JP2003046082A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003046082A JP2002140147A JP2002140147A JP2003046082A JP 2003046082 A JP2003046082 A JP 2003046082A JP 2002140147 A JP2002140147 A JP 2002140147A JP 2002140147 A JP2002140147 A JP 2002140147A JP 2003046082 A JP2003046082 A JP 2003046082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソース−ドレイン間の電流経路の遮断を防止
可能な半導体装置を提供する。 【解決手段】 半導体装置は、第1導電型の半導体基板
板上に配設された半導体層と、半導体層の表面から半導
体基板に向かって深さ方向に延びる溝を具備する。ま
た、半導体層内の溝の側面に前記溝に沿って深さ方向に
形成され、且つ下部が半導体基板と接続された、第1導
電型の第1領域と、半導体層の表面で且つ溝の側面の近
傍に形成され、且つ第1領域と接続された、第1導電型
の第2領域と、を具備する。また、半導体層の表面に形
成された、第2導電型の第3領域と、第3領域内の前記
半導体層の表面に形成された、第1導電型の第4領域
と、第2領域と前記第4領域との間の第3領域の表面上
にゲート絶縁膜を介して配設されたゲート電極と、を具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大電力の制御に用
いられるパワーMOSFETの半導体装置及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MOSFETを利用したパワース
イッチング素子として、Deep TrenchMOSFET(以下、D
TMOSと称す)が提案されている。
【0003】図22は、理想的な構造を有するDTMO
Sの断面図を概略的に示している。このDTMOSは、
電流経路となるN型ピラー層119とP型ピラー層12
0とを溝115の相互間にそれぞれ深さ方向(縦方向)
に形成した、いわゆるスーパージャンクション(超接
合)構造を有する。図22に示すように、高濃度のN
型の半導体基板(シリコン基板)111上に、低濃度
のN型の半導体層112が設けられる。半導体層11
2内には、深い溝115が形成される。半導体層112
内の溝115の側面にN型ピラー(pillar)層119が
形成される。このN型ピラー層119の上部は、半導体
層112の表面まで達する。N型ピラー層119に隣接
してP型ピラー層120が形成される。溝115内に
は、酸化膜121を介して素子分離絶縁膜としての埋め
込み層122が形成される。
【0004】半導体層112の表面には、高濃度のP
型のベース層126が形成され、このベース層126の
表面に高濃度のN型のソース層127が形成される。
また、半導体層112上にゲート絶縁膜を介してゲート
電極128が形成される。ゲート電極128は層間絶縁
膜129で覆われる。層間絶縁膜129上にソース電極
130が形成され、基板111の裏面上にドレイン電極
131が形成される。
【0005】スーパージャンクション構造とすることに
より、素子の高耐圧、低オン抵抗を実現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、本発明
の開発の過程において、図22を参照して述べたような
DTMOSの製造工程について研究した。その結果、本
発明者等は、以下に述べるような知見を得た。
【0007】まず、図22を参照して、上記構成のDT
MOSの製造方法について簡単に説明する。半導体基板
111上に、半導体層112がエピタキシャル成長によ
り形成される。次に、半導体層112上にマスク層が形
成され、次いでパターニングされる。このパターニング
されたマスク層をマスクとして、異方性エッチングによ
り、半導体層112内に深い溝115が形成される。こ
の溝115の側壁にN型不純物及びP型不純物が注入さ
れ、次いで熱拡散される。その結果、溝115に沿って
N型ピラー層119、P型ピラー層120が形成され
る。その後、溝115内に酸化膜121を介して埋め込
み層122が形成される。
【0008】次に、半導体層112の表面にベース層1
26が選択的に形成され、このベース層126の表面に
ソース層127が選択的に形成される。次に、半導体層
112上にゲート絶縁膜を介してゲート電極128が形
成され、このゲート電極128が層間絶縁膜129で覆
われる。この層間絶縁膜129上にソース電極130が
形成され、基板111の裏面上にドレイン電極131が
形成される。
【0009】しかしながら、このような工程により形成
されるDTMOSは、図22に示すような理想的な構造
にはならず、以下のような問題が生じる。
【0010】図23に示すように、マスク層113を用
いて異方性エッチングにより半導体層112内に深い溝
115が形成されると、半導体層112はマスク層11
3の開口幅より広くエッチングされて、マスク層113
が溝115から突き出た構造となる。この状態は、いわ
ゆるオーバーハングと呼ばれる。例えば200という大
きな方向選択比を持つ異方性エッチングを行っても、深
さが60μmの溝115を形成すれば、溝115の側壁
が0.3μm後退し、マスク層113の突き出し部分1
13aができる。このマスク層113の突出し部分11
3aを残した状態で、溝115の側壁に低角度のイオン
注入を行うと、この突出し部分113aがイオン注入時
の障壁となる。
【0011】従って、イオン注入した不純物を熱拡散し
た後には、図24、図25に示すように、溝115の側
面の半導体層112の上層にN型ピラー層119が形成
されない領域ができ、N型ピラー層119が半導体層1
