JP3200402B2 - プラットホームの安全監視装置 - Google Patents

プラットホームの安全監視装置

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JP3200402B2 JP25319797A JP25319797A JP3200402B2 JP 3200402 B2 JP3200402 B2 JP 3200402B2 JP 25319797 A JP25319797 A JP 25319797A JP 25319797 A JP25319797 A JP 25319797A JP 3200402 B2 JP3200402 B2 JP 3200402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電車の発進時に電
車に過度に接近する危険区域に進入した乗降客または支
障物等の障害物を感知して、危険な状態にあるとその旨
の情報を出力して警告するとともに、場合により電車の
停止を促すようにしたプラットホームの安全監視装置に
関する。ここで危険区域に進入した状態とは、乗降客や
支障物等が電車に接近しているだけでなく、ドアに挟ま
れている状態を含むものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラットホームの安全監視装置と
しては、例えば、車両の進入時または発進時に乗降客ま
たは支障物等の障害物を車掌がテレビカメラ等で確認
し、また、駅員が監視しており、危険な状態にあるとそ
の旨を音声などで警告するとともに、場合により電車の
停止を促すようにするのが一般的である。
【0003】また、図8および図9に示すように、プラ
ットホームの側縁部に安全柵1を連設して、プラットホ
ームの側縁と安全柵1との間を危険区域とし、危険区域
に発光柱2および受光柱3を立設して、赤外線等を張っ
て、危険領域への乗降客または支障物等の障害物の進入
を検出するようにしているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプラットホームの安全監視装置では、前者に
おいては、車掌や駅員が見落さないよう、車両運行中は
集中力を持続する必要があって、車掌や駅員の大きな負
担となり、また、車掌や駅員の見落としがあった場合に
は、安全性が十分確保できないという問題点があった。
【0005】また、後者においては、プラットホームに
安全柵1を設けた分だけ、プラットホームの幅が狭くな
り、プラットホームを安全に歩行できる部分が減少し
て、通勤時間帯等の混雑時に対応することができない駅
が生じ、全ての駅には採用し難い、また、発光柱2およ
び受光柱3は、ホームの側縁から所定距離(例えば23
0mm)以上離すよう決められているため、赤外線等は
電車に極めて近い部分に張ることができないので、体が
小さく痩せている子供などが危険区域に進入し、電車に
極めて近い位置に寄っていた場合やドアに挟まれていた
場合に検知し難く、検知し難い分だけ、安全確認に時間
がかかるという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、車掌や駅員の負担を軽くした上
で、安全性を向上し、また、どのようなプラットホーム
を有する駅にも採用することができ、電車に過度に近づ
いたり、ドアに挟まれた乗降客などを容易に検知するこ
とができるようにしたプラットホームの安全監視装置を
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]電車(11)の発進時に電車(11)に過度に接
近する危険区域に進入した乗降客または支障物等の障害
物(13)を感知した危険な状態にあるとその旨の情報
を出力して電車(11)の停止の促しを含む警告をする
ようにしたプラットホームの安全監視装置において、前
記プラットホームの安全監視装置は、ビーム光照射手段
(20)、反射ビーム光検出手段(22)および安全監
視制御手段(30)を備え、前記ビーム光照射手段(2
0)は、電車(11)の進行方向に開いた扇形状のビー
ム光(20a)を電車(11)のドア(12)面に向け
て照射し、前記反射ビーム光検出手段(22)は、電車
(11)のドア(12)面に照射された前記ビーム光
(20a)の反射光(22a)を検出して、反射ビーム
光パターン情報(22b)を生成し、前記安全監視制御
手段(30)は、前記反射ビーム光パターン情報(22
b)に基づいて、パターン認識を実行し、電車(11)
の車両の発進時に車両に過度に近接した乗降客または支
