JP2003034167A - 幼児用補助装置 - Google Patents

幼児用補助装置

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JP2003034167A
JP2003034167A JP2001222497A JP2001222497A JP2003034167A JP 2003034167 A JP2003034167 A JP 2003034167A JP 2001222497 A JP2001222497 A JP 2001222497A JP 2001222497 A JP2001222497 A JP 2001222497A JP 2003034167 A JP2003034167 A JP 2003034167A
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Japan
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air
auxiliary device
infant
seat
fan
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JP2001222497A
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English (en)
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Kentaro Kobayashi
健太郎 小林
Koichi Yoshioka
浩一 吉岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用シートに対して着脱可能であるとと
もに、自動車用シートへの取り付け位置や取り付け方向
の自由度を確保しつつ、幼児に快適な空調状態を与える
ことができる幼児用補助装置を提供する。 【解決手段】 幼児を乗車される際に座席ベルトに代わ
る機能を果たすために座席に固定して使用される幼児用
補助装置であって、幼児が着座する座席シート1を有
し、この座席シート1にはエア吹出孔6が形成される一
方、送風用のファン9と、このファン9によりエアが吸
入される吸気孔7と、この吸気孔7を介してファン9で
吸い込まれたエアをエア吹出孔6へ導く送風路8とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幼児を乗車させる
際に座席ベルトに代わる機能を果たすために座席に固定
して使用される幼児用補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平5−277020号公報
(以下、従来技術1という)には、自動車のシート位置
の変化に対応することが可能な加熱および冷却の空調機
能を有する自動車用シートが提案されている。また、特
開平10−276859号公報(以下、従来技術2とい
う)には、座り心地が良好で、空調効果が高く、しか
も、消費電力を抑えた空調機能を有する自動車用シート
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術1,2のいずれの場合も、自動車の車体に固定
された自動車用シートを対象としており、そのため、空
調機能を果たすためのエアの吸気孔がシートの下部に設
置されるとともに、排気孔が車体に接続された構成とな
っている。
【0004】ところが、幼児を乗車させる際に、座席ベ
ルトに代わる機能を果たすために座席に固定して使用さ
れる幼児用補助装置については、自動車用シートの上に
着脱可能に載置する必要があるため、従来技術1,2の
自動車用シートのように、空調機能を車体に直接に連結
固定した構成を採用することができない。また、寒暖の
状態を言葉で表現できない上、自力で空調調節操作を行
えないような乳幼児の場合には、シートから身体を浮か
せて寒暖を調節することもできないため、従来のような
空調機能では過冷却、過加熱になるなど、安全性の面で
不十分である。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、幼児用補助装置において、自動車用シートに対し
て着脱可能であるとともに、自動車用シートへの取り付
け位置や取り付け方向の自由度を確保しつつ、幼児に快
適な空調状態を与えることを第1の目的とし、さらに、
過冷却や過加熱の発生を確実に防止することを第2の目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、幼児を乗車させる際に、座席ベルト
に代わる機能を果たすために座席に固定して使用される
幼児用補助装置において、次の構成を採用している。
【0007】すなわち、請求項1記載の発明では、幼児
が着座する座席シートを有し、この座席シートにはエア
吹出孔が形成される一方、送風用のファンと、このファ
ンによりエアが吸入される吸気孔と、この吸気孔を介し
てファンで吸い込まれたエアを前記エア吹出孔へ導く送
風路とを備えていることを特徴としている。これによ
り、自動車用シートに対して着脱可能であるとともに、
自動車用シートへの取り付け位置や取り付け方向の自由
度を確保しつつ、幼児に快適な空調状態を与えることが
可能になる。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成において、前記座席シートの背もたれ部は、
溝付きのシート形成材の上にエア吹出孔を有する緩衝材
を接合してなり、前記シート形成材と緩衝材とで囲まれ
た前記溝内が前記送風路として構成されていることを特
徴としている。これにより、エア吹出孔や送風路の成形
が容易になるとともに、構成部品を削減することができ
る。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2に記載の発明の構成において、前記吸気孔は、
座席シートの下部の前後および左右の少なくとも2つの
面に形成されていることを特徴としている。これによ
り、幼児用補助装置の設置方向や車内に置いた荷物など
によって一方の吸気孔が塞がれても、残りの吸気孔から
エアを吸い込むことができ、幼児用補助装置の設置位置
の自由度を確保することができる。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、前記
送風路の途中には着脱式の保冷材が設けられていること
を特徴としている。これにより、保冷材でエア吹出孔か
ら噴出されるエアの温度を下げることができるため、空
調性能が向上する。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、ペル
チェ素子を有するペルチェモジュールを備え、前記送風
路は前記ペルチェモジュールの熱交換部を通過して前記
エア吹出孔に連通されていることを特徴としている。こ
れにより、エア吹出孔から噴出されるエアの温度の調整
