JP2003037054A - インタロック装置及び露光装置 - Google Patents

インタロック装置及び露光装置

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JP2003037054A
JP2003037054A JP2001315093A JP2001315093A JP2003037054A JP 2003037054 A JP2003037054 A JP 2003037054A JP 2001315093 A JP2001315093 A JP 2001315093A JP 2001315093 A JP2001315093 A JP 2001315093A JP 2003037054 A JP2003037054 A JP 2003037054A
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chamber
outside
exposure
exposure apparatus
pressure difference
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JP2001315093A
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Toshiyuki Shigaraki
俊幸 信楽
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Canon Inc
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバに取り囲まれた装置へのアクセス状
況を確認しインタロックをかけて該装置の動作を簡易に
且つ確実に停止させる。 【解決手段】 露光装置を取り囲む恒温チャンバ9内外
の圧力差を監視する微差圧計19を有し、チャンバ9に
は開閉可能なメンテナンス用扉10、レチクル搬入扉1
1及びウエハ搬入扉13があり、該チャンバ9の前記各
扉の開状態に応じて該チャンバ9内外の圧力差の変化を
監視することで、該チャンバ9の状態を検知し、メンテ
ナンス用扉10の開放でその開閉可能部が開状態になっ
ているかまたは温調エアの送風が弱まっていると判断し
たときには、レーザ光源3の発振の停止、原版としての
レチクル4及び基板としてのウエハ7のいずれかの搬送
停止、原版ステージ5及び基板ステージ8の動作停止、
露光動作の停止等を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャンバに取り囲
まれておりインタロックを掛ける対象となる対象装置に
おいて、チャンバ内外の圧力差を監視することでチャン
バの状態を検知し、不都合の発生や不良品の発生を防ぐ
為に対象装置の動作に制限を加えるインタロック装置に
関するものであって、恒温チャンバに取り囲まれている
露光装置に適している。また、本発明は、露光装置にお
いて、チャンバ内外の圧力差を監視することと、開閉可
能な開口部に備えられたスイッチとを利用して、装置の
異常を検知し、事故の発生や不良品の発生を防ぐために
露光動作に制限を加えるシステムにも関連する。
【0002】
【従来の技術】恒温チャンバに取り囲まれている半導体
露光装置において、原版としてのレチクルや基板として
のウエハの自動搬送装置が付いていない場合、人間が搬
送可能な位置へレチクルやウエハをセットする。通常
は、そのようなチャンバの開口部にスイッチを設け、露
光動作中であれば上記スイッチの出力を検知して、レー
ザ発振停止や搬送動作の停止を行い、安全上の問題がな
いようにしている。しかしながら、インタロックを掛け
る対象となる対象装置の動作に関わらず、露光中や搬送
中でもレチクルやウエハの交換を行いたい場合もある。
その場合にはウエハやレチクルの交換毎に対象装置が停
止するのは効率的でない為、予想される安全上の問題が
無い動作状態においてはスイッチの状態を検知せず、ま
た、安全上の問題が存在する場合には扉等をロックして
チャンバの開口部が開かないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、扉のロックを解除するなどの煩わしい操作が
存在する。ポッド式搬送装置等を取り付ける場合には、
開口部にはスイッチが無い場合があり、開口部が存在し
ていても対象装置側ではその状況が分からないことにな
る。
【0004】また、開口部が存在すると対象装置外部か
ら汚染物質が該対象装置内に入り込み、レンズの曇りや
レジストの劣化を招く可能性もある。
【0005】本発明は、対象装置を取り囲むチャンバの
状態に応じて該対象装置の動作を簡易に且つ確実に停止
させることができるインタロック装置及び露光装置を提
供することを目的とする。また、本発明は、外部から装
置内へのアクセスを容易にかつ安全に行うことができる
ようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、インタロックを掛ける対象となる対象装
置を取り囲むチャンバの状態に応じて該対象装置の動作
に制限を加えるインタロック装置において、前記チャン
バ内外の圧力差を監視する差圧計を有し、該チャンバ内
外の圧力差の変化を監視することで該チャンバの状態を
検知する機能をもつことを特徴とする。本発明では、前
記チャンバには開閉可能部があり、該開閉可能部の開状
態を検知することで前記対象装置の動作に制限を加える
ことが望ましい。前記開閉可能部としては扉またはパネ
ル等がある。
【0007】また、本発明は、前記チャンバには前記対
象装置内へアクセスするための開閉可能部の開状態を検
知するスイッチを有し、該チャンバ内外の圧力差の変化
を前記差圧計にて監視するとともに前記スイッチで前記
開閉可能部の開状態を検知する機能をもつことが望まし
