JP2003043450A - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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JP2003043450A
JP2003043450A JP2001233543A JP2001233543A JP2003043450A JP 2003043450 A JP2003043450 A JP 2003043450A JP 2001233543 A JP2001233543 A JP 2001233543A JP 2001233543 A JP2001233543 A JP 2001233543A JP 2003043450 A JP2003043450 A JP 2003043450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルと入力パネルとを備えた液晶装置
において、液晶パネルを小型化することができる液晶装
置の構造を提供する。 【解決手段】 液晶装置1は、一対のフィルム基板8a
及び8bを備えるタッチパネル4が、液晶パネル2より
も大きい構造を有し、タッチパネル4と液晶パネル2と
を重ね合わせたときに液晶パネル2から突出するタッチ
パネル4の第1張出し部301を支持する支持部材35
が設けられているので、第1張出し部に対応する領域の
タッチパネル4の変形が防止され、入力操作を良好に行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の基板間に液
晶を挟持した液晶の配向を制御することによって、文
字、数字、図形などの各種の像を表示する液晶装置、特
に、タッチパネルなどの入力パネルを備えた液晶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナル・デジタル・アシスタ
ント(PDA)、パームトップ・コンピュータ等の小型
情報電子機器の普及に伴い、液晶パネルに透明な入力部
としてのタッチパネルを重ねあわせることにより構成さ
れた入力操作可能な液晶装置が広く使用されるようにな
っている。
【0003】この液晶装置においては、タッチパネルの
入力領域と液晶パネルの表示領域とはほぼ同じ大きさを
有し、これらが平面的に重ね合わさった構造となってい
る。液晶装置においては、透明なタッチパネルを通して
液晶パネルによって表示される画像を視認できるように
構成されており、例えば液晶パネルに表示されたモード
を入力器具(ペン形状或いは尖った先端を有する棒)な
どで選択することができる。また、タッチパネルと液晶
パネルとの間には入力用シートが配置される。この入力
用シートには、アイコンや手書き文字認識領域を識別す
るための枠が印刷されており、入力器具などを用いてア
イコンの選択や手書き文字の入力を行うことができる。
入力器具による選択及び入力は、タッチパネルの表面を
入力器具などで押圧することによって、その押圧部位の
位置情報が入力されることにより行われる。
【0004】また、タッチパネルは、一対のフィルム基
板、あるいは、フィルム基板とガラス基板とを有してお
り、液晶装置の軽量化を実現する場合には、一対のフィ
ルム基板を用いることが望ましい。一対のフィルム基板
からタッチパネルが構成される場合には、タッチパネル
は変形しやすいため、液晶パネルとタッチパネルとを重
ね合わせることにより液晶パネルがタッチパネルを支持
する形状となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
液晶装置においては、入力用シートに対応する領域のよ
うに液晶パネルによる表示が必要ない領域にも液晶パネ
ルが配置されるため、液晶パネルは、実際に液晶表示を
行うために必要な大きさ以上の装置形状となってしま
う。従って、液晶パネルの製造工程時において、一対の
母基板から複数の液晶パネルを製造する多面取りを採用
する場合、液晶パネルの取り分が少なくなってしまい、
製造効率が悪いという問題があった。
【0006】本発明の課題は、このような問題に鑑みて
なされたものであり、液晶パネルと一対のフィルム基板
を有するタッチパネルとを備えた液晶装置において、液
晶パネルを小型化することができる液晶装置の構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明は以下のような構成を採用している。
【0008】本発明の液晶装置は、表示用第1基板と、
前記表示用第1基板に対向して配置された表示用第2基
板と、前記表示用第1基板および前記表示用第2基板に
よって挟持された液晶とを備えた液晶パネルと、前記液
晶パネル上に配置され、入力用第1基板と、前記入力用
第1基板に対向して配置された入力用第2基板とを備え
た入力パネルと、前記入力パネルを支持する支持部材と
を有し、前記入力用第1基板は前記表示用第2基板と対
向しない前記表示用第1基板の面上に配置され、前記入
力パネルは前記表示用第1基板および前記表示用第2基
板から突出した第1張出し部を有し、前記支持部材は前
記第1張出し部上に配置されていることを特徴とする。
【0009】本発明のこのような構成によれば、入力パ
ネルが、第1基板、第2基板及び液晶層からなる液晶パ
ネルよりも大きい構造を有する液晶装置において、入力
パネルと液晶パネルとを重ね合わせたときに液晶パネル
から突出する入力パネルの第1張出し部を支持する支持
部が設けられているので、第1張出し部に対応する領域
の入力パネルは支持部によりその変形が防止され、入力
操作を良好に行うことができる。従って、従来のように
ほぼ同じ大きさの液晶パネルと入力パネルとを重ね合わ
せた構造の液晶装置においては、液晶パネルにより入力
パネルを支持して変形を防止していたが、本発明では液
晶パネルと支持部とにより入力パネルを支持するため、
従来と比較して、液晶パネルを小型化することができ
る。
【0010】また、前記表示用第1基板、前記表示用第
2基板及び前記入力パネルは、ほぼ矩形状を有し、前記
表示用第1基板は前記表示用第2基板の一端部から突出
した第2張出し部を有し、前記第1張出し部は、前記第
2張出し部から突出していることを特徴とする。このよ
うな構成によれば、第1張出し部と第2張出し部それぞ
れの張出し方向を同じ方向とすることにより、支持部と
同じ側に第2張出し部が位置する構造となる。これによ
り、第2張出し部と第1張出し部それぞれの張出し方向
を異なる方向にした場合と比較して、液晶装置をより小
型化することが可能となる。従って、携帯機器として主
に用いられる小型情報機器にこのような構造の液晶装置
を用いることにより、携帯性の良い携帯機器を得ること
ができる。また、液晶装置の小型化が可能となることに
より、小型情報機器自体の設計範囲の自由度を広くする
ことができる。
【0011】また、前記入力用第2基板の前記入力用第
1基板と対向しない面上に配置されたシートを具備する
ことを特徴とする。このような構成によれば、従来のよ
うに液晶パネルと入力パネルとの間に例えば入力用のシ
ートを配置する場合と比較して、表示を行うために用い
られる光の利用効率が良い。従来においては、シートを
配置するため液晶パネルと入力パネルとの間にはシート
分の間隙が設けられていたため、液晶装置を通過する光
はこの間隙分ロスしていた。これに対し、シートを入力
パネルの第1面に配置する場合では、液晶パネルと入力