幅が広くなり、さらに空調性能が向上する。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明の構成において、前記送風路が断熱材で覆われてい
ることを特徴としている。これにより、空調性能を維持
するとともに、省エネルギ化が図れる。
【0013】請求項7記載の発明では、請求項5または
請求項6に記載の発明の構成において、前記送風路に対
して、前記吸気孔からペルチェモジュールの熱交換部を
通過して外部に開口する排気路が並設されていることを
特徴としている。これにより、ペルチェモジュールの熱
交換部で発生する熱を十分に放熱できるので、空調性能
を高めることができる。
【0014】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
発明の構成において、前記排気路は、座席シートの背も
たれ部の上部に開口されていることを特徴としている。
これにより、車内に置いた荷物などによって排気孔が塞
がれることがないため、ペルチェモジュールの熱交換部
で発生する熱を十分に放熱でき、また、本人および周囲
に着席する人に不快感を与えることもない。
【0015】請求項9記載の発明では、請求項7または
請求項8に記載の発明の構成において、前記ファンは、
送風路および排気路に対してそれぞれ個別に配置されて
いることを特徴としている。これにより、温調や送風の
各運転モードに適応した送風を行うことが可能になり、
適切な空調状態を維持することができる。
【0016】請求項10記載の発明では、請求項7また
は請求項8に記載の発明の構成において、前記送風路お
よび排気路のエア吸込側の端部と前記吸気孔の間には、
前記ファンが配置されるとともに、前記送風路と排気路
との風量割合を調整するダンパが設けられていることを
特徴としている。これにより、単一のファンを設けた場
合にも、ダンパによって送風路と排気路の風量を調節す
ることで、温調、送風、停止の各運転モードに適応した
空調を行うことが可能になる。
【0017】請求項11記載の発明では、請求項5ない
し請求項10のいずれかに記載の発明の構成において、
運転モードを設定する運転モード設定手段と、この運転
モード設定手段のモード設定に応じて前記ペルチェモジ
ュールとファンの駆動や停止を行う運転制御手段とを備
えることを特徴としている。これにより、温調、送風等
の各運転モードに応じてファンあるはペルチェモジュー
ルが駆動あるいは停止されるので、各運転モードに適応
した空調を行えるとともに、消費電力を低減することが
可能になる。
【0018】請求項12記載の発明では、請求項5ない
し請求項11のいずれかに記載の発明の構成において、
前記座席シートのエア吹出孔の近傍には温度センサが配
置される一方、前記温度センサの検出出力と設定温度と
の偏差に基づいて前記ペルチェモジュールへの通電量を
制御する温度制御手段を備えていることを特徴としてい
る。これにより、過冷却や過加熱の発生を確実に防止し
て快適な空調状態を維持できるとともに、電力消費量を
低減することが可能になる。
【0019】請求項13記載の発明では、請求項12記
載の発明の構成において、前記温度制御手段は、前記温
度センサの検出出力が設定温度に達したときに前記ペル
チェモジュールへの通電を停止するように構成されてい
ることを特徴としている。これにより、無駄な電力消費
を一層低減することができる。
【0020】請求項14記載の発明では、請求項13記
載の発明の構成において、前記温度制御手段は、前記ペ
ルチェモジュールへの通電を停止する場合には、これに
合わせて前記ファンへの通電も停止するものであること
を特徴としている。これにより、さらに一層無駄な電力
消費を抑えることができる。
【0021】請求項15記載の発明では、請求項1ない
し請求項14のいずれかに記載の発明の構成において、
自動車に搭載されている直流電源の接続用端子に電気的
に接続する電源コードを備えることを特徴としている。
これにより、幼児用補助装置には、内蔵のバッテリが不
要となり、自動車の直流電源からの電力を受けてファン
等を動作させることが可能になる。
【0022】請求項16記載の発明では、請求項15に
記載の発明の構成において、前記電源コードの長さを調
節する長さ調節機構を備えることを特徴としている。こ
れにより、電源コードの引き出し長さを調節すること
で、自動車の直流電源の接続用端子までの距離が異なる
車種に対しても対応することが可能になる。
【0023】請求項17記載の発明では、請求項5また
は請求項6に記載の発明の構成において、前記ペルチェ
モジュールの発熱側で生じる熱を水冷する水冷機構を備
えることを特徴としている。これにより、ペルチェモジ
ュールの発熱側で生じる熱を十分に放熱できるので、ペ
ルチェモジュールの冷却能力が向上する。
【0024】請求項18記載の発明では、請求項5ない
し請求項17のいずれかに記載の発明の構成において、
前記ペルチェモジュールの吸熱側で生じる結露を集水す
る結露水貯留タンクが設けられていることを特徴として
いる。これにより、ペルチェモジュールの吸熱側で生じ
る結露は結露水貯留タンクに集水されるので、外部に漏
れて自動車シートを濡らす恐れがなくなり、一定量溜ま
れば容易に廃却することができる。
【0025】請求項19記載の発明では、請求項18記
載の発明の構成において、結露水貯留タンク内に吸水材
が配置されていることを特徴としている。これにより、
自動車の揺れによって結露水貯留タンク内の水が外部に
漏れるのを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。 [実施の形態1]図1は本発明の実施の形態1における
幼児用補助装置の縦断面図である。この実施の形態の幼
児用補助装置は、幼児が着座する座席シート1を備え
る。この座席シート1は、図示しないが幼児の身体を固
定するシートベルトが取り付けられるとともに、本体2
と、この本体2が取り付けられた本体取付台3とを備え
ている。
【0027】そして、本体2はウレタンフォームなどで
成形されたパッドを表皮で覆ってなるもので、着座部2
aと背もたれ部2bとを有し、背もたれ部2bの前方側
には多数のエア吹出孔6が形成されている。本体取付台
3には、その底部に載置プレート4が固定されている。
また、本体取付台3の前端には、吸気孔7が形成され、
この吸気孔7とエア吹出孔6との間が金属や樹脂などで
できた送風路8を介して連通されている。そして、送風
路8の本体取付台3の内部に位置する部分に送風用のフ
ァン9が配置されている。
【0028】これにより、ファン9を回転することによ
りエアが吸気孔7から吸い込まれて送風路8によってエ
ア吹出孔6へ導かれてここから吹き出される。そして、
座席シート1に幼児が着座している場合には、エア吹出
孔6から吹き出されたエアは幼児の腰部や背部に吹き付
けられる。この幼児用補助装置は、自動車の車体に固定
されるものではなく、自動車用シートに対して着脱可能
