JP3749150B2 - 濃縮酸素供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸着剤により空気中の窒素を吸着して酸素富化空気を生成する濃縮酸素供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゼオライト等の吸着剤を吸着塔内に封入し、この吸着塔内に空気を通して吸着剤により窒素を吸着することで、空気中の酸素濃度を上げ酸素富化空気を生成しカニューラ等の酸素吸入装置に供給する濃縮酸素供給装置が知られている。
【0003】
係る吸着剤は、空気中の窒素ガス分子を選択的に捕まえる圧力スイング吸着法(PSA法)により窒素を吸着するものであり、この圧力スイング吸着法は、吸着剤に空気を圧送して空気中の窒素を吸着させ、一定期間の窒素吸着を行った後は、吸着した窒素を吸着剤から分離放出し、これら吸着と分離とを繰り返しながら酸素富化空気を生成するものである。
【0004】
前記濃縮酸素供給装置には配管経路が形成され、この配管経路には、並列につないだ少なくとも2つの吸着塔と、これら吸着塔に空気を圧送するための能力一定のエアコンプレッサとを備え、窒素を吸着する吸着行程と、飽和した窒素を分離して放出する分離行程とを交互に行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記濃縮酸素供給装置は、吸着塔の下流側の配管経路に流量設定器を設け、酸素吸入装置から吐出する酸素富化空気の吐出量を設定している。そして、この装置の稼動中は、エアコンプレッサを常時稼動させ吸着塔に空気を圧送しているため、流量設定器の設定量を少なく設定した場合でも、設定量を最大にした場合と同じ電力量を消費しており、流量設定器の設定量に関係なく一定の電力を消費していた。このため、流量設定器の設定量に見合った消費電力になるような制御が望まれていた。
【0006】
本発明は係る従来の課題を解消するためになされたものであり、空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤が封入された吸着塔と、これら吸着塔に空気を圧送するためのエアコンプレッサと、吸着塔の下流側への酸素富化空気の吐出量を設定する流量設定器とを備え、前記流量設定器で設定される酸素富化空気の設定量に応じた消費電力で稼動する濃縮酸素供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤が封入された複数の吸着塔と、これらの吸着塔を並列に接続するともに一方の吸着塔を吸着行程とし他方の吸着塔を分離行程として切り換える流路制御手段と、これらの吸着塔に空気を圧送するための能力可変のエアコンプレッサと、生成される酸素富化空気を貯留可能な製品タンクと、この製品タンクの出口に設けられ吐出する酸素富化空気量を一定に保つレギュレータとを備えた濃縮酸素供給装置において、前記製品タンクの内部圧力を検出する圧力センサを設け、この圧力センサの検出値に基づいて、エアコンプレッサの能力を制御する制御装置を設け、この制御装置は製品タンクの内部圧力の上限値と下限値を設定記憶し、前記圧力センサの検出値が下限値以下のときには前記エアコンプレッサを最大能力で制御し、上限値以上のときにはエアコンプレッサを定常能力で制御することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記制御装置はエアコンプレッサを駆動するインバータ装置を備えていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の濃縮酸素供給装置の側断面図、図2は濃縮酸素供給装置の酸素富化空気生成部の配管経路図、図3は濃縮酸素供給装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0013】
本発明の濃縮酸素供給装置1は、例えば一般家庭の居室に設置されるものであり、容易に持ち運び可能な寸法の本体ケース2内に各機器を内蔵して構成されている。この本体ケース2の前面にはスリット状の空気吸込口3が形成されており、この空気吸込口3の内側にはエアフィルタ4が取り付けられ、エアフィルタ4の更に内側には送風機7が取り付けられている。
