2003049681A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2003049681A
JP2003049681A JP2001239617A JP2001239617A JP2003049681A JP 2003049681 A JP2003049681 A JP 2003049681A JP 2001239617 A JP2001239617 A JP 2001239617A JP 2001239617 A JP2001239617 A JP 2001239617A JP 2003049681 A JP2003049681 A JP 2003049681A
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air
fuel ratio
exhaust
spike control
internal combustion
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JP2001239617A
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English (en)
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Shigeki Miyashita
茂樹 宮下
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、酸素貯蔵能力を有する前置触媒が
NOx触媒の上流に配置された内燃機関の排気浄化装置
において、NOx触媒の浄化能力を低下させることなく
前置触媒の浄化能力を向上させることを課題とする。 【解決手段】本発明は、酸素貯蔵能力を有する前置触媒
46がNOx触媒48より上流に配置され、リッチスパ
イク制御の実行直前に前置触媒46の貯蔵酸素を消費さ
せるべく空燃比低下制御が実行される内燃機関の排気浄
化装置において、リッチスパイク制御の実行期間中に一
時的に排気空燃比を高めるリーンスパイク制御を実行す
ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】内燃機関の排気浄化装置に関
し、特に、内燃機関の排気系にNOx触媒が設けられる
とともにNOx触媒の上流に酸素吸蔵能力を有する前置
触媒が配置された内燃機関の排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される内燃機関では、燃料
消費量の低減を図るべく理論空燃比より高い空燃比の混
合気(酸素過剰状態の混合気)を燃焼可能な希薄燃焼式
内燃機関の開発が進められている。これに対応して、希
薄燃焼式内燃機関から排出される窒素酸化物(NOx)
を効率的に浄化する技術、及び、希薄燃焼式内燃機関の
始動時およびまたは始動直後における排気エミッション
を向上させる技術が要求されている。
【0003】このような要求に対し、従来では希薄燃焼
式内燃機関の排気通路にNOx触媒を配置するととも
に、そのNOx触媒より上流の排気通路にNOx触媒より
熱容量が小さい前置触媒を配置する技術が提案されてい
る。
【0004】上記したような技術としては、例えば、特
開2000−27677号公報に記載されたような希薄
燃焼式内燃機関の排気浄化装置が知られている。
【0005】前記公報に記載された希薄燃焼式内燃機関
の排気浄化装置は、希薄燃焼式内燃機関の排気通路に吸
蔵還元型NOx触媒が配置されるとともに、その吸蔵還
元型NOx触媒より上流の排気通路に酸素貯蔵能力を有
する三元触媒が配置された排気浄化装置において、リッ
チスパイク操作開始直後の所定期間に排気空燃比をリッ
チスパイク操作時の空燃比より低くする構成されてい
る。
【0006】このように構成された希薄燃焼式内燃機関
の排気浄化装置は、リッチスパイク操作が実質的に開始
される直前に排気の空燃比をリッチスパイク操作時より
低くすることにより、三元触媒に貯蔵されている酸素の
全てを直ちに放出させ、以て吸蔵還元型NOx触媒に流
入する排気の空燃比をリーン空燃比から所望のリッチス
パイク空燃比又は理論空燃比へ遅滞なく切り換えようと
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな従来の技術は、吸蔵還元型NOx触媒に流入する排
気の空燃比をリーン空燃比から所定のリッチ空燃比又は
理論空燃比へ切り換える際に三元触媒の全ての貯蔵酸素
を放出させるため、リッチスパイク操作中における三元
触媒の酸化能力が低下してしまい、炭化水素(HC)や
一酸化炭素(CO)の浄化率が低下する虞がある。
【0008】更に、リッチスパイク操作の終了後に内燃
機関が理論空燃比で運転されると、三元触媒に酸素を貯
蔵する機会がなくなるため、排気中の炭化水素(HC)
や一酸化炭素(CO)を十分に酸化及び浄化することが
困難となる虞がある。
【0009】本発明は、上記したような種々の問題点に
鑑みてなされたものであり、内燃機関の排気通路に設け
られたNOx触媒と、そのNOx触媒より上流の排気通路
に設けられ酸素貯蔵能力を有する前置触媒とを備えた内
燃機関の排気浄化装置において、NOx触媒の浄化能力
を低下させることなく前置触媒の浄化能力を向上させる
ことが可能な技術を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下のような手段を採用した。すなわ
ち、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、酸素過剰
状態の混合気を燃焼可能とする内燃機関と、前記内燃機
関の排気通路に設けられ、還元剤の存在下で排気中の窒
素酸化物を浄化するNOx触媒と、前記排気通路におけ
る前記NOx触媒より上流に配置され、酸素吸蔵能力を
有する前置触媒と、前記NOx触媒にて窒素酸化物を浄
化する必要があるときに、排気空燃比を理論空燃比より
低い第1のリッチ空燃比まで低下させるリッチスパイク
制御実行手段と、前記リッチスパイク制御実行手段によ
るリッチスパイク制御の実行前に、排気空燃比を前記第
1のリッチ空燃比より低い第2のリッチ空燃比まで低下
させる空燃比低下制御実行手段と、前記リッチスパイク
制御実行手段によるリッチスパイク制御の実行期間中に
一時的に排気空燃比を高めるリーンスパイク制御実行手
段と、を備えている。
【0011】この内燃機関の排気浄化装置は、酸素貯蔵
能力を有する前置触媒がNOx触媒より上流に配置さ
れ、リッチスパイク制御の実行直前に前置触媒の貯蔵酸
素を消費させるべく空燃比低下制御が実行される内燃機
関の排気浄化装置において、リッチスパイク制御の実行
期間中に一時的に排気空燃比を高めることを最大の特徴
としている。
【0012】かかる内燃機関の排気浄化装置では、NO