であるので、自動車用シートへの取り付け位置や取り付
け方向の自由度を確保することができる。そして、この
幼児用補助装置を構成する座席シート1の背もたれ部2
bに設けたエア吹出孔6からエアが吹き出されるので、
幼児に快適な空調状態を与えることが可能になる。な
お、この実施の形態1では、座席シート1の本体2の背
もたれ部2bにエア吹出孔6を設けているが、これに加
えて着座部2aにエア吹出孔6を設けることも可能であ
る。
【0029】[実施の形態2]図2は本発明の実施の形
態2における幼児用補助装置の縦断面図、図3はこの実
施の形態2における要部を拡大して示す斜視図であり、
図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一
の符号を付す。この実施の形態2における幼児用補助装
置の特徴は、座席シート1の背もたれ部2bにおいて、
シート形成材としてのウレタンフォーム製のパッド12
に複数の溝12aが互いに平行して形成されている。そ
して、このパッド12の上にエア吹出孔6が形成された
ゴム製の緩衝材13が接合されている。また、送風路8
の端部には、先広がり状のフード14が接続され、この
フード14がパッド12の端部に接合されている。その
他の構成は、図1に示した実施の形態1の場合と同様で
あるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0030】この実施の形態2の構成において、ファン
9を回転することによりエアが吸気孔7から吸い込まれ
て送風路8からフード14を介してパッド12の溝12
a内を通りエア吹出孔6から吹き出される。したがっ
て、この実施の形態2では、パッド12と緩衝材13と
で囲まれた溝12a内が送風路8の一部として構成され
ていることになる。このような構成を採用することによ
り、パッド12に直接に多数のエア吹出孔6を形成する
場合に比べて、座席シート1の成形が容易になる。
【0031】[実施の形態3]図4は本発明の実施の形
態3における幼児用補助装置の縦断面図であり、図1に
示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号
を付す。この実施の形態3における幼児用補助装置の特
徴は、送風用のファン9に隣接して着脱式の保冷材15
が設けられていることである。この保冷材15は本体取
付台3の側面に設けた図示しない開閉式の開口部を通じ
て容易に着脱できるよう配置されている。その他の構成
は、図1に示した実施の形態1の場合と同様であるか
ら、ここでは詳しい説明は省略する。
【0032】この実施の形態3の構成において、ファン
9を回転することによりエアが吸気孔7から吸い込まれ
て送風路8によってエア吹出孔6へ導かれてここから吹
き出される。その場合、保冷材15によって送風路8を
通ってエア吹出孔6から噴出されるエアの温度を下げる
ことができるため、空調性能が向上する。
【0033】なお、この実施の形態3では、保冷材15
をファン9に近接して設置しているが、保冷材15の設
置箇所は、このような位置に限定されるものではない。
保冷材15を送風路8のエア吹出孔6に近接した位置に
取り付ける程、エア吹出孔6から噴出されるエアの温度
を下げる効果が大きくなる。また、保冷材15が接触し
ている送風路8の部分は、金属製の箇所であることが好
ましい。金属製の部分は熱伝導性が高く、保冷材15の
効果をより向上させることができる。また、保冷材15
は、送風路8の全周囲に巻き付ける方が冷却効果が高く
なって好ましいが、送風路8の一部に保冷材15が接触
する形態であってもよい。
【0034】[実施の形態4]図5は本発明の実施の形
態4における幼児用補助装置の縦断面図であり、図1に
示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号
を付す。この実施の形態4における幼児用補助装置は、
ペルチェモジュール19が設けられている。このペルチ
ェモジュール19は、通電によりペルチェ効果によって
吸発熱するペルチェ素子部19aと、このペルチェ素子
部19aに接合された熱交換部である一対のフィン19
b,19cとからなる。そして、この実施の形態4で
は、ペルチェ素子部19は、電流の極性を切り換えるこ
とで、これに応じて各フィン19b,19cに接合した
部分が吸熱側と発熱側とに切り換わるようになってい
る。なお、ペルチェモジュール19の吸熱能力として
は、10W以上のものが好ましい。また、送風路8は、
ペルチェモジュール19の一方のフィン19bを通過し
てエア吹出孔6に連通されている。さらにこの実施の形
態4では、上記の送風路8に加えて、本体取付台3に排
気路20が形成されている。この排気路20は、吸気孔
7からペルチェモジュール19の他方のフィン19cを
通過して排気孔21から外部に開口している。その他の
構成は、図1に示した実施の形態1の場合と同様である
から、ここでは詳しい説明は省略する。
【0035】この実施の形態4の構成において、ファン
9を回転することによりエアが吸気孔7から吸い込まれ
て送風路8を介してエア吹出孔6へ導かれてここから吹
き出される。その場合、ペルチェモジュール19のペル
チェ素子部19aにおいて、一方のフィン19bに接合
した部分を吸熱あるいは発熱させることで、送風路8を
通ってエア吹出孔6から噴出されるエアの温度を自由に
調節することができる。したがって、エアの温度の調整
幅が広くなり、さらに空調性能が向上する。また、ペル
チェモジュール19のペルチェ素子部19aにおいて、
一方のフィン19bに接合した部分が吸熱するときに
は、他方フィン19cに接合した部分は発熱するように
なる。このとき、この他方のフィン19cにはファン9
から送風されてくるエアが排気路20を通じて流れるた
め、他方のフィン19cに生じる熱を十分に放熱するこ
とができ、空調性能を高めることができる。
【0036】[実施の形態5]図6は本発明の実施の形
態5における幼児用補助装置の縦断面図であり、図5に
示した実施の形態4と対応する構成部分には同一の符号
を付す。この実施の形態5における幼児用補助装置は、
本体取付台3の前後の位置にそれぞれ吸気孔7a,7b
が形成されている。そして、各吸気孔7a,7bは、送
風路8と排気路20のエア吸込側の各一端に連通してお
り、また、送風路8および排気路21のエア吸込側の端
部の前段位置に、単一のファン9が配置されている。さ
らに、この実施の形態5では、座席シート1の背もたれ
部2bの上部に排気孔21が設けられ、この排気孔21
に排気路20の他端側が接続されている。その他の構成
は、図5に示した実施の形態5の場合と基本的に同じで
あるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0037】この実施の形態5の構成において、幼児用
補助装置の設置方向や車内に置いた荷物などによって一
方の吸気孔たとえば7bが塞がれても、残りの吸気孔7
aからエアを吸い込むことができ、幼児用補助装置の設
