JP2003023372A - 無線通信方法および無線通信装置 - Google Patents

無線通信方法および無線通信装置

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JP2003023372A
JP2003023372A JP2001206980A JP2001206980A JP2003023372A JP 2003023372 A JP2003023372 A JP 2003023372A JP 2001206980 A JP2001206980 A JP 2001206980A JP 2001206980 A JP2001206980 A JP 2001206980A JP 2003023372 A JP2003023372 A JP 2003023372A
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timing
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JP2001206980A
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English (en)
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Akihiko Nishio
昭彦 西尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信時の処理時間を短縮して処理の高速
化を図ること。 【解決手段】 P−CCPCH信号受信時に、パス判定
器5で実在パスのタイミングを推定し、結果をパスタイ
ミング保存装置13に保存する。DPCH信号受信時に
は、ミッドアンブル相関器1で、パスタイミング保存装
置13に保存されているP−CCPCH信号受信時に推
定したパスタイミングでのみミッドアンブル相関演算を
行って遅延プロファイルを作成する。また、パス判定器
1で、ミッドアンブル相関演算によって得られた遅延プ
ロファイルからしきい値判定などにより有効パスのみを
抽出して新たな遅延プロファイルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信方法およ
び無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、TD−CDMA(Time Divis
ion-Code Division Multiple Access:時間分割符合分
割多元接続)方式では、図8に示すように、1フレーム
が複数(ここでは16個)のタイムスロットに分割され
ており、各ユーザは、各フレームで1つまたは複数のタ
イムスロットのDPCH(Dedicated Physical Channe
l:個別物理チャネル)を用いて信号を伝送する。1フ
レーム中のタイムスロットのうち1つまたは複数のタイ
ムスロットは、下り回線のP−CCPCH(Primary-Co
mmon Control Physical Channel:第一共通制御物理チ
ャネル)に割り当てられる。P−CCPCHは、下り報
知情報の伝送に使用されるチャネルである。以下、下り
回線の受信に限定して説明する。
【0003】DPCHおよびP−CCPCHの各信号に
は、データ部の間にミッドアンブルコードと呼ばれる既
知参照信号が挿入されている。ミッドアンブルコード
は、各ユーザ信号に対する回線推定のために用いられ
る。
【0004】ミッドアンブルコードは、基地局において
図9に示す方法で作成される。ベーシックコードの長さ
をLチップ、ミッドアンブルコードの長さをMチップ、
遅延窓幅(ミッドアンブルコード間のずれ量)をWチッ
プとすると、M=L+W−1が成立する。各ミッドアン
ブルシフトは、2個分のベーシックコードから取り出し
たMチップ長のミッドアンブルコードを巡回させたもの
となっている。図9の例では、ミッドアンブルシフト1
はミッドアンブルコード#1に対応し、ミッドアンブル
シフト2はミッドアンブルコード#2に対応し、以下同
様に、ミッドアンブルシフト8はミッドアンブルコード
#8に対応している。
【0005】ここで、全ユーザ共通のミッドアンブルコ
ードを使用する場合は、使用拡散コード数に対応付けら
れたミッドアンブルシフトのミッドアンブルコードを送
信する。たとえば、4つの拡散コードが多重されている
場合は、全ユーザ宛の信号にミッドアンブルシフト4の
ミッドアンブルコード#4を用いて送信する。一方、各
ユーザ個別のミッドアンブルコードを使用する場合は、
各ユーザが使用する拡散コードに対応付けられたミッド
アンブルシフトのミッドアンブルコードを各ユーザ信号
に用いる。これらは、3GPP TS25.221 V4.
0.0に記載された方法である。
【0006】次いで、従来の方法によるミッドアンブル
を用いた復調処理について、図面を用いて説明する。図
10は、従来の方法によるDPCH信号復調時の全体処
理を示すフローチャート、図11は、従来の方法による
P−CCPCH信号復調時の全体処理を示すフローチャ
ートである。なお、図12は、従来の方法を使用した復
調装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0007】まず、DPCH信号受信時の処理につい
て、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
【0008】まず、ステップS101〜ステップS10
6では、ミッドアンブルを用いて遅延プロファイルを作
成する(遅延プロファイル作成処理)。
【0009】すなわち、ステップS101〜ステップS
105では、第1段階として、ミッドアンブル相関演算
処理を行う。具体的には、受信信号のミッドアンブル部
についてミッドアンブルコードとの相関を取り(相関値
の算出)(ステップS103)、遅延プロファイルを作
成する。たとえば、復調方法として後述のJD(Joint
Detection:ジョイントディテクション)を行う場合
は、自己だけでなく他ユーザも含めて受信信号に多重さ
れている全ユーザ分の遅延プロファイルが必要である。
移動局は受信信号に何ユーザ(拡散コード)分の信号が
多重されているかを知らないため、それを見極めるため
に全ミッドアンブルシフト分の遅延プロファイル窓幅全
部について相関をとらなければならない。各ユーザのミ
ッドアンブルコードは、上記のように、ベーシックコー
ドを巡回シフトさせたものになっている(図9参照)。
よって、ミッドアンブルコードを巡回させながらW×K
d 回の相関演算を行う(ステップS101、ステップS
102、ステップS104、ステップS105参照)。
ここで、Wは、上記のように、遅延窓幅(図9参照)、
つまり、遅延プロファイルの窓幅(チップ単位)であ
り、Kd は、ミッドアンブルコードの最大シフト数(最
大多重ユーザ数に対応)である。なお、オーバサンプリ
ングを行う場合は、さらにOvs倍の相関演算が必要とな
る。Ovsは、受信機のオーバサンプリング数である。ミ
ッドアンブル相関演算処理の詳細は、たとえば、"Low C
ost Channel Estimation in the Uplink Receiver of C
DMA MobileRadio Systems", B. Steiner, P. W. Baier,
