JP2003034159A - 変速機のシフト制御装置 - Google Patents

変速機のシフト制御装置

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JP2003034159A
JP2003034159A JP2001219530A JP2001219530A JP2003034159A JP 2003034159 A JP2003034159 A JP 2003034159A JP 2001219530 A JP2001219530 A JP 2001219530A JP 2001219530 A JP2001219530 A JP 2001219530A JP 2003034159 A JP2003034159 A JP 2003034159A
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shift
transmission
shift device
control device
detection signal
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JP2001219530A
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Atsushi Tabata
淳 田端
Yasuo Hojo
康夫 北條
Hideo Tomomatsu
秀夫 友松
Hideki Miyata
英樹 宮田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】第1シフト装置と第2シフト装置とのいずれを
使用する場合であっても、シフト操作を容易に行うこと
ができ、シフト操作性を向上することができる変速機の
シフト制御装置を提供する。 【解決手段】車室18内には自動変速機のシフトポジシ
ョンを切り替えるための第1シフト装置22と、同じく
自動変速機のシフトポジションを切り替えるための第2
シフト装置26が設けられる。第2シフト装置26は運
転席ドア24に設置されている。第2シフト装置26は
シフトレバー31のシフト操作を電気的に検出し、その
シフト検出信号に基づいてアクチュエータを駆動するこ
とにより自動変速機のシフトポジションを切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
変速機のシフトポジション又は変速比の切り替えが電気
的な制御で実現される変速機のシフト制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機において、P(パー
キング)、R(リバース)、N(ニュートラル)あるい
はD(ドライブ)等のシフトポジションの切換えは、レ
ンジ切換弁(マニュアルバルブ)にリンクやワイヤケー
ブル等を介して機械的に直接連結されたシフトレバーの
操作によって行われている。このようなシフト装置では
シフトレバーの梃子作用を用いてマニュアルバルブを切
り替えるため、シフトレバーの操作力を小さくするため
には所定寸法以上のシフトレバーが必要となり、シフト
シフト装置の小型化が阻害されるとともに、シフト装置
の配置位置が限定される。
【0003】このようなシフト装置の操作力の低減化及
び小型化を図ることを目的として、シフト装置のシフト
レバーの操作位置をシフト検出センサによって電気的に
検出し、この検出信号に基づいてシフト用モータを駆動
して自動変速機のマニュアルバルブを切り替えることに
より、自動変速機の複数のシフトポジションを切り替え
る、いわゆるシフト・バイ・ワイヤ方式のシフト制御装
置が提案されている。このようなシフト制御装置におけ
るシフト装置は、シフトレバーの操作力によってマニュ
アルバルブを切り替えなくてよいため、シフトレバーの
寸法を短くすることができ、シフト装置の小型化を図る
ことができるとともに、シフト装置を車室内の任意の場
所に配置することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の車両において
は、車室内にこのようなシフト装置を2つ用意するとと
もに、両シフト装置を車室内の異なる箇所に配置し、い
ずれかのシフト装置を使用してシフト操作を自由に行う
ことが望まれている。
【0005】ところが、このようなシフト・バイ・ワイ
ヤ方式のシフト装置を2つ設ける場合、各シフト装置に
おいて複数のシフトポジションの配置状態が異なってい
ると、いずれのシフト装置を使用する場合にもシフトレ
