JP2001085661A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2001085661A
JP2001085661A JP25929699A JP25929699A JP2001085661A JP 2001085661 A JP2001085661 A JP 2001085661A JP 25929699 A JP25929699 A JP 25929699A JP 25929699 A JP25929699 A JP 25929699A JP 2001085661 A JP2001085661 A JP 2001085661A
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light
solid
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JP25929699A
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Akihiro Saito
明弘 斉藤
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の増幅型固体撮像素子においては、OB
画素を遮光するための専用の遮光膜を形成する工程を追
加する必要があり、製造プロセスがより複雑となって、
その分だけ煩雑さが増すという問題と、専用の遮光膜を
形成しないOB画素を製作するためにフォトダイオード
を形成しない画素を擬似的にOB画素として用いると、
暗電流の温度補償といった機能を果たさなくなり、黒レ
ベルの基準が不十分となってしまうという問題を有す
る。 【解決手段】 画素を駆動する駆動パルス信号を送出す
るAl配線をOB画素を遮光する遮光手段として用い、
さらに、フォトダイオードが形成されている領域とリセ
ットドレイン領域が接続されているOB境界画素が、有
効画素とOB画素の間に配置されている固体撮像装置を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラや電
子スチルカメラに用いられる固体撮像装置に関するもの
で、更に詳しくは簡単な製造プロセスによりOptic
al Black画素(以下、「OB画素」と称す)を
形成可能とし、且つ有効画素とOB画素との境界に擬信
号を発生しない画素を有する固体撮像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラや電子スチルカメラに用い
る固体撮像装置としては、CCD(Charge Coupled Devi
ce) や増幅型撮像素子が用いられる。近年、高解像度の
要求により30万画素〜200万画素を越える固体撮像
装置が開発され、このような固体撮像装置がビデオカメ
ラや電子スチルカメラに搭載されるようになった。尚、
固体撮像装置は、例えば、2次元状に配置されている複
数の画素に入射した光を画素信号に光電変換することに
よって、被写体の画像を撮像する装置である。
【0003】図10は、従来の固体撮像装置の一構成例
を示す平面図である。同図に示す固体撮像装置の画素領
域201には、複数の画素202が2次元状に配置され
ている。この画素領域201の中央部は、受光部有効画
素領域203とされており、複数の有効画素202Aに
よって形成されている。一方、受光部有効画素領域20
3の外周部は、OB画素領域204とされている。この
OB画素領域204に形成されているOB画素202B
は、有効画素202Aと同一の構成を有しているが、そ
の上部の全面に、OB部金属遮光膜205が形成されて
おり、OB画素202Bへの光の入射が規制されてい
る。
【0004】受光部有効画素領域203の内部に形成さ
れている有効画素202Aは、被写体からの光を受光
し、その光を信号電荷に光電変換し、その信号電荷に対
応した画素信号を出力するようになされている。図11
は、図10に示す有効画素202Aの一構成例を示す断
面図である。この有効画素202A−aは、被写体から
の光を受光して画素信号に光電変換する埋め込みフォト
ダイオード(以下、「BPD」と称す)113及び画素
信号を増幅して出力するMIS型静電誘導トランジスタ
(以下、「MISSIT」と称す)114によって構成
されている。
【0005】BPD113においては、p型基板101
の上部に形成されているn型ウェル102の上部にp-
型不純物領域103が形成され、さらにp-型不純物領
域103の上部にn+型不純物領域104が形成されて
いる。ここで、各ポリシリコン層108、109を形成
後に、BPD113の表面n+型不純物領域(104の
表面部分)が形成されている。よって、第2層ポリシリ
コンゲート108の下には、n+型不純物領域104が
形成されていない。
【0006】一方、MISSIT114においては、n
型ウェル102の上部にn+型不純物領域107が形成
されており、n+型不純物領域107の上部を囲む形で
第1層ポリシリコンゲート109が形成されている。第
2層ポリシリコンゲート108は、BPD113のp-
型不純物領域103に蓄積されている入射光に対応する
画素信号(信号電荷)を、MISSIT114の第1層
ポリシリコンゲート109下に転送するようになされて
