JP2003033082A - 電動機の駆動装置 - Google Patents

電動機の駆動装置

Info

Publication number
JP2003033082A
JP2003033082A JP2001214603A JP2001214603A JP2003033082A JP 2003033082 A JP2003033082 A JP 2003033082A JP 2001214603 A JP2001214603 A JP 2001214603A JP 2001214603 A JP2001214603 A JP 2001214603A JP 2003033082 A JP2003033082 A JP 2003033082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assist
motor
electric motor
discriminating
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001214603A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kimura
誠 木村
Susumu Tanaka
進 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Unisia Automotive Ltd filed Critical Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority to JP2001214603A priority Critical patent/JP2003033082A/ja
Publication of JP2003033082A publication Critical patent/JP2003033082A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動式パワーステアリング装置において、簡
単な回路構成によりアシストモータ8のアシスト方向を
判別できるとともに、逆アシストが生じた場合に装置の
異常と判断することができる電動機の駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 バッテリ13の正極と接地間に、リレー
回路12a、電流検出用抵抗21、FET22a〜22
dをブリッジ接続したブリッジ回路22を順次直列に接
続し、共通接続点P1,P2間にアシストモータ8を接続
する。接続点P 1,P2の電圧を電圧モニタ回路23a,
23bで検出し、該検出電圧をサブマイクロコンピュー
タ24Sに取り込む。サブマイクロコンピュータ24
Sは、前記モータ両端の検出電圧の大小関係からモータ
電流の方向(すなわちアシストモータ8のアシスト方
向)を推定し、該アシスト方向とトルクセンサ7から取
り込んだ操舵トルク方向とが異なる時に、逆アシストと
判定(異常有りと判断)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡単な回路構成に
より電動機の駆動方向を判別できるようにした電動機の
駆動装置に係り、例えば車両の操舵系に対して操舵補助
力を発生するアシストモータを有した電動式パワーステ
アリング装置において、アシストモータのアシスト方向
を判別し得る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電動式パワーステアリング装置は
例えば図5のように構成されていた。図5において、ス
テアリングホィール1は第1のステアリングシャフト2
aおよびユニバーサルジョイント3を介して第2のステ
アリングシャフト2bに連結されている。
【0003】この第2のステアリングシャフト2bは、
ピニオン4およびラック5を介して操向車輪のタイロッ
ド6に結合されている。第2のステアリングシャフト2
bにはステアリングホィール1の操舵トルクを検出する
トルクセンサ7が設けられ、ステアリングホィール1の
操舵力を補助するアシストモータ(直流電動機)8が減
速ギヤ9を介して第2のステアリングシャフト2bに結
合されている。10はセンサによりエンジン回転数、車
速、操舵輪荷重等の車両の走行状態を検出する車両状態
検出装置である。
【0004】11は、車両状態検出装置10の検出出
力、トルクセンサ7の検出トルク、図示省略の電流検出
器、電圧検出器から得た検出電流、検出電圧等からモー
タ駆動電流(目標電流指令値)を求め、該目標電流指令
値に基づいてアシストモータ8に供給する電流を制御す
るコントローラであり、例えばマイクロコンピュータで
構成されている。
【0005】12は、イグニッションキーのキースイッ
チ投入によりオンとなり、例えば誤動作時にオフとなる
リレーである。コントローラ11およびアシストモータ
8は、リレー12を介して供給されるバッテリ13の電
源によって駆動される。
【0006】上記のように構成された装置では、コント
