JP2003041975A - 内燃機関の吸気系統における炭化水素の放出防止装置 - Google Patents

内燃機関の吸気系統における炭化水素の放出防止装置

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JP2003041975A JP2001233899A JP2001233899A JP2003041975A JP 2003041975 A JP2003041975 A JP 2003041975A JP 2001233899 A JP2001233899 A JP 2001233899A JP 2001233899 A JP2001233899 A JP 2001233899A JP 2003041975 A JP2003041975 A JP 2003041975A
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combustion engine
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valve
intake
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Masaki Takeyama
雅樹 武山
Naoya Kato
直也 加藤
Takanori Inuzuka
孝範 犬塚
Takashi Nishimoto
隆司 西本
Koichi Oda
浩一 小田
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
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Toyota Boshoku Corp
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関のスロットルバルブがHCの重合物
によって固着すること、及びHCが吸気系統から外部へ
放出されるのを防止すること。 【解決手段】 スロットルバルブ3の周囲の隙間には、
PCV通路7によって吸気管2内へ還流するブローバイ
ガスに含まれていたHCが付着し、運転停止後の熱によ
ってバルブ3の周辺の温度が上昇する約60分の間に重
合してバルブ3を固着させる。また、吸気ポート22や
燃焼室11の内面に油膜状に付着した燃料は運転停止後
に蒸発して、吸気管2内を長い時間をかけて上流側へ拡
散した後に外部へ放出される。そこで、運転停止後にス
ロットルバルブ3を開弁させて固着を防止し、バルブ3
の温度が重合温度よりも低くなった時に閉弁させて、H
Cの蒸気を下流側のサージタンク21内等に閉じ込め
る。温度の変化は、例えば吸気温センサ5によって検出
される吸気温度から容易に推測することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)において、その吸気系統から外部へ燃料等の炭化水
素(HC)が放出されるのを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の見地から、車両に搭載
された内燃機関が排出するHCを低減させようとする気
運が高まって来ている。排気と共に外部へ排出される未
燃のHCや、燃料タンク等の燃料供給系統から蒸発して
外部へ漏れ出るHCについては様々な研究がなされてい
るが、内燃機関の運転停止時に吸気系統の空気取り入れ
口から外部へ流出するHCについても注意を払う必要が
ある。吸気系統から流出するHCとしては、内燃機関の
運転中に、吸気ポート内或いは気筒内の壁面に油膜の形
で付着していて「吸気ポートウエット」とか「筒内ウエ
ット」等と呼ばれている未燃の燃料とか、PCV(クラ
ンク室の強制換気)システムによって吸気系統へ還流し
たブロ―バイガスの中に含まれている燃料やエンジンオ
イル等のHCがある。これらのHCが内燃機関の運転停
止後に吸気通路内で拡散することによりエアクリーナ等
を通過して外部へ漏れ出るのを防止しなければならな
い。
【0003】この問題の対策として、実開昭63−15
7228号公報に記載された従来技術においては、濾紙
と、HCの吸着能力を有する活性炭紙とを重ね合わせた
ものを襞折りすることによって活性炭入りのフィルタエ
レメントを形成し、これを通常のエアクリーナエレメン
トの代わりに、内燃機関の吸気通路に設けられたエアク
リーナの内部に装着することが提案されている。
【0004】しかしながら、このような活性炭入りのフ
ィルタエレメントにおいては、活性炭の量を増加させる
と通気抵抗が増加して圧力損失が大きくなり、機関の出
力低下等の問題を生じるので、フィルタエレメントによ
って多量の活性炭を担持させることは不可能である。そ
のため、少量の活性炭では吸着し得るHCの量が少ない
ので、内燃機関の運転停止後に、油膜状の吸気ポートウ
エットや筒内ウエットを形成している燃料が内燃機関の
余熱を吸収して蒸発し、多量のHCとなって一度にフィ
ルタエレメントまで流れてくると、活性炭が飽和してそ
れ以上は吸着不能となり、吸着されかったHCがエアク
リーナの空気取り入れ口から外部へ流出する恐れがあ
る。
【0005】従って、この問題に対しては、活性炭入り
のフィルタエレメントの下流側に設けられるスロットル