用パネルとの間に間隙を設ける必要がないので、光のロ
スがなくなり、光の利用効率がよくなり、液晶パネルに
よる表示をより明るくすることができる。
【0012】また、前記シートは、前記第1張出し部と
重なりあって配置されていることを特徴とする。このよ
うな構成によれば、シートに、予め入力補助手段、例え
ばアイコンや手書き文字入力領域を規定する枠などが印
刷されている場合、用シートに対応する領域には液晶パ
ネルによる表示が特に必要がないため、液晶パネルが配
置されない第1張出し部にシートを配置することによ
り、液晶パネルによる表示領域画面を有効に用いること
ができる。
【0013】また、前記入力パネルの面内における前記
シートが配置される領域と前記シートが配置されない領
域との境界付近を非入力領域とすることを特徴とする。
このような構成によれば、シートが貼り付けられる領域
と貼り付けられない領域との境界部付近における入力操
作時の誤入力の発生を防止することができる。すなわ
ち、入力パネルの入力面である第1面にシートが貼り付
けられるため、シートが貼り付けられる領域と貼り付け
られない領域との境界で、入力パネルの第1面に入力用
シートの厚み分の段差が生じ、この段差部分で誤入力が
生じてしまうことがあるが、この段差部分付近を入力操
作が不可能な非入力領域とすることにより誤入力の発生
を防止することができる。
【0014】また、前記入力用第1基板と前記入力用第
2基板との間に配置された第1スペーサを具備し、前記
第1スペーサは前記入力パネルの面内における前記シー
トが配置される領域と前記シートが配置されない領域と
の境界付近に配置されていることを特徴とする。このよ
うな構成によれば、入力用シートが貼り付けられる領域
と貼り付けられない領域との境界部付近における入力操
作時の誤入力の発生を防止することができる。すなわ
ち、入力パネルの入力面である第1面に用シートが貼り
付けられるため、用シートが貼り付けられる領域と貼り
付けられない領域との境界で、入力パネルの第1面にシ
ートの厚み分の段差が生じ、この段差部分で誤入力が生
じてしまうことがあるが、この段差部分付近に対応して
第1スペーサを配置することにより、第1スペーサが配
置される領域で入力操作が不可能となり、誤入力の発生
を防止することができる。
【0015】また、前記入力用第1基板と前記入力用第
2基板との間に配置された第2スペーサを具備し、前記
第2スペーサは前記入力パネルの面内における前記境界
付近以外の領域に配置されていることを特徴とする。こ
のような構成によれば、入力パネルの入力が可能な入力
領域における一対のフィルム基板間の間隙を面内均一に
第2スペーサにより保持することができる。更に、第1
スペーサと第2スペーサとを同一製造工程で製造するこ
とにより、別々に第1スペーサと第2スペーサとを製造
する必要がなく、製造効率が良い。尚、入力領域に配置
される第2スペーサは、例えば直径0.3mmの円柱状
のスペーサを、隣り合うスペーサとの間隔が2.7〜
3.0mmとなるように配置することにより、一対の入
力用基板それぞれに形成される電極同士の接触を妨げる
ことなく、かつ一対の入力用基板の間隙を均一に保持す
ることができる。
【0016】また、前記入力用第1基板と前記入力用第
2基板との間に配置された前記第1スペーサの密度は、
前記入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置
された前記第2スペーサの密度よりも高いことを特徴と
する。このような構成によれば、シートが貼り付けられ
る領域と貼り付けられない領域との境界部付近における
入力操作時の誤入力の発生を複数の第1スペーサを設け
ることにより防止することができ、更に入力パネルの入
力が可能な入力領域における一対のフィルム基板間の間
隙を面内均一に第2スペーサにより保持することができ
る。すなわち、入力パネルの入力面である第1面にシー
トが貼り付けられるため、シートが貼り付けられる領域
と貼り付けられない領域との境界で、入力パネルの第1
面にシートの厚み分の段差が生じ、この段差部分で誤入
力が生じてしまうことがあるが、この段差部分付近に対
応して複数の第1スペーサを配置することにより、第1
スペーサが配置される領域で一対のフィルム基板それぞ
れに形成された電極同士が接触することがなく入力操作
が不可能となり、誤入力の発生を防止することができ
る。ここで、入力操作が不可能となるためには、例え
ば、直径0.3mmの円柱状の第1スペーサを形成する
場合には、隣り合うスペーサとの間隔が1.0mm以
下、望ましくは0.7mm以下となるように形成すれば
よく、入力パネルの第1面から入力操作を行っても一対
のフィルム基板それぞれに形成される電極同士が接触し
なければよい。尚、入力領域に配置される第2スペーサ
は、例えば直径0.3mmの円柱状のスペーサを、隣り
合うスペーサとの間隔が2.7〜3.0mmとなるよう
に配置することにより、一対の入力用基板それぞれに形
成される電極同士の接触を妨げることなく、かつ一対の
入力用基板の間隙を均一に保持することができる。
【0017】また、前記入力用第1基板上および前記入
力用第2基板上にそれぞれ配置された電極を有し、前記
入力用第1基板および前記入力用第2基板のうち少なく
とも一方は、前記入力パネルの面内における前記シート
が配置される領域と前記シートが配置されない領域との
境界付近に前記電極が配置されてないことを特徴とす
る。このような構成によれば、シートが貼り付けられる
領域と貼り付けられない領域との境界部付近における入
力操作時の誤入力の発生を防止することができる。すな
わち、入力パネルの入力面である第1面にシートが貼り
付けられるため、シートが貼り付けられる領域と貼り付
けられない領域との境界で入力パネルの第1面に入力用
シートの厚み分の段差が生じ、この段差部分で誤入力が
生じてしまうことがあるが、この段差部分付近に対応し
た領域の一対の入力用基板のうち少なくとも一方の入力
用基板に電極を形成しない構造とすることにより、入力
操作が不可能となり、誤入力の発生を防止することがで
きる。
【0018】また、前記支持部材は、前記液晶パネルお
よび前記入力パネルのうち少なくとも一方を駆動するた
めの電源を搭載した電源収容器であることを特徴とす
る。このような構成によれば、支持部材が電池などの電
源を収容する電源収容器を兼ねるので、支持部と電源収
容器とを別に設ける場合と比較して液晶装置を小型化す
ることが可能となる。
【0019】また、前記支持部材は、前記液晶パネルを
収容する容器の一部であることを特徴とする。このよう
に液晶パネルを収容する容器に支持部材を設ける構造と
することもできる。
【0020】また、前記表示用第1基板上に配置された
偏光板を具備し、前記偏光板は、前記表示用第1基板か
ら突出して前記第1張出し部に沿って延在した第1延在
部を有し、該第1延在部は前記支持部材と前記入力用第
1基板との間に配置されてなることを特徴とする。この
ような構成によれば、第1張出し部に対応してシートが
貼り付けられる構造の場合、シートに対応する入力領域
での入力操作に誤入力が生じない。液晶パネルとシート
の一部とが重なり合う液晶装置構造の場合、従来のよう
に、偏光板を液晶パネルに対応した領域のみに配置し、
液晶パネルと入力パネルとの間にシートを配置すると、
シート面内で、偏光板とシートとが重なり合う領域とシ
ートのみの領域とが存在することになり、シートが配置
