JP2003024980A - 廃水処理装置 - Google Patents
廃水処理装置Info
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Abstract
含まれる硫化水素、および硝化反応後に硝化液中に残存
して脱窒反応の妨げとなる溶存酸素濃度を低減させるこ
とができる廃水処理装置を提供する。 【解決手段】 メタン発酵槽3に生じたバイオガスをバ
イオガス導入配管11を介して脱酸素槽7に供給し、こ
のバイオガス中に含まれる還元性物質である硫化水素
と、硝化槽6から排出された硝化液中に溶解して脱窒反
応の妨げとなる酸化性物質である溶存酸素とを反応させ
ることにより、両者を無害化させて減少させる。これに
よりバイオガスを安価に脱硫することができるから、バ
イオガスを自在に活用して、廃水処理装置100の運転
コストを減少させることができる。また、硝化液中に溶
解している溶存酸素を減少させて脱窒反応の効率を高め
ることができる。
Description
から排出される、有機物および窒素成分を高濃度に含有
した廃水を生物学的に処理する廃水処理装置に関する。
る廃水を処理するために、これらの廃水に含まれる高濃
度な有機物および窒素成分を生物学的に処理する廃水処
理装置が用いられている。
は、硝化槽内の汚泥に含まれる好気性微生物の空気供給
下における作用により廃水中の有機物が除去されると同
時に、アンモニア性窒素が硝酸性窒素に変換される硝化
反応が生じる。次いで、硝化処理した廃水を脱窒槽に循
環させた後、空気の供給を止めた状態で廃水を攪拌する
と廃水中の溶存酸素濃度が低下するため、硝酸性窒素が
窒素となる脱窒反応が生じる。そして、このように脱窒
処理された廃水は、汚泥が分離された後に処理水として
系外に放出される。
うな生物学的硝化脱窒処理においては、アンモニア性窒
素を硝化した液を脱窒槽へ循環させて脱窒する際に、硝
化槽において廃水中に溶解した酸素がそのまま脱窒槽に
持ちこまれる。すると、廃水中の溶存酸素が脱窒槽にお
ける脱窒反応の妨げとなるため、脱窒反応に利用される
べき有機物が酸化反応によって無駄に消費されてしま
う。
理においては、高濃度のメタンガスを含有するバイオガ
スが生成されるため、その有効利用は廃水処理装置の運
転コスト低減に大きく寄与する。ところが、廃水中に硫
黄分が含まれていると、これらの硫黄分がメタン発酵処
理の際に微生物によって還元されて硫化水素等の悪臭物
質に変化する。これにより、メタン発酵処理で生成した
バイオガスをボイラやガスエンジン、燃料電池等に供給
すると、硫化水素がこれらの装置に腐食を生じさせるた
め、これらの装置にバイオガスを供給する前に高度に脱
硫しておく必要がある。しかしながら、廃水に含まれる
硫黄分の濃度が高いと脱硫コストが嵩むため、、メタン
発酵で生じたバイオガスを利用するメリットが損なわれ
てしまう。
が有する問題点を解消し、メタン発酵において生成する
バイオガス中に含まれる硫化水素と、硝化反応後に硝化
液中に残存して脱窒反応の妨げとなる溶存酸素濃度とを
共に低減させることができる廃水処理装置を提供するこ
とにある。
求項1に記載の手段は、有機物を含む廃水を生物学的に
処理する廃水処理装置であって、前記廃水を発酵処理し
てバイオガスを発生させる発酵槽と、前記発酵槽から得
られたメタン発酵処理液を生物学的に硝化脱窒処理する
脱窒槽および硝化槽と、前記硝化槽から得られた硝化液
を受け入れる脱酸素槽と、前記発酵槽から得られたバイ
オガスを前記脱酸素槽内の硝化液中に導入するバイオガ
ス導入配管と、を備えることを特徴としている。
ては、発酵槽に生じたバイオガスに含まれる還元性物質
である硫化水素と、硝化液に含まれる酸化性物質である
溶存酸素とを脱酸素槽内において反応させることによ
り、両者を無害化させて減少させることができる。これ
により、バイオガスに含まれる硫黄分を安価に脱硫する
ことができるから、廃水処理装置の運転コストを減少さ
せることができる。さらに、硝化液中に溶解している溶
存酸素を減少させることができるから、脱窒反応の効率
を高めることができる。
した廃水処理装置において、前記発酵槽を上向流式嫌気
性汚泥床槽としたものである。ここで上向流式嫌気性汚
泥床槽は、一般にUASBリアクタと呼ばれるものであ
り、嫌気性のメタン菌等により廃水中に含まれる有機物
を効率良くメタンガスに転換することができる。
2に記載した廃水処理装置に対し、前記脱酸素槽から得
られた廃水から汚泥を固液分離する浸漬膜を有した汚泥
分離槽をさらに設けたことを特徴としている。ここで浸
