JP2003040910A - 重合反応制御方法 - Google Patents

重合反応制御方法

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JP2003040910A JP2001227220A JP2001227220A JP2003040910A JP 2003040910 A JP2003040910 A JP 2003040910A JP 2001227220 A JP2001227220 A JP 2001227220A JP 2001227220 A JP2001227220 A JP 2001227220A JP 2003040910 A JP2003040910 A JP 2003040910A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶存酸素量を操作して重合反応を制御する。 【解決手段】 ポリマーの製造過程で実測により求まっ
た重合率と、予め設定入力した重合率目標値と重合反応
速度の目標値のそれぞれを比較し、求まった偏差に応じ
て、ジャケット温度コントローラ8によってジャケット
温度を、冷却水温度コントローラ13Aによって槽内に
滴下する冷却水の温度および量を、冷却水溶存酸素コン
トローラ13Bによって槽内に滴下する酸素が混合され
た冷却水の酸素濃度をそれぞれ適時に調節し、重合反応
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重合反応御方法
に係り、特に、溶存酸素量を操作し、重合率変化パター
ンをコントロールする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリマーを合成する方法として
は、槽内の重合温度を一定に保つようにしている。つま
り、槽内のモノマーに温度分布のバラツキが生じると、
ポリマーの分子量の分布にバラツキが生じ、目標とする
分子量分布をもったポリマーを合成することができない
からである。
【0003】そこで上述の方法を実施するために、次の
方法が実施されている。第1の方法は、重合反応開始前
は、予め定められた重合開始温度にするために、槽内に
投入されたモノマーに熱を加える。このとき、槽の外周
に付設した温度調節用手段であるジャケットに温度調節
用流体として温水を循環させる。逆に重合反応が開始し
たときは、この重合反応に伴い発生した熱量を除去する
ためにジャケットに冷却水を循環して槽内の重合温度を
一定に保っている。そして、重合反応が進行している間
は、モノマーとポリマーからなる溶液中に含まれる重合
反応の阻害要因としての溶存酸素を窒素で置換してい
る。
【0004】また、第2の方法は、製造するポリマーの
種類の応じて、冷却水や溶液などを槽内に直接滴下して
重合反応によって発生する熱量を調節しながら重合温度
を一定に保つようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来例の場合には、次のような問題がある。すなわち、
第1の方法では、ジャケットを循環する温度調節用流体
で重合温度を調整しているため、重合熱を発する溶液か
ら間接的に熱量を奪うことになっている。つまり、ジャ
ケットによる温度調節では、時定数が大きいために十分
に熱量を除去するだけの効果を得ることができず、重合
温度を一定に保つことすら困難であり、重合温度をコン
トロールすることはできなかった。結果、目標とする分
子量分布のポリマーを製造することができないといった
問題がある。
【0006】また、第2の方法では、滴下できる冷却水
などの量が槽容積によって制限されるため、十分に熱量
を抑えることができないといった問題がある。また、滴
下する冷却水などの量が多すぎると、ポリマーの分子量
分布に直接影響を与え、目標とするポリマーを製造でき
ないといった問題もある。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、重合反応を精度よくコントロールす
る重合反応制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】先ず、従来の第1および
第2の方法では重合反応をコントロールすることは困難