x触媒にて窒素酸化物(NOx)を浄化するときに、先ず
空燃比低下制御実行手段が排気空燃比をリッチスパイク
制御実行時の空燃比(第1のリッチ空燃比)より更に低
い第2のリッチ空燃比まで低下させる。このとき、前置
触媒に貯蔵されている酸素が直ちに消費される。
【0013】続いて、リッチスパイク制御実行手段が排
気空燃比を第1のリッチ空燃比まで低下させる。この時
点では、前置触媒に貯蔵されていた酸素の全てが既に消
費されているため、前置触媒から酸素が放出されず、前
置触媒から排出される排気の空燃比が第1のリッチ空燃
比と略一致するようになる。この結果、第1のリッチ空
燃比の排気がNOx触媒に流入することになり、NOx触
媒は窒素酸化物(NOx)を好適に浄化可能となる。
【0014】一方、リーンスパイク制御実行手段は、リ
ッチスパイク制御の実行期間中において、排気の空燃比
を一時的に高くする。
【0015】この場合、前置触媒には一時的に空燃比の
高い排気、言い換えれば酸素濃度の高い排気が流入する
ため、前置触媒の酸素貯蔵能力が機能するようになる。
その結果、前置触媒の酸化能力が活性し、排気中の炭化
水素(HC)や一酸化炭素(CO)などが前置触媒によ
って酸化及び浄化されることになる。
【0016】尚、リーンスパイク制御実行手段によるリ
ーンスパイク制御は、リッチスパイク制御の実行期間中
に一回のみ実行されるようにしてもよく、若しくは所定
時間毎に複数回実行されるようにしてもよい。また、リ
ーンスパイク制御実行手段は、排気中に含まれる酸素量
が前置触媒の酸素貯蔵能力を越えない範囲内で排気の空
燃比を高めるようにすることが好ましい。これは、リー
ンスパイク制御の実行により排気中の酸素量が前置触媒
の酸素貯蔵能力を超えると、前置触媒が貯蔵しきれない
余剰の酸素が該前置触媒から流出してしまい、NOx触
媒に流入する排気の空燃比が不要に高くなる虞があるか
らである。
【0017】次に、本発明に係る内燃機関の排気浄化装
置は、前述した課題を解決するために以下のような手段
を採用してもよい。すなわち、本発明に係る内燃機関の
排気浄化装置は、酸素過剰状態の混合気を燃焼可能とす
る内燃機関と、前記内燃機関の排気通路に配置され、還
元剤の存在下で排気中の窒素酸化物を浄化するNOx触
媒と、前記NOx触媒より上流の排気通路に配置され、
酸素吸蔵能力を有する前置触媒と、前記NOx触媒にて
窒素酸化物を浄化させるときに、排気空燃比を理論空燃
比より低くするリッチスパイク制御実行手段と、前記リ
ッチスパイク制御実行手段によるリッチスパイク制御の
実行後に前記内燃機関が理論空燃比以下の空燃比で運転
される場合は、リッチスパイク制御の実行が終了した時
点で排気空燃比を一時的に理論空燃比より高くするリー
ンスパイク制御実行手段と、を備えるようにしてもよ
い。
【0018】この内燃機関の排気浄化装置は、酸素貯蔵
能力を有する前置触媒がNOx触媒より上流に配置され
た内燃機関の排気浄化装置において、リッチスパイク制
御の実行が終了したときに内燃機関が理論空燃比で運転
される場合は、リッチスパイク制御の実行が終了した時
点で排気空燃比を一時的にリーン空燃比とすることを最
大の特徴としている。
【0019】かかる内燃機関の排気浄化装置では、リッ
チスパイク制御実行手段がリッチスパイク制御を実行し
た後に内燃機関が理論空燃比で運転される場合に、リー
ンスパイク制御実行手段は、リッチスパイク制御の実行
終了時に排気空燃比を一時的に理論空燃比より高くす
る。
【0020】ここで、リッチスパイク制御が実行された
後に内燃機関が理論空燃比で運転されると、前置触媒に
酸素を貯蔵する機会がなくなるため、内燃機関が理論空
燃比で運転されているときの前置触媒の酸化能力が低下
する虞があるが、本発明にかかる内燃機関の排気浄化装
置では、リッチスパイク制御の実行が終了した時点で排
気空燃比が理論空燃比より高くされるため、その時点で
前置触媒に酸素が貯蔵されることになり、その後に内燃
機関が理論空燃比で運転されても前置触媒の酸化能力が
低下することがない。
【0021】尚、リーンスパイク制御実行手段は、排気
中に含まれる酸素量が前置触媒の酸素貯蔵能力を越えな
い範囲内で排気の空燃比を高めるようにすることが好ま
しい。これは、リーンスパイク制御の実行により排気中
の酸素量が前置触媒の酸素貯蔵能力を超えると、前置触
媒が貯蔵しきれない余剰の酸素が該前置触媒から流出し
てしまい、NOx触媒に流入する排気の空燃比が不要に
高くなる虞があるからである。
【0022】また、本発明におけるNOx触媒として
は、流入排気の空燃比がリーン空燃比であるときは排気
中の窒素酸化物(NOx)を吸蔵し、流入排気の空燃比
が理論空燃比以下であるときは吸蔵していた窒素酸化物
(NOx)を放出しつつ窒素(N2)に還元する吸蔵還元
型NOx触媒や、流入排気の酸素濃度が高く且つ還元剤
が存在するときに排気中の窒素酸化物(NOx)を還元
又は分解する選択還元型NOx触媒等を例示することが
できる。
【0023】また、本発明におけるリッチスパイク制御
の実行方法としては、筒内直接噴射型の内燃機関であれ
ば膨張行程又は排気行程の気筒の燃料噴射弁から燃焼に
寄与しない燃料を噴射させる方法、排気ポートや排気通
路に燃料添加ノズルを取り付けて排気中に燃料を添加す
る方法などを例示することができる。
【0024】また、リッチスパイク制御の実行期間中に
リーンスパイク制御を実行する方法としては、上記した
ような燃料噴射弁や燃料添加ノズル等からの燃料の噴射
又は添加を停止する方法や排気中に二次空気を添加する
方法等を例示することができ、リッチスパイク制御の実
行終了時にリーンスパイク制御を実行する方法として
は、排気中に二次空気を供給する方法などを例示するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内燃機関の排
気浄化装置の具体的な実施態様について図面に基づいて
説明する。
【0026】<実施の形態1>先ず、本発明に係る内燃
機関の排気浄化装置の第1の実施態様について図1〜図
5に基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明を適用する内燃機関とその
吸排気系の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機
関1は、複数の気筒21を備えるとともに、各気筒21
内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁32を具備した4サ
イクルの筒内噴射式ガソリンエンジンである。
【0028】前記内燃機関1は、複数の気筒21及び冷
却水路1cが形成されたシリンダブロック1bと、この
シリンダブロック1bの上部に固定されたシリンダヘッ
ド1aとを備えている。
【0029】前記シリンダブロック1bには、機関出力
