JP2003047630A - 吸収性物品用の長尺状連続部材 - Google Patents

吸収性物品用の長尺状連続部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の位置に所定の模様が配されている吸収
性物品を効率的且つ経済的に製造し得る、吸収性物品用
の長尺状連続部材を提供すること。 【解決手段】 他の部材6に接合されて、吸収性物品の
一部として用いられる長尺状の連続部材5であって、そ
の長手方向に、該連続部材の切断長さP1よりも短いピ
ッチで模様が印刷されており、前記他の部材6への接合
までの工程において、長手方向に伸張させて、前記模様
のピッチを、該連続部材の切断長さP1に一致させ得る
連続部材5。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の位置に所定
の模様が配されている吸収性物品を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】使い捨
ておむつ等の吸収性物品には、その前後の判別を容易と
する等の理由から、所定の位置に所定の模様が付けられ
ている場合がある。子供用パンツ型おむつの前後の区別
には、横流しの加工方法でパンツ型おむつが製造される
場合、後身頃に連続する模様を施したものや後身頃の中
央部にワンポイント模様を施したものが用いられた。ま
た、ウエストの弾性部材に色づけしたり、ウエスト部に
マーキングを入れたり、着色糸を接着したものも用いら
れているが、一般にパンツ型おむつの材料に印刷模様を
施すことで前後が区別され、印刷模様も母親や子供に親
しまれてきた。例えば、子供用おむつの模様としては、
動物画や乗り物、文字、食べ物などが好んで用いられて
いる。
【0003】従来、所定の位置に所定の模様を付ける技
術としては、製造ラインの途中にインライン印刷機を配
置し、防漏シート等の吸収性物品の形成材にインライン
で模様を印刷し、これを吸収性物品の所定の位置に配す
る技術が知られている。しかし、斯かる方法は、製造ラ
インを汚染し易く、また、複数の製造ラインを有する場
合に、各製造ライン毎に印刷機が必要となるため、模様
印刷に伴う費用が高くなる。しかも、多色印刷をする場
合には、その数の版や印刷設備が必要になり、設備導入
に日数を要し、しかも高価である。また、印刷変更にお
いては、同様にライン数、版数の出費がかかるとともに
導入には長い日数を要する。また、溶剤系印刷インクを
用いると、雰囲気が悪くなり、乾燥工程を併設すると、
ライン長が極めて長くなる。また、インクジェットを用
いた印刷装置もあるが、高速において印刷品質が粗悪で
あり、多色印刷では位置合わせが極めて困難であった。
【0004】一般に、フィルム、不織布、紙、エラスト
マーなど、予め一定のピッチで印刷を施したシートは、
原反をロール状に巻きとる際に巻外から巻尻まで均一な
テンションで巻き取ることは困難である。そして、その
不均一なテンションのために、巻き取ったロールからシ
ートを繰り出す際には印刷ピッチが変化する。従って、
斯かるシートを用いて吸収性物品に模様を付けようとす
る場合には、シート繰り出し時の印刷ピッチの変化を補
正して、シートの印刷の位置を吸収性物品の所定位置に
配置させなくてはならない。即ち、繰り出したシートの
印刷ピッチがバラついているために、シートの送りを早
くしたり、遅くしたりして、シートの繰出量を変化させ
る必要がある。しかし、その時にシートの繰り出しが過
ぎるとシートのテンションがゼロとなってしまい、シー
トはたるみ、シワ(縦、横、斜め)が生じ、蛇行する。
シートテンションをフリーにすると、製品不良や製造ラ
インのトラブルにつながっていた。即ち、予め模様が印
刷されたシートを用いて、吸収性物品の所定の位置に位
置決めされた模様を付けることは、従来は極めて困難で
あった。
【0005】従って、本発明の目的は、所定の位置に所
定の模様が配されている吸収性物品を、効率的且つ経済
的に、製品不良を生じることなく安定して製造し得る、
