JP2003028033A - 内燃機関の始動装置 - Google Patents

内燃機関の始動装置

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JP2003028033A
JP2003028033A JP2001213429A JP2001213429A JP2003028033A JP 2003028033 A JP2003028033 A JP 2003028033A JP 2001213429 A JP2001213429 A JP 2001213429A JP 2001213429 A JP2001213429 A JP 2001213429A JP 2003028033 A JP2003028033 A JP 2003028033A
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rotation
hydraulic
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Ryuichi Mori
隆一 森
Junya Tachikawa
純也 立川
Koichi Fushimi
宏一 伏見
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機のブラシの摩耗および摩擦回転抵抗の
増大を防止でき、油圧アクチュエータおよび電動機の一
方が作動不能な状態の場合でも、他方で始動を支障なく
行える内燃機関の始動装置を提供する。 【解決手段】 油圧アクチュエータ15と、油圧アクチ
ュエータ15で回転駆動される第1回転軸15aと、電
動機17と、第1回転軸15aに並列に配置され、電動
機17で回転駆動される第2回転軸17aと、クランク
軸2と一体に回転する被駆動ギヤ4と、始動時に被駆動
ギヤ4に噛み合う駆動ギヤ12と、駆動ギヤ12に連結
された第3回転軸13と、第1および第3の回転軸15
a、13を互いに遮断可能に連結し、第1回転軸15a
の回転を第3回転軸13に伝達する第1動力伝達機構1
9と、第2および第3の回転軸17a、13を互いに遮
断可能に連結し、第2回転軸17aの回転を第3回転軸
13に伝達する第2動力伝達機構21と、を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧アクチュエー
タおよび電動機により内燃機関を始動する内燃機関の始
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の始動装置として、例えば
実開昭59−73579号公報に記載されたものが知ら
れている。この始動装置は、電気モータおよび油圧モー
タを有し、内燃機関(以下「エンジン」という)の始動
を、両モータのいずれによっても行えるように構成され
ている。電気モータは、その回転軸にスプライン結合さ
れたピニオンを有し、始動時、このピニオンは、飛び込
み機構によって、エンジン側に向かって軸線方向にスラ
イドし、エンジンのクランク軸と一体のリングギヤに噛
み合わされる。一方、油圧モータは、電気モータの回転
軸の上記ピニオンと反対側に配置され、回転軸の同軸上
にワンウェイクラッチを介して直列に連結されている。
油圧モータは、アキュムレータに蓄圧された油圧によっ
て駆動され、油圧モータの作動・停止は、アキュムレー
タ内の油圧に応じ、アキュムレータとの間に設けた電磁
開閉弁の開閉によって制御される。
【0003】この始動装置では、始動時、電気モータの
ピニオンが、飛び込み機構によってリングギヤに噛み合
わされるとともに、アキュムレータ内の油圧が所定値以
上のときに、油圧モータが駆動される。これにより、油
圧モータの回転が、ワンウェイクラッチを介して電気モ
ータの回転軸に伝達され、さらにピニオンからリングギ
ヤに伝達されることによって、エンジンが始動される。
一方、アキュムレータ内の油圧が上記所定値未満のとき
には、油圧モータが停止されるとともに、電気モータが
駆動されることによって、エンジンが始動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の始
動装置では、油圧モータが電気モータに直列に連結され
ているため、電気モータで始動する場合には、ワンウェ
イクラッチが空転することで、油圧モータには電気モー
タの回転が伝達されない一方、油圧モータで始動する場
合には、その回転がワンウェイクラッチを介して電気モ
ータに伝達され、電気モータが油圧モータと同じ回転数
で一緒に回転してしまう。このため、電気モータの回転
軸に常に接触しているブラシが摩耗しやすいという問題
がある。このブラシの摩耗の問題は、油圧モータがもつ
高トルク特性を利用して、アイドルストップ時の再始動
に適用し、これを短時間で行おうとした場合には、電気
モータによる場合よりも始動回転数が高くなるため、特
に顕著になる。そして、ブラシの摩耗が進むと、摩擦に
