JP2003024845A - 散水制御装置および方法 - Google Patents

散水制御装置および方法

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JP2003024845A
JP2003024845A JP2001210727A JP2001210727A JP2003024845A JP 2003024845 A JP2003024845 A JP 2003024845A JP 2001210727 A JP2001210727 A JP 2001210727A JP 2001210727 A JP2001210727 A JP 2001210727A JP 2003024845 A JP2003024845 A JP 2003024845A
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water
sprinkling
spraying
vehicle
moving body
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JP2001210727A
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English (en)
Inventor
Katsumi Obuchi
克己 大渕
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車等の運転手の安全を確保する。 【解決手段】 形状検出センサ4は、投光したレーザの
飛行時間に基づいて、道路1を走行する車両の形状を検
出し、それを図示せぬ制御部に通知する。制御部は、形
状検出センサ4から通知されてきた情報に基づいて、ガ
ントリー2の真下を走行している車両が乗用車11であ
ると判定したとき、ガントリー3に設置されている散水
部5から水を散布し、乗用車11が発生する排気ガスを
浄化する。一方、制御部は、散水部5から水が散布され
ている状態において、ガントリー2の真下を走行してい
る車両が自動二輪車等であると判定したとき、その散布
を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路を走行する移
動体としての車両を検出し、その車両が発生する排気ガ
スを浄化する散水制御装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、道路交通の分野では、車両から排
出される排気ガスによる大気汚染の問題が大きくクロー
ズアップされており、それとともに、大気中に存在する
排気ガス等の汚染物質を浄化する様々な方法が提案され
ている。
【0003】例えば、特開平11−90173号公報に
は、トンネルの内壁を多孔質体で覆い、その多孔質体に
より大気中に存在する窒素酸化物などの汚染物質を除去
することが開示されている。
【0004】また、特開2000−45208号公報に
は、道路の表面を二酸化チタンなどの光触媒で覆い、二
酸化チタンの光触媒反応を利用して、車両により排出さ
れた汚染物質を除去することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報に開示されているシステムにおいては、水の散布
中に、水の散布口であるノズルの付近を走行する車両が
自動二輪車である場合、散布した水が直接運転手に降り
注いだり、道路に水溜りができてしまい、走行上の安全
性に大きな影響を与えることになってしまう。
【0006】例えば、突然水が散布され、それを浴びて
しまうことによって、自動二輪車の運転者が驚いてしま
ったり、或いは、運転手の視界を遮ってしまったりする
ことが予想される。
【0007】そのように、直接水を浴びることによる安
全性の問題がある上に、さらに、走行している路面が濡
れており、非常に滑りやすいものとなっている。従っ
て、二輪車という構造上の不安定さが増長されてしま
い、さらに危険度が増すことが予想される。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、例えば、散水設備を備えた道路に自動二輪
車が進入した場合に、水の散布を停止することによっ
て、二輪車の運転手の安全を確保するようにしたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の散水制御
装置は、道路に水を散布する散水手段と、道路上を移動
する移動体の種類を検出する検出手段と、検出手段によ
り検出された移動体の種類に基づいて、散水手段による
水の散布を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】この散水制御装置は、例えば、高速道路や
一般道、或いは交差点などに設置される。
【0011】散水手段は、例えば、図1の散水部5によ
り構成され、検出手段は、例えば、図1の形状検出セン
サ4により構成され、制御手段は、例えば、図2の制御
部31により構成される。
【0012】散水手段は、例えば、図1に示すように所
定の高さから水を散布し、その水によって大気中に浮遊
する汚染物質等を吸着し、大気を浄化する。これによっ
て、例えば、車両から発生される排気ガスなどを除去す
ることができる。
【0013】また、散水手段により散布された水が道路
1の表面に供給されることによって、そこを走行した車
両により水が霧状となって巻き上げられる。これによっ
ても、大気中に存在する汚染物質などを除去することが
できる。
【0014】散水手段は、例えば、霧状にした水を噴霧
するようにしてもよい。また、散布される水の量が車両
の通行量などに応じて変化されるようにしてもよい。
【0015】散水手段により散布される水は、例えば、
水酸化カルシウムを含むアルカリ性の水であるようにし
てもよい。上述した汚染物質には、例えば、窒素酸化物
や二酸化硫黄などがあり、それらの物質は、いずれも酸
性を有している。従って、アルカリ性の水を散布するこ
とによって、中和を利用して、より効果的に汚染物質を
除去することが可能となる。
【0016】検出手段が検出する移動体は、例えば、乗
用車やトラック、バス、或いはワゴン車などの四輪車
や、自動二輪車や自転車などの二輪車、および人やその
人が散歩させている動物などである。
【0017】制御手段は、検出手段による検出結果に基
づいて、例えば、移動体の種類が自動二輪車や自転車、
或いは人であると判定した場合、散水手段による水の散
布を停止させる。
【0018】これにより、自動二輪車や自転車の運転
手、或いは人が、散布される水を浴びてしまうといった
ことを抑制することができる。また、自動二輪車の運転
手に水を浴びせてしまうといったことを抑制することが
できるとともに、上述したような各種の危険を回避する
ことができ、運転手の安全を確保することができる。
【0019】検出手段は、計測した移動体の幅に基づい
て、移動体の種類を検出するようにすることができる。
【0020】検出手段は、移動体の幅を、例えば、投光
したレーザの飛行時間によって算出し、予め設定されて
いる閾値の幅と比較することにより、レーザで照射した
移動体の種類を識別する。
【0021】一般的に、自動二輪車、自転車、または人
の幅は、四輪車の幅も狭いため、例えば、検出手段は、
検出された車両の幅が所定の閾値の幅よりも狭い場合、
その移動体は自動二輪車や自転車、或いは人であると識
別する。
【0022】また、検出手段は、様々な方法により移動
体の種類を識別することができるようにしてもよい。例
えば、撮像した画像情報を分析することにより移動体の
種類を識別するようにしてもよいし、四輪車や二輪車に
車載端末が設置されている場合、その端末から無線によ
り通知される識別情報に基づいて識別するようにしても
よい。
【0023】大気中に存在する所定の物質の濃度を測定
する濃度測定手段をさらに備え、制御手段は、濃度測定