される領域内で段差が生じてしまい、用シートに対して
入力操作を行う際に、誤入力が生じる場合がある。これ
に対し、本発明においては、偏光板を第1張出し部まで
延在させることにより、シートが配置される領域内で段
差が生じることがなく、誤入力の発生を防止することが
できる。
【0021】また、前記偏光板は、前記第1延在部が更
に延在し前記第1張出し部から突出した第2延在部と、
前記第1基板及び前記入力パネルから突出し前記第2延
在部と反対方向に延びている第3延在部とを有し、前記
支持部材は、前記第2延在部及び前記第3延在部を支持
することを特徴とする。このような構成によれば、偏光
板は、支持部及び液晶パネルに支持されるのに加えて、
支持部材により向かい合う端部が支持されるので、偏光
板はほぼ確実に平坦に配置されることとなる。従って、
この平坦性の良好な偏光板上に入力パネルが配置される
ことにより、入力パネルの入力が可能な入力領域全面に
おいて入力操作が安定かつ良好となる。
【0022】また、前記表示用第2基板は前記表示用第
1基板よりも可撓性を有することを特徴とする。このよ
うな構成によれば、表示用第2基板は表示用第1基板の
撓みに追随して容易に撓むことができる。従って、入力
パネルに押圧操作が加えられたとき、その押圧操作によ
って表示用第1基板が局所的に撓む際に、表示用第2基
板は表示用第1基板の撓みに追従して撓み、液晶パネル
のセルギャップの局所的な変化が抑制される。
【0023】また、前記表示用第1基板は材質がガラス
もしくは硬質プラスチックであり、前記表示用第2基板
は材質が軟質プラスチックであることを特徴とする。こ
のように、表示用第1基板の材質としてガラスもしくは
硬質プラスチック、表示用第2基板の材質として軟質プ
ラスチックを用いることができる。これにより、表示用
第2基板は表示用第1基板よりも可撓性を有し、表示用
第2基板は表示用第1基板の撓みに追随して容易に撓む
ことができる。従って、入力パネルに押圧操作が加えら
れたとき、その押圧操作によって表示用第1基板が局所
的に撓む際に、表示用第2基板は表示用第1基板の撓み
に追従して撓み、液晶パネルのセルギャップの局所的な
変化が抑制される。また、入力パネル側に位置する表示
用第1基板がガラスもしくは硬質プラスチックであるこ
とにより、入力パネルに加えられた押圧操作による圧力
を表示用第1基板がある程度受け止めることができ、表
示用第1基板の撓みをある程度抑制し、液晶パネルのセ
ルギャップが局所的な変化を抑制される。
【0024】また、前記表示用第1基板は前記表示用第
2基板と材質が同一であり、前記表示用第1基板は前記
表示用第2基板よりも厚いことを特徴とする。このよう
に、厚みを異ならせてもよい。これにより表示用第2基
板は表示用第1基板よりも可撓性を有し、表示用第2基
板は表示用第1基板の撓みに追随して容易に撓むことが
できる。従って、入力パネルに押圧操作が加えられたと
き、その押圧操作によって表示用第1基板が局所的に撓
む際に、表示用第2基板は表示用第1基板の撓みに追従
して撓み、液晶パネルのセルギャップの局所的な変化が
抑制される。
【0025】また、前記表示用第1基板は材質がガラス
もしくは硬質プラスチックであることを特徴とする。こ
のような構成によれば、入力パネル側に位置する表示用
第1基板がガラスもしくは硬質プラスチックであること
により、入力パネルに加えられた押圧操作による圧力を
表示用第1基板がある程度受け止めることができ、表示
用第1基板の撓みをある程度抑制し、液晶パネルのセル
ギャップが局所的な変化を抑制される。
【0026】また、前記入力用第1基板および前記入力
用第2基板は、材質がプラスチックであることを特徴と
する。このように、本発明は、可撓性の高い入力パネル
に適用することができ、安定した入力操作を行うことが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第一実施形態)以下、図1〜図
5を用いて、本発明の第一実施形態である液晶装置につ
いて説明する。
【0028】図1は第一実施形態における液晶装置が搭
載された小型情報電子機器である。図2は液晶装置の概
略斜視図であり、ここでは後述するシートとしての入力
用シートの図示を省略している。図3は液晶装置の概略
断面図である。図4は液晶装置における液晶表示領域と
タッチパネルの入力領域及び非入力領域との位置関係を
説明するための概略平面図である。
【0029】図1において、小型情報電子機器101は
液晶装置1を搭載しており、液晶装置1の一部を構成す
る液晶パネルにより表示が行われる液晶表示領域106
と、図面上この表示部106の下部に位置する入力用シ
ート37が配置された第1入力領域237とを有してい
る。詳細については後述するが、液晶装置1は矩形状の
液晶パネルと矩形状の入力パネルとしてのタッチパネル
とが平面的に重なり合う構造を有しており、タッチパネ
ルが液晶パネルよりも大きく、タッチパネルは液晶パネ
ルの一端部から突き出した形状となっている。
【0030】液晶表示領域106及び第1入力領域23
7にはタッチパネルが配置されており、液晶表示領域1
06に対応する領域も、第1入力領域237と同様に入
力操作可能な第2入力領域337として機能する。
【0031】タッチパネルは、液晶パネル側に位置する
第2面とこれと対向する第1面とを有しており、第1面
の第1入力領域237に相当する位置には入力用シート
37が貼られている。入力用シート37にはアイコン1
38及び手書き文字認識領域137を識別するための枠
が印刷されており、第1入力領域237においては、ア
イコン138の選択や文字認識部137での文字入力
を、入力用シート37を介してタッチパネルの第1面を
指やペンなどの入力手段で荷重をかけることにより行
い、データ入力などを実施することができる。一方、第
2入力領域337においては、液晶パネルの像を観察す
ることができるほか、後述する液晶パネルに例えばモー
ドを表示させ、この表示されるモードの選択をタッチパ
ネルの第1面を指やペンで荷重をかけることによってデ
ータ入力などを実施することができる。
【0032】次に、液晶装置1の構造について図2〜図
4を用いて説明する。
【0033】図2及び図3に示すように、液晶装置1
は、文字、数字などの可視像を表示するための液晶パネ
ル2と、液晶パネル2を挟むように配置された一対の第
1偏光板6a及び第2偏光板6bと、第2偏光板6bと
隣り合って配置された光反射板7と、入力手段としての
入力器具3を接触させることによってデータを入力する
ための入力パネルとしてのタッチパネル4と、光反射板
7を支持する凹部34bを有する矩形状の容器としての
支持材34と、支持材34に接着固定され、タッチパネ
ル4の一部を支持する支持部材35とを有する。尚、光
反射板7は、第2偏光板6bと一体に構成することも可
能である。また、第1偏光板6a及び第2偏光板6bそ
れぞれは約0.8mmの厚みを有し、第1偏光板6aの
偏光軸と第2偏光板6bの偏光軸とは、可視像を表示す
るのに必要となる偏光透過性を得るために互いに所定の
角度差を有する方向を向く。
【0034】タッチパネル4、第1偏光板6a、液晶パ
ネル2、第2偏光板6b及び光反射板7の各要素は、互
いに重なり合うもの同士が粘着剤や粘着剤によって固着
される。前述したように、タッチパネル4の第2入力領
域に相当する領域は、液晶パネル2に対して、液晶パネ
ル2の像を観察する領域であって、しかもタッチパネル