であることから、他の好適な方法を試行錯誤した結果、
従来から重合反応の阻害要因として窒素と置換されてい
た溶存酸素が重合反応に影響を与えることについて本発
明者は着眼した。
【0009】そこで、溶存酸素の量に応じて重合反応に
与える影響についての実験を、本発明者は行った。実験
には、エマルジョン重合の粘着剤を製造する場合につい
て行われ、モノマーとして、例えば、ブチルアクリレー
ト(BA)、アクリル酸(AA)を使用した。また、適
時に開始剤と乳化剤を使用した。先ず、重合温度を58
℃に設定し、溶存酸素量を4mg/L(リットル)と6
mg/Lの場合について実験を行った。
【0010】その結果、溶存酸素量が4mg/Lの場合
における重合率の変化は、図4のA線(点線)で示すよ
うに、開始剤投入後の重合開始ゼロ時点からt1の間、
右上がりの直線的な変化となり、B線(実線)で示す6
mg/Lの重合率の変化率(傾斜角)よりも大きくなっ
ている。また、A線およびB線は、時点t1およびt2
のように時間差はあるが、それぞれの時点を境にほぼ同
じ重合率変化を示している。
【0011】すなわち、t1およびt2の時点までは溶
存酸素が存在し、重合反応速度に影響を与えていること
を示す。そして、溶存酸素量が多い程、重合反応速度を
阻害することとなり、重合反応が安定する時点(溶存酸
素が除去される時点)を遅延させている。そして、各線
の傾きが重合反応速度を示していることにもなる。
【0012】次に、先の実験方法に対して、重合温度を
+(プラス)5℃上げた63℃に設定し、重合反応を積
極的に促進させる実験を行った。実験の結果、図5に示
すように、溶存酸素量が4mg/Lと6mg/Lと条件
が異なっていても、重合率の変化(t1´,t2´の位
置)がほぼ近似した結果を得ることができた。すなわ
ち、設定重合温度を高く設定することによって、ラジカ
ルの発生量を多くし、溶存酸素量の除去効率を上げるこ
とができるのである。
【0013】すなわち、溶存酸素量を多くすれば重合反
応速度を遅延させることができ、ひいては重合温度も低
下させて重合率をコントロールすることができること、
および、重合温度を所定の重合温度よりも高く設定する
ことによって重合反応の初期段階で溶存酸素によって起
因する誤差の要因を回避することができるという知見
を、本発明者は得ることができた。
【0014】そこで、この発明は、このような目的を達
成するために、次のような構成をとる。すなわち、請求
項1に記載の発明は、槽内で重合反応させてポリマーを
合成する過程において、槽内の内容物に含まれる溶存酸
素量を操作して重合反応を制御することを特徴とするも
のである。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の重合反応制御方法において、前記重合反応は、
重合率変化パターンであることを特徴とするものであ
る。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の重合反応制御方法において、前記重合率変化パ
ターンは、時間の経過とともに求まる重合反応速度を参
照して重合率を制御することを特徴とするものである。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載の重合反応制御方法に
おいて、さらに、重合温度も操作して重合反応を制御す
ることを特徴とするものである。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の重合反応制御方法において、重合反応の開始し
た初期段階の重合温度を、その後の重合反応における所
定の重合温度よりも高く設定したことを特徴とするもの
である。
【0019】なお、本明細書は、次のような解決手段も
開示している。
【0020】(1)槽内で重合反応させてポリマーを合
成する過程において、重合反応が開始した初期段階の重
合温度を、その後の重合反応における所定の重合温度よ
りも高く設定したことを特徴とする重合反応制御方法。
【0021】重合反応の開始した初期段階の重合温度
を、その後の重合反応における所定の重合温度よりも高
く設定することによって、槽内の溶液中に含まれる重合
反応の阻害要因である溶存酸素を速やかに除去させるこ