障物等の障害物(13)を検出して、危険な状態にある
とその旨の情報を出力することを特徴とするプラットホ
ームの安全監視装置。
【0008】[2]電車(11)の発進時に電車(1
1)に過度に接近する危険区域に進入した乗降客または
支障物等の障害物(13)を感知した危険な状態にある
とその旨の情報を出力して電車(11)の停止の促しを
含む警告をするようにしたプラットホームの安全監視装
置において、前記プラットホームの安全監視装置は、ビ
ーム光照射手段(20)、反射ビーム光検出手段(2
2)および安全監視制御手段(30)を備え、前記ビー
ム光照射手段(20)は、電車(11)の進行方向に開
いた扇形状のビーム光(20a)を電車(11)のドア
(12)面に向けて照射し、前記反射ビーム光検出手段
(22)は、電車(11)のドア(12)面に照射され
た前記ビーム光(20a)の反射光(22a)を検出し
て、反射ビーム光パターン情報(22b)を生成し、前
記安全監視制御手段(30)は、電車(11)の到着直
後のドア(12)閉扉時および電車(11)の発進直前
のドア(12)閉扉時の二つの反射ビーム光パターン情
報(22b)に基づいて、それぞれパターン認識を実行
し、両方の認識パターンに差が生じた場合に、前記車両
に過度に接近した乗降客または支障物等の障害物(1
3)を検出することを特徴とするプラットホームの安全
監視装置。
【0009】[3]前記ビーム光照射手段(20)は、
前記ビーム光(20a)を変位させて電車(11)のド
ア(12)面を垂直方向に走査する走査駆動手段(2
5)を有することを特徴とする[1]または[2]記載
のプラットホームの安全監視装置。
【0010】[4]前記反射ビーム光検出手段(22)
は、少なくとも電車(11)のドア(12)面の下端部
に照射された前記ビーム光(20a)の反射光(22
a)を検出して、反射ビーム光パターン情報(22b)
を生成することを特徴とする[1]、[2]または
[3]記載のプラットホームの安全監視装置。
【0011】本発明は次のように作用する。 [1]項記載のプラットホームの安全監視装置では、乗
降客がドア(12)に挟まれたような場合に、反射ビー
ム光検出手段(22)にテレビカメラが装置された場
合、テレビカメラは、電車(11)のドア(12)面か
ら反射する反射光(22a)に基づき反射ビーム光パタ
ーン情報(22b)としての画像情報を生成することが
できる。
【0012】安全監視制御手段(30)は、反射ビーム
光パターン情報(22b)に基づいて、パターン認識を
実行し、電車(11)の車両の発進時に車両に過度に近
接した乗降客または支障物等の障害物(13)を検出す
ることができる。
【0013】それにより、電車(11)の発進時におい
て、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告す
るとともに、危険な状態のままでの電車(11)の発進
を防止することができる。これにより、車掌や駅員の負
担を軽くした上で、安全性を向上することができる。
【0014】[2]項記載のプラットホームの安全監視
装置では、安全監視制御手段(30)が、電車(11)
の到着直後のドア(12)閉扉時および電車(11)の
発進直前のドア(12)閉扉時の二つの反射ビーム光パ
ターン情報(22b)に基づいて、それぞれパターン認
識を実行する。
【0015】安全監視制御手段(30)は、両方の認識
パターンに差が生じた場合に、すなわち、両方の認識パ
ターンが一致しない場合に、乗降客または支障物等の障
害物(13)が電車(11)の発進時に車両のドア(1
2)に過度に近接したことを検出して、危険な状態にあ
るとその旨の警戒情報を出力して警告を促すことができ
る。
【0016】[3]項記載のプラットホームの安全監視
装置では、ビーム光照射手段(20)が扇形状のビーム
光(20a)を垂直方向に変位させて電車(11)のド
ア(12)面を走査するので、ドア(12)面に対して
垂直方向で任意の位置に照射したビーム光(20a)の
反射光(22a)を検出して、反射ビーム光パターン情
報(22b)を生成することができる。例えば、複数の
ビーム光照射手段(20)を設けて、ドア(12)面に
対して垂直方向で等間隔に複数のビーム光(20a)を
照射する必要がなくなる。
【0017】[4]項記載のプラットホームの安全監視
装置では、ドア(12)面に対して低い位置にある小さ
い子供のような乗降客であっても、ビーム光(20a)
を照射することができ、反射ビーム光検出手段(22)
は、ドア(12)面に向かい照射されたビーム光(20
