JP3463501B2 - 入出力装置 - Google Patents
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- JP3463501B2 JP3463501B2 JP04542897A JP4542897A JP3463501B2 JP 3463501 B2 JP3463501 B2 JP 3463501B2 JP 04542897 A JP04542897 A JP 04542897A JP 4542897 A JP4542897 A JP 4542897A JP 3463501 B2 JP3463501 B2 JP 3463501B2
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Description
シミリやプリンターなどのOA機器、パーソナルコンピ
ューターやワードプロセッサ、更にはハンデイ端末機器
や携帯型情報通信機器など電子機器に広く用いられる液
晶表示パネル、EL等を備えた入出力装置(ユーザーイ
ンタフェース装置)に関するものである。
ば複写機やファクシミリ等のOA機器や電子機器のコン
トロールパネルなどに使用される入出力装置では、当該
機器の操作情報及びこの操作情報に応じた仮想操作ボタ
ンを表示する液晶表示画面等の情報入力ディスプレイを
備え、上記仮想操作ボタンの押圧によって機能選択やコ
ピー枚数の指示等の制御情報を当該機器に入力し得るも
のが知られている。
は、例えば、実開昭62−139025号公報、実開平
3−124542号公報、特開平6−332602号公
報及び特開昭63−247819号公報等に開示されて
いるものが既に提案されている。
る操作パネルスイッチは、多数表示を行なう操作パネル
スイッチであって、ドットマトリックス液晶表示素子の
上面に、複数の透明電極を有するメンブレンスイッチを
配置するように構成したものである。
に係る液晶表示パネルを用いたスイッチ機構は、電子機
器の各種の機能をコントロールするスイッチ機構におい
て、電子機器の各種の機能を表すシンボル群が表示され
る液晶表示パネルと、複数画面分のシンボル群を記憶す
るメモリ部と、前記液晶パネルの前面に設けられてお
り、表示されたシンボル群に応じた機能に切り換えられ
る透明な感圧センサと、この感圧センサの機能を切り換
えるインターフェイス部と、前記液晶表示パネルを裏面
から照射するバックライトとを具備するように構成した
ものである。
報に係る情報処理装置は、種々の情報を表示する液晶デ
ィスプレイと、前記液晶ディスプレイの前面に張られた
感圧式タッチパネルと、前記液晶ディスプレイ上に適宜
表示され、表示時には、その表示上に入力された座標位
置を前記感圧式タッチパネルから受けとるソフトウェア
キーボードと、前記ソフトウェアキーボードの前面に置
いたり取り外したりする、前記ソフトウェアキーボード
のキー配列に合わせて上面にキーボタン状の突起を設
け、その突起の表面に前記ソフトウェアキーボードのキ
ー文字配列に合わせた文字を印刷などにより表示した突
起付キーボード入力補助部とを備えるように構成したも
のである。
報に係るタッチパネル入出力装置は、多数のキャラクタ
領域の集合として表示画面が構成される表示装置と、前
記画面上に重ねて設けられたマトリックス状のディジタ
ルタッチスイッチであって、1つの座標を検知する1つ
の区画領域の大きさが前記キャラクタ領域の区画とほぼ
等しく、かつ前記表示装置のキャラクタ領域の表示ピッ
チと前記ディジタルタッチスイッチの区画領域の検出ピ
ッチがほぼ等しいディジタルタッチスイッチとを有する
タッチパネル入出力装置において、前記表示装置のキャ
ラクタ領域に対して前記ディジタルタッチスイッチの区
画領域をX方向およびY方向に各々1/2ピッチずつず
らして重ねて配置するように構成したものである。
術のうち、従来の複写機のコントロールパネルの具体的
構造を示す分解図である。かかる従来の構造において、
上記情報入力ディスプレイは、板ガラスを張り合わせて
形成されている透過型の液晶表示画面21と、この表示
画面21の上に重畳配置されるタッチパネル22とから
構成されており、開口部23を有するパネル板24が当
該情報入力ディスプレイを覆うようになっている。ま
た、上記タッチパネル22は、2枚のガラス基板上に所
定のピッチ(例えば4mmピッチ)でITO等の透明な
導電性薄膜のマトリックスを形成した後に、これらガラ
ス基板を僅かな間隙を持たせて張り合わせたものであ
り、当該タッチパネル22の任意の位置を押圧すると、
かかる押圧力によって互いに対向する導電性薄膜が局所
的に接触して電気的導通を生じ、出力信号のレベル変化
に基づいてCPU回路25がタッチパネル22上の押圧
位置を特定するように構成されている。尚、図中におい
て符号26は上記液晶表示画面21を背後から照明する
蛍光灯、符号27は蛍光灯26の照射光を液晶表示画面
21の全面に拡散させる光拡散板、符号28は上記蛍光
灯26を点灯させるインバータ回路である。
おいては、当該機器の使用機能に応じた仮想操作ボタン
を上記液晶表示画面21に表示し、これをユーザに押圧
させるようにすれば、ユーザはタッチパネル22上から
当該仮想操作ボタンを押圧することになるので、タッチ
パネル22上の押圧位置と仮想操作ボタンの表示位置と
の関係から、当該仮想操作ボタンが押圧されたか否かを
チェックすることができる。従って、かかる情報入力デ
ィスプレイを有する従来のコントロールパネルでは、上
記液晶表示画面21の表示内容を使用機能毎に変更する
ことにより、一つの仮想操作ボタンに複数の機能を割り
付けることができるので、コントロールパネル上に設け
る物理的な操作ボタンの数を著しく減少させることがで
きた。
力ディスプレイにおいては、液晶表示画面の前面にタッ
チパネルを配していることから、表示画面のコントラス
トが低下してその表示内容を見づらいといった問題点が
あり、表示内容の見やすさを考慮する場合、前述の如く
液晶表示画面を透過型にすると共にその背面側にバック
ライトを設けざるを得なかった。
ス板を基板としていることから、タッチパネルの感度が
悪化してきた場合等、ユーザが当該タッチパネルを強く
押圧する状況が生じた際には、押圧力によってこれらガ
ラス板が割れる懸念もあった。
く頻繁に使用する操作ボタンを仮想操作ボタンとして情
