JP2003036918A - コネクタの構造 - Google Patents

コネクタの構造

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JP2003036918A JP2001222237A JP2001222237A JP2003036918A JP 2003036918 A JP2003036918 A JP 2003036918A JP 2001222237 A JP2001222237 A JP 2001222237A JP 2001222237 A JP2001222237 A JP 2001222237A JP 2003036918 A JP2003036918 A JP 2003036918A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水効果および防塵効果が優れていることを
目的とする。 【解決手段】 オスターミナル32の突出部のターミナ
ル接続部36のうち、オスホルダー33、41との付け
根部から挿入孔29中に位置する部分が第2嵌合部38
により覆われている。これにより、オスターミナル32
の突出部のターミナル接続部36のうち露出した部分が
従来のコネクタの構造と比較して極めて少ないので、水
や塵埃が付着し難くなる。このために、オスターミナル
32の露出部分に付着した水や塵埃がオスターミナル3
2とメスターミナル28との接続部分に侵入することが
極めて稀となり、電気的に好ましいこととなる。この結
果、防水効果および防塵効果が優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コネクタの構造
に係るものである。特に、この発明は、オスターミナル
とメスターミナルとをがたなく確実に差し込んで電気的
に接続することができ、かつ、防水効果および防塵効果
が優れているコネクタの構造に関するものである。ま
た、この発明は、オスターミナルとオスホルダーとの保
持組み付けが確実にでき、かつ、オスターミナルとオス
ホルダーとの保持組み付け作業の安定化が図られるコネ
クタの構造に関するものである。さらに、この発明は、
オスホルダーとメスホルダーとを着脱可能に嵌合するロ
ック機構の防水効果が優れているコネクタの構造に関す
るものである。またさらに、この発明は、オスターミナ
ルをメスターミナルに差し込む際にガイドすることによ
り、オスターミナルおよびメスターミナルへの負担が小
さくすることができ、オスターミナルおよびメスターミ
ナルの損傷が防止できるコネクタの構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコネクタの構造として
は、たとえば、特開平8−192680号公報に記載の
ものがある。以下、このコネクタの構造について図25
〜図27を参照して説明する。この例は、自動車用リモ
ートコントロール式ミラー装置のパワーユニットに使用
した例を示す。
【0003】図25において、1は自動車用リモートコ
ントロール式ミラー装置のパワーユニットである。この
パワーユニット1は、以下のように構成されている。す
なわち、第1ハウジング2および第2ハウジング3内に
は、左右用モータおよび上下用モータ200(なお、図
25において、左右用モータの図示は省略されている)
がそれぞれ内蔵されている。前記左右用モータおよび上
下用モータ200には、減速機構(図示せず)および進
退機構(図示せず)を介して左右用進退ロッドおよび上
下用進退ロッド4(なお、図25において、左右用進退
ロッドの図示は省略されている)が連結されている。こ
の結果、前記左右用進退ロッドおよび上下用進退ロッド
4は、前記第1ハウジング2および第2ハウジング3に
対して進退可能である。前記左右用進退ロッドおよび上
下用進退ロッド4の先端には、球部5が一体に設けられ
ている。
【0004】また、図25において、6は自動車用リモ
ートコントロール式ミラー装置のミラーユニットであ
る。このミラーユニット6は、ミラーボディー7と、前
記ミラーボディー7を保持するミラーホルダー8とから
構成されている。前記ミラーホルダー8には、球凹部9
が設けられている。
【0005】前記パワーユニット1の第1ハウジング2
には、前記ミラーユニット6のミラーホルダー8が、ピ
ボット機構10およびガイド機構11を介して左右方向
および上下方向に傾動可能に取り付けられている。前記
球部5と前記球凹部9とが相互に嵌合されている。な
お、前記ミラーホルダー8においては、前記ミラーボデ
ィー7を保持する部分(いわゆる、ミラーホルダー)
と、前記ピボット機構10および前記ガイド機構11を
有する部分(いわゆる、ミラーホルダーベース)とが一
体構造をなすものと、別体構造をなして相互に組み付け
てなるものとがある。前記両者の作用においては、さほ
どの相違はない。
【0006】さらに、図25において、12はコネクタ
である。このコネクタ12は、オスコネクタ13と、メ
スコネクタとしての前記パワーユニット1とを備える。
前記オスコネクタ13は、オスターミナル320と、前
記オスターミナル320の一部を外側に突出させた状態
で前記オスターミナル320を保持する絶縁性のオスホ
ルダー14とから構成されている。前記オスターミナル
320には、ハーネス15が接続されている。
【0007】一方、前記メスコネクタ(パワーユニット
1)は、前記左右用モータおよび上下用モータ200に
内蔵されたメスターミナル280と、前記メスターミナ
ル280を内部に収納した状態で保持するとともに、前
記オスターミナル320の突出部を挿入するための挿入
孔290が設けられているケース構造の絶縁性のメスホ
ルダーとしての前記第1ハウジング2および第2ハウジ
ング3とから構成されている。
【0008】前記オスホルダー14と前記メスホルダー
(第2ハウジング3)とを嵌合して前記オスターミナル
320の突出部を前記挿入孔290中に挿入して前記左
右用モータおよび上下用モータ200のメスターミナル
280に直に差し込むことにより、前記オスターミナル
320と前記メスターミナル280とが電気的に接続す
る。この結果、前記左右用モータおよび上下用モータ2
00は、給電可能状態となる。前記パワーユニット1お
よびミラーユニット6およびコネクタ12がミラーハウ
ジング(図示せず)内に内蔵され、かつ、前記ミラーユ
ニット6のミラーボディー7が前記ミラーハウジングの
前面開口部(図示せず)に配置されることにより、自動
車用リモートコントロール式ミラー装置が構成されるこ
ととなる。
【0009】ここで、自動車の運転席からリモートコン
トロールにより、前記左右用モータまたは上下用モータ
200に給電する。すると、前記左右用モータが駆動し
て左右用進退ロッドが進退し、それに伴なって、ミラー
ユニット6がパワーユニット1に対してピボット機構1
0の中心を通る垂直軸(図示せず)回りに左右に傾動す
る。または、前記上下用モータ200が駆動して上下用
進退ロッド4が進退し、それに伴なって、ミラーユニッ
ト6がパワーユニット1に対してピボット機構10の中
心を通る水平軸(図示せず)回りに上下に傾動する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記例の自
動車用リモートコントロール式ミラー装置のパワーユニ
ット1に使用されたコネクタ12の構造について、下記
の課題がある。すなわち、従来のコネクタ12の構造
は、オスターミナル320の突出部が露出した構造のも
