JP2003021124A - ボルトを用いた締結方法 - Google Patents

ボルトを用いた締結方法

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JP2003021124A
JP2003021124A JP2001205765A JP2001205765A JP2003021124A JP 2003021124 A JP2003021124 A JP 2003021124A JP 2001205765 A JP2001205765 A JP 2001205765A JP 2001205765 A JP2001205765 A JP 2001205765A JP 2003021124 A JP2003021124 A JP 2003021124A
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bolt
hole
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insertion hole
screw hole
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Masatoshi Takada
正利 高田
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KOOYOO CREATE KK
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KOOYOO CREATE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルトをねじ孔にねじ込むだけでねじ孔とボ
ルト挿通孔の心合わせが行え、同時に複数箇所をボルト
で締結する場合の各ねじ孔とボルト挿通孔の心合わせが
簡単に行えるボルトを用いた締結方法を提供する。 【解決手段】 雄ねじ軸22と頭部23の間に頭部23
側が雄ねじ軸22よりも大径となるテーパ部24を設け
たボルト21を用い、このボルト21で締結する二つの
部材の一方にボルト挿通孔26と他方に上記雄ねじ軸2
2を螺合するねじ孔25を設け、上記ボルト挿通孔26
の内径とテーパ部24の頭部側大径端の外径を等しい径
に設定することで、ボルト21のねじ込みによる二つの
部材の締結時に、テーパ部24とボルト挿通孔26の嵌
合による求心作用でボルト挿通孔26とねじ孔25を同
軸心状にする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ボルトを用いた
二つの部材の締結方法、更に詳しくは、二つの部材の一
方にボルト挿通孔と他方にねじ孔を設け、ボルト挿通孔
からねじ孔に螺締したボルトで締結する方法において、
複数箇所をボルトで締結する場合の、各ボルト挿通孔と
ねじ孔の心合わせが簡単正確に行えるようにしたボルト
を用いた締結方法に関する。 【0002】 【従来の技術】ボルトを用いた二つの部材の締結対象と
して、鉄骨を用いた建物の軸組構造物を例示することが
でき、この軸組構造物の柱と梁材の結合や梁材相互の結
合がボルトを用いて行われることになる。 【0003】図2は、鉄骨を用いた建物の軸組構造物の
一例を示し、主要な軸組構成材としては、基礎1上に配
置して一階の床となる土台梁2、柱3、中間柱4、梁材
5、桁材等であり、これらは各種断面形状の型鋼材や角
パイプ等を用いて形成され、上記した軸組構成材におい
て、土台梁2と梁材5は連続した通し梁とし、柱3と中
間柱4は各階において下階の柱と上階の柱に梁材5を挟
んで上下に分断した別部材になっている。 【0004】上記土台梁2は、H型鋼を用い、基礎1に
埋設したアンカーボルトの締結によって該基礎1上に固
定され、この土台梁2上の必要な箇所に角パイプを用い
た1階の柱3と中間柱4を立設し、1階の柱3と中間柱
4の上に梁材5を水平に載置して枠状の配置に固定し、
該梁材5上に2階の柱3と中間柱4を立設してその上端
に梁材4を水平に載置固定し、最上階の梁材4上に屋根
組を設けることにより軸組構造物が構築される。 【0005】図3と図4は、柱3の上端と梁材5の締結
方法を例示し、角パイプを用いた柱3の上端に結合板6
を溶接によって固定し、この結合板6の四隅の位置にね
じ孔7を設ける。 【0006】また、梁材5はH型鋼を用い、結合板6上
に重ねるフランジ8に、結合板6上へ載置したとき各ね
じ孔7に一致する合計四個のボルト挿通孔9が設けられ