よる回転抵抗が大きくなってしまい、エンジン側への油
圧モータのトルクの伝達効率が低下するため、始動性に
悪影響を及ぼすとともに、油圧モータを出力の大きいも
のに設計する必要がある。
【0005】また、油圧モータによる始動回転数の増大
に伴い、高回転に耐えられるよう、電気モータを、本来
の始動のためには必要でないにもかかわらず、堅牢な構
造に設計しなければならず、余分なコスト増を招く。さ
らに、電気モータが異物のかみ込みによる固着などによ
って作動不能な状態になった場合には、油圧モータによ
る始動も不能になる結果、始動がまったく不可能になっ
てしまう。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、油圧アクチュエータとの併用に
伴う電動機のブラシの摩耗、およびそれに起因する摩擦
回転抵抗の増大を防止できるとともに、油圧アクチュエ
ータおよび電動機の一方が作動不能な状態になった場合
でも、他方により始動を支障なく行うことができる内燃
機関の始動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、クランク軸2を回
転駆動することによって内燃機関1を始動する内燃機関
の始動装置であって、油圧により駆動される油圧アクチ
ュエータ(実施形態における(以下、本項において同
じ)油圧モータ15)と、油圧アクチュエータにより回
転駆動される第1回転軸(回転軸15a)と、電動機
(電気モータ17)と、第1回転軸に並列に配置され、
電動機により回転駆動される第2回転軸(回転軸17
a)と、クランク軸2と一体に回転する被駆動ギヤ(リ
ングギヤ4)と、内燃機関1の始動時に被駆動ギヤに噛
み合う駆動ギヤ(ピニオンギヤ12)と、駆動ギヤに連
結された第3回転軸(出力軸13)と、第1および第3
の回転軸を互いに遮断可能に連結し、第1回転軸の回転
を第3回転軸に伝達する第1動力伝達機構(第1ワンウ
ェイクラッチ19)と、第2および第3の回転軸を互い
に遮断可能に連結し、第2回転軸の回転を第3回転軸に
伝達する第2動力伝達機構(第2ワンウェイクラッチ2
1)と、を備えていることを特徴とする。
【0008】この内燃機関の始動装置では、油圧アクチ
ュエータにより回転駆動される第1回転軸と、電動機に
より回転駆動される第2回転軸が、互いに並列に配置さ
れている。第1回転軸は、駆動ギヤを連結した第3回転
軸に、第1動力伝達機構によって遮断可能に連結され、
第2回転軸は、第3回転軸に第2の動力伝達機構によっ
て遮断可能に連結されている。そして、油圧アクチュエ
ータによる始動時には、クランク軸と一体の被駆動ギヤ
に駆動ギヤが噛み合うとともに、第1動力伝達機構を連
結状態とし且つ第2動力伝達機構を遮断状態とした状態
で、油圧アクチュエータが駆動される。これにより、油
圧アクチュエータの回転が、第1回転軸および第1動力
伝達機構を介して、第3回転軸に伝達され、さらに駆動
ギヤを介して被駆動ギヤに伝達されることによって、内
燃機関が始動される。この場合、第2回転軸が第2動力
伝達機構により第3回転軸に対して遮断されているの
で、電動機には、内燃機関および油圧アクチュエータの
動力はまったく伝達されず、電動機が回転させられるこ
とも、回転抵抗になることもない。
【0009】一方、電動機による始動時には、被駆動ギ
ヤに駆動ギヤが噛み合うとともに、上記とは逆に、第1
動力伝達機構を遮断状態とし且つ第2動力伝達機構を連
結状態とした状態で、電動機が駆動される。これによ
り、電動機の回転が、第2回転軸および第2動力伝達機
構を介して、第3回転軸に伝達されることによって、内
燃機関が始動される。この場合もまた、第1回転軸が第
1動力伝達機構により第3回転軸に対して遮断されてい
るので、油圧アクチュエータには、内燃機関および電動
機の動力はまったく伝達されず、油圧アクチュエータが
回転させられることも、回転抵抗になることもない。
【0010】以上のように、本発明の始動装置によれ
ば、油圧アクチュエータおよび電動機の動力を、相互間
の動力伝達を遮断した状態で、内燃機関に選択的に伝達
し、これを始動することができる。すなわち、油圧アク
チュエータおよび電動機のいずれによる始動の場合で
も、他方をまったく回転させることなく、互いに独立し
て、始動を行うことができる。その結果、油圧アクチュ
エータとの併用に伴う電動機のブラシの摩耗、およびそ
れに起因する摩擦回転抵抗の増大を防止することができ
る。また、油圧アクチュエータがもつ高回転特性に合わ
せて、電動機を堅牢化するなどの余分な設計も不要にな
る。さらに、油圧アクチュエータおよび電動機の一方が
作動不能な状態になった場合でも、他方によって始動を
支障なく行うことができる。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
内燃機関の始動装置において、第1および第2の動力伝
達機構は、第1および第2の回転軸が第3回転軸を駆動
する方向に回転するときのみ、第1および第2の回転軸
