JP2003020696A - 貯水装置 - Google Patents

貯水装置

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JP2003020696A
JP2003020696A JP2001204229A JP2001204229A JP2003020696A JP 2003020696 A JP2003020696 A JP 2003020696A JP 2001204229 A JP2001204229 A JP 2001204229A JP 2001204229 A JP2001204229 A JP 2001204229A JP 2003020696 A JP2003020696 A JP 2003020696A
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Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
Kazushiro Hayashi
和志郎 林
Kozaburo Hayashi
宏三郎 林
Kanako Hayashi
加奈子 林
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅の上に降った雨水を貯留できる。 【解決手段】 住宅100の下に設けられた貯水槽3
は、構造体5と、この構造体5を覆う遮水性シート97
とを備え、構造体5は、複数の本体7と、本体7同士を
上下方向に連結するジョイント80と、本体7同士を水
平方向に連結するコーナージョイントとを有し、本体7
はポリプロピレンで形成されるとともに、基盤9および
基盤9の一方の側から延在させた脚21が設けられ、本
体7は脚21の先端が同じ向きに向くように配置され、
ジョイント48は板状に形成され本体の基盤9の他方の
側と脚先端27との間に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水を溜める貯水
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に雨が平均的に降る平常時において
は、雨水は道路などの側溝を流れ、水路や河川に流れ込
むが、その水量は比較的小さく水路や河川の容量には余
裕がある。しかし、社会の発展とともに人口、住宅など
の過密化が進行した地域において、一旦大雨が降ると、
その雨水のほとんどが地中に浸透せずに水路や河川に流
れ込む。
【0003】このような場合、水路や河川に流れ込んだ
水は水路や河川から溢れることになりかねない。このた
め、都市地域を流れる水路や河川においては、事前に十
分な配慮をしておくことが必要である。また、雨水を資
源の一つと考えれば、折角降った雨水を有益に利用しな
いままに下流に流してしまうことは損失である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、各所に雨水を
貯留する施設を設けることが考えられる。しかし、過密
化した地域において、その施設を設ける場所を確保する
ことは困難になっている。また、雨水を貯留する施設を
設ける場合、コンクリートを打設するための仮枠工事や
その他の付帯工事を必要とし工事が大掛かりになるとと
もに施工に時間がかかる。その上、施工に熟練を要する
ので施工には十分な配慮が必要であり、慎重な計画と検
討を要する。
【0005】本発明は、雨水を貯留できることを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、貯水槽を備え、この貯水槽は構築物の下
に設けられてなることを特徴とする。このようにするこ
とにより、構築物の上に降った雨や構築物の周囲に降っ
た雨あるいは他の場所に降った雨は、構築物の下に設け
られた貯水装置に溜められる。したがって、構築物の上
や周囲、その他の場所に降った雨水が一度に下水や側溝
を流れて水路や河川に流れ、これらから溢れることがな
くなる。また、貯水装置に溜められた水は、生活用水、
地震や消火などの緊急用水、その他に使用できる。さら
に、空調用の熱源としても利用できる。
【0007】さらに、前記貯水槽は、構造体と、この構
造体を覆う遮水性部材とを備え、構造体は複数の構造部
材を3次元的に連結して形成され、構造部材は、基盤お