バルブを内燃機関の運転停止中は常に全閉すると共に、
スロットルバルブをバイパスするISCV(アイドル回
転速度制御バルブ)を設ける場合にはISCVも全閉す
ることにより、スロットルバルブの周囲の、スロットル
ボディとの間の狭い隙間を通過して上流側へ洩れる少量
のHCを除いて、吸気ポートウエットや筒内ウエットか
ら蒸発する大量のHCが活性炭入りのフィルタエレメン
トまで到達しないようにする必要がある。従来の内燃機
関においては、運転停止中にスロットルバルブを閉弁さ
せるものが多いから、この点ではさほど問題がないよう
に見える。
【0006】しかしながら、内燃機関の運転停止時にス
ロットルバルブを全閉状態に維持する場合には、内燃機
関の運転中にPCVシステムによって吸気系統へ還流し
たブロ―バイガス中のHCが、全閉されたスロットルバ
ルブの狭い隙間に液体の形で集まりやすい。これは毛細
管現象によるものと考えることもできる。更に、ブロ―
バイガスにはタール分や微細なカーボン粒子等も含まれ
ていて、スロットルバルブの隙間に溜まる液状のHCの
粘度が、軽質の燃料の粘度よりも高くなっていることが
原因の一つと考えられる。
【0007】このようにして閉じたスロットルバルブの
周囲の隙間に付着するHCの分子が、運転停止後に所謂
「デッドソーク」の状態にある内燃機関の熱がスロット
ルバルブの周辺まで伝わって来て隙間の温度が高くなっ
た時に、熱によって重合して高分子化し、粘度の高いタ
ール状のデポジットに変化することにより、スロットル
バルブがスロットルボディ35に粘着して動き難くな
る。このようなことが何回か繰り返されることによって
スロットルバルブが固着状態になると、バルブが円滑に
作動しなくなるだけでなく、強い操作力を加えた時にバ
ルブが急に開弁して内燃機関の回転速度が急激に上昇す
るというような問題が起こる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おける前述のような諸問題に鑑み、スロットルバルブの
固着の問題を伴うことなく、HCが吸気系統から外部へ
漏れ出るのを効果的に阻止すると共に、活性炭入りフィ
ルタエレメントを使用する場合には、その活性炭量を通
気抵抗が大きくなるほど増量する必要もない新規な解決
手段を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は実験と検討
を重ねた結果、スロットルバルブに付着したHCが加熱
されて重合するのは、内燃機関の高温部とスロットルバ
ルブとの間の距離や、内燃機関の熱容量の大きさ等によ
って多少は変化するが、内燃機関が運転を停止した時か
ら60分を越えない長さの時間内に限られていて、その
時間を過ぎた後は温度低下のためにHCの重合反応が起
こらないことを見出した。
【0010】また、吸気通路の長さや形状、或いは断面
積等に応じて多少変化するが、内燃機関の吸気ポートや
気筒内の壁面に油膜状に付着した燃料が内燃機関の高温
部の熱を吸収して蒸発し、吸気系統の内部を上流側へ流
れてエアクリーナまで到達する時までに、当初予測した
以上に長い時間を要することをも見出した。HCの到達
までに長い時間がかかるのは、ガソリンのような軽質の
燃料でも、それを構成する大部分のHCの分子量が空気
のそれよりも大きいので、エアクリーナの位置が通常の
ように内燃機関本体より少しでも上位にあれば、HCが
吸気通路内の空気の中へ拡散しながら上昇するのに時間
がかかるためと考えられる。
【0011】本発明は、これらの知見に基づいて、それ
らの間の時間差を本発明の課題の解決のために利用する
ものであって、内燃機関の運転停止後にHCが吸気通路
内において上流側に向かって拡散して外部へ放出される
前に、スロットルバルブを開弁させることによりスロッ
トルバルブの隙間に付着したHCが熱によって重合して
隙間を固着するのを防止し、更に、スロットルバルブ周
辺の温度が低下してHCの重合反応が起こらなくなった
後にスロットルバルブを閉弁させて、HCの蒸気をスロ
ットルバルブの下流側へ閉じ込めることにより、前述の
問題を解消する点に特徴がある。即ち、本発明は、前述
の課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の
請求項1に記載された通りの、内燃機関の吸気系統にお
ける炭化水素の放出防止装置を提供する。
【0012】本発明の炭化水素の放出防止装置において
は、内燃機関の吸気通路に設けられたスロットルバルブ
を内燃機関の運転停止後に開弁させると共に、内燃機関
の運転停止時から60分を越えない長さにおいて定めら
れた開弁期間の間は開弁状態を維持し、開弁期間が経過
した時にスロットルバルブを閉弁させるように構成され
ているので、ブロ―バイガス等に含まれていてスロット
ルバルブの隙間に付着したHCが内燃機関の運転停止後
に高温部から伝わってくる熱によって重合する60分を
越えない長さの期間はスロットルバルブが開弁されてい
るため、重合したHCによってスロットルバルブがバル
ブボディに粘着して固着するのを防止することができ
る。この期間が過ぎるとスロットルバルブの周辺へ伝わ
って来た熱も拡散して、スロットルバルブ周辺の温度が
低下するので、スロットルバルブを閉弁させても固着の
問題が生じない。
