JP2003021386A - 空気調和機用室内機およびこれを用いた風向制御方法 - Google Patents

空気調和機用室内機およびこれを用いた風向制御方法

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JP2003021386A JP2001207671A JP2001207671A JP2003021386A JP 2003021386 A JP2003021386 A JP 2003021386A JP 2001207671 A JP2001207671 A JP 2001207671A JP 2001207671 A JP2001207671 A JP 2001207671A JP 2003021386 A JP2003021386 A JP 2003021386A
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彰二 山田
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淳 吉橋
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喜則 谷川
Hiroki Okazawa
宏樹 岡澤
Hisafumi Ikeda
尚史 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷房効率や送風性能を低下させることなく、
上下方向に広範囲の角度で送風可能な空気調和機用室内
機を提供する。 【解決手段】 複数の上下風向板3を室内機前面側で上
下方向に回動自在に軸支するともに、室内機の左右両端
部のいずれかにそれぞれ配置された第1および第2の上
下風向制御装置30、31と、第1および第2の上下風
向制御装置30、31との間に配置されると共に、上面
部および前面部に空気吸入口が形成された図示しない前
面カバーと、前面カバーの内壁面に対向して配置された
熱交換器2と、熱交換器2によって形成された空間部の
左右両端部において第1および第2の上下風向制御装置
30、31に対応してそれぞれ配置され、正転駆動時に
上記空間部の空気を第1あるいは第2の上下風向制御装
置30、31に送り込む第1および第2の送風機1とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機(ルー
ムエアコンディショナ)用室内機の構造、およびこれを
用いた風向制御方法に係わり、更に詳しくは、冷房効率
や送風性能を低下させることなく、吹き出される冷風あ
るいは暖風を広角度に上下方向に吹き出すことのできる
空気調和機用室内機およびこれを用いた風向制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図20は、例えば、特開2001−43
1557号公報に示された従来の空気調和機用室内機の
外観構造を示す斜視図であり、図21は、図20に示す
空気調和機用室内機のXーX線断面図である。図20お
よび21において、40は前面カバー、41は前面カバ
ー40の上面および正面側に形成された空気吸入口、5
1は横流式(気体が多翼形の羽根車内を軸に直角面内で
通過する形式のもので、貫流式ともいう)の送風機、5
2は熱交換器、53aおよび53bは上下風向板(風向
上下羽根)、54はリヤガイダ、55はスタビライザ、
56は送風路、57は空気吹出口、58は左右風向板
(風向左右羽根)、100はこれら部材で構成された空
気調和機用室内機である。
【0003】略円筒形状をした横流式の送風機51は、
空気調和機用室内機100の内部において水平方向(左
右方向)に配置されており、送風機51の運転により空
気吸入口41から導入された空気は熱交換器52を通過
して、リアガイダ54とスタビライザ55とにより形成
された送風路56を介して、空気吹出口57から送出さ
れる。空気吹出口57の近傍に複数の左右風向板58が
水平方向(左右方向)に回動自在に軸支されており、吹
き出される風(冷風あるいは暖風)の流れを水平方向
(左右方向)に変化させる。また、空気吹出口57には
上下風向板(風向上下羽根)53aおよび53bが上下
方向に回動自在に軸支されており、吹き出される風の流
れを上下方向(垂直方向)に変化させる。
【0004】なお、上下風向板(風向上下羽根)53a
および53bは、図示されていないステッピングモータ
等で駆動制御される。上下風向板(風向上下羽根)は、
図20から明らかなように、水平方向に3分割されてお
り、中央の上下風向板(風向上下羽根)53aと、2枚
の左右の上下風向板(風向上下羽根)53bとからな
る。左右の上下風向板(風向上下羽根)53bは互いに
連動する一方、中央の上下風向板(風向上下羽根)53
aは左右の上下風向板(風向上下羽根)53bとは独立
して回動する。冷房運転あるいは除湿運転、送風路56
から吹き出される冷風は、中央の上下風向板(風向上下
羽根)53aおよび左右の上下風向板(風向上下羽根)
53bの角度によって、吹き出される冷風の角度が制御
される。
【0005】例えば、中央の上下風向板(風向上下羽
根)53aおよび左右の上下風向板(風向上下羽根)5
3bが図20の状態に設定された場合、空気吹出口57
から吹き出された冷風は、中央の上下風向板(風向上下
羽根)53aによって水平方向よりやや下向きの角度で
吹き出され、左右の上下風向板(風向上下羽根)53b
に当たった冷風は、垂直方向に近い下向きの角度で吹き
出される。即ち、空気吹出口57から吹き出される冷風
は、中央の上下風向板53aと左右の上下風向板(風向
上下羽根)53bとによって、水平方向と垂直方向に振
り分けられる。
【0006】また、図22は、特開平10ー61999
号公報に示された他の従来の空気調和機用室内機の構造
を説明するための断面図である。図において、40は前
面カバー、41は前面カバー40の上面および正面側に
設けられた空気吸入口、51は横流式(貫流式ともい
う)の送風機、52は熱交換器、54はリヤガイダ、5
5はスタビライザ、56は送風路、57は空気吹出口、
60aは第1の上下風向板、60bは第2の上下風向
板、100はこれら部材で構成された空気調機用室内機
である。図22に示された空気調和機用室内機の構造
は、上下風向板の形状やその取り付け構造が異なる点を
除いて、図20および図21に示された空気調和機用室
内機の構造と基本的には同じである。
【0007】前述の図20および図21に示した空気調
和機用室内機と同様に、略円筒形状をした横流式の送風
機51は、空気調和機用室内機100の内部において、
水平方向に配置されており、送風機51により空気吸入
口41から導入された空気は熱交換器52を通過して、
リアガイダ54とスタビライザ55とにより形成された