吸収性物品用の長尺状連続部材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、他の部材に接
合され、吸収性物品一枚分に対応する製品長さに切断さ
れて該吸収性物品の一部として用いられる長尺状の連続
部材であって、その長手方向に、前記製品長さよりも短
いピッチで模様が印刷されており、前記他の部材への接
合までの工程において、長手方向に伸張させて、前記模
様のピッチを前記製品長さに一致させ得る連続部材を提
供することにより、上記の目的を達成したものである。
本発明の連続部材は、他の部材に接合された後、該他の
部材と共に切断されることが好ましい。
【0007】本発明の連続部材は、下記の吸収性物品の
製造方法に好ましく用いられ得る。長尺状で伸張性を有
する連続部材を、所定位置から連続的に繰り出して搬送
し、搬送経路における所定の位置において該連続部材を
吸収性物品一枚分の長さに順次切断し、切断された該連
続部材を、吸収性物品の所定の位置に配設固定して吸収
性物品を製造する方法であって、前記連続部材に、予め
所定の模様を、該連続部材の切断長さよりも短い印刷ピ
ッチで印刷しておき、該連続部材の繰り出し速度を、切
断された該連続部材の所定の部位に該所定の模様が位置
するように制御し、前記所定の模様が所定の位置に配さ
れている吸収性物品を得る吸収性物品の製造方法。上記
製造方法において、切断前の前記連続部材を、伸張状態
として、他の連続部材に接合した後に共に切断し、前記
吸収性物品の前記所定の位置に前記所定の模様を配置す
る吸収性物品の製造方法。上記製造方法において、前記
連続部材の繰り出し速度を、前記連続部材が一回切断さ
れる間に、前記印刷ピッチ分繰り出されるように制御す
る吸収性物品の製造方法。上記製造方法において、前記
連続部材を繰り出す所定の位置から該連続部材を切断す
る所定の位置までの該連続部材の搬送経路の長さを一定
の長さに固定する吸収性物品の製造方法。上記製造方法
において、前記連続部材の繰り出し速度を、該連続部材
が長手方向に伸張し、切断時における前記印刷ピッチが
前記連続部材の切断長さと一致するように且つ切断され
た該連続部材の所定の部位に該所定の模様が位置するよ
うに制御すると共に、前記連続部材の切断を、切断前の
連続部材を伸張状態で他の連続部材に接合した後に行
い、切断した該連続部材を、切断した該他の連続部材と
共に吸収性物品の所定の位置に配設固定して、前記所定
の模様が所定の位置にそれぞれ配されている吸収性物品
を多数連続的に製造する吸収性物品の製造方法。本明細
書において、「伸張性を有する」とは、長手方向に引き
伸ばすことができることを意味し、「切断された連続部
材」とは、連続部材が切断されて生じる個々の短尺部材
を意味する。尚、連続部材は、弾性伸びを有するものが
より好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づき図面を参照しながら説明する。本実施形態
の製造方法は、着用時に着用者の背側に位置される背側
部Aの非肌当接面側に、動物の図形等の非連続的な模様
4が配されている使い捨ておむつ1を製造する方法であ
る。
【0009】先ず、本製造方法により製造される使い捨
ておむつについて簡単に説明する。図2(a)に示す使
い捨ておむつ1は、いわゆる展開型の使い捨ておむつで
あり、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート
及び両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備す
る吸収性本体2と、吸収性本体2の非肌当接面側に配さ
れ、着用者の背側に位置される背側部Aの左右両側縁部
に止着用のファスニングテープ(図示せず)を有する外
層シート3とからなる。
【0010】そして、使い捨ておむつ1における背側部
Aの非肌当接面側の中央部に、非連続的な模様4が配さ
れている。模様4は、前記吸収性本体2の非肌当接面側
の片面を形成する裏面シート22上に印刷されており、
該模様4が、該裏面シート22を覆って配された外層シ
ート3上から透けて見えるようになっている。模様4