置位置の自由度を確保することができる。また、排気路
20は座席シート1の背もたれ部2bの上部に設けた排
気孔21に開口しているので、車内に置いた荷物などに
よって排気孔21が塞がれることがない。このため、ペ
ルチェモジュール19のたとえば一方のフィン19cで
生じた熱を十分に放熱することができ、その際には、本
人や周囲に着席する人に不快感を与えることもないので
都合がよい。なお、この実施の形態5では、吸気孔7
a,7bを座席シート1のの下部の前後に形成している
が、座席シート1の左右の位置に形成してもよく、さら
に前後左右の各位置に形成することも可能である。
【0038】[実施の形態6]図7は本発明の実施の形
態6における幼児用補助装置の縦断面図であり、図6に
示した実施の形態5と対応する構成部分には同一の符号
を付す。この実施の形態6における幼児用補助装置の特
徴は、送風路8が断熱材22で覆われていることであ
る。その他の構成は、図6に示した実施の形態5の場合
と基本的に同じであるので、ここでは詳しい説明は省略
する。
【0039】この実施の形態6において、送風路8を断
熱材22で覆うことによって、温度調節されたエアを送
風する際に、送風路8から外部への熱の流出や外部から
送風路8への熱の流入を防止することができるため、空
調性能を良好に維持することができるとともに、省エネ
ルギ化が図れる。
【0040】[実施の形態7]図8は本発明の実施の形
態7における幼児用補助装置を示す構成図であり、図7
に示した実施の形態6と対応する構成部分には同一の符
号を付す。この実施の形態7の幼児用補助装置は、図7
に示した実施の形態6の幼児用補助装置の構成を備える
とともに、これらの構成に加えて、運転モードを設定す
る運転モード設定手段としての運転モード設定部25、
この運転モード設定部25のモード設定に応じてペルチ
ェモジュール19のペルチェ素子部19aに電力を供給
する電力供給部26、およびファン9に電力を供給する
電力供給部27をそれぞれ制御してペルチェ素子部19
aとファン9の駆動や停止を行う運転制御手段としての
制御部28が設けられている。なお、運転モード設定部
25としては、モード設定スイッチなどで構成され、ま
た、制御部28はマイクロコンピュータなどで構成され
ている。その他の構成は、図7に示した実施の形態6の
場合と基本的に同じであるので、ここでは詳しい説明は
省略する。
【0041】この実施の形態7において、運転モード設
定部25により設定される運転モードに応じた制御部2
8の制御動作について、図9に示すフローチャートを参
照して説明する。まず、制御部28は、運転モード設定
部25の設定が運転停止モードか否かを判断し(ステッ
プ1)、運転停止モードが設定されている場合には、電
力供給部26からペルチェ素子部19aへの通電を停止
するとともに、電力供給部27からファン9への通電も
停止する(ステップ2)。一方、ステップ1で、運転モ
ード設定部25の設定が運転停止モードでない場合に
は、制御部28は、運転モード設定部25の設定が送風
モードか否かを判断する(ステップ3)。送風モードが
設定されている場合には、電力供給部26からペルチェ
素子部19aへの通電を停止するとともに、電力供給部
27からファン9への通電は継続する(ステップ4)。
これにより、ファン9からの送風が温調されることなく
送風路8を介してエア吹出孔6から吹き出される。ま
た、ステップ3で運転モード設定部25の設定が送風モ
ードでない場合には、温調モードであるから、電力供給
部26からペルチェ素子部19aへ通電するともに、電
力供給部27からファン9へも通電する(ステップ
5)。その場合、冷房モードか暖房モードかによってペ
ルチェ素子部19aに加える電流の極性も設定される。
これにより、ファン9からの送風がペルチェモジュール
19で温調されて送風路8を介してエア吹出孔6から吹
き出される。
【0042】このように、この実施の形態7では、温
調、送風等の各運転モードに応じてファン9あるはペル
チェモジュール19の駆動や停止をするので、各運転モ
ードに適応した空調を行えるとともに、消費電力を低減
することが可能になる。なお、この実施の形態7では、
図7に示した実施の形態6の幼児用補助装置と同じ構成
を基本としているが、図6に示した実施の形態5の構成
を備えた幼児用補助装置に対しても適用可能である。
【0043】[実施の形態8]図10は本発明の実施の
形態8における幼児用補助装置を示す構成図であり、図
8に示した実施の形態7と対応する構成部分には同一の
符号を付す。この実施の形態8の幼児用補助装置は、図
8に示した実施の形態7の幼児用補助装置の構成を備え
るとともに、これらの構成に加えて、座席シート1のエ
ア吹出孔6の近傍に温度センサ29が配置されている。
また、所望の空調温度を設定する温度設定部30が設け
られている。さらに、制御部28は、ペルチェ素子部1
9aとファン9の通電制御を行うとともに、温度センサ
29の検出出力と温度設定部30で設定された設定温度
との偏差に基づいてペルチェモジュール19のペルチェ
素子部19aへの通電量を制御する温度制御手段として
の機能を有している。その他の構成は、図8に示した実
施の形態7の場合と基本的に同じであるので、ここでは
詳しい説明は省略する。
【0044】この実施の形態8において、運転モード設
定部25により冷房モードが設定された場合の制御部2
8の温度制御動作について、図11示すフローチャート
を参照して説明する。まず、制御部28は、電力供給部
27を制御してファン9への通電を開始する(ステップ
11)。次に、温度設定部30の設定温度Tsを取り込
む(ステップ12)。引き続いて、温度センサ29で検
出される温度Taを取り込む(ステップ13)。そし
て、設定温度Tsと検出温度Taとを比較する(ステッ
プ14)。両温度Ts,Taが一致していない場合、制
御部28は、両温度Ts,Taの偏差に基づいてペルチ
ェモジュール19のペルチェ素子部19aへの通電量を
たとえばPID(比例積分微分)制御する(ステップ1
5)。これにより、ペルチェ素子部19aの冷却能力が
調整される。そして、ステップ14で両温度Ts,Ta
が一致したときには、ペルチェ素子部19aへの通電を
停止する(ステップ16)。なお、このときファン9へ
の通電は継続される。
【0045】このように、この実施の形態8では、制御
部28がペルチェモジュール19に対して温度制御を行
うので、過冷却や過加熱の発生を確実に防止して空調性
を向上させることができる。また、強制冷却を行う場合
において、検出温度Taが設定温度Tsに一致する頃に
は自動車の車内温度も快適な温度に達していると想定さ
れるため、検出温度Taが設定温度Tsに一致したとき
には、ペルチェモジュール19への通電を停止して送風
だけにしても快適性が損なわれることがない。そして、
ペルチェモジュール19への通電を幼児用補助装置の使
用開始した一定期間に限定することで、無駄な電力消費
を低減することができる。なお、この実施の形態8で