送風路56を介して、空気吹出口57から送出される。
また、空気吹出口57の近傍に複数の左右風向板(図示
せず)が左右方向に回動自在に軸支されており、吹き出
される風(空気)の流れを水平方向(左右方向)に変化
させる。図22に示された従来の空気調和機用室内機で
は、それぞれ独立して回動自在に軸支され、図示されな
いステッピングモータ等で駆動制御される第1の上下風
向板60aおよび第2の上下風向板60bの2枚の上下
風向板が、空気吹出口57において水平方向にほぼ平行
して配置されている。
【0008】そして、冷房運転あるいは除湿運転の場
合、送風路56から吹き出される冷風は、第1の上下風
向板60aおよび第2の上下風向板60bの2枚の上下
風向板の設定角度によって、吹き出される冷風の角度が
制御される。例えば、第1の上下風向板60aの角度を
ほぼ水平方向あるいはやや上向きの角度に、第2の上下
風向板60bの角度をやや垂直方向の下向きの角度に設
定することにより、送風路56から吹き出される冷風
は、水平方向あるいは水平方向よりやや上向きの方向
と、やや下向きの2つの方向に吹き出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の空気調
和機用室内機においては、空気吹出口および上下風向板
が前面カバーの下部に配置されているので、上下風向板
を上方(即ち、居室内の天井方向)に向け、冷風を水平
方向よりも上方に吹き出すと、吹き出された冷風の流れ
が前面カバー40に設けられた空気吸入口41を通過し
て熱交換器側に吸引され、冷風が再び熱交換器に入るた
めに、冷房効率や送風性能が悪化するなどの問題点があ
った。従って、室内機から吹き出される冷風を水平方向
よりも上方に向けることができず、冷風が居室内の居住
者に直接当たり、肌寒さや不快感を感じさせるという不
具合があった。
【0010】また、図20および図21に示した空気調
和機用室内機のように、吹き出される冷風を上下風向板
により水平方向と垂直方向(下向きの方向)に分割して
送風する場合は、水平方向の空気吹出口の面積に比べて
下方の空気吹出口の面積が狭くなるため、風速が大きく
なり、騒音が大きくなるなどの不具合もあった。また、
大風量で風速の小さい送風を行うのには適した構造では
なかった。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、冷房運転または除湿運転
時に、冷風が直接居住者に当たらないように、吹き出さ
れる冷風を室内に設置された空気調和機用室内機の高さ
と略同等、もしくはそれ以上の高さ(即ち、水平方向よ
りも上の方向)に送風しても、冷房効率や送風性能を低
下させることなく、また、風向制御による騒音の増加も
防止でき、上下方向に広範囲の角度の送風を可能とする
快適な空気調和機用室内機およびこれを用いた風向制御
方法を提供することを目的としている。また、大風量で
風速の少ない送風を行うのには適した空気調和機用室内
機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機用室内機は、複数の上下風向板を室内機前面側で上下
方向に回動自在に軸支するともに、室内機の左右両端部
のいずれかにそれぞれ配置された第1および第2の上下
風向制御装置と、第1および第2の上下風向制御装置と
の間に配置されるとともに、上面部および前面部に空気
吸入口が形成された前面カバーと、前面カバーの内壁面
に対向して配置された熱交換器と、熱交換器によって形
成された空間部の左右両端部において第1および第2の
上下風向制御装置に対応してそれぞれ配置され、正転駆
動時に上記空間部の空気を第1あるいは第2の上下風向
制御装置に送り込む第1および第2の送風機とを備えた
ものである。
【0013】また、この発明に係る空気調和機用室内機
は、複数の上下風向板を室内機前面側で上下方向に回動
自在に軸支するとともに、室内機の左右両端部のいずれ
かに配置された上下風向制御装置と、その一端側に上下
風向制御装置が配置されるともに、上面部および前面部
に空気吸入口が形成された前面カバーと、前面カバーの
内壁面に対向して配置された熱交換器と、熱交換器によ
って形成された空間部の端部において、上下風向制御装
置に対応して配置され、正転駆動時に上記空間部の空気
を上下風向制御装置に送り込む送風機とを備えたもので
ある。
【0014】また、この発明に係る空気調和機用室内機
の送風機は、軸流式の送風機であることを特徴とする。
【0015】また、この発明に係る空気調和機用室内機
の上下風向制御装置は、その後部側において回動自在な
ガイドが配置され、カイドの前面側フレーム部に複数の
上下風向板が所定の角度で固定して取り付けられている
ものである。
【0016】また、この発明に係る空気調和機用室内機
の複数の上下風向板は、それぞれ所望の角度に設定可能
であることを特徴とする。
【0017】また、この発明に係る空気調和機用室内機
の複数の上下風向板は、それぞれの上下風向板によって
形成される空気吹出口を閉鎖可能なように構成されてい
るものである。
【0018】また、この発明に係る空気調和機用室内機
は、複数台の請求項1に記載の空気調和機用室内機を水
平方向に配置したものである。
【0019】また、この発明に係る空気調和機用室内機
は、2台の請求項1に記載の空気調和機用室内機が水平
方向に連結して配置され、連結部の側板は除去されたこ
とを特徴とするものである。
【0020】また、この発明に係る空気調和機用室内機
は、2台の請求項1に記載の空気調和機用室内機が水平
方向に連結して配置され、連結部の側板は除去されてい
るとともに、左右両端部の上下風向装置の空気吹出口は
閉鎖可能であることを特徴とするものである。
【0021】また、この発明に係る風向制御方法は、請
求項1に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、第1の上下風向装置の複数の上下風向板の
角度を上方に設定するとともに、第1の送風機を逆転駆
動させ、第2の上下風向装置の複数の上下風向板の角度
を下方に設定するとともに、第2の送風機を正転駆動さ
せることを特徴とするものである。
【0022】また、この発明に係る風向制御方法は、請
求項1に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、第1の上下風向装置の複数の上下風向板の
角度を空気吹出口を塞ぐように設定するとともに、第1
の送風機を停止させ、第2の上下風向装置の複数の上下
風向板の角度を所望の方向に設定するとともに、第2の
送風機を正転駆動させることを特徴とするものである。
【0023】また、この発明に係る風向制御方法は、請
