JP2003039994A - シートスライド装置におけるスイーパーの取付構造 - Google Patents

シートスライド装置におけるスイーパーの取付構造

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JP2003039994A JP2001227955A JP2001227955A JP2003039994A JP 2003039994 A JP2003039994 A JP 2003039994A JP 2001227955 A JP2001227955 A JP 2001227955A JP 2001227955 A JP2001227955 A JP 2001227955A JP 2003039994 A JP2003039994 A JP 2003039994A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロアレール内のゴミを外部に掃き出すスイー
パーをアッパーレールに確実に取付ける。スライド操作
時におけるガタつきを防止し、スイーパーの脱落を防止
する。 【解決手段】 スイーパー50は、ロアレール20の幅
方向に沿って延び、ゴミ等を外部に掃き出すスイーパー
プレート51と、アッパーレール30の本体部31の底
部壁31bを上下側から挟持する上下側フランジ52,
53と、アッパーレール30の垂直壁33を挟持固定す
る挟持部54とを備える。挟持部54に設けた挟持片5
5でアッパーレール30の垂直壁33の両側面を挟み込
み、挟持片55に設けたエンボス凸部56を垂直壁33
の取付孔33aに嵌合させ、前後、左右方向の位置規制
を行い、且つ下側フランジ53の先端のフック53aに
より転びを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートスライド装
置におけるスイーパーの取付構造に係り、更に詳しく
は、車両床面の前後方向に沿って取付けられるロアレー
ルと、該ロアレール上で長手方向に摺動自在に案内支持
されると共に、シート本体側に取付け固定されるアッパ
ーレールとからなるシートスライド装置であって、アッ
パーレールの前後端の少なくともいずれか一方にロアレ
ール内部に溜まる異物を外部に掃き出すスイーパーを取
付けるシートスライド装置におけるスイーパーの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シートは、シートクッシ
ョン及びその後方で回動調整自在に取付けられたシート
バック等からなるシート本体を備えてなり、且つこのシ
ート本体を構成するシートクッション等を車体床面上で
前後スライド機構を介して支持することにより、車体の
前後方向にスライド移動調整し得るように構成され、車
室内のシートのレイアウトを種々に変更し得るように形
成されている。
【0003】そして、このようなシートの前後スライド
機構として、車体床面上に前後方向に長く形成され、車
体床面側に載置され、フロアカーペットの表面とほぼ同
一高さに設けられるロアレールと、シート本体側に取付
け固定されるアッパーレールからなるシートスライド装
置が用いられている。
【0004】ところで、ロアレールには、アッパーレー
ルを嵌合するための開口部またはスリットが形成されて
おり、この開口部またはスリットを通してロアレール内
にゴミ等の異物が入り込み、アッパーレールのロアレー
ルに対するスライド性が損なわれる虞れがある。
【0005】そして、ロアレール内に入り込んだチリ、
ゴミ等の異物をロアレール外部に排出するための機構と
して、アッパーレールの前後端のいずれか一方、あるい
は双方にゴミを掃き出すためのスイーパーを設けたシー
トスライド装置が、例えば、特開平10−315811
号公報に示すように提案されている。
【0006】このシートスライド装置1は、図9に示す
ように、車両の床面上に前後方向に沿って長く形成され
るロアレール2と、ロアレール2の前後方向に沿って摺
動自在に案内され、図示しないシート本体を支持するア
ッパーレール3と、アッパーレール3の前後端に取付け
られているスイーパー4とから大略構成されている。
【0007】そして、このアッパーレール3に対するス
イーパー4の取付構造は、図10に示すように、スイー
パー本体4aと一体化したU字状の取付用ブラケット4
bをアッパーレール3の縁部に挟み込み、取付用ブラケ
ット4bに形成した固定突起4c、回動突起4dをアッ
パーレール3の固定孔3a、移動孔3bに嵌合すること
により、スイーパー4をアッパーレール3に取付けてい
る。図11において、アッパーレール3にスイーパー4