12の表面まで達しない。これは、例えば、0.3μm
の突出し部分113aとイオン注入の角度が7°の場合
には、イオン注入が当たらない領域における半導体層1
12の表面からN型ピラー層119の端部までの距離X
は2.4μmとなる。また、イオン注入の角度が5°の
場合は、同様に距離Xは3.4μmとなる。
【0012】このように、N型ピラー層119が半導体
層112の表面に達しない状態では、縦型PN接合を有
するMOSFETの電流経路が遮断される。このため、
反転層領域でチャネルを形成しても、正常なFET動作
をしないという問題がある。従って、この問題を回避す
るためには、N型ピラー層119が半導体層112の表
面まで形成することが必要である。
【0013】そこで、第1の方法としては、マスク層1
13を用いて溝115を形成した後、このマスク層11
3の開口幅を溝115の開口幅よりも等方性エッチング
により広げてから、イオン注入を行うという方法が考え
られる。しかし、ウエハ面内でのオーバーハング量と等
方性エッチング量のバラツキを考慮すると、ウエハ面内
の任意の位置における各溝115において、マスク層1
13の開口幅を所望量だけそれぞれ広げることは難し
い。また、このとき、図26に示すように、マスク層1
13の開口幅が広がりすぎると、半導体層112の表面
が露出された露出領域112aができる。ここで、溝1
15の側壁へのイオン注入は低角度で行われるため、不
純物のドーズ量は高くなっている。このため、露出領域
112aにイオンが注入されると、この露出領域112
aが非常に高濃度となり、半導体層112上に形成する
MOSFETの特性や拡散層の形状に影響を及ぼす。特
に、溝115の側面に、N型及びP型不純物のイオン注
入及びこれらの不純物の同時拡散を行うことによりスー
パージャンクションを形成する場合、この露出領域11
2aが高濃度であると、素子の逆バイアス耐圧特性を低
下させてしまう。
【0014】また、第2の方法としては、N型ピラー層
119が形成されていない半導体層112の上層を除去
する方法が考えられる。すなわち、マスク層113の突
出し部分113aを残した状態で、イオン注入及び拡散
をした後、マスク層113を除去する。そして、図27
に示すように、溝115内に酸化膜121を介して埋め
込み層122を形成する。その後、図28に示すよう
に、N型ピラー層119が形成されていない半導体層1
12の上層が無くなるまで、半導体層112、酸化膜1
21及び埋め込み層122を例えば研磨により除去し、
これらの表面を平坦化する。しかし、この場合は、平坦
化除去する分だけ半導体層112を予め厚くエピタキシ
ャル成長させることが必要になり、製造原価の上昇を招
くことになる。
【0015】このように、上記した工程では、N型ピラ
ー層119が半導体層112の表面まで形成された構造
を得ることは難しく、したがってソース−ドレイン間の
電流経路が遮断されるという問題を回避することが困難
であった。
【0016】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、ソース−ドレ
イン間の電流経路の遮断を防止することが可能な半導体
装置及びその製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために以下に示す手段を用いている。
【0018】本発明の第1の視点による半導体装置は、
第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に配設さ
れた半導体層と、前記半導体層の表面から前記半導体基
板に向かって深さ方向に延びる溝と、前記半導体層内の
前記溝の側面に前記溝に沿って深さ方向に形成され、且
つ下部が前記半導体基板と接続された、第1導電型の第
1領域と、前記半導体層の表面で且つ前記溝の側面の近
傍に形成され、且つ前記第1領域と接続された、第1導
電型の第2領域と、前記半導体層の表面に形成された、
第2導電型の第3領域と、前記第3領域内の前記半導体
層の表面に形成された、第1導電型の第4領域と、前記
第2領域と前記第4領域との間の前記第3領域の表面上
にゲート絶縁膜を介して配設されたゲート電極と、を具
備することを特徴とする。
【0019】本発明の第2の視点による半導体装置の製
造方法は、第1導電型の半導体基板上に半導体層を形成
する工程と、前記半導体層に、前記半導体基板に向かっ
て深さ方向に延び、且つ第1開口を有する溝を形成する
工程と、前記第1開口から前記溝の側面に第1、第2不
純物をイオン注入する工程と、前記第1不純物を拡散す
ることにより、前記半導体層内の前記溝の側面に前記溝
の側面に深さ方向に沿って且つ下部が前記半導体基板と
接続された第1導電型の第1領域を形成する工程と、前
記第2不純物を拡散することにより、前記半導体層内
で、前記第1領域の前記溝と反対の側面に接して前記第
1領域に沿って深さ方向に第2導電型の第2領域を形成
する工程と、前記溝の内部を充填層により埋め込む工程
と、前記半導体層の表面で且つ前記溝の側面の近傍に、
前記第1領域と接する第1導電型の第3領域を形成する
工程と、前記半導体層の表面に、前記第2領域より高い
不純物濃度を有する第2導電型の第4領域を形成する工
程と、前記第4領域内の前記半導体層の表面に、第1導
電型の第5領域を形成する工程と、を具備することを特
徴とする。
【0020】更に、本発明に係る実施の形態には種々の
段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され
得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾
つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場
合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、上記した知見に基づいて