求項7に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、複数の上下風向制御装置の上下風向板をそ
れぞれ所望の角度に設定することを特徴とするものであ
る。
【0024】また、この発明に係る風向制御方法は、請
求項9に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、左右両端部の上下風向装置の空気吹出口は
閉鎖するとともに、連結部の一方の送風機を正転駆動さ
せ、他方の送風機を逆転駆動させることを特徴とするも
のである。
【0025】また、この発明に係る風向制御方法は、請
求項1に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、第1および第2の送風機を同時に逆転駆動
させることを特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について、
図面に基づいて説明する。なお、各図間において、同一
符号は同一あるいは相当のものであることを示す。 実施の形態1.図1は、実施の形態1による空気調和機
用室内機の構成と動作を説明するための図であり、正面
から室内機の内部を透視したときの要部構成部材の配置
の状態を概念的に示している。図において、1は軸流式
の送風機、2は熱交換器、3は上下風向板、4はガイ
ド、5は下板、6は側板、7は吸入板である。また、図
2、図3および図4は、図1のXーX線断面から左側あ
るいは右側の送風機1側を見たときの要部構成部材の配
置の状態を示しており、図2は室内機から吹き出される
冷風を下方に送風するとき、図3は室内機から吹き出さ
れる冷風を水平方向に送風するとき、図4は室内機から
吹き出される冷風を上方に送風するときの上下風向板の
状態を示している。
【0027】図1〜図4に示したように、本実施の形態
による空気調和機用室内機は、略半円筒形状をしたガイ
ド4と、ガイド4の前面側で回動自在に軸支され、図示
されていないステッピンクモータ等で上下方向に角度制
御される複数の上下風向板3とからなる第1の上下風向
制御装置30および第2の上下風向制御装置31が、室
内機筐体の左側端部および右側端部にそれぞれ配置され
ている。即ち、第1および第2の上下風向制御装置3
0、31は、空気吸入口が形成された図示しない前面カ
バーを挟んで、その外側端部に配置されている。また、
第1の上下風向制御装置30および第2の上下風向制御
装置31に対応して軸流式の送風機1が室内機内部の左
右両側にそれぞれ配置されている。また、複数の熱交換
器2が、空気吸入口が形成された図示しない前面カバー
の内壁面に沿って左右両側の送風機1も包み込むように
空間部を形成して配置されている。
【0028】なお、図示しない前面カバーは、室内機の
上面および前面を覆って室内機筐体の一部を構成してい
るが、さらに、下板5が配置されている下面側にも延在
していてもよい。また、2台の軸流式の各送風機1は、
図1に示すように、そのモータ部が第1の上下風向制御
装置30および第2の上下風向制御装置31の中央部
に、その羽根部が複数の熱交換器2で形成された空間部
に位置するように、室内機内部に取り付けられている。
また、軸流式の送風機1は、正転駆動時には熱交換器か
ら上下風向制御装置側への流れを作り、逆転駆動時には
上下風向制御装置から熱交換器側への流れをつくる。即
ち、送風機が正転駆動されている時には、熱交換器が形
成する空間部側から上下風向制御装置側へ空気を送り込
まれ、送風機が逆転駆動されている時には、上下風向制
御装置側から熱交換器が形成する空間部側へ空気を送り
込まれるものとする。
【0029】次に、動作について説明する。空気調和機
用室内機内部で熱交換器2が形成する空間部の左右両端
部に設けられた2台の送風機1が正転駆動されると、図
示しない前面カバーの正面側あるいは底面側の空気吸入
口から吸い込まれた居室内の空気は、図1のAで示すよ
うな流れで熱交換器2(図示せず)を通過して冷却さ
れ、同様に、前面カバーの上面側の空気吸入口から吸い
込まれた空気は、図1のBで示すような流れで熱交換器
2通過して冷却される。さらに、熱交換器2によって冷
却された冷風は、送風機1によって昇圧され、吸入板7
を介して第1の上下風向制御装置30あるいは第2の上
下風向制御装置31にそれぞれ送風される。
【0030】第1の上下風向制御装置30および第2の
上下風向制御装置31には、吸入板7と対向する側面側
に側板6が、また、後部側には略半円筒形状をしたガイ
ド4が設けられているので、送風機1によって送り込ま
れた冷風は、側面側および後部側に吹き出されることは
なく、前面側に配置された複数の上下風向板3によって
形成される空気吹出口から室内機の外部(即ち、室内機
が設置されている居室内)に吹き出される。このとき、
室内機の外部に吹き出される冷風の上下の方向は、上下
風向板3の上下方向(即ち、垂直方向)の設定角度によ
って定まる。即ち、第1の上下風向制御装置30あるい
は第2の上下風向制御装置31の上下風向板3の角度
が、図2の状態に設定されているときは、下方に送風さ
れ、図3のよな状態に設定されているときは、水平方向
に送風され、図4のよな状態に設定されているときは、
上方に送風される。なお、ガイド4の形状は、略半円筒
形状にこだわるものではなく、側板6とによって第1あ
るいは第2の上下風向制御装置側に送り込まれた空気を
空気吹出口から室内機の外部へ吹き出すための形状であ
れば、どのようなものであつてもかまわない。
【0031】また、図4に示したように、冷風を上方へ
送風した場合でも、本実施の形態による空気調和機用室
内機は、第1および第2の上下風向制御装置30、31
が、空気吸入口が形成された前面カバー(図示なし)を
挟んで、前面カバーの左右の端部に配置されているの
で、第1の上下風向制御装置30あるいは第2の上下風
向制御装置31の上方には熱交換器2は配置されておら
ず、前面カバーの下部に上下風向板および空気吹出口が
配置された従来装置のように、吹き出された冷風が前面
カバーの吸入口を通過して、再び熱交換器2に吸引され
ることはない。従って、本実施の形態による空気調和機
用室内機では、冷房効率や送風性能を低下させることな
く、吹き出される冷風を水平方向よりも上方に設定でき
る。即ち、本実施の形態による空気調和機用室内機で
は、冷房効率や送風性能を低下させることなく、広範囲
な角度の送風が可能となる。また、上下風向板3によっ
て風向制御したとき、風速の増加が少ないので、騒音の
増加を抑制できる。
【0032】図5は、送風機の回転数を一定にしたと
き、従来の空気調和機用室内機と本発明による空気調和
機用室内機の上下方向の風向による風量比率を示す。図
中、Eは本発明による空気調和機用室内機の風量を、F