を取付け、ロアレール2内に収容した状態が示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、図9乃至
図11に示すスイーパー4の取付構造においては、アッ
パーレール3のスライド性を確保することを目的とし
て、スイーパー本体4aに取付けた取付用ブラケット4
bは、固定突起4cがアッパーレール3の固定孔3a内
に嵌合することにより固定され、回動突起4dが嵌まり
込む移動孔3bでは遊嵌状態であるため、アッパーレー
ル3のスライド操作性は向上するものの、アッパーレー
ル3のスライド操作時にスイーパー4がガタつく虞れが
あり、また、急激なスライド操作を行った場合、スイー
パー4がアッパーレール3から脱落する虞れがある。
【0009】本発明の目的は、ロアレールに摺動可能に
案内されるアッパーレールの前後端の少なくとも一方側
にスイーパーを取付け、ロアレール内のゴミ等の異物を
外部に排出できるシートスライド装置におけるスイーパ
ーの取付構造であって、スイーパーをアッパーレールに
対して前後、左右及び上下の各方向に位置ズレが生じる
ことがなく、確実に固定でき、スライド操作時における
ガタつきをなくすと共に、急激なスライド操作を行って
も脱落する虞れがないシートスライド装置におけるスイ
ーパーの取付構造を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トスライド装置におけるスイーパーの取付構造は、車両
床面の前後方向に沿って取付けられるロアレールと、該
ロアレール上で長手方向に摺動自在に案内支持されると
共に、シート本体側に取付け固定されるアッパーレール
とからなるシートスライド装置であって、アッパーレー
ルの前後端の少なくともいずれか一方にロアレール内部
に溜まる異物を外部に掃き出すスイーパーを取付けるシ
ートスライド装置におけるスイーパーの取付構造におい
て、前記ロアレールは、略上向きコ字状をなす本体部
と、該本体部の両側部先端側から内方に延設され、開口
部を形成する左右一対のフランジとを備え、前記アッパ
ーレールは、前記ロアレールの本体部内に収容される略
下向きコ字状をなす本体部と、該本体部の上部壁の中央
より上方に延出し、前記ロアレールの開口部より上方に
突出し、シート本体側との取付部をなす垂直壁を有し、
前記スイーパーは、ロアレールの幅方向に沿って左右に
延び、ロアレールの内底面に部分的に当接し、異物を外
部に排出するためのスイーパープレートと、このスイー
パープレートのプレート面から面直方向に突設され、ア
ッパーレール本体部の底部壁を上下側から挟み込む上下
側フランジと、スイーパープレートの上縁から上方に向
けて延設され、アッパーレールの垂直壁縁部を左右側か
ら挟持する挟持部とを備え、上下側フランジでアッパー
レールの本体部の底部壁を挟持すると共に、アッパーレ
ールの垂直壁に開設した取付孔内に挟持部に設けたエン
ボス凸部を嵌着させることにより、上下方向並びに前
後、左右方向の位置規制を行い、スイーパーをアッパー
レールに取付けたことを特徴とする。
【0011】そして、本発明の請求項1に記載のシート
スライド装置におけるスイーパーの取付構造によれば、
ロアレールの幅方向に沿って延びるスイーパープレート
のプレート面から面直方向に延びる上下側フランジを突
設し、この上下側フランジによりアッパーレール本体部
の底部壁を上下面側から挟み込むようにしたため、スイ
ーパーはアッパーレールに対して上下方向にズレ込む虞
れがない。また、スイーパープレートの上縁部から上方
に向けて延設した挟持部により、アッパーレールを左右
側から挟み込み、アッパーレールに設けた取付孔にエン
ボス凸部を嵌合させることにより、スイーパーをアッパ
ーレールに対して前後、左右方向の位置ズレを回避した
状態で取付けることができる。このように、スイーパー
は、アッパーレールに対して、前後、左右、上下方向の
各方向に対する位置規制が確実に行われているため、ス
ライド操作時におけるガタつきがなく、急激なスライド
操作を行っても脱落する虞れがない。
【0012】本発明の請求項2に記載のシートスライド
装置におけるスイーパーの取付構造は、前記スイーパー
における下側フランジの先端にフックが形成され、上下
側フランジによりアッパーレール本体部の底部壁を挟持
する際、底部壁に設けたローラー収容開口の縁部に前記
フックが係止され、スイーパーの脱落が規制されること
を特徴とする。
【0013】そして、本発明の請求項2に記載のシート
スライド装置におけるスイーパーの取付構造によれば、
アッパーレール本体部の底部壁を上下側から挟持するよ
うに上下側フランジを底部壁に差し込めば、下側フラン
ジの先端に設けたフックが底部壁のローラー収容開口の
縁部に係合するため、スイーパーは、エンボス凸部を中