とができる。すなわち、複数ロットにわたって同じポリ
マーを製造したとき、初期段階で溶存酸素を速やかに除
去することによって、後段の重合反応を安定させること
ができる、結果、ロット間の重合反応のバラツキが抑制
され、全てのロットにおいて分子量分布が均一なポリマ
ーを製造することができる。
【0022】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。すなわち、重合反応の阻害要因である槽内に投入さ
れた内容物の溶存酸素量を操作することによって重合反
応が制御される。つまり、内容物に含まれる溶存酸素量
を減らすことによって重合反応を促進させ、逆に溶存酸
素量を増加させることによって重合反応速度が遅延させ
られる。このように、溶存酸素量を操作して重合反応が
制御される結果、重合率が制御される。
【0023】また、請求項2に記載の発明によれば、重
合率変化パターンを制御することによって、請求項1の
方法が好適に実施される。
【0024】また、請求項3に記載の発明によれば、重
合率変化パターンは、時間の経過とともに求まる重合反
応速度に応じて調節される。つまり、溶存酸素量の調節
によって重合反応速度が制御され、ひいては重合率変化
パターンが予測制御される。
【0025】また、請求項4に記載の発明によれば、溶
存酸素量を操作することによって重合反応を遅延させ、
逆に重合温度を操作することによって、重合反応が促進
される。
【0026】また、請求項5に記載の発明によれば、開
始剤の投入後の一定時間は所定の重合温度よりも高く設
定することによって、ラジカルが多く発生して内容物に
含まれる既存の溶存酸素が早く除去される。つまり、重
合反応の阻害要因である溶存酸素を早く除去することに
よって、目標とする重合率変化パターンとの誤差を早く
無くすことができる。また、一定時間経過後は槽内の溶
存酸素が除去されるので、重合反応を操作するために投
入する酸素量をコントロールし易くなる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の重
合反応制御方法の一実施形態について説明する。なお、
本実施例では、ポリマーとしてエマルジョン重合の粘着
剤(以下、適宜「粘着剤」という)を製造するときの重
合率を制御する場合を例に採って図を参照しながら説明
する。エマルジョン重合に使用されるモノマーには、例
えば、ブチルアクリレート(BA)、アクリル酸(A
A)を使用した。その他に開始剤と乳化剤も適時に使用
した。
【0028】図1は本発明の方法を利用して求まる重合
率変化パターンを示した図、図2は実施例装置の全体構
成を示した図である。
【0029】本実施例では、図1の点線に示すように、
粘着剤を製造する過程で、理論演算や実験などによって
求めた目標重合率の変化パターンを予めモニタなどに表
示し、この目標重合率の変化パターンに実線で示す実測
により求まった重合率を重畳表示する。そして、実測に
より求まった実測重合率の変化パターンをモニタリング
しながら、目標重合率の変化パターンと一致するよう
に、図2に示す攪拌機1に付設し、温度調節流体を循環
させるジャケット3の温度や、冷却水または酸素を混合
した冷却水を槽内に直接滴下して重合反応速度をコント
ロールするようになっている。以下、具体的な方法につ
いて説明する。
【0030】先ず、粘着剤の製造過程で重合反応の開始
前および開始した時点から10分経過するまでの初期段
階では、重合温度を所定の58℃よりも+(プラス)5
℃高い63℃に設定し、10分経過後は所定の重合温度
(58℃)に徐々に下げてゆくように予め設定する。ま
た、実験などにより求まった重合率の目標値と、重合反
応速度の目標値とが予め設定入力される。これら目標値
は、図1に示すように、目標重合率の変化パターンとし
て予めモニタに表示しておくことができ、この目標重合
率の変化パターンに実測で求まる重合率を重畳表示す
る。
【0031】なお、初期段階で所定の重合温度よりも高
く設定することによって、重合反応速度を促進させてラ
ジカルの発生量を多くし、モノマーとポリマーの混合か
らなる溶液に含まれる溶存酸素を速やかに除去するよう
になっている。したがって、溶液に含まれる溶存酸素に
よって発生する初期段階での重合反応の遅延による誤差