は、縦長形状の裏面シート22の一端部近傍に印刷され
ており、裏面シート22は、該模様4が背側部A側に配
されるように、該背面部Aと着用時に着用者の腹側に位
置される背側部Bとを結ぶ方向に沿って配されている。
【0011】本発明において「模様が配されている」と
は、模様が外部から認識できれば良く、吸収性物品の外
表面に配される部材に直接模様が印刷されている場合の
みならず、内部の部材に印刷されている模様が外部に透
けて見える場合も含まれる。また、「印刷」には、グラ
ビア印刷、フレキソ印刷等の狭義の印刷の他、シート部
材に物理的又は化学的な処理を加えて模様を生じさせる
場合も含まれる。更に、視覚的に判別しうる模様のみな
らず、例えば、部分的に親水/撥水処理や微少なパター
ンでの開口加工等、物性や機能のパターンを施すことも
含まれる。また、模様とは、製品1枚1枚の決まった位
置に、製造者の意図したパターンの印刷が施されること
を意味する。尚、図2においては、外層シート3に覆わ
れ、外部からの識別が容易ではない吸収性本体2の輪郭
を、便宜的に誇張して示してある。
【0012】次に、本実施形態の製造方法の実施に用い
られる装置について説明する。図1に示す装置は、長尺
状で伸張性を有する前記連続部材としての第1シート部
材5を、所定位置から連続的に繰り出させる第1シート
部材5の繰り出し機構と、該繰り出し機構から繰り出さ
れた第1シート部材5を、第2部材6との合流部Cに搬
送する第1の搬送機構と、前記他の連続部材としての第
2部材6を、第1シート部材5とは別に合流部Cに搬送
する第2の搬送機構と、合流した第1シート部材5と第
2部材6とを接合一体化させて、長尺状の複合材7を形
成する一体化機構と、該複合材7を、該複合材7の流れ
方向の所定の位置に存する切断部Dにおいて、吸収性物
品一枚分の長さに切断する切断機構と、前記繰り出し機
構からの第1シート部材5の繰り出し速度を制御する制
御装置10とからなる。尚、吸収性物品一枚分の長さと
は、製品としての吸収性物品一枚に用いられる長さをい
う。また、第2部材は長尺状のシート材である。
【0013】繰り出し機構は、動力源11、差動装置1
2及び繰出ベルト13等からなり、ロール状物50が、
繰出ベルト13の摩擦係合により回転させられ、該ロー
ル状物50から第1シート部材5が連続的に繰り出され
るようになっている。繰り出しベルト13を回転させる
駆動ローラ13aの回転速度は、差動装置12により調
節される。差動装置12は、制御装置10から入力され
た制御信号E1に基づいて駆動ローラ13aの回転速度
を増減するようになっている。尚、駆動入力は、図示さ
れた動力源11、差動装置12及び繰り出しベルト13
に限られるものではなく、独立したサーボモータ等が制
御信号を受けるようにしても良い。
【0014】第1の搬送機構及び第2の搬送機構は、そ
れぞれ、動力源11、駆動ローラ14,14・及び案内
ローラ15,15・等からなる。
【0015】一体化機構は、対向配置された一対の無端
状の搬送ベルト18,19と、第1及び第2部材5,6
の合流部Cよりも上流側において、第1シート部材5に
接着剤を塗布する塗布手段20とからなり、合流した両
シート5,6の上下面間を、両搬送ベルト18,19に
挟持して両シートを接合一体化させ、形成された長尺状
の複合材7を更に下流に搬送するようになっている。切
断機構は、動力源11の動力を受けて、周期的な運動を
繰り返すカッターロール等の切断部材21を備え、複合
材7の流れ方向の所定の位置に存する切断部Dにおい
て、一定の速度で連続搬送される長尺状の複合材7を、
吸収性物品一枚分の長さの所定の切断長さ(製品ピッチ
P1)に切断するようになされている。
【0016】制御装置10は、機械位置を検出する機械
位置検知手段10Aと、印刷位置を検出する印刷位置検
出手段10Bと、両検知手段10A,10Bからの検知
信号信号E2、E3に基づいて、印刷を配すべき位置と
現在位置を合わせるために、所定の演算を行い、その演
算結果に基づいて差動装置12に対して制御信号E1を
出力する演算部10Cとからなる。機械位置を検知する