は従来の空気調和機用室内機の風量を表す。本発明およ
び従来の室内機において、最大風量を100%として、
上下風向板の角度を変えて各角度方向に気流を送ると、
上下風向板の圧力損失により送風できる風量が変化す
る。従来の室内機では、例えば、下方向40°で最大と
なり、正面(0°)方向で約80%、下方向90°で3
0%程度となる。特に、正面よりも上方になると圧力損
失が急激に大きくなること、気流が熱交換器側に吸入さ
れることにより、風量が激減する。一方、本発明による
室内機では、上下75°まで送風することが可能である
ことが分かる。即ち、上下方向(垂直方向)に広範囲な
角度で送風することが可能である。
【0033】以上説明したように、本実施の形態による
空気調和機用室内機では、軸流式の送付機を用いて、熱
交換器が配置されていない側部から気流(例えば、冷
風)を吹き出す構成としたので、冷風を上方へ送風した
場合でも従来装置のように吹き出された冷風が前面カバ
ーの吸入口を通過して、再び熱交換器に吸引されること
はない。従って、冷房効率や送風性能を低下させること
なく、吹き出される冷風の方向を上方(天井方向)に設
定できる。即ち、冷房効率や送風性能を低下させること
なく、広範囲な角度の送風が可能となり、冷風が居住者
に直接当たって肌寒さや不快感を感じさせるという不具
合を解消することができる。また、従来の空気調和機用
室内機では、上下風向板の駆動による空気吹出口の面積
の変化が大きく、騒音を発生しやすい。一方、本実施の
形態による空気調和機用室内機では、上下風向板によっ
て形成される複数の空気吹出口の面積はほぼ同じであ
り、また、吹き出される空気の方向を変化させても空気
吹出口の面積の変化の比率は小さいので、風速の増大は
小さく、騒音の増加を抑制できる。
【0034】図6は、実施の形態1による空気調和機用
室内機の変形例を説明するための図である。図1〜図4
では、室内機の左右両端に配置される第1の上下風向制
御装置30および第2の上下風向制御装置31におい
て、ガイド4は固定とし、ガイド4の前面側フレーム部
(図示せず)において上下方向(垂直方向に)回動自在
に軸支された複数の上下風向板3の角度を制御(設定)
することにより、吹き出される気流(空気)の方向を変
化させる場合を示したが、図6に示すように、上下風向
制御装置30、31に対してガイド4を回転可能に取り
付けて、この回転可能なガイド4に互いに平行な複数の
上下風向板3を固定して取り付けてもよい。これによ
り、回転可能なガイド4の回転角度を制御するだけで、
複数個の上下風向板3の角度を制御することなく、吹き
出される気流の方向を変化でき、簡単な構成で同様の効
果がある。なお、図6(a)は水平方向に吹き出す場
合、図6(b)は下方に吹き出す場合、図6(c)は上
方に吹き出す場合を示している。
【0035】また、図7および図8は、実施の形態1に
よる空気調和機用室内機の他の変形例を説明するための
図である。図1〜図4では、室内機の左右両端に配置さ
れる第1の上下風向制御装置30および第2の上下風向
制御装置31において、ガイド4は固定とし、このガイ
ド4の前面に配置された複数の上下風向板3の角度は上
下方向に対してそれぞれ同じ角度で制御して、吹き出さ
れる気流の方向を変化させる場合を示したが、複数の上
下風向板3の上下方向の角度を互いに異なる角度に変化
させ、図7に示すように、吹き出し気流を上下方向全体
に拡散させ、室内に気流感の無い送風をすることや上下
方向に風量を振り分けることを行えば、より一層、冷風
が居住者に直接当たることのない、快適な室内機を構成
できる。また、空気吹出口の複数の上下風向板3は、図
7のように同一方向にする必要はなく、図8に示したよ
うに複数の上下風向板3をそれぞれ別々の方向に向けて
送風しても同様の効果を得ることができる。
【0036】なお、図1では、送風機1を軸流式ファン
としたが、図9に示したような遠心式ファン、図10に
示したような貫流式ファン、あるいは斜流式ファンを用
いても同様の効果を得ることができる。また、図1に示
した空気調和機用室内機では、室内機の左右両端部に、
略半円筒形状をしたガイド4と、ガイド4の前面側で回
動自在に軸支された複数の上下風向板とからなる第1お
よび第2の2つの上下風向制御装置を設けているが、左
側あるいは右側の端部にのみ、1つの上下風向制御装置
を設けても、ほぼ同様の効果を得ることができる。この
場合、上下風向制御装置は1つであるので、同様の効果
を得る空気調和機用室内機を簡単な構成で安価に実現で
きる。
【0037】実施の形態2.図11は、実施の形態2に
よる空気調和機用室内機の風向制御方法を説明するため
の図である。なお、図11(a)は、正面から室内機の
内部を透視したときの要部構成部材の配置の状態を概念
的に示している。図において、30および31は、略半
円筒形状をしたガイド4と、ガイド4の前面側フレーム
部(図示せず)で回動自在に軸支された複数の上下風向
板3とからなり、室内機の左側端部および右側端部に配
置された第1の上下風向制御装置および第2の上下風向
制御装置である。また、図11(b)および図11
(c)は、第1および第2の上下風向制御装置30およ
び31の複数の上下風向板3の状態の一例を示してい
る。
【0038】本実施の形態においては、暖房運転時にお
いて、逆転駆動した送風機により居室の上方に溜まった
暖気を室内機内に取り込み、取り込まれた暖気を熱交換
器を通過させることなく、正転駆動している送風機によ
りそのまま居室内下方に送風する。例えば、図11
(b)に示すように、第1の上下風向制御装置30の複
数の上下風向板3を上方に向けるともに、送風機1を逆
転駆動させて、室内機が設置されている居室の上方に溜
まった暖気を吸入して、室内機内部に取り込む。そし
て、第2の上下風向制御装置31の送風機は正転駆動し
ているので、第2の上下風向制御装置31は、室内機に
取り込まれた暖気を室内機の外部(即ち、室内機が設置
されている居室内)に吹き出す。このとき、図11
(c)に示したように、第2の上下風向制御装置31の
複数の上下風向板3が下方に向いていると、第2の上下
風向制御装置31から吹き出される暖気は居室の下方に
吹き出される。
【0039】このような風向制御を行うことにより、居
室内の温度にムラを無くし、足下まで暖かい風向制御が
可能であり、また、暖房電力も少なくすることができ
る。なお、このような暖房運転時では、熱交換器の温度
は居室内の温度と同じで、その機能は停止している。ま
た、一般に、軸流式の送風機から吐き出された気流は、
回転軸方向の速度成分と回転方向の旋回成分を有してお
り、軸方向成分は気流(冷気や暖気など)を遠方に到達
させるための動圧成分(言い換えれば、風量)であり、
旋回成分はグルグル回りながら除々に熱エネルギーに変