おり、p-型不純物領域103の露出部分及び第1層ポ
リシリコンゲート109の両方に、その一部が重なる
(上下方向において)ように形成されている。
【0007】さらに、MISSIT114で増幅された
画素信号を垂直方向に伝達する垂直信号線110が形成
されている。尚、この垂直信号線110は、アルミニウ
ムによってMISSIT114の上部の全面に形成され
ており、MISSIT114への光の入射を規制するM
ISSIT遮光用アルミも兼ねている。但し、この垂直
信号線110は、BPD113の上部には形成されてお
らず、被写体からの光がBPD113に入射することが
できるようになっている。
【0008】被写体からの光がBPD113に入射する
と、光電変換された画素信号(信号電荷)がp-型不純
物領域103に蓄積される。またこのとき、第1層ポリ
シリコンゲート109(MISSIT114のゲート)
には負電位が印加されており、MISSIT114が遮
断状態であると同時に、第1層ポリシリコンゲート10
9の下部は反転層が誘起され、p型領域となっている
(図示せず)。
【0009】次に、第2層ポリシリコンゲート108
(転送スイッチのゲート)に所定のレベルの負電位が印
加されると、p-型不純物領域103に蓄積されている
画像信号(信号電荷)が、第2層ポリシリコンゲート1
08の下に誘起されるpチャンネル(図示せず)を介し
て、MISSIT114(第1層ポリシリコンゲート1
09の下部に誘起されているp型反転層)に転送され
る。その後、第2層ポリシリコンゲート108の電位を
もとに戻して、転送スイッチを遮断状態にする。続けて
第1層ポリシリコンゲート109(MISSIT114
のゲート)の電位を蓄積時よりも高い所定の電位にして
MISSIT114をオン状態にする。するとMISS
IT114に転送された画像信号(信号電荷)は増幅さ
れ、垂直信号線110を介して読み出し回路6に供給さ
れる。そして、MISSIT114をリセットした後、
再び蓄積状態にする。
【0010】一方、OB画素領域204に形成されてい
るOB画素202Bは、上記有効画素202Aとほぼ同
一の構成を有している。しかしながら、上述したよう
に、OB画素202Bの上部には、OB部金属遮光膜2
05が形成されている。図12は、OB画素202Bの
一構成例を示す断面図である。このOB画素202B−
aの構成は、図11に示す有効画素202A−aの構成
と基本的に同様であるが、BPD113への光の入射を
規制するOB部金属遮光膜205が、垂直信号線110
の上部に、画素部全体を覆うように形成されている。従
って、このOB画素202B−aにおけるBPD113
は光感度を有しない。垂直信号線110からは、BPD
113の蓄積する信号電荷が0であるときの出力信号が
出力される。すなわち、この信号は、被写体の光に対応
しない信号であり、有効画素202Aから読み出された
画像信号を処理する基準信号として用いられる。
【0011】読み出し回路206は、画素領域201の
すべての画素202(有効画素202A及びOB画素2
02B)の蓄積している信号(画像信号及び画像処理基
準信号)を読み出し、出力端子208から外部に出力す
る。画素領域201及び読み出し回路206の周囲に配
置されている周辺回路領域207には、この固体撮像装
置の動作を制御する所定の回路(例えば、読み出し回路
206の制御回路等)が形成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、固体
撮像装置においては、通常、有効画素202Aの出力す
る画像信号の処理に用いられる基準信号を得るために、
有効画素領域203の外周部にOB画素領域204が形
成されている。そして、このOB画素領域204内のO
B画素202Bは、受光部にフォトダイオードが形成さ
れている有効画素を利用したものである。このため、こ
のOB画素202B上には、フォトダイオードを遮光す
る専用の遮光メタル層であるOB部金属遮光膜205を
形成する必要がある。
【0013】特に、固体撮像装置が増幅型固体撮像素子
である場合(例えば、図11及び図12に各々示す、有
効画素202A−a及びOB画素202B−bが用いら
れている固体撮像装置である場合)、図12に示すよう
に、OB部金属遮光膜205を、垂直信号線110の上
側に、垂直信号線110とは別に設ける必要がある(垂
直信号線110をBPD113の上部に延長し、OB部
金属遮光膜205として用いると、垂直信号線が短絡し
てしまうため)。
【0014】従って、従来の増幅型固体撮像素子におい
ては、専用の遮光膜を形成する工程を追加する必要があ
り、製造プロセスがより複雑となってその分だけ煩雑さ
が増すという問題がある。さらに、製造工程の増加に伴
って、パーティクルが発生しやすく、歩留まりが悪化す
るという問題もある。一方、専用の遮光膜を形成しない
OB画素を製作するには、フォトダイオードを形成しな
い画素を擬似的にOB画素として用いることが考えられ
る。しかし、このようなフォトダイオードを有しないO
B画素を用いると、暗電流の温度補償といった機能を果
たさなくなり、黒レベルの基準が不十分となってしま
う。また、フォトダイオードが形成されていないために
OB画素に入射した光による生成電荷が、OB画素に隣