軸であるクランクシャフト23が回転自在に支持され、
このクランクシャフト23は、各気筒21内に摺動自在
に装填されたピストン22とコネクティングロッドを介
して連結されている。
【0030】前記ピストン22の上方には、ピストン2
2の頂面とシリンダヘッド1aの壁面とに囲まれた燃焼
室24が形成されている。前記シリンダヘッド1aに
は、燃焼室24に臨むよう点火栓25が取り付けられ、
この点火栓25には、該点火栓25に駆動電流を印加す
るためのイグナイタ25aが接続されている。
【0031】前記シリンダヘッド1aには、2つの吸気
ポート26の開口端と2つの排気ポート27の開口端と
が燃焼室24に臨むよう形成されるとともに、その噴孔
が燃焼室24に臨むよう燃料噴射弁32が取り付けられ
ている。
【0032】前記シリンダヘッド1aには、その噴孔が
排気ポート27に望むよう二次空気噴射ノズル53が取
り付けられている。この二次空気噴射ノズル53は、図
示しないエアポンプと接続され、該エアポンプから供給
される二次空気を前記排気ポート27内へ供給するもの
である。
【0033】前記吸気ポート26の各開口端は、シリン
ダヘッド1aに進退自在に支持された吸気弁28によっ
て開閉されるようになっており、これら吸気弁28は、
シリンダヘッド1aに回転自在に支持されたインテーク
側カムシャフト30によって進退駆動されるようになっ
ている。
【0034】前記排気ポート27の各開口端は、シリン
ダヘッド1aに進退自在に支持された排気弁29により
開閉されるようになっており、これら排気弁29は、シ
リンダヘッド1aに回転自在に支持されたエキゾースト
側カムシャフト31により進退駆動されるようになって
いる。
【0035】前記インテーク側カムシャフト30及び前
記エキゾースト側カムシャフト31は、図示しないタイ
ミングベルトを介してクランクシャフト23と連結され
ている。
【0036】各気筒21に連通する2つの吸気ポート2
6のうちの一方の吸気ポート26は、シリンダヘッド1
a外壁に形成された開口端から燃焼室24に臨む開口端
へ向かって直線状に形成された流路を有するストレート
ポートで構成され、他方の吸気ポート26は、シリンダ
ヘッド1a外壁の開口端から燃焼室24の開口端へ向か
って、気筒21の軸方向と垂直な面において旋回するよ
う形成された流路を有するヘリカルポートで構成されて
いる。
【0037】前記した各吸気ポート26は、シリンダヘ
ッド1aに取り付けられた吸気枝管33の各枝管と連通
している。
【0038】前記吸気枝管33において、各気筒21に
対応した2つの吸気ポート26のうちのストレートポー
トと連通する枝管には、その枝管内の流量を調節するス
ワールコントロールバルブ37が設けられている。
【0039】前記スワールコントロールバルブ37に
は、ステッパモータ等からなり、印加電流の大きさに応
じてスワールコントロールバルブ37を開閉駆動するS
CV用アクチュエータ37aと、スワールコントロール
バルブ37の開度に対応した電気信号を出力するSCV
ポジションセンサ37bとが取り付けられている。
【0040】前記吸気枝管33は、サージタンク34に
接続されており、そのサージタンク34には、吸気管3
5が接続されている。吸気管35は、吸気中の塵や埃等
を取り除くためのエアクリーナ36と接続されている。
【0041】前記吸気管35には、該吸気管35内を流
れる新気の流量を調節するスロットル弁39が設けられ
ている。前記スロットル弁39には、ステッパモータ等
からなり、印加電流の大きさに応じて該スロットル弁3
9を開閉駆動するスロットル用アクチュエータ40と、
該スロットル弁39の開度に対応した電気信号を出力す
るスロットルポジションセンサ41とが取り付けられて
いる。
【0042】前記スロットル弁39には、アクセルペダ
ル42に連動して回転するアクセルレバー(図示せず)
が併設され、このアクセルレバーには、アクセルレバー
の回転位置(アクセルペダル42の踏み込み量)に対応
した電気信号を出力するアクセルポジションセンサ43
が取り付けられている。
【0043】前記スロットル弁39より上流の吸気管3
5には、吸気管35内を流れる新気の質量(吸入空気質
量)に対応した電気信号を出力するエアフローメータ4
4が取り付けられる。
【0044】一方、前記内燃機関1の各排気ポート27
は、前記シリンダヘッド1aに取り付けられた排気枝管
45の各枝管と連通している。前記排気枝管45は、本
発明に係る前置触媒としての三元触媒46に接続されて
いる。
【0045】前記した三元触媒46は、例えば、排気の
流れ方向に沿う貫通孔を複数有するよう格子状に形成さ
れたコージェライトからなるセラミック担体と、セラミ
ック担体の表面にコーティングされた触媒層とから構成
されている。
【0046】前記触媒層は、例えば、多数の細孔を有す
る多孔質のアルミナ(Al23)の表面に白金−ロジウ
ム(Pt−Rh)系の貴金属触媒物質を担持させて形成
されている。
【0047】更に、三元触媒46の触媒層には、貴金属
触媒物質に加えてセリウム(Ce)等の金属成分が担持
されている。この場合、三元触媒46は、該三元触媒4
6に流入する排気の空燃比が理論空燃比より高いとき
(すなわち排気空燃比がリーン空燃比であるとき)は、
セリウムが排気中の酸素(O2)と結合して酸化セリウ
ム(セリア)を形成することを利用して酸素(O2)を
貯蔵し、該三元触媒46に流入する排気の空燃比が理論
空燃比以下のとき(すなわち排気空燃比が理論空燃比又
はリッチ空燃比であるとき)は、酸化セリウムが酸素
(O2)と金属セリウム(Ce)とに分解されることを
利用して酸素(O2)を放出する、いわゆる酸素貯蔵能
力(OSC)を有することになる。
【0048】上記したように構成された三元触媒46
は、所定の活性温度(例えば、300°)以上のときに
活性し、流入する排気の空燃比が理論空燃比近傍の所定
範囲(触媒浄化ウィンド)内にあると、排気に含まれる
炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)を排気中の酸
素(O2)と反応させて水(H2O)及び二酸化炭素(C
2)へ酸化すると同時に、排気中の窒素酸化物(NO
x)を排気中の炭化水素(HC)及び一酸化炭素(C
O)と反応させて水(H2O)、二酸化炭素(CO2)、
窒素(N2)へ還元する。
【0049】前記した三元触媒46には、排気管47が
接続され、その排気管47は下流にて図示しないマフラ
ーと接続されている。前記排気管47の途中には、本発
明に係るNOx触媒としての吸蔵還元型NOx触媒48が
配置されている。
【0050】前記吸蔵還元型NOx触媒48は、例え
ば、上流側の端部が開放され且つ下流側の端部が閉塞さ
れた流路と、上流側の端部が閉塞され且つ下流側の端部
が開放された流路とがハニカム状をなすよう交互に配置
された担体と、各流路の壁面に担持されたNOx吸収剤