換される不必要な廃棄動圧である。本実施の形態では、
上流のファン(即ち、第1の上下風向制御装置30の送
風機)が作り出した不必要な廃棄動圧である旋回成分を
下流側(即ち、第2の上下風向制御装置31側)で回収
するために、送風機の効率が向上する。
【0040】なお、室内機の右側端部に配置された第2
の上下風向制御装置31側より居室上方の暖気を吸引
し、左側端部に配置された第1の上下風向制御装置30
側より室内機内部に吸入した暖気を吹き出すようにして
も、同様の効果を奏することは言うまでもない。また、
第1および第2の上下風向制御装置30、31の送風機
1を、いずれも正転駆動させ、図示しない前面カバーの
空気吸入口から居室内の空気を吸入し、熱交換器2を通
過して冷却された冷風を第1および第2の上下風向制御
装置30、31から吹き出すようにすれば、前述の実施
の形態1の空気調和機用室内機になることは言うまでも
ない。
【0041】実施の形態3.図12〜図14は、実施の
形態3による空気調和機用室内機の動作を説明するため
の図であり、図12は本実施の形態における要部部材
(第1および第2の上下風向制御装置30、31に配置
された複数の上下風向板3)の動作を説明するための
図、図13は第1の上下風向制御装置31の上下風向板
3の状態を示す図、図14は本実施の形態による空気の
流れを示す図である。本実施の形態による空気調和機用
室内機の構成は、前述の実施の形態1による空気調和機
用室内機の構成と基本的には同じであるが、各上下風向
板3は、上下風向板3によって形成される空気吹出口を
塞ぐことができる形状・寸法を有しており、また、第1
の上下風向制御装置30に対応する送風機1の運転(駆
動)は停止させ、第2の上下風向制御装置31に対応す
る送風機1のみを運転(駆動)させることを特徴とす
る。本実施の形態においては、室内機の左右両端部に配
置された第1および第2の上下風向制御装置30、31
のうち、例えば、図12(b)に示したように第1の上
下風向制御装置30の空気吹出口を上下風向板3により
塞ぐ。
【0042】なお、図12(a)は、第1および第2の
上下風向制御装置30、31の空気吹出口が上下風向板
3により塞がれていないときの様子を示している。この
状態から、第1の上下風向制御装置30の各空気吹出口
をそれぞれ対応する上下風向板3で塞ぐように、各上下
風向板3の角度を設定するとともに、第1の上下風向制
御装置30に対応して配置されている送風機1の運転は
停止させ、第2の上下風向制御装置31に対応して配置
されている送風機1のみを正転駆動させる。図12
(b)に示すように、第1の上下風向制御装置30の風
路(即ち、空気吹出口)が上下風向板3により閉じられ
た状態であり、さらに、第2の上下風向制御装置31に
対応する送風機1のみが正転駆動されるので、図14に
示すように、図示しない前面カバーの空気吸入口から吸
い込まれた居室内の空気は、熱交換器を通過して冷却さ
れ、空気室内機の右端部に配置された第2の上下風向制
御装置31からのみ冷気が吹き出される。
【0043】ここで、図14のAは前面カバーの正面側
あるいは底面側の空気吸入口より吸い込まれた空気の流
れを Bは前面カバーの上面側の空気吸入口より吸い込
まれた空気の流れを示している。なお、上述の説明で
は、第1の上下風向装置30の風路(即ち、空気吹出
口)を塞ぎ、第2の上下風向装置31からのみ冷気を吹
き出す場合について述べたが、これとは逆に、第2の上
下風向装置31の風路を塞ぎ、第1の上下風向装置30
からのみ冷気を吹き出すようにしてもよい。即ち、本実
施の形態による空気調和機用室内機によれば、室内機の
左側あるい右側のいずれか所望の側からのみ、冷気の吹
き出しを行うことができる。
【0044】これにより、居室内での居住者に対し、冷
気が直接当たらない方の空気吹出口を選択することが可
能となり、冷風が居住者に直接当たることのない、空気
調和機用室内機を実現することができる。このように、
本実施の形態では、上下風向板3を上下風向板3によっ
て形成される空気吹出口を塞ぐことができる形状・寸法
とし、上下風向板3に空気吹出口のシャッター機能を持
たせたことにより、第1あるいは第2の上下風向制御装
置30、31からの空気の吹き出し、あるいは空気の吸
い込みを自在に停止させることが可能となり、多様なモ
ードでの運転が可能となる。
【0045】実施の形態4.図15、図16は、実施の
形態4による空気調和機用室内機の構成と動作を説明す
るための図である。図において、101および102
は、実施の形態1による空気調和機用室内機と同等の構
成を有した空気調和機用室内機である。本実施の形態に
よる空気調和機用室内機は、図15あるいは図16に示
すように、2台の実施の形態1による空気調和機用室内
機101、102を水平方向(左右方向)に連結した構
成となっている。そして、図16に示すように、空気調
和機用室内機101の上下風向制御装置30、31の上
下風向板3および空気調和機用室内機102の上下風向
制御装置30、31の上下風向板3の角度をそれぞれ独
立に制御する。
【0046】これにより、室内機全体として空気吹出口
の水平方向(左右方向)の配置幅(距離)を大きくする
ことができるともに、中間部にも空気吹出口があり、か
つ、それぞれの上下風向制御装置から吹き出される冷風
あるいは暖風の上下方向の向きを自由に設定できる。従
って、居室内での居住者に対し、さらに、冷風あるいは
暖風が居住者に直接当たることのない、快適な空気調和
機用室内機を実現することができる。なお、上述の説明
では、2台の実施の形態1による空気調和機用室内機を
用いた場合について延べが、これに限るものではなく、
3台以上の空気調和機用室内機を用いてもよいことは言
うまでもない。
【0047】実施の形態5.図17、図18は、実施の
形態5による空気調和機用室内機の構成と動作を説明す
るための図である。本実施の形態による空気調和機用室
内機は、図17あるいは図18に示すように、2台の実
施の形態1による空気調和機用室内機101、102を
水平方向(左右方向)に連結した構成となっている。そ
して、図17あるいは図18に示すように、それぞれの
上下風向制御装置30、31の空気吹出口は、上下風向
板3により全て閉じられている。また、空気調和機用室
内機101と空気調和機用室内機102の間で空気が自
由に通過できるように、空気調和機用室内機101と空
気調和機用室内機102の接続部側の端部に側板は配置
されていない。いま、空気調和機用室内機101の第1
の上下風向制御装置30に対応する送風機1と空気調和
機用室内機102の第2の上下風向制御装置31に対応
する送風機1の運転は停止させておく。
【0048】そして、空気調和機用室内機101の第2