は、ペルチェモジュール19への通電を停止してもファ
ン9への通電は継続するようにしているが、ペルチェモ
ジュール19への通電を停止したときには、同時にファ
ン9への通電も停止して無駄な電力消費を低減するよう
にすることも可能である。さらに、この実施の形態8で
は、運転モード設定部25により冷房モードを設定した
場合の動作について説明したが、暖房モードが設定され
場合の動作も基本的に同じである。
【0046】[実施の形態9]図12は本発明の実施の
形態8における幼児用補助装置の縦断面図、図13は同
装置の全体構成図であり、図10に示した実施の形態8
と対応する構成部分には同一の符号を付す。この実施の
形態9の幼児用補助装置の特徴は、送風路8および排気
路20に対してそれぞれ個別にファン9a,9bが配置
されている。そして、送風路8側のファン9aは冷却
用、排気路20側のファン9bは排熱用として設定され
ている。また、各ファン9a,9bを駆動するための電
力供給部27a,27bが設けられている。また、制御
部28は各電力供給部26,27a,27bを個別に制
御するように構成されている。さらに、この実施の形態
9の場合、制御部28は、送風路8側のフィン19bに
接合した部分が吸熱側、排気路20側のフィン19cに
接する部分が発熱側となるように、ペルチェ素子部19
に流れる電流の極性を設定している。その他の構成は、
図10に示した実施の形態8の場合と同様であるから、
ここでは詳しい説明は省略する。
【0047】この実施の形態9において、運転モード設
定部25により冷却モードが設定された場合の制御部2
8における温度制御動作について、図14に示すフロー
チャートを参照して説明する。まず、制御部28は、一
方の電力供給部27aを制御して冷却用のファン9aへ
の通電を開始する(ステップ21)。次に、温度設定部
30の設定温度Tsを取り込む(ステップ22)。引き
続いて、温度センサ29で検出される温度Taを取り込
む(ステップ23)。そして、設定温度Tsと検出温度
Taとを比較する(ステップ24)。両温度Ts,Ta
が一致していない場合、制御部28は、両温度Ts,T
aの偏差に基づいてペルチェモジュール19のペルチェ
素子部19aへの通電量をたとえばPID(比例積分微
分)制御する(ステップ25)。この場合、制御部28
は、ペルチェ素子部19aに流れる電流の極性を設定す
ることにより、送風路8側のフィン19bに接合した部
分が吸熱側となるように設定する。この制御により、ペ
ルチェ素子部19aの冷却能力が調整される。続いて、
他方の電力供給部27bを制御して排熱用のファン9b
への通電を開始し(ステップ26)、他方のフィン19
cで生じる熱を排気路20介して外部に排気する。その
後、ステップ23に戻る。時間経過により、ステップ2
4で両温度Ts,Taが一致したときには、ペルチェ素
子部19aへの通電を停止し(ステップ27)、さら
に、排熱用のファン9bへの通電も停止する。また、運
転モード設定部25により送風モードが設定された場
合、制御部28は、ペルチェモジュール19への通電を
停止するとともに、排熱用のファン9bの通電を停止
し、冷却用のファン9aのみを運転させるようにする。
【0048】このように、この実施の形態9では、ペル
チェモジュール19への通電を停止しているにもかかわ
らず、排熱用のファン9bが継続して運転されて電力が
無駄に消費されるのを防ぐことができる。
【0049】[実施の形態10]図15は本発明の実施
の形態10における幼児用補助装置の構成図であり、図
10に示した実施の形態8に対応する構成部分には同一
の符号を付す。この実施の形態10の幼児用補助装置
は、送風路8および排気路20のエア吸込側の端部と吸
気孔7の間に単一のファン9が配置されるとともに、送
風路8と排気路20との風量割合を調整するダンパ33
が設けられている。また、このダンパ33を駆動するダ
ンパ駆動部34を有しており、このバンパ駆動部34が
制御部28によって制御されるようになっている。その
他の構成は、図10に示した実施の形態8のものと基本
的に同じであるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0050】制御部28は、ペルチェモジュール19を
使用する冷房モードあるいは暖房モードの場合には、送
風路8と排気路20の双方に同程度の風量が送られる中
立位置を保つようにダンパ駆動部34を制御してダンパ
33の開度を調整する。一方、ペルチェモジュール19
を使用しない送風モードの場合には、制御部28は、ダ
ンパ33が排気路20を閉鎖する位置になるようにダン
パ駆動部34を制御する。このため、ファン9で送風さ
れるエアは全て送風路8側に流入するようになる。
【0051】このように、この実施の形態10は、単一
のファン9を設けた場合にも、ダンパ33によって送風
路8と排気路20の風量を調節することで、温調や送風
の各運転モードに適応した空調を行うことが可能にな
る。
【0052】[実施の形態11]図16は本発明の実施
の形態11における幼児用補助装置の構成図であり、図
15に示した実施の形態10に対応する構成部分には同
一の符号を付す。この実施の形態11の幼児用補助装置
の特徴は、自動車に搭載されている直流電源35の接続
用端子に電気的に接続する電源コード36が設けられて
いることである。その他の構成は、図15に示した実施
の形態10と基本的に同じであるので、ここでは詳しい
説明は省略する。
【0053】この実施の形態11の幼児用補助装置にお
いて、電源コード36を介して自動車用の直流電源35
に接続すれば、その直流電源35から電力供給を受ける
ことができるため、幼児用補助装置にバッテリを内蔵し
ておく必要がなくなり、装置全体の重量を軽減すること
ができる。また、自動車の運転時は、直流電源35から
電源コード36を介して電力を受けるので、使用途中で
バッテリの充電量が少なくなってペルチェモジュール1
9やファン9等の動作が停止するおそれがなく、また、
バッテリを充電する煩雑さからも解放される。その場
合、電源コード36は、幼児用補助装置から取り外せる
ことができるようなコネクタ構造としておくことが好ま
しい。電源を使用しないときには、電源コード36が邪
魔になるので、電源コード36を装置から取り外して別
の所に収納することができる。さらに、装置を運搬する
際に、電源コード36に身体の一部を引っかけて転ぶな
どの危険を回避することができる。あるいは、電源コー
ド36の長さを調節する長さ調節機構を備えるようにし
てもよい。この場合の長さ調節機構としては巻き取り式
のものやバネの力を利用して巻き取る方式のものが採用
できる。このような長さ調節機構を設けておくと、電源
コード36の引き出し長さを調節することができ、自動
車の直流電源35の接続用端子までの距離が異なる車種
に対しても対応することが可能になる。
【0054】なお、この実施の形態11では、図15に
示した実施の形態10の幼児用補助装置と同じ構成を基
本としているが、本発明はこれに限らず、実施の形態1