ている。 【0007】上記した四個のねじ孔7とボルト挿通孔9
は、位置を合わせることにより、同軸心の配置になるよ
う工場において精度よく加工されている。 【0008】上記のような柱3に梁材5をボルト10で
締結するには、柱3の上端に梁材5を載置し、各ねじ孔
7に対してボルト挿通孔9が直上になるよう梁材5の位
置を調整し、各ねじ孔7に対してボルト10をねじ込む
ことで、柱3の上端に梁材5を締結するものである。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、ねじ孔7は
ボルト10の雄ねじ軸が螺合する内径に設定され、ま
た、ボルト挿通孔9は、ボルト10の雄ねじ軸が通過で
きるように雄ねじ軸よりも大きい内径に設定されている
ため、複数の箇所をボルト10で締結する時に、最初に
締結するねじ孔7とボルト挿通孔9の心が合っていない
と、残りのねじ孔7にはボルト10のねじ込みが行えな
い事態が発生することになる。 【0010】即ち、四個のねじ孔7とボルト挿通孔9
は、いくら精度よく加工されていても、四個のねじ孔7
とボルト挿通孔9を同時に心合わせすることは極めて困
難であり、一つのねじ孔7とボルト挿通孔9の心合わせ
ができないと、他のねじ孔7とボルト挿通孔9の心が一
致しないことになる。 【0011】また、二つの孔の心合わせのために、一方
の孔から他方の孔にテーパ状のピンを打ち込み、結合せ
んとする二つの部材を相対的に移動させることで、心合
わせを行うことも考えられるが、このような方法をねじ
孔7とボルト挿通孔9によるボルト10での締結に用い
ると、ねじ孔7のねじ山を破損させることになり、ねじ
孔7にボルト10をねじ込む締結方法には、実際に利用
することができない。 【0012】そこで、この発明の課題は、ボルトをねじ
孔にねじ込むだけでねじ孔とボルト挿通孔の心合わせが
行え、同時に、複数箇所をボルトで締結する場合の各ね
じ孔とボルト挿通孔の心合わせが可能になるボルトを用
いた締結方法を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、雄ねじ軸と頭部の間に頭部側が
雄ねじ軸よりも大径となるテーパ部を設けたボルトを用
い、このボルトで締結する二つの部材の一方にボルト挿
通孔と他方に上記雄ねじ軸を螺合するねじ孔を設け、上
記ボルト挿通孔の内径とテーパ部の頭部側大径端の外径
を等しい径に設定し、ボルトのねじ込みによる二つの部
材の締結時に、テーパ部とボルト挿通孔の嵌合による求
心作用でボルト挿通孔とねじ孔を同軸心状にする構成を
採用したものである。 【0014】上記ボルトにおけるテーパ部は、軸方向の
長さがボルト挿通孔を設けた部材の厚み内に納まるよう
に設定され、例えば頭部側大径端の外径は、雄ねじ軸の
外径よりも2mm程度大径になっている。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。なお、締結する二つの部材につい
ては、図2乃至図4の柱3と梁材5を例示する。 【0016】図1のように、二つの部材を締結するこの
発明のボルト21は、雄ねじ軸22とその一端側に位置
する頭部23の間に頭部側が雄ねじ軸22よりも大径と
なるテーパ部24が設けられている。 【0017】締結せんとする二つの部材の一方となる柱
3の結合板6には、雄ねじ軸22を螺合するねじ孔25
が設けられ、同他方となる梁材5のフランジ8にはボル
ト挿通孔26が設けられている。 【0018】なお、ボルト21の大きさは、締結せんと
する二つの部材の条件に合わせて選べばよいが、ここ
で、上記結合板6の板厚が16mm、フランジ8の板厚
が8mmの場合に用いるボルト21の具体的に各部の寸
法を例示すると、雄ねじ軸22の外径D、即ち雄ねじの
山径は16mm、テーパ部24の頭部23側大径端の外
径dは18mmに設定され、テーパ部24の軸方向の長
さLはボルト挿通孔26を設けたフランジ8の厚み内に
納まるように7mmに設定されている。 【0019】また、フランジ8に設けたボルト挿通孔2
6の内径はテーパ部24の頭部23側大径端の外径dに
等しい18mmに設定されている。 【0020】次に、上記ボルト21を用いた締結方法を
説明する。 【0021】柱3の結合板6上に梁材5を載置し、各ね
じ孔25に対してボルト挿通孔26が直上になるよう梁
材5の位置を調整し、先ず、一つのボルト挿通孔26か
らねじ孔25に対してボルト21をねじ込む。 【0022】ボルト21のねじ込みにより、ボルト21
