JP2003046862A - X線撮像装置 - Google Patents

X線撮像装置

Info

Publication number
JP2003046862A
JP2003046862A JP2001234030A JP2001234030A JP2003046862A JP 2003046862 A JP2003046862 A JP 2003046862A JP 2001234030 A JP2001234030 A JP 2001234030A JP 2001234030 A JP2001234030 A JP 2001234030A JP 2003046862 A JP2003046862 A JP 2003046862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift register
horizontal
photoelectric conversion
conversion region
charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001234030A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Miyaguchi
和久 宮口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2001234030A priority Critical patent/JP2003046862A/ja
Priority to EP02755726A priority patent/EP1422536A4/en
Priority to US10/485,301 priority patent/US7138637B2/en
Priority to PCT/JP2002/007810 priority patent/WO2003012477A1/ja
Publication of JP2003046862A publication Critical patent/JP2003046862A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/711Time delay and integration [TDI] registers; TDI shift registers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/30Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming X-rays into image signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/32Transforming X-rays

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像可能領域に対する装置の大型化を抑制可
能な構造を有するX線撮像装置を提供する。 【解決手段】 シンチレータ4を用いてX線撮像を行う
場合に、TDI駆動のCCDチップ2を複数並べ、光電
変換領域2vvと水平シフトレジスタ2hとの間に、幅
狭の水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列2cを介
在させると、水平シフトレジスタ2hの電荷転送方向終
端部近傍にスペースができる。このスペース内に増幅素
子7を配置すれば、撮像可能領域に対する装置の大型化
を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のCCDチップ
を並べてなるX線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のX線撮像装置は、特開2001−
78099号公報に記載されている。このX線撮像装置
は、複数のCCDチップの光電変換領域上にそれぞれ光
ファイバプレート(FOP)を配置し、FOP上にシン
チレータを設けてなる。シンチレータはX線の入射に応
じて蛍光を発生する。各FOPの光入射面に入射した蛍
光はFOP内を通ってCCDチップの光検出領域に到達
する。CCDチップ間には若干の隙間があるが、中心の
CCDチップに隣接するCCDチップに設けられたFO
Pは、その光入射面が中心のCCDチップ側に寄ってお
り、これへ入射した蛍光は光入射面に対して斜め方向に
進行し、対応する光検出領域に至ることとなる。すなわ
ち、CCDチップの光検出領域間には若干の隙間がある
が、FOPの光入射面間には殆ど隙間がなく、これらの
光入射面は連続した1つの平面を構成することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線撮像装置においては隣接するCCDチップの光電変
換領域間の隙間が比較的大きいため、撮像可能領域に比
較して装置全体の寸法が大型化するという問題があっ
た。本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので
あり、撮像可能領域に対する装置の大型化を抑制可能な
構造を有するX線撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係るX線撮像装置は、X線像の入射に感応
してシンチレータにおいて発生した蛍光像を撮像するよ
うに少なくとも一方向に沿って隣接配置された複数のフ
ル・フレーム転送型のCCDチップを備えたX線撮像装
置において、CCDチップのそれぞれは、TDI駆動さ