手段により測定された物質の濃度が所定の濃度閾値を超
えていると判定し、かつ、検出手段により移動体が検出
されることに応じて、散水手段により水を散布させるよ
うにすることができる。
【0024】濃度測定手段は、例えば、図11に示す汚
染物質濃度測定部82により構成される。
【0025】濃度測定手段は、大気中に存在する汚染物
質として、例えば、窒素酸化物、一酸化炭素、二酸化窒
素、光化学オキシダント、ベンゼン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレンなどの気体や浮遊粒子状物質
などの浮遊物体の量または濃度を測定する。道路におい
て、これらの物質の多くは、道路を走行する車両が排出
する排気ガスに含まれている。測定対象の物質は、人
体、環境または走行する車両に悪影響をおよぼす物質
や、これらの物質の存在を裏付ける物体であることが望
ましい。
【0026】濃度測定手段は、大気中の物質により吸収
される光の波長がそれぞれ異なることを利用して、例え
ば、光を大気中に照射し、その照射した光のうちの、特
定の波長の光の減衰度合いに応じて、大気中の窒素酸化
物などの気体の量を測定する。また、濃度測定手段は、
大気の一部を採取し、その大気をフィルターで濾過し、
その濾過の前後の重量差を計測することにより大気中の
物体(浮遊粒子状物質(SPM))の量を測定することも
できる。
【0027】本発明の第1の散水制御装置の散水制御方
法は、道路に水を散布する散水ステップと、道路上を移
動する移動体の種類を検出する検出ステップと、検出ス
テップの処理により検出された移動体の種類に基づい
て、散水ステップの処理による水の散布を制御する制御
ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】散水ステップは、例えば、図7のステップ
S8の処理に応じて図1の散水部5により水が散布され
る処理により構成され、検出ステップは、例えば、図7
のステップS1により構成される。また、制御ステップ
は、例えば、図7のステップS5により構成される。
【0029】本発明の第1の散水制御装置および方法に
おいては、道路に水が散布され、道路上を移動する移動
体の種類が検出され、検出された移動体の種類に基づい
て、水の散布が制御される。
【0030】本発明の第2の散水制御装置は、道路の複
数の車線にわたって水を散布する散水手段と、道路上を
移動する移動体の種類と、移動体が移動する車線を検出
する検出手段と、検出手段により検出された移動体の種
類と、移動体が移動する車線に基づいて、散水手段によ
る水の散布を制御する制御手段とを備えることを特徴と
する。
【0031】本発明の第2の散水制御装置の構成は、上
述した第1の散水制御装置と基本的に同様の構成を有し
ており、散水手段は、例えば、図10の散水部5A、お
よび5Bから構成され、検出手段は、例えば、図10の
形状検出センサ4A、および4Bから構成され、制御手
段は、例えば、図11の制御部31により構成される。
【0032】制御手段は、検出手段により移動体の種類
として二輪車が検出され、二輪車が移動する車線に散水
手段により水が散布されているとき、二輪車が移動する
車線に対する水の散布を停止させるようにすることがで
きる。
【0033】これによっても、上述したように、例え
ば、自動二輪車の運転手に水を浴びせてしまうといった
ことを抑制することができる。また、自動二輪車が検出
されていない車線に関しては、水の散布が続行されるた
め、より確実に汚染物質を除去することができる。
【0034】本発明の第2の散水制御装置の散水制御方
法は、道路の複数の車線にわたって水を散布する散水ス
テップと、道路上を移動する移動体の種類と、移動体が
移動する車線を検出する検出ステップと、検出ステップ
の処理により検出された移動体の種類と、移動体が移動
する車線に基づいて、散水ステップの処理による水の散
布を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0035】散水ステップは、例えば、図14のステッ
プS102の処理に応じて、図10の散水部5Aから水
が散布される処理により構成され、検出ステップは、例
えば、図13のステップS81により構成され、制御ス
テップは、例えば、図13のステップS84により構成
される。
【0036】本発明の第2の散水制御装置および方法に
おいては、道路の複数の車線にわたって水が散布され、
道路上を移動する移動体の種類と、移動体が移動する車
線が検出され、検出された移動体の種類と、移動体が移
動する車線に基づいて、水の散布が制御される。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した浄化シ
ステムの構成例を示す斜視図である。
【0038】図に示すように、この例においては、四輪
自動車である乗用車11が道路1を走行している状態と
されており、白抜き矢印が、その進行方向を示してい
る。
【0039】道路1には、ガントリー2およびガントリ
ー3が道路1を横切る方向にそれぞれ設けられており、
道路1のほぼ中央に相当するガントリー2の部分には、
形状検出センサ4が設置されている。また、同様に、道
路1のほぼ中央に相当するガントリー3の部分には、散
水部5が設置されている。
【0040】この形状検出センサ4は、後に詳述するよ
うに、道路1を横切る方向に所定の周期でレーザを走査
し、反射され、受光したレーザに基づいて、ガントリー
2の真下を走行する乗用車11や自動二輪車12(図6
(A)参照)を検出する。以下、乗用車11、および自
動二輪車12等を含む乗り物を個々に区別する必要がな
い場合、まとめて車両と称する。
【0041】形状検出センサ4により検出された車両に
関する情報は、近傍に設置される散水制御装置21の制
御部31(いずれも図2)に出力される。制御部31
は、形状検出センサ4からの出力に基づいて、ガントリ
ー2の真下を走行している車両が乗用車11(一般的に
屋根付きとされる車両)であると判定した場合、ガント
リー3に設置される散水部5から水を散布させる。
【0042】また、制御部31は、ガントリー2の真下
を走行している車両が自動二輪車12であると判定した
場合であって、かつ、散水部5から水が散布されている
状態であると判定した場合、その散布を停止させる。
【0043】これにより、車両により発生された排気ガ
スに含まれる汚染物質を効果的に除去することができ
る。また、自動二輪車12が走行していると判定した場
合、水の散布を停止するようにしたので、散布した水に
より自動二輪車12の運転手の視界を遮るといったこと
を抑制することができ、運転手の安全を確保することが
できる。
【0044】図2は、例えば、図1に示すガントリー
2、またはガントリー3の近傍に設置される散水制御装
置21の構成例を示す図である。
【0045】制御部31は、形状検出センサ4からの出
力に基づいて、弁32の開閉を制御し、ガントリー3に
設置されている散水部5への水の供給を制御する。な
お、弁32が開栓されているとき、図に示すように、供
給源33に貯蔵されている水が供給管34を通って散水
部5に供給される。
【0046】供給源33に貯蔵される水は、例えば、水
酸化ナトリウムなどが含まれるアルカリ性の水であるよ
うにしてもよい。排気ガスとして発生される汚染物質に
は、例えば、窒素酸化物や二酸化硫黄などがあり、これ
らの物質は酸性である。従って、アルカリ性の水を散水
部5から散布させることにより、中和を利用して、より
効果的に汚染物質を除去することが可能となる。
【0047】図2の説明に戻り、制御部31は、弁32
を開栓させ、散水部5から水を散布させたとき、タイマ
35の計測を開始させる。そして、タイマ35により所
定の時間が計測されたとき、制御部31は、弁32を閉
じた状態とし、散水部5からの水の散布を停止させる。
これにより、水の使用量を抑制することができる。
【0048】図3は、形状検出センサ4の詳細な構成例