く、前記チャンバ内外の圧力差の変化と、前記スイッチ
により検知された前記開閉可能部の開状態とで前記対象
装置の異常を検知することが可能であり、前記チャンバ
内外の圧力差の変化と、前記スイッチにより検知された
前記開閉可能部の開状態とで前記対象装置の異常を検知
しその動作を停止させるインタロック機能を有すること
が好ましい。
【0008】前記チャンバ内外の圧力差の変化により前
記対象装置を取り囲むチャンバの状態を検知することで
該対象装置のレーザ発振の停止を行うことが好ましい。
【0009】また、本発明は、前記対象装置が露光装置
であり、前記チャンバ内外の圧力差の変化により該チャ
ンバの状態を検知することで原版または基板の搬送停止
を行うことを特徴としてもよく、前記チャンバ内外の圧
力差の変化により該チャンバの状態を検知することで原
版ステージ及び基板ステージの動作停止を行うことを特
徴としてもよく、前記チャンバ内外の圧力差の変化によ
り該チャンバの状態を検知することで露光動作の停止を
行ってもよく、前記チャンバの状態を検知することで露
光動作を始める前に該チャンバ内外の圧力差を確認し露
光シーケンスの停止を行ってもよい。
【0010】また、本発明は、上記いずれかのインタロ
ック装置を備える露光装置にも適用可能であり、装置本
体が、開閉可能部を備えるチャンバ内に配置されてお
り、該チャンバ内外の圧力差を監視する差圧計を有し、
該チャンバ内外の圧力差の変化を前記差圧計にて監視す
ることで前記開閉可能部の開状態を検知する機能をもつ
露光装置であってもよく、装置本体内へアクセスするた
めの開閉可能部の開状態を検知するスイッチを有し、前
記チャンバ内外の圧力差の変化を前記差圧計にて監視す
るとともに前記スイッチで前記開閉可能部の開状態を検
知する機能をもつ露光装置であってもよく、前記チャン
バ内外の圧力差の変化と、前記スイッチにより検知され
た前記開閉可能部の開状態とで装置の異常を検知しても
よい。
【0011】また、本発明は、前記いずれかの露光装置
を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に
設置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプロセス
によって半導体デバイスを製造する工程とを有する半導
体デバイス製造方法にも適用可能である。前記製造装置
群をローカルエリアネットワークで接続する工程と、前
記ローカルエリアネットワークと前記半導体製造工場外
の外部ネットワークとの間で、前記製造装置群の少なく
とも1台に関する情報をデータ通信する工程とをさらに
有することが望ましく、前記露光装置のベンダもしくは
ユーザが提供するデータベースに前記外部ネットワーク
を介してアクセスしてデータ通信によって前記製造装置
の保守情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別
の半導体製造工場との間で前記外部ネットワークを介し
てデータ通信して生産管理を行うことが好ましい。
【0012】また、本発明は、前記露光装置を含む各種
プロセス用の製造装置群と、該製造装置群を接続するロ
ーカルエリアネットワークと、該ローカルエリアネット
ワークから工場外の外部ネットワークにアクセス可能に
するゲートウェイを有し、前記製造装置群の少なくとも
1台に関する情報をデータ通信することを可能にした半
導体製造工場にも適用される。
【0013】また、本発明は、半導体製造工場に設置さ
れた露光装置の保守方法であって、前記露光装置のベン
ダもしくはユーザが、半導体製造工場の外部ネットワー
クに接続された保守データベースを提供する工程と、前
記半導体製造工場内から前記外部ネットワークを介して
前記保守データベースへのアクセスを許可する工程と、
前記保守データベースに蓄積される保守情報を前記外部
ネットワークを介して半導体製造工場側に送信する工程
とを有することを特徴としてもよい。
【0014】また、本発明は、前記露光装置において、
ディスプレイと、ネットワークインタフェースと、ネッ
トワーク用ソフトウェアを実行するコンピュータとをさ
らに有し、露光装置の保守情報をコンピュータネットワ
ークを介してデータ通信することを可能にしたことを特
徴としてもよい。前記ネットワーク用ソフトウェアは、
前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
続され前記露光装置のベンダもしくはユーザが提供する
保守データベースにアクセスするためのユーザインタフ
ェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネット
ワークを介して該データベースから情報を得ることを可
能にすることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】( 第1の実施形態)本発明の実施
形態について、恒温チャンバに取り囲まれた半導体露光
装置のインタロック装置を例として説明する。
【0016】図1は本発明の実施形態に係るインタロッ
ク装置を備える半導体露光装置の概要を示す構成図、図
2はポッド式のレチクル搬送システムと自動ウエハ搬入
装置のついた露光装置の外観を示す斜視図である。
【0017】図において、1は半導体露光装置を操作す
るコンソール、2は照明光学系、3はレーザ光源、4は
露光パターンの基となる原版としてのレチクルである。
5はレチクル4を移動させ正しい位置に固定またはスキ
ャン動作を行うレチクルステージである。6は露光光学
系、7は露光対象の基板としてのウエハである。8はウ
エハ7を露光位置に移動し、またはレチクル4に同期し
てスキャン動作を行うウエハステージである。露光装置
本体は、照明光学系2、レーザ光源3、レチクルステー
ジ5、露光光学系6及びウエハステージ8を備えて構成
されている。