よび該基盤の一方の側から延在させた脚が設けられ、構
造体は脚によって内部に空間が形成されると良い。この
ようにすると、構造部材は3次元的に連結される。この
とき構造部材の脚は構造体の内部に空間を形成する。構
造体は遮水性部材で覆われるので脚によって形成される
空間に水を貯留することができる。
【0008】また、貯水槽は、構造体と、この構造体を
覆う遮水性部材とを備え、構造体は複数の構造部材と、
これら構造部材同士を一方向に連結する継手部材と、構
造部材同士を一方向と直交する方向に連結する別の継手
部材とを有し、構造部材は、基盤および基盤の一方の側
から延在させた脚が設けられ、構造体は構造部材の脚に
よって内部に空間が形成されると良い。このようにする
と、構造部材は継手部材および別の継手部材によって3
次元的に連結される。このとき構造部材の脚は構造体の
内部に空間を形成する。構造体は遮水性部材で覆われる
ので脚によって形成される空間に水を貯留することがで
きる。
【0009】さらに、構造部材はこの脚の先端が同じ向
きに向くように配置され、継手部材は板状に形成され構
造部材の基盤の他方の側と脚先端との間に設けられると
良い。こうすると、継手部材は基盤の他方の側と脚先端
との間に設けられたときに、構造部材の基盤の他方の側
の形状と構造部材の脚先端の形状とが直接的に適合しな
い形状であっても、この継手部材の一方の側の形状が構
造部材の基盤の他方の側の形状に適合し、この継手部材
の他方の側の形状が構造部材の脚先端の形状に適合する
ように形成されるので、同じ向きに位置させた二つの構
造部材は連結される。さらに、継手部材は、板状に形成
されるので、一方向の振動のエネルギーは板の撓み弾性
変形により吸収される。
【0010】次に本発明を構成する要件についてさらに
説明する。本発明における貯水槽は構築物の下に設けら
れるが、この際の構築物は住宅、ビル、その他の建物、
建造物、その他の構築物を含むものである。さらに、貯
水槽は、たとえばコンクリートや金属などで形成された
ものでも良いが、構造部材を3次元的に連結した構造体
と、この構造体の外側を覆った遮水性部材とを備えたも
のでも良い。本発明の貯水槽は、構造体を形成する構造
部材が軽量材料で形成されることにより軟弱地盤にも設
けられる。遮水性部材は、合成ゴムなどの軟質合成樹脂
で形成されたシート、硬質合成樹脂で形成された樹脂部
材、金属部材、無機材料で形成された部材などを使用で
きる。
【0011】構造部材の形状は、基盤と脚とを有するも
のであれば特に限定されないが、矩形状の基盤と、この
基盤の一方の側から突出させた中空截頭円錐状の脚とが
設けられると良い。中空截頭円錐状の脚は、筒状に形成
され、この脚の基盤側の大きさが先端側の大きさより大
きく形成される。このように形成された構造部材は、基
盤の四隅および脚の先端に構造部材同士を連結する連結
部を設けることにより2次元的または3次元的に整列し
た構造体を形成できる。
【0012】さらに、中空截頭円錐状の脚はどの方向に
対しても同じ強度を有するので、使用の際の方向性がな
い。さらに、重ねることもできるので輸送効率を向上さ
せることができる。また、構造部材の脚が筒状に形成さ
れる場合、この筒状の脚の内側に生コンクリートなどの
硬化性充填材を入れることもできる。こうすると充填材
が筒状の脚の内側で硬化し、耐圧強度を向上させ構造体
の耐荷重性を向上させることができる。
【0013】少なくとも構造部材は、軽量材料で形成さ
れると良い。軽量材料としてはポリプロピレンなどの合
成樹脂、軽量無機材料、合成樹脂または軽量コンクリー
トなどの無機材料の発泡材料、アルミニウム合金などの
軽金属、あるいはこれらの複合材料などである。構造部
材が軽量材料で形成されるので、一つ当たりの部材は軽
量である。部材一つ当りの重量が小さいので、輸送、運
搬、施工などが容易となり、かつ部材の組み立てが容易
となる。また、構造体は、複数の軽量部材を連結して組
み立てられるので短期間に組み立てられる。
【0014】継手部材は、板状で構造部材を一方向に連
結できるものであれば特に限定されない。たとえば構造
部材の基盤の他方の側と脚の先端とを連結できる形状、
構造部材の基盤と基盤とを連結できる形状、構造部材の
脚と脚とを連結できる形状などである。また、この継手
