JP2003040674A - 抵抗体及びその製造方法並びに保持装置 - Google Patents

抵抗体及びその製造方法並びに保持装置

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JP2003040674A
JP2003040674A JP2001224635A JP2001224635A JP2003040674A JP 2003040674 A JP2003040674 A JP 2003040674A JP 2001224635 A JP2001224635 A JP 2001224635A JP 2001224635 A JP2001224635 A JP 2001224635A JP 2003040674 A JP2003040674 A JP 2003040674A
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Masashi Sakagami
勝伺 坂上
Masaki Terasono
正喜 寺園
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の直径や厚みが大きい場合においても、t
anδが小さくかつ均一で、同一製品内のばらつきが少
ない抵抗体及びその製造方法並びに被保持物の処理を均
一に行うことのできる保持装置を提供する。 【解決手段】抵抗体を、セラミック焼結体からなり、外
周部及び中心部を含む複数の部位で測定した相対密度の
平均値が98%以上、50℃の体積固有抵抗値の平均値
が107〜1012Ωcm、周波数1MHzにおける誘電
損失の平均値が50×10-4以下、誘電損失の最大値と
最小値の差が前記平均値の50%以下とすることによ
り、最大直径が200mm以上、厚みが0.5mm以上
の大きな製品であっても、例えば静電チャック1として
被処理物の処理を行った場合、同一面内における処理の
ばらつきを小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗体及びその製
造方法並びに保持装置に関するものであり、特に電子機
能材料用部材及び、半導体製造装置等におけるウエハの
保持や搬送に好適に用いられる保持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】液晶を含む半導体デバイスの製造に用いる
半導体製造装置において、シリコンウエハ等の半導体を
加工したり、搬送するためには、シリコンウエハ等を保
持する必要がある。特に、静電的にシリコンウエハを保
持する静電チャックは、真空中や腐食性ガス雰囲気での
使用が可能であり、半導体の製造に適しているため、多
用されている。
【0003】AlNは耐食性が高く、熱伝導が高く熱衝
撃性に比較的強いため静電チャックの主成分として用い
られている。このAlNは、50℃における体積固有抵
抗が1×1014Ωcm以上と絶縁体であるが、特に、最
近では、特に200℃以下で使用される静電チャックに
おいて、シリコンウエハの保持のためにより高い吸着力
が要求されており、より高い吸着力を得るためには、抵
抗を低くすることが提案されている。
【0004】特に、不純物の少ないAlN焼結体は、耐
食性に優れるため、特に腐食性ガス雰囲気で寿命が長く
なり、部品交換の期間を延ばし、メンテナンスのための
装置の停止を少なくできるとともに、静電チャックから
半導体の製造工程に混入する不純物を減少できるため、
スループットを向上し、不良を削減することができる。
【0005】このようなAlNを得るために、焼結助剤
を少なくする必要があるものの、焼結助剤が少ないと焼
結体の緻密が不十分となり、ボイドが発生し、静電チャ
ックの耐食性や均熱性を損なう恐れがあった。そのた
め、焼結を促進するために、焼成中に加圧を行いながら
焼成する必要があり、ホットプレス(以下HPと略
す)、ガス圧焼成(以下GPSと略す)や熱間等方プレ
ス焼成(以下HIPと略す)などが用いられている。
【0006】特にHPは、ガスを多量に使う必要がな
く、一軸加圧により焼結できるため、環境に不要なガス
を放出させることなく短時間で焼結体を得ることができ
るという特徴をもち、抵抗体及び静電チャックの製造に
適している。
【0007】例えば、高純度のAlNの成形体中に金属