漬膜として精密濾過膜や限外濾過膜を用いることがで
き、濾過の駆動力として処理水の水頭圧や吸引ポンプに
よる負圧を用いることができる。
した廃水処理装置に対し、前記発酵槽から得られたバイ
オガスの一部を前記浸漬膜洗浄用のエアレーションガス
として前記汚泥分離槽内に供給するバイオガス分岐配管
をさらに設けたことを特徴としている。これにより、浸
漬膜洗浄用のエアレーションガスを供給するために別系
統のガス供給装置を設ける必要がないから、この廃水処
理装置の運転コストをより一層低減させることができ
る。
のいずれかに記載した廃水処理装置に対し、前記脱酸素
槽からバイオガス利用手段に供給されるバイオガスの一
部を取り出して前記脱酸素槽内の硝化液中に再導入する
第2のバイオガス導入配管をさらに設けたことを特徴と
している。これにより、バイオガス利用手段に供給され
るバイオガスの一部を脱酸素槽内の硝化液に再び接触さ
せて接触時間を長く取ることにより、バイオガス利用手
段に供給されるバイオガス中に含まれる未反応の硫化水
素を確実に除去することができる。また、脱酸素槽内の
硝化液に含まれる溶存酸素を確実に除去することができ
る。
した廃水処理装置に対し、前記発酵槽に供給される廃水
中に含まれる硫化水素をストリッピングする、前記発酵
槽に並設された硫化水素ストリッピング手段と、前記脱
酸素槽から前記バイオガス利用手段に供給されるバイオ
ガスの一部を取り出して前記硫化水素ストリッピング手
段内の廃水中に導入する第3のバイオガス導入配管と、
をさらに設けたことを特徴としている。
イオガスの一部を発酵槽内の処理液中に導入することに
より、処理液中の硫化水素をストリッピングすることが
できる。これにより、発酵槽内の処理液中から硫化水素
を効率良く取り出すことができるから、発酵槽内におけ
るメタン発酵反応が硫化水素によって妨げられることを
回避できるとともに、脱窒槽に生じる悪臭をも防止する
ことができる。
6に記載した廃水処理装置に対し、前記脱酸素槽内の処
理液のpH値を測定するpH値測定手段と、測定された
pH値に基づいて前記脱酸素槽内にpH値調整用の薬剤
を供給する薬剤供給手段と、をさらに設けたことを特徴
としている。これにより、脱酸素槽内の硝化液のpH値
を制御して、汚泥分離槽から放流される処理水の放流水
のpH値を必要な値に維持し、良好な品質の処理水を放
流することができる。
のいずれかに記載した廃水処理装置に対し、前記バイオ
ガス利用手段に供給されるバイオガス中の硫黄分を除去
する、前記バイオガス利用手段の上流に配設された脱硫
手段と、前記脱酸素槽から前記バイオガス利用手段に供
給されるバイオガス中の硫化水素濃度を検出する硫化水
素濃度検出手段と、検出された硫化水素の濃度に応じて
前記脱酸素槽から供給されるバイオガスの供給先を前記
脱硫手段若しくは前記バイオガス利用手段のいずれかに
切り替える供給経路切替手段と、をさらに設けたことを
特徴としている。
段に供給されるバイオガスに含まれる硫化水素の濃度が
所定値よりも低い場合には、バイオガスをバイオガス利
用手段に直接供給する。これに対して、脱酸素槽からバ
イオガス利用手段に供給されるバイオガスに含まれる硫
化水素の濃度が所定値よりも高い場合には、バイオガス
を脱硫手段において脱硫してからバイオガス利用手段に
供給する。これにより、硫化水素の濃度が高いバイオガ
スがバイオガス利用手段に供給されて腐食等のトラブル
が生じることを回避できる。
のいずれかに記載した廃水処理装置において、前記バイ
オガス利用手段を、前記バイオガスを燃焼させて得た電
力および熱エネルギを供給する熱電併給システムとした
ことを特徴としている。これにより、バイオガスを効率
良く活用してこの廃水処理装置の運転コストをより一層
低減させることができる。
8のいずれかに記載した廃水処理装置において、前記バ
イオガス利用手段を、前記バイオガスから電力を得る燃
料電池発電システムとしたことを特徴としている。これ
により、バイオガスを効率良く活用してこの廃水処理装
置の運転コストをより一層低減させることができる。
の各実施形態を、図1乃至図10を参照して詳細に説明
する。なお、以下の説明においては、同一の部分には同
一の符号を用いてその説明を省略する。
について説明する。図1に示した廃水処理装置100
は、原水槽1、pH調整槽2、メタン発酵槽3、メタン
処理水槽4、脱窒槽5、硝化槽6、脱酸素槽7、汚泥分
離槽8、ガスホルダ9、バイオガス利用手段10、バイ
オガスを脱酸素槽7に導入するバイオガス導入配管1
1、硝化液を脱酸素槽7から脱窒槽5に循環させる硝化