部材を使用して構造部材を同じ向きに連結する場合、そ
の向きは、たとえば構造部材の脚先端を上方向に向けて
も良いし、脚先端を下方向に向けても良い。さらに、継
手部材は板状に形成され、かつリブで補強された構造で
も良い。
【0015】別の継手部材は、構造部材同士を一方向と
直交する方向に連結できるものであれば特に限定されな
い。たとえば構造部材が矩形の基盤を有し、この基盤の
隅同士を連結できるものとすることもできる。
【0016】また、本発明の貯水装置は、構造部材を3
次元的に連結して形成される構造体を備えることによ
り、構築物自体で発生する振動は構築物の周囲にある構
築物または施設などに伝達することが低減され、この構
造体により免震または制震される(振動のエネルギーが
低減される)。同様に、構築物の周囲からこの構築物に
伝達される振動は、構造体で免震または制震される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る貯水装置の実
施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1
〜9において、同一または同等の構造、作用部分には同
一符号を付けて示す。
【0018】図1は、本発明に係る貯水装置の一実施形
態を示す断面図である。図2は、図1のI−I線断面図で
ある。貯水装置1は、構造体5を利用したもので住宅
(構築物)100の下に設けられ、住宅の屋根101や
住宅の周囲に降った雨水を貯留することができる。すな
わち、貯水装置1は、コンクリート盤または砕石などの
基礎92と、基礎92の上に遮水性シート(遮水性部
材)97および保護用シート98を介して設けられた構
造体5とを備える。さらに、貯水装置1は、構造体5の
上に一部遮水性シート97および保護用シート98を介
して設けられたコンクリート層93を備える。コンクリ
ート層93および保護用シート98と地盤89との間
は、埋め戻し材94が埋め戻される。
【0019】基礎92は、地盤89を掘削して凹みを形
成し、この凹みの底に生コンクリートを打設したもの、
あるいは砕石を設けたものである。生コンクリートを打
設する前に鉄筋を設けておくと良い。基礎92の厚さ
は、この上に設ける構造体5、コンクリート層93およ
び住宅100などの重量によって決める。また、基礎9
2として砕石、たとえば砕石C40−0やクラッシャラ
ン7号を設ける場合もある。
【0020】遮水性シート97および保護用シート98
は、構造体の上面の周囲、周囲側面、および下面外側を
覆う。遮水性シート97の材質は、たとえば塩ビPVC
などの合成樹脂シートを使用する。保護用シート98の
材質は、たとえばポリエステル単繊維などの合成樹脂長
繊維不織布を使用する。コンクリート層93は、構造体
5にかかる荷重を平均化するもので鉄筋を入れる方が好
ましい。コンクリート層93の厚さは、住宅100の重
量によって決める。埋め戻し材94は、砕石であるが、
砂その他のものまたはこれらの混合物を利用する場合も
ある。
【0021】構造体5は、複数の本体(構造部材)7
と、本体7同士を上下方向または垂直方向(一方向)6
0に連結するジョイント(継手部材)80と、最上段に
位置する本体7の上に連結されるセンターステージ33
とを備える。さらに、本体7同士を水平方向(上下方向
と直交する方向で巾方向61および長さ方向62)に連
結するコーナージョイント(別の継手部材)48(図7
に表示)と、最外側の本体7に設けられ構造体の側面を
形成する側部材67とを備える。
【0022】構造体5は、本体7を上下方向60に5
段、巾方向61に6列、長さ方向62(図2に表示)に
8列設けたものである。さらに、本体7、センターステ
ージ33、ジョイント80および図示していないコーナ
ージョイント48は、軽量材料であるポリプロピレンで
形成される。ポリプロピレンは、耐腐食性、耐荷重性、
振動に対する耐久性などを有するものである。
【0023】図3は、上下関係にある本体7をジョイン
ト80で連結した断面図である。上下関係にある本体7
は、本体7を同じ向き、すなわち脚の先端27を上に向
けて位置させ、本体の基盤9の他方の側11と脚の先端
27との間にジョイント80を介在させて本体7同士を
連結したものである。
【0024】図4は、本体7を示し、(A)は平面図、