【0014】
この送風機7は空気吸込口3から空気を吸引し、エアフィルタ4にて塵埃や煙粒子などを除去した後、本体ケース2内を通過し本体ケース2の下面に形成された空気排出口8から空気を排出するものである。
【0015】
また、本体ケース2内の上部には電装箱9が配設され、各種電気機器や電気部品を制御する制御装置61及びエアコンプレッサ13を駆動するインバータ装置63が内蔵されている。本体ケース2内には酸素富化空気生成部(以下単に生成部という)12が内蔵され、この生成部12には配管経路が形成されている。そして、この配管経路には、エアコンプレッサ13、サクションタンク14、冷却コイル16、五方弁17、吸着塔18、19、製品タンク20、バッファタンク24、逆止弁26、27、28、サイレンサ31、32、流量設定器21、及び酸素富化空気吐出部(以下単に吐出部という)34等が設けられている。
【0016】
前記サクションタンク14は、エアコンプレッサ13の吸引側に接続されると共に、サクションタンク14の入口には前記サイレンサ31が接続され、これらの機器が前記エアフィルタ4の内側、かつ、下流側に配置される。前記冷却コイル16はエアコンプレッサ13の吐出側に接続されると共に、冷却コイル16の出口は五方弁17の第1ポート17Aに接続される。
【0017】
この五方弁17の第2ポート17Bは、吸着塔18の下端の入口に配管36により接続されると共に、第3ポート17Cは吸着塔18の下端の入口に配管37により接続される。五方弁17の第4ポート17Dと第5ポート17Eは、三方配管38により共に配管39に接続され、この配管39はバッファタンク24、逆止弁28を順次経てサイレンサ32に接続される。
【0018】
なお、この五方弁17は電磁コイルにより駆動され、ON状態で、図2中実線で示す如く第1ポート17Aを第2ポート17Bに連通させ、かつ、第5ポート17Eを第3ポート17Cに連通させる。また、OFF状態では、図2中破線で示す如く第1ポート17Aを第3ポート17Cに連通させ、かつ、第2ポート17Bを第4ポート17Dに連通させるように流路を切り換えるものである。
【0019】
前記三方配管38、配管39、バッファタンク24、逆止弁28及びサイレンサ32は、分離行程時の吸着塔19、18の下流側配管37、36と共に排気経路を構成している。そして、逆止弁28はサイレンサ32方向を順方向とされる。
【0020】
配管43はほこり・バクテリアフィルタ58と逆止弁26を介して配管44に接続され、配管41はほこり・バクテリアフィルタ59と前記逆止弁27を介して配管44に接続されている。前記逆止弁26及び27は配管44方向を順方向とされると共に、各配管41、43は各フィルタ58、59の手前、即ち、各逆止弁26、27の上流側においてバイパス管42、連通管46により相互に連通されている。バイパス管42には電磁弁45が介設され、この電磁弁45の開閉によりバイパス管42を開放・閉鎖している。そして、バイパス管42が開放されているときには、配管41若しくは43内を配管44方向に向かう空気のほとんどがバイパス管42を流れる。連通管46にはオリフィス47が介設され、配管41若しくは43内を配管44方向に向かう空気は、オリフィス47の抵抗により、その1/5が連通管46に分流される。
【0021】
また、配管44は前記製品タンク20の入口に接続されている。この製品タンク20は、金属若しくは硬質剛性樹脂により内部中空の縦長円筒状に構成されており、生成部12で生成された酸素富化空気を取り入れて貯留し、出口から吐出する比較的大容量のタンクであり、その出口には吐出する酸素富化空気量を一定に保つレギュレータ23が設けられている。タンク20内部には製品タンク20内の圧力を検出する圧力センサ22が設けられ、信号線にて前記制御装置61に接続されている。
【0022】
このレギュレータ23の下流側には流量設定器21に接続され、さらに吐出部34に接続されている。流量設定器21は、流量設定器21の下流側へ流れる酸素富化空気量を調節して吐出部34から吐出する酸素富化空気量を、例えば、0.25、0.5、1、2、3リットル/分に設定することができる。吐出部34には着脱自在に可撓性のチューブ49が接続され、このチューブ49の先端にはカニューラ34aが取り付けられている。これらチューブ49とカニューラ34aは本体ケース2上面の収納部51内に納出自在に格納されている。