液循環配管12、脱酸素槽7からガスホルダ9にバイオ
ガスを供給するバイオガス供給配管13を備えている。
2においてそのpHが調整された後、メタン発酵槽3に
導入される。そして、このメタン発酵槽3において廃水
中の汚濁物質である有機物が分解される際に生じたバイ
オガスが回収される。このように処理された廃水はメタ
ン処理水槽4を経て脱窒槽5、硝化槽6へと導入され、
廃水中の窒素成分が順次脱窒され、硝化される。硝化槽
6から排出された硝化液は脱酸素槽7に流入し、バイオ
ガス導入配管11を介して導入されたバイオガスと接触
する。バイオガスと接触した硝化液の一部は、硝化液循
環配管12を介して脱窒槽5に戻され再び脱窒処理され
る。脱酸素槽7から排出された硝化液は、汚泥分離槽8
において処理水と汚泥とに固液分離される。処理水は系
外に放流され、汚泥は引抜かれ若しくは脱窒槽5に返送
される。脱酸素槽7で硝化液と接触したバイオガスは、
バイオガス供給配管13を介してガスホルダ9に供給さ
れ貯留された後、バイオガス利用手段10において熱エ
ネルギや電気エネルギに変換され有効利用される。
100は、メタン発酵槽3に生じたバイオガスをバイオ
ガス導入配管11を介して脱酸素槽7に供給し、このバ
イオガス中に含まれる還元性物質である硫化水素と、硝
化槽6から排出された硝化液中に溶解して脱窒反応の妨
げとなる酸化性物質である溶存酸素とを反応させること
により、両者を無害化させて減少させるものである。
給配管13およびガスホルダ9を介してバイオガス利用
手段10に供給されるバイオガスを安価に脱硫すること
ができるから、バイオガスを効率良く活用して廃水処理
装置100の運転コストを減少させることができる。ま
た、硝化液中に溶解している溶存酸素を減少させること
ができるから、脱窒反応の効率を高めることができる。
て説明する。図2に示す第2実施形態の廃水処理装置1
10は、前述した第1実施形態の廃水処理装置100に
おけるメタン発酵槽3を、UASB(Upflow Anaerobic
Sludge Blanket)型嫌気性処理槽、すなわち上向流式
嫌気性汚泥床槽14としたものである。これにより、メ
タン発酵処理能力を向上させることができるから、第1
実施形態の廃水処理装置100におけるメタン発酵槽3
に比較して、その容積を小さくすることができる。
て説明する。図3に示す第3実施形態の廃水処理装置1
20は、前述した第1実施形態の廃水処理装置100に
おける汚泥分離槽8に、脱酸素槽7から得られる処理水
から汚泥を分離する浸漬膜を設けたものである。これに
より、汚泥分離槽8における汚泥分離能力を向上させる
ことができるから、清澄な処理水を得ることができるば
かりでなく、汚泥の高濃度化により脱窒槽5および硝化
槽6の容積を小さくすることができる。
て説明する。図4に示す第4実施形態の廃水処理装置1
30は、上述した第3実施形態の廃水処理装置120に
設けられているバイオガス導入配管11を一部変更した
ものである。
ガスを脱酸素槽7に供給するバイオガス導入配管11に
は分岐配管16が接続され、メタン発酵槽3から得られ
たバイオガスの一部が膜分離装置15の洗浄用ガスとし
て供給される。そして、膜分離装置15の洗浄に用いら
れたバイオガスは、ガス配管17を介してバイオガス供
給配管13に戻されガスホルダ9に至る。これにより、
膜分離装置15を洗浄するために別系統のガス供給装置
を設ける必要がないから、この廃水処理装置130の運
転コストをより一層低減させることができる。
て説明する。図5に示す第5実施形態の廃水処理装置1
40は、前述した第1実施形態の廃水処理装置100に
おけるバイオガス供給配管13の一部を変更したもので
ある。すなわち、脱酸素槽7からガスホルダ9にバイオ
ガスを供給するバイオガス供給配管13に第2のバイオ
ガス導入配管18が分岐接続され、ガスホルダ9に供給
されるバイオガスの一部が脱酸素槽7に循環させるよう
になっている。これにより、ガスホルダ9に供給される
バイオガスの一部を脱酸素槽7に再循環させ、脱酸素槽
7内の硝化液に再び接触させて接触時間を長く取ること
により、バオガス中に含まれる未反応の硫化水素を確実
に除去することができる。また、脱酸素槽7内の硝化液
に含まれる溶存酸素を確実に徐供することができる。
て説明する。図6に示す第6実施形態の廃水処理装置1
50は、前述した第1実施形態の廃水処理装置100に
対し、硫化水素ストリッピング手段19をメタン発酵槽
3に並設するとともに、脱酸素槽7からガスホルダ9に
延びるバイオガス供給配管13の途中に第3のバイオガ