報入力ディスプレイに表示させると、コントロールパネ
ルの外観はすっきりするものの、逆に操作性が悪化する
という懸念がある。このため、図24に示すように、従
来のコントロールパネルでは使用頻度の高いテンキー等
の操作ボタン29は情報入力ディスプレイと別個に設け
ており、当然の如く当該操作ボタン29の下側にはに入
力スイッチ30の配列されたスイッチマトリックス基板
31が設けられている。このスイッチマトリックス基板
31は前述したタッチパネル22と並んで配設されるも
の故、これらを一体にすることができればコントロール
パネルの組立が容易となり、製造コストの低下も期待す
ることができる。
記スイッチマトリックス基板31は操作ボタン29の押
圧力さえ電気信号に変換できるのであれば、如何なる構
造の入力スイッチ30を配列したものであっても差し支
えないが、前述したタッチパネル22には透明でなけれ
ばならないという制約があり、両者を一体化して製作す
ると逆に製造コストが上昇してしまうという問題点があ
った。
め、液晶パネルと緩衝材を組み合わせる技術について調
査をしたところ、次に示す特開平7−114010号公
報、特開平6−75210号公報、特開平6−7521
3号公報、特開平6−75701号公報、特開平8−3
27975号公報、特開平6−337411公報及び特
開平7−209635公報等に開示されているように多
くの特許出願が既になされていることがわかった。
液晶表示装置は、液晶表示素子を有する液晶表示部と、
その液晶表示部の表示側に配設され、光を透過する光透
過部と、その光透過部と前記液晶表示部との間に介在
し、自身の屈折率が空気の屈折率よりも前記光透過部の
屈折率に近く、且つ前記光透過部の変形を実質的に吸収
できる程度の柔軟性を有する材料で構成されてなる緩衝
部とを備えるように構成したものである。
特開平6−75213号公報、特開平6−75701号
公報及び特開平8−327975号公報等は、液晶表示
装置やその製造方法に関する技術を提案するものであ
る。
号公報に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルにタブレ
ット板を設けて手書入力を可能とした液晶表示装置にお
いて、液晶表示パネルとその視認側の透明保護板が緩衝
性を有する透明な粘接着性樹脂で接着されており、その
接着層の両接着対象に対する屈折率差が0.2以下であ
るように構成したものである。
係る液晶表示装置は、液晶表示パネルの視認側に、緩衝
性を有する弱接着性の透明樹脂シートを介しタブレット
板を密着配置するように構成したものである。
に係る液晶表示装置における光散乱防止構造並びにその
製造方法は、液晶セルと、この液晶セル表面側に形成さ
れる緩衝層と、この緩衝層によって液晶セルに対して一
定厚みの間隙を隔てて並設される保護パネルとを具えて
成る液晶表示装置において、前記緩衝層は光散乱防止素
材により形成され、更に緩衝層は前記液晶セル及び保護
パネルに対して脱気状態で密着接合されるように構成し
たものである。
報に係る液晶表示装置における光散乱防止構造並びにそ
の製造方法は、液晶セルと、この液晶セル表面側に形成
される緩衝層と、この緩衝層によって液晶セルに対して
一定厚みの間隙を隔てて並設される保護パネルとを具え
て成る液晶表示装置において、前記緩衝層は光散乱防止
素材により形成されるとともに緩衝層は前記液晶セル及
び保護パネルに対して脱気状態で密閉接合され、更に保
護パネルは少なくともその表面を硬質層とした合成樹脂
製であるように構成したものである。
液晶表示パネルと偏光板の間に緩衝材を挟み、しかも液
晶表示パネルと偏光板とを周囲で支えるように構成する
と、液晶表示パネルと偏光板の間には空気の層が存在す
ることになり、偏光板の上部から入ってきた光は、偏光
板と空気の屈折率の違いから、液晶表示パネルと偏光板
との間の間隙で全反射が生じ、液晶表示パネルが見にく
くなるという問題点が新たに生じる。
ずれも液晶表示パネルの上部に入力スイッチを配置した
ものであるため、前述したように、上部に配置される入
力スイッチによって、表示画面のコントラストが低下し
てその表示内容が見づらいといった問題点や、表示内容
の見やすさを考慮すると、液晶表示画面を透過型にする
と共にその背面側にバックライトを設けざるを得ないと
いう問題点が依然として残ることになる。また、タッチ
パネルや液晶表示画面がガラス板を基板としていること
から、タッチパネルの視認性が悪化してきた場合など、
ユーザが当該タッチパネルを強く押圧する状況が生じた
際には、緩衝層を設けても押圧力によってガラス板が割
れる懸念があるという問題点も依然として残ることにな
る。
点を解決するためになされたものであり、その第1の目
的とするところは、情報入力ディスプレイに表示される
操作情報や仮想操作ボタンの視認性に優れると共に、か
かる情報入力ディスプレイの操作時における破損の懸念
がなく、しかも低コストで製造することが可能な入出力
装置を提供することにある。
は、画像表示パネル等の表示装置が押圧されることによ
る液晶の配向こわれ等を確実に防止可能であるととも
に、入力装置の入力動作を確実に行なうことが可能な入
出力装置を提供することにある。
は、例えば、可撓性のある表示画面上に情報を表示する
表示装置と、前記表示画面の下に設けられ当該表示画面
の視認側からの押圧により当該表示画面上の位置を検出
する検出手段を含む感圧型の入力装置とを備えるように
構成される。
装置において、前記表示画面及び当該表示画面下の検出
手段部分がシート状のものに構成される。
力装置において、前記表示装置が、液晶表示パネル、エ
レクトリックルミネッセンスパネル、ツイステイングボ
ールパネルデイスプレイのいずれかを含むものである。
ここで、ツイステイングボールパネルデイスプレイと
は、米国特許第4143103号に開示されているよう
に、例えば、半分を黒色に着色した微小な球体を液体中
に多数分散させ、この微小な球体を電界や磁界によって
回転させることにより、白黒反転させて画像の表示を行
うものである。
手段を設けることにより表示装置と入力装置を一体型に
したので、表示画面上の表示内容(例えば、仮想ボタ
ン)に応じて指又はペン等により表示画面の視認側から
押圧すれば、検出手段が表示画面の位置を検出して入力