れる複数の垂直シフトレジスタからなる光電変換領域
と、光電変換領域から転送された電荷を前記一方向に沿
って転送する水平シフトレジスタと、光電変換領域の電
荷転送方向終端部に連続し前記一方向に沿った画素数が
光電変換領域と同一であって且つ水平シフトレジスタ側
の長さが光電変換領域よりも短く光電変換領域の電荷転
送方向終端部から流れ込んだ電荷を水平シフトレジスタ
に転送する水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列
と、水平シフトレジスタの電荷転送方向終端部近傍に位
置し当該終端部に接続された増幅素子と、水平方向電荷
圧縮用垂直シフトレジスタ列上に設けられた遮光膜とを
備えることを特徴とする。
【0005】このX線撮像装置によれば、蛍光像は光電
変換領域に入射することにより、光電変換領域内におい
て電荷像(電子像)に変換される。光電変換領域を構成
する垂直シフトレジスタはTDI駆動されているので、
当該電荷像は垂直シフトレジスタによって撮影対象物の
移動に同期して移動し、撮影対象物の特定点に対応して
発生する電荷は時間と共に積分される。
【0006】電荷像が光電変換領域の電荷転送方向終端
部を過ぎると、電荷像は、順次、水平方向電荷圧縮用垂
直シフトレジスタ列に転送され、水平方向に沿って空間
的に圧縮される。この圧縮された電荷像は水平シフトレ
ジスタに、順次、転送され、水平シフトレジスタによっ
て空間的広がりを有する電荷像が時間的な広がりを有す
る電荷像に変換され、映像信号として水平方向(一方
向)に沿って時系列に転送される。水平シフトレジスタ
の電荷転送方向終端部近傍には増幅素子が設けられてい
るので、当該映像信号は増幅され、外部に出力される。
【0007】ここで、水平方向電荷圧縮用垂直シフトレ
ジスタ列は水平方向に沿った画素数が光電変換領域と同
一なので画素情報は減少することなく水平シフトレジス
タに転送されるが、水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジ
スタ列の水平シフトレジスタ側の長さは光電変換領域よ
りも短いので、水平シフトレジスタの電荷転送方向終端
部は光電変換領域の水平方向端部よりも内側に位置し、
水平シフトレジスタの電荷転送方向終端部の外側にスペ
ースが存在することとなる。増幅素子は、水平シフトレ
ジスタの電荷転送方向終端部近傍に位置しているので、
少なくとも一部分は当該スペース内に位置することとな
り、水平シフトレジスタ及び増幅素子が形成された領域
の全体の水平方向長は、本構成を用いないものよりも短
くなる。
【0008】したがって、水平方向に沿って複数のCC
Dチップを隣接した場合には、本構成を用いないものよ
りも、光電変換領域を近接させることができる。特に、
本構成によれば、光電変換領域の水平方向端部とCCD
チップの水平方向端部との間の最短距離は100μm以
下とすることができるので、仮にCCDチップ間の隙間
が50μmあった場合においても、光電変換領域間の最
短距離を少なくとも300μm、実際には250μm以
下とすることができる。この間隔はソフトウエアによっ
て目視で判別できない程度に画像を補正できる距離であ
る。したがって、本発明のX線撮像装置によれば、光電
変換領域を近接させることができるので、撮像可能領域
に対する装置の大型化を抑制することができる。
【0009】ところで、本X線撮像装置においては、T
DI駆動をしているので、水平方向電荷圧縮用垂直シフ
トレジスタ列においても内部で発生した電荷が光電変換
領域で発生した電荷に加算される。水平方向電荷圧縮用
垂直シフトレジスタ列の水平方向長は上述のように短く
設定されているので、撮影対象物の特定点に対応して発
生した光電変換領域上の電荷と、水平方向電荷圧縮用垂
直シフトレジスタ列において発生した電荷とを加算する
と正確な撮像を行うことができない。
【0010】そこで、本X線撮像装置においては、水平
方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列上に遮光膜を設け
ることとし、この遮光膜がX線不透過材料からなりシン
チレータ上にある場合にはシンチレータにおける蛍光の
発生を抑制し、蛍光不透過材料からなりシンチレータと
水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列との間に介在
する場合には蛍光像の当該シフトレジスタ列への入射を
抑制することとし、正確な撮像を行える構成とした。
【0011】また、このX線撮像装置は、光電変換領域
とシンチレータとの間に介在する光ファイバプレートを
更に備えることとしてもよく、この場合には、シンチレ
ータで発光した蛍光像の撮影分解能の低下を抑制しつつ
当該蛍光像を光電変換領域に導光することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に係るX線撮像
装置について説明する。同一要素には同一符号を用いる
こととし、重複する説明は省略する。
【0013】図1はX線撮像装置(撮像センサ)10の
平面図、図2はX線撮像装置10の正面図である。この
X線撮像装置10はパッケージの底部を構成する基板1
を有する。基板1上には複数のCCDチップ2が載置さ
れている。複数のCCDチップ2上には、少なくともC
CDチップ2の光電変換領域上に位置するように1枚の
光ファイバプレート(FOP)3が設けられており、F
OP3の表面上にはシンチレータ4が設けられている。
なお、基板1とCCDチップ2の間、CCDチップ2と
FOP3の間には接着用の樹脂5,6が介在している。
また、CCDチップ2から外部に延びる各種ボンディン