〜9の構成を備えた幼児用補助装置に対しても適用可能
である。
【0055】[実施の形態13]図17は本発明の実施
の形態13における幼児用補助装置を示す縦断面図であ
り、図7に示した実施の形態6と対応する構成部分には
同一の符号を付す。この実施の形態13における幼児用
補助装置は、ペルチェ素子部19aの吸熱側が送風路8
側のフィン19bに接合し、発熱側が他方のフィン19
cに接合するように、ペルチェ素子部19aに流れる電
流の極性が設定されている。また、送風路8には専用の
ファン9が設けられている。さらに、ペルチェ素子部1
9aの発熱側に接合されるフィン19cで生じる熱を水
冷する水冷機構38が設けられている。すなわち、この
水冷機構38は、フィン19cを通過する循環水路39
を備える。この循環水路39は、その途中の本体取付部
3の位置に循環用のポンプ40が設置され、また、座席
シート1の背もたれ部2bの位置には放熱用のフィン付
きマニホールド41が設けられている。その他の構成
は、図7に示した実施の形態6の場合と基本的に同じで
あるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0056】吸気孔7a,7bからファン9により吸い
込まれたエアは、ペルチェモジュール19の冷却側のフ
ィン19bを通る際に冷やされた後、送風路8を通って
エア吹出孔6ら吹き出される。一方、ペルチェ素子部1
9aの発熱側に接合されるフィン19cで生じる熱は、
ポンプ40により循環される水によって冷却される。こ
のフィン19cを通った水は、マニホールド41で冷却
された後、再びポンプ40に戻される。
【0057】このように、この実施の形態13では、ペ
ルチェ素子部19の発熱側に接合されるフィン19cで
生じる熱は水によって冷却される。水冷の方が空冷の場
合よりも冷却能力が大きいので、ペルチェモジュール1
9の冷却能力が高まり、空調性能が向上する。なお、水
冷機構38は、この実施の形態13の構成のものに限ら
ず、実施の形態1〜12の構成を備えた幼児用補助装置
に対しても設置することが可能である。
【0058】[実施の形態14]図18は、本発明の実
施の形態14における幼児用補助装置の断面図であり、
図7に示した実施の形態6に対応する部分には同一の符
号を付す。この実施の形態18における幼児用補助装置
は、ペルチェ素子部19aの吸熱側が送風路8側のフィ
ン19bに接合し、発熱側が他方のフィン19cに接合
するように、ペルチェ素子部19aに流れる電流の極性
が設定されている。そして、ペルチェ素子部19aの吸
熱側に接合されたフィン19bが、発熱側に接合された
フィン19cよりも低位になるようにその位置が予め設
定されている。そして、ペルチェ素子部19aの吸熱側
に接合されたフィン19bに生じる結露を集水する結露
水貯留タンク43が設けられている。この結露水貯留タ
ンク43は、本体取付台3の側面に設けた図示しない開
閉式の開口部を通じて容易に着脱できるよう配置されて
いる。なお、結露水貯留タンク43の近傍に透明窓を設
けて外部から貯留水量を確認できるようにしておけば、
結露水貯留タンク43を取り出さなくても結露水の廃却
時期を容易に確認できるため都合がよい。その他の構成
は、図1に示した実施の形態1の場合と同様であるか
ら、ここでは詳しい説明は省略する。
【0059】この実施の形態14において、ペルチェ素
子部19aの吸熱側に接合されたフィン19bに生じる
結露は、結露水貯留タンク43に集水されるので、外部
に漏れて自動車シートを濡らす恐れがなくなり、一定量
溜まれば容易に廃却することができる。なお、結露水貯
留タンク43は、この実施の形態14の構成のものに限
らず、実施の形態1〜13の構成を備えた幼児用補助装
置に対しても設置することが可能である。
【0060】[実施の形態15]図19は、本発明の実
施の形態15における幼児用補助装置の縦断面図であ
り、図18に示した実施の形態14に対応する部分には
同一の符号を付す。この実施の形態15の特徴は、結露
水貯留タンク43内にたとえばウレタン製のスポンジな
どの吸水材44が配置されていることである。その他の
構成は、図18に示した実施の形態14のものと基本的
に同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
【0061】この実施の形態15において、ペルチェ素
子部19の吸熱側に接合されたフィン19bに生じる結
露は集水されて結露水貯留タンク43に導かれて内部に
配置した吸水材44によって吸収される。そのため、結
露水貯留タンク43内に結露水が多量に溜まっても、自
動車の揺れによって音が発生することがなく、しかも、
車体が激しく揺れた場合にも結露水貯留タンク43内の
水が外部に漏れるのを防止することができる。吸水材4
4に十分に吸水された場合には、吸水材44を取り出し
て乾燥させることで、再利用することができる。また、
予備の吸水材44を準備しておけば、効率よく使用する
ことができる。さらに、排気路22を分岐して吸水材4
4に温風が当たる構成にしておけば、吸水材44が吸水
するとともに、これを乾燥させることが可能になり、吸
水材44の交換頻度を少なくすることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明の幼児用補助装置にあっては、次
の効果が得られる。請求項1記載の発明では、自動車用
シートに対して着脱可能であるとともに、自動車用シー
トへの取り付け位置や取り付け方向の自由度を確保しつ
つ、幼児に快適な空調状態を与えることが可能になる。
【0063】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の効果に加えて、シート形成材と緩衝材とで囲まれ
た溝内が送風路として構成されているので、エア吹出孔
や送風路の成形が容易になるとともに、構成部品を削減
することができる。
【0064】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2に記載の発明の効果に加えて、吸気孔は、座席
シートの下部の前後および左右の少なくとも2つの面に
形成されているので、幼児用補助装置の設置方向や車内
に置いた荷物などによって一方の吸気孔が塞がれても、
残りの吸気孔からエアを吸い込むことができ、幼児用補
助装置の設置位置の自由度を確保することができる。
【0065】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、送風
路の途中には着脱式の保冷材が設けられているので、こ
の保冷材でエア吹出孔から噴出されるエアの温度を下げ
ることができ、空調性能が向上する。
【0066】請求項5記載の発明では、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、送風
路はペルチェモジュールの熱交換部を通過してエア吹出
孔に連通されているので、このペルチェモジュールによ