ローラ11のモータ駆動制御部によってアシストモータ
8を駆動し、操舵トルクにアシストトルクを付加してス
テアリングホィール1の操作性を向上させている。
【0007】この際、外力等の影響により、操舵アシス
ト方向(トルクセンサ7の操舵トルク検出方向)と逆方
向にアシストモータ8が駆動される(すなわち逆アシス
トとなる)ことがないようにするため、アシストモータ
8のアシスト方向を判別する必要がある。
【0008】このアシストモータのアシスト方向を判別
するには、例えば特開平10−264842号公報に開
示されているように、アシストモータの電流検出値と該
モータの端子電圧とによりアシストモータの回転方向を
推定する方法がある。
【0009】また例えば、特開平2−246870号公
報や特開平3−186477号公報に開示されているよ
うに、モータの駆動回路(FET等の半導体制御素子を
ブリッジ接続したブリッジ回路)に橋絡された電流検出
用の抵抗を設け、該抵抗の端子電圧を差動アンプに入力
してモータの回転方向を検出する方法がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記特開
平10−264842号公報に開示されたアシスト方向
判別方法は、モータの端子電圧検出手段に加え、モータ
の電流検出値を得るためにモータの駆動回路(ブリッジ
回路)に橋絡されたシャント抵抗等が必要となり、コス
トアップを招くという問題があった。
【0011】またシャント抵抗による電流検出値も考慮
した制御を行わなければならず、その分パラメータが増
えてしまい回路構成も複雑化してしまうという欠点があ
った。
【0012】また前記特開平2−246870号公報や
特開平3−186477号公報に開示されたアシスト方
向判別方法は、モータの駆動回路(ブリッジ回路)に橋
絡された抵抗が必要となるばかりか、差動アンプを含め
た回路構成が複雑となるという問題があった。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、簡単な回路構成により電動機の駆動方向を
判別することができるとともに、電動機の駆動方向指示
信号が示す駆動方向と電動機の駆動方向とが逆の場合、
例えば逆のアシストが生じた場合に装置の異常を判断す
ることができる電動機の駆動装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の電動機の駆動装置は、直流電源の正負電源母
線間に接続されるとともに、半導体制御素子をブリッジ
接続して成るブリッジ回路と、前記ブリッジ回路の正極
側アームと負極側アームの共通接続点間に接続された電
動機と、前記電動機の両端子電圧値を検出する電圧値検
出手段と、前記両端子電圧値の大小判別を行う電圧大小
判別手段と、前記電圧大小判別手段によって判別された
端子電圧の大小関係によって電動機の駆動方向を判別す
る駆動方向判別手段とを有することを特徴としている。
【0015】また、前記駆動方向判別手段によって判別
された電動機の駆動方向と、前記ブリッジ回路の半導体
制御素子を駆動制御する制御部の駆動方向指示信号とが
異なる場合、装置の異常と判断する異常判断手段を有す
ることを特徴としている。
【0016】また、前記電動機は電動式パワーステアリ
ング装置におけるアシストモータで構成され、前記駆動
方向判別手段は前記アシストモータの駆動方向に基づく
アシスト方向を判別するアシスト方向判別手段で構成さ
れ、操舵軸に設けられた操舵アシスト方向検出手段によ
って検出された操舵アシスト方向と、前記アシスト方向
判別手段によって判別されたアシストモータのアシスト
方向とが異なる場合、装置の異常と判断する異常判断手
段を有することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
一実施形態例を説明する。図1は、本発明を前記図5の
電動式パワーステアリング装置に適用した実施形態例を
示している。図1において図5と同一部分は同一符号を
もって示している。
【0018】図1において、バッテリ13の正極側はリ
レー回路12aおよび電流検出用抵抗21を介して、電
界効果トランジスタ(以下、FETと称する)22a〜
22dをブリッジ接続して成るブリッジ回路22に接続
されている。
【0019】FET22aおよび22cの共通接続点P
1とFET22bおよび22dの共通接続点P2との間に
は、アシストモータ8が接続されている。FET22c
および22dの共通接続点は接地されている(バッテリ
13の負極側に接続されている)。
【0020】前記アシストモータ8の一方の端子側の前
記共通接続点P1の電圧は電圧モニタ回路23a(本発
明の電圧値検出手段)によって検出され、該検出電圧値
信号はサブマイクロコンピュータ24Sに導入される。
【0021】前記アシストモータ8の他方の端子側の前
記共通接続点P2の電圧は電圧モニタ回路23b(本発
明の電圧値検出手段)によって検出され、該検出電圧値
信号はサブマイクロコンピュータ24Sに導入される。
【0022】このサブマイクロコンピュータ24Sは、
