JP2003047821A - 濃縮酸素供給装置 - Google Patents

濃縮酸素供給装置

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JP2003047821A
JP2003047821A JP2001239350A JP2001239350A JP2003047821A JP 2003047821 A JP2003047821 A JP 2003047821A JP 2001239350 A JP2001239350 A JP 2001239350A JP 2001239350 A JP2001239350 A JP 2001239350A JP 2003047821 A JP2003047821 A JP 2003047821A
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air
adsorption
oxygen supply
concentrated oxygen
adsorbing
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JP2001239350A
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English (en)
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Kazuo Takahashi
一夫 高橋
Kazuhiko Harima
和彦 播磨
Kunimori Sekigami
邦衛 関上
Toshio Nakayama
敏男 中山
Kentaro Futami
健太郎 二見
Hiroshi Noguchi
博司 野口
Kazumi Yamada
和三 山田
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤を備
えた濃縮酸素供給装置において、濃縮酸素供給装置の運
転停止中に、酸素富化空気の供給経路及び排気経路を介
して外部からの湿気の進入を阻止し、酸素富化空気の生
成を円滑に行う。 【解決手段】 空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤
が封入され吸着行程もしくは分離行程が行われる吸着槽
21、22を流路を用いて並列につなぐとともに、この
流路に空気を圧送するためのエアコンプレッサ13と、
一方の吸着槽21を吸着行程とした場合は、他方の吸着
槽22を分離行程とする流路制御手段17と、分離行程
の前記吸着槽22からの空気を排気する排気経路40と
を備えた濃縮酸素供給装置1において、濃縮酸素供給装
置1の運転停止中に、前記排気経路40を介して進入す
る湿気を阻止する逆止弁28を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着剤により空気
中の窒素を吸着して酸素富化空気を生成する濃縮酸素供
給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ゼオライト等の吸着剤を吸着槽内
に封入し、この吸着槽内に空気を通して吸着剤により窒
素を吸着することで空気中の酸素濃度を上げ酸素富化空
気を生成し供給する濃縮酸素供給装置が知られている。
【0003】係る吸着剤は、空気中の窒素ガス分子を選
択的に捕まえる圧力スイング吸着法(PSA法)により
窒素を吸着するものである(吸着槽に空気を圧送して空
気中の窒素を吸着させる)が、窒素が飽和すると吸着作
用が著しく低下し、或いは、消失してしまうため、一定
期間の窒素吸着を行った後は、吸着した窒素を吸着剤か
ら分離する必要があった。
【0004】そのため、濃縮酸素供給装置には、少なく
とも2つの吸着槽を設け、これらの吸着槽を流路を用い
て並列につなぎ、窒素を吸着する吸着行程と、飽和した
窒素を分離する分離行程とを交互に行ない、吸着行程に
おける吸着槽で酸素富化空気を生成し、分離行程におけ
る吸着槽で吸着した窒素を取り出して排出している。そ
して、吸着行程における吸着槽の下流側には酸素富化空
気の供給経路が、分離行程における吸着槽の下流側には
排気経路が形成されている。
【0005】また、この種の吸着剤は湿気を吸着し易い
という性質があり、湿気を吸着すると吸着剤が劣化し窒
素の吸着作用を著しく低下させるため、分離行程におい
て吸着された水分を取り除き排気経路から排出してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記排気経
路には、逆止弁を設けているものの濃縮酸素供給装置の
運転を長期間停止していると、特に湿度が高いときに
は、排気経路を介して外部の湿気が内部に進入し吸着剤
に付着することがある。このため、吸着剤が水分により
劣化することが考えられる。
【0007】本発明は、係る従来の課題を解消するため
になされたものであり、空気中の窒素を吸着・分離可能
な吸着剤を備えた濃縮酸素供給装置において、濃縮酸素
供給装置の運転停止中に、酸素富化空気の供給経路及び
排気経路を介して外部からの湿気の進入を阻止し、酸素