電極を埋設し、HP焼成によって作製し、Al以外の金
属元素の含有量が100ppm以下で、室温での体積固
有抵抗を1×109〜1×1013Ωcmとした直径が2
00mm以上の静電チャックが特開平10−72260
号公報で提案されている。
【0008】また、AlNの明度を小さくし、その色を
黒色に近づけて、輻射効率の大きくして、製品の色むら
発生を防止する静電チャックが特開平9−48669号
公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−72260号公報に記載されたAlN焼結体は、
緻密性には優れるものの、最大直径が200mm以上に
なると、ボイドの分布が不均一になったり、不純物成分
が偏在すると、誘電損失(以後tanδと言うことがあ
る)のばらつきが大きくなる。その結果、高周波電圧に
よる発熱が基板の面内において異なるため、被保持物に
温度差が生じ、処理が不均一になって不良が増え、製品
の信頼性が低下するという問題があった。
【0010】また、特開平9−48669号公報に記載
された静電チャックに用いられている抵抗体は、AlO
N結晶相が局在するため、AlNとの位相のずれが生じ
てtanδが100×10-4以上と高く、高周波電圧に
よって発熱が不均一かつ緩慢に発生する。その結果、被
保持物の温度が不均一になり、生産性を低下させるとい
う問題があった。
【0011】従って、本発明は、基板の直径や厚みが大
きい場合においても、tanδが小さくかつ均一で、同
一製品内の誘電損失ばらつきが少ない抵抗体及びその製
造方法並びに被保持物の処理を均一に行うことのできる
保持装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電損失のば
らつきを抑制するため、HP焼成において最高保持温度
までの収縮速度を制御すること及び粉体からの脱ガス促
進が有効であり、また、抵抗体の面内における誘電損失
を均一にすることによって、保持装置の処理の均一性を
高めることができるという知見に基づくものである。
【0013】即ち、本発明の抵抗体は、最大直径が20
0mm以上、厚みが0.5mm以上のセラミック焼結体
からなり、外周部及び中心部を含む複数の部位で測定し
た相対密度の平均値が98%以上、50℃の体積固有抵
抗値の平均値が107〜101 2Ωcm、周波数1MHz
における誘電損失の平均値が50×10-4以下、誘電損
失の最大値と最小値の差が前記平均値の50%以下であ
ることを特徴とするものである。これにより、大きな製
品であっても、例えば静電チャックとして被処理物の処
理を行った場合、同一面内における前記処理のばらつき
を小さくすることができる。
【0014】特に、AlNを主結晶相とし、炭素を1重
量%以下、酸素を0.2〜3重量%、Al以外の金属を
合計で0.5重量%以下の割合で含むとともに、前記炭
素含有量の面内ばらつきが30%以下、前記金属の総量
の面内ばらつきが20%以下であることが好ましい。こ
れにより、金属やカーボンといった不純物やAlON等
の異相を制御して大型基板の高純度を維持しつつ、耐食
性や熱伝導性をより高くできるとともに、誘電損失のば
らつきを更に抑制できる。
【0015】また、前記セラミック焼結体のレーザーラ
マン分光測定スペクトルにおいて、100〜133cm
-1付近のピーク強度I1と665〜680cm-1付近のピ
ーク強度I6との比率I1/I6が0.4以下であることが好
ましい。これにより、大型基板の異相の生成を制御し
て、耐食性や均熱性をより高くできるとともに、更に誘
電損失のばらつきを更に抑制できる。
【0016】また、本発明の抵抗体の製造方法はセラミ
ック粉末及び/又は成形体を最高保持温度で焼成し、最
大直径が200mm以上、厚みが0.5mm以上のセラ
ミック焼結体を作製するのに際して、常温から最高保持
温度までの収縮速度を2mm/min以下に制御すると
ともに、焼成開始から1200℃の焼成温度まで、装置
内の真空度を1Pa以下に保持することを特徴とするも
のである。この方法により、緻密化と誘電損失の制御が
容易となり、基板の密度や誘電損失の面内ばらつきが少
ない抵抗体を実現できる。
【0017】特に、AlN粉末を主体とし、炭素を1重
量%以下、酸素を0.2〜3重量%含むセラミック粉末
をホットプレス型内に装填し、該セラミック粉末に0.