の上下風向制御装置31に対応する送風機1を正転駆動
して、空気調和機用室内機101の周囲の空気を前面カ
バー(図示せず)に形成された空気吸入口より熱交換器
2を通過して吸入して、冷却された空気を空気調和機用
室内機102の第1の上下風向制御装置30側に送り出
す。また、空気調和機用室内機102の第1の上下風向
制御装置30に対応する送風機1は逆転駆動されてお
り、空気調和機用室内機101側から送り込まれた冷気
を空気調和機用室内機102の内部に吸引し、吸引され
た冷気を空気調和機用室内機102の熱交換器2により
暖めて空気調和機用室内機102の外部に放出する。図
18は、このときの気流の流れを示したものであり、図
において、Aは左側(上流側)の空気調和機用室内機1
01の前面カバー(図示せず)の正面あるいは底面側の
空気吸入口より吸い込まれた気流の流れを、また、Bは
右側(下流側)の空気調和機用室内機101の前面カバ
ー(図示せず)の上面側の空気吸入口より吸い込まれた
気流の流れを示しいる。
【0049】このように、本実施の形態においては、空
気調和機用室内機101および102の上下風向板3は
全て閉じ、上流側の空気調和機用室内機101から居室
内の空気を吸い込んで熱交換器で冷却し、さらに、この
冷却された空気を下流側の空気調和機用室内機102の
熱交換器で暖めて、再び居室内に送り出す。このように
することにより、上流側の熱交換器(即ち、空気調和機
用室内機101の熱交換器)によって空気内の水分が凝
縮し、絶対湿度が低下する。さらに、それを下流の熱交
換器(即ち、空気調和機用室内機102の熱交換器)に
よって暖めることにより、送風する空気の温度を下げる
ことなく、除湿された空気を提供できる。
【0050】実施の形態6.図19は、実施の形態6に
よる空気調和機用室内機の構成と動作を説明するための
図である。本実施の形態による空気調和機用室内機の構
成は、基本的には実施の形態1による空気調和機用室内
機の構成と同じであるが、2台の軸流式の送風機1のモ
ータは、正転駆動と逆転駆動の切り替え制御が可能であ
る点に特徴を有する。上下風向板3によって形成される
空気吹出口の面積よりも図示しない前面カバーの内壁面
に沿って配置されている熱交換器2の面積は広いので、
大きな風速が必要な場合、左右両端部に配置された2台
の軸流式の送風機1を正転駆動させ、熱交換器2によっ
て冷却された空気を、上下風向板3によって形成された
空気吹出口より吹き出す。
【0051】一方、居室内に気流感の無い送風を必要と
する場合は、左右両端部に配置された2台の軸流式の送
風機1を同時に逆転駆動させ、上下風向板3によって形
成された空気吹出口から熱交換器2側に送風し、前面カ
バー(図示せず)の空気吸入口側より遅い風速を作り出
す。このように、本実施の形態によれば、2台の送風機
を同時に逆転駆動させて冷風を熱交換器を通過させ、前
面カバー(図示せず)の空気吸入口から送風することに
より、大風量で、かつ、風速の少ない冷風を供給するこ
ともでき、より快適な空気調和機用室内機を実現でき
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明による空気調和
機用室内機は、複数の上下風向板を室内機前面側で上下
方向に回動自在に軸支するともに、室内機の左右両端部
のいずれかにそれぞれ配置された第1および第2の上下
風向制御装置と、第1および第2の上下風向制御装置と
の間に配置されるとともに、上面部および前面部に空気
吸入口が形成された前面カバーと、前面カバーの内壁面
に対向して配置された熱交換器と、熱交換器によって形
成された空間部の左右両端部において第1および第2の
上下風向制御装置に対応してそれぞれ配置され、正転駆
動時に上記空間部の空気を第1あるいは第2の上下風向
制御装置に送り込む第1および第2の送風機とを備えた
ので、冷房運転あるいは除湿運転時に、熱交換器が配置
されていない前面カバー側部から冷風を吹き出す構成と
したので、冷風を上方へ送風した場合でも吹き出された
冷風が前面カバーの吸入口を通過して、再び熱交換器に
吸引されることはほとんどなくなり、冷房効率や送風性
能を低下させることなく、吹き出される冷風を上方に設
定できる。従って、冷房効率や送風性能を低下させるこ
となく、上下方向に広範囲な角度の送風が可能となり、
冷風が居住者に直接当たって肌寒さや不快感を感じさせ
るという不具合を解消することができる。
【0053】また、この発明による空気調和機用室内機
は、複数の上下風向板を室内機前面側で上下方向に回動
自在に軸支するとともに、室内機の左右両端部のいずれ
かに配置された上下風向制御装置と、その一端側に上下
風向制御装置が配置されるともに、上面部および前面部
に空気吸入口が形成された前面カバーと、前面カバーの
内壁面に対向して配置された熱交換器と、熱交換器によ
って形成された空間部の端部において、上下風向制御装
置に対応して配置され、正転駆動時に上記空間部の空気
を上下風向制御装置に送り込む送風機とを備えたので、
上下風向制御装置が1台だけの簡単な構成でありなが
ら、冷房効率や送風性能をほとんど低下させることな
く、上下方向に広範囲な角度の送風が可能となり、冷風
が居住者に直接当たって肌寒さや不快感を感じさない快
適な空気調和機用室内機を安価に実現できる。
【0054】また、この発明による空気調和機用室内機
の送風機は、軸流式の送風機であるので、冷房効率や送
風性能を低下させることなく上下方向に広範囲な角度の
送風が可能であり、かつ、送風性能の良い空気調和機用
室内機を実現てきる。
【0055】また、この発明に係る空気調和機用室内機
の上下風向制御装置は、その後部側において回動自在な
ガイドが配置され、カイドの前面側フレーム部に複数の
上下風向板が所定の角度で固定して取り付けられている
ので、個別の上下風向板の角度をそれぞれ設定制御する
ことなく、ガイドの回転角度を設定するのみで上下風向
制御装置から吹き出される空気の上下方向の方向を変え
ることが可能であり、冷房効率や送風性能を低下させる
ことなく上下方向に広範囲な角度の送風が可能であり、
かつ、簡単な構成の空気調和機用室内機を実現できる。
【0056】また、この発明による空気調和機用室内機
の複数の上下風向板は、それぞれ所望の角度に設定可能
であるので、吹き出される空気の方向を自由に設定する
ことが可能であり、冷房効率や送風性能を低下させるこ
となく上下方向に広範囲な角度の送風が可能であり、か
つ、より快適な空気調和機用室内機を実現できる。
【0057】また、この発明による空気調和機用室内機
の複数の上下風向板は、それぞれの上下風向板によって
形成される空気吹出口を閉鎖可能なように構成されてい
るで、上下風向制御装置からの空気の吹き出し、あるい
は吸い込みを確実に停止できるので、多様なモードでの