心として下部側が回動することがなく、スイーパーの脱
落を確実に防止できる。更に、上下側フランジをアッパ
ーレールの本体部に差し込み操作する際、下側フランジ
先端のフックが底部壁のローラー収容開口の縁部に係合
するため、節度感が得られ、スイーパーの取付作業の確
認が簡単に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシートスライ
ド装置におけるスイーパーの取付構造の好適な実施の形
態について、添付図面を参照して詳述する。図1は本発
明に係るスイーパーを取付けるシートスライド装置の基
本構成を示すものでアッパーレールとロアレールとの関
係を示す断面図、図2は同シートスライド装置における
アッパーレールの前後端にスイーパーを取付ける状態を
示す全体斜視図、図3乃至図6は本発明に適用するスイ
ーパーを示すもので、図3はスイーパーの斜視図、図4
はスイーパーの側面図、図5はスイーパーの正面図、図
6はスイーパーの平面図である。また、図7はアッパー
レールにスイーパーを取付けた状態を示す側面図、図8
はアッパーレールにスイーパーを取付けた状態を示す断
面図である。
【0015】まず、本発明に係るスイーパーを適用する
シートスライド装置10の概略構成について、図1を基
に説明する。本発明に係るシートスライド装置10が取
付けられる対象は、図示は省略したが、車体床面上にシ
ートクッション、シートバック等により構成されるシー
ト本体と、車体床面との間に介在して設けられ、該シー
ト本体を車両の前後方向に沿って摺動自在に支持される
ために用いられることは周知の通りである。
【0016】本発明に係るシートスライド装置10は、
図1に示すように、車両の床面上に車両の長手方向に沿
って取付けられるロアレール20と、このロアレール2
0内に収容され、車両の長手方向に沿って摺動自在で且
つ図示しないシート本体側に取付けられ、シート本体を
支持するアッパーレール30とから大略構成されてい
る。
【0017】更に詳しくは、ロアレール20並びにアッ
パーレール30は、アルミダイキャスト、マグネシウム
合金等の軽合金の押出成形体により形成されているが、
硬質合成樹脂の押出成形品を使用してもよく、ロアレー
ル20は、フロアカーペットの切欠部に埋設された状態
で車両床面に固定されても、また、レッグを設けて車両
床面上に取付けられてもよい。
【0018】前記ロアレール20は、略上向きコ字状を
なす本体部21と、この本体部21の両側部上端から内
方に屈折されて延設され、開口部21aを有する左右一
対のフランジ22が形成され、ロアレール20の肩部内
面には、スライダーを受けるスライダー受け部23が形
成されている。
【0019】一方、アッパーレール30は、ロアレール
20の本体部21内に収容されるように略下向きコ字状
をなす本体部31と、この本体部31の両肩部に形成さ
れるスライダー受け部32と、本体部31の上部壁31
aの中央より上方に突出し、前記ロアレール20の開口
部21aより上方に突出する垂直壁33を有している。
また、ロアレール20のスライダー受け部23とアッパ
ーレール30のスライダー受け部32との間には、合成
樹脂成形体からなるスライダー40が介挿され、アッパ
ーレール30の円滑なスライド操作性を確保している。
【0020】ところで、本発明は、ロアレール20の内
部に溜まるチリ、ゴミ等の異物をロアレール20の端
末、あるいはロック孔から外部に掃き出すためのスイー
パー50の取付構造に特徴がある。
【0021】図2は、アッパーレール30とスイーパー
50とを分解して示しているが、スイーパー50は、図
3乃至図6に示すように、ポリアミド樹脂、ポリアセタ
ール樹脂等の合成樹脂の射出成形体から構成され、ロア
レール20の幅方向に沿って延び、ロアレール20内部
のゴミ等の異物を外部に掃き出すスイーパープレート5
1と、スイーパー50をアッパーレール30側に取付け
る複数の取付部とから構成されている。
【0022】尚、スイーパープレート51の下縁両側に
は、ロアレール20の内面と部分的に当接する掃き出し
部51aが設けられている。前記スイーパー50の取付
部としては、アッパーレール30の本体部31に取付け
るための上側フランジ52、下側フランジ53と、アッ
パーレール30の垂直壁33に取付ける挟持部54とを
備えている。
【0023】更に詳しくは、上側フランジ52と下側フ
ランジ53は、スイーパープレート51のプレート面か
ら面直方向に突設し、上側フランジ52と下側フランジ
53との距離はアッパーレール30の本体部31におけ
る底部壁31bの厚みにほぼ等しく、上側フランジ52
に比べ長寸に設定されている。