a)の反射光(22a)を検出して反射ビーム光パター
ン情報(22b)を生成することができる。
【0018】以上説明したように、本発明によれば、車
掌や駅員の負担を軽くした上で、安全性を向上し、ま
た、安全柵などを設けないで済み、プラットホームの幅
が比較的狭い駅にも採用することができるようにしたプ
ラットホームの安全監視装置を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態のプ
ラットホームの安全監視装置10の機能ブロック図であ
り、図2は本発明の一実施の形態のプラットホームの安
全監視装置10の配置を示す正面図であり、図3は本発
明の一実施の形態のプラットホームの安全監視装置10
の配置を示す側面図であり、図4は本発明の一実施の形
態のプラットホームの安全監視装置10の配置を示す平
面図である。
【0020】図1〜図4に示すように、プラットホーム
の安全監視装置10は、電車11の発進時に電車11の
ドア12に過度に近接したり、ドア12に挟まれた乗降
客または支障物等の障害物13を感知して、危険な状態
にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場
合により電車11の停止を促すものであって、図1に示
すように、ビーム光照射手段20と反射ビーム光検出手
段22と安全監視制御手段30とを備えて成る。本実施
の形態においては、光切断法により、ドア12の表面形
状による変形を直接観測して、前記障害物13を感知す
る方法が採用される。
【0021】本実施の形態では、プラットホーム端14
aから約1mの所に安全柵18を立設し、プラットホー
ム端14aから安全柵18までを危険区域15としてい
て、乗降客の歩行や支障物等の載置を禁止している。安
全柵18の設置は、ドア開口に対応する位置は除かれて
いる。
【0022】ビーム光照射手段20は、プラットホーム
14上方から電車のドア面およびドア開口の両側壁部に
向けて電車の進行方向ヘ開いた扇形状のビーム光20a
を照射する。ビーム光20aは、ドア面およびドア開口
の両側壁部を切断するように照射するものであり、した
がって、ドア開口の側壁部に過度に接近したり、ドア1
2に挟まった危険な状態な乗降客も容易に検知可能にな
る。
【0023】本実施の形態では、ビーム光照射手段20
の光線として赤外線光源、可視光光源等を用いることが
できる。赤外線光源としては赤外線レーザ光源等を用い
ることができる。また、可視光光源としては、可視光レ
ーザ光源、LED光源、ランプ光源等を用いることがで
きる。
【0024】また、ビーム光照射手段20には、光源が
生成した光を、所定の扇形状のビーム形状に整形するた
めの光学系が設けられている。光学系としては、円柱レ
ンズや円柱鏡により構成されている。
【0025】ビーム光照射手段20は、扇形状のビーム
光を変位させて電車のドア面を垂直方向に走査するスキ
ャニング機構である走査駆動手段25を有している。本
実施の形態では、ビーム光照射手段20は、プラットホ
ーム14の屋根側に設置され、プラットホーム14の上
方からドア面およびドア開口の側壁部に向けて照射して
いる。本実施の形態のごとく、プラットホーム14に安
全柵18が立設されている場合には、ビーム光照射手段
20は安全柵18に設けても良い。
【0026】本実施の形態では、プラットホーム14に
停車する電車のドア12に対応して、ビーム光照射手段
20が設置されている。一方、電車(ドア12が車両の
前端部および後端部にのみ設けられているもの、ドア1
2が車両の中央部にも設けられているもの)の種類によ
ってはドア12の位置が異なる。このような場合に、車
両の前端部および後端部にそれぞれ設けられるドア12
は、電車の種類によって多少位置が異なるが、多少位置
の異なるドア12に1台のビーム光照射手段20がそれ
ぞれ照射可能なように、照射方向が多少振れるように構
成してもよい。
【0027】ビーム光照射手段20の走査駆動手段25
の走査範囲は、ドア12の上下幅にほぼ対応している
が、図5および図6に示すように、検出すべきビーム光
20aの反射光22aとしては、走査範囲の上限位置、
下限位置、上部位置および、下部位置の4カ所での反射
光22aに設定されている。反射光22aは、少なくと
も下部位置および、下限位置の2カ所で検出すれば足り
る。すなわち、その2カ所で検出された反射光22aに
より、痩せて背の低い乗降客がドア12に過度に接近し
たり、ドア12に挟まれたりした場合であっても、その
ような危険な状態を容易に検出可能である。