接する有効画素信号に到達し疑信号を発生する可能性が
ある。
【0015】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、フォトダイオードを遮光
する専用の遮光膜を形成しなくても温度補償機能を果た
し黒レベルの基準となるOB画素を有する固体撮像装
置、及び、フォトダイオードを遮光する専用の遮光膜を
形成しなくても温度補償機能を果たし黒レベルの基準と
なるOB画素を有し、さらに有効画素とOB画素との間
に、擬信号を発生しない画素が配置されている固体撮像
装置を提供することにある。
【0016】
【発明を解決するための手段】即ち上記課題を解決する
ため、本発明による固体撮像装置は、複数の第1の光電
変換素子、複数の第2の光電変換素子、及び複数の第3
の光電変換素子を有し、該第1の光電変換素子、該第2
の光電変換素子、及び該第3の光電変換素子は、入射光
の光量に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変換部
と、制御領域を有し、該制御領域に転送される前記光電
変換部からの前記信号電荷を増幅する増幅部と、前記光
電変換部に蓄積された前記信号電荷を前記制御領域へ転
送する転送部と、前記増幅部に対応して設けられる半導
体領域と、前記制御領域と前記半導体領域の電気的な接
続を制御するスイッチング素子とを備え、前記第1の光
電変換素子は、1次元状又は2次元状に配列し、前記第
2の光電変換素子は、入射光を遮光する遮光手段を備
え、前記第3の光電変換素子は、前記第1の光電変換素
子と前記第2の光電変換素子の間に配置され、前記光電
変換部と前記半導体領域が接続されていて、且つ少なく
とも前記半導体領域への入射光を遮光する遮光手段を備
えている(請求項1)。
【0017】前記固体撮像装置によれば、第3の光電変
換素子に入射する光により発生する電荷が第1の光電変
換素子並びに第2の光電変換素子に到達することがなく
なり、従来、第1の光電変換素子に隣接している第2の
光電変換素子の遮光が十分でないために発生していたノ
イズが低減する。よって、固体撮像装置において画質の
劣化防止や適正なOB画素信号が得られるという効果を
有する。
【0018】また、前記第1の光電変換素子は2次元状
に配列し、前記第3の光電変換素子の接続している前記
光電変換部及び前記半導体領域は、隣接して配置してい
る前記第3の光電変換素子の前記光電変換部及び前記半
導体領域とさらに接続していることが好ましい(請求項
2)。これにより、第3の光電変換素子の光電変換部に
入射した光により生成される信号電荷をより確実に吸収
することができる。よって、固体撮像装置において画質
の劣化防止や適正なOB画素信号が得られるという効果
を有する。
【0019】また、前記第3の光電変換素子は、1つの
読み出し方向に1列もしくは2列以上で配列しているこ
とが好ましい(請求項3)。これにより、第3の光電変
換素子で生成された信号電荷が第1の光電変換素子や第
2の光電変換素子へ到達する割合が減少するという利点
がある。よって、固体撮像装置において画質の劣化防止
や適正なOB画素信号が得られるという効果を有する。
【0020】また、前記第1の光電変換素子を駆動させ
る駆動パルス信号を送出する第1の光電変換素子用Al
配線と、前記第2の光電変換素子及び前記第3の光電変
換素子を駆動させるために全ての前記第2の光電変換素
子及び前記第3の光電変換素子に共通に出力される駆動
パルス信号を送出する第2の光電変換素子用Al配線と
を更に有し、前記第2の光電変換素子への入射光を遮光
する前記遮光手段及び前記第3の光電変換素子の少なく
とも前記半導体領域への入射光を遮光する前記遮光手段
は、前記第2の光電変換素子用Al配線であり、前記第
1の光電変換素子用Al配線は、前記第2の光電変換素
子用Al配線と同一のAl層で形成されており、且つ前
記第1の光電変換素子用Al配線と前記第2の光電変換
素子用Al配線とは、互いに電気的に分離されているこ
とが好ましい(請求項4)。これにより、第2の光電変
換素子に光電変換部を形成しても、該光電変換部を遮光
する専用の遮光手段を形成する必要がなくなり、従来の
画素構造を変更することなく、且つ製造プロセスを複雑
にすることなく、温度補償機能を果たし、且つ黒レベル
の基準となる第2の光電変換素子を容易に形成すること
ができる。よって、固体撮像装置において画質の劣化防
止や適正なOB画素信号が得られるという効果を有す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態による固体撮像装置の回路構成を4×6画素を例にし
て示す図である。図1中の点線で囲まれた部分10は、
単位画素の等価回路である。この固体撮像装置は、高感
度、高解像度の増幅型撮像素子である。
【0022】単位画素10は、入射光の光量に応じた信
号電荷を生成し蓄積する光電変換部であるフォトダイオ
ード1、フォトダイオード1で光電変換された信号電荷
を増幅する増幅部である接合型電界効果トランジスタ
(JFET)2、フォトダイオード1で光電変換されて
蓄積された信号電荷をJFET2の制御領域であるゲー
ト領域へ転送する転送部であるMOSFET(以下、
「QTG」と称す)3、JFETのゲート電位を制御す