4に対する入力操作を行う領域でもある。また、タッチ
パネル4の第1入力領域237に相当する領域では、液
晶パネル2とタッチパネル4とが重なり合う部分が部分
的に存在しているが、本実施形態においては、第1入力
領域237では液晶パネル2の像は観察できない構造と
なっており、第1入力領域237ではタッチパネル4に
対する入力操作のみが行われる。
【0035】液晶パネル2は、相互に対向する矩形状の
第1面123aと第2面122aとを有する表示用第1
基板としての第1基板22a及び矩形状の第1面122
bと第2面123bとを有する表示用第2基板としての
第2基板22bと、これら基板同士を接着する基板周縁
部に沿って配置されたシール剤3と、第1基板22aと
第2基板22bとの間隙を保持する液晶パネル用スペー
サ43と、第1基板22aと第2基板22bとシール剤
3とにより区画形成された空間内に挟持された液晶層4
4とを有する。第1基板22a及び第2基板22bは、
互いの第1面123a及び第1面122bとが対向する
ように配置されている。シール剤3は液晶注入口23a
部分が途切れた開曲線状を有しており、この液晶注入口
23aから液晶を注入することにより液晶層44が形成
され、液晶注入口23aは封止剤により封止されてい
る。また、第1基板22aと第2基板22bとは、液晶
パネル用スペーサ43によって例えば5μmの間隙で保
持されている。
【0036】第1基板22aは、第1基板素材24a
と、該第1基板素材24aの液晶層側表面、すなわち第
2基板22bに対向する第1面123aに形成された複
数のストライプ状の第1電極26aと、この第1電極2
6aを覆って形成された配向膜(図示せず)とを有す
る。更に、第1基板22aは、第2基板22bの一端部
より突出した第2張出し部300を有し、第2張出し部
300の第1面123a上には、液晶層を駆動するため
に第1電極26aおよび後述する第2電極26bに対し
て信号を供給する表示駆動回路を内蔵したICチップ3
6が実装されている。第2張出し部300の第1面12
3a上には、第1電極26aが第2張出し部300まで
延在してなる第1配線と、この第1配線とほぼ平行に形
成され、第2基板22b上の第2電極26bとシール材
3の内部に分散した導通材を介して電気的に接続された
第2配線とが配置されており、これら第1配線及び第2
配線は、ICチップ36に電気的に接続されている。更
に、第2張出し部300の第1面123a上には、IC
チップ36に電気的に接続され、外部回路から入力され
る電源などをICチップ36に対して供給するための外
部回路との接続端子33が配置されている。尚、実際に
は基板上には極めて狭い間隔で電極及び端子などが形成
されているが、図においては、構造を理解しやすく示す
ために、これら電極及び端子を実際の間隔よりも広い間
隔となるように模式的に図示している。
【0037】第2基板22bは、第2基板素材24b
と、第2基板素材24bの液晶層側表面、すなわち第1
基板22aに対向する第1面122bに第1電極26a
と交差して形成された複数のストライプ状の第2電極2
6bと、この第2電極26bを覆って形成された配向膜
(図示せず)とを有する。液晶パネル2においては、第
1電極26a及び第2電極26bとがドットマトリクス
状に交差する複数の領域が、可視像を表示するための画
素を構成する。そして、それら複数の画素の集まりによ
って区画形成される領域が文字などの可視像を表示する
ための液晶表示領域となる。
【0038】第1電極26a及び第2電極26bは、例
えばITOなどの透明導電材料によって形成される。こ
れら電極の厚さは通常1000nm程度である。また、
配向膜は例えばポリイミド系樹脂によって形成され、膜
厚は通常800nm程度である。
【0039】本実施形態において、第1基板22aを構
成する第1素材基板24aは、硬質の材料、具体的に
は、比較的厚い(例えば0.7mm以上の厚さを有す
る)ガラスや硬質プラスチックなどによって形成され
る。一方、第2基板22bを構成する第2基板素材24
bは、可撓性材料、具体的には、比較的薄い(例えば
0.5mm以下の厚さを有する)硬質プラスチック、軟
質プラスチック、比較的薄い(例えば0.5mm以下の
厚さを有する)ガラスなどによって形成される。
【0040】液晶装置1においては、外光がタッチパネ
ル4及び液晶パネル2を通過して光反射板7で反射し、
この反射した光が液晶パネル2の液晶層44を通過して
外部の観察者によって観察される。また、接続端子33
に電気的に接続するICチップ36によって第1電極2
6aまたは第2電極26bのいずれか一方に対してドッ
トマトリクスの行ライン毎に走査電圧が印加され、さら
に他方の電極に対して表示画像に基づいたデータ電圧が
印加される。光反射板7で反射した光であって両電圧の
印加によって選択された各画素部分を通過する光は、液
晶44への電圧印加状態に応じて変調されるので、これ
により第1基板22aの外側から文字、数字などの可視
像を見るこが出来るようになる。
【0041】タッチパネル4は、第1面108aと第2
面108bとを有しており、タッチパネル4の第1面1
08a上には入力用シート37が貼り付けられ、タッチ
パネル4の第2面108b側には、液晶パネル2の第1
基板22aの第2面122aが位置するように配置され
ている。タッチパネル4は、液晶パネル2の一端部から
突出した第1張出し部301を有しており、この第1張
出し部301の突出方向は、液晶パネル2を構成する第
1基板22aの第2張出し部300の突出方向と同じで
ある。
【0042】タッチパネル4は、一対の入力用第1基板
としての第1フィルム基板8b及び入力用第2基板とし
ての第2フィルム基板8aを備えている。第1フィルム
基板8bと第2フィルム基板8aとは、これら基板の周
縁部に沿って配置されたシール材9によって貼りあわさ
れている。
【0043】第2フィルム基板8aは、板状の透明樹脂
材料などからなる第2フィルム基板素材11aと、この
第2フィルム基板素材11aの内側表面の上、すなわち
第1フィルム基板8bに対向する表面の上に、液晶パネ
ル2の液晶表示領域106に対応する範囲及び入力用シ
ート37に対応する範囲を覆うように形成された平板状
の面電極12aと、この面電極12aのY方向両端に形
成された一対の低抵抗電極13とからなる。一方、第1
フィルム基板8bは、板状の透明樹脂材料などからなる
第1フィルム基板素材11bと、この第1フィルム基板
素材11bの内側表面の上、すなわち第2フィルム基板
8aに対向する表面の上に、液晶パネル2の液晶表示領
域に対応する範囲及び入力用シート37に対応する範囲
を覆うように形成された平板状の面電極12bと、この
面電極12bのX方向両端に形成された一対の低抵抗電
極14とからなる。第2フィルム基板8a上に形成され
た低抵抗電極13は、導通材17を介して第1フィルム
基板8b上に形成された補助電極18に導電接続され、
さらにその補助電極18を介して端子部16に導電接続
される。
【0044】シール材9によって貼りあわされた第2フ
ィルム基板8aと第1フィルム基板8bとの間隙には、
第2フィルム基板上に配置された第1スペーサ41及び
第2スペーサ42が配置されている。第1スペーサ41
及び第2スペーサ42は、シール材9を形成する際に同
時に形成することができる。第2フィルム基板8a及び
第1フィルム基板8bとの間には屈折率調整用の液体2
1が封入されている。