【0023】
ここで、前記吸着塔18、19は、それぞれ金属若しくは硬質剛性樹脂により内部中空の縦長円筒状に構成されており、その内側には吸着剤54が封入されている。この吸着剤54は直径2mm〜3mmの粒状の例えばゼオライトであり、室内空気が入口18aを通して吸着塔18内、或いは入口19aを通して吸着塔19内に圧送されると、このゼオライトは当該室内空気中の窒素分子を選択的に吸着する。以後、これを吸着行程と称する。これにより、吸着塔18の出口18b、或いは吸着塔19の出口19bからは酸素濃度90%以上の酸素富化空気が出てくるものである。
【0024】
また、前記酸素富化空気を、吸着塔18の出口18b或いは吸着塔19の出口19bから内部に流入させると、内部の酸素分圧は急激に上昇する。この状態では吸着剤54は、前記吸着行程にて吸着した前記窒素分子を分離し放出する。以後、これを分離行程と称する。これにより、吸着塔18の入口18a、或いは吸着塔19の入口19aからは窒素が富化された空気が流出するようになる。
【0025】
次に、図3において、61は汎用マイコン62から構成された制御装置であり、前記電装箱9内に収納されている。このマイコン62には運転スイッチ57の出力、及び圧力センサ22の出力が入力される。また、制御装置61の出力には前記エアコンプレッサ13のモータ13Mを制御するインバータ装置63、送風機7のモータ7M、五方弁17、及び電磁弁45がそれぞれ接続されている。
【0026】
前記圧力センサ22は製品タンク20の内部圧力を検出してその信号をマイコン62に送信する。このマイコン62には、圧力の上限値と下限値が記憶されており、送信された値が下限値以下と判定したときには、制御装置61は、エアコンプレッサ13を最大能力で運転するようにインバータ装置63に指令し、最大周波数にしてエアコンプレッサモータ13Mを駆動する。また、マイコン62が送信された値を上限値以上と判定したときには、制御装置61は、エアコンプレッサ13を定常能力で運転するようにインバータ装置63に指令し、定常周波数にしてエアコンプレッサモータ13Mを駆動する。
【0027】
以上のように構成された濃縮酸素供給装置の生成部の動作を説明する。
【0028】
流量設定器21の設定量を設定し、運転スイッチ57を操作すると、濃縮酸素供給装置1は運転を開始する。制御装置61は、送風機7のモータ7Mを駆動すると共に、五方弁17をONする。
【0029】
次に、圧力センサ22により製品タンク20の圧力が検出され、その圧力値の信号がマイコン62に送信される。運転開始時、圧力は下限値以下を示しているので、制御装置61は、エアコンプレッサ13を最大能力で駆動する。そして、エアフィルタ4を通過した室内空気がサイレンサ31からサクションタンク14を経てエアコンプレッサ13に吸引される。吸引された室内空気は、エアコンプレッサ13から冷却コイル16に吐出される。これらエアコンプレッサ13及び冷却コイル16には前記送風機7から送風されており、冷却コイル16内に流入した室内空気は、そこを通過する過程で冷却された後、五方弁17の第1ポート17Aに入る。
【0030】
そして、五方弁17の第1ポート17Aに入った室内空気は、第2ポート17Bから流出し、配管36に流入し、吸着塔18の入口18aから内部に圧送される。吸着塔18内に入った室内空気は、吸着剤54にて窒素が吸着され、酸素富化空気となって上端の出口18bから流出する(吸着行程)。
【0031】
このとき、吸着塔18から出た酸素富化空気は、逆止弁26及び連通管46方向に向かうが、前述の如くその4/5が逆止弁26に向かい、1/5が連通管46に分流される(電磁弁45は閉じているので、バイパス管42を空気が流れることはない)。逆止弁26に向かった酸素富化空気は、配管44から製品タンク20に流入し、出口のレギュレータ23を通って流出される。製品タンク20に流入する酸素富化空気は流出する酸素富化空気より多いので、多い分が製品タンク20に貯留される。レギュレータ23を通った後、酸素富化空気は流量設定器21、チューブ49を経てカニューラ34aから吐出する。患者はこのカニューラ34aを当てることにより、酸素富化空気を吸引することができるようになる。