グワイヤも樹脂によって被覆され、FOP3との接触に
よる機械的破壊から保護される。
【0014】シンチレータ4にX線が入射すると、シン
チレータ4において蛍光が生じる。FOP3はCCDチ
ップ2の表面に対して垂直な光軸を有し、シンチレータ
4とCCDチップ2の光電変換領域とを光学的に結合さ
せている。したがって、シンチレータ4において発生し
た蛍光はFOP3を通ってCCDチップ2の光電変換領
域に至ることとなる。光電変換領域で撮像された画像は
映像信号としてパッケージ下部に設けられたリードピン
Rを介して外部に出力される。
【0015】なお、複数のCCDチップ2は、X線像の
入射に感応してシンチレータ4において発生した蛍光像
を撮像するように少なくとも一方向(水平方向とする)
に沿って隣接配置されている。
【0016】図3は1つのCCDチップ2の平面図であ
る。図1に示したCCDチップ2のそれぞれは図3に示
すものと同一である。CCDチップ2は、TDI(Ti
meDelay Integration)駆動される
複数の垂直シフトレジスタ2vからなる光電変換領域2
vvと、光電変換領域2vvから転送された電荷を水平
方向(一方向)に沿って転送する水平シフトレジスタ2
hを備えている。光電変換領域2vvと水平シフトレジ
スタ2hとの間には、水平方向電荷圧縮用垂直シフトレ
ジスタ列2cが介在している。
【0017】なお、以下の説明では、特に、断りのない
限り、水平方向とはCCDチップ2の隣接方向であっ
て、水平シフトレジスタ2hの長手方向であり、垂直方
向とは垂直シフトレジスタ2vの長手方向であることと
する。
【0018】光電変換領域2vvを構成する複数の垂直
シフトレジスタはCCDであって、その光電変換を行う
画素が電荷転送にも寄与し、特定の画素の露光による光
電変換によって発生した電荷は、次行に位置する画素に
転送され、この画素の露光によって発生した電荷に加算
される。CCDチップ2は光電変換領域とは異なる蓄積
部を備えておらず、フル・フレーム転送型のCCDチッ
プとして機能する。
【0019】一般に、フル・フレーム転送型のCCD
は、撮像期間(露光)と転送期間を有する。撮像期間に
被写体像を撮像し、しかる後、シャッタを閉じ、その間
に水平方向の画素列(1列)毎に垂直転送を行う。
【0020】これに対し、フレーム転送型のCCDは、
撮像領域と蓄積領域を有しているため、撮像期間に撮像
領域で撮像し、被写体像を1フレーム毎に蓄積領域に転
送し、水平方向の画素列(1列)毎に垂直転送を行う。
本発明で用いられるTDI駆動は被写体の移動に同期し
て水平方向の画素列(1列)毎に垂直転送を行うので、
この駆動には、1列ごとに画素転送を行うフル・フレー
ム転送型を適用する必要がある。更に、フル・フレーム
転送型でTDI動作を行うと、水平方向電荷圧縮用垂直
シフトレジスタは1列で実現可能であり、省スペース化
を実現することができる。
【0021】水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列
2cは、光電変換領域2vvの電荷転送方向終端部に連
続し水平方向に沿った画素数が光電変換領域2vvと同
一であって、且つ、その水平シフトレジスタ側の長さL
2が光電変換領域2vvの水平方向長さL1よりも短
く、光電変換領域2vvの電荷転送方向終端部から流れ
込んだ電荷を空間的に圧縮しながら水平シフトレジスタ
2hに転送する。なお、増幅素子7は、水平シフトレジ
スタ2hの電荷転送方向終端部近傍に位置し当該終端部
に接続されている。なお、増幅素子7は電荷(電子)を
電圧に変換するための電荷増幅器であり、一般にMOS
FETのソースホロア接続によって構成される、例えば
フローティングディフュージョンアンプである。また、
水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列2c及び水平
シフトレジスタ2h上には遮光膜8,8hが設けられて
いる。
【0022】図4は、図3に示した複数の垂直シフトレ
ジスタ2vと水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列
2cが形成された領域IVの部分拡大図である。垂直シ
フトレジスタ2v間は、遮光体や絶縁体の埋め込まれた
溝や水平方向隣接部に対してポテンシャル障壁を形成可
能な半導体領域からなる分離領域Grによって分離され
ており、各垂直シフトレジスタ2vには、水平方向電荷
圧縮用垂直シフトレジスタ列2cのそれぞれが連続して
いる。もちろん、水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジス
タ2c間も分離領域Grによって分離されている。
【0023】水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ2
cの水平方向画素数(チャネル数)は、垂直シフトレジ
スタ2vの水平方向画素数に一致するが、各チャネルの
幅は狭く設定されている。例えば、各垂直シフトレジス
タ2vのチャネル幅が48μmである場合、各水平方向
電荷圧縮用垂直シフトレジスタ2cの幅は44μmに設
定される。なお、これらを構成する画素の垂直方向ピッ
チは、TDI駆動であるため、同一であって、垂直方向
画素長は例えば48μmに設定される。
【0024】シンチレータ4において発生した蛍光は、
各垂直シフトレジスタ2v、2cの上に設けられたポリ
シリコン電極2eを通って、光電変換領域で光電変換さ
れ、ポリシリコン電極2e直下に形成された半導体ポテ
ンシャル井戸内に電荷として蓄積される。ポリシリコン