構成された本発明の実施の形態について図面を参照して
説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及
び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、
重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0022】本発明の各実施形態は、パワーMOSFE
Tに係り、特に縦型NPN構造のDeep Trench MOSFETに
関するものである。このDTMOSは、半導体層内に形
成された溝の相互間に、電流経路となるN型ピラー層
と、ドレイン−ソース間の逆方向耐圧を維持するための
P型ピラー層とをそれぞれ深さ方向に形成したものであ
る。
【0023】[第1の実施形態]図1は、本発明の第1
の実施形態に係る半導体装置の断面を概略的に示してお
り、縦型NPN構造のDTMOS構造を示す。なお、こ
こでは、Nチャネル型のDTMOSについて述べるが、
不純物を適宜変更することにより、本発明をPチャネル
型のDTMOSに適用することも可能である。
【0024】図1に示すように、高濃度のN++型の半
導体基板(シリコン基板)11上に、低濃度のN−型の
半導体層12が設けられる。この半導体層12は低濃度
のP−型でもよい。深い溝(ディープトレンチ:Deep T
rench)15が、半導体層12を貫通して、基板11内
に向かって深さ方向に延びるように設けられる。溝15
は半導体基板11に達する。溝15の内部には、溝15
の表面に設けられた酸化膜21を介して例えば多結晶シ
リコン、アモルファスシリコン、誘電体等のいずれかか
らなる埋め込み層(充填層)22が形成される。埋め込
み層22により溝15が埋め込まれる。埋め込み層22
は、素子分離絶縁膜として機能する。酸化膜21により
半導体層12と溝15内の埋め込み層22とが絶縁され
る。
【0025】溝15の側面には、溝15の側面に、溝1
5に沿って深さ方向に第1のN型ピラー層19が形成さ
れる。第1のN型ピラー層19は、その上部が半導体層
12の表面から離間しており、底部が半導体基板11と
接続される。P型ピラー層20は、この第1のN型ピラ
ー層19の溝15と反対の側面と接し、且つ第1のN型
ピラー層に沿って深さ方向に形成される。このようにし
て、スーパージャンクション構造が形成される。
【0026】半導体層12の表面で、且つ溝15の側面
の近傍に、第2のN型ピラー層25が設けられる。第2
のN型ピラー層25は、その上部が半導体層12の表面
まで達し、低部は第1のN型ピラー層19の上部と一部
交わる。この結果、第1のN型ピラー層19と第2のN
型ピラー層25とは電気的に接続される。上記第1、第
2のN型ピラー層19、25は、ソース−ドレイン間の
電流経路として機能する。
【0027】第2のN型ピラー層25の相互間であっ
て、且つ半導体層12の表面には、高濃度のP+型のベ
ース層26が設けられる。このP+型のベース層26
は、例えば端部が第2のN型ピラー層25と接するとと
もに、コーナー部が第1のN型ピラー層19と接する。
P+型のベース層26の表面に高濃度のN+型のソース
層27が形成される。ソース層27の端部は、ベース層
26の端部と所定間隔離間する。半導体層12上には、
ゲート絶縁膜を介してゲート電極28が形成される。ゲ
ート電極28は、層間絶縁膜29で覆われる。ゲート電
極28及び層間絶縁膜29は少なくとも溝15の上部に
形成され、その端部は、ベース層26とソース層27と
の間に対応する位置まで延出している。このベース層2
6とソース層27との間の領域がチャネルとして機能す
る。層間絶縁膜29上にはソース電極30が形成され、
基板11の裏面上にはドレイン電極31が形成される。
【0028】図2乃至図11は、上記構成の半導体装置
の製造工程の断面図を概略的に示している。以下に、こ
の半導体装置の製造方法について説明する。
【0029】まず、図2に示すように、半導体基板11
上に、半導体層12がエピタキシャル成長により形成さ
れる。半導体層12の表面の上にマスク層13が形成さ
れる。このマスク層13は、例えば、熱酸化膜とCVD
(Chemical Vapor Deposition)膜とからなる2層の膜
で形成される。
【0030】次に、図3に示すように、リソグラフィ工
程及びエッチング技術を用いてマスク層13がパターニ
ングされることにより、マスク層13に半導体層12の
表面の一部を露出させる開口部14が形成される。この
開口部14を有するマスク層13をマスクとして異方性
エッチングを行うことにより、半導体層12を貫通して
基板11内に達する溝15が形成される。
【0031】なお、溝15を形成するためのエッチング
は、エッチングレートを大きくとれる装置を用いること
が好ましく、例えば、ICP(Inductively Coupled Pl
asma)装置又はマグネトロンRIE(Reactive Ion Etc
hing)装置を用いるとよい。その理由は、上記装置を用
いてエッチングを行うことにより、溝15を形成するた
めの製造時間を大幅に短縮できるからである。
【0032】次に、図4に示すように、開口部14から
溝15の側面に低角度でN型不純物及びP型不純物が続
けて注入されることにより、溝15の側面にN型不純物
領域16及びP型不純物領域17が形成される。このN
型不純物領域16及びP型不純物領域17は溝15の両
側の側面に一度に注入されるが、溝15の側面の片方ず
つ順にイオン注入してもよいし、溝15の両側の側面へ
一度にイオン注入してもよい。溝15の両側の側面へイ
オン注入するには、ウエハ自転式のイオン注入装置を用
いればよい。
【0033】なお、N型不純物及びP型不純物を注入す
るにあたり、まず、2種類の不純物の拡散係数を比較し
て、N型不純物よりもP型不純物の拡散係数が大きくな
ような組み合わせで2種類の不純物が選ばれる。Nチャ
ネル型のDTMOSの場合、N型不純物として例えば砒