バーを直感的に操作することはできず、シフト操作性が
低下してしまう。
【0006】本発明は上記の事情を鑑みてなされたもの
であって、その目的は、第1シフト装置と第2シフト装
置とのいずれを使用する場合であっても、シフト操作を
容易に行うことができ、シフト操作性を向上することが
できる変速機のシフト制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、変速機のシフトポジション又は変
速比を選択する操作手段を有する第1シフト装置と、同
じく変速機のシフトポジション又は変速比を選択する操
作手段のシフト操作を電気的に検出する第2シフト装置
とを備え、該第1シフト装置のシフト操作又は該第2シ
フト装置のシフト検出信号に基づいて切替手段を駆動す
ることにより変速機のシフトポジション又は変速比を切
り替えるようにした変速機のシフト制御装置において、
前記第1シフト装置の複数の操作位置の配置状態と前記
第2シフト装置の複数の操作位置の配置状態とを運転席
に対して同一配置としたことを特徴とする。
【0008】請求項1の構成によれば、第1シフト装置
のシフト操作と第2シフト装置のシフト操作とは運転席
に対して同一になるため、第1シフト装置及び第2シフ
ト装置のいずれを使用してもシフト操作を容易に行うこ
とができ、シフト操作性を向上することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、変速機のシフト
ポジション又は変速比を選択する操作手段を有する第1
シフト装置と、同じく変速機のシフトポジション又は変
速比を選択する操作手段のシフト操作を電気的に検出す
る第2シフト装置とを備え、該第1シフト装置のシフト
操作又は該第2シフト装置のシフト検出信号に基づいて
切替手段を駆動することにより変速機のシフトポジショ
ン又は変速比を切り替えるようにした変速機のシフト制
御装置において、前記第1シフト装置の複数の操作位置
の配置状態と前記第2シフト装置の複数の操作位置の配
置状態とを運転席に対して対称配置としたことを特徴と
する。
【0010】請求項2の構成によれば、第1シフト装置
のシフト操作と第2シフト装置のシフト操作とは運転席
に対して対称になるため、第1シフト装置及び第2シフ
ト装置のいずれを使用してもシフト操作を容易に行うこ
とができ、シフト操作性を向上することができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明のように、前
記第2シフト装置は前記車両の可動部に設置することが
できる。また、請求項4に記載の発明のように、前記第
2シフト装置は前記車両の可動部である車両ドアに設置
することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の変速機のシフト制御装置において、前
記第2シフト装置の操作手段は、操作中心位置とその周
りのそれぞれ異なる方向に設定された複数の操作位置と
の間を往復移動可能に設けられていることを特徴とす
る。
【0013】請求項5の構成によれば、操作手段の複数
の操作位置は操作中心位置の周りの異なる位置にそれぞ
れ割り当てられているので、操作手段の1回のシフト操
作によって所望するシフトポジション又は変速比を容易
に選択することができ、シフト操作性を向上することが
できる。
【0014】また、請求項6に記載の発明のように、前
記第1シフト装置は、前記操作手段のシフト操作を電気
的に検出するものとすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図2は、本実施形態にかかる自動変速機を
搭載した車両及びそのシフト制御装置を示す概略構成図
である。図2に示すように、エンジン2の出力軸(図示
略)は、トルクコンバータ4に連結されている。このト
ルクコンバータ4は、入力された回転を流体(オイル)
を媒介して伝達する流体継手の一種であり、エンジン2
の出力軸の回転を自動変速機(以下、「A/T」と称
す)6に伝達する。
【0017】A/T6の油圧制御部8にはアクチュエー
タとしてのポジション切替用のモータ10が設けられて
いる。モータ10はA/T6の油圧制御部8の油圧を制
御するA/TECU40によって駆動制御される。図3
に示すように、モータ10の出力軸(図示略)には油圧
制御部8のハウジングを貫通するアウタレバー12が連
結されている。アウタレバー12にはディテントプレー
ト14が一体に設けられ、ディテントプレート14は制
御油圧の供給先を切替えるマニュアルバルブ17に連結
されている。モータ10が回転駆動されると、ディテン