FREQUENZ, vol. 47, 1993, pp.292-298. に記載されて
いる。
【0010】そして、ステップS106では、第2段階
として、パス判定処理を行う。具体的には、たとえば、
ノイズの影響を除去するために、上記のミッドアンブル
相関演算処理で得られた遅延プロファイルを過去のもの
と電力平均し、この電力次元の遅延プロファイルに対し
て、しきい値判定などにより有効なパスを抽出する。抽
出されたパスの遅延時間は実在パスのタイミング(パス
タイミング)であると推定される。このとき、抽出した
パス以外のパスの相関値をゼロ(0)としたものが、最
終的な遅延プロファイルとなる。このパス判定処理は、
全ミッドアンブルシフトの遅延プロファイルに対して行
われる。
【0011】そして、ステップS107では、このよう
にして得られた全ミッドアンブルシフト分の遅延プロフ
ァイルを用いて、実際に多重されているミッドアンブル
コードを判定する(ミッドアンブルシフト判定処理)。
具体的な判定方法は、全ユーザ共通のミッドアンブルコ
ードが使用されている場合と、各ユーザ(拡散コード)
個別のミッドアンブルコードが使用されている場合とで
異なる。
【0012】まず、全ユーザ共通のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、上記のように、シフト量が
多重拡散コード数に対応付けられた1つのミッドアンブ
ルコードのみが基地局から送信される。そこで、各ミッ
ドアンブルシフトにおける遅延プロファイルに現れた最
大電力のパスを比較して、電力が最も大きいミッドアン
ブルシフトを実際に存在しているものと判定する。
【0013】一方、各ユーザ個別のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、上記のように、各ミッドア
ンブルシフトは各拡散コードに対応付けられて基地局か
ら送信される。そこで、全ミッドアンブルシフトの遅延
プロファイルの中から電力が最大のパスを選択し、その
最大電力を基準に下方へしきい値を設ける。そして、こ
のしきい値以上の電力のパスを有するミッドアンブルシ
フトを実際に存在しているものと判定する。
【0014】そして、ステップS108では、拡散コー
ド判定処理を行う。本処理も、ミッドアンブルシフト判
定処理と同様に、ミッドアンブルの使われ方によって具
体的な判定方法が異なる。
【0015】まず、全ユーザ共通のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、ミッドアンブルシフト判定
処理が終了した時点で、多重されている拡散コード数K
が分かるが、本処理では、その上で、さらに、どの拡散
コードが使用されているかを推定する。具体的には、全
種類の拡散コードを用いて逆拡散とRAKE合成処理を
行った後、RAKE出力電力を拡散コード間で比較し
て、上位K個の拡散コードを実際に多重されているもの
と判定する。
【0016】一方、各ユーザ個別のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、受信信号に多重されている
ミッドアンブルシフトが、多重されている拡散コードに
対応付けられているため、ミッドアンブルシフト判定処
理の結果を基に、該当する拡散コードを選択するのみで
よい。
【0017】そして、ステップS109では、ステップ
S106で得られた遅延プロファイルと、ステップS1
08で得られた拡散コードと、受信信号とを用いてJD
演算を行い、復調シンボルを取得する。JDは、複数の
ユーザ個別にチャネル推定を行い、得られたチャネル推
定値(遅延プロファイル)と拡散コードからシステムマ
トリックス(拡散コードと推定した回線インパルス応答
を畳み込んだものを規則的に配置した行列)を求め、こ
れを受信信号と乗算することで、送信信号を推定するも
のである。これにより、干渉を低減することができる。
JDのアルゴリズムには、ZF(Zero Forcing)やMM
SE(Minimum Mean Square Error)などがある。JD
復調の一方法の詳細は、たとえば、"EFFICIENT MULTI-R
ATE MULTI-USER DETECTION FOR THE ASYNCHRONOUS WCDM
A UPLINK", H.R.Karimi, VTC'99,pp.593-597. に記載さ
れている。
【0018】次に、P−CCPCH信号受信時の処理に
ついて、図11に示すフローチャートを用いて説明す
る。なお、図11に示す各処理はすべて図10に示され
ているため、共通する部分については簡単に説明するに
とどめる。
【0019】P−CCPCH信号受信時には、まず、P
−CCPCH用に使用されるミッドアンブルコードによ
る相関演算を行って遅延プロファイルを作成する(ステ
ップS202)。たとえば、送信ダイバーシチが使用さ
れない場合、ミッドアンブルコードは1コードのみ使用
されるため、W回(オーバサンプリングを行う場合はW
×Ovs回)の相関演算を行う(ステップS201、ステ
ップS203参照)。そして、パス判定処理を行って、
有効パスを抽出し、有効パス以外のパスの相関値をゼロ
(0)とした遅延プロファイルを作成する(ステップS
204)。このとき、抽出したパスの遅延時間を実在パ
スのタイミング(パスタイミング)と推定する。そし
て、パス判定処理後の遅延プロファイルと、P−CCP
CH専用の拡散コードと、受信信号とを用いてJD演算
を行い、復調シンボルを取得する(ステップS20
5)。
【0020】上記の方法を使用した復調装置の構成の一
例は、図12に示すとおりである。この復調装置は、図
12に示すように、ミッドアンブル相関器1、ミッドア
ンブルコード生成器3、パス判定器5、ミッドアンブル
シフト判定器7、拡散コード判定器9、およびJD復調
器11から構成されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法においては、DPCH信号受信時に全ミッドアンブ
ルシフト分の遅延プロファイル窓幅全部について相関を
とらなければならないため(図10のステップS101
〜ステップS105参照)、演算量が多く、処理の高速
化には一定の限界がある。特にJD復調を行う場合は、
JD演算自体の処理量が多く、その処理自体に時間がか
かるため、高品質でかつ高速の無線通信(特に移動体無
線通信)を実現するためには、全体的に演算量を削減し
また演算速度を向上させるなどして全体の処理時間を短
縮することが必要不可欠である。
【0022】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、受信時の処理時間を短縮して処理の高速化を図
ることができる無線通信方法および無線通信装置を提供
することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信方法
は、第1チャネル信号受信時に、前記チャネルの実在パ
スのタイミングを推定するパスタイミング推定ステップ
と、前記第1チャネル信号に後続する第2チャネル信号
受信時に、前記パスタイミング推定ステップで推定した
実在パスのタイミングでミッドアンブルコードの相関演
算を行って遅延プロファイルを作成する遅延プロファイ
ル作成ステップと、を有するようにした。