【0045】ここで、図4を用いて、液晶装置における
液晶表示領域とタッチパネルの入力領域及び非入力領域
との位置関係を説明する。図4において、タッチパネル
が配置されている領域104は実線で図示され、液晶パ
ネル2が配置される領域106は一点鎖線で図示されて
いる。平面的に観察したときのタッチパネルが配置され
る領域104、すなわち入力パネルの面内は、入力用シ
ート37が貼り付けられ、入力用シート37を介してタ
ッチパネルに対して入力器具によって入力操作可能な第
1入力領域136(右上がりの斜線でうめられた領域)
と、液晶表示領域であってタッチパネルに対して入力器
具によって入力操作可能な第2入力領域126(右下が
りの斜線でうめられた領域)と、入力用シート37が配
置される領域と入力用シート37が配置されない領域と
の境界付近に設けられた非入力領域116(右上がりの
二重斜線でうめられた領域)とに区分けされる。非入力
領域116は、入力操作が不可能な構造となっている。
本実施形態においては、このように非入力領域116を
設けることにより、入力用シート37が貼り付けられる
領域と貼り付けられない領域との境界部付近における誤
入力の発生を防止することができる。すなわち、本実施
形態においては、タッチパネル4の入力面側に入力用シ
ート37が貼り付けられるため、入力操作が行われるタ
ッチパネルの入力面に入力用シート37の厚み分、段差
が生じる箇所が存在し、この段差部分で誤入力が生じて
しまうことがあるが、この段差部分付近を入力操作が不
可能な非入力領域116とすることにより誤入力の発生
を防止することができる。具体的には、本実施形態にお
いては、図3に示すように、非入力領域116に相当す
るタッチパネル4の一対のフィルム基板8a及び8b間
に第1スペーサ41を設けている。この第1スペーサ4
1が一対のフィルム基板8a及び8b間に存在すること
により、非入力領域116にて入力器具などによって入
力が行われようとしても、一対のフィルム基板それぞれ
に形成されている電極同士が接触しないため入力が不可
能となっている。一方、第1入力領域136と第2入力
領域126には、直径0.3mmの円柱状の第2スペー
サ42が隣り合うスペーサと2.7〜3.0mmの間隔
をあけて配置されている。タッチパネル4においては、
第1入力領域136及び第2入力領域126は、第2ス
ペーサ42によって一対のフィルム基板8a及び8bは
一定の間隙に維持される。一対のフィルム基板8a及び
8bとの間隙は、非入力操作時において0.5mmとな
っている。
【0046】第2フィルム基板素材11a及び第1フィ
ルム基板素材11bは、共に、可撓性材料、例えばポリ
カーボネート(PC)、ポリアクリレート(PAr)、
ポリエーテルサルフォン(PES)などからなるプラス
チックフィルムによって刑しえされる。また、面電極1
2a及び12bは、例えばITO(Indium Tin Oxid
e)などの透明導電材料によって形成され、その面内全
域でほぼ均一な面抵抗を備えている。さらに、低抵抗電
極13、低抵抗電極14、補助電極18及び端子部16
は、例えば銀ペーストによって形成される。
【0047】第2フィルム基板8aの内側表面に形成さ
れる面電極12a及び第1フィルム基板8bの内側表面
に形成される面電極12bの両方の材料であるITOの
屈折率n1は、通常1.7〜1.9の範囲にある。今、
第2フィルム基板8aと第1フィルム基板8bとの間に
空気層が存在する場合を考えると、空気の屈折率n0は
1.0であるので、面電極12a及び12bと空気層と
の屈折率の差が大きいことから、両者の界面で光が大き
く屈折し、その結果、液晶パネル2によって表示される
像を第2フィルム基板8aの外側から見たときに、上記
界面において光の反射が生じ、表示像が暗くなってしま
うことが考えられる。
【0048】本実施形態において、第2フィルム基板8
aと第1フィルム基板8bとの間に封入する液体21と
しては、その屈折率nが1.0〜1.9の範囲内にある
ものを選定すれば、面電極12a、12bの材料である
ITOとの屈折率差が、空気層のITOに対する屈折率
差よりも小さくなるので、液晶パネル2に表示される像
を第2フィルム基板8aの外側から見たときの基板界面
の反射を低減することができ、これにより像を明るく表
示することができる。
【0049】タッチパネル4においては、端子部16に
入力制御回路(図示せず)が接続され、その入力制御回
路によって、ある時点では、第1フィルム基板8bのX
方向の両縁部に位置する低抵抗電極14、14の間に所
定の電圧を印加し、第2フィルム基板8aのY方向の両
縁部に位置する低抵抗電極13、13の間には入力制御
回路内の電圧測定手段(電圧測定回路若しくは電圧測定
素子、図示せず)が導電接続される。
【0050】この時点においては、第1フィルム基板8
bの面電極12bには、X方向に沿って直線的に電圧が
変化する均一な電圧降下が発生し、X方向の位置座標位
置が等しい部位同士はほぼ同じ電位となるように電圧分
布が構成される。このとき、第1入力領域136及び第
2入力領域126に対応する領域内において、第2フィ
ルム基板8aのある部位が入力器具3の先端で押圧され
ると、第2フィルム基板8aの面電極12aと第1フィ
ルム基板8bの面電極12bとが接触するため、第2フ
ィルム基板8a上の面電極12aを通して、入力器具3
によって押圧された上記の部位に対応する位置における
面電極12bの電圧を入力制御回路によって測定するこ
とができる。この測定された電圧の値は、押圧された部
位のX方向の位置座標と相関しているため、入力制御回
路は入力器具3で押圧された部位のX方向の位置を検出
できる。
【0051】これに対して、他のある時点では、入力制
御回路によって第2フィルム基板8a上のY方向の両縁
部に位置する低抵抗電極13、13の間に所定の電圧が
印加され、第1フィルム基板8bのY方向の両縁部に位
置する低抵抗電極14、14には、上記の電圧測定手段
が接続された状態となる。
【0052】この時点においては、第2フィルム基板8
aの面電極12aには、Y方向に沿って均一な電圧降下
が発生し、直線的に電圧が変化する電圧分布が形成され
る。上記の入力制御回路は、入力器具3で押圧された部
位に対応する位置における第2フィルム基板8aの面電
極12aの電圧を、第1フィルム基板8bの面電極12
bを通して検出することによって、上述したX方向に関
する位置の場合と同様に、押圧部位のY方向の位置を検
出できる。
【0053】入力制御回路に対する上記2つの接続状態
の切り替えを短時間のうちに繰り返すことによって、入
力制御回路は、入力器具3によって押圧された部位のX
方向の位置座標値及びY方向の位置座標値を検出するこ
とができる。
【0054】矩形状の支持材34は、光反射板7の周縁
部に当接して支持する矩形状の支持枠34aを有し、こ
の支持枠34aの内側に設けられた凹部34b構造によ
って、液晶パネル2の背面側、言い換えれば第2基板2
2bの第2面123b側に間隙が確保されるようになっ
ている。この間隙は、液晶パネル2の第2基板22bが
背面側に変形することを許容する。
【0055】支持枠34aは、液晶パネル2の液晶表示
装置の外周側において液晶パネル2を第2偏光板6b及
び光反射板7を介して間接的に支持している。具体的に
は、支持枠34aによる支持部位は、液晶パネル2にお
けるシール材23が設けられた領域に相当する平面位置