ってエア吹出孔から噴出されるエアの温度を広い範囲で
調節することが可能になり、さらに空調性能が向上す
る。
【0067】請求項6記載の発明では、請求項5に記載
の発明の効果に加えて、送風路が断熱材で覆われている
ので冷気や暖気が外部に流出することなくエア吹出孔に
導かれるため、空調性能を高めることができるととも
に、省エネルギ化を図ることが可能になる。
【0068】請求項7記載の発明では、請求項5または
請求項6に記載の発明の効果に加えて、前記送風路に対
して排気路が並設されているので、ペルチェモジュール
の熱交換部で発生する熱を十分に放熱することができ、
空調性能を高めることができる。
【0069】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
発明の効果に加えて、排気路は、座席シートの背もたれ
部の上部に開口されているので、車内に置いた荷物など
によって排気孔が塞がれることがない。このため、ペル
チェモジュールの熱交換部で発生する熱を十分に放熱で
き、また、本人および周囲に着席する人に不快感を与え
ることもない。
【0070】請求項9記載の発明では、請求項7または
請求項8に記載の発明の効果に加えて、ファンは、送風
路および排気路に対してそれぞれ個別に配置されている
ので、温調モードでは両通路のファンを同時に運転し、
送風モードでは、排気路のファンを停止させるなど、温
調や送風の各運転モードに適応した送風を行うことが可
能になり、適切な空調状態を維持することができる。
【0071】請求項10記載の発明では、請求項7また
は請求項8に記載の発明の構成において、前記送風路お
よび排気路のエア吸込側の端部と前記吸気孔の間には、
前記ファンが配置されるとともに、前記送風路と排気路
との風量割合を調整するダンパが設けられていることを
特徴としている。これにより、単一のファンを設けた場
合にも、ダンパによって送風路と排気路の風量を調節す
ることで、温調、送風、停止の各運転モードに適応した
空調を行うことが可能になる。
【0072】請求項11記載の発明では、請求項5ない
し請求項10のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
運転モード設定手段による運転モードの設定に応じて運
転制御手段がペルチェモジュールやファンの駆動や停止
をするので、各運転モードに適応した空調を行えるとと
もに、消費電力を低減することが可能になる。
【0073】請求項12記載の発明では、請求項5ない
し請求項11のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
温度センサの検出出力に基づいて温度制御手段がペルチ
ェモジュールへの通電量を制御するので、過冷却や過加
熱の発生を確実に防止して快適な空調状態が維持できる
とともに、電力消費量を低減することが可能になる。
【0074】請求項13記載の発明では、請求項12記
載の発明の効果に加えて、温度制御手段は、温度センサ
の検出出力が設定温度に達したときにペルチェモジュー
ルへの通電を停止するので、無駄な電力消費を一層低減
することができる。
【0075】請求項14記載の発明では、請求項13記
載の発明の効果に加えて、温度制御手段は、ペルチェモ
ジュールへの通電の停止に合わせてファンへの通電も停
止するので、さらに一層無駄な電力消費を抑えることが
できる。
【0076】請求項15記載の発明では、請求項1ない
し請求項14のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
電源コードを用いて自動車に搭載されている直流電源の
接続用端子に電気的に接続することができるため、幼児
用補助装置には、内蔵のバッテリが不要となり、自動車
の直流電源からの電力を受けてファン等を動作させるこ
とが可能になる。
【0077】請求項16記載の発明では、請求項15に
記載の発明の効果に加えて、長さ調節機構によって電源
コードの長さを調節できるので、自動車の直流電源の接
続用端子までの距離が異なる車種に対しても自動車の直
流電源からの電力供給を受けることができるようにな
る。
【0078】請求項17記載の発明では、請求項5また
は請求項6に記載の発明の効果に加えて、ペルチェモジ
ュールの発熱側で生じる熱を水冷機構で水冷するので、
ペルチェモジュールの発熱側で生じる熱を十分に放熱す
ることができ、ペルチェモジュールの冷却能力が向上す
る。
【0079】請求項18記載の発明では、請求項5ない
し請求項17のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
ペルチェモジュールの吸熱側で生じる結露を結露水貯留
タンクに集水することができるため、結露水が外部に漏
れて自動車シートを濡らす恐れがなくなり、一定量溜ま
れば容易に廃却することができる。
【0080】請求項19記載の発明では、請求項18記
載の発明の効果に加えて、結露水貯留タンク内に吸水材
が配置されているので、自動車の揺れによって結露水貯
留タンク内の水が外部に漏れるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における幼児用補助装置
の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2における幼児用補助装置
の縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2における要部を拡大して
示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態3における幼児用補助装置
の縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態4における幼児用補助装置
の縦断面図である。
【図6】本発明の実施の形態5における幼児用補助装置
の縦断面図である。
【図7】本発明の実施の形態6における幼児用補助装置
の縦断面図である。
【図8】本発明の実施の形態7における幼児用補助装置
の全体を示す構成図である。
【図9】本発明の実施の形態7における温度制御動作の
説明に供するフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態8における幼児用補助装
置の全体を示す構成図である。
【図11】本発明の実施の形態8における温度制御動作
の説明に供するフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態8における幼児用補助装
置の縦断面図である。
【図13】本発明の実施の形態8における幼児用補助装
置の全体を示す構成図である。
【図14】本発明の実施の形態9における温度制御動作
の説明に供するフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態10における幼児用補助
装置の全体を示す構成図である。
