JP2003025039A - 歯車成形方法および歯車成形装置 - Google Patents

歯車成形方法および歯車成形装置

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JP2003025039A JP2001211118A JP2001211118A JP2003025039A JP 2003025039 A JP2003025039 A JP 2003025039A JP 2001211118 A JP2001211118 A JP 2001211118A JP 2001211118 A JP2001211118 A JP 2001211118A JP 2003025039 A JP2003025039 A JP 2003025039A
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一松 生木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】歯車の生産効率を向上させるとともに、製造コ
ストの低減を図る。 【解決手段】歯車成形装置10の固定部14を構成する
下パンチ36の側周壁部にリング状成形体12を保持す
る(第1の工程)。そして、可動部16を固定部14に
接近させて上パンチ90をダイ50に係合するととも
に、上パンチ90および上インサートパンチ92の各下
端面をリング状成形体12の上端面に当接させる。この
状態で、下パンチ36を上昇動作させることによってリ
ング状成形体12を拡径する(第2の工程)。次いで、
上インサートパンチ92の押圧力を解除し、さらに、下
インサートパンチ28を上昇動作させる(第3の工
程)。この上昇動作に伴って、リング状成形体12に、
小径部3と、ダイ50の外歯形成用歯部52に対応する
形状の外歯4と、下インサートパンチ28の内歯形成用
歯部60に対応する形状の内歯6とが成形され、平歯車
1が得られるに至る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内歯と外歯を有す
る歯車を熱間鍛造または冷間鍛造によって成形するため
の歯車成形方法および歯車成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の変速機等に用いられる平歯車を
図11に示す。この平歯車1は、大径部2と、該大径部
2に比して小径な小径部3とを有し、大径部2の側周壁
部には外歯4が設けられている。そして、大径部2から
小径部3に亘って延在する貫通孔5の内周壁部には、大
径部2に対応する部位に内歯6が形成されている。
【0003】この平歯車1は、通常、以下のようにして
製造されている。すなわち、図12に示されるリング状
成形体(歯車素材)7に対して、まず、焼鈍処理、ショ
ットブラスト処理および潤滑化処理を施す。
【0004】次に、リング状成形体7の側周壁部の一部
を切削除去することにより、小径部3と大径部2を設け
る。すなわち、切削除去が施されなかった部位が大径部
2となり、一方、切削除去された部位の残余の肉が小径
部3となる。
【0005】次に、大径部2の側周壁部および貫通孔5
の内周壁部の一部に対し、カッタで切削加工を施すこと
により、該側周壁部および内周壁部に予備外歯および予
備内歯をそれぞれ形成する。
【0006】最後に、予備外歯および予備内歯に対して
仕上げ転造加工を施すことにより、所定の寸法精度を有
する外歯4および内歯6が設けられた平歯車1が得られ
るに至る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記から諒解されるよ
うに、外歯4および内歯6を有する平歯車1の一般的な
製造方法においては、多数の加工工程が営まれる。この
ため、平歯車1が完成されるに至るまで長時間を要す
る。換言すれば、従来技術に係る製造方法には、外歯4
および内歯6を有する平歯車1を効率的に製造すること
が困難であるという不具合が顕在化している。
【0008】また、各加工工程では互いに異なる加工装
置が必要であり、このために高額の設備投資費が必要と
なる。すなわち、この製造方法には、加工コストが上昇
してしまうという不具合がある。
【0009】さらに、小径部3を設けるためにリング状
成形体7から切削除去された肉や、予備外歯および予備