ができ、非常に操作性がよい。例えば、検出装置が、仮
想ボタンの表示領域内であれば仮想ボタンの押下という
入力操作が行われたことになる。更に、表示画面の下に
入力装置の検出手段が設けられているので、表示画面上
にタッチパネルのような表示の邪魔をするものがないの
で、非常に視認性がよいと共に、バックライト等を必要
としないので、表示装置の構成が簡単となり、表示装置
を安価にできる。しかも、検出手段が、表示画面上用の
タッチパネルのように透明にする必要がないので、表示
画面上用のタッチパネルに比べて、材料、製造方法に制
限が少ないので、非常に入力装置を安く作ることがで
き、従って、入出力装置を安く作ることができる。ま
た、前記表示画面及び当該表示画面下の検出手段がシー
ト状のものを使用すれば、軽くできると共に、スペース
効率がよいので、携帯用電子機器に適用できると共に、
本願発明を使用した入出力装置を各種電子機器に適用す
れば、電子機器を小型で軽量にすることができる。
各種操作情報や当該操作情報に対応した仮想操作ボタン
が表示画面上に表示される情報入力ディスプレイを備
え、上記仮想操作ボタンの押圧によって当該機器の制御
情報を入力可能な入出力装置に関するものであり、上記
目的を達成すべく、所定のピッチで複数の入力スイッチ
が配列されたスイッチマトリックス基板上に柔軟性を備
えたシート状の表示画面を重畳配置して上記情報入力デ
ィスプレイを形成していることを特徴とするものであ
る。
ルパネルによれば、当該OA機器の操作情報や仮想操作
ボタンが表示される情報表示画面として柔軟性のあるシ
ート状のものを用いているので、上記スイッチマトリッ
クス基板の上に情報表示画面を重畳配置しても、当該情
報表示画面を押圧することで当該スイッチマトリックス
基板に配列された入力スイッチを間接的に押圧すること
ができる。
の上にタッチパネルを設ける必要がないので、ユーザは
情報表示画面を直接視認することができ、かかる画面に
表示される操作情報や仮想操作ボタンを従来よりも明確
に認識することができる他、視認性を高めるためのバッ
クライトを情報表示画面の背面側に設ける必要もなく、
製造コストの低減化を図ることもできる。
ス基板にガラス板を用いる必要がないので、仮想操作ボ
タンの操作時にかかるガラス板が破損するという懸念も
ない。
素子を有する可撓性の画像表示パネルと、この画像表示
パネルの下側に積層配置され、画像表示パネルの視認側
から押された位置の座標を検知する座標検知手段とを備
えるように構成したものである。
含む可撓性の液晶表示パネルであり、前記座標検知手段
が液晶表示パネルの視認側から押された位置の座標を検
出するものである。
画像表示素子を有する可撓性の画像表示パネルと、この
画像表示パネルの下側に積層配置され、画像表示パネル
の視認側から押された位置の座標を検知する座標検知手
段とを備えるように構成したので、画像表示パネルが入
出力装置の表面側に配置されるため、視認性に優れ、操
作性に優れた入出力装置を提供することができる。
を有する可撓性の画像表示パネルと、前記画像表示パネ
ルに対して視認側から遠い位置に積層配置され、前記画
像表示パネルの視認側から押された位置の座標を検知す
る座標検知手段と、前記画像表示素子視認側の層に前記
画像表示パネルの視認側からの局所的な応力を分散させ
る弾性を有する緩衝層を有するものである。
素子視認側の層に前記液晶表示パネルの視認側からの局
所的な応力を分散させる弾性を有する緩衝層を設けるよ
うに構成したので、液晶表示素子に作用する押圧力を、
柔軟性を有する緩衝層によって吸収することができ、液
晶表示素子の配向こわれを確実に防止することができる
と共に、座標検知手段に適切に分散された応力を座標検
出手段に伝達できる。このため、表示装置の外力に対す
る保護と入力の確実性を増すことができる。また、請求
項2に記載の発明は、請求項1記載の入出力装置におい
て、前記緩衝層に対して視認側から遠い位置に画像表示
素子を保護する補強板を配置したものである。さらに、
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の入出力装置に
おいて、前記補強板は前記画像表示素子に対して視認側
に近い位置に配置したものである。又、請求項4に記載
された発明は、請求項2記載の入出力装置において、前
記補強板は前記画像表示素子に対して視認側から遠い位
置に配置したものである。
項1記載の入出力装置において、前記画像表示素子が液
晶表示素子であり、前記液晶表示素子を挟む位置に一対
の偏光板を持ち、前記液晶表示素子と当該液晶表示素子
の視認側に位置する偏光板との間に、前記緩衝層を介在
させ、前記緩衝層の屈折率を、空気の屈折率よりも液晶
表示素子及び偏光板を構成する材料の屈折率に近く設定
したものである。
素子と当該液晶表示素子の視認側に位置する偏光板との
間に、柔軟性を有する緩衝層を介在させ、この緩衝層の
屈折率を、空気の屈折率よりも液晶表示素子及び偏光板
を構成する材料の屈折率に近く設定するように構成した
ので、液晶表示素子と当該液晶表示素子の視認側に位置
する偏光板との間に、柔軟性を有する緩衝層を介在さ
せ、液晶表示素子の配向こわれを防止するように構成し
た場合でも、緩衝層の屈折率が液晶表示素子及び偏光板
を構成する材料の屈折率に近く設定されているため、緩
衝層によって視認性が低下するのを防止することができ
る。
表示パネルが液晶表示素子を挟む位置に一対の偏光板を
持ち、前記液晶表示素子と当該液晶表示素子の視認側に
位置する偏光板との間に、柔軟性を有する緩衝層を介在
させるとともに、この緩衝層の下部に液晶表示素子を保
護する補強板を配置して構成され る。
示素子の視認側に位置する偏光板との間に、柔軟性を有
する緩衝層を介在させるとともに、この緩衝層の下部に
液晶表示素子を保護する補強板を配置するように構成し
たので、補強板によって液晶表示素子を確実に保護する
ことができ、液晶表示素子の配向こわれを一層確実に防
止することができる。
4記載の入出力装置において、前記画像表示素子が液晶
表示素子であり、前記緩衝層と、前記液晶表示素子と、
前記補強板との弾性係数の大小関係が、補強板>液晶表
示素子>緩衝層の関係を満たすように設定したものであ
る。また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の入出力装置において、前記画像