が防止できるようになっている。
【0032】次に、図1に示すように、2時間35分時
点で開始剤がモノマーに滴下され、重合反応が開始す
る。そして、重合反応開始と同時に実測によって求まる
重合率を目標重合率の変化パターンに重畳表示してゆ
く。
【0033】このとき、逐次求まる実測重合率と、予め
設定入力された重合率の目標値および重合反応の目標値
とが比較され、重合率の目標値からの偏差(conv)
と重合反応速度の目標値との偏差(Δconv)とが求
められる。重合反応速度の偏差(Δconv)は、重合
率変化パターンの傾斜角の比較により求められる。
【0034】なお、目標重合率は、例えば、粘度と重合
率との相関関係(相関式)を予め所定の粘着剤(ポリマ
ー)ごとに実験によって求めておく。そして、粘着剤の
製造過程で粘度計によって検出された粘度と相関式から
重合率を求める。ただし、実測による重合率を求める方
法は、この形式に限定されるものではない。
【0035】次に、求まった各偏差(conv,Δco
nv)に基づいて槽内の溶液温度の目標値(Tr)と、
溶液中の溶存酸素濃度の目標値(c1)とを求める。こ
の関係は次式(1)で表すことができる。 (Tr,c1)=f1(conv,Δconv) … (1)
【0036】そして、式(1)で求まった溶液温度の目
標値(Tr)と、溶存酸素濃度の目標値(c1)に応じ
て、ジャケット温度の目標値(Tj)と、滴下冷却水温
度の目標値(Tw)と、冷却水の量の目標値(m)、お
よび冷却水中の溶存酸素濃度の目標値(c2)のそれぞ
れを求めるようになっている。この関係は、次式(2)
で表すことができる。 (Tj,Tw,m,c2)=f2(Tr,c1) … (2)
【0037】そして、式(1)および式(2)を利用し
て逐次求まった各目標値(Tj,Tw,m,c2)に応じ
て操作量でジャケット温度、冷却水温度、冷却水の量、
溶存酸素濃度などを適宜に操作することによって重合率
の変化パターンが制御される。
【0038】例えば、モニタに予め表示された目標重合
率の変化パターンに、実測により求まる実測重合率を重
畳表示させ、図1の点Hに示すように、重合反応開始か
ら10分間の初期段階で重合率が目標値よりも高くなる
ような場合、ジャケット3に冷却水を循環させて除熱を
行うとともに、冷却水のみを攪拌槽2内に直接滴下す
る。このとき、ジャケット3への冷却水の循環の選択
と、滴下冷却水温度および量の調節については、式
(2)で求まった各目標値によって決められる。
【0039】なお、初期段階で冷却水のみを滴下する理
由は、この段階で重合反応の阻害要因である溶存酸素が
既存しているので、酸素を混合した冷却水を槽内に滴下
しすぎると、重合反応を必要以上に阻害してしまう可能
性があるからである。そのため、初期段階では酸素を混
合しない冷却水のみを滴下することが好ましい。
【0040】冷却水を滴下した後、実測重合率と目標重
合率との偏差が小さくなる方向、つまり、図1に示す実
測重合率の変化パターンが目標重合率に近づく方向にあ
ればそのままの状態で重合反応を維持させる。
【0041】逆に、冷却水を滴下したにも関わらず、重
合率が低下しない場合、酸素を混合した冷却水を槽内に
直接滴下する。つまり、重合反応速度を積極的に遅延さ
せて重合反応を阻害し、目標重合率の変化パターンと一
致するように実測重合率を低下させる。
【0042】なお、初期段階の経過後は、槽内の酸素お
よび溶液中の溶存酸素が除去された状態となるので、こ
の時点を境に冷却水に混合する酸素濃度の調節をしやす
くなる、結果、重合率変化のパターンを制御しやすくな
る。
【0043】また、図1の点Lに示すよう、重合率が目
標値よりも低くなるような場合は、次のような方法をと
る。例えば、重合率の低下が確認された場合に、その時
点からしばらく重合反応状態(重合率の変化パターン)
をモニタリングする。そして、実測による重合率が目標
値に近づく方向にあれば、そのままの重合反応を維持さ
せる。
【0044】逆にモニタリングした結果、実測による重
合率が目標値から遠ざかる方向にある場合は、ジャケッ
ト3に温水を循環させ、重合反応を積極的に促進させる
ようにする。
【0045】なお、本実施例の方法では、初期段階で所
定の重合温度に対して+5℃高く設定しているが、この