内歯を形成するために切削除去された肉は、通常、再利
用されることなく廃棄されている。このため、廃棄コス
トが必要となる上、材料歩留まりが著しく低下してしま
うので材料調達コストも高騰するという事態を招いてい
る。
【0010】結局、従来技術に係る外歯および内歯を有
する平歯車の製造方法には、材料歩留まりが低く、かつ
製造コストを低廉化することが困難であるという不具合
がある。
【0011】本発明は上記した課題を解決するためにな
されたもので、材料歩留まりを向上することが可能であ
り、しかも、製造コストの低廉化を達成することも可能
な歯車成形方法および歯車成形装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、内歯形成用歯部を有するとともに下パ
ンチの孔部に摺動自在に挿通された下インサートパンチ
の側周壁部に保持された歯車素材を、外歯形成用歯部を
有するダイで囲繞する第1の工程と、上パンチおよび前
記上パンチの孔部に摺動自在に挿通された上インサート
パンチを前記歯車素材の上端面に当接させた状態で、前
記下パンチで前記歯車素材を押圧することによって該歯
車素材を拡径する第2の工程と、前記下インサートパン
チを前記上インサートパンチに指向して変位させること
に伴って前記歯車素材を押圧して該歯車素材の肉を塑性
流動させ、前記ダイの外歯形成用歯部によって前記歯車
素材の側周壁部に外歯を形成するとともに前記下インサ
ートパンチの内歯形成用歯部によって前記歯車素材の貫
通孔の内周壁部に内歯を形成して歯車を得る第3の工程
と、を有することを特徴とする。
【0013】すなわち、本発明に係る成形方法において
は、歯車素材が塑性変形されることによって外歯および
内歯を有する歯車が作製される。このため、歯車素材の
肉を切削除去する必要がないので、材料歩留まりが著し
く向上するとともに切削除去された肉の廃棄コストを低
減することができる。
【0014】なお、歯部を有しない小径部を歯車素材に
設ける場合、前記第3の工程で歯車素材に対する上イン
サートパンチによる押圧力を解除することによって、下
インサートパンチと前記上パンチとの間に前記歯車素材
の肉を塑性流動させるようにすればよい。これに伴っ
て、塑性流動した肉が上インサートパンチを押し上げる
ようになる。結局、上インサートパンチを押し上げて下
インサートパンチと前記上パンチとの間に導入された肉
が小径部となる。
【0015】この場合、前記第3の工程で、前記歯車素
材の前記内歯と前記小径部の内周壁部との間にテーパ部
を設けることが好ましい。テーパ部が存在することによ
り、肉が容易に塑性流動することができるようになるか
らである。換言すれば、歯車素材を容易に塑性変形させ
ることができるようになるからである。
【0016】また、本発明は、側周壁部に外歯を有する
一方、貫通孔の内周壁部に内歯を有する歯車を成形する
ための歯車成形装置であって、孔部を有する下パンチ
と、前記下パンチの孔部に摺動自在に挿通されてかつ前
記内歯を形成するための内歯形成用歯部を有する下イン
サートパンチと、前記歯車の外歯を形成するための外歯
形成用歯部を有するダイと、前記ダイに係合する上パン
チと、前記上パンチの孔部に摺動自在に挿通されてかつ
前記下インサートパンチの端部が挿入される開口部を有
する上インサートパンチと、を備え、前記下インサート
パンチの側周壁部に保持された歯車素材の上端面に前記
上パンチおよび前記上インサートパンチを当接させた状
態で、前記歯車素材を前記下パンチで押圧することによ
って拡径し、前記下インサートパンチが前記上インサー
トパンチに指向して変位した際に、前記ダイの外歯形成
用歯部によって前記歯車素材の側周壁部に外歯を形成す
るとともに、前記下パンチの内歯形成用歯部によって前
記歯車素材の貫通孔の内周壁部に内歯を形成して歯車と
することを特徴とする。
【0017】このような構成の装置では、下パンチの側
周壁部に歯車素材を保持した後、下パンチ、下インサー
トパンチ、上パンチおよび上インサートパンチを所定の
順序で変位させることによって連続的に歯車を作製する
ことができる。すなわち、歯車の生産効率が著しく向上
する。
【0018】しかも、この場合、歯車素材から歯車を得
るためには上記の歯車成形装置のみを使用すればよく、
他の加工装置は特に必要としない。このため、設備投資
費の低廉化を図ることもできる。