【0024】この方法によれば、各パスの到来タイミン
グは1フレーム中でほとんど変化しないという性質を利
用して、第1チャネル信号(たとえば、P−CCPCH
信号のような、使用されているミッドアンブルコードが
既知である共通チャネル信号)受信時に実在パスのタイ
ミングを推定しておき、第1チャネル信号に後続する第
2チャネル信号(たとえば、DPCH信号のような個別
チャネル信号)受信時には、第1チャネル信号(共通チ
ャネル信号)受信時に推定したパスタイミングでミッド
アンブル相関演算を行って遅延プロファイルを作成する
ため、従来の方法と比較して演算量を削減することがで
き、より少ない演算量で遅延プロファイルを作成するこ
とができ、もって受信時の処理時間を短縮して処理の高
速化を図ることができる。
【0025】本発明の無線通信方法は、上記の方法にお
いて、前記遅延プロファイル作成ステップで作成した遅
延プロファイルから有効なパスのみを抽出して遅延プロ
ファイルを更新する遅延プロファイル更新ステップ、を
さらに有するようにした。
【0026】この方法によれば、遅延プロファイル作成
ステップで作成した遅延プロファイルから、たとえば、
しきい値判定などにより有効なパスのみを抽出して新た
な遅延プロファイルを作成(更新)するため、たとえフ
ェージングにより第1チャネル信号(共通チャネル信
号)受信時からパスの電界強度が変動している可能性が
あるとしても、現タイムスロットつまり第2チャネル信
号(個別チャネル信号)受信スロットでの有効なパスの
みからなる遅延プロファイルを作成することができ、受
信性能を向上することができる。
【0027】本発明の無線通信方法は、上記の方法にお
いて、前記遅延プロファイル更新ステップの前に、前記
遅延プロファイル作成ステップで作成した遅延プロファ
イルを用いてミッドアンブルコードを判定して実存する
ミッドアンブルコードを推定するミッドアンブルコード
判定ステップ、をさらに有し、前記遅延プロファイル更
新ステップは、前記遅延プロファイル作成ステップで作
成した遅延プロファイルのうち前記ミッドアンブルコー
ド判定ステップで推定された実存ミッドアンブルコード
に対応する遅延プロファイルのみから有効なパスのみを
抽出して遅延プロファイルを更新する、ようにした。
【0028】この方法によれば、遅延プロファイル更新
ステップの前に、ミッドアンブルコードを判定して実存
するミッドアンブルコードを推定しておき、遅延プロフ
ァイル更新ステップでは、遅延プロファイル作成ステッ
プで作成した遅延プロファイルのうち上記推定された実
存ミッドアンブルコードに対応する遅延プロファイルの
みから有効なパスのみを抽出して遅延プロファイルを更
新するため、遅延プロファイル更新ステップでの演算量
を削減することができ、受信時の処理時間をさらに短縮
して処理の高速化をさらに図ることができる。
【0029】本発明の無線通信方法は、上記の方法にお
いて、前記パスタイミング推定ステップで推定した実在
パスのタイミングを用いて拡散コードを判定して実存す
る拡散コードを推定する拡散コード判定ステップ、をさ
らに有するようにした。
【0030】この方法によれば、パスタイミング推定ス
テップで推定した実在パスのタイミングを用いて拡散コ
ードを判定して実存する拡散コードを推定するため、他
の処理ステップ(たとえば、遅延プロファイル作成ステ
ップ、遅延プロファイル更新ステップ、ミッドアンブル
コード判定ステップなど)と並列に拡散コードの判定を
行うことができ、この並列処理の結果、全体の処理速度
が向上し、受信時の処理時間をさらに短縮して処理の高
速化をさらに図ることができる。
【0031】本発明の無線通信装置は、第1チャネル信
号受信時に、前記チャネルの実在パスのタイミングを推
定するパスタイミング推定手段と、前記パスタイミング
推定手段によって推定された実在パスのタイミングを記
憶するパスタイミング記憶手段と、前記第1チャネル信
号に後続する第2チャネル信号受信時に、前記パスタイ
ミング記憶手段に記憶された実在パスのタイミングでミ
ッドアンブルコードの相関演算を行って遅延プロファイ
ルを作成する遅延プロファイル作成手段と、を有する構
成を採る。
【0032】この構成によれば、各パスの到来タイミン
グは1フレーム中でほとんど変化しないという性質を利
用して、第1チャネル信号(たとえば、P−CCPCH
信号のような、使用されているミッドアンブルコードが
既知である共通チャネル信号)受信時に実在パスのタイ
ミングを推定しておき、第1チャネル信号に後続する第
2チャネル信号(たとえば、DPCH信号のような個別
チャネル信号)受信時には、第1チャネル信号(共通チ
ャネル信号)受信時に推定したパスタイミングでミッド
アンブル相関演算を行って遅延プロファイルを作成する
ため、従来の方法と比較して演算量を削減することがで
き、より少ない演算量で遅延プロファイルを作成するこ
とができ、もって受信時の処理時間を短縮して処理の高
速化を図ることができる。
【0033】本発明の無線通信装置は、上記の構成にお
いて、前記遅延プロファイル作成手段によって作成され
た遅延プロファイルから有効なパスのみを抽出して遅延
プロファイルを更新する遅延プロファイル更新手段、を
さらに有する構成を採る。
【0034】この構成によれば、遅延プロファイル作成
手段によって作成された遅延プロファイルから、たとえ
ば、しきい値判定などにより有効なパスのみを抽出して
新たな遅延プロファイルを作成(更新)するため、たと
えフェージングにより第1チャネル信号(共通チャネル
信号)受信時からパスの電界強度が変動している可能性
があるとしても、現タイムスロットつまり第2チャネル
信号(個別チャネル信号)受信スロットでの有効なパス
のみからなる遅延プロファイルを作成することができ、
受信性能を向上することができる。
【0035】本発明の無線通信装置は、上記の構成にお
いて、前記遅延プロファイル更新手段によって遅延プロ
ファイルが更新される前に、前記遅延プロファイル作成
手段によって作成された遅延プロファイルを用いてミッ
ドアンブルコードを判定して実存するミッドアンブルコ
ードを推定するミッドアンブルコード判定手段、をさら
に有し、前記遅延プロファイル更新手段は、前記遅延プ
ロファイル作成手段によって作成された遅延プロファイ
ルのうち前記ミッドアンブルコード判定手段によって推
定された実存ミッドアンブルコードに対応する遅延プロ
ファイルのみから有効なパスのみを抽出して遅延プロフ
ァイルを更新する、構成を採る。
【0036】この構成によれば、遅延プロファイル更新
手段によって遅延プロファイルが更新される前に、ミッ
ドアンブルコードを判定して実存するミッドアンブルコ
ードを推定しておき、遅延プロファイル更新手段は、遅
延プロファイル作成手段によって作成された遅延プロフ
ァイルのうち上記推定された実存ミッドアンブルコード
に対応する遅延プロファイルのみから有効なパスのみを
抽出して遅延プロファイルを更新するため、遅延プロフ
ァイル更新手段の演算量を削減することができ、受信時
の処理時間をさらに短縮して処理の高速化をさらに図る
ことができる。
【0037】本発明の無線通信装置は、上記の構成にお
いて、前記パスタイミング記憶手段に記憶された実在パ
スのタイミングを用いて拡散コードを判定して実存する
拡散コードを推定する拡散コード判定手段、をさらに有