【0013】また、内燃機関の運転停止後には、燃焼室
や吸気ポート内に付着していた油膜状の燃料からHCが
蒸発して吸気通路内を上流側へ拡散してくるが、そのH
Cがスロットルバルブや、更に上流側のエアクリーナの
ような吸気通路の入口部分へ到達する時までにかなり長
い時間を要するので、内燃機関の運転停止後におけるH
Cの重合によるスロットルバルブの固着を避けるため
に、前述のようにスロットルバルブを60分を越えない
長さの時間だけ開弁させても、HCの蒸気はスロットル
バルブの位置まで流れては来ない。従って、スロットル
バルブを60分を越えない長さの所定の開弁期間だけ開
弁させた後に、再びスロットルバルブを閉弁させること
により、蒸発したHCをスロットルバルブの下流側のサ
ージタンク内等に閉じ込めて、HCが吸気の取り入れ口
から外部へ流出するのを防止することができる。
【0014】本発明の炭化水素の放出防止装置において
は、スロットルバルブ或いはその周辺のスロットルボデ
ィの温度を直接に検出する温度センサのような温度検出
手段を設けて、その温度が一旦上昇した後に降下して、
HCの重合が起こらない程度の温度になった時に、スロ
ットルバルブの開弁期間が終了したものとして、スロッ
トルバルブを閉弁させることが基本となる。しかしなが
ら、この場合はスロットルバルブ或いはその周辺部に特
別の温度検出手段を設ける必要が生じる。
【0015】スロットルバルブの温度を直接に検出する
代わりに、スロットルバルブの上流側の吸気通路などに
吸気温センサを設けて、その吸気温センサによって吸気
の温度を検出することにより、それと相関関係を有する
スロットルバルブの周辺の温度を推測することができ
る。この場合は、検出された吸気温度が所定値まで降下
した時期を開弁期間の終期としてスロットルバルブを閉
弁させればよい。
【0016】内燃機関の吸気系統の一部に吸気温センサ
が既に設けられているような場合には、それによって検
出された吸気温度が所定値まで降下した時期を開弁期間
の終期としてスロットルバルブを閉弁させるとよい。吸
気系の任意の位置において検出された吸気温度と、スロ
ットルバルブ周辺の温度との間にも一定の相関関係があ
るためである。このように、通常の内燃機関において設
けられることが多い手段によって計測された吸気温度か
らスロットルバルブの温度を推測することにより、スロ
ットルバルブの開弁期間を定めるので、制御手段の構成
を簡素化してコストを低減させることができる。
【0017】スロットルバルブをバイパスするアイドル
回転速度制御通路が設けられている場合は、通常その通
路に挿入されているアイドル回転速度制御バルブを、内
燃機関の運転停止後に前述のスロットルバルブと同様に
制御することができる。その時期にアイドル回転速度制
御バルブを開弁させることによって、アイドル回転速度
制御バルブが、それに付着したHCの重合によって固着
することが避けられるだけでなく、所定の開弁期間の経
過後にアイドル回転速度制御バルブを閉弁させることに
よって、アイドル回転速度制御通路を通過して上流側へ
拡散するHCを遮断して、外部へ流出するのを防止する
ことができる。
【0018】これらのスロットルバルブ或いはアイドル
回転速度制御バルブは、内燃機関の運転停止後であって
も電子式制御装置によって自動的に制御するように構成
することが望ましい。しかしながら、より簡単な他の制
御手段によって制御するように構成して、運転停止後の
消費電力を低減することも可能である。その場合、スロ
ットルバルブに通常の作動手段の他に運転停止時のため
の特別の作動手段を設けて、運転停止後にスロットルバ
ルブを開閉制御することができる。具体的に、電子式制
御装置によって制御されるソレノイドアクチュエータを
設けるとか、スロットルバルブの温度と相関関係を有す
る内燃機関の一部分の温度に自動的に応答するサーモワ
ックスアクチュエータのようなものを設けてもよい。
【0019】スロットルバルブが2個用いられて、それ
らが吸気通路に直列に配列されると共に、それらの一方
をバイパスするようにアイドル回転速度制御バルブを備
えたアイドル回転速度制御通路が設けられている内燃機
関においては、本発明の目的を達成するために、アイド
ル回転速度制御通路が設けられていない方のスロットル
バルブを内燃機関の運転停止後に開閉制御するとよい。
【0020】内燃機関の吸気通路の上流側部分、例えば
エアクリーナに、活性炭層のような炭化水素の吸着手段
を設けると、閉弁したスロットルバルブの周囲の隙間等
を通過して外部へ漏れ出るHCを吸着して、確実に放出
を防止することができる。それによって、本発明の炭化
水素の放出防止装置の効果を高めることができるし、本
発明の効果によって、その場合に使用する活性炭等の吸
着剤の量を少なくすることができる。従って、吸着手段
による通気抵抗を低減して、内燃機関の運転効率を高め
ることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1実施例を示
す。この例では吸気ポート内噴射式のガソリンエンジン
であるエンジン1の吸気管2にスロットルバルブ3を設
けると共に、このスロットルバルブ3を電子式制御装置
(ECU)4の指令によって自動的に開閉させるように
構成する。そのために、スロットルバルブ3の回転軸に