04〜3MPaのホットプレス圧力を加えた後に加熱を
開始し、1200〜1600℃の温度範囲においてN2
ガスを導入して装置内の雰囲気圧力を1〜300kPa
にするとともに、1200〜2300℃の温度範囲にお
いてホットプレス圧力を3〜15MPa以上に上昇さ
せ、2000℃以上の最最高保持温度で焼成することが
好ましい。この方法により、基板中の不純物の制御が容
易となり、基板の誘電損失の面内ばらつきを更に低減で
きる。
【0018】また、本発明の保持装置は、基板と、該基
板の一主面に設けられた被保持物の載置面と、該載置面
と対向して設けられた電極とを具備し、少なくとも前記
載置面が上記のいずれかに記載の抵抗体からなることを
特徴とする。本発明の抵抗体を用いた保持部材は、誘電
損失の面内ばらつきが小さいため、プラズマ分布が均一
で高周波電極をかけた際の基板温度差の不均一を抑制
し、生産性や信頼性の高いセラミック抵抗体及び保持装
置を実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の抵抗体は、本発明の抵抗
体は、基板の主面に対して誘電損失の面内ばらつきが顕
著になる最大直径が200mm以上、厚みが0.5mm
以上の板状のセラミック焼結体からなり、外周部及び中
心部を含む複数の部位で測定した相対密度の平均が98
%以上であることが重要である。ここで、複数の部位と
は、最大直径が200mm以上の略中心である中心部
と、最大直径の縁端部とを含み、30部位以上、特に5
0部位以上での測定を行う。測定点はほぼ等間隔に配置
されていることが、均一性をより正確に評価する点で好
ましい。
【0020】相対密度が98%未満では、機械的特性が
低下し、大型・薄型形状では容易に破壊されるためであ
り、また、粒界相や粒子の3重点等に発生するボイドが
減少し、tanδを50×10-4以下にすることが困難
となるためであり、特に99%以上、更には99.5%
以上が好ましい。なお、相対密度については、まずアル
キメデス法から嵩密度をもとめた後、理論密度と比較
し、相対密度を算出した。
【0021】また、外周部及び中心部を含む複数の部位
において測定した50℃の体積固有抵抗値の平均を10
7〜1012Ωcmとすることで、必要十分な電荷の移動
を可能にし、例えば静電チャックに用いた場合に優れた
吸着特性を実現できる。50℃の体積固有抵抗値の平均
値は、電荷移動量、すなわち電流を低く抑制する点で、
特に108〜1011Ωcm、更には、108〜1010Ωc
mであることが好ましい。
【0022】そして、本発明によれば、外周部及び中心
部を含む複数の部位において周波数1MHzでtanδ
の平均値、最大値、最小値を測定した時、平均値50×
10 -4以下であることが重要であり、特に、40×10
-4以下、更には30×10-4以下が好ましい。tanδ
が50×10-4より大きくなると、電圧を印加するとエ
ネルギー損失が大きくなり、基板の発熱量が大きくな
り、基板保持面の温度が上昇しやすくなり、ウエハ処理
温度の制御が困難になる。
【0023】さらに、上記tanδの最大値Txと最小
値Tnの差が平均値TAの50%以下であることが重要で
あり、特に30%以下、更には20%以下が好ましい。
これを式で示すと、(Tx−Tn)/TA<0.5とな
る。
【0024】このばらつきが大きくなると、基板面内の
発熱量が異なり、均熱性を保てなくなるため、基板保持
面の温度の均熱化がばらつき、ウエハ処理温度の制御が
困難になる。tanδの最大値と最小値の差が平均値の
50%以下にすることで、面内ばらつきを小さくでき、
静電チャックに応用した場合、部位による電流密度の差
が小さくなるため、最大値が高いtanδを有する部位
でも発熱が安定してエッチング効率の安定化をはかるこ
とができ、スループットを高めて生産性を高めることが
できる。
【0025】また、本発明によれば、AlNを主結晶相
とすることが好ましい。主結晶相をAlNにすると、ハ
ロゲンを含むプラズマやガス等に対する耐食性が高く、