富化空気の生成を円滑に行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、空気中の窒素を吸着・分
離可能な吸着剤が封入され吸着行程もしくは分離行程が
行われる吸着槽を流路を用いて並列につなぐとともに、
この流路に空気を圧送するためのエアコンプレッサと、
一方の吸着槽を吸着行程とした場合は、他方の吸着槽を
分離行程とする流路制御手段と、分離行程の吸着槽から
流出する空気を排気する排気経路とを備えた濃縮酸素供
給装置において、前記濃縮酸素供給装置の運転停止中
に、前記排気経路を介して進入する湿気を阻止する逆止
弁を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の濃縮酸素供給装置おいて、前記吸着剤はゼオライトで
あることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の濃縮酸素供給装置おいて、前記流路制御手段
は、前記エアコンプレッサからの空気を吸着行程中の前
記吸着槽に供給すると共に、前記分離行程の吸着槽を前
記排気経路に連通することを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、空気中の窒素を
吸着・分離可能な吸着剤が封入され吸着行程もしくは分
離行程が行われる吸着槽を流路を用いて並列につなぐと
ともに、この流路に空気を圧送するためのエアコンプレ
ッサと、一方の吸着槽を吸着行程とした場合は、他方の
吸着槽を分離行程とする流路制御手段と、吸着行程の吸
着槽から流出する空気を供給する供給経路に設けられる
逆止弁とを備えた濃縮酸素供給装置において、前記逆止
弁は、濃縮酸素供給装置の運転停止中に、供給経路を介
して進入する湿気を阻止することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の濃縮酸素供給装置の横
断面図、図2は濃縮酸素供給装置の酸素富化空気生成部
の配管経路図、図3は濃縮酸素供給装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【0013】本発明の濃縮酸素供給装置1は、例えば一
般家庭の居室に設置されるものであり、容易に持ち運び
可能な寸法の本体ケース2内に各機器を内蔵して構成さ
れている。この本体ケース2の前面にはスリット状の空
気吸込口3が形成されており、この空気吸込口3の内側
にはエアフィルタ4が取り付けられている。エアフィル
タ4の更に内側には送風機7が取り付けられている。
【0014】この送風機7は空気吸込口3から空気を吸
引し、エアフィルタ4にて塵埃や煙粒子などを除去した
後、本体ケース2内を通過し本体ケース2の下面に形成
された空気吹出口8から空気を吹き出させるものであ
る。
【0015】本体ケース2内の上部には電装箱9が配設
され、本体ケース2内には酸素富化空気生成部(以下単
に生成部という)12が内蔵される。この生成部12
は、エアコンプレッサ13、サクションタンク14、冷
却コイル16、五方弁17、吸着槽21、22、バッフ
ァタンク23、24、逆止弁26、27、28、サイレ
ンサ31、32、及び酸素富化空気吐出部(以下単に吐
出部という)34などから構成されている。
【0016】前記サクションタンク14はエアコンプレ
ッサ13の吸引側に配管接続されると共に、前記サイレ
ンサ31はサクションタンク14の入口に接続され、前
記エアフィルタ4の内側、かつ、空気清浄フィルタ5の
下流側に配置される。前記冷却コイル16はエアコンプ
レッサ13の吐出側に接続されると共に、冷却コイル1
6の出口は五方弁17の第1ポート17Aに配管接続さ
れる。
【0017】この五方弁17の第2ポート17Bは吸着
槽21の下端の空気入口21Aに配管36により接続さ
れると共に、第3ポート17Cは吸着槽22の下端の空
気入口22Aに配管37により接続される。この五方弁
17の第4ポート17Dと第5ポート17Eは三方配管
38により共に配管39に接続され、この配管39はバ
ッファタンク24、逆止弁28を順次経てサイレンサ3
2に接続される。
【0018】なお、この五方弁17は電磁コイルにより
駆動され、ON状態で、図2中実線で示す如く第1ポー
ト17Aを第2ポート17Bに連通させ、かつ、第5ポ
ート17Eを第3ポート17Cに連通させる。また、O
FF状態では、図2中破線で示す如く第1ポート17A
を第3ポート17Cに連通させ、かつ、第2ポート17
Bを第4ポート17Dに連通させるように流路を切り換
えるものである。
【0019】前記三方配管38、配管39、バッファタ
ンク24、逆止弁28及びサイレンサ32は、分離行程
時の吸着槽22、21の下流側配管37、36と共に排
気経路40を構成している。前記逆止弁28はサイレン
サ32方向を順方向とされ、排気経路内部の圧力が外部
の圧力より大きいときには空気を排出し、排気経路40
内部の圧力が外気圧と同じかまたは小さいときには外気
の進入を遮断している。
【0020】この逆止弁28の内部構造は、図3に示す
ように、通風路71を有する逆止弁本体28Aと、この
逆止弁本体28A内部の当接部72に当接して通風路7