【0018】9は、露光装置本体を取り囲み、内部全体
の精密温度調節が行われる恒温チャンバである。10は
メンテナンス用扉である。11はレチクル搬入扉、12
はレチクル搬送系、13はウエハ搬入扉である。各扉1
0,11,13は、それぞれが本実施形態における開閉
可能部である。14はウエハ搬送系、15はポッド式レ
チクル搬送装置、16はウエハ搬入装置である。図3に
示す17はレチクル搬送エレベータである。18はレチ
クル搬送用ポッド、19は恒温チャンバ9の内外の圧力
差を計測する微差圧計である。本実施形態の場合、恒温
チャンバ9は、露光装置の照明光学系2、レチクルステ
ージ5、露光光学系6、ウエハステージ8、レチクル搬
送系12、及びウエハ搬送系14等を取り囲んでいる。
【0019】次に、インタロック動作の説明をする。作
業者はコンソール1で半導体露光装置の操作を行う。レ
ーザ光源3より照射された単波長の光が、整形され照明
光学系2を通り、レチクル4の露光パターンを露光光学
系6を通してウエハ7上に結像する。この時、この露光
装置は、レチクルステージ5とウエハステージ8の間で
超精密な位置決めを行いウエハ7上に繰り返し一括露光
を行う。重ね合わせ精度は1μm以下を達成する。スキ
ャンニングステッパと呼ばれる装置では、上記のステッ
パ動作に加えて1ショットをレチクルステージ5とウエ
ハステージ8が同期してスキャンニング動作を行う。
【0020】半導体露光用に用いられるレーザ光源3の
光は、露光効率を上げる為、2kJ以上と大きなエネル
ギを持ち、紫外線域の超短波長である為、人体への影響
も大きい。その散乱光であっても直接、目に飛び込むの
を避ける必要がある。また、装置内に予期しない不純物
が存在すると、露光光に触れることによってイオン化し
照明光学系2や露光光学系6のレンズ表面に付着して光
の透過率を下げる原因になる。通常、露光装置内部は、
恒温チャンバ9によって囲まれて、温調エア送風ファン
20を含む空気循環機能とケミカルフィルタ21等によ
り清浄に保たれている。さらに恒温チャンバ9の内部
は、外部より気圧を高く設定し常に陽圧になるようコン
トロールしている。その為、恒温チャンバ9は、内外の
圧力差を測定する為に微差圧計19を装備している。
【0021】生産ラインで使用される半導体露光装置に
おいては、ウエハ7は、ウエハ搬入装置16による自動
搬送により人間が介在することなく外部からウエハ搬送
系14へ投入される。しかしながら、研究設備等で使わ
れるような場合には、ウエハ7が照明光学系2から10
枚程度入るウエハキャリアを使用して人間の手でウエハ
搬入扉13内に対しウエハ7の搬入および回収を行う。
ウエハ搬入扉13が開くと恒温チャンバ9の内外の気圧
に変化が生じるので、この気圧変化の値を微差圧計19
で検出する。装置の制御部では常に微差圧計19の信号
を確認し恒温チャンバ9に開口部が生じた場合には、即
座にレーザ光源3の発振を止め、ウエハステージ8、レ
チクルステージ5を停止させ、露光待機状態へ移行しエ
ラー表示を行う。圧力差が正常値に戻ったら自動的に露
光を再開する。
【0022】レチクル4を交換する場合には、レチクル
搬入扉11を開けて、レチクル4を交換する。レチクル
搬入扉11を開くと、恒温チャンバ9の内外の圧力差が
小さくなる。微差圧計19で検出した差圧状態を装置の
制御部で判断し、レチクル搬送系12の動作を停止させ
て安全状態へ移行させる。レチクル搬入扉11が閉まり
圧力差が正常値に戻ると、レチクル搬送系12を安全状
態から通常状態へ移行しレチクル交換に備える。
【0023】( 第2の実施形態)図2及び図3に示すよ
うに、レチクル搬送がレチクル搬送用ポッド18と呼ば
れるキャリアを用いて行われる場合には、レチクル搬送
エレベータ17が下がっているときにポッド18を外さ
れた時にもポッド18下部に開口部が開き、微差圧計1
9が圧力差の変動を検知して上記動作を行う。
【0024】(第3の実施形態)露光シーケンスの始め
に微差圧計19を確認し、圧力差が一定以上ある場合に
は速やかに露光シーケンスを実行する。圧力差が一定値
以下である場合には、恒温チャンバ9の開口部が開状態
になっているか、温調エアの送風が弱まっていると判断
し、露光シーケンスを停止させてオペレータに異常の通
知を行う。
【0025】(第4の実施形態)露光中にウエハ搬入扉
13やレチクル搬入扉11が開いただけでは人体に対す
る安全は保たれているシステムの場合、微差圧計19で
確認する圧力差の値によってその値がある一定値より大
きい場合には、恒温チャンバ9の開口部の開状態がウエ
ハ搬入扉13やレチクル搬入扉11の開放によるもので
あると判断し、通常の露光シーケンスは実行する。圧力
差が一定値以下である場合には装置の開口部が開閉可能
部としてのメンテナンス用扉10の開放によるものであ
るか、温調エアの送風が弱まっている為、装置に異常が
発生したと判断し、露光シーケンスを停止させ、オペレ
ータに異常の通知を行う。
【0026】(第5の実施形態)図4は本発明の第5の
実施形態に係る半導体露光装置の概要を示す構成図であ
る。同図において、1は半導体露光装置を操作するコン
ソールであり作業者が装置の操作を行う。2は照明光学
系である。3はレーザ光源である。4は露光パターンが
描かれている原版としてのレチクルである。5はレチク
ル4を移動させ正しい位置に固定またはスキャン動作を
行うレチクルステージである。6は露光光学系である。
7は露光対象の基板としてのウエハである。8はウエハ
7を露光位置に移動し、またはレチクル4に同期してス
キャン動作を行うウエハステージである。
【0027】9は全体の精密温度調節が行われる恒温チ
ャンバである。10はメンテナンス用扉である。11は
レチクル搬入扉である。12はレチクル搬送系である。
13はウエハ搬入扉である。14はウエハ搬送系であ
る。19は恒温チャンバ9の内外の気圧差(圧力差)を