熱伝導率が高いため耐熱衝撃性に優れるとともに、Al
N結晶は半導体になることが可能なため、体積固有抵抗
値を変えることができ、外周部及び中心部を含む複数の
部位において測定した50℃の体積固有抵抗値の平均を
107〜1012Ωcmに制御することが容易となる。
【0026】さらに、炭素を1重量%以下、特に0.5
重量%以下の割合で含むことが好ましい。この炭素は導
電性粒界相の形成に関係があると考えられ、炭素量を1
重量%以下にすることにより、AlとCを含む高抵抗の
化合物を部分的に形成するのを防止し、比誘電率のばら
つきをより小さくする効果がある。
【0027】また、炭素含有量の面内ばらつきが30%
以下、特に20%以下、更には10%以下であることが
好ましい。この炭素は導電性粒界相の形成に関係がある
と考えられ、炭素量を1重量%以下にすることにより、
AlとCを含む高抵抗の化合物を部分的に形成するのを
防止し、tanδの平均値を低く抑制し、面内ばらつき
を30%以下にすることで、tanδのばらつきをより
小さくする効果がある。
【0028】さらに、酸素を0.2〜3重量%、特に
0.3〜2重量%、更には0.4〜1重量%の割合で含
むことが好ましい。酸素量は、体積固有抵抗値と強く関
連しており、酸素の含有量が上記の範囲であれば、電荷
の移動体となる粒界相が3次元的に連続して形成され、
且つこの導電経路を分断する高抵抗の化合物(AlON
やポリタイプ等)の形成を抑制しやすいため、tanδ
を安定化させることが容易となる。
【0029】さらにまた、焼結助剤成分は含まれていて
も良いが、セラミック焼結体の耐食性及び誘電率のばら
つきを小さくするため、実質的に焼結助剤成分を含まな
いことが好ましい。具体的には、Al以外の金属が合計
で0.5重量%以下、特に0.1重量%以下、更には
0.05重量%以下、且つその金属の合計の面内ばらつ
きが20%以下、特に15%以下、更には10%以下で
あることが好ましい。これにより、金属のAlN粒への
固溶による抵抗の過剰低下を防ぎ、また高tanδ化合
物の特定の部位における形成を防止することで、tan
δの面内ばらつきを小さくしやすく、安定させることが
容易となる。
【0030】金属不純物としては、硼素(以下、Bと略
する)、硅素(以下、Siと略する)、カルシウム(以
下、Caと略する)、ナトリウム(以下、Naと略す
る)、鉄(以下、Feと略する)等が挙げられる。特
に、B、Si、Fe、Na及びCaの含有量は、各々1
000ppm以下、特に500ppm以下、更には25
0ppm以下であることが好ましい。
【0031】これらの元素はAlNに固溶して体積固有
抵抗を変化させる傾向が強いため、特に焼結体中に偏在
していると体積固有抵抗のばらつきの原因となる傾向が
ある。なお、実際には、各金属の含有量を分析し、多い
順から10種類の金属の合計量を上記のAl以外の金属
の含有量とした。なお、実際には、各金属の含有量を分
析し、多い順から10種類の金属の合計量を上記のAl
以外の金属の含有量とした。分析法としては、蛍光X線
分析またはICP分析が好ましい。
【0032】AlN結晶相中のAl原子とN原子は、4
配位のウルツァイト構造であり、アルミニウム原子と3
つの窒素原子によってsp3混成軌道を形成している。
従って、AlN結晶のレーザーラマン分光測定スペクト
ルは、図1に示すように、ウルツァイト構造の対称ピー
クとして、900〜910cm-1(a)及び610〜6
30cm-1付近(d)にc軸対称ピーク、670〜68
0cm-1付近(b)、660cm-1付近(c)及び24
0〜260cm-1(e)にa軸対称ピークのピークを示
す。
【0033】そして、本発明によれば、AlNを主結晶
相とする焼結体のレーザーラマン分光測定スペクトル
は、図1に示すように、100〜133cm-1付近に異
相のピークfが観察される。このピークfの強度をI1
670〜680cm-1付近のピークcの強度をI6とした
とき、ピーク強度の比率I1/I6が0.4以下、特に0.