【0019】歯部を有しない小径部を歯車素材に設ける
場合には、上インサートパンチの開口部に挿入される下
インサートパンチの端部を、前記内歯形成用歯部が設け
られた部位に比して小径にすればよい。
【0020】そして、この場合、前記上インサートパン
チの開口部に挿入される前記下インサートパンチの端部
と該下インサートパンチの前記内歯形成用歯部との間に
テーパ部を設けることが好ましい。上記したように、歯
車素材の肉がこのテーパ部に沿って容易に塑性流動する
ことができるようになるからである。
【0021】さらに、下パンチの側周壁部には、ダイの
外歯形成用歯部に噛合する外歯が設けられていることが
好ましい。これにより下パンチがダイに案内されながら
上下方向に変位することができるようになるので、該下
パンチの側周壁部に保持された歯車素材に設けられる外
歯の寸法精度が良好となるからである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る歯車成形方法
につきそれを遂行する歯車成形装置との関係で好適な実
施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明す
る。
【0023】本実施の形態に係る歯車成形装置の要部概
略縦断面図を図1に示す。この歯車成形装置10は、図
12に示されるリング状成形体7に類似するリング状成
形体12を鍛造成形して平歯車1(図11参照)に成形
するためのものであり、固定部14と、該固定部14に
対して接近または離間自在な可動部16とを有する(図
1参照)。
【0024】ここで、従来技術に係る歯車成形方法で
は、平歯車1の大径部2と略同等の直径を有するリング
状成形体7が選定されるのに対し、本実施の形態では、
直径が平歯車1の小径部3に比してやや大径であるリン
グ状成形体12を使用する。すなわち、本実施の形態に
おいては、リング状成形体12としては、リング状成形
体7に比して小径のものが使用される。
【0025】固定部14は、略中央部に第1貫通孔18
が形成された基盤20を備える。この基盤20における
第1貫通孔18の半径方向外方には略矩形状の凹部22
が形成されており、このため、該基盤20は、第1貫通
孔18が形成された第1凸部24と、凹部22を介して
該第1凸部24を囲繞する第2凸部26とを有する。
【0026】第1貫通孔18には、後述する下インサー
トパンチ28を上下方向に変位させるためのロッド部材
30が挿通されており、一方、凹部22には、ガスダン
パ32が配設されている。さらに、第1凸部24におけ
る第1貫通孔18と凹部22との間には第2貫通孔34
が設けられており、該第2貫通孔34には、下パンチ3
6を上下方向に変位させるための押圧ピン38が挿通さ
れている。後述するように、ロッド部材30と押圧ピン
38とは個別に変位させることが可能であり、したがっ
て、下インサートパンチ28と下パンチ36は個別に変
位させることができる。
【0027】基盤20の第1凸部24には、第1貫通孔
18の開口を囲繞するように第1ホルダ40が連結され
ている。この第1ホルダ40の略中央部には大貫通孔4
2が設けられており、かつ該大貫通孔42の近傍には小
貫通孔44、44が設けられている。このうち、大貫通
孔42には、ロッド部材30の先端部と下インサートパ
ンチ28の下端部とが挿入されている。すなわち、ロッ
ド部材30の先端部に設けられた大径部45と下インサ
ートパンチ28の各側周壁部は、大貫通孔42の内周壁
部に摺接する。なお、下インサートパンチ28の下端部
は、ロッド部材30の大径部45の先端面に当接してい
る。
【0028】一方、小貫通孔44には、押圧ピン38の
先端部が挿入されている。そして、押圧ピン38の先端
部には環状スペーサ46が固着されており、該環状スペ
ーサ46は第1ホルダ40の上端面に載置されている。
さらに、この環状スペーサ46上には、図1における下
方が厚肉でかつ上方が薄肉に形成された下パンチ36が
載置されている。
【0029】図2に示すように、下パンチ36の薄肉部
には外歯48が形成されている。一方、図3に示すよう
に、該薄肉部を囲繞するダイ50には外歯形成用歯部5
2が設けられており、前記外歯48は、この外歯形成用
歯部52に噛合している。このため、下パンチ36は、
外歯48に噛合した外歯形成用歯部52に案内されなが