素(As)、P型不純物として例えばホウ素(B)が用
いられる。このようなN型、P型不純物を用いた場合、
Asのイオン注入は、例えば、加速電圧が40keV、
ドーズ量が2.5×1013cm-2の条件で行われ、Bの
イオン注入は、例えば、加速電圧が40keV、ドーズ
量が2.5×1013cm-2の条件で行われる。
【0034】また、イオン注入を溝15の深くまで行う
ためには、溝15の底部の基板11の側面まで達するよ
うな角度でイオン注入を行うか、又はマスク層13の開
口幅を十分広くする必要がある。例えば、溝15の深さ
が60μm、半導体層12の厚さが56μm、鉛直方向
に対するイオン注入の角度が7°の場合、マスク層13
の開口幅は約7μm必要となる。
【0035】次に、図5に示すように、例えば熱酸化法
により、溝15の側面に例えば500Å程度の膜厚の熱
酸化膜18が形成される。
【0036】次に、図6に示すように、温度が例えば1
150℃、拡散時間が例えば2700分の条件の熱拡散
を行うことにより、N型不純物及びP型不純物が同時に
拡散される。その結果、第1のN型ピラー層19、P型
ピラー層20が形成されることにより、スーパージャン
クションが形成される。なお、第1のN型ピラー層1
9、P型ピラー層20を別工程により形成することもで
きる。すなわち、N型不純物を注入、熱拡散した後、P
型不純物を注入、熱拡散することができ、この逆も可能
である。しかし、2種類の不純物を連続して注入してN
型、P型不純物領域16、17を形成し、同時拡散によ
り第1のN型ピラー層19、P型ピラー層20を形成す
ることにより、製造プロセスが容易になる。
【0037】ここで、N型不純物にAs、P型不純物に
Bを用いた場合、1150℃でのAsの拡散係数は1.
8×10-2μm2/h程度であり、Bの拡散係数は1.
1×10-1μm2/h程度である。つまり、Bの拡散係
数がAsの拡散係数よりも一桁大きい。これにより、溝
15の側面から横方向(溝の深さ方向に垂直な方向)
に、Asは約2.5〜3.0μm拡散し、Bは約7.5
μm拡散する。
【0038】次に、図7に示すように、例えばフッ素系
の薬液を用いて、マスク層13及び熱酸化膜18が除去
される。
【0039】次に、図8に示すように、半導体層12上
及び溝15の表面上に例えば1.2μm程度の膜厚の酸
化膜21が形成される。次に、この酸化膜21上に埋め
込み層22が形成され、この埋め込み層22及び酸化膜
21により溝15内が埋め込まれる。
【0040】次に、図9に示すように、半導体層12の
表面が露出するまで埋め込み層22及び酸化膜21がC
MP(Chemical Mechanical Polish)又はエッチングで
除去されることにより、半導体層12及び埋め込み層2
2の表面が平坦化される。
【0041】次に、図10に示すように、半導体層12
及び埋め込み層22の平坦化された表面上に、例えば4
000Åの膜厚の例えば熱酸化膜からなるマスク層23
が形成される。次に、リソグラフィ工程及びエッチング
技術を用いてマスク層23がパターニングされ、この結
果、半導体層12の表面の一部が露出される開口部24
が形成される。この開口部24は溝15の上端部付近に
おける半導体層12の表面を露出するように形成され
る。また、開口部24の開口幅は、例えば0.2〜3.
0μmである。その理由は、開口幅が0.2μmより小
さいと後述する第2のN型ピラー層25の形成のための
イオン注入が十分に行えないからであり、開口幅が3.
0μmより大きいと後述するベース層26の領域が確保
できなかったりチャネル長が短くなったりするからであ
る。なお、この開口部24の開口幅は、本実施形態で例
示する各寸法に対する数値であり、寸法の変化により適
宜変更することが可能である。
【0042】次に、開口部24からN型不純物である例
えば燐(P)がイオン注入された後、熱拡散が行われ
る。ここで、例えば、N型不純物にPを用いた場合、イ
オン注入は、加速電圧が40keV、ドーズ量が2.0
×1012cm-2の条件で行われ、拡散は、窒素雰囲気中
で、温度が1150℃、拡散時間が70分の条件で行わ
れる。その結果、溝15の側面の半導体層12の上層に
第1のN型ピラー層19に接する第2のN型ピラー層2
5が形成される。その後、マスク層23が除去される。
【0043】次に、図1に示すように、公知の技術を用
いて、半導体層12の表面にベース層26が選択的に形
成され、このベース層26の表面にソース層27が選択
的に形成される。また、半導体層12上にゲート絶縁膜
を介してゲート電極28が形成され、このゲート電極2
8が層間絶縁膜29で覆われる。この層間絶縁膜29上
にソース電極30が形成され、基板11の裏面上にドレ
イン電極31が形成される。ベース層26、ソース層2
7は、例えばゲート電極28をマスクとして自己整合的
に形成されてもよい。
【0044】図11は、図1に示す半導体装置の一部を
示す断面図であり、等高線によるN型ピラー層の濃度分
布を示す。図12は、図11のXII−XII線に沿っ
た断面における濃度分布を示す。図13は、図11のX
III−XIII線に沿った断面における濃度分布を示
す。以下に、第1の実施形態に係る半導体装置の濃度分
布について説明する。
【0045】図11に示すように、第2のN型ピラー層
25を形成することにより、半導体層12の表面まで第
1のN型ピラー層19と同じ濃度若しくは第1のN型ピ
ラー層19より高い不純物濃度の領域が形成されてい
る。
【0046】図12に示すように、半導体層12は溝1
5の側面に近づくほどAsの濃度Ndが高くなってい
る。すなわち、溝15の側面にN型ピラー層19が形成
されている。一方、溝15間の半導体層12の中央の領
域は、Asの濃度Ndが低く、このAsの濃度Ndより
もBの濃度Ndが高くなっている。すなわち、この領域
にP型ピラー層20が形成されている。そして、溝15
の側面の第1のN型ピラー層19の不純物濃度Ndは、