電極2eは、電荷を垂直方向に転送するための転送電極
であり、水平方向に沿って延びている。
【0025】転送電極2eに所定の駆動電圧、すなわ
ち、2相、3相或いは4相の駆動電圧を印加すると、電
極直下のポテンシャル井戸が垂直方向に移動し、電荷転
送が行われる。駆動電圧は、光電変換領域2vvの水平
方向両端部の外側を這い転送電極2eに電気的に接続さ
れたパターン配線2wを介して、転送電極2eに印加さ
れる。パターン配線2wはCCDチップ2の周縁部に設
けられたボンディングパッドBに接続されている。全て
のボンディングパッドBは光電変換領域2vvの垂直方
向に沿った両端部の外側に配置されており、光電変換領
域2vvの水平方向両端部の外側には配置されていな
い。
【0026】図5は図1に示したX線撮像装置10の部
分拡大図であり、幾つかのCCDチップ2が示されてい
る。複数のCCDチップ2の配列方向は、水平シフトレ
ジスタ2hの長手方向に一致する。
【0027】シンチレータ4で発生した蛍光像は光電変
換領域2vvに入射することにより、光電変換領域2v
v内において電荷像(電子像)に変換される。光電変換
領域2vvを構成する垂直シフトレジスタ2vはTDI
駆動されているので、当該電荷像は垂直シフトレジスタ
によって撮影対象物の移動に同期して移動し、撮影対象
物の特定点に対応して発生する電荷は時間と共に積分さ
れる。
【0028】電荷像が光電変換領域2vvの電荷転送方
向終端部を過ぎると、電荷像は、順次、水平方向電荷圧
縮用垂直シフトレジスタ列2cに転送され、水平方向に
沿って空間的に圧縮される。この圧縮された電荷像は水
平シフトレジスタ2hに、順次、転送され、水平シフト
レジスタ2hによって空間的広がりを有する電荷像が時
間的な広がりを有する電荷像に変換され、映像信号とし
て水平方向に沿って時系列に転送される。水平シフトレ
ジスタ2hの電荷転送方向終端部近傍には増幅素子7が
設けられているので、当該映像信号は増幅され、ボンデ
ィングパッドBを介して外部に出力される。
【0029】水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列
2cは水平方向に沿った画素数が光電変換領域2vvと
同一なので画素情報は減少することなく水平シフトレジ
スタ2hに転送されるが、水平方向電荷圧縮用垂直シフ
トレジスタ列2cの水平シフトレジスタ側の長さ(図3
のL2)は光電変換領域2vvの水平方向の長さ(図3
のL1)よりも短いので、水平シフトレジスタ2hの電
荷転送方向終端部は光電変換領域2vvの水平方向端部
よりも内側に位置し、水平シフトレジスタ2hの電荷転
送方向終端部の外側にスペースが存在することとなる。
【0030】増幅素子7は、水平シフトレジスタ2hの
電荷転送方向終端部近傍に位置しているので、少なくと
も一部分は当該スペース内に位置することとなり、水平
シフトレジスタ2h及び増幅素子7が形成された領域の
全体の水平方向長は、本構成を用いないものよりも短く
なる。
【0031】したがって、水平方向に沿って複数のCC
Dチップ2を隣接させた場合には、本構成を用いないも
のよりも、光電変換領域2vvを近接させることができ
る。特に、本構成によれば、光電変換領域2vvの水平
方向端部とCCDチップ2の水平方向端部との間の最短
距離は100μm以下とすることができるので、仮にC
CDチップ2間の隙間が50μmあった場合において
も、光電変換領域2vv間の最短距離を少なくとも30
0μm、実際には250μm以下とすることができる。
この間隔はソフトウエアによって目視で判別できない程
度に画像を補正できる距離である。したがって、本発明
のX線撮像装置によれば、光電変換領域を近接させるこ
とができるので、撮像可能領域に対する装置の大型化を
抑制することができる。
【0032】ところで、本X線撮像装置10において
は、TDI駆動をしているので、遮光膜8がなければ、
水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列2cにおいて
も、その内部で発生した電荷が光電変換領域2vvで発
生した電荷に加算される。水平方向電荷圧縮用垂直シフ
トレジスタ列2cの水平方向長は上述のように短く設定
されているので、撮影対象物の特定点に対応して発生し
た光電変換領域2vv内の電荷と、水平方向電荷圧縮用
垂直シフトレジスタ列2cにおいて発生した電荷とを加
算すると正確な撮像を行うことができない。
【0033】そこで、本X線撮像装置10においては、
水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列上に遮光膜8
を設けることとし、この遮光膜8がX線不透過材料から
なりシンチレータ上にある場合にはシンチレータにおけ
る蛍光の発生を抑制し、蛍光不透過材料からなりシンチ
レータと水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列との
間に介在する場合には蛍光像の当該シフトレジスタ列へ
の入射を抑制することとし、正確な撮像を行える構成と
した。なお、水平シフトレジスタ2h上にも遮光膜8h
は位置し、光の入射によるノイズの発生を抑制してい
る。
【0034】このX線撮像装置10は、光電変換領域2
vvとシンチレータ4との間に介在するFOP3を更に
備えており、シンチレータ4で発光した蛍光像の撮影分
解能の低下を抑制しつつ当該蛍光像を光電変換領域2v
vに導光することができるが、FOP3を用いず、シン
チレータ4を、直接、光電変換領域2vv上に配置して
もよい。
【0035】図6は上述のX線撮像装置10を用いたX