運転が可能となる。
【0058】また、この発明による空気調和機用室内機
は、複数台の請求項1に記載の空気調和機用室内機を水
平方向に配置したので、室内機全体として空気吹出口の
水平方向(左右方向)の距離を大きくなり、広く分散し
て冷風を吹き出すことが可能とにり、さらに快適な空気
調和機用室内機を実現できる。
【0059】また、この発明による空気調和機用室内機
は、2台の請求項1に記載の空気調和機用室内機が水平
方向に連結して配置され、連結部の側板は除去されてい
るので、室内機全体として空気吹出口の水平方向(左右
方向)の距離が大きくなり、広く分散して冷風を吹き出
すことが可能な空気調和機用室内機をより安価に実現で
きる。
【0060】また、この発明による空気調和機用室内機
は、2台の請求項1に記載の空気調和機用室内機が水平
方向に連結して配置され、連結部の側板は除去されてい
るとともに、左右両端部の上下風向装置の空気吹出口は
閉鎖可能であるので、一方の空気調和機用室内機から居
室内の空気を吸い込んで熱交換器で冷却して、空気内の
水分が凝縮させ、絶対湿度を低下させ、さらに、この冷
却された空気を他方の空気調和機用室内機の熱交換器で
暖めて、再び居室内に送り出すことが可能となる。即
ち、居室内の温度を下げることなく、除湿を可能とする
高性能な空気調和機用室内機を実現できる。
【0061】また、この発明による風向制御方法は、請
求項1に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、第1の上下風向装置の複数の上下風向板の
角度を上方に設定するとともに、第1の送風機を逆転駆
動させ、第2の上下風向装置の複数の上下風向板の角度
を下方に設定するとともに、第2の送風機を正転駆動さ
せることを特徴とするので、第1の送風機によって第1
の風向制御装置側から居室内上方の暖かい空気を室内機
に取り込み、取り込まれた暖かい空気を第2の送風機に
よって第2の風向制御装置側から居室の下方に吹き出す
ことが可能となり、暖房運転時において、居室内の温度
ムラを無くし、足下まで暖かくすることのできる風向制
御方法を提供できる。
【0062】また、この発明による風向制御方法は、請
求項1に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、第1の上下風向装置の複数の上下風向板の
角度を空気吹出口を塞ぐように設定するとともに、第1
の送風機を停止させ、第2の上下風向装置の複数の上下
風向板の角度を所望の方向に設定するとともに、第2の
送風機を正転駆動させることを特徴とするので、室内機
の左側あるい右側のいずれか所望の側から主として冷気
の吹き出しを行うことが可能となり、居室内の居住者に
対して冷気が直接当たらない側の空気吹出口を選択でき
る風向制御方法を提供できる。
【0063】また、この発明に係る風向制御方法は、請
求項7に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、複数の上下風向制御装置の上下風向板をそ
れぞれ所望の角度に設定することを特徴とするので、左
右方向に広く分散した空気吹出口からそれぞれから所望
の上下方向の角度で冷風を吹き出すことが可能となり、
さらに快適な風向制御方法を提供できる。
【0064】また、この発明による風向制御方法は、請
求項9に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、左右両端部の上下風向装置の空気吹出口は
閉鎖するとともに、連結部の一方の送風機を正転駆動さ
せ、他方の送風機を逆転駆動させることを特徴とするの
で、一方の空気調和機用室内機から居室内の空気を吸い
込んで熱交換器で冷却して、空気内の水分が凝縮させ、
絶対湿度を低下させ、さらに、この冷却された空気を他
方の空気調和機用室内機の熱交換器で暖めて、再び居室
内に送り出すことが可能となり、居室内の温度を下げる
ことなく、除湿を可能とする風向制御方法を提供でき
る。
【0065】また、この発明に係る風向制御方法は、請
求項1に記載の空気調和機用室内機を用いた風向制御方
法であって、第1および第2の送風機を同時に逆転駆動
させることを特徴とするので、大風量で、かつ、風速の
少ない冷風を供給することが可能な風向制御方法を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による空気調和機用室内機の構
成と動作を説明するための図である。
【図2】 図1のXーX線断面から送風機側を見たとき
の図であり、下方に冷風が吹き出されるときの上下風向
板の状態を示す図である。
【図3】 図1のXーX線断面から送風機側を見たとき
の図であり、水平方向に冷風が吹き出されるときの上下
風向板の状態を示す図である。
【図4】 図1のXーX線断面から送風機側を見たとき
の図であり、上方に冷風が吹き出されるときの上下風向
板の状態を示す図である。
【図5】 実施の形態1による空気調和機用室内機と従
来の空気調和機用室内機において、風向と風量の関係を
説明するための図である。
【図6】 実施の形態1による空気調和機用室内機の変
形例を説明するための図である。
【図7】 実施の形態1による空気調和機用室内機の他
の変形例を説明するための図である。
【図8】 実施の形態1による空気調和機用室内機の他
の変形例を説明するための図である。
【図9】 実施の形態1による空気調和機用室内機にお
いて、遠心式送風機を使用した場合を説明するための図
である。
【図10】 実施の形態1による空気調和機用室内機に
おいて、貫流式送風機を使用した場合を説明するための
図である。
【図11】 実施の形態2による空気調和機用室内機の
構成と動作を説明するための図である。
【図12】 実施の形態3による空気調和機用室内機の
動作を説明するための図である。
【図13】 実施の形態3による空気調和機用室内機の
動作を説明するための図である。
【図14】 実施の形態3による空気調和機用室内機の
動作を説明するための図である。
【図15】 実施の形態4による空気調和機用室内機の
構成と動作を説明するための図である。
【図16】 実施の形態4による空気調和機用室内機の
構成と動作を説明するための図である。
【図17】 実施の形態5による空気調和機用室内機の
構成と動作を説明するための図である。
【図18】 実施の形態5による空気調和機用室内機の
構成と動作を説明するための図である。
【図19】 実施の形態6による空気調和機用室内機の
構成と動作を説明するための図である。
【図20】 従来の空気調和機用室内機の外観構造を示
す図である。
【図21】 図20のXーX線における断面を示す図で
ある。
【図22】 他の従来の空気調和機用室内機の構造を説