の回転を第3回転軸に伝達する第1および第2のワンウ
ェイクラッチ19、21でそれぞれ構成されていること
を特徴とする。
【0012】この構成によれば、油圧アクチュエータに
よる始動時には、第1回転軸の回転が第1ワンウェイク
ラッチを介して第3回転軸に伝達される一方、その際、
第2ワンウェイクラッチは空転するので、第2および第
3の回転軸は互いに遮断状態になる。一方、電動機によ
る始動時には、上記とは逆に、第2回転軸の回転が第2
ワンウェイクラッチを介して第3回転軸に伝達され、第
1ワンウェイクラッチの空転によって、第2および第3
の回転軸が互いに遮断される。以上のように、本発明の
始動装置では、第1および第2動力伝達機構としてそれ
ぞれワンウェイクラッチを採用することにより、油圧ア
クチュエータおよび電動機の一方による始動時に、他方
の遮断状態を、単純な構成により、制御をまったく必要
とすることなく、容易に実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形
態による内燃機関の始動装置を示している。同図の符号
1は、内燃機関(以下「エンジン」という)(ENG)
であり、そのクランク軸2には、フライホイール3が固
定されている。また、このフライホイール3の外周面に
は、これに沿って、ヘリカルギヤから成るリングギヤ4
が一体に形成されている。
【0014】一方、始動装置11は、上記リングギヤ4
(被駆動ギヤ)と、ピニオンギヤ12(駆動ギヤ)と、
一端部にピニオンギヤ12を連結した出力軸13(第3
回転軸)と、エンジン1の始動時に、ピニオンギヤ12
をリングギヤ4側に移動させ、噛み合わせるためのマグ
ネットスイッチ(MG・SW)14と、始動時にピニオ
ンギヤ12を回転駆動する油圧モータ15(油圧アクチ
ュエータ)と、油圧モータ15を駆動する油圧モータ駆
動機構16と、補助駆動用の電気モータ17(電動機)
と、油圧モータ15などの作動を制御するECU5など
を備えている。
【0015】ピニオンギヤ12は、リングギヤ4に噛み
合い可能なヘリカルギヤで構成されている。また、ピニ
オンギヤ12は、出力軸13と同軸上にスプライン結合
されたピニオン軸12aの一端部に固定されており、そ
れにより、出力軸13に回転不能かつ軸線方向に移動自
在に連結されている。
【0016】マグネットスイッチ14は、プランジャ1
4a、および内蔵した励磁コイルや復帰ばね(いずれも
図示せず)などを備えたソレノイドで構成されている。
また、プランジャ14aは、出力軸13と同軸上に配置
されている。以上の構成により、マグネットスイッチ1
4の非励磁状態では、プランジャ14aがピニオンギヤ
12のピニオン軸12aと間隔を隔てて対向すること
で、ピニオンギヤ12はリングギヤ4と噛み合わない非
噛み合い位置に保持される(図1の状態)。一方、マグ
ネットスイッチ14が励磁されたときには、プランジャ
14aが突出し、ピニオン軸12aを押圧することによ
って、ピニオンギヤ12はリングギヤ4に噛み合う噛み
合い位置に駆動される(図示せず)。
【0017】油圧モータ15は、例えば斜板式のもので
あり、油圧モータ駆動機構16から供給される油圧によ
って駆動される。その回転軸15a(第1回転軸)は、
出力軸13と平行に配置されるとともに、回転軸15a
と一体の出力ギヤ15bおよび中間ギヤ18a、18b
から成る増速ギヤ列18と、第1ワンウェイクラッチ1
9(第1動力伝達機構)を介して、出力軸13に連結さ
れている。この第1ワンウェイクラッチ19は、油圧モ
ータ15が駆動され、出力軸13を駆動するときのみ、
回転を伝達し、これと逆の回転関係のときには、回転を
遮断するように設定されている。
【0018】一方、電気モータ17は、油圧モータ15
による始動が不能または不適な場合に、油圧モータ15
に代わってピニオンギヤ12を回転駆動し、エンジン1
の始動を補助的に行うものである。例えばエンジン1が
極低温状態にある場合には、そのフリクションが大きい
ことで、エンジン1の始動性が低下しているため、始動
が完了するまでに時間がかかるのに対し、油圧モータ1
5は、その構造上、トルクの出力時間が比較的短いた
め、安定した始動を確保できない可能性があることか
ら、電気モータ17による始動が行われる。この電気モ
ータ17の回転軸17a(第2回転軸)は、出力軸13
と平行に且つ油圧モータ15の回転軸15aと並列に配
置されており、回転軸17aと一体の出力ギヤ17bお
よび中間ギヤ20a、20bから成る減速ギヤ列20
と、第2ワンウェイクラッチ21(第2動力伝達機構)
を介して、出力軸13に連結されている。この第2ワン
ウェイクラッチ21もまた、電気モータ17が駆動さ
れ、出力軸13を駆動するときのみ、回転を伝達するよ
うに設定されている。
【0019】油圧モータ駆動機構16は、オイルポンプ
22と、オイルポンプ22を駆動する蓄圧用の電気モー
タ23と、オイルポンプ22で昇圧された油圧を蓄圧す