前記電圧モニタ回路23a,23bから導かれたアシス
トモータ8の両端子(P1,P2)の電圧値の大小を判別
する電圧大小判別機能と、該判別された端子電圧の大小
関係によってアシストモータ8の回転方向、すなわちア
シスト方向を判別するアシスト方向判別機能と、トルク
センサ7の検出トルク信号を取り込むとともに、該検出
トルク信号から得られる操舵アシスト方向と、前記アシ
ストモータ8のアシスト方向とが異なる場合、装置の異
常と判断する異常判断機能とを備えている。
【0023】前記サブマイクロコンピュータ24Sの電
圧大小判別機能およびアシスト方向判別機能は、電圧モ
ニタ回路23a,23bからの検出電圧値(アシストモ
ータ8の両端子P1,P2の電圧と等価)を比較し、モー
タ電流が、電圧の高い端子側から低い端子側に流れるこ
とを利用して、モータ電流方向を推定することで実行さ
れる。
【0024】また前記異常判断機能は、前記検出トルク
による操舵アシスト方向と前記推定されたモータ電流方
向(アシストモータ8のアシスト方向)とが異なると
き、すなわち図2の操舵トルク−モータ電流特性図に示
す逆アシスト判定領域となったときに、異常有りと判断
し、その場合はアシストモータ8への電源供給を断つ制
御を行う。
【0025】24Mはメインマイクロコンピュータであ
り、前記電流検出用抵抗21に流れる電流により検出し
た電圧をオペアンプ25を介して取り込んだ電圧や、ト
ルクセンサ7のトルク検出信号等からモータ駆動電流
(目標電流指令値)を演算し、該目標電流指令値に基づ
いてアシストモータ8に供給する電流を制御する機能を
有している。
【0026】26はメインマイクロコンピュータ24M
およびサブマイクロコンピュータ24Sからアンドゲー
ト27aを介して導入される制御信号に基づいて、リレ
ー回路12aのコイルを励磁してその接点をオンした
り、該コイルを非励磁としてその接点をオフするリレー
駆動回路である。
【0027】メインマイクロコンピュータ24Mおよび
サブマイクロコンピュータ24Sからは、イネーブル信
号用の制御信号がアンドゲート27bに入力され、該ア
ンドゲート27bのゲート出力(イネーブル信号)はア
ンドゲート27c,27dの各一方の入力端子に入力さ
れる。
【0028】前記アンドゲート27c,27dの各他方
の入力端子には、メインマイクロコンピュータ24M
らの目標電流指令信号が供給され、各出力端子はプリド
ライバ28a,28bに接続されている。
【0029】プリドライバ28a,28bはメインマイ
クロコンピュータ24Mで演算された目標電流指令値に
基づいて決定されるデューティ比のパルス幅変調(PW
M)信号を、前記ブリッジ回路22のFET22a,2
2bの各ゲートに供給して該FETをオン、オフ制御す
るプリドライバである。
【0030】28c,28dは、メインマイクロコンピ
ュータ24Mからの制御信号によって、アシストモータ
8を駆動する期間ブリッジ回路22のFET22c,2
2dの各ゲートに、連続した駆動信号(オン制御信号)
を供給するプリドライバである。
【0031】前記電圧モニタ回路23a,23bは例え
ば図3のように構成される。すなわち、アシストモータ
8の一方の端子P1と接地間に直列接続した抵抗31
a,32aと該抵抗32aに並列接続したノイズ除去用
のコンデンサ33aとで電圧モニタ回路23aを構成
し、アシストモータ8の他方の端子P2と接地間に直列
接続した抵抗31b,32bと該抵抗32bに並列接続
したノイズ除去用のコンデンサ33bとで電圧モニタ回
路23bを構成している。
【0032】そして前記抵抗31aおよび32aの共通
接続点(分圧点)電位と、抵抗31bおよび32bの共
通接続点(分圧点)電位をサブマイクロコンピュータ2
Sに導入している。前記コンデンサ33a,33b
は、FET22a,22bのPWM制御に影響を与えな
い容量に設定されている。
【0033】尚メインマイクロコンピュータ24M、サ
ブマイクロコンピュータ24Sとその周辺回路との信号
の授受は図示省略のインターフェースを介して行われる
ものである。
【0034】次に、上記のように構成された装置の動作
を図4の逆アシスト検出フローチャートに沿って述べ
る。まず、装置の通常運転時は、メインマイクロコンピ
ュータ24Mおよびサブマイクロコンピュータ24Sから
アンドゲート27aに例えばハイレベル信号が供給され
ており、リレー駆動回路26から出力されるリレー駆動
信号によってリレー回路12aのコイルが励磁状態にさ
れ、その接点がオンとなり、バッテリ13からブリッジ
回路22へ電源が供給されている。
【0035】またメインマイクロコンピュータ24M
よびサブマイクロコンピュータ24Sからアンドゲート
27bには、ともにハイレベル信号が供給され、該アン
ドゲート27bの出力信号(ハイレベルのイネーブル信
号)によってアンドゲート27c,27dの各一方の入
力ゲートにはハイレベル信号が入力されている。
【0036】ブリッジ回路22のFET22a又は22
bは、プリドライバ28a又は28bによってパルス幅