温度範囲は条件に応じて+5℃以内の範囲で適時に設定
変更される。+5℃以内の範囲であれば、所定の重合温
度に戻し易いからである。逆に+5℃を越えると、所定
の重合温度に戻し辛くなるからである。
【0046】上述の操作を適宜に繰り返すことによっ
て、実測重合率を目標重合率と一致するように制御する
ことができる、結果、目標とする分子量分布の粘着剤を
製造することができる。
【0047】次に、上述の実施例方法を実施するための
装置構成について図2を参照しながら説明する。図2に
示すように、本実施例装置は、大きく分けて攪拌機1
と、重合温度をコントロールする重合温度制御系と、攪
拌機内に滴下する冷却水に混合する酸素の濃度をコント
ロールする溶存酸素制御系と、重合温度制御系と溶存酸
素制御系をコントロールする重合率コントローラ6と、
各種条件を設定入力する操作部14と、種々の情報類を
表示するモニタ15とから構成されている。
【0048】攪拌機1は、攪拌槽2と、攪拌槽2の中心
部の上下部を貫通した回転軸4に取り付けられた攪拌翼
5(図2では「格子翼」)とを備えるとともに、攪拌槽
2の外周側には温度調節用流体を循環させるための温度
調節用手段としてのジャケット3が付設されている。な
お、回転軸4の上部には、図示しないが回転駆動手段が
連接されている。
【0049】また、攪拌槽2には、攪拌槽内の温度を検
出する温度計S1と、溶液の溶存酸素濃度を検出する溶
存酸素計S2と、重合率を求めるために必要な粘度を検
出する粘度計S3とが挿通されている。
【0050】温度計S1は、槽内の溶液温度を逐次検出
し、重合温度コントローラ7に送るようになっている。
【0051】溶存酸素計S2は、検出した槽内の溶存酸
素濃度を冷却水溶存酸素コントローラ13Bに送るよう
になっている。
【0052】粘度計S3は、槽内の溶液の粘度を検出
し、重合率コントローラ6に送るようになっている。
【0053】次に、重合温度制御系は、重合温度コント
ローラ7を備え、さらにその後段にジャケット温度コン
トローラ8からなる系統と、冷却水温度コントローラ1
3Aからなる系統とから構成されている。なお、図面で
は説明の便宜上、冷却水温コントローラ13Aと、冷却
水溶存酸素コントローラ13Bとが一体構成となってい
る。
【0054】重合温度コントローラ7は、重合率コント
ローラ6から入力された溶液温度の目標値と、温度計S
1によって検出された溶液温度とを比較し、温度偏差を
ジャケット温度コントローラ8と冷却水温度コントロー
ラ13Aに送るようになっている。
【0055】ジャケット温度コントローラ8は、温度調
節流体の温水または冷却水をジャケット3に供給するた
めの配管システムを備えている。
【0056】配管システムは、温度調節用流体をジャケ
ット3に供給・排出循環させるための配管R1を備えて
いる。この配管R1には、攪拌槽2内の温度を上げるた
めに配管R1、およびジャケット3を流通する温度調節
用流体の温度を上昇させる配管加熱部9が設けられてい
る。また、配管R1には、攪拌槽2を冷却するために配
管R1を循環する温水を排出するための調節バルブV2
が備えられているとともに、調節バルブV2を開放して
温水を排出したときに冷却水を供給するための配管R3
が調節バルブ3を介して連通接続されている。
【0057】また、配管加熱部9には、配管R1が貫通
している。また、その内部に蒸気が供給されるように調
節バルブV1を備えた配管R2が連通接続されている。
つまり、調節バルブV1を開放して配管加熱部9の内部
に蒸気を供給することによって配管R1を流通する温度
調節用流体の温度が上げられるようになっている。
【0058】また、ジャケット3の温度調節用流体の排
出側には温度センサS4が取り付けられており、ジャケ
ット3を流通した温度調節用流体の温度変化を逐次検出
するようになっている。そして、検出された結果は、ジ
ャケット温度コントローラ8に送られるようになってい
る。
【0059】ジャケット温度コントローラ8は、温度セ
ンサS4で検出された温度と重合温度コントローラ7か
ら入力されたジャケット温度の目標値とから温度偏差を
求め、求まった温度に応じて流体(温水または冷却水)
を選択してジャケット3に循環させるようになってい
る。
【0060】冷却水温度コントローラ13Aは、後述す