線撮像システムのブロック図である。図示しない測定対
象物がベルトコンベアー上を移動すると、ロータリエン
コーダ11が回転し、測定対象物の移動速度vがコンピ
ュータPCに入力される。測定対象物にX線を照射する
と、そのX線透過像がX線撮像装置10上に投影され移
動速度vで移動する。垂直シフトレジスタ2vは、この
移動速度vと同じ速度で、すなわち、その駆動電圧の周
波数が垂直転送周波数fとなるように垂直電荷転送を行
う。なお、移動速度v=垂直転送周波数f×画素サイズ
dを満たす。1つの画素に蓄積された電荷は、時間(1
/f)が経過した後に、次の段の画素に転送され、この
画素において測定対象物の同一地点に対応して発生した
電荷が蓄積され、以後、同様に蓄積動作が繰り返され
る。
【0036】なお、駆動電圧は垂直転送周波数fを外部
入力によって変えられる駆動回路DからX線撮像装置1
0に与えられる。垂直転送周波数fは、移動速度vに基
づいてコンピュータPCが計算し、コンピュータPC
は、垂直転送周波数fの駆動電圧を出力するように駆動
回路Dを制御し、TDI駆動が行われる。
【0037】なお、X線撮像装置10から出力された映
像信号はアンプ及びA/D変換器を含む信号処理回路S
を介してコンピュータPCに入力され、映像信号に基づ
いて得られた測定対象物のX線透過像はディスプレイD
SP上に表示される。なお、映像信号はコンピュータP
C内のフレームメモリ内に書き込むこともできる。
【0038】なお、上述のX線撮像装置10はTDI駆
動によって高精度の一次元センサとしても機能させるこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のX線撮
像装置によれば、撮像可能領域に対する装置の大型化を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線撮像装置(撮像センサ)10の平面図であ
る。
【図2】X線撮像装置10の正面図である。
【図3】1つのCCDチップ2の平面図である。
【図4】図3に示した複数の垂直シフトレジスタ2vと
水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列2cが形成さ
れた領域IVの部分拡大図である。
【図5】図1に示したX線撮像装置10の部分拡大図で
ある。
【図6】上述のX線撮像装置10を用いたX線撮像シス
テムのブロック図である。
【符号の説明】
2e…ポリシリコン電極、R…リードピン、D…駆動回
路、S…信号処理回路、2e…転送電極、Gr…分離領
域、1…基板、2…CCDチップ、2w…パターン配
線、2v…垂直シフトレジスタ、2c…水平方向電荷圧
縮用垂直シフトレジスタ列、2vv…光電変換領域、2
h…水平シフトレジスタ、2c…水平方向電荷圧縮用垂
直シフトレジスタ(列)、4…シンチレータ、7…増幅
素子、8…遮光膜、10…X線撮像装置、11…ロータ
リエンコーダ、5,6…樹脂、B…ボンディングパッ
ド、DSP…ディスプレイ、PC…コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/148 H01L 27/14 B H04N 5/335 K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線像の入射に感応してシンチレータに
    おいて発生した蛍光像を撮像するように少なくとも一方
    向に沿って隣接配置された複数のフル・フレーム転送型
    のCCDチップを備えたX線撮像装置において、 前記CCDチップのそれぞれは、TDI駆動される複数
    の垂直シフトレジスタからなる光電変換領域と、前記光
    電変換領域から転送された電荷を前記一方向に沿って転
    送する水平シフトレジスタと、前記光電変換領域の電荷
    転送方向終端部に連続し前記一方向に沿った画素数が前
    記光電変換領域と同一であって且つ前記水平シフトレジ
    スタ側の長さが前記光電変換領域よりも短く前記光電変
    換領域の電荷転送方向終端部から流れ込んだ電荷を前記
    水平シフトレジスタに転送する水平方向電荷圧縮用垂直
    シフトレジスタ列と、前記水平シフトレジスタの電荷転
    送方向終端部近傍に位置し当該終端部に接続された増幅
    素子と、前記水平方向電荷圧縮用垂直シフトレジスタ列
    上に設けられた遮光膜とを備えることを特徴とするX線
    撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記光電変換領域と前記シンチレータと
    の間に介在する光ファイバプレートを更に備えることを
    特徴とする請求項1に記載のX線撮像装置。
JP2001234030A 2001-08-01 2001-08-01 X線撮像装置 Pending JP2003046862A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234030A JP2003046862A (ja) 2001-08-01 2001-08-01 X線撮像装置
EP02755726A EP1422536A4 (en) 2001-08-01 2002-07-31 X-RAY IMAGER
US10/485,301 US7138637B2 (en) 2001-08-01 2002-07-31 X-ray imager
PCT/JP2002/007810 WO2003012477A1 (fr) 2001-08-01 2002-07-31 Imageur a rayons x