する構成を採る。
【0038】この構成によれば、パスタイミング記憶手
段に記憶された実在パスのタイミングを用いて拡散コー
ドを判定して実存する拡散コードを推定するため、他の
処理(たとえば、遅延プロファイルの作成、遅延プロフ
ァイルの更新、ミッドアンブルコードの判定など)と並
列に拡散コードの判定を行うことができ、この並列処理
の結果、全体の処理速度が向上し、受信時の処理時間を
さらに短縮して処理の高速化をさらに図ることができ
る。
【0039】本発明の移動局装置は、上記いずれかに記
載の無線通信装置を有する構成を採る。
【0040】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する移動局装置を提供することができる。
【0041】本発明の移動体通信システムは、上記いず
れかに記載の無線通信装置を有する構成を採る。
【0042】この構成によれば、上記と同様の作用効果
を有する移動体通信システムを提供することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。なお、各実施の形
態では、上記のTD−CDMA方式を例にとって説明す
る。
【0044】すなわち、TD−CDMA方式では、図8
に示すように、1フレームが複数(ここでは16個)の
タイムスロットに分割されており、各ユーザは、各フレ
ームで1つまたは複数のタイムスロットのDPCHを用
いて信号を伝送する。1フレーム中のタイムスロットの
うち1つまたは複数のタイムスロットは、下り回線のP
−CCPCHに割り当てられる。以下、下り回線の受信
に限定して説明する。
【0045】また、DPCHおよびP−CCPCHの各
信号に含まれるミッドアンブルコード(既知参照信号)
は、基地局において図9に示す方法で作成される。各ミ
ッドアンブルシフトは、2個分のベーシックコードから
取り出したMチップ長のミッドアンブルコードを巡回さ
せたものとなっている。ここで、全ユーザ共通のミッド
アンブルコードを使用する場合は、使用拡散コード数に
対応付けられたミッドアンブルシフトのミッドアンブル
コードを送信する。たとえば、4つの拡散コードが多重
されている場合は、全ユーザ宛の信号にミッドアンブル
シフト4のミッドアンブルコード#4を用いて送信す
る。一方、各ユーザ個別のミッドアンブルコードを使用
する場合は、各ユーザが使用する拡散コードに対応付け
られたミッドアンブルシフトのミッドアンブルコードを
各ユーザ信号に用いる。これらは、上記のように、3G
PP TS25.221 V4.0.0に記載された方法で
ある。
【0046】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る無線通信方法による処理手順を示すフロー
チャートであって、P−CCPCH信号復調時の全体処
理を示すフローチャートである。
【0047】P−CCPCH信号を受信すると、まず、
P−CCPCH専用のミッドアンブルコードによる相関
演算を行う。すなわち、チップ単位の遅延量を設定する
ためにそのミッドアンブルコードを1チップ巡回させ
(ステップS1000)、巡回させたミッドアンブルコ
ードと受信信号のミッドアンブル部との相関を取る(ミ
ッドアンブル相関演算)(ステップS1100)。この
処理(ステップS1100)を、ミッドアンブルの巡回
量が窓幅Wに等しくなるまで、つまり、窓幅W全部につ
いて行う(ステップS1200)。こうしてP−CCP
CH専用のミッドアンブルコードで窓幅W全部について
ミッドアンブル相関演算を行い、遅延プロファイルを作
成する。たとえば、送信ダイバーシチが使用されない場
合、ミッドアンブルコードは1コードのみ使用されるた
め、W回(オーバサンプリングを行う場合はW×Ovs
回)の相関演算を行うことになる。
【0048】そして、実在する有効パスのタイミングを
検出するためのパス判定処理を行う(ステップS130
0)。具体的には、ノイズの影響を除去するために、上
記一連の処理(ステップS1000〜ステップS120
0)で得られた遅延プロファイルを過去のものと電力平
均し、この電力次元の遅延プロファイルに対して、しき
い値判定などにより有効なパスを抽出する。抽出された
パスの遅延時間は実在パスのタイミング(パスタイミン
グ)であると推定される。このとき、抽出した有効パス
以外のパスの相関値をゼロ(0)としたものが、最終的
な遅延プロファイルとなる。
【0049】そして、ステップS1300のパス判定処
理で得られた実在パスのタイミング(パスタイミング)
を所定の記憶装置に保存する(ステップS1400)。
これにより、DPCH信号受信時に、P−CCPCH信
号受信時に得られたパスタイミングを使用することが可
能になる。
【0050】そして、ステップS1300のパス判定処
理後の遅延プロファイルと、P−CCPCH専用の拡散
コードと、受信信号とを用いてJD演算を行い、復調シ
ンボルを取得する(ステップS1500)。JDは、上
記のように、複数のユーザ個別にチャネル推定を行い、
得られたチャネル推定値(遅延プロファイル)と拡散コ
ードからシステムマトリックス(拡散コードと推定した
回線インパルス応答を畳み込んだものを規則的に配置し
た行列)を求め、これを受信信号と乗算することで、送
信信号を推定するものである。
【0051】図2は、本発明の実施の形態1に係る無線
通信方法による処理手順を示すフローチャートであっ
て、DPCH信号復調時の全体処理を示すフローチャー
トである。
【0052】まず、ステップS2000〜ステップS2
400では、ミッドアンブルを用いて遅延プロファイル
を作成する(遅延プロファイル作成処理)。具体的に
は、受信信号のミッドアンブル部についてミッドアンブ
ルコードとの相関を取り(相関値の算出)、遅延プロフ
ァイルを作成する。このとき、JDを行うためには自己
だけでなく他ユーザも含めて受信信号に多重されている
全ユーザ分の遅延プロファイルが必要であり、移動局は
受信信号に何ユーザ(拡散コード)分の信号が多重され
ているかを知らないため、本来なら、従来の方法のよう
に、それを見極めるために全ミッドアンブルシフト分の
遅延プロファイル窓幅全部について相関をとらなければ
ならない。しかし、各パスの到来タイミングは1フレー
ム中でほとんど変化しないため、本発明では、その性質
を利用して、P−CCPCH受信時に推定し保存したパ
スタイミングを用いる(図1のステップS1300、ス
テップS1400参照)。すなわち、全ミッドアンブル
シフトについて、P−CCPCH受信時に推定し保存し
た各パスタイミングでのみ相関を取り、それ以外のタイ
ミングでは相関演算を行わず、相関値をゼロ(0)とす
ることにより、遅延プロファイルを作成する。
【0053】具体的には、P−CCPCH受信時におい
てパス判定処理で抽出された有効パスの中から最初の有
効パスを選択し(ステップS2000)、選択した有効
パスのタイミングを記憶装置から読み出して設定した後
(ステップS2100)、同様に複数(図9の例では8
つ)のミッドアンブルシフトの中から最初のミッドアン
ブルシフトを選択する(ステップS2200)。そし
て、設定したパスタイミングでのみ選択したミッドアン
ブルシフトについて相関を取る(ステップS230
0)。このとき、設定したパスタイミング以外のタイミ
ングでは相関演算を行わず、相関値をゼロ(0)とす