表示素子が液晶表示素子であり、かつ前記画像表示パネ
ルが液晶表示パネルであるものである。
1乃至7のいずれかに記載の入出力装置において、前記
緩衝層が、ゲル状の樹脂材料またはゴム状の樹脂材料で
構成されてなるものである。
知手段が、メンブレンスイッチからなるものである。
実施の形態について説明する。参考例 図1は本発明を適用し得る複写機のコントロールパネル
の一参考例を示す分解斜視図である。同図において、符
号1は複数の入力スイッチが配列されたスイッチマトリ
ッス基板、符号2はこのスイッチマトリッス基板1の上
に重畳配置された情報表示画面、符号3はテンキー4を
備えると共に上記液晶表示画面2に対応した窓5を有す
るパネル板である。
表示画面であり、柔軟性を備えたシート状に形成されて
いる。この液晶表示画面2は、図3に示すように、電極
となるITO(Intium Tin Oxide)9
が蒸着された一対の透明樹脂シート10、10の夫々に
強誘電性液晶11を塗布した後、これらを互いに張り合
わせて液晶シート12を形成し、更に、上記電極9に所
定の駆動電圧を印加するSTN液晶用ドライバーIC1
3を、図2に示すように、上記透明樹脂シート10、1
0に対して異方導電接着シート14により熱圧着接続し
てTCP(Tape Carier Package)
15を形成している。また、表示画面のコントラストを
高めるため、上記液晶シート12を一対の樹脂製偏光板
16、16で挟み込むと共に、上記スイッチマトリッス
基板1との対向面には厚さ50μmのアルミニウム製反
射膜17を接着してある。更に、上記液晶シート12内
に封じ込めた液晶11に局所的な応力が作用するのを防
止するため、液晶表示画面2の上面は厚さ0.2mm程
度の樹脂性フィルム18で被覆し、これを緩衝材とし
た。
は、メンブレン基板6上に個々が独立した複数の入力ス
イッチ7をマトリックス状に配列したものであり、各入
力スイッチ7は銅からなるキー電極を上記メンブレン基
板6上にマトリックス配線することによって形成されて
いる。また、上記メンブレン基板6上には各入力スイッ
チでの電気的導通を検知するCPU回路8が設けられて
いる。更に、この入力スイッチ7を押圧した時の操作感
を与えるため、各入力スイッチ7のキー電極に対応する
部位には、図3に示すように、ドーム状の板バネ7aが
設けられ、押圧力に対して適度な抵抗が生じるようにな
っている。
ッチマトリックス基板1上に上記液晶表示画面2を重畳
配置しているが、前述したように上記液晶表示画面2は
柔軟性のあるシート状に形成されているので、当該液晶
表示画面2を直接押圧することによってスイッチマトリ
ックス基板1上の入力スイッチ7を押圧することができ
るようになっている。従って、ユーザが上記液晶表示画
面2に表示された仮想操作ボタンを押圧すると、かかる
画面2の下側において当該仮想操作ボタンに対応した入
力スイッチ7が押圧され、上記CPU回路8が押圧され
た入力スイッチ7を特定することにより、当該仮想操作
ボタンが操作されたか否かを判別することができるもの
である。
マトリックス基板1上に配列された入力スイッチ7は液
晶表示画面2の下方だけではなく、パネル板3に設けら
れたテンキー4の下方にも位置している。すなわち、テ
ンキー4の押圧によって電気的導通を生じる入力スイッ
チと仮想操作ボタンの押圧によって電気的導通を生じる
入力スイッチは1枚のメンブレン基板6上に配列されて
いる。
マトリックス基板1で仮想操作ボタンによる入力とテン
キー4による入力との双方を担うことができ、テンキー
に対応するスイッチマトリックス基板をタッチパネルと
別個に設けることが必要とされた従来のコントロールパ
ネルよりも製造コストの低減化を図ることができるもの
である。
ス基板1上に配列された入力スイッチをメンブレンスイ
ッチとしたが、ユーザによる仮想操作ボタンの押圧力を
電気信号のオン/オフに変換できるものであれば、スイ
ッチとして使用することができる。スイッチの配列は、
マトリックスに限らず、どのような配列でもよいし、そ
の数も1以上であればよい。
装置の保護と入力装置の入力の確実性を更に強化した例
を示すものである。図4及び図5はこの発明の実施の形
態2に係る情報入力が可能な入出力装置を示す平面図及
び断面図である。
は、図5に示すように、大きく分けて、当該入出力装置
40が適用される機器の機能に応じて種々の画面が表示
される液晶表示パネル41と、この液晶表示パネル41
の下部に配置されるメンブレンスイッチ42とから構成
されている。
表示パネルからなり、可撓性を備えたシート状に形成さ
れている。液晶表示パネル41は、液晶表示部43の表
裏両面側に一対の偏光板47、47を配置して構成され
ているが、これらの一対の偏光板47、47は、液晶表
示部43に直接積層されている必要はなく、一対の偏光
板47、47と液晶表示部43との間に他の層や板状部
材を介在させても良い。この液晶表示パネル41のう
ち、液晶表示部43は、図5に示すように、透明電極で
あるITO電極44が所定のピッチで直線状に蒸着され
た一対のPES(ポリエーテルサルフォン)製のシート
45、45の間に、液晶46を積層して構成されてい
る。また、一対のPESシート45、45の外側には、
偏光板47、47が配置されている。上記一対のPES
シート45、45にそれぞれ蒸着されるITO電極44
は、互いに直交するように所定のピッチで直線状に配置
されており、上側の電極44と下側の電極44とでマト
リックスを形成するようになっている。さらに、上記一
対のPESシート45、45の間に積層される液晶46
としては、例えば、強誘電性高分子液晶が用いられる
が、これに限定されるものではなく、他の種類の液晶を
用いても勿論よい。
としては、例えば、基本的な構成及び動作が特許第25
12290号公報等に開示されているように構成したも
のが用いられるが、更に具体的には、出光興産(株)社
の出願に係る特開平5−61061号公報や特開平5−
273531号公報等に開示されているように構成した
ものを用いることができる。この液晶表示パネル41の
液晶表示部43は、例えば、透明な電極となるITO電
極44、44が蒸着された一対のPESシート45、4
5の一方又は双方に、強誘電性高分子液晶等からなる液
晶46を塗布して製膜し、対向する一対のPESシート