は破線によって略示したモータ31が取り付けられる。
第1実施例の場合はECU4に、少なくともエンジン1
の吸気温度を検出する吸気温センサ5の信号が入力され
ている。第1実施例における吸気温センサ5はスロット
ルバルブ3の直前の吸気管2に取り付けられている。吸
気温センサ5は特別のものを新設する必要はなく、通常
のエンジンに設けられていることがある吸気温センサの
検出する信号を利用することができる。
【0022】また、この場合の吸気温センサ5は、スロ
ットルバルブ3そのものの温度を直接に検出する代わり
に、スロットルバルブ3を通過する吸気の温度からスロ
ットルバルブ3の温度を推測するためのものであるか
ら、もし、スロットルバルブ3それ自体、或いはそれを
取り囲んでいるスロットルボディ35に温度センサを設
けて、それらの温度を直接に検出することができる場合
には、それらの検出値がECU4に入力されることは言
うまでもない。
【0023】スロットルバルブ3の下流側の吸気管2は
拡大されて比較的に大きな容積を有するサージタンク2
1を形成しており、更に、サージタンク21から各気筒
の吸気弁12まで複数個の吸気ポート22が分岐して伸
びている。吸気ポート22にはそれぞれ各気筒毎にイン
ジェクタ6が取り付けられ、ECU4によって指令され
た時間だけ開弁して吸気ポート22内へ燃料(ガソリ
ン)を噴射する。
【0024】なお、図示実施例とは異なるが、対象とな
るエンジンが所謂「直噴エンジン」であって、インジェ
クタが各気筒の燃焼室11内へ直接にガソリンのような
燃料を噴射するように構成されている場合でも本発明は
適用され得る。
【0025】スロットルバルブ3の近傍の上流側及び下
流側には、それぞれPCVシステムの一部を構成する2
本のPCV通路7が接続されていて、いずれもエンジン
1の図示しないシリンダヘッドカバーの内部に通じてお
り、これらのPCV通路7を介して、やはり図示しない
クランク室からブロ―バイガスを吸気管2内へ導くよう
になっている。従って、HC成分等を含むブロ―バイガ
スをスロットルバルブ3の近傍の吸気管2内へ還流させ
て、インジェクタ6から噴射される燃料と共に燃焼室1
1内で燃焼させることにより無害化することができる。
【0026】吸気管2の上流側部分にはエアクリーナ8
が設けられ、その内部に活性炭層81とエアクリーナエ
レメント82が空気の通路を横切るように保持されてい
る。もっともこれら2つが一体化されて、活性炭入りの
フィルタエレメント811となっていてもよいので、そ
の具体的な構成例が図12及び13に示されている。こ
の例では、顆粒状の活性炭粒が適当なバインダによって
薄い板状に成形された多孔質の活性炭層81の両面に、
空気を濾過するために通気性のある不織布を重ね合わせ
ると共に、更にその外側両面をメッシュ状の布によって
挟んで保護し、それらの外周の縁部をポリプロピレン製
の枠815によって補強すると共に各層を束ねて一体化
している。
【0027】本発明による炭化水素の放出防止装置の第
1実施例はこのように構成されているから、エンジン1
の運転中の所定の時期に所定の期間だけインジェクタ6
から噴射された燃料は、エアクリーナ8から供給される
空気と混合しながら、吸気弁12が開弁している期間に
吸気ポート22を通って燃焼室11内へ流入し、ピスト
ン13によって圧縮されると共に、点火プラグ14によ
って点火されることにより燃焼する。
【0028】インジェクタ6から噴射された燃料の一部
は吸気ポート22の内壁面や、燃焼室11の中でもピス
トン13の頂面のように比較的に低温の部分に付着し
て、吸気ポートウエットとか筒内ウエットと呼ばれてい
る燃料油膜を形成する。また、図示しないクランク室等
において発生したブロ―バイガスがPCV通路7を通っ
てスロットルバルブ3の下流側へ還流しており、このブ
ロ―バイガスには重質のものを含むHC成分やカーボン
の微粒子等も含まれている。
【0029】この状態でエンジン1の運転を停止させる
と、ガソリンのような軽質の燃料の油膜が形成されてい
る部分へ、デッドソーク状態にあるエンジン1の高温部
分の熱が伝わって来て、油膜の温度が上昇した時に付着
燃料が蒸発し、通常は運転停止時に閉弁しているスロッ
トルバルブ3のスロットルボディ35との隙間及び吸気
管2内を通って、エンジン1の運転停止操作から相当長
い時間が経過した後にエアクリーナ8まで拡散して来
る。それと同じ頃に、ブロ―バイガスに含まれていたエ
ンジンオイルや燃料等のHCの一部も、吸気管2内で拡
散しながらエアクリーナ8へ到達する。
【0030】また、閉じたスロットルバルブ3の周囲の
隙間には、ブロ―バイガスに含まれていたHCの他の一
部が集まって付着し、デッドソーク状態にあるエンジン
1の高温部から伝わって来た熱によってスロットルバル
ブ3の温度が上昇することにより、隙間に付着したHC
が重合して高分子化し、粘度が高くなるためにスロット
ルバルブ3がスロットルボディ35に粘着する恐れが出
てくる。
【0031】この問題を避けるために、第1実施例の炭
化水素の放出防止装置においては、エンジン1が完全に
運転を停止した時に直ちに、或いは運転停止後において
所定の短時間が経過した時にECU4がモータ31を作
動させて、スロットルバルブ3を所定の開度まで開弁さ
せるように構成されている点に第1の特徴がある。そし