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234030A JP2003046862A (ja) 2001-08-01 2001-08-01 X線撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003046862A true JP2003046862A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19065720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001234030A Pending JP2003046862A (ja) 2001-08-01 2001-08-01 X線撮像装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7138637B2 (ja)
EP (1) EP1422536A4 (ja)
JP (1) JP2003046862A (ja)
WO (1) WO2003012477A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010278220A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Hamamatsu Photonics Kk 放射線検出ユニット
US20130032728A1 (en) * 2011-08-05 2013-02-07 Yoshiki Matoba Transmission x-ray analyzer and transmission x-ray analysis method

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5213923B2 (ja) * 2010-01-29 2013-06-19 キヤノン株式会社 X線撮像装置およびx線撮像方法
DE102016208320B3 (de) * 2016-05-13 2017-03-09 Bruker Axs Gmbh Vorrichtung zur Sortierung von Materialien, insbesondere Schrottpartikeln, mittels Röntgenfluoreszenz
JP6383460B1 (ja) * 2017-05-31 2018-08-29 浜松ホトニクス株式会社 エンコーダ用受光モジュール及びエンコーダ
JP7046698B2 (ja) * 2018-04-24 2022-04-04 浜松ホトニクス株式会社 放射線検出器、放射線検出器の製造方法、及び画像処理方法
JP7201481B2 (ja) * 2019-03-04 2023-01-10 株式会社日立ハイテクサイエンス X線検査装置及びx線検査方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645576A (ja) * 1992-07-23 1994-02-18 Nec Corp 固体撮像素子
JPH1012851A (ja) * 1996-06-18 1998-01-16 Hamamatsu Photonics Kk 放射線撮像装置
JPH10282243A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Hamamatsu Photonics Kk 医療用小型x線画像検出装置
JPH1127589A (ja) * 1997-03-21 1999-01-29 Dalsa Inc タップ付きccdアレイ構造
JP2000350100A (ja) * 1999-06-03 2000-12-15 Texas Instr Japan Ltd 固体撮像装置
JP2001078099A (ja) * 1999-07-02 2001-03-23 Canon Inc 撮像装置および撮像システム
JP2001119010A (ja) * 1999-10-18 2001-04-27 Nikon Corp マルチ出力固体撮像装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4383327A (en) * 1980-12-01 1983-05-10 University Of Utah Radiographic systems employing multi-linear arrays of electronic radiation detectors
JP3307519B2 (ja) * 1995-03-24 2002-07-24 株式会社モリタ製作所 医療用x線撮影装置
FI99074C (fi) 1995-11-21 1997-09-25 Planmed Oy Menetelmä ja laite digitaaliseen kuvantamiseen tarkoitetun kameran anturijärjestelmän muodostamiseksi
JPH09247545A (ja) 1996-03-11 1997-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd スキャナ型電子カメラ
EP1102326B1 (en) * 1999-11-22 2007-02-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Solid-state imaging device and imaging system using the same