るアキュムレータ24などで構成されている。オイルポ
ンプ22は、電気モータ23の回転軸23aに直結され
ているとともに、その吸込口はリザーブタンク25に接
続されている。オイルポンプ22の吐出口は、油路26
を介して油圧モータ15の入口ポート15cに接続され
ており、油路26には逆止弁27が設けられている。ま
た、油路26の逆止弁27よりも下流側からは分岐路2
6aが分岐しており、この分岐管26aにアキュムレー
タ24が設けられている。以上の構成により、電気モー
タ23の作動に伴ってオイルポンプ22が駆動され、オ
イルポンプ22で昇圧された油圧は、逆止弁27を介し
てアキュムレータ24に送られ、蓄圧される。
【0020】また、油路26には、アキュムレータ24
と油圧モータ15との間に、電磁開閉弁28が設けられ
ている。この電磁開閉弁28は、常閉型のものであり、
すなわち、その非励磁状態では油路26を閉鎖する一
方、ECU5からの駆動信号によって励磁されたときに
油路26を開放し、アキュムレータ24に蓄圧された油
圧を油圧モータ15に供給する。油圧モータ15に供給
されたオイルは、その出口ポート15dおよび戻り油路
29を介して、リザーブタンク25に戻される。さら
に、分岐路26aには、油圧センサ30が設けられてい
る。この圧力センサ30は、アキュムレータ24内の油
圧POILを検出し、その検出信号をECU5に出力す
る。
【0021】ECU5は、I/Oインターフェース、C
PU、RAMおよびROM(いずれも図示せず)などか
ら成るマイクロコンピュータで構成されている。ECU
5は、イグニッションキー(図示せず)の操作状態や油
圧センサ30からの検出信号などに応じて、マグネット
スイッチ14、電気モータ17、23および電磁開閉弁
28に駆動信号を出力することによって、それらの動作
を制御する。
【0022】次に、上記構成の始動装置11の動作を説
明する。まず、エンジン1の運転時においては、油圧セ
ンサ30で検出されたアキュムレータ24内の油圧PO
ILが、その所定値POILL以下に低下したときに、
電気モータ23が駆動され、オイルポンプ22が作動す
る。これにより、オイルポンプ22で昇圧された油圧が
アキュムレータ24に蓄圧される。なお、この所定値P
OILLは、例えば、油圧モータ15を駆動するのに十
分な油圧値として設定されている。また、油圧POIL
が所定値POILLよりも大きな所定の上限値POIL
Hに達したときには、電気モータ23およびオイルポン
ンプ22が停止される。以上により、エンジン1の運転
時には、アキュムレータ24内の油圧POILが、油圧
モータ15を駆動するのに十分な状態に昇圧されるとと
もに、エンジン1の停止後は、逆止弁27によってその
油圧状態が維持される。
【0023】油圧モータ15によるエンジン1の始動時
には、マグネットスイッチ14が駆動されることによっ
て、ピニオンギヤ12が噛み合い位置に移動し、リング
ギヤ4に噛み合わされるとともに、電磁開閉弁28が励
磁され、油路26を開放する。これにより、アキュムレ
ータ24から油圧モータ15に油圧が供給され、油圧モ
ータ15が回転駆動される。油圧モータ15の回転は、
増速ギヤ列18で増速された後、第1ワンウェイクラッ
チ19を介して出力軸13に伝達され、さらにピニオン
ギヤ12を介してリングギヤ4を回転させることによっ
て、エンジン1が始動される。この場合、出力軸13と
電気モータ17の回転軸17aとの間に第2ワンウェイ
クラッチ21が設けられているため、出力軸13の動力
は、電気モータ17にはまったく伝達されない。
【0024】また、電気モータ17による始動時には、
電磁開閉弁28が非励磁状態に保持されるとともに、電
気モータ17が駆動される。電気モータ17の回転は、
減速ギヤ列20で減速された後、第2ワンウェイクラッ
チ21を介して出力軸13に伝達され、リングギヤ4を
回転させることによって、エンジン1が始動される。こ
の場合もまた、出力軸13と油圧モータ15の間に第1
ワンウェイクラッチ19が設けられていることで、出力
軸13の動力は、油圧モータ15にはまったく伝達され
ない。さらに、エンジン1が始動されるのに伴い、リン
グギヤ4の回転数がピニオンギヤ12の回転数を上回る
ようになった後には、第1および第2のワンウェイクラ
ッチ19、21によって、出力軸13のみが空転するの
で、エンジン1の動力は、油圧モータ15および電気モ
ータ17のいずれにもまったく伝達されない。
【0025】以上のように、本実施形態によれば、油圧
モータ15の回転軸15aと電気モータ17の回転軸1
7aを互いに並列に配置するとともに、油圧モータ15
および電気モータ17の動力を、第1および第2ワンウ
ェイクラッチ19、21により出力軸13に選択的に伝
達することによって、エンジン1を始動する。したがっ
て、両モータ15、17のいずれによる始動の場合で
も、両モータ15、17相互間の動力伝達を完全に遮断
した状態で、他方をまったく回転させることなく、互い