【0024】下側フランジ53の先端部分には、前記ア
ッパーレール30の底部壁31bに開設したローラー収
容開口31cの縁部31dに係止するフック53aが設
けられていると共に、下側フランジ53の剛性を強化す
るために前後方向に沿って延びるリブ53bが下側フラ
ンジ53の裏面に複数列条設されている。
【0025】次いで、挟持部54は、スイーパープレー
ト51の上縁から上方に延設形成され、この挟持部54
には、アッパーレール30の垂直壁33を左右側から挟
み込む挟持片55が形成され、この挟持片55の内面に
対向するようにエンボス凸部56が突設されており、こ
のエンボス凸部56は、アッパーレール30の垂直壁3
3に形成した取付孔33a内に嵌合する。
【0026】従って、図2及び図7に示すように、アッ
パーレール30の前後端に夫々スイーパー50を取付け
るには、アッパーレール30における本体部31の底部
壁31bに対して上側フランジ52、下側フランジ53
を上下側から挟み込むように差し込むと共に、挟持部5
4の挟持片55でアッパーレール30の垂直壁33を左
右側から挟み込むようにして、取付孔33aにエンボス
凸部56を嵌合させればよく、ワンタッチで簡単にスイ
ーパー50を取付けることができる。
【0027】従って、アッパーレール30の前後端にス
イーパー50を取付けた状態においては、図7,図8に
示すように、アッパーレール30の垂直壁33の取付孔
33aに挟持片55のエンボス凸部56が嵌まり込んで
いるため、スイーパー50が前後方向に規制され、且つ
下側フランジ53先端のフック53aがアッパーレール
30のローラー収容開口31c縁部31dに係止してお
り、スイーパー50がエンボス凸部56を中心に回動す
ることがなく、前後方向の位置規制を確実に行うことが
できる。
【0028】更に、図8に示すように、アッパーレール
30における垂直壁33の取付孔33aに挟持片55の
エンボス凸部56が嵌まり込んでいることにより、左右
方向の位置規制も確実になされ、且つアッパーレール3
0の本体部31の底部壁31bの上下面を上側フランジ
52と下側フランジ53により上下から確実に挟持して
いるため、上下方向の位置規制も確実になされている。
【0029】このように、アッパーレール30の前後端
に取付けられるスイーパー50は、エンボス凸部56に
より前後、左右方向の位置規制がなされ、アッパーレー
ル30本体部31の底部壁31bを上下側フランジ5
2、53により挟持しているため、上下方向の位置規制
もなされ、且つ下側フランジ53の先端に設けたフック
53aがアッパーレール30のローラー収容開口31c
の縁部31dに係止しているため、スイーパー50の転
びという問題もなく、スイーパー50は全方位方向に位
置ズレが生じることがない。
【0030】従って、アッパーレール30をロアレール
20の長手方向に沿ってスライド操作する際、スイーパ
ー50がガタつくことがないと共に、急激なスライド操
作を行っても、スイーパー50が脱落するという虞れが
全くない。更に、スイーパー50の取付作業時、下側フ
ランジ53先端のフック53aがローラー収容開口31
c縁部31dにクリック的に係合するため、作業確認を
簡単に行えるという利点がある。
【0031】ところで、本実施の形態においては、アッ
パーレール30の前後端双方にスイーパー50を取付け
たが、アッパーレール30のフロント側、あるいはリヤ
側の一方側のみにスイーパー50を取付けて対応させる
こともできる。尚、本発明は、前述した実施の形態の構
造に限定されず、シートスライド装置10やスイーパー
50の各部の形状、構造等を必要に応じて適宜変形、変
更することは自由であり、各レールやスイーパーの形状
や材質を始め、種々の変形例は本発明の範疇に含まれる
ものである。
【0032】
【発明の効果】以上が本発明に係るシートスライド装置
におけるスイーパーの取付構造の実施の形態であるが、
本発明の請求項1に記載のシートスライド装置における
スイーパーの取付構造によれば、ロアレールの幅方向に
沿って延びるスイーパープレートのプレート面から面直
方向に延びる上下側フランジを突設し、この上下側フラ
ンジによりアッパーレール本体部の底部壁を上下面側か
ら挟み込むようにしたため、スイーパーはアッパーレー
ルに対して上下方向にズレ込む虞れがなく、スイーパー
プレートの上縁部から上方に向けて延設した挟持部によ
り、アッパーレールを左右側から挟み込み、アッパーレ
ールに設けた取付孔にエンボス凸部を嵌合させることに
より、スイーパーをアッパーレールに対して前後、左右
方向の位置ズレを回避した状態で取付けることができる
ため、スイーパーは、アッパーレールに対して、前後、
左右、上下方向の各方向に対する位置規制が確実に行わ