に位置している。更に、支持枠34aは、第1張出し部
301に対応する辺の枠幅が他の辺の枠幅よりも広い形
状を有しており、第1張出し部301に対応する辺の枠
部分には、支持部材35が配置されている。この支持部
材35は、タッチパネル4の第1張出し部301と第1
偏光板6aの第1延在部302を介して当接している。
支持部材35は、液晶装置1として組み立てられたとき
に、液晶パネル2が存在しないタッチパネル4と支持材
34との間の空間に配置されて、タッチパネル4を支持
する。支持部材35は、図3におけるZ軸方向に沿っ
て、ほぼ液晶パネル4と同じ厚みを有しており、液晶装
置1としたときに、一対のフィルム基板からなるタッチ
パネル4が撓むことなく、タッチパネルをほぼ平坦に配
置することができる。従って、液晶パネルが存在しない
第1入力領域においても、入力器具によりタッチパネル
4の表面を押圧しても、支持部材35によって支えら
れ、補強されているため、入力操作に支障をきたさな
い。
【0056】本実施形態においては、入力用シート37
をタッチパネル4の表面に配置しているが、一般的なタ
ッチパネルを備えた液晶装置のように、入力用シート3
7を液晶パネル2とタッチパネル4との間に配置しても
良い。
【0057】また、第1偏光板6aは、その役割におい
ては少なくとも液晶パネル2の液晶表示領域に対応する
部分にのみ配置されれば良いが、本実施形態において
は、第1偏光板6aは、液晶パネル2から突き出してタ
ッチパネル4の第1張出し部301に沿って延在した第
1延在部302を有している。本実施形態のように液晶
パネル2と入力用シート37の一部とが重なり合う液晶
装置構造においては、従来のように、偏光板を液晶パネ
ルに対応した領域のみに配置し、液晶パネルとタッチパ
ネルとの間に入力用シートを配置すると、入力用シート
面内で、偏光板と入力用シートとが重なり合う領域と入
力用シートのみの領域とが存在することになり、入力用
シートが配置される領域内で段差が生じてしまい、入力
用シートに対する入力の際に、誤入力が生じる場合があ
る。これに対し、本実施形態においては、第1偏光板6
aを第1張出し部301まで延在させた第1延在部30
2を設けているので、入力用シート37が配置される領
域内で段差が生じることがなく、誤入力の発生を防止す
ることができる。
【0058】また、本実施形態においては、第1偏光板
6aは、液晶パネル2から突き出して、タッチパネル4
の第1張出し部301まで延在させているが、第1偏光
板6aを液晶パネル2から突出させずに液晶パネル2に
対応した大きさとし、第1偏光板6aを延在させていた
部分、言い換えればタッチパネル4と液晶パネル2との
間の第1張出し部301に対応した部分に、第1偏光板
6aとほぼ同じ厚みの基板を配置させても良い。しか
し、この基板及び第1偏光板6aの組み立て時の位置合
わせなどを考慮すると、本実施形態のように第1偏光板
6aを延在させた1枚の基板のみを用いた方が製造工程
上好ましい。また、基板及び第1偏光板6aが別の材質
であると、基板と第1偏光板それぞれにおける面内厚さ
分布のばらつきが異なって、液晶装置1として組み立て
た場合にタッチパネルの平坦性が損なわれる場合がある
ため、本実施形態のように第1偏光板6aを延在させた
1枚の基板のみを用いた方が好ましい。
【0059】また、本実施形態においては、液晶パネル
2の第2張出し部301の張出し方向とタッチパネル4
の第1張出し部300の張出し方向とを同様の方向にし
ている。この第2張出し部301は第2入力領域に位置
しており、第2張出し部301に対応する領域には支持
部材35は配置されないが、第1基板22aは硬質の材
料、例えば比較的厚い(例えば0.7mm以上の厚さを
有する)ガラスで形成されているので、第1基板22a
の第2張出し部301で一対のフィルム基板からなるタ
ッチパネル4を十分支持することができ、タッチパネル
4の撓みを防止して、液晶装置として組み立てた場合に
タッチパネル4をほぼ平坦に配置することができる。更
に、本実施形態においては、第2張出し部301は、ド
ライブIC36が実装された実装部になっており、タッ
チパネル4と支持材34との間に形成される空間内に実
装部が位置する構造となっているので、液晶パネル2の
第2張出し部301の張出し方向とタッチパネル4の第
1張出し部300の張出し方向とを異なる方向にした構
造にする場合と比較して、液晶装置をより小型化するこ
とが可能となる。従って、携帯機器として主に用いられ
る小型情報機器にこのような構造の液晶装置を用いるこ
とにより、携帯性の良い携帯機器を得ることができる。
また、液晶装置の小型化が可能となることにより、携帯
機器自体の設計範囲の自由度を広くすることができる。
【0060】本実施形態では、タッチパネル4と液晶パ
ネル2とは、それぞれ別個に独立して成立し得るよう
に、共に2枚の基板を機能層(タッチパネルにおいては
面電極12a、12bを含む位置検出要素、液晶パネル
においては第1電極26a、第2電極26b及び液晶4
4)を挟んで貼りあわせた構造を備えている。従って、
タッチパネル4と液晶パネル2とをそれぞれ別個に作成
した後に、それらを相互に粘着剤、接着剤などによる貼
り合わせその他の手段によって積層することによって、
本実施形態の入力操作可能な液晶装置を製造することが
できる。これによって、良品のタッチパネル4と液晶パ
ネル2とをそれぞれ選別した上で液晶装置を製造できる
ことから、装置の製造効率を向上させることができると
ともに、装置製造時の歩留まりを高めることができる。
【0061】本実施形態においては、液晶パネル2が配
置される第2入力領域に適宜の入力用画像、例えば複数
の選択可能な領域を示した画像を表示させる。オペレー
タは、当該入力用画像における所望の画像部位、例えば
上記選択可能な領域のうちの一つに対応するタッチパネ
ル4の第2フィルム基板8aの表面部位を入力器具3に
よって押圧する。すると、タッチパネル4に接続された
入力制御回路によって、その押圧された部位のX方向及
びY方向の位置座標が読み取られ、これにより、入力用
画像に表示された複数の選択可能な領域のうちいずれを
オペレータが選択したのかが認識される。
【0062】また、入力用シート37が配置される第1
入力領域においては、オペレータは、入力用シート37
に印刷されているアイコン138に対応するタッチパネ
ル4の第2フィルム基板8aの表面部位を入力用シート
37を介して入力器具3によって押圧する。すると、タ
ッチパネル4に接続された入力制御回路によって、その
押圧された部位のX方向及びY方向の位置座標が読み取
られ、これにより、複数(本実施形態においては4つ)
のアイコン138のうちいずれをオペレータが選択した
のかが認識される。更に、第1入力領域においては、オ
ペレータは、入力用シート37に印刷されている手書き
文字認識領域137を識別するための枠内に、タッチパ
ネル4の第2フィルム基板8aの表面部位を入力用シー
ト37を介して入力器具3によって押圧しながら文字を
描く。すると、タッチパネル4に接続された入力制御回
路によって、その押圧された部位のX方向及びY方向の
位置座標が読み取られ、これにより、手書き文字認識領
域137に描かれた文字が認識される。
【0063】(第二実施形態)次に、第二実施形態にお
ける液晶装置について図5を用いて説明する。本実施形
態においては、第一実施形態における液晶装置と同一の
構造については同じ符号を付し、主に異なる構造につい