3以下、更には0.2以下であることが好ましい。
【0034】AlONや金属化合物といった異相が発生
した場合に、100〜133cm-1付近のピーク強度I1
が高くなる傾向を示し、その結果tanδの平均値が大
きくなる。従って、I1/I6が0.4以下にすることによ
ってtanδのばらつきを抑制できる傾向があり、静電
チャックに応用した場合、エッチング等の処理時の基板
温度が均一で、安定した処理を行うことができる。
【0035】以上のように構成された本発明の抵抗体
は、誘電損失のばらつきが非常に小さいため、例えば静
電チャックに使用した場合に、吸着特性に優れ、被処理
物の処理を均一に行うことができ、また、生産性を高め
ることができる。
【0036】次に、本発明の抵抗体を作製する方法につ
いて説明する。
【0037】まず、出発原料として純度99%以上、平
均粒子径が5μm以下、好ましくは3μm以下のAlN
粉末を用意する。このAlN粉末中の炭素含有量を1重
量%以下、酸素含有量を0.2〜3重量%、Al以外の
金属の含有量は0.5重量%以下に抑制することが好ま
しい。これにより、焼成して得られた焼結体中の炭素含
有量、酸素含有量及びAl以外の金属の含有量を、それ
ぞれ1重量%以下、0.2〜3重量%、0.5重量%以
下にすることが容易となる。
【0038】なお、AlN粉末の酸素量が0.2重量%
に満たない場合には、Al23、SiO2等の酸化物を
添加することにより、酸素の含有量が0.2〜3重量%
の範囲になるように調整することができる。
【0039】金属不純物としては、B、Si、Ca、N
a、Fe等が挙げられる。これらは、焼結体中に残留し
やすいため、1000ppm以下、特に500ppm以
下、更には250ppm以下であることが好ましい。
【0040】なお、実際には、各金属の含有量を分析
し、多い順から10種類の金属の合計量を上記のAl以
外の金属の含有量とした。分析法としては、蛍光X線分
析またはICP分析が好ましい。
【0041】次に、上記のAlN粉末をカーボンモール
ド内のカーボンからなる直径200mm以上のホットプ
レス型(以下HP型と言う)内に均一に充填する。この
AlN粉末は、粉末のまま充填してもよいが、原料粉末
にバインダを添加して予めHP型形状に予備成形してお
き、この成形体をHP型内に装填しても良い。成形の方
法は、金型プレス、CIP、テープ成形、鋳込み等の成
型方法を用いることができる。成形体は、成形の時に必
要なバインダ成分を除去した後にHP型内に装填する。
なお、成形体の内部に電極を成形してもよい。
【0042】HP型に充填されたAlN粉体に0.04
〜3MPaのホットプレス圧力(以下HP圧力と言う)
を加えた後に加熱を開始することが好ましい。HP圧力
が0.04MPaより小さいと充填が不十分で、充填密
度のばらつきが生じやすく、充填密度が低い部分で焼結
時の緻密化を阻害することがある。また、HP圧力が3
MPaより大きいとAlN粉末の表面に化学的に付着し
た水分等が抜けにくくなり、焼成の緻密を阻害する恐れ
がある。
【0043】また、本発明によれば、600〜800℃
の間で原料やスペーサーやカーボンHP型等のカーボン
と装置からのガス放出がピークとなり、さらに800〜
1200℃では、スペーサーやカーボンHP型等のカー
ボンと装置及び原料からの酸素が反応して、COガスが
発生する。このCOガスが多量に残留すると、高温でA
lN原料と反応してAlCやAlOC化合物を生成して
緻密化を阻害する原因や異相生成の原因となり、その結
果誘電損失が大きくなるため、昇温開始時から1200
℃まで装置内の真空度を1kPa以下に排気することが
重要である。装置内の真空度は特に0.5Pa以下、更
には0.1Pa以下、より好適には0.01Pa以下が
好ましい。これにより、焼結性や特性に及ぼす有害なガ
スを容易に除去できる。
【0044】さらに、1200〜1600℃の温度範囲
においてN2ガスを導入して装置内の圧力を1〜300
kPaにすることが好ましい。つまり、N2ガス導入時
の温度を1200〜1600℃とする。1200℃未満
の温度でN2ガスを導入して装置内の圧力を1〜300
kPaにすると、発生するCOガスが残留して、緻密化
阻害や異相生成の原因となる。1600℃より高い温度
まで真空を保つと、HP型や離型材のカーボンと反応し
てAlCやAlOC化合物を生成して緻密化阻害や異相
生成の原因となることがある。特に、1250〜155
0℃、更には1300〜1500℃の温度範囲において
2ガスを導入し、装置内の圧力を、特に80〜200
kPa、更には100〜200kPaにすることが好ま
しい。
【0045】また、1200〜2300℃の温度範囲に
おいてホットプレス圧力を3〜15MPaに上昇させる
ことが好ましい。1200℃未満で加圧すると、H2