ら上下に変位する。後述するように、この外歯形成用歯
部52によってリング状成形体12に外歯4が形成され
る。
【0030】該下パンチ36に設けられた貫通孔54
(図1および図2参照)には、下インサートパンチ28
が挿通されている。上記したように、該下インサートパ
ンチ28の下端部はロッド部材30の大径部45の先端
面に当接しており、一方、上端部は下パンチ36から突
出している。
【0031】図2に示すように、この下インサートパン
チ28は、大径部55と、該大径部55に連設されてテ
ーパ状に縮径したテーパ部56と、該テーパ部56から
延在する小径部58とを有する。なお、テーパ部56の
直径はリング状成形体12の貫通孔の直径に比して大き
く、したがって、リング状成形体12がテーパ部56と
小径部58との境界線よりも下降することはない。
【0032】該下インサートパンチ28においては、大
径部55の終端部からテーパ部56の起部に至るまで内
歯形成用歯部60が設けられている。後述するように、
この内歯形成用歯部60によってリング状成形体12の
内周壁部に内歯6が形成される。
【0033】ここで、下インサートパンチ28と下パン
チ36とは、個別に変位させることができる。すなわ
ち、図4に示すように、ロッド部材30の下端部は、プ
レート62と、該プレート62に立設されたスリーブ6
4と、該スリーブ64の上側開口端部を閉塞する閉塞部
材66とを介して図示しない第1駆動機構に連結されて
いる。そして、スリーブ64の孔部68には図示しない
第2駆動機構を構成するロッド70が挿入されており、
このロッド70の大径部71は、閉塞部材66の貫通孔
を介してスリーブ64の孔部68まで通された押圧ピン
38の下端面に当接している。勿論、ロッド70の大径
部71における側周壁部は、スリーブ64の内周壁部に
対して摺動自在である。
【0034】したがって、第1駆動機構が付勢されるこ
とに伴ってプレート62、スリーブ64および閉塞部材
66が上下方向に変位した場合であっても、スリーブ6
4の孔部68に配設されたロッド70が変位することは
ないので、押圧ピン38、ひいては下パンチ36が変位
することもない。一方、第2駆動機構が付勢された際に
はロッド70がスリーブ64内で変位するが、これに伴
って該スリーブ64が変位することはないので、閉塞部
材66に連結されたロッド部材30、ひいては下インサ
ートパンチ28が変位することもない。
【0035】なお、閉塞部材66は、基盤20を支持す
る支持盤72に設けられた孔部に摺動自在に収容されて
いる。すなわち、該閉塞部材66が孔部内で上下方向に
変位する際、その外周壁部が孔部の内周壁部に摺接す
る。
【0036】図1に示すように、凹部22に配設された
ガスダンパ32を構成するロッド73の先端部には、セ
ットプレート74が固定されている。すなわち、該セッ
トプレート74は、ガスダンパ32によって可動部16
側に指向して常時弾発付勢されている。
【0037】また、第1凸部24と第2凸部26上には
第2ホルダ76が連結されている。この第2ホルダ76
には孔部75が設けられており、ガスダンパ32は、該
孔部75に収容されている。なお、第2ホルダ76の外
周面は、基盤20の外周面よりも半径方向外方に突出し
ている。
【0038】さらに、第2ホルダ76上には環状の第3
ホルダ78が連結されている。この第3ホルダ78の上
端面開口に突出形成された第1ストッパ部80は、前記
ダイ50を外嵌して支持するようにセットプレート74
に連結された支持部材82がガスダンパ32によって弾
発付勢された際、該支持部材82の側周壁部から突出形
成された第2ストッパ部84に当接する。
【0039】ダイ50には、上記したように外歯形成用
歯部52が形成されている(図2参照)。この外歯形成
用歯部52の鉛直方向寸法は下パンチ36の外歯48よ
りも大きく、したがって、該外歯形成用歯部52の一部
は露呈して、下インサートパンチ28の側周壁部に保持
されたリング状成形体12に所定間隔で離間して対向す
る。
【0040】支持部材82およびダイ50の上部略中央
には、テーパ部86を有する凹部88が形成されている
(図1参照)。可動部16が固定部14に接近した際、
この凹部88には、上パンチ90および上インサートパ
ンチ92の先端部が挿入される。すなわち、上パンチ9
0はダイ50に係合する。
【0041】以上の構成において、基盤20、第2ホル