を示すブロック図である。
【0049】レーザダイオードドライバ41(以下、適
宜、LDドライバ41と称する)は、レーザダイオード4
2(以下、適宜、LD42と称する)の発光を制御し、所
定の周期でLD42を発光させる。
【0050】LD42により生成されたレーザは、投光レ
ンズ43、および光学フィルタ44を介してポリゴンミ
ラー45に照射される。照射されたレーザは、ポリゴン
ミラー45によって、その投光角(照射位置)が制御さ
れるようになされている。すなわち、モータドライバ4
8により、その回転が制御される図示せぬモータがポリ
ゴンミラー45には取り付けられており、投光角が制御
され、ポリゴンミラー45の所定の面により反射された
レーザは、光学窓46を透過して、例えば、道路1の表
面を照射する。
【0051】エンコーダ47は、投光されたレーザの照
射位置をポリゴンミラー45の回転角度に基づいて算出
し、それを形状識別部58に出力する。モニタ部49
は、LDドライバ41の駆動をモニタし、モニタ結果をス
タート信号発生部50に出力する。スタート信号発生部
50は、モニタ部49からの出力に基づいて、LD42か
らレーザが投光されたタイミングで所定の信号(以下、
スタート信号と称する)を生成し、それを飛行時間算出
部51に出力する。
【0052】飛行時間算出部51は、スタート信号発生
部50から供給されてきたスタート信号と、後述するス
トップ信号発生部56から供給されてきたストップ信号
(レーザが受光されたタイミングで発生される信号)に
基づいて、レーザが形状検出センサ4から投光されてい
た時間(形状検出センサ4から投光されたレーザが反射
され、再び戻ってくるまでの時間)を算出し、A/D(ア
ナログ/ディジタル)変換部57に出力する。
【0053】後述する形状識別部58は、このようにし
て飛行時間算出部51により算出された時間(以下、飛
行時間と称する)に基づいて、ガントリー2の真下を走
行している車両が、例えば、乗用車11であるのか、ま
たは自動二輪車12であるのかを識別する。
【0054】形状検出センサ4から投光されたレーザ
は、例えば、道路1の表面や、走行している車両の表面
などにより反射され、光学窓46を透過して再び受光さ
れる。
【0055】この反射されたレーザは、ポリゴンミラー
45により反射された後、光学フィルタ44により偏向
され、受光レンズ52を介して受光素子53により受光
され、電気信号に変換される。
【0056】I/V(電流/電圧)変換部54は、受光素子
53から供給されてきた電気信号を電圧に変換する。ア
ンプ55は、I/V変換部54により変換された電圧の出
力を増幅し、それをストップ信号発生部56に出力す
る。
【0057】ストップ信号発生部56は、アンプ55の
出力に基づいて、反射されたレーザの受光タイミングに
応じたストップ信号を生成し、生成したストップ信号を
飛行時間算出部51に供給する。
【0058】上述したように、飛行時間算出部51は、
スタート信号発生部50から供給されてきたスタート信
号と、ストップ信号発生部56から供給されてきたスト
ップ信号に基づいて飛行時間を算出し、その算出結果を
A/D変換部57に出力する。
【0059】A/D変換部57は、飛行時間算出部51か
ら供給されてきた飛行時間に対応する信号をディジタル
データに変換し、形状識別部58に出力する。形状識別
部58は、供給されてきたディジタルデータに基づい
て、走行している車両の存在を検出するとともに、その
データとエンコーダ47からの照射位置情報を参照し、
検出された車両の幅を算出する。
【0060】そして、形状識別部58は、算出した車両
の幅に基づいて、ガントリー2の真下を走行している車
両が乗用車11であるのか、または自動二輪車12であ
るのかを識別する。通常、乗用車11(四輪車)の車幅
は、自動二輪車12の車幅より広いため、形状識別部5
8は、それを利用し、検出された車両の幅が予め設定さ
れている基準の幅より広いと判定したとき、検出された
車両が乗用車11であると識別する。また、形状識別部
58は、検出された車両の幅が、その基準の幅より狭い
と判定したとき、検出された車両が自動二輪車12であ
ると識別する。
【0061】図4乃至図6は、車両の形状を識別する原
理を説明する図である。
【0062】図4(A)は、ガントリー2を正面から見
たときのレーザの飛行を模式的に示す図である。
【0063】図に示すように、照射位置に車両が存在し
ていない場合、形状検出センサ4から所定の周期で投光
されたレーザは、ガントリー2の支柱2Aから支柱2B
の間の道路1のポイント1−1乃至1−15に照射さ
れ、そこで反射されて、形状検出センサ4に戻ってく
る。
【0064】図4(A)からも明らかなように、形状検
出センサ4のほぼ真下に対応するポイント1−8に照射
されたレーザよりも、より支柱2A側の表面、または、
より支柱2B側の表面(ポイント1−1、またはポイン
ト1−15)に照射されたレーザの方が、その大気中の
飛行距離が長いものとなる。
【0065】図4(B)は、形状検出センサ4から投光
されたレーザの飛行時間と照射位置の関係を示す図であ
る。図において、縦軸は飛行時間を示しており、横軸は
照射位置を示している。また、図4(B)のポイント1
−1乃至1−15は、図4(A)のポイント1−1乃至
1−15にそれぞれ照射されたレーザの飛行時間と照射
位置を示している。
【0066】上述したように、形状検出センサ4のほぼ
真下に対応するポイント1−8に照射されたレーザより
も、例えば、ポイント1−1に照射されたレーザの方
が、その大気中の飛行距離が長いものとなるため、それ
に伴って飛行時間も長くなる。従って、道路1の表面の
ポイント1−1乃至1−15のそれぞれに照射されたレ
ーザの飛行時間と照射位置の関係は、図4(B)に示す
ようなものとなる。
【0067】すなわち、ポイント1−8に照射されたレ
ーザの飛行時間が最も短く、ポイント1−1、またはポ
イント1−15に照射されたレーザの飛行時間が最も長
くなる。
【0068】図3の形状識別部58は、図4(B)に示
すような飛行時間と照射位置との関係を、車両が存在し
ない場合の基準の情報として有しており、この基準情報
と、実際に飛行時間算出部51により算出され、供給さ
れてきたデータとに基づいて、検出された車両の形状を
識別する。
【0069】具体的には、形状識別部58は、図4
(B)に示すような基準情報と、飛行時間算出部51か
ら供給されてきた情報の差に基づいて、検出された車両
の形状を識別する。
【0070】図5(A)は、乗用車11がガントリー2
の真下を走行している状態を示す図であり、形状検出セ
ンサ4から所定の角度で投光されたレーザは、道路1の
表面まで到達せずに、乗用車11の表面に照射されてい
る。
【0071】図の例においては、ポイント1−3乃至1
−13に照射されたレーザが道路1の表面まで到達せず
に、乗用車11の表面(屋根)で反射され、形状検出セ
ンサ4に戻っている。従って、道路1の表面まで到達し
たレーザよりも、乗用車11の表面で反射されたレーザ
の方が、その飛行距離が短く、それに伴って飛行時間も
短くなる。
【0072】図5(B)は、図5(A)に示す状態にお
いて、飛行時間算出部51により算出された飛行時間と
照射位置に関する情報と、図4(B)に示したような基
準情報の差を示す図である。
【0073】従って、図5(B)の縦軸は、実際に計測
された飛行時間と、基準情報の飛行時間との差である飛
行時間差を示している。すなわち、ポイント1−3乃至
1−13に照射されたレーザにおいては、図に示すよう
に、基準情報との飛行時間差が生じることとなる(乗用
車11が存在しない場合の飛行時間との差が生じること
となる)。
【0074】また、ポイント1−1,1−2、およびポ
イント1−14,1−15に照射されたレーザに関して
は、基準情報を計測するときと同様に道路1の表面まで
到達しているため、その飛行時間は、基準情報の飛行時
間とほぼ同一となり、図5(B)に示すように、飛行時