る。そして、この処理(ステップS2300)を、選択
した有効パスのタイミングで全ミッドアンブルシフトに
対して行う(ステップS2400)。そして、それが終
了すると、次の有効パスを選択する(ステップS250
0、ステップS2000)。こうして、すべての有効パ
スに対して、すべてのミッドアンブルシフトについてそ
の有効パスのタイミング(設定パスタイミング)でのみ
相関を取る。この結果、実在パスのみからなる遅延プロ
ファイルが作成される。また、演算量は、従来の方法で
は、W×Kd 回(オーバサンプリングを行う場合は、W
×Kd ×Ovs回)の相関演算が必要であったのに対し、
本実施の形態では、P×Kd 回(オーバサンプリングを
行う場合も、P×Kd回)の相関演算のみに削減され
る。ここで、Pは、有効パス数であり、Wは、上記のよ
うに、遅延窓幅(図9参照)、つまり、遅延プロファイ
ルの窓幅(チップ単位)であって、有効パス数Pは窓幅
Wよりも小さく(P<W)、通常、1/10程度である
ことが多い。
【0054】そして、上記一連の処理(ステップS20
00〜ステップS2500)で得られた遅延プロファイ
ルに対して、さらに、パス判定処理を行う(ステップS
2600)。具体的には、たとえば、各ミッドアンブル
シフトの遅延プロファイルの中から電力が最大のパスを
選択し、その最大電力を基準にして下方へしきい値を設
ける。そして、このしきい値よりも電力が小さいパスに
ついて、その相関値をゼロ(0)とすることにより、現
タイムスロットにおける実際に有効なパスのみを抽出す
る。この処理を、全ミッドアンブルシフトの遅延プロフ
ァイルに対して行う。これにより、上記の遅延プロファ
イルから電力が低く雑音に埋もれたパスが除外される。
この結果、たとえフェージングによりP−CCPCH信
号受信時からパスの電界強度が変動していたとしても、
現タイムスロットつまりDPCH信号受信スロットでの
実際に有効なパスのみからなる遅延プロファイルを作成
することができ、受信性能の向上が図られる。
【0055】そして、このようにして得られた全ミッド
アンブルシフト分の遅延プロファイルを用いて、実際に
多重されているミッドアンブルコードを判定する(ミッ
ドアンブルシフト判定処理)。この処理の内容は、従来
の方法による場合と同様である。すなわち、具体的な判
定方法は、全ユーザ共通のミッドアンブルコードが使用
されている場合と、各ユーザ(拡散コード)個別のミッ
ドアンブルコードが使用されている場合とで異なる。
【0056】まず、全ユーザ共通のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、上記のように、シフト量が
多重拡散コード数に対応付けられた1つのミッドアンブ
ルコードのみが基地局から送信されるため、各ミッドア
ンブルシフトにおける遅延プロファイルに現れた最大電
力のパスを比較して、電力が最も大きいミッドアンブル
シフトを実際に存在しているものと判定する。
【0057】一方、各ユーザ個別のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、上記のように、各ミッドア
ンブルシフトは各拡散コードに対応付けられて基地局か
ら送信されるため、全ミッドアンブルシフトの遅延プロ
ファイルの中から電力が最大のパスを選択し、その最大
電力を基準に下方へしきい値を設け、このしきい値以上
の電力のパスを有するミッドアンブルシフトを実際に存
在しているものと判定する。
【0058】そして、拡散コード判定処理を行う(ステ
ップS2800)。この処理の内容も、従来の方法によ
る場合と同様である。すなわち、本処理も、ミッドアン
ブルシフト判定処理と同様に、ミッドアンブルの使われ
方によって具体的な判定方法が異なる。
【0059】まず、全ユーザ共通のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、ミッドアンブルシフト判定
が終了した時点で、多重されている拡散コード数Kが分
かるが、本処理では、その上で、さらに、どの拡散コー
ドが使用されているかを推定する。具体的には、全種類
の拡散コードを用いて逆拡散とRAKE合成処理を行っ
た後、RAKE出力電力を拡散コード間で比較して、上
位K個の拡散コードを実際に多重されているものと判定
する。
【0060】一方、各ユーザ個別のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、受信信号に多重されている
ミッドアンブルシフトが、多重されている拡散コードに
対応付けられているため、ミッドアンブルシフト判定処
理の結果を基に、該当する拡散コードを選択するのみで
よい。
【0061】そして、ステップS2600で得られた遅
延プロファイルと、ステップS2800で得られた拡散
コードと、受信信号とを用いて上記のJD演算を行い、
復調シンボルを取得する(ステップS2900)。
【0062】図3は、本発明の実施の形態1に係る無線
通信装置の構成を示すブロック図である。この無線通信
装置は、上記の方法を使用した復調装置である。なお、
本実施の形態に対応する復調装置は、図12に示す従来
の復調装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構
成要素には同一の符号を付している。
【0063】図3に示す復調装置100は、ミッドアン
ブル相関器1、ミッドアンブルコード生成器3、パス判
定器5、ミッドアンブルシフト判定器7、拡散コード判
定器9、およびJD復調器11に加えて、パスタイミン
グ保存装置13とパスタイミング制御装置15を有す
る。
【0064】次いで、上記構成を有する復調装置の動作
について説明する。
【0065】まず、P−CCPCH信号受信時の動作に
ついて説明する。
【0066】受信信号は、ミッドアンブル相関器1およ
びJD復調器11に入力される。
【0067】ミッドアンブル相関器1では、入力した受
信信号のミッドアンブル部とミッドアンブルコードとの
相関演算を行う。このとき、ミッドアンブルコード生成
器3では、あらかじめ決められたP−CCPCH専用の
ミッドアンブルコードを生成し、1チップずつ巡回させ
たものを窓幅がWチップになるまでミッドアンブル相関
器1に供給する。これにより、ミッドアンブル相関器1
では、Wチップ分の遅延プロファイルが作成される。作
成された遅延プロファイルは、パス判定器5に出力され
る。
【0068】パス判定器5では、入力した遅延プロファ
イル(電力の次元)の中から電力が最大のパスを選択
し、その最大電力を基準にして下方へしきい値を設定し
た後、電力がしきい値以上のパスのみを抽出し、これ以
外のパスについては相関値をゼロ(0)に設定(修正)
する。これにより、実在パスのタイミング(パスタイミ
ング)が推定される。なお、ここで、ミッドアンブル相
関値を過去のものと電力平均したものを用いてしきい値
判定を行うようにしてもよい。この場合、平均化により
ノイズや干渉の影響が低減されるため、有効パスのタイ
ミングをより正確に推定することができる。
【0069】パス判定器5で推定された実在パスのタイ
ミング(パスタイミング)は、パスタイミング保存装置
13に保存される。パスタイミング保存装置13に保存
されたパスタイミングは、DPCH信号受信時に使用さ
れる。
【0070】また、パス判定器5で作成された遅延プロ