【0032】
一方、連通管46に流入した1/5の酸素富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管41を経て吸着塔19の入口19aから内部に流入する。吸着塔19内に酸素富化空気が流入すると、内部の酸素分圧が上昇するため、吸着剤54は吸着している窒素を分離し放出する(分離行程)。
【0033】
そして、下端の入口19aから配管37に流出し、五方弁17の第3ポート17C、第5ポート17E、配管38、配管39、バッファタンク24、逆止弁28、サイレンサ32を通って排出される。
【0034】
制御装置61は運転開始から所定時間経過すると、電磁弁45に通電してバイパス管42を数秒間開放し配管41、43を連通する。これにより吸着塔18で生成された酸素富化空気が吸着塔19に流入して内部の酸素分圧は急激に上昇する。この状態で吸着塔19の吸着剤54に窒素分子が吸着されている場合には窒素分子が分離し放出される。
【0035】
その後、制御装置61は電磁弁45への通電を停止し五方弁17をOFF状態にする。第1ポート17Aが第3ポート17Cに連通されるので、冷却コイル16から出た室内空気は、配管37を経て吸着塔19の下端の入口19aから内部に圧送されるようになる。
【0036】
そして、吸着塔19内では酸素富化空気が生成され(吸着行程)、上端の出口19bから配管41に流出して逆止弁27及び連通管46方向に向かうが、同様にその4/5が逆止弁27に向かい、1/5が連通管46に分流される。逆止弁27に向かった酸素富化空気は配管44から製品タンク20、流量設定器21、チューブ49を経て前述同様にカニューラ34aから吐出する。
【0037】
また、連通管46に流入した1/5の酸素富化空気は、オリフィス47で絞られた後、配管43を経て吸着塔18の出口18bより内部に流入する。吸着塔18内では吸着剤54に吸着している窒素が分離し放出される(分離行程)。
【0038】
そして、下端の入口18aから配管36に流出し、五方弁17の第2ポート17B、第4ポート17Dを経て、前述同様に、配管38、配管39、バッファタンク24、逆止弁28、サイレンサ32を通って排出される。
【0039】
以後、制御装置61は、再び五方弁17をONに切り換える。このようにして、各吸着塔18、19において吸着と分離とを交互に、かつ、同時に行い、連続した酸素富化空気の生成を行うものである。
【0040】
その後、製品タンク20に酸素富化空気が貯留され、圧力センサ22がタンク20圧力の設定された上限以上の値を検出すると、制御装置61はエアコンプレッサ13の能力を定常にして制御する。これにより、生成される酸素富化空気量が低減され、製品タンク20に流入する酸素富化空気量よりも流出する酸素富化空気量が多くなり、製品タンク20内の圧力が徐々に小さくなる。なお、タンク20圧力が上限以上の値を検出した後低下しない場合には、エアコンプレッサ13が停止することもある。
【0041】
濃縮酸素供給装置1の運転を停止すると、製品タンク20内に貯留されている酸素富化空気は、吐出部34から徐々に排出される。
【0042】
図4は流量設定器の設定量に対する製品タンク内の圧力変動幅を示すグラフであり、吐出部にカニューラを接続しない場合(実線)と、15mの延長チューブを介してカニューラに接続した場合(破線)を示している。
【0043】
図4において、吐出部にカニューラを接続しない場合で、流量設定器21を0.25、0.5、1、2、3リットル/分に設定したとき、圧力変動幅は、それぞれ0.09、0.21、0.28、0.43、0.49Kg/cm2であり、吐出部にカニューラを接続しない場合でも、それぞれ0.09、0.22、0.30、0.39、0.47Kg/cm2 であり、接続されるカニューラ34aの有無にかかわらず、変動幅の差は少ない。このように、生成された酸素富化空気を貯留する製品タンク20と、この製品タンク20の出口にレギュレータ23とを設けたことにより、カニューラ34aを接続した場合でも、接続しない場合と同様に、吐出部34から酸素富化空気が安定して吐出される。