変調制御され、FET22c又は22dはプリドライバ
28c又は28dによって連続してオン制御される。
【0037】このためバッテリ13からリレー回路12
aおよび電流検出用抵抗21を介してブリッジ回路22
に供給される電流は、FET22a(又は22b)→ア
シストモータ8→FET22d(又は22c)→接地な
る経路で流れ、アシストモータ8は右回転(又は左回
転)する。これによって、ステアリングホィール1によ
り操舵操作されている方向へ回転して、操舵力を補助す
る。
【0038】このときサブマイクロコンピュータ24S
は、電圧モニタ回路23a,23bを介して導入される
アシストモータ8の両端子P1,P2の電圧を読み込む
(図4のステップS1)。そして前記両端子P1,P2
電圧値の大きさを比較し(ステップS2)、該電圧値の
大小に基づいてモータ電流方向の推定を行う(ステップ
3)。
【0039】例えばブリッジ回路22内において、FE
T22a→アシストモータ8→FET22dなる経路で
電流が流れているときは、端子P1の電圧>端子P2の電
圧となり、例えば右回転方向と推定され、またFET2
2b→アシストモータ8→FET22cなる経路で電流
が流れているときは、端子P2の電圧>端子P1の電圧と
なり、例えば左回転方向と推定される。
【0040】次にステップS4において、トルクセンサ
7のトルク検出信号を取り込む。すなわち、トーション
バートルクにハンドル振動低減の為のローパスフィルタ
ー処理(高域成分除去)を施し、操舵トルクとする。
【0041】次にステップS5,S6において、操舵トル
ク方向とモータ電流方向とが一致するか否かを判定し、
一致しない場合、すなわち前記図2の逆アシスト領域の
場合は異常有りと判断する(逆アシスト検出フラグ:
1)。
【0042】この場合はステップS7においてフェイル
セーフ処理を行って、装置動作を停止させる。具体的に
は、サブマイクロコンピュータ24Sからアンドゲート
27aに供給される制御信号レベルがハイレベルからロ
ーレベルに切り換わり、アンド条件不成立となってリレ
ー駆動回路26の動作がオフとなり、リレー回路12a
のコイルに励磁電流は流れなくなりその接点はオフとな
る。このためブリッジ回路22に電流は供給されなくな
る。
【0043】またサブマイクロコンピュータ24Sから
アンドゲート27bに供給される制御信号レベルがハイ
レベルからローレベルに切り換わって、アンド条件が不
成立となり(イネーブル信号がハイレベルからローレベ
ルとなる)、アンドゲート27c,27dの出力ゲート
信号もローレベルとなるので、プリドライバ28a,2
8bの駆動が停止し、FET22a,22bがオフ状態
となる。
【0044】尚図4のステップS6において、異常無し
と判断された(逆アシスト検出フラグ:0)場合は、再
度ステップS1〜S6の処理を繰り返す。
【0045】尚、前記電流検出用抵抗21からオペアン
プ25を介してサブマイクロコンピュータ24Sに導入
される電流検出信号は、過電流検出時に装置動作を停止
させるためにも用いられる。
【0046】上記のように、端子電圧P1,P2の電圧値
の大小関係を判別するだけで、アシストモータ8の回転
方向、すなわちアシスト方向を容易に判別することがで
きる。このためアシストモータ8の回転方向を判別する
ために、例えば高価なシャント抵抗等を特別に設ける必
要はない。
【0047】さらに簡単な構成によって異常判断をする
ことができるので、電動パワーステアリング装置におけ
る逆アシストを確実に防止することができる。
【0048】尚、前記メインマイクロコンピュータ24
Mおよびサブマイクロコンピュータ24Sは合体させて単
体で構成しても良い。
【0049】また前記ブリッジ回路22のFET22a
〜22dは、前述したようにFET22a又は22bを
PWM制御し、FET22c又は22dを連続してオン
制御するに限らず、他の制御方式で制御されるものであ
っても良い。
【0050】またブリッジ回路を構成する半導体制御素
子は、FETに限らず他の半導体制御素子で構成されて
も良い。
【0051】尚本発明は、前記実施形態例のように電動
式パワーステアリング装置に適用するに限らず、他の装
置、例えば電動機の回転方向を監視し、表示する装置に
適用しても良い。この場合の異常判断手段は、前記判別
された電動機の駆動方向と、前記ブリッジ回路の半導体
制御素子を駆動制御する制御部の駆動方向指示信号とが
異なる場合、装置の異常と判断する手段で構成される。
【0052】そしてこのように構成した場合も前記同様
に電動機両端子電圧値の大小関係を判別するだけで電動
機の駆動方向(回転方向)を容易に判別することができ
る。このため電動機の駆動方向の判別および異常判断の
ための回路構成が極めて簡単化される。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電動機両
端子電圧値の大小関係を判別するだけで電動機の駆動方
向(回転方向)を容易に判別することができる。このた
め電動機の駆動方向の判別および異常判断のための回路
構成が極めて簡単化される。