明するための断面図である。
【符号の説明】
1 送風機 2 熱交換器 3 上下風向板 4 ガイド 5 下板 6 側板 7 吸入板 8 遠心式送風機 9 モータ 10 貫流式送風機 30 第1の上下風向装置 31 第2の上下風
向装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 11/02 102 F24F 11/02 102H 13/15 13/15 A B (72)発明者 吉橋 淳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 谷川 喜則 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岡澤 宏樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 池田 尚史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L049 BB02 BB07 BB10 BB11 BD03 3L051 BD05 BD06 3L060 AA05 EE05 EE45 3L081 AA02 AB03 FA03 FA04 FA05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の上下風向板を室内機前面側で上下
    方向に回動自在に軸支するともに、室内機の左右両端部
    のいずれかにそれぞれ配置された第1および第2の上下
    風向制御装置と、 上記第1および第2の上下風向制御装置との間に配置さ
    れるとともに、上面部および前面部に空気吸入口が形成
    された前面カバーと、 上記前面カバーの内壁面に対向して配置された熱交換器
    と、 上記熱交換器によって形成された空間部の左右両端部に
    おいて上記第1および第2の上下風向制御装置に対応し
    てそれぞれ配置され、正転駆動時に上記空間部の空気を
    上記第1あるいは第2の上下風向制御装置に送り込む第
    1および第2の送風機とを備えたことを特徴とする空気
    調和機用室内機。
  2. 【請求項2】 複数の上下風向板を室内機前面側で上下
    方向に回動自在に軸支するとともに、室内機の左右両端
    部のいずれかに配置された上下風向制御装置と、 その一端側に上記上下風向制御装置が配置されるとも
    に、上面部および前面部に空気吸入口が形成された前面
    カバーと、 上記前面カバーの内壁面に対向して配置された熱交換器
    と、 上記熱交換器によって形成された空間部の端部におい
    て、上記上下風向制御装置に対応して配置され、正転駆
    動時に上記空間部の空気を上記上下風向制御装置に送り
    込む送風機とを備えたことを特徴とする空気調和機用室
    内機。
  3. 【請求項3】 送風機は、軸流式の送風機であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機用室内
    機。
  4. 【請求項4】 上下風向制御装置は、その後部側におい
    て回動自在なガイドが配置され、上記カイドの前面側フ
    レーム部に複数の上下風向板が所定の角度で固定して取
    り付けられていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の空気調和機用室内機。
  5. 【請求項5】 複数の上下風向板は、それぞれ所望の角
    度に設定可能であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の空気調和機用室内機。
  6. 【請求項6】 複数の上下風向板は、それぞれの上下風
    向板によって形成される空気吹出口を閉鎖可能なように
    構成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の空気調和機用室内機。
  7. 【請求項7】 複数台の請求項1に記載の空気調和機用
    室内機を水平方向に配置したことを特徴とする空気調和
    機用室内機。
  8. 【請求項8】 2台の請求項1に記載の空気調和機用室
    内機が水平方向に連結して配置され、連結部の側板は除
    去されていることを特徴とする空気調和機用室内機。
  9. 【請求項9】 2台の請求項1に記載の空気調和機用室
    内機が水平方向に連結して配置され、連結部の側板は除
    去されているとともに、左右両端部の上下風向装置の空
    気吹出口は閉鎖可能であることを特徴とする空気調和機
    用室内機。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の空気調和機用室内機
    を用いた風向制御方法であって、第1の上下風向装置の
    複数の上下風向板の角度を上方に設定するとともに、第
    1の送風機を逆転駆動させ、第2の上下風向装置の複数
    の上下風向板の角度を下方に設定するとともに、第2の
    送風機を正転駆動させることを特徴とする風向制御方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の空気調和機用室内機
    を用いた風向制御方法であって、第1の上下風向装置の
    複数の上下風向板の角度を空気吹出口を塞ぐように設定
    するとともに、第1の送風機を停止させ、第2の上下風
    向装置の複数の上下風向板の角度を所望の方向に設定す
    るとともに、第2の送風機を正転駆動させることを特徴
    とする風向制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載の空気調和機用室内機
    を用いた風向制御方法であって、複数の上下風向制御装
    置の上下風向板をそれぞれ所望の角度に設定することを
    特徴とする風向制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の空気調和機用室内機
    を用いた風向制御方法であって、左右両端部の上下風向
    装置の空気吹出口は閉鎖するとともに、連結部の一方の
    送風機を正転駆動させ、他方の送風機を逆転駆動させる
    ことを特徴とする風向制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の空気調和機用室内機
    を用いた風向制御方法であって、第1および第2の送風
    機を同時に逆転駆動させることを特徴とする風向制御方
    法。
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