のである。このために、オスターミナル320の突出部
のうち、メスターミナル280に差し込まれている部分
以外の部分、特に、オスホルダー14との付け根部から
挿入孔290中に位置する部分は、露出した状態にあ
る。これにより、オスターミナル320の突出部のうち
露出した部分に水や塵埃が付着し易い。そのオスターミ
ナル320の露出部分に水や塵埃が付着すると、その水
や塵埃がオスターミナル320とメスターミナル280
との接続部分に侵入し、電気的に好ましくない。このよ
うに、従来のコネクタ12の構造は、防水効果および防
塵効果上に課題がある。
【0011】また、従来のコネクタ12の構造は、オス
ターミナル320の突出部が挿入孔290中を挿入して
メスターミナル280に差し込む構造である。このため
に、オスターミナル320とメスターミナル280との
差し込みにおいてがたがあり、オスターミナル320と
メスターミナル280との電気的接続において影響があ
る。
【0012】この発明は、オスターミナルとメスターミ
ナルとをがたなく確実に差し込んで電気的に接続するこ
とができ、かつ、防水効果および防塵効果が優れている
コネクタの構造を提供することを目的とする。また、こ
の発明は、オスターミナルとオスホルダーとの保持組み
付けが確実にでき、かつ、オスターミナルとオスホルダ
ーとの保持組み付け作業の安定化が図られるコネクタの
構造を提供することを目的とする。さらに、この発明
は、オスホルダーとメスホルダーとを着脱可能に嵌合す
るロック機構の防水効果が優れているコネクタの構造を
提供することを目的とする。またさらに、この発明は、
オスターミナルをメスターミナルに差し込む際にガイド
することにより、オスターミナルおよびメスターミナル
への負担が小さくすることができ、オスターミナルおよ
びメスターミナルの損傷が防止できるコネクタの構造を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、オスホルダーのうち、
オスターミナルの突出部との付け根部に、挿入孔に嵌合
する嵌合部が設けられている、ことを特徴とする。
【0014】この結果、請求項1にかかる発明は、オス
ターミナルの突出部のうち、オスホルダーとの付け根部
から挿入孔中に位置する部分が嵌合部により覆われてい
る。これにより、オスターミナルの突出部のうち露出し
た部分が従来のコネクタの構造と比較して極めて少ない
ので、水や塵埃が付着し難くなる。このために、オスタ
ーミナルの露出部分に付着した水や塵埃がオスターミナ
ルとメスターミナルとの接続部分に侵入することが極め
て稀となり、電気的に好ましいこととなる。このよう
に、この発明のコネクタの構造は、防水効果および防塵
効果が優れている。
【0015】また、請求項1にかかる発明は、嵌合部が
挿入孔中を嵌合するので、この嵌合部と挿入孔との嵌合
により、オスターミナルとメスターミナルとをがたなく
確実に差し込むことができる。したがって、オスターミ
ナルとメスターミナルとの電気的接続が確実である。
【0016】また、請求項2にかかる発明は、嵌合部の
外側面と挿入孔の内側面とに、オスターミナルの突出部
の挿入方向に行くにしたがって幅が狭まるテーパ面が形
成されている、ことを特徴とする。
【0017】この結果、請求項2にかかる発明は、嵌合
部と挿入孔との嵌合がさらに確実となる。このために、
オスターミナルとメスターミナルとをさらにがたなく確
実に差し込んで電気的に接続することができる。しか
も、水や塵埃が嵌合部と挿入孔との確固な嵌合を経てメ
スホルダー内に侵入するのを確実に防止することがで
き、防水効果および防塵効果がさらに向上される。
【0018】また、請求項3にかかる発明は、挿入孔が
メスコネクタ側の機器のテストを行うためのテスト用タ
ーミナルを挿入するための挿入孔を兼ねる、ことを特徴
とする。
【0019】この結果、請求項3にかかる発明は、メス
ホルダーに設ける挿入孔の数を減らすことができる。そ
の分、防水効果および防塵効果がさらに向上される。
【0020】また、請求項4にかかる発明は、オスホル
ダーが、オスターミナルを挿入方向に差し込んでオスタ
ーミナルの一部を外側に突出させた状態で仮保持するベ
ース構造のコネクタホルダーと、コネクタホルダーに挿
入方向に嵌合カバーしてオスターミナルをコネクタホル
ダーと共に本保持させるカバー構造のコネクタカバーと
から構成されている、ことを特徴とする。
【0021】この結果、請求項4にかかる発明は、オス
ターミナルをコネクタホルダーに仮保持してから、その
オスターミナルをコネクタホルダーおよびコネクタカバ
ーに本保持するものである。このために、オスターミナ
ルとオスホルダーとの保持組み付けが確実にでき、か
つ、オスターミナルとオスホルダーとの保持組み付け作
業の安定化が図られる。
【0022】また、請求項5にかかる発明は、オスホル
ダーとメスホルダーとに、オスホルダーとメスホルダー
との嵌合を着脱可能にロックするロック機構が設けられ
ており、かつ、ロック機構のロック解除時に、コネクタ
ホルダーとコネクタカバーとの嵌合状態を保持する保持
機構が設けられている、ことを特徴とする。
【0023】この結果、請求項5にかかる発明は、オス
ホルダーが別個のコネクタホルダーとコネクタカバーと
から構成されているにもかかわらず、オスホルダーとメ
スホルダーとのロック状態を解除するときに、オスホル
ダーのコネクタホルダーとコネクタカバーとが分離する
ことがない。したがって、オスホルダーをメスホルダー
から確実に抜き取ることができる。しかも、オスホルダ
ーをメスホルダーから抜き取る際に、オスホルダーのコ
ネクタホルダーとコネクタカバーとが簡単に分離しない
ので、コネクタホルダーおよびコネクタカバーの品質が
安定する。
【0024】また、請求項6にかかる発明は、オスホル
ダーの中央部とメスホルダーの中央部とに、オスホルダ
ーとメスホルダーとの嵌合を着脱可能にロックするロッ
ク機構が設けられており、オスホルダーの周辺部とメス
ホルダーの周辺部とには、ロック機構を囲う防水壁が設
けられている、ことを特徴とする。
【0025】この結果、請求項6にかかる発明は、ロッ
ク機構の周囲に防水壁を設けるものである。これによ
り、オスホルダーおよびメスホルダーに、相互に着脱可
能に嵌合するロック機構が設けられているにもかかわら
ず、ロック機構に対する防水効果がある。
【0026】また、請求項7にかかる発明は、防水壁
が、オスターミナルをメスターミナルに差し込む前に相
互に係合し、かつ、オスターミナルをメスターミナルに
差し込む際のガイドをなすガイド手段を兼用する、こと
を特徴とする。
【0027】この結果、請求項7にかかる発明は、オス
ターミナルをメスターミナルに差し込む際に防水壁兼用
のガイド手段がガイドする。これにより、オスターミナ
ルおよびメスターミナルへの負担が小さくすることがで
き、オスターミナルおよびメスターミナルの損傷が防止
できる。しかも、防水壁とガイド手段とが兼用されるこ
とにより、構造が簡単となる。
【0028】また、請求項8にかかる発明は、オスホル
ダーとメスホルダーとに、オスターミナルをメスターミ
ナルに差し込む前に相互に係合し、かつ、オスターミナ
ルをメスターミナルに差し込む際のガイドをなすガイド
手段が設けられている、ことを特徴とする。
【0029】この結果、請求項8にかかる発明は、オス
ターミナルをメスターミナルに差し込む際にガイド手段
がガイドする。これにより、オスターミナルおよびメス
ターミナルへの負担が小さくすることができ、オスター