約5×1015cm-3となる。なお、Pの濃度Ndは、2
×1014cm-3でほぼ一定となっている。
【0047】図13に示すように、半導体層12の表面
に近づくにつれて、第1のN型ピラー層19を形成する
ためのAsの濃度は低くなっており、第2のN型ピラー
層25を形成するためのPの濃度は高くなっている。こ
れらの不純物濃度を合わせた結果、半導体層12の表面
のN型ピラー層25の不純物濃度Ndは、約1×10 16
cm-3となる。つまり、上述した第1のN型ピラー層1
9よりも第2のN型ピラー層25の不純物濃度Ndの方
が約10倍程高くなっている。この不純物濃度の差につ
いては、第2のN型ピラー層25の不純物濃度Ndが第
1のN型ピラー層19の不純物濃度Ndの10倍以上と
なってもよい。また、第1、第2のN型ピラー層19、
25の境界領域における不純物濃度Ndは、第1のN型
ピラー層19の不純物濃度Ndよりも低くなる。なお、
P型ピラー層20を形成するためのBの濃度Ndは半導
体層12の深さ方向においてほぼ一定となっている。
【0048】第1の実施形態によれば、溝15の側面の
半導体層12の上層に、第1のN型ピラー層19に接す
る第2のN型ピラー層25を形成する。このため、マス
ク層13の突き出しによって、溝15の側面の半導体層
12の上層に十分イオン注入ができない場合であって
も、後に第2のN型ピラー層25を形成することによっ
て、半導体層12の上面までN型拡散領域を形成でき
る。従って、ソース−ドレイン間の電流経路を確保でき
る。
【0049】また、溝15の側面の半導体層12の上層
に、第1のN型ピラー層19よりも高濃度の第2のN型
ピラー層25が形成される。従って、溝15の側面の半
導体層12の上層に電流が集中することを緩和でき、素
子の低抵抗化を図ることができる。
【0050】上記実施形態では、ベース層26と、第
1、第2のN型ピラー層19、25と、が接触している
例について述べた。しかし、このベース層26と、第
1、第2のN型ピラー層19、25と、は非接触とされ
ていても上記した効果を得られるとともに、非接触とす
ることにより以下に示す更なる効果を得られる。
【0051】まず第1の変更例として、図14(A)に
示すように、PN接合がベース層26と第2のN型ピラ
ー層25との間でのみ形成されるようにすることができ
る。この結果、ベース層26と第1のN型ピラー層19
との間にベース層26よりも低濃度のP型ピラー層20
が存在することになる。このため、ドレイン−ソース間
に逆バイアスが印加された際に、ベース層26のコーナ
ー部での電界の集中を抑制できる。したがって、半導体
装置の耐圧が劣化することを回避できる。
【0052】さらに第2の変更例として、図14(B)
に示すように、第2のN型ピラー層25またはベース層
26の横方向の長さを小さくすることにより、P型ピラ
ー層20が半導体層12の表面まで残すことができる。
すなわち、ベース層26と第2のN型ピラー層25とを
非接触とする。この場合、P型ピラー層20に反転領域
が形成されるため、電流経路は遮断されない。こうする
ことにより、第1の変更例に記載の効果を得られるとと
もに、ドレイン(第2のN型ピラー層25)とゲート電
極28との対向面積が小さくなり、ドレイン−ゲート間
の容量を低下できる。このため、半導体装置の高速化を
実現できる。
【0053】[第2の実施形態]図15は、本発明の第
2の実施形態に係る半導体装置の断面を概略的に示して
おり、縦型NPN構造のDTMOS構造を示している。
【0054】図15に示すように、第2のN型ピラー層
35は半導体層12の表面に沿って、横方向に延在する
ように設けられる。また第2のN型ピラー層35は、側
面が溝15及びベース層26に接し、且つ下部は第1の
N型ピラー層19の上部と一部交わる。上記第1、第2
のN型ピラー層19、35は、ソース−ドレイン間の電
流経路として機能する。
【0055】図16は、上記構成の半導体装置の製造工
程の断面図を概略的に示している。以下に、この半導体
装置の製造方法について説明する。
【0056】まず、図2乃至図9に示すように、第1の
実施形態と同様に、溝15の側面に第1のN型ピラー層
19、P型ピラー層20がそれぞれ形成される。その
後、溝15内が埋め込み層22で埋め込まれ、半導体層
12及び埋め込み層22の表面が平坦化される。
【0057】次に、図16に示すように、図9に示すマ
スク層23を形成せずに、半導体層12及び埋め込み層
22の平坦化された表面の全面にN型不純物である例え
ばPがイオン注入され、その後熱拡散が行われる。その
結果、半導体層12の表面に第1のN型ピラー層19に
接する第2のN型ピラー層35が形成される。この際、
N型不純物にPを用いた場合、例えば、イオン注入は、
加速電圧が40keV、ドーズ量が1.5×1012cm
-2の条件で行われ、拡散は、窒素雰囲気中で、温度が1
150℃、拡散時間が20分の条件で行われる。
【0058】なお、このとき、半導体層12の表面の全
域に第2のN型ピラー層35が形成されるが、第2のN
型ピラー層35内に形成される後述するP型ベース層2
6よりも第2のN型ピラー層35が十分低い濃度であれ
ば問題はない。
【0059】次に、図15に示すように、公知の技術を
用いて、半導体層12の表面に高濃度のP+型のベース
層26が選択的に形成される。この際、P型不純物にB
を用いた場合、例えば、イオン注入は、加速電圧が60
keV、ドーズ量が3.0×1014cm-2の条件で行わ
れ、拡散は、窒素雰囲気中で、温度が1150℃、拡散
時間が230分の条件で行われる。その後、第1の実施
形態と同様に、ベース層26の表面に高濃度のソース層
27が選択的に形成される。次いで、半導体層12上に
ゲート絶縁膜を介してゲート電極28が形成され、層間
絶縁膜29、ソース電極30、ドレイン電極31が形成
される。
【0060】図17は、本発明の第2の実施形態に係る
半導体装置の断面図であり、等高線によるN型ピラー層