てのみ以下に説明する。
【0064】第二実施形態では、矩形状の第1偏光板6
aは、第1延在部302が更に延在し第1張出し部30
1から突出した第2延在部303と、第1基板22a及
びタッチパネル4から突出した第2延在部303と反対
方向に延びている第3延材部304とを有している。そ
して、これら第2延在部303及び第3延在部304を
支持し、かつ液晶パネル2を収容するように支持材13
4が形成されている。このように、第一実施形態と比較
して、第1偏光板6aは、支持部材35及び液晶パネル
2に支持されるのに加えて、支持材134により向かい
合う端部が支持されているので、第1偏光板6aはほぼ
確実に平坦に配置されることとなる。従って、この平坦
性の良好な第1偏光板6a上にタッチパネル4が配置さ
れることにより、タッチパネル4の入力領域において入
力操作が安定かつ良好となる。
【0065】また、本実施形態においては、支持部材1
35は、第一実施形態における支持部材35と比較し
て、液晶パネルと前記入力パネルのうち少なくとも一方
を駆動するための電源としての電池を搭載した電源収容
器としての電池ボックスを兼ねている点で相違する。こ
のように、支持部材135が電池ボックスを兼ねること
により、支持部と電源収容器とを別に設ける場合と比較
して液晶装置をより小型化することが可能となる。尚、
第一実施形態の支持部材35においても電池ボックスを
兼ねる構造とすることもできることは言うまでもない。
【0066】(第三実施形態)次に、第三実施形態にお
ける液晶装置について図6を用いて説明する。第三実施
形態における液晶装置は、第二実施形態と比較して、支
持部の構造が異なり、他の構造については同じため、同
じ構造については同じ符号を付し、異なる構造について
のみ以下に説明する。
【0067】第一実施形態及び第二実施形態において
は、それぞれ支持部材35として直方体状の板、支持部
材135として直方体状の電池ボックスを用いている
が、本実施形態においては、直方体状の板または電池ボ
ックスを用いるかわりに、支持材234が第1突出部3
01を支持する支持部材235を有する形状となってい
る。本実施形態においては、矩形状の第1偏光板6a
は、第1張出し部301側に位置する端部と対向する端
部においてはタッチパネル4から突出するように延在さ
れた第3延在部304を有している。一方、第3延在部
304と対向する端部、すなわち第1張出し部301側
に位置する端部はタッチパネル4とほぼ面一となるよう
に第1偏光板6aが配置される。支持材234は、第1
偏光板6aの第3延在部304を支持し、第1延在部3
02をタッチパネル4と共に支持部材235により支持
し、かつ液晶パネル2を収容する形状となっている。
【0068】以上説明したように、本発明の液晶装置
は、一対のフィルム基板を備えるタッチパネルが液晶パ
ネルよりも大きく、タッチパネルと液晶パネルとを重ね
合わせたときに液晶パネルから張出すタッチパネル部分
(実施形態上の第1張出し部)を支持する支持部が設け
られることにより、タッチパネルの変形を防止すること
ができる。更に、第1張出し部に対応する領域のタッチ
パネル表面を入力器具などにより押圧した場合、支持部
によりタッチパネルの必要以上の撓みが防止され、入力
操作を良好に行うことができる。また、支持部を設ける
ことにより、タッチパネルは、液晶パネル及び支持部に
よりタッチパネル面内においてほぼ平坦に配置されるこ
ととなり、タッチパネル面内で入力操作を良好に行うこ
とができる。
【0069】また、上述の本実施形態のように入力用シ
ートを備えた液晶装置においては、入力用シートが配置
される領域には液晶パネルによる表示が必要とされない
ため、液晶パネルの形状を入力用シートが配置される領
域まで延在させる必要がない。従来では、入力用シート
を備えた液晶装置において、ほぼ同じ大きさの液晶パネ
ルとタッチパネルとが重ね合わされた構造を有していた
ので、液晶パネルによる表示が必要とされない領域まで
液晶パネルが延在するように液晶パネルが配置されてい
た。従って、タッチパネルの大きさが同じ液晶装置を製
造する場合、上述の実施形態における液晶パネルは、従
来の液晶パネルよりも小さい形状につくることができ
る。従って、液晶パネルの製造工程で一対の母基板から
複数の液晶パネルを製造する多面取りを採用した場合、
上述の実施形態の液晶パネルの製造においては、同じ大
きさの一対の母基板から従来と比較してより多くの液晶
パネルを製造することができ、製造効率が良い。
【0070】また、従来、入力用シートは第1偏光板と
液晶パネルとの間に配置されていたため、入力用シート
が配置されない領域では第1偏光板と液晶パネルとの間
に入力用シート分の厚みの隙間を設ける必要があった。
このため、外光が液晶装置に入射し、反射板により反射
して液晶装置から出射する際に、入射時と出射時それぞ
れで上述の隙間を通過する分の光のロスが生じていた。
これに対し、上述の上述の実施形態においては、入力用
シートはタッチパネルの表面(第1面)に配置されるた
め、液晶装置として組み立てた時に、タッチパネルと第
1偏光板とを隙間をあけることなく接着することができ
るので、光のロスがなくなるので、反射光を明るくする
ことができる。
【0071】上述の実施形態においては、第1スペーサ
41は、いずれも非入力領域に対応した一対のフィルム
基板8a及び8b間を埋める直方体形状に形成している
が、入力領域に配置された第2スペーサ42と同じ径及
び高さを有する円柱状のスペーサで、フィルム基板8a
及びフィルム基板8bのそれぞれに形成された面電極同
士が接触しないように、第2スペーサ42の面内分布密
度よりも高い分布密度、例えば直径0.3mmの円柱状
のスペーサを形成する場合には、隣り合うスペーサとの
間隔が1.0mm以下、望ましくは0.7mm以下とな
るように非入力領域にスペーサを設けてもよい。あるい
は、非入力領域に対応するフィルム基板8a及び8bの
少なくともいずれか一方のフィルム基板上の非入力領域
に対応する面電極を除去した構造とすることにより、フ
ィルム基板8a及びフィルム基板8bのそれぞれに形成
された面電極同士が接触しないようにしてもよい。
【0072】また、上述の実施形態においては、液晶駆
動用の表示駆動回路を内蔵したICチップを直接実装し
たCOG(Chip On Glass)方式を例にあ
げたが、FPC(Flexible Printed
Circuit)等の導電接続部材を介して液晶駆動用
の表示制御回路に接続するCOB(Chip OnBo
ard)方式やCOF(Chip On Flexib
le Printed Circuit)方式を採用す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態にかかわる小型情報機器の外観を示
す概略斜視図である。
【図2】 第一実施形態にかかわる液晶装置の構成を示
す分解斜視図である。
【図3】 第一実施形態にかかわる液晶装置の断面図で
ある。
【図4】 第一実施形態にかかわる液晶装置の液晶パネ
ル、入力用シート、入力領域、非入力領域の位置関係を
説明するための平面図である。
【図5】 第二実施形態にかかわる液晶装置の断面図で
ある。