45、45をラミネートした後、複数のローラ間を通過
させることによって曲げによる配向処理を施して製造さ
れる。ここで、強誘電性高分子液晶からなる液晶46を
用いた液晶表示パネル41は、メモリ性を有しているた
め、電圧の印加を停止した状態でも、表示画面を保持可
能であるという特性を有している。
即ち視認側には、PESシート45と偏光板47との間
に、乱反射等を防止して当該液晶表示パネル41の視認
性を向上させるための視認性向上シートからなる緩衝層
48が積層状態に配置されている。この視認性向上シー
トからなる緩衝層48としては、例えば、ゲル状の樹脂
またはゴム状の樹脂からなるものが用いられる。この視
認性向上シートからなる緩衝層48の表面には、電場が
加えられた液晶の光学的異方性の変化に基づいて表示画
像の濃淡を明らかにするために、偏光板47が積層配置
されている。その際、可撓性を有する液晶表示部43と
偏光板47との間に介在される緩衝層48は、他の部材
と屈折率が大きく異なると、外光の反射を起こしてしま
い、液晶表示パネル41の表示品質が悪くなる。そのた
め、上記視認性向上シートからなる緩衝層48として
は、空気の屈折率が1.0であるのに対して、強誘電性
液晶46や偏光板47等を構成する合成樹脂の屈折率は
1.4付近であるため、透明な緩衝層48のゲル状樹脂
またはゴム状樹脂の屈折率は1.4近傍のものを用いる
のが最適である。
工社製の視認性向上シートが屈折率1.46であること
から、緩衝層48としては、例えば、厚さ400μmの
粘着性を持った日東電工社製の視認性向上シートが用い
られ、この視認性向上シート48は、液晶表示パネル4
1と偏光板47との間に、その粘着性によって接着保持
された状態で介在される。上記緩衝層48として用いら
れる視認性向上シートは、例えば、アクリル系ポリマー
等のゲル状樹脂や、シリコーン系樹脂ポリマー等のゴム
状樹脂からなるものが用いられる。
何らの部材を介在することなく偏光板47がそのまま積
層配置されており、この裏面側の偏光板47は、液晶表
示パネル41の表面側に配置される偏光板47と直交す
るように配置されている。さらに、上記液晶表示パネル
41の裏面側に配置された偏光板47の下部には、液晶
表示パネル41の表面側から入射する光を反射する反射
板49が積層配置されている。この反射板49として
は、例えば、アルミニウム箔等が用いられる。また更
に、上記反射板49の下部には、液晶表示パネル41の
押圧力に対する補強と、後述するメンブレンスイッチ4
2の分解能を向上させるための補強板50が積層配置さ
れている。この補強板50としては、例えば、アクリル
板やプラスチック板等が用いられる。
晶表示パネル41の表面側から指やペン等によって押さ
れた位置の座標を検知するための座標検知手段としての
メンブレンスイッチ42が配置されている。このメンブ
レンスイッチ42としては、図6に示すように、マトリ
クス状に形成された電極パターン51をそれぞれ縦方向
及び横方向に沿って所定のピッチでそれぞれ有する一対
のスイッチシート52、52と、これら一対のスイッチ
シート52、52の間に配置され、電極パターン51の
スイッチ部53に対応した領域54が円形状又は矩形状
に切り欠かれたスペーサシート55からなるものが用い
られる。上記メンブレンスイッチ42は、指等で押され
た領域のスイッチシート52、52が撓んで、これら一
対のスイッチシート52、52が形成されたスイッチ部
53が互いに接触することにより、押された位置の座標
を検知するものが用いられる(特許第2556711号
公報)。
ては、これに限定されるものではなく、特開平8−31
5668号公報や特開平8−258147号公報、特開
平8−241647号公報、あるいは特許第25306
51号公報等に開示されている種々のものを用いること
ができ、その種類は問わないものである。
は、他に、矩形状に形成された一対の導電性基板の間
に、同一形状に形成された抵抗層を介在させ、導電性基
板の縦方向及び横方向の端部に検出用のグリッド電極を
設けることにより、導電性基板の一部が押圧されると、
縦方向及び横方向の端部に設けられた検出用のグリッド
電極間の抵抗値が変化するため、この縦方向及び横方向
に位置する検出用のグリッド電極間の抵抗値を検出し
て、指等で押された位置の座標を検知するように構成し
たアナログ型のものを用いても良い。このようなアナロ
グ型でもよいし、これに限らず、表示画面の視認側から
の押圧に応じて感圧して表示画面上の位置を検出できる
ものであれば、どのような種類のものでもよい。
0の制御基板との配線を示すものである。
すものであり、この液晶表示パネル41の下側には、メ
ンブレンスイッチ42が積層状態に配置されている。液
晶表示パネル41の配線は、液晶表示パネル41のIT
O電極44にフレキシブル基板55を介して所定の駆動
電圧を印加するSTN液晶用ドライバーIC56をTC
P(Tape Carier Package)57と
し、液晶表示パネル41の透明樹脂シート45の電極4
4を異方導電接着シート58により熱圧着接続してい
る。また、上記TCP57は、プリント基板59に接続
されている。
0の制御回路を示すブロック図である。
御するためのCPUを示すものであり、この入出力装置
40のマトリックス状に形成されたメンブレンスイッチ
42は、X方向又はY方向の一方向に沿って所定のピッ
チで配列された電極パターン51が、CPU60からバ
ッファ回路61を介して出力されるスキャン出力によっ
てスキャンされ、他の方向に沿って所定のピッチで配列
された電極パターン51からの出力信号が、ドライバー
回路62を介してCPU60に入力され、CPU60
は、液晶表示パネル41の視認側から指等で押圧された
位置の座標を検出するように構成されている。
いた表示画面を液晶表示パネル41の液晶表示部43に
表示する。すなわち、CPU60は、表示する画面の構
成データ(以下、フレームデータと呼ぶ)に基づいて、
ドライバー回路63を介して液晶表示部43への描画処
理を行うようになっている。上記液晶表示部43に画面
を表示するためのフレームデータとしては、例えば、図
8に示すように、そのフレーム上に表示される仮想ボタ
ン等の領域を示す表示、さらにはアイコンイメージなど
のオブジェクトの表示情報(描画用)65と、所定の領