るスイッチング素子であるMOSFET(以下、「QR
SG」と称す)5から構成されている。また、垂直走査
回路51からはQTG3のゲート電位を制御する駆動パ
ルス信号φTG1、φTG2、φTG3、φTG4及び
QRSG5のゲート電位を制御する駆動パルス信号φR
SG1、φRSG2、φRSG3、φRSG4がそれぞ
れ選択された水平ラインに印加される。
【0023】また、各単位画素のJFET2のソース電
極は、垂直信号線14a、14b、14c、14d、1
4e、14fで垂直方向に共通接続されている。ここ
で、垂直信号線14aに注目する。垂直信号線14aの
一端は、バイアス電流源50に接続されている。垂直信
号線14aの他端は、容量52の一端に接続されてい
る。また、容量52の他端は、MOSFET53と水平
選択スイッチ55の一端に接続されている。容量52と
MOSFET53で差分処理回路54を構成し、MOS
FET53のゲート電位は、φNによって制御される。
水平選択スイッチ55のゲート電位は、水平走査回路5
6から送出される駆動パルス信号φH1によって駆動さ
れる。水平選択スイッチ55の他端は、水平信号ライン
58に共通に接続されている。垂直信号線14b、14
c、14d、14e、14fも垂直信号線14aと同様
である。垂直信号線14b、14c、14d、14e、
14fに接続されている水平選択スイッチのゲート電位
は、水平走査回路56から送出される駆動パルス信号φ
H2、φH3、φH4、φH5、φH6によって駆動さ
れる。水平信号ライン58は出力部において出力アンプ
59に接続されている。また出力アンプ59の入力端
は、リセット用トランジスタ57に接続されていて、リ
セット用トランジスタ57のゲート電位は、φRHによ
って駆動される。また各単位画素のドレイン端子VD
は、図示されていないが全単位画素共通に接続されてい
る。
【0024】垂直走査回路51側の垂直信号線14a、
14b、14cそれぞれに共通に接続されている垂直画
素列が第1の光電変換素子である有効画素を構成してい
る。そして、垂直信号線14d、14e、14fそれぞ
れに共通に接続されている垂直画素列が第2の光電変換
素子であるOB画素29を構成している(図1中の右側
の点線で囲んだ4×3画素)。このように第1の光電変
換素子である有効画素は、2次元状に配列している。
【0025】垂直走査回路51から送出される駆動パル
ス信号φRSD1、φRSD2、φRSD3、φRSD
4は、それぞれ選択された水平ラインに印加されるが、
これらの駆動パルス信号は、有効画素に対してのみ送出
される構成になっている。また、駆動パルス信号φRS
DOB(φRSD1〜φRSD3と区別するためにφR
SDOBと記す)は、全OB画素29共通に印加される
構成になっている。
【0026】図2は、第1の実施の形態による固体撮像
装置の有効画素とOB画素の境界部分及びその近傍を示
す平面図である。図2では、図1の全画素(4×6画
素)の一部分の3×4画素を示している。第1の実施の
形態による固体撮像装置は、有効画素28及びOB画素
29がいずれもフォトダイオード(BPD)1を有する
同一画素で構成されている。φRSD1、φRSD2、
φRSD3、φRSD4は、有効画素部分の水平ライン
方向に2層目Al(2ndAl)25で形成されてお
り、φRSD1、φRSD2、φRSD3、φRSD4
それぞれは、互いに接続されていない。2層目Al25
は、第1の光電変換素子である有効画素を駆動する駆動
パルス信号(φRSD1、φRSD2、φRSD3、φ
RSD4)を送出する第1の光電変換素子用Al配線で
ある。
【0027】図2中のφRSDOBラインは、OB画素
部分全体を覆うように2層目Al(2ndAl)25’
で形成されており、この2層目Al25’によってOB
画素29のフォトダイオード(BPD)は遮光されてい
る。2層目Al25’は、第2の光電変換素子であるO
B画素を駆動する駆動パルス信号(φRSDOB)を送
出する第2の光電変換素子用Al配線であり、さらに、
2層目Al25’は第2の光電変換素子であるOB画素
への入射光を遮光する遮光手段である。
【0028】また、有効画素28とOB画素29の境界
部分には2層目Alが形成されていない。これは、有効
画素部分のφRSDラインとOB画素部分のφRSDO
Bラインが同一層である2層目Al25、25’で形成
されているので、有効画素部分のφRSDラインとOB
画素部分のφRSDOBラインの短絡を防止するためで
ある。2層目Al25と2層目Al25’とは電気的に
分離されている。
【0029】このように境界部分に2層目Alが形成さ
れないと、境界部分に隣接するOB画素列のフォトダイ
オードの遮光が不十分となる。しかし、OB画素29の
信号処理を行う際に、この境界部分の画素列の信号を利
用しないか、又は、フォトダイオードの遮光が不十分と
なるOB画素列を境界部分に発生させないようにするた
めに画素分離領域を部分的に広く形成する等の手段を施
すことにより、フォトダイオードの遮光が不十分となる
場合の問題を解決できる。
【0030】ここで、第1の実施の形態による固体撮像
装置に用いられている画素構造について図3を用いて説
明する。図3は、有効画素の画素構造を示す図である。
図3(a)は有効画素の平面構造図であり、図3(b)