に独立して、エンジン1を始動することができる。その
結果、油圧モータ15との併用に伴う電気モータ17の
ブラシの摩耗、およびそれに起因する摩擦回転抵抗の増
大を防止することができる。また、油圧モータ15がも
つ高回転特性に合わせて、電気モータ17を堅牢化する
などの余分な設計も不要になる。さらに、油圧モータ1
5および電気モータ17の一方の作動が不能または不適
の状態になった場合、例えば電気モータ17が固着によ
る作動不能になった場合や、極低温状態のように油圧モ
ータ15による始動が適さない場合でも、他方によって
始動を支障なく行うことができる。
【0026】また、本実施形態では、油圧モータ15の
回転軸15aおよび電気モータ17の回転軸17aを、
第1および第2のワンウェイクラッチ19、21を介し
て、出力軸13に連結しているので、油圧モータ15お
よび電気モータ17の一方による始動時に、他方の遮断
状態を、単純な構成により、制御をまったく必要とする
ことなく、容易に実現することができる。
【0027】図2は、本発明の第2実施形態による始動
装置を示している。なお、以下の説明では、上述した第
1実施形態と同じまたは同等の構成要素については、同
一の参照番号を付し、その説明は適宜、省略するものと
する。同図に示すように、本実施形態の始動装置31
は、第1実施形態の始動装置11と比較し、第1および
第2のワンウェイクラッチ19、21を、油圧モータ1
5の回転軸15aおよび電気モータ17の回転軸17a
に、それぞれ同軸上に配置した点が異なるものである。
【0028】具体的には、油圧モータ15は、第1実施
形態のそれよりも高回転型(小型)のものが採用されて
おり、その回転軸15a上に設けた第1ワンウェイクラ
ッチ19、ならびにそれと一体の出力ギヤ32aおよび
出力軸13と一体の入力ギヤ32bから成る等速ギヤ列
32を介して、出力軸13に連結されている。一方、電
気モータ17の回転軸17aは、同軸上に設けた第2ワ
ンウェイクラッチ21、ならびにそれと一体の出力ギヤ
33a、中間ギヤ33bおよび出力軸13と一体の入力
ギヤ33cから成る減速ギヤ列33を介して、出力軸1
3に連結されている。他の構成は、第1実施形態と同様
である。
【0029】したがって、本実施形態においても、互い
に並列に配置した油圧モータ15の回転軸15aおよび
電気モータ17の回転軸17aの動力を、第1および第
2ワンウェイクラッチ19、21により、両モータ1
5、17相互間の動力伝達を完全に遮断した状態で、出
力軸13に選択的に伝達し、エンジン1を始動するの
で、上述した第1実施形態の効果をまったく同様に得る
ことができる。
【0030】なお、出力軸13に対するマグネットスイ
ッチ14、油圧モータ15や電気モータ17の配置など
は、図1および図2に示したものに限らず、様々な態様
が可能である。図示しないが、例えば、電気モータ17
を、プラネタリギヤセットを介して出力軸13と同軸上
に減速状態で配置するとともに、マグネットスイッチ1
4を出力軸13と平行にまたは同軸上に配置してもよ
い。あるいは、油圧モータ15として、高回転型のもの
を採用し、出力軸13と同軸上に配置することも可能で
あり、それにより、増速ギヤ列18の省略によって、始
動装置11をよりコンパクトに構成することができる。
また、電気モータ17についても、低回転・高出力型の
ものを採用することで、プラネタリギヤセットを介さず
に出力軸13と同軸上に配置することが可能であり、そ
れにより、減速ギヤ列を省略することができる。
【0031】図3は、本発明の第3実施形態による始動
装置を示している。同図に示すように、本実施形態の始
動装置41は、第1実施形態の始動装置11と比較し、
次の点が異なる。すなわち、電気モータ17の回転軸1
7aは、第1電磁クラッチ42を介して、オイルポンプ
22に連結されている。また、電気モータ17の回転軸
17aは、出力軸13および油圧モータ15の回転軸1
5aと平行・並列に配置されるとともに、その減速ギヤ
列20と出力軸13の間には、第1実施形態の第2ワン
ウェイクラッチ21に代えて第2電磁クラッチ43(第
2動力伝達機構)が設けられている。これに伴い、第1
実施形態の蓄圧専用の電気モータ23は省略されてい
る。これらの第1および第2電磁クラッチ42、43の
作動は、ECU5によって制御される。他の構成は、第
1実施形態と同様である。
【0032】この始動装置41の動作は次のとおりであ
る。まず、エンジン1の運転時には、第2電磁クラッチ
43を遮断状態に保持するとともに、油圧POILが所
定値POILL以下に低下したときに、電気モータ17
を作動させるとともに第1電磁クラッチ42を接続す
る。これにより、電気モータ17の回転が第1電磁クラ
ッチ42を介してオイルポンプ22に伝達され、これを
駆動することによって、アキュムレータ24への蓄圧が
行われる。また、油圧POILが上限値POILHに達
したときに、電気モータ17を停止するとともに第1電