トプレート14を介してマニュアルバルブ17が切り替
えられることにより、P(パーキング)、R(リバー
ス)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)等のシフト
ポジション(レンジ)の切替が行われる。
【0018】また、ディテントプレート14の外周部に
はディテントスプリング16の先端部が弾性的に押し付
けられている。ディテントスプリング16の先端部がデ
ィテントプレート14の外周縁に形成されたレンジ位置
決め用のディテント溝15と係合することにより節度感
が付与されるとともに、A/T6の上記各レンジ位置が
位置決めされる。
【0019】図1に示すように、車室18の運転席19
の前方にはステアリングコラム20上にステアリングホ
イール21が設けられている。運転席19の側方のフロ
ア上には前記A/T6のシフト操作を行うための第1シ
フト装置22が設けられている。また、可動部としての
運転席ドア24には前記A/T6のシフト操作を行うた
めの第2シフト装置26が設けられている。
【0020】第1シフト装置22及び第2シフト装置2
6は同一構成をなす。操作パネル28上にはPポジショ
ン及びNポジションをそれぞれ選択するための選択スイ
ッチ29,30が設けられている。また、シフトレバー
31は操作パネル28に形成された十字状のガイド溝3
2に沿って傾動操作可能に設けられている。ガイド溝3
2には車両の前後方向においてRポジション及びDポジ
ションが設定され、車両の左右方向においてDポジショ
ン以外の前進走行ポジション(3,2,L)を選択する
ための−(シフトダウン)ポジション及び+(シフトア
ップ)ポジションが設定されている。第1シフト装置2
2及び第2シフト装置26には選択スイッチ29,30
の操作及びシフトレバー31の選択操作を電気的に検出
する第1シフト検出センサ42及び第2シフト検出セン
サ44が設けられている。なお、ガイド溝32に沿って
シフトレバー31をRポジション,Dポジション,−ポ
ジション及び+ポジションのいずれかに操作してもその
操作力を解除すれば、図示しないディテント機構の機能
によりシフトレバー31はその都度ガイド溝32の交差
部の操作中心位置に戻されるようになっている。
【0021】また、インストルメントパネル34には第
2シフト装置26のシフト操作に基づく検出信号の有効
・無効を切り替えるマニュアルカットスイッチ36が設
けられている。
【0022】本実施形態にかかる車両では、上記の制御
系として役割を司る電子制御装置(ECU)として、主
にエンジン2の運転制御を行うエンジン用ECU(「E
/GECU」)38、主に上記前記A/T6の制御を行
う変速機用ECU(「A/TECU」)40を備えてい
る。各ECU38,40はそれぞれ、車内ネットワーク
回線を通じて電気的に接続されている。
【0023】A/TECU40には前記第1シフト装置
22の第1シフト検出センサ42の検出信号、前記第2
シフト装置26の第2シフト検出センサ44の検出信
号、マニュアルカットスイッチ36の設定信号が入力さ
れている。また、A/TECU40には、運転席ドア2
4を含む車両ドアの開閉状態を検出するドアスイッチ4
6の検出信号が入力されるとともに、車両の衝突を検出
する衝突検出センサ48の検出信号が入力される。
【0024】A/TECU40は、マイクロコンピュー
タが使用され、前記A/T6のシフトポジション切替え
及び前進走行ポジションにおける各変速段の自動切替え
に関連する各種ソフトウェア処理に必要なプログラムを
記憶させた読出し専用メモリ(ROM)、このプログラ
ムを実行する中央演算処理装置(CPU)、プログラム
に必要な変数を一時的に記憶する書き込み可能メモリ
(RAM)などを主体として構成されている。
【0025】A/TECU40は、エンジン2の運転状
態において前記第1シフト検出センサ42の検出信号と
前記第2シフト検出センサ44の検出信号とが同時に入
力されたときには前記第1シフト検出センサ42の検出
信号を優先し、その検出信号に基づいてモータ10の駆
動制御を行う。
【0026】また、A/TECU40は、エンジン2の
運転状態において衝突検出センサ48の検出信号に基づ
いて車両の衝突を検出すると、第2シフト装置26の非
定常状態であると判断し、第2シフト検出センサ44の
検出信号に基づくモータ10の駆動を禁止するようにな
っている。これは、車両の衝突によって異常な外力ある
いは衝撃力が作用すると、運転席ドア24に設けた第2
シフト装置26がダメージを受ける可能性があり、第2