【0028】反射ビーム光検出手段22は、ドア面およ
びドア開口の側壁部に照射されたビーム光20aの反射
光22aを検出するようにビーム光照射手段20と対で
設けられて成り、更に反射ビーム光パターン情報22b
を生成するよう、安全監視制御手段30に接続されて成
る。
【0029】反射ビーム光パターン情報22bは、走査
範囲の上限位置、下限位置、上部位置および、下部位置
の4カ所毎にドア面およびドア開口側部を切り出した切
断面パターンになっている。また、切断面パターンであ
る反射ビーム光パターン情報22bは、電車到着後であ
ってドア開扉直前時および、ドア閉扉後であって電車発
進直前時に対応してそれぞれ生成される。
【0030】また、ビーム光照射手段20が、前述した
ように、多少位置の異なるドア12に1台でそれぞれ照
射可能なように構成した場合には、そのビーム光照射手
段20に対応して反射ビーム光検出手段22が設けられ
るようになる。
【0031】本実施の形態の反射ビーム光検出手段22
は、ビーム光照射手段20の走査駆動手段25の走査範
囲において、図5に示すように上限位置、下限位置、上
部位置および、下部位置の4カ所における反射ビームを
撮影して反射ビーム光パターン情報22bとしての画像
情報22cを生成可能なテレビカメラ23を備えて成
る。
【0032】本実施の形態では、ビーム光照射手段20
の光源として赤外線光源を用いる場合は、当該赤外線レ
ーザ光源の生成する赤外光に十分な感度を有するテレビ
カメラ23を用いる必要があり、また不必要な外乱光を
遮断するための光学フィルタを適所に設けても良い。
【0033】また、ビーム光照射手段20の光源として
可視光光源を用いる場合は、当該LED光源の生成する
可視光に十分な感度を有するテレビカメラ23を用いる
必要があり、また不必要な外乱光を遮断するための光学
フィルタを適所に設けても良い。さらに、反射ビーム光
検出手段22には、反射光22aを高いS/Nで効率よ
く受光するための光学系を設けても良い。
【0034】ビーム光照射手段20の受光視野は、ドア
12とドア開口の側部周辺とが撮影できる範囲とし、か
つビーム光20aの走査範囲をカバーするものとする。
【0035】安全監視制御手段30は、上限位置、下限
位置、上部位置および、下部位置の4カ所における反射
ビーム光パターン情報22b(電車到着後であってドア
開扉直前時および、ドア閉扉後であって電車発進直前時
に対応してそれぞれ生成される)に基づいて、前記4カ
所のいずれかの位置において、対の反射ビーム光パター
ン情報22bに差異が有るかを判断する。
【0036】安全監視制御手段30は、対の反射ビーム
光パターン情報22に差異が有り、電車11の車両11
aの発進時に車両11aのドア12に過度に近接してい
る乗降客または支障物等の障害物13を検出した場合
に、危険な状態にあるとその旨の警戒情報30aを出力
して警告を促すよう、反射ビーム光検出手段22に接続
されて成る。
【0037】本実施の形態の安全監視制御手段30は、
電車の発進直前において、危険な状態にある旨の注意情
報を乗降客に報知できるように、接近時警戒放送を自動
的にできるように、駅構内のスピーカに接続されていて
も良い。さらに、本実施の形態の安全監視制御手段30
は、電車の発進行為の拘束を促すように配置されていて
も良い。
【0038】次に作用を説明する。図4は本発明の一実
施の形態のプラットホームの安全監視装置10における
反射ビーム光パターン情報22bに基づくパターン認識
を説明した図である。
【0039】本実施の形態におけるプラットホームの安
全監視装置10は、電車11の発進時に電車11に過度
に近接した乗降客または支障物等の障害物13を感知し
て、危険な状態にあるとその旨の情報を出力して警告す
るとともに、場合により電車11の停止を促すことがで
きる。
【0040】これにより、駅員の負担を軽くした上で、
安全性を向上し、また、コストを低減することができ
る。
【0041】更に詳しく本実施の形態の作用について説
明する。プラットホーム14上方に停止予定の電車のド
ア12に対応して複数連設されたビーム光照射手段20
は、プラットホーム14上方からプラットホーム14の
電車11のドア面および、ドア開口側壁部ヘビーム光2
0aを照射するとともに、ビーム光20aを電車11の
ドア面に沿ってドア12の上下幅にほぼ相当する走査範
囲内で上下方向に走査することができる。
【0042】ビーム光照射手段20のビーム光の照射
は、少なくとも、電車到着直後でドア開扉直前時、か