ミナルおよびメスターミナルの損傷が防止できる。
【0030】また、請求項9にかかる発明は、ガイド手
段が、オスターミナルおよびメスターミナルを囲む防水
壁を兼用する、ことを特徴とする。
【0031】この結果、請求項9にかかる発明は、ガイ
ド手段兼用の防水壁により、オスターミナルおよびメス
ターミナルに対する防水効果がある。しかも、ガイド手
段と防水壁とが兼用されることにより、構造が簡単とな
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるコネクタ
の構造の実施形態の1例を図1〜図24を参照して説明
する。この実施の形態は、自動車用リモートコントロー
ル式ミラー装置のパワーユニットに使用した例を示す。
なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるもの
ではない。
【0033】図中、図25〜図27と同符号は同一のも
のを示す。また、図1中のIIA矢印およびIIB矢印
と、図2中のIA矢印およびIB矢印とを結ぶことによ
り、この実施の形態における自動車用リモートコントロ
ール式ミラー装置のパワーユニットおよびミラーホルダ
ーベースの分解斜視図が構成される。
【0034】(実施の形態の構成の説明)図1におい
て、16はミラーユニットのミラーホルダーベースであ
る。前記ミラーホルダーベース16は、ミラーボディー
を保持する部分(図示を省略するが、いわゆる、ミラー
ホルダー)と、別体構造をなして相互に組み付けてミラ
ーホルダーを構成するものである。前記ミラーホルダー
ベース16と、ミラーボディーを保持する部分と、ミラ
ーボディーとからミラーユニットが構成される。なお、
前記ミラーホルダーベース16とミラーボディーを保持
する部分とが一体構造をなすものであっても良い。
【0035】前記ミラーホルダーベース16は、パワー
ユニット1の第1ハウジング2に、スプリング17、ピ
ボット機構10、ガイド機構11を介して左右方向およ
び上下方向に傾動可能に取り付けられている。なお、前
記スプリング17は、十字形状のものを一体に形成した
ものであっても良いし、−字形状のものを2個組み合わ
せて十字形状に形成したものであっても良い。
【0036】前記第1ハウジング2には、左右用開口1
8Aおよび上下用開口18Bがそれぞれ設けられてい
る。前記左右用開口18Aの縁および上下用開口18B
の縁には、左右用パッキン19Aおよび上下用パッキン
19Bがそれぞれ取り付けられている。
【0037】図2に示すように、パワーユニット1の第
1ハウジング2および第2ハウジング3内には、左右用
モータ20Aおよび上下用モータ20Bがそれぞれ内蔵
されている。前記左右用モータ20Aおよび上下用モー
タ20Bには、減速機構および進退機構を介して左右用
進退ロッド21Aおよび上下用進退ロッド21Bが連結
されている。前記左右用進退ロッド21Aおよび上下用
進退ロッド21Bは、前記第1ハウジング2および第2
ハウジング3に対して回転可能にかつ進退可能に装備さ
れていると共に、前記左右用パッキン19Aおよび上下
用パッキン19Bにより水密に保たれている。
【0038】前記左右用進退ロッド21Aの左右用球部
5Aおよび上下用進退ロッド21Bの上下用球部5B
と、前記ミラーホルダーベース16の左右用球凹部9A
および上下用球凹部9Bとが嵌合する。これにより、前
記ミラーホルダーベース16は、左右方向および上下方
向に傾動可能となる。
【0039】前記減速機構は、図2に示すように、前記
左右用モータ20Aおよび上下用モータ20Bの回転軸
に取り付けた左右用ウオーム22Aおよび上下用ウオー
ム22Bと、前記左右用ウオーム22Aおよび上下用ウ
オーム22Bに噛み合う左右用ヘリカルギア23Aおよ
び上下用ヘリカルギア23Bとから構成されている。
【0040】前記左右用ヘリカルギア23Aおよび上下
用ヘリカルギア23Bは、前記第1ハウジング2および
第2ハウジング3に、回転可能にかつ前記左右用進退ロ
ッド21Aおよび上下用進退ロッド21Bの進退方向に
移動不可能に取り付けられている。
【0041】前記左右用ヘリカルギア23Aおよび上下
用ヘリカルギア23Bは、中空形状をなす。前記左右用
ヘリカルギア23Aおよび上下用ヘリカルギア23Bの
中空部中には、前記左右用進退ロッド21Aおよび上下
用進退ロッド21Bがそれぞれ配置されている。また、
前記左右用ヘリカルギア23Aおよび上下用ヘリカルギ
ア23Bには、複数個、この例では4個の左右用透孔2
4Aおよび上下用透孔24Bがそれぞれ設けられてい
る。
【0042】前記進退機構は、図2に示すように、前記
第2ハウジング3に設けた左右用ネジ孔25Aおよび上
下用ネジ孔25Bと、前記左右用進退ロッド21Aおよ
び上下用進退ロッド21Bの基端(左右用球部5Aおよ
び上下用球部5Bを設けた先端と反対側の端)に設けた
左右用弾性係合爪26Aおよび上下用弾性係合爪26B
と、左右用スプリング27Aおよび上下用スプリング2
7Bとから構成されている。
【0043】前記左右用弾性係合爪26Aおよび上下用
弾性係合爪26Bは、自身の弾性作用と前記左右用スプ
リング27Aおよび上下用スプリング27Bのスプリン
グ作用により、前記左右用透孔24Aおよび上下用透孔
24Bを通過して前記左右用ネジ孔25Aおよび上下用
ネジ孔25Bのネジに常時弾性係合する。なお、前記左
右用弾性係合爪26Aおよび上下用弾性係合爪26Bと
前記左右用透孔24Aおよび上下用透孔24Bの縁との
当接により、前記左右用進退ロッド21Aおよび上下用
進退ロッド21Bと前記左右用ヘリカルギア23Aおよ
び上下用ヘリカルギア23Bとは、同期して回転するこ
ととなる。
【0044】メスコネクタ(パワーユニット1)は、図
3に示すように、前記左右用モータ20Aおよび上下用
モータ20Bにそれぞれ内蔵された2本のメスターミナ
ル28と、計4本の前記メスターミナル28を保持する
絶縁性のメスホルダーとしての前記第1ハウジング2お
よび第2ハウジング3とから構成されている。
【0045】メスホルダーとしての前記第2ハウジング
3には、4個の挿入孔29が前記4本のメスターミナル
28に対応してそれぞれ設けられている。また、前記第
2ハウジング3には、左右用嵌合部30Aおよび上下用
嵌合部30Bが、2個の前記挿入孔29を囲むようにそ
れぞれ設けられている。
【0046】一方、左右用オスコネクタ31Aおよび上
下用オスコネクタ31Bは、図3に示すように、2本の
オスターミナル32、32と、前記2本のオスターミナ
ル32、32の一部を外側に突出させた状態で、前記2
本のオスターミナル32、32をそれぞれ保持する絶縁
性のオスホルダー33とから構成されている。前記オス
ホルダー33には、前記メスホルダー(第2ハウジング
3)の左右用嵌合部30Aおよび上下用嵌合部30Bに
嵌合する第1嵌合部34が設けられている。
【0047】前記2本のオスターミナル32、32に
は、ハーネス15、15がそれぞれ接続されている。前
記ハーネス15が接続された前記オスターミナル32
は、図5および図6に示すように、前記ハーネス15が
接続されたハーネス接続部35と、メスターミナル28
と接続するターミナル接続部36とから構成されてい
る。前記ハーネス接続部35と前記ターミナル接続部3
6とは、ほぼ直角に折り曲げられている。前記ターミナ
ル接続部36には、一部を切り起こして抜け止め部37
が設けられている。この抜け止め部37は、前記オスタ