シフト検出センサ44の検出信号の信頼性が低下する可
能性があり、そのような場合に敢えて使用を避けるよう
にする。
【0027】また、A/TECU40は、エンジン2の
運転状態においてドアスイッチ46の検出信号に基づい
て車両ドアの開放を検出すると、第2シフト装置26の
非定常状態であると判断し、第2シフト検出センサ44
の検出信号に基づくモータ10の駆動を禁止するように
なっている。運転席ドア24が開放されると第2シフト
装置26も移動し、運転者から第2シフト装置26が遠
ざかったり配置角度が変わったりしてシフトレバー31
の操作性が低下する可能性があるためである。
【0028】次に、上記A/TECU40が実行するシ
フト制御処理を図4のフローチャートに基づいて説明す
る。本処理は予め設定されている短時間毎に周期的に繰
り返し実行される処理である。
【0029】本処理が開始されると、まず、ステップ1
10においてドアスイッチ46の検出信号に基づいて運
転席ドア24が開いているかどうかが判定される。運転
席ドア24が開いていると判定されると処理はステップ
160に移行し、運転席ドア24が開いていないと判定
されるとステップ120に進む。
【0030】ステップ120にて衝突検出センサ48の
検出信号に基づいて車両が衝突したかどうかが判定され
る。車両が衝突したと判定されると処理はステップ16
0に移行し、車両が衝突していないと判定されるとステ
ップ130に進む。
【0031】ステップ130ではマニュアルカットスイ
ッチ36の設定信号がONかどうかに基づいて第2シフ
ト装置26が無効化されたかどうかが判定される。マニ
ュアルカットスイッチ36の設定信号がONであると判
定されると処理はステップ160に移行し、マニュアル
カットスイッチ36の設定信号がOFFであると判定さ
れるとステップ140に進む。
【0032】ステップ140では第1シフト装置22及
び第2シフト装置26がともにアクティブにされる。そ
の結果、第1シフト装置22のシフト操作に基づく第1
シフト検出センサ42の検出信号が有効として処理され
るとともに、第2シフト装置26のシフト操作に基づく
第2シフト検出センサ44の検出信号が有効として処理
される、次のステップ150では第1シフト装置22の
シフト操作に基づく検出信号と第2シフト装置26のシ
フト操作に基づく検出信号とが同時にA/TECU40
に入力されると、第1シフト装置22のシフト操作に基
づく検出信号が優先処理され、本ルーチンを終了する。
【0033】また、ステップ160では第1シフト装置
22のみがアクティブにされ、第1シフト装置22のシ
フト操作に基づく第1シフト検出センサ42の検出信号
が有効として処理される。
【0034】続くステップ170において第2シフト装
置26がノンアクティブにされ、第2シフト装置26の
シフト操作に基づく第2シフト検出センサ44の検出信
号は無効として処理される。
【0035】図5、図6は上記A/T6のシフト制御の
一例を示している。図5に示すように、今、実際の判定
ポジションがDポジションの状態において、マニュアル
カットスイッチ36の設定信号がタイミングt1〜t4
までの期間ONにされると、第1シフト装置22はアク
ティブにされ、第2シフト装置26はノンアクティブに
される。従って、タイミングt2において第2シフト装
置26が−ポジションにシフト操作されてもその検出信
号は無効として処理されるため、判定ポジションはDポ
ジションに維持される。
【0036】また、タイミングt3において第1シフト
装置22がRポジションにシフト操作されるとその検出
信号は有効として処理されるため、判定ポジションはR
ポジションに変更される。
【0037】タイミングt4においてマニュアルカット
スイッチ36の設定信号がOFFにされると、第1シフ
ト装置22及び第2シフト装置26はともにアクティブ
にされる。タイミングt5において運転席ドア24が開
いてドアスイッチ46の検出信号がONになると、第1
シフト装置22はアクティブにされ、第2シフト装置2
6はノンアクティブにされる。従って、タイミングt6
において第2シフト装置26がDポジションにシフト操
作されてもその検出信号は無効として処理されるため、
判定ポジションはRポジションに維持される。
【0038】また、図6はマニュアルカットスイッチ3
6の設定信号及びドアスイッチ46の検出信号が入力さ
れない状態での上記A/T6のシフト制御の一例を示し
ている。
【0039】マニュアルカットスイッチ36の設定信号
及びドアスイッチ46の検出信号が入力されないため、