磁クラッチ42を遮断する。以上により、第1実施形態
の始動装置11と同様、アキュムレータ24内の油圧P
OILが、油圧モータ15を駆動するのに十分な状態に
維持される。
【0033】一方、油圧モータ15による始動時には、
第1実施形態と同様、マグネットスイッチ14を駆動
し、電磁開閉弁28を励磁するとともに、第2電磁クラ
ッチ43を遮断状態にする。これにより、エンジン1が
始動されるとともに、出力軸13の動力は、第2電磁ク
ラッチ43で遮断され、電気モータ17にはまったく伝
達されない。また、電気モータ17による始動時には、
これを駆動するとともに、第2電磁クラッチ43を接続
する一方、第1電磁クラッチ42を遮断することによっ
て、電気モータ17の回転をオイルポンプ22および油
圧モータ15に伝達することなく、エンジン1を始動す
ることができる。この場合にも、出力軸13の動力は、
第1ワンウェイクラッチ19で遮断され、油圧モータ1
5にはまったく伝達されない。
【0034】以上のように、本実施形態の始動装置41
によれば、電気モータ17から出力軸13に動力を伝達
する第2動力伝達機構として、第2電磁クラッチ43を
用い、ECU5で適宜、制御することによって、第1ワ
ンウェイクラッチ19および第2電磁クラッチ43によ
り、両モータ15、17相互間の動力伝達を完全に遮断
した状態で、エンジン1を始動でき、したがって、第1
および第2実施形態の効果を同様に得ることができる。
また、1つの電気モータ17で、エンジン1の始動とア
キュムレータ24への蓄圧を行うことができる。その結
果、2つの電気モータ17、23を必要とする第1実施
形態と比較し、始動装置41をコンパクトにかつ安価に
構成することができる。
【0035】なお、図示しないが、本実施形態の第1ワ
ンウェイクラッチ19に代えて、電磁クラッチを用い、
これをECU5で制御するようにしてもよい。あるい
は、本実施形態の第1および第2電磁クラッチ42、4
3に代え、第3および第2のワンウェイクラッチをそれ
ぞれ設けるとともに、電気モータ17を始動時と逆方向
に回転駆動する逆転回路を付加してもよい。この場合、
第2ワンウェイクラッチは、電気モータ17の正転時に
のみ、回転を出力軸13に伝達し、第3ワンウェイクラ
ッチは、電気モータ17の逆転時のみ、回転をオイルポ
ンプ22に伝達するように設定される。以上の構成によ
り、電気モータ17を正転および逆転させることによっ
て、エンジン1の始動とアキュムレータ24への蓄圧を
それぞれ行うことが可能である。つまり、動力伝達機構
は、動力の断続が本実施形態の要求を満たせるものであ
れば、ワンウェイクラッチや電磁クラッチに限るもので
はない。
【0036】また、図3の例では、電気モータ17の出
力軸13と反対側に、第1電磁クラッチ42およびオイ
ルポンプ22を配置しているが、電気モータ17の回転
軸17aと出力軸13の間にこれらと平行に配置したア
イドラ軸にオイルポンプ22を連結するとともに、回転
軸17aおよび出力軸13に噛み合うアイドラギヤとア
イドラ軸とを、第1電磁クラッチ42で断続するように
してもよい。この構成では、スペース上、アイドラギヤ
が必要とされる場合において、省スペース化と部品の共
用化を図ることができる。また、第1電磁クラッチ42
と電気モータ17を同軸上に配置するようにしてもよ
い。
【0037】あるいは、電気モータ17をオイルポンプ
22に常時、連結するとともに、オイルポンプ22の吐
出流路を、アキュムレータ24側とリザーブタンク25
側に切り換える流路切換機構を設けてもよい。この構成
では、電気モータ17を駆動するとともに、流路切換機
構により、オイルポンプ22の吐出流路をアキュムレー
タ24側に切り換えることによって、蓄圧を行うことが
できる。また、電気モータ17の始動時には、オイルポ
ンプ22の吐出流路をリザーブタンク25側に切り換
え、リリーフさせることで、電気モータ17の負荷を軽
減できる。この構成では、電気モータ17を始動および
蓄圧に共用化するための、第3実施形態における高価な
第1および第2電磁クラッチ42、43や逆転回路など
の動力切換手段が不要になるので、コスト上、有利であ
る。また、流路切換機構をマグネットスイッチ14や油
圧モータ15などの始動機構とは別個に配置できるの
で、レイアウト上も有利である。
【0038】図4は、本発明の第4実施形態による始動
装置を示している。同図に示すように、本実施形態の始
動装置51では、油圧モータ15の入口ポート15cと
アキュムレータ24とを接続する油路26の途中に、逆
止弁27および電磁開閉弁28が互いに並列に設けられ
ており、第1実施形態のオイルポンプ22は省略されて
いる。また、電気モータ17の回転軸17aは、プラネ
タリギヤ52および第2ワンウェイクラッチ21を介し
て、出力軸13に連結されている。
【0039】一方、油圧モータ15の回転軸15aは、
第1ワンウェイクラッチ19と、それと一体の出力ギヤ
19a、中間ギヤ54aおよび出力軸13と一体のギヤ