間差は生じない。
【0075】このポイント1−3乃至1−13の間隔
は、図からも明らかなように、レーザが照射された瞬間
に、その平面上に存在する乗用車11の車幅とほぼ同一
となる。
【0076】形状識別部58は、このようにして飛行時
間と照射位置の関係を算出し、算出結果に基づいて、ガ
ントリー2の真下を走行している車両の車幅を計測す
る。そして、形状識別部58は、計測した車幅と、予め
設定されている所定の閾値とを比較し、ガントリー2の
真下を走行している車両が乗用車11であるのか、自動
二輪車12であるのかを識別する。
【0077】例えば、ガントリー2の真下を自動二輪車
12が走行している場合、その飛行時間差と照射位置と
の関係は、図6(B)に示すようなものとなる。
【0078】この例においては、図6(A)に示すよう
に、自動二輪車12の運転手によりレーザが遮られ、そ
の遮られているポイントは、ポイント1−5乃至1−1
1とされている。従って、形状検出センサ4から投光さ
れたレーザの飛行時間と基準情報の飛行時間との差は、
上述した乗用車11の場合と同様にして算出され、図6
(B)に示すようなものとなる。
【0079】図5(B)と図6(B)を比較しても明ら
かなように、乗用車11が走行している場合と、自動二
輪車12が走行している場合では、それぞれのポイント
を結んだ曲線の形状(起伏)は異なったものとなってい
る。なお、その起伏の幅にも差が生じている。
【0080】複数の車両が併走している場合であって
も、以上のようにして基準情報との差を算出することに
より、その台数と、その形状をそれぞれ検出することが
できる。すなわち、複数の車両が併走している場合、そ
の飛行時間差と照射位置との関係においては、その台数
に相当する数の起伏が現れることとなる。
【0081】以上のようにして形状識別部58により識
別された車両の情報は、制御部31に出力される。
【0082】次に、図1の浄化システムの動作について
説明する。
【0083】始めに、図7のフローチャートを参照し
て、散水部5からの散水を制御する散水制御装置21の
処理について説明する。
【0084】ステップS1において、制御部31は、形
状検出センサ4の動作を制御し、形状識別処理を実行さ
せる。この形状識別処理の詳細については、図9のフロ
ーチャートを参照して後述する。
【0085】そして、制御部31は、ステップS2に進
み、形状検出センサ4による形状識別処理の結果に基づ
いて、車両が検出されたか否かを判定し、検出されてい
ないと判定した場合、処理を終了させる。一方、制御部
31は、ステップS2において、車両が検出されたと判
定した場合、ステップS3に進む。
【0086】例えば、図1に示すように、形状検出セン
サ4から投光されるレーザの照射領域に乗用車11が進
入している場合、制御部31は、ステップS2におい
て、車両が検出されたと判定し、ステップS3に進む
【0087】ステップS3において、制御部31は、ス
テップS1の形状識別処理の結果に基づいて、検出され
た車両が自動二輪車12であるか否かを判定し、自動二
輪車12であると判定した場合、ステップS4に進む。
そして、ステップS4において、制御部31は、弁32
の状態を確認し、弁32が開いている状態か否か(散水
部5から水が散布されている状態か否か)を判定する。
【0088】制御部31は、ステップS4において、弁
32が開いていると判定した場合、ステップS5に進
み、弁32を閉じ、散水部5からの水の散布を停止させ
る。そして、制御部31は、ステップS6において、タ
イマ35の計測値を初期化し、処理を終了させる。
【0089】一方、ステップS4において、制御部31
は、弁32が開いていない(閉まっている)と判定した
場合、ステップS5の処理をスキップし、ステップS6
でタイマ35の計測値を初期化させ、処理を終了させ
る。
【0090】以上のような処理により、散水部5から水
が散布されている状態において、自動二輪車12が走行
していることが検出されたとき、その散布が停止され
る。従って、散布している水によって自動二輪車12の
運転手の視界を遮ったり、その運転手を驚かせるといっ
たことを抑制することができ、自動二輪車12の運転手
の安全を確保することができる。
【0091】なお、散水部5から水が散布されている状
態であっても、検出された車両が乗用車11のような屋
根付きの車両である場合、散水部5から水が散布されて
いることは、運転手にさほど影響を与えるものではない
と考えられるため、その散布は停止されない。
【0092】一方、ステップS3において、制御部31
は、形状検出センサ4からの出力に基づいて、検出され
た車両が自動二輪車12ではない(乗用車11である)
と判定した場合、ステップS7に進み、ステップS4と
同様に、弁32が開いているか否かを判定する。
【0093】制御部31は、ステップS7において、弁
32が閉まっていると判定した場合、ステップS8に進
み、弁32を開け、散水部5から水を散布させる。そし
て、制御部31は、ステップS9に進み、タイマ35の
計測値を初期化し、その計測を開始させる。
【0094】一方、ステップS7において、制御部31
は、弁32が開いていると判定した場合、散水部5から
水が散布されている状態を保持させ、ステップS9に進
み、タイマ35の計測値を初期化し、新たに計測を開始
させる。
【0095】後述するように、制御部31は、タイマ3
5の計測値に基づいて、所定の時間が経過したと判定し
たとき、散水部5からの水の散布を停止させる。
【0096】以上のような処理により、検出された車両
が乗用車11であり、散水部5から水が散布されていな
い場合、水の散布が開始される。従って、図1に示すよ
うに、ガントリー2とガントリー3が所定の距離だけ離
間して設置されている場合、例えば、乗用車11がガン
トリー3付近を走行するタイミングで、水が散布される
こととなり、乗用車11から排出される排気ガスを、散
布した水で直接的に(路面から巻き上げられたものでは
なく)除去することができる。
【0097】次に、図8のフローチャートを参照して、
散水部5からの水の散布を停止させる散水制御装置21
の処理について説明する。なお、この処理は、図7の処
理に続くものである。
【0098】ステップS21において、制御部31は、
タイマ35の計測値を確認し、その計測値が所定の閾値
を超えたか否かを判定する。この閾値に対応する期間
は、例えば、検出された車両がガントリー3を通過する
までの期間、またはその期間に所定の期間だけさらに付
加した期間とされる。
【0099】制御部31は、ステップS21において、
タイマ35の計測値が所定の閾値を超えていないと判定
した場合、処理を終了させ、閾値を超えていると判定し
た場合、ステップS22に進む。
【0100】ステップS22において、制御部31は、
弁32を閉じ、散水部5からの水の散布を停止させる。
そして、ステップS23において、制御部31は、タイ
マ35の計測値を初期化させ、処理を終了させる。
【0101】以上のように、例えば、車両がガントリー
3を通過するタイミングで、水の散布が停止されるた
め、水の使用量を最小限に抑制することができる。
【0102】次に、図9のフローチャートを参照して、
図7のステップS1において実行される形状検出センサ
4の形状識別処理について説明する。
【0103】ステップS31において、LDドライバ41
は、制御部31からの指示に基づいて、LD42を発光さ
せる。また、スタート信号発生部50においては、モニ
タ部49からの出力に基づいて、LD42の発光とともに
スタート信号が発生され、飛行時間算出部51に出力さ
れる。
【0104】LD42から投光されたレーザは、投光レン
ズ43、光学フィルタ44を介してポリゴンミラー45
に照射される。そして、照射されたレーザは、ポリゴン
ミラー45の所定の面で反射され、光学窓46を透過し
て形状検出センサ4から投光される。なお、エンコーダ
47により、照射位置が計測され、その計測結果が形状