第1シフト装置22及び第2シフト装置26はともにア
クティブにされる。実際の判定ポジションがPポジショ
ンの状態において、タイミングt7において第2シフト
装置26がRポジションにシフト操作されると、その検
出信号は有効として処理されるため、判定ポジションは
Rポジションに変更される。
【0040】次に、タイミングt8において第1シフト
装置22がDポジションにシフト操作されると、第2シ
フト装置26からはRポジションの検出信号が出力され
ているが、第1シフト装置22の検出信号が優先処理さ
れるため、判定ポジションはDポジションに変更され
る。第2シフト装置26の検出信号はタイミングt9ま
で出力されるが、第1シフト装置22の検出信号はタイ
ミングt9以降のタイミングt10まで出力されるの
で、判定ポジションはDポジションに維持される。この
ように、第1シフト装置22及び第2シフト装置26が
ともにアクティブにされている場合には、第1シフト装
置22によるシフト操作が優先処理される。
【0041】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果が得られる。 ・ 本実施形態では、エンジン2の運転状態において車
両の衝突が検出されると第2シフト検出センサ44の検
出信号に基づくモータ10の駆動を禁止するようにして
いる。すなわち、車両の衝突によって異常な外力が作用
すると、運転席ドア24に設けた第2シフト装置26が
ダメージを受けて第2シフト検出センサ44の検出信号
の信頼性が低下する可能性がある状態でのモータ10の
作動を防止することができる。
【0042】・ 本実施形態では、エンジン2の運転状
態において車両ドア(運転席ドア24)が開いていると
第2シフト検出センサ44の検出信号に基づくモータ1
0の駆動を禁止するようにしている。運転席ドア24が
開放されると第2シフト装置26も移動し、運転者から
第2シフト装置26が遠ざかったり配置角度が変わった
りしてシフトレバー31の操作性が低下する可能性があ
る。この状態でのモータ10の作動を防止することがで
きる。
【0043】・ 本実施形態では、第1シフト装置22
のポジション配置と第2シフト装置26のポジション配
置とは車両に対して同一配置としている。そのため、第
1シフト装置22のシフト操作と第2シフト装置26の
シフト操作とは車両に対して同一になるため、第1シフ
ト装置22及び第2シフト装置26のいずれを使用して
もシフト操作が同じであり、操作性を向上することがで
きる。また、第1シフト装置22及び第2シフト装置2
6の複数の操作ポジションはA/T6の複数のポジショ
ンに対応しているので、シフトレバー31のいずれかの
操作ポジションへの操作によって所望するポジションを
容易かつ確実に選択することができ、シフト操作性を向
上することができる。
【0044】なお、実施の形態は以下のように変更する
ことも可能である。 ・ 上記実施形態において、車両ドア(運転席ドア2
4)が開いている時、及び衝突検出時には第1シフト装
置22のシフト操作に基づくモータ10の駆動を禁止す
るようにしてもよい。
【0045】・ 上記実施形態において、第2シフト装
置26をステアリングコラム20に設けてもよい。 ・ 上記実施形態において、第1シフト装置22及び第
2シフト装置26をシフトレバー31を備えるものとし
たが、このシフトレバー31を省略するとともに各ポジ
ション配置に対応する操作スイッチを設けたものとして
もよい。
【0046】・ 上記実施形態では、シフトレバー31
の操作に基づく第1シフト検出センサ42及び第2シフ
ト検出センサ44の検出信号に基づいてアクチュエータ
としてのポジション切替用のモータ10を駆動制御して
A/T6のポジションを切り替えるようにしたが、A/
T6に内蔵されたシフトバルブを駆動制御することによ
り変速段を切り替えるように構成してもよい。
【0047】・ 上記実施形態では自動変速機のシフト
制御装置に具体化したが、シフト装置のシフト操作を電
気的に検出して変速機のシフトポジション又は変速比を
切り替えるようにした変速機のシフト制御装置に具体化
してもよい。例えばマニュアルシフトを行う手動変速
機、自動変速モードを備えた手動変速機、あるいは無段
変速機のシフト制御装置に具体化してもよい。
【0048】・ 上記実施形態において、第1シフト装
置22の複数の操作位置の配置状態と第2シフト装置2
6の複数の操作位置の配置状態を運転席19に対して対
称配置となるように構成してもよい。この場合にも、第
1シフト装置及び第2シフト装置のいずれを使用しても
シフト操作を容易に行うことができ、シフト操作性を向