ダ76および第3ホルダ78には、第4ホルダ94が外
嵌されている。
【0042】一方、可動部16は、図1に示すように、
ロッド96と、該ロッド96の下端部に連結された略円
柱状のマンドレル98を有し、前記上インサートパンチ
92はこのマンドレル98に外嵌されている。マンドレ
ル98の鉛直方向寸法は上インサートパンチ92に比し
て小さく、したがって、該上インサートパンチ92の下
端部には開口部100が形成された形態となっている。
【0043】ここで、ロッド96の上端部は、図示しな
い第3駆動機構に連結されている。すなわち、ロッド9
6は、第3駆動機構の作用下に上下方向に変位自在であ
る。このようにしてロッド96が変位することに追従し
てマンドレル98が変位し、最終的に下インサートパン
チ28が変位する。
【0044】ロッド96を囲繞するスペーサ102の底
面には、前記上パンチ90が連結されている。この上パ
ンチ90は、上インサートパンチ92の外周面に対して
摺動自在である。また、該上パンチ90の先端外周部に
は、ダイ50および支持部材82の凹部88のテーパ部
86の形状に対応するテーパ部104が形成されてい
る。
【0045】上パンチ90と上インサートパンチ92も
また、個別に上下方向に変位させることが可能である。
すなわち、上パンチ90の外周面には、該上パンチ90
をスペーサ102側に指向して支持固定する第5ホルダ
106が嵌合されており、かつスペーサ102および第
5ホルダ106には第6ホルダ108が外嵌されてい
る。そして、スペーサ102は、スリーブ110を介し
て図1における上方で第4駆動機構(図示せず)に連結
されている。したがって、この第4駆動機構が付勢され
ることに追従してスリーブ110、スペーサ102およ
び第6ホルダ108が上下方向に変位することに伴い、
最終的に上パンチ90が変位する。この際、上パンチ9
0の内周壁部は上インサートパンチ92の外周面を摺接
するので、上パンチ90が変位することに伴って上イン
サートパンチ92が変位することはない。
【0046】勿論、第1〜第4駆動機構のうち、任意数
の駆動機構同士を同期して駆動することも可能である。
【0047】本実施の形態に係る歯車成形装置10は、
基本的には以上のように構成されるものであり、次に、
その作用および効果について歯車成形方法との関係で説
明する。
【0048】まず、可動部16を固定部14から離間し
た状態とし(図1参照)、リング状成形体12の貫通孔
に下インサートパンチ28を通す。上記したように、下
インサートパンチ28のテーパ部56の直径がリング状
成形体12の貫通孔の直径に比して大きいので、リング
状成形体12の下端面はテーパ部56と小径部58との
境界線上で停止する。これにより、リング状成形体12
が下パンチ36の側周壁部に保持され、かつダイ50で
囲繞される(第1の工程)。
【0049】この状態で、前記第3駆動機構および前記
第4駆動機構を同期して駆動するように付勢し、可動部
16を鉛直下方向に移動させて固定部14に接近させ
る。この際、ダイ50および支持部材82の凹部88に
おけるテーパ部86に上パンチ90のテーパ部104が
当接するとともに、下インサートパンチ28の先端部が
上インサートパンチ92の開口部100に挿入され、マ
ンドレル98の下端面と所定間隔で離間して対向する。
また、上パンチ90および上インサートパンチ92の各
下端面がリング状成形体12の上端面に当接する。
【0050】可動部16をさらに下方に変位させると、
上パンチ90および上インサートパンチ92によってダ
イ50および支持部材82が押圧され、その結果、ガス
ダンパ32の弾発力に抗して、図5に示すように、ダイ
50、支持部材82およびセットプレート74が下方に
変位する。すなわち、第3ホルダ78の第1ストッパ部
80と支持部材82の第2ストッパ部84とが互いに離
間する。
【0051】また、この際、下インサートパンチ28
は、リング状成形体12を介して上パンチ90および上
インサートパンチ92によって押圧される。この時点で
はロッド70の押圧ピン38に対する押圧力が解除され
ているので、リング状成形体12および下インサートパ
ンチ28は、ダイ50、支持部材82およびセットプレ
ート74とともに下方に指向して変位する。この変位
は、最終的に、可動部16の下方への変位が停止される