は図3(a)中のX−X’部分の断面構造図であり、図
3(c)は図3(a)中のY−Y’部分の断面構造図で
ある。尚、OB画素も遮光部分以外は有効画素と同じ画
素構造になっている。
【0031】有効画素はP型半導体基板31上に形成さ
れたN型エピタキシャル層32に形成されている。各単
位画素はN型分離領域38によって分離されると共に、
電源ライン13からコンタクトホール21を介してドレ
イン電圧が供給される。光電変換部であるフォトダイオ
ード1は、P型拡散層39と、その表面側に形成される
N型拡散層40により埋め込み型フォトダイオード(B
PD)となっていて、基板表面で発生する暗電流を抑圧
する構造になっている。(信号)増幅部となるJFET
2は、P型ゲート領域33、34によりN型チャネル領
域35をサンドイッチした構造になっている。JFET
2で増幅された信号は、N型拡散層36とコンタクトホ
ール22を介してN型チャネル領域35に接続された垂
直信号線14aによって画素から出力される。フォトダ
イオード1とJFET2の間にはポリSiゲート電極1
2を有する信号転送用QTGが形成され、QTGはポリ
Siゲート電極12に印加される駆動パルス信号φTG
iで制御されている。増幅部であるJFET2に対応し
て設けられる半導体領域であるリセットドレイン領域4
は、P型拡散領域37で形成され、P型拡散領域37に
は配線15、2層Al25、コンタクトホール23、接
続孔24を介してφRSDiが供給される構造になって
いる。また2層Al25は、JFET2とリセットドレ
イン領域4の遮光を兼ねた構造になっている。JFET
2とリセットドレイン領域4の間にはポリSiゲート電
極11を有するJFETゲート電位制御用QRSG5が
形成されている。QRSG5はポリSiゲート電極11
に印加される駆動パルス信号φRSGiで制御されてい
る。
【0032】次に、第1の実施の形態による固体撮像装
置の駆動タイミングについて図4を参照しつつ説明す
る。図4は、第1の実施の形態による固体撮像装置の駆
動タイミングを説明するためのタイミングチャートであ
る。OB画素部分では全OB画素29に共通にφRSD
OBが印加される。φRSDiとφRSDOBの駆動パ
ルス信号は同一タイミングである。
【0033】T1期間においては、φRSGiが低レベ
ル(QRSGは導通)、φRSDiが高レベルにあるの
で、i行目の選択された水平ラインに接続される画素群
のJFET2のゲート電位がφRSDiの高レベルに初
期化される。T2期間においては、φNが高レベル(M
OSFET19は導通)にあるのでi行目の選択された
画素群のソースフォロア動作が行われ、JFET2の初
期化された状態の信号が容量52に蓄積され、φNが低
レベルになった瞬間の電位を容量52にクランプする。
【0034】T3期間においては、φTGiが低レベル
(QTGは導通)にあるので、i行目の選択された画素
群のフォトダイオード1で光電変換された信号電荷がJ
FET12のゲート領域へ転送され、JFET2とバイ
アス電流源50で構成されるソースフォロア回路のソー
スフォロア動作が行われる。これにより容量52の両端
の電位は、フォトダイオード1で光電変換された信号電
荷に相当する電位だけ変動し、JFET2の初期化され
た状態の信号成分を差分処理することができる。
【0035】T4期間においては、水平信号ライン58
をリセットするφRHと、水平選択スイッチ55を駆動
するパルスφH1、φH2、φH3、φH4、φH5、
φH6が交互に送出されるので、順次差分処理後の画素
信号が、出力アンプ59を通して装置外部に出力され
る。第1の実施の形態によれば、全画素共通に駆動させ
るパルス信号ライン(φRSDライン)を、有効画素部
分では水平方向に共通に形成し、フォトダイオード(B
PD)を備えたOB画素部分では画素全体を覆うように
形成することにより、OB画素部分のフォトダイオード
(BPD)を遮光している。したがって、OB画素にフ
ォトダイオードを形成しても、該フォトダイオードを遮
光する専用の遮光膜を形成する必要がない。これによ
り、従来の画素構造を変更することなく、且つ製造プロ
セスを複雑にすることなく、温度補償機能を果たし、且
つ黒レベルの基準となるOB画素を容易に形成すること
ができる。
【0036】図5は、本発明の第2の実施の形態による
固体撮像装置の回路構成を4×6画素を例にして示す図
である。第2の実施の形態による固体撮像装置は、第1
の実施の形態による固体撮像装置の変形例であり、図1
と同一部分には同一符号を付し、また、図1と同一部分
の説明を省略する。図6は、本発明の第2の実施の形態
による固体撮像装置に用いられる第3の光電変換素子の
平面構造を示す図である。第3の光電変換素子は、第1
の光電変換素子である有効画素と第2の光電変換素子で
あるOB画素の間に配置される画素であり、第1の実施
の形態と同一部分については同一の符号を付けている
(以下では、第3の光電変換素子をOB境界画素と称
す)。OB境界画素の平面構造について図6を用いて説
明する。従来の画素構造(図3)との違いは、フォトダ
イオード1が形成されている領域とリセットドレイン領
域4の間、すなわち(A)部分に形成されていたN型拡
散領域が削除され、且つフォトダイオード1が形成され