1を遮断する押え具73と、この押え具73を一方向に
押えるばね74と、押え具73と当接部72とを気密に
シールするOリング75とから構成されている。
【0021】そして、空気が逆止弁本体28A内を実線
矢印方向に流れようとするとき(排気経路から空気が排
出されるとき)には、空気がばね74の抗力に対向して
押え具73を移動させ、押え具73と当接部72との間
に隙間をつくるので、空気が隙間を通って流れる。ま
た、空気が実線矢印と逆方向に流れようとするときに
は、押え具73が空気の流れようとする圧力で当接部7
2に当接してシールされるので、空気の流れが遮断され
る。
【0022】このように、逆方向の空気を気密に遮断す
る逆止弁28を排気経路40に設けたことにより、外部
空気が排気経路40を介して装置内部に進入するのを防
ぐとともに、外部の湿気の進入を阻止している。
【0023】配管43はほこり・バクテリアフィルタ6
2と逆止弁26を介して配管44に接続され、配管41
はほこり・バクテリアフィルタ61と前記逆止弁27を
介して配管44に接続されている。前記逆止弁26及び
27は配管44方向を順方向とされると共に、各配管4
1、43は各フィルタ61、62の手前、即ち、各逆止
弁26、27の上流側においてバイパス管42、連通管
46により相互に連通されている。連通管42には電磁
弁45が介設され、この電磁弁45の開閉により連通管
42を連通・遮断している。そして、連通管42が連通
しているときには、配管41若しくは43内を配管44
方向に向かう空気のほとんどが連通管42を流れる。連
通管46にはオリフィス47が介設され、配管41若し
くは43内を配管44方向に向かう空気はオリフィス4
7の抵抗により、その1/5が連通管46に分流され
る。なお、逆止弁26、27には前記排気経路40に設
けられた逆止弁28と同様の構造のものを使用してい
る。
【0024】また、配管44は前記バッファタンク23
の入口に接続され、バッファタンク23の出口はニード
ルバルブ48を介して吐出部34に接続されている。そ
して、吐出部34には着脱自在に可撓性のホース49が
接続されこのホース49の先端にはカニューラ34aが
取り付けられている。これらホース49とカニューラ3
4aは本体ケース2上面の収納部51内に納出自在に格
納されている。
【0025】前記配管43(または配管41)、配管4
4、逆止弁26、バッファタンク23、ニードルバルブ
48及び吐出部34は、吸着槽21(または吸着槽2
2)の吸着行程時における酸素富化空気の供給経路50
を構成している。
【0026】ここで、前記吸着槽21及び22は金属若
しくは硬質剛性樹脂により内部中空の縦長円筒状に構成
されており、その内側下部には吸湿剤53が封入され、
その上側には吸着剤54が封入されている。
【0027】前記吸湿剤53は直径2mm〜3mmの粒
状の例えば活性アルミナであり、その下側には高さ30
mm程の範囲で空間が構成されている。この吸湿剤53
は図4左側に示す如く空気入口21A或いは22Aから
流入した室内空気中の水分を吸収し、吸着剤54の水分
による機能低下を防止するものである。
【0028】また、吸着剤54も同程度の寸法の粒状の
例えばゼオライトであり、吸湿剤53と吸着剤54との
間は通気性の部材にて仕切られている。また、吸着剤5
4の上側にも高さ30mm程の範囲で空間が構成されて
いる。
【0029】前記吸着剤54を構成するゼオライトは、
空気入口21A或いは22Aから室内空気(吸湿剤53
で水分が除去されている)が圧送されると、当該室内空
気中の窒素分子、一酸化炭素分子及び二酸化炭素分子を
選択的に吸着する(圧力スイング吸着法(PSA
法))。以後、これを吸着行程と称する。これにより、
上端の酸素富化空気出口21B或いは22Bからは酸素
濃度35%〜39%の酸素富化空気が出てくるものであ
る。
【0030】また、前記酸素富化空気が、酸素富化空気
出口21B或いは22Bから吸着槽21或いは22内に
流入すると、内部の酸素分圧は急激に上昇する。この状
態では吸着剤54は、前記吸着行程にて吸着した前記窒
素分子、一酸化炭素分子及び二酸化炭素分子を分離放出
する。以後、これを分離行程と称する。これにより、下
端の空気入口21A或いは22Aからは窒素、一酸化炭
素、二酸化炭素が富化された空気が流出するようにな
る。なお、このとき吸湿剤53からは水分も分離放出さ
れる。
【0031】次に、図4において56は汎用マイクロコ
ンピュータから構成された制御装置であり、前記電装箱
9内に収納されている。この制御装置56には運転スイ
ッチ57の出力が入力される。また、制御装置56の出
力には前記エアコンプレッサ13のモータ13M、送風
機7のモータ7M、五方弁17及び電磁弁45がそれぞ
れ接続されている。
【0032】以上のように構成された濃縮酸素供給装置
の生成部の動作を説明する。
【0033】運転スイッチ57が操作されると制御装置
56は濃縮酸素供給装置1の運転を開始する。制御装置
56はエアコンプレッサ13のモータ13Mを駆動する
と共に、送風機7のモータ7Mを駆動する。また、五方
弁17をONする。
【0034】エアコンプレッサ13が運転されると、エ