ことにより停止される。
【0052】次いで、第2駆動機構を付勢して下パンチ
36を上インサートパンチ92側に指向して上昇動作さ
せ、リング状成形体12をその下端面から押圧する。こ
の押圧によって、リング状成形体12の肉が塑性流動を
起こす。
【0053】この肉の上方への塑性流動は、図6から諒
解されるように、上インサートパンチ92および上パン
チ90により堰き止められる。したがって、前記肉は、
ダイ50に指向する方向にのみ流動することができる。
このような肉の塑性流動が起こる結果、リング状成形体
12が拡径される(第2の工程)。換言すれば、第2の
工程では、リング状成形体12に対して据え込み成形加
工が施される。
【0054】リング状成形体12を拡径した後、該リン
グ状成形体12に小径部3、外歯4および内歯6を設け
る。具体的には、前記第3駆動機構の付勢を停止するこ
とにより上インサートパンチ92を変位自在とする。す
なわち、上インサートパンチ92のリング状成形体12
に対する押圧力を解除する。
【0055】この状態で、前記第1駆動機構を付勢して
ロッド部材30(図1および図4参照)を上昇動作させ
る。これにより、図7に示すように、押圧ピン38およ
びプレート62を介して下インサートパンチ28が上昇
する。これによりリング状成形体12の肉が再度塑性流
動を起こし、上インサートパンチ92に当接した箇所に
おいては、該上インサートパンチ92を押し上げる。す
なわち、下インサートパンチ28と上パンチ90との間
に肉が導入され、結局、リング状成形体12に小径部が
形成される。
【0056】さらに、この際、リング状成形体12の側
周壁部の肉がダイ50に設けられた外歯形成用歯部52
に指向して塑性流動する。その結果、外歯形成用歯部5
2の形状に対応する形状の外歯4がリング状成形体12
の側周壁部に成形される。
【0057】また、上記したように、下インサートパン
チ28の側周壁部には内歯形成用歯部60が設けられて
いる。このため、内歯形成用歯部60の形状に対応する
形状の内歯6がリング状成形体12の貫通孔の内周壁部
に成形され、これにより外歯4および内歯6を有する平
歯車1が得られるに至る(第3の工程)。
【0058】ここで、下インサートパンチ28において
は、大径部55の上側終端部と小径部58との間にテー
パ部56が設けられている。この場合、リング状成形体
12の肉がこのテーパ部56に沿って容易に塑性流動す
ることができる。すなわち、下インサートパンチ28に
テーパ部56を設けることによって、リング状成形体1
2を容易に塑性変形させることができる。したがって、
この平歯車1における内壁部には、内歯6と小径部3と
の間に、下インサートパンチ28のテーパ部56に対応
する形状のテーパ面112が成形されたものとなる(図
7参照)。
【0059】このように、本実施の形態によれば、リン
グ状成形体12を塑性変形させることによって、該リン
グ状成形体12の肉を切削除去することなく平歯車1を
作製するようにしている。このため、肉の廃棄コストが
不要となる。また、材料歩留まりが著しく向上するの
で、材料調達コストも低減することができる。
【0060】しかも、この場合、歯車成形装置10にリ
ング状成形体12をセットした後、該歯車成形装置10
を上記のように動作させることによって効率的に平歯車
1を連続作製することができる。このため、平歯車1を
作製するに当たり、他の加工装置を特に必要としない。
換言すれば、設備投資費を低減しながらも平歯車1を大
量生産することができるので、平歯車1の加工コストを
大幅に低減することができる。
【0061】なお、上記した実施の形態においては、外
歯および内歯をともに平歯としたが、少なくともいずれ
か一方の歯をヘリカル歯としてもよい。例えば、外歯を
ヘリカル歯とする場合、図8に示すように、鉛直方向に
対して所定の角度θだけ傾斜した外歯形成用歯部150
を有するダイ152を使用すればよい。
【0062】また、この実施の形態では、下インサート
パンチ28にテーパ部56を設けてリング状成形体12
の塑性変形を容易にし、平歯車1の内壁部にテーパ面1
12が形成されるようにしているが、図9に示すよう
に、下インサートパンチ28にテーパ部56を設けるこ
となく歯車素材160の肉を塑性流動させるようにして
もよい。この場合においても、リング状成形体12の塑
性変形が充分に進行して平歯車1が作製されるに至る。