ている領域のP型拡散層とリセットドレイン領域4のP
型拡散領域が直接接続されていることである。つまり、
第3の光電変換素子であるOB境界画素では、光電変換
部であるフォトダイオード1と増幅部であるJFET2
に対応して設けられる半導体領域であるリセットドレイ
ン領域が接続されている。図5の回路構成において、O
B境界画素30は、フォトダイオード1のP型拡散領域
とQRSG5のソース領域が電気的に接続している。
【0037】第2の実施の形態による固体撮像装置につ
いて図7を用いて説明する。図7は第2の実施の形態に
よる固体撮像装置を示す図である。図7(a)は有効画
素とOB画素の境界領域の概略平面図(有効画素−OB
境界画素−OB画素の3画素)であり、図7(b)は図
7(a)中のフォトダイオード部分(X−X’部分)の
断面構造図である。OB境界画素には上記のOB境界画
素構造(図6)を使用している。OB境界画素部分では
2層目Al25’がJFET2、リセットドレイン領域
4のみでなく画素全体を遮光しているが、これについて
は第1の実施の形態で説明した通りである。OB境界画
素部分では2層目Al25’によりリセットドレイン領
域4が遮光されている。つまり、2層目Al25’は、
遮光手段として少なくとも増幅部であるJFET2に対
応して設けられる半導体領域であるリセットドレイン領
域4を遮光している。2層目Al25’にはφRSDO
Bが供給され、全OB画素と全OB境界画素に同時に印
加される。2層目Al25’は、第2の光電変換素子で
あるOB画素及び第3の光電変換素子であるOB境界画
素を駆動する駆動パルス信号(φRSDOB)を送出す
る第2の光電変換素子用Al配線である。
【0038】上記のようにOB境界画素においては、フ
ォトダイオード1が形成されている領域のP型拡散層と
リセットドレイン領域4のP型拡散領域が直接接続され
ている。これによりOB境界画素のフォトダイオード1
に入射した光により生成された信号電荷がフォトダイオ
ード1に蓄積されることはなく、リセットドレイン領域
4に接続されている2層目Al25’に吸収される。
【0039】駆動タイミングは第1の実施の形態(図
4)と同じである。ここでは、OB境界画素だけに注目
する。T1期間にJFET2のゲート領域はφRSDO
Bの高レベル電位に初期化される。T2期間のソースフ
ォロア期間においてJFET2の初期化された状態の信
号が容量52に蓄積され、φNが低レベルになった瞬間
の電位を容量52にクランプする。T3期間においてφ
TGiにより転送動作が行われるが、フォトダイオード
1のP型拡散層の電位は、φRSDOBの低レベル電位
に固定されているので、フォトダイオード1のP型拡散
層の電位の方がJFET2のゲート領域の電位より低く
なり、フォトダイオード1からJFET2への電荷の転
送は起こらない。また、φTGiの低レベル電位を適宜
設定することによりJFET2からフォトダイオード1
への電荷の移動も起こらない。従って、T4期間におい
てもJFET1の初期化された状態の信号がソースフォ
ロアされる。このためOB境界画素からの信号は差分処
理回路54で完全に除去され素子外部には入射光及び温
度変化の影響を受けない信号成分が出力されることにな
る。
【0040】第2の実施の形態によれば、全画素共通に
駆動させるパルス信号ライン(φRSDライン)を、有
効画素部分では水平方向に共通に形成し、フォトダイオ
ードを備えたOB画素部分では画素全体を覆うように形
成することにより、OB画素部分のフォトダイオードを
遮光している。したがって、OB画素にフォトダイオー
ドを形成しても、該フォトダイオードを遮光する専用の
遮光膜を形成する必要がない。これにより、従来の画素
構造を変更することなく、且つ製造プロセスを複雑にす
ることなく、温度補償機能を果たし、且つ黒レベルの基
準となるOB画素を容易に形成することができる。さら
に、OB境界画素を設けることにより、OB境界画素に
入射する光により発生する電荷が有効画素並びにOB画
素に到達することがなくなり、第1の実施の形態による
画像撮像装置において有効画素に隣接しているOB画素
の遮光が十分でないために発生していたノイズが低減す
る。
【0041】図8は、本発明の第3の実施の形態による
固体撮像装置に用いられる第3の光電変換素子の平面構
造を示す図である。第3の実施の形態による固体撮像装
置は、第2の実施の形態による固体撮像装置の変形例で
あり、図6と同一部分には同一符号を付し、また、図6
と同一部分の説明は省略する。第3の実施の形態による
固体撮像装置が第2の実施の形態による固体撮像装置と
異なる部分を図8を用いて説明する。第2の実施の形態
による固体撮像装置では、フォトダイオード1が形成さ
れている領域とリセットドレイン領域4の間、すなわち
(A)部分に形成されていたN型不純物領域38が削除
され、フォトダイオード1が形成されている領域のP型
拡散領域とリセットドレイン領域4のP型拡散領域が直
接接続されている。第3の実施の形態による固体撮像装
置では、前記の(A)の部分に加えて、リセットドレイ
ン領域4と列方向上側に隣接する画素のフォトダイオー
ドが形成されている領域との間、すなわち(B)部分
と、フォトダイオード1が形成されている領域と列方向
下側に隣接する画素のリセットドレイン領域の間、すな