方法としては、周期的な運動を繰り返す切断部材21の
一部にドグを設けて近接スイッチにより検知する方法
や、切断部材21の駆動部(1回転/枚の軸)に角度検
出器を設けて検知する方法、製品や材料の決まった位置
を検出することで機械位置を検知する方法等を用い得る
が、本実施形態においては、機械位置検知手段10Aに
角度検出器を用いた。また、印刷位置を検出する方法と
しては、フォトセンサーやCCDカメラで印刷部分を直
接みる方法があり、本実施形態においては、印刷位置検
出手段10Bにフォトセンサーを用いた。
【0017】次に、図1に示す装置を用いた使い捨てお
むつ1の製造方法について説明する。本実施形態の製造
方法においては、第1シート部材5として、裏面シート
22を形成する長尺状の裏面シート形成シートを用い、
第2部材6として、前記吸収体を形成する長尺状の吸収
体形成シートを用いる。即ち、第1シート部材5により
裏面シート22が形成され、第2部材6により前記吸収
体が形成される。そして、所定の模様4が所定の位置P
に配されている図2(a)に示すような使い捨ておむつ
1を製造するために、第1シート部材5には、所定の模
様4を予め所定の印刷ピッチで等間隔に印刷しておき、
該第1シート部材5をロール状に巻回してなるロール状
物50を用いる。印刷ピッチは、模様4,4同士間のピ
ッチであり、互いに隣合う模様4,4の前端同士等、隣
合う模様4,4における同位置同士間の距離である。ま
た、ダンサーロールは配置せず、第1シート部材5の繰
り出し位置から第2部材6に合流するまでの搬送経路の
長さを一定の長さに固定しておく。
【0018】シートをたるませると、一般にシワ、蛇行
等の除去は困難である。また、シートを張りすぎてもシ
ワ、幅縮み等の除去は困難である。従って、シートは適
正な範囲でテンションをかけて搬送する必要があり、そ
うすることによって、シワがなく、蛇行調整ができ、幅
縮みのないシート材の供給が可能となり、品質のよい製
品を製造できる。従って、原反の印刷ピッチは、製品ピ
ッチよりも短いピッチで印刷されていることが好まし
く、その印刷ピッチは原反のヒステリシスなどの物性や
原反巻きテンションなどから決定される。第1シート部
材5の印刷ピッチは、切断された第1シート部材5の長
さ(製品ピッチP1に同じ)に対して、0.5〜50%
短いことが好ましく、0.5〜10%短いことがより好
ましい。ここで、印刷ピッチは、無負荷の状態で使用前
の第1シート部材5から、複数の模様を含むように、そ
の一部を切り出し、互いに隣合う模様における対応位置
同士間の距離を測定することにより得られる。第1シー
ト部材5の印刷ピッチを斯かる範囲とすることで、第シ
ート部材5を、常時弛ませることなく伸ばして使用する
ことができ、加工中のテンションが最適な状態に常時維
持される。
【0019】そして、本実施形態の製造方法において
は、ロール状物50からの第1シート部材5の繰り出し
速度を、第1シート部材5が伸張状態で切断され、切断
された該第1シート部材5の所定の部位に前記所定の模
様が位置するように、制御する。より具体的には、前記
第1シート部材5の繰り出し速度を、該第1シート部材
5の切断部Dにおける速度、即ち前記複合材7の搬送速
度よりも低速にして、第1シート部材5を伸張状態とす
ると共に、第1シート部材5が、該切断部Dにおいて一
回切断される間に、該第1シート部材5が印刷ピッチ分
繰り出されるようにする。そして、切断された該第1シ
ート部材5の所定の模様が予め定められた所定の部位か
らずれた場合にはそれをズレを補正する。
【0020】更に具体的に説明すると、ロール50から
繰出ベルト13により送り出された第1シート部材5の
模様の印刷位置を、巻き出された直後に印刷位置検出手
段10Bとしての検出センサにより検出する。検出セン
サから合流部Cまでの間においては、基本的にテンショ
ン変動がないと考え、印刷位置ずれがない。そして、検
出センサで検出した印刷位置と、機械位置検出手段10
Aとしての検出センサで検出した機械位置との差を演算
部10Cで演算し、その差が算出された時に差動装置1