識別部58に供給される。
【0105】投光されたレーザは、道路1の表面、また
はそこに車両が存在する場合、車両の表面において反射
され、形状検出センサ4の受光素子53により受光され
る。
【0106】例えば、車両の表面で反射されたレーザ
は、光学窓46、ポリゴンミラー45、光学フィルタ4
4、および受光レンズ52を介して受光素子53により
受光される。
【0107】そして、ストップ信号発生部56は、I/V
変換部54、およびアンプ55を介して、ステップS3
1で投光されたレーザが受光素子53において受光され
たことが通知されたとき、受光されたタイミングに対応
するストップ信号を生成し、それを飛行時間算出部51
に出力する。
【0108】飛行時間算出部51は、ステップS33に
おいて、スタート信号発生部50から供給されてきたス
タート信号と、ストップ信号発生部56から供給されて
きたストップ信号に基づいて、飛行時間を算出する。
【0109】飛行時間算出部51により算出された飛行
時間に関する情報は、A/D変換部57においてアナログ
ディジタル変換され、取得されたデータが形状識別部5
8に供給される。
【0110】そして、ステップS34において、形状識
別部58は、供給されてきたデータに基づいて、道路1
を横切る方向に1回のレーザの走査が終了したか否かを
判定し、終了していないと判定した場合、ステップS3
1に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
【0111】形状識別部58は、ステップS34におい
て、1回の走査が終了したと判定した場合、ステップS
35に進み、今回の走査によって車両が検出されたか否
かを判定する。
【0112】形状識別部58は、供給されてきた飛行時
間の情報と、エンコーダ47から供給されてきた照射位
置の情報と図4(B)に示したような基準情報に基づい
て、図5(B)、または図6(B)に示したような図を
計測結果として生成する。そして、形状識別部58は、
生成した計測結果に基づいて、走査した領域に車両が存
在するか否かを判定する。
【0113】すなわち、形状検出センサ4から投光され
るレーザの照射領域に車両が存在する場合、その計測結
果には、図5(B)、または図6(B)に示すような、
車両の幅とほぼ同一幅の起伏が生じることになる。
【0114】形状識別部58は、ステップS35におい
て、車両が存在しないと判定した場合、ステップS31
に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行し、車両が存在
すると判定した場合、ステップS36に進む。
【0115】ステップS36において、形状識別部58
は、図5(B)、または図6(B)に示したような起伏
の幅に基づいて、検出した車両毎の車幅を算出する。例
えば、図5(B)に示したような計測結果が供給されて
きた場合、形状識別部58は、その車両の車幅がポイン
ト1−3乃至1−13に対応する幅であると算出する。
また、形状識別部58は、図6(B)に示したような計
測結果が供給されてきた場合、その車両の車幅がポイン
ト1−5乃至1−11に対応する幅であると算出する。
【0116】ステップS37において、形状識別部58
は、今回の走査により検出された車両があるか否かを判
定する。具体的には、形状識別部58は、図示せぬメモ
リを内部に有しており、そのメモリに保存されている情
報に基づいて、今回車両を検出したレーザの照射位置の
近傍において、前回の走査時に車両が検出されていたか
否かを確認し、今回の投光で検出された車両の有無を判
定する。
【0117】形状識別部58は、ステップS37におい
て、今回の走査で検出された車両があると判定した場
合、ステップS38に進み、例えば、図5(B)の検出
結果を車両の検出領域として、内蔵するメモリに記憶す
る。また、形状識別部58は、内蔵するタイマの計測を
開始させる。このタイマは、車両が検出され続けた期間
を計測するようになされており、その計測値に基づい
て、例えば、検出された車両の走行速度などが算出され
る。
【0118】ステップS39において、形状識別部58
は、ステップS36で算出された車両の車幅が、前回ま
での走査によって算出された、その車両の最大車幅より
も広いか否かを判定する。形状識別部58は、それぞれ
の走査により算出された車幅に関する情報も上述したメ
モリに記憶させている。
【0119】形状識別部58は、ステップS39におい
て、今回の走査で算出された車幅が、前回までの走査に
よって算出されていた、その車両の最大車幅よりも広い
と判定した場合、メモリに記憶されている最大車幅の情
報を更新する。後述するように、形状識別部58は、検
出された車両の最大車幅と所定の閾値を比較することに
より、その車両が乗用車11であるのか、または自動二
輪車12であるのか等を判定する。
【0120】ステップS40において、形状識別部58
は、前回の走査時に検出されていた車両が、全て、今回
の走査時にも検出されているか否かを確認し、その確認
結果に基づいて、通過した車両があるか否かを判定す
る。
【0121】形状識別部58は、ステップS40におい
て、車両が通過していないと判定した場合、ステップS
31に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行し、車両が
通過したと判定した場合、ステップS41に進む。
【0122】ステップS41において、形状識別部58
は、内蔵するタイマの計測を終了し、その計測値を保存
する。
【0123】ステップS42において、形状識別部58
は、検出された車両の最大車幅が、所定の閾値を超えて
いるか否かを判定し、その閾値を超えていると判定した
場合、ステップS43に進み、検出された車両が乗用車
11であると識別する。そして、形状識別部58は、ス
テップS44において、車両が検出され、その車両が乗
用車11(四輪車)であることを制御部31に通知す
る。
【0124】一方、ステップS42において、形状識別
部58は、検出された車両の最大車幅が所定の閾値を超
えていないと判定した場合、ステップS45に進み、次
に、駆動させたタイマの計測値(車両が検出され続けた
期間)が所定の閾値を超えているか否かを判定する。
【0125】そして、形状識別部58は、ステップS4
5において、タイマの計測値が所定の閾値を超えていな
いと判定した場合、ステップS46に進み、検出された
車両が自動二輪車12であると識別し、一方、計測値が
その閾値を超えていると判定した場合、ステップS47
に進み、検出された車両が自転車であると識別する。
【0126】通常、自動二輪車12(バイク)は、自転
車の走行速度の数倍の速度で走行している。従って、形
状識別部58は、このように走行速度を算出し、算出結
果の速度を閾値と比較することにより、走行している車
両が自動二輪車12であるのか、または自転車であるの
かを識別することができる。制御部31は、識別された
車両が乗用車11であるのか、自動二輪車12であるの
か、或いは自転車であるのかによって、上述したステッ
プS21などにおいて、タイマ35の計測値と比較する
閾値を変化させる。
【0127】ステップS46で検出された自動二輪車1
2に関する情報、およびステップS47で検出された自
転車に関する情報は、ステップS44において、制御部
31に通知される。
【0128】このような車両の識別処理が行われた後、
図7のステップS2以降の処理が実行される。
【0129】以上においては、自動二輪車12が検出さ
れたときに、散水部5からの水の散布が停止されるとし
たが、上述したようにして自転車を検出し、自転車が検
出されたときも同様にして散布が停止されるようにして
もよい。また、人が検出されたときも、同様に散布が停
止されるようにしてもよい。上述したような形状識別処
理を適用して、例えば、人を含めた、様々な移動体の存
在を検出することができる。
【0130】これにより、自動二輪車12の運転手や自