つ、ドア閉扉直後で電車発進直前の各々のドア閉扉時に
それぞれ行われる。
【0043】ビーム光照射手段20に併設された反射ビ
ーム光検出手段22は、ドア面等に照射されたビーム光
20aの反射光22aを検出して、切断面パターンであ
る反射ビーム光パターン情報22bを生成することがで
きる。反射ビーム光パターン情報22bの生成は、前記
各々のドア閉扉時に応じて行われる。
【0044】反射ビーム光検出手段22にテレビカメラ
23が装着された場合、テレビカメラ23は、プラット
ホームの上方から電車11のドア12および、ドア開口
の側壁部を撮影して反射ビーム光パターン情報22bと
しての画像情報22cを生成することができる。
【0045】安全監視制御手段30は、反射ビーム光パ
ターン情報22bに基づいてパターン認識を実行すると
ともに、電車11の車両11aの発進時に車両11aに
過度に近接した乗降客または支障物等の障害物13を検
出して、危険な状態にあるとその旨の警戒情報30aを
出力して警告を促すことができる。
【0046】乗降客または支障物等の障害物13が存在
しない場合には、ドア面および、ドア開口の側部付近か
らの反射ビーム光パターン情報22bは、図7に示すよ
うに、走査範囲の上限位置、下限位置、上部位置およ
び、下部位置の4カ所の各々について、連続した直線性
を有する反射ビーム光パターン22dになる。
【0047】また、乗降客または支障物等の障害物13
が存在するとき、反射ビーム光パターン情報22bは、
図6に示すように、走査範囲の下限位置、上部位置およ
び、下部位置の3カ所(図6においては、上限位置につ
いては障害物が存在しないことになるので、上限位置の
1カ所は除く)の各々について、直線が変形した直線性
を有しない反射ビーム光パターン22eになる。
【0048】本実施の形態の安全監視制御手段30は、
前記各々のドア閉扉時の後のドア閉扉時に対応して生成
される反射ビーム光パターン情報22bとしての画像情
報22cから先のドア閉扉時に対応して生成される反射
ビーム光パターン情報22bとしての画像情報22cを
減算処理して計測画像を得る。
【0049】例えば、画像情報22c(後のドア閉扉時
に対応して生成される反射ビーム光パターン情報22b
としている)から画像情報22c(先のドア閉扉時に対
応して生成される反射ビーム光パターン情報22bとし
ている)を減算処理して、前記直線が変形した部位が減
算されないで残る場合に、ドア面またはドア開口の側壁
部に過度に接近したり、ドアに挟まれたりした乗降客ま
たは支障物等の障害物13を検出することができる。こ
のとき、障害物13に起因する凹凸が、ドア面の凹凸に
比べ3倍程度あれば、十分に障害物13を検出すること
ができる。
【0050】本実施の形態の安全監視制御手段30は、
駅構内のスピーカに接続されている場合は、危険な状態
にある障害物13を検出したときに、発進しようとする
電車11に警戒情報30aを出力して発進時警戒放送を
自動的にできる。
【0051】本実施の形態の安全監視制御手段30は、
駅構内の支障灯に接続されている場合は、危険な状態に
ある旨を事前に警告できる。本実施の形態の安全監視制
御手段30は、駅構内のスピーカに接続されている場合
は、発進時に電車11が危険な状態にある旨の注意情報
を乗降客に報知できるように、警戒放送を自動的にでき
る。
【0052】さらに、本実施の形態の安全監視制御手段
30は、トランスポンダを介して電車11に接続されて
いる場合は、発進時に電車11の発進行為の拘束を促す
ことができる。
【0053】
【発明の効果】本発明にかかるプラットホームの安全監
視装置によれば、車両の発進時に車両に過度に接近した
り、ドアに挟まれた乗降客などを感知して、危険な状態
にあるとその旨の情報を出力して警告するとともに、場
合により電車の停止を促すことができ、駅員の負担を軽
くした上に、安全性を向上し、また、採用する上で、プ
ラットホームの幅を制約することがなく、例えば幅狭な
プラットホームを有する駅にも採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のプラットホームの安全
監視装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態のプラットホームの安全
監視装置の配置を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態のプラットホームの安全
監視装置の配置を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態のプラットホームの安全