て、吸気温センサ5によって検出されるエンジン1の吸
気の温度が所定値(60〜70℃)まで低下した時に、
再びECU4がモータ31を作動させて、スロットルバ
ルブ3を全閉させるように構成されている点に第1実施
例の第2の特徴がある。
【0032】第1実施例におけるECU4のこのような
制御作動は、図2のフローチャートに略示したような制
御プログラムによって、所定の時間(例えば1分)毎に
自動的に繰り返して行われる。即ち、図示しないキース
イッチがOFFとされてエンジン1の運転停止操作が行
なわれた時のような「所定の時期」にこのプログラムが
スタートすると、まず、ステップ201において、エン
ジン1が運転中であるか否かが判定される。この判定は
エンジン1の回転数センサの検出値が0になったか否か
によって行なうことができるが、キースイッチがOFF
の位置に維持されているか否かによって判定することも
できる。
【0033】もし、未だ運転中(ON)であれば同じ判
定を繰り返すが、エンジン1が運転を停止した(OF
F)と判定された時には次のステップ202へ進み、直
ちに、或いは所定の短時間後にモータ31によってスロ
ットルバルブ3を所定の開度まで開弁させる。次のステ
ップ203においては、スロットルバルブ3の周辺の温
度がHCの重合温度以下になったか否かを推測するため
に、スロットルバルブ3のすぐ上流側の吸気の温度を検
出する吸気温センサ5の検出値が所定の温度、例えば6
0℃以下になったか否かを判定する。未だ所定の温度以
下になっていない時は同じ判定を繰り返す。そして、所
定の温度まで降下したと判定されたときは、次のステッ
プ204へ進んでスロットルバルブ3を全閉させる。
【0034】前述のように、エンジン1が運転を停止し
ても、吸気ポート22や燃焼室11の内部で油膜を形成
しているHCが、高温部から伝わってくる熱を吸収して
蒸発し、吸気系統を拡散しながら上流側に向かって移動
するのにかなり長い時間を要することが判ったので、H
Cがスロットルバルブ3を通過してエアクリーナ8側へ
流れる寸前までは、スロットルバルブ3を開弁させてお
くことによって、スロットルバルブ3の隙間に溜まりや
すいブロ―バイガスのHC成分等が、隙間において重合
してスロットルバルブ3をスロットルボディ35に粘着
させるのを未然に防止することができる。
【0035】また、エンジン1の運転停止後にスロット
ルバルブ3を開弁させることによって、高温部から吸気
系統へ伝わってくる熱の放散も早く進むので、吸気ポー
ト22や燃焼室11内に残った油膜状のHCの蒸発や拡
散を抑えることができる。そして、蒸発したHCがスロ
ットルバルブ3の位置まで流れて来る前にスロットルバ
ルブ3を閉弁させるから、吸気系統に残ったHCの大部
分をスロットルバルブ3の下流側のサージタンク21内
等へ閉じこめることができるので、エアクリーナ8の活
性炭層81によって吸着する必要があるHCの量が少な
くなり、活性炭層81の吸着能力が小さくても飽和する
ことがないので、HCがエアクリーナ8から外部へ流出
する恐れがなく、活性炭層81の通気抵抗も増大しない
のでエンジン1の性能を低下させる恐れもない。
【0036】図3に本発明の第2実施例の構成を示す。
図1に示す前述の第1実施例と共通の部分については、
同じ参照符号を付すことによって重複する説明を省略す
る。後述の第3実施例以下についても同様である。
【0037】第2実施例の構成上の特徴は、エンジン1
の運転停止後に開弁させたスロットルバルブ3を再び閉
弁させる時期を判定するために、第1実施例において使
用しているような、スロットルバルブ3のすぐ上流側の
吸気の温度を検出する吸気温センサ5に代えて、エアク
リーナ8の内部に吸気温センサ83を設けて、吸気温度
を検出していることである。そして、吸気温センサ83
によって検出される吸気温度が所定の温度、例えば40
℃まで降下した時に、スロットルバルブ3の周辺の温度
がHCの重合温度以下になったものと推定して、スロッ
トルバルブ3を閉弁させることによってHCをサージタ
ンク21内等に閉じこめるのである。このような制御は
図4のフローチャートに示すような手順で実行すること
ができるが、図2の説明を参照すれば図4の内容は明ら
かであるから、図4についての説明は省略する。
【0038】図5に本発明の第3実施例の構成を示す。
41はエンジン1の始動時及び運転の停止時にECU4
の電源回路を開閉するために設けられたリレーであっ
て、リレー41の内部に、ECU4の電源回路を遮断す
る不作動時にONとなる接点を設けて、その接点によっ
てバルブ駆動回路42の電源回路をECU4とは逆に開
閉すると共に、吸気温センサ5(又は、吸気温センサ8
3等)とバルブ駆動回路42との間を導通させる。そし
て、エンジン1の運転停止時にバルブ駆動回路42によ
ってモータ31を駆動してスロットルバルブ3を開弁さ
せる一方、時間が経過して吸気温センサ5が所定値以下
の温度を検出した時に、再びバルブ駆動回路42によっ
てスロットルバルブ3を閉弁させる。この場合は、EC
U4よりも消費電力の小さいバルブ駆動回路42によっ
てスロットルバルブ3を開閉制御するので、エンジン1
の運転停止状態における消費電力を軽減することができ
る。
【0039】第1実施例から第3実施例までにおいて
は、エンジン1の運転停止時に開弁させたスロットルバ