転車の運転手、或いは人が、散布されている水を浴びて
しまうといったことを抑制することができる。
【0131】図10は、本発明を適用した浄化システム
の他の構成例を示す斜視図である。図1で示した部分に
ついては、同一の符号を付してある。
【0132】図10の例において、道路1には、車線1
Aと車線1Bが設けられている。そして、ガントリー2
には、車線1Aを走行する車両を検出する形状検出セン
サ4Aと車線1Bを走行する車両を検出する形状検出セ
ンサ4Bが設置されており、ガントリー3には、車線1
Aに対して水を散布する散水部5Aと車線1Bに対して
水を散布する散水部5Bが設置されている。
【0133】そして、ガントリー2とガントリー3の間
には、それぞれのガントリーから所定の距離だけ離間し
て、支柱71A、および支柱71Bが設けられている。
この支柱71Bには、大気中に存在する汚染物質の濃度
を測定するレーザを投光する投光部72と、その反射光
を受光する受光部73が設置されており、支柱71Aに
は、投光部72から投光されたレーザを反射する反射部
74が設置されている。
【0134】これらの形状検出センサ4Aおよび4B、
散水部5Aおよび5B、並びに投光部72および受光部
73は、近傍に設置される散水制御装置21によりそれ
ぞれ制御される。
【0135】なお、図10においては、乗用車11が車
線1Aを走行している状態とされており、自動二輪車1
2が車線1Bを走行している状態とされている。
【0136】図11は、図10に示した各装置を制御す
る散水制御装置21の構成例を示すブロック図であり、
図2に示したものに関しては、同一の符号を付してあ
る。図2を参照して説明したものと同様の部分について
は、その詳細な説明は省略する。
【0137】投受光制御部81は、投光部72および受
光部73を制御し、所定のタイミングとなったとき、投
光部72を駆動し、濃度を測定するためのレーザを投光
させる。また、投受光制御部81は、投光部72から投
光されたレーザが受光部73において受光されたとき、
それを取り込み、後段の汚染物質濃度測定部82に出力
する。
【0138】汚染物質濃度測定部82は、投受光制御部
81から供給されてきた情報に基づいて、投光部72か
ら投光されたレーザが透過した大気中の汚染物質の濃度
を測定する。具体的には、汚染物質濃度測定部82は、
受光部73で受光されたレーザ(光)の波長と、それぞ
れの波長の光の強さを分析し、大気中に存在する物質に
より吸収された光の量から、汚染物質の濃度を測定す
る。
【0139】大気中に存在する様々な物質により吸収さ
れる光の波長は、それぞれ異なっており、大気中を透過
した光の波長と、その波長の光の強さを分析することに
より、存在する物質と、その濃度を特定することができ
る。すなわち、窒素酸化物などの汚染物質に対応する波
長の光が減衰しているほど、その大気に窒素酸化物が多
く含まれており、その大気が汚染されていることを示し
ている。
【0140】汚染物質濃度測定部82により測定された
汚染物質の濃度に関する情報は、制御部31に出力され
る。そして、制御部31は、供給されてきた情報に基づ
いて、汚染物質の濃度が、所定の閾値の濃度を超えてい
ると判定したとき、散水を開始する。また、制御部31
は、上述した図1の浄化システムの場合と同様に、形状
検出センサ4A、または4Bから自動二輪車12を検出
したことが通知されたとき、その走行車線に対する水の
散布を停止させる。
【0141】すなわち、制御部31は、散水部5A、お
よび5Bから水が散布されている状態において、自動二
輪車12が走行していることが形状検出センサ4Aから
通知されたとき、弁32Aを制御し、散水部5Aからの
散布を停止させる。一方、制御部31は、自動二輪車1
2が走行していることが形状検出センサ4Bから通知さ
れたとき、弁32Bを制御し、散水部5Bからの散布を
停止させる。
【0142】以上のような処理により、自動二輪車12
が走行している車線に対する水の散布が停止されること
となり、自動二輪車12の運転手の安全を確保すること
ができる。また、自動二輪車12が走行してない車線に
対しては、水が散布され続けるため、汚染物質をより確
実に除去することができる。
【0143】次に、図12乃至図14のフローチャート
を参照して、図10の浄化システムの動作について説明
する。
【0144】始めに、図12のフローチャートを参照し
て、汚染物質の濃度を測定し、その測定結果に基づいて
水の散布を制御する散水制御装置21の処理について説
明する。この処理は、例えば、所定の周期で実行され
る。
【0145】ステップS61において、投受光制御部8
1は、投光部72を駆動し、レーザを投光させる。投光
部72から投光されたレーザは、支柱71Aに設置され
ている反射部74により反射され、受光部73により受
光される。そして、受光部73により受光されたレーザ
に関する情報は、汚染物質濃度測定部82に出力され
る。
【0146】汚染物質濃度測定部82は、ステップS6
2において、受光部73において受光されたレーザ
(光)を分析し、レーザの伝搬途中に存在する汚染物質
の濃度を測定する。汚染物質濃度測定部82は、例え
ば、排気ガス中に含まれる窒素酸化物や硫化酸化物によ
り吸収された光の強さを分析し、その濃度を測定する。
【0147】汚染物質濃度測定部82により測定された
排気ガスの濃度に関する情報は、制御部31に出力され
る。
【0148】そして、制御部31は、ステップS63に
おいて、排気ガスの濃度が所定の閾値を超えているか否
かを判定し、超えていると判定した場合、ステップS6
4に進む。
【0149】ステップS64において、制御部31は、
弁32A、および32Bをともに開栓させ、供給源33
からの水が散水部5A、および5Bに供給されるように
する。これにより、散水部5Aからは、車線1A付近に
対して水が散布され、散水部5Bからは、車線1B付近
に対して水が散布される。
【0150】一方、ステップS63において、制御部3
1は、排気ガスの濃度が所定の閾値を超えていないと判
定した場合、ステップS65に進み、弁32A、および
32Bを閉じた状態とする。これにより、例えば、散水
部5A、および5Bから水が散布されている場合、その
散布が停止される。
【0151】これにより、排気ガスの濃度が基準の値を
超えていない場合、水の散布が停止されることになり、
乗用車11が検出されたときに、その都度水が散布され
る図1の浄化システムに較べて、使用する水の量を抑制
することができる。
【0152】次に、図13のフローチャートを参照し
て、自動二輪車12の走行を検出することに応じて、そ
の走行車線に対する散布を停止させる散水制御装置21
の処理について説明する。なお、図13に示す処理は、
図12に示した処理に続けて実行される。
【0153】ステップS81において、形状検出センサ
4A、および4Bにより、図9のフローチャートを参照
して説明した形状識別処理が実行され、その処理結果が
制御部31に供給されてくる。
【0154】そして、制御部31は、ステップS82
で、形状検出センサ4Aから通知されてきた情報に基づ
いて、自動二輪車12が検出されたか否かを判定し、検
出されたと判定した場合、ステップS83に進む。
【0155】ステップS83において、制御部31は、
弁32Aが開いているか否か(散水部5Aから水が散布
されているか否か)を判定し、開いていると判定した場
合、ステップS84に進み、弁32Aを閉じる。これに
より、自動二輪車12の運転手に水を浴びせてしまうと
いったことを抑制することができる。なお、散水部5B
から水が散布されている場合、その散布は続けられる。
【0156】制御部31は、ステップS83において、
弁32Aが開いていないと判定した場合、ステップS8
4の処理をスキップし、ステップS85に進む。
【0157】ステップS85において、制御部31は、
タイマ35Aを初期化し、その計測を開始させる。
【0158】一方、ステップS82において、制御部3