域を押下することにより入力を行うタッチ領域の範囲を
指定する検出領域情報66が含まれている。さらに、上
記オブジェクトの表示情報(描画用)65は、図8に示
すように、ボタンオブジェクト情報への座標や明暗等の
表示を指定するポインター67と、アイコンイメージオ
ブジェクト情報への座標や明暗等の表示を指定するポイ
ンター68として機能するオブジェクトテーブルを備え
ている。
る入出力装置では、次のようにして、情報入力ディスプ
レイに表示される操作情報や仮想操作ボタンの視認性に
優れると共に、かかる情報入力ディスプレイの操作時に
おける破損の懸念がなく、しかも低コストで製造するこ
とが可能となる。また、この実施の形態に係る入出力装
置では、次のようにして、液晶表示パネルをスイッチ素
子等の上部に配置することにより、液晶表示パネルが見
やすく、液晶表示パネルに表示される画像の視認性に優
れるように構成した場合でも、液晶表示パネルが押圧さ
れることによる液晶の配向こわれ等を確実に防止可能で
あるとともに、スイッチ素子などの動作を確実に行なう
ことが可能となっている。
置40は、図5に示すように、フレキシブルな液晶表示
パネル41の上部に、視認性向上シートからなる緩衝層
48が配置されており、この視認性向上シートからなる
緩衝層48としては、例えば、ゲル状の樹脂またはゴム
状の樹脂からなるものが用いられる。そのため、入出力
装置40の表面に位置する偏光板47上から加えられた
押圧力Fは、図9に示すように、偏光板47の下部に配
置されたゲル状の樹脂またはゴム状の樹脂からなる緩衝
層48に伝わり、ゲル状の樹脂またはゴム状の樹脂から
なる緩衝層48が変形することで、ゲル状の樹脂または
ゴム状の樹脂からなる緩衝層48が押圧力Fを吸収す
る。したがって、入出力装置40の表面から加えられた
押圧力Fを緩衝層48が吸収することにより、入出力装
置40の表面から加えられた押圧力Fが弱められた状態
で液晶表示部43に作用するため、液晶46の配向こわ
れ等を確実に防止することができる。
3上の視認性向上シート48側に位置する偏光板47の
上から押圧力Fを加えることにより、緩衝層48を通し
て液晶表示部43に力が作用するが、表面の偏光板47
から加えられた押圧力Fは、図9に示すように、緩衝層
48で分散/吸収されているので、液晶表示パネル41
に加わる力Fは、局部的に集中することがなく、押圧力
Fを加えた箇所を中心に緩やかに液晶46に伝わること
になる。そのため、偏光板47の上から加えられた押圧
力Fは、緩衝層48で分散/吸収されて緩衝され、フレ
キシブル液晶表示パネル41に対しては、緩やかな変形
を生じさせるのみとなる。
1の下部に位置する偏光板47及び反射板49の下方に
は、補強板50が配置されている。このフレキシブルな
液晶表示パネル41の下方に配置された補強板50は、
フレキシブルな液晶表示パネル41の保護と、液晶表示
パネル41の下方に位置するメンブレンスイッチ42の
入力の確実性や分解能の向上に役立つようになってい
る。
緩衝層48が無く、液晶表示部43のみの場合には、図
9に示すように、上からの押圧力Fがそのままフレキシ
ブルな液晶表示部43にそのまま加わり、液晶46の内
部の配向が壊れることになる。一方、上記液晶表示部4
3の表面側に緩衝層48を設けた場合には、図9に示す
ように、上からの押圧力Fを緩衝層48が吸収して、局
部に集中する力を分散させる。このため、液晶表示部4
3に加わった局部応力が全体的に大きな曲率を持った応
力分布に変わる。さらに、液晶表示部43の下に補強板
50を配置することにより、緩衝層48の存在によって
局部応力が大きな曲率の応力分布に変わったものを、液
晶表示部43の下に補強板50を配置することによっ
て、さらに平面に近い状態に戻し、液晶46の配向こわ
れの原因である液晶内部の配向のずれを最小限にとどめ
ることができる。
液晶表示パネル41の下に補強板50を配置しない場
合、つまりフレキシブル液晶表示パネル41の下方が空
間または、柔らかい材質のものを配置した場合には、フ
レキシブル液晶表示パネル41に作用する押圧力Fによ
って、図11に示すように、このフレキシブル液晶表示
パネル41が大きく撓んでしまい、液晶46の部分的な
変位量が大きくなって液晶46の配向こわれが発生しや
すくなる。これに対して、フレキシブル液晶表示パネル
41の下に補強板50を配置した場合には、図12に示
すように、補強板50の強度のためにフレキシブル液晶
表示パネル41が全体的に曲がり、それに伴いフレキシ
ブル液晶表示パネル41の変位量が、図13に示すよう
に小さく抑えられるので、液晶46の配向こわれが発生
するのを確実に防止することができる。
れるメンブレンスイッチ42の分解能の観点からも、液
晶表示パネル41の下方に補強板50を配置するのが望
ましい。
置されるメンブレンスイッチ42は、スイッチ形状が円
形である場合が多く、スイッチ部分の密度が粗い場合も
多いので、スイッチの分解能が仕様を満たさない虞れが
ある。液晶表示パネル41の下方に補強板50を配置し
ない場合は、図14に示すように、スイッチの間を押し
た時にメンブレンスイッチ42のスイッチシート52が
局所的にたわみ、押した箇所の上下のメンブレンスイッ
チシート52間の距離が近づくが、上下のスイッチ部5
3は接触せず、導通の反応がないためにこの位置での分
解能はないことになる。
50を配置した場合は、図15に示すように、補強板5
0が大きくたわむことにより、メンブレンスイッチ42
のシート52間で押される部分が多くなり、押した箇所
の両側の上下スイッチシート52が確実に接触すること
になり、スイッチの導通反応がある。このように、補強
板50を設けることにより、メンブレンスイッチ42の
シート52、52に設けられたスイッチ部53どうしが
確実に接触するので、液晶表示パネル41の下方に補強
板50を配置することが、メンブレンスイッチ42の入
力の確実性や分解能を向上させる上でも望ましい。
記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、補強板の位置が前記実
施の形態2と異なっている。
表示パネル41の表面側のPESシート45と、視認性
向上シートからなる緩衝層48との間に、補強板50が
配置されている。また、液晶表示パネル41の下方に位
置する反射板49の下部には、直接メンブレンスイッチ