【図16】本発明の実施の形態11における幼児用補助
装置の全体を示す構成図である。
【図17】本発明の実施の形態13における幼児用補助
装置の縦断面図である。
【図18】本発明の実施の形態14における幼児用補助
装置の縦断面図である。
【図19】本発明の実施の形態15における幼児用補助
装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 座席シート 2 本体 2a 背もたれ部 6 エア吹出孔 7,7a,7b 吸気孔 8 送風路 9,9a,9b ファン 12 パッド(シート形成材) 13 緩衝材 15 保冷材 19 ペルチェモジュール 19a ペルチェ素子部 19b,19c フィン 20 排気路 21 排気孔 22 断熱材 25 運転モード設定部 28 制御部(運転制御手段、温度制御手段) 29 温度センサ 30 温度設定部 33 ダンパ 36 電源コード 38 水冷機構 43 結露水貯留タンク 44 吸水材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60H 1/32 621 B60H 1/32 621G 1/34 651 1/34 651A B60N 2/44 B60N 2/44 Fターム(参考) 3B084 JA03 JF02 JF03 JF04 JG02 JG06 3B087 CE07 DE01 DE09 3L011 BV01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幼児を乗車させる際に座席ベルトに代わ
    る機能を果たすために座席に固定して使用される幼児用
    補助装置において、 幼児が着座する座席シートを有し、この座席シートには
    エア吹出孔が形成される一方、送風用のファンと、この
    ファンによりエアが吸入される吸気孔と、この吸気孔を
    介してファンで吸い込まれたエアを前記エア吹出孔へ導
    く送風路とを備えていることを特徴とする幼児用補助装
    置。
  2. 【請求項2】 前記座席シートの背もたれ部は、溝付き
    のシート形成材の上にエア吹出孔を有する緩衝材を接合
    してなり、前記シート形成材と緩衝材とで囲まれた前記
    溝内が前記送風路として構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の幼児用補助装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気孔は、座席シートの下部の前後
    および左右の少なくとも2つの面に形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の幼児用補
    助装置。
  4. 【請求項4】 前記送風路の途中には着脱式の保冷材が
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれかに記載の幼児用補助装置。
  5. 【請求項5】 ペルチェ素子を有するペルチェモジュー
    ルを備え、前記送風路は、ペルチェモジュールの熱交換
    部を通過して前記エア吹出孔に連通されていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の幼
    児用補助装置。
  6. 【請求項6】 前記送風路が断熱材で覆われていること
    を特徴とする請求項5に記載の幼児用補助装置。
  7. 【請求項7】 前記送風路に対して、前記吸気孔からペ
    ルチェモジュールの熱交換部を通過して外部に開口する
    排気路が並設されていることを特徴とする請求項5また
    は請求項6に記載の幼児用補助装置。
  8. 【請求項8】 前記排気路は、座席シートの背もたれ部
    の上部に開口されていることを特徴とする請求項7記載
    の幼児用補助装置。
  9. 【請求項9】 前記ファンは、送風路および排気路に対
    してそれぞれ個別に配置されていることを特徴とする請
    求項7または請求項8に記載の幼児用補助装置。
  10. 【請求項10】 前記送風路および排気路のエア吸込側
    の端部と前記吸気孔との間には、前記ファンが配置され
    るとともに、前記送風路と排気路との風量割合を調整す
    るダンパが設けられていることを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8に記載の幼児用補助装置。
  11. 【請求項11】 運転モードを設定する運転モード設定
    手段と、この運転モード設定手段のモード設定に応じて
    前記ペルチェモジュールとファンの駆動や停止を行う運
    転制御手段とを備えることを特徴とする請求項5ないし
    請求項10のいずれかに記載の幼児用補助装置。
  12. 【請求項12】 前記座席シートのエア吹出孔の近傍
    には温度センサが配置される一方、前記温度センサの検
    出出力と設定温度との偏差に基づいて前記ペルチェモジ
    ュールへの通電量を制御する温度制御手段を備えている
    ことを特徴とする請求項5ないし請求項11のいずれか
    に記載の幼児用補助装置。
  13. 【請求項13】 前記温度制御手段は、前記温度センサ
    の検出出力が設定温度に達したときに前記ペルチェモジ
    ュールへの通電を停止するように構成されていることを
    特徴とする請求項12に記載の幼児用補助装置。
  14. 【請求項14】 前記温度制御手段は、前記ペルチェモ
    ジュールへの通電を停止する場合には、これに合わせて
    前記ファンへの通電も停止するものであることを特徴と
    する請求項13に記載の幼児用補助装置。
  15. 【請求項15】 自動車に搭載されている直流電源の接
    続用端子に電気的に接続する電源コードを備えることを
    特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれかに記載
    の幼児用補助装置。
  16. 【請求項16】 前記電源コードの長さを調節する長
    さ調節機構を備えることを特徴とする請求項15に記載
    の幼児用補助装置。
  17. 【請求項17】 前記ペルチェモジュールの発熱側で生
    じる熱を水冷する水冷機構を備えることを特徴とする請
    求項5または請求項6に記載の幼児用補助装置。
  18. 【請求項18】 前記ペルチェモジュールの吸熱側で
    生じる結露を集水する結露水貯留タンクが設けられてい
    ることを特徴とする請求項5ないし請求項17のいずれ
    かに記載の幼児用補助装置。
  19. 【請求項19】 結露水貯留タンク内に吸水材が配置さ
    れていることを特徴とする請求項18に記載の幼児用補
    助装置。
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