【0054】特に本発明を電動式パワーステアリング装
置に適用した場合は、アシストモータの両端子電圧の電
圧値の大小関係を判別するだけで、アシストモータの回
転方向、すなわちアシスト方向を容易に判別することが
できる。このためアシストモータの回転方向を判別する
ために、例えば高価なシャント抵抗等を特別に設ける必
要はなく、コストを抑えることができる。さらに簡単な
構成によって異常判断をすることができるので、電動式
パワーステアリング装置における逆アシストを確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示すモータ制御ブロッ
ク図。
【図2】電動式パワーステアリング装置における操舵ト
ルクとモータ電流の関係を示す特性図。
【図3】本発明の一実施形態例の要部回路図。
【図4】本発明の一実施形態例を示し、逆アシスト検出
のフローチャート。
【図5】電動式パワーステアリング装置の一例を示す構
成図。
【符号の説明】
1…ステアリングホィール 7…トルクセンサ 8…アシストモータ 12a…リレー回路 13…バッテリ 21…電流検出用抵抗 22…ブリッジ回路 22a〜22d…FET 23a,23b…電圧モニタ回路 24M…メインマイクロコンピュータ 24S…サブマイクロコンピュータ 25…オペアンプ 26…リレー駆動回路 27a〜27d…アンドゲート 28a〜28d…プリドライバ 31a,31b,32a,32b…抵抗 33a,33b…コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D033 CA03 CA16 CA21 CA33 5H571 AA03 BB10 CC04 EE02 GG04 HA09 HC01 HD02 JJ04 LL22 LL23 MM08 MM20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源の正負電源母線間に接続される
    とともに、半導体制御素子をブリッジ接続して成るブリ
    ッジ回路と、 前記ブリッジ回路の正極側アームと負極側アームの共通
    接続点間に接続された電動機と、 前記電動機の両端子電圧値を検出する電圧値検出手段
    と、 前記両端子電圧値の大小判別を行う電圧大小判別手段
    と、 前記電圧大小判別手段によって判別された端子電圧の大
    小関係によって電動機の駆動方向を判別する駆動方向判
    別手段とを有することを特徴とする電動機の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動方向判別手段によって判別され
    た電動機の駆動方向と、前記ブリッジ回路の半導体制御
    素子を駆動制御する制御部の駆動方向指示信号とが異な
    る場合、装置の異常と判断する異常判断手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電動機の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記電動機は電動式パワーステアリング
    装置におけるアシストモータで構成され、 前記駆動方向判別手段は前記アシストモータの駆動方向
    に基づくアシスト方向を判別するアシスト方向判別手段
    で構成され、 操舵軸に設けられた操舵アシスト方向検出手段によって
    検出された操舵アシスト方向と、前記アシスト方向判別
    手段によって判別されたアシストモータのアシスト方向
    とが異なる場合、装置の異常と判断する異常判断手段を
    有することを特徴とする請求項1に記載の電動機の駆動
    装置。
JP2001214603A 2001-07-16 2001-07-16 電動機の駆動装置 Pending JP2003033082A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214603A JP2003033082A (ja) 2001-07-16 2001-07-16 電動機の駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214603A JP2003033082A (ja) 2001-07-16 2001-07-16 電動機の駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003033082A true JP2003033082A (ja) 2003-01-31

Family

ID=19049384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001214603A Pending JP2003033082A (ja) 2001-07-16 2001-07-16 電動機の駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003033082A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188026A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Asmo Co Ltd モータ駆動装置