ーミナル32が前記オスホルダー33から抜けるのを止
めるものである。
【0048】図5および図6および図9および図10に
示すように、前記オスホルダー33のうち、オスターミ
ナル32の突出部との付け根部には、前記挿入孔29中
に嵌合する第2嵌合部38が一体に設けられている。
【0049】前記第2嵌合部38の下部外側面と挿入孔
29の下部内側面とには、オスターミナル32の突出部
の挿入方向(オスターミナル32の突出部をメスターミ
ナル28に差し込む方向であって、図中矢印方向)Aに
行くにしたがって幅が狭まるテーパ面39、40がそれ
ぞれ形成されている。
【0050】前記挿入孔29は、前記第2嵌合部38が
嵌合する大きさであって、メスコネクタ(パワーユニッ
ト1)側の機器(左右用モータ20Aおよび上下用モー
タ20B)のテストを行うためのテスト用ターミナル
(図示せず)を挿入するための挿入孔を兼ねるものであ
る。
【0051】前記オスホルダー33は、別個のコネクタ
ホルダー41と、コネクタカバー42とから構成されて
いる。
【0052】前記コネクタホルダー41は、図11〜図
19および図22に示すように、プレート形状のベース
構造をなす。前記コネクタホルダー41には、2個の仮
保持用透孔43が設けられている。また、前記コネクタ
ホルダー41には、2本の仮保持用凹部44が、前記仮
保持用透孔43に対してほぼ直交した状態で設けられて
いる。さらに、前記仮保持用透孔43の内側面には、抜
け止め段部45が設けられている。さらにまた、前記コ
ネクタホルダー41の両側の中央には、前記コネクタカ
バー42と嵌合する第3嵌合部46がそれぞれ設けられ
ている。
【0053】前記コネクタカバー42は、図12〜図1
5および図17および図18および図20および図23
に示すように、前記コネクタホルダー41をカバーする
カバー構造をなす。すなわち、前記コネクタカバー42
は、一面(下面)側が開口し、かつ、他面(上面)側が
閉塞し、2重の立壁、内側の立壁47と外側の立壁48
を有する構造をなす。
【0054】前記内側の立壁47の高さと前記外側の立
壁48の一部の高さとは、ほぼ同じ高さである。なお、
前記外側の立壁48の他の部分(コの字形状をなす)の
高さは、前記内側の立壁47および前記外側の立壁48
の一部の高さよりも高い。前記外側の立壁48の高い部
分は、後記ガイド手段58を兼用するものである。
【0055】前記外側の立壁48は、前記メスホルダー
(第2ハウジング3)の左右用嵌合部30Aおよび上下
用嵌合部30Bに嵌合する前記第1嵌合部34を兼用す
る。前記2重の立壁47、48には、ハーネス15引き
出し用の切欠49がそれぞれ設けられている。また、前
記内側の立壁47の両側の中央には、前記コネクタホル
ダー41の第3嵌合部46と嵌合する嵌合部としてのラ
ンス形状の弾性嵌合部50がそれぞれ設けられている。
【0056】図11および図12および図16および図
17に示すように、前記コネクタホルダー41の仮保持
用透孔43中に前記オスターミナル32のターミナル接
続部36を挿入方向Aに差し込んで、前記オスターミナ
ル32のターミナル接続部36の一部を前記コネクタホ
ルダー41の仮保持用透孔43から外側に突出させる。
また、前記オスターミナル32の抜け止め部37を前記
コネクタホルダー41の抜け止め段部45に止める。そ
れと同時に、前記コネクタホルダー41の仮保持用凹部
44中に前記オスターミナル32のハーネス接続部35
およびハーネス15を収納する。この結果、前記オスタ
ーミナル32の一部を前記コネクタホルダー41から外
側に突出させた状態で、前記オスターミナル32を前記
コネクタホルダー41に仮保持させることができる。
【0057】図12〜図15および図17および図18
に示すように、前記オスターミナル32を仮保持した前
記コネクタホルダー41に前記コネクタカバー42を挿
入方向Aに嵌合カバーする。すなわち、前記コネクタホ
ルダー41およびオスターミナル32を前記コネクタカ
バー42の内側の立壁47中に収納する。また、前記ハ
ーネス15を前記コネクタカバー42の切欠49から前
記オスホルダー33から外側に引き出す。さらに、前記
コネクタホルダー41の第3嵌合部46に前記コネクタ
カバー42の弾性嵌合部50を弾性嵌合させる。このと
き、第3巻郷部46および弾性嵌合部50は、図14中
の矢印に示すように、撓む。この結果、前記オスターミ
ナル32の一部を前記コネクタホルダー41から外側に
突出させた状態で、前記オスターミナル32を前記コネ
クタホルダー41と前記コネクタカバー42と(オスホ
ルダー33)に本保持させることができる。
【0058】図7および図8に示すように、前記オスホ
ルダー33の中央部とメスホルダーとしての第2ハウジ
ング3の中央部とに、前記オスホルダー33と前記メス
ホルダー(第2ハウジング3)との嵌合を着脱可能にロ
ックするロック機構が設けられている。
【0059】すなわち、前記オスホルダー33側のロッ
ク機構は、前記コネクタホルダー41の中央部に一体に
設けた一対のランス形状の弾性係合爪51からなる。一
方、図4に示すように、前記メスホルダー(第2ハウジ
ング3)の左右用嵌合部30Aおよび上下用嵌合部30
Bの中央部には、小四角形の開口52が設けられてい
る。また、前記開口52の周囲には、立壁53が一体に
設けられている。さらに、前記立壁53および前記開口
52の内側面には、ロック機構としての一対の係合段部
54が一体に設けられている。
【0060】前記オスホルダー33と前記メスホルダー
(第2ハウジング3)とには、前記ロック機構(弾性係
合爪51と係合段部54)のロック解除時に、前記コネ
クタホルダー41の第3嵌合部46と前記コネクタカバ
ー42の弾性嵌合部50との嵌合状態を保持する保持機
構が設けられている。
【0061】すなわち、前記メスホルダー(第2ハウジ
ング3)の左右用嵌合部30Aおよび上下用嵌合部30
Bは、2重の立壁、内側の立壁55と外側の立壁56と
の構造からなる。前記2重の立壁55、56には、ハー
ネス15引き出し用の切欠57がそれぞれ設けられてい
る。前記外側の立壁56の高さは、前記内側の立壁55
の高さよりも高い。そして、前記メスホルダー(第2ハ
ウジング3)側の内側の立壁55、外側の立壁56およ
び前記オスホルダー33側の外側の立壁48が、前記保
持機構と兼用するものである。
【0062】前記ロック機構の弾性係合爪51および係
合段部54と、前記オスターミナル32および前記メス
ターミナル28を囲う前記オスホルダー33の2重の立
壁47、48および前記メスホルダー(第2ハウジング
3)の2重の立壁55、56は、防水壁を兼用するもの
である。また、前記開口52を囲う立壁53は、同じ
く、防水壁を兼用するものである。
【0063】前記オスホルダー33と前記メスホルダー
(第2ハウジング3)とには、前記オスターミナル32
を前記メスターミナル28に差し込む前に相互に係合
し、かつ、前記オスターミナル32を前記メスターミナ
ル28に差し込む際のガイドをなすガイド手段58、5
9が設けられている。前記ガイド手段58、59は、前
記オスホルダー33の外側の立壁48のうち長くしたガ
イド凸部58と、前記メスホルダー(第2ハウジング
3)の左右用嵌合部30Aおよび上下用嵌合部30Bの
内側の立壁55と外側の立壁56との間の溝のうち長く
したガイド凹部59とからなる。
【0064】前記ガイド手段としてのガイド凸部58お
よびガイド凹部59は、前記ロック機構の弾性係合爪5
1および係合段部54と、前記オスターミナル32およ