54bから成る始動用ギヤ列54とを介して、出力軸1
3に連結されている。また、油圧モータ15の回転軸1
5aの端部にはギヤ55aが設けられ、ピニオン軸12
aのピニオンギヤ12と反対側の端部には、ギヤ55a
と噛み合い可能なギヤ55bが設けられている。これら
のギヤ55a、55bは、蓄圧用ギヤ列55を構成して
おり、ピニオンギヤ12がリングギヤ4との非噛み合い
位置にあるときに互いに噛み合う(図4の状態)一方、
ピニオンギヤ12が噛み合い位置にあるときには、噛み
合いが外れるように配置されている。
【0040】この始動装置51の動作は次のとおりであ
る。まず、油圧モータ15による始動時には、第1およ
び第3実施形態と同様、マグネットスイッチ14を駆動
するとともに、電磁開閉弁28を励磁する。これによ
り、ピニオンギヤ12がリングギヤ4に噛み合うととも
に、油圧モータ15の回転が、第1ワンウェイクラッチ
19および始動用ギヤ列54を介して出力軸13に伝達
されることによって、エンジン1が始動される。この場
合、ピニオンギヤ12が噛み合い位置に移動するのに伴
い、蓄圧用ギヤ列55の噛み合いが外れるため、エンジ
ン1の始動には影響を及ぼさない。また、油圧モータ1
5の動力は、第2ワンウェイクラッチ21で遮断され、
電気モータ17にはまったく伝達されない。
【0041】また、電気モータ17による始動時には、
マグネットスイッチ14を駆動し、電磁開閉弁28を非
励磁状態に保持するとともに、電気モータ17を駆動す
る。これにより、電気モータ17の回転が、プラネタリ
ギヤ52および第2ワンウェイクラッチ21を介して出
力軸13に伝達されることによって、エンジン1が始動
される。この場合には、蓄圧用ギヤ列55の噛み合いが
外れた状態にあること、および第1ワンウェイクラッチ
19によって、電気モータ17の動力は油圧モータ15
にはまったく伝達されない。
【0042】一方、エンジン1の運転時には、マグネッ
トスイッチ14を不作動とし、電磁開閉弁28を非励磁
状態に保持するとともに、油圧POILが所定値POI
LL以下に低下したときに、電気モータ17を作動させ
る。これにより、電気モータ17の回転が、始動時と同
様にして出力軸13に伝達され、さらに噛み合い状態に
ある蓄圧用ギヤ列55を介して、油圧モータ15の回転
軸15aに伝達される。この電気モータ17の回転は、
第1ワンウェイクラッチ19によって、始動用ギヤ列5
4を介しては油圧モータ15に伝達されない。したがっ
て、油圧モータ15は、電気モータ17により蓄圧用ギ
ヤ列55を介して回転駆動される。また、始動用ギヤ列
54と蓄圧用ギヤ列55ではギヤ段数が1段、異なるの
で、このときの油圧モータ15の回転軸15の回転方向
は、始動時とは逆になる。その結果、油圧モータ15の
逆回転により昇圧された油圧が、その入口ポート15
c、油路26および逆止弁27を介して、アキュムレー
タ24に送られ、蓄圧される。また、油圧POILが上
限値POILHに達したときに、電気モータ17は停止
される。
【0043】以上のように、本実施形態の始動装置51
においても、第1および第2ワンウェイクラッチ19、
21により、両モータ15、17相互間の動力伝達を完
全に遮断した状態で、エンジン1を始動でき、したがっ
て、第1および第2実施形態の効果を同様に得ることが
できる。また、油圧モータ15を、始動用ギヤ列54お
よび蓄圧用ギヤ列55によって、アキュムレータ24内
の油圧により正転方向に駆動され、エンジン1を始動す
る状態と、電気モータ17により逆転方向に駆動され、
アキュムレータ24への蓄圧を行う蓄圧状態とに、切り
換えることができる。その結果、第1実施形態の蓄圧用
のオイルポンプ22を省略でき、その分、始動装置51
をさらにコンパクトにかつ安価に構成することができ
る。また、本実施形態は、第3実施形態で用いた、電気
モータ17を始動および蓄圧に共用するための第1およ
び第2電磁クラッチ42、43などの動力切換手段は不
要になるので、この点においてもコスト上、有利であ
る。なお、本実施形態では、油圧モータ15を逆回転さ
せることによって、オイルポンプとして用いているが、
油圧モータとして、例えば反転機構付きの斜板式のもの
を採用することで、これを逆回転させることなく、オイ
ルポンプとして用いるようにしてもよい。その場合に
は、油圧モータ15を逆回転させるための本実施形態の
中間ギヤ54aが不要となり、その分、部品点数を削減
することが可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1による
内燃機関の始動装置によれば、油圧アクチュエータおよ
び電動機の動力を、相互間の動力伝達を遮断した状態
で、内燃機関に選択的に伝達し、これを始動できるの
で、油圧アクチュエータとの併用に伴う電動機のブラシ
の摩耗、およびそれに起因する摩擦回転抵抗の増大を防
止でき、電動機を堅牢化するなどの余分な設計が不要に
なるとともに、油圧アクチュエータおよび電動機の一方