42が配置されている。
は、図17から明かなように、緩衝層48へ加わった圧
力を逆方向に向かわせることが目的であるために緩衝層
48の下にあれば、その間にフレキシブル液晶表示パネ
ル41の下に補強板50を位置させても、緩衝層48の
すぐ下に補強板50を位置させ、その下にフレキシブル
液晶表示パネル41を位置させても同じ効果を発揮す
る。なお、前記緩衝層48と、前記液晶表示パネル41
と、前記補強板50との弾性係数の大小関係は、補強板
>液晶表示素子>緩衝層の関係を満たすように設定され
ている。
ル41の上側のPESシート45と、視認性向上シート
からなる緩衝層48との間に配置した場合には、液晶表
示パネル41の変形を効果的に防止することができる。
1と同一であるので、その説明を省略する。
記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態3では、メンブレンスイッチの
接触した箇所が複数の場合に、計算によりその押された
位置を検知するように構成されている。
8に示すように、フレキシブルな液晶表示部43の上に
緩衝層48を配置するとともに、液晶表示部43の下に
補強層50を配置した場合や、フレキシブルな液晶表示
部43の上に緩衝層48と補強層50とを配置した場合
などには、隣接するスイッチ部の間の位置を押すと、隣
接する2つのスイッチ部が同時にオン状態となるため、
CPUは、隣接する2つのスイッチ部の中間に位置が押
されたことを検知するように構成される。
ンスイッチ42におけるスイッチ部のピッチの1/2の
位置を検知することができ、上記計算法によりメンブレ
ンスイッチ42の分解能は、スイッチの配置密度の2倍
に設定することができる。
る入出力装置について説明する。
でもあり、前記実施の形態2と同一の部分には同一の符
号を付して説明する。
ル41の液晶表示部43としては、例えば、厚さ2.5
μmの強誘電性液晶46(ITO電極44を含む)の表
裏両面側に、厚さ0.1mmのPESシート45を積層
配置したものが用いられる。これらのPESシート45
には、例えば、幅0.27mmの直線状のITO電極4
5が、0.3mmのピッチで形成されている。また、上
記液晶表示パネル41の表面側に配置される視認性向上
シート48としては、例えば、日東電工社製の厚さ40
0μmの視認性向上シートが用いられる。さらに、上記
液晶表示パネル41の液晶表示部43の表裏両面側に配
置される偏光板47としては、例えば、厚さ0.4mm
のものが用いられる。
置される反射板49としては、例えば、厚さ0.1〜
0.2mmのアルミニウム箔を偏光板47の裏面に接着
したものが用いられる。さらに、上記反射板49の下側
に配置される補強板50としては、例えば、厚さ0.4
mmのアクリル板が用いられる。
実施例1と同一の部分には同一の符号を付して説明する
と、この実施例2では、前記実施の形態4と同様に、補
強板の位置が前記実施例1と異なっている。
力装置40では、図16に示すように、例えば、厚さ
0.4mmのアクリル板からなる補強板50が、液晶表
示パネル41の上側のPESシート45と、視認性向上
シートからなる緩衝層48との間に配置されている。
一であるので、その説明を省略する。
実施例1と同一の部分には同一の符号を付して説明する
と、この実施例3では、メンブレンスイッチの分解能を
向上させるため、液晶表示パネル41とメンブレンスイ
ッチ42との間に、突起を一定の間隔で立設したシート
80を介在させるように構成されている。
は、図22に示すように、視認側から、薄い保護膜82
と、厚さ0.4mmの視認性向上シート48と、厚さ
0.4mmのアクリル板からなる補強板50と、厚さ
0.1mmのポリエステルからなる偏光板47と、厚さ
0.1mmのPESシート45と、厚さ2.5μmのゲ
ル状の強誘電性液晶46(ITO電極44を含む)と、
厚さ0.1mmのPESシート45と、厚さ0.1mm
のポリエステルからなる偏光板47とを順次積層して、
液晶表示パネル41を構成している。そして、液晶表示
パネル41の下側には、9.8mmのピッチで高さ0.
4mmの突起81を立設したシート80が介在されてい
る。なおシート80の突起81のピッチは、メンブレン
スイッチ41のスイッチ部53の間隔と一致するように
設定されている。
突起81を一定の間隔で立設したシート80を介在させ
ることにより、液晶表示パネル41の視認側より加えら
れる押圧力が集中的にメンブレンスイッチ41に作用す
るため、メンブレンスイッチ41の分解能を向上させる
ことができる。
一であるので、その説明を省略する。
実施例1と同一の部分には同一の符号を付して説明する
と、この実施例4では、実施例3と同様に、メンブレン
スイッチの分解能を向上させるため、液晶表示パネル4
1とメンブレンスイッチ42との間に、突起を一定の間
隔で立設したシート80を介在させるように構成されて
いるが、液晶表示パネル41の積層状態が実施例3と異
なっている。
は、図22に示すように、視認側から、厚さ0.1mm
のポリエステルからなる偏光板47と、厚さ0.4mm
の視認性向上シート48と、厚さ0.4mmのアクリル
板からなる補強板50と、厚さ0.1mmのPESシー
ト45と、厚さ2.5μmのゲル状の強誘電性液晶46
(ITO電極44を含む)と、厚さ0.1mmのPES
シート45と、厚さ0.1mmのポリエステルからなる
偏光板47とを順次積層して、液晶表示パネル41を構
成している。そして、液晶表示パネル41の下側には、
9.8mmのピッチで高さ0.4mmの突起81を立設
したシート80が介在されている。なおシート80の突
起81のピッチは、メンブレンスイッチ41のスイッチ
部53の間隔と一致するように設定されている。
突起81を一定の間隔で立設したシート80を介在させ
ることにより、液晶表示パネル41の視認側より加えら
れる押圧力が集中的にメンブレンスイッチ41に作用す
るため、メンブレンスイッチの分解能を向上させること
ができる。
一であるので、その説明を省略する。
を用いて、図19(b)に示すように、表面側から偏光
板47と、ゲル状樹脂からなる緩衝層48と、液晶表示
部43と、偏光板47と、図示しないメンブレンスイッ
チとを、順次積層して配置してなる入出力装置40を試
作し、メンブレンスイッチ42のスペーサの厚さを0.