び前記メスターミナル28を囲う前記外側の立壁48お
よび前記2重の立壁55、56の一部からなるものであ
って、防水壁を兼用するものである。
【0065】図4〜図6に示すように、前記オスホルダ
ー33側の外側の立壁48の両側の中央部と、前記メス
ホルダー(第2ハウジング3)側の外側の立壁56の両
側の中央部とには、相互に嵌合する嵌合凸部60と、嵌
合凹部61とがそれぞれ設けられている。
【0066】図2および図9および図10に示すよう
に、前記第2ハウジング3の内側には、前記左右用モー
タ20Aおよび上下用モータ20Bのうち、前記左右用
ウオーム22Aおよび上下用ウオーム22Bの軸方向に
対して左右を位置決めする位置決め凸部62が一体に設
けられている。前記位置決め凸部62は、前記内側の立
壁55と前記外側の立壁56との間の溝の底部に対応し
て設けられている。
【0067】(実施の形態の作用の説明)この実施の形
態におけるターミナルの構造は、以上のごとき構成から
なり、以下、その作用について説明する。
【0068】図4に示すように、左右用オスコネクタ3
1Aおよび上下用オスコネクタ31Bのオスホルダー3
3、33の第1嵌合部34、34を、メスコネクタ(パ
ワーユニット1)のメスホルダー(第2ハウジング3)
の左右用嵌合部30Aおよび上下用嵌合部30Bに、矢
印A方向に嵌合させる。
【0069】すると、図6および図10に示すように、
まず、ガイド凸部58とガイド凹部59とが相互に係合
する。これと同時に、オスターミナル32のターミナル
接続部36がメスホルダー(第2ハウジング3)の挿入
孔29中に矢印A方向に挿入する。
【0070】つぎに、ガイド凸部58とガイド凹部59
との相互係合のガイド作用によってガイドされながら、
図5および図9に示すように、オスターミナル32のタ
ーミナル接続部36が左右用モータ20Aおよび上下用
モータ20Bのメスターミナル28に直に差し込まれ
る。これと同時に、オスホルダー33の第2嵌合部38
がメスホルダー(第2ハウジング3)の挿入孔29中に
嵌合する。また、第2嵌合部38のテーパ面39と挿入
孔29のテーパ面40とが同様に嵌合する。
【0071】一方、図7および図8に示すように、ロッ
ク機構の弾性係合爪51が一旦撓んでかつ弾性復帰して
係合段部54に弾性係合する。
【0072】これにより、図5および図7および図9に
示すように、左右用オスコネクタ31Aおよび上下用オ
スコネクタ31Bのオスホルダー33、33の第1嵌合
部34、34と、メスコネクタ(パワーユニット1)の
メスホルダー(第2ハウジング3)の左右用嵌合部30
Aおよび上下用嵌合部30Bとが相互に嵌合する。この
とき、オスホルダー33側の嵌合凸部60と、メスホル
ダー(第2ハウジング3)側の嵌合凹部61とが相互に
嵌合する。
【0073】すなわち、オスホルダー33側の2重の立
壁47、48と、メスホルダー(第2ハウジング3)側
の2重の立壁55、56とが相互にかつ互い違いに嵌合
する。また、ハーネス15がオスホルダー33側の切欠
49およびメスホルダー(第2ハウジング3)側の切欠
57を経て外側に引き出される。さらに、オスターミナ
ル32とメスターミナル28とが電気的に接続する。こ
の結果、前記左右用モータ20Aおよび上下用モータ2
0Bは、給電可能状態となる。
【0074】ここで、自動車の運転席からリモートコン
トロールにより、左右用モータ20Aまたは上下用モー
タ20Bに給電する。すると、左右用モータ20Aが駆
動して左右用進退ロッド21Aが進退し、それに伴なっ
て、ミラーホルダーベース16を介してミラーユニット
がパワーユニット1に対してピボット機構10の中心を
通る垂直軸(図示せず)回りに左右に傾動する。また
は、上下用モータ20Bが駆動して上下用進退ロッド2
1Bが進退し、それに伴なって、ミラーホルダーベース
16を介してミラーユニットがパワーユニット1に対し
てピボット機構10の中心を通る水平軸(図示せず)回
りに上下に傾動する。
【0075】つぎに、左右用オスコネクタ31Aおよび
上下用オスコネクタ31Bのオスホルダー33、33の
第1嵌合部34、34を、メスコネクタ(パワーユニッ
ト1)のメスホルダー(第2ハウジング3)の左右用嵌
合部30Aおよび上下用嵌合部30Bから、矢印Aと逆
方向に引き抜く。すると、図8に示すように、ロック機
構の弾性係合爪51が撓んで係合段部54との弾性係合
状態から外れる。これにより、左右用オスコネクタ31
Aおよび上下用オスコネクタ31Bのオスホルダー3
3、33の第1嵌合部34、34を、メスコネクタ(パ
ワーユニット1)のメスホルダー(第2ハウジング3)
の左右用嵌合部30Aおよび上下用嵌合部30Bから、
抜き取ることができる。なお、前記の引き抜きの際に
は、オスホルダー33側の嵌合凸部60に工具など(図
示せず)を引っ掛けて引き抜く。
【0076】(実施の形態の効果の説明)この実施の形
態におけるターミナルの構造は、以上のごとき構成から
なるので、以下の効果を達成することができる。
【0077】すなわち、この実施の形態におけるターミ
ナルの構造は、オスターミナル32の突出部のターミナ
ル接続部36のうち、オスホルダー33、41との付け
根部から挿入孔29中に位置する部分が第2嵌合部38
により覆われている。これにより、オスターミナル32
の突出部のターミナル接続部36のうち露出した部分が
従来のコネクタの構造と比較して極めて少ないので、水
や塵埃が付着し難くなる。このために、オスターミナル
32の露出部分に付着した水や塵埃がオスターミナル3
2とメスターミナル28との接続部分に侵入することが
極めて稀となり、電気的に好ましいこととなる。このよ
うに、この実施の形態におけるターミナルの構造は、防
水効果および防塵効果が優れている。
【0078】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、第2嵌合部38が挿入孔29中を嵌合するの
で、この第2嵌合部38と挿入孔29との嵌合により、
オスターミナル32とメスターミナル28とをがたなく
確実に差し込むことができる。したがって、オスターミ
ナル32とメスターミナル28との電気的接続が確実で
ある。
【0079】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、第2嵌合部38の外側面と挿入孔29の内側
面とには、オスターミナル32の突出部のターミナル接
続部36の挿入方向Aに行くにしたがって幅が狭まるテ
ーパ面39、40が形成されている。この結果、この実
施の形態におけるターミナルの構造は、第2嵌合部38
と挿入孔29との嵌合がさらに確実となる。このため
に、オスターミナル32とメスターミナル28とをさら
にがたなく確実に差し込んで電気的に接続することがで
きる。しかも、水や塵埃が第2嵌合部38と挿入孔29
との確固な嵌合を経てメスホルダー(第2ハウジング
3)内に侵入するのを確実に防止することができ、防水
効果および防塵効果がさらに向上される。
【0080】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、挿入孔29がメスコネクタ(パワーユニット
1)側の機器(左右用モータ20A、上下用モータ20
B)のテストを行うためのテスト用ターミナル(図示せ
ず)を挿入するための挿入孔を兼ねる。この結果、この
実施の形態におけるターミナルの構造は、メスホルダー
(第2ハウジング3)に設ける挿入孔29の数を減らす