アフィルタ4及び空気清浄フィルタ5を通過した室内空
気はサイレンサ31からサクションタンク14を経てエ
アコンプレッサ13に吸引される。吸引された室内空気
は、エアコンプレッサ13から冷却コイル16に吐出さ
れる。これらエアコンプレッサ13及び冷却コイル16
には前記送風機7から送風されており、冷却コイル16
内に流入した室内空気は、そこを通過する過程で冷却さ
れた後、五方弁17の第1ポート17Aに入る。
【0035】五方弁17の第1ポート17Aに入った室
内空気は第2ポート17Bから流出し、配管36を通っ
て吸着槽21下端の空気入口21Aから吸着槽21内に
圧送される。吸着槽21内に入った室内空気は、前述の
如く吸湿剤53により水分を除去された後、吸着剤54
にて窒素、一酸化炭素、二酸化炭素が吸着され、酸素富
化空気となって上端の酸素富化空気出口21Bより流出
する(吸着行程)。
【0036】このとき、吸着槽21から出た酸素富化空
気は、逆止弁26及び連通管46方向に向かうが、前述
の如くその4/5が逆止弁26に向かい、1/5が連通
管46に分流される。逆止弁26に向かった酸素富化空
気は配管44からバッファタンク23、ニードルバルブ
48、ホース49を経てカニューラ34aから吐出す
る。患者はこのカニューラ34aを当てることにより、
酸素富化空気を吸引することができるようになる。
【0037】一方、連通管46に流入した1/5の酸素
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管41を
経て出口22Bより吸着槽22内に流入する。吸着槽2
2内に酸素富化空気が流入すると、前述の如く内部の酸
素分圧が上昇するため、前述の如く吸着剤54は吸着し
ている窒素、一酸化炭素、二酸化炭素及び水分を分離放
出する(分離行程)。
【0038】そして、下端の空気入口22Aから配管3
7に流出し、五方弁17の第3ポート17C、第5ポー
ト17E、配管38、配管39、バッファタンク24、
逆止弁28を通ってサイレンサ32から排出される。
【0039】制御装置56は運転開始から例えば9秒経
過すると、電磁弁45に通電してバイパス管42を例え
ば1秒間開放し配管41、43を連通する。これにより
吸着槽21で生成された酸素富化空気が吸着槽22に流
入して内部の酸素分圧は急激に上昇する。この状態で吸
着槽22の吸着剤54に窒素分子、一酸化炭素分子及び
二酸化炭素分子が吸着されている場合にはこれらが分離
放出される。
【0040】運転開始から例えば10秒経過すると、今
度は五方弁17がOFF状態となり、第1ポート17A
が第3ポート17Cに連通されるので、冷却コイルから
出た室内空気は配管37を経て下端の空気入口22Aか
ら吸着槽22内に圧送されるようになる。
【0041】そして、前述の如く吸着槽22内では酸素
富化空気が生成され(吸着行程)、上端の出口22Bか
ら配管41に流出して逆止弁27及び連通管46方向に
向かうが、同様にその4/5が逆止弁27に向かい、1
/5が連通管46に分流される。逆止弁27に向かった
酸素富化空気は配管44からバッファタンク23、ニー
ドルバルブ48、ホース49を経て同様にカニューラ3
4aから吐出する。
【0042】また、連通管46に流入した1/5の酸素
富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管43を
経て出口21Bより吸着槽21内に流入する。吸着槽2
1内では前述の如く吸着剤54が吸着している窒素、一
酸化炭素、二酸化炭素及び水分の分離放出が行われる
(分離行程)。
【0043】そして、下端の空気入口21Aから配管3
6に流出し、五方弁17の第2ポート17B、第4ポー
ト17D、配管38、配管39、バッファタンク24、
逆止弁28を通ってサイレンサ32から前述同様に排出
されることになる。
【0044】以後、制御装置56はこれを繰り返し、1
0秒後には再び五方弁17をONに切り換えるものであ
る。
【0045】このようにして、各吸着槽21、22にお
いて吸着と分離とを交互に、かつ、同時に行い、連続し
た酸素富化空気の生成を行っている。
【0046】ところで、生成部12の配管経路には、外
気を吸気するための入口、酸素富化空気を流出するため
の出口、及び排気経路40の出口としての3ヶ所の開口
部を有しており、これらの開口部の近傍には、それぞれ
エアコンプレッサ13、逆止弁26、27、及び逆止弁
28が配設されている。そして、濃縮酸素供給装置の運
転停止時には、これらの機器13、26、27、28
が、3ヶ所の開口部よりも内側流路を遮断し、内側流路
を気密に保持するとともに、湿気の進入を阻止してい
る。
【0047】これにより、濃縮酸素供給装置1の運転停
止時、特に外気の湿度が高い場合でも、配管経路内部に
設けられた吸着槽21、22の吸着剤の吸湿劣化を防ぐ
ことができ、運転時における酸素富化空気の生成を良好
に行うことができる。
【0048】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0049】本実施形態の濃縮酸素供給装置では、2つ
の吸着槽21、22を備えたもので説明しているが、3