る冷却水の供給槽10に蓄積された冷却水の温度を、温
度計S6によって逐次検出された温度に基づいて調節し
ている。つまり、ジャケット11を循環させる温度調節
流体の温度を適時に調節して冷却水の温度をコントロー
ルするようになっている。なお、本実施例の場合、冷却
水温度を10℃の一定に保っている。
【0061】次に、溶存酸素制御系は、冷却水を蓄えた
供給槽10と、冷却水に酸素を供給する酸素供給系と、
冷却水に酸素を混合するスタティックミキサ12と、冷
却水への酸素の混合を制御する冷却水溶存酸素コントロ
ーラ13Bとから構成されており、これらの構成を総括
的にコントロールする溶存酸素コントローラ13を備え
ている。
【0062】供給槽10には、冷却水を冷却・保持する
ためのジャケット11が外周側に付設されている。ま
た、冷却水および槽内の溶存酸素を脱気するために、槽
の上下方向に連通接続されたそれぞれの配管から窒素
(N2)が供給されるようになっており、置換された酸
素は、排気管から排気されるようになっている。なお、
槽内に挿通された溶存酸素計S5によって槽内の酸素量
が逐次管理されており、本実施例では、溶存酸素量が2
mg/Lに調節されている。
【0063】また、供給槽10には温度計S6が挿通さ
れている。ただし、この温度計S6からの検出結果は、
溶存酸素制御系ではなく、重合温度制御系の冷却水温度
コントローラ13Aに入力されるようになっている。
【0064】供給槽10から供給される冷却水と酸素供
給系から供給される酸素(O2)は、各配管に連接され
た調節バルブV4およびV5のそれぞれを冷却水溶存酸
素コントローラ13Bで開閉操作されることによって、
それぞれ所定の量がスタティックミキサ12に供給され
るようになっている。
【0065】スタティックミキサ12は、供給されてき
た冷却水と酸素を攪拌・混合して冷却水中に酸素を溶存
させるようになっている。そして、酸素が混合された冷
却水は、攪拌槽2内に直接滴下されるようになってい
る。
【0066】なお、酸素と、冷却水および酸素が混合さ
れた冷却水は、各配管に取り付けられた流量計F1およ
びF2によってそれぞれの流量が逐次測定され、冷却水
溶存酸素コントローラ13Bにフィードバックされるよ
うになっている。
【0067】なお、本実施例の装置構成図では、図面が
複雑化するために攪拌機内の酸素を窒素に置換する構成
を省略している。
【0068】次に、上述の実施例装置を、図3に示すブ
ロック図を用いて一巡の動作を説明する。先ず、重合率
の目標値と、重合反応速度の目標値のそれぞれが重合率
コントローラ6に入力される。また、それぞれの目標値
と、重合反応開始と同時に実測により求まる重合率とが
微分器に入力され、重合率の目標値との偏差(con
v)と、重合反応速度の目標値との偏差(Δconv)
とが求められ、これら偏差も重合率コントローラ6に入
力される。そして、重合率コントローラ6から後段は、
重合温度制御系と、溶存酸素量制御系の2つに分岐さ
れ、それぞれが適時に同時制御されるようになってい
る。
【0069】重合率コントローラ6では、入力された重
合率の目標値との偏差(conv)と、重合反応速度の
目標値との偏差(Δconv)とに基づいて上記式
(1)より求まる溶液温度の目標値(Tr)が重合温度
制御系へ出力され、溶液中の溶存酸素濃度の目標値(c
1)が溶存酸素制御系に出力される。このとき、槽2内
に滴下する冷却水の量の目標値(m)も求められるよう
になっている。
【0070】重合温度制御系は、重合温度コントローラ
7と、その後段に、さらにジャケット3の温度をコント
ロールするジャケット温度コントローラ8と、槽内に滴
下する冷却水の温度をコントロールする冷却水温度コン
トローラ13Aとを備えた構成となっている。そして、
ジャケット温度コントローラ8と冷却水温度コントロー
ラ13Aは、重合温度コントローラ7によって適時に同
時制御されるようになっている。
【0071】先ず、重合温度コントローラ7では、重合
率コントローラ6から入力された溶液温度の目標値(T
r)と、槽2に挿通された温度計S1によって検出さ
れ、フィードバックされた槽内(溶液温度)の温度とが
比較され、ジャケット温度の目標値(Tj)が求められ
る。求まった目標値(Tj)は、ジャケット温度コント
ローラ8に入力される。