1は、形状検出センサ4Aにおいて自動二輪車12が検
出されていないと判定した場合、ステップS86に進
み、形状検出センサ4Bから通知されてきた情報に基づ
いて、自動二輪車12が検出されたか否かを判定する。
【0159】ステップS86において、制御部31は、
自動二輪車12が形状検出センサ4Bにおいて検出され
ていないと判定した場合、処理を終了させ、検出された
と判定した場合、ステップS87に進む。
【0160】ステップS87において、制御部31は、
弁32Bが開いているか否かを判定し、開いていると判
定した場合、ステップS88に進み、弁32Bを閉じ、
散水部5Bからの水の散布を停止させる。
【0161】そして、制御部31は、ステップS89に
おいて、タイマ35Bを初期化し、その計測を開始させ
る。なお、ステップS87において、弁32Bが閉じて
いると判定された場合、ステップS88の処理はスキッ
プされ、ステップS89の処理が実行される。
【0162】次に、図14のフローチャートを参照し
て、図13の処理により散布が停止されている状態にお
いて、その散布を再開させる散水制御装置21の処理に
ついて説明する。
【0163】ステップS101において、制御部31
は、タイマ35Aの計測値が所定の閾値を超えているか
否かを判定する。散布が停止されている場合、タイマ3
5Aにより、その停止されている期間が計測されてい
る。
【0164】制御部31は、ステップS101におい
て、タイマ35Aの計測値が所定の閾値を超えていると
判定した場合、ステップS102に進み、弁32Aを開
ける。例えば、この閾値に対応する計測値は、例えば、
自動二輪車12がガントリー2の真下を走行してから、
ガントリー3を通過するまでの期間とされる。これによ
り、基準以上の濃度の排気ガスが測定されている状態に
おいて、自動二輪車12がガントリー3の真下を通過し
た直後に水の散布が再開される。
【0165】制御部31は、ステップS103におい
て、タイマ35Aの計測値を初期化させ、処理を終了さ
せる。
【0166】一方、ステップS101において、制御部
31は、タイマ35Aの計測値が所定の閾値を超えてい
ないと判定した場合、ステップS104に進み、タイマ
35Bの計測値が所定の閾値を超えているか否かを判定
する。
【0167】制御部31は、ステップS104におい
て、タイマ35Bの計測値がその閾値を超えていないと
判定した場合、処理を終了させ、超えていると判定した
場合、ステップS105に進む。
【0168】ステップS105において、制御部31
は、弁32Bを開け、散水部5Bからの水の散布を再開
させる。そして、ステップS106に進み、制御部31
は、タイマ35Bの計測値を初期化させる。
【0169】図15は、本発明を適用した浄化システム
のさらに他の構成例を示す斜視図である。
【0170】図15に示す浄化システムにおいては、図
10に示した浄化システムに加えて、さらに、ガントリ
ー3から所定の距離だけ下流側に離間して設けられてい
るガントリー91に、車両の通過を検出する車両通過検
出部92A、および92Bが設置されている。
【0171】そして、図15に示した浄化システムにお
いては、排気ガスに含まれる汚染物質の濃度が所定の閾
値を超えているとき、図10に示した浄化システムと同
様に水が散布され、自動二輪車12が検出されたとき、
その走行車線に対する散布が停止されるようになされて
いる。また、車両通過検出部92A、または92Bによ
り、自動二輪車12が通過したことが検出されたとき、
散布が再開されるようになされている。
【0172】図16は、図15に示した浄化システムの
各装置を制御する散水制御装置21の構成例を示すブロ
ック図である。
【0173】車両通過検出部92A、および92Bは、
例えば、上述したような、光の飛行時間に基づいて車両
の形状を識別し、通過を検出するようにしてもよいし、
または赤外線を出射し、反射された赤外線の受光タイミ
ングに基づいて車両が通過したことを検出するようにし
てもよい。また、超音波を利用して車両が通過したこと
を検出することもできる。
【0174】車両通過検出部92A、または92Bによ
る検出結果は、制御部31に出力される。
【0175】次に、図17のフローチャートを参照し
て、図15に示す浄化システムの散水を制御する散水制
御装置21の処理について説明する。この処理は、図1
2に示したような処理が実行され、散水部5A、および
5Bから水が散布されている状態において開始される。
【0176】ステップS121において、形状検出セン
サ4A、および4Bにより、図9のフローチャートを参
照して説明したような形状識別処理が実行され、その処
理結果が制御部31に供給されてくる。
【0177】そして、制御部31は、ステップS122
において、形状検出センサ4Aから通知されてきた情報
に基づいて、自動二輪車12が検出されたか否か(自動
二輪車12が車線1Aを走行しているか否か)を判定
し、検出されたと判定した場合、ステップS123に進
む。
【0178】ステップS123において、制御部31
は、弁32Aが開いているか否かを判定し、開いていな
いと判定した場合、処理を終了させる。一方、制御部3
1は、ステップS123において、弁32Aが開いてい
ると判定した場合、ステップS124に進み、弁32A
を閉じ、散水部5Aからの水の散布を停止させる。
【0179】制御部31は、ステップS122におい
て、形状検出センサ4Aにより自動二輪車12が検出さ
れていないと判定した場合、ステップS125に進み、
形状検出センサ4Bから通知されてきた情報に基づい
て、自動二輪車12が検出されたか否かを判定する。
【0180】ステップS125において、制御部31
は、形状検出センサ4Bにより自動二輪車12が検出さ
れていないと判定した場合、処理を終了させ、検出され
たと判定した場合、ステップS126に進む。
【0181】ステップS126において、制御部31
は、弁32Bが開いているか否かを判定し、開いていな
いと判定した場合、処理を終了させる。一方、制御部3
1は、ステップS126において、弁32Bが開いてい
ると判定した場合、ステップS127に進み、弁32B
を閉じ、散水部5Bからの水の散布を停止させる。
【0182】次に、図18のフローチャートを参照し
て、図17に示した処理が実行され、散布が停止されて
いる状態において、その散布を再開する散水制御装置2
1の処理について説明する。
【0183】ステップS141において、制御部31
は、図17のステップS121の処理により、形状検出
センサ4A(車線1A)において自動二輪車12が検出
されていたか否かを判定し、形状検出センサ4Aで自動
二輪車12が検出されていたと判定した場合、ステップ
S142に進む。
【0184】ステップS142において、制御部31
は、車両通過検出部92Aからの出力に基づいて、自動
二輪車12が通過したか否かを判定し、まだ通過してい
ないと判定した場合、処理を終了させる。また、制御部
31は、ステップS142において、自動二輪車12が
通過したことが検出されたと判定した場合、ステップS
143に進み、弁32Aを開け、散水部5Aからの水の
散布を再開させる。
【0185】一方、制御部31は、ステップS141に
おいて、形状検出センサ4Aで自動二輪車12が検出さ
れていないと判定した場合、ステップS144に進み、
形状検出センサ4B(車線1B)において、自動二輪車
12が検出されていたか否かを判定する。制御部31
は、形状検出センサ4Bにおいて自動二輪車12が検出
されていないと判定した場合、処理を終了させ、一方、
自動二輪車12が検出されていたと判定した場合、ステ
ップS145に進む。
【0186】ステップS145において、制御部31
は、車両通過検出部92Bからの出力に基づいて、自動
二輪車12が通過したか否かを判定し、通過していない
と判定した場合、処理を終了させる。制御部31は、ス
テップS145において、自動二輪車12が通過したと