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645576A (ja) * 1992-07-23 1994-02-18 Nec Corp 固体撮像素子
JPH1012851A (ja) * 1996-06-18 1998-01-16 Hamamatsu Photonics Kk 放射線撮像装置
JPH1127589A (ja) * 1997-03-21 1999-01-29 Dalsa Inc タップ付きccdアレイ構造
JPH10282243A (ja) * 1997-04-09 1998-10-23 Hamamatsu Photonics Kk 医療用小型x線画像検出装置
JP2000350100A (ja) * 1999-06-03 2000-12-15 Texas Instr Japan Ltd 固体撮像装置
JP2001078099A (ja) * 1999-07-02 2001-03-23 Canon Inc 撮像装置および撮像システム
JP2001119010A (ja) * 1999-10-18 2001-04-27 Nikon Corp マルチ出力固体撮像装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010278220A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Hamamatsu Photonics Kk 放射線検出ユニット
US8866098B2 (en) 2009-05-28 2014-10-21 Hamamatsu Photonics K.K. Radiation detecting unit
US20130032728A1 (en) * 2011-08-05 2013-02-07 Yoshiki Matoba Transmission x-ray analyzer and transmission x-ray analysis method
US8912503B2 (en) * 2011-08-05 2014-12-16 Sii Nanotechnology Inc. Transmission X-ray analyzer and transmission X-ray analysis method

Also Published As

Publication number Publication date
WO2003012477A1 (fr) 2003-02-13
US7138637B2 (en) 2006-11-21
EP1422536A4 (en) 2006-03-08
US20040173754A1 (en) 2004-09-09
EP1422536A1 (en) 2004-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5220170A (en) X-ray imaging system and solid state detector therefor
JP6570315B2 (ja) 放射線撮像装置及び放射線撮像システム
EP1259066B1 (en) Image pickup apparatus
US7639295B2 (en) Image sensing apparatus
US7847259B2 (en) Image sensor, image-sensing apparatus using the image sensor, and image-sensing system
US6972795B1 (en) High-speed imaging device
JP3311273B2 (ja) 撮像装置
CN1517069B (zh) 放射线摄像装置和放射线摄像***
KR20110026409A (ko) 고체 촬상 장치
US9054005B2 (en) Semiconductor device, imaging device, method of inspecting semiconductor substrate, and method of fabricating semiconductor device
JP3180748B2 (ja) 固体撮像装置
US5381013A (en) X-ray imaging system and solid state detector therefor
JP2003046862A (ja) X線撮像装置
US20070170470A1 (en) Solid-state imaging device, signal charge detection device, and camera
JP2000101920A (ja) 光電変換装置とそれを用いたx線撮像装置
US20080087834A1 (en) Radiation image detector
CN114127941A (zh) 固态图像传感器
WO2001026365A1 (fr) Imageur et element imageur
JP4057996B2 (ja) 固体撮像装置およびそれを利用した撮像システム
JP3867124B2 (ja) 撮像素子及び該撮像素子を備える撮影装置
US20030227998A1 (en) X-ray image sensory system
JP2001085661A (ja) 固体撮像装置
JP2002228759A (ja) 画像検出装置およびそれを用いた固体撮像システム
JP3304857B2 (ja) 放射線撮像装置
JP3427414B2 (ja) 撮像システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101019