ス導入配管20を分岐接続して硫化水素ストリッピング
手段19にバイオガスの一部を供給するようにしたもの
である。
バイオガスの一部を硫化水素ストリッピング手段19に
供給し、メタン発酵槽3内の処理液中に通気することに
より、メタン発酵槽3内の処理液に含まれている硫化水
素をストリッピングすることができる。これにより、メ
タン発酵槽3内の処理液中から硫化水素を効率良く取り
出すことができるから、メタン発酵反応が硫化水素によ
って妨げられることを回避できるとともに、脱窒槽5に
おける悪臭をも防止することができる。なお、第3のバ
イオガス導入配管20の途中に脱硫塔等の脱硫手段を設
け、脱酸素槽7から供給されるバイオガスをさらに脱硫
処理した後にストリッピングに利用することもできる。
て説明する。図7に示す第7実施形態の廃水処理装置1
60は、前述した第1実施形態の廃水処理装置100に
対し、脱酸素槽7内の硝化液のpH値を制御するpH値
制御手段21を追加したものである。
の硝化液のpH値を計測するpH値測定手段21aと、
計測されたpH値に応じて酸若しくはアルカリ等の薬剤
を脱酸素槽7内に供給する薬剤供給手段21bと、脱酸
素槽7内に注入された薬剤を攪拌する攪拌機構(図示せ
ず)を有している。これにより、脱酸素槽7内の硝化液
のpH値を制御して、汚泥分離槽8から放流される処理
水の放流水のpH値を必要な値に維持し、良好な品質の
処理水を放流することができる。
て説明する。図8に示す第8実施形態の廃水処理装置1
70は、前述した第1実施形態の廃水処理装置100に
対し、脱酸素槽7からガスホルダ9にバイオガスを供給
するバイオガス供給配管13の途中に設けられた硫化水
素濃度測定手段22と、この硫化水素濃度測定手段22
からガスホルダ9に至る供給経路を切り替える供給経路
切替手段23と、ガスホルダ9の上流側に設けられた脱
硫手段24とを追加したものである。
からガスホルダ9に供給されるバイオガスに含まれる硫
化水素の濃度を測定する。供給経路切替手段23は、測
定された硫化水素の濃度が所定値よりも低い場合にはバ
イオガスをガスホルダ9に直接供給するが、測定された
硫化水素の濃度が所定値を上回る場合にはバイオガスを
脱硫手段24に供給する。脱硫手段24に供給されたバ
イオガスは、脱硫手段24において脱硫処理されて硫化
水素が除去された後にガスホルダ9に供給される。これ
により、硫化水素の濃度が高いバイオガスがバイオガス
利用手段10に供給されて腐食等のトラブルが生じるこ
とを回避することができる。
て説明する。図9に示す第9実施形態の廃水処理装置1
80は、前述した第1実施形態の廃水処理装置100に
おけるバイオガス利用手段10を、熱電併給システム2
5としたものである。これにより、メタン発酵槽3に生
じたバイオガスを熱電併給システム25のガスエンジン
やガスタービン等において燃焼させて駆動力を取り出
し、発電機を駆動して発電し、この廃水処理装置180
に用いる電力をまかなうことができる。また、熱回収装
置を並設することにより、ガスエンジンやガスタービン
の排熱を熱源として利用し、この廃水処理装置180の
運転に用いる熱源として利用することができる。
ついて説明する。図10に示す第10実施形態の廃水処
理装置190は、前述した第1実施形態の廃水処理装置
100におけるバイオガス利用手段10を、燃料電池2
6としたものである。すなわち、メタン発酵槽3に生じ
るバイオガスの発生量が100kWを越えるような多量
である場合、バイオガス利用手段10として燃料電池2
6を利用することにより、極めて効率良く発電すること
ができる。また、燃料電池26に並設した熱回収装置を
並設することにより、燃料電池26に発生した熱をこの
廃水処理装置190の運転に用いる熱源として利用する
ことができる。
の廃水処理装置は、廃水を発酵処理して得られたバイオ
ガスと硝化槽から得られた硝化液とを接触させることに
より、バイオガスに含まれる還元性物質である硫化水素
と硝化液に含まれる酸化性物質である溶存酸素とを反応
させ、両者を無害化させて減少させるものである。これ
により、バイオガスに含まれる硫黄分を安価に脱硫する
ことができるから、廃水処理装置の運転コストを減少さ
せることができる。さらに、硝化液中に溶解している溶
存酸素を減少させることができるから、脱窒反応の効率
を高めることができる。
造を模式的に示すブロック図。
造を模式的に示すブロック図。
造を模式的に示すブロック図。
造を模式的に示すブロック図。
造を模式的に示すブロック図。
造を模式的に示すブロック図。