勿論、この場合、平歯車1にテーパ面112は形成され
ない。
【0063】図9に示される実施の形態においては、塑
性流動を容易にするために、図10に示すように、歯車
素材160の外壁面に段部162を予め設けておくこと
が好ましい。この場合、歯車素材160は、その底面1
60aが下インサートパンチ28の大径部55に当接す
ることによって該下インサートパンチ28の側周壁部に
保持される。この状態で下インサートパンチ28を上昇
動作させると、歯車素材160には、内歯形成用歯部6
0によって内壁面に内歯6が設けられる。そして、下イ
ンサートパンチ28の上昇動作を抑止することにより、
内歯6の形成を終了することができる(図9参照)。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る歯車
成形方法によれば、歯車素材から肉を切削除去すること
なく歯車を得ることができる。このため、材料歩留まり
を著しく向上させることができ、かつ材料調達コストお
よび肉の廃棄コストを低減させることもできる。
【0065】また、本発明に係る歯車成形装置によれ
ば、歯車を効率よく連続製造することができる。このた
め、他の加工装置を特に必要としない。すなわち、設備
投資費を低減しながらも歯車を大量生産することができ
るので、歯車の加工コストを大幅に低減することができ
る。
【0066】結局、本発明によれば、歯車の生産効率が
向上し、しかも、歯車の製造コストを著しく低減するこ
とができるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る歯車成形装置の要部概略縦
断面図である。
【図2】図1の歯車成形装置を構成する下パンチ、下イ
ンサートパンチおよびダイの要部拡大縦断面図である。
【図3】外歯として平歯を有する歯車を成形するための
外歯形成用歯部が形成されたダイの全体概略縦断面図で
ある。
【図4】図1の歯車成形装置の下部概略縦断面図であ
る。
【図5】図1の歯車成形装置において、上パンチをダイ
に係合させた状態を示す要部概略縦断面図である。
【図6】リング状成形体を拡径している状態を示す要部
概略縦断面図である。
【図7】拡径されたリング状成形体に対して外歯および
内歯を成形している状態を示す要部概略縦断面図であ
る。
【図8】外歯としてヘリカル歯を有する歯車を成形する
ための外歯形成用歯部が形成されたダイの全体概略縦断
面図である。
【図9】別の実施の形態に係る歯車成形装置を構成する
下パンチ、下インサートパンチおよびダイによって、リ
ング状成形体に対して外歯および内歯を成形している状
態を示す要部概略縦断面図である。
【図10】内壁面に段部が形成されたリング状成形体の
概略縦断面図である。
【図11】平歯の外歯および内歯を有する平歯車の概略
全体斜視図である。
【図12】リング状成形体(歯車素材)の概略全体斜視
図である。
【符号の説明】
1…平歯車 2…大径部 3…小径部 4…外歯 5…貫通孔 6…内歯 7、12…リング状成形体(歯車素材) 10…歯車成
形装置 14…固定部 16…可動部 20…基盤 28…下イン
サートパンチ 30…ロッド部材 32…ガスダ
ンパ 36…下パンチ 38…押圧ピ
ン 46…環状スペーサ 48…外歯 50、152…ダイ 52、150
…外歯形成用歯部 56…テーパ部 60…内歯形
成用歯部 62…プレート 64…スリー
ブ 70、73、96…ロッド 74…セット
プレート 90…上パンチ 92…上イン
サートパンチ 98…マンドレル 100…開口
部 112…テーパ面 160…歯車
素材 162…段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 洋一 埼玉県和光市本町8−1 本田技研工業株 式会社埼玉製作所和光工場内 (72)発明者 生木 一松 京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺塩谷14 株 式会社ニチダイ宇治田原工場内 (72)発明者 近藤 靖之 京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺塩谷14 株 式会社ニチダイ宇治田原工場内 Fターム(参考) 4E087 AA08 AA10 CA14 CA33 EC13 HA02 HA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内歯形成用歯部を有するとともに下パンチ