(B)は(A)のII−II線断面図である。本体7は、盤
状の基盤9およびこの基盤の一方の側10から延在させ
た脚21を有する。基盤9は、図4(A)の平面図に示
すように、正方形で、四隅に連結部15が設けられる。
因みに、二つの本体基盤の連結部15同士の間にはコー
ナージョイント48(図7)を介在させて本体7同士を
連結する。
【0025】さらに、基盤9は正方形の板12の縁に沿
って周辺縁13を有する。周辺縁13同士の間や周辺縁
13と脚21との間には補強用のリブ18が格子状また
は斜め状に設けられる。連結部15は、図示していない
同形状、同寸法の本体7に連結される。各連結部15
は、板の面12aから窪ませた矩形の窪み15aに二つ
の連結孔16が設けられる。
【0026】さらに、基盤9には後述の側部材67(図
8)を固定するためのリブ18aが設けられる。また、
基盤9は一方の側10と他方の側11とを通じさせる図
示していない孔を有すると良い。孔の大きさは構造体5
の使用目的、用途によって適宜の大きさとする。構造体
5の内部に水を貯留したときに、この水がこの孔を通し
て上下、左右方向に移動することができる。
【0027】脚21は、基盤9の中心に一つ設けられ
る。その形状は、截頭円錐筒状に形成され、基盤9側の
大きさが先端27側の大きさより大きく形成される。基
盤の板の面12aには円形の開口20が形成される。ま
た、脚21の先端27の環状部には先に述べたジョイン
ト80と連結するための孔29が八つ同一円周上に等ピ
ッチで設けられる。また、先端27には円形の開口30
が形成される。
【0028】図5は、ジョイント80を示し、(A)は
平面図、(B)は(A)のIII−III線断面図である。ジ
ョイント80は、板状で円形の板81の一方の面側に突
起83、他方の面側に突起84を設けたものである。四
つの突起83は、本体の基盤9に設けた四つの孔19
(図4に表示)に挿入され、二つの突起84は、本体の
脚先端27に設けた八つの孔29のうち、対向する二つ
の孔29(図4に表示)に挿入される。また、板81に
は筒状のリブ82a〜82eが設けられ板を補強する。
【0029】図6は、センターステージ33を示し、
(A)は平面図、(B)は(A)のIV−IV線断面図であ
る。センターステージ33は、図1に示した構造体5の
最上段に位置する本体脚の先端27に載せられ連結され
る。さらに、センターステージ33は盤状に形成され、
本体基盤9の周辺縁13と略同じ大きさの周辺縁39を
備える。すなわち、周辺縁39は、矩形状の板35の周
囲に形成される。
【0030】さらに、センターステージ33は、矩形状
の板35の中心位置両面に各々一つ設けられた環状連結
部43と、この環状連結部43の外側に両面各々四つ設
けられた別の環状連結部45とを有する。環状連結部4
3には、本体脚21の先端に設けられた孔29(図4)
に挿入される突起44a、44bが設けられる。環状連
結部45には、四つの脚を有する別の本体を連結すると
きに用いられ、同じく突起46a、46bが設けられ
る。
【0031】板35の両面の環状連結部43、環状連結
部45および周辺縁39の間にはリブ41が格子状また
は斜め状に設けられる。また、板35には側部材67
(図8)を固定するためのリブ41aが設けられる。板
35の四隅には連結部36が形成される。各連結部36
は、連結用の連結孔37を二つ有する。
【0032】図7は、コーナージョイント48を示し、
(A)は平面図、(B)は(A)のV−V線断面図であ
る。コーナージョイント48は、板50の一方の側に四
つの突部56を有する。突部56は、板50の中心に対
して対称に設けられ、本体基盤の連結部15(図4)や
センターステージの連結部36(図6)同士を連結す
る。コーナージョイントの突部56が本体7やセンター
ステージ33の連結部15、36に連結されるときには
弾性的に突部56が他方の側に撓んで連結部の連結孔1
6、37に挿入される。さらに、板50は、縁リブ5
2、リブ54および八つの孔57を有する。縁リブ52
およびリブ54は、板50に所定の剛性を与える。孔5
7は材料節約と軽量化のために設けられる。
【0033】図8は、側部材67を示し、(A)は正面
図、(B)は右側面図である。側部材67は、図示して
いない構造体5の最外側に位置する本体7に固定され、