ルブ3を再び閉弁させる時期を判定するために、スロッ
トルバルブ3のすぐ上流側の吸気管2に設けた吸気温セ
ンサ5、又はエアクリーナ8内に設けた吸気温センサ8
3を使用しているが、それらのセンサに代えて、例えば
ECU4の内部に設けられているタイマーを利用して、
エンジン1の運転停止及びスロットルバルブ3の開弁後
の時間が所定値を越えた時期にスロットルバルブ3を閉
弁させるように構成してもよい。図示しないその構成を
第4実施例として、その制御の手順だけを図6に示す。
【0040】即ち、ステップ601は前述の場合と同様
にエンジン1が運転中(ON)か或いは運転の停止後
(OFF)であるかを判定するものであるが、この場合
は、エンジン1が運転を停止したと判定された時に、ス
テップ602へ進んでエンジンの運転停止タイマーをス
タートさせると共に、ステップ603においてスロット
ルバルブ3を開弁させる。なお、エンジンの運転停止タ
イマーはエンジン1の運転中にリセットされるものとす
る。次のステップ604においては、エンジン1の運転
停止後にスロットルバルブ3の温度がHCの重合温度以
下に降下する時までの実測時間、例えば60分、が経過
したか否かをタイマーの計数値から判定する。未だ経過
していない時は同じ判定を繰り返すが、所定の時間が経
過したと判定された時はステップ605へ進んでスロッ
トルバルブ3を閉弁させる。
【0041】図6のフローチャートに示す制御のプログ
ラムでは、ステップ601と604において判定を行な
っているが、ステップ601の処理を行なう代わりに、
例えばエンジン1のキースイッチがOFFとなった時に
エンジンの運転停止と認識して直ちにスロットルバルブ
3を開弁させるとか、ステップ604の処理の代わり
に、エンジン運転停止タイマーの計数値が60分を示し
た時に直ちにスロットルバルブ3を閉弁させるようにす
れば、第4実施例の場合よりも制御の手順を簡素化する
ことができる。また、ECU4を使用しないで、他の簡
単な手段によって同様な制御を実行することができる。
【0042】図7に本発明の第5実施例の構成を示す。
この場合は、スロットルバルブ3の上流側においてPC
V通路7が開口している位置よりも更に上流側の吸気管
2にもう一つのスロットルバルブ33を設けて、それを
ECU4によってモータ34を介して開閉制御するよう
に構成している。このスロットルバルブ33は前述の各
実施例におけるスロットルバルブ3と同様に制御され
る。下流側のスロットルバルブ3には、それをバイパス
するように、それ自体は公知のアイドル回転速度制御通
路(ISC通路)23が設けられている。図示していな
いが、ISC通路23にアイドル回転速度制御バルブ
(ISCV)を設けてもよい。
【0043】第5実施例においては、2つのスロットル
バルブ3及び33が直列に配置されており、それらの一
方にISC通路が設けられている場合に、他方に対して
本発明の特徴である制御を加えるようになっている。ま
た、2つあるPCV通路7がいずれも上流側のスロット
ルバルブ33の下流側に開口しているので、何らかのH
Cがエアクリーナ8の空気取り入れ口から外部へ漏れ出
る可能性は前述の各実施例の場合よりも更に低くなる。
【0044】図8に示す本発明の第6実施例において
は、スロットルバルブ3をバイパスするISC通路23
が設けられていると共に、ISC通路23の途中にアイ
ドル回転速度制御バルブ(ISCV)24が挿入されて
いる。この場合のISCV24は、ECU4によってス
ロットルバルブ3が全閉される時に、それと同時に全閉
可能となっている。従って、スロットルバルブ3とIS
CV24が共に全閉となった時は、HCがISC通路2
3を通過して吸気管2の上流側へ拡散することが確実に
阻止される。
【0045】図9に本発明の第7実施例の構成を示す。
吸気管2に設けられたスロットルバルブ3の回転軸32
には略半円形のスロットルホルダー36が取り付けられ
ており、それにスロットルワイヤ34が巻き掛けられ
て、スロットルワイヤ34の一端がスロットルホルダー
36に固定されている。スロットルバルブ3は図示しな
い発条によって閉弁側へ付勢されている。言うまでもな
く、スロットルワイヤ34は、スロットルバルブ3を運
転者の操作、又は制御装置の図示しないアクチュエータ
によって開閉制御するために設けられたものである。ス
ロットルバルブ3の全閉状態においてスロットルホルダ
ー36が占める位置に対応して、ソレノイドアクチュエ
ータ9がスロットルボディ35に取り付けられ、その出
力軸91の先端がスロットルホルダー36の一辺に係合
している。ソレノイドアクチュエータ9はECU4によ
って制御される。
【0046】第7実施例においては、エンジン1の運転
停止時にECU4の指令によってソレノイドアクチュエ
ータ9が付勢されると、出力軸91が突出してスロット
ルホルダー36と共にスロットルバルブ3の軸32を回
転させる。それによってスロットルバルブ3は所定の開
度をとる。また、時間が経過して吸気温センサ5の検出
値が所定値を下回るようになると、それを検知したEC
U4がソレノイドアクチュエータ9への通電を停止し、
出力軸91を後退させてスロットルバルブ3を全閉させ
る。このようにして、第7実施例の場合も第1実施例と
同様な効果が得られる。