造を模式的に示すブロック図。
造を模式的に示すブロック図。
造を模式的に示すブロック図。
の構造を模式的に示すブロック図。
Claims (10)
- 【請求項1】有機物を含む廃水を生物学的に処理する廃
水処理装置であって、 前記廃水を発酵処理してバイオガスを発生させる発酵槽
と、 前記発酵槽から得られたメタン発酵処理液を生物学的に
硝化脱窒処理する脱窒槽および硝化槽と、 前記硝化槽から得られた硝化液を受け入れる脱酸素槽
と、 前記発酵槽から得られたバイオガスを前記脱酸素槽内の
硝化液中に導入するバイオガス導入配管と、を備えるこ
とを特徴とする廃水処理装置。 - 【請求項2】前記発酵槽が上向流式嫌気性汚泥床槽であ
ることを特徴とする請求項1に記載した廃水処理装置。 - 【請求項3】前記脱酸素槽から得られる廃水から汚泥を
分離する浸漬膜を有した汚泥分離槽をさらに備えること
を特徴とする請求項1または2に記載した廃水処理装
置。 - 【請求項4】前記発酵槽から得られたバイオガスの一部
を前記浸漬膜洗浄用のエアレーションガスとして前記汚
泥分離槽内に供給するバイオガス分岐配管をさらに備え
ることを特徴とする請求項3に記載した廃水処理装置。 - 【請求項5】前記脱酸素槽からバイオガス利用手段に供
給されるバイオガスの一部を取り出して前記脱酸素槽内
の硝化液中に再導入する第2のバイオガス導入配管を備
えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
した廃水処理装置。 - 【請求項6】前記発酵槽に供給される廃水中に含まれる
硫化水素をストリッピングする、前記発酵槽に並設され
た硫化水素ストリッピング手段と、 前記脱酸素槽から前記バイオガス利用手段に供給される
バイオガスの一部を取り出して前記硫化水素ストリッピ
ング手段内の廃水中に導入する第3のバイオガス導入配
管と、をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載
した廃水処理装置。 - 【請求項7】前記脱酸素槽内の処理液のpH値を測定す
るpH値測定手段と、 測定されたpH値に基づいて前記脱酸素槽内にpH値調
整用の薬剤を供給する薬剤供給手段と、をさらに備える
ことを特徴とする請求項5または6に記載した廃水処理
装置。 - 【請求項8】前記バイオガス利用手段に供給されるバイ
オガス中の硫黄分を除去する、前記バイオガス利用手段
の上流に配設された脱硫手段と、 前記脱酸素槽から前記バイオガス利用手段に供給される
バイオガス中の硫化水素濃度を検出する硫化水素濃度検
出手段と、 検出された硫化水素の濃度に応じて前記脱酸素槽から供
給されるバイオガスの供給先を前記脱硫塔若しくは前記
バイオガス利用手段のいずれかに切り替える供給経路切
替手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項5乃
至7のいずれかに記載した廃水処理装置。 - 【請求項9】前記バイオガス利用手段は、前記バイオガ
スを燃焼させて得た電力および熱エネルギを供給する熱
電併給システムであることを特徴とする請求項5乃至8
のいずれかに記載した廃水処理装置。 - 【請求項10】前記バイオガス利用手段は、前記バイオ
ガスから電力を得る燃料電池発電システムであることを
特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載した廃水処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001211893A JP4521137B2 (ja) | 2001-07-12 | 2001-07-12 | 廃水処理装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001211893A JP4521137B2 (ja) | 2001-07-12 | 2001-07-12 | 廃水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003024980A true JP2003024980A (ja) | 2003-01-28 |
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ID=19047139
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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