【0072】そして、ジャケット温度コントローラ8
は、第1プロセスP1でジャケット3に循環させる温度
調節用流体を選択し、配管システムを操作して流体の温
度・量などを調節する。
【0073】同時に溶液温度の目標値(Tr)と、温度
計S6によって検出された供給槽10内の冷却水の温度
とが比較され、滴下冷却水温度の目標値(Tw)が求め
られる。求まった目標値(Tw)は、冷却水温度コント
ローラ13Aに入力される。
【0074】そして、冷却水温度コントローラ13A
は、第2プロセスP2で供給槽10の冷却水の温度を1
0℃に保つようにし、調節バルブV4を操作して冷却水
の量を調節しながら槽内に冷却水のみを滴下する。な
お、本実施例の場合、冷却水温度は、10℃となるよう
に保たれており、滴下量のみが調節されるようになって
いるが、冷却水の温度も適宜に調節することがより好ま
しい。
【0075】そして、第1プロセスP1および第2プロ
セスP2を同時処理することによって第3プロセスP3
で槽内の溶液温度が調節される。また、第3プロセスP
3で温度計S1によって検出された溶液温度は、逐次重
合率コントローラ6にフィードバックされる。
【0076】溶存酸素制御系は、上手から順に、溶存酸
素コントローラ13と、冷却水溶存酸素コントローラ1
3Bとを備えている。
【0077】先ず、溶存酸素コントローラ13では、重
合率コントローラ6から入力された溶液中の溶存酸素の
目標値(c1)と、槽2に挿通された溶存酸素計S2に
よって検出され、フィードバックされた溶存酸素濃度と
が比較され、冷却水中の溶存酸素濃度(c2)が求めら
れる。求まった溶存酸素濃度(c2)は、冷却水溶存酸
素コントローラ13Bに入力される。
【0078】そして、冷却水溶存酸素コントローラ13
Bは、調節バルブV4,V5の開閉操作を行って冷却水
の量と、混合する酸素量を調節してスタティックミキサ
12に供給する。そして、第4プロセスP4においてス
タティックミキサ12内で冷却水に酸素を混合して槽2
内にこの冷却水を滴下する。
【0079】そして、第5プロセスP5で槽2内の溶液
の溶存酸素濃度が調節される。また、第5プロセスP5
で溶存酸素計S2によって検出された溶存酸素濃度は、
逐次溶存酸素コントローラ13にフィードバックされ
る。
【0080】上述のように、重合温度制御系と溶存酸素
制御系の両方を適時に同時制御することによって、第6
プロセスP6で実測重合率が目標重合率と一致するよう
に調節されることになる。そして、この第6プロセスP
6で粘度計S3によって逐次検出された粘度は重合率コ
ントローラ6にフィードバックされ、相関式により実測
の重合率が求められる。
【0081】本発明は、上記実施の形態に限られること
なく、下記のように変形実施することができる。 (1)上記実施例では、エマルジョン重合を例に採って
説明したが、この形態に限定されるものはなく、溶液重
合にも適用できる。この場合、槽内に滴下するものは冷
却水ではなく溶液を滴下して溶液温度コントロールする
ようにすればよい。
【0082】(2)上記実施例では、攪拌槽2の上下に
貫通した回転軸4に格子翼5を備えた形態のものを使用
しているが、この形態に限定されるものではなく、例え
ば、回転軸は上方に片持ちされた形態であってもよい
し、翼5も平板翼などであってもよい。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、溶存酸素量を操作することに
よって、重合反応速度を制御することができる。つま
り、溶存酸素は重合反応の阻害要因として作用するの
で、槽内の溶存酸素の量を減らせば効率よく重合反応を
促進することができる。逆に槽内の溶存酸素量を増やせ
ば重合反応速度を遅延させることができ、結果、重合温
度を低下させることができる。
【0084】また、請求項2に記載の発明によれば、重
合率変化パターンを操作して予め求められた所定の重合
率変化パターンと一致させることによって、目標とする
分子量が分布したポリマーの再現性の向上を図ることが
できる。すなわち、ポリマーの製造歩留まりの向上を図
ることができる。
【0085】また、重合率変化パターンを任意に操作す
ることができるので、分子量分布の異なった複数種類の
ポリマーを容易に再現することができる。