上することができる。
【0049】次に、上記実施形態から把握できる他の技
術的思想を、以下に記載する。 ・ 請求項1〜6のいずれかに記載の変速機のシフト制
御装置において、前記第1のシフト装置のシフト操作は
前記第2のシフト装置のシフト操作に優先されることを
特徴とする変速機のシフト制御装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるシフト装置の配置図。
【図2】実施形態にかかる自動変速機を搭載した車両及
びそのシフト制御装置を示す概略構成図。
【図3】シフト制御装置の要部の概略図。
【図4】シフト制御処理を示すフローチャート。
【図5】シフト制御の一例を示すタイムチャート。
【図6】シフト制御の一例を示すタイムチャート。
【符号の説明】
6…自動変速機、10…ポジション切替用のモータ、2
2…第1シフト装置、24…運転席ドア、26…第2シ
フト装置、31…シフトレバー、40…A/TECU、
42,44…シフト検出センサ、46…ドアスイッチ、
48…衝突検出センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 友松 秀夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 (72)発明者 宮田 英樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 3D040 AA01 AA13 AA22 AA33 AB01 AC07 AC36 AC66 AD05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速機のシフトポジション又は変速比を選
    択する操作手段を有する第1シフト装置と、 同じく変速機のシフトポジション又は変速比を選択する
    操作手段のシフト操作を電気的に検出する第2シフト装
    置とを備え、 該第1シフト装置のシフト操作又は該第2シフト装置の
    シフト検出信号に基づいて切替手段を駆動することによ
    り変速機のシフトポジション又は変速比を切り替えるよ
    うにした変速機のシフト制御装置において、 前記第1シフト装置の複数の操作位置の配置状態と前記
    第2シフト装置の複数の操作位置の配置状態とを運転席
    に対して同一配置としたことを特徴とする変速機のシフ
    ト制御装置。
  2. 【請求項2】変速機のシフトポジション又は変速比を選
    択する操作手段を有する第1シフト装置と、 同じく変速機のシフトポジション又は変速比を選択する
    操作手段のシフト操作を電気的に検出する第2シフト装
    置とを備え、 該第1シフト装置のシフト操作又は該第2シフト装置の
    シフト検出信号に基づいて切替手段を駆動することによ
    り変速機のシフトポジション又は変速比を切り替えるよ
    うにした変速機のシフト制御装置において、 前記第1シフト装置の複数の操作位置の配置状態と前記
    第2シフト装置の複数の操作位置の配置状態とを運転席
    に対して対称配置としたことを特徴とする変速機のシフ
    ト制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び2のいずれかに記載の変速機
    のシフト制御装置において、 前記第2シフト装置は前記車両の可動部に設置したこと
    を特徴とする変速機のシフト制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の変速機のシフト制御装置
    において、 前記可動部は車両ドアであることを特徴とする変速機の
    シフト制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の変速機の
    シフト制御装置において、 前記第2シフト装置の操作手段は、操作中心位置とその
    周りのそれぞれ異なる方向に設定された複数の操作位置
    との間を往復移動可能に設けられていることを特徴とす
    る変速機のシフト制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の変速機の
    シフト制御装置において、 前記第1シフト装置は、前記操作手段のシフト操作を電
    気的に検出するものであることを特徴とする変速機のシ
    フト制御装置。
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