計測する微差圧計である。20は温調エア送風ファンで
ある。21はケミカルフィルタであり装置の有害な化学
物質を除去する。26は扉開閉検出用スイッチであり、
これは、恒温チャンバ9の開閉可能部としてのメンテナ
ンス用扉10、レチクル搬入扉11及びウエハ搬入扉1
3のそれぞれに個別に設けられ、対応する扉またはパネ
ルの開閉状態を検出する。27は装置制御部である。
【0028】次に、図4を用いて本実施形態に係る半導
体露光装置のインタロック動作の説明をする。作業者は
コンソール1で半導体露光装置の操作を行う。レーザ光
源3より照射された単波長の光が照明光学系2を通り整
形されてレチクル4上に投影される。レチクル4上の描
画パターンは前記投影光により露光光学系6を通してウ
エハ7上に結像する。この時、レチクルステージ5とウ
エハステージ8の間で超精密な位置決めを行い、ウエハ
7上に繰り返し一括露光を行う。重ね合わせ精度は1μ
m以下を達成する。スキャニングステッパと呼ばれる装
置では上記のステッパ動作に加えて1ショットをレチク
ルステージ5とウエハステージ8が同期してスキャニン
グ動作を行う。
【0029】半導体露光用のレーザ光源3の光は、露光
効率を上げる為、2kJ以上と大きなエネルギを持ち、
紫外線域の超短波長である為、人体への影響も大きい。
その散乱光であっても直後、目に飛び込むことは避ける
べきである。また、装置内に予期しない不純物が存在す
ると、露光光に触れることによってイオン化し、照明光
学系2や露光光学系6のレンズ表面に付着して光の透過
率を下げる原因になる。上記のような様々な理由によ
り、通常、装置内部は、恒温チャンバ9により囲まれ、
空気循環機能とケミカルフィルタ21等によって清浄に
保たれている。さらに恒温チャンバ9の内部は外部から
の物質の侵入を防ぐため、外部より気圧を高く設定し、
常に陽圧になるようにコントロールしている。その為、
内外の気圧差を測定するための微差圧計19が装備され
ている。
【0030】生産ラインで使用される半導体露光装置に
おいて、ウエハ7は、ウエハ自動搬入装置による自動搬
送により人間が介在することなく、外部からウエハ搬送
系14へ投入される。しかしながら、研究設備等で使わ
れるような場合には、作業者はウエハ7が2〜10枚程
度入るウエハキャリアを使用してウエハ搬入扉13内に
対しウエハ7の搬入及び回収を行う。同様にレチクル4
においても、作業者がレチクル搬入扉11を開けてレチ
クル4を交換する。さらに、メンテナンス時には、作業
者はメンテナンス用扉10を開いて作業を行う。各扉1
0,11,13には扉開閉検出用スイッチ26が設置さ
れている。
【0031】ウエハ搬入扉13、レチクル搬入扉11ま
たはメンテナンス用扉10が開くと、それぞれの扉に設
置された扉開閉検出用スイッチ26が動作し、開閉状態
の変化は装置制御部27に送られる。同時に装置内外の
気圧に生じた変化の値を微差圧計19が検出する。装置
制御部27では常に各部の扉開閉検出用スイッチ26と
微差圧計19の信号を確認し、各扉のうちのいずれかが
開状態となって、恒温チャンバ9に開口部が生じた場合
には、即座にレーザ光源3の発振を止め、ウエハステー
ジ8、及びレチクルステージ5を停止させ、露光待機状
態へ移行し、エラー表示を行う。扉開閉検出用スイッチ
26の情報により開口部が閉じたことを確認し、かつ気
圧差が正常値に戻った場合には自動的に露光を再開す
る。
【0032】この時、微差圧計19の信号が一定時間経
過しても正常値に戻らない場合には、装置に異常がある
とし、エラー情報を操作コンソール1上に表示するか、
ブザー音を鳴らす等によって作業者に点検を促す。
【0033】装置動作中に、微差圧計19の信号を確認
し装置に開口部が生じた状態であるにもかかわらず、扉
開閉検出用スイッチ26からの信号入力が無い場合に
も、装置に異常があると判断し、エラー情報を操作コン
ソール1に表示し、ブザー音を鳴らす等によって作業者
に点検を促す。
【0034】(第6の実施形態)露光中にウエハ搬入扉
13やレチクル搬入扉11が開いても、それらの扉を開
けた作業者に対し確実に安全が保たれている機械的構造
を持つ装置においては、差圧状態の変化は装置の精度に
のみ影響を与える。このような装置においては、微差圧
計19で検出した差圧状態が装置の露光精度に問題が出
ない程度の場合、扉開閉検出用スイッチ26の情報によ
り、以下に示す3種類の動作を装置制御部27で判断し
選択する。第1の動作として開閉可能部がウエハ搬入扉
13やレチクル搬入扉11など通常露光動作中において
作業が発生すると考えられる部分であるなら、通常の露
光動作を続ける。第2の動作として開口部に対する開閉
可能部がメンテナンス用扉10である場合には、安全に
メンテナンス作業が行えるよう露光動作を停止させる。
第3の動作として開閉可能部が全て閉状態であって開口
部が存在しない場合には、露光動作は続けるが、何らか
の要因にて差圧状態に変化があったことを操作コンソー
ル1上に表示しブザー音を鳴らす等によって作業者に警
告する。
【0035】次に、微差圧計19で検出した差圧状態が
装置の露光精度に影響が出ると考えられる値である場合
は、装置制御部27により露光動作を停止させ、操作コ
ンソール1上に表示してブザー音を鳴らす等によって作
業者に装置が停止したことを知らせる。
【0036】(半導体生産システムの実施形態)次に、
本発明に係るインタロック装置を備えている装置を用い
た半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液
晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン
等)の生産システムの例を説明する。これは半導体製造
工場に設置された製造装置のトラブル対応や定期メンテ
ナンス、あるいはソフトウェア提供などの保守サービス