ことができる。その分、防水効果および防塵効果がさら
に向上される。
【0081】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、オスターミナル32をコネクタホルダー41
に仮保持してから、そのオスターミナル32をコネクタ
ホルダー41およびコネクタカバー42に本保持するも
のである。このために、オスターミナル32とオスホル
ダー33との保持組み付けが確実にでき、かつ、オスタ
ーミナル32とオスホルダー33との保持組み付け作業
の安定化が図られる。
【0082】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、オスホルダー33とメスホルダー(第2ハウ
ジング3)とに、ロック機構としての弾性係合爪51と
係合段部54とがそれぞれ設けられている。また、ロッ
ク解除時に、コネクタホルダー41の第3嵌合部46と
コネクタカバー42の弾性嵌合部50との嵌合状態を保
持する保持機構(メスホルダー(第2ハウジング3)側
の内側の立壁55、外側の立壁56およびオスホルダー
33側の外側の立壁48)が設けられている。
【0083】この結果、この実施の形態におけるターミ
ナルの構造は、オスホルダー33が別個のコネクタホル
ダー41とコネクタカバー42とから構成されているに
もかかわらず、オスホルダー33とメスホルダー(第2
ハウジング3)とのロック状態を解除するときに、オス
ホルダー33のコネクタホルダー41とコネクタカバー
42とが分離することがない。
【0084】すなわち、図9に示すように、相互に弾性
嵌合するコネクタホルダー41の第3嵌合部46とコネ
クタカバー42の弾性嵌合部50の周囲は、保持機構
(相互に嵌合するメスホルダー(第2ハウジング3)側
の内側の立壁55、外側の立壁56およびオスホルダー
33側の外側の立壁48)により囲まれている。このた
めに、ロック機構の弾性係合爪51が撓んで係合段部5
4から外れる際に、弾性嵌合部50が外側に広がろうと
しても、保持機構によってその弾性嵌合部50の外側へ
の広がりが抑制されている。
【0085】したがって、オスホルダー32をメスホル
ダー(第2ハウジング3)から確実に抜き取ることがで
きる。しかも、オスホルダー33をメスホルダー(第2
ハウジング3)から抜き取る際に、オスホルダー33の
コネクタホルダー41とコネクタカバー42とが簡単に
分離しないので、オスホルダー33のコネクタホルダー
41およびコネクタカバー42の品質が安定する。
【0086】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、ロック機構としての弾性係合爪51および係
合段部54の周囲に防水壁(オスホルダー33側の2重
の立壁47、48、メスホルダー(第2ハウジング3)
側の2重の立壁55、56および立壁53)を設けるも
のである。これにより、オスホルダー33およびメスホ
ルダー(第2ハウジング3)に、ロック機構の弾性係合
爪51および係合段部54が設けられているにもかかわ
らず、ロック機構の弾性係合爪51および係合段部54
に対する防水効果がある。
【0087】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、同様に、オスターミナル32およびメスター
ミナル28の周囲に防水壁(オスホルダー33側の2重
の立壁47、48、メスホルダー(第2ハウジング3)
側の2重の立壁55、56および立壁53)を設けるも
のである。これにより、オスターミナル32およびメス
ターミナル28に対する防水効果がある。
【0088】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、オスターミナル32をメスターミナル28に
差し込む際にガイド手段のガイド凸部58およびガイド
凹部59がガイドする。これにより、この実施の形態に
おけるターミナルの構造は、オスターミナル32および
メスターミナル28への負担が小さくすることができ、
オスターミナル32およびメスターミナル28の損傷が
防止できる。
【0089】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、防水壁とガイド手段とが兼用される。すなわ
ち、オスホルダー33側の外側の立壁48が防水壁とガ
イド凸部58とを兼用する。また、メスホルダー(第2
ハウジング3)側の内側の立壁55と外側の立壁56と
が防水壁をなし、かつ、その間の溝がガイド凹部59を
なす。これにより、構造が簡単となる。
【0090】特に、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、ハーネス15がオスホルダー33側の2重の
立壁47、48の切欠49およびメスホルダー(第2ハ
ウジング3)側の2重の立壁55、56の切欠57を経
て外側に引き出される。この結果、この実施の形態にお
けるターミナルの構造は、ハーネス15をオスホルダー
33およびメスホルダー(第2ハウジング3)から引き
出す部分に対する防水効果がある。
【0091】また、この実施の形態におけるターミナル
の構造は、第2ハウジング3の内側に位置決め凸部62
が設けられている。このために、この実施の形態におけ
るターミナルの構造は、左右用モータ20Aおよび上下
用モータ20Bを、左右用ウオーム22Aおよび上下用
ウオーム22Bの軸方向に対して左右のがたなく位置決
めすることができる。
【0092】なお、左右用ウオーム22Aおよび上下用
ウオーム22Bと左右用ヘリカルギア23Aおよび上下
用ヘリカルギア23Bとの噛み合いにより、左右用モー
タ20Aおよび上下用モータ20Bは、左右用ウオーム
22Aおよび上下用ウオーム22Bの軸方向のがたを抑
制されている。
【0093】また、位置決め凸部62は、メスホルダー
(第2ハウジング3)側の内側の立壁55と外側の立壁
56との間の溝の底部に対応して設けられている。この
ために、構造が簡単である。
【0094】(実施の形態の他の例の説明)なお、この
実施の形態は、自動車用リモートコントロール式ミラー
装置のパワーユニット1、すなわち、2ピースタイプの
コネクタの構造に使用した例を示す。しかしながら、こ
の発明のコネクタの構造は、自動車用リモートコントロ
ール式ミラー装置のパワーユニット1以外のもの、たと
えば、1ピースタイプのコネクタの構造、または、3ピ
ース以上のタイプのコネクタの構造にも適用できる。
【0095】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にか
かるコネクタの構造(請求項1)は、オスターミナルの
突出部のうち、オスホルダーとの付け根部から挿入孔中
に位置する部分が嵌合部により覆われている。これによ
り、オスターミナルの突出部のうち露出した部分が従来
のコネクタの構造と比較して極めて少ないので、水や塵
埃が付着し難くなる。このために、オスターミナルの露
出部分に付着した水や塵埃がオスターミナルとメスター
ミナルとの接続部分に侵入することが極めて稀となり、
電気的に好ましいこととなる。このように、この発明に
かかるコネクタの構造(請求項1)は、防水効果および
防塵効果が優れている。
【0096】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項1)は、嵌合部が挿入孔中を嵌合するので、こ
の嵌合部と挿入孔との嵌合により、オスターミナルとメ