【0047】図10に示す本発明の第8実施例において
は、第7実施例におけるソレノイドアクチュエータ9の
代わりに、所定値以上の高温に感応して出力軸91を突
出させるサーモワックスアクチュエータ92が使用され
ている。サーモワックスアクチュエータ92はスロット
ルボディ35に取り付けられて、吸気管2から伝わって
くる熱を吸収するように構成されており、その作動温度
はエンジン1の運転中における吸気管2の最高温度付近
に設定されている。
【0048】従って、エンジン1が運転を停止してデッ
ドソーク状態にある時は、その熱によってサーモワック
スアクチュエータ92の出力軸91が突出するので、エ
ンジン1が運転を停止した時でもスロットルバルブ3が
閉じるのを妨げて所定の大きさの開度をとる。そして、
エンジン1の運転停止時から時間が経過してスロットル
ボディ35の温度がHCの重合反応が起こらない温度ま
で降下すると、サーモワックスアクチュエータ92も収
縮して出力軸91を後退させるので、スロットルバルブ
3が全閉状態となって、HCをサージタンク21側へ閉
じ込める(図1参照)。
【0049】図11に本発明の第9実施例の構成を示
す。この場合も図8に示す第6実施例の場合と同様に、
スロットルバルブ3をバイパスするISC通路23とI
SCV24を設けているが、それらをスロットルバルブ
3の上部に位置させている点が異なる。
【0050】第9実施例においては、何らかの理由によ
ってエンジン1の運転停止時にスロットルバルブ3を開
弁させることができないような場合でも、スロットルバ
ルブ3の代わりにISCV24を所定の時間だけ開弁さ
せることによって、吸気管2内における空気の流動が可
能になる。また、HCは空気よりも重いために、空気と
共にHCがISCV24を通って上流側へ流れるのを防
止することができる。主として空気だけが上流側へ流れ
ることによって、吸気管2内の温度が短時間内に低下す
るので、スロットルバルブ3の隙間に付着したHCが高
温の下で重合するのを阻止することができる。この場合
は、所定の時間が経過した時にISCV24を閉弁させ
ることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示す断面図である。
【図2】第1実施例の制御の手順を示すフローチャート
である。
【図3】第2実施例の構成を示す断面図である。
【図4】第2実施例の制御の手順を示すフローチャート
である。
【図5】第3実施例の構成を示す断面図である。
【図6】第4実施例の制御の手順を示すフローチャート
である。
【図7】第5実施例の構成を示す断面図である。
【図8】第6実施例の構成を示す断面図である。
【図9】第7実施例の構成を示す断面図である。
【図10】第8実施例の構成を示す断面図である。
【図11】第9実施例の構成を示す断面図である。
【図12】活性炭層を設けたフィルタエレメントの分解
斜視図である。
【図13】活性炭層を設けたフィルタエレメントの断面
図である。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関) 2…吸気管 3,33…スロットルバルブ 4…電子式制御装置(ECU) 5…吸気温センサ 6…インジェクタ 7…PCV通路 8…エアクリーナ 9…ソレノイドアクチュエータ 11…燃焼室 21…サージタンク 22…吸気ポート 23…アイドル回転速度制御(ISC)通路 24…アイドル回転速度制御バルブ(ISCV) 31,34…モータ 35…スロットルボディ 36…スロットルホルダー 41…ECUの電源回路のリレー 42…バルブ駆動回路 81…活性炭層 82…エアクリーナエレメント 83…吸気温センサ 91…アクチュエータの出力軸 92…サーモワックスアクチュエータ 811…活性炭入りのフィルタエレメント 813…不織布 814…メッシュ状の布 815…ポリプロピレン製の枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 35/024 501 F02M 35/024 501H (72)発明者 武山 雅樹 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 加藤 直也 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 犬塚 孝範 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 西本 隆司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小田 浩一 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田紡 織株式会社内 Fターム(参考) 3G065 AA11 CA36 DA05 DA06 EA06 FA05 GA00 GA27 HA02 HA06 HA21 HA22 JA04 KA03 KA16 3G301 HA01 HA06 JA00 KA28 LA03 LA04 LB02 LC03 NA08 NB03 NB15 NE01 NE06 NE23 PA10Z PA11Z PF16Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路に設けられたスロッ