を、製造工場外のコンピュータネットワークを利用して
行うものである。
【0037】図5は全体システムをある角度から切り出
して表現したものである。図中、101は半導体デバイ
スの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)の事
業所である。製造装置の実例としては、半導体製造工場
で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例えば、
前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッチン
グ装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装置、
平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査装置
等)を想定している。事業所101内には、製造装置の
保守データベースを提供するホスト管理システム10
8、複数の操作端末コンピュータ110、これらを結ん
でイントラネット等を構築するローカルエリアネットワ
ーク(LAN)109を備える。ホスト管理システム1
08は、LAN109を事業所の外部ネットワークであ
るインターネット105に接続するためのゲートウェイ
と、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能を
備える。
【0038】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカの製造工場である。製造工
場102〜104は、互いに異なるメーカに属する工場
であっても良いし、同一のメーカに属する工場(例え
ば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっても良
い。各工場102〜104内には、夫々、複数の製造装
置106と、それらを結んでイントラネット等を構築す
るローカルエリアネットワーク(LAN)111と、各
製造装置106の稼動状況を監視する監視装置としてホ
スト管理システム107とが設けられている。各工場1
02〜104に設けられたホスト管理システム107
は、各工場内のLAN111を工場の外部ネットワーク
であるインターネット105に接続するためのゲートウ
ェイを備える。これにより各工場のLAN111からイ
ンターネット105を介してベンダ101側のホスト管
理システム108にアクセスが可能となり、ホスト管理
システム108のセキュリティ機能によって限られたユ
ーザだけにアクセスが許可となっている。具体的には、
インターネット105を介して、各製造装置106の稼
動状況を示すステータス情報(例えば、トラブルが発生
した製造装置の症状)を工場側からベンダ側に通知する
他、その通知に対応する応答情報(例えば、トラブルに
対する対処方法を指示する情報、対処用のソフトウェア
やデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ情報などの
保守情報をベンダ側から受け取ることができる。各工場
102〜104とベンダ101との間のデータ通信およ
び各工場内のLAN111でのデータ通信には、インタ
ーネットで一般的に使用されている通信プロトコル(T
CP/IP)が使用される。なお、工場外の外部ネット
ワークとしてインターネットを利用する代わりに、第三
者からのアクセスができずにセキュリティの高い専用線
ネットワーク(ISDNなど)を利用することもでき
る。また、ホスト管理システムはベンダが提供するもの
に限らずユーザがデータベースを構築して外部ネットワ
ーク上に置き、ユーザの複数の工場から該データベース
へのアクセスを許可するようにしてもよい。
【0039】さて、図6は本実施形態の全体システムを
図5とは別の角度から切り出して表現した概念図であ
る。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユー
ザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外部
ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介して
各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報を
データ通信するものであった。これに対し本例は、複数
のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装置
のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部ネ
ットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデータ
通信するものである。図中、201は製造装置ユーザ
(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工場
の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここで
は例として露光装置202、レジスト処理装置203、
成膜処理装置204が導入されている。なお図6では製
造工場201は1つだけ描いているが、実際は複数の工
場が同様にネットワーク化されている。工場内の各装置
はLAN206で接続されてイントラネットを構成し、
ホスト管理システム205で製造ラインの稼動管理がさ
れている。
【0040】一方、露光装置メーカ210、レジスト処
理装置メーカ220、成膜装置メーカ230などベンダ
(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供給した