スターミナルとをがたなく確実に差し込むことができ
る。したがって、オスターミナルとメスターミナルとの
電気的接続が確実である。
【0097】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項2)は、嵌合部の外側面と挿入孔の内側面とに
は、オスターミナルの突出部の挿入方向に行くにしたが
って幅が狭まるテーパ面が形成されている。この結果、
この発明にかかるコネクタの構造(請求項2)は、嵌合
部と挿入孔との嵌合がさらに確実となる。このために、
オスターミナルとメスターミナルとをさらにがたなく確
実に差し込んで電気的に接続することができる。しか
も、水や塵埃が嵌合部と挿入孔との確固な嵌合を経てメ
スホルダー内に侵入するのを確実に防止することがで
き、防水効果および防塵効果がさらに向上される。
【0098】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項3)は、挿入孔がメスコネクタ側の機器のテス
トを行うためのテスト用ターミナルを挿入するための挿
入孔を兼ねる。この結果、この発明にかかるコネクタの
構造(請求項3)は、メスホルダーに設ける挿入孔の数
を減らすことができる。その分、防水効果および防塵効
果がさらに向上される。
【0099】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項4)は、オスターミナルをコネクタホルダーに
仮保持してから、そのオスターミナルをコネクタホルダ
ーおよびコネクタカバーに本保持するものである。この
ために、オスターミナルとオスホルダーとの保持組み付
けが確実にでき、かつ、オスターミナルとオスホルダー
との保持組み付け作業の安定化が図られる。
【0100】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項5)は、オスホルダーとメスホルダーとに、オ
スホルダーとメスホルダーとの嵌合を着脱可能にロック
するロック機構が設けられており、かつ、ロック機構の
ロック解除時に、コネクタホルダーとコネクタカバーと
の嵌合状態を保持する保持機構が設けられている。この
結果、この発明にかかるコネクタの構造(請求項5)
は、オスホルダーが別個のコネクタホルダーとコネクタ
カバーとから構成されているにもかかわらず、オスホル
ダーとメスホルダーとのロック状態を解除するときに、
オスホルダーのコネクタホルダーとコネクタカバーとが
分離することがない。したがって、オスホルダーをメス
ホルダーから確実に抜き取ることができる。しかも、オ
スホルダーをメスホルダーから抜き取る際に、オスホル
ダーのコネクタホルダーとコネクタカバーとが簡単に分
離しないので、オスホルダーのコネクタホルダーおよび
コネクタカバーの品質が安定する。
【0101】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項6)は、ロック機構の周囲に防水壁を設けるも
のである。これにより、オスホルダーおよびメスホルダ
ーに、相互に着脱可能に嵌合するロック機構が設けられ
ているにもかかわらず、ロック機構に対する防水効果が
ある。
【0102】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項7)は、オスターミナルをメスターミナルに差
し込む際に防水壁兼用のガイド手段がガイドする。これ
により、オスターミナルおよびメスターミナルへの負担
が小さくすることができ、オスターミナルおよびメスタ
ーミナルの損傷が防止できる。しかも、防水壁とガイド
手段とが兼用されることにより、構造が簡単となる。
【0103】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項8)は、オスターミナルをメスターミナルに差
し込む際にガイド手段がガイドする。これにより、オス
ターミナルおよびメスターミナルへの負担が小さくする
ことができ、オスターミナルおよびメスターミナルの損
傷が防止できる。
【0104】また、この発明にかかるコネクタの構造
(請求項9)は、ガイド手段兼用の防水壁により、オス
ターミナルおよびメスターミナルに対する防水効果があ
る。しかも、ガイド手段と防水壁とが兼用されることに
より、構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコネクタの構造の一実施の形態を示
すスプリング、ミラーホルダーベース、第1ハウジング
の分解斜視図である。
【図2】同じく、パッキン、進退ロッド、スプリング、
ヘリカルギア、モータおよびウオーム、第2ハウジング
を示す分解斜視図である。
【図3】同じく、オスコネクタ、第2ハウジングを示す
分解斜視図である。
【図4】オスコネクタのオスホルダー嵌合部とメスコネ
クタのメスホルダーの嵌合部とを示す一部拡大斜視図で
ある。
【図5】オスコネクタのオスターミナルとメスコネクタ
のメスターミナルとが電気的に接続されている状態を示
す一部断面図である。
【図6】オスコネクタをメスコネクタに差し込む状態も
しくは引き抜く状態を示す一部断面図である。
【図7】ロック機構がロック状態を示す一部断面図であ
る。
【図8】ロック機構のロック状態が解除されているとき
を示す一部断面図である。
【図9】図5におけるIX−IX線断面図である。
【図10】図6におけるX−X線断面図である。
【図11】コネクタホルダーにオスターミナルを組み込
む状態を示し断面図である。
【図12】オスターミナルを仮保持するコネクタホルダ
ーにコネクタカバーを組み込む状態を示し断面図であ
る。
【図13】オスターミナルをコネクタホルダーおよびコ
ネクタカバーにより本保持する状態を示し断面図であ
る。
【図14】コネクタホルダーの第3嵌合部にコネクタカ
バーの弾性嵌合部を弾性嵌合する前の状態を示し断面図
である。
【図15】コネクタホルダーの第3嵌合部にコネクタカ
バーの弾性嵌合部を弾性嵌合した状態を示し断面図であ
る。
【図16】図11におけるXVI−XVI線断面図であ
る。
【図17】図12におけるXVII−XVII線断面図
である。
【図18】図13におけるXVIII−XVIII線断
面図である。
【図19】オスターミナルを仮保持するコネクタホルダ
ーを示す平面図である。
【図20】コネクタカバーを示す平面図である。
【図21】オスターミナルを本保持するコネクタホルダ
ーおよびコネクタカバーを示す平面図である。
【図22】コネクタホルダーを示す斜視図である。
【図23】コネクタカバーを示すの斜視図である。
【図24】コネクタホルダーとコネクタカバーとの組み
付け状態を示す平面図である。
【図25】コネクタの構造を自動車用リモートコントロ
ール式ミラー装置のパワーユニットに使用した例を示す
一部破断側面図である。
【図26】従来のコネクタの構造であって、オスコネク
タをメスコネクタに差し込む状態もしくは引き抜く状態
を示す一部断面図である。
【図27】従来のコネクタの構造であって、オスコネク
タのオスターミナルとメスコネクタのメスターミナルと