JP2014100002A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Mitsubishi Electric Corp モータ制御装置、モータ制御方法および電動パワーステアリング装置
JP2016144378A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 株式会社デンソー モータ駆動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013188026A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Asmo Co Ltd モータ駆動装置
JP2014100002A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Mitsubishi Electric Corp モータ制御装置、モータ制御方法および電動パワーステアリング装置
JP2016144378A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 株式会社デンソー モータ駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3518944B2 (ja) モータ駆動装置
KR100386174B1 (ko) 자동차용 스티어링 모터 구동장치를 위한 이상 검출장치
JP3556678B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3812720B2 (ja) モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置
US5602735A (en) Control apparatus for motor-driven power steering system in which power suppy to an electric clutch is reduced upon detection of a malfunction
JPWO2005105548A1 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2013079027A (ja) 電動パワーステアリング装置
US7002313B2 (en) Electric power steering device control apparatus
JP5387994B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH10167086A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
CA2355019C (en) Electrically-driven power steering system having failure detection function
JP4016976B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP4506784B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3550978B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP2003033082A (ja) 電動機の駆動装置
JPH11263240A (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JPH06298104A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP3641921B2 (ja) 電動パワーステアリング装置の制御装置
JP3572801B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH08310418A (ja) 電動パワ−ステアリング装置の制御装置
JP3574908B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2011213255A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP3511563B2 (ja) 電動パワーステアリング制御装置
JP4021186B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH08310416A (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217