ファイルは、ミッドアンブルシフト判定器7に入力され
るが、ミッドアンブルシフト判定器7は、P−CCPC
H信号受信時は、ミッドアンブルシフトが既知であるた
め、ミッドアンブルシフト判定を行わず、入力した遅延
プロファイルをそのままJD復調器11に出力する。こ
れは拡散コード判定器9においても同様であり、拡散コ
ード判定器9は、拡散コードの判定を行わず、P−CC
PCH専用の拡散コードをJD復調器11に出力する。
【0071】JD復調器11では、入力した受信信号、
遅延プロファイル、拡散コードを用いてJD演算を行
い、P−CCPCH信号の復調シンボルを出力する。
【0072】次に、DPCH信号受信時の動作について
説明する。
【0073】受信信号は、ミッドアンブル相関器1およ
びJD復調器11に入力される。
【0074】ミッドアンブル相関器1では、入力した受
信信号のミッドアンブル部とミッドアンブルコードとの
相関演算を行う。このとき、ミッドアンブルコード生成
器3では、パスタイミング制御装置15から知らされた
遅延量まで巡回させたミッドアンブルコードをミッドア
ンブル相関器1に供給する。このため、パスタイミング
制御装置15では、パスタイミング保存装置13に保存
されている同一フレーム内のP−CCPCH信号のパス
タイミングを読み出し、読み出したパスタイミングに応
じたミッドアンブル巡回シフト量(遅延量)をミッドア
ンブルコード生成器3に通知する。これにより、実在パ
スのタイミングでのみミッドアンブル相関演算を行うこ
とができる。そして、実在パスのタイミングのみでのミ
ッドアンブル相関演算を全ミッドアンブルシフト分につ
いて行う。こうしてミッドアンブル相関器1で得られた
遅延プロファイルは、パス判定器5に出力される。
【0075】ミッドアンブル相関器1で得られた遅延プ
ロファイルはパスが選択されたものになっているが、P
−CCPCH信号受信時から当該DPCH信号受信時ま
での間の伝搬路変動により各パスの受信電界強度が変化
している可能性があるため、パス判定器5で、しきい値
判定による有効パスの抽出を行う。これにより、DPC
H信号受信時の有効パスのみからなる遅延プロファイル
が作成され、受信性能が向上する。パス判定器5で作成
された遅延プロファイルは、ミッドアンブルシフト判定
器7に出力される。
【0076】ミッドアンブルシフト判定器7では、入力
した全ミッドアンブルシフト分の遅延プロファイルを用
いて、実際に多重されているミッドアンブルコードを判
定する。具体的な判定方法は、全ユーザ共通のミッドア
ンブルコード使用時と、各ユーザ(拡散コード)個別の
ミッドアンブルコード使用時とで異なる。
【0077】前者の場合は、使用されているミッドアン
ブルシフトを1つだけ選択する。選択方法としては、た
とえば、各ミッドアンブルシフトの遅延プロファイルに
ついて最大電力のパスを比較して、電力が最も大きいミ
ッドアンブルシフトを実際に使用されているものと判定
する。
【0078】一方、後者の場合は、たとえば、全ミッド
アンブルシフトの遅延プロファイルの中から電力が最大
のパスを選択し、その最大電力を基準にしきい値を設定
し、電力がしきい値以上のパスを有するミッドアンブル
シフトを実際に存在するものと判定する。
【0079】拡散コード判定器9では、実際に使用され
ている拡散コードを判定する。具体的な判定方法は、全
ユーザ共通のミッドアンブルコード使用時と、各ユーザ
(拡散コード)個別のミッドアンブルコード使用時とで
異なる。
【0080】前者の場合は、ミッドアンブルシフトが使
用拡散コード数Kに対応しているため、たとえば、全拡
散コードについてNシンボルにわたってRAKE合成を
行い、拡散コードごとのその平均電力を比較して、上位
K個の拡散コードを選択し、選択した上位K個の拡散コ
ードを実際に使用されているものと判定する。
【0081】一方、後者の場合は、ミッドアンブルシフ
トと使用拡散コードの種類とが対応しているため、ミッ
ドアンブルシフト判定器7で判定された実存ミッドアン
ブルシフトに対応する拡散コードを選択する。
【0082】JD復調器11では、入力した受信信号、
ミッドアンブルシフト判定器7から入力した遅延プロフ
ァイル(パス判定器5から出力されたもの)、拡散コー
ド判定器9から入力した拡散コードを用いてJD演算を
行い、DPCH信号の復調シンボルを出力する。
【0083】このように、本実施の形態によれば、各パ
スの到来タイミングは1フレーム中でほとんど変化しな
いという性質を利用して、P−CCPCH信号受信時に
実在パスのタイミングを推定しておき、DPCH信号受
信時に、P−CCPCH信号受信時に推定したパスタイ
ミングでのみミッドアンブル相関演算を行って遅延プロ
ファイルを作成するため、従来の方法と比較して演算量
を削減することができ、より少ない演算量で遅延プロフ
ァイルを作成することができ、もって受信時の処理時間
を短縮して処理の高速化を図ることができる。
【0084】また、ミッドアンブル相関演算によって得
られた遅延プロファイルからしきい値判定などにより有
効パスのみを抽出して新たな遅延プロファイルを作成す
るため、たとえP−CCPCH信号受信時から当該DP
CH信号受信時までの間にフェージングによりパスの電
界強度が変動していたとしても、現タイムスロットでの
有効パスのみからなる遅延プロファイルを作成すること
ができ、受信性能を向上することができる。
【0085】(実施の形態2)本実施の形態の特徴は、
DPCH信号受信時において、パス判定処理の前にミッ
ドアンブルシフト判定処理を行うことである。
【0086】図4は、本発明の実施の形態2に係る無線
通信方法による処理手順を示すフローチャートであっ
て、DPCH信号復調時の全体処理を示すフローチャー
トである。
【0087】本実施の形態では、図4に示すように、ス
テップS2610およびステップS2710を図2に示
すフローチャートに挿入し、ステップS2600および
ステップS2700を削除している。
【0088】ステップS2000〜ステップS2500
は、図2に示すフローチャートの各ステップと同様であ
るため、その説明を省略する。
【0089】そして、ステップS2610では、上記一
連の処理(ステップS2000〜ステップS2500)
で得られた遅延プロファイルに対して、ミッドアンブル
シフト判定処理を行う。すなわち、全シフト分の遅延プ
ロファイルを用いて、実際に多重されているミッドアン
ブルコードを判定する。この処理の内容は、図2に示す
フローチャートのステップS2700と同様であるた
め、その説明を省略する。
【0090】そして、ステップS2710では、上記の
ミッドアンブルシフト判定処理の後に、パス判定処理を
行う。この処理の内容は、図2に示すフローチャートの
ステップS2600と同様であるため、その説明を省略
する。ただし、本実施の形態では、全ミッドアンブルシ
フトの遅延プロファイルに対してパス判定処理を行う必
要がなく、上記のミッドアンブルシフト判定処理の結果
として受信信号に存在すると判定されたミッドアンブル
シフトの遅延プロファイルに対してのみパス判定処理を
行えば足りるため、演算量が削減される。
【0091】ステップS2800およびステップS29
00は、図2に示すフローチャートの各ステップと同様
であるため、その説明を省略する。
【0092】図5は、本発明の実施の形態2に係る無線