2により、誤差を修正するように繰出しベルト13を加
減速するシステムをとっている。
【0021】本実施形態の方法では、予め設定した機械
位置に対する印刷を配すべき位置と加工中の材料の印刷
位置との差を演算し、予め設定した印刷を配すべき位置
に加工中の材料の印刷位置を合わせるように差動装置1
2を動作させている。
【0022】図1に示す装置を作動させると、繰り出し
機構によりロール状物50から第1シート部材5が連続
的に繰り出され、繰り出された第1シート部材5は第1
の搬送機構により合流部Cを通り更に切断部Dへと搬送
される。第1シート部材5は、繰り出し時に長手方向に
引き延ばされ、伸張状態とされて切断部Dへと搬送され
る。また、第2の搬送機構により、長尺状の第2部材6
が合流部Cに搬送され、該合流部Cにおいて合流する。
そして、一体化機構により、合流された第1シート部材
5と第2部材6が接合一体化され、その片面に所定のピ
ッチで所定の模様4を位置合わせされた複合材7が形成
される。そして、複合材7が、前記切断機構により、複
合材7の流れ方向の下流の切断部Dにおいて所定の切断
長さ(製品ピッチP1)に切断される。この複合材7の
切断により、第1シート部材5は第2部材と共に切断さ
れる。
【0023】本装置の作動中においては、制御装置10
により、ロール状物50からの第1シート部材5の繰り
出し速度が、上述のように制御される。そのため、製品
ピッチP1で切断された複合材7’は、その長手方向の
予め定められた所定の位置に前記の模様4が配されたも
のとなる。
【0024】従って、切断された複合材7’を、使い捨
ておむつの予め決められている所定の部分、即ち本実施
形態においては、外層シート3の肌当接面側の中央部
に、その模様4が背面部Aに位置するように配設するこ
とにより、所定の模様4が予め決められた所定の位置P
に配された使い捨ておむつ1が得られる。尚、本実施形
態においては、切断された複合材7’は、別に搬送され
てきた長尺状の外層シート形成用シート上に載置接合さ
せ、更にその上に長尺状の表面シート形成用シートを接
合させた後、その長尺物を個々の製品寸法に切断して使
い捨ておむつ1を得る。尚、止着用のファスニングテー
プ等、他の必要な部材は適宜の段階において取り付け
る。
【0025】本実施形態の使い捨ておむつの製造方法に
よれば、所定の模様4を確実に目的とする所定の位置P
に配することができ、模様4が図2(b)(c)に示す
ように所定の位置からずれることがない。また、使い捨
ておむつ1の製造ラインの途中にインライン印刷機を配
置する必要がないので、使い捨ておむつの製造ラインが
複雑化しない。また、使い捨ておむつの製造ラインとは
異なる場所において、シート状物5に模様4を印刷して
おき、これを製造ラインに持ち込んで用いることができ
るので、使い捨ておむつの製造ラインの汚染を防止でき
る。また、複数の製造ラインを有する場合であっても、
各製造ライン毎に印刷機を設ける必要がないため、模様
を付けることに伴うコストを抑制でき、経済的に使い捨
ておむつを製造できる。
【0026】また、第1シート部材5の繰り出し速度
を、繰り出された第1シート部材5が伸張状態で切断さ
れるように制御することで、搬送中におけるシート部材
5に、シワや幅変動、蛇行等が生じることを防止でき
る。そのため、品質のよい使い捨ておむつ1を安定して
製造することができる。また、第1シート部材5を繰り
出す所定の位置から第1シート部材5を切断する所定の
位置までの該第1シート部材5の搬送経路の長さを一定
の長さに固定したため、繰り出し速度を制御することに
よる、模様位置の位置合わせがより容易である。尚、第
1シート部材は、請求項1記載の連続部材の一実施形態
である。
【0027】図3に、本発明の他の実施形態を示す。以
下、図1の実施形態と異なる点について主として説明
し、特に説明しない点については上記した実施形態と同
様である。図3の実施形態においては、第1シート部材
5のロール状物50から該第1シート部材5を繰出ベル
ト13により送り出し、検出手段10Bで、その印刷位