機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム21
1,221,231を備え、これらは上述したように保
守データベースと外部ネットワークのゲートウェイを備
える。ユーザの製造工場内の各装置を管理するホスト管
理システム205と、各装置のベンダの管理システム2
11,221,231とは、外部ネットワーク200で
あるインターネットもしくは専用線ネットワークによっ
て接続されている。このシステムにおいて、製造ライン
の一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きると、
製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが起き
た機器のベンダからインターネット200を介した遠隔
保守を受けることで迅速な対応が可能であり、製造ライ
ンの休止を最小限に抑えることができる。
【0041】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実行
するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモ
リやハードディスク、あるいはネットワークファイルサ
ーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフト
ウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例え
ば図7に一例を示す様な画面のユーザインタフェースを
ディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理す
るオペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機種
401、シリアルナンバー402、トラブルの件名40
3、発生日404、緊急度405、症状406、対処法
407、経過408等の情報を画面上の入力項目に入力
する。入力された情報はインターネットを介して保守デ
ータベースに送信され、その結果の適切な保守情報が保
守データベースから返信されディスプレイ上に提示され
る。またウェブブラウザが提供するユーザインタフェー
スはさらに図示のごとくハイパーリンク機能410〜4
12を実現し、オペレータは各項目の更に詳細な情報に
アクセスしたり、ベンダが提供するソフトウェアライブ
ラリから製造装置に使用する最新バージョンのソフトウ
ェアを引出したり、工場のオペレータの参考に供する操
作ガイド(ヘルプ情報)を引出したりすることができ
る。ここで、保守データベースが提供する保守情報に
は、上記説明した本発明に関する情報も含まれ、また前
記ソフトウェアライブラリは本発明を実現するための最
新のソフトウェアも提供する。
【0042】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図8は半導
体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。ス
テップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を
行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パタ
ーンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3
(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを
製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラ
フィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次
のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ
4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化す
る工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンデ
ィング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立
て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作
製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程と後
工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工場毎
に上記説明した遠隔保守システムによって保守がなされ
る。また前工程工場と後工程工場との間でも、インター
ネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理や装
置保守のための情報がデータ通信される。
【0043】図9は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ
18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分
を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。これら
のステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多
重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製造機
器は上記説明した遠隔保守システムによって保守がなさ
れているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もしトラ
ブルが発生しても迅速な復旧が可能であり、従来に比べ
て半導体デバイスの生産性を向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対象装置を取り囲むチャンバの状態に応じて該対象装置
の動作を簡易に且つ確実に停止させることができ、外部
からの装置へのアクセス状況を簡単に検知することがで
き、外部から装置内へのアクセスが容易になり、常に安
全な作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る半導体露光装置の概
要を示す構成図である。
【図2】 ポッド式のレチクル搬送システムの付いた露
光装置の概要を示す斜視図である。
【図3】 図2の一部を破断して示した部分拡大図であ
る。
【図4】 本発明の他の実施形態に係る半導体露光装置
の概要を示す構成図である。
【図5】 本発明に係る装置を用いた半導体デバイスの
生産システムをある角度から見た概念図である。
【図6】 本発明に係る装置を用いた半導体デバイスの
生産システムを別の角度から見た概念図である。
【図7】 ユーザインタフェースの具体例である。
【図8】 デバイスの製造プロセスのフローを説明する
図である。
【図9】 ウエハプロセスを説明する図である。
【符号の説明】
1:コンソール、2:照明光学系、3:レーザ光源、
4:レチクル、5:レチクルステージ、6:露光光学
系、7:ウエハ、8:ウエハステージ、9:恒温チャン
バ、10:メンテナンス用扉(開閉可能部)、11:レ
チクル搬入扉(開閉可能部)、12:レチクル搬送系、
13:ウエハ搬入扉(開閉可能部)、14:ウエハ搬送
系、15:ポッド式レチクル搬送装置、16:ウエハ搬
入装置、17:レチクル搬送エレベータ、18:レチク
ル搬送用ポッド、19:微差圧計、20:温調エア送風
ファン、21:ケミカルフィルタ、26:扉開閉検出用
スイッチ、27:装置制御部、101:ベンダの事業
所、102,103,104:製造工場、105:イン
ターネット、106:製造装置、107:工場のホスト
管理システム、108:ベンダ側のホスト管理システ
ム、109:ベンダ側のローカルエリアネットワーク
(LAN)、110:操作端末コンピュータ、111:
工場のローカルエリアネットワーク(LAN)、20
0:外部ネットワーク、201:製造装置ユーザの製造
工場、202:露光装置、203:レジスト処理装置、
204:成膜処理装置、205:工場のホスト管理シス
テム、206:工場のローカルエリアネットワーク(L
AN)、210:露光装置メーカ、211:露光装置メ
ーカの事業所のホスト管理システム、220:レジスト
処理装置メーカ、221:レジスト処理装置メーカの事
業所のホスト管理システム、230:成膜装置メーカ、
231:成膜装置メーカの事業所のホスト管理システ
ム、401:製造装置の機種、402:シリアルナンバ
ー、403:トラブルの件名、404:発生日、40
5:緊急度、406:症状、407:対処法、408:
経過、410,411,412:ハイパーリンク機能。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタロックを掛ける対象となる対象装
    置を取り囲むチャンバの状態に応じて該対象装置の動作
    に制限を加えるインタロック装置において、前記チャン
    バ内外の圧力差を監視する差圧計を有し、該チャンバ内
    外の圧力差の変化を監視することで該チャンバの状態を
    検知する機能をもつことを特徴とするインタロック装
    置。
  2. 【請求項2】 前記チャンバには開閉可能部があり、該
    開閉可能部の開状態を検知することで前記対象装置の動
    作に制限を加えることを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンタロック装置。
  3. 【請求項3】 前記チャンバには前記対象装置内へアク
    セスするための開閉可能部の開状態を検知するスイッチ
    を有し、該チャンバ内外の圧力差の変化を前記差圧計に
    て監視するとともに前記スイッチで前記開閉可能部の開
    状態を検知する機能をもつことを特徴とする請求項1に
    記載のインタロック装置。
  4. 【請求項4】 前記チャンバ内外の圧力差の変化と、前
    記スイッチにより検知された前記開閉可能部の開状態と
    で前記対象装置の異常を検知することを特徴とする請求
    項3に記載のインタロック装置。
  5. 【請求項5】 前記チャンバ内外の圧力差の変化と、前
    記スイッチにより検知された前記開閉可能部の開状態と
    で前記対象装置の異常を検知しその動作を停止させるイ
    ンタロック機能を有することを特徴とする請求項4に記
    載のインタロック装置。
  6. 【請求項6】 前記チャンバ内外の圧力差の変化により
    前記対象装置を取り囲むチャンバの状態を検知すること
    で該対象装置のレーザ発振の停止を行うことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載のインタロック装置。
  7. 【請求項7】 前記対象装置が露光装置であり、前記チ
    ャンバ内外の圧力差の変化により該チャンバの状態を検
    知することで原版及び基板のいずれかの搬送停止を行う
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のイン
    タロック装置。
  8. 【請求項8】 前記対象装置が露光装置であり、前記チ
    ャンバ内外の圧力差の変化により該チャンバの状態を検
    知することで原版ステージ及び基板ステージの動作停止