通信装置の構成を示すブロック図である。この無線通信
装置は、上記の方法を使用した復調装置である。なお、
本実施の形態に対応する復調装置は、図3に示す実施の
形態1の復調装置と同様の基本的構成を有しており、同
一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0093】図5に示す復調装置200は、ミッドアン
ブル相関器1、ミッドアンブルコード生成器3、ミッド
アンブルシフト判定器7a、パス判定器5a、拡散コー
ド判定器9、JD復調器11、パスタイミング保存装置
13、およびパスタイミング制御装置15を有する。こ
の復調装置200の特徴は、パス判定器5aの前段にミ
ッドアンブルシフト判定器7aを設けたことである。こ
の場合、DPCH信号受信時において、パス判定器5a
は、ミッドアンブルシフト判定器7aにて受信信号に存
在すると判定されたミッドアンブルシフトの遅延プロフ
ァイルに対してのみパス判定処理を行う。
【0094】このように、本実施の形態によれば、パス
判定処理の前にミッドアンブルシフト判定処理を行うた
め、パス判定処理では、全ミッドアンブルシフトの遅延
プロファイルに対してパス判定処理を行う必要がなく、
ミッドアンブルシフト判定処理の結果として受信信号に
存在すると判定されたミッドアンブルシフトの遅延プロ
ファイルに対してのみパス判定処理を行えば足り、パス
判定処理での演算量を削減することができ、受信時の処
理時間をさらに短縮して処理の高速化をさらに図ること
ができる。
【0095】(実施の形態3)本実施の形態の特徴は、
DPCH信号受信時において、拡散コード判定処理をパ
ス判定処理と並列に行うことである。
【0096】図6は、本発明の実施の形態3に係る無線
通信方法による処理手順を示すフローチャートであっ
て、DPCH信号復調時の全体処理を示すフローチャー
トである。
【0097】本実施の形態では、図6に示すように、ス
テップS2810を図4に示すフローチャートに挿入
し、ステップS2800を削除するとともに、ステップ
S2710とステップS2810とを並列処理させてい
る。
【0098】ステップS2000〜ステップS2710
は、図4に示すフローチャートの各ステップと同様であ
るため、その説明を省略する。
【0099】そして、ステップS2810では、拡散コ
ード判定処理を行う。この処理の内容は、図2に示すフ
ローチャートのステップS2800とほぼ同様である
が、ただ、全ユーザ共通のミッドアンブルコード使用時
に別の判定方法を取っている。
【0100】すなわち、各ユーザ個別のミッドアンブル
コードが使用されている場合は、図2に示すフローチャ
ートのステップS2800と同様に、ミッドアンブルシ
フト判定処理(ステップS2610)の結果として受信
信号に存在すると判定されたミッドアンブルシフトに対
応付けられた拡散コードを選択する。
【0101】これに対し、全ユーザ共通のミッドアンブ
ルコードが使用されている場合は、図2に示すフローチ
ャートのステップS2800と異なり、パス判定処理後
のパスタイミングを使用せずに、P−CCPCH信号受
信時に取得したパスタイミングを使用する。具体的に
は、P−CCPCH信号受信時に取得したパスタイミン
グを逆拡散のタイミングとして設定した後、複数のシン
ボルにわたって逆拡散とRAKE合成を行う。RAKE
合成に用いる回線推定値としては、上記一連の処理(ス
テップS2000〜ステップS2500)で得られた遅
延プロファイルを用いる。そして、RAKE出力電力を
拡散コード間で比較して、上位K個の拡散コードを実際
に使用されているものと判定する。この判定方法では、
パス判定処理後のパスタイミングを使用しないため、各
ユーザ個別のミッドアンブルコード使用時も含めて、パ
ス判定処理と並列に拡散コード判定処理を行うことが可
能となり、演算時間の短縮を図ることができる。
【0102】ステップS2900は、図4に示すフロー
チャートのステップと同様であるため、その説明を省略
する。ただし、このJD復調処理は、並行した二つの処
理であるパス判定処理(ステップS2710)と拡散コ
ード判定処理(ステップS2810)の終了を待って開
始される。
【0103】図7は、本発明の実施の形態3に係る無線
通信装置の構成を示すブロック図である。この無線通信
装置は、上記の方法を使用した復調装置である。なお、
本実施の形態に対応する復調装置は、図5に示す実施の
形態2の復調装置と同様の基本的構成を有しており、同
一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0104】図7に示す復調装置300は、ミッドアン
ブル相関器1、ミッドアンブルコード生成器3、ミッド
アンブルシフト判定器7a、パス判定器5a、拡散コー
ド判定器9a、JD復調器11、パスタイミング保存装
置13、およびパスタイミング制御装置15を有する。
この復調装置300の特徴は、パス判定器5aの前段に
ミッドアンブルシフト判定器7aを設けたことに加え
て、パス判定器5aと拡散コード判定器9aとを並列処
理させるように構成したことである。
【0105】この場合、DPCH信号受信時において、
パス判定器5aは、ミッドアンブルシフト判定器7aに
て受信信号に存在すると判定されたミッドアンブルシフ
トの遅延プロファイルに対してのみパス判定処理を行
う。
【0106】また、拡散コード判定器9aは、P−CC
PCH信号受信時に取得したパスタイミングを用いるこ
とにより、パス判定器5aと並行して処理を行うことが
でき、全体の処理速度が向上する。具体的な処理内容
は、次のとおりである。
【0107】すなわち、全ユーザ共通のミッドアンブル
コードが使用されている場合は、ミッドアンブルシフト
が使用拡散コード数Kに対応している。本実施の形態で
は、パスタイミング制御装置15から供給されるパスタ
イミング(つまり、パスタイミング保存装置13に保存
されているP−CCPCH信号受信時に取得したパスタ
イミング)でNシンボルにわたって逆拡散とRAKE合
成を行う。RAKE合成で使用する回線推定値は、現タ
イムスロットにおいてミッドアンブル相関器1で得られ
た遅延プロファイルを用いる。そして、拡散コードごと
のRAKE合成結果の平均電力を比較して、上位K個の
拡散コードを選択し、選択した上位K個の拡散コードを
実際に使用されているものと判定して、JD復調器11
に出力する。
【0108】一方、各ユーザ個別のミッドアンブルコー
ドが使用されている場合は、ミッドアンブルシフトと使
用拡散コードの種類とが対応付けられているため、ミッ
ドアンブルシフト判定器7aで判定された実在ミッドア
ンブルシフトに対応する拡散コードを選択して、JD復
調器11に出力する。
【0109】このように、本実施の形態によれば、パス
判定処理後のパスタイミングではなく、P−CCPCH
信号受信時に取得したパスタイミングを用いて拡散コー
ド判定処理を行うため、各ユーザ個別のミッドアンブル
コード使用時も含めて、パス判定処理と並列に拡散コー
ド判定処理を行うことが可能となり、この並列処理の結
果、全体の処理速度が向上し、受信時の処理時間をさら
に短縮して処理の高速化をさらに図ることができる。
【0110】なお、上記各実施の形態の無線通信装置
(復調器100,200,300)は、移動局装置、さ
らには広く移動体通信システムに搭載することができ