置をみながら繰出ベルト13の送りを調整する。更に、
合流部Cの直前において検出手段10Dで印刷位置を検
出し、E4の信号を得た差動装置31を動作させて印刷
位置を合わせる。検出器10Bから合流部Cまでの距離
が長い時は、このように検出手段10D及び位置合わせ
システムを追加するとが極めて有効である。さらに工程
が長い時には、複数個の検出器、位置合わせ装置を用い
たシステムを導入することが有効である。
【0028】尚、第1シート部材5を、第2部材と接合
せずに単独で切断して、吸収性物品の所定箇所に配する
ようにしても良い。また、第2部材は、連続体ではな
く、間欠的に送り込まれる材料であっても良い。また、
表面シート形成用シートは、吸収体形成用シートである
第2部材6に予め一体化させておいても良い。また、裏
面シート3(第1シート部材5)、吸収体(第2部材
6)、表面シート2等は、それぞれ従来吸収性物品に使
用されるものを特に制限なく用いることができる。ま
た、模様には、図形、文字、図形と文字との結合等も含
まれる。模様は、展開型又はパンツ型使い捨ておむつの
廃棄方法や透湿性の表示としても良い。
【0029】また、本発明は、パンツ型の使い捨ておむ
つ、生理用ナプキン、失禁パッド等にも適用可能であ
る。また、前後の判別用の模様に限られず、例えば、お
むつにおいては、中心位置表示やランディングゾーンの
位置表示などにも適用でき、ナプキンにおいては、リリ
ーステープや個装フィルム等にブランド名や処理方法を
表示するのにも適用できる。
【0030】また、模様を印刷する連続部材としては、
印刷した模様の位置検出な様々な部材を用いることがで
き、該連続部材と一又は二以上の他の連続部材と接合す
ることによって、例えば、部分的に親水/撥水処理した
不織布、部分的に大きなまたは多数の小さな開口を設け
たフィルム/紙/不織布、連続部材としての剥離紙やフ
ィルムにパターンエンボスを施し、部分的に凹凸のある
複合材等を製造することができ、これらを用いて種々の
吸収性物品を製造することもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明の吸収性物品用の長尺状連続部材
によれば、所定の位置に所定の模様が配されている吸収
性物品を、効率的且つ経済的に、製品不良を生じること
なく安定して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品の製造方法の一実
施形態に係る装置を模式的に示す概略図である。
【図2】図2(a)は、本発明の吸収性物品の製造方法
により得られる吸収性物品の一例を示す図である。図2
(b)、(c)は、所定の位置からずれた位置に模様が
配された吸収性物品の例を示す図である。
【図3】図3は、本発明の吸収性物品の製造方法の他の
実施形態に係る装置を模式的に示す概略図である。
【符号の説明】
1 吸収性物品(使い捨ておむつ) 2 吸収性本体 22 裏面シート 3 外層シート 4 模様 5 第1シート部材(連続部材) 6 第2部材 7 複合材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BD08 BF02 4C003 GA05 4C098 AA09 CE05 CE07 DD02 DD03 DD10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の部材に接合されて、吸収性物品の一
    部として用いられる長尺状の連続部材であって、その長
    手方向に、該連続部材の切断長さよりも短いピッチで模
    様が印刷されており、前記他の部材への接合までの工程
    において、長手方向に伸張させて、前記模様のピッチ
    を、該連続部材の切断長さに一致させ得る連続部材。
  2. 【請求項2】 前記他の部材に接合された後、該他の部
    材と共に切断され、該他の部材と共に吸収性物品の一部
    として用いられる請求項1記載の連続部材。
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