構造体の側面を形成する(図1に表示)。側部材67
は、矩形状の板69と、板69の縁に設けられた縁枠7
1と、縁枠71間に格子状に設けられた補強リブ73と
を有する。さらに、側部材67は、その一端74と他端
75に二つ1組に形成された突起76を2組ずつ有す
る。突起76の間の間隙77には、本体の基盤9に設け
られたリブ18aおよびセンターステージ33に設けら
れたリブ41aが挿入され固定される。突起76の形状
は特に限定されないが、立方体状、リブ状などである。
【0034】以上の構造を有する本実施形態の貯水装置
1は、次のように作用する。すなわち、図1において、
住宅100の上に降った雨は直ちに住宅100の下に設
けられた貯水装置1に溜められる。したがって、降雨時
に住宅100の上に降った雨水が一度に下水や側溝を流
れて溢れさせることがなくなる。また、貯水装置1に溜
められた水は、生活用水、地震や消火などの緊急用水、
その他に使用できる。さらに、住宅内空調用の熱源とし
ても利用できる。
【0035】さらに、本体7はジョイント80および図
示していないコーナージョイント48によって3次元的
に連結される。このとき本体の脚21は構造体5の内部
に空間88を形成する。構造体5は遮水性シート97で
覆われるので脚21によって形成される空間88に雨水
を貯留することができる。
【0036】さらに、ジョイント80は板状に形成され
る(図3の板81)ので、地震などによる上下方向の振
動に対して板81は撓み、弾性変形し、上下方向60に
おける振動エネルギーは吸収される。そして、構造体5
は本体7が多段に積み重ねられるので、上下方向60に
おける振動エネルギーは各ジョイント80の板81で吸
収される。
【0037】さらに、本体7やジョイント80あるいは
コーナージョイント48は、弾性変形可能な材料で形成
することにより、振動の水平方向(巾方向61および長
さ方向62)の振動エネルギーは、脚21およびジョイ
ント80の弾性変形、あるいはコーナージョイント48
の弾性変形などによって吸収される。本体7は巾方向6
1および長さ方向62に連結されるので、列ごとに振動
の水平方向エネルギーは吸収される。結局、地震などに
よって加わる振動エネルギーの垂直方向成分および水平
方向成分は吸収され、貯水装置の上に位置する住宅10
0は免震される。
【0038】また、地中に埋設された構造体5は、その
外側面に埋め戻し材94による土圧を受ける。側部材6
7はこの埋め戻し材94からの土圧を支え、遮水性シー
ト97および保護用シート98を平面で受けて破れなど
の破損を防止する。また、側部材67は、構造体5が地
下に設けられる場合、土砂などが構造体5の内部に侵入
することを防止する。
【0039】次に、図3に示すように、本体の基盤の他
方の側11の形状と本体の脚先端27の形状とが直接的
に連結できない形状であっても、基盤の他方の側11と
脚先端27との間にジョイント80を設けることによ
り、このジョイントの一方の側85の形状が本体の基盤
9の他方の側11の形状に適合し連結できる。さらに、
ジョイントの他方の側86の形状が本体の脚先端27の
形状に適合し連結できる。したがって、同じ向きに位置
させた二つの本体7は連結される。
【0040】また、本体7は、中空截頭円錐状の脚21
を有するので、軽量であり、かつ剛性もあるので耐荷重
性に優れる。さらに、脚21のどの方向の強度も略同じ
にすることができる。そして、脚21は中空截頭円錐状
であるので重ねることができ輸送効率を向上させること
ができる。
【0041】さらに、本体の筒状の脚21の内側31に
充填材を充填することもできる。ここで、充填材は充填
するときは流動性があり、充填後時間の経過とともに硬
化する材料で、たとえば生コンクリートである。充填材
を脚の内側31に充填することにより本体7の耐荷重性
を大きくできる。充填材の充填方法としては、予め本体
脚21内に充填材を充填して硬化させた本体を準備し、
これを連結して構造体5を形成しても良い。また、本体
7を1段組み上げる毎に、または数段組み上げる毎に一
番上に位置する本体脚21の開口30から、あるいは構
造体5の全段を組み上げた後に最上段に位置する本体脚
21の開口30から充填材を充填しても良い。
【0042】図9は、上下関係にある別の本体8をジョ
イント80で連結した断面図である。図3に示した本体