る。
【0111】また、上記各実施の形態では、P−CCP
CHを例にとって説明したが、これに限定されるわけで
はなく、その他の共通チャネルを用いた場合も同様に考
えられる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信時の処理時間を短縮して処理の高速化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信方法によ
る処理手順を示すフローチャートであって、P−CCP
CH信号復調時の全体処理を示すフローチャート
【図2】本発明の実施の形態1に係る無線通信方法によ
る処理手順を示すフローチャートであって、DPCH信
号復調時の全体処理を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る無線通信方法によ
る処理手順を示すフローチャートであって、DPCH信
号復調時の全体処理を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る無線通信方法によ
る処理手順を示すフローチャートであって、DPCH信
号復調時の全体処理を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態3に係る無線通信装置の構
成を示すブロック図
【図8】TD−CDMA方式におけるスロットの割り当
ての一例を示す図
【図9】TD−CDMA方式におけるミッドアンブルコ
ードの使用方法を示す図
【図10】従来の方法によるDPCH信号復調時の全体
処理を示すフローチャート
【図11】従来の方法によるP−CCPCH信号復調時
の全体処理を示すフローチャート
【図12】従来の方法を使用した復調装置の構成の一例
を示すブロック図
【符号の説明】
100,200,300 復調装置 1 ミッドアンブル相関器 3 ミッドアンブルコード生成器 5,5a パス判定器 7,7a ミッドアンブルシフト判定器 9,9a 拡散コード判定器 11 JD復調器 13 パスタイミング保存装置 15 パスタイミング制御装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1チャネル信号受信時に、前記チャネ
    ルの実在パスのタイミングを推定するパスタイミング推
    定ステップと、 前記第1チャネル信号に後続する第2チャネル信号受信
    時に、前記パスタイミング推定ステップで推定した実在
    パスのタイミングでミッドアンブルコードの相関演算を
    行って遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作
    成ステップと、 を有することを特徴とする無線通信方法。
  2. 【請求項2】 前記遅延プロファイル作成ステップで作
    成した遅延プロファイルから有効なパスのみを抽出して
    遅延プロファイルを更新する遅延プロファイル更新ステ
    ップ、 をさらに有することを特徴とする請求項1記載の無線通
    信方法。
  3. 【請求項3】 前記遅延プロファイル更新ステップの前
    に、前記遅延プロファイル作成ステップで作成した遅延
    プロファイルを用いてミッドアンブルコードを判定して
    実存するミッドアンブルコードを推定するミッドアンブ
    ルコード判定ステップ、をさらに有し、 前記遅延プロファイル更新ステップは、 前記遅延プロファイル作成ステップで作成した遅延プロ
    ファイルのうち前記ミッドアンブルコード判定ステップ
    で推定された実存ミッドアンブルコードに対応する遅延
    プロファイルのみから有効なパスのみを抽出して遅延プ
    ロファイルを更新する、 ことを特徴とする請求項2記載の無線通信方法。
  4. 【請求項4】 前記パスタイミング推定ステップで推定
    した実在パスのタイミングを用いて拡散コードを判定し
    て実存する拡散コードを推定する拡散コード判定ステッ
    プ、 をさらに有することを特徴とする請求項1記載の無線通
    信方法。
  5. 【請求項5】 第1チャネル信号受信時に、前記チャネ
    ルの実在パスのタイミングを推定するパスタイミング推
    定手段と、 前記パスタイミング推定手段によって推定された実在パ
    スのタイミングを記憶するパスタイミング記憶手段と、 前記第1チャネル信号に後続する第2チャネル信号受信
    時に、前記パスタイミング記憶手段に記憶された実在パ
    スのタイミングでミッドアンブルコードの相関演算を行
    って遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成
    手段と、 を有することを特徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延プロファイル作成手段によって
    作成された遅延プロファイルから有効なパスのみを抽出
    して遅延プロファイルを更新する遅延プロファイル更新
    手段、 をさらに有することを特徴とする請求項5記載の無線通
    信装置。
  7. 【請求項7】 前記遅延プロファイル更新手段によって
    遅延プロファイルが更新される前に、前記遅延プロファ
    イル作成手段によって作成された遅延プロファイルを用
    いてミッドアンブルコードを判定して実存するミッドア
    ンブルコードを推定するミッドアンブルコード判定手
    段、をさらに有し、 前記遅延プロファイル更新手段は、 前記遅延プロファイル作成手段によって作成された遅延
    プロファイルのうち前記ミッドアンブルコード判定手段
    によって推定された実存ミッドアンブルコードに対応す
    る遅延プロファイルのみから有効なパスのみを抽出して
    遅延プロファイルを更新する、 ことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記パスタイミング記憶手段に記憶され
    た実在パスのタイミングを用いて拡散コードを判定して
    実存する拡散コードを推定する拡散コード判定手段、 をさらに有することを特徴とする請求項5記載の無線通
    信装置。
  9. 【請求項9】 請求項5から請求項8のいずれかに記載
    の無線通信装置を有することを特徴とする移動局装置。
  10. 【請求項10】 請求項5から請求項8のいずれかに記
    載の無線通信装置を有することを特徴とする移動体通信
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003098826A1 (fr) * 2002-05-22 2003-11-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de terminal de communication et procede d'estimation de code d'etalement
JP2008541580A (ja) * 2005-05-13 2008-11-20 上海原動力通信科技有限公司 基本ミッドアンブルコードの分配方法及びジョイントディテクション方法

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