【0044】
以上説明したように、本実施形態の濃縮酸素供給装置1は、生成される酸素富化空気を貯留可能な製品タンク20と、この製品タンク20の内部圧力を検出する圧力センサ22とを設け、この圧力センサ22に基づいてエアコンプレッサ13の能力を制御するので、エアコンプレッサ13の消費電力を酸素富化空気の使用量に応じた(流量設定器21の設定量に見合った)ものにすることができる。
【0045】
また、流量設定器48を少ない設定量で使用する場合には、騒音値(運転音)を低減できる。
【0046】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。最大の設定量吸着塔に空気を圧送し
本実施形態では、吸着塔18、19に空気を圧送するために能力可変のエアコンプレッサ13を用い、製品タンク20の内部圧力を検出する圧力センサ22の検出値に基づいて、エアコンプレッサ13の能力を制御しているが、この能力可変のエアコンプレッサ13の代わりに一定能力のエアコンプレッサを用いて行うようにしても良い。この場合、エアコンプレッサは流量設定器21の最大設定量以上の酸素富化空気が生成できるような大きい能力のものを使用し、圧力センサ20の検出値が下限値以下のときにエアコンプレッサをオン、上限値以上のときエアコンプレッサをオフするように制御する。このようにしてエアコンプレッサ13の稼動率を少なくして消費電力を抑え、酸素富化空気の使用量に見合った消費電力にすることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の濃縮酸素供給装置は、空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤が封入された複数の吸着塔と、これらの吸着塔に空気を圧送するための能力可変のエアコンプレッサと、生成される酸素富化空気を貯留可能な製品タンクと、この製品タンクの出口に設けられ吐出する酸素富化空気量を一定に保つレギュレータとを備え、エアコンプレッサの能力を制御するので、流量設定器の設定量に応じた酸素富化空気量を生成すると共に、エアコンプレッサの消費電力を設定量に見合ったものし、省エネ効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における濃縮酸素供給装置の側断面図である。
【図2】図1の酸素富化空気生成部の配管経路図である。
【図3】図1の濃縮酸素供給装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】図1の製品タンクの圧力変動幅を示すグラフである。
【符号の説明】
1 濃縮酸素供給装置
13 エアコンプレッサ
17 五方弁(流路制御手段)
18、19 吸着塔
20 製品タンク
22 圧力センサ
23 レギュレータ
54 吸着剤
61 制御装置
63 インバータ装置

Claims (2)

  1. 空気中の窒素を吸着・分離可能な吸着剤が封入された複数の吸着塔と、これらの吸着塔を並列に接続するともに一方の吸着塔を吸着行程とし他方の吸着塔を分離行程として切り換える流路制御手段と、これらの吸着塔に空気を圧送するための能力可変のエアコンプレッサと、生成される酸素富化空気を貯留可能な製品タンクと、この製品タンクの出口に設けられ吐出する酸素富化空気量を一定に保つレギュレータとを備えた濃縮酸素供給装置において、前記製品タンクの内部圧力を検出する圧力センサを設け、この圧力センサの検出値に基づいて、エアコンプレッサの能力を制御する制御装置を設け、この制御装置は製品タンクの内部圧力の上限値と下限値を設定記憶し、前記圧力センサの検出値が下限値以下のときには前記エアコンプレッサを最大能力で制御し、上限値以上のときにはエアコンプレッサを定常能力で制御することを特徴とする濃縮酸素供給装置。
  2. 前記制御装置はエアコンプレッサを駆動するインバータ装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の濃縮酸素供給装置。
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