    を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のインタロック装置。
  9. 【請求項9】 前記対象装置が露光装置であり、前記チ
    ャンバ内外の圧力差の変化により該チャンバの状態を検
    知することで露光動作の停止を行うことを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載のインタロック装置。
  10. 【請求項10】 前記対象装置が露光装置であり、前記
    チャンバの状態を検知することで露光動作を始める前に
    該チャンバ内外の圧力差を確認し露光シーケンスの停止
    を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のインタロック装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のイ
    ンタロック装置を備えることを特徴とする露光装置。
  12. 【請求項12】 装置本体が、開閉可能部を備えるチャ
    ンバ内に配置されており、該チャンバ内外の圧力差を監
    視する差圧計を有し、該チャンバ内外の圧力差の変化を
    前記差圧計にて監視することで前記開閉可能部の開状態
    を検知する機能をもつことを特徴とする露光装置。
  13. 【請求項13】 装置本体内へアクセスするための開閉
    可能部の開状態を検知するスイッチを有し、前記チャン
    バ内外の圧力差の変化を前記差圧計にて監視するととも
    に前記スイッチで前記開閉可能部の開状態を検知する機
    能をもつことを特徴とする請求項12に記載の露光装
    置。
  14. 【請求項14】 前記チャンバ内外の圧力差の変化と、
    前記スイッチにより検知された前記開閉可能部の開状態
    とで装置の異常を検知することを特徴とする請求項13
    に記載の露光装置。
  15. 【請求項15】 請求項11〜14のいずれかに記載の
    露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製
    造工場に設置する工程と、該製造装置群を用いて複数の
    プロセスによって半導体デバイスを製造する工程とを有
    することを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  16. 【請求項16】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有することを特徴とする
    請求項15に記載の半導体デバイス製造方法。
  17. 【請求項17】 前記露光装置のベンダもしくはユーザ
    が提供するデータベースに前記外部ネットワークを介し
    てアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守
    情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半導
    体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデー
    タ通信して生産管理を行うことを特徴とする請求項16
    に記載の半導体デバイス製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項11〜14のいずれかに記載の
    露光装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造
    装置群を接続するローカルエリアネットワークと、該ロ
    ーカルエリアネットワークから工場外の外部ネットワー
    クにアクセス可能にするゲートウェイを有し、前記製造
    装置群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信する
    ことを可能にしたことを特徴とする半導体製造工場。
  19. 【請求項19】 半導体製造工場に設置された請求項1
    1〜14のいずれかに記載の露光装置の保守方法であっ
    て、前記露光装置のベンダもしくはユーザが、半導体製
    造工場の外部ネットワークに接続された保守データベー
    スを提供する工程と、前記半導体製造工場内から前記外
    部ネットワークを介して前記保守データベースへのアク
    セスを許可する工程と、前記保守データベースに蓄積さ
    れる保守情報を前記外部ネットワークを介して半導体製
    造工場側に送信する工程とを有することを特徴とする露
    光装置の保守方法。
  20. 【請求項20】 請求項11〜14のいずれかに記載の
    露光装置において、ディスプレイと、ネットワークイン
    タフェースと、ネットワーク用ソフトウェアを実行する
    コンピュータとをさらに有し、露光装置の保守情報をコ
    ンピュータネットワークを介してデータ通信することを
    可能にしたことを特徴とする露光装置。
  21. 【請求項21】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され前記露光装置のベンダもしくはユーザが提供する
    保守データベースにアクセスするためのユーザインタフ
    ェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネット
    ワークを介して該データベースから情報を得ることを可
    能にすることを特徴とする請求項20に記載の露光装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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