    トルバルブを、前記内燃機関の運転停止後に開弁させる
    と共に、前記内燃機関の運転停止時から60分を越えな
    い長さにおいて定められた開弁期間の間は開弁状態を維
    持し、前記開弁期間が経過した時に前記スロットルバル
    ブを閉弁させるように構成されていることを特徴とす
    る、内燃機関の吸気系統における炭化水素の放出防止装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スロットルバル
    ブの周辺部に温度検出手段を設けて前記スロットルバル
    ブの温度を直接に検出すると共に、検出された温度が所
    定値まで降下した時期を前記開弁期間の終期として前記
    スロットルバルブを閉弁させるように構成されているこ
    とを特徴とする、内燃機関の吸気系統における炭化水素
    の放出防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、吸気温センサによっ
    て前記内燃機関の吸気温度を検出すると共に、検出され
    た吸気温度が所定値まで降下した時期を前記開弁期間の
    終期として前記スロットルバルブを閉弁させるように構
    成されていることを特徴とする、内燃機関の吸気系統に
    おける炭化水素の放出防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記スロットルバルブをバイパスするアイドル回転速度
    制御通路が設けられている場合に、前記アイドル回転速
    度制御通路に挿入されたアイドル回転速度制御バルブ
    を、前記内燃機関の運転停止後に前記スロットルバルブ
    と同様に開閉制御するように構成されていることを特徴
    とする、内燃機関の吸気系統における炭化水素の放出防
    止装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記スロットルバルブ或いはアイドル回転速度制御バル
    ブが、電子式制御装置によって自動的に開閉制御される
    ように構成されていることを特徴とする、内燃機関の吸
    気系統における炭化水素の放出防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    少なくとも前記スロットルバルブが、前記内燃機関の運
    転時における開閉制御のための通常の作動手段の他に特
    別の作動手段を備えていて、前記内燃機関の運転停止後
    に前記特別の作動手段が前記スロットルバルブを開閉制
    御するように構成されていることを特徴とする、内燃機
    関の吸気系統における炭化水素の放出防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記特別の作動手段
    が、電子式制御装置によって制御されるソレノイドアク
    チュエータから構成されていることを特徴とする、内燃
    機関の吸気系統における炭化水素の放出防止装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記特別の作動手段
    が、前記内燃機関の一部分の温度に自動的に応答するア
    クチュエータによって構成されていることを特徴とす
    る、内燃機関の吸気系統における炭化水素の放出防止装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記内燃機関の一部
    分の温度に自動的に応答する前記アクチュエータが、ス
    ロットルボディに取り付けられたサーモワックスアクチ
    ュエータであることを特徴とする、内燃機関の吸気系統
    における炭化水素の放出防止装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、前記スロットルバルブが2個用いられて、それらが
    吸気通路に直列に配置されると共に、それらの一方をバ
    イパスするように、アイドル回転速度制御バルブを備え
    たアイドル回転速度制御通路が設けられる場合に、前記
    アイドル回転速度制御通路が設けられていない方の前記
    スロットルバルブを、前記内燃機関の運転停止後に開閉
    制御するように構成されていることを特徴とする、内燃
    機関の吸気系統における炭化水素の放出防止装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかにおい
    て、前記内燃機関の吸気通路の上流側部分に活性炭層の
    ような炭化水素の吸着手段が設けられていることを特徴
    とする、内燃機関の吸気系統における炭化水素の放出防
    止装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記炭化水素の
    吸着手段が、前記吸気通路に設けられたエアクリーナの
    内部に装着されていることを特徴とする、内燃機関の吸
    気系統における炭化水素の放出防止装置。
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