等のガスの除去が不十分となり、緻密化を阻害する恐れ
があり、2300℃を超えて加圧すると、部分的に焼結
が開始し、密度ばらつきの原因となり、抵抗値のばらつ
きが大きくなる傾向がある。ホットプレス圧力は、特に
5〜10MPaの圧力で、特に1200〜1650℃、
更には1200〜1600℃の温度範囲において加える
ことが好ましい。
【0046】次いで、2000℃〜2300℃の最高保
持温度まで昇温し、温度を一定時間保持して相対密度の
平均値が98%以上、特に99%以上、更には99.5
%以上となるになるように焼成する。最高保持温度を2
000℃以上とすることによってAlN焼結体の50℃
の体積固有抵抗値を107〜1012Ωcmにすることが
容易となり、その面内ばらつきを小さくすることができ
る。2000℃未満では、密度が98%に満たず、しか
も1012Ωmより高い抵抗値を示す。特に2000〜2
300℃、更には2050〜2200℃が、体積固有抵
抗値の制御の点で好ましい。
【0047】なお、焼成においては、一定の保持時間に
おいて、温度と圧力を保持することが好ましい。保持時
間は試料の量や組成によって異なるものの、焼結が進む
のを考慮すると20分以上、特に1時間以上であること
が好ましい。
【0048】そして、本発明によれば、常温から昇温し
て上記の最高保持温度に達するまでのAlN粉末及び/
又は成形体の収縮速度を2mm/min以下に制御する
ことが重要である。常温から最高保持温度までの収縮速
度は、AlN粉末及び/又は成形体の焼結挙動に影響
し、収縮速度が2mm/minより大きいと焼結が進む
部位と進まない部位が生じて、密度、体積固有抵抗値及
び比誘電率のばらつきが大きくなる。特に、収縮速度を
1.5mm/min以下、更には1mm/min以下に
することが好ましい。
【0049】なお、粉末や成形体をHP型に装填し、加
熱前に0.04〜3MPaの圧力を加えたときの成形体
の上端面を基準として、この上端面の変位の経時変化を
測定し、単位時間に対する変位量を収縮速度とする。換
言すれば、室温から最高保持温度までの収縮曲線から、
傾きを接線でとることができ、その最大傾きから算出し
た収縮速度の最大値が2mm/min以下かどうかを判
断する。
【0050】このようにして作製した本発明の抵抗体
は、tanδの面内ばらつきが小さく、静電チャックと
して好適に用いることができる。
【0051】次に、本発明の保持装置を、Siウエハな
どを静電的に吸着する静電チャックを例にとって説明す
る。
【0052】図2は、単極タイプの静電チャック1の例
である。円板形状の基板2の一主面3にSiウエハなど
の被保持物を載置する載置面4が設けられている。この
載置面4に対向するように、一主面3の反対の主面に電
極5が設けられている。
【0053】そして、載置面4が、上記の本発明の抵抗
体からなることが重要である。即ち、基板2は、実質的
に本発明の抵抗体からなるものであればよい。また、載
置面4が本発明の抵抗体からなっていれば、基板2が電
極5に平行な層状セラミックスの積層体からなっていて
もかまわない。
【0054】載置面4に載置されたSiウエハ等の被保
持物と電極5との間に電圧が印可され、載置面4と電極
5との間に電流がわずかにながれて静電的な吸着が起こ
る。なお、図2には記載してないが、外部から電極5に
電圧を供給するための接続端子が含まれることは言うま
でもない。
【0055】また、図3は本発明である保持装置の他の
例である。これは、双極タイプの静電チャック11であ
り、円板形状の基板12の一主面13にSiウエハなど
の被保持物を載置する載置面14が設けられており、基
板12の内部には一対の電極15が設けられている。こ
の電極15は、載置面14に対向するように配置されて
いる。
【0056】そして、載置面14が、上記の本発明の抵
抗体からなることが重要である。即ち、基板12は、実
質的に本発明の抵抗体からなり、内部に電極15を埋設
させればよい。また、基板12を載置面14を含む上部
基板12aと下部基板12bとに分割し、上部基板12
aに本発明の抵抗体を用い、下部基板12bに他のセラ
ミックスを用いても差し支えない。
【0057】一対の電極15には、正、負の電圧がそれ
ぞれ印加され、載置面14に載置されたSiウエハ等の
被保持物と電極15との間に電流がわずかにながれて静
電的な吸着が起こる。なお、図3には記載してないが、
外部から電極15に電圧を供給するための電気配線及び
接続端子が含まれることは言うまでもない。
【0058】処理装置によってはプラズマを発生する容
器内で用いられるため、被保持物の近傍にプラズマを発
生させるために、基板の内部又は裏面にプラズマ電極が
設けられてなることが重要である。これにより、装置構