とから構成されている。
【0051】前記担体は、例えば、多孔質のセラミック
で構成されている。前記NOx吸収剤としては、カリウ
ム(K)、ナトリウム(Na)、リチウム(Li)、あ
るいはセシウム(Cs)等のアルカリ金属と、バリウム
(Ba)やカルシウム(Ca)等のアルカリ土類と、ラ
ンタン(La)やイットリウム(Y)等の希土類とから
選択された少なくとも1つと、白金(Pt)等の貴金属
類とから成るものを例示することができる。
【0052】このように構成された吸蔵還元型NOx触
媒48は、該吸蔵還元型NOx触媒48に流入する排気
の空燃比がリーン空燃比であるときは、排気中の窒素酸
化物(NOx)がNOx吸収剤に吸収され、該吸蔵還元型
NOx触媒48に流入する排気の酸素濃度が低下したと
きは、NOx吸収剤に吸収されていた窒素酸化物(NO
x)が放出される。その際、吸蔵還元型NOx触媒48内
に還元剤が存在していれば、前記NOx吸収剤から放出
された窒素酸化物(NOx)が還元剤と反応して窒素
(N2)に還元及び浄化される。
【0053】前記排気枝管45には、該排気枝管45内
を流れる排気の空燃比、言い換えれば三元触媒46に流
入する排気の空燃比に対応した電気信号を出力する第1
空燃比センサ49aが取り付けられ、前記吸蔵還元型N
Ox触媒48より上流の排気管47には、該排気管47
内を流れる排気の空燃比、言い換えれば、吸蔵還元型N
Ox触媒48に流入する排気の空燃比に対応した電気信
号を出力する第2空燃比センサ49bが取り付けられて
いる。
【0054】また、内燃機関1は、クランクシャフト2
3の端部に取り付けられたタイミングロータ51aとタ
イミングロータ51a近傍のシリンダブロック1bに取
り付けられた電磁ピックアップ51bとからなるクラン
クポジションセンサ51と、内燃機関1の内部に形成さ
れた冷却水路1cを流れる冷却水の温度を検出すべくシ
リンダブロック1bに取り付けられた水温センサ52と
を備えている。
【0055】このように構成された内燃機関1には、該
内燃機関1の運転状態を制御するための電子制御ユニッ
ト(Electronic Control Unit:ECU、以下ECUと
称する)20が併設されている。
【0056】前記ECU20には、SCVポジションセ
ンサ37b、スロットルポジションセンサ41、アクセ
ルポジションセンサ43、エアフローメータ44、第1
空燃比センサ49a、第2空燃比センサ49b、クラン
クポジションセンサ51、及び水温センサ52等の各種
センサが電気配線を介して接続され、各センサの出力信
号が前記ECU20に入力されるようになっている。
【0057】前記ECU20には、イグナイタ25a、
燃料噴射弁32、SCV用アクチュエータ37a、スロ
ットル用アクチュエータ40、二次空気噴射ノズル53
等が電気配線を介して接続され、ECU20が各種セン
サの出力信号値をパラメータとしてイグナイタ25a、
燃料噴射弁32、SCV用アクチュエータ37a、スロ
ットル用アクチュエータ40、二次空気噴射ノズル53
を制御することが可能になっている。
【0058】ここで、ECU20は、図5に示すよう
に、双方向性バス200によって相互に接続されたCP
U201とROM202とRAM203とバックアップ
RAM204と入力ポート205と出力ポート206と
を備えるとともに、前記入力ポート205に接続された
A/Dコンバータ(A/D)207を備えている。
【0059】前記入力ポート205は、クランクポジシ
ョンセンサ51のようにデジタル信号形式の信号を出力
するセンサの出力信号を入力し、それらの出力信号をC
PU201あるいはRAM203へ送信する。
【0060】前記入力ポート205は、SCVポジショ
ンセンサ37b、スロットルポジションセンサ41、ア
クセルポジションセンサ43、エアフローメータ44、
第1空燃比センサ49a、第2空燃比センサ49b、水
温センサ52のようにアナログ信号形式の信号を出力す
るセンサの出力信号をA/D207を介して入力し、そ
れらの出力信号をCPU201やRAM203へ送信す
る。
【0061】前記出力ポート206は、前記CPU20
1から出力される制御信号をイグナイタ25a、燃料噴
射弁32、SCV用アクチュエータ37a、スロットル
用アクチュエータ40、あるいは二次空気噴射ノズル5
3へ送信する。
【0062】前記ROM202は、燃料噴射量を決定す
るための燃料噴射量制御ルーチン、燃料噴射時期を決定
するための燃料噴射時期制御ルーチン、点火時期を決定
するための点火時期制御ルーチン、スワールコントロー
ルバルブ(SCV)37の開度を制御するためのSCV
制御ルーチン、スロットル弁39の開度を制御するため
のスロットル制御ルーチン等の既知のアプリケーション
プログラムに加え、本発明の要旨となるリッチスパイク
制御ルーチンを記憶している。
【0063】前記ROM202は、前記したアプリケー
ションプログラムに加え、各種の制御マップを記憶して
いる。前記した制御マップは、例えば、内燃機関1の運
転状態と燃料噴射量との関係を示す燃料噴射量制御マッ
プ、内燃機関1の運転状態と燃料噴射時期との関係を示
す燃料噴射時期制御マップ、内燃機関1の運転状態と点
火時期との関係を示す点火時期制御マップ、内燃機関1
の運転状態とスワールコントロールバルブ(SCV)3
7の開度との関係を示すSCV開度制御マップ、内燃機
関1の運転状態とスロットル弁39との関係を示すスロ
ットル開度制御マップ等である。
【0064】前記RAM203は、各センサの出力信号
やCPU201の演算結果等を記憶する。前記演算結果
は、例えば、クランクポジションセンサ51の出力信号
に基づいて算出される機関回転数等である。前記RAM
203に記憶される各種のデータは、クランクポジショ
ンセンサ51が信号を出力する度に最新のデータに書き
換えられる。
【0065】前記バックアップRAM204は、内燃機
関1の運転停止後もデータを保持する不揮発性のメモリ
である。
【0066】前記CPU201は、前記ROM202に
記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作
し、燃料噴射制御、点火制御、SCV制御、スロットル
制御、あるいはリッチスパイク制御などの各種制御を実
行する。
【0067】例えば、CPU201は、クランクポジシ
ョンセンサ51、アクセルポジションセンサ43、ある
いはエアフローメータ44等の出力信号値をパラメータ
として内燃機関1の負荷を判別する。
【0068】CPU201は、内燃機関1の負荷に応じ
て、SCV用アクチュエータ37a、スロットル用アク
チュエータ40、燃料噴射弁32、及び点火栓25を制
御することにより、リーン度合いの高い混合気による成
層燃焼運転と、リーン度合いの低い混合気による均質リ
ーン燃焼運転と、理論空燃比以下の混合気による均質燃