が電気的に接続されている状態を示す一部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 パワーユニット(メスコネクタ) 2 第1ハウジング(メスホルダー) 3 第2ハウジング(メスホルダー) 4 上下用進退ロッド 5 球部 5A 左右用球部 5B 上下用球部 6 ミラーユニット 7 ミラーボディー 8 ミラーホルダー 9 球凹部 9A 左右用球凹部 9B 上下用球凹部 10 ピボット機構 11 ガイド機構 12 コネクタ 13 オスコネクタ 14 オスホルダー 15 ハーネス 16 ミラーホルダーベース 17 スプリング 18A 左右用開口 18B 上下用開口 19A 左右用パッキン 19B 上下用パッキン 20A 左右用モータ 20B 上下用モータ 21A 左右用進退ロッド 21B 上下用進退ロッド 22A 左右用ウオーム 22B 上下用ウオーム 23A 左右用ヘリカルギア 23B 上下用ヘリカルギア 24A 左右用透孔 24B 上下用透孔 25A 左右用ネジ孔 25B 上下用ネジ孔 26A 左右用弾性係合爪 26B 上下用弾性係合爪 27A 左右用スプリング 27B 上下用スプリング 28(280) メスターミナル 29(290) 挿入孔 30A 左右用嵌合部 30B 上下用嵌合部 31A 左右用オスコネクタ 31B 上下用オスコネクタ 32(320) オスターミナル 33 オスホルダー 34 第1嵌合部 35 ハーネス接続部 36 ターミナル接続部 37 抜け止め部 38 第2嵌合部 39、40 テーパ面 41 コネクタホルダー 42 コネクタカバー 43 仮保持用透孔 44 仮保持用凹部 45 抜け止め段部 46 第3嵌合部 47 内側の立壁 48 外側の立壁 49 切欠 50 弾性嵌合部 51 弾性係合爪(ロック機構) 52 開口 53 立壁 54 係合段部(ロック機構) 55 内側の立壁 56 外側の立壁 57 切欠 58 ガイド凸部 59 ガイド凹部 60 嵌合凸部 61 嵌合凹部 62 位置決め凸部 A 挿入方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オスコネクタと、メスコネクタとを備
    え、 前記オスコネクタは、オスターミナルと、前記オスター
    ミナルの一部を外側に突出させた状態で前記オスターミ
    ナルを保持する絶縁性のオスホルダーとから構成されて
    おり、 前記メスコネクタは、メスターミナルと、前記メスター
    ミナルを内部に収納した状態で保持するとともに、前記
    オスターミナルの突出部を挿入するための挿入孔が設け
    られているケース構造の絶縁性のメスホルダーとから構
    成されており、 前記オスターミナルの突出部を前記挿入孔中に挿入して
    前記メスターミナルに差し込むことにより、前記オスタ
    ーミナルと前記メスターミナルとが電気的に接続するコ
    ネクタの構造において、 前記オスホルダーのうち、前記オスターミナルの突出部
    との付け根部には、前記挿入孔に嵌合する嵌合部が設け
    られている、ことを特徴とするコネクタの構造。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部の外側面と前記挿入孔の内側
    面とには、前記挿入方向に行くにしたがって幅が狭まる
    テーパ面が形成されている、ことを特徴とする請求項1
    に記載されたコネクタの構造。
  3. 【請求項3】 前記挿入孔は、前記メスコネクタ側の機
    器のテストを行うためのテスト用ターミナルを挿入する
    ための挿入孔を兼ねる、ことを特徴とする請求項1に記
    載されたコネクタの構造。
  4. 【請求項4】 オスコネクタと、メスコネクタとを備
    え、 前記オスコネクタは、オスターミナルと、前記オスター
    ミナルの一部を外側に突出させた状態で前記オスターミ
    ナルを保持する絶縁性のオスホルダーとから構成されて
    おり、 前記メスコネクタは、メスターミナルと、前記メスター
    ミナルを内部に収納した状態で保持するとともに、前記
    オスターミナルの突出部を挿入するための挿入孔が設け
    られているケース構造の絶縁性のメスホルダーとから構
    成されており、 前記オスターミナルの突出部を前記挿入孔中に挿入して
    前記メスターミナルに差し込むことにより、前記オスタ
    ーミナルと前記メスターミナルとが電気的に接続するコ
    ネクタの構造において、 前記オスホルダーは、前記オスターミナルを前記挿入方
    向に差し込んで前記オスターミナルの一部を外側に突出
    させた状態で仮保持するベース構造のコネクタホルダー
    と、前記コネクタホルダーに前記挿入方向に嵌合カバー
    して前記オスターミナルを前記コネクタホルダーと共に
    本保持させるカバー構造のコネクタカバーとから構成さ
    れている、ことを特徴とするコネクタの構造。
  5. 【請求項5】 前記オスホルダーと前記メスホルダーと
    には、前記オスホルダーと前記メスホルダーとの嵌合を
    着脱可能にロックするロック機構が設けられており、か
    つ、前記ロック機構のロック解除時に、前記コネクタホ
    ルダーと前記コネクタカバーとの嵌合状態を保持する保
    持機構が設けられている、ことを特徴とする請求項4に
    記載されたコネクタの構造。
  6. 【請求項6】 オスコネクタと、メスコネクタとを備
    え、 前記オスコネクタは、オスターミナルと、前記オスター
    ミナルを保持する絶縁性のオスホルダーとから構成され
    ており、 前記メスコネクタは、メスターミナルと、前記メスター
    ミナルを保持する絶縁性のメスホルダーとから構成され
    ており、 前記オスターミナルを前記メスターミナルに差し込むこ
    とにより、前記オスターミナルと前記メスターミナルと
    が電気的に接続するコネクタにおいて、 前記オスホルダーの中央部と前記メスホルダーの中央部
    とには、前記オスホルダーと前記メスホルダーとの嵌合
    を着脱可能にロックするロック機構が設けられており、
    前記オスホルダーの周辺部と前記メスホルダーの周辺部
    とには、前記ロック機構を囲う防水壁が設けられてい
    る、ことを特徴とするコネクタの構造。
  7. 【請求項7】 前記防水壁は、前記オスターミナルを前
    記メスターミナルに差し込む前に相互に係合し、かつ、
    前記オスターミナルを前記メスターミナルに差し込む際
    のガイドをなすガイド手段を兼用する、ことを特徴とす
    る請求項6に記載されたコネクタの構造。
  8. 【請求項8】 オスコネクタと、メスコネクタとを備
    え、 前記オスコネクタは、オスターミナルと、前記オスター
    ミナルを保持する絶縁性のオスホルダーとから構成され
    ており、 前記メスコネクタは、メスターミナルと、前記メスター
    ミナルを保持する絶縁性のメスホルダーとから構成され
    ており、 前記オスターミナルを前記メスターミナルに差し込むこ
    とにより、前記オスターミナルと前記メスターミナルと
    が電気的に接続するコネクタにおいて、 前記オスホルダーと前記メスホルダーとには、前記オス
    ターミナルを前記メスターミナルに差し込む前に相互に
    係合し、かつ、前記オスターミナルを前記メスターミナ
    ルに差し込む際のガイドをなすガイド手段が設けられて
    いる、ことを特徴とするコネクタの構造。
  9. 【請求項9】 前記ガイド手段は、前記オスターミナル
    およびメスターミナルを囲む防水壁を兼用する、ことを
    特徴とする請求項8に記載されたコネクタの構造。
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