個以上の吸着槽を備えたものであっても良い。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の濃縮酸素
供給装置は、空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤が
封入され吸着工程もしくは分離工程が行われる吸着槽を
流路を用いて並列につなぐとともに、この流路に空気を
圧送するためのエアコンプレッサと、一方の吸着槽を吸
着行程とした場合は、他方の吸着槽を分離行程とする流
路制御手段と、吸着行程の吸着槽から流出する空気を供
給する供給経路と、分離行程の吸着槽から流出する空気
を排気する排気経路とを備え、供給経路及び排気経路に
湿気の進入を阻止する逆止弁を設けたことにより、濃縮
酸素供給装置の運転停止中に、前記供給経路及び排気経
路を介して吸着剤が水分を吸着して劣化する吸湿劣化を
防ぐことができるので、運転時における酸素富化空気の
生成を円滑に行うことができる。
【0051】また、吸着剤の吸湿劣化を防ぐことができ
るので、濃縮酸素供給装置の信頼性・耐久性を向上で
き、さらに、吸湿剤の交換頻度を少なくして煩雑な交換
作業を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における濃縮酸素供給装置
の横断面図である。
【図2】図1の酸素富化空気生成部の配管経路図であ
る。
【図3】図1の濃縮酸素供給装置に使用される逆止弁の
断面図である。
【図4】図1の濃縮酸素供給装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 濃縮酸素供給装置 13 エアコンプレッサ 17 五方弁(流路制御手段) 21、22 吸着槽 26、27、28 逆止弁 40 排気経路 50 供給経路 54 吸着剤 56 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 播磨 和彦 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 関上 邦衛 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 中山 敏男 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 二見 健太郎 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 野口 博司 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 (72)発明者 山田 和三 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 Fターム(参考) 4D012 BA02 CA05 CB16 CD07 CE01 CF10 CG01 CH10 CK08 4G042 BA15 BA18 BB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤
    が封入され吸着行程もしくは分離行程が行われる吸着槽
    を流路を用いて並列につなぐとともに、この流路に空気
    を圧送するためのエアコンプレッサと、一方の吸着槽を
    吸着行程とした場合は、他方の吸着槽を分離行程とする
    流路制御手段と、分離行程の吸着槽から流出する空気を
    排気する排気経路とを備えた濃縮酸素供給装置におい
    て、 前記濃縮酸素供給装置の運転停止中に、前記排気経路を
    介して進入する湿気を阻止する逆止弁を設けたことを特
    徴とする濃縮酸素供給装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着剤はゼオライトであることを特
    徴とする請求項1に記載の濃縮酸素供給装置。
  3. 【請求項3】 前記流路制御手段は、前記エアコンプレ
    ッサからの空気を吸着行程中の前記吸着槽に供給すると
    共に、前記分離行程の吸着槽を前記排気経路に連通する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の濃縮酸素供
    給装置。
  4. 【請求項4】 空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤
    が封入され吸着行程もしくは分離行程が行われる吸着槽
    を流路を用いて並列につなぐとともに、この流路に空気
    を圧送するためのエアコンプレッサと、一方の吸着槽を
    吸着行程とした場合は、他方の吸着槽を分離行程とする
    流路制御手段と、吸着行程の吸着槽から流出する空気を
    供給する供給経路に設けられる逆止弁とを備えた濃縮酸
    素供給装置において、 前記逆止弁は、濃縮酸素供給装置の運転停止中に、供給
    経路を介して進入する湿気を阻止することを特徴とする
    濃縮酸素供給装置。
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