の濃度分布を示す。図18は、図17のXVIII−X
VIII線に沿った断面における濃度分布を示す。図1
9は、図17のXIX−XIX線に沿った断面における
濃度分布を示す。以下に、第2の実施形態に係る半導体
装置の濃度分布について説明する。
【0061】図17に示すように、第2のN型ピラー層
35を形成することにより、半導体層12の表面まで第
1のN型ピラー層19と同じ濃度若しくは第1のN型ピ
ラー層19より高い不純物濃度の領域が形成されてい
る。また、半導体層12の表層の横方向(溝15の深さ
方向に対して垂直な方向)においてN型ピラー層35の
不純物濃度が均一となっている。
【0062】なお、図17は、マスク層13の突き出し
量が0.4μm程度の状態で、半導体層12の表面から
3μm以上深い領域にイオン注入が行われた結果、半導
体層12の表面から1μmの深さから第1のN型ピラー
層19が形成された場合を示している。
【0063】図18に示すように、半導体層12は溝1
5の側面に近づくほどAsの濃度Ndが高くなっている
ため、溝15の側面にN型ピラー層19が形成されてい
る。一方、溝15間の半導体層12の中央の領域は、A
sの濃度Ndが低く、このAsの濃度NdよりもBの濃
度Ndが高くなっているため、P型ピラー層20が形成
されている。そして、溝15の側面の第1のN型ピラー
層19不純物濃度Ndは、約5×1015cm-3となる。
なお、半導体層12の形成時に注入したPの濃度Nd
は、2×1014cm-3でほぼ一定となっている。このよ
うに、図17のXVIII−XVIII線に沿った断面
における濃度分布は、図12に示す第1の実施形態と同
様の濃度分布となる。
【0064】図19に示すように、半導体層12の表面
に近づくにつれて、第1のN型ピラー層19を形成する
ためのAsの濃度はやや低くなっており、第2のN型ピ
ラー層35を形成するためのPの濃度は急激に高くなっ
ている。これらの不純物濃度を合わせた結果、半導体層
12の表面のN型ピラー層35の不純物濃度Ndは、約
1×1016cm-3となる。つまり、上述した第1のN型
ピラー層19よりも第2のN型ピラー層35の不純物濃
度Ndの方が10倍程高くなっている。この不純物濃度
の差については、第2のN型ピラー層35の不純物濃度
Ndが第1のN型ピラー層19の不純物濃度Ndの10
倍以上となってもよい。なお、P型ピラー層20を形成
するためのBの濃度Ndは半導体層12の深さ方向にお
いてほぼ一定となっている。
【0065】第2の実施形態によれば、第1の実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0066】さらに、第1の実施形態と比較して、マス
ク層23の形成工程とこのマスク層23のパターニング
工程がそれぞれ1回ずつ削減されるため、プロセスが容
易となる。
【0067】また、第2の実施形態によれば、半導体層
12の表層の横方向においてN型ピラー層35の不純物
濃度を均一に形成できる。このため、第1の実施形態よ
りも、溝15の側面の半導体層12の上層に電流が集中
することを緩和でき、素子の低抵抗化をさらに図ること
ができる。
【0068】なお、ベース層26と、第1、第2のN型
ピラー層19、35とを非接触とすることにより、第1
の実施形態と同様の効果をさらに得られることはもちろ
んである。
【0069】[第3の実施形態]図20は、本発明の第
3の実施形態に係る半導体装置の断面を概略的に示して
おり、縦型NPN構造のDTMOS構造を示している。
図20に示すように、ゲート電極28は溝15上に設け
られておらず、溝15の端部から離間し、且つベース層
26の端部とソース層27の端部の間のチャネル領域上
まで延在して設けられる。その他の構造については、第
1の実施形態と同様である。
【0070】図21は、上記構成の半導体装置の製造工
程の断面図を概略的に示している。まず、図2乃至図9
に示すように、第1の実施形態と同様に、溝15、第1
のN型ピラー層19、P型ピラー層20、埋め込み層2
2が形成される。
【0071】次に、図21に示すように、ゲート絶縁膜
51が形成された後、このゲート絶縁膜51上にゲート
電極28となる導電膜が形成される。次に、リソグラフ
ィ工程およびエッチング技術を用いて、この導電膜をパ
ターニングする。この結果、溝15の端部から離間し、
且つベース層26の端部とソース層27の端部の間のチ
ャネル領域上まで延在してゲート電極28が形成され
る。次に、半導体層12上にマスク層52が形成され
る。このマスク層52は、例えばゲート電極28の端部
とほぼ同一の端部を有するように形成される。次に、こ
のゲート電極28をマスクとしてイオン注入を行うこと
により、第2のN型ピラー層25が自己整合的に形成さ
れる。このため、マスク層52のパターニングの際、厳
密な位置合わせは必要とされない。
【0072】次に、図20に示すように、マスク層52
を除去した後、ゲート電極28をマスクとして、イオン
注入を行うことによりベース層26が自己整合的に形成
される。なお、マスク層52をマスクとして、第2のN
型ピラー層25およびベース層26を形成することもで
きる。次に、第1の実施形態と同様の工程を経て、ソー
ス層27、層間絶縁膜29、ソース電極30、ドレイン
電極31が形成される。なお、ゲート電極28上に、さ
らにポリシリコン等の導電材料による配線層を形成する
こともできる。こうすることにより、ゲート電極28の
配線抵抗を低下することができる。
【0073】第3の実施形態によれば、第1、第2の実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0074】さらに、第3の実施形態によれば、第2の
N型ピラー層25はゲート電極28をマスクとして自己
整合的に形成される。このため、第2のN型ピラー層2
5は、ゲート電極28との間で位置ずれを生じることな
く形成される。上記したように、ベース層26もゲート
電極をマスクとして自己整合的に形成されるため、結果