わち(C)部分に形成されていたN型不純物領域38が
削除され、且つ列方向上下に隣接するOB境界画素のフ
ォトダイオード1が形成されている領域のP型拡散層と
リセットドレイン領域4のP型拡散領域が直接接続され
ている。
【0042】図9は第3の実施の形態による固体撮像装
置を示す図である。図9(a)は有効画素とOB画素の
境界領域の概略平面図(有効画素−OB境界画素−OB
画素の3画素)であり、図9(b)は図9(a)中のフ
ォトダイオード部分(X−X’部分)の断面構造図であ
る。上記した第2の実施の形態による固体撮像装置との
差異以外では、第3の実施の形態による固体撮像装置の
構成、動作は、第2の実施の形態による固体撮像装置と
同じであるので、説明を省略する。
【0043】第3の実施形態による固体撮像装置におい
ては、列方向上下に隣接する画素のフォトダイオード1
が形成されている領域のP型拡散層とリセットドレイン
領域4のP型拡散領域が直接接続されているので、第2
の実施形態に比べOB境界画素のフォトダイオードに入
射した光により生成される信号電荷をより確実に2層目
Al25’に吸収することができる。
【0044】また、第2の実施の形態(図5)において
OB境界画素は、垂直信号線14dに沿って列方向に配
置している。このようにOB境界画素は、画素が2次元
状に配置している固体撮像装置の画素の1つの読み出し
方向(図5では列(縦)方向)に配置していれば良い。
また、第2の実施の形態、及び第3の実施の形態ではO
B境界画素を各行1画素(縦の読み出し方向では1列)
として示したが、各行2画素以上(縦の読み出し方向で
は2列以上)であっても構わない。OB境界画素を各行
2画素以上とすることにより、OB境界画素で生成され
た信号電荷が有効画素やOB画素へ到達する割合が減少
するという利点がある。
【0045】また、第1、第2及び第3の実施の形態で
は、有効画素が2次元状に配置しているとしたが、1次
元状に配置していても構わない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明では、OB画素にフ
ォトダイオードを形成しても、フォトダイオードを遮光
する専用の遮光膜を形成する必要がない。これにより、
従来の画素構造を変更することなく、且つ製造プロセス
を複雑にすることなく、温度補償機能を果たし、且つ黒
レベルの基準となるOB画素を容易に形成することがで
きる。さらに、有効画素とOB画素の間にOB境界画素
を配置することにより、OB境界画素に入射する光によ
り発生する電荷が有効画素並びにOB画素に到達するこ
とがなくなり、有効画素に隣接しているOB画素の遮光
が十分でないために発生していたノイズが低減する。こ
れらにより、固体撮像装置において画質の劣化防止や適
正なOB画素信号が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による固体撮像装置
の回路構成を4×6画素を例にして示す図である。
【図2】第1の実施の形態による固体撮像装置の有効画
素とOB画素との境界部分及びその近傍を示す平面図で
ある。
【図3】有効画素の画素構造を示す図である。図3
(a)は有効画素の平面構造図であり、図3(b)は図
3(a)中のX−X’部分の断面構造図であり、図3
(c)は図3(a)中のY−Y’部分の断面構造図であ
る。
【図4】第1の実施の形態による固体撮像装置の駆動タ
イミングを説明するためのタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態による固体撮像装置
の回路構成を4×6画素を例にして示す図である。
【図6】第2の実施の形態による固体撮像装置に用いら
れる第3の光電変換素子の平面構造を示す図である。
【図7】第2の実施の形態による固体撮像装置を示す図
である。図7(a)は有効画素とOB画素の境界領域の
概略平面図(有効画素−OB境界画素−OB画素の3画
素)であり、図7(b)は図7(a)中のフォトダイオ
ード部分(X−X’部分)の断面構造図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態による固体撮像装置
に用いられる有効画素とOB画素にはさまれた領域に配
置される第1のOB境界画素の平面構造を示す図であ
る。
【図9】第3の実施の形態による固体撮像装置を示す図
である。図9(a)は有効画素とOB画素の境界領域の
概略平面図(有効画素−OB境界画素−OB画素の3画
素)であり、図9(b)は図9(a)中のフォトダイオ
ード部分(X−X’部分)の断面構造図である。
【図10】従来の固体撮像装置の一構成例を示す平面図
である。
【図11】図10に示す有効画素202Aの一構成例を
示す断面図である。
【図12】OB画素202Bの一構成例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・フォトダイオード 2・・・JFET(接合型電解効果トランジスタ) 3・・・MOSFET(QTG) 4・・・リセットドレイン領域 5・・・MOSFET(QRSG) 10・・・単位画素 11、12・・・ポリSiゲート電極 13・・・電源ライン 14a、14b、14c、14d、14e、14f、1