れ、スライド操作時におけるガタつきがなく、急激なス
ライド操作を行っても脱落する虞れがなく、円滑なスラ
イド操作性が期待できるという効果を有する。
【0033】また、本発明の請求項2に記載のシートス
ライド装置におけるスイーパーの取付構造によれば、ア
ッパーレール本体部の底部壁を上下側から挟持するよう
に上下側フランジを底部壁に差し込めば、下側フランジ
の先端に設けたフックが底部壁のローラー収容開口の縁
部に係合するため、スイーパーは、エンボス凸部を中心
として下部側が回動することがなく、スイーパーの脱落
を確実に防止できる、更に、上下側フランジをアッパー
レールの本体部に差し込み操作する際、下側フランジ先
端のフックが底部壁のローラー収容開口の縁部に係合す
るため、節度感が得られ、スイーパーの取付作業の確認
が簡単に行えるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイーパーの取付構造を適用する
シートスライド装置の概略構成を示す断面図。
【図2】本発明に係るスイーパーの取付構造を示す斜視
図。
【図3】本発明に係るスイーパーの斜視図。
【図4】本発明に係るスイーパーの側面図。
【図5】本発明に係るスイーパーの正面図。
【図6】本発明に係るスイーパーの平面図。
【図7】本発明に係るスイーパーの取付構造を示す側面
図。
【図8】本発明に係るスイーパーの取付構造を示す図7
中VIII−VIII線断面図。
【図9】従来のスイーパーを装備したシートスライド装
置を示す斜視図。
【図10】従来のスイーパーの取付構造を示す説明図。
【図11】従来のスイーパーの取付構造を示す断面図。
【符号の説明】
10 シートスライド装置 30 アッパーレール 31 本体部 31b 底部壁 31c ローラー収容開口 33 垂直壁 33a 取付孔 40 スライダー 50 スイーパー 51 スイーパープレート 51a ロアレール当接部(掃き出し部) 52 上側フランジ 53 下側フランジ 53a フック 53b 補強リブ 54 挟持部 55 挟持片 56 エンボス凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両床面の前後方向に沿って取付けられ
    るロアレールと、該ロアレール上で長手方向に摺動自在
    に案内支持されると共に、シート本体側に取付け固定さ
    れるアッパーレールとからなるシートスライド装置であ
    って、アッパーレールの前後端の少なくともいずれか一
    方にロアレール内部に溜まる異物を外部に掃き出すスイ
    ーパーを取付けるシートスライド装置におけるスイーパ
    ーの取付構造において、 前記ロアレールは、略上向きコ字状をなす本体部と、該
    本体部の両側部先端側から内方に延設され、開口部を形
    成する左右一対のフランジとを備え、 前記アッパーレールは、前記ロアレールの本体部内に収
    容される略下向きコ字状をなす本体部と、該本体部の上
    部壁の中央より上方に延出し、前記ロアレールの開口部
    より上方に突出し、シート本体側との取付部をなす垂直
    壁を有し、 前記スイーパーは、ロアレールの幅方向に沿って左右に
    延び、ロアレールの内底面に部分的に当接し、異物を外
    部に排出するためのスイーパープレートと、このスイー
    パープレートのプレート面から面直方向に突設され、ア
    ッパーレール本体部の底部壁を上下側から挟み込む上下
    側フランジと、スイーパープレートの上縁から上方に向
    けて延設され、アッパーレールの垂直壁縁部を左右側か
    ら挟持する挟持部とを備え、上下側フランジでアッパー
    レールの本体部の底部壁を挟持すると共に、アッパーレ
    ールの垂直壁に開設した取付孔内に挟持部に設けたエン
    ボス凸部を嵌着させることにより、上下方向並びに前
    後、左右方向の位置規制を行い、スイーパーをアッパー
    レールに取付けたことを特徴とするシートスライド装置
    におけるスイーパーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記スイーパーにおける下側フランジの
    先端にフックが形成され、上下側フランジによりアッパ
    ーレール本体部の底部壁を挟持する際、底部壁に設けた
    ローラー収容開口の縁部に前記フックが係止され、スイ
    ーパーの脱落が規制されることを特徴とする請求項1に
    記載のシートスライド装置におけるスイーパーの取付構
    造。
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