的に、第2のN型ピラー層25とベース層26との間の
位置ズレを回避できる。
【0075】また、ドレイン(第2のN型ピラー層2
5)とゲート電極28との対向面積を、第1、第2の実
施形態に比べ、さらに小さくすることができる。このた
め、ドレイン−ゲート間の容量をさらに低下できる。こ
のため、半導体素子の高速化が可能となる。さらに、上
記したように、ゲート電極28上にさらに配線層を設け
ることにより、ドレインーゲート間の容量を低下させる
とともにゲート電極28の配線抵抗を低下できる。
【0076】溝15の側壁からイオン注入することによ
り第1のN型ピラー層19を形成する場合、溝15の側
面付近ほど第1のN型ピラー層の不純物濃度が高くな
る。このため、ドレイン−ソース間に逆バイアスが印加
された場合、この高濃度の部分の空乏化が遅れる。第3
の実施形態によれば、この高濃度部分とゲート電極28
との対向面積を小さくすることができるため、容量を低
下することができ、半導体素子の高速化が可能となる。
【0077】その他、本発明の思想の範疇において、当
業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るも
のであり、それら変更例及び修正例についても本発明の
範囲に属するものと了解される。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ソ
ース−ドレイン間の電流経路の遮断を防止することが可
能な半導体装置及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を概
略的に示す断面図。
【図2】図1に示す半導体装置の製造工程を示す断面
図。
【図3】図2に続く工程を示す断面図。
【図4】図3に続く工程を示す断面図。
【図5】図4に続く工程を示す断面図。
【図6】図5に続く工程を示す断面図。
【図7】図6に続く工程を示す断面図。
【図8】図7に続く工程を示す断面図。
【図9】図8に続く工程を示す断面図。
【図10】図9に続く工程を示す断面図。
【図11】図1に示す半導体装置におけるN型ピラー層
の濃度分布を等高線により示す図。
【図12】図11のXII−XII線に沿った断面にお
ける濃度分布を示す図。
【図13】図11のXIII−XIII線に沿った断面
における濃度分布を示す図。
【図14】図1に示す半導体装置の第1、第2の変更例
を概略的に示す断面図。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を
概略的に示す断面図。
【図16】図9に続く、本発明の第2の実施形態に係る
半導体装置の製造工程を概略的に示す断面図。
【図17】図15に示す半導体装置におけるN型ピラー
層の濃度分布を等高線により示す図。
【図18】図17のXVIII−XVIII線に沿った
断面における濃度分布を示す図。
【図19】図17のXIX−XIX線に沿った断面にお
ける濃度分布を示す図。
【図20】本発明の第3の実施形態に係る半導体装置を
概略的に示す断面図。
【図21】図9に続く、本発明の第3の実施形態に係る
半導体装置の製造工程を概略的に示す断面図。
【図22】理想的な構造のDTMOSを有する半導体装
置を概略的に示す断面図。
【図23】図22の半導体装置の製造工程の問題点を説
明するための図。
【図24】図23に続く工程を示す断面図。
【図25】図24の半導体装置のN型ピラー層の濃度分
布を等高線により示す図。
【図26】図22の半導体装置の製造工程の問題点を説
明するための図。
【図27】図22の半導体装置の製造工程の問題点を説
明するための図。
【図28】図27に続く工程を示す断面図。
【符号の説明】
11…N型半導体基板、 12…N型半導体層、 15…溝、 21…酸化膜、 19…第1のN型ピラー層、 20…P型ピラー層、 22…埋め込み層、 25…第2のN型ピラー層、 26…P型ベース層、 27…N型ソース層、 28…ゲート電極、 29…層間絶縁膜、 30…ソース電極、 31…ドレイン電極、 G…ゲート、 D…ドレイン、 S…ソース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上月 繁雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 帆玉 信一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板上に配設された半導体層と、 前記半導体層の表面から前記半導体基板に向かって深さ
    方向に延びる溝と、 前記半導体層内の前記溝の側面に前記溝に沿って深さ方
    向に形成され、且つ下部が前記半導体基板と接続され
    た、第1導電型の第1領域と、 前記半導体層の表面で且つ前記溝の側面の近傍に形成さ
    れ、且つ前記第1領域と接続された、第1導電型の第2
    領域と、 前記半導体層の表面に形成された、第2導電型の第3領
    域と、 前記第3領域内の前記半導体層の表面に形成された、第
    1導電型の第4領域と、 前記第2領域と前記第4領域との間の前記第3領域の表
    面上にゲート絶縁膜を介して配設されたゲート電極と、 を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板上に配設された第2導電型の半導体層
    と、 内部に充填層が埋め込まれ、前記半導体層の表面から前
    記半導体基板に向かって深さ方向に延びる溝と、 前記半導体層内の前記溝の側面に前記溝に沿って深さ方
    向に形成され、且つ下部が前記半導体基板と接続され
    た、第1導電型の第1領域と、 前記半導体層の表面で且つ前記溝の側面の近傍に形成さ
    れ、且つ前記第1領域と接続された、第1導電型の第2
    領域と、 前記半導体層の表面に形成された、第2導電型の第3領
    域と、 前記第3領域内の前記半導体層の表面に形成された、第