10・・・垂直信号線 15・・・配線 21、22、23・・・コンタクトホール 24・・・接続孔 25、25’・・・2層目Al(2ndAl) 28、202A、202A−a・・・有効画素 29、202B、202B−a・・・OB画素 30・・・OB境界画素 31・・・P型半導体基板 33、34・・・P型ゲート領域 35・・・N型チャネル領域 36・・・N型拡散層 37・・・P型拡散領域 38・・・N型分離領域 39・・・P型拡散層 40・・・N型拡散層 50・・・バイアス電流源 51・・・垂直走査回路 52・・・容量 53・・・MOSFET 54・・・差分処理回路 55・・・水平選択スイッチ 56・・・水平走査回路 57・・・リセット用トランジスタ 58・・・水平信号ライン 59・・・出力アンプ 101・・・p型基板 102・・・n型ウェル 103・・・p- 型不純物領域 104・・・n+ 型不純物領域 107・・・n+ 型不純物領域 108・・・第2層ポリシリコンゲート(ポリシリコン
層) 109・・・第1層ポリシリコンゲート(ポリシリコン
層) 113・・・埋め込みフォトダイオード(BPD) 114・・・MIS型静電誘導トランジスタ(MISS
IT) 201・・・画素領域 202・・・画素 203・・・受光部有効画素領域 204・・・OB画素領域 205・・・OB部金属遮光膜 206・・・読み出し回路 207・・・周辺回路領域 208・・・出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の第1の光電変換素子、複数の第2の
    光電変換素子、及び複数の第3の光電変換素子を有し、 該第1の光電変換素子、該第2の光電変換素子、及び該
    第3の光電変換素子は、 入射光の光量に応じた信号電荷を生成し蓄積する光電変
    換部と、 制御領域を有し、該制御領域に転送される前記光電変換
    部からの前記信号電荷を増幅する増幅部と、 前記光電変換部に蓄積された前記信号電荷を前記制御領
    域へ転送する転送部と、 前記増幅部に対応して設けられる半導体領域と、 前記制御領域と前記半導体領域の電気的な接続を制御す
    るスイッチング素子とを備え、 前記第1の光電変換素子は、1次元状又は2次元状に配
    列し、 前記第2の光電変換素子は、入射光を遮光する遮光手段
    を備え、 前記第3の光電変換素子は、前記第1の光電変換素子と
    前記第2の光電変換素子の間に配置され、前記光電変換
    部と前記半導体領域が接続されていて、且つ少なくとも
    前記半導体領域への入射光を遮光する遮光手段を備えて
    いることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】前記第1の光電変換素子は2次元状に配列
    し、 前記第3の光電変換素子の接続している前記光電変換部
    及び前記半導体領域は、隣接して配置している前記第3
    の光電変換素子の前記光電変換部及び前記半導体領域と
    さらに接続していることを特徴とする請求項1に記載の
    固体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記第3の光電変換素子は、1つの読み出
    し方向に1列もしくは2列以上で配列していることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】前記第1の光電変換素子を駆動させる駆動
    パルス信号を送出する第1の光電変換素子用Al配線
    と、 前記第2の光電変換素子及び前記第3の光電変換素子を
    駆動させるために全ての前記第2の光電変換素子及び前
    記第3の光電変換素子に共通に出力される駆動パルス信
    号を送出する第2の光電変換素子用Al配線とを更に有
    し、 前記第2の光電変換素子への入射光を遮光する前記遮光
    手段及び前記第3の光電変換素子の少なくとも前記半導
    体領域への入射光を遮光する前記遮光手段は、前記第2
    の光電変換素子用Al配線であり、 前記第1の光電変換素子用Al配線は、前記第2の光電
    変換素子用Al配線と同一のAl層で形成されており、
    且つ前記第1の光電変換素子用Al配線と前記第2の光
    電変換素子用Al配線とは、互いに電気的に分離されて
    いることを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記
    載の固体撮像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006179713A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Toshiba Corp 固体撮像装置及びその製造方法
JP2008051522A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Nec Tokin Corp 熱型赤外線検出装置およびその製造方法
CN116779625A (zh) * 2016-03-31 2023-09-19 索尼公司 固态成像装置和电子设备

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