監視装置の配置を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施の形態のプラットホームの安全
監視装置における、ビーム光の照射状態を説明した図で
ある。
【図6】本発明の一実施の形態のプラットホームの安全
監視装置における、反射ビーム光パターン情報に基づく
パターン認識を説明した図である。
【図7】本発明の一実施の形態のプラットホームの安全
監視装置における、反射ビーム光パターン情報に基づく
パターン認識を説明した図である。
【図8】従来例に係るプラットホームの安全監視装置の
配置を示す平面図である。
【図9】従来例に係るプラットホームの安全監視装置の
配置を示す側面図である。
【符号の説明】
10…プラットホームの安全監視装置 11…電車 11a…車両 12…ドア 13…乗降客または支障物等の障害物 14…プラットホーム 18…安全柵 20…ビーム光照射手段 20a…ビーム光 22…反射ビーム光検出手段 22a…反射光 22b…反射ビーム光パターン情報 22c…画像情報 22d…障害物が存在しない場合の反射ビーム光パター
ン 22e…障害物が存在する場合の反射ビーム光パターン 23…テレビカメラ 25…走査駆動手段 30…安全監視制御手段 30a…警戒情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 1/02 B61D 19/02 B61L 23/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電車の発進時に電車に過度に接近する危険
    区域に進入した乗降客または支障物等の障害物を感知し
    た危険な状態にあるとその旨の情報を出力して電車の停
    止の促しを含む警告をするようにしたプラットホームの
    安全監視装置において、 前記プラットホームの安全監視装置は、ビーム光照射手
    段、反射ビーム光検出手段および安全監視制御手段を備
    え、 前記ビーム光照射手段は、電車の進行方向に開いた扇形
    状のビーム光を電車のドア面に向けて照射し、 前記反射ビーム光検出手段は、電車のドア面に照射され
    た前記ビーム光の反射光を検出して、反射ビーム光パタ
    ーン情報を生成し、 前記安全監視制御手段は、前記反射ビーム光パターン情
    報に基づいて、パターン認識を実行し、電車の車両の発
    進時に車両に過度に近接した乗降客または支障物等の障
    害物を検出して、危険な状態にあるとその旨の情報を出
    力することを特徴とするプラットホームの安全監視装
    置。
  2. 【請求項2】電車の発進時に電車に過度に接近する危険
    区域に進入した乗降客または支障物等の障害物を感知し
    た危険な状態にあるとその旨の情報を出力して電車の停
    止の促しを含む警告をするようにしたプラットホームの
    安全監視装置において、 前記プラットホームの安全監視装置は、ビーム光照射手
    段、反射ビーム光検出手段および安全監視制御手段を備
    え、 前記ビーム光照射手段は、電車の進行方向に開いた扇形
    状のビーム光を電車のドア面に向けて照射し、 前記反射ビーム光検出手段は、電車のドア面に照射され
    た前記ビーム光の反射光を検出して、反射ビーム光パタ
    ーン情報を生成し、 前記安全監視制御手段は、電車の到着直後のドア閉扉時
    および電車の発進直前のドア閉扉時の二つの反射ビーム
    光パターン情報に基づいて、それぞれパターン認識を実
    行し、両方の認識パターンに差が生じた場合に、前記車
    両に過度に接近した乗降客または支障物等の障害物を検
    出することを特徴とするプラットホームの安全監視装
    置。
  3. 【請求項3】前記ビーム光照射手段は、前記ビーム光を
    変位させて電車のドア面を垂直方向に走査する走査駆動
    手段を有することを特徴とする請求項1または2記載の
    プラットホームの安全監視装置。
  4. 【請求項4】前記反射ビーム光検出手段は、少なくとも
    電車のドア面の下端部に照射された前記ビーム光の反射
    光を検出して、反射ビーム光パターン情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載のプラットホ
    ームの安全監視装置。
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