    1導電型の第4領域と、 前記第2領域と前記第4領域との間の前記第3領域の表
    面上にゲート絶縁膜を介して配設されたゲート電極と、 を具備することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第1領域と前記第2領域は、それぞれ
    前記第3領域と接して形成されていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記第1領域は前記第3領域と離間して形
    成されていて、前記第2領域は前記第3領域と接して形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記第1領域と前記第2領域は、それぞれ
    前記第3領域と離間して形成されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記ゲート電極は前記溝の上部に延在して
    形成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の半導体装置。
  7. 【請求項7】前記第2領域は、前記ゲート電極に対して
    自己整合的に形成されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】前記第2領域の表面における不純物濃度
    は、前記第1領域の前記溝の側面近傍における不純物濃
    度以上であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の半導体装置。
  9. 【請求項9】前記第2領域の表面における不純物濃度
    は、横方向にほぼ均一であることを特徴とする請求項1
    または2に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】前記第2領域の不純物濃度は、前記第1
    領域の不純物濃度の10倍以上であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】前記第1、第2領域の境界の領域におけ
    る不純物濃度は、前記第1領域の不純物濃度よりも低い
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装
    置。
  12. 【請求項12】前記第3領域の不純物濃度は、前記半導
    体層の不純物濃度よりも高いことを特徴とする請求項2
    に記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】第1導電型の半導体基板上に半導体層を
    形成する工程と、 前記半導体層に、前記半導体基板に向かって深さ方向に
    延び、且つ第1開口を有する溝を形成する工程と、 前記第1開口から前記溝の側面に第1、第2不純物をイ
    オン注入する工程と、 前記第1不純物を拡散することにより、前記半導体層内
    の前記溝の側面に前記溝の側面に深さ方向に沿って且つ
    下部が前記半導体基板と接続された第1導電型の第1領
    域を形成する工程と、 前記第2不純物を拡散することにより、前記半導体層内
    で、前記第1領域の前記溝と反対の側面に接して前記第
    1領域に沿って深さ方向に第2導電型の第2領域を形成
    する工程と、 前記溝の内部を充填層により埋め込む工程と、 前記半導体層の表面で且つ前記溝の側面の近傍に、前記
    第1領域と接する第1導電型の第3領域を形成する工程
    と、 前記半導体層の表面に、前記第2領域より高い不純物濃
    度を有する第2導電型の第4領域を形成する工程と、 前記第4領域内の前記半導体層の表面に、第1導電型の
    第5領域を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】前記第1、第2不純物は、前記第1不純
    物よりも前記第2不純物の拡散係数が大きくなる組み合
    わせで選ばれることを特徴とする請求項13に記載の半
    導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】前記第1、第2不純物を注入する工程
    は、前記溝の両側の側面に前記第1、第2不純物をイオ
    ン注入する工程を具備することを特徴とする請求項13
    に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】前記第3領域を形成する工程は、 前記半導体層および充填層上に、前記第1領域の上部に
    対応する位置に第2開口を有するマスク層を選択的に形
    成する工程と、 前記第2開口から前記半導体層の表面に第3不純物をイ
    オン注入する工程と、 前記第3不純物を拡散する工程と、 を具備することを特徴とする請求項13に記載の半導体
    装置の製造方法。
  17. 【請求項17】前記第2開口の開口幅は、0.2〜3.
    0μmであることを特徴とする請求項16に記載の半導
    体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】前記第3領域を形成する工程は、 前記半導体層の表面に第3不純物をイオン注入する工程
    と、 前記第3不純物を拡散する工程と、 を具備することを特徴とする請求項13に記載の半導体
    装置の製造方法。
  19. 【請求項19】前記マスク層はゲート電極であって、 前記方法は、前記半導体層および充填層上にゲート絶縁
    膜を形成後、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成す
    る工程をさらに具備することを特徴とする請求項16に
    記載の半導体装置の製造方法。
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