に設けたテーパ部24がフランジ8のボルト挿通孔26
に嵌合し、このテーパ部24の頭部側大径端の外径dと
ボルト挿通孔26の内径は同径に設定してあるので、ボ
ルト挿通孔26とねじ孔25の軸心が合っていないと、
テーパ部24とボルト挿通孔26の嵌合による求心作用
でフランジ8が移動し、テーパ部24の頭部側大径端と
ボルト挿通孔26の外端が嵌まり合った時点で、ボルト
挿通孔26とねじ孔25は同軸心状となる。 【0023】このように、ボルト21をねじ孔25にね
じ込むだけて、ボルト挿通孔26とねじ孔25は同軸心
状となり、複数のボルト締結箇所が有る場合、一つのボ
ルト挿通孔26とねじ孔25が同軸心状となれば、これ
が基準となり、他の位置のボルト挿通孔26とねじ孔2
5の心合わせが簡単に行えることになり、他の位置のね
じ孔25に対するボルト21のねじ込みが連続して行
え、各ねじ孔25に対してボルト21を締め付けること
により、二つの部材である柱3と梁材5を締結すること
ができる。 【0024】なお、締結せんとする二つの部材は、上記
柱3と梁材5だけでなく、一般的な構造材の結合に広く
採用することができるものである。 【0025】 【発明の効果】以上のように、この発明によると、雄ね
じ軸と頭部の間に頭部側が雄ねじ軸よりも大径となるテ
ーパ部を設けたボルトで締結する二つの部材の一方にボ
ルト挿通孔と他方に上記雄ねじ軸を螺合するねじ孔を設
け、上記ボルト挿通孔の内径とテーパ部の頭部側大径端
の外径を等しい径に設定したので、ボルトのねじ込みに
よる二つの部材の締結時に、テーパ部とボルト挿通孔の
嵌合による求心作用でボルト挿通孔とねじ孔を同軸心状
にすることができ、ボルトをねじ孔にねじ込むだけでね
じ孔とボルト挿通孔の心合わせが行え、同時に、複数箇
所をボルトで締結する場合の各ねじ孔とボルト挿通孔の
心合わせが簡単に可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明のボルトを用いた締結方法による締結
状態の縦断面図 【図2】この発明のボルトを用いた締結方法による締結
対象物である建物の軸組構造物を例示する正面図 【図3】同上におけるボルトによる締結部分の分解斜視
図 【図4】同上におけるボルトによる締結部分の締結状態
を示す側面図 【符号の説明】 1 基礎 2 土台梁 3 柱 4 中間柱 5 梁材 21 ボルト 22 雄ねじ軸 23 頭部 24 テーパ部 25 ねじ孔 26 ボルト挿通孔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 雄ねじ軸と頭部の間に頭部側が雄ねじ軸
    よりも大径となるテーパ部を設けたボルトを用い、この
    ボルトで締結する二つの部材の一方にボルト挿通孔と他
    方に上記雄ねじ軸を螺合するねじ孔を設け、上記ボルト
    挿通孔の内径とテーパ部の頭部側大径端の外径を等しい
    径に設定し、ボルトのねじ込みによる二つの部材の締結
    時に、テーパ部とボルト挿通孔の嵌合による求心作用で
    ボルト挿通孔とねじ孔を同軸心状にするボルトを用いた
    締結方法。
JP2001205765A 2001-07-06 2001-07-06 ボルトを用いた締結方法 Pending JP2003021124A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202004016119U1 (de) * 2004-10-18 2006-02-23 Fischerwerke Artur Fischer Gmbh & Co. Kg Montageschraube zur Befestigung von Beschlagteilen, insbesondere von Bandteilen an Hohlkammerprofilen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202004016119U1 (de) * 2004-10-18 2006-02-23 Fischerwerke Artur Fischer Gmbh & Co. Kg Montageschraube zur Befestigung von Beschlagteilen, insbesondere von Bandteilen an Hohlkammerprofilen

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