04mmと0.1mmに切り換えて、入出力装置40の
表面を押圧する押圧力Fの大きさを種々変化させた場合
に、この押圧力Fの作用の仕方等がどのように変化する
かを確認する実験を行なった。
示すものである。
を用いて、図19(c)に示すように、表面側から順
に、アクリル板からなる補強板50と、偏光板47と、
液晶表示部43と、偏光板47と、図示しないメンブレ
ンスイッチとを、順次積層して配置してなる入出力装置
40を試作し、入出力装置40の表面を押圧する押圧力
Fの大きさを種々変化させた場合に、この押圧力Fの作
用の仕方等がどのように変化するかを確認する実験を行
なった。
示すものである。
を用いて、図19(d)に示すように、表面側から順
に、アクリル板からなる補強板50と、偏光板47と、
液晶表示部43と、偏光板47と、図示しないメンブレ
ンスイッチとを、順次積層して配置してなる入出力装置
40を試作し、入出力装置40の表面を押圧する押圧力
Fの大きさを種々変化させた場合に、この押圧力Fの作
用の仕方等がどのように変化するかを確認する実験を行
なった。
示すものである。
を用いて、図19(e)に示すように、表面側から偏光
板47と、補強板50としてのアクリル板と、液晶表示
部43と、偏光板47と、図示しないメンブレンスイッ
チとを、順次積層して配置してなる入出力装置40を試
作し、同様に押圧力の作用の仕方等を確認する実験を行
なった。
示すものである。
を用いて、図19(f)に示すように、表面側から偏光
板47と、実験例1の緩衝層48によりも硬い材料から
なる緩衝層48と、液晶表示部43と、偏光板47と、
図示しないメンブレンスイッチとを、順次積層して配置
してなる入出力装置40を試作し、同様に押圧力の作用
の仕方等を確認する実験を行なった。
示すものである。
を用いて、図19(a)に示すように、表面側から偏光
板47と、液晶表示部43と、偏光板47と、図示しな
いメンブレンスイッチとを、順次積層して配置してなる
入出力装置40を試作し、同様に押圧力の作用の仕方等
を確認する実験を行なった。
例1の実験結果を示すものである。
(f)からわかるように、実験例2と実験例4の入出力
装置40は、メンブレンスイッチ42の反応性が若干悪
いことがわかるが、顕著な差はない。また、比較例1
は、メンブレンスイッチ42の反応性が良いが、液晶表
示部43が押圧力により配向こわれが発生した。
明では、表示画面の下に検出手段を設けることにより表
示装置と入力装置を一体型にしたので、表示画面上の表
示内容(例えば、仮想ボタン)に応じて指又はペン等に
より表示画面の視認側から押圧すれば、検出手段が表示
画面の位置を検出して入力ができ、非常に操作性がよ
い。例えば、検出装置が、仮想ボタンの表示領域内であ
れば仮想ボタンの押下という入力操作が行われたことに
なる。更に、表示画面の下に入力装置の検出手段が設け
られているので、表示画面上にタッチパネルのような表
示の邪魔をするものがないので、非常に視認性がよいと
共に、バックライト等を必要としないので、表示装置の
構成が簡単となり、表示装置を安価にできる。しかも、
検出手段が、表示画面上用のタッチパネルのように透明
にする必要がないので、表示画面上用のタッチパネルに
比べて、材料、製造方法に制限が少ないので、非常に入
力装置を安く作ることができ、従って、入出力装置を安
く作ることができる。また、前記表示画面及び当該表示
画面下の検出手段がシート状のものを使用すれば、軽く
できると共に、スペース効率がよいので、携帯用電子機
器に適用できると共に、本願発明を使用した入出力装置
を各種電子機器に適用すれば、電子機器を小型で軽量に
することができる。
情報入力を目的として液晶表示パネルの上から押して
も、液晶の配向を壊すことがなく、パネルとしての表示
品質がよい入出力装置を供給できる。
置する構造において、スイッチの分解能を向上させ、安
価な液晶表示による入出力装置を供給できる。
イッチ素子等の上部に配置することにより、液晶表示パ
ネルが見やすく、液晶表示パネルに表示される画像の視
認性に優れるように構成した場合でも、液晶表示パネル
が押圧されることによる液晶の配向こわれ等を確実に防
止可能であるとともに、スイッチ素子などの動作を確実
に行なうことが可能な入出力装置を提供することができ
る。
り、視認性を向上させると共に、表示装置に対する外力
の保護や入力の確実性を増加させることができる。
解斜視図である。
面図である。
部断面図である。
装置を示す平面図である。
装置を示す図4のA−A’線部分断面図である。
である。
のフレームデータの一例を示す図表である。
ある。
図である。
図である。
図である。
図である。
示す図である。
示す図である。
出力装置を示す要部断面図である。
模式図である。
出力装置を示す図である。
の構成をそれぞれ示す模式図である。
プルの感圧試験を行った結果を示す図表である。
プルの感圧試験を行った結果を示す図表である。
装置を示す断面図である。
装置を示す断面図である。
解斜視図である。
…パネル板、4…テンキー、7…入力スイッチ
Claims (8)
- 【請求項1】 画像表示素子を有する可撓性の画像表示
パネルと、 前記画像表示パネルに対して視認側から遠い位置に積層
配置され、前記画像表示パネルの視認側から押された位
置の座標を検知する座標検知手段と、 前記画像表示素子視認側の層に前記画像表示パネルの視
認側からの局所的な応力を分散させる弾性を有する緩衝
層を有したことを特徴とする入出力装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の入出力装置において、前
記緩衝層に対して視認側から遠い位置に画像表示素子を
保護する補強板を配置したことを特徴とする入出力装
置。 - 【請求項3】 請求項2記載の入出力装置において、前
記補強板は前記画像表示素子に対して視認側に近い位置
に配置してあることを特徴とする入出力装 置。 - 【請求項4】 請求項2記載の入出力装置において、前
記補強板は前記画像表示素子に対して視認側から遠い位
置に配置してあることを特徴とする入出力装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の入出力装置において、前
記画像表示素子が液晶表示素子であり、前記緩衝層と、
前記液晶表示素子と、前記補強板との弾性係数の大小関
係が、補強板>液晶表示素子>緩衝層の関係を満たすよ
うに設定したことを特徴とする入出力装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の入出力装置において、前
記画像表示素子が液晶表示素子であり、前記液晶表示素
子を挟む位置に一対の偏光板を持ち、前記液晶表示素子
と当該液晶表示素子の視認側に位置する偏光板との間
に、前記緩衝層を介在させ、前記緩衝層の屈折率を、空
気の屈折率よりも液晶表示素子及び偏光板を構成する材
料の屈折率に近く設定したことを特徴とする入出力装
置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
の入出力装置において、前記画像表示素子が液晶表示素
子であり、かつ前記画像表示パネルが液晶表示パネルで
あることを特徴とする入出力装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の入出
力装置において、前記緩衝層が、ゲル状の樹脂材料また
はゴム状の樹脂材料で構成されてなることを特徴とする
入出力装置。」
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