7と同じように、本体8を同じ向きに位置させ、本体の
基盤9の他方の側11と脚の先端27との間にジョイン
ト80を介在させて本体8同士を連結したものである。
本体8は、盤状の基盤9およびこの基盤9の一方の側1
0から突出させた脚21を有する。基盤9は、図3に示
した本体7の基盤と同じ形状である。
【0043】脚21は、基盤9の中心に一つ設けられ、
その先端27に向かって漸次径が縮小した筒状の截頭円
錐状である。さらに、脚21は、外筒23と内筒25と
を有し、外筒23と内筒25とは先端27の環状部で接
続され、外筒23から内筒25に折り返えされた形状を
している。基盤の板の面12aには外筒23と内筒25
との間に環状の開口が形成される。また、脚21の先端
27の環状部には先に述べたジョイント80やセンター
ステージ33を連結するための孔29が八つ同一円周上
に等ピッチで設けられる。先端27には円形の開口30
が形成される。
【0044】このような構造をとることにより、上下方
向の荷重を内筒25で受けることができ、上下方向の振
動エネルギーを吸収し易くなる。図9に示した本体8を
用いた構造体のその他の部分の構造と作用は、図1に示
したものと同じであるので、その説明を省略する。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、雨水を貯留することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯水装置の一実施形態を示す断面
図である。
【図2】図1のI−I線断面図である。
【図3】上下関係にある本体をジョイントで連結した断
面図である。
【図4】本体を示し、(A)は平面図、(B)は(A)
のII−II線断面図である。
【図5】ジョイントを示し、(A)は平面図、(B)は
(A)のIII−III線断面図である。
【図6】センターステージを示し、(A)は平面図、
(B)は(A)のIV−IV線断面図である。
【図7】コーナージョイントを示し、(A)は平面図、
(B)は(A)のV−V線断面図である。
【図8】側部材を示し、(A)は正面図、(B)は右側
面図である。
【図9】上下関係にある別の本体をジョイントで連結し
た断面図である。
【符号の説明】 1 貯水装置 3 貯水槽 5 構造体 7 本体(構造部材) 9 基盤 10 一方の側 11 他方の側 21 脚 27 先端 48 コーナージョイント(別の継手部材) 60 上下方向または垂直方向(一方向) 61 巾方向(一方向と直交する方向) 80 ジョイント(継手部材) 88 空間 97 遮水性シート(遮水性部材) 100 住宅(構築物)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水槽を備え、該貯水槽は構築物の下に
    設けられてなる貯水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記貯水槽は、構造
    体と、該構造体を覆う遮水性部材とを備え、前記構造体
    は複数の構造部材を3次元的に連結して形成され、前記
    構造部材は、基盤および該基盤の一方の側から延在させ
    た脚が設けられ、前記構造体は該脚によって内部に空間
    が形成されてなる貯水装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記貯水槽は、構造
    体と、該構造体を覆う遮水性部材とを備え、前記構造体
    は複数の構造部材と、該構造部材同士を一方向に連結す
    る継手部材と、前記構造部材同士を前記一方向と直交す
    る方向に連結する別の継手部材とを有し、前記構造部材
    は、基盤および該基盤の一方の側から延在させた脚が設
    けられ、前記構造体は該脚によって内部に空間が形成さ
    れてなる貯水装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記構造部材は該構
    造部材の脚の先端が同じ向きに向くように配置され、前
    記継手部材は板状に形成され前記構造部材の基盤の他方
    の側と前記脚先端との間に設けられてなる貯水装置。
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