【図6】 第三実施形態にかかわる液晶装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1、401、501・・・液晶装置 2・・・液晶パネル 4・・・タッチパネル 6a…第1偏光板 6b…第2偏光板 8a…第2フィルム基板 8b…第1フィルム基板 22a…第1基板 22b…第2基板 33…接続端子 44…液晶層 35、135、235…支持部材 37…入力用シート 41…第1スペーサ 42…第2スペーサ 108a、122b、123a…第1面 108b、122a、123b…第2面 116…非入力領域 34、134、234…支持材 300…第2張出し部 301…第1張出し部 302…第1延在部 303…第2延在部 304…第3延在部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 310 G09F 9/30 310 5G435 9/35 9/35 Fターム(参考) 2H089 HA18 HA40 QA02 QA11 QA13 TA01 TA07 TA15 2H090 JA15 JB02 JB03 JD13 LA01 LA04 LA09 2H091 FA08X FD01 GA01 GA11 LA02 LA11 LA13 5B087 AA06 CC02 CC11 5C094 AA15 BA43 DB02 DB05 HA08 5G435 AA18 BB12 EE37 EE40 LL08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示用第1基板と、前記表示用第1基板
    に対向して配置された表示用第2基板と、前記表示用第
    1基板および前記表示用第2基板によって挟持された液
    晶とを備えた液晶パネルと、 前記液晶パネル上に配置され、入力用第1基板と、前記
    入力用第1基板に対向して配置された入力用第2基板と
    を備えた入力パネルと、 前記入力パネルを支持する支持部材とを有し、 前記入力用第1基板は前記表示用第2基板と対向しない
    前記表示用第1基板の面上に配置され、 前記入力パネルは前記表示用第1基板および前記表示用
    第2基板から突出した第1張出し部を有し、 前記支持部材は前記第1張出し部上に配置されているこ
    とを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記表示用第1基板、前記表示用第2基
    板及び前記入力パネルは、ほぼ矩形状を有し、前記表示
    用第1基板は前記表示用第2基板の一端部から突出した
    第2張出し部を有し、 前記第1張出し部は、前記第2張出し部から突出してい
    ることを特徴とする請求項1記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記入力用第2基板の前記入力用第1基
    板と対向しない面上に配置されたシートを具備すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記シートは、前記第1張出し部と重な
    りあって配置されていることを特徴とする請求項3記載
    の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記入力パネルの面内における前記シー
    トが配置される領域と前記シートが配置されない領域と
    の境界付近を非入力領域とすることを特徴とする請求項
    3または請求項4記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 前記入力用第1基板と前記入力用第2基
    板との間に配置された第1スペーサを具備し、前記第1
    スペーサは前記入力パネルの面内における前記シートが
    配置される領域と前記シートが配置されない領域との境
    界付近に配置されていることを特徴とする請求項3記載
    から請求項5いずれか一項に記載の液晶装置。
  7. 【請求項7】 前記入力用第1基板と前記入力用第2基
    板との間に配置された第2スペーサを具備し、前記第2
    スペーサは前記入力パネルの面内における前記境界付近
    以外の領域に配置されていることを特徴とする請求項6
    記載の液晶装置。
  8. 【請求項8】 前記入力用第1基板と前記入力用第2基
    板との間に配置された前記第1スペーサの密度は、前記
    入力用第1基板と前記入力用第2基板との間に配置され
    た前記第2スペーサの密度よりも高いことを特徴とする
    請求項7記載の液晶装置。
  9. 【請求項9】 前記入力用第1基板上および前記入力用
    第2基板上にそれぞれ配置された電極を有し、 前記入力用第1基板および前記入力用第2基板のうち少
    なくとも一方は、前記入力パネルの面内における前記シ
    ートが配置される領域と前記シートが配置されない領域
    との境界付近に前記電極が配置されてないことを特徴と
    する請求項3から請求項8いずれか一項に記載の液晶装
    置。
  10. 【請求項10】 前記支持部材は、前記液晶パネルおよ
    び前記入力パネルのうち少なくとも一方を駆動するため
    の電源を搭載した電源収容器であることを特徴とする請
    求項1から請求項9いずれか一項に記載の液晶装置。
  11. 【請求項11】 前記支持部材は、前記液晶パネルを収
    容する容器の一部であることを特徴とする請求項1から
    請求項10いずれか一項に記載の液晶装置。
  12. 【請求項12】 前記表示用第1基板上に配置された偏
    光板を具備し、 前記偏光板は、前記表示用第1基板から突出して前記第
    1張出し部に沿って延在した第1延在部を有し、該第1
    延在部は前記支持部材と前記入力用第1基板との間に配
    置されてなることを特徴とする請求項1から請求項11
    いずれか一項に記載の液晶装置。
  13. 【請求項13】 前記偏光板は、前記第1延在部が更に
    延在し前記第1張出し部から突出した第2延在部と、前
    記第1基板及び前記入力パネルから突出し前記第2延在
    部と反対方向に延びている第3延在部とを有し、 前記支持部材は、前記第2延在部及び前記第3延在部を
    支持することを特徴とする請求項12記載の液晶装置。
  14. 【請求項14】 前記表示用第2基板は前記表示用第1
    基板よりも可撓性を有することを特徴とする請求項1か
    ら請求項13いずれか一項に記載の液晶装置。
  15. 【請求項15】 前記表示用第1基板は材質がガラスも
    しくは硬質プラスチックであり、前記表示用第2基板は
    材質が軟質プラスチックであることを特徴とする請求項
    1から請求項14いずれか一項に記載の液晶装置。
  16. 【請求項16】 前記表示用第1基板は前記表示用第2
    基板と材質が同一であり、前記表示用第1基板は前記表
    示用第2基板よりも厚いことを特徴とする請求項1から
    請求項14いずれか一項に記載の液晶装置。
  17. 【請求項17】 前記表示用第1基板は材質がガラスも
    しくは硬質プラスチックであることを特徴とする請求項
    16記載の液晶装置。
  18. 【請求項18】 前記入力用第1基板および前記入力用
    第2基板は、材質がプラスチックであることを特徴とす
    る請求項1から請求項17いずれか一項に記載の液晶装
    置。
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