    の孔部に摺動自在に挿通された下インサートパンチの側
    周壁部に保持された歯車素材を、外歯形成用歯部を有す
    るダイで囲繞する第1の工程と、 上パンチおよび前記上パンチの孔部に摺動自在に挿通さ
    れた上インサートパンチを前記歯車素材の上端面に当接
    させた状態で、前記下パンチで前記歯車素材を押圧する
    ことによって該歯車素材を拡径する第2の工程と、 前記下インサートパンチを前記上インサートパンチに指
    向して変位させることに伴って前記歯車素材を押圧して
    該歯車素材の肉を塑性流動させ、前記ダイの外歯形成用
    歯部によって前記歯車素材の側周壁部に外歯を形成する
    とともに前記下インサートパンチの内歯形成用歯部によ
    って前記歯車素材の貫通孔の内周壁部に内歯を形成して
    歯車を得る第3の工程と、 を有することを特徴とする歯車成形方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の歯車成形方法において、前
    記第3の工程で前記歯車素材に対する前記上インサート
    パンチによる押圧力を解除することにより前記下インサ
    ートパンチと前記上パンチとの間に前記歯車素材の肉を
    塑性流動させ、前記外歯が形成された側周壁部に比して
    直径が小さい小径部が設けられた歯車とすることを特徴
    とする歯車成形方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の歯車成形方法において、前
    記第3の工程で前記歯車素材の前記内歯と前記小径部の
    内周壁部との間にテーパ部を設けることを特徴とする歯
    車成形方法。
  4. 【請求項4】側周壁部に外歯を有する一方、貫通孔の内
    周壁部に内歯を有する歯車を成形するための歯車成形装
    置であって、 孔部を有する下パンチと、 前記下パンチの孔部に摺動自在に挿通されてかつ前記内
    歯を形成するための内歯形成用歯部を有する下インサー
    トパンチと、 前記外歯を形成するための外歯形成用歯部を有するダイ
    と、 前記ダイに係合する上パンチと、 前記上パンチの孔部に摺動自在に挿通されてかつ前記下
    インサートパンチの端部が挿入される開口部を有する上
    インサートパンチと、 を備え、 前記下インサートパンチの側周壁部に保持された歯車素
    材の上端面に前記上パンチおよび前記上インサートパン
    チを当接させた状態で、前記歯車素材を前記下パンチで
    押圧することによって拡径し、 前記下インサートパンチが前記上インサートパンチに指
    向して変位した際に、前記ダイの外歯形成用歯部によっ
    て前記歯車素材の側周壁部に外歯を形成するとともに、
    前記下パンチの内歯形成用歯部によって前記歯車素材の
    貫通孔の内周壁部に内歯を形成して歯車とすることを特
    徴とする歯車成形装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の歯車成形装置において、前
    記上インサートパンチの開口部に挿入される前記下イン
    サートパンチの端部が、該下インサートパンチの前記内
    歯形成用歯部が設けられた部位に比して小径であること
    を特徴とする歯車成形装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の歯車成形装置において、前
    記上インサートパンチの開口部に挿入される前記下イン
    サートパンチの端部と該下インサートパンチの前記内歯
    形成用歯部との間にテーパ部が設けられていることを特
    徴とする歯車成形装置。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれか1項に記載の歯車
    成形装置において、前記下パンチの側周壁部に、前記ダ
    イの外歯形成用歯部に噛合する外歯が設けられているこ
    とを特徴とする歯車成形装置。
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