焼運転とを切り換える。
【0069】ここで、内燃機関1が成層燃焼運転状態又
は均質リーン燃焼運転状態にあるとき、言い換えれば内
燃機関1が希薄燃焼運転されているときは、内燃機関1
から排出される排気の空燃比がリーン空燃比となるた
め、三元触媒46が排気中の窒素酸化物(NOx)を十
分に浄化することができない。これに対し、本実施の形
態では、三元触媒46の下流に吸蔵還元型NOx触媒4
8が配置されているため、三元触媒46で浄化しきれな
かった窒素酸化物(NOx)が吸蔵還元型NOx触媒48
に吸蔵され、大気中に放出されることがない。
【0070】ところで、吸蔵還元型NOx触媒48のN
Ox吸蔵能力には限りがあるため、内燃機関1の希薄燃
焼運転が長期間継続されると、吸蔵還元型NOx触媒4
8のNOx吸蔵能力が飽和してしまい、排気中の窒素酸
化物(NOx)が吸蔵還元型NOx触媒48にて除去され
ずに大気中に放出されることになる。
【0071】これに対し、CPU201は、内燃機関1
が希薄燃焼運転されているときは、所定時間毎に排気の
空燃比を所定のリッチ空燃比(以下、第1のリッチ空燃
比と称する)とすべくリッチスパイク制御を実行する。
【0072】リッチスパイク制御の具体的な実行方法と
しては、膨張行程若しくは排気行程にある気筒21の燃
料噴射弁32から燃料に寄与しない燃料(副燃料)を噴
射させる方法、内燃機関1の排気ポートや排気通路に専
用の燃料噴射弁を取り付け、その燃料噴射弁から燃料を
噴射させる方法などを例示することができるが、本実施
の形態では、排気行程中の気筒21の燃料噴射弁32か
ら副燃料を噴射させる方法を例に挙げて説明する。
【0073】その際、CPU201は、第1空燃比セン
サ49aの出力信号値が所望の第1のリッチ空燃比とな
るように、燃料噴射弁32から噴射される副燃料量を制
御する、所謂リッチスパイクフィードバック制御を実行
するようにしてもよい。
【0074】このような方法によりリッチスパイク制御
が実行されると、内燃機関1から排出される排気の空燃
比がリーン空燃比と第1のリッチ空燃比とを短い周期で
交互に繰り返すようになる。この場合、リーン空燃比の
排気と第1のリッチ空燃比の排気とが短い周期で交互に
吸蔵還元型NOx触媒48へ流入することになる。
【0075】その結果、吸蔵還元型NOx触媒48が窒
素酸化物(NOx)の吸蔵と放出・還元とを交互に繰り
返すことになるため、内燃機関1の希薄燃焼運転が長期
間継続される場合であっても吸蔵還元型NOx触媒48
のNOx吸蔵能力が飽和することがない。
【0076】また、吸蔵還元型NOx触媒48より上流
の排気通路には、酸素貯蔵力を有する三元触媒46が配
置されているため、リッチスパイク制御の実行によって
排気空燃比が第1のリッチ空燃比にされると、三元触媒
46に貯蔵されていた酸素が該三元触媒46から放出さ
れることになる。
【0077】上記したように三元触媒46から貯蔵酸素
が放出されると、三元触媒46から流出した排気の空燃
比、言い換えれば、吸蔵還元型NOx触媒48に流入す
る排気の空燃比は、前記第1のリッチ空燃比より高い空
燃比となる。このため、吸蔵還元型NOx触媒48は、
貯蔵している窒素酸化物(NOx)の全てを還元・浄化
することができなくなる虞がある。
【0078】そこで、CPU201は、リッチスパイク
制御を実行する直前に、排気の空燃比を前記第1のリッ
チ空燃比より低い第2のリッチ空燃比まで低下させる空
燃比低下制御を実行する。この空燃比低下制御の実行方
法としては、前述したリッチスパイク制御と同様の方法
を例示することができる。但し、その際に燃料噴射弁3
2から噴射される副燃料量は、リッチスパイク制御実行
時の副燃料量より多くされる。
【0079】上記したような空燃比低下制御がリッチス
パイク制御の実行直前に実行されると、三元触媒46に
は、第2のリッチ空燃比の排気が流入する。その際、第
2のリッチ空燃比は、通常のリッチスパイク制御に係る
第1のリッチ空燃比より低く設定されるため、三元触媒
46に貯蔵されていた酸素の全てが速やかに放出され
る。
【0080】空燃比低下制御に続いてリッチスパイク制
御が実行されると、三元触媒46には第1のリッチス空
燃比の排気が流入することになる。その時点では、三元
触媒46に酸素が貯蔵されていないため、三元触媒46
から流出する排気の空燃比は、第1のリッチ空燃比と略
一致する。
【0081】この結果、吸蔵還元型NOx触媒48に
は、第1のリッチ空燃比の排気が流入することになり、
吸蔵還元型NOx触媒48に吸蔵されていた窒素酸化物
(NOx)が好適に還元及び浄化されるようになる。
【0082】一方、上記したような空燃比低下制御とリ
ッチスパイク制御が連続して実行されると、空燃比低下
制御の実行開始時点からリッチスパイク制御の実行終了
時点までの期間において、三元触媒46の酸素貯蔵能力
が機能しないため、三元触媒46による炭化水素(H
C)や一酸化炭素(CO)の酸化能力が低下し、排気エ
ミッションが悪化してしまう場合がある。
【0083】これに対し、CPU201は、リッチスパ
イク制御の実行期間中において排気の空燃比を一時的に
高めるリーンスパイク制御を実行する。
【0084】リーンスパイク制御の実行方法としては、
リッチスパイク制御実行時に燃料噴射弁32から噴射さ
れる副燃料量を一時的に減量する方法、もしくはリッチ
スパイク制御実行中に二次空気噴射ノズル53から一時
的に二次空気を噴射させる方法などを例示することがで
きる。
【0085】具体的には、CPU201は、リッチスパ
イク制御の実行期間中において、図3、図4に示される
ように、所定時間毎に二次空気噴射ノズル53から二次
空気を噴射させる。
【0086】その際、リッチスパイクフィードバック制
御の目標中心空燃比は、図3に示されるように第1のリ
ッチ空燃比より高く且つ理論空燃比より低く設定される
ようにしてもよく、又は図4に示されるように理論空燃
比に設定されるようにしてもよい。但し、二次空気噴射
ノズル53から一回に噴射される二次空気の量は、二次
空気供給後の排気に含まれる酸素量が三元触媒46の酸
素貯蔵能力を超えないように設定されることが好まし
い。これは、二次空気供給後の排気に含まれる酸素量が
三元触媒46の酸素貯蔵能力を越えると、三元触媒46
により貯蔵しきれない酸素が該三元触媒46から流出
し、吸蔵還元型NOx触媒48に流入する排気の空燃比
が所望の第1のリッチ空燃比より高くなる虞があるから
である。
【0087】このようなリーンスパイク制御がリッチス
パイク制御の実行期間中に実行されると、三元触媒46
に酸素過剰状態の排気が流入するため、三元触媒46が
酸素を貯蔵することが可能となる。その結果、三元触媒
46の酸化能力が活性し、排気中の炭化水素(HC)や
一酸化炭素(CO)を好適に酸化及び浄化することが可
能となる。
【0088】以下、本実施の形態におけるリッチスパイ