が作動不能な状態になった場合でも、他方によって始動
を支障なく行うことができる。また、請求項2の始動装
置によれば、第1および第2動力伝達機構としてそれぞ
れワンウェイクラッチを採用することにより、油圧アク
チュエータおよび電動機の一方による始動時に、他方の
遮断状態を、単純な構成により、制御をまったく必要と
することなく、容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による内燃機関の始動装
置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態による内燃機関の始動装
置の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第3実施形態による内燃機関の始動装
置の概略構成を示す図である。
【図4】本発明の第4実施形態による内燃機関の始動装
置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】 1 内燃機関 2 クランク軸 4 リングギヤ(被駆動ギヤ) 11 始動装置 12 ピニオンギヤ(駆動ギヤ) 13 出力軸(第3回転軸) 15 油圧モータ(油圧アクチュエータ) 15a 油圧モータの回転軸(第1回転軸) 17 電気モータ(電動機) 17a 電気モータの回転軸(第2回転軸) 19 第1ワンウェイクラッチ(第1動力伝達機構) 21 第2ワンウェイクラッチ(第2動力伝達機構) 31 始動装置 41 始動装置 43 第2電磁クラッチ(第2動力伝達機構) 51 始動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伏見 宏一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸を回転駆動することによって
    内燃機関を始動する内燃機関の始動装置であって、 油圧により駆動される油圧アクチュエータと、 前記油圧アクチュエータにより回転駆動される第1回転
    軸と、 電動機と、 前記第1回転軸に並列に配置され、前記電動機により回
    転駆動される第2回転軸と、 前記クランク軸と一体に回転する被駆動ギヤと、 前記内燃機関の始動時に前記被駆動ギヤに噛み合う駆動
    ギヤと、 当該駆動ギヤに連結された第3回転軸と、 前記第1および第3の回転軸を互いに遮断可能に連結
    し、前記第1回転軸の回転を前記第3回転軸に伝達する
    第1動力伝達機構と、 前記第2および第3の回転軸を互いに遮断可能に連結
    し、前記第2回転軸の回転を前記第3回転軸に伝達する
    第2動力伝達機構と、 を備えていることを特徴とする内燃機関の始動装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の動力伝達機構は、
    前記第1および第2の回転軸が前記第3回転軸を駆動す
    る方向に回転するときのみ、前記第1および第2の回転
    軸の回転を前記第3回転軸に伝達する第1および第2の
    ワンウェイクラッチでそれぞれ構成されていることを特
    徴とする、請求項1に記載の内燃機関の始動装置。
JP2001213429A 2001-05-11 2001-07-13 内燃機関の始動装置 Withdrawn JP2003028033A (ja)

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DE10220877A DE10220877A1 (de) 2001-05-11 2002-05-10 Startersystem für eine Brennkraftmaschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190458A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Toyota Motor Corp 動力出力装置および車両
JP2013528264A (ja) * 2010-06-08 2013-07-08 ディーティーアイ グループ ビー.ブイ. 燃焼エンジンを始動させる装置

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JP2009190458A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Toyota Motor Corp 動力出力装置および車両
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KR101839167B1 (ko) * 2010-06-08 2018-04-26 디티아이 그룹 비.브이. 연소 기관 시동 장치

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