判定した場合、ステップS146に進み、弁32Bを開
け、散水部5Bからの水の散布を再開させる。
【0187】以上のように、水が散布されている状態に
おいて、自動二輪車12が検出され、その散布が停止さ
れた場合であっても、自動二輪車12が通過したことが
検出されることに応じて、散布が再開されるようになさ
れているので、より確実に大気を浄化することができ
る。
【0188】なお、上述した各構成をそれぞれを組み合
わせることで、様々な浄化システムを構成することがで
きる。
【0189】例えば、図1に示した浄化システムにおい
て、車線が複数設けられるようにしてもよいし、ガント
リー3から所定の距離だけ離間して図15に示したよう
な車両通過検出部92A等が設けられるようにしてもよ
い。また、図1の浄化システムにおいても、測定された
排気ガスの濃度が所定の閾値より高いとき、水の散布が
行われるようにしてもよい。
【0190】
【発明の効果】本発明によれば、水が散布されている場
合であっても、自動二輪車が検出されたとき、その散布
が停止されるようになされているので、散布される水に
より視界が遮られるなどの、運転手への影響を抑制する
ことができる。
【0191】従って、自動二輪車の運転手の安全を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した浄化システムの構成例を示す
斜視図である。
【図2】図1の浄化システムを制御する散水制御装置の
構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の形状検出センサの詳細な構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】形状検出センサの形状の識別原理を説明する図
である。
【図5】形状検出センサの形状の識別原理を説明する他
の図である。
【図6】形状検出センサの形状の識別原理を説明するさ
らに他の図である。
【図7】図2の散水制御装置の処理を説明するフローチ
ャートである。
【図8】図2の散水制御装置の他の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】図2の散水制御装置のさらに他の処理を説明す
るフローチャートである。
【図10】本発明を適用した浄化システムの他の構成例
を示す斜視図である。
【図11】図10の浄化システムを制御する散水制御装
置の構成例を示すブロック図である。
【図12】図11の散水制御装置の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】図11の散水制御装置の他の処理を説明する
フローチャートである。
【図14】図11の散水制御装置のさらに他の処理を説
明するフローチャートである。
【図15】本発明を適用した浄化システムのさらに他の
構成例を示す斜視図である。
【図16】図15の浄化システムを制御する散水制御装
置の構成例を示すブロック図である。
【図17】図16の散水制御装置の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図18】図16の散水制御装置の他の処理を説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
4 形状検出センサ 5 散水部 21 散水制御装置 31 制御部 32 弁 35 タイマ 72 投光部 73 受光部 81 投受光制御部 82 汚染物質濃度測定部 92Aおよび92B 車両通過検出部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路に水を散布する散水手段と、 前記道路上を移動する移動体の種類を検出する検出手段
    と、 前記検出手段により検出された前記移動体の種類に基づ
    いて、前記散水手段による前記水の散布を制御する制御
    手段とを備えることを特徴とする散水制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、計測した前記移動体の
    幅に基づいて、前記移動体の種類を検出することを特徴
    とする請求項1に記載の散水制御装置。
  3. 【請求項3】 大気中に存在する所定の物質の濃度を測
    定する濃度測定手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記濃度測定手段により測定された前
    記物質の濃度が所定の濃度閾値を超えている場合、前記
    検出手段により前記移動体が検出されることに応じて、
    前記散水手段により前記水を散布させることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の散水制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記散水手段により前
    記水が散布されている状態において、前記検出手段によ
    り前記移動体として二輪車、または人が検出されたと
    き、前記水の散布を停止させることを特徴とする請求項
    1,2または3に記載の散水制御装置。
  5. 【請求項5】 前記散水手段は、前記検出手段よりも前
    記道路の下流側に設置されることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の散水制御装置。
  6. 【請求項6】 道路に水を散布する散水ステップと、 前記道路上を移動する移動体の種類を検出する検出ステ
    ップと、 前記検出ステップの処理により検出された前記移動体の
    種類に基づいて、前記散水ステップの処理による前記水
    の散布を制御する制御ステップとを含むことを特徴とす
    る散水制御方法。
  7. 【請求項7】 道路の複数の車線にわたって水を散布す
    る散水手段と、 前記道路上を移動する移動体の種類と、前記移動体が移
    動する前記車線を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記移動体の種類と、前
    記移動体が移動する前記車線に基づいて、前記散水手段
    による前記水の散布を制御する制御手段とを備えること
    を特徴とする散水制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記検出手段により前
    記移動体の種類として二輪車が検出され、前記二輪車が
    移動する前記車線に前記散水手段により前記水が散布さ
    れているとき、前記二輪車が移動する前記車線に対する
    前記水の散布を停止させることを特徴とする請求項7に
    記載の散水制御装置。
  9. 【請求項9】 道路の複数の車線にわたって水を散布す
    る散水ステップと、 前記道路上を移動する移動体の種類と、前記移動体が移
    動する前記車線を検出する検出ステップと、 前記検出ステップの処理により検出された前記移動体の
    種類と、前記移動体が移動する前記車線に基づいて、前
    記散水ステップの処理による前記水の散布を制御する制
    御ステップとを含むことを特徴とする散水制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102260A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社ノーユー社 噴霧システム
JP2016095733A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 三菱電機株式会社 車両監視システム及び車両監視方法
JP2016139415A (ja) * 2016-02-11 2016-08-04 ホーチキ株式会社 非常覚知設備

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