ク制御について具体的に説明する。CPU201は、内
燃機関1が希薄燃焼運転されている状況下において、所
定の周期でリッチスパイク制御を実行する。その際、C
PU201は、図5に示すようなリッチスパイク制御ル
ーチンに従ってリッチスパイク制御を実行することにな
る。
【0089】前記したリッチスパイク制御ルーチンは、
予めROM202に記憶されているルーチンであり、C
PU201によって所定時間毎(例えば、クランクポジ
ションセンサ51がパルス信号を出力する度)に繰り返
し実行されるルーチンである。
【0090】図5に示されるリッチスパイク制御ルーチ
ンにおいて、CPU201は、先ずS501において内
燃機関1が希薄燃焼運転されているか否か、具体的に
は、内燃機関1が成層燃焼運転又は均質リーン燃焼運転
されているか否かを判別する。
【0091】前記S501において内燃機関1が希薄燃
焼運転されていないと判定された場合、言い換えれば、
内燃機関1が理論空燃比以下の混合気により均質燃焼運
転されていると判定された場合は、CPU201は、リ
ッチスパイク制御を実行する必要がないとみなし、本ル
ーチンの実行を終了する。
【0092】一方、前記S501において内燃機関1が
希薄燃焼運転されていると判定された場合は、CPU2
01は、S502へ進み、リッチスパイク制御実行条件
が成立しているか否かを判別する。
【0093】上記したリッチスパイク制御実行条件とし
ては、例えば、吸蔵還元型NOx触媒48が活性状態に
ある、前回のリッチスパイク制御実行時からの経過時間
が所定時間以上である等の条件を例示することができ
る。
【0094】上記したようなリッチスパイク制御実行条
件が成立していると判定された場合は、CPU201
は、S503へ進み、排気の空燃比を前記した第2のリ
ッチ空燃比まで低下させるべく空燃比低下制御を実行す
る。具体的には、CPU201は、排気行程中の気筒2
1の燃料噴射弁32から副燃料を噴射させる。
【0095】S504では、CPU201は、空燃比低
下制御カウンタを起動する。この空燃比低下制御カウン
タは、空燃比低下制御の実行開始時点からの経過時間を
計時するカウンタであり、例えば、CPU201に内蔵
されたレジスタ等で構成される。
【0096】S505では、CPU201は、空燃比低
下制御カウンタの値が所定の空燃比低下制御実行時間:
T1以上であるか否かを判別する。前記空燃比低下制御
実行時間:T1は、第2のリッチ空燃比の排気が三元触
媒46に流入している条件下で、三元触媒46が貯蔵酸
素の全てを放出するまでに要する時間である。
【0097】前記S505において空燃比低下制御カウ
ンタの値が前記空燃比低下制御実行時間:T1未満であ
ると判定された場合は、CPU201は、三元触媒46
が貯蔵酸素の全てを未だ放出していないとみなし、空燃
比低下制御の実行を継続する。
【0098】一方、前記S505において空燃比低下制
御カウンタの値が前記空燃比低下制御実行時間:T1以
上であると判定された場合は、CPU201は、三元触
媒46が貯蔵酸素の全てを既に放出したとみなし、S5
06へ進む。
【0099】S506では、CPU201は、空燃比低
下制御からリッチスパイク制御へ制御を移行する。具体
的には、CPU201は、排気の空燃比を第2のリッチ
空燃比から第1のリッチ空燃比まで高めるべく副燃料の
噴射量を減量する。
【0100】S507では、CPU201は、リッチス
パイク制御カウンタとリーンスパイク制御カウンタを起
動する。前記リッチスパイク制御カウンタは、リッチス
パイク制御の実行開始時点からの経過時間を計時するカ
ウンタである。一方、前記リーンスパイク制御カウンタ
は、前回のリーンスパイク制御の実行が終了した時点か
らの経過時間を計時するカウンタであるが、リッチスパ
イク制御の実行開始後に初めて起動される場合はリッチ
スパイク制御の実行開始時点からの経過時間を計時す
る。
【0101】S508では、CPU201は、リーンス
パイク制御カウンタの値が所定のリーンスパイク制御実
行間隔:T2以上であるか否かを判別する。
【0102】前記S508においてリーンスパイク制御
カウンタの値が前記リーンスパイク制御実行間隔:T2
未満であると判定された場合は、CPU201は、前記
S508以降の処理を再度実行する。
【0103】一方、前記S508においてリーンスパイ
ク制御カウンタの値が前記リーンスパイク制御実行間
隔:T2以上であると判定された場合は、CPU201
は、S509へ進み、リーンスパイク制御を実行する。
具体的には、CPU201は、二次空気噴射ノズル53
から所定量の二次空気を噴射させる。この場合、内燃機
関1から排出される排気の空燃比が一時的に高まるた
め、排気中に含まれる酸素が三元触媒46に貯蔵され、
若しくは三元触媒46において排気中の炭化水素(H
C)や一酸化炭素(CO)を酸化させる。
【0104】前記したようなリーンスパイク制御を実行
し終えると、CPU201は、S510へ進み、リーン
スパイク制御カウンタを再起動する。この場合、リーン
スパイク制御カウンタは、リーンスパイク制御の実行終
了時点からの経過時間を計時することになる。
【0105】S511では、CPU201は、リッチス
パイク制御カウンタの値が所定のリッチスパイク制御実
行時間:T3以上に達したか否かを判別する。
【0106】前記S511においてリッチスパイク制御
カウンタの値が前記リッチスパイク制御実行時間:T3
未満であると判定された場合は、CPU201は、前述
したS508以降の処理を繰り返し実行する。この場
合、リッチスパイク制御の実行が継続されるとともに、
リーンスパイク制御が前記リーンスパイク制御実行間
隔:T2置きに繰り返し実行されることになる。
【0107】一方、前記S511においてリッチスパイ
ク制御カウンタの値が前記リッチスパイク制御実行時
間:T3以上であると判定された場合は、CPU201
は、S512へ進み、リッチスパイク制御の実行を終了
する。すなわち、CPU201は、燃料噴射弁32から
の副燃料の噴射を停止する。
【0108】S513では、CPU201は、前述した
空燃比低下制御カウンタ、リッチスパイク制御カウン
タ、及びリーンスパイク制御カウンタの値を全てリセッ
トする。
【0109】このようにCPU201がリッチスパイク
制御ルーチンを実行することにより、前述した図3及び
図4の説明で述べたように、リッチスパイク制御の実行
期間中において所定時間おきに排気の空燃比が高められ
ることになる。
【0110】この結果、リッチスパイク制御の実行期間
中においても三元触媒46の酸素貯蔵能力を機能させる
ことが可能となり、三元触媒46の酸化能力を活性させ
て排気中の炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)を好
適に酸化及び浄化することが可能となる。