造の簡略化や小型化に大きく寄与できるとともに、プラ
ズマの制御が容易になる。
【0059】さらには、所望により、冷却用の冷媒の通
路をセラミック平板内に設けたり、ペルチェ素子などの
冷却用装置を内蔵することもできる。
【0060】本発明の抵抗体を、少なくとも載置面に用
いた場合、載置面4、14の誘電正接tanδのばらつ
きが小さいため、最大直径が200mm以上、電極と載
置面との距離が0.5mm以上の本発明の保持装置は、
載置面4、14について誘電正接tanδのばらつきが
少ないセラミック抵抗体を用いた保持部材は、面内で均
一な処理を可能にすることができる。この優れた吸着特
性は、特に−70〜100℃の温度範囲において顕著で
ある。
【0061】上記の構成を有する本発明の保持装置は、
基板の直径や厚みが大きい場合においても面内のtan
δが均一で、製品内の不純物成分のばらつきが少なく、
生産性や信頼性の高いセラミック抵抗体及び保持装置を
提供することができる。
【0062】
【実施例】原料として平均粒子径1μmの還元窒化法の
AlN粉末を用いた。このAlN粉末に対して所望によ
り平均粒子径1μmの炭素粉末、Al23粉末、B粉
末、Na粉末、Ca粉末を加えた。そして、炭素量、酸
素量及びAl以外の金属量が表1に示す組成になるよう
に混合した。
【0063】これらの混合粉末をエタノールとともに混
合し、混合粉末を作製した。この混合粉末を直径210
mmのHP型に直接充填するものと、予備成形を行って
からHP型に充填するものとに分けた。なお、予備成形
を行うための混合粉末には、混合時にバインダとしてパ
ラフィンワックスを9重量%添加してあり、成形後に窒
素雰囲気中600℃で8時間脱脂を行ってからHP型に
装填した。次いで、上記のHP型をホットプレス装置に
装填し、表1に示す条件で焼成した。
【0064】得られた焼結体を加工し、直径202m
m、厚み6mmの形状にした。この焼結体を用いて、中
心部及び外周部を含む30部位において誘電損失、体積
固有抵抗及び吸着特性を測定した。
【0065】即ち、誘電正接は、直径50mmのサイズ
にAg性導電性ペーストにて、電極を形成し、0.5〜
10mmの各厚みに対して、1MHzの周波数で、ブリ
ッジ回路法により測定した。また、体積固有抵抗は、J
IS C2141:1922に基づいた3端子法によ
り、50℃で測定した。
【0066】さらに、吸着特性は、図2に示した構造を
有する静電チャックを作製し、一辺が25mmの直方体
Siを被処理物として、載置面の30部位において吸着
力及び電荷が除去されるまでの除電時間を測定し、それ
ぞれ平均値、最大値、最小値を算出し、ばらつきを評価
した。ばらつきは、最大値と最小値との差を平均値で割
った値とした。
【0067】なお、吸着力は50℃で500Vを印加
し、印加から30秒後までの吸着力の時間依存性を測定
した。吸着力が飽和するまでの時間(飽和時間)と、電
圧の印加を停止し吸着力がなくなるまでの時間(除電時
間)を測定した。即ち、飽和時間は、電圧印加30秒後
の吸着力を100%とした時、90%の吸着力を示す時
間とした。また、除電時間は、電圧の印加停止から吸着
力が500Paまで低下するのに要した時間とした。
【0068】次に、上記の測定に用いた焼結体を中心部
及び外周部を含む30部位に分け、それぞれの部位毎に
相対密度、酸素含有量、炭素含有量及びカソードルミネ
ッセンススペクトルを測定した。即ち、相対密度は、ま
ずアルキメデス法から嵩密度をもとめた後、焼結体を粉
砕してJISR1620に基づいたヘリウム置換法によ
って得られた真密度と比較して算出した。
【0069】焼結体中の酸素量は日本セラミック協会J
CMR004(Si34)を標準試料として、堀場製作
所製EMGA−650FA装置を用いて行った。また、
炭素量は、校正用標準試料JSS171−7及びJSS
150−14を用いて堀場製作所EMIA−511型炭
素分析装置を用いた。
【0070】AlNのラマンスペクトル分析は、日本分
光製NR1800レーザーラマン分光光度計を用い、レ
ーザーは、コーヒーレント社INNOVA70を使用し
た。測定条件は、レーザー波長514.5nmとし、モ
ノクロメーターはトリプル、感度0.05×10nA/
FSとして、積算回数を6回として測定した。結果を表
1及び表2に示した。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】本発明の試料No.1〜4、6〜9及び1
2、13は、吸着力の平均値が20kPa以上、吸着力
のばらつきが30%以下、徐電時間の平均値が10se
c以下、除電時間のばらつきが5sec以下であった。
【0074】一方、体積固有抵抗の平均値が1013Ωc
mと高い本発明の範囲外の試料No.5は、吸着力及び