【0086】また、請求項3に記載の発明によれば、時
々刻々に変化する重合率変化パターンをモニタなどに表
示し、重合率変化パターンの傾きを参照することによっ
て、現時点以降の重合率変化パターンを推測することが
できる、結果、制御精度の向上を図ることができる。
【0087】また、請求項4に記載の発明によれば、溶
存酸素量を操作することによって重合反応を遅延させる
ことができ、逆に重合温度を操作することによって、重
合反応を促進させることができる。したがって、重合率
変化パターンを任意に操作することができる。
【0088】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
開始剤の投入後の一定時間は所定の重合温度よりも高く
設定することによって、ラジカルが多く発生して内容物
に含まれる既存の溶存酸素を早く除去することができ
る。つまり、重合反応の阻害要因である溶存酸素を早く
除去することによって、目標とする重合率変化パターン
との誤差を早く無くすことができる。
【0089】また、一定時間経過後は槽内の溶存酸素が
除去されるので、重合反応を操作するために投入する酸
素量を容易にコントロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例方法によって求まる重合率変化パターン
を示した図である。
【図2】実施例装置の全体構成を示した図である。
【図3】実施例装置の全体構成を示したブロック図であ
る。
【図4】実験により求まった重合率変化パターンを示し
た図である。
【図5】実験により求まった重合率変化パターンを示し
た図である。
【符号の説明】
1 … 攪拌機 6 … 重合率コントローラ 7 … 重合温度コントローラ 8 … ジャケット温度コントローラ 10 … 供給槽(冷却水) 12 … スタティックミキサ 13 … 溶存酸素コントローラ 13A… 冷却水温度コントローラ 13B… 冷却水溶存酸素コントローラ S1 … 温度計(攪拌機用) S2 … 溶存酸素計(攪拌機用) S3 … 粘度計 S4 … 温度センサ S5 … 溶存酸素計(供給槽用) S6 … 温度計(供給槽用) R1〜5 … 配管 F1,2 … 流量計 V1〜5 … 調節バルブ P1〜6 … プロセス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新家 香織 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 奥野 利昭 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4J011 AA05 AB15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽内で重合反応させてポリマーを合成す
    る過程において、 槽内の内容物に含まれる溶存酸素量を操作して重合反応
    を制御することを特徴とする重合反応制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の重合反応制御方法にお
    いて、 前記重合反応は、重合率変化パターンであることを特徴
    とする重合反応制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の重合反応制御方法にお
    いて、 前記重合率変化パターンは、時間の経過とともに求まる
    重合反応速度を参照して重合率を制御することを特徴と
    する重合反応制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の重合反応制御方法において、 さらに、重合温度も操作して重合反応を制御することを
    特徴とする重合反応制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の重合反応制御方法にお
    いて、 重合反応の開始した初期段階の重合温度を、その後の重
    合反応における所定の重合温度よりも高く設定したこと
    を特徴とする重合反応制御方法。
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