【0111】更に、一回のリーンスパイク制御によって
排気中に供給される二次空気の量は、二次空気供給後の
排気に含まれる酸素量が三元触媒46の酸素貯蔵能力を
越えないように設定されるため、吸蔵還元型NOx触媒
48に流入する排気の空燃比が不要に高くなることがな
く、吸蔵還元型NOx触媒48における窒素酸化物(N
Ox)の浄化率が不要に低下することもない。
【0112】従って、本実施の形態に係る内燃機関の排
気浄化装置によれば、リッチスパイク制御実行期間にお
いて、窒素酸化物(NOx)の浄化率を低下させること
なく炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)の浄化率を
向上させることが可能となる。
【0113】<実施の形態2>次に、本発明に係る内燃
機関の排気浄化装置の第2の実施態様について図6〜図
7に基づいて説明する。ここでは前述した第1の実施の
形態と異なる構成について説明し、同様の構成について
は説明を省略する。
【0114】本実施の形態と前述した第1の実施の形態
との相違点は、前述した第1の実施の形態がリッチスパ
イク制御の実行期間中にリーンスパイク制御を実行する
のに対し、本実施の形態ではリッチスパイク制御の実行
終了後に内燃機関1が理論空燃比の混合気で運転される
場合において、リッチスパイク制御の実行が終了した時
点でリーンスパイク制御を実行する点にある。
【0115】ここで、排気空燃比低下制御及びリッチス
パイク制御の実行後に直ちに内燃機関1が理論空燃比の
混合気で運転されると(以下、内燃機関1が理論空燃比
の混合気で運転されることをストイキ運転と称する)、
排気空燃比低下制御の実行開始時点から内燃機関1のス
トイキ運転の終了時点までの期間において、三元触媒4
6の酸素貯蔵能力が機能せず、ストイキ運転時における
炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)の浄化率が低下
する虞がある。
【0116】そこで、本実施の形態に係る内燃機関の排
気浄化装置では、リッチスパイク制御の実行完了後に内
燃機関1がストイキ運転される場合には、図6に示され
るように、リッチスパイク制御の実行が完了した時点で
リーンスパイク制御が実行されるようにした。
【0117】リーンスパイク制御の具体的な実行方法と
しては、前述した第1の実施の形態と同様に二次空気噴
射ノズル53から二次空気を噴射させる方法を例示する
ことができる。
【0118】その際、二次空気噴射ノズル53から噴射
される二次空気量は、二次空気供給後の排気に含まれる
酸素量が三元触媒46の酸素貯蔵能力を超えないように
設定され、好ましくは二次空気供給後の排気に含まれる
酸素量が酸素貯蔵能力以下且つ酸素貯蔵能力の半分以上
となるようにする。
【0119】これは、二次空気供給後の排気に含まれる
酸素量が過剰に少なくなると、ストイキ運転時において
三元触媒46が排気中の炭化水素(HC)や一酸化炭素
(CO)などを十分に酸化及び浄化することができなく
なる虞があるからである。
【0120】このように、リッチスパイク制御の実行完
了後に内燃機関1がストイキ運転される場合において、
リッチスパイク制御の実行が完了した時点でリーンスパ
イク制御が実行されると、内燃機関1がストイキ運転さ
れる前に三元触媒46が十分な量の酸素を貯蔵すること
ができるため、ストイキ運転時における炭化水素(H
C)や一酸化炭素(CO)の浄化率を向上させることが
可能となる。
【0121】以下、本実施の形態におけるリッチスパイ
ク制御について具体的に説明する。CPU201は、リ
ッチスパイク制御を実行するにあたり、図7に示すよう
なリッチスパイク制御ルーチンを実行する。このリッチ
スパイク制御ルーチンは、予めROM202に記憶され
ているルーチンであり、CPU201によって所定時間
毎(例えば、クランクポジションセンサ51がパルス信
号を出力する度)に繰り返し実行されるルーチンであ
る。
【0122】図7に示されるリッチスパイク制御ルーチ
ンにおいて、CPU201は、先ずS701において内
燃機関1が希薄燃焼運転されているか否かを判別する。
【0123】前記S701において内燃機関1が希薄燃
焼運転されていないと判定された場合は、CPU201
は、リッチスパイク制御を実行する必要がないとみな
し、本ルーチンの実行を終了する。
【0124】一方、前記S701において内燃機関1が
希薄燃焼運転されていると判定された場合は、CPU2
01は、S702へ進み、リッチスパイク制御実行条件
が成立しているか否かを判別する。
【0125】前記S702においてリッチスパイク制御
実行条件が成立していると判定された場合は、CPU2
01は、S703へ進み、排気の空燃比を前記した第2
のリッチ空燃比まで低下させるべく空燃比低下制御を実
行する。
【0126】S704では、CPU201は、空燃比低
下制御カウンタを起動する。
【0127】S705では、CPU201は、空燃比低
下制御カウンタの値が所定の空燃比低下制御実行時間:
T1以上であるか否かを判別する。
【0128】前記S705において空燃比低下制御カウ
ンタの値が前記空燃比低下制御実行時間:T1未満であ
ると判定された場合は、CPU201は、三元触媒46
が貯蔵酸素の全てを未だ放出していないとみなし、空燃
比低下制御の実行を継続する。
【0129】一方、前記S705において空燃比低下制
御カウンタの値が前記空燃比低下制御実行時間:T1以
上であると判定された場合は、CPU201は、三元触
媒46が貯蔵酸素の全てを既に放出したとみなし、S7
06へ進む。
【0130】S706では、CPU201は、空燃比低
下制御からリッチスパイク制御へ制御を移行する。
【0131】S707では、CPU201は、リッチス
パイク制御カウンタを起動する。
【0132】S708では、CPU201は、リッチス
パイク制御カウンタの値が所定のリッチスパイク制御実
行時間:T3以上に達したか否かを判別する。
【0133】前記S708においてリッチスパイク制御
カウンタの値が前記リッチスパイク制御実行時間:T3
未満であると判定された場合は、CPU201は、リッ
チスパイク制御カウンタの値が前記リッチスパイク制御
実行時間:T3以上となるまでリッチスパイク制御の実
行を継続する。
【0134】前記S708においてリッチスパイク制御
カウンタの値が前記リッチスパイク制御実行時間:T3
以上であると判定された場合は、CPU201は、S7
09へ進み、リッチスパイク制御の実行を終了する。す
なわち、CPU201は、燃料噴射弁32からの副燃料
の噴射を停止する。
【0135】S710では、CPU201は、前述した
空燃比低下制御カウンタ及びリッチスパイク制御カウン
タの値を全てリセットする。
【0136】S711では、CPU201は、内燃機関
1のストイキ運転条件が成立しているか否かを判別す