除電時間のばらつきが100%と非常に大きな値を示し
た。
【0075】また、誘電損失の平均値とばらつきがいず
れも大きい本発明の範囲外の試料No.10及び試料N
o.11は、吸着力のばらつきが40%以上と大きな値
を示した。
【0076】さらに、誘電損失のばらつきが大きい本発
明の範囲外の試料No.14は、吸着力のばらつきが5
0%であり、除電時間が25sec以上、除電時間のば
らつきが20sec以上であった。
【0077】さらにまた、開始温度から1200℃まで
の雰囲気圧力が高い本発明の範囲外の試料No.15
は、除電時間が40secと長く、除電時間のばらつき
は30sec以上であった。
【0078】
【発明の効果】焼結体の直径や厚みが大きい場合におい
ても焼結体の面内における誘電損失のばらつきを制御す
ることにより、製品内のばらつきが少なく、信頼性の高
い静電チャックとして好適に用いることのできる抵抗体
及び被保持物を均一に処理できる保持装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抵抗体のラマンスペクトルを示すチャ
ート図である。
【図2】本発明の保持装置の一例である静電チャックの
構造を示す断面図である。
【図3】本発明の保持装置の一例である静電チャックの
他の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
a、d・・・AlNのc軸対称ピーク b、c、e・・・AlNのa軸対称ピーク f・・・異相のピーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G001 BA36 BA60 BA61 BA73 BB36 BB60 BB61 BB73 BC42 BC52 BC54 BD21 BD23 BE01 5F031 CA02 HA02 HA03 HA16 PA11 PA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最大直径が200mm以上、厚みが0.5
    mm以上のセラミック焼結体からなり、外周部及び中心
    部を含む複数の部位で測定した相対密度の平均値が98
    %以上、50℃の体積固有抵抗値の平均値が107〜1
    12Ωcm、周波数1MHzにおける誘電損失の平均値
    が50×10-4以下、誘電損失の最大値と最小値の差が
    前記平均値の50%以下であることを特徴とする抵抗
    体。
  2. 【請求項2】AlNを主結晶相とし、炭素を1重量%以
    下、酸素を0.2〜3重量%、Al以外の金属を合計で
    0.5重量%以下の割合で含むとともに、前記炭素含有
    量の面内ばらつきが30%以下、前記金属の総量の面内
    ばらつきが20%以下であることを特徴とする請求項1
    記載の抵抗体。
  3. 【請求項3】前記セラミック焼結体のレーザーラマン分
    光測定スペクトルにおいて、100〜133cm-1付近
    のピーク強度I1と665〜680cm-1付近のピーク強
    度I6との比率I1/I6が0.4以下であることを特徴とす
    る請求項2記載の抵抗体。
  4. 【請求項4】セラミック粉末及び/又は成形体を最高保
    持温度で焼成し、最大直径が200mm以上、厚みが
    0.5mm以上のセラミック焼結体を作製するのに際し
    て、常温から最高保持温度までの収縮速度を2mm/m
    in以下に制御するとともに、焼成開始から1200℃
    の焼成温度まで、装置内の真空度を1Pa以下に保持す
    ることを特徴とする抵抗体の製造方法。
  5. 【請求項5】AlN粉末を主体とし、炭素を1重量%以
    下、酸素を0.2〜3重量%含むセラミック粉末をホッ
    トプレス型内に装填し、該セラミック粉末に0.04〜
    3MPaのホットプレス圧力を加えた後に加熱を開始
    し、1200〜1600℃の温度範囲においてN2ガス
    を導入して装置内の雰囲気圧力を1〜300kPaにす
    るとともに、1200〜2300℃の温度範囲において
    ホットプレス圧力を3〜15MPa以上に上昇させ、2
    000℃以上の最高保持温度で焼成することを特徴とす
    る請求項4記載の抵抗体の製造方法。
  6. 【請求項6】基板と、該基板の一主面に設けられた被保
    持物の載置面と、該載置面と対向して設けられた電極と
    を具備し、少なくとも前記載置面が請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の抵抗体からなることを特徴とする保持装
    置。
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