る。内燃機関1をストイキ運転させる条件としては、例
えば、アクセルポジションセンサ43の出力信号値(ア
クセル開度)が所定開度以上である、エアフローメータ
44の出力信号値(吸入空気量)が所定量以上である、
機関回転数が所定回転数以上であるなどの条件を例示す
ることができる。
【0137】前記S711において内燃機関1のストイ
キ運転条件が成立していないと判定された場合は、CP
U201は、本ルーチンの実行を終了する。
【0138】一方、前記S711において内燃機関1の
ストイキ運転条件が成立していると判定された場合は、
CPU201は、S712へ進み、リーンスパイク制御
を実行する。具体的には、CPU201は、二次空気噴
射ノズル53から所定量の二次空気を噴射させる。この
場合、内燃機関1から排出される排気の空燃比が一時的
に高まるため、排気中に含まれる酸素が三元触媒46に
貯蔵されることになり、三元触媒46の酸化能力が活性
する。
【0139】このようなリーンスパイク制御が実行され
た後に内燃機関1がストイキ運転されると、排気中に含
まれる炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)が三元触
媒46によって好適に酸化及び浄化されるようになる。
【0140】従って、本実施の形態に係る内燃機関の排
気浄化装置によれば、リッチスパイク制御の実行後に内
燃機関1がストイキ運転される場合において、リッチス
パイク制御実行時のNOx浄化率を低下させることな
く、ストイキ運転時のHC浄化率及びCO浄化率を向上
させることが可能となる。
【0141】
【発明の効果】本発明によれば、酸素貯蔵能力を有する
前置触媒がNOx触媒の上流に配置された内燃機関の排
気浄化装置において、NOx触媒の浄化能力を低下させ
ることなく前置触媒の浄化能力を向上させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態における内燃機関の概略構
成を示す図
【図2】 ECUの内部構成を示すブロック図
【図3】 リッチスパイク制御実行時における排気空燃
比の状態を示す図(1)
【図4】 リッチスパイク制御実行時における排気空燃
比の状態を示す図(2)
【図5】 第1の実施の形態におけるリッチスパイク制
御ルーチンを示す図
【図6】 リッチスパイク制御実行時における排気空燃
比の状態を示す図(3)
【図7】 第2の実施の形態におけるリッチスパイク制
御ルーチンを示す図
【符号の説明】
1・・・・内燃機関 20・・・ECU 21・・・気筒 32・・・燃料噴射弁 46・・・三元触媒 47・・・排気管 48・・・吸蔵還元型NOx触媒 53・・・二次空気噴射ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/28 301 F02D 43/00 301H F02D 43/00 301 301T 45/00 301G 45/00 301 B01D 53/36 103B 101B Fターム(参考) 3G084 AA04 BA09 BA13 BA24 DA10 EB12 EB16 EC01 FA07 FA10 FA20 FA26 FA33 FA38 3G091 AA02 AA12 AA17 AB02 AB05 BA01 BA11 BA14 BA17 BA27 CA18 CB02 DA04 DC01 EA01 EA03 EA05 EA07 EA16 EA34 FB06 FB10 FB11 FB12 GA06 HA10 HA36 HA37 HA42 3G301 HA01 HA15 HA17 JA25 LB04 LC01 MA01 MA12 MA26 NA01 NA08 NC01 NC02 ND02 ND22 NE02 NE07 NE13 NE14 NE15 PA01Z PA11Z PD09Z PE01Z PE03Z PE08Z PF03Z PF15Z 4D048 AA06 AA13 AA18 AB02 AB07 CC32 CC46 DA01 DA02 DA20 EA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素過剰状態の混合気を燃焼可能とする
    内燃機関と、 前記内燃機関の排気通路に設けられ、還元剤の存在下で
    排気中の窒素酸化物を浄化するNOx触媒と、 前記排気通路における前記NOx触媒より上流に配置さ
    れ、酸素吸蔵能力を有する前置触媒と、 前記NOx触媒にて窒素酸化物を浄化する必要があると
    きに、排気空燃比を理論空燃比より低い第1のリッチ空
    燃比まで低下させるリッチスパイク制御実行手段と、 前記リッチスパイク制御実行手段によるリッチスパイク
    制御の実行前に、排気空燃比を前記第1のリッチ空燃比
    より低い第2のリッチ空燃比まで低下させる空燃比低下
    制御実行手段と、 前記リッチスパイク制御実行手段によるリッチスパイク
    制御の実行期間中に一時的に排気空燃比を高めるリーン
    スパイク制御実行手段と、を備えることを特徴とする内
    燃機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記リーンスパイク制御実行手段は、リ
    ッチスパイク制御の実行期間中において、所定時間毎に
    排気空燃比を高めることを特徴とする請求項1に記載の
    内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 酸素過剰状態の混合気を燃焼可能とする
    内燃機関と、 前記内燃機関の排気通路に配置され、還元剤の存在下で
    排気中の窒素酸化物を浄化するNOx触媒と、 前記NOx触媒より上流の排気通路に配置され、酸素吸
    蔵能力を有する前置触媒と、 前記NOx触媒にて窒素酸化物を浄化させるときに、排
    気空燃比を理論空燃比より低くするリッチスパイク制御
    実行手段と、 前記リッチスパイク制御実行手段によるリッチスパイク
    制御の実行後に前記内燃機関が理論空燃比で運転される
    場合は、リッチスパイク制御の実行が終了した時点で排
    気空燃比を一時的に理論空燃比より高くするリーンスパ
    イク制御実行手段と、を備えることを特徴とする内燃機
    関の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記リーンスパイク制御実行手段は、排
    気中に含まれる酸素量が前記前置触媒の酸素貯蔵能力を
    超えない範囲内で排気の空燃比を高